JP2001010176A - 郵便バーコード印刷品質検査機 - Google Patents

郵便バーコード印刷品質検査機

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JP2001010176A
JP2001010176A JP11181918A JP18191899A JP2001010176A JP 2001010176 A JP2001010176 A JP 2001010176A JP 11181918 A JP11181918 A JP 11181918A JP 18191899 A JP18191899 A JP 18191899A JP 2001010176 A JP2001010176 A JP 2001010176A
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JP
Japan
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standard
postal
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read
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JP11181918A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hara
啓 原
Izumi Araki
泉 荒木
Isao Hachiman
伊佐雄 八幡
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】郵便バーコード印刷品質検査のための規格値を
容易にしかも確実に変更する。 【解決手段】CPU56は、キー操作(例えば、項目ス
イッチ54を押しながら電源をオンにする)により規格
変更モードが設定されているか否かを確認し、規格変更
モードが設定されている場合に変更予定項目数入力用バ
ーコードが読み取られた際、フラッシュROM57に記
憶されている規格値を前回の変更前の規格値に戻し、変
更予定項目数入力用バーコードの情報から変更予定項目
数=Kを表示器52に表示し、規格値変更用バーコード
が読み取られた際、変更予定項目数K=K−1を演算し
て変更予定項目残数Kを表示器52に表示し、K=0に
なった際、検査数(変更項目数)達成を表示器52に表
示し、フラッシュROM57に記憶される検査値(規格
値)変更の確定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、郵便物の表面に
表示された郵便バーコード(カスタマバーコード)の印
刷品質を検査する郵便バーコード印刷品質検査機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物の表面に表示された郵便番
号や住所などの郵便情報を画像読取装置により郵便物を
配達地域別に自動的に仕分けする装置を用いて郵便配達
業務を合理化することが行われている。近年は、不特定
多数の個人及び団体を対象として発送されるダイレクト
メールが多くなっており、郵便物の量が飛躍的に増加し
ている。
【0003】このようなことから、新しく規格化された
表示方法により、郵便情報を郵便物に表示するようにな
っている。この郵便情報(カスタマバーコード)を差出
人側で予め表示することも可能となっている。この新た
に規格化された表示方法は、複数本のバーをバーの幅方
向に並べたバーコードであるが、従来使用されているJP
N、UPCなどバーの幅と間隔で情報を表わすバーコードと
は異なり、バーの長さが4種類あり、3本のバーの組合
わせで1つのキャラクタが表されるバーコードである。
【0004】したがって、バーの幅、間隔、バーの長
さ、長さ方向の位置を検出することによって郵便情報が
読み取られる。この新しいバーコードはカスタマコード
と呼ばれる。このカスタマコードは、郵便物を自動的に
配達地域別に仕分ける装置(区分機)によって読み取ら
れるが、その前に局の窓口等で、区分機で読み取ること
が可能な品質で印刷されているか検査されることがあ
る。
【0005】この印刷品質とは具体的には、背景の反射
率、PCS(コントラスト)、バーの幅、各バーの長さ
等、あるいはキャラクタ数(情報量を多くしたければキ
ャラクタ数を大きく定義すれば良い)等である。この印
刷品質の規格、すなわち検査規格は、使用する区分機の
読取性能によって変更されることがある。
【0006】その場合には、郵便バーコード印刷品質検
査機に内蔵されたフラッシュ(Flash)ROMの内容を
書き換える必要が生じる。従来は、(1)ROM交換、
(2)インターフェースを介したパーソナルコンピュー
タからのダウンロード、(3)キー操作による新しい規
格値の入力、(4)バーコードの読み込み等により実施
されている。
【0007】しかしながら、ROM交換の場合は保守員
等の専門の技術を有している者でしか扱えず、ダウンロ
ードではインターフェースを有している郵便バーコード
印刷品質検査機でしか実施できず、さらにパーソナルコ
ンピュータも必要であり、キー操作の場合は郵便バーコ
ード印刷品質検査機のようなキー数の少ない装置では階
層が多くなり手間がかかる。
【0008】また、変更したい項目と規格値を含むバー
コードを読み込む方法では、項目数が多くなるほど読み
忘れが発生し、変更されない項目が生じる恐れがあっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、RO
M交換の場合は保守員等の専門の技術を有している者で
しか扱えず、ダウンロードではインターフェースを有し
ている装置でしか実施できず、さらにパーソナルコンピ
ュータも必要であり、キー操作の場合はキー数の少ない
装置では階層が多くなり手間がかかり、変更したい項目
と規格値を含むバーコードを読み込む方法では項目数が
多くなるほど読み忘れが発生し、変更されない項目が生
じるという問題があった。
【0010】そこで、この発明は、郵便バーコード印刷
品質検査のための規格値を容易にしかも確実に変更する
ことのできる郵便バーコード印刷品質検査機を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の郵便バーコー
ド印刷品質検査機は、郵便番号及び住所表示番号を情報
として印刷された郵便バーコードを読み取り、バーのサ
イズ、コントラスト等の規格項目毎に印刷品質が規格値
内にあるかを検査する郵便バーコード印刷品質検査機に
おいて、上記規格項目毎の規格値を記憶している記憶手
段と、この記憶手段に記憶されている規格値を変更する
際、変更する規格項目数を情報として印刷されたバーコ
ードを読み取る第1の読取手段と、1つの規格項目とそ
の新規格値とが情報として印刷された規格値変更用バー
コードを読み取る第2の読取手段と、上記第1の読取手
段で読み取られたバーコード情報としての変更する規格
項目数を用いて上記第2の読取手段で読み取られる規格
項目数を管理する管理手段とから構成されている。
【0012】この発明の郵便バーコード印刷品質検査機
は、郵便番号及び住所表示番号を情報として印刷された
郵便バーコードを読み取り、バーのサイズ、コントラス
ト等の規格項目毎に印刷品質が規格値内にあるかを検査
する郵便バーコード印刷品質検査機において、上記規格
項目毎の規格値を記憶している記憶手段と、情報が印刷
されたバーコードを読み取る読取手段と、この読取手段
で読み取られたバーコードの情報が変更する規格項目数
であった場合に上記記憶手段に記憶されている規格項目
毎の規格値を前回の変更前の規格値に戻す制御を行う制
御手段とから構成されている。
【0013】この発明の郵便バーコード印刷品質検査機
は、郵便番号及び住所表示番号を情報として印刷された
郵便バーコードを読み取り、バーのサイズ、コントラス
ト等の規格項目毎に印刷品質が規格値内にあるかを検査
する郵便バーコード印刷品質検査機において、上記規格
項目毎の規格値を記憶している記憶手段と、この記憶手
段に記憶されている規格値を変更する際、規格項目とそ
の新規格値と変更する規格項目数とが情報として印刷さ
れた規格値変更用バーコードを読み取る読取手段と、こ
の読取手段で読み取られた変更する規格項目数によって
上記読取手段によって読み取られる規格値変更用バーコ
ードの読み取りを管理する管理手段とから構成されてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0015】図1は、この発明に係る郵便バーコード印
刷品質検査機の概略構成を示すものである。この郵便バ
ーコード印刷品質検査機1は、本体2とスキャナユニッ
ト3とよりなる。本体2は電源ユニット8を含むととも
にスキャナユニット3を載置状態で支持するスキャナユ
ニット支持台5を固定的に備え、さらに、この本体2に
は郵便物6を支える昇降自在のスタンド7が設けられて
いる。スキャナユニット支持台5は本体2の上部の複数
個所に形成されたボス9に図示しない螺子により固定さ
れている。本体2には後述する読取窓と一致するスキャ
ナユニット支持台5の下面にスタンド7を圧接する圧接
手段11が設けられている。
【0016】スキャナユニット3の筐体12には、キャ
リッジ13に搭載された読取光学系14と、キャリッジ
13を案内するガイド(図示せず)と、キャリッジ13
を駆動する駆動機構(図示せず)と、回路が形成された
基板15とが設けられている。読取光学系14は、筐体
12の下面に設けられた読取窓16を介して郵便物6を
照明する蛍光灯17と、郵便物6からの反射光を偏向す
る複数のミラー18,19,20と、ミラー20からの
反射光を集光するレンズ21と、光電変換素子であるC
CD22とよりなる。CCD22を保持するCCD基板
23はフレキシブルなケーブル24を介して基板15に
接続されている。また、筐体12には、キャリッジ13
が仮想線で示すように基板15側に移動したときに透明
な読取窓16を介して郵便物6の状態を見ることが可能
なクリアカバー25が設けられている。なお、読取窓1
6の上面の端部には、読取画像を2値化するときの閾値
を決定するための基準白板26が設けられている。CC
D22は、多数の受光素子を一次元に配列してなり、一
定の一次元領域の画像を読み取るものである。
【0017】スキャナユニット3は、本体2のスキャナ
ユニット支持台5に対して着脱自在に支持され、これを
把持するために支点軸50を中心に回動するハンドル5
1を備えている。この場合、スキャナユニット3の重心
位置と、支点軸50の中心とは、二つの係止突部30の
中心を通る鉛直面上に位置するように構成されている
(図1参照)。すなわち、ハンドル51を把持してスキ
ャナユニット3を持ち上げたときに、スキャナユニット
3を水平状態に維持し、スキャナユニット3をスキャナ
ユニット支持台5から分離するとき、スキャナユニット
3を支持台5に装着するときに、鉛直方向の中心線に沿
って係止突部30と係止孔31との嵌合、離脱を円滑に
行うことができるように構成されている。なお、スキャ
ナユニット3は係止孔31を係止突部30に嵌合するだ
けで電源ユニット8に装着することができるので、クラ
ンプ操作を不要にすることができる。
【0018】ところで、スタンド7の昇降移動高さは、
定形サイズの郵便物6の最大許容厚さに相当する1cm
に多少のマージンを加えた値に設定されている。したが
って、スタンド7の許容昇降高さ以下の厚さの郵便物6
の場合は、図1、図2に示すように、スキャナユニット
支持台5にスキャナユニット3を装着し、郵便情報6を
スキャナユニット支持台5の屈曲片35により読取窓1
6の下に導き、この状態で読取光学系14を移動させな
がら郵便情報6を読み取るが、厚い郵便物6の場合に
は、スキャナユニット支持台5から分離したスキャナユ
ニット3を、図3に示すように郵便物6の上において郵
便情報を読み取る。
【0019】さらに、図2に示すように、スキャナユニ
ット3の筐体12の上部には、表示器52が設けられて
いる。本実施の形態における郵便バーコード印刷品質検
査機1は、単に郵便情報(バーコード)6aの読み取り
を行うだけでなく、その郵便情報6aが規格に合致して
いるか否かの検査機能を備えている。これに伴い表示器
52は郵便情報6aの解読だけでなく検査結果も表示す
る。そのために、読取開始時に操作するスタートスイッ
チ53の他に、検査が不合格の場合に不合格となった表
示項目を切り替える項目スイッチ54、検査結果の詳細
を切り替える詳細スイッチ55が表示器52の近傍に配
置されている。
【0020】さらに、図2に示すように、本体2内の電
源ユニット8とスキャナユニット3の給電部(図示せ
ず)とは、ケーブルCにより接続されている。
【0021】ここで、スキャナユニット3の回路構成を
図4に基づいて説明する。まず、CPU56、このCP
U56が実行するプログラム等の固定データが書き込ま
れたフラッシュ(FLASH)ROM57、ワークデータ等
の可変データを更新自在に書き込むRAM58、読み取
ったイメージデータを格納するイメージRAM59がバ
スライン60により接続されている。
【0022】また、前記キャリッジ13を駆動する駆動
モータとしてのステッピングモータ61の動作を制御す
るモータ制御回路62、表示器52の動作を制御する表
示制御回路63、スタートスイッチ53、項目スイッチ
54、詳細スイッチ55に接続されたスイッチ制御回路
64、エラー等の警告を発するブザー65を制御するブ
ザー制御回路66、キャリッジ13がホームポジション
に位置する状態を検知するホームポジションセンサ67
が接続されたセンサ回路68、基板15(図1参照)に
設けられ読取光学系14を制御する読取光学系ユニット
制御回路69、及び外部のパーソナルコンピュータ80
と接続するインターフェース回路75等がバスライン6
0を介してCPU56に接続されている。
【0023】この読取光学系ユニット制御回路69に
は、CCD22が接続されたCCD制御回路70、蛍光
灯17の動作を制御する蛍光灯制御回路71、ヒータ7
2及びサーミスタ73が接続されたヒータ制御回路74
が接続されている。
【0024】ところで、郵便情報6aは、1桁のスター
トコード、7桁の郵便番号、13桁の住所表示番号、1
桁のチェックデジット、1桁のストップコードによって
生成されている。住所表示番号は住所により一定ではな
いので、次のように規定されている。すなわち、13桁
を越える場合には、13桁までの住所表示番号をカスタ
マバーコードに変換し、それ以上は含めない。但し、下
記に示すような制御コード+数字コードで表される英字
の制御コードが13桁目に当たる場合は、この制御コー
ドに該当するカスタマバーコードまでを含める。13桁
に満たない場合は、13桁になるまで、下記に示すよう
な制御コード“CC4”に該当するカスタマバーコード
で埋める。キャラクタ及びコードとカスタマバーコード
との関係は次の通りである。
【0025】図5は、0〜9のキャラクタと、カスタマ
バーコードと、バーの種類との関係を示す説明図であ
る。
【0026】図6は、−(ハイフン)のキャラクタと、
カスタマバーコードと、バーの種類との関係を示す説明
図である。
【0027】図7の(a)は、英字用制御コード(CC1
〜CC3)のコードと、カスタマバーコードと、バーの
種類との関係を示す説明図である。
【0028】図7の(b)は、予備用制御コード(CC4
〜CC8)のコードと、カスタマバーコードと、バーの
種類との関係を示す説明図である。
【0029】図8は、スタートコード及びストップコー
ドと、カスタマバーコードと、バーの種類との関係を示
す説明図である。
【0030】図9は、英字のA〜Jのキャラクタと、カ
スタマバーコードと、バーの種類との関係を示す説明図
である。これは英字用制御コードCC1と数字との組合
せにより表される。
【0031】図10は、英字のK〜Tのキャラクタと、
カスタマバーコードと、バーの種類との関係を示す説明
図である。これは英字用制御コードCC2と数字との組
合せにより表される。
【0032】図11は、英字のU〜Zのキャラクタと、
カスタマバーコードと、バーの種類との関係を示す説明
図である。これは英字用制御コードCC3と数字との組
合せにより表される。
【0033】図5〜図11に示すように、カスタマバー
コードの種類は、最も長いロングバー、このロングバー
よりやや短いセミロングバー、短いタイミングバーであ
り、セミロングバーは上側に配列されるセミロングバー
(上)と、下側に配列されるセミロングバー(下)とに
分類され、1〜4で分類される4種類である。
【0034】これらのロングバー、タイミングバーの長
さ、バーのピッチ、バーの幅、隣接するバーの間のバー
スペースは、一定の比率に定められているが、ポイント
の大きさによって基準寸法及び許容範囲が定められてい
る。
【0035】郵便情報(バーコード)6aの検査項目
は、コントラスト・チェック、サイズ・チェック、線幅
チェック、スタート/ストップコード・チェック、キャ
ラクタ・チェック、桁数チェック、チェックデジット・
チェック、フォーマット・チェックで、それぞれの項目
について、検査基準が定められている。
【0036】このようなカスタマバーコードにより生成
された郵便情報6aは、図2に示すように、郵便物6の
表面に表示される。表示の仕方は、郵便情報6aが印刷
されたラベルを郵便物6に貼付し、又は、郵便物6の表
面に郵便情報6aを直接印刷することにより行う。図
1、図2に示すように、スキャナユニット支持台5にス
キャナユニット3を装着した状態で郵便物6の郵便情報
6aを読み取る場合は、郵便物6をスキャナユニット支
持台5の屈曲片35により読取窓16の下に導き、この
状態で読取光学系14を移動させながら郵便情報6aを
読み取るが、スタンド7が郵便物6の厚さに応じて下降
し、郵便物6が圧接手段11により読取窓16に圧接さ
れるので、読取光学系14のレンズ21の焦点位置を読
取窓16(板16aの下面)に定めておくことにより、
郵便物6の厚さに変化があっても、画像を精緻に読み取
ることができる。
【0037】この場合、スタンド7は昇降自在に案内さ
れて1cm以上下降させることができるため、相当の厚
さの郵便物6をスタンド7と読取窓16との間に挿入し
て郵便情報6aを読み取ることができる。
【0038】また、1cm以上の厚い郵便物6の郵便情
報6a、或いは小包等の郵便物(図示せず)に表示され
た郵便情報を読み取る場合は、スタンド7と読取窓16
との間に挿入することができないので、ハンドル51を
把持してスキャナユニット3を本体2から外し、郵便情
報6aの上に読取窓16の読取枠36が位置するよう
に、郵便物6の上にスキャナユニット3を置き(図3参
照)、郵便情報6aを読み取る。
【0039】図2、図3に示す何れの使用形態において
も、読取前はキャリッジ13が基板15方向のホームポ
ジションに位置するため、図示しない読取枠の下に郵便
情報6aが位置するか否かをクリアカバー25を通して
見ることができる。したがって、郵便物6に対する郵便
情報6aの位置が一定でない場合でも、郵便情報6aを
読取枠36の中にセットすることにより、郵便物6に表
示された種々の情報の中から郵便情報6aのみを正確に
読み取ることができる。この場合、郵便情報6aの中心
付近をセンターマーク36aに合わせると、読取枠36
の両端と郵便情報6aの両端との間に略等しい間隔を開
けることが容易になされ、郵便情報6aが読取枠36の
両端にかかることによる読取エラーを防止することがで
きる。また、光量の多いところで郵便情報6aを読み取
ることができ、読取精度がよくなる。
【0040】この発明の郵便バーコード印刷品質検査機
1において検査される印刷品質について具体的には、P
CS、ロングバー長さ最小値/最大値、バーピッチ最小
値/最大値、バー幅最小値/最大値、スペース幅最小値
/最大値、タイミングバー長さ最小値/最大値、セミロ
ングバー長さ最小値/最大値、スペース部反射率最小値
等である。これらの規格値は各項目毎に記憶手段でもあ
るフラッシュROM57に記憶されている。
【0041】次に、第1実施例について説明する。
【0042】この発明の第1実施例においては、規格変
更用の各々のバーコードを読み取る前に、変更する項目
数を情報として持つバーコードを読み取ることにより変
更項目数を管理する。また、変更項目数を情報として持
つバーコードを読み取ることにより、規格値を前の値
(変更前の値)に戻すことができるようにする。
【0043】変更したい項目と規格値とを情報に持つバ
ーコードを読み取る場合、例えばチェックシートを用い
た場合でも読み忘れにより変更されない項目が発生する
危険性があった。これは、変更項目が多いほど発生しや
すくなるものである。
【0044】そこで、第1実施例では、以下に図面を用
いて説明するように、実際の規格変更用の各々のバーコ
ードを読み取る前に、変更項目数を情報として持つバー
コードを読み取らせ、この読み取られた変更予定項目数
と各々の規格値変更用バーコードの読み取り数により、
変更項目数の管理を行う。
【0045】しかし、この方法だけでは不十分であり、
途中でどこまで読み取らせたか分からなくなってしまう
ことがある。そこで、最初に読み取らせる変更予定項目
数を情報に持つバーコードに、規格値をイニシャルする
命令コードを追加することにより、途中で分からなくな
ってしまった場合に、この最初のバーコードを読み直し
た時に規格値を元に戻すことができるようにする。
【0046】次に、第1実施例に係るバーコードの読み
取り動作を図12のフローチャートを参照して説明す
る。
【0047】CPU56は、キー操作(例えば、項目ス
イッチ54を押しながら電源をオンにする)により規格
変更モードが設定されているか否かを確認し(ST
1)、規格変更モードが設定されている場合に第1の読
取手段によって変更予定項目数入力用バーコードが読み
取られた際(ST2)、変更予定項目数入力用バーコー
ドの情報から変更予定項目数=Kを表示器52に表示す
る(ST4)。この時変更予定項目数Kは管理手段によ
って管理されている。
【0048】さらに、CPU56は、第2の読取手段に
よって規格値変更用バーコードが読み取られた際(ST
5)、変更予定項目数K=K−1を演算して変更予定項
目残数Kを表示器52に表示し(ST7)、K=0にな
るまでステップST5への移行を繰り返す(ST8)。
【0049】ステップST8でK=0になった際、CP
U56は、検査数(変更項目数)達成を表示器52に表
示し(ST9)、フラッシュROM57に記憶される検
査値(規格値)変更の確定を行う(ST10)。
【0050】なお、ステップST1で規格変更モードで
なければ、CPU56は、通常の検査モードを行う(S
T11)。なお、ステップST5で読取ったバーコード
が変更予定項目用バーコードであった場合には、今まで
読んだ規格値変更用バーコードの情報を破棄して処理を
終了させてもよい。
【0051】図13は、変更予定項目数入力用バーコー
ドと規格値変更用バーコードの構成例を示すものであ
る。
【0052】上述したように図13の(a)に示すよう
に最初に変更予定項目数入力用バーコードが読み取られ
る。この変更予定項目数入力用バーコードは、「スター
トコード」、続いて「変更予定項目の数を示すコー
ド」、「その他」、「その他」、そして「ストップコー
ド」で構成されている。
【0053】続いて、図13の(b)に示すように規格
値変更用バーコードが読み取られる。この規格値変更用
バーコードは、「スタートコード」、「変更項目を示す
コード」、「新しい規格値」、「その他」、そして「ス
トップコード」で構成されている。
【0054】続いて、図13の(c)に示すように異な
る規格値変更用バーコードが読み取られる。図13の
(b)と異なっているのは、「変更項目を示すコー
ド」、「新しい規格値」である。
【0055】さらに、図13の(d)に示すように異な
る規格値変更用バーコードが読み取られる。図13の
(b)と異なっているのは、「変更項目を示すコー
ド」、「新しい規格値」である。
【0056】そして、図13の(e)に示すように上記
変更項目と新規格値のフラッシュROM57への書き換
え記憶の決定操作が行われる。
【0057】上述した図13の(a)〜(d)のバーコ
ードを図13の(f)に示すように規格変更用シートと
して纏めて印刷し、さらに読み取った後にサインをする
ようにすれば複数の変更項目の規格値を確実に変更する
ことができる。
【0058】図14は、上述した変更の対象となる規格
値の例を示すもので、バーピッチ(最小値〜最大値)、
セミロングバー長さ(最小値〜最大値)、タイミングバ
ー長さ(最小値〜最大値)、バー幅(最小値〜最大
値)、ロングバー長さ(最小値〜最大値)、背景反射率
(最小値)、PCS(最小値)等がある。
【0059】以上説明したように上記第1実施例によれ
ば、最初に読み取られた変更項目数と各々の項目と規格
値を含んだバーコードを読み取った回数を比較すること
により、読み忘れによる未変更項目の発生を防ぐことが
できる。
【0060】また、読み取るべきバーコードの数(=変
更項目数)と読み取ったバーコードの数が一致しなかっ
た場合に変更項目数を含むバーコードを読み取ることに
より、規格値を前の値に戻すことで変更の操作をやり直
すことができる。
【0061】また、再度変更予定項目数入力用バーコー
ドが読み取られると今まで読んだ規格値変更用バーコー
ドの情報を破棄する事により、途中で読取状況が解らな
くなった場合、最初からやり直す事が出来る。
【0062】次に、第2実施例について説明する。
【0063】第1実施例でも記載したが、変更したい項
目と規格値を含む情報に持つバーコードを読み取る場
合、例えばチェックシートを用いた場合でも読み忘れに
より変更されるべきなのに変更されない項目が発生する
危険性があった。これは、変更項目が多いほど発生しや
すくなるものである。
【0064】そこで、第2実施例では、以下に図面を用
いて説明するように、最初に読み取るバーコード(変更
用シート最上段)中に変更項目数を情報として持たせ、
次のバーコードには、例えば、上記変更項目数から−1
した値を情報として持たせておき、この番号を1回読み
取る毎に管理手段により確認する。この値が−1減って
いない時は、読み飛ばしたか2度読みした、あるいは戻
り読みしたという判定がなされ、やり直し要求などのエ
ラー処理が実施される。最終的に番号が「1」となった
時に全バーコードの読み取りが完了したことになり、規
格値変更モードが終了する。
【0065】次に、第2実施例における規格値変更モー
ドの動作を図15のフローチャートを参照して説明す
る。
【0066】CPU56は、キー操作(例えば、項目ス
イッチ54を押しながら電源をオンにする)により規格
変更モードが設定されているか否かを確認し(ST2
1)、規格変更モードが設定されている場合に初めのバ
ーコードが読み取られた際(ST22)、K=バーコー
ド番号(バーコードNo:変更項目数)をセットする
(ST23)。
【0067】続いて、CPU56は、K=K−1を設定
し(ST24)、規格値変更用バーコードが読み取られ
た際(ST25)、この読み取られた規格値変更用バー
コードのバーコード番号がKであるか確認する(ST2
6)。つまり、読み取ったバーコード番号が設定したK
と等しいかを確認する。
【0068】それでCPU56は、バーコード番号がK
であればK=バーコード番号を設定し(ST27)、そ
れがK=1であるかを確認し(ST28)、K=1でな
ければステップST24へ移行する。
【0069】ステップST28でK=1になった際、C
PU56は、規格値変更完了を表示器52に表示し(S
T29)、フラッシュROM57に記憶される規格値の
変更を確定する。
【0070】なお、ステップST26でバーコード番号
がKでなければ、CPU56は、終了かを確認し(ST
30)、終了でなければK=K+1にするとともに表示
器52にエラー表示を行ってやり直し要求を行ってステ
ップST22に移行する(ST31)。
【0071】図16は、変更項目が4項目の時の規格変
更用シートの例を示すものである。すなわち、上段のバ
ーコードは、「スタートコード」、その隣にバーコード
番号「4」、「変更項目を示すコード」、「新しい規格
値」、「その他」、そして「ストップコード」で構成さ
れている。
【0072】中上段のバーコードはバーコード番号が
「3」であり、中下段のバーコードはバーコード番号が
「2」であり、下段のバーコードはバーコード番号が
「1」となっている。
【0073】以上説明したように上記第2実施例によれ
ば、2度読みや読み飛ばした時にエラー表示を行うこと
により、変更されない項目の発生を防止することができ
る。
【0074】また、最後のバーコードを読み取った時点
で変更が完了した表示になるので、読み取りを確実に行
うことができる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
郵便バーコード印刷品質検査のための規格値を容易にし
かも確実に変更することのできる郵便バーコード印刷品
質検査機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る郵便バーコード印刷品質検査機
の断面図。
【図2】薄い郵便物の郵便情報を読み取る使用形態を示
す斜視図。
【図3】厚い郵便物の郵便情報を読み取る使用形態を示
す斜視図。
【図4】郵便バーコード印刷品質検査機の制御系の概略
構成を示すブロック図。
【図5】0〜9のキャラクタとカスタマバーコードとバ
ーの種類との関係を示す図。
【図6】−(ハイフン)のキャラクタとカスタマバーコ
ードとバーの種類との関係を示す図。
【図7】制御コードのコードのカスタマバーコードとバ
ーの種類との関係を示す図。
【図8】スタートコードおよびストップコードとカスタ
マバーコードとバーの種類との関係を示す図。
【図9】英字のA〜Jのキャラクタとカスタマバーコー
ドとバーの種類との関係を示す図。
【図10】英字のK〜Tのキャラクタとカスタマバーコ
ードとバーの種類との関係を示す図。
【図11】英字のU〜Zのキャラクタとカスタマバーコ
ードとバーの種類との関係を示す図。
【図12】第1実施例に係るバーコードの読み取り動作
を説明するためのフローチャート。
【図13】変更予定項目数入力用バーコードと規格値変
更用バーコードの構成例を示す図。
【図14】変更の対象となる規格値の例を示す図。
【図15】第2実施例における規格値変更モードの動作
を説明するためのフローチャート。
【図16】変更項目が4項目の時の規格変更用シートの
例を示す図。
【符号の説明】
1…郵便バーコード印刷品質検査機 2…本体 3…スキャナユニット 13…キャリッジ 14…読取光学系(読取手段) 52…表示器 56…CPU(読取手段、管理手段) 57…フラッシュ(FLASH)ROM(記憶手段) 58…RAM 59…イメージRAM 63…表示制御回路 64…スイッチ制御回路 69…読取光学系ユニット制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八幡 伊佐雄 静岡県三島市南町6番78号 東芝テック株 式会社三島事業所内 Fターム(参考) 2C055 JJ00 2C061 AP10 AS02 KK04 KK22 KK26 KK28 KK35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便番号及び住所表示番号を情報として
    印刷された郵便バーコードを読み取り、バーのサイズ、
    コントラスト等の規格項目毎に印刷品質が規格値内にあ
    るかを検査する郵便バーコード印刷品質検査機におい
    て、 上記規格項目毎の規格値を記憶している記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている規格値を変更する際、変
    更する規格項目数を情報として印刷されたバーコードを
    読み取る第1の読取手段と、 1つの規格項目とその新規格値とが情報として印刷され
    た規格値変更用バーコードを読み取る第2の読取手段
    と、 上記第1の読取手段で読み取られたバーコード情報とし
    ての変更する規格項目数を用いて上記第2の読取手段で
    読み取られる規格項目数を管理する管理手段と、 を具備したことを特徴とする郵便バーコード印刷品質検
    査機。
  2. 【請求項2】 郵便番号及び住所表示番号を情報として
    印刷された郵便バーコードを読み取り、バーのサイズ、
    コントラスト等の規格項目毎に印刷品質が規格値内にあ
    るかを検査する郵便バーコード印刷品質検査機におい
    て、 上記規格項目毎の規格値を記憶している記憶手段と、 情報が印刷されたバーコードを読み取る読取手段と、 この読取手段で読み取られたバーコードの情報が変更す
    る規格項目数であった場合に上記記憶手段に記憶されて
    いる規格項目毎の規格値を前回の変更前の規格値に戻す
    制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする郵便バーコード印刷品質検
    査機。
  3. 【請求項3】 郵便番号及び住所表示番号を情報として
    印刷された郵便バーコードを読み取り、バーのサイズ、
    コントラスト等の規格項目毎に印刷品質が規格値内にあ
    るかを検査する郵便バーコード印刷品質検査機におい
    て、 上記規格項目毎の規格値を記憶している記憶手段と、 この記憶手段に記憶されている規格値を変更する際、規
    格項目とその新規格値と変更する規格項目数とが情報と
    して印刷された規格値変更用バーコードを読み取る読取
    手段と、 この読取手段で読み取られた変更する規格項目数によっ
    て上記読取手段によって読み取られる規格値変更用バー
    コードの読み取りを管理する管理手段と、 を具備したことを特徴とする郵便バーコード印刷品質検
    査機。
  4. 【請求項4】 上記管理手段は、上記読取手段で読み取
    られた変更する規格項目数を上記規格値変更用バーコー
    ドが読み取られる毎に減じ、この減じた規格項目数の値
    と当該規格値変更用バーコードに予め記載されている値
    と比較することにより読み取りを管理することを特徴と
    する請求項3に記載の郵便バーコード印刷品質検査機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104339877A (zh) * 2013-07-25 2015-02-11 精工爱普生株式会社 印刷装置以及印刷装置的控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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