JP2001015485A - 基板加工装置 - Google Patents

基板加工装置

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JP2001015485A
JP2001015485A JP11180949A JP18094999A JP2001015485A JP 2001015485 A JP2001015485 A JP 2001015485A JP 11180949 A JP11180949 A JP 11180949A JP 18094999 A JP18094999 A JP 18094999A JP 2001015485 A JP2001015485 A JP 2001015485A
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Hitoshi Yamamoto
山本  仁
Masakazu Takahashi
正和 高橋
Minoru Ichimura
稔 市村
Yoshiyuki Kako
義行 加来
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Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジカル反応により基板を加工する基板加工
装置において、複数枚の基板を短時間で加工可能とし、
かつ加工用ガスの消費量を減少させる。 【解決手段】 本発明の基板加工装置は、反応室内に、
加工用電極60と基板の支持台47〜50とを備える加
工部21を複数個設置し、これら加工部21の周囲をそ
れぞれ導電体製の接地電極で覆い、かつ接地電極を支持
台47〜50に接続するとともに、加工用電極60への
給電を、1台の電源と、この電源から延びる同軸管66
と、同軸管66から複数の加工部21にそれぞれ延びる
分岐管67を介して行い、かつ加工部21及び分岐管6
7を、同軸管66の軸線を中心に対称となるよう配置し
たことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンを含有す
る基板をラジカル反応を用いて加工する基板加工装置に
係り、特に、複数の基板を同時に加工可能な基板加工装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン、酸化珪素、窒化珪素、炭化珪
素等のシリコン系化合物は、半導体、太陽電池、ダイヤ
モンド薄膜形成等の分野にて、基板用材料として使用さ
れている。この基板は通常、平板四角形状または円盤状
をなしているが、脆性を有するため、欠けや割れが生じ
やすいという問題がある。特に、基板の端面が鋭利であ
ると欠けや割れが生じやすいため、基板の製造工程にお
いては、端面の面取り加工が必須となっている。
【0003】面取り加工は、研削や研磨等の物理的方法
により行うことも可能であるが、欠けや割れの発生を防
止しつつ面取り加工を行うには、ラジカル反応を利用し
た化学的方法の利用が好ましい。この方法では、ラジカ
ルの供給源である加工用ガスの雰囲気中に設置された基
板に対し、加工形状に応じた形状の電極を微小間隔をお
いて配置し、基板と電極との間に高周波電圧を印加して
放電させ、発生したラジカルと基板との間におけるラジ
カル反応により基板を一部気化させて加工を行う。
【0004】ラジカル反応を利用した加工方法の例とし
ては、例えば特開平1−125829号公報または特開
平6−342772号公報に開示の方法がある。特開平
1−125829号公報には、電極からの放電またはレ
ーザ光によりラジカルを発生させ、被加工物を加工する
無歪精密加工方法が開示されている。また、特開平6−
342772号公報には、基板上の半導体薄膜や金属薄
膜を、ラジカル反応を利用して線状に除去する半導体装
置の製造方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラジカル反応を利用し
た加工では、一般に、高周波電力の漏洩を防止するた
め、金属製の反応室の壁面を接地電極とし、電気的に絶
縁された加工電極との間で高周波電圧を印加している。
具体的には、被加工物の支持台を接地電極である反応室
の壁面に接続し、加工電極を反応室の壁面から絶縁して
いる。また、基板を均一に加工するためには、電極のう
ち、少なくとも被加工物と対向する領域に、均一なプラ
ズマを発生させる必要がある。
【0006】しかしながら、1台の電源を用いて、限ら
れた空間内で複数の基板を同時に加工しようとすると、
隣接する電極同士、あるいは電極と反応室間における電
気的影響等により、個々の反応室内に対する高周波電力
の分配が不均一となって、個々の電極に均一なプラズマ
を発生させることができない。従って、ラジカル反応を
利用した基板の加工では、1台の電源を用いた場合、基
板を一度に1枚しか加工できず、生産性が低いという問
題があった。
【0007】また、加工中は、反応室内を一定濃度の加
工用ガスで置換する必要があるが、反応室への基板の出
し入れ毎に新たなガスを供給しなければならず、ガスが
無駄となるという問題があった。また、ガスの置換に時
間を要するため、加工効率が低いという問題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複数の基板
を短時間で加工可能で、かつ加工用ガスの消費量が少な
い基板加工装置の提供をその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板を収容す
る反応室と、反応室内の上記基板に電圧を印加する加工
用電極とを備え、上記反応室内を加工用ガス雰囲気とし
て上記加工用電極に給電し、発生する上記加工用ガス由
来のラジカルと上記基板との間で生じるラジカル反応に
より上記基板を加工する基板加工装置において、上記反
応室内に、上記加工用電極と上記基板の支持台とを備え
る加工部を複数個設置し、これら加工部の周囲をそれぞ
れ接地電極である導電体で覆い、かつ上記接地電極を上
記支持台に接続するとともに、上記加工用電極への給電
を、1台の電源と、この電源から延びる同軸管と、この
同軸管から上記複数の加工部にそれぞれ延びる分岐管を
介して行い、かつ上記加工部及び上記分岐管を、上記同
軸管の軸線を中心に対称となるよう配置したことを特徴
としている。
【0009】また、本発明は、上記基板加工装置におい
て、開閉可能な仕切を介して上記反応室にそれぞれ連結
され、上記反応室への上記基板の搬入または上記反応室
からの上記基板の搬出に使用される複数の搬入用チャン
バ及び搬出用チャンバを備え、これら搬入用チャンバ及
び搬出用チャンバのうちいずれかの内部を上記加工用ガ
ス雰囲気とし、この搬入用チャンバ及び搬出用チャンバ
を介して上記反応室への上記基板の出し入れを行うこと
を特徴としている。
【0010】この場合、上記搬入用チャンバ及び搬出用
チャンバから排出される上記加工用ガスを貯留して、他
の上記搬入用チャンバ及び搬出用チャンバに供給する貯
留手段を設けることも可能である。あるいは、上記搬入
用チャンバ及び搬出用チャンバをそれぞれ3個以上用意
し、1つの搬入用チャンバ及び搬出用チャンバから排出
される上記加工用ガスを、他の搬入用チャンバ及び搬出
用チャンバのいずれかに貯留する構成としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明に係る基板加工
装置の一例を示す上面図で、図2は図1のA−A線に沿
った縦断面図である。また、図3は、基板加工装置の主
要部の構造の例を示す、図1のB−B線に沿った断面図
である。
【0012】基板加工装置1は、ロボットチャンバ4と
メインチャンバ5とからなる反応室6と、メインチャン
バ5内に設置された加工装置本体9と、未加工の基板
(図1中符号P1)の搬入口である搬入用チャンバ2及
び加工済の基板(図1中符号P2)の搬出口である搬出
用チャンバ13と、搬入用チャンバ2に搬入された基板
1を加工装置本体9に搬送する搬入ロボット7及び搬
入コンベヤ8と、加工装置本体9から搬出された基板P
2を搬出用チャンバ13に搬送する搬出コンベヤ10及
び搬出ロボット11とから概略構成されている。
【0013】ロボットチャンバ4は、メインチャンバ5
の長手方向両端にそれぞれ連結され、基板の搬入側に位
置するロボットチャンバ4には、搬入用チャンバ2が、
左右にそれぞれ1個ずつ、合計2個連結されている。同
様に、基板の搬出側に位置するロボットチャンバ4に
は、搬出用チャンバ13が、左右にそれぞれ1個ずつ、
合計2個連結されている。
【0014】搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13
は、その側方に設けられたドア15,16により開閉可
能とされ、かつ搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ1
3内には、エレベータ17により上下動自在とされたカ
セット台18が設置されている。また、ロボットチャン
バ4と搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13との間
は、それぞれ仕切3,12により開閉可能とされ、この
仕切3,12の開閉により、ロボットチャンバ4と搬入
用チャンバ2及び搬出用チャンバ13とを、連続した系
または独立した系として使用可能となっている。
【0015】更に、搬入用チャンバ2及び搬出用チャン
バ13には、例えば図7に示すようなガス流路69が連
結されている。ガス流路69は切替弁Vを介して統合さ
れ、更にポンプPを介して加工用ガスの貯留容器(貯留
手段)70に連結されている。また、図示はしていない
が、反応室6には、加工用ガスの供給手段及び排出手段
が設けられ、かつこれらの手段を調節することにより、
反応室6内における加工用ガスの濃度が調節可能となっ
ている。
【0016】搬入ロボット7及び搬出ロボット11は、
それぞれ上下動可能なシリンダ7a,11aと、左右に
回動可能な複数のアーム7b,11bとを備えている。
アーム7b,11bの先端には、左右に分岐した上下一
対のハンド19,20を備え、これらのハンド19,2
0により、左右2枚の基板を上下に2枚ずつ重ねて搬送
可能となっている。また、ハンド19,20の上下の間
隔及び左右の間隔は、後述するカセット14内に2枚1
組で収容された基板の上下及び左右の間隔とそれぞれ同
一とされている。
【0017】搬入コンベヤ8及び搬出コンベヤ10は、
メインチャンバ5の長手方向に沿って延びる左右一対の
部材で、個々のコンベヤ8,10は、所定幅の空間を介
して左右に分割され、かつこれらの空間には、図1に示
すように、分岐した上記ハンド19,20の先端部が、
コンベヤ8,10と干渉することなく配置可能とされて
いる。
【0018】加工装置本体9は、図3に示すように、複
数の加工部21と、これら加工部21間を仕切る導電体
製の仕切板65と、加工部21の上方に設けられた同軸
管66と、同軸管66から個々の加工部21に延びる分
岐管67と、加工部21の下方に設けられた位置決め機
構150と、加工部21及び位置決め機構150を囲む
枠体22とから概略構成されている。
【0019】本実施形態の場合、2枚1組の基板を2組
同時に加工可能となるよう、加工装置本体9には、4個
の加工部21が設置され、かつ個々の加工部21は、基
板と同一の平面形状を有する支持台47〜50と、その
上方に設置された加工用電極60とから構成されてい
る。加工用電極60は、基板の加工形状に応じた形状を
有する電極61と、電極61を上方から着脱可能に支持
するホルダ62とから構成され、加工に伴い電極61が
消耗した場合には、電極61のみを交換することが可能
となっている。仕切板65は、個々の加工部21を電気
的に独立させ、加工部21間における電気的干渉を防止
するとともに、支持台47〜50に接続され、接地電極
として作用する。
【0020】同軸管66は、その上端に設けられた1台
の高周波電源(図示せず。)から下方に延びてメインチ
ャンバ5に固定され、その下端は、メインチャンバ5内
にて、枠体22に固定された分岐管67の上端に、カッ
プリング68を介して接続されている。また、装置の熱
膨張等に伴う同軸管66と分岐管67との間における上
下方向の変位は、カップリング68にて吸収される。
【0021】分岐管67は、個々の加工部21における
加工用電極60の中央部に上方からそれぞれ接続され、
その結果、上記同軸管66及び分岐管67を介して、個
々の加工用電極60にそれぞれ高周波電圧が印加され
る。本発明の場合、分岐管67及び加工部21は、同軸
管66の軸線を中心に対称となるよう、それぞれ配置さ
れている。なお、ここでいう「対称」とは、個々の反応
部21内における高周波電力の分配が均一となるよう
な、分岐管67及び加工部21の幾何学的配置を指す。
【0022】また、支持台47〜50と加工用電極60
との間には、上記左右一対の搬入コンベヤ8と搬出コン
ベヤ10とをそれぞれ連結する左右一対の搬送コンベヤ
59が、メインチャンバ5の長手方向に沿って延設され
ている。
【0023】次に、位置決め機構150の構造の例を図
3ないし図6とともに説明する。ここで、図4及び図5
はいずれも位置決め機構150の構造を示すもので、図
4は加工部近傍の拡大断面図、図5は図1のC−C線に
沿った断面図である。また、図6は、位置決め機構15
0の上端部の構造を示す上方斜視図である。
【0024】符号88はメインチャンバ5の下端に固定
されたフランジベースで、フランジベース88上に立設
された左右一対のガイド板101には、メインチャンバ
5の長手方向と直交する方向に水平に延びる上下2本の
軸56,57が、それぞれベアリングにより回転可能に
支持されている。また、軸56,57は、メインチャン
バ5の側面に支持されたアクチュエータ71,77に、
カップリング73,79を介してそれぞれ連結されてい
る。
【0025】軸56,57にはそれぞれカム板74,8
0が取り付けられており、カム板74,80には、上端
に回転可能なローラ76,82を備えたローラブラケッ
ト75,81が上方に向けそれぞれ支持されている。ま
た、ローラ76,82上には、平板正方形状をなすプレ
ート51,52が、当て板83,86を介してそれぞれ
水平に載置されている。
【0026】プレート51上には、隣接する支持台47
〜50間に水平に配設された固定センタリングプレート
43〜46が、支柱23を介してそれぞれ支持され、そ
の結果、固定センタリングプレート43〜46は、プレ
ート51の上下動に伴い上下動可能となっている。ここ
で、固定センタリングプレート43〜46は、図6に示
すように、いずれもその端部が支持台47〜50の側面
から外方に突出するよう構成され、更に、メインチャン
バ5の長手方向と直交する固定センタリングプレート4
3,45は、直交する固定センタリングプレート44,
46間に形成された隙間に、バネ等の作用により弾性的
に移動可能となっている。
【0027】また、プレート51の端部には、プレート
51の辺に沿って延びる4個のブロックバー90が、そ
の両端に設けられた支持体92間に延設された軸93に
沿って、支持台47〜50と近接/離間する方向に水平
に移動可能に支持され、かつ個々のブロックバー90に
は、上下に延びる軸55がそれぞれ2本ずつ支持されて
いる。
【0028】軸55の上端には、リンク31がそれぞれ
支持され、リンク31には、軸93と同一方向、すなわ
ち支持台47〜50と近接/離間する方向に延びる軸3
2が固定されている。軸32には、リンク33が軸32
に沿って水平に移動可能に支持され、かつリンク33
は、リンク31,33間にて軸32に支持されたバネ3
4により、支持台47〜50側に付勢されている。更
に、個々のリンク33の上端には支持台47〜50の周
囲を外側から覆う8個の移動センタリングプレート35
〜42がそれぞれ1個づつ水平に支持され、その結果、
移動センタリングプレート35〜42は、プレート51
の上下動に伴い上下動可能となっている。
【0029】ここで、図6に示すように、移動センタリ
ングプレート35〜42のうち、メインチャンバ5の長
手方向と直交するもの(符号37,38,41,42で
示すもの)は、符号44,46で示す固定センタリング
プレートの端部側面を左右から挟むよう配置されてい
る。また、メインチャンバ5の長手方向に延びるもの
(符号35,36,39,40で示すもの)は、符号3
7,38,41,42で示すセンタリングプレート間に
挟まれるとともに、隣接するセンタリングプレート3
5,36,39,40間に形成された隙間に、バネ等の
作用により弾性的に移動可能となっている。更に、これ
らセンタリングプレート35,36,39,40は、符
号43,45で示す固定センタリングプレートの端面
を、左右から挟むよう配置されている。
【0030】プレート52上には、支持台47〜50を
それぞれ支持する4本の支柱24がプレート51を貫通
して立設され、その結果、支持台47〜50は、プレー
ト52の上下動に伴い上下動可能となっている。また、
軸55の下端側は、プレート51,52の端部に上記ブ
ロックバー90の移動方向に沿ってそれぞれ形成された
長穴94,95を貫通してプレート52の下方に延びる
とともに、プレート52の端部にプレート52の辺に沿
って延設された、上記ブロックバー90と同様の構造を
有する4個のブロックバー91のいずれかに支持されて
いる。
【0031】一方、フランジベース88の下端には、ア
クチュエータ58が支持され、アクチュエータ58から
は、軸84が上方に延設されている。軸84はプレート
52の上方に延び、その上端には、円盤状をなすカム板
53が取り付けられている。カム板53はそれぞれ連接
板54を介してブロックバー91に連結され、カム板5
3の揺動により、ブロックバー91が、軸93に沿って
水平に移動可能となっている。その結果、リンク31,
33及び軸55を介してブロックバー91に連結された
移動センタリングプレート35〜42も、カム板53の
揺動に伴い、支持台47〜50と近接/離間する方向に
水平移動可能となっている。
【0032】ここで、これらセンタリングプレート35
〜46の形状及び上昇量は、支持台47〜50上に基板
を載置してセンタリングプレート35〜46でその周囲
を覆った際に、基板の端面とセンタリングプレート35
〜46の側面とが密着し、かつ基板の上面とセンタリン
グプレート35〜46の上面とが同一平面をなすよう、
予め設定されている。また、センタリングプレート35
〜46は、加工すべき基板の厚さに応じてセンタリング
プレート35〜46の厚さを変更する必要があるため、
支柱23またはリンク33に対し着脱可能となってい
る。
【0033】更に、支持台47〜50及びセンタリング
プレート35〜46のうち、搬送コンベヤ59と交差す
る部分には、搬送コンベヤ59との干渉を避けるため、
図6に符号Gで示すような溝が形成されている。また、
加工中の発熱による装置や基板の変形を防止するため、
支持台47〜50及びセンタリングプレート35〜46
の内部には、例えば冷却水等を用いた冷却系(図示せ
ず。)が設けられている。
【0034】なお、支持台47〜50の上面には、加工
中における基板の位置ズレを防止するため、基板吸着機
構を設けることが望ましい。また、センタリングプレー
ト35〜46の材質には、プラズマによる消耗が少な
い、基板との反応性がない、導電性を有する、熱伝導率
が高い、等の性質が要求される。これらの要求を満たす
材質としては、例えばアルミニウムが挙げられる。
【0035】次いで、上記構造を有する基板加工装置1
の動作について以下に説明する。基板の加工に際して
は、反応室6内を所定圧力及び濃度の加工用ガスで置換
した後、一方の搬入用チャンバ2のドア15を開け、未
加工の基板が2枚1組で収容されたカセット14を、搬
入用チャンバ2のカセット台18上に載置する。カセッ
ト14の搬入が完了したら、ドア15を閉じ、エレベー
タ17を操作してカセット14を搬入ロボット7が作業
しやすい位置に移動させるとともに、バルブV及びポン
プPを操作して、搬入用チャンバ2内の圧力を所定の圧
力(10-5torr程度)まで真空引きし、その後、貯留容
器70内の加工用ガスを、ガス流路69を介して上記一
方の搬入用チャンバ2内に供給する。そして、搬入用チ
ャンバ2が反応室6内と同様の加工用ガスで置換された
ら、仕切3を開き、上記一方の搬入用チャンバ2と反応
室6とを連通させる。
【0036】同様に、一方の搬出用チャンバ13のドア
16を開け、空のカセット14を搬出用チャンバ13の
カセット台18上に載置してからドア16を閉じ、バル
ブV及びポンプPを操作して、貯留容器70内の加工用
ガスをガス流路69を介して上記一方の搬出用チャンバ
13内に供給する。そして、搬出用チャンバ13が反応
室6内と同様の加工用ガスで置換されたら、仕切12を
開き、上記一方の搬出用チャンバ13と反応室6とを連
通させる。
【0037】仕切3が開いたら、搬入ロボット7を用
い、カセット14内に収容された基板をそれぞれのハン
ド19上に上下2枚ずつ載置させ、搬送コンベヤ8の上
方に移送する。そして、ハンド19が搬入コンベヤ8間
の隙間と重なった時点でハンド19を下降させ、ハンド
19上に載置された4枚の基板を搬入コンベヤ8上に移
す。この場合、搬入コンベヤ8は加工装置本体9に向け
間欠駆動されており、かつ搬入ロボット7は、ハンド1
9上に載置された左右2枚の基板が搬入コンベヤ8の間
欠停止時に搬入コンベヤ8上に載置されるよう、搬入コ
ンベヤ8の動作と同期して間欠的に下降する。その結
果、ハンド19上に載置された4枚の基板は、2回の間
欠停止動作で搬入コンベヤ8上に移される。
【0038】搬入コンベヤ8上に移された基板は、搬入
コンベヤ8と同期して間欠駆動された搬送コンベヤ59
上に移される。この場合、上記4枚の基板が、2回の間
欠停止動作で、搬入コンベヤ8から搬送コンベヤ59上
に移るとともに、加工装置本体9内の支持台47〜50
の上方に移送される。
【0039】4枚の基板が支持台47〜50の上方に移
送されたら、支持台47〜50を上昇させ、基板を支持
台47〜50上に載置させるとともに、位置決め機構1
50を用いて基板を位置決めする。すなわち、アクチュ
エータ71,77を駆動させ、カップリング73,79
を介して軸56,57を回転させると、軸56,57に
取り付けられたカム板74,80がローラブラケット7
5,81を上昇させ、ローラブラケット75,81に取
り付けられたローラ76,82が当て板83,86を押
し上げ、プレート51,52が上昇する。
【0040】プレート51が上昇すると、支柱23を介
してプレート51に支持された固定センタリングプレー
ト43〜46及び、ブロックバー90、軸55、リンク
31,33を介してプレート51に支持された移動セン
タリングプレート35〜42がいずれも上昇し、4枚の
基板がこれらセンタリングプレート35〜46で囲まれ
る。また、プレート52が上昇すると、支柱24を介し
てプレート52に支持された支持台47〜50がいずれ
も上昇し、4枚の基板がこれら支持台47〜50にそれ
ぞれ1枚ずつ載置された状態で、搬送コンベヤ59から
離れて上方に移送される。
【0041】この場合、支持台47〜50及びセンタリ
ングプレート35〜46には、上記の通り、搬送コンベ
ヤ59との干渉を避ける溝Gが形成されている。従っ
て、支持台47〜50及びセンタリングプレート35〜
46を上昇させても、搬送コンベヤ59と干渉すること
はない。
【0042】また、プレート51,52の上昇ととも
に、アクチュエータ58を駆動させ、軸84を回転させ
ると、軸84に取り付けられたカム板53が揺動し、連
接板54を介してカム板53に連結された4個のブロッ
クバー91が移動して、リンク31,33及び軸55を
介してブロックバー91に連結された移動センタリング
プレート35〜42が、支持台47〜50と近接する方
向に移動する。
【0043】そして、移動センタリングプレート35〜
42の側面が、支持台47〜50上に載置された基板の
端面に当接し、基板の端面が、リンク31,33間に設
置されたバネ34の作用により、基板を損傷しない程度
の力で固定センタリングプレート43〜46側に押圧さ
れた時点で、アクチュエータ58を停止する。その結
果、支持台47〜50上に載置された基板が、交差する
固定センタリングプレート43〜46により形成された
コーナーに、移動センタリングプレート35〜42の側
面によって押し当てられ、このコーナーを基準として、
支持台47〜50上の所定位置に正確に位置決めされ
る。
【0044】位置決めに際しては、符号37,38,4
1,42で示す移動センタリングプレートが、符号4
4,46で示す固定センタリングプレートの側面に沿っ
て移動しつつ、符号35,36,39,40で示す可動
式の移動センタリングプレートの端面に当接し、それら
を加工装置本体9の内部側に押圧移動させるとともに、
符号35,36,39,40で示す移動センタリングプ
レートが、符号43,45で示す可動式の固定センタリ
ングプレートの端面に当接し、それらを加工装置本体9
の内部側に押圧移動させつつ移動する。その結果、基板
の端面とセンタリングプレート35〜46の側面とが密
着する。また、基板の上面とセンタリングプレート35
〜46の上面とは同一平面となる。
【0045】基板の位置決めが完了したら、基板と加工
用電極60との距離が適正となったところでアクチュエ
ータ71,77を停止し、高周波電源から同軸管66及
び分岐管67を介して加工用電極60に印加された高周
波電圧により、基板の端面を面取り加工する。本発明の
場合、分岐管67及び加工部21が、同軸管66の軸線
を中心に対称となるようそれぞれ配置されているため、
単一の電源を用いて複数の加工部21に対し電圧を印加
した場合でも、個々の加工部21に対する高周波電力の
分配が均一化され、個々の加工用電極60に均一なプラ
ズマを発生させることが可能となる。その結果、本発明
によれば、1台の電源を用いて一度に複数の基板を加工
することが可能となり、生産性が向上する。
【0046】また、加工中、基板の端面とセンタリング
プレート35〜46の側面とが密着し、かつ基板の上面
とセンタリングプレート35〜46の上面とが同一平面
とされているため、基板の端縁部に電荷が集中しない。
その結果、電荷の集中による基板の端縁部と加工用電極
60間におけるアーク放電と、それに起因する基板の破
損が防止される。
【0047】加工終了後は、アクチュエータ58,7
1,77を逆回転させ、基板とセンタリングプレート3
5〜46とを離間させるとともに、支持台47〜50及
びセンタリングプレート35〜46を下降させ、基板を
搬送コンベヤ59上に戻す。搬送コンベヤ59上に移っ
た基板は、加工装置本体9から搬出コンベヤ10側に移
送され、搬送コンベヤ59と同期して間欠駆動された搬
出コンベヤ10上に移される。この場合、同時に加工さ
れた4枚の基板が、2回の間欠停止動作で搬送コンベヤ
59から搬出コンベヤ10上に移される。
【0048】搬出コンベヤ10の下流側には、搬出ロボ
ット11が、そのハンド20が搬出コンベヤ8の下方に
て搬出コンベヤ8間の隙間と重なるよう待機しており、
上記4枚の基板のうち2枚がハンド20と重なった時点
でハンド20を上昇させ、搬出コンベヤ上の基板をハン
ド20上に移す。この場合、ハンド20は搬出コンベヤ
10の動作と同期して間欠的に上昇し、その結果、搬出
コンベヤ10上に載置された4枚の基板が、2回の停止
動作でハンド20上に移される。
【0049】更に、エレベータ17を操作して、搬出用
チャンバ13内のカセット14を搬出用ロボット11が
作業しやすい位置に移動させるとともに、それぞれのハ
ンド20上に上下2枚づつ載置された加工済みの基板
を、カセット14内に収容する。更に、搬入用チャンバ
2内のカセット14に収容された基板が全て搬出用チャ
ンバ13内のカセット14に収容されるまで上記操作を
繰り返す。
【0050】作業が終了したら、図7に示すように仕切
3,12を閉じ、搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ
13からポンプPを経て貯留容器70に至るガス流路6
9を構成するバルブVのみを開け、他のバルブVを全て
閉じる。次いで、ポンプPを作動させて、搬入用チャン
バ2及び搬出用チャンバ13内の加工用ガスをガス流路
69を介して貯留容器70に移動させる。その後、吸気
口と搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13に至るガ
ス流路69を構成するバルブVのみを開けて他のバルブ
Vを全て閉じ、吸気口から、ガス流路69を介して、搬
入用チャンバー2内及び搬出用チャンバー13内に大気
を供給する。そして、搬入用チャンバー2内及び搬出用
チャンバー13内を大気で置換してから、ドア15,1
6を開け、カセット14を取り出す。
【0051】一方、上記一連の作業中、使用されていな
い搬入用チャンバ2内及び搬出用チャンバ13内に、未
加工の基板を収容したカセット14及び空のカセット1
4をそれぞれ設置し、ドア15,16を閉めておく。次
いで、使用されていない搬入用チャンバ2及び搬出用チ
ャンバ13からポンプPを経て排気口に至るガス流路6
9を構成するバルブVのみを開けて他のバルブVを全て
閉じ、ポンプPを作動させて、使用されていない搬入用
チャンバ2内及び搬出用チャンバ13内の圧力を、所定
の圧力(10-5torr程度)まで真空引きする。これは、
貯留容器70から搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ
13の内部を負圧とし、加工用ガスを導入しやすくする
ためである。
【0052】その後、貯留容器70からポンプPを経て
上記使用されていない搬入用チャンバ2及び搬出用チャ
ンバ13に至るガス流路69を構成するバルブVのみを
開け、その他のバルブVを閉じる。更に、ポンプPを作
動して、貯留容器70内の加工用ガスを、ガス流路69
を経て、上記使用されていない搬入用チャンバ2内及び
搬出用チャンバ13内に供給し、これらの搬入用チャン
バ2内及び搬出用チャンバ13内を、予め反応室6内と
同様の加工用ガスで置換する。
【0053】その結果、上記一連の作業終了後、すぐに
これらの搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13の仕
切3,12を開き、作業を中断することなく、新たな加
工作業を開始することが可能となる。すなわち、本発明
によれば、搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13に
対するカセット14の設置及びガスの置換に要する時間
が省略されるため、生産性が向上する。また、搬入用チ
ャンバ2及び搬出用チャンバ13へのカセット14の出
し入れに使用された加工用ガスを、他の搬入用チャンバ
2及び搬出用チャンバ13におけるカセット14の出し
入れに再使用することが可能となるため、加工用ガスの
消費量も減少する。
【0054】図8に示すように、搬入用チャンバ2及び
搬出用チャンバ13をそれぞれ3個以上用意し、一つの
搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13から排出され
る加工用ガスを、他の搬入用チャンバ2及び搬出用チャ
ンバ13のいずれかに貯留する構成としてもよい。
【0055】この場合には、搬入用チャンバ2内のカセ
ット14の基板を全て搬出用チャンバ13内のカセット
14へ収容した後、仕切3,12を閉じ、搬入用チャン
バ2及び搬出用チャンバ13からポンプPを経て使用さ
れていない一方の搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ
13に至るガス流路69を構成するバルブVのみを開
け、その他のバルブVを全て閉じる。そして、ポンプP
を作動させて、搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ1
3内の加工用ガスを、ガス流路69を介して、使用され
ていない一方の搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバー
13内に移し、これら使用されていない一方の搬入用チ
ャンバ2及び搬出用チャンバー13内に貯留させる。
【0056】その後、加工用ガスが排出された搬入用チ
ャンバ2及び搬出用チャンバ13から吸気口に至るガス
流路69を構成するバルブVのみを開き、他のバルブV
を全て閉じる。そして、吸気口からガス流路69を介し
て搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13内に大気を
供給し、搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13内を
大気で置換した後、ドア15,16を開け、カセット1
4を取り出す。
【0057】一方、使用されていない他方の搬入用チャ
ンバ2内及び搬出用チャンバ13内に、未加工の基板を
収容したカセット14及び空のカセット14をそれぞれ
設置し、ドア15,16を閉めておく。次いで、使用さ
れていない他方の搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ
13からポンプPを経て排気口に至るガス流路69を構
成するバルブVのみを開けて他のバルブVを全て閉じ、
ポンプPを作動させて、使用されていない他方の搬入用
チャンバ2内及び搬出用チャンバ13内の圧力を、所定
の圧力(10-5torr程度)まで真空引きする。その理由
は上記図7の場合と同様である。
【0058】その後、使用されていない一方の搬入用チ
ャンバ2及び搬出用チャンバ13からポンプPを経て使
用されていない他方の搬入用チャンバ2及び搬出用チャ
ンバ13に至るガス流路69を構成するバルブVのみを
開け、その他のバルブVを閉じる。そして、ポンプPを
作動させ、使用されていない一方の搬入用チャンバ2及
び搬出用チャンバ13内に貯留されている加工用ガス
を、ガス流路69を経て、使用されていない他方の搬入
用チャンバ2及び搬出用チャンバ13内に供給し、これ
ら搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13内を、予め
反応室6内と同様の加工用ガスで置換する。
【0059】このように、図8に示す基板加工装置によ
れば、加工作業及びカセット14の設置に使用されてい
ない搬入用チャンバ2及び搬出用チャンバ13が加工用
ガスの貯留容器として使用可能となるため、専用の貯留
容器70が不要となる。
【0060】なお、上記実施形態では、4枚の基板を同
時に加工する構成とし、かつ基板の搬送にはロボット
7,11及びコンベヤ8,10,59を使用したが、本
発明は、これらの構成に制限されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である
ことはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る基板加
工装置によれば、複数の加工部の加工用電極への給電
を、1台の電源と、この電源から延びる同軸管と、この
同軸管から複数の加工部にそれぞれ延びる分岐管を介し
て行い、かつ加工部及び分岐管を、同軸管の軸線を中心
に対称となるよう配置したため、1台の電源を用いて複
数の加工部に対し電圧を印加した場合でも、個々の加工
部に対する高周波電力の分配が均一化され、個々の加工
用電極に均一なプラズマを発生させることが可能とな
る。その結果、本発明によれば、1台の電源を用いて一
度に複数の基板を加工することが可能となり、生産性が
向上するという効果が得られる。
【0062】また、基板加工装置内への基板の出し入れ
に使用される搬入用チャンバ及び搬出用チャンバを複数
個設け、これら搬入用チャンバ及び搬出用チャンバのう
ちいずれかの内部を加工用ガス雰囲気とし、この搬入用
チャンバ及び搬出用チャンバを介して上記基板の出し入
れを行うことにより、使用されていない搬入用チャンバ
及び搬出用チャンバを次回の基板の出し入れの準備に使
用することが可能となる。その結果、本発明によれば、
上記準備に要する時間が省略されるため、生産性が向上
するという効果が得られる。
【0063】更に、上記搬入用チャンバ及び搬出用チャ
ンバから排出される上記加工用ガスを貯留して、他の上
記搬入用チャンバ及び搬出用チャンバに供給する貯留手
段を設けることにより、搬入用チャンバ及び搬出用チャ
ンバへの基板の出し入れに使用された加工用ガスを、貯
留手段を介して他の搬入用チャンバ及び搬出用チャンバ
における基板の出し入れに再使用することが可能となる
ため、加工用ガスの消費量が減少するという効果が得ら
れる。
【0064】特に、搬入用チャンバ及び搬出用チャンバ
をそれぞれ3個以上用意し、1つの搬入用チャンバ及び
搬出用チャンバから排出される加工用ガスを、他の搬入
用チャンバ及び搬出用チャンバのいずれかに貯留するこ
とにより、基板の出し入れ及び準備に使用されていない
搬入用チャンバ及び搬出用チャンバを加工用ガスの貯留
手段として使用可能となるため、専用の貯留手段が不要
となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る基板加工装置の一例を示す上面
図である。
【図2】 本発明に係る基板加工装置の構造の例を示
す、図1のA−A線に沿った縦断面図である。
【図3】 本発明に係る基板加工装置の主要部の構造の
例を示す、図1のB−B線に沿った断面図である。
【図4】 本発明に係る基板加工装置に用いられる位置
決め機構の構造の例を示す、加工部近傍の断面図であ
る。
【図5】 本発明に係る基板加工装置に用いられる位置
決め機構の構造の例を示す、図1のC−C線に沿った断
面図である。
【図6】 本発明に係る基板加工装置に用いられる位置
決め機構の上端部の構造の例を示す上方斜視図である。
【図7】 本発明に係る基板加工装置における搬入用チ
ャンバ及び搬出用チャンバへのガス供給/排出系統の例
を示す図である。
【図8】 本発明に係る基板加工装置における搬入用チ
ャンバ及び搬出用チャンバへのガス供給/排出系統の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 基板加工装置 2 搬入用チャンバ 3,12 仕切 6 反応室 13 搬出用チャンバ 21 加工部 47,48,49,50 支持台 60 加工用電極 65 仕切板(接地電極) 66 同軸管 67 分岐管 70 貯留容器(貯留手段) P1,P2 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市村 稔 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地 株 式会社新潟鉄工所技術開発センター内 (72)発明者 加来 義行 神奈川県横浜市磯子区新磯子町27番地 株 式会社新潟鉄工所技術開発センター内 Fターム(参考) 5F004 AA00 AA06 BA20 BB11 BB18 BB19 BB28 BC04 BC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を収容する反応室と、反応室内の上
    記基板に電圧を印加する加工用電極とを備え、上記反応
    室内を加工用ガス雰囲気として上記加工用電極に給電
    し、発生する上記加工用ガス由来のラジカルと上記基板
    との間で生じるラジカル反応により上記基板を加工する
    基板加工装置において、 上記反応室内に、上記加工用電極と上記基板の支持台と
    を備える加工部を複数個設置し、これら加工部の周囲を
    それぞれ接地電極である導電体で覆い、かつ上記接地電
    極を上記支持台に接続するとともに、 上記加工用電極への給電を、1台の電源と、この電源か
    ら延びる同軸管と、この同軸管から上記複数の加工部に
    それぞれ延びる分岐管を介して行い、かつ上記加工部及
    び上記分岐管を、上記同軸管の軸線を中心に対称となる
    よう配置したことを特徴とする基板加工装置。
  2. 【請求項2】 開閉可能な仕切を介して上記反応室にそ
    れぞれ連結され、上記反応室への上記基板の搬入または
    上記反応室からの上記基板の搬出に使用される複数の搬
    入用チャンバ及び搬出用チャンバを備え、これら搬入用
    チャンバ及び搬出用チャンバのうちいずれかの内部を上
    記加工用ガス雰囲気とし、この搬入用チャンバ及び搬出
    用チャンバを介して上記反応室への上記基板の出し入れ
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の基板加工装
    置。
  3. 【請求項3】 上記搬入用チャンバ及び搬出用チャンバ
    から排出される上記加工用ガスを貯留して、他の上記搬
    入用チャンバ及び搬出用チャンバに供給する貯留手段を
    有することを特徴とする請求項2に記載の基板加工装
    置。
  4. 【請求項4】 上記搬入用チャンバ及び搬出用チャンバ
    をそれぞれ3個以上用意し、1つの搬入用チャンバ及び
    搬出用チャンバから排出される上記加工用ガスを、他の
    搬入用チャンバ及び搬出用チャンバのいずれかに貯留す
    ることを特徴とする請求項2に記載の基板加工装置。
JP11180949A 1999-06-25 1999-06-25 基板加工装置 Withdrawn JP2001015485A (ja)

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