JP2001008920A - 非平面像の最大強度投影を行う方法及び装置 - Google Patents

非平面像の最大強度投影を行う方法及び装置

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JP2001008920A
JP2001008920A JP2000139292A JP2000139292A JP2001008920A JP 2001008920 A JP2001008920 A JP 2001008920A JP 2000139292 A JP2000139292 A JP 2000139292A JP 2000139292 A JP2000139292 A JP 2000139292A JP 2001008920 A JP2001008920 A JP 2001008920A
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    • G01R33/563Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution of moving material, e.g. flow contrast angiography

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 非平面物体に対応する3次元データ点配列の
非平面部分の像を作成するイメージング方法及びシステ
ムを提供する。 【解決手段】 イメージングされる物体250の少なく
とも一部を含んでいる少なくとも2つの異なる中間的イ
メージング平面を選択する工程と、各々の中間的平面を
垂直方向から見た断面像280′、282′、284′
を作成する工程と、観察用平面を選択する工程と、観察
用平面に断面像を投影して移行用の値の集合280″、
282″、284″を作成する工程と、移行用の値の集
合を結合して表示装置の各々のピクセルの値を作成する
工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核磁気共鳴(NM
R)イメージング方法及びシステムに関し、より具体的
には、彎曲した非平面的な血管の最大強度投影像を作成
する方法及び装置に関する。
【0002】本発明は、3次元のデータ点の配列を作成
し、次いで、この配列を用いて2次元画面上で観察する
ための像を作成するイメージング手法(例えば、NM
R、陽電子放出断層撮影法すなわちPET、コンピュー
タ断層撮影法すなわちCT等)に用いることができる。
説明を単純化するために、NMRシステムを例として本
発明を記述する。
【0003】
【従来の技術】磁気モーメントを有する任意の核は、核
が置かれている磁場の方向に整列しようとする。しかし
ながら、このときに、核は、磁場の強度及び特定の核種
の特性(核の磁気回転定数γ)に依存する特有の角周波
数(ラーモア周波数)で磁場の方向の周りを歳差運動す
る。この現象を示す核は「スピン」と呼ばれる。
【0004】NMRイメージングを用いて多くの異なる
組織サンプル及び様々な物体を検査することができる
が、単純化するために、患者の体内を通り患者の心臓を
含む軸交差(transaxial)ボリュームを例として本発明
を記述する。このボリュームを、ここでは、関心領域と
呼ぶ。加えて、NMRイメージング・システムは、デカ
ルト座標のx軸、y軸及びz軸を有する3次元イメージ
ング(撮像)域を含んでおり、患者は、患者の身長(即
ち、頭から足へ)がz軸に沿った軸を画定している状態
でこのイメージング域内に配置されているものとする。
【0005】関心領域が一様の磁場(分極磁場B0 )に
さらされると、領域内のスピンの個々の磁気モーメント
は、この分極磁場に沿って整列しようとするが、各スピ
ン特有のラーモア周波数でランダムに磁場の方向の周り
を歳差運動する。分極磁場の方向に沿って正味の磁気モ
ーメントMz が生じるが、垂直な平面、即ち横方向平面
(xy平面)内のランダムに配向した磁気成分は、互い
に相殺し合う。
【0006】しかしながら、関心領域が、xy平面内に
存在すると共にラーモア周波数に近い磁場(励起磁場B
1 )にさらされると、整列した正味のモーメントMz
xy平面に向かって「傾斜」して、xy平面内でラーモ
ア周波数で回転又はスピンする正味の横(方向)磁気モ
ーメントMt を発生する。
【0007】この現象の実用的な値は、励起信号B1
停止させた後に、励起されたスピンによって放出される
信号に含まれている。放出された信号は、この信号を発
生するスピンの少なくとも1つの物理的特性、典型的に
は様々な物理的特性の関数であるので、放出された信号
を検査することにより、スピンの特性を決定することが
できる。これら放出されたNMR信号は、ディジタル化
されると共に、NMRデータ集合を作成するように処理
される。
【0008】NMRデータ集合が有用であるためには、
検知された各々のNMR信号の発生点を知る必要があ
る。NMR信号の発生点を決定するために、各々のNM
R信号は、空間情報を含めてエンコードされる。位置エ
ンコード手法の一例に「スピン・ワープ」と一般に呼ば
れているものがある。この手法は、Physics in Medicin
e and Biology誌、第25巻、第751頁〜第756頁
(1980年)のW. A. Edelstein等による「スピン・
ワープNMRイメージング及び人体の全身イメージング
への応用(Spin Warp NMR Imaging and Applications t
o Human Whole-BodyImaging)」で議論されており、本
論文はここに参照されるべきものである。
【0009】スピン・ワープ法では、分極磁場B0 と同
じ方向を有しており且つx軸、y軸及びz軸に沿ってそ
れぞれ勾配を有する3つの勾配磁場(Gx 、Gy 及びG
z )を用いることにより特殊なエンコードが行われる。
各々のNMRサイクルにおいてこれらの勾配の強度を制
御することにより、スピン励起の空間分布を制御するこ
とができ、得られるNMR信号の発生点を識別すること
ができる。
【0010】一般に有用な取得手法に、スライス法又は
2次元法として知られているものがある。この手法で
は、関心領域のいくつかの単一の軸交差スライスの各々
についてNMRデータを連続して取得し、次いで、各ス
ライスを共に「積み重ね」て、3次元データ集合を作成
する。
【0011】信号のz軸発生源を決定するためには、ス
ライス・データ取得時の信号発生が、勾配磁場Gz を用
いて、1回につき関心領域の特定の1つの軸交差スライ
スに限定される。この目的のために、スピンのラーモア
周波数Fを次のように表現することができる。
【0012】 F=(B0+Bz)γ (1) ここで、Bz は本質的に、関心領域の特定の軸交差スラ
イス内での勾配Gz の強度である。勾配磁場強度はz軸
に沿って変化するので、各々のz軸スライスが異なるラ
ーモア周波数Fを有する。励起信号B0 が特定の励起周
波数で供給されると、励起周波数にある「選択された」
z軸スライス内のスピンのみが傾斜する。従って、励起
信号B0 をオフにすると、選択されたz軸スライス内の
スピンのみがNMR信号を発生する。
【0013】x軸に沿ってNMR信号を空間エンコード
するためにも類似の手法が用いられる。この目的のため
には、単一の励起信号B0周波数を供給するのではな
く、小範囲の周波数にある励起信号B0 を供給する。x
軸勾配Gx は十分に小さいので、x軸に沿って位置する
全てのスピンが、この励起信号周波数の小範囲内にある
ラーモア周波数を有することになり、従って、励起信号
をオフにすると、x軸に沿って位置するスピンの各々が
NMR信号を発生し、各々のx軸NMR信号が、一意で
且つ識別可能な周波数を有するようになる。従って、取
得時に受信された各々のNMR信号の周波数を識別する
ことにより、x軸位置を決定することができる。x軸位
置は、信号の周波数を用いてエンコードされているの
で、この形式のエンコーディングは周波数エンコーディ
ングとして知られている。
【0014】NMR信号内でy軸位置をエンコードする
ためには、y軸勾配Gy を用いて、y軸に沿って位置す
るスピンが異なる位相を有するようにする。結果とし
て、y軸に沿って位置するスピンから得られるNMR信
号は異なる位相を有し、これを用いてy軸位置を決定す
ることができる。y軸位置は、信号の位相を用いてエン
コードされているので、この形式のエンコーディングは
位相エンコーディングとして知られている。
【0015】1つの関心領域スライスのデータが取得さ
れた後に、関心領域内の全てのスライスのデータが取得
されるまで、関心領域の隣接するスライスについて取得
処理を繰り返す。ディジタル化及び処理の後に、これら
のスライス・データを組み合わせて、関心領域の内部の
規則的な格子位置における1つ又はこれよりも多い物理
的特性を表わす3次元データ点(TDDP)配列を作成
する。TDDP配列は、関心領域内の格子内の規則的な
位置に分布した3次元(x,y,z)座標の複数の集合
を含んでおり、物理的特性の少なくとも1つの値(V
xyz )が、座標位置の各々に関連している。このような
8つの位置から成る立体的に隣接した集合の各々が、立
方体のボリューム、即ち「ボクセル」を画定しており、
これらの8つのボクセル頂点の各々について1つの物理
的特性値が指定されている。
【0016】完全なTDDP配列が取得され記憶された
後に、この配列を用い、多くの周知の再構成手法の1つ
を用いて、関心領域の像を作成することができる。NM
R像を表示するのに用いられる典型的なイメージング画
面は、2次元であるに過ぎない。従って、陰影等によっ
て3次元像の外観を与えることはできるが、実際には、
任意の所与の時刻には2次元のピクセルを表示し得るに
過ぎない。このハードウェア上の制限から、TDDP配
列のどの範囲が検査目的にとって重要であるかについて
何らかの判定を行うことが必要になる。
【0017】例えば、TDDP配列が、特定の遠近画法
的「観察角度(viewing angle) 」から観察されており、
配列のデータ点列は、観察角度に対して垂直であると共
に観察角度の視線に沿っているものとする。1つの列に
沿ってデータ点を検査する際に、明るいデータ点が暗い
データ点の背後に位置していたとすると、この遠近画法
的ビュー(perspective view)からは明るいデータ点が
「隠されて」おり、像の貴重な情報が失われている可能
性がある。同じことが各々のデータ点列について言え
る。この問題は、NMRシステムがかなりの量の電磁雑
音を発生し、この雑音がTDDP配列に反映されるとい
う理由から悪化し、データ点列のうち最も近接した配列
のみからのデータ点強度を含む遠近画法的ビューは、強
度の多くが雑音に対応しているので比較的役に立たな
い。結果として、殆どの例で、配列データが収集され記
憶された後、像を作成するためにデータの部分集合が選
択される。例えば、有用な視覚化手法の1つに、最大強
度投影(MIP)として知られているものがある。MI
Pを作成するためには、データ点列が観察角度の視線に
沿って位置しているような特定の配列観察角度を選択す
る。各々の列について、プロセッサが、列内で最高強度
のデータ点を選択し、イメージング画面上に表示するた
めの関連する2次元のデータ点配列内にこのデータ点を
供給する。このMIP法は、MIP像が比較的ノイズ・
フリーであり(即ち、雑音が優勢ではない)、x線に類
似した像を提供するので貴重である。
【0018】もう1つの有用な視覚化手法は、x軸、y
軸及びz軸のうちの1つに平行にNMRデータ集合を通
る軸交差スライスを選択し、データの断面図、従って関
心領域の断面像が得られるようにするものである。この
断面手法は、医師が診断及び処方の目的のために関心領
域内の内部構造同士の間の詳細な空間的関係を観察する
ことを可能にする。
【0019】もう1つの有用な視覚化手法は、斜方再編
成(oblique reformatting)として知られている。当業
界では、多くの例で、構造の界面に直交しており、且つ
データ取得スライスの配向(orientation) に対して幾分
か斜めの角度を成し得る(このため「オブリーク・イメ
ージング」という成句がある)ようなNMRデータ集合
を通る断面スライスを選択することが望ましいことは広
く認められている。例えば、3次元データ配列内の様々
なx、y及びz座標を横断する血管の長さを観察できる
と有利である。
【0020】ここで、1991年1月8日に付与されて
本出願人に譲渡された米国特許第4,984,157
号、「3変数1次補間を用いてピクセル位置データを決
定し、中物体の斜面断面を表示するシステム及び方法
(System and Method for Displaying Oblique Planar
Cross Sections of a Solid Body Using Tri-Linear In
terpolation To Determine Pixel Position Data)」を
参照する。この米国特許第4,984,157号には、
斜方再編成平面を選択し、この後に、データ点の強度
を、斜方像平面に表示するためのピクセル強度へ変換す
るという1つの方法及び装置を教示している。
【0021】TDDP配列を作成した後に斜方再編成を
行って斜方像を作成する代わりに、患者の体内を通る斜
方スライスによって最初から斜方像データを取得するこ
とが可能であり、次いで、この取得データを用いて、再
編成を行わずに、所望の斜方像を作成することも可能で
ある。斜方像データを取得する方法は、当業界で周知で
ある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】残念ながら、従来の斜
方イメージング法にもいくつかの欠点がある。斜方イメ
ージングの1つの欠点は、多くの血管は彎曲しているの
で、血管が単一のイメージング平面内にきちんと納まら
ないことである。例えば、心臓の外表面に形成されてい
る冠状動脈は、彎曲していて、多平面的である。この例
で、血管の第1の部分を、適当な斜方イメージング平面
の選択によってイメージング可能にし得たとしても、異
なる平面に位置する他の血管部分を第1の部分と共にイ
メージングすることはできない。加えて、選択された斜
方平面が、血液プールを含んでいる1つ又はこれよりも
多い心室を通過する場合には、血液によって、得られる
像が見づらくなる。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例は、彎
曲した血管の異なる部分に接していて且つしばしば非平
面であるような複数のイメージング平面を選択し、複数
の像の各々からのデータ点強度を結合して単一の像を形
成し、次いで、結合後の像のMIPを作成して彎曲した
血管の相対的に完全な像を作成する方法を含んでいる。
【0024】本発明のこの実施例では、関心領域を通る
異なる中間的平面が連続的に選択され、各々の平面に対
応する別々の中間的データ集合が作成される。各々の中
間的データ集合は、関連する中間的平面に沿った関心領
域の断面のビュー(断面図)となっている。又、表示す
べき像の遠近画法的視点を示す観察用平面が選択され
る。観察角度を選択すると共に、中間的データ集合を作
成した後に、中間的データ集合を結合して、観察用平面
に関連した表示用要素位置についての値を作成する。こ
の後に、観察用平面の要素値を用いて、観察用平面の視
点からの彎曲した血管の像を表示するように表示装置を
駆動する。
【0025】
【発明の実施の形態】[1.システム・ハードウェア]
図1は、本発明を組み込んでおり、General Electric C
ompany社によって「SIGNA」(登録商標)の名称で
販売されている好ましいNMRシステムの主要な構成要
素を示している。このシステムは全体的に、操作者制御
コンソール100、コンピュータ・システム107、シ
ステム制御部122、1組の勾配増幅器127、生理学
的取得制御器129、走査室インタフェイス133、患
者配置システム134、マグネット・アセンブリ14
1、前置増幅器153、RF(無線周波数)電力増幅器
151、送信/受信(T/R)スイッチ154、電源1
57、データ記憶装置111及び112、並びに以上の
各構成要素を結合する様々なデータ線及びバスを含んで
いる。
【0026】システムは、キーボード102を走査する
と共に制御パネル103及びプラズマ表示装置/タッチ
・スクリーン104を介して操作者によって制御される
コンソール・プロセッサ101を含むコンソール100
から制御される。コンソール・プロセッサ101は、通
信リンク116を介して、コンピュータ・システム10
7内のアプリケーション・インタフェイス・モジュール
117と通信する。キーボード102及び制御器103
を介して、操作者は、コンピュータ・システム107内
の像プロセッサ106による像の作成及び表示を制御す
る。像プロセッサ106は、ビデオ・ケーブル105を
介してコンソール100上のビデオ表示装置148に結
合されている。
【0027】表示装置148は、2次元配列を成すピク
セルを含んでおり、表示ドライバ(図1には示されてい
ない)によって駆動されて、システム利用者が観測する
ための医用像を作成する。
【0028】コンピュータ・システム107は、バック
プレーン162を介して互いに通信するいくつかのモジ
ュールを含んでいる。アプリケーション・インタフェイ
ス117及び像プロセッサ106に加え、他のシステム
107のモジュールは、バックプレーンを制御するCP
Uモジュール108と、バス110を介してコンピュー
タ・システム107をNMR信号取得及び後続の処理時
のデータを記憶するためのディスク記憶装置111及び
テープ・ドライブ112を含めた1組の周辺装置に結合
するSCSIインタフェイス・モジュール109とを含
んでいる。コンピュータ・システム107は又、像デー
タ配列を記憶するフレーム・バッファとして当業界で知
られているメモリ・モジュール113と、コンピュータ
・システム107を高速シリアル・リンク115を介し
てシステム制御キャビネット122のシステム・インタ
フェイス・モジュール120に結合するシリアル・イン
タフェイス・モジュール114とを含んでいる。
【0029】システム制御部122は、共通のバックプ
レーン118によって相互接続されている一連のモジュ
ールを含んでいる。バックプレーン118は、CPUモ
ジュール119によって制御されるバス構造を含むいく
つかのバス構造で構成されている。シリアル・インタフ
ェイス・モジュール120が、バックプレーン118を
高速シリアル・リンク115に結合しており、パルス発
生器モジュール121が、シリアル・リンク125を介
してバックプレーン118を操作者コンソール100に
結合している。シリアル・リンク125を介して、シス
テム制御部122は、走査シーケンスの実行を要求する
操作者からの命令を受け取る。
【0030】パルス発生器モジュール121は、システ
ムの構成要素を動作させて、所望の走査シーケンスを実
行し、発生されるべきRFパルスのタイミング、強度及
び形状、並びにデータ取得ウィンドウのタイミング及び
長さを指示するデータを発生する。パルス発生器モジュ
ール121は又、シリアル・リンク126を介して1組
の勾配増幅器127に接続されており、走査時に発生さ
れるべき勾配パルスのタイミング及び形状を指示するデ
ータを勾配増幅器127へ伝送する。パルス発生器モジ
ュール121は又、生理学的取得制御器129からシリ
アル・リンク128を介して患者データを受け取る。生
理学的取得制御器129は、患者に接続されたいくつか
の異なるセンサからの信号を受け取ることができ、例え
ば、電極からの心電図(ECG)信号やベローズからの
呼吸信号を受け取ることができる。そして、患者の心拍
周期又は呼吸周期に合わせて走査を同期させるパルス発
生器モジュール121用のパルスを発生する。パルス発
生器モジュール121は又、シリアル・リンク132を
介して走査室インタフェイス回路133に結合されてお
り、走査室インタフェイス回路133は、入力135に
おいて患者及びマグネット・システムの位置及び状態に
関連した様々なセンサからの信号を受け取る。又、走査
室インタフェイス回路133を介して、患者位置決めシ
ステム134が、患者クレードルを移動させて走査に望
ましい位置に患者を搬送するための命令を受け取る。
【0031】パルス発生器モジュール121によって発
生される勾配波形は、Gx 増幅器136と、Gy 増幅器
137と、Gz 増幅器138とで構成されている勾配増
幅器システム127に印加される。各々の増幅器13
6、137及び138は、アセンブリ139内の対応す
る勾配コイルを励起するのに用いられる。勾配コイル・
アセンブリ139は、マグネット・アセンブリ141の
一部を作成しており、マグネット・アセンブリ141
は、マグネット・アセンブリのボア(中孔)142を通
過して水平に延在する0.5テスラ又は1.5テスラ等
の分極磁場を作成する典型的には超伝導性の主マグネッ
ト又は分極マグネット140を含んでいる。勾配コイル
139はボア142を包囲しており、コイル139は、
エネルギを与えられると、主分極磁場と同じ方向にある
が、デカルト座標系の直交するx軸、y軸及びz軸の方
向に向いた勾配Gx 、Gy 及びGz を有する磁場を発生
する。即ち、主マグネット140によって作成される磁
場B0 がz方向に向いており、z方向の全磁場がBz
あるならば、Gx =∂Bz /∂x、Gy =∂Bz /∂y
及びGz =∂Bz /∂zとなり、マグネット・アセンブ
リ141のボア142内の任意の点(x,y,z)での
磁場は、B(x,y,z)=B0 +Gx x+Gyy+G
z zによって与えられる。これらの勾配磁場を用いて、
走査されている患者から発するNMR信号内に空間情報
をエンコードする。
【0032】ボア142内には円筒形の全身型RFコイ
ル152が配置されている。このRFコイル152は、
システム制御キャビネット122内の送受信モジュール
150によって供給されるRFパルスに応答して円形分
極したRF磁場を発生する。これらのパルスは、RF増
幅器151によって増幅されて、送信/受信スイッチ1
54によってRFコイル152に結合される。波形及び
制御信号は、パルス発生器モジュール121によって供
給され、送受信モジュール150によって用いられて、
RF搬送波変調及びモード制御を行う。患者の体内の励
起した核によって放出される結果として生ずるNMR信
号は、同じRFコイル152によって検知され、送信/
受信スイッチ154を介して前置増幅器153に結合す
ることができる。増幅後のNMR信号は、送受信器15
0の受信器部において復調され、フィルタ処理されると
共にディジタル化される。送信/受信スイッチ154
は、パルス発生器モジュール121からの信号によって
制御されて、送信モード時にはRF増幅器151をコイ
ル152に結合し、受信モード時にはコイル152を前
置増幅器153に結合する。送信/受信スイッチ154
は又、送信モード又は受信モードのいずれの場合にも、
分離型RFコイル(例えば、頭部コイル又は表面コイ
ル)を用いることを可能にしている。
【0033】分極マグネット140、勾配コイル139
及びRFコイル152を支持することに加え、主マグネ
ット・アセンブリ141は又、主マグネット140に付
設されており、分極磁場の不均一性を補正するのに用い
られる1組のシム・コイル156を支持している。主電
源157を用いて、超伝導主マグネット140によって
発生される分極磁場を適正な動作強度とし、次いで、主
電源157はマグネットから切り離される。
【0034】RFコイル152が捕えたNMR信号は、
送受信器モジュール150によってディジタル化され
て、システム制御部122の一部であるメモリ・モジュ
ール160へ転送される。走査が完了してデータの配列
の全体がメモリ・モジュール160内に取得されたとき
に、アレイ・プロセッサ161が動作して、このデータ
を像データの配列へフーリエ変換する。この像データの
配列は、シリアル・リンク115を介してコンピュータ
・システム107へ伝送されて、ディスク・メモリ11
1に記憶される。オペレータ・コンソール100から受
信した命令に応じて、この像データの配列をテープ・ド
ライブ112に保管してもよいし、又は像プロセッサ1
06によって更に処理してオペレータ・コンソールへ伝
送すると共にビデオ表示装置148に表示してもよい。
【0035】図1及び図2に示すように、送受信器15
0は、電力増幅器151を介してコイル152において
RF励起磁場B1 を発生する構成要素と、コイル内に誘
導された結果としての信号を受信する構成要素とを含ん
でいる。上述のように、コイル152は、図1に示すよ
うな単一の全身型コイルであってもよい。RF励起磁場
の基本周波数、即ち搬送周波数は、CPUモジュール1
19及びパルス発生器モジュール121からバックプレ
ーン118を介して1組のディジタル信号(CF)を受
信している周波数合成器200の制御下で発生される。
これらのディジタル信号は、合成器の出力201の所で
発生されるRF搬送波信号の周波数及び位相を指示して
いる。命令に従って発生されたRF搬送波は、変調器及
びアップ・コンバータ202に印加され、ここで、その
振幅は、やはりバックプレーン118を介してパルス発
生器モジュール121から受信された信号R(t)に応
じて変調される。信号R(t)は、発生されるべきRF
励起パルスの包絡線、従って、帯域幅を画定している。
RF励起パルスは、所望の包絡線を表わす記憶された一
連のディジタル値を順次読み出すことによりモジュール
121内で発生される。記憶されたこれらのディジタル
値は又、オペレータ・コンソールから変更可能であり、
所望の任意のRFパルス包絡線を発生することが可能に
なっている。変調器及びアップ・コンバータ202は、
所望のラーモア周波数にあるRFパルスを出力205に
発生する。
【0036】RF励起パルス出力の大きさは、バックプ
レーン118からディジタル命令TAを受信している励
起信号減衰器回路206によって減衰される。減衰され
たRF励起パルスは、RFコイル165を駆動するRF
電力増幅器151に印加される。送受信器122のこの
部分に関する更なる詳細は、1990年8月28日に付
与され本出願人に譲渡された米国特許第4,952,8
77号に記載されている。本特許はここに参照されるべ
きものである。
【0037】患者によって発生されたNMR信号は、受
信用コイル166によって捕えられ、前置増幅器153
を介して受信信号減衰器207の入力に印加されて、受
信信号減衰器207は、NMR信号を更に増幅すると共
に、バックプレーン118から受信されたディジタル減
衰信号(RA)によって決定されている量だけ信号を減
衰させる。受信信号減衰器207は又、RF励起時に過
負荷とならないように、パルス発生器モジュール121
からの信号によってオン及びオフされる。
【0038】受信されるNMR信号は、ラーモア周波数
又はそれに近い周波数にあり、好ましい実施例では、
1.5テスラの場合には約63.86MHz、0.5テ
スラの場合には約21.28MHzである。この高周波
信号は、ダウン・コンバータ208によって次の2段階
の処理で下降変換(ダウン・コンバート)される。即
ち、先ず、NMR信号を周波数合成器200からのの搬
送波信号と混成し、次いで、得られた差信号を基準周波
数発生器203からの線204上の基準信号と混成す
る。好ましい実施例では、基準信号は2.5MHzを有
する。ダウン・コンバータ208から結果として得られ
た下降変換後のNMR信号は、最大帯域幅として125
kHzを有し、187.5kHzを中心周波数とする。
この下降変換後のNMR信号は、アナログからディジタ
ルへの(A/D)変換器209の入力に印加され、A/
D変換器209は、好ましい実施例では250kHzの
速度でアナログ信号をサンプリングしてディジタル化す
る。A/D変換器209の出力信号は、ディジタル検出
器及び信号プロセッサ210に印加され、ディジタル検
出器及び信号プロセッサ210は、受信されたディジタ
ル信号に対応する16ビットの同相(I)値及び16ビ
ットの直角位相(Q)値を発生する。受信されたNMR
信号についてのディジタル化されたI値及びQ値から成
る得られたストリームは、バックプレーン118を介し
てメモリ・モジュール160へ供給され、ここで、像を
再構成するのに用いられる。
【0039】受信されたNMR信号に含まれる位相情報
を保存するために、変調器及びアップ・コンバータ20
2と、ダウン・コンバータ208との両方が、共通の信
号で動作する。より具体的には、周波数合成器200の
出力201での搬送波信号及び基準周波数発生器203
の出力204での2.5MHzの基準信号が、両方の周
波数変換処理に用いられる。位相の整合性がこのように
して維持され、検出されたNMR信号の位相変化が、励
起したスピンによって生成される位相変化を正確に指示
するものとなる。2.5MHzの基準信号、並びに5M
Hz、10MHz及び60MHzの基準信号は、基準周
波数発生器203によって共通の20MHzマスタ・ク
ロック信号から発生される。後者の3つの基準信号は、
出力線201上に搬送波信号を発生するために周波数合
成器200によって用いられる。受信器に関する更なる
詳細は、199年2月12日に付与され本出願人に譲渡
された米国特許第4,992,736号に記載されてい
る。本特許はここに参照されるべきものである。
【0040】本発明は、様々な異なる形式の構造(例え
ば、血管、心室等)のいずれのイメージングにも応用す
ることができるが、ここでは、人体の心臓の表面上の冠
状動脈のイメージングを例として記述する。この目的の
ために、患者の心臓、明確に述べるとイメージングされ
るべき動脈を含む関心領域のNMRイメージングデータ
の完全な集合が取得され処理されており、関心領域の少
なくとも1つの特性を指示するTDDP配列を作成して
いるものとする。例えば、TDDP配列の物理的特性
は、NMRの分野で周知のスピン−スピン緩和時間であ
ってもよいし、又は格子−スピン緩和時間であってもよ
い。
【0041】TDDP配列は、隣接した立方体のボクセ
ル要素を含んでおり、各々の要素が8つの頂点を有して
いる。各々の頂点に対して1つのデータ値が関連してお
り、このデータ値は、関心領域内の対応する空間位置に
おける物理的特性を表わしている。各空間位置は、規則
的なパターンを成して配置されており、物体内に等間隔
の格子位置を画定している。これらの格子位置は又、領
域内の隣接した複数のボクセルを画定している。この説
明の目的のために、格子位置は、ボア142のx軸、y
軸及びz軸に整列しているものとし、z軸はボア長に沿
っており、x軸は水平であり、y軸は垂直であるものと
する。
【0042】あらためて図1及び図5を参照すると、本
発明の一実施例では、パネル103が、配向発生器25
6と、深さ発生器258と、観察角度選択器260と、
ピクセル密度選択器261とを含んでいる。この実施例
では、像プロセッサ106が、中間的平面選択器262
と、中間的要素値決定器264と、移行用要素値決定器
266と、結合器又はプロセッサ268と、ビデオ・ド
ライバ又は表示装置ドライバ270とを含んでいる。
【0043】配向発生器256は、利用者が、関心領域
を通る切断面であってこれに沿って断面像を作成すべき
切断面の角度配向(angular orientation)を指定するこ
とを可能にしている。この配向は、x平面からの角度と
z平面からの角度との2つの角度によって指定すること
ができる。このような角度入力データは、ジョイスティ
ック、加減抵抗器、キーボード、マウス又は他の任意の
適当な入力装置によって指定することができる。好まし
い実施例では、2つの角自由度を有するトラック・ボー
ルを用いて切断面配向を指定する。x軸及びz軸の角度
信号は、中間的平面選択器62へ供給される。
【0044】深さ発生器258は、関心領域の外表面に
位置する座標原点からの切断面の深さを選択する。深さ
発生器は、配向発生器と同様に、任意の形式の適当な入
力装置であり得る。深さ信号は、中間的平面選択器26
2へ供給される。
【0045】ピクセル密度選択器261は、利用者(操
作者)が中間的平面用のピクセル密度を選択することを
可能にする。代替的には、選択器261を用いずに、ピ
クセル密度を表示画面148のピクセル密度に合わせて
自動的に設定してもよいし、又は中間的平面用に他の何
らかの適当な密度値に合わせて設定してもよい。密度信
号は、中間的平面選択器262へ供給される。
【0046】中間的平面選択器262は、選択された角
度、選択された深さ及びピクセル密度の信号の各々を、
発生器256及び258並びにピクセル密度選択器26
1からそれぞれ受け取り、角度及び深さの信号によって
指定され、ピクセル密度信号によって指定された要素又
はピクセルの密度を有する中間的平面を設定する。
【0047】中間的平面データは中間的要素値決定器2
64へ供給され、中間的要素値決定器264は、中間的
平面内の各々の要素の値を、該要素を包囲する8つの頂
点のデータ点の値の関数として決定する。この後、指定
の中間的平面における中間的要素値を第1の中間的要素
値集合としてメモリ113に記憶する。
【0048】次に、操作者は、深さ発生器258、配向
発生器256及びピクセル密度選択器261を用いて、
関心領域を切断する他の中間的平面を選択すると共に各
々の中間的平面の密度を選択して、中間的平面選択器2
62及び中間的要素値決定器264に他の中間的要素値
集合を発生させ、これらのを全てメモリ113に記憶す
る。実際には、各々の中間的要素値集合は、関心領域を
通る対応する中間的平面に沿って位置する別々の断面像
に対応するデータを含んでいる。
【0049】前で参照した米国特許第4,984,15
7号には、斜方イメージング平面を選択し、3次元デー
タ点を用いて、斜方断面像に対応する中間的要素位置の
値を発生する好ましいシステムを教示しており、この観
点で更に詳細に参照すべきである。
【0050】観察角度選択器260は、操作者が、中間
的要素値集合の全て又はその部分集合に対応する断面像
を眺める角度を選択することを可能にする。このため
に、選択器260は、配向発生器256と同様に、様々
な異なる適当なインタフェイス装置(即ち、トラックボ
ール、キーボード、ジョイスティック等)のいずれかを
含んでいる。観察角度が選択されたとき、選択された観
察角度に垂直な2つの次元が軸x′及び軸y′として特
定される。加えて、表示装置148(図1を参照)のピ
クセル密度に対応し且つx′y′平面内に並んだピクセ
ル位置の2次元配列を含んでいる観察用平面が特定され
る。観察角度は、観察用平面内でのピクセル位置を含ん
でいて、移行用要素値決定器266へ供給される。
【0051】移行用要素値決定器266は、観察用平面
を受け取ると、メモリ113から中間的要素値集合を検
索し、検索された中間的要素値集合内の各々の中間的要
素値のデータ点を含む3次元データ点構造体を作成す
る。幾何学的な側面から述べると、3次元データ点構造
体は単純に、相互接続した一連の中間的平面を含んでい
る。決定器266は次に、x′y′平面内でのデータ点
構造体の寸法を特定し、これらのデータ点構造体の寸法
を表示装置148の画面の寸法と比較し、画面の寸法と
配列のx′寸法及びy′寸法との間の差に応じて、デー
タ点構造体全体を拡大又は縮小する。
【0052】3次元データ点構造体を拡縮した後に、拡
縮後の各々の中間的値集合について、移行用要素値決定
器266は、値の集合をx′y′平面の観察用平面ピク
セル位置へ投影し、これにより、観察用平面内の殆どの
ピクセルについての観察用平面要素位置の値を作成す
る。
【0053】「投影」という用語は、観察用平面要素の
値を決定する数学的な処理を記述するために比喩的に用
いられている。実際には、拡縮後の中間的要素値集合
を、x′y′平面に垂直な射線に沿って且つ観察用平面
のピクセル又は要素位置を通して観察すると、拡縮後の
値の集合内の少なくとも1つのデータ点(しばしば、い
くつかのデータ点)が観察可能である。投影処理は、観
察可能な各々の中間的要素値を見こむ各々の観察用平面
のピクセル位置又は要素位置の百分率を決定し、観察用
平面のこの要素位置の値が、観察可能な中間的要素値
と、要素位置のそれぞれの百分率の値とに比例するよう
にすることを含んでいる。例えば、観察用平面要素位置
の1つの半部が、相対強度値10を有する第1の中間的
要素値を見こんでおり、観察用平面要素位置の第2の半
部が相対強度値5を有する第2の中間的要素値を見こん
でいるとすると、結果として得られる観察用平面要素位
置の値は7.5となる(即ち、(10+5)/2=7.
5)。
【0054】各々の中間的要素値集合に対応する移行用
要素は、メモリ113に移行用要素値集合として記憶さ
れる。このようにして、各々の中間的値の集合毎に、移
行用要素値決定器266は、別々の移行用要素値集合を
発生し、各々の移行用集合が、x′y′平面に位置し、
且つ表示装置148の密度に等しい密度を有する。移行
用集合の寸法は、典型的には、表示装置148の寸法の
一部を覆うことができ、典型的には、表示装置148の
寸法の一部に対応している。
【0055】全ての移行用集合が発生された後に、結合
器268が、移行用集合を検索して、これらの移行用集
合を結合することいより各々の表示ピクセル毎に別々の
観察用平面要素位置の値を作成する。好ましくは、結合
器268は、移行用集合に対して最大強度投影(MI
P)を実行することにより結合を行って、表示装置14
8(図1を参照)上に2次元像を作成するためのデータ
を作成する。MIPデータ(即ち、観察用平面要素位置
の値)は、メモリ113に記憶される。
【0056】ドライバ270が、MIPデータを検索
し、このデータを用いて、当業界で周知の様々な異なる
方式のうち任意の方式で表示装置148を駆動する。
【0057】[2.動作]単純化のために、本発明のシ
ステムの動作を図3に示すような比較的単純な冠状動脈
部分250(以後、動脈250と呼ぶ)を例として図6
と併せて記述する。動脈250は、隣接した3つの部分
250a、250b及び250cを含んでおり、これら
の部分は全体的に、異なる平面に整列している。加え
て、動脈250の所望のビューは、矢印252によって
示す観察角度(以後、「角度252」と呼ぶ)の方向に
沿っているものとする。
【0058】図4は、図3の観察角度252から見た動
脈250を示す。動脈250は彎曲しており、全体的
に、角度252に向かって屈曲した形状を有し(図
3)、且つ角度252の視点からは逆S字形状を有する
(図4)ことがわかる。明らかに、動脈250は多平面
的であり、従って、動脈250の像は単一の平面からの
データを用いていたのでは作成することができない。
【0059】又、図1及び図5を参照すると、操作者
は、深さ発生器258及び配向発生器256を用いて関
心領域を通る切断面の深さ及び配向を選択することによ
り、コンソール100を用いて関心領域を通る断面のビ
ュー(断面図)を表示する。
【0060】操作者は、冠状動脈250のうちの少なく
ともイメージングすべき部分を含めた心臓の断面が表示
されるまで、深さ及び配向の選択を修正する。観察用に
選択される動脈250のこの部分は単純に断面であって
よいので、管の端部、即ち点に似た状態に見える。一
旦、動脈250が特定されたら、操作者は再び、動脈2
50の長さに沿った部分が表示されるまで深さ及び配向
の選択を修正する。例えば、この操作の後に、動脈25
0は図3のように現われ得る。
【0061】動作方法の残りを図7に示す。動脈250
の長さに沿った部分が表示された状態で、ステップ40
0において、操作者は、配向発生器256及び深さ発生
器258を用いて、第1の中間的平面280を選択す
る。第1の中間的平面280は、図3に示すように、第
1の動脈部分250aを含んでいる。この選択する工程
400は、入力装置を用いて中間的平面線を表示像を横
断させて、線が部分250aと整列するまで移動させる
といった簡単なものであってよい。この場合には、発生
器256及び258は、単一の入力装置によって提供さ
れ得る。
【0062】平面250aが選択されたときに、ステッ
プ402において、中間的平面選択器262は、選択さ
れた平面に対応する平面要素位置を発生し、また中間的
要素値決定器264は、前述のようにして、選択された
中間的平面内の各々の要素位置の値を決定する。これら
の値は、ステップ404において、第1の中間的要素位
置の値の集合としてメモリ113に記憶される。第1の
中間的値集合を、データ点平面280′として図7に模
式的に図示する。
【0063】イメージングするべき更に2つの中間的平
面282及び284が存在しているので、判定ステップ
406において、処理はステップ400にループして戻
り、ここで、操作者は、発生器256及び258を用い
て、今度は、第2の動脈部分250bを含んでいる第2
の中間的平面282を選択する。平面282が選択され
たときに、ステップ402において、中間的平面選択器
262は、選択された平面に対応する平面要素位置を作
成し、また中間的要素値決定器264は、選択された平
面内の各々の要素位置の値を決定し、これらの値は、ス
テップ404において、第2の中間的要素位置の値の集
合としてメモリ113に記憶される。第2の中間的要素
位置の値の集合を、データ点平面282′として図7に
示す。
【0064】再度、ステップ400において、操作者
は、発生器256及び258を用いて、第3の動脈部分
250cを含んでいる第3の中間的平面284を選択す
る。平面284が選択されたときに、ステップ402に
おいて、中間的平面選択器262は、選択された平面に
対応する平面要素位置を作成し、中間的要素値決定器2
64は、選択された平面内の各々の要素位置の値を決定
し、これらの値は、ステップ404において、第3の中
間的要素位置の値の集合としてメモリ113に記憶され
る。第3の中間的要素位置の値の集合を、データ点平面
284′として図7に示す。データ集合280′、28
2′及び284′は重なり合っている(オーバーラップ
している)ことがわかる。ここで、判定ステップ406
において、本例ではイメージングされるべき他の中間的
平面は存在していないので、制御はステップ408へ移
る。
【0065】中間的平面を選択することに加え、ステッ
プ408において、操作者は、観察角度選択器260を
用いて、動脈250を検査する観察角度を選択する。本
例では、図3及び図6を参照すると、操作者は角度25
2を選択する。この後に、ステップ410において、移
行用要素値決定器266は、メモリ113から中間的要
素値集合を検索し、検索された中間的要素値集合内の各
々の中間的要素値についてのデータ点を含んでいる3次
元データ点構造体350(図7)を発生する。この目的
のために、中間的配列280′、282′及び284′
が検索され、図7に示すように、3次元構造体350を
作成する。加えて、ステップ410において、移行用要
素値決定器266は、x′y′平面(即ち、観察角度2
52に垂直な平面)におけるデータ点構造体350の寸
法を識別し、配列350のx′及びy′の寸法を表示装
置148の画面の寸法と比較し、画面の寸法と配列35
0のx′寸法及びy′寸法との間の差に応じて、データ
点構造体350全体を拡大又は縮小する。例えば、構造
体350のx′寸法及びy′寸法が、表示装置148の
寸法のそれぞれ2分の1であったとすると、構造体35
0の寸法を2倍に増大させる。
【0066】拡縮される各々の中間的値集合についてデ
ータ点構造体を拡縮した後に、移行用要素値決定器26
6は、ステップ412において、各々の値の集合を観察
角度のx′y′平面へ投影し、これにより、図7に示す
ように、観察角度の平面内に位置する3つの移行用要素
値集合280″、282″及び284″をそれぞれ作成
する。この投影を行う多くの方法が当業界で公知である
ので、ここでは立ち入って説明しない。
【0067】全ての移行用要素値集合が作成された後
に、結合器268は、ステップ414において、移行用
集合を検索し、これらの集合を結合して、各々の表示ピ
クセルについて別々の観察用要素位置の値を作成する。
好ましくは、結合器268は、移行用要素値集合に対し
て最大強度投影(MIP)を実行することにより、ステ
ップ414を実行し、これにより、表示装置148(図
1)上に2次元像を作成するためのデータを作成する。
このMIPデータ(即ち、観察用要素位置の値)は、メ
モリ113に記憶される。
【0068】ステップ416において、ドライバ270
は、MIPデータを検索し、このデータを用いて、当業
界で周知のいくつかの異なる方式のうち任意の方式で表
示装置148を駆動し、これにより、動脈研究のための
斜方多平面MIP像を作成する。
【0069】所望があれば、ステップ406及び全ての
中間的値集合の記憶の後に、操作者は、ステップ408
において1つの観察角度を選択することができ、結果と
して得られるMIPが不満足であれば、ステップ408
に戻って、異なる、おそらくより適当な観察角度を同じ
中間的値集合を用いて選択し、新たに選択された角度に
対応する第2のMIPを作成することができる。
【0070】本発明のいくつかの好ましい特徴について
のみ図解し記述したが、当業者には、多くの改変及び変
形が想到されよう。従って、特許請求の範囲は、本発明
の要旨の範囲内に含まれるような改変及び変形の全てを
網羅することを意図しているものと理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例を用いるNMRシステ
ムのブロック図である。
【図2】図1のNMRシステムの一部を形成している送
受信器の電気回路図である。
【図3】本発明の好ましい実施例に従った、冠状動脈の
一部と、動脈を通る選択された3つの中間的平面と、観
察角度とを示す略図である。
【図4】図3に示す観察角度から見た図3の血管の略図
である。
【図5】図1に示すシステムに用いられている像プロセ
ッサの構成要素のブロック図である。
【図6】本発明の好ましい動作方法を示す流れ図であ
る。
【図7】図3の血管と共に本発明の好ましい実施例によ
る中間的データ集合及び移行用データ集合を示す略図で
ある。
【符号の説明】
100 操作者制御コンソール 102 キーボード 103 制御パネル 104 プラズマ表示装置/タッチ・スクリーン 105 ビデオ・ケーブル 106 像プロセッサ 110 バス 111 ディスク記憶装置 112 テープ・ドライブ 115 高速シリアル・リンク 116 通信リンク 118、162 バックプレーン 125、126、128、132 シリアル・リンク 135 入力 139 勾配コイル・アセンブリ 140 分極マグネット 141 マグネット・アセンブリ 142 ボア 148 ビデオ表示装置 150 送受信器 152 全身型RFコイル 156 シム・コイル 165 RFコイル 166 受信用コイル 201、204、205 出力線 250、250a、250b、250c 冠状動脈 252 観察角度 280、282、284 中間的平面 280′、282′、284′ 中間的値集合のデータ
平面 350 3次元データ点構造体 280″、282″、284″ 移行用要素値集合
フロントページの続き (72)発明者 クリストファー・ジュードソン・ハーディ ー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、スケネ クタデイ、キーズ・アベニュー、1403番 (72)発明者 チャールズ・ルシアン・ドォモウリン イギリス、エスダブリュー7・2キューエ イチ、ロンドン、モントローズ・コート、 54番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元データ配列が、3次元物体内のボ
    リューム要素を画定する等間隔の格子位置における前記
    物体に関連した少なくとも1つの物理的特性の値を表わ
    す信号パターンを含んでいる場合に、該3次元データ配
    列の像を表示するシステムにおいて、 前記物体を通る少なくとも第1及び第2の中間的平面を
    任意に選択する平面選択器であって、該第1及び第2の
    中間的平面が中間的要素位置の第1及び第2の集合をそ
    れぞれ含んでいる、平面選択器と、 前記第1及び第2の要素位置集合の各々の位置について
    前記物理的特性値を決定して、第1及び第2の中間的要
    素値集合をそれぞれ作成する決定器と、 前記中間的平面に隣接した観察用平面を選択する観察角
    度選択器であって、該観察用平面が複数の観察用要素位
    置を含んでいる、観察角度選択器と、 前記中間的要素値集合を結合して、各々の観察用要素位
    置についての値を作成するプロセッサと、 像を表示する2次元表示装置と、 前記観察用要素位置及びその対応する値を受け取って、
    前記表示装置に像を作成するように前記表示装置を駆動
    するドライバと、を備えていることを特徴とする前記シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサは、前記中間的要素値集
    合を前記観察用平面に投影して各々の中間的要素値集合
    についてそれぞれ1つの移行用要素値集合を作成し、こ
    れらの複数の移行用要素値集合を併合することにより各
    々の観察用要素位置についての値を作成する構成を有し
    ている請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記プロセッサは、前記観察用要素位置
    の視点からの最大強度投影を実行して前記観察用要素位
    置の値を作成することにより前記複数の移行用要素値集
    合を併合する構成を有している請求項2に記載のシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記平面選択器に配向発生器及び深さ発
    生器が結合されており、前記配向発生器は前記物体の関
    心領域を通る切断面の角度配向を指定するように構成さ
    れ、また深さ発生器は前記切断面の深さを選択するよう
    に構成されていて、前記平面選択器が前記切断面を回転
    及び変位させて、前記切断面を前記物体内の任意に選択
    された切断面に対応することが可能となるようにしてい
    る請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 更に移行用要素値決定器と、該移行用要
    素値決定器に結合されていて、観察用平面を選択する観
    察角度選択器とを含んでおり、該観察用平面は複数の観
    察用平面要素位置を含んでおり、前記移行用要素値決定
    器は、前記選択された観察用平面内の各々の要素位置に
    ついての値を決定すると共に、該決定された値を前記プ
    ロセッサへ供給するように構成されている請求項1に記
    載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記選択された観察用平面内の各々の要
    素位置についての前記移行用要素値決定器により決定さ
    れた前記値を記憶するメモリを含んでいる請求項5に記
    載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記プロセッサは、前記観察用要素位置
    の視点からの最大強度投影を実行することにより、前記
    メモリに記憶されている移行用集合を検索して結合する
    ように構成されている請求項6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記プロセッサは、前記観察用要素位置
    の視点からの前記中間的要素値集合の最大強度投影を実
    行することにより、前記中間的要素値集合を結合するよ
    うに構成されている請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 3次元データ配列が、3次元物体内のボ
    リューム要素を画定する等間隔の格子位置における前記
    物体に関連した少なくとも1つの物理的特性の値を表わ
    す信号パターンを含んでいる場合に、該3次元データ配
    列の像を表示する方法において、 前記物体を通る少なくとも第1及び第2の中間的平面を
    任意に選択する工程であって、該第1及び第2の中間的
    平面が中間的要素位置の第1及び第2の集合をそれぞれ
    含んでいる、工程と、 前記第1及び第2の要素位置集合の各々の位置について
    前記物理的特性値を決定して、第1及び第2の中間的要
    素値集合をそれぞれ作成する工程と、 前記中間的平面に隣接した観察用平面を選択する工程で
    あって、該観察用平面が複数の観察用要素位置を含んで
    いる、工程と、 前記中間的要素値集合を結合して、各々の観察用要素位
    置についての値を作成する工程と、 前記観察用要素位置の値を2次元表示として表示する工
    程と、を有していることを特徴とする前記方法。
  10. 【請求項10】 前記中間的要素値集合を結合する工程
    は、各々の中間的集合についてそれぞれ1つの移行用要
    素値集合を作成するように、前記中間的要素値集合を前
    記観察用平面に投影する工程と、これらの複数の移行用
    要素値集合を併合して、各々の観察用要素位置について
    の値を作成する工程とを含んでいる請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記複数の移行用要素値集合を併合す
    る工程は、前記観察用要素位置の値を作成するように、
    前記観察用要素位置の視点からの最大強度投影を実行す
    る工程を含んでいる請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記中間的平面を任意に選択する工程
    は、要素位置の2次元配列をそれぞれ含んでいる少なく
    とも第1及び第2の初期平面を特定する工程と、該平面
    を、前記物体を通る任意に選択された切断面に対応する
    ように回転及び変位させる工程とを含んでいる請求項9
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記観察用平面は、x′及びy′座標
    により画定されており、前記中間的要素値集合を結合す
    る工程は、前記中間的要素値集合から3次元データ集合
    を作成する工程と、前記3次元データ集合のx′寸法及
    びy′寸法を決定する工程と、該x′寸法及びy′寸法
    を前記表示の寸法と比較する工程と、前記表示に適合し
    ている間は前記配列のx′寸法及びy′寸法が可能な限
    り大きくなるように前記3次元配列を拡縮する工程と、
    1つの移行用集合を作成するように、拡縮後の各々の中
    間的要素値集合を前記x′及びy′平面に投影する工程
    と、各々の観察用要素位置についての値を作成するよう
    に、複数の前記移行用集合を併合する工程とを含んでい
    る請求項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の移行用集合を併合する工程
    は、前記観察用要素位置の視点からの最大強度投影を実
    行する工程を含んでいる請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記中間的要素値集合を結合する工程
    は、前記観察用要素位置の視点からの前記中間的要素値
    集合の最大強度投影を実行する工程を含んでいる請求項
    9に記載の方法。
  16. 【請求項16】 少なくとも第1及び第2の2次元斜方
    平面像を表示するシステムであって、該第1及び第2の
    像が第1及び第2の要素位置集合をそれぞれ含んでいる
    と共に、各々の要素位置について3次元物体に関連した
    物理的特性にそれぞれ対応している特性値を含んでお
    り、前記第1の像に対応している前記値及び前記第2の
    像に対応している前記値は、それぞれ第1及び第2の中
    間的要素値集合を成している、当該システムにおいて、 観察用要素位置を含んでいる観察用平面を選択する観察
    角度選択器と、 前記中間的要素値集合を結合して、各々の観察用要素位
    置についての値を作成するプロセッサと、 像を表示する2次元表示装置と、 前記観察用要素位置及び対応する値を受け取って、前記
    表示装置上に像を作成するように前記表示装置を駆動す
    るドライバと、を備えていることを特徴とする前記シス
    テム。
  17. 【請求項17】 前記プロセッサは、前記中間的要素値
    集合を前記観察用平面に投影して各々の中間的要素値集
    合についてそれぞれ1つの移行用要素値集合を作成し、
    これらの複数の移行用要素値の集合を併合することによ
    り各々の観察用要素位置についての値を作成するように
    構成されている請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 少なくとも第1及び第2の2次元斜方
    平面像を表示する方法であって、該第1及び第2の像が
    第1及び第2の要素位置集合をそれぞれ含んでいると共
    に、各々の要素位置について3次元物体に関連した物理
    的特性にそれぞれ対応している特性値を含んでおり、前
    記第1の像に対応している前記値及び前記第2の像に対
    応している前記値は、それぞれ第1及び第2の中間的要
    素値集合を成している、当該方法において、 観察用要素位置を含んでいる観察用平面を選択する工程
    と、 各々の観察用要素位置についての値を作成するように、
    前記中間的要素値集合を結合する工程と、 前記観察用要素位置の値を表示する工程と、を有してい
    ることを特徴とする前記方法。
  19. 【請求項19】 前記中間的要素値集合を結合する工程
    は、前記中間的要素値集合を前記観察用平面に投影し
    て、各々の中間的要素値集合についてそれぞれ1つの移
    行用要素値集合を作成する工程と、これらの複数の移行
    用要素値集合を併合して、各々の観察用要素位置につい
    ての値を作成する工程とを含んでいる請求項18に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 前記複数の移行用要素値集合を併合す
    る工程は、前記観察用要素位置の値を作成するように、
    前記観察用要素位置の視点からの最大強度投影を実行す
    る工程を含んでいる請求項19に記載の方法。
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