JP2001016254A - 音声対応ルータのパケット送受信方法 - Google Patents

音声対応ルータのパケット送受信方法

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JP2001016254A
JP2001016254A JP18290999A JP18290999A JP2001016254A JP 2001016254 A JP2001016254 A JP 2001016254A JP 18290999 A JP18290999 A JP 18290999A JP 18290999 A JP18290999 A JP 18290999A JP 2001016254 A JP2001016254 A JP 2001016254A
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packet
voice
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buffer
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Toshihiko Murakami
俊彦 村上
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信品質保証が可能なデータ通信ネットワー
クシステムに、さらに音声通信を統合する場合に、音声
の通信品質をさらに保証し、エンド−エンドの通話の低
遅延、ゆらぎが少の保証を行うパケット送受信を行う。 【解決手段】 ルータが受信したパケットから抽出した
音声パケット、またはルータが電話やPBXを直接収容
している場合に、これらの電話やPBXから受信した音
声パケットに対し、その通信品質を保証し、管理するた
めのポリシィテーブルを備え、従来のルータの機能であ
る帯域制御、優先制御、廃棄制御を利用し、前記音声パ
ケットの通信品質保証を行う手段を備えて、パケット送
受信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話やPBX(Priv
ate Branch Exchange)を直接収容できる音声対応ルー
タに関し、特に、音声通信の品質保証の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ルータは、LANやWANインタフェー
スを備えており、そのLANインタフェースを介して、
ルータや端末、そのWANインタフェースを介して、デ
ィジタル専用線、ATM(Asynchronous Transfer Mod
e)、フレームリレー等が接続されることによりネット
ワークを構成する。最近では、電話やPBXといった音
声通信のための機器からの信号が、音声をディジタル化
し、符号化し、パケット化するような音声処理機能によ
りパケット化され、音声パケットがルータで中継され
る、または前記音声処理機能がルータに搭載されること
により、ルータで音声パケットを取り扱うようになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したルータにおい
て、通信品質保証のために、帯域制御、優先制御、廃棄
制御の機能により、ルータに到着するパケットの解析を
行い、その解析結果により、パケットをクラス分けし、
クラス毎に、最適な通信品質保証を行う手段は既に提供
されている。音声パケットは、帯域の保証は必要である
が帯域幅はそれほど必要ではない。その代わりに、低遅
延やパケット到着間隔のゆらぎの少なさが必要である。
さらに、音声パケットには、映像と共に流れる放送型の
ような音声だけでなく、電話の音声もあり、この場合、
エンド−エンドは人間同士の会話であり、遅延やゆらぎ
に関しては品質の高さが要求される。
【0004】本発明の目的は、ルータで音声パケットを
中継、またはルータが電話やPBXを直接収容して音声
通信を行う場合に、その通信品質を保証および管理する
手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音声対応ルータ
におけるパケット送受信方法は、ルータが受信したパケ
ットから抽出した音声パケット、またはルータが電話や
PBXを直接収容している場合に、これらの電話やPB
Xから受信した音声パケットに対し、その通信品質を保
証し、管理するためのポリシィテーブルを備え、従来の
ルータの機能である帯域制御、優先制御、廃棄制御を利
用し、前記音声パケットの通信品質保証を行う手段を備
えていることに特徴がある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
から図12を参照して説明する。
【0007】図1は本発明を適用するデータ・音声統合
ネットワークの一構成例を示す図である。本システム
は、通信品質を保証するQoS(Quality of Service)
対応ルータ106(106A,106B)を複数台中継
して構成されるインターネットまたはイントラネット1
07に、電話103(103A,103C)、FAX1
04(104A,104D)、PBX102(102
A,102B)、計算機105(105A〜105D)
を接続できる音声対応ルータ101(101A,101
B)が接続され、PBX102には、電話103(10
3B、103D)やFAX104(104B,104
B)が接続され、計算機105間通信のようなデータ通
信と、電話103間通信およびFAX104間通信のよ
うな音声通信とを統合して通信が可能なネットワークシ
ステムである。本実施例では、本発明を音声対応ルータ
101に適用した場合について示す。
【0008】図2は本発明を適用する音声対応ルータ1
01(101A,101B)の構成例を示す図である。
音声対応ルータ101Aは、音声インタフェース201
Aを持ち、音声インタフェース201にはアナログ/デ
ィジタル変換202A、音声符号化202B、音声パケ
ット化202Cを行う音声処理部202が接続され、L
ANが接続されるLANインタフェース201B、WA
Nが接続されるWANインタフェース201Cを持ち、
各インタフェース201(201A〜201C)はそれ
ぞれルーティング処理部203に接続される構成であ
る。音声インタフェース201Aには、電話103A,
FAX104A,PBX102Aが接続され、LAN/
WANインタフェース201B,201Cには、LAN
やWANを介して、計算機105A,105Bや、Qo
S対応ルータ106Aが接続される。音声対応ルータ1
01Bについても同様であるので、以下でも特に説明は
しない。
【0009】図3は音声対応ルータ101Aのルーティ
ング処理部203の構成例を示す図である。音声処理部
202からのパケットは、受信バッファ303Aに格納
され、LANインタフェース201Bからのパケット
は、受信バッファ303Bに格納され、WANインタフ
ェース201Cからのパケットは、受信バッファ303
Cに格納される。パケット振分け部は、受信バッファ3
03(303A〜303C)に格納されているパケット
のヘッダ部の情報からパケットの宛先とタイプを認識
し、前記パケットの宛先により、ルーティングテーブル
305を参照して、宛先インタフェースがどれであるか
を認識し、さらに前記パケットのタイプにより、ポリシ
ィテーブル306を参照して、宛先の送信バッファ30
4(304A〜304C)のどのクラスのバッファに格
納するかを認識し、そのパケットは、宛先の送信バッフ
ァ304に転送される。送信バッファ304B,304
Cは、ポリシィテーブル306の各クラスに対応して、
論理的にクラス分けされたバッファ構成となっている。
パケットスケジューラ302B,302Cは、送信バッ
ファ304B,304Cの各クラスのバッファから、各
クラス毎に定められたスケジューリング方法で、パケッ
トを各宛先インタフェース201B,201Cに送信す
る。なお、本実施例の最初の説明では、送信バッファ3
04Aについては、音声のパケットのクラス分けを行わ
ないため、バッファが論理的に1つの構成としており、
パケットスケジューラを介さず、パケットの到着順に送
信する構成としている。
【0010】図4はルーティングテーブル305の構成
例を示す図である。ルーティングテーブル305は、ネ
ットワークと宛先インタフェースを組とするエントリ4
00を複数持つ。ネットワークN1には電話103A,
FAX104A,PBX102Aが属し、ネットワーク
N2には計算機105A,105Bが属し、ネットワー
クN3にはQoS対応ルータ106Aが属する構成とし
ている。この例では、音声対応ルータ101Aに直接接
続されていないネットワークについては、WANインタ
フェース201Cに向けて送信する構成としている。従
って、ルーティングテーブル305は、エントリ401
から404の様に表される。
【0011】図5はポリシィテーブル306の構成例を
示す図である。ポリシィテーブル500(306)は、
バッファクラスとルールを組とするエントリ501を複
数持つ。この例では、4つのバッファクラスを持つもの
とする。バッファクラスC1は、音声パケットの送受信
に用いられるRTP(Real-time Protocol)パケットの
ように、低遅延でパケット送信間隔が一定(ゆらぎが少
ない)であることが要求されるパケットを格納するバッ
ファクラスとする。バッファクラスC2は、音声通信の
開始/終了時の制御を行うRTCP(RTP Control Prot
ocol)パケットや、リモートログインを行うTELNE
Tパケットのように、低遅延であることが要求されるパ
ケットを格納するバッファクラスとする。バッファクラ
スC3は、メールの転送に使用されるSMTP(Simple
Mail Transfer Protocol)パケットや、WEBアクセ
スのために使用されるHTTP(HyperText Transfer P
rotocol)パケットのように、最低限の帯域が保証され
ていることが要求されるパケットを格納するバッファク
ラスとする。バッファクラスC4は、前記以外のパケッ
トで、ベストエフォートで送信するパケットを格納する
バッファクラスとする。従って、ポリシィテーブル50
0は、エントリ511から514の様に表される。
【0012】図6は本発明の実施例の説明で使用される
プロトコルのレイヤ構成600を示す図である。各レイ
ヤのプロトコルは、OSI(Open Systems Interconnec
tion)の参照モデルおよびTCP/IP(Transmission
Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコル
・アーキテクチャのレイヤで示している。H.323
は、インターネットを含むIPベースのネットワーク上
で、音声、ビデオ、データといった通信基盤を提供する
ITU(International Telecommunications Union)の
規格である。例えば、G.711およびG.729は、
音声のディジタルデータを符号化するときのプロトコル
である。
【0013】以下、本発明を適用する音声対応ルータ1
01のパケット受信からパケット送信までの処理手順を
図7から図12のフローを用いて説明する。
【0014】図7はパケット振分け処理部301の受信
パケットの処理手順を示すフローである。パケット振分
け処理部301は、受信バッファにパケットが有ると、
ヘッダ情報を読込み(701)、宛先ネットワークによ
りルーティングテーブルを検索して(702)、宛先ネ
ットワークがN1、すなわち音声インタフェース宛であ
れば、音声インタフェースの送信バッファ304Aへパ
ケットを転送する(703,704)。宛先ネットワー
クがN2、すなわちLANインタフェース宛であれば、
LANインタフェースへのパケット転送処理を行う(7
05,706)。宛先ネットワークがN3、すなわちW
ANインタフェース宛であれば、WANインタフェース
へのパケット転送処理を行う(707,708)。宛先
ネットワークが前記のどのネットワークにも該当しなけ
れば、デフォルトネットワークインタフェースへのパケ
ット転送処理を行う(709)。この例では、デフォル
トネットワークインタフェースは、WANインタフェー
スであるので、前記709の処理は、前記708の処理
と等しい。
【0015】図8は図7のLANインタフェースへのパ
ケット転送処理706および前記WANインタフェース
へのパケット転送処理708の処理手順を示すフローで
ある。図6で示したプロトコルのレイヤ構成600を前
提としてプロトコル解析を行い(801)、ポリシィテ
ーブル306を参照して(802)、バッファクラスC
1のパケット、すなわちRTPパケットであれば、送信
バッファ304のバッファクラスC1へパケットを転送
する(803,804)。バッファクラスC2のパケッ
ト、すなわちRTCPパケットまたはTELNETパケ
ットであれば、送信バッファ304のバッファクラスC
2へパケットを転送する(805,806)。バッファ
クラスC3のパケット、すなわちSMTPパケットまた
はHTTPパケットであれば、送信バッファ304のバ
ッファクラスC3へパケットを転送する(807,80
8)。前記のどのパケットにも該当しなければ、送信バ
ッファ304のバッファクラスC4へパケットを転送す
る(809)。
【0016】図9はパケットスケジューラ302が、バ
ッファクラスC1からパケットを送信する処理手順を示
すフローである。既存技術の低遅延、ゆらぎが少となる
スケジューリング方法を用いて、パケットの有無のチェ
ックを行うタイミングを得て(901,902)、パケ
ットが有る場合はパケット送信処理903を行う。パケ
ット送信処理903は、音声パケットがパケット送信時
間の長いロングパケットの送信により、遅延が発生して
しまうことを防ぐため、既存技術であるパケットのフラ
グメント処理を行うようにしている。フラグメントが既
に行われ、フラグメントされたパケットの残りがまだあ
るかどうかをチェックし、残りがある場合はパケットの
送信を行う(904,906)。フラグメントされたパ
ケットの残りが無い場合は、これから送信しようとする
パケットの送信時間が、フラグメントをするかどうかの
判断を行うための時間、すなわちフラグメント時間T以
下である場合はパケットの送信を行う(905,90
6)。前記パケットの送信時間がフラグメント時間Tよ
りも大きい場合は、パケットのフラグメント処理を行い
(905,907)、フラグメントされた最初のパケッ
トの送信を行う(906)。
【0017】図10はパケットスケジューラ302が、
バッファクラスC2からパケットを送信する処理手順を
示すフローである。既存技術の低遅延となるスケジュー
リング方法を用いて、パケットの有無のチェックを行う
タイミングを得て(1001,1002)、パケットが
有る場合はパケット送信処理903を行う。
【0018】図11はパケットスケジューラ302が、
バッファクラスC3からパケットを送信する処理手順を
示すフローである。既存技術の最低帯域保証が可能なス
ケジューリング方法を用いて、パケットの有無のチェッ
クを行うタイミングを得て(1101、1102)、パ
ケットが有る場合はパケット送信処理903を行う。
【0019】図12はパケットスケジューラ302が、
バッファクラスC4からパケットを送信する処理手順を
示すフローである。図9から図11で示したパケットス
ケジューラ302の処理で、バッファクラスC1からC
3にパケットが無いと判断されている期間に、バッファ
クラスC4のパケットの有無のチェックを行い(120
1)、パケットが有る場合はパケット送信処理903を
行う。
【0020】次に本発明の第二の実施の形態を図13か
ら図15を参照して説明する。第二の実施の形態ではポ
リシィテーブルの管理方法を示す。
【0021】図13はポリシィテーブルを管理するため
の機器の構成例を示す図である。図1で示したネットワ
ーク構成例において、音声対応ルータ101にネットワ
ークを介して計算機105が接続されており、ポリシィ
テーブル306はこの計算機105から音声対応ルータ
101の管理者により設定が可能である。
【0022】また音声対応ルータ101とシリアルケー
ブル1301を介して接続されるダム端末1302や、
ネットワークに接続されているネットワーク管理装置1
303により設定が可能である。
【0023】図14は複数のポリシィテーブルを時間軸
で管理するためのタイムテーブルの構成例を示す図であ
る。タイムテーブル1400は、図5で示したようなポ
リシィテーブル306を複数用意し、ポリシィテーブル
番号1401により区別を行い、例えば3つの時間軸に
よる設定、すなわち1日の中の時間帯で使用するポリシ
ィテーブルを指定する設定1402、週の中の曜日で使
用するポリシィテーブルを指定する設定1403、1年
の中で月日で使用するポリシィテーブルを指定する設定
1404を行う。
【0024】図15は図5とは別のポリシィテーブルの
構成例を示す図である。ポリシィテーブル1500で
は、バッファクラスC1は指定はなく、バッファクラス
C2はTELNETパケットを指定し、バッファクラス
C3は、ファイルの転送に使用されるFTP(File Tra
nsfer Protocol)パケットを指定する。従って、ポリシ
ィテーブル1500は、エントリ1501から1504
の様に表される。
【0025】タイムテーブル1400において、ポリシ
ィテーブル番号1はポリシィテーブル500、ポリシィ
テーブル番号2はポリシィテーブル1500として設定
1402を行うと、8時から20時までは、音声通信に
最適なパケットスケジューリング方法であるが、それ以
外はリモートアクセスやファイル転送に最適なパケット
スケジューリング方法にすることができる。
【0026】次に本発明の第三の実施の形態を図16か
ら図19を参照して説明する。第三の実施の形態ではポ
リシィテーブルの補足情報の設定方法を示す。
【0027】図16は電話番号とその番号の機器が接続
されている音声対応ルータの対応を管理するゲートキー
パーの構成例を示す図である。この例では、ゲートキー
パー1600はネットワーク上に1つ存在する場合を示
しているが、複数の音声対応ルータ101にこのゲート
キーパーの機能を有する構成も可能である。
【0028】図17は電話番号管理テーブルの構成例を
示す図である。電話番号管理テーブル1700は、電話
やFAXの電話番号とこれらの機器が接続される音声対
応ルータ101のアドレスを組とするエントリ1701
を複数持つ。例えば、電話103BはD1という電話番
号で、音声対応ルータ101Aに接続されており、音声
対応ルータ101AのアドレスはG1とすると、エント
リ1711のように表される。同様に電話103Dはエ
ントリ1713のように表されるものとする。
【0029】電話103Bから電話103Dと通話を行
う場合の処理の概要を図16,図17を用いて説明す
る。この例では、ITUのH.323で規定されている
処理の概要を示す。電話103Bから電話103Dの電
話番号D3をダイアルすると(1611)、音声対応ル
ータ101Aはゲートキーパー1600に電話103D
の電話番号D3に対応する音声対応ルータのアドレスを
問い合わせ(1612)、ゲートキーパー1600は電
話番号管理テーブル1700から調べ、そのアドレスが
G2であることを音声対応ルータ101Aに伝える(1
613)。音声対応ルータ101Aは、アドレスがG2
の音声対応ルータ、すなわち音声対応ルータ101B
に、宛先の電話番号D3を通知する(1614)。相手
の電話103Dが応答するとコネクションが確立し、通
話が始まる(1615)。通話が終了すると、ゲートキ
ーパー1600に通話ログ情報などを送信する(161
6)。
【0030】図18は本実施の形態のポリシィテーブル
306の構成例を示す図である。ポリシィテーブル18
00(306)は、音声パケットの補足情報として、音
声通話が始まる前に、前記のゲートキーパー1600と
の処理で得られる電話103やFAX104の発信元と
発信先の音声対応ルータ101のアドレスをキャッシュ
として持ち、発信元と発信先の音声対応ルータ101間
をIPのtracerouteのような処理で、中継ネ
ットワーク数を計算し、その中継ネットワーク数の範囲
により、長距離、中距離、短距離のように、バッファク
ラス1をさらに、バッファクラスC11〜C13のよう
に論理的に分ける。
【0031】図19は図8で示したパケット転送処理の
処理手順の一部を変更した処理手順を示すフローであ
る。図8のポリシィテーブル306を参照した後(80
2)、バッファクラスC1のパケット、すなわちRTP
パケットであり、発信元,発信先間が長距離であれば、
送信バッファ304のバッファクラスC11へパケット
を転送する(1901,1902)。発信元、発信先間
が中距離であれば、送信バッファ304のバッファクラ
スC12へパケットを転送する(1903,190
4)。発信元、発信先間が近距離であれば、送信バッフ
ァ304のバッファクラスC13へパケットを転送する
(1905,1906)。
【0032】発信元、発信先のアドレスが登録されてい
ない場合は、送信バッファ304のバッファクラスC1
へパケットを転送する(804)。パケットスケジュー
ラ302が各バッファクラスC11〜C13からパケッ
トを送信する処理は、既存技術の優先制御やWFQ(We
ighted Fair Queuing)を用いて、長距離の音声パケッ
トを優先して転送するようにする。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、データ・音声統合ネッ
トワークシステムにおいて、音声通話の通信品質を考慮
したパケットの送受信が可能となり、エンド−エンドで
低遅延、ゆらぎの少ない通話を提供することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するデータ・音声統合ネットワー
クの一構成例を示す図。
【図2】本発明を適用する音声対応ルータの構成例を示
す図。
【図3】音声対応ルータのルーティング処理部の構成例
を示す図。
【図4】ルーティングテーブルの構成例を示す図
【図5】ポリシィテーブルの構成例を示す図。
【図6】プロトコルのレイヤ構成を示す図。
【図7】パケット振分け処理部の受信パケットの処理手
順を示す図。
【図8】パケット振分け処理部のパケット転送の処理手
順を示す図。
【図9】バッファクラスC1のパケットスケジューラの
処理手順を示す図。
【図10】バッファクラスC2のパケットスケジューラ
の処理手順を示す図。
【図11】バッファクラスC3のパケットスケジューラ
の処理手順を示す図。
【図12】バッファクラスC4のパケットスケジューラ
の処理手順を示す図。
【図13】ポリシィテーブル管理機器の構成例を示す
図。
【図14】ポリシィテーブルのタイムテーブルの構成例
を示す図。
【図15】前記図14で使用するポリシィテーブルの構
成例を示す図。
【図16】ゲートキーパーの構成例を示す図。
【図17】電話番号管理テーブルの構成例を示す図。
【図18】補足情報を含めたポリシィテーブルの構成例
を示す図。
【図19】前記図8のパケット振分け処理部に前記図1
8のポリシィテーブルを参照する処理を加えたパケット
転送の処理手順を示す図。
【符号の説明】
101…音声対応ルータ、102…PBX、103…電
話、104…FAX、105…計算機、301…パケッ
ト振分け処理部、302…パケットスケジューラ、30
3…受信バッファ、304…送信バッファ、305…ル
ーティングテーブル、306(500、1800)…ポ
リシィテーブル、1400…タイムテーブル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネットまたはイントラネットに音
    声をパケット化して送信する、または音声パケットを中
    継する音声対応ルータであって、音声パケットを含む各
    種のパケットを一時的に格納するための受信バッファお
    よび送信バッファを備え、前記送信バッファは複数のク
    ラスに論理的に分割されており、前記受信バッファから
    1パケット毎に、先頭から決まった範囲のデータを読み
    出し、読み出した内容を解析するパケット解析手段によ
    り、前記送信バッファのクラス別に格納するパケット振
    分け手段を備え、前記送信バッファからパケットを取り
    出すパケットスケジューラを備え、前記パケット解析手
    段は、音声パケットを検出すると、前記送信バッファの
    指定されたクラスにパケットを格納し、前記パケットス
    ケジューラは、音声通信に最適になるように、低遅延、
    パケット送信間隔のゆらぎが少なくなるようなスケジュ
    ーリング方法により音声パケットを取り出し、送信する
    ことを特徴とするパケット送受信方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の音声対応ルータにおい
    て、電話,PBX,FAX等を接続する音声インタフェ
    ースおよび音声をディジタル化するアナログ/ディジタ
    ル変換手段と、前記アナログ/ディジタル変換手段によ
    りディジタル化されたデータを圧縮する音声符号化手段
    と、前記音声符号化手段により符号化されたデータをパ
    ケット化する音声パケット化手段を備え、前記音声パケ
    ット化手段により生成された音声パケットは、前記受信
    バッファに格納された後、前記パケット解析手段を介す
    ことなく、前記送信バッファの指定されたクラスにパケ
    ットを格納することを特徴とする前記パケット振分け手
    段のパケット振分け方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のパケット振分け手段のパ
    ケット振分け方法であって、前記パケット解析手段は、
    受信パケットの内容により前記送信バッファのどのクラ
    スにパケットを格納するかを示しているポリシィテーブ
    ルを参照し、前記受信パケットを前記送信バッファの指
    定されたクラスに格納することを特徴とするパケット振
    分け方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のパケットスケジューラの
    スケジューリング方法であって、クラス分けされた前記
    送信バッファからパケットを取り出す際に、クラス毎に
    定められた取り出し方法によりパケットを取り出すこと
    を特徴とするスケジューリング方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のポリシィテーブルの記述
    方法であって、一例として、音声系のデータのように、
    低遅延、ゆらぎの少なさが要求されるクラス、オンライ
    ン系のデータのように、レスポンスが要求されるクラ
    ス、ビデオのデータのように、帯域または転送速度のみ
    が要求されるクラス、ファイルのデータ転送のように、
    特に通信品質は問題としないクラス、前記のどのクラス
    にも属さないまたは指定のないデータを格納するクラ
    ス、などに分類することを特徴とするポリシィテーブル
    の記述方法。
  6. 【請求項6】請求項3記載のポリシィテーブルの管理方
    法であって、前記ポリシィテーブルは、管理者により設
    定され、前記ポリシィテーブルは、時間軸上に従って設
    定できるものとし、一例として、1日のうち何時から何
    時までのような設定、週,月,年内を通じての特定期間
    の設定、定期的な設定を行うことが可能であることを特
    徴とするポリシィテーブルの管理方法。
  7. 【請求項7】請求項3に記載のポリシィテーブルの補足
    情報の設定方法であって、音声パケット、特に電話の音
    声パケットについて、通話を開始するための制御パケッ
    トを流す時に、その内容から発信元と発信先の情報を取
    得し、前記ポリシィテーブルへ補足情報としてキャッシ
    ュ的に記録しておき、その発信元と発信先との間の通過
    ネットワーク数も自動的に計算して記録しておき、その
    後、同じ組合せの発信元と発信先の間のデータを受信し
    た場合は、前記通過ネットワーク数が大きいものほど、
    音声パケットの中でも優先的に中継することを特徴とす
    る設定方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のポリシィテーブルの補足
    情報の取得方法であって、電話の通話を開始/終了する
    ための制御プロトコルが実装されているルータまたは計
    算機の、電話番号を管理しているテーブルから、発信元
    と発信先の情報を取得することを特徴とする取得方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030012240A (ko) * 2001-07-31 2003-02-12 박종태 차별화된 서비스 모델을 이용한 인터넷 전화 서비스 음성패킷 다중화 및 전송 방법
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CN113096659A (zh) * 2021-03-31 2021-07-09 百度在线网络技术(北京)有限公司 路由器控制方法、装置、设备及存储介质

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