JP2001016193A - 通信方法 - Google Patents

通信方法

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JP2001016193A
JP2001016193A JP11187270A JP18727099A JP2001016193A JP 2001016193 A JP2001016193 A JP 2001016193A JP 11187270 A JP11187270 A JP 11187270A JP 18727099 A JP18727099 A JP 18727099A JP 2001016193 A JP2001016193 A JP 2001016193A
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synchronization signal
frame synchronization
signal
bit
wireless system
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JP11187270A
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Yasuo Yoshimura
康男 吉村
Yoshio Horiike
良雄 堀池
Hiroyoshi Nomura
博義 野村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一の無線システムと第二の無線システムが
存在するときに、互いの通信が他方に与える影響を小さ
くし、また必要があれば一方の無線システムの受信装置
で他方の無線システムの送信装置からの信号を受信可能
とする。 【解決手段】 第二の無線システムの受信装置は、ビッ
ト同期信号を受信した後、第一のフレーム同期信号と第
二のフレーム同期信号とを同時に待ち受け、先に検出し
たフレーム同期信号に基づいて受信処理を切り換える。
このとき第二の無線システムの送信装置から送出する第
二のフレーム同期信号は第一の無線システムの送信装置
から送出する第一のフレーム同期信号のビット反転信号
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第一の無線システ
ムと第二の無線システムが存在するときに、互いの通信
が他方に与える影響を小さくし、また必要があれば一方
の無線システムの受信装置で他方の無線システムの送信
装置からの信号を受信可能とする通信方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】送信装置と受信装置とで無線通信を行う
とき、ビット同期信号、フレーム同期信号を最初に送信
し、続いて通信相手を識別するための識別信号や伝送し
たいデータ信号を送信するのが一般的である。図8に小
電力無線の通信電文フォーマットを示す。
【0003】ビット同期信号51は送信装置と受信装置
とでビットタイミングを同期するための信号で、「01
01・・・」を数十ビットから百ビット程度繰り返す。
フレーム同期信号52は次にある識別信号の先頭位置を
受信装置に伝えるための信号で、例えば31ビットの疑
似ランダム信号「00011011101010000
10010110011111」を使用する。識別信号
53は受信装置を指定するための信号で、受信装置は自
身が予め記憶している識別信号と受信した識別信号とが
一致することを確認して次にある伝送データ信号54を
受理する。
【0004】したがって受信装置が行う受信処理は、ま
ずビット同期信号51を受信して送信装置との同期を取
った後にフレーム同期信号52を待ち受ける。受信した
信号の中にフレーム同期信号52を検出すればその次の
信号を識別信号とみなして自身の識別信号と比較判定す
る。識別信号が一致すれば伝送データ信号を受理するこ
とになる。ビット同期信号51を受信後、ある時間経っ
てもフレーム同期信号52が検出されなければ受信中断
する。
【0005】なお、フレーム同期信号52の検出方法と
して、上記の31ビット疑似ランダム信号を受信装置が
予め記憶しておき、このランダム信号と31ビット完全
一致した受信信号をフレーム同期信号とみなす。あるい
は通信路のノイズなどによる受信誤りを考慮して1ビッ
ト誤りを認め30ビット一致したときでもフレーム同期
信号とみなす設計もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような通信方式
で複数の無線システムが存在する場合、互いの通信が他
方に与える影響を小さくしなければならない。また必要
があれば一方の無線システムの受信装置で他方の無線シ
ステムの送信装置からの信号を容易に受信可能とする。
【0007】ここではわかりやすくするために、第一の
無線システムを既存のシステム、第二の無線システムを
新規のシステムとして説明する。
【0008】第一の無線システムは例えばガス検針シス
テムであり、ガスメータ側の送受信装置と電話回線側の
送受信装置から構成される。ガスメータから電話回線を
通じて検針センター装置へガス使用量を通報したり、検
針センター側からガスメータに状態要求コマンドを送信
してガスメータの状態を検針センター側で把握するのが
目的である。この送受信装置を設置する時点で、後にど
のような送受信装置が同じ建物内に新たに設置されるか
は予想できない。
【0009】また、第二の無線システムは例えばガス給
湯機のリモコンシステムである。リモコン側の送受信装
置からガス給湯機側の送受信装置へ制御コマンドを送信
してガス給湯機を遠隔操作し、ガス給湯機側の送受信装
置からリモコン側の送受信装置へガス給湯機の動作状態
を送信してリモコンに表示するのが目的である。
【0010】このようなときに、ガス検針システムの通
信とガス給湯機のリモコンシステムの通信とで互いに与
える影響を小さくしなければならない。また場合によっ
ては、ガスメータ側から電話回線側にガス使用量を通報
する通信電文をリモコンで受信してその表示部にガス使
用量を表示することが要望される。
【0011】ガス検針システムとリモコンシステムとは
おのおの送受信するデータの内容が異なる。また通信電
文フォーマットが若干異なり送受信処理が異なることも
あるが、ここでは通信電文フォーマットが同じとして説
明する。
【0012】第一の無線システムである既存の送信装置
と受信装置との間で通信する通信電文を通信電文A、第
二の無線システムである新たに設置した送信装置と受信
装置との間で通信する通信電文を通信電文Bとする。と
もに通信電文フォーマットは図8と同じである。
【0013】通信電文A、Bともにフレーム同期信号が
上記の31ビット疑似ランダム符号「00011011
10101000010010110011111」で
ある場合を考える。通信電文Aを新規の受信装置が受信
したときはフレーム同期信号が同一であるのでフレーム
同期信号が検出され、その次の受信信号を識別信号とみ
なして自身の識別信号と比較判定する。ここで既存の受
信装置と新規の受信装置とで識別信号をおのおの独自に
定めていれば識別信号が重複する可能性がある。この場
合、新規の受信装置は既存の送信装置と新規の送信装置
とを区別できず、新規の送信装置からの伝送データとし
て誤って受理してしまう。
【0014】したがって、フレーム同期信号を同じとす
れば識別信号が重複しないよう管理・調整が必要であ
る。小電力無線では通信到達距離が広いことからこれを
一元化して行う制度があった。しかし近年、この制度が
無くなり、製造者がそれぞれ独自に識別信号を決めるこ
とになれば識別信号の管理・調整は困難で、既存の通信
と新たな通信とでお互い混信する可能性が生まれる。
【0015】同様に、通信電文Bを既存の受信装置が受
信したときはフレーム同期信号が検出され、その次の受
信信号を識別信号とみなす。識別信号が偶然に一致した
場合、既存の受信装置は既存の送信装置と新規の送信装
置とを区別できず、既存の送信装置からの伝送データと
して受理してしまう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第一の無線システムの送信装置は第一のフ
レーム同期信号を送信し、第二の無線システムの送信装
置は前記第一のフレーム同期信号のビット反転信号であ
る第二のフレーム同期信号を送信する。
【0017】上記発明によれば、二つのフレーム同期信
号はビット反転信号で全ビットが異なるので容易にかつ
確実に識別できる。したがって第一の無線システムの通
信を第二の無線システムの受信装置が誤って受信すると
いう可能性を極めて低くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項記載の形態で実
施することができるものである。
【0019】すなわち、請求項1記載の発明のように、
第一の無線システムの送信装置は第一のフレーム同期信
号を送信し、第二の無線システムの送信装置は前記第一
のフレーム同期信号のビット反転信号である第二のフレ
ーム同期信号を送信する。そして、二つのフレーム同期
信号はビット反転信号で全ビット異なるので容易にかつ
確実に識別できる。したがって第一の無線システムの通
信を第二の無線システムの受信装置が誤って受信すると
いう可能性を極めて低くすることができる。
【0020】また、請求項2記載の発明のように、少な
くとも第一の無線システムの受信装置は、ビット同期信
号を受信した後、第一の受信処理を行うための第一のフ
レーム同期信号と第二の受信処理を行うための第二のフ
レーム同期信号とを同時に待ち受け、先に検出したフレ
ーム同期信号に基づいて受信処理を切り換える。そし
て、第一の無線システムの受信装置が第二の無線システ
ムの送信装置からの通信も受信可能とする場合には、二
つのフレーム同期信号で待ち受け、第一のフレーム同期
信号を検出したときは第一の無線システムの通信を受信
する受信処理を、第二のフレーム同期信号を検出したと
きは第二の無線システムの通信を受信する受信処理を行
う。
【0021】また、請求項3記載の発明のように、受信
装置は、受信した信号と第一のフレーム同期信号とを比
較して不一致であるビット数がNビット以下のときは第
一のフレーム同期信号、一致するビット数がNビット以
下のときは第二のフレーム同期信号と判断する。そし
て、二つのフレーム同期信号はビット反転信号であるの
で第一のフレーム同期信号と比較するだけで第二のフレ
ーム同期信号の判別も同時にでき、容易かつ確実であ
る。
【0022】また、請求項4記載の発明のように、第一
の受信処理と第二の受信処理とでは、フレーム同期信号
以後に送信する通信電文フォーマットが異なる。そし
て、先に検出したフレーム同期信号に基づいて受信処理
を切り換えるので、異なる通信電文フォーマットを受信
可能である。識別信号や伝送データ内のフラグ等によっ
て受信処理を切り換える方法よりも容易かつ確実であ
る。
【0023】また、請求項5記載の発明のように、第一
のフレーム同期信号または第二のフレーム同期信号の少
なくとも一方に31ビット疑似ランダム符号「0001
1011101010000100101100111
11」を利用する。この符号はフレーム同期信号として
最適である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0025】(実施例1)図1は本発明の実施例1に関
わる送受信装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、相手の送受信装置と通信するため、アンテナ1を
介して相手の送受信装置からの無線信号2を受信し受信
電文に復調する受信手段3、その受信手段3の電源オン
・オフや受信チャネルなどを制御する受信回路制御手段
4、送信電文を変調してアンテナ1を介して相手の送受
信装置に無線信号2を送信する送信手段5、その送信手
段5の電源オン・オフや送信チャネルなどを制御する送
信回路制御手段6、受信手段3からの受信電文を解読し
て受信処理するとともに送信電文を組み立てて送信手段
5に渡すなど通信全体を制御する例えばマイコンからな
る通信制御手段7から構成される。
【0026】また、受信手段3からの受信電文中のビッ
ト同期信号を検出して送信装置との同期を取る処理を行
うビット同期処理手段8、その同期を基準にしてフレー
ム同期信号を一定時間のあいだ探索・検出するフレーム
同期信号検出手段9がある。探索・検出には予めフレー
ム同期信号記憶手段11に記憶してあるフレーム同期信
号と受信した信号とを比較し一致したときにフレーム同
期信号と判断する。
【0027】フレーム同期信号を検出したときは通信制
御手段7は次の受信処理を行う。すなわち、フレーム同
期信号によって識別信号の先頭を判別し、識別信号で自
分宛であることを確認し伝送データ信号を受信する。識
別信号は通信相手を識別するために各送受信装置にユニ
ークな符号を用い、初期設定時にその送受信装置自身の
識別信号と通信相手の識別信号とを識別信号記憶手段1
3に記憶する。通信制御手段7は識別信号記憶手段11
から識別信号を読み出し、送信時は送信電文中に通信相
手の識別信号を挿入する。受信時は受信電文中の識別信
号が自身の識別信号と一致している電文のみを解読す
る。
【0028】ここで送受信装置を2種類考える。一つは
第一の無線システムを構成する既存の送受信装置であ
る。もう一方は第二の無線システムを構成する新規の送
受信装置である。2種類の送受信装置は別々の時期に、
別々の目的で設置されることがあり、既存の送受信装置
を設置する時点で、後にどのような送受信装置が同じ建
物内に設置されるかは予想できないことがある。また、
既存の送受信装置と新規の送受信装置は、おのおの送受
信するデータの内容が異なる。また通信電文フォーマッ
トが若干異なり送受信処理が異なることが多い。
【0029】送受信装置の通信電文フォーマットを図2
に示す。図において、(1)は既存送受信装置のの通信
電文、(2)は新規の送受信装置の通信電文である。
【0030】(1)、(2)の同じ点は、ビット同期信
号、フレーム同期信号、通信相手を識別するための識別
信号を最初に送信し、続いて伝送データ信号を送信する
ことである。また、ビット同期信号のビット数、フレー
ム同期信号、識別信号のビット数が異なる。ここでフレ
ーム同期信号はビット反転の関係とした。
【0031】受信処理として、ビット同期信号を受信し
て送信装置との同期を取り、続いて受信するビット列に
フレーム同期信号を検出して識別信号の先頭を判別す
る。既存の通信電文を既存の送受信装置、新規の送受信
装置が受信する場合は図3の通りである。既存の通信電
文(1)を既存の受信装置で受信処理するときは(2)
のように第一のフレーム同期信号を検出し、識別符号を
確認して伝送データ信号を受理する。しかし新規の受信
装置は(3)のように第二のフレーム同期信号が検出で
きないので受信中断する。
【0032】新規の通信電文を既存の送受信装置、新規
の送受信装置が受信する場合は図4の通りである。図3
とは逆に、新規の通信電文(1)を新規の受信装置で受
信処理するときは(3)のように第二のフレーム同期信
号を検出し、識別符号を確認して伝送データ信号を受理
する。しかし既設の受信装置は(2)のように第一のフ
レーム同期信号が検出できないので受信中断する。
【0033】以上のように、既存の送受信装置は第一の
フレーム同期信号の探索・検出のみを行えばよいし、新
規の送受信装置は第二のフレーム同期信号の探索・検出
のみ行えばよい。したがって既存の通信を新規の受信装
置が誤って受信する、あるいは新規の通信を既存の受信
装置が誤って受信するということを防ぐための、特別な
手段や受信処理を用意する必要がない。
【0034】本発明では第一のフレーム同期信号と第二
のフレーム同期信号とはビット反転信号で全ビットが異
なりビット差が最大としている。これを間違えて受信処
理するという可能性を極めて低くすることができる。
【0035】また、フレーム同期信号として疑似ランダ
ム符号を用いる。これはランダム性が高い符号であり、
図3(3)においてビット同期信号から第一のフレーム
同期信号の中に第二のフレーム同期信号と似た信号が出
現することがない。図4(2)においてビット同期信号
から第二のフレーム同期信号の中に第一のフレーム同期
信号と似た信号が出現することがない。
【0036】まず疑似ランダム符号でないときの不都合
を示す。例えば第一のフレーム同期信号を「00110
0」とすれば第二のフレーム同期信号は「11001
1」となる。第一のフレーム同期信号の4〜6ビット目
と第二のフレーム同期信号の1〜4ビット目が「110
0」で同じため、第二のフレーム同期信号の直前の2ビ
ットに「00」があればこの部分で第一のフレーム同期
信号を検出してしまう。すなわち、適切な第一のフレー
ム同期信号を選択しなければその反転ビット信号である
第二のフレーム同期信号の中に第一のフレーム同期信号
とよく似た信号が含まれてしまう。また第一のフレーム
同期信号の中に第二のフレーム同期信号とよく似た信号
が含まれてしまう。
【0037】そこで、第一のフレーム同期信号を疑似ラ
ンダム符号とすれば、その反転信号に第一のフレーム同
期信号とよく似た信号が含まれない。図5にビット同期
信号〜第二のフレーム同期信号のあいだで第一のフレー
ム同期信号とのビット差の一例を示す。ビット差は第一
のフレーム同期信号の比較位置によって変化するが12
〜31ビットで十分な大きさである。
【0038】以上のように、第一のフレーム同期信号が
疑似ランダム符号であれば、そのビット反転である第二
のフレーム同期信号は疑似ランダム符号となる。ともに
ランダム性の高い符号であるので、でたらめなビット列
の中にフレーム同期信号が偶然出現しにくく、誤って受
信処理する可能性を低くすることができる。
【0039】特に31ビットの疑似ランダム符号では、
でたらめなビット列がこのフレーム同期信号と偶然同じ
となる確率が2の31乗と都合がよい。これよりもビッ
ト数が少ない疑似ランダム符号、例えば15ビットでは
この確率が小さすぎる。ビット数が多い疑似ランダム符
号、例えば63ビットではビット数が多くてフレーム同
期信号の探索・検出で扱いにくい。
【0040】ところで、仮に、第一のフレーム同期信号
と第二のフレーム同期信号とが同じであればこの二つを
識別することは不可能である。既存の受信装置は新規の
通信を既存の通信として受信処理し、通信相手を確認す
るための識別信号は機能を果たさなくなる。ここで識別
信号が偶然に一致するようなことが発生すれば、既存の
受信装置は既存の送信装置と新規の送信装置とを区別で
きず伝送データを受理してしまう。
【0041】また第一のフレーム同期信号と第二のフレ
ーム同期信号とが似ていれば、受信誤りが発生したとき
にこの二つを識別することが困難となる。この場合も既
存の受信装置は新規の通信を既存の通信として受信処理
し、識別信号は機能を果たさなくなる。
【0042】以上のように、第一の無線システムと第二
の無線システムが存在する場合、二つのフレーム同期信
号はビット反転信号で全ビット異なるので容易にかつ確
実に識別でき、第一の無線システムの通信を第二の無線
システムの受信装置が誤って受信するという可能性を極
めて低くすることができる。
【0043】(実施例2)次に本発明の実施例2とし
て、第二の無線システムである新規の送受信装置で第一
の無線システムである既存の送受信装置からの信号を受
信可能とする通信方法を説明する。
【0044】既存の送受信装置と新規の送受信装置とは
目的が異なるので図2のように通信電文フォーマットが
異なる。このときに、既存の送受信装置を変更すること
なく新規の送受信装置の対応のみでこれを実現すること
が望まれる。
【0045】本発明の実施例2では、新たに設置する受
信装置は、ビット同期信号を受信した後、第一のフレー
ム同期信号と第二のフレーム同期信号とを同時に待ち受
け、先に検出したフレーム同期信号に基づいて受信処理
を切り換える。つまり、図6のようにビット同期後、二
つのフレーム同期信号で待ち受け、既存の通信のフレー
ム同期信号を検出したときは既存の通信を受信する受信
処理を、新規の通信のフレーム同期信号を検出したとき
は新規の通信を受信する受信処理を行う。
【0046】このとき、二つのフレーム同期信号はビッ
ト反転信号で全ビット異なるので、受信した信号と第二
のフレーム同期信号とを比較して不一致であるビット数
がNビット以下のときは第二のフレーム同期信号、一致
するビット数がNビット以下のときは第一のフレーム同
期信号と判断できる。例えばフレーム同期信号が31ビ
ットであるとき、第二のフレーム同期信号と比較して3
1ビット一致したときは第二のフレーム同期信号、31
ビット不一致したときはビット反転信号である第一のフ
レーム同期信号と判断できる。
【0047】受信誤りを2ビットまで考慮するときは、
第二のフレーム同期信号と比較して不一致であるビット
数が2ビット以下のとき第二のフレーム同期信号、一致
するビット数が2ビット以下のときは第一のフレーム同
期信号と判断できる。
【0048】つまり、第二のフレーム同期信号と比較す
るだけで第一のフレーム同期信号の判別も同時にでき、
容易かつ確実である。この方法は、識別符号や伝送デー
タ内に1ビット程度のフラグを設けることで受信処理を
切り換える方法よりも容易かつ確実である。
【0049】図7に本発明の実施例2に関わる送受信装
置の構成を示すブロック図を示す。なお、図1と同一の
構成要素については説明を省略する。
【0050】ビット同期処理手段8によるビット同期を
基準にして第一のフレーム同期信号と第二のフレーム同
期信号とを一定時間のあいだ探索・検出する第一および
第二のフレーム同期信号検出手段10を備える。探索・
検出には予め第二のフレーム同期信号記憶手段12に記
憶してある第二のフレーム同期信号と受信した信号とを
比較しフレーム同期信号を判断する。
【0051】第一のフレーム同期信号を検出したときは
通信制御手段7は第一の受信処理を行う。すなわち図2
で示せば、第一の識別信号の先頭を判別し、63ビット
の第一の識別信号によって自分宛であることを確認し伝
送データ信号を受信する。また第二のフレーム同期信号
を検出したときは第二の識別信号の先頭を判別し、48
ビットの第二の識別信号によって自分宛であることを確
認し伝送データ信号を受信する。
【0052】なお、第一の無線システムを既存のシステ
ム、第二の無線システムを新規のシステムとして説明し
たが、第一、第二の無線システムはこれに限るものでは
ない。目的や通信内容、通信電文フォーマットが異なる
無線システムを指す。
【0053】なお、31ビットの疑似ランダム符号「0
0011011101010000100101100
11111」を利用したフレーム同期信号として、先頭
1ビットを最後にずらした「001101110101
0000100101100111110」やビット列
を前後反対とした「1111100110100100
001010111011000」であってもよい。
【0054】また、第二のフレーム同期信号は第一のフ
レーム同期信号の全ビットの反転信号として説明してき
たが、第一のフレーム同期信号のビット反転信号の一部
としてもよい。例えば、説明のために31ビットの疑似
ランダム符号「000110111010100001
0010110011111」の前半15ビット「00
0110111010100」=Aブロック、後半16
ビット「0010010110011111」=Bブロ
ックとする。第一のフレーム同期信号がAブロック+B
ブロック+Aブロックである「00011011101
0100 0010010110011111 000
110111010100」であるときに第二のフレー
ム同期信号は(Aブロック+Bブロック)の反転信号で
ある「111001000101011 110110
1001100000」でもよいし、(Bブロック+A
ブロック)の反転信号である「11011010011
0000 0111001000101011」でもよ
い。このように第一のフレーム同期信号が長いときは、
その一部を抽出しビット反転させた信号を第二のフレー
ム同期信号とすることが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
通信方法によれば、第一の無線システムと第二の無線シ
ステムが存在するときに、互いの通信が他方に与える影
響を小さくできる。また必要があれば一方の無線システ
ムの受信装置で他方の無線システムの送信装置からの信
号を受信可能とする。
【0056】さらに各請求項に対応して次の効果を奏す
る。
【0057】(1)第一の無線システムの送信装置は第
一のフレーム同期信号を送信し、第二の無線システムの
送信装置は前記第一のフレーム同期信号のビット反転信
号である第二のフレーム同期信号を送信する。二つのフ
レーム同期信号はビット反転信号で全ビット異なるので
容易にかつ確実に識別できる。
【0058】(2)第一の無線システムの受信装置が第
二の無線システムの送信装置からの通信も受信可能とす
る場合には、二つのフレーム同期信号で待ち受け、第一
のフレーム同期信号を検出したときは第一の無線システ
ムの通信を受信する受信処理を、第二のフレーム同期信
号を検出したときは第二の無線システムの通信を受信す
る受信処理を行う。
【0059】(3)受信装置は、受信した信号と第一の
フレーム同期信号とを比較して不一致であるビット数が
Nビット以下のときは第一のフレーム同期信号、一致す
るビット数がNビット以下のときは第二のフレーム同期
信号と判断する。したがって、第一のフレーム同期信号
と比較するだけで第二のフレーム同期信号の判別も同時
にでき、容易かつ確実である。
【0060】(4)第一の受信処理と第二の受信処理と
でフレーム同期信号以後に送信する通信電文フォーマッ
トが異なっても、先に検出したフレーム同期信号に基づ
いて受信処理を切り換えるので受信可能である。識別信
号や伝送データ内のフラグ等によって受信処理を切り換
える方法よりも容易かつ確実である。
【0061】(5)第一のフレーム同期信号または第二
のフレーム同期信号の少なくとも一方に31ビット疑似
ランダム符号「000110111010100001
0010110011111」を利用すればフレーム同
期信号として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の通信方法における送受信装
置のブロック図
【図2】同装置において既存と新規の通信電文フォーマ
ットを示す図
【図3】同装置において既存の通信電文を受信方法を示
す図
【図4】同装置において新規の通信電文を受信方法を示
す図
【図5】同装置におけるフレーム同期信号の検出とビッ
ト差を説明する図
【図6】本発明の実施例2の通信方法における既存の通
信電文を受信方法を示す図
【図7】同装置における送受信装置のブロック図
【図8】一般の通信電文フォーマットを示す図
【符号の説明】
1 無線アンテナ 2 無線信号 3 受信手段 4 受信回路制御手段 5 送信手段 6 送信回路制御手段 7 通信制御手段 8 ビット同期処理手段 9 フレーム同期信号検出手段 10 第一および第二のフレーム同期信号検出手段 11 第一のフレーム同期信号記憶手段 12 第二のフレーム同期信号記憶手段 13 識別信号記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 博義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K047 AA04 BB01 GG34 HH01 HH12 KK04 MM02 MM11 5K067 AA03 CC04 DD25 EE71 GG01 GG11 HH22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信装置と受信装置とで通信を行う通信方
    法において、第一の無線システムと第二の無線システム
    とが存在するときに、前記第一の無線システムの送信装
    置は第一のフレーム同期信号を送信し、前記第二の無線
    システムの送信装置は前記第一のフレーム同期信号のビ
    ット反転信号である第二のフレーム同期信号を送信する
    通信方法。
  2. 【請求項2】少なくとも第一の無線システムの受信装置
    は、ビット同期信号を受信した後、第一の受信処理を行
    うための第一のフレーム同期信号と第二の受信処理を行
    うための第二のフレーム同期信号とを同時に待ち受け、
    先に検出したフレーム同期信号に基づいて受信処理を切
    り換える請求項1記載の通信方法。
  3. 【請求項3】少なくとも第一の無線システムの受信装置
    は、受信した信号と第一のフレーム同期信号とを比較し
    て不一致であるビット数がNビット以下のときは第一の
    フレーム同期信号、一致するビット数がNビット以下の
    ときは第二のフレーム同期信号と判断する請求項1又は
    2記載の通信方法。
  4. 【請求項4】第一の無線システムと第二の無線システム
    とでは、フレーム同期信号以後に送信する通信電文フォ
    ーマットが異なる請求項2又は3記載の通信方法。
  5. 【請求項5】第一のフレーム同期信号または第二のフレ
    ーム同期信号の少なくとも一方に31ビット疑似ランダ
    ム符号「000110111010100001001
    0110011111」を利用した請求項1〜4のいず
    れか1項記載の通信方法。
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