JP2001016730A - 電線検査装置 - Google Patents

電線検査装置

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JP2001016730A
JP2001016730A JP18002899A JP18002899A JP2001016730A JP 2001016730 A JP2001016730 A JP 2001016730A JP 18002899 A JP18002899 A JP 18002899A JP 18002899 A JP18002899 A JP 18002899A JP 2001016730 A JP2001016730 A JP 2001016730A
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雅之 武石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電線に容易に装着でき、電線の断線および錆の
有無を、ともに非破壊検査で同時に検知する電線検査装
置を提供する。 【解決手段】電線検査装置1は、電線2に装着する検査
装置本体3、電線2の断線の有無を検知する断線検知装
置4、電線2の錆の発生の有無を検知する錆検知装置5
などを備える。本体3は、電線2の径方向に沿って開か
れて電線2に装着された後、電線2の全周を囲むように
閉じられる。検知装置4および検知装置5を、互いに干
渉し合わないように電線2の長手方向に沿って互いに位
置をずらして、電線2の全周を囲むように本体3に取り
付ける。検知装置4が有する複数の検知素子としてのホ
ール素子21は、電線2の表面に弾性的に押し付けられ
る。よって、検査装置1は、本体3を電線2にその全周
にわたって容易に装着できるとともに、両検知装置4,
5で電線2の断線および錆を同時に検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、架空され
ている活線状態の電線を非破壊検査する電線検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】架空されている活線状態の電線を、その
使用を中断することなく、電線の外部から非破壊検査で
きる、電線検査装置として、例えば、実開平3−113
14号公報、特公平4−39622号公報、および特公
平7−36656号公報などが知られている。これらの
電線検査装置は、電線の内部における応力腐食などによ
る断線の有無、もしくは錆の発生の有無のいずれか一方
のみを検知するための単一の検査目的のコイル形センサ
を、どちらか1つ備えている。これらの電線検査装置
は、架空されている活線状態の電線にその外部から取り
付けるとともに、電線の長手方向に沿って移動させつつ
非破壊検査を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、架空されている
活線状態の電線を、その外部から非破壊検査することに
より、電線の内部における応力腐食などによる断線の有
無、および錆の発生の有無を、迅速かつ円滑に、また電
線を構成している素線ごとに検知して、電線全体の断線
事故などを未然に防ぐことが要求されつつある。ところ
が、前述した電線検査装置による非破壊検査では、それ
らのうちの1つの電線検査装置による1回の検査につ
き、電線の内部における断線している箇所、もしくは錆
が発生している箇所のどちらか一方しか検知できない。
このため、異なる検査目的のコイル形センサを有する電
線検査装置を、順次使い分けて検査作業をする必要があ
る。
【0004】また、前述した特公平7−36656号公
報の発明の電線検査装置は、電線検査装置がその進行方
向の前方にある電線の表面上の障害物と接触したときに
は、検査作業を一時中断し、一旦電線から電線検査装置
を取り外してその障害物を除け、再び電線に電線検査装
置を装着した後、検査作業を開始するという作業を行な
わなければならないおそれがある。
【0005】よって、本発明が解決しようとする課題
は、架空されている活線状態の電線に容易に装着でき
て、電線の断線の有無および錆の発生の有無を、同時に
検知できる電線検査装置を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る電線検査装置は、架空されている活線
状態の電線にその外側から装着するとともに、前記電線
の長手方向に沿って移動させつつ前記電線を非破壊検査
により検査する電線検査装置であって、前記電線をその
周方向に沿って囲むように前記電線に対して着脱可能に
装着される複数の開閉可能な分割本体部を有し、かつ前
記電線に装着された際に、筒形をなす検査装置本体と、
前記各分割本体部にその内周面に露出して取り付けられ
て、前記検査装置本体が前記電線に装着された際に、前
記電線をその周方向に沿って囲むように配置されて、前
記電線の断線の有無を検知する断線検知装置と、この断
線検知装置とは前記電線の長手方向に位置をずらして、
前記各分割本体部にその内周面に露出して取り付けられ
るとともに、前記検査装置本体が前記電線に装着された
際に、前記電線をその周方向に沿って囲むように配置さ
れて、前記電線の錆の有無を検知する錆検知装置とを具
備することを特徴とするものである。
【0007】また、本発明を実施するにあたり、前記断
線検知装置が、前記電線の径方向に移動可能であって、
前記電線の表面に当接する複数の検知素子と、前記各分
割本体部において前記各検知素子を前記電線に向けて押
圧する弾性体製の検知素子付勢体とを有している構成と
するとよい。
【0008】さらに、本発明を実施するにあたり、前記
検査装置本体の進行方向前側に位置する各分割本体部の
端部には、この端部が前記電線上の障害物と接触したと
きに、前記各分割本体部をその閉じ力に抗して前記検査
装置本体を開かせる力を前記各分割本体部に与えて、前
記障害物の通過を許すテーパ状面を設けた構成とすると
よい。
【0009】しかも、本発明を実施するにあたり、前記
各分割本体部の接合縁部に、これら接合縁部が互いに合
わさったときに、互いに引き付け合う磁石を取り付けた
構成とするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
電線検査装置1を、図1〜図5に基づいて説明する。
【0011】本発明の電線検査装置1は、架空されてい
る活線状態の電線2にその外部から着脱可能に装着する
検査装置本体3、この検査装置本体3に取り付けられ
て、電線2の断線の有無を検知する断線検知装置4、お
よび同じく検査装置本体3に取り付けられて、電線2の
錆の発生の有無を検知する錆検知装置5などを備えてい
る。
【0012】検査装置本体3は、図1、図2、および図
5に示すように、その内径が電線2の直径よりも僅かに
大きく設定されている略円筒形に形成されているととも
に、複数、例えば、一対のヒンジ部材9,10を有して
いる。これらのヒンジ部材9,10以外の筒状部分は、
図4に示すように、検査装置本体3が装着される電線2
の径方向に沿って互いに2つに分割可能な、したがって
半割り円筒形の第1分割本体部3aと、第2分割本体部
3bとから構成されている。
【0013】第1分割本体部3aと、第2分割本体部3
bとは、図1に示すように、互いに2箇所の分割面6で
接合されて略円筒形をなす。第1分割本体部3aの外周
面上には、第1ヒンジ部材9が一体に設けられ、第2分
割本体部3bの外周面上にも、第2ヒンジ部材10が一
体に設けられている。これら両ヒンジ部材9,10は、
本体開閉支点用の枢軸8によって、互いに回動可能に連
結されている。また、第1ヒンジ部材9には、第1本体
開閉用リンク部材11の一端が枢着され、この第1本体
開閉用リンク部材11の他端は本体開閉駆動軸12に枢
軸12aを介して枢着されている。同様に、第2ヒンジ
部材10には、第2本体開閉用リンク部材13の一端が
枢着され、この第2本体開閉用リンク部材13の他端は
本体開閉駆動軸12に枢軸12aを介して枢着されてい
る。これらの部材を備える本体開閉機構は、図示しない
が両リンク部材11,12を閉じ方向に付勢するスプリ
ングを有している。
【0014】本体開閉駆動軸12を、図1中矢印Xで示
すように、検査装置本体3の径方向に沿って検査装置本
体3から遠ざける向きに動かすと、本体開閉支点用枢軸
8を回動中心として、分割面6が互いに離れるように検
査装置本体3は、図1中破線矢印Xaで示す向きに回動
して、第1分割本体部3aと第2分割本体部3bとに2
分割するように開く。これとは逆に、本体開閉駆動軸1
2を、図1中矢印Yで示すように、検査装置本体3の径
方向に沿って検査装置本体3に近づける向きに動かす
と、本体開閉支点用枢軸8を回動中心として、かつ離れ
ている分割面6が互いに接合するように、開いている第
1分割本体部3aと第2分割本体部3bとは、図1中破
線矢印Yaで示す向きに回動して閉じ、ともに接合して
略円筒形状の検査装置本体3をなす。なお、第1分割本
体部3aと第2分割本体部3bとが合体した閉じ状態
は、本体開閉機構が有する図示しないスプリングの力で
保持されるようになっている。
【0015】検査装置本体3の電線の長手方向に沿った
両端部には、図2および図5に示すように、電線2の非
破壊検査の作業中に、電線検査装置1が電線2上のスリ
ーブや水抜きなどの障害物14と接触しても、電線2の
非破壊検査の作業を続行することができるようにするた
めの第1障害物回避手段としての障害物除き部材15が
設けられている。この障害物除き部材15は、検査装置
本体3が有している2箇所の分割面6うち、本体開閉支
点用枢軸8が設けられている側とは反対側に、その分割
面6に連続して設けられている。詳しく説明すると、障
害物除き部材15は、図5に示すように、前記分割面6
に対して段差を設けることなく、連続して斜めに張り出
されている。そして、前記分割面6の両側に位置してい
る障害物除き部材15同士は、電線の長手方向に沿った
それらの先端から、分割面16に向かって互いの間隔が
狭くなるように、相対向して形成されている。したがっ
て、本実施形態においては、対向している障害物除き部
材15の対向する面同士でV字形をなすように、それぞ
れの障害物除き部材15は傾斜が形成されたテーパ状面
15aを有している。
【0016】電線検査装置1がその進行方向の前方にあ
る電線2上の障害物14と接触するのに先だって、障害
物14が障害物除き部材15同士が形成するV字形の空
間に進入するように、地上からの遠隔操作などにより、
電線検査装置1の姿勢を調整する。その後、電線検査装
置1を電線2の長手方向に沿って前進させる。障害物1
4は、これに対向する障害物除き部材15のテーパ状面
15aに沿って分割面6に誘導される。この過程で、障
害物14と障害物除き部材15とが互いに押し合うこと
によって、少なくとも一方の分割面6は開く力を受ける
ので、前記スプリングの閉じ力に抗して開かれる。これ
によって、第1分割本体部3aおよび第2分割本体部3
bのそれぞれの分割面6が開かれて、これら分割面6同
士の間を障害物14が通過する。障害物14が両分割面
6間を通過すると、互いに離れている第1分割本体部3
aと第2分割本体部3bとは、本体開閉駆動軸12の前
記スプリングによって押圧されて再び合体するように閉
じる。よって、障害物除き部材15を有している電線検
査装置1は、電線2上にある障害物14を通過して電線
2の非破壊検査の作業を連続して行なうことができる。
【0017】また、検査装置本体3の内周面17には、
図2および図5に示すように、電線2の長手方向に沿っ
た検査装置本体3の両端に設けられているそれぞれの開
口部18の付近に、第2障害物回避手段としてのテーパ
面19が形成されている。これらのテーパ面19は、検
査装置本体3の内側に格納される電線2との間隔が、検
査装置本体3の中間部分から、2つの開口部18のそれ
ぞれに向かうにしたがって、次第に広がるように形成さ
れている。
【0018】このようなテーパ面19が形成されている
開口部18を有する検査装置本体3によれば、電線2上
の障害物14が、電線2の直径と検査装置本体3の内径
との間隔以下の大きさの場合、電線検査装置1の進行方
向の前方側の開口部18から検査装置本体3の内部に、
障害物14を、容易に、かつ円滑に取り込むことができ
る。それとともに、検査装置本体3の内部に取り込んだ
障害物14を、前記間隔に通過させて電線検査装置1の
進行方向の後方側の開口部18から検査装置本体3の外
部に、障害物14を容易に、かつ円滑に導き出すことが
できる。また、この場合、前述したように障害物除き部
材15間による障害物回避動作とは異なり、電線検査装
置1の姿勢を調整する必要はない。
【0019】第1分割本体部3aおよび第2分割本体部
3bのそれぞれの、前述した障害物除き部材15が設け
られている側の分割面6を有する接合縁部7には、互い
に引力を及ぼし合う吸着手段としてのピン形の磁石20
が取り付けられている。第1分割本体部3aに取り付け
られている磁石20aは、分割面6から凹まされて取り
付けられている。また、第2分割本体部3bに取り付け
られている磁石20bは、磁石20aが分割面6から凹
んでいる深さだけ、分割面6から突出して取り付けられ
ている。それとともに、磁石20aおよび磁石20b
は、互いに対向する位置に取り付けられている。
【0020】前述のように両分割面6のそれぞれに磁石
20aおよび磁石20bを取り付けることによって、第
1分割本体部3aと第2分割本体部3bとが合体してい
るときには、磁石20aおよび磁石20bの吸着によ
り、第1分割本体部3aおよび第2分割本体部3bの合
体(閉じ)状態を積極的に保持できる。また、このと
き、磁石20aの取り付け穴に磁石20bが嵌合するの
で、電線検査装置1の電線2への装着を確実に行なうこ
とができるとともに、第1分割本体部3aと第2分割本
体部3bとを、互いに電線2の長手方向にずれることな
く、正確に位置合わせをして合体させることができる。
ひいては、後述する断線検知装置4および錆検知装置5
による電線2の非破壊検査の作業を、円滑に、かつ高い
精度で行なうことができる。
【0021】なお、検査装置本体3および磁石20を除
く検査装置本体3の各構成部品は、後述する断線検知装
置4および錆検知装置5の検知精度を低下させないよう
に、非磁性材料で作られることが好ましい。また、磁石
20は、断線検知装置4および錆検知装置5のそれぞれ
と互いに干渉し合わない位置に取り付けられることが好
ましい。そのために、本実施形態においては、開口部1
8の端部付近に取り付けている。
【0022】断線検知装置4は、図1〜図5に示すよう
に、検査装置本体3の両端部に設けられている2つの開
口部18のうちの、一方の開口部18の付近に、検査装
置本体3の周方向に沿って、かつ検査装置本体3の径方
向に沿って分割可能に取り付けられている。この断線検
知装置4は、図4および図5に示すように、電線2の表
面と互いに当接し合う検知素子21を遇数個、例えば、
12個有している。これらの検知素子21には、例え
ば、電線2に流れる電流が作る磁界の変化を、ホール効
果により検知することによって、電線2の内部の断線を
検知するホール素子を用いることが好ましい。
【0023】それとともに、この断線検知装置4は、図
4および図5中実線矢印で示すように、検査装置本体3
の中心から放射方向に沿って摺動可能な検知素子支持体
22を12個有している。これら12個の検知素子支持
体22は、6個ずつに分けられて、第1分割本体部3a
および第2分割本体部3bのそれぞれに分配されて、そ
れらの周方向に沿って互いに略等間隔に取り付けられて
いる。これら12個の検知素子支持体22のそれぞれ
は、検査装置本体3の外周面7と内周面17と貫通して
設けられている12の支持体移動孔26の内部に、外れ
止めを施されて、1つずつ保持されている。これによっ
て、12個の検知素子支持体22のそれぞれは、内周面
17を通って、検査装置本体3の径方向に沿って、検査
装置本体3の内部から突没するように自在に動くことが
できる。第1分割本体部3aおよび第2分割本体部3b
に略等間隔に配置された各断線検知素子21および各検
知素子支持体22は、電線2をその直径を含む径方向か
ら2つ一組みで挟み込むように対向して取り付けられて
いる。
【0024】これら12個の検知素子支持体22のそれ
ぞれに、12個の検知素子21がそれぞれ1つずつ一体
に取り付けられる。このとき、図2に示すように、12
個の検知素子21のそれぞれの検知側端面21aが、1
2個の検知素子支持体22それぞれの電線2と対向する
側の端面から露出するように12個の検知素子支持体2
2のそれぞれに、12個の検知素子21をそれぞれ1つ
ずつ一体に取り付ける。12個の検知素子支持体22の
それぞれの外周側の、検査装置本体3の長手方向に沿っ
た中央部には、12個の検知素子21のそれぞれを、図
示しない外部電気回路および同じく図示しない制御回路
などに接続するための、接続ケーブル格納溝25が、検
査装置本体3の周方向に沿って設けられている。
【0025】また、これらの検知素子支持体22のそれ
ぞれは、図4に示すように、第1分割本体部3aおよび
第2分割本体部3bのそれぞれに、それらの周方向に沿
って取り付けられている、検知素子付勢体としての半円
弧形の弾性部材23と互いに係合し合っている。これら
2つの弾性部材23は、第1分割本体部3aおよび第2
分割本体部3bのそれぞれの内部で、分割面6の内側に
止め金具27によって、それぞれの両端を固定してい
る。検知素子支持体22のそれぞれは、図2および図5
に示すように、検査装置本体3の長手方向に沿ったそれ
らの外周側両端部に、弾性部材23を係合させるための
弾性部材係合溝24を検査装置本体3の周方向に沿って
有している。これらの弾性部材係合溝24に、検査装置
本体の径方向外側から弾性部材を係合させることによっ
て、12個の検知素子支持体22のそれぞれは、検査装
置本体3の径方向に沿って、その内側に向けて常時押圧
されている。また、12個の検知素子支持体22のそれ
ぞれは、検査装置本体3の長手方向に沿ったそれらの内
周側両端部に、支持体テーパ面28を有している。これ
らの支持体テーパ面28は、検知素子支持体22の検査
装置本体3の長手方向に沿った中間部分から、両端部に
向かうにしたがって、電線2との間隔が広がるように形
成されている。
【0026】このような構成および形状の検知素子支持
体22によれば、前述した検査装置本体3が有する、テ
ーパ面19が形成されている開口部18がその内部に取
り込める程度の大きさの障害物14であれば、検知素子
支持体22は、電線2の表面と当接しつつ障害物14を
乗り越えることができる。なお、検知素子自体22と電
線2との間に発生する互いに押し合う力は、前記本体開
閉機構のスプリングによる2つの分割面6を合体させよ
うとする力および磁石20同士の吸引力を上回ることが
ないので、検査装置本体3が不用意に分割してしまうお
それは殆どない。
【0027】以上説明した電線検知装置4においては、
12個の検知素子21を、電線2の周方向に沿って互い
に略等間隔に、かつ電線2の径方向に沿って互いに対向
させて配置している。また、電線2の表面上の凹凸に拘
わらずに、電線2の非破壊検査中は、検知素子21はそ
の検知側端面21aを電線2の表面に当接させているこ
とができる。よって、電線2の周方向に沿って、その全
周のわたって、電線2の内部における素線ごとの断線の
有無を高い精度で検知することができる。
【0028】この検出は、例えば、以下のようにして行
われる。
【0029】活線状態では、電線としての絶縁電線2の
導体中に電流が流れるため、絶縁電線2の外周に商用周
波数で変動する磁界が発生する。絶縁電線2の導体中に
断線がある場合、絶縁電線2の外周に発生する磁界が、
健全な場合と比較して変化する。この磁界の変化を検出
することによって、絶縁電線2の導体に発生した断線を
検出する。
【0030】(第1実施例)断線検知素子としてホール
素子21を採用した場合の、電線2をなす素線の断線の
検出性試験を説明する。この第1実施例においては、前
記断線を検出するために、ホール素子21を1個使用す
る。
【0031】電線2をなす素線の断線の検出性試験に
は、断線状態を模擬した絶縁電線サンプルに、30Ap
−p(60Hz)の電流を通電した。ホール素子21を
絶縁電線サンプルの周方向に90°ピッチで回転させて
検出電圧を測定した結果を表1に示す。表1に示すよう
にホール素子21による検出電圧は絶縁電線2の断線部
近傍(表1の0°)で小さくなり、それ以外の位置で
は、検出電圧が大きくなる傾向が認められた。よって、
素線の断線を検出できる。絶縁電線2の周方向の検出電
圧の最大値―最小値を変動値として表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】(第2実施例)前述の第1実施例の電線2
の断線の検出試験から、断線本数が多くなることによっ
て、検出電圧の変動値が大きくなる傾向が認められる。
素線の断線をより明確に判断するために、この変動値を
さらに大きくして検出する。すなわち、ホール素子21
による素線の断線の検出感度を向上させる。そのため
に、前述の本実施形態のように配置した12個のホール
素子21のうち、電線2の直径方向において互いに対向
しているホール素子21同士を組み合わせる。そのよう
な一対のホール素子21を、絶縁電線2の周方向に沿っ
て、順次選択することによって、絶縁電線2をその全周
にわたって検査する。それらの各組みのホール素子21
が互いに独立に検出する変動値の差を抽出する差動方式
を用いる。この差動方式による、差動電圧を用いた検出
性の試験結果を図6に示す。
【0034】図6に示すように、健全なサンプルでは、
差動電圧は小さく、いずれの角度でも電圧変化は小さ
い。1本断線のサンプルでは、健全な場合に比べ、差動
電圧は大きくなっていることが分かる。断線が2本以上
の場合には、電圧の変動が顕著に現れ、健全な場合と比
較して断線を明確に判断できる。
【0035】本実施形態によれば、電線2の全周にわた
って略等間隔に配置した12個のホール素子21を全て
同時に作動させることができる。このため、第2実施例
のように、電線2の周方向に沿った所定の検査角度ごと
の検査結果を1度に収集して、解析することができる。
よって、差動電圧の変動をより明確に検出することがで
きる。
【0036】錆検知装置5は、図2に示すように、検査
装置本体3の周方向に沿って、かつ検査装置本体3の径
方向に沿って開閉可能に、検査装置本体3が有する2つ
の開口部18のうちの、断線検知装置4が取り付けられ
ていない側の開口部18の付近に、固定されて一体に取
り付けられている。この錆検知装置5は、検査装置本体
3の径方向に沿った断面がコ字形をしているとともに、
半割りのリング形に形成されているコア部29およびこ
のコア部29に巻回される錆検出コイル30などから構
成されている。この錆検知装置5は、その内径が検査装
置本体3の内径と同じ大きさ形成されている。この錆検
知装置5には、自己誘導方式を採用した渦電流探傷法を
用いることが好ましい。この渦電流探傷法は、電線2の
外表面に渦電流を発生させ、この渦電流によって生じた
磁束を、錆検知装置としての渦電流探傷センサ(もしく
はECTセンサ)5が有する錆検出コイル30によって
検出する方法である。また、コア部29は、永久磁石、
例えば、フェライト磁石で作ることが好ましい。
【0037】これにより、電線2の非破壊検査の作業中
は、検査装置本体3が一体に合体している状態において
は、電線2の表面上の凹凸に拘わらずに、電線2をその
周方向に沿って全周にわたって、電線2と非接触状態
で、電線2の素線ごとの錆の発生の有無を高い精度で検
知することができる。
【0038】以上説明した本実施形態の電線検査装置1
によれば、これが備える検査装置本体3を電線2に、そ
の外部から容易に、かつ殆どずれることなく装着するこ
とができる。それとともに、電線2の長手方向に沿って
電線検査装置1を移動させつつ電線2の内部における断
線の有無および錆の発生の有無を、非破壊検査によっ
て、ともに迅速かつ円滑に、また高い精度で検知するこ
とができる。
【0039】次に、本実施形態の電線検査装置1を用い
た、電線2の内部における素線の断線の有無および錆の
発生の有無を、非破壊検査によって検知する作業の一例
について、その概略を説明する。
【0040】検査作業に先だって、架空されている活線
状態の電線2に電線検査装置1を装着する。まず、例え
ば、地上において作業員などの人手によって、本体開閉
駆動軸12を検査装置本体3から引き離す向きに動か
す。これによって、検査装置本体3を、第1分割本体部
3aと、第2分割本体部3bとに分割する。この分割状
態を保持しつつ、図示しない竿などを用いて電線検査装
置1全体を目的の電線2の上方に配置する。このとき、
検査装置本体3は自分自身の重量が、本体開閉駆動軸1
2が前述の分割状態を閉じようとする力に勝っているの
で、前述の分割状態は保持されたままである。次に、分
割した状態の第1分割本体部3aと第2分割本体部3b
との間に電線2が収まるように、電線検査装置1を目的
の電線2にその上方から降ろす。電線検査装置1が電線
2と当接し、その降下が押し止められると、本体開閉駆
動軸12の検査装置本体3の分割を閉じようとする力お
よび磁石20aと磁石20bとの吸引力の両方の作用に
よって、第1分割本体部3aと第2分割本体部3bと
は、互いに合体して一体になる。これで架空されている
活線状態の電線2への電線検査装置1の装着は完了す
る。
【0041】次に、電線2の内部の非破壊検査を開始す
る。まず、断線検知装置4および錆検知装置5を、例え
ば、地上から遠隔操作することによって作動させる。断
線検知装置4および錆検知装置5の作動状態を、これら
に接続されている図示しないメータおよびモニタなどを
用いて、検査するとともに、正常な作動状態で安定する
ように調整する。断線検知装置4および錆検知装置5が
ともに正常な作動状態で安定した後、電線検査装置1が
備えている図示しない自走用駆動装置を、地上から遠隔
操作することによって始動させる。この後、地上の作業
員が、電線検査装置1の動きを目視により監視するとと
もに、メータおよびモニタなどを用いて電気的かつ機械
的に監視しつつ、電線検査装置1の移動速度を、地上か
ら遠隔操作することにより、随時、任意の非破壊検査に
適した速度に設定する。この後、所望する検査データが
得られるまで、地上から遠隔操作することにより、電線
2の長手方向に沿って、電線検査装置1を往復移動させ
て検査データを収集する。このデータを収集している間
の電線検査装置1およびその各構成部分の動作、および
作用などは、既述したので、ここではその説明を省略す
る。
【0042】断線検知装置4および錆検知装置5によ
り、電線2の所定の検査区間を検査して所望するデータ
を収集し終わった後、地上から遠隔操作することによ
り、自走用駆動装置の作動を停止させる。その後、同様
に地上から遠隔操作することにより、断線検知装置4お
よび錆検知装置5の作動を停止させる。この後、地上か
ら作業員が竿などを用いて本体開閉駆動軸12を引っ掛
けて、電線検査装置1を上方に吊り上げる。これによっ
て、本体開閉駆動軸12は検査装置本体3を分割する向
きに動き、検査装置本体3は第1分割本体部3aと第2
分割本体部3bとに分割する。その分割状態を保持した
まま、電線検査装置1をさらに上方に吊上げることによ
って、電線2から分割状態の第1分割本体部3aと第2
分割本体部3bとを取り外す。以上で、本実施形態の電
線検査装置1を用いた、非破壊検査による電線2の内部
の検査作業は終了とする。収集したデータを解析するこ
とによって、電線2の内部における断線の有無および錆
の発生の有無を素線ごとに検討することができる。
【0043】なお、本発明は前記一実施形態には制約さ
れない。例えば、電線検査装置1の移動する向きが、電
線2の長手方向に沿って、予め一つの向きに決まってい
る場合には、障害物除き部材15および開口部18のテ
ーパ面19は、検査装置本体3に、その進行方向の前方
の側にだけ設けておけばよい。また、断線検知装置4お
よび錆検知装置5のそれぞれに用いられる検知方法は、
それらを同時に併用した場合に、互いに干渉し合うこと
なく、かつそれぞれが電線2の素線ごとに高い精度で検
知結果を得られるものであれば、前述のホール効果およ
び渦電流を利用する方法でなくてもよい。また、第1お
よび第2の前記障害物回避手段は、断線検知装置4およ
び錆検知装置5のうちの少なくとも一方を備えた電線検
査装置1にも適用できるのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る電線検査装置によれば、電
線の径方向に沿って開閉可能な筒形の検査装置本体を備
えているので、この検査装置本体を開閉することによ
り、架空されている電線に容易に装着できる。そして、
この検査装置本体を構成する各分割本体部のそれぞれ
に、断線検知装置および錆検知装置を分配して取り付
け、検査装置本体を電線に取り付けたときに、断線検知
装置および錆検知装置がいずれも電線の全周にわたって
配置されるようにしたので、電線の軸方向に本検査装置
本体を移動させることによって、電線の断線の有無およ
び錆の発生の有無を、電線の全周にわたってその外部か
ら非破壊検査により、同時に検知することができる。
【0045】また、検査装置本体の内周面から突没自在
に摺動可能である複数の検知素子を、それぞれ検知素子
付勢体によって電線の求心方向に弾性的に押し付けるよ
うにした電線検査装置によれば、電線の非破壊検査中に
おいては、複数の検知素子のそれぞれを、電線の撓み具
合、あるいはその表面の凹凸などに追従させて、電線の
表面に接触させることができる。これによって、この断
線検知装置を有する電線検査装置は、電線の断線の有無
を高い精度で検知できる。
【0046】また、電線上の障害物を乗り越えるため
に、各分割本体部を障害物との接触によって開かせるテ
ーパ状面を各分割本体部の端部に設けた電線検査装置に
よれば、電線検査装置がその進行方向の前方にある電線
上の障害物に接触するのに伴なって、各本体分割部を開
いてそれらの間に障害物を通過させることができるの
で、この電線検査装置は、電線上の障害物を容易に乗り
越えて、電線の長手方向に沿って移動しつつ電線の非破
壊検査を継続することができる。
【0047】また、検査装置本体を構成する各本体分割
部の接合縁部に磁石を取り付けた電線検査装置によれ
ば、検査装置本体の各本体分割部を閉じた状態に確実に
保持できるので、非破壊検査中において、不用意に各本
体分割部が開くことがなくなり、非破壊検査の信頼性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電線検査装置を示す
正面図。
【図2】図1の電線検査装置を、図1中A−A線に沿っ
て示す断面図。
【図3】図1の電線検査装置を、図2中B−B線に沿っ
て示す断面図。
【図4】図1の電線検査装置を、図2中C−C線に沿っ
て示す断面図。
【図5】図1の電線検査装置を、図1中Z方向から見て
示す図。
【図6】図1の電線検査装置による断線検知の測定結果
を示す図。
【符号の説明】
1…電線検査装置 2…電線 3…検査装置本体 3a…第1分割本体部(分割本体部) 3b…第2分割本体部(分割本体部) 4…断線検知装置 5…渦電流探傷センサ、ECTセンサ(錆検知装置) 7…接合縁部 14…障害物 17…内周面 19…テーパ状面 20,20a,20b…磁石 21…ホール素子(検知素子) 23…検知素子付勢体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武石 雅之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 永岡 悦雄 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通7丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空されている活線状態の電線にその外
    側から装着するとともに、前記電線の長手方向に沿って
    移動させつつ前記電線を非破壊検査により検査する電線
    検査装置であって、 前記電線をその周方向に沿って囲むように前記電線に対
    して着脱可能に装着される複数の開閉可能な分割本体部
    を有し、かつ前記電線に装着された際に、筒形をなす検
    査装置本体と、 前記各分割本体部にその内周面に露出して取り付けられ
    て、前記検査装置本体が前記電線に装着された際に、前
    記電線をその周方向に沿って囲むように配置されて、前
    記電線の断線の有無を検知する断線検知装置と、 この断線検知装置とは前記電線の長手方向に位置をずら
    して、前記各分割本体部にその内周面に露出して取り付
    けられるとともに、前記検査装置本体が前記電線に装着
    された際に、前記電線をその周方向に沿って囲むように
    配置されて、前記電線の錆の有無を検知する錆検知装置
    とを具備することを特徴とする電線検査装置。
  2. 【請求項2】 前記断線検知装置が、前記電線の径方向
    に移動可能であって、前記電線の表面に当接する複数の
    検知素子と、前記各分割本体部において前記各検知素子
    を前記電線に向けて押圧する検知素子付勢体とを有して
    いることを特徴とする請求項1に記載の電線検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検査装置本体の進行方向前側に位置
    する各分割本体部の端部には、この端部が前記電線上の
    障害物と接触したときに、前記各分割本体部をその閉じ
    力に抗して前記検査装置本体を開かせる力を前記各分割
    本体部に与えて、前記障害物の通過を許すテーパ状面を
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電線
    検査装置。
  4. 【請求項4】 前記各分割本体部の接合縁部に、これら
    接合縁部が互いに合わさったときに、互いに引き付け合
    う磁石を取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のう
    ちのいずれか1項に記載の電線検査装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114755237A (zh) * 2022-05-02 2022-07-15 江苏宇讯线缆有限公司 一种电缆损伤检测装置

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