JP2001008209A - 画像符号/復号方法並びにその装置及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像符号/復号方法並びにその装置及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001008209A
JP2001008209A JP17810799A JP17810799A JP2001008209A JP 2001008209 A JP2001008209 A JP 2001008209A JP 17810799 A JP17810799 A JP 17810799A JP 17810799 A JP17810799 A JP 17810799A JP 2001008209 A JP2001008209 A JP 2001008209A
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Takashi Miura
高志 三浦
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Hudson Soft Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像符号/復号方法並びにその装置及びその
プログラムを記録した記録媒体に関し、簡単な構成(処
理)で高画質かつ高能率の符号/復号が高速に行えるこ
とを課題とする。 【解決手段】 画像(輝度)データYを2×2の画素ブ
ロックにグループ分けし、これらを各画素ブロックの所
定画素位置からなるサブ画像データY1 とその残りの各
画素位置からなる各サブ画像データY2 〜Y4 とに分割
すると共に、サブ画像データY1 を冗長圧縮符号化して
符号データCY1を生成し、またサブ画像データY1 と残
りの各サブ画像データY2 〜Y4 との間の各差分データ
Er2 〜Er4 を夫々求め、該各差分値を夫々に量子化
して符号データCY2,〜CY4を生成する。好ましくは、
符号データCY1を内部で復号してサブ画像データY1 ´
を求め、該サブ画像データY1 ´と各サブ画像データY
2 〜Y4 との間の各差分データEr2 〜Er4 を夫々量
子化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像符号/復号方法
並びにその装置及びそのプログラムを記録した記録媒体
に関し、更に詳しくはコンピュータ処理可能なカラー画
像データの圧縮符号/伸長復号に適用して好適なるもの
である。
【0002】現状の画像処理装置(ゲーム機,パーソナ
ルコンピュータ等)ではCPUの処理速度、RAM等の
メモリ容量及び外部記憶装置(ROMカートリッジ,C
D−ROM等)の記憶容量の観点から、使用する画像サ
イズは横320×縦240画素程度が多く利用されてい
る。次世代機ではCPU等の処理能力が100倍程度向
上することが予想されており、これに伴い画像サイズも
横640×縦480〜横1280×縦960程度になる
と思われる。これは現状の4〜16倍の画像データを外
部記憶装置に収納することを意味するが、外部記憶装置
はCD−ROMと比較しても現状の10倍程度の容量増
しか望めないと考えられ、16倍の画像データを収納す
るには画像圧縮/伸長技術の更なる高能率化が望まれ
る。
【0003】
【従来の技術】図12は従来技術を説明する図で、従来
のデジタルカメラ等が採用する画像圧縮方法を示してい
る。図において、入力のカラー画像データR,G,Bを
RGB/YUV変換部11で輝度Y及び色情報U,Vか
らなる画像データY,U,V(各画像サイズ=横W×縦
H)に変換する。具体的に言うと、輝度データYは明る
さを感じるR,G,Bの割合から、 Y=0.30R+0.59G+0.11B により変換する。色情報U,Vについては明るさの成分
を持たない様にするため、青色差データU,赤色差デー
タVを夫々下式、 U=(B−Y)=−0.30R−0.59G+0.89
B V=(R−Y)=0.70R−0.59G−0.11B により変換する。更に、視覚の色に対する感度が低いこ
とを利用して、色差データU,Vの振幅を例えば、 U´=U/1.773 V´=V/1.403 により圧縮する。以下、このU´をU、V´をVと読み
替えて説明を行う。
【0004】画像データYはそのままRAM14に記憶
し、また画像データU,Vについては、更に圧縮部13
で各2×2の画素ブロックを左上の画素値で代表する様
な方法により画像サイズを1/4に縮小し、得られたサ
ブ画像データUs ,Vs をRAM14に記憶する。この
時点で、画像データY,U,Vは4:1:1の画像デー
タY及びサブ画像データUs ,Vs に縮小され、画像デ
ータY,U,Vの総データ量(=3×W×H)は(3/
2)×W×Hと半分に縮小されている。
【0005】更に、画像データY及びサブ画像データU
s ,Vs を夫々JPEG符号器(JPEG−ENC)1
5により冗長圧縮符号化する。具体的に言うと、画像デ
ータYを8×8の画素ブロックに分割すると共に、これ
らを2次元DCT(離散コサイン変換)部15aにより
DC(平均値)及び基本周波数〜63倍周波数の各係数
値に変換し、更に自然画像に含まれる冗長性(即ち、輝
度の周波数成分が低周波領域に集中していること)を利
用し、各係数値を画品質が低下しない範囲内で量子化部
15bにより非線形量子化し、情報量の削減を行ってか
らハフマン符号化部15cで可変長符号化している。サ
ブ画像データUs ,Vs についても同様である。こうし
て画像データY及びサブ画像データUs ,Vs に対応す
る符号データCY ,CU ,CV を出力する。
【0006】図示しないが、復号側では符号データ
Y ,CU ,CV をJEPEG復号器により復号し、画
像データY及びサブ画像データUs ,Vs を生成する。
更にサブ画像データUs ,Vs を縦横各2倍に拡大して
画像データU´,V´を生成し、かつ画像データYと共
に、次式、
【0007】
【数1】 により画像データR,G,Bを復元する。但し、数1は
画像データの各値域が0〜255に正規化されている場
合の例である。こうして復元画像には十分高い画質が得
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記現状のデ
ータ圧縮率では近い将来に予想される膨大な画像データ
を外部記憶装置等に収納できない。また上記フルサイズ
の画像データY(=W×H)を冗長圧縮/伸長する方式
であると、符号量が大きくなって、画像の符号化のみな
らずその復号化(特にハンフマン復号化)にも長時間を
要し、ゲーム機等では適正な速度で画像を再生できなく
なる。
【0009】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とする所は、簡単な構成(処理)
で高画質かつ高能率の符号/復号が高速に行える画像符
号/復号方法並びにその装置及びそのプログラムを記録
した記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の画像符
号方法は、輝度を表すフルサイズの画像データYを2×
2の画素ブロックにグループ分けし、かつこれらを各画
素ブロックの所定画素位置からなるサブ画像データY1
とその残りの各画素位置からなる各サブ画像データY2
〜Y4 とに分割するステップ(a)と、前記サブ画像デ
ータY1 を当該画像に含まれる冗長性を利用して冗長圧
縮符号化し、対応する符号データCY1を生成するステッ
プ(b)と、前記サブ画像データY1 と残りの各サブ画
像データY2 ,Y3 ,Y4 との間の画素値の各差分デー
タEr2 ,Er3 ,Er4 を夫々求め、該各差分値を夫
々に量子化して対応する各符号データCY2,CY3,CY4
を生成するステップ(c)とを備えるものである。
【0011】本発明(1)においては、フルサイズの画
像データYを各1/4サイズのサブ画像データY1 〜Y
4 に分割する構成(a)により、一般に処理負荷が大き
くなる様な冗長圧縮対象の画像データを1/4サイズの
例えばサブ画像データY1 に縮小できる。なお、図1で
はサブ画像データY1 を偶数行・偶数列の画素データy
00等により構成したが、他に偶数行・奇数列の画素デー
タy01等、奇数行・偶数列の画素データy10等又は奇数
行・奇数列の画素データy11等により構成しても良い。
これに伴い残りのサブ画像データY2 〜Y4 の構成画素
も変化する。
【0012】またサブ画像データY1 を当該画像に含ま
れる冗長性を利用して冗長圧縮符号化する構成(b)に
より、出力の符号量が削減され、その符号/復号処理が
大幅に緩和される。即ち、この冗長圧縮符号化に例えば
JPEGを使用する場合は、そのDCT(離散コサイン
変換)処理が軽減されると共に、その符号/復号に時間
を要する様なハフマン符号CY1のデータ量が減少する結
果、画像データYの符号/復号処理が大幅に短縮され
る。
【0013】またサブ画像データY1 と残りの各サブ画
像データY2 〜Y4 との間の画素値の各差分データEr
2 〜Er4 を夫々求め、該各差分値を夫々に量子化する
構成(c)により、画像データYの画質を損なわずにそ
の全体を効率良く符号化できる。これは、一般に画像デ
ータYの近接する画素値間には互いに大きな相違がない
ことを利用したものであり、サブ画像データY1 と残り
のサブ画像データY2〜Y4 との各差分を量子化(圧
縮)して符号化する簡単な処理により、良好な圧縮性能
と画質が得られる。
【0014】なお、図示しないが、本発明(1)をカラ
ー画像データY,U,Vの符号化に適用可能であり、こ
の場合は冗長圧縮対象の画像データを各(1/4)×W
×Hサイズのサブ画像データY1 ,Us ,VS に縮小で
き、これらを共通の演算により能率良く処理できる。こ
の場合のCY1,CU ,CV の総符号量は画質によっても
変化するが(1/10)×W×H程度に圧縮可能であ
る。一方,残りのサブ画像データY2 〜Y4 については
サブ画像データY1 との差分を量子化する簡単な構成に
より画質を損なわずに(1/14)×W×H程度の符号
量に圧縮可能である。こうして画像全体の符号量は0.
17×W×H程度となり、これを図12の従来方式によ
る標準的な符号量(=0.4×W×H)と比べると、そ
の半分以下に圧縮されている。かくして、本発明(1)
によれば、簡単な構成(方法)により高画質かつ高能率
の符号処理が高速に行える。
【0015】好ましくは、本発明(2)においては、上
記本発明(1)において、符号データCY1を冗長伸長復
号してサブ画像データY1 ´を生成するステップ(d)
を更に備え、前記ステップ(c)では該サブ画像データ
1 ´と残りの各サブ画像データY2 〜Y4 との間の画
素値の各差分データEr2 〜Er4 を求め、該各差分値
を夫々に量子化して対応する各符号データCY2〜CY4
生成する。
【0016】本発明(2)においては、サブ画像データ
1 の符号/復号によって生じる誤差を、予め符号側で
差分データEr2 〜Er4 から差し引いておく構成によ
り、復号側ではサブ画像データY2 〜Y4 を正確に復号
出来る。詳細は発明の実施の形態の説明において明らか
となる。
【0017】また本発明(3)の画像復号方法は、上記
本発明(1)又は(2)に記載の各符号データCY1〜C
Y4を復号する画像復号方法であって、前記符号データC
Y1を符号側と逆の方法により復号し、対応するサブ画像
データY1 を生成するステップ(a)と、前記各符号デ
ータCY2〜CY4を夫々逆量子化して各対応する差分デー
タEr2 〜Er4 を生成し、かつこれらを前記サブ画像
データY1 から夫々差し引いて対応する各サブ画像デー
タY2 〜Y4 を生成するステップ(b)とを備えるもの
である。
【0018】従って、本発明(3)によれば、簡単な構
成(方法)により高画質かつ高能率の復号処理が高速に
行える。
【0019】好ましくは、本発明(4)においては、上
記本発明(3)において、フルサイズの縦横各1/2サ
イズの画像データYを復号する場合に、入力の符号デー
タC Y1のみを復号し、対応するサブ画像データY1 のみ
を生成する。
【0020】従って、1/4サイズの画像をモニタする
様な用途では、本復号方式の一部処理が有効に活用され
る。
【0021】また本発明(5)の画像符号装置は、輝度
を表すフルサイズの画像データYを2×2の画素ブロッ
クにグループ分けし、かつこれらを各画素ブロックの所
定画素位置からなるサブ画像データY1 とその残りの各
画素位置からなる各サブ画像データY2 〜Y4 とに分割
する分割手段と、前記サブ画像データY1 を当該画像に
含まれる冗長性を利用して冗長圧縮符号化し、対応する
符号データCY1を生成する冗長圧縮符号手段と、前記サ
ブ画像データY1 と残りの各サブ画像データY 2
3 ,Y4 との間の画素値の各差分データEr2 ,Er
3 ,Er4 を夫々求め、該各差分値を夫々に量子化して
対応する各符号データCY2 ,CY3,CY4を生成する量
子化手段とを備えるものである。
【0022】好ましくは、本発明(6)においては、上
記本発明(5)において、冗長圧縮符号手段の生成した
符号データCY1を復号してサブ画像データY1 ´を生成
する局部復号手段を更に備え、量子化手段は該サブ画像
データY1 ´と残りの各サブ画像データY2 〜Y4 との
間の画素値の各差分データEr2 〜Er4 を求め、該各
差分値を夫々に量子化して対応する各符号データCY2
〜CY4を生成する。
【0023】また本発明(7)の画像復号装置は、上記
本発明(1)又は(2)に記載の各符号データCY1〜C
Y4を復号する画像復号装置であって、前記符号データC
Y1を符号側と逆の方法により復号し、対応するサブ画像
データY1 を生成する冗長伸長復号手段と、前記各符号
データCY2〜CY4を夫々逆量子化して各対応する差分デ
ータEr2 〜Er4 を生成し、かつこれらを前記サブ画
像データY1 から夫々差し引いて対応する各サブ画像デ
ータY2 〜Y4 を生成する逆量子化復号手段とを備える
ものである。
【0024】また本発明(8)の記録媒体は、上記本発
明(1)〜(4)の何れか一つに記載の処理をコンピュ
ータに実効させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読取り可能な記録媒体である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0026】図2は実施の形態による画像符号装置10
を説明する図、また図5〜図9は実施の形態による画像
符号処理のイメージ図(1)〜(5)であり、以下これ
らを参照して画像符号処理の概要を説明する。図2
(A)は画像符号装置10の機能ブロック図を示してお
り、各機能部はハードウェア構成により又はCPU(D
SP等)とメモリを使用したソフトウェア構成により実
現される。
【0027】図2(A)において、入力のカラー画像デ
ータR,G,BはRGB/YUV変換部11で輝度Y及
び色情報U,Vからなる画像データY,U,V(各8ビ
ット)に変換される。画像データY,U,Vのイメージ
を図5(A),図7(A)及び図8(A)に夫々示す。
画像データY,U,Vの座標はi,jで表され、一例の
画像サイズは横W=640画素×縦H=480画素とな
っている。
【0028】画像データYは分割部12で3つの小グル
ープからなるサブ画像デ−タY1 ,Y2 ,Y3 に分割さ
れる。サブ画像データY1 〜Y3 のイメージを図5
(B),図6(A),(B)に夫々示す。サブ画像デー
タY1 ,Y2 の座標はI,Jで表され、その画像サイズ
は横W=320画素×縦H=240画素となっている。
またサブ画像データY3 の座標はI,jで表され、その
画像サイズは横W=640画素×縦H=240画素とな
っている。なお、以下は説明の便宜上、サブ画像データ
3 の内、偶数列からなるサブ画像データをY3e、奇数
列からなるサブ画像データをY3oとして扱う。
【0029】一方、画像データU,Vは圧縮部13で夫
々の画像サイズが1/4に圧縮される。圧縮方法には幾
通りかあり、例えば画像データU,Vを各2×2の画素
ブロックに分割すると共に、各画素ブロックの平均値で
サブ画像データUs ,Vs を構成する。式で表すと、
【0030】
【数2】 となる。i,jは画像データU,Vの座標、I,Jはサ
ブ画像データUs ,Vsの座標である。又は画像データ
U,Vを各2×2の画素ブロックに分割すると共に、各
画素ブロックの左上の画素値でサブ画像データUs ,V
s を構成する。式で表すと、
【0031】
【数3】 となる。なお、上記左上の画素値以外にも、右上,左下
又は右下の画素値でサブ画像データUs ,Vs を構成し
ても良い。サブ画像データUs ,Vs のイメージを図7
(B),図8(B)に夫々示す。画像サイズは夫々横W
=320画素×縦H=240画素となっている。こうし
て、RAM14には各1/4サイズのサブ画像データY
1 ,Y2 ,Y3e,Y3o,US ,Vs が記憶される。
【0032】更に、この内のサブ画像データY1
S ,Vs についてはJPEG符号器(JPEG−EN
C)15により夫々に冗長圧縮符号化し、対応する符号
データC Y ,CU ,CV を出力する。サブ画像データY
1 ,US ,Vs は各1/4サイズであるため、符号処理
負荷が小さいばかりか、これを高速に行える。
【0033】また、一般に画像データYの近接する画素
値間には互いに大きな相違がないと考えられるから、残
りのサブ画像データY2 ,Y3e,Y3oについてはサブ画
像データY1 との差分を圧縮して符号化することで良好
な圧縮性能と画質が得られる。そこで、残りのサブ画像
データY2 ,Y3e,Y3oについては内部で復号した局部
サブ画像データY1 ´との差分データEr2 ,E
3e ,Er3oを求め、夫々を対数量子化器(μlaw
−ENC)20により量子化する。
【0034】具体的に言うと、まず符号データCY を内
部のJPEG復号器(JPEG−DEC)16で復号
し、局部サブ画像データY1 ´を生成する。次に局部サ
ブ画像データY1 ´から減算器17〜19で夫々にサブ
画像データY2 ,Y3e,Y3oを差し引き、差分データE
2 ,Er3e,Er3Oを求める。式で表すと、 Er2 [I,J]=Y1 ´[I,J]−Y2 [I,J] Er3e[I,J]=Y1 ´[I,J]−Y3e[I,J] Er3O[I,J]=Y1 ´[I,J]−Y3O[I,J] となる。ここで、上記差分データErの生成に局部サブ
画像データY1 ´を使用するのは以下の理由による。
【0035】図2(B)にサブ画像データY2 の再生イ
メージを示す。今、復号側で考えると、復号画素データ
2 は、 Y2 [I,J]=Y1 ´[I,J]−Er2 [I,J] となる。このY1 ´[I,J]は復号画素データであ
る。しかし、この復号画素データY1 ´[I,J]には
一般にその符号/復号処理に伴う誤差△Y1 [I,J]
が含まれる。従って、もし符号側で差分データEr2 ´
を、 Er2 ´[I,J]=Y1 [I,J]−Y2 [I,J] により求めたとすると、その復号側では、 Y2 [I,J]=Y1 ´[I,J]−Er2 ´[I,
J] となり、この差分データEr2 ´には誤差分△Y
1 [I,J]が含まれているため、画素データY2 を正
確には復号できない。一方、本実施の形態により符号側
で差分データEr2 を、 Er2 [I,J]=Y1 ´[I,J]−Y2 [I,J] により求めると、その復号側では、 Y2 [I,J]=Y1 ´[I,J]−Er2 となり、この差分データEr2 には誤差分△Y1 [I,
J]が含まれていないため、画素データY2 を正確に復
号できる。
【0036】なお、サブ画像データY2 ,Y3e,Y30
ついての精度を要求されない場合、又は局部サブ画像デ
ータY1 ´を復号している時間が無い様な場合には、誤
差データEr2 ,Er3e,Er3Oを、 Er2 [I,J]=Y1 [I,J]−Y2 [I,J] Er3e[I,J]=Y1 [I,J]−Y3e[I,J] Er3O[I,J]=Y1 [I,J]−Y3O[I,J]に
より求めても良い。
【0037】更に差分データEr2 ,Er3e,Er3O
対数量子化器(μlaw−ENC)20で対数変換後、
線形に量子化され、符号データCY2,CY3e ,CY3O
して出力される。具体的に言うと、一例の対数量子化器
20は以下の量子化特性を備える。即ち、差分データE
r≧128の場合は符号データC=7,差分データEr
≦−128の場合は符号データC=−7を夫々出力し、
また−128<Er<128の場合は符号データCを次
式、
【0038】
【数4】 により求め、その小数点以下を四捨五入して後、差分デ
ータの符号(sign)を掛けた値を出力する。この量
子化特性は別言すれば、入力の差分データErが−12
7,−90,−62,−41,−26,−15,−6,
0,6,15,26,41,62,90,127の範囲
内で変化する時に、例えば0≦Er<(0+6)/2の
場合は符号データC=0を出力し、(0+6)/2≦E
r<(6+15)/2の場合は符号データC=1を出力
し、以下同様にして進み、そして、Er>(90+12
7)/2の場合は符号データC=7を出力する。Er<
0の場合は上記同様にして符号データC=0〜−7を出
力する。こうして8ビットの差分データEr を4ビット
の符号データCに削減できる。
【0039】なお、コンピュータグラフィックス(C
G)やアニメーション画像等の人工画像では輪郭部以外
の画像データYの変化は一般に小さく、よって差分デー
タEr 2 ,Er3e,Er3Oの大きさも小さく、これを量
子化すると、符号データCY2,CY3e ,CY3O =0とな
る場合が多い。かかる場合には、上記量子化を行なって
から更にランレングス符号化を行うことにより圧縮率の
向上が図れる。又は上記人工画像や一般の自然画像に対
しても上記対数量子化器20の後段にDPCM/ADP
CM方式等による予測符号器を設け、更にその出力をハ
フマン符号化又はランレングス符号化することにより更
に高圧縮率が得られる。
【0040】図3,図4は実施の形態による画像符号処
理のフローチャート(1),(2)で、1台のCPUに
より全画像データを能率良く一挙に符号可能な一例を示
している。以下の説明では図5〜図9の各イメージ図も
併せて参照されたい。図3は画像データRGBを画像デ
ータYUVに変換し、更にサブ画像データY1 〜Y3
s ,Vs を生成する処理を示している。ステップS1
では入力の画像データR,G,Bを対応する画像データ
Y,U,Vに変換する。ステップS2では画像データ
Y,U,Vの行列座標を指す各インデクスレジスタi=
0,j=0に初期化する。
【0041】ステップS3ではサブ画像データの行イン
デクスレジスタIにi/2をセットする。これにより画
像データの行アドレスi=0,1,2,3,4,5,
6,7…はサブ画像データの行I=0,0,1,1,
2,2,3,3…に変換され、これはサブ画像データの
行I=0,1,2,3…の処理が画像データの行i=
0,2,4,6…(各偶数行)を基準として進められる
ことを意味する。ステップS4では列j=偶数か否かを
判別する。列j=偶数の場合は、2×2の画素ブロック
の左上の画素位置を基準として以下の各処理を行う。
【0042】即ち、ステップS5ではサブ画像データの
列インデクスレジスタJにj/2をセットする。これに
より画像データの列アドレスj=0,2,4,6…(偶
数列)はサブ画像データの列アドレスJ=0,1,2,
3…に変換される。ステップS6では画像データYの偶
数行・偶数列の画素データY[i,j]を抽出し、サブ
画像データY1 [I,J]に格納する。ステップS7で
は画像データUの4画素分の平均値を求め、これをサブ
画像データUs [I,J]に格納する。ステップS8で
は画像データVの4画素分の平均値を求め、これをサブ
画像データVs[I,J]に格納する。ステップS11
では画像データYの奇数行・偶数列の画素データY[i
+1,j](j=偶数)を抽出し、サブ画像データY3
[I,j](j=偶数)に格納する。ステップS12で
は列jに+1する。ステップS13では列j>W(最
大)か否かを判別し、列j>Wでない場合は上記ステッ
プS3に戻る。
【0043】但し、今回はj=奇数のため、処理はステ
ップS4の判別からステップS9に進み、ここで列Jに
(j−1)/2をセットする。これにより列j=1,
3,5,7…(奇数列)は列J=0,1,2,3…に変
換される。ステップS10では画像データYの偶数行・
奇数列の画素データY[i,j]を抽出し、これをサブ
画像データY2 [I,J]に格納する。ステップS11
では画像データYの奇数行・奇数列の画素データY[i
+1,j](j=奇数)を抽出し、サブ画像データY3
[I,j](j=奇数)に格納する。
【0044】以下同様にして進み、やがてステップS1
3の判別で列j>W(i=2行分の処理終了)になる
と、フローはステップS14に進み、行iに+2し、か
つ列j=0に初期化する。ステップS15では行i>H
(最大)か否かを判別し、行i>Hでない場合は上記ス
テップS3に戻る。以下同様にして進み、やがてステッ
プS15の判別で行i>H(全画像の分割終了)になる
と、フローは図4のステップS21に進む。
【0045】図4はサブ画像データY1 〜Y3 ,Us
s の画像圧縮符号化処理を示している。ステップS2
1ではサブ画像データY1 ,Us ,Vs を夫々JPEG
方式により冗長圧縮符号化し、符号データCY ,CU
V を出力する。次に以下の差分データEr2 ,Er3
の符号(量子化)処理を行う。
【0046】即ち、ステップS22では上記符号データ
Y を内部でJPEG方式により復号し、サブ画像デー
タY1 ´を求める。サブ画像データY1 ´のイメージを
図9(A)に示す。ステップS23では行i=0,列j
=0に初期化する。ステップS24では行Iにi/2を
セットする。ステップS25では列j=偶数か否かを判
別する。列j=偶数の場合は、ステップS26で列Jに
j/2をセットする。ステップS27では差分データE
3 (j=偶数)を、 Er3 =Y1 ´[I,J]−Y3 [I,j] により求める。差分データEr3 の算出イメージを図9
(B)に示す。更に差分データEr3 を、 CY3[I,j]=μlaw(Er3 ) により量子化し、符号データCY3[I,j](j=偶
数)を出力する。
【0047】ステップS31では列jに+1する。ステ
ップS32では列j>W(最大)か否かを判別する。列
j>Wでない場合は上記ステップS24に戻る。
【0048】但し、今回はj=奇数のため、フローはス
テップS25の判別からステップS28に進み、ここで
列Jに(j−1)/2をセットする。ステップS29で
は差分データEr2 を、 Er2 =Y1 ´[I,J]−Y2 [I,J] により求め、更にこれを、 CY2[I,J]=μlaw(Er2 ) により量子化し、符号データCY2[I,J]を出力す
る。更にステップS27では差分データEr3 (j=奇
数)を、 Er3 =Y1 ´[I,J]−Y3 [I,j] により求め、更にこれを、 CY3[I,j]=μlaw(Er3 ) により量子化し、符号データCY3[I,j](j=奇
数)を出力する。
【0049】以下同様にして進み、やがてステップS3
2の判別で列j>W(i=2行分の処理終了)になる
と、フローはステップS33に進み、ここでは行iに+
2し、かつ列j=0に初期化する。ステップS34では
行i>H(最大)か否かを判別し、行i>Hでない場合
はステップS24に戻り、上記の処理を繰り返す。そし
て、やがて行i>Hになると符号化処理を終了する。
【0050】図10は実施の形態による画像復号装置3
0のブロック図である。入力の符号データCY ,CU
V はJPEG復号部(JPEG−DEC)31で復号
され、サブ画像データY1 ,Us ,Vs に変換される。
更にこの内のサブ画像データUs ,Vs は伸長部32で
各画素が2×2倍に拡大されて4倍サイズの画像データ
U,Vに変換される。一方、入力の符号データCY2,C
Y3e ,CY3o は対数逆量子化器(μlaw−DEC)3
3で逆量子化され、差分データEr2 ,Er3e,Er3o
に変換される。この対数逆量子化器33は上記対数量子
化器20とは逆特性の変換テーブル(μTable)を
備え、これにより、入力の符号データC=−7,−6,
−5,−4,−3,−2,−1,0,1,2,3,4,
5,6,7は夫々対応する差分データEr=−127,
−90,−62,−41,−26,−15,−6,0,
6,15,26,41,62,90,127に逆量子化
される。
【0051】更に差分データEr2 ,Er3e,Er3o
減算器34〜36でサブ画像データY1 から夫々に差し
引き、サブ画像データY2 ,Y3e,Y3oが生成される。
こうして得られたサブ画像データY1 ,Y2 ,Y3e,Y
3o及び画像データU,Vは必要ならRAM37に展開記
憶される。なお、サブ画像データY1 ,Y2 ,Y3e,Y
3oの集合は画像データYである。更に画像データY,
U,VはYUB/RBG変換部38で画像データR,
G,Bに変換され、出力される。
【0052】図11は実施の形態による画像復号処理の
フローチャートで、1台のCPUにより全画像データを
能率良く一挙に復号可能な一例を示している。ステップ
S41では入力の符号データCY ,CU ,CV をJPE
Gにより復号し、サブ画像データY1 ,Us ,Vs を生
成する。ステップS42では復号画像データY,U,V
の行列座標を指すインデクスレジスタi=0,j=0に
初期化する。ステップS43ではサブ画像の行インデク
スレジスタIにi/2をセットする。ステップS44で
は列j=偶数か否かを判別する。列j=偶数の場合は、
復号画像データの2×2ブロックの左上の画素位置を基
準とした以下の各処理を行う。
【0053】即ち、ステップS45ではサブ画像の列イ
ンデクスレジスタJにj/2をセットする。ステップS
46ではサブ画像データY1 [I,J]を抽出して画像
データY[i,j]に展開する。ステップS47ではサ
ブ画像データUs [I,J],VS [I,J]を各2×
2ブロックに拡大して夫々を画像データU,Vに展開す
る。ステップS48では入力の符号データCY3[I,
j](j=偶数)をμテーブル(μTable)により
逆量子化して差分データEr3 を生成する。更にサブ画
像データY1 [I,J]から差分データEr3 を差し引
いてサブ画像データY3 [I,j](j=偶数)を生成
し、これを画像データY[i+1,j](j=偶数)に
展開する。ステップS51では列jに+1する。ステッ
プS52では列j>W(最大)か否かを判別し、列j>
Wでない場合は上記ステップS43の処理に戻る。
【0054】但し、今回はj=奇数のため、処理はステ
ップS44の判別からステップS49に進み、ここでは
列Jに(j−1)/2をセットする。ステップS50で
は入力の符号データCY2[I,J]をμテーブル(μT
able)により逆量子化して差分データEr2 を生成
する。更にサブ画像データY1 [I,J]から差分デー
タEr2 を差し引いてサブ画像データY2 [I,j]を
生成し、これを画像データY[i,j]に展開する。ス
テップS48では入力の符号データCY3[I,j](j
=奇数)をμテーブル(μtable)により逆量子化
して差分データEr3 を生成する。更にサブ画像データ
1 [I,J]から差分データEr3 を差し引いてサブ
画像データY3 [I,j](j=奇数)を生成し、これ
を画像データY[i+1,j](j=奇数)に展開す
る。
【0055】以下同様にして進み、やがてステップS5
2の判別で列j>W(i=2行分の処理終了)になる
と、フローはステップS53に進み、行iに+2し、か
つ列j=0に初期化する。ステップS54では行i>H
(最大)か否かを判別し、行i>Hでない場合は上記ス
テップS43に戻る。以下同様にして進み、やがてステ
ップS54の判別で列i>H(全画像の復号終了)にな
ると、フローはステップS55に進み、画像データY,
U,Vを画像データR,G,Bに変換する。
【0056】ところで、一般の画像処理の用途ではフル
サイズの画像を縦横各1/2に縮小して1/4サイズの
画像を再生(表示)する場合も少なくない。係る場合の
本画像符号装置10はサブ画像データY1 ,Us ,Vs
のみを符号化すれば良く、CPU等の演算負荷が極めて
小さい。また本画像復号装置30は符号データCY ,C
U ,CV のみを復号すれば良く、CPU等の演算負荷が
極めて小さい。
【0057】かくして、本実施の形態によれば、符号デ
ータ量が小さくなるのみならず、画像符号/復号におけ
る計算負荷が大幅に削減される。この演算負荷を比較す
るために、上記図12の従来方式と本実施の形態による
画像符号/復号方式とについて、CPUにとって負荷が
重い乗算処理の回数を以下に示す。但し、画像の大きさ
は横W画素×縦H画素とする。 (a)図12の従来方式の場合:14.4×W×H (b)本実施の形態による画像符号方式の場合:10.
7×W×H (c)本実施の形態により縦横各1/2の画像を復号す
る場合:4×W×H 上記(a)の場合は縦横各1/2サイズの画像を復号す
る場合でも計算負荷は14.4×W×H以下にはならな
いので、上記(c)の場合は3倍以上の高速化が可能で
ある。
【0058】なお、上記実施の形態ではサブ画像データ
1 を偶数行・偶数列の画素データy00等により構成し
たが、他に偶数行・奇数列の画素データy01等、奇数行
・偶数列の画素データy10等又は奇数行・奇数列の画素
データy11等により構成しても良い。これに伴い残りの
サブ画像データY2 〜Y4 の構成画素も変化する。
【0059】また、上記実施の形態ではサブ画像データ
1 ,Us ,Vs の冗長圧縮/伸長にJPEG方式を使
用したがこれに限らない。他にDPCM等の予測符号方
式や本発明者等による既提案の画像の自己相似性を利用
した画像符号/復号方式(特願平10−189239)
等を使用できることは云うまでもない。
【0060】また、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構
成、処理及びこれらの組合せの様々な変更が行えること
は言うまでも無い。
【0061】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、簡単な
構成(処理)で高画質かつ高能率の符号/復号が高速に
行えると共に、換言すれば別段の処理負荷及び時間の増
加なしで従来に比べて約2倍の画像データ量を扱うこと
が可能となり、画像符号/復号の高能率化及び高速化に
寄与する所が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態による画像符号装置を説明する図で
ある。
【図3】実施の形態による画像符号処理のフローチャー
ト(1)である。
【図4】実施の形態による画像符号処理のフローチャー
ト(2)である。
【図5】実施の形態による画像符号処理のイメージ図
(1)である。
【図6】実施の形態による画像符号処理のイメージ図
(2)である。
【図7】実施の形態による画像符号処理のイメージ図
(3)である。
【図8】実施の形態による画像符号処理のイメージ図
(4)である。
【図9】実施の形態による画像符号処理のイメージ図
(5)である。
【図10】実施の形態による画像復号装置のブロック図
である。
【図11】実施の形態による画像復号処理のフローチャ
ートである。
【図12】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 画像符号装置 11 RGB/YUV変換部 12 分割部 13 圧縮部 14 RAM 15 JPEG符号部(JPEG−ENC) 16 JPEG復号部(JPEG−DEC) 17〜19 減算器 20 対数量子化器(μlaw−ENC) 30 画像復号装置 31 JPEG復号部(JPEG−DEC) 32 伸長部 33 対数逆量子化器(μlaw−DEC) 34〜36 減算器 37 RAM 38 YUB/RBG変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA07 AA13 AA14 AA19 BA14 CC04 CE00 DA06 EA02 EA07 EC01 EJ02 EK04 EL01 EM02 EM09 EM11 EM13 EM14 EM16 FD02 GH01 GJ02 GL00 5C059 KK08 KK15 LB05 LC03 MA02 MA23 MA32 MD03 ME02 ME05 PP01 PP12 PP14 SS00 SS15 SS20 SS26 TA12 TB08 TC15 UA02 UA06 UA31

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度を表すフルサイズの画像データYを
    2×2の画素ブロックにグループ分けし、かつこれらを
    各画素ブロックの所定画素位置からなるサブ画像データ
    1 とその残りの各画素位置からなる各サブ画像データ
    2 〜Y4 とに分割するステップ(a)と、 前記サブ画像データY1 を当該画像に含まれる冗長性を
    利用して冗長圧縮符号化し、対応する符号データCY1
    生成するステップ(b)と、 前記サブ画像データY1 と残りの各サブ画像データ
    2 ,Y3 ,Y4 との間の画素値の各差分データE
    2 ,Er3 ,Er4 を夫々求め、該各差分値を夫々に
    量子化して対応する各符号データCY2,CY3,CY4を生
    成するステップ(c)とを備えることを特徴とする画像
    符号方法。
  2. 【請求項2】 符号データCY1を冗長伸長復号してサブ
    画像データY1 ´を生成するステップ(d)を更に備
    え、前記ステップ(c)は該サブ画像データY 1 ´と残
    りの各サブ画像データY2 〜Y4 との間の画素値の各差
    分データEr2〜Er4 を求め、該各差分値を夫々に量
    子化して対応する各符号データCY2〜C Y4を生成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像符号方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の各符号データC
    Y1〜CY4を復号する画像復号方法であって、 前記符号データCY1を符号側と逆の方法により復号し、
    対応するサブ画像データY1 を生成するステップ(a)
    と、 前記各符号データCY2〜CY4を夫々逆量子化して各対応
    する差分データEr2〜Er4 を生成し、かつこれらを
    前記サブ画像データY1 から夫々差し引いて対応する各
    サブ画像データY2 〜Y4 を生成するステップ(b)と
    を備えることを特徴とする画像復号方法。
  4. 【請求項4】 フルサイズの縦横各1/2サイズの画像
    データYを復号する場合に、入力の符号データCY1のみ
    を復号し、対応するサブ画像データY1 のみを生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像復号方法。
  5. 【請求項5】 輝度を表すフルサイズの画像データYを
    2×2の画素ブロックにグループ分けし、かつこれらを
    各画素ブロックの所定画素位置からなるサブ画像データ
    1 とその残りの各画素位置からなる各サブ画像データ
    2 〜Y4 とに分割する分割手段と、 前記サブ画像データY1 を当該画像に含まれる冗長性を
    利用して冗長圧縮符号化し、対応する符号データCY1
    生成する冗長圧縮符号手段と、 前記サブ画像データY1 と残りの各サブ画像データ
    2 ,Y3 ,Y4 との間の画素値の各差分データE
    2 ,Er3 ,Er4 を夫々求め、該各差分値を夫々に
    量子化して対応する各符号データCY2 ,CY3,CY4
    生成する量子化手段とを備えることを特徴とする画像符
    号装置。
  6. 【請求項6】 冗長圧縮符号手段の生成した符号データ
    Y1を復号してサブ画像データY1 ´を生成する局部復
    号手段を更に備え、量子化手段は該サブ画像データY1
    ´と残りの各サブ画像データY2 〜Y4 との間の画素値
    の各差分データEr2 〜Er4 を求め、該各差分値を夫
    々に量子化して対応する各符号データCY2 〜CY4を生
    成することを特徴とする請求項5に記載の画像符号装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の各符号データC
    Y1〜CY4を復号する画像復号装置であって、 前記符号データCY1を符号側と逆の方法により復号し、
    対応するサブ画像データY1 を生成する冗長伸長復号手
    段と、 前記各符号データCY2〜CY4を夫々逆量子化して各対応
    する差分データEr2〜Er4 を生成し、かつこれらを
    前記サブ画像データY1 から夫々差し引いて対応する各
    サブ画像データY2 〜Y4 を生成する逆量子化復号手段
    とを備えることを特徴とする画像復号装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4の何れか一つに記載の処
    理をコンピュータに実効させるためのプログラムを記録
    したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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