JP2001016565A - 視聴制限機能付テレビジョン受像装置 - Google Patents

視聴制限機能付テレビジョン受像装置

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JP2001016565A
JP2001016565A JP11183434A JP18343499A JP2001016565A JP 2001016565 A JP2001016565 A JP 2001016565A JP 11183434 A JP11183434 A JP 11183434A JP 18343499 A JP18343499 A JP 18343499A JP 2001016565 A JP2001016565 A JP 2001016565A
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JP11183434A
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Atsuyoshi Shioie
敦義 塩家
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定したレイティングレベル以上のレイティ
ング情報を含んだ映像信号を受信した際に、この映像信
号のチャンネルの受信を制限しても、映像信号がVTR
等からの外部信号であって、且つ特殊再生状態の信号で
ある場合でも、レイティング機能が解除されないように
構成した視聴制限機能付テレビジョン受像装置を提供す
る。 【解決手段】 受信された映像信号のフィ−ルドの連続
性を判定して標準もしくは特殊再生時の映像信号に基づ
くものか否かを判断し、視聴制限機能を解除するか継続
するかの見極めを行うことにより、特殊再生信号であっ
ても設定したレイティングレベル以上の番組であれば、
継続して視聴制限機能を働かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の番組やチャ
ンネルの視聴を制限する視聴制限機能付テレビジョン受
像装置において、通常のテレビジョン放送による視聴の
場合は勿論のこと、磁気記録再生装置(VTR)におけ
る早送り再生やスロ−再生等の特殊再生時においても、
視聴制限機能を何等損なうことなく動作させ、有効に視
聴を制限することが可能な視聴制限機能付テレビジョン
受像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のテレビジョン放送においては、一
部の放送番組の内容が極めて暴力的もしくは猥褻的な表
現が用いられ、子供の教育上好ましくないとして、これ
ら放送番組の視聴を制限するような気運が高まってきて
いる。また一部の放送チャンネルでは、成人向けの番組
が成人向け専門チャンネルとして放送されており、同様
にパスワ−ドを入力しない限りは視聴できないように、
視聴の制限がかけられている。この視聴を制限する傾向
は特に米国において顕著であり、1996年通信改革法
(もしくは電気通信法とも呼ばれている)(the T
elecommunications Act of
1996)が制定され、放送局側にはテレビジョン信号
中に番組内容の過激度を表すレイティング情報を重畳し
て送信することが義務付けられることになり、またこれ
らテレビジョン放送を受像する受像機には、このレイテ
ィング情報を利用した視聴の制限を実施できるように、
視聴制限機能を内蔵することが義務付けられる。
【0003】具体的には、放送局側では垂直帰線消去期
間の第21水平期間(21H)に、子供だけを対象とし
た番組に適用されるレベル分類として、「全ての子供を
対象とした番組」を「TV−Y」、「7歳以上の子供を
対象とした番組」を「TV−Y7」とレベル分類してい
る。また全ての視聴者を対象とした番組に適用されるも
のとして、「ほとんどの親が全ての年齢に適すると感じ
るであろう番組」を「TV−G」とし、これ以降「特に
大人を対象として制作され17歳未満の子供には不適切
であろう番組」を「TV−MA」とする「TV−G」か
ら「TV−MA」までの4段階にレベル分けされてい
る。これらのレイティング情報は、放送局からシリアル
デ−タとして、5秒未満の間隔でテレビジョン信号中の
21Hに重畳されて伝送されることになる。
【0004】一方受像側においては、家庭の親または成
人の視聴者が,放送番組内容もしくはチャンネルから、
子供に視聴させるのは不適当と判断される番組もしくは
チャンネルを、正規の状態で視聴ができないように制限
することができる。つまり視聴者がレイティング情報の
レベルに従って、予め受像機側で視聴させたくないレベ
ルを設定し、この設定したレベル以上のレイティング情
報を含む番組もしくはチャンネルを受信したときには、
正常に画像及び音声等が再生されないように制限させる
機能を、受像機に備えるものである。
【0005】この受像機では、偶数フィ−ルドの21H
のデ−タストリ−ムにレイティング情報が存在している
場合には、このレイティング情報を読み出して視聴者が
予め設定したレイティングレベルと比較し、設定したレ
ベル以上のレ−ティング情報が検出された場合には、映
像に関しては画面を黒もしくはモザイク状にする等のミ
ュ−トをかけ、同様に音声にもミュ−トをかけて再生視
聴を不可能とすると共に、米国で行われている耳の不自
由な方への文字情報サ−ビスであるキャプションシステ
ムによる文字情報も再生不能とするもので、画面中に子
画面を表示するピクチャ−インピクチャ−(PIP)で
も表示させてはいけない。
【0006】また一定の期間の間に、偶数フィ−ルドの
21Hのデ−タストリ−ムにレイティング情報が存在せ
ず、レイティング情報が検出されなかった場合には視聴
制限機能を解除し、番組の切り替わりや入力される映像
が切り替わったときに視聴制限状態のままになることを
防いでいる。このような視聴制限機能は、子供によって
容易に解除されないように、視聴者が設定するパスワ−
ド等を入力しない限り、設定が解除できないように工夫
されている。この規制はテレビジョン受像機だけに留ま
らずに、テレビジョン受信機能を有するコンピュ−タも
しくはモニタ−にも適用される。
【0007】図4は、このような視聴制限機能を備えた
テレビジョン受像機の回路構成の一例を示す。レイティ
ング情報を含むテレビジョン信号は、アンテナ11にて
受信されてチュ−ナ12に供給され、このチュ−ナ12
にてマイクロコンピュ−タ(マイコン)13によって選
択されたチャンネルを選局し、受信したテレビジョン信
号を中間周波信号に周波数変換した後に出力する。この
中間周波信号は映像中間周波増幅器や映像検波器を有す
る映像復調回路14に供給されて復調された映像信号が
取り出される。この映像信号はビデオ処理回路15に供
給されると共にマイコン13にも供給される。このビデ
オ処理回路15では映像信号から同期信号の分離やRG
Bマトリックス変換等の映像信号処理を行い、再生信号
を陰極線管や液晶ディスプレイ等の表示装置16に供給
して希望の画像を再生する。
【0008】一方映像復調回路14から分岐された映像
信号は、マイコン13にも供給されており、このマイコ
ン13にて映像信号からレイティング情報を抽出して、
予め視聴者が設定したレイティングレベルと比較し、所
定のレベル以上のレイティング情報が検出された場合に
は、ビデオ処理回路15を制御して、例えば映像信号を
ミュ−トして、表示装置16に映像及び文字情報が再生
されないように制御する。このミュ−トをかけた場合に
は、表示装置16の画面上にはレイティング情報を検出
してミュ−トをかけていることを視聴者に知らせるため
に、マイコン13にてアイコン等の信号を発生し、マイ
コン13からビデオ処理回路15にアイコン等の表示用
のRGB信号が供給され、表示装置16の画面中に表示
がなされる。ここには図示していないが、当然音声につ
いてもミュ−トがかけられることになる。
【0009】このようにして、親等が子供に対して視聴
不適と判断された番組やチャンネルに対して、予めレイ
ティング情報に基づく視聴の制限を加えることにより、
子供を過激な暴力や猥褻な映像から隔離させることがで
きる。
【0010】また、これらのレイティング情報に基づく
規制方法以外に、成人向けチャンネルを受像する場合に
は、所定のパスワ−ドを打ち込まない限り、そのチャン
ネルを視聴できなくするチャンネルロック機能等の視聴
制限機能も知られている。
【0011】いずれの方法もしくは組み合わせた方法を
採用するにしても、最初の設定には視聴者(購入者)が
パスワ−ドを設定し、このパスワ−ドに基づいて視聴を
制限するコ−ドを入力して設定したり、受信の都度パス
ワ−ドを入力することで行われている。従って、パスワ
−ドを承知していないものが視聴制限機能を解除しよう
としても解除することができず、親がパスワ−ドを承知
しておけば、子供は視聴制限機能を解除することができ
ないので、子供に対して視聴させたくない番組もしくは
チャンネルの視聴を制限することが可能となるものであ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、子供
に対して視聴させたくない番組やチャンネルに視聴を制
限することが可能となり、これはこのようなテレビジョ
ン信号をVTRにて記録再生するVTR信号入力の場合
も同様に動作する。このレイティング情報は、VTRで
記録する場合にもテレビジョン信号と同様に記録される
ために、良好な記録・再生が保たれれば、再生時にはレ
イティング情報が失われることなく再生され、テレビジ
ョン受像機側で検出が可能であって、VTR再生時にお
いても視聴制限機能を損なうことはない。
【0013】しかしながら、VTRを一時停止再生、早
送り巻戻し再生、あるいはスロ−再生等の特殊再生時に
は、標準の映像信号ではなく特殊な状態の映像信号とし
てテレビジョン受像機に供給されてしまうので、せっか
くVTRにレイティング情報が記録されているにもかか
わらず、テレビジョン受像機側ではこのレイティング情
報を検出できない状態となる。
【0014】この結果、この特殊再生状態が一定期間以
上継続された場合には、テレビジョン受像機側ではレイ
ティング情報が一定期間ないものとして判定し、視聴を
制限する番組ではないと判断して視聴制限機能を解除し
てしまうことになり、せっかくの機能が生かされないこ
とになってしまう。
【0015】本発明は、このような課題に対処してなさ
れたものであり、例え一定期間内にレイティング情報が
検出されない特殊映像信号に対しても、映像信号のフィ
−ルドの連続性を判定することにより、検出時点の映像
信号が標準もしくは特殊再生時の映像信号に基づくもの
か否かを判断して、視聴制限機能を解除するか継続する
かの見極めを行って、例え特殊映像信号であったとして
も、設定したレイティングレベル以上の番組であった場
合には、正常に視聴制限機能が働くように構成された視
聴制限機能付テレビジョン受像装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、重畳されたレ
イティング情報を含むテレビジョン信号もしくは外部入
力信号から映像信号を復調する復調手段と、この復調手
段からの映像信号を再生表示するための表示手段と、こ
の表示手段に再生画像表示をするか否かを選択する入力
選択手段と、前記映像信号に重畳されているレイティン
グ情報を検出する検出手段と、この検出手段によって検
出されたレイティング情報レベルと前記入力選択手段に
て設定された選択レベルとを比較する比較手段と、前記
映像信号のフィ−ルドの連続性を判定する判定手段と、
この判定手段及び前期比較手段の結果に応じて前記復調
手段もしくはこの復調手段から前期表示手段に供給され
る映像信号を選択的に制御して視聴を制限する制御手段
とを具備し、この制御手段によって前記映像信号が特殊
状態に設定された場合においても前記比較手段による比
較結果が優先的に選択されることを特徴とする視聴制限
機能付テレビジョン受像装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明を適用した視聴制限機能付テ
レビジョン受像装置を概略的に示す回路構成図で、レイ
ティング情報及び文字情報を含むテレビジョン信号はア
ンテナ21で受信され、チュ−ナ及び映像中間周波増幅
・検波回路(以下、チュ−ナ/IF検波回路という)2
2に供給される。チュ−ナ/IF検波回路22は、図示
しないリモ−トコントロ−ル(リモコン)送信器にて選
局が行われる。
【0018】このリモコン送信器で希望のチャンネルを
選局すると、チュ−ナ/IF検波回路22のチュ−ナ部
で希望のチャンネルが選局され、テレビジョン信号は映
像中間周波に変換される。この映像中間周波信号はチュ
−ナ/IF検波回路22のIF検波部で増幅され、映像
検波されて複合映像信号が取り出される。この複合映像
信号は、映像信号処理回路23に供給されると共に、分
岐されてデ−タ抜取り手段24に供給される。
【0019】前記映像信号処理回路23には、磁気記録
再生装置(VTR)(図示せず)等の外部機器からの外
部入力信号を受けるための外部入力端子25も設けられ
る。この外部入力端子25は、スイッチ34に接続さ
れ、このスイッチ34により外部入力が選択された場合
には、デ−タ抜取り手段24は、外部入力端子25から
デ−タを含む複合映像信号を受け取るようになされる。
この映像信号処理回路23では、入力された複合映像信
号から同期信号の分離やRGBマトリックス変換等を行
い、再生信号を表示処理回路26に供給する。
【0020】この表示処理回路26は、表示信号に基づ
く再生信号を陰極線管や液晶ディスプレイ等からなる表
示装置27に再生信号を供給したり、あるいは表示装置
27の画面を黒くする、またはモザイク状に変更を加え
る等して正規の画像が再生できないようにミュ−トをか
けたりする選択動作を行って再生信号を表示装置27に
供給する。
【0021】一方、分岐された複合映像信号は、デ−タ
抜取り手段24にも供給されているので、このデ−タ抜
取り手段24にて、テレビジョン信号に重畳して送信さ
れた文字情報サ−ビス用の文字デ−タやレイティング情
報に伴うデ−タを抜取り、それぞれ番組関連情報解読手
段28とレイティング解読手段29に供給する。番組関
連情報解読手段28では、入力されたデ−タ情報から例
えば文字デ−タを検出し、このデ−タに基づく文字信号
を再生して表示発生手段30に供給する。
【0022】またレイティング解読手段29でも同様
に、入力されたデ−タ情報からレイティングデ−タを検
出し、レイティング情報の有無及びレイティングレベル
の判定を行う。更にこのレイティング解読手段29に
は、リモコン送信器等のレイティング設定手段31が接
続されている。このレイティング設定手段31は、視聴
者がリモコン送信器等によってパスワ−ドと視聴を制限
すべきレイティングレベルを登録するもので、例えばパ
スワ−ドはリモコン送信器のテンキ−を利用してインプ
ットし、上下左右の矢印キ−やエンタ−キ−を利用して
画面上に表示されるレイティング設定画面を見ながら、
番組の分類やレベルを設定し確定させる。
【0023】このレイティング設定手段31にて設定さ
れたレイティング条件は、レイティング解読手段29に
伝達されるので、レイティング解読手段29にて解読さ
れたレイティング情報と比較判定される。もしレイティ
ング解読手段29にて解読されたレイティング情報に基
づくレイティングデ−タの番組及びレイティングレベル
が、設定された番組及びレイティングレベル以上の内容
であると判定されると、レイティング解読手段29より
映像ブロック手段32に映像をブロックすべきとの指示
信号が供給される。この映像ブロック手段32は、この
指示信号の受信によって再生される映像を正規の状態で
再生されないように画面を真っ暗にさせるか、あるいは
モザイク状にする等のミュ−トをかけるように動作を行
う。この映像ブロック手段32からのミュ−ト信号は表
示処理回路26に供給される。
【0024】またレイティング解読手段29からの解読
判定結果による出力は、制御手段33にも供給され、制
御手段を制御する。この制御手段33は、レイティング
手段29からの信号に基づき、設定されたレイティング
レベル以上の番組と判定されたときには、表示装置27
の画面上に現在レイティング動作を行っている旨のアイ
コンもしくは文字等の注意表記を発生すべく表示発生手
段30に制御信号を送出する。また設定されたレイティ
ングレベル以下の場合には、何等表示発生手段30を制
御しない。
【0025】この結果、表示発生手段30では、制御手
段33から制御信号が送られてこない場合には、番組関
連情報解読手段28からの文字情報を表示させるべく動
作し、制御手段33からの制御信号がある場合には、文
字情報に基づく表示を中止し、レイティング動作中であ
ることを表す注意表記を表示させるように動作するもの
で、表示発生手段30の出力は表示処理回路26に供給
される。
【0026】表示処理回路26では、映像ブロック手段
32からのミュ−ト信号がなければ、映像信号処理回路
23からの映像信号及び番組関連情報である表示発生手
段30からの文字信号を表示装置27に供給するように
動作し、表示装置27の画面上に正規のテレビジョン信
号に基づくテレビジョン映像と、文字情報に基づく再生
された文字画像が表示される。
【0027】一方設定されたレイティングレベル以上の
レイティング情報が検出された場合には、映像ブロック
手段32からミュ−ト信号が表示処理回路26に供給さ
れるので、正規のテレビジョン信号に基づく映像信号は
表示装置27に送られないようにミュ−トがかけられ、
表示発生手段30からのレイティング状態にある注意表
記情報が表示装置27に送られるように処理される。
【0028】このようにして、一般のテレビジョン放送
に伴うレイティング動作がなされる訳であるが、外部入
力端子25にVTRからの入力が供給される場合でも、
同様に動作する。即ちVTRでの再生が通常一般の再生
動作であれば、外部入力端子25に供給される入力信号
は標準的な複合映像信号と同様の信号形態なので、前述
のテレビジョン信号処理の場合と同様な処理が可能であ
り、レイティング動作を行わせることができる。
【0029】このような一般的な再生動作ではなく、早
送りや巻戻し再生あるいはスロ−再生のような特殊再生
を行った場合には、再生される再生信号は標準的な複合
映像信号の形態をとらないので、例え再生信号中にレイ
ティング情報が含まれていたとしても、このレイティン
グ情報をデ−タ抜取り手段で抜取ってレイティング解読
手段29で解読することは困難である。
【0030】そこで本発明の視聴制限機能付テレビジョ
ン受像装置では、デ−タ抜取り手段24とレイティング
解読手段29に更に新規な機能を付加してこれに対応し
ている。即ちデ−タ抜取り手段24に映像信号の検出及
びフィ−ルドエラ−検出機能を追加すると共に、レイテ
ィング解読手段29では、更にフィ−ルドエラ−検出及
びデ−タ抜取り手段24からの映像信号の有無、及びフ
ィ−ルド判別エラ−検出結果のデ−タからもレイティン
グの解読を行っているものである。
【0031】このフィ−ルド判別は、受信されたテレビ
ジョン信号もしくは外部入力端子25から入力された外
部入力信号等の入力信号の同一性をフィ−ルドを検出し
て判定するフィ−ルドエラ−の検出を行う。例えばテレ
ビジョン信号の場合及びVTRの正常な再生信号の場合
には、フィ−ルドは奇数フィ−ルドと偶数フィ−ルドと
が交互に検出されるが、VTRを特殊再生している場合
には、その入力信号からは奇数フィ−ルドまたは偶数フ
ィ−ルドの連続が検出される。
【0032】つまり通常の再生信号の場合には、標準的
な複合映像信号と同じ信号形態をとるので、奇数及び偶
数フィ−ルドが交互に検出され、いわゆるフィ−ルドエ
ラ−は検出されない。ところが特殊再生の場合には、一
般的には奇数フィ−ルドまたは偶数フィ−ルドの連続が
検出されるために、フィ−ルドの連続性が失しなわれる
ので、フィ−ルドエラ−として検出されることになる。
【0033】従ってこのフィ−ルドエラ−が検出されな
い場合には、正常な信号と判断して、レイティング解読
手段29で検出されたレイティング情報が正しい情報と
して認識され、正規のレイティング操作が行われる。一
方フィ−ルドエラ−として認識された場合には、直前の
正規に判定されたレイティング解読手段29での判定結
果をそのまま継続使用する。
【0034】換言すれば、正規の状態で記録されている
VTR信号中にレイティング情報が含まれていたとして
も、VTRを特殊再生状態にすることで、外部入力端子
25からの信号中でのレイティング信号はレイティング
解読手段29では検出されないので、この場合に限り特
殊再生状態に入る直前の正規な再生信号中から検出され
たレイティング情報に基づくレイティングレベルを使用
するもので、このレベルに基づくレイティング動作が継
続して行われ、例え特殊再生状態の信号であったとして
も、レイティング動作を行わせることができるものであ
る。当然直前の正規な信号中からレイティング情報が検
出されない場合には、レイティング情報が付加されてい
ない番組として認識し、レイティング動作はしない。
【0035】図2は、図1に示す視聴制限機能付テレビ
ジョン受像装置の動作をフロ−チャ−トで示したもので
ある。受像装置の電源を投入して受像装置を動作状態に
して、ステップS1にてレイティング設定手段31によ
りレイティング動作の設定がなされているか否かの判断
を行う。ステップS1にて設定ありと判断された場合に
は、ステップS2へ進み、入力信号中の検出されたレイ
ティングレベルとレイティング設定手段31にて設定さ
れたレイティングレベルとの比較を行う。
【0036】この判定の結果、入力信号から検出された
レイティングレベルの方が高い場合には、映像ブロック
手段32及び制御手段33を動作させて映像信号及び関
連文字信号をミュ−トすると共に、表示発生手段30か
らレイティング中であることを示すレイティング表記表
示信号を出力して、表示装置27の画面中にレイティン
グ表記記号を表示する。
【0037】一方ステップS1で映像ブロックの設定が
オフの場合、及びステップS2で入力信号中のレイティ
ングレベルが設定されているレイティングレベルよりも
高いと判断されなかった場合、即ち受信レイティングが
設定レイティングよりも低いか、受信レイティングがな
い場合には、ステップS3に移行する。
【0038】ステップS3では現在受信されている信号
のレイティング情報に基づく動作により視聴がブロック
(ミュ−ト)されている状態か否かを判断し、視聴ブロ
ック動作中で視聴が制限されていると判断された場合に
は、ステップS4にてフィ−ルドエラ−の有無を検出
し、フィ−ルドエラ−が検出されなければ、映像ブロッ
ク手段32を制御して映像ブロック機能を解除させ、次
いでレイティング表記表示をオフするように制御手段3
3から表示発生手段30に制御信号を送るようにする。
【0039】またステップS3にて視聴がブロックされ
ていないと判断された場合、及びステップS4において
フィ−ルドエラ−が検出された場合には、そのまま視聴
ブロック動作状態を継続させるように働くものである。
つまりフィ−ルドエラ−が検出されたときには、その検
出以前の判定結果に基づいて動作させるもので、特殊再
生信号の場合には、通常再生動作の信号中にレイティン
グ信号が検出されて既に視聴がブロックされている場合
には、例え特殊再生信号からレイティング情報が検出さ
れなかったとしても、引き続き視聴ブロック動作が継続
されるので、視聴制限機能が解除されることがなく、有
害な番組の視聴を防止できるものである。
【0040】図3は、図1に示す視聴制限機能付テレビ
ジョン受像装置を、より具体化して示す回路構成図であ
って、図1と同一回路及び同一機能を呈する個所には同
一符号を付してその詳細な説明は省略する。フィ−ルド
検出及びデ−タ抜取り手段からの出力は、マイクロコン
ピュ−タ(マイコン)41に供給される。このマイコン
41にはマイコン41を動作させるためのソフトを組込
んだリ−ドオンリ−メモリ(ROM)42と、マイコン
41でカウントしたカウント情報等を保持するランダム
アクセスメモリ(RAM)43、及び視聴者が設定した
レイティングレベル情報を記憶する不揮発性メモリ(4
4)が付随しており、これらマイコン41、ROM4
2、RAM43及び不揮発性メモリ44によって番組関
連情報解読手段、レイティング解読手段、制御手段及び
映像ブロック手段が構成されている。
【0041】このマイコン41にはレイティング設定手
段を構成する選択キ−45が接続されていて、選択キ−
45からの視聴者が設定したレイティング情報をマイコ
ン41にて解析して設定レイティングデ−タとして不揮
発性メモリ44に書き込みを行う。またマイコン41
は、フィ−ルドエラ−検出及びデ−タ抜取り手段24か
らのデ−タに基づいて解析処理を行い、レイティングデ
−タが受信されたか否かを判別すると共に、フィ−ルド
エラ−がないと判定した場合であって、且つレイティン
グデ−タが受信されなかった場合には、順次レイティン
グなしカウンタを加算し、カウンタの値が例えば5秒間
の間にレイティング情報がカウントされないときは、非
ブロックと判定する。
【0042】また一度ブロックと判定した場合には、カ
ウンタをリセットしレイティングデ−タが無くなった期
間から新規にカウンタ動作を行うものである。またレイ
ティングデ−タが受信された場合は、受信したレイティ
ングレベルと不揮発性メモリ44に記憶されている視聴
者が設定したレイティングレベルと比較を行い、受信し
たレイティング情報のレベルの方が大きいと判断した場
合には、映像ブロック動作を行わせるべく、表示処理回
路26にミュ−ト信号を送ると共に、表示発生手段を構
成するオンスクリ−ンディスプレイ回路46にレイティ
ング動作中であることを表す表記記号を発生すべくデ−
タを出力し、オンスクリ−ンディスプレイ回路46から
の信号は表示処理回路26を介して表記記号を表示装置
27の画面中に表示する。
【0043】なお、上記説明では視聴制限機能の設定や
レイティングレベルの設定等をリモコン送信器にて設定
するように説明したが、受像装置本体の選択キ−を利用
して行うようにすることも可能であり、外部入力信号を
VTRの場合について説明したが、同様な特殊再生が可
能なデジタルビデオディスク再生装置(DVD)等の場
合にも適用することができる。
【0044】更にテレビジョン放送の形態は、アナログ
放送やデジタル放送にも適用が可能で、地上波や衛生放
送等の伝送形態にとらわれることなく適用可能であり、
また実施例の回路構成だけに限定されずに、種々の応用
や変形が考えられるが、本発明の範囲を逸脱しないもの
は、いずれも本発明の範疇に含まれることは言うまでも
ない。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、放送されているレイテ
ィング情報を含むテレビジョン信号もしくはレイティン
グ情報を含む外部入力信号等の再生にあたり、通常の再
生動作での視聴制限機能の稼動は勿論のこと、特殊再生
動作による入力信号になったとしても、視聴制限機能が
設定されている場合には、この機能を殺すことなく動作
させることができるので、特殊再生時における視聴制限
機能動作の解除等の不測の事態を解消することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の視聴制限機能付テレビジョン受像装置
の実施の形態を示す回路構成図、
【図2】本発明の視聴制限機能付テレビジョン受像装置
の動作を説明するためのフロ−チャ−ト、
【図3】本発明の視聴制限機能付テレビジョン受像装置
をより具体化して示す回路構成図、
【図4】従来の視聴制限機能付テレビジョン受像装置を
説明するための回路構成図。
【符号の説明】
23:映像信号処理回路 24:フィ−ルドエラ−検出及びデ−タ抜取り手段 26:表示処理回路 29:レイティング解読手段 32:映像ブロック手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 Fターム(参考) 5C025 BA08 BA11 BA14 CA02 CA09 5C053 FA21 HA24 JA16 KA01 KA03 KA21 KA24 5C063 AA01 AB07 AC01 AC05 CA23 CA36 DA07 DA13 EB04 5C064 BA07 BB08 BC08 BC20 BD09 BD14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重畳されたレイティング情報を含むテレ
    ビジョン信号もしくは外部入力信号から映像信号を復調
    する復調手段と、この復調手段からの映像信号を再生表
    示するための表示手段と、この表示手段に再生画像表示
    をするか否かを選択する入力選択手段と、前記映像信号
    に重畳されているレイティング情報を検出する検出手段
    と、この検出手段によって検出されたレイティング情報
    レベルと前記入力選択手段にて設定された選択レベルと
    を比較する比較手段と、前記映像信号のフィ−ルドの連
    続性を判定する判定手段と、この判定手段及び前記比較
    手段の結果に応じて前記復調手段もしくはこの復調手段
    から前記表示手段に供給される映像信号を選択的に制御
    して視聴を制限する制御手段とを具備し、この制御手段
    によって前記映像信号が特殊状態に設定された場合にお
    いても、前記比較手段による比較結果が優先的に選択さ
    れることを特徴とする視聴制限機能付テレビジョン受像
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1317896C (zh) * 2001-07-16 2007-05-23 松下电器产业株式会社 收视限制装置和收视限制系统
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