JP2001009895A - 顔料マスターバッチ供給装置を備えたベント式単軸スクリュ押出機 - Google Patents

顔料マスターバッチ供給装置を備えたベント式単軸スクリュ押出機

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JP2001009895A
JP2001009895A JP11188203A JP18820399A JP2001009895A JP 2001009895 A JP2001009895 A JP 2001009895A JP 11188203 A JP11188203 A JP 11188203A JP 18820399 A JP18820399 A JP 18820399A JP 2001009895 A JP2001009895 A JP 2001009895A
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hopper
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Takenori Kawahiro
武徳 川広
Mamoru Takiura
護 滝浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木目模様のプラスチック複合材料を容易に着
色・成形できる顔料マスターバッチ供給装置を備えたベ
ント式単軸スクリュ押出機を提供する。 【解決手段】 押出用スクリュ2を回転自在に内蔵する
シリンダ1の側壁にベント開口部4を連設したベント式
単軸スクリュ押出機において、顔料マスターバッチをシ
リンダ1内部に真空状態で連続的に供給する顔料マスタ
ーバッチ供給装置6をベント開口部4を連設したシリン
ダ1の側壁に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形材料をホッパ
から投入し、シリンダ内に設けた単軸スクリュで成形材
料を加熱溶融しつつダイ側へ押し出す単軸スクリュー押
出機に関し、特にシリンダ側面にベント開口部および顔
料マスターバッチ供給装置を有する顔料マスターバッチ
供給装置を備えたベント式単軸スクリュ押出機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、環境を悪化させる有害物質として
ダイオキシンが問題となっている。このダイオキシンは
建築資材として使用される塩化ビニール(以下、PVC
という)を産業廃棄物として燃焼させた場合に多量に発
生するといわれている。
【0003】そこで、このPVCに代わる建築資材とし
て木粉・タルク等をプラスチック材料(ポリプロピレン
樹脂或いはABS樹脂等)に混入したプラスチック複合
材料が採用され始めている。
【0004】これらプラスチックの複合材料は吸湿性材
料なので予熱乾燥、除湿乾燥しないで押出成形すると製
品表面に気泡が生じ不具合となってしまう。そこで、こ
れらの複合材料を無乾燥状態で押出成形する時には、そ
の複合材料に含まれる水分、および高温化で発生するガ
ス等を除去するベント開口部を設けたベント式単軸スク
リュ押出機を用いている。
【0005】また、プラスチック複合材料を建築資材と
して使用する場合、成形品に着色、または木目模様を付
ける必要がある。そこで、従来は最初から顔料と原材料
(プラスチック複合材料)を混合して後単軸スクリュ押
出機のホッパに投入し、着色・成形していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、顔料を原材
料に最初から混合し、単軸スクリュ押出機のホッパに投
入して成形する方法では、溶融混練の度合いによっては
ただの着色成形品となってしまい木目模様ができないと
いった問題があった。
【0007】一方、完全着色させずに木目模様を付けよ
うとすると、単軸スクリュ押出機のダイ側近く(最後の
方)で原材料と混合するような遅効性の顔料を使用する
技術が必要になるなど木目模様を付けることが非常に難
しいといった問題があった。
【0008】以上から本発明は、前記問題点に鑑み創案
されたものであり、木目模様のプラスチック複合材料を
容易に着色・成形できる顔料マスターバッチ供給装置を
備えたベント式単軸スクリュ押出機を提供することを技
術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明の顔料マスターバッチ供給装置を備えたベン
ト式単軸スクリュ押出機は、以下の手段を採用した。
【0010】すなわち、本発明の顔料マスターバッチ供
給装置を備えたベント式単軸スクリュ押出機は、押出用
スクリュを回転自在に内蔵するシリンダの側壁にベント
開口部を連設したベント式単軸スクリュ押出機におい
て、顔料マスターバッチを前記シリンダ内部に真空状態
で連続的に供給する顔料マスターバッチ供給装置を前記
ベント開口部を連設した前記シリンダの側壁に設けたこ
とを特徴とする。
【0011】この構成によれば、押出スクリュの溝深さ
が急に深くなって被圧縮原料の自由体積が増加するベン
ト開口部の近傍に、顔料マスターバッチ供給装置を設け
たことによって、シリンダ内に真空状態で顔料マスター
バッチを供給することが容易になる。また、ベント開口
部から押出方向側のシリンダ内では溶融・混練よりも安
定して押し出すこと(搬送)が役目であり、供給された
顔料マスターバッチのペレットは溶融して流れるだけで
あり、搬送されながら成形品への模様付けも容易であ
る。
【0012】なお、顔料マスターバッチ供給装置を設け
る前記シリンダの側壁の位置は前記ベント開口部の連設
位置の対称的位置である構成のものも例示できる。この
例示によれば、ベント開口部より原材料の水分や揮発ガ
ス分を吸引する一方で、ベント開口部の対称的位置より
顔料マスターバッチが供給できるので、顔料マスターバ
ッチの供給が一層容易になる。
【0013】また、前記顔料マスターバッチ供給装置
は、前記顔料マスターバッチを前記シリンダ内部に搬送
する顔料搬送用スクリュを内蔵した顔料搬送用シリンダ
と、前記顔料搬送用スクリュを駆動する駆動手段と、前
記顔料マスターバッチを収納すると共に前記顔料搬送用
シリンダに供給する密閉可能なホッパと、このホッパと
前記顔料搬送用シリンダとの間にあって開閉自在な仕切
手段と、前記ホッパを真空状態とするホッパ真空手段と
を備えた構成のものも例示できる。この例示によれば、
ホッパに顔料マスターバッチを投入する際は仕切手段を
閉鎖して行い、ベント式単軸スクリュ押出機側に顔料マ
スターバッチを供給する際はホッパ真空手段でホッパを
真空状態にしてから仕切手段を開放して搬送用スクリュ
を介して顔料マスターバッチを連続的に供給することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
顔料マスターバッチ供給装置を備えたベント式単軸スク
リュ押出機を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
【0015】[ベント式単軸スクリュ押出機の構造]ベ
ント式単軸スクリュ押出機Tは、図示しないフレームに
よって水平に支持されたシリンダ1と、このシリンダ1
内に回転自在に設置された押出用スクリュ2と、この押
出用スクリュ2を駆動する駆動部(図示せず)と、駆動
部側のシリンダ1に設けられた原料(プラスチック複合
材料)Mを投入するためのホッパ(図示せず)とを主要
な構成要素とする。なお、フレーム、駆動部およびホッ
パは公知であるので説明は省略する。また、プラスチッ
ク複合材料Mは木粉・タルク等をプラスチック材料(ポ
リプロピレン樹脂或いはABS樹脂等)に混入したもの
であり、押出成形後建築資材として使用する。
【0016】シリンダ1はその全長の2/3位の位置に
ベント開口部4と顔料マスターバッチ供給装置6とを設
けている(図1参照)。押出用スクリュ2は円柱形状の
軸にスクリュ溝を穿設したものであり、基端部が駆動部
と回転自在に接続している(図示せず)。押出用スクリ
ュ2はベント開口部4の連設位置を挟んで、ホッパ(あ
るいは駆動部)側を1st stageと呼び、押出方向側を2
st stageと呼ぶ。そして、1st stage、ベント開口部4
の連設位置および2st stageではスクリュ溝の形状がそ
れぞれ異なる。すなわち、1st stageの部分のスクリュ
溝は浅く形成され、シリンダ1内壁とスクリュ溝との間
でプラスチック複合材料Mを圧縮する構成となってい
る。ベント開口部4の連設位置のスクリュ溝は深く形成
され、シリンダ1内壁とスクリュ溝との間でプラスチッ
ク複合材料Mの自由体積を増加させる構成となってい
る。2st stageの部分のスクリュ溝は浅く形成されてい
るが、2st stageの部分の距離が1st stageの部分の1
/3と短いため、プラスチック複合材料Mを押出口まで
搬送する構成となっている。
【0017】ベント開口部4は、押出用スクリュ2(す
なわちシリンダ1)の全長の2/3位の位置に連設し、
スリーブ41と内部点検用のサイトガラス(耐熱ガラ
ス)5とこの耐熱ガラス5をスリーブ41に固定する固
定フランジ42とから構成されている。
【0018】スリーブ41は図2に示すように、幅広の
フランジ部41aと小径軸部41bとから構成されてい
る。フランジ部41aの端面側には段付穴が形成され、
大径穴41cには耐熱ガラス5の一部が収納され、小径
穴41dは小径軸部41b側近くまで穿設されている。
このフランジ部41aの外周部には小径穴41dに接続
するノズル(PTネジ)41e,41fが穿設されてい
る。また、小径軸部41bの先端には球状の逃げ用凹部
41gが穿設され、更に逃げ用凹部41gと小径穴41
dとを繋ぐベントポート穴41hが穿設されている。ベ
ントポート穴41hはシリンダ1内で発生する水分やガ
スを外部に排出するために設けられたものであり、逃げ
用凹部41gはプラスチック複合材料Mがベントポート
穴41hから食い出ないように設けられた逃げである。
【0019】小径穴41dに接続するノズル(PTネ
ジ)41e,41fは配管43a,43bを介して真空
ポンプ(図示せず)に接続している。なお、真空ポンプ
は小径穴41d内を真空状態にすると共に、ベントポー
ト穴41hよりシリンダ1内で発生する水分やガスを外
部に排出する。
【0020】固定フランジ42は端面側に段付穴が形成
され、大径穴42aには耐熱ガラス5の一部が収納さ
れ、小径穴42bは可視窓としての役目を果たす(図3
参照)。
【0021】[顔料マスターバッチ供給装置6]顔料マ
スターバッチ供給装置6は、図1及び図2に示すよう
に、ベント開口部4が接続するシリンダ1側面の対称的
位置に、顔料マスターバッチPを真空状態で前記水平方
向シリンダ内部に連続的に供給する。なお、顔料マスタ
ーバッチPは着色しようとするプラスチック複合材料M
の中に、顔料を高濃度に分散させたペレット状加工顔料
で公知のものであり、これを未着色のプラスチック複合
材料Mで希釈することによって着色を行うことができる
ものである。
【0022】顔料マスターバッチ供給装置6は顔料マス
ターバッチPをシリンダ1内部に搬送する搬送用スクリ
ュ7と、この搬送用スクリュ7を内蔵する顔料搬送用シ
リンダ8と、搬送用スクリュ7を駆動する駆動手段(可
変速電動機10,減速機11)と、顔料マスターバッチ
Pを収納すると共に搬送用スクリュ7に供給する密閉可
能なホッパ12と、このホッパ12と顔料搬送用シリン
ダ8との間にあって開閉自在な仕切手段(真空用シャッ
ター13)と、ホッパ12を真空状態とするホッパ真空
手段(配管及び真空ポンプ)14とを備えている。
【0023】顔料搬送用シリンダ8は搬送用スクリュ7
を挿入する水平直管部8aとホッパ12に接続する垂直
直管部8bとを備えている。水平直管部8aの一端部は
減速機11及び可変速電動機10と接続し、他端部はス
リーブ15と接続している。
【0024】搬送用スクリュ7は円柱形状の軸にスクリ
ュ溝を穿設したものである。搬送用スクリュ7は基端を
減速機11と連結し、顔料搬送用シリンダ8内に挿着さ
れている。
【0025】可変速電動機10は回転数を自由に変える
ための電動機であり、減速機11と連結し駆動力を伝達
する。減速機11は搬送用スクリュ7と連結し、可変速
電動機10より伝達された駆動力の回転数を減速して搬
送用スクリュ7に伝達する。
【0026】スリーブ15はフランジ部15aと小径軸
部15bとから構成されている。スリーブ15は軸方向
に搬送穴15cが穿設されている。搬送穴15cの穴径
は水平直管部8aの内径と同じ径である。そして、搬送
穴15cには搬送用スクリュ7の先端部が挿入される。
【0027】搬送穴15cの先端には球状の逃げ用凹部
15dが穿設されている。逃げ用凹部15dはプラスチ
ック複合材料Mが搬送穴15cから食い出ないように設
けられた逃げである。そして、搬送穴15cから顔料マ
スターバッチPのペレットを必要量(プラスチック複合
材料Mに対して、大体1〜5W%)だけ連続的に、しか
も真空状態の中で供給する。
【0028】ホッパ12は、蓋12aを有する擂り鉢形
状からなり、この擂り鉢の下部12bが顔料搬送用シリ
ンダ8と真空用シャッタ13を介して取り付けられてい
る。このホッパ12は側壁にノズル(PTネジ)12c
を有し、このノズル12cに連結する配管14を介して
真空ポンプで引くことにより真空状態となるように密閉
可能に形成されている。このホッパ12は顔料マスター
バッチPを投入する際に用いられる。
【0029】真空用シャッタ13は上面がホッパ12の
下部12bと接続し、下面が垂直直管部8bの頂部と接
続し、ホッパ12と顔料搬送用シリンダ8の垂直直管部
8bとを開閉自在とする。なお、真空用シャッタ13は
通常は開放状態にあり、ホッパ12の中の材料(顔料マ
スターバッチP)が少なくなったとき、閉鎖する。ま
た、ホッパ12内に顔料マスターバッチPが投入され、
ホッパ12内が真空状態になると真空用シャッタ13は
解放状態となる。
【0030】[この実施の形態の作用]次にこの実施の
形態の作用を説明する。ベント式単軸スクリュ押出機T
のホッパより投入されたプラスチック複合材料Mは、図
1に示すように、1st stageにおいて、シリンダ1内壁
と浅いスクリュ溝との間で高い熱と圧力で圧縮され充分
溶融・混練される。従って、成形品の物性は、1st sta
geで充分に得られる。
【0031】次に、ベント開口部4近傍において押出用
スクリュ2の溝深さが急に深くなるので、プラスチック
複合材料Mは自由体積が増加するため、シリンダ1内の
溶融圧力が大気圧まで降下する。すると、逃げ用凹部4
1gおよびベントポート41hを介して水分や揮発ガス
分がスリーブ41の小径穴41dに流入する。ここで、
小径穴41dに流入したプラスチック複合材料Mの水分
や揮発ガス分を真空ポンプにてノズル41e,41fか
ら強制的に吸引する。水分や揮発ガス分を吸入すること
によって、成形品に気泡等の不具合が生じることなく、
物性および品質の向上が計れる。
【0032】また、ベント開口部4近傍で大気圧状態に
あるプラスチック複合材料Mに対し、顔料マスターバッ
チ供給装置6より顔料マスターバッチPのペレットをス
リーブ15の逃げ用凹部15dより真空状態下で供給す
る。
【0033】すなわち、ベント式単軸スクリュ押出機T
側に顔料マスターバッチPを供給する際は、顔料マスタ
ーバッチPを収納したホッパ12の蓋12aを閉じてノ
ズル12cから配管14を介して真空ポンプで引き、ホ
ッパ12内を真空状態にしてから真空用シャッタ13を
開放する。すると、垂直直管部8bを落下した顔料マス
ターバッチPが回転する搬送用スクリュ7に搬送され、
水平直管部8aからスリーブ15の逃げ用凹部15dを
経てシリンダ1内へ連続的に供給される。なお、ホッパ
12の中の顔料マスターバッチPが少なくなったとき
は、真空用シャッタ13を閉鎖し、真空用シャッタ13
以下のベント式単軸スクリュ押出機Tまでの間を真空状
態に保つ。そして、ホッパ12の蓋12aを開け、顔料
マスターバッチPを投入し、再び蓋12aを閉じホッパ
12内を真空状態にする。
【0034】次に、顔料マスターバッチPが混入された
プラスチック複合材料Mは、2st stageにおいて、シリ
ンダ1内壁と浅いスクリュ溝との間でダイ側に押出され
る。この押出区間は短く設定されているので、顔料マス
ターバッチPのペレットは溶融して流れるだけであり、
プラスチック複合材料Mと完全に混練はしないから、ダ
イから押出されるプラスチック複合材料Mの成形品への
木目模様付けが容易にできる。
【0035】この実施の形態によれば、押出スクリュ2
の溝深さが急に深くなって被圧縮プラスチック複合材料
Mの自由体積が増加するベント開口部4の近傍に、顔料
マスターバッチ供給装置6を設けたことによって、シリ
ンダ1内に真空状態で顔料マスターバッチPを供給する
ことが容易になる。また、ベント開口部4から押出方向
側のシリンダ1内では溶融・混練よりも安定して押し出
すこと(搬送)が役目であり、供給された顔料マスター
バッチPのペレットは溶融して流れるだけであり、搬送
されながら成形品への木目模様付けも容易である。
【0036】また、実施の形態によれば、顔料マスター
バッチ供給装置6をベント開口部4の連設位置の対称的
位置に連接したので、ベント開口部4よりプラスチック
複合材料Mの水分や揮発ガス分を吸引する一方で、対称
的位置より顔料マスターバッチPが供給できるので、顔
料マスターバッチPの供給が一層容易になる。
【0037】
【発明の効果】以上、この発明によれば、押出スクリュ
の溝深さが急に深くなって被圧縮原料の自由体積が増加
するベント開口部の近傍に、顔料マスターバッチ供給装
置を設けたことによって、シリンダ内に真空状態で顔料
マスターバッチを供給することが容易になる。また、ベ
ント開口部から押出方向側のシリンダ内では溶融・混練
よりも安定して押し出すこと(搬送)が役目であり、供
給された顔料マスターバッチのペレットは溶融して流れ
るだけであり、搬送されながら成形品への木目模様付け
も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】顔料マスターバッチ供給装置を備えたベント式
単軸スクリュ押出機を真上から視た水平断面図である。
【図2】ベント開口部および顔料マスターバッチ供給装
置を含めたベント式単軸スクリュ押出機の横断面図(A
−A断面図)であり、この図が本発明の特徴を最大限に
表現した図面である。
【図3】ベント開口部を正面から視た図でB矢視図であ
る。
【符号の説明】
T…ベント式単軸スクリュ押出機 M…プラスチック複合材料 P…顔料マスターバッチ 1…シリンダ 2…押出用スクリュ 4…ベント開口部 5…耐熱ガラス 6…顔料マスターバッチ供給装置 7…搬送用スクリュ 8…顔料搬送用シリンダ 10…可変速電動機 11…減速機 12…顔料マスターバッチ用ホッパ 12a…蓋 12c…真空ポンプ接続用ノズル 13…真空用シャッタ 14…配管(ホッパ真空手段) 15…スリーブ 15d…逃げ用凹部 41…スリーブ 41e,41f…真空ポンプ接続用ノズル 41g…逃げ用凹部 41h…ベントポート穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AA11 AA13 AB12 AC08 AL02 AL07 AL13 AL16 AL17 KA01 KA17 KF02 KF12 KK30 KL31 KL45

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出用スクリュを回転自在に内蔵するシ
    リンダの側壁にベント開口部を連設したベント式単軸ス
    クリュ押出機において、 顔料マスターバッチを前記シリンダ内部に真空状態で連
    続的に供給する顔料マスターバッチ供給装置を前記ベン
    ト開口部を連設した前記シリンダの側壁に設けたことを
    特徴とする顔料マスターバッチ供給装置を備えたベント
    式単軸スクリュ押出機。
  2. 【請求項2】 顔料マスターバッチ供給装置を設ける前
    記シリンダの側壁の位置は前記ベント開口部の連設位置
    の対称的位置である請求項1記載の顔料マスターバッチ
    供給装置を備えたベント式単軸スクリュ押出機。
  3. 【請求項3】 前記顔料マスターバッチ供給装置は、前
    記顔料マスターバッチを前記シリンダ内部に搬送する顔
    料搬送用スクリュを内蔵した顔料搬送用シリンダと、 前記顔料搬送用スクリュを駆動する駆動手段と、 前記顔料マスターバッチを収納すると共に前記顔料搬送
    用シリンダに供給する密閉可能なホッパと、 このホッパと前記顔料搬送用シリンダとの間にあって開
    閉自在な仕切手段と、前記ホッパを真空状態とするホッ
    パ真空手段とを備えた請求項1または請求項2記載の顔
    料マスターバッチ供給装置を備えたベント式単軸スクリ
    ュ押出機。
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