JP2001005445A - 文書の表示方法 - Google Patents

文書の表示方法

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JP2001005445A
JP2001005445A JP11171253A JP17125399A JP2001005445A JP 2001005445 A JP2001005445 A JP 2001005445A JP 11171253 A JP11171253 A JP 11171253A JP 17125399 A JP17125399 A JP 17125399A JP 2001005445 A JP2001005445 A JP 2001005445A
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JP
Japan
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heading
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button
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JP11171253A
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Inventor
Tsutomu Hatakeyama
勉 畠山
Michiko Ooba
みち子 大場
Takushi Yoshimaru
卓志 吉丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書の所望の位置への移動を容易とし、情報
提供者がタブやナビゲーションバーを作成する手間を軽
減する。 【解決手段】 前処理プログラム格納部3040が動作
することにより、見出しスクロールリンクボタン132
1が表示されるようにすると共に、ボタン1321をク
リックすると、対応する見出し1183へ画面がスクロ
ールするようにする。また、50音見出しスクロールリ
ンクメニュー1330を設ける。 【効果】 多くの場合1回のマウスクリック操作で行き
たい見出しの位置へ文書移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書の表示方法に
係り、特に、見出し等の構造化情報を持つHTML文書
等の文書を見易く表示させることのできる文書の表示方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】HTML文書等の構造化情報を持つ文書
をエンドユーザが見るためのソフトウエアとして文書閲
覧ソフトウエアがあり、この種のソフトウェアによる従
来技術による文書の表示方法は、表示対象の文書が1画
面に表示しきれない場合、表示されているスクロールバ
ーを利用者が操作し、または、1画面分のページをスク
ロールさせるキーを操作して、表示させたい部分を探し
て表示させるというものである。
【0003】また、従来技術による表示方法は、文書の
中に後続の見出しに相当するキーワードがある場合、そ
のキーワードにリンク情報を付与し、このキーワードを
マウスでクリックすることにより、リンク先の見出し位
置へスクロールして表示するようにされている。
【0004】なお、この種の表示方法に関する従来技術
として、例えば、「マイクロソフトワード97」に採用
されている見出しマップ機能等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
スクロールバーやスクロールのためのキーを操作して、
文書の所望の位置を表示させるようにするというもの
で、即座に文書の所望の位置を見つけることが困難であ
るという問題点を有している。
【0006】また、前述した従来技術の文書内の見出し
に相当する部分へのリンクを付与する方法は、文書作成
者がリンク付与しなければならず、そのための作業負荷
が大きいという問題点を有している。
【0007】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、表示する文書の所望の位置への移動を容易
とし、また、ナビゲーションバーの見出し間に関する移
動ボタンを自動的に生成して、情報提供者がタブやナビ
ゲーションバーを作成する手間を軽減することを可能と
した文書の表示方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、見出し等による構造化情報を持ち、1つ画面として
表示しきれない長さの文書を閲覧または編集のために表
示する文書の表示方法において、現在の文書の表示状態
で、ウインドウに表示されていない見出しの位置の文書
へ表示する文書をスクロールまたはジャンプさせる機能
を持つボタンを、表示中の文書の上部と下部とに配置し
て表示することにより達成される。
【0009】また、前記目的は、表示中の文書の上部に
表示されるボタンが、表示されている文書部分より前に
ある見出しの位置に文書をスクロールまたはジャンプさ
せる機能を持ち、表示中の文書の下部に表示されるボタ
ンが、表示されている文書部分より後にある見出しの位
置に文書をスクロールまたはジャンプさせる機能を持つ
ことにより達成される。
【0010】また、前記目的は、ウインドウサイズの変
化、スクロールまたはジャンプにより、表示対象文書の
表示の始点、終点が変化したとき、前記ボタンを再計算
して更新表示することにより達成される。
【0011】さらに、前記目的は、前記表示する文書を
スクロールまたはジャンプさせる機能を持つボタンを、
文書内での出現順序に従った、あるいは、50音順配列
またはアルファベット順配列に従った配列の見出しによ
るプルダウンメニューで表示することにより、あるい
は、50音順またはアルファベット順でサブメニュー化
したメニューの末端リーフとして表示することにより達
成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による文書の表示方
法の実施形態を図面により詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態による表示方法
により表示させた画面構成例を説明する図、図2は本発
明の一実施形態の説明で用いるHTML形式の原始文書
を説明する図、図3は原始文書の各見出しの位置へスク
ロールさせるためのボタンを原始文書に埋め込んだマー
ク済み原始文書を説明する図、図4は原始文書の各見出
しの名前と開始位置との対照表である見出し対照テーブ
ルの構成例を示す図、図5は見出しスクロールボタンを
前部見出しエリアに表示するための前部見出しボタンフ
ァイルについて説明する図、図6は見出しスクロールボ
タンを後部見出しエリアに表示するための後部見出しボ
タンファイルについて説明する図、図7は前部見出しボ
タンと後部見出しボタンとの相互の表示位置の関係を記
述した表示関係指定ソースファイルについて説明する
図、図8は本発明の一実施形態による表示方法を実行す
るプログラムとデータとの構成を説明する図、図9〜図
13は本発明の実施形態の処理動作を説明するフローチ
ャート、図14は処理後の表示画面の例を説明する図、
図15は定義シートの例を示す図である。図1〜図8に
おいて、1010は原始文書、1011、1011Bは
見出し対照テーブル、1012はマーク済み原始文書、
1013はソート済み見出し対照テーブル、1020、
1021は前部見出しボタンファイル、1030は後部
見出しボタンファイル、1040は表示関係指定ソース
ファイル、1041はタイトル、1120はアプリケー
ションウインドウ、1122はアプリケーションウイン
ドウ外端部、1130はコマンドメニュー、1140は
文書表示エリア、1150は本体閲覧エリア、1160
は表示先頭アドレス、1162は表示末尾アドレス、1
181〜1199は見出し、1181M〜1199M、
1181N〜1199Nはマークタグ、1210はスク
ロールバー表示エリア、1310は前部見出しエリア、
1311〜1313、1321〜1323は見出しスク
ロールリンクボタン、1320は後部見出しエリア、1
330は50音見出しスクロールリンクメニュー、13
40はプルダウンメニュー、3010は全体制御部、3
020はファイル読み込み部、3040は前処理部、3
050は定義シート、3090は見出しボタンファイル
生成部、3110は表示部、3120はタグ構文解析部
である。
【0014】まず、図1、図2を参照して、本発明の一
実施形態による表示方法により表示させた画面構成の例
と、HTML形式の原始文書、及び、原始文書の各見出
しの位置へスクロールさせるためのボタンを原始文書に
埋め込んだマーク済み原始文書について説明する。
【0015】本発明の実施形態においては、図2に示す
ようなHTML形式の原始文書1010を表示するもの
とする。HTML形式の原始文書1010は、多数の見
出し1181〜1185と、これらの見出しに対応する
本文とにより構成され、また、文書内の各文には、
「<」と「>」とにより挟まれたタグが付与されてい
る。このようなHTML形式の原始文書1010は、後
述する本発明の実施形態による処理により見出しマーク
が付与された図3に示すような見出しマーク済み原始文
書1012に変換される。
【0016】図3に示す例では、図2に示した原始文書
の各見出しの前後に、マークタグ1181M〜1185
Mとマークタグ(閉じ)1181N〜1185Nが付与
されている。このように処理が行われた後に、本発明の
実施形態により原始文書が表示されるが、図2に示す原
始文書を表示した場合、例えば、図1に示すような形式
に表示される。
【0017】図1に示す表示例において、アプリケーシ
ョンウインドウ1120は、文書表示エリア1140と
コマンドメニュー表示エリア1130と、スクロールバ
ー表示エリア1210とにより構成され、文書表示エリ
ア1140は、上から順に前部見出しエリア1310、
本体閲覧エリア1150、後部見出しエリア1320の
3部分により構成される。
【0018】コマンドメニュー表示エリア1130に
は、コマンドのメニューが表示され、文書を開く、編集
を行う等の指定のために使用される。図示例では、ファ
イル編集がコマンドとして表示されている。また、アプ
リケーションウインドウ1120の外端部に設けられる
スクロールバー表示領域1210に表示されるスクロー
ルバーは、画面スクロールのために使用される。また、
この領域をドラッグすることによりアプリケーションウ
インドウ1120のサイズを変更することができる。
【0019】本体閲覧エリア1150には、文書の所望
の位置のものが表示されるが、ここに表示される文書部
分は、マーク済み原始文書1012の先頭が表示先頭ア
ドレス1160から表示末尾アドレス1162までであ
る。前部見出しエリア1310の中には、前部見出しス
クロールリンクボタン1311、1312、1313が
設けられ、また、後部見出しエリア1320の中には後
部見出しスクロールリンクボタン1321、1322、
1323が設けられている。前部見出しスクロールリン
クボタン1311、1312、1313の中には、本体
閲覧エリア1150に表示されている文書より前にある
文書の見出しが、また、後部見出しスクロールリンクボ
タン1321、1322、1323の中には、本体閲覧
エリア1150に表示されている文書より後にある文書
の見出しが表示される。
【0020】図示例では、図2に示す原始文書の見出し
「5月の行事」1183と、それに続く文書とが本体閲
覧エリア1150に表示され、後部見出しスクロールリ
ンクボタン1321に、本体閲覧エリア1150に表示
されている文書の見出し「5月の行事」が表示されてい
るが、これは、本体閲覧エリア1150に表示されてい
る文書が本体閲覧エリア1150に表示しきれずに、ス
クロールされたとき、表示されている文書の見出しが表
示されなくなるようなことを防止するためであり、これ
を表示しないようにしてもよい。
【0021】なお、図2に示すHTML形式の原始文書
を図1に示すような形式で表示させるためには、図3に
示すような見出しマーク済み原始文書を作成すると共
に、図4〜図5に示すように各種のテーブル、ファイル
等を作成することが必要であるが、これらの作成の方法
については、本発明の実施形態の処理動作の説明として
後述する。
【0022】次に、図8を参照して、本発明の一実施形
態による表示方法を実行するデータとプログラムとの関
係について説明する。図8において、矩形から矩形への
矢印は、プログラム格納部分の呼び出しを、また、2次
記憶記号から矩形への矢印は、データがプログラムへの
入力とされることを、矩形から2次記憶媒体記号への矢
印は、プログラムの出力としてデータが出力されること
を示している。後に説明する図28についても同様であ
る。
【0023】本発明の一実施形態による表示方法を実行
するシステムは、図8にに示すように、全体制御部30
10と、ファイル読み込み部3020と、前処理部30
40と、見出しボタンファイル生成部3090と、表示
部3110と、タグ構文解析部3120とにより構成さ
れ、また、テーブル、ファイル類として、原始文書10
10、定義シート3050、表示関係指定ファイル10
40、マーク済み原始文書1012、見出し対照テーブ
ル1011、前部見出しボタンファイル1020、後部
見出しボタンファイル1030を有している。さらに、
ユーザからの入力イベントとして、ボタンクリック32
11、スクロール3212、その他3213が全体制御
部3010に入力される。
【0024】前述において、ファイル読み込み部302
0は、ファイル読み込みプログラムの格納部分であり、
前処理部3040は、原始文書1010の前処理を行
う。見出しボタンファイル生成部3090は、前部見出
しボタンファイル1020と、後部見出しボタンファイ
ル1030と生成して出力する。表示部3110は、画
面への表示のためのプログラムが格納されている部分で
あり、タグ構文解析部3120は、HTML文書のタグ
構文を解析する。
【0025】前処理部3040は、図2に示す原始文書
1010から図7に示す表示関係指定ファイル1040
と、図3に示すマーク済み原始文書1012と、図4に
示す見出し対照テーブル1011を生成する。また、見
出しボタンファイル生成部3090は、マーク済み原始
文書1012の見出しの表示状況と見出し対照テーブル
1011とから、図5に示す前部見出しボタンファイル
1020と、図6に示す後部見出しボタンファイル10
30とを生成する。
【0026】前述により作成されたマーク済み原始文書
1012と、前部見出しボタンファイル1020と、後
部見出しボタンファイル1030と、それらの表示関係
を記述した表示関係指定ファイル1040とは、タグ構
文解析部3120によって解釈され、表示部3110に
対して適切な画面表示が行われる。
【0027】図9は本発明の実施形態の処理手順の全体
を説明するフローチャートであり、以下、このフローを
説明する。
【0028】(1)まず、利用者は、本発明の対象とな
るアプリケーションソフトを起動し、ファイル読み込み
プログラムを格納しているファイル読み込み部3020
を用いて見出し情報を持つ原始文書1010を読み込む
(ステップ2001、2010)。
【0029】(2)次に、前処理部3040は、見出し
マーク済み原始文書1012と、見出し対照テーブル1
011とを生成する。なお、この処理の詳細は図10に
より後述する(ステップ2020)。
【0030】(3)次に、見出しボタンファイル生成部
3090は、前部見出しボタンファイル1020と、後
部見出しボタンファイル1030を生成する。なお、こ
の処理の詳細は図11により後述する(ステップ204
0)。
【0031】(4)そして、表示関係指定ファイル10
40を文書表示エリア1140へ読み込み、文書表示エ
リア1140全体の再表示(実際の描画処理の前まで)
を行い、実際の描画処理を行う(ステップ2050、2
060)。
【0032】(5)表示先頭アドレス1160よりも前
に属する見出しを前部見出しエリア1310に表示し、
表示先頭アドレス1160よりも後に属する見出しを後
部見出しエリア1320に表示するために、表示先頭ア
ドレス1160から表示末尾アドレス1162までの画
面に表示されている見出しの集合に変化があったか否か
を調べる(ステップ2070)。
【0033】(6)ステップ2070の調べで変化があ
った場合、見出しボタンファイル更新ルーチン(詳細は
図12により後述する)が起動され、前部見出しボタン
ファイル1020と、後部見出しボタンファイル103
0との内容を更新し、再表示を行って、利用者からの入
力イベント待ちの定常状態に入り、変化がなかった場
合、直接、利用者からの入力イベント待ちの定常状態に
入り、入力イベント(ボタンクリック)3211、入力
イベント(スクロール)3212または入力イベント
(その他)3213を待つ(ステップ2080、209
0)。
【0034】(7)ステップ2090で、利用者から入
力イベントがあれば、その入力イベントが終了コマンド
か否かをチェックし、終了コマンドと判定されればアプ
リケーションを終了する(ステップ2110、211
1)。
【0035】(8)ステップ2110のチェックで、入
力コマンドが終了コマンドでなければ、見出しスクロー
ルリンクボタン1311、1312、1313、132
1、1322、1323が押されたか否かを判定する
(ステップ2120)。
【0036】(9)ステップ2120で、見出しスクロ
ールリンクボタンの1つが押されていれば、見出しボタ
ンクリック処理(詳細は図13により後述する)を行
い、クリックされたボタンに対応する見出しが表示され
るように、本体閲覧エリア1150の表示がスクロール
され、あるいは、ジャンプされて、再表示が行われる
(ステップ2130、2060)。
【0037】(10)ステップ2120で、見出しスクロ
ールリンクボタンの1つが押されていなければ、取得し
た利用者入力に対応する処理を行い、それにより、対応
する原始文書が原始文書1010とは別の原始文書が読
み込まれることになる場合は、新しい原始文書を原始文
書1010とみなしてステップ2020の前処理に移行
する(ステップ2140、2150)。
【0038】(11)また、ステップ2150で、対応す
る原始文書が原始文書1010のままである場合、画面
の再表示を行う(ステップ2060)。
【0039】図10は前処理部3040で行われる前述
のステップ2020での処理手順の詳細を説明するフロ
ーチャート、図15はこの処理で必要とする定義シート
の構成を示す図である。以下、図10に示すフローにつ
いて説明する。この前処理により、図3に示すマーク済
み原始文書1012と、図4に示す見出し対照テーブル
1011と、図7に示す表示関係指定ソースファイル1
040が生成される。
【0040】図15に示す定義シート3050は、利用
者がどのHTMLタグをスクロール先対象の見出しとす
るか、見出しリストの50音順表示を行うか等の指定を
行うために利用者から入力されて作成されるもので、図
15に示す例では、見出し要素4351である「<H1
>」タグと、見出し要素4352である「<H2>」タ
グとが見出定義部4350として定義されている。以下
では、定義シート3050で見出しと定義されたタグを
総称して<HN>とする。また、定義シート3050内
の50音順メニューオンオフ文4360は、見出しの配
列を50音順と特するか否かを指示するものであり、図
示では、「50音順=NO」と指示されている。なお、
「50音順=YES」となっているときの処理について
は、本発明の第2の実施形態として説明する。
【0041】(1)まず、図15に示す定義シート30
50を読み込み、どのHTMLタグがスクロール先対象
の見出しとして指定されているかを知るために、見出し
定義部4350を得、次に、原始文書1010のコピー
を作成する(ステップ2022、20241)。
【0042】(2)コピーした原始文書1010に、見
出しを囲むと定義されたタグ<HN>と</HN>とで
囲まれた文字列があるか否かをチェックし、あれば、そ
の見出し名称を、見出しマーク名称として決定する。見
出しマーク名称は、原始文書1010には見出し名称と
等しい同じ名前の見出しが複数存在する可能性があるの
で、それらの識別のために追い番を付加して決定する。
例えば、見出し名称が「はじめに」の見出しマーク名称
は、追い番が001ならば、「はじめに001」と決定
する(ステップ20242、20243)。
【0043】(3)次に、図3に示すような見出しマー
ク済み原始文書を作成するために、前述したタグで囲ま
れた部分を見出し名称として、見出しマーク名称をマー
クとしたタグで囲んだ文字列に置き換える。すなわち、
「<HN>見出し名称</HN>」を、「<A NAM
E=見出しマーク名称><HN>見出し名称</HN>
</A>」に置き換える。例えば、「<H2>はじめに
</H2>」を、マークタグ1181Mとマークタグ
(閉じ)1181Nで囲まれた「<A NAME=“は
じめに001”><H2>はじめに</H2></A
>」に置き換える(ステップ20244)。
【0044】(4)次に、図4の見出し対照テーブル1
011を作成するために、ステップ20244の置き換
えをした後での原始文書1012での始まる位置と、見
出し名称と、見出しマーク名称と見出し名称の読みを見
出し対照テーブル1011に追加する。なお、見出し名
称の読みを調べる辞書が前処理部3040に備わってい
るものとする(ステップ20245)。
【0045】(5)そして、ステップ20242の処理
に戻り、次に注目する見出しがあれば、ステップ202
43以降の処理を以下を繰り返す。この処理を繰り返す
ことにより、見出しの個数が5個の場合、マークタグ1
181M〜1185Mとマークタグ(閉じ)1181N
〜1185Nが付加された図3に示すマーク済み原始文
書1012と、図4に示す見出し対照テーブル1011
が生成される。
【0046】(6)次に、タイトル「行事」を原始文書
1010から継承すると共に、表示エリア1140の上
部に前部見出しボタンファイル1020(ファイル名
「前部.htm」)、中央部に見出しマーク済み原始文
書1012(ファイル名「本体.htm」)、下部に後
部見出しボタンファイル1030(ファイル名「後部.
htm」)を表示するための記述を入れることにより、
図7に示すような表示関係指定ファイル1040を生成
して処理を終了する(ステップ2026)。
【0047】図7に示す前部見出しボタンと後部見出し
ボタンとの相互の表示位置の関係を記述した表示関係指
定ファイルは、見出しマーク済み原始文書1012と、
前部見出しボタンファイル1020と、後部見出しボタ
ンファイル1030との相互の表示位置の関係を記述し
たソースファイル1040であり、このファイル104
0により、見出しマーク済み原始文書1012は、文書
表示エリア1140(フレーム名「本体」)に、前部見
出しボタンファイル1020は、前部見出しエリア13
10(フレーム名「前部」)に、後部見出しボタンファ
イル1030は、後部見出しエリア1320(フレーム
名「後部」)にそれぞれ割り当てられる。
【0048】なお、図7に示す1041は継承したタイ
トルである。また、本発明の説明において、HTMLフ
ァイルのタグで使われる部分の文字は、識別子を除き実
際はすべて半角記述される。
【0049】図11は見出しボタンファイル生成部で行
われる図9に示すステップ2040での処理手順の詳細
を説明するフローチャートであり、以下、これについて
説明する。この見出しボタンファイル生成ルーチンによ
り、図5に示す前部見出しボタンファイル1020と、
図6に示す後部見出しボタンファイル1030が生成さ
れる。
【0050】(1)まず、見出しマーク済み原始文書1
012の、本体閲覧エリア1150に見えていないとこ
ろも含めて、最初の見出し「はじめに」を注目見出し名
(図では見出しi)とする(ステップ2042)。
【0051】(2)注目見出し名(見出しi)が本体閲
覧エリア1150の上方または、左方に隠れているため
に、スクロールしなければ見えない見出しか否かの判定
を行い、スクロールしなければ見えない見出しである場
合、注目見出し名の見出しへスクロールさせるための記
述である<A HREF=本体.htm#注目見出し名
+追い番 TARGET=“本体">注目見出し名</
A>を前部見出しボタンファイル1020に加える。こ
れが前部見出しエリア1310に表示される見出しスク
ロールリンクボタン1311〜1313の元になる。注
目見出し名+追い番の部分は、注目見出し名が「はじめ
に」で追い番が001であれば、「はじめに001」が
入る。TARGET=“本体"は、本体閲覧エリア11
50にリンク先を読み込む指定である(ステップ204
4)。
【0052】(3)ステップ2043で、見出しがスク
ロールしなくても見える見出しである場合、注目してい
る見出しへスクロールさせるための記述である<A H
REF=本体.htm#注目見出し名+追い番 TAR
GET=“本体">注目見出し名</A>を後部見出し
ボタンファイル1030に加える。これが後部見出しエ
リア1320に表示される見出しスクロールリンクボタ
ン1321〜1323の元になる(ステップ204
5)。
【0053】(4)そして、次の見出しがあるか否かを
判定し、次の見出しがなければ、前部見出しボタンファ
イル1020と、後部見出しボタンファイル1030に
HTMLファイルとして必要なタグとして冒頭に<HT
ML>等を、末尾に</HTML>等を加えて、処理を
終了する(ステップ2046、2049)。
【0054】(5)ステップ2046で、次の見出しが
あれば、それを注目見出し名(見出しi)として、ステ
ップ2043からの処理を繰り返す。この繰返し処理が
終了したとき、図5に示すような前部見出しボタンファ
イル1020と、図6に示すような後部見出しボタンフ
ァイル1030が生成される(ステップ2047)。
【0055】なお、前述した説明において、ステップ2
045の処理で、本体閲覧エリア1150の上方または
左方に隠れているのでない見出しを、利用者に見えてい
る見出しであっても、後部見出しボタンファイル103
0に加えるとしている。しかし、見えている見出しへス
クロールするボタンを配置するのは無駄という考え方も
あるので、その場合、ステップ2045の直前に判定を
加えて、利用者に見えている見出しを、後部見出しボタ
ンファイル1030に加えないようにしてもよい。ま
た、後述する本発明の第2の実施形態では、利用者に見
えている見出しは後部見出しボタンファイル1030に
加えない仕様を用いた。
【0056】図13は入力イベントがボタンクリックで
あった場合の図9に示すステップ2130の見出しボタ
ンクリック処理ルーチンの処理手順の詳細を説明するフ
ローチャート、図14は図13に示すフローによる処理
が行われ表示が更新されたときの表示の状態を示す図で
あり、以下、これについて説明する。
【0057】(1)処理が開始されると、まず、見出し
スクロールリンクボタン1311〜1313、1321
〜1323のどのボタンがクリックされたかを判断す
る。それぞれの見出しスクロールリンクボタンには、マ
ークも含めたリンク先と表示ターゲットとが関係づけら
れている。例えば、図6に示す後部見出しボタンファイ
ル1030において、「申込みフォーム」という見出し
に関係付けられた見出しスクロールリンクボタン132
3がクリックされた場合、マークも含めたリンク先とし
て、見出しマーク済み原始文書1012のファイル名と
「申込みフォーム001」というマーク名称が取得さ
れ、表示ターゲットとして、本体閲覧エリア1150に
関係付けられた表示ターゲットが取得される(ステップ
2131、2132)。
【0058】(2)閲覧ソフトウエアは、取得した見出
しマーク名称と等しいマーク名称の見出しが画面最上部
に表示されるように、本体閲覧エリア(見出しマーク済
み原始文書1012がすでに読み込まれている)115
0をスクロールさせる。この後、さらに図9に示すステ
ップ2080の処理が行われ、前部見出しエリア131
0と後部見出しエリア1320との表示が更新される。
このときの表示の状態は、図14に例示するようなもの
となる(ステップ2133)。
【0059】入力された見出しスクロールリンクボタン
が1323ではなく、1311、1312、1313、
1321、1322のいずれかであった場合も、前述と
同様に処理が行われる。
【0060】図12は図9に示すステップ2080の見
出しボタンファイル更新ルーチンの処理手順の詳細を説
明するフローチャートであり、以下、これについて説明
する。この処理は、図13のステップステップ2133
の処理に続いて実行される。
【0061】(1)処理が開始されると、まず、表示先
頭アドレス1160の位置を記録することにより、本体
閲覧エリア1150のスクロール位置を記録する(ステ
ップ2083)。
【0062】(2)次に、見出しボタンファイル生成ル
ーチンを呼び出し、図9により説明したステップ205
0の場合と同様に、表示関係指定ソースファイル104
0を呼び出して、これを文書表示エリア1140に対し
て読み込ませ、先に保存しておいた本体閲覧エリア11
50のスクロール位置を呼び出して本体閲覧エリア11
50のスクロール位置をステップ2083のときのもの
に復元し(ステップ2085)、描画処理を行う。その
後、見出しボタンファイル更新ルーチンに戻る(ステッ
プ2040〜2087)。
【0063】なお、図1に示す表示例は、前部見出しエ
リア1310に表示している見出しスクロールリンクボ
タンの個数を3個としているが、アプリケーションウイ
ンドウ1120の幅が充分にあれば、より多くを表示す
ることもできる。また、アプリケーションウインドウ1
120の幅が比較的小さいにもかかわらず見出しスクロ
ールリンクボタンを多く置きたい場合、見出しスクロー
ルリンクボタンの1つをプルダウンメニューとすること
ができる。これは、後部見出しエリア1320について
も同様である。
【0064】次に、前述した本発明の実施形態の変形例
として、原始文書が見出しを比較的多くもつ場合例を説
明する。
【0065】図16は見出しを多く持つ原始文書の例を
説明する図、図17は図16の文書を表示した画面例を
説明する図である。図16、図17において、1186
〜1190は見出し、1340はプルダウンメニューボ
タン、1341は第1レベルのメニューであり、他の符
号は図1、図2の場合と同一である。
【0066】図16に示すように、原始文書1010が
見出しを比較的多くもつ場合、前述した実施形態の中で
説明したが、見出しエリア1310、1320内に全て
の見出しスクロールリンクボタンを表示することができ
ない。ここで説明している例は、このような場合に適用
して好適なもので、図17に示すように見出しスクロー
ルリンクボタンの1つをプルダウンメニューボタン13
40とし、このボタンの入力により、複数の見出しをメ
ニュー1341として表示し、このメニューの中から所
望の見出しを選択させて表示するようにしたものであ
る。
【0067】図17に示す表示画面例は、前部見出しエ
リア1310内の見出しスクロールボタンの1つ、図示
例では左側の1つをプルダウンメニューボタン(それ以
前)1340とし、このボタンが入力されたとき、第1
レベルのメニュー1341として示しているように、複
数の見出しのメニューを表示している例である。この例
は、プルダウンメニューボタン(それ以前)1340の
再度の入力により、さらに、第1レベルのメニュー13
41に表示された見出しより前にある見出しのメニュー
(第2レベルのメニュー)を表示して、その見出しを選
択させ表示させるようにすることができる。
【0068】図17に示す例は、前部見出しエリア13
10内の見出しスクロールボタンの1つをプルダウンメ
ニューボタン(それ以前)1340とするとして説明し
たが、本発明は、後部見出しエリア1320内の見出し
スクロールボタンの1つをプルダウンメニューボタン
(それ以降)として、このボタンを使用して前述した場
合と同様に、現在表示されている文書の後にある見出し
付きの文書を選択させて表示するようにすることができ
る。
【0069】次に、本発明の第2の実施形態による文書
の表示方法を図面により詳細に説明する。
【0070】図16、図17により説明した本発明の実
施形態は、前部見出しエリア1310、または、後部見
出しエリア1320に見出しスクロールリンクボタンを
多く置くためにプルダウンメニューを使用するものであ
る。しかし、この例は、プルダウンメニューに表示され
る見出しが、原始文書1010の中での登場順のリスト
であるため、必ずしも検索性がよいとは限らない。
【0071】本発明の第2の実施形態は、前述の見出し
スクロールリンクボタンのプルダウンメニューを50音
順で提供するものであり、これにより、見出し名の読み
方がわかっている場合に、登場順の見出しスクロールリ
ンクボタンのプルダウンメニューよりも、所望文書内の
部位が探し易くなるという効果を得ることができる。
【0072】図18は本発明の第2の実施形態による表
示方法により表示させた画面構成例を説明する図、図1
9、図20は本発明の第2の実施形態の説明で用いる見
出しの多いHTML形式の原始文書を説明する図、図2
1は原始文書の各見出しの位置へスクロールさせるため
のボタンを原始文書に埋め込んだマーク済み原始文書を
説明する図、図22は利用者がどのHTMLタグをスク
ロール先対象の見出しとするか、及び、見出しリストの
50音順表示を行うか否かを指定する定義シートの構成
を示す図、図23は原始文書の各見出しの名前と開始位
置との対照表である見出し対照テーブルの構成例を示す
図、図24は見出し対照テーブルをマーク名称の読みで
ソートしたソート済み見出し対照テーブルの構成を示す
図、図25は見出しスクロールボタンを前部見出しエリ
アに表示するための前部見出しボタンファイルについて
説明する図、図26は見出しスクロールボタンを後部見
出しエリアに表示するための後部見出しボタンファイル
について説明する図、図27は前部見出しボタンと後部
見出しボタンとの相互の表示位置の関係を記述した表示
関係指定ソースファイルについて説明する図、図28は
本発明の第2の実施形態による表示方法を実行するプロ
グラムとデータとの構成を説明する図、図29〜図32
は本発明の第2の実施形態の処理動作を説明するフロー
チャート、図33〜図36は本発明の第2の実施形態に
おける画面表示の経過を説明する図である。図18、図
33〜図35において、1330は50音見出しスクロ
ールリンクメニュー、1351は第1レベルのメニュ
ー、1352は第1レベルのメニューアイテム、136
1は第2レベルのメニュー、1362は第2レベルのメ
ニューアイテム、1371は第3レベルのメニュー、1
372は第3レベルのメニューアイテムであり、他の符
号は、図1〜図15の場合と同一である。
【0073】本発明の第2の実施形態による表示方法に
より表示させた図18に示す画面構成の例は、図1によ
り説明した例において、前部見出しエリア1310内の
見出しスクロールボタンの1つを50音見出しスクロー
ルリンクメニューボタン(50音)1330としたもの
で、その他は図1の例と同一である。また、図19、図
20に示す2つの図面に渡る原始文書1010の例も、
見出しの数が多い点を除いて、図2により説明したもの
と同様なものであり、さらに、図22に示す見出しマー
ク済み原始文書1012の例も、図3により説明したも
のと同様なものである。
【0074】図28に示す本発明の第2の実施形態によ
る表示方法を実行するプログラムとデータとの構成は、
図8により説明したものに対して、定義シート3050
に50音順で見出しを表示するオプションが指定されて
いる場合(図22に示す定義シート3050B)に対応
するものであり、50音順ソート部3060を加えたも
のである。これにより、ソート済み見出し対照テーブル
1013が出力される。これを用いて、見出しボタンフ
ァイル生成部3091は、前部見出しボタンファイル1
020の代わりに、前部見出しボタンファイル(50音
メニューつき)1021を出力する働きをする。
【0075】図29は本発明の第2の実施形態の処理手
順の全体を説明するフローチャートであり、以下、この
フローを説明する。
【0076】図29に示す処理フローは、図9により説
明したフローと基本的に同一であり、図9と異なるの
は、ステップ5120の処理において、見出しボタンが
クリックされて入力されたことの判定だけでなく、50
音見出しスクロールリンクメニュー1330の末端リー
フがクリックされたことの判定をも行なっている点であ
る。図35に示す「オーストリア」1372は、50音
見出しスクロールリンクメニュー1330の末端リーフ
の例である。
【0077】なお、図29のフローにおいて、前処理、
見出しボタンファイル生成ルーチンの処理も図9の場合
と処理が一部異なるので、それぞれ前処理をステップ5
020、見出しボタンファイル生成ルーチンをステップ
5040としている。
【0078】図30は前処理部3040で行われる前述
のステップ5020での処理手順の詳細を説明するフロ
ーチャートであり、以下、図30に示すフローについて
説明する。この前処理により、図22に示すマーク済み
原始文書1012と、図23に示す見出し対照テーブル
(読みつき)1011Bと、図24に示す表示関係指定
ソースファイル1040を経てソート済み見出し対照テ
ーブル1013、図27に示す表示関係指定ソースファ
イル1040が生成される。
【0079】図30に示すフローにおいて、ステップ2
022、20241〜20244、50245までの処
理は、図10により説明した前処理2020の場合と同
様である。但し、ステップ50245は、図10のステ
ップ20245に比較して、見出し名称の読みの付加も
行っている。そして、読み込んだ図22の定義シート3
050の50音順フラグがYESなので、図23に示す
見出し対照テーブル1011Bを複製し、複製した見出
し対照テーブルの各見出しにマーク名称の読み4451
を付加する(ステップ20454、5026)。
【0080】そして50音順ソート部3060を呼び出
し、マーク名称4451の読みをキーとして、各見出し
の開始位置、見出し名称、マーク名称をソートすること
により、図24に示すようなソート済み見出し対照テー
ブル1013を生成する(ステップ5027)。
【0081】図31は見出しボタンファイル生成部で行
われる図29に示すステップ5040での処理手順の詳
細を説明するフローチャートであり、以下、これについ
て説明する。この見出しボタンファイル生成ルーチンに
より、図25に示す前部見出しボタンファイル1021
と、図26に示す後部見出しボタンファイル1030が
生成される。
【0082】図31に示すフローは、ステップ5048
の処理以外、図11により説明した見出しボタンファイ
ル生成ルーチンの場合と同様である。従って、後部見出
しボタンファイル1030を生成する処理は、図11の
場合と同様に実行される(ステップ2045)。
【0083】そして、ステップ5048での処理は、図
24に示すソート済み見出し対照テーブル1013を参
照することにより、50音順にソートし、さらに、先頭
の文字が属する行でサブメニュー化された50音順によ
る見出しのプルダウンメニュー(50音見出しスクロー
ルリンクメニュー1330)を前部見出しエリア131
0の左端に生成するためのコードをもつ前部見出しボタ
ンファイル(50音メニューつき)1021を生成する
ものである。
【0084】前述の処理のためには、例えば、Dynamic
HTML を用いればよい。また、プルダウンメニュー
が属するフレームの外での表示ができない場合、フレー
ムではなくレイヤーを用いて構成すればよい。
【0085】図32は図29における見出しボタンファ
イル更新ルーチン5080の処理手順を説明するフロー
チャートであり、このフローは、ステップ2087の見
出しボタンファイル生成ルーチンの処理として、図31
により説明したフローが使用される点以外、図12によ
り説明した見出しボタンファイル更新ルーチンと同様で
ある。
【0086】次に、前述した本発明の第2の実施形態に
より、例えば、利用者が「オーストリア」という見出し
の場所に文書を移動したい場合の操作と表示画面の状態
とを図18、図33〜図36を用いて説明する。
【0087】図18において、利用者は、まず、50音
見出しスクロールリンクメニュー1330をクリックす
る。すると、表示画面は、図33に示す状態になる。こ
の状態で、利用者が、「オーストリア」が見出しである
部分を見たいとして、50音見出しスクロールリンクメ
ニュー1330の第1レベルのメニューアイテムのう
ち、第1レベルのメニューアイテム「あ」1352をク
リックすると、表示画面は、図34に示すように、メニ
ューアイテム「あ」1352の部分が強調表示される
(図34では枠線に囲まれているが、反転表示になって
もよい)。同時に、第1レベルのメニューの「あ」のサ
ブメニューである第2レベルのメニュー1362が表示
される。このメニュー1362にはメニューアイテムと
して「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」が含まれ
る。
【0088】利用者が、この第2レベルのメニュー13
61からさらにメニューアイテム「お」1362を選択
すると、表示画面は、図35に示すように、第3レベル
のメニュー1371が現れる。そこにはメニューアイテ
ムとして、「オーストラリア」、「オーストリア」、
「オマーン」、「オランダ」が表示される。利用者は、
この画面内のメニューから見たい見出しである「オース
トリア」(メニューアイテム1372)を選択する。
【0089】この後の処理は、50音順メニューの末端
リーフがクリックされたことに相当するので、図29の
ステップ5120の処理により、見出しボタンクリック
処理ルーチン2130が呼び出され、最終的に本体閲覧
エリア1150の先頭に、見出しが「オーストリア」で
ある部分が表示されて、表示画面が図36に示す状態に
なる。
【0090】前述した本発明の第1の実施形態によれ
ば、見出し名の読み方がわかっている場合に、登場順の
見出しスクロールリンクボタンのプルダウンメニューよ
りも見出しを探すことが容易となるという効果を得るこ
とができる。
【0091】前述した本発明の第2の実施形態は、第1
レベルのメニュー1351に「あ」、「か」といった行
毎のメニューアイテムが表示されてサブメニュー化され
るものであったが、本発明は、前述のようなサブメニュ
ー化を行なわず、50音全てを第1レベルのメニュー1
351に表示するようにしてもよい。
【0092】また、本発明は、図16、図17により説
明した例に、前述の本発明の第2の実施形態を適用し、
図17に示す第1レベルのメニュー1341を、50音
配列として表示するようにすることもできる。このよう
にすると、見出しの数がそれほど多くはないが、見出し
エリア内に全ての見出しスクロールリンクボタンを表示
することができない場合に有効である。
【0093】さらに、本発明は、前述で説明した文書閲
覧以外に、ワードプロセッサ等における文書編集に対し
ても適用することが可能である。
【0094】前述した本発明の実施形態によれば、多く
の場合1回のマウスクリック操作により、見たい見出し
の位置へ表示文書を移動することができ、また、文書情
報提供者が見出し間の移動を行うリンクが表示されるよ
うにプログラム等を作成または指定する手間をなくする
ことができる。
【0095】また、本発明の実施形態によれば、見出し
を50音順でも検索できるようにしているので、見出し
の個数が非常に多い場合に、登場順の見出しスクロール
リンクボタンによるプルダウンメニューを使用する場合
よりも早く検索できることができるという効果を得るこ
とができる。
【0096】前述した本発明の実施形態は、日本文を表
示するものとして説明したが、本発明は、英文等の外国
語による文書の表示にも適用することができる。この場
合、前述した50音順のプルダウンメニュー、50音順
の階層化を、アルファベット順とすればよい。
【0097】また、前述した本発明の実施形態は、前述
で説明した処理手順を実行するプログラムとして作成
し、そのプログラムを、FD、CDROM、MO、DV
D等の記録媒体に格納して提供することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
書の表示において、文書の所望の位置への移動を容易と
し、また、ナビゲーションバーの見出し間に関する移動
ボタンを自動的に生成して、情報提供者がタブやナビゲ
ーションバーを作成する手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による表示方法により表示
させた画面構成例を説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態の説明で用いるHTML形
式の原始文書を説明する図である。
【図3】原始文書の各見出しの位置へスクロールさせる
ためのボタンを原始文書に埋め込んだマーク済み原始文
書を説明する図である。
【図4】原始文書の各見出しの名前と開始位置との対照
表である見出し対照テーブルの構成例を示す図である。
【図5】見出しスクロールボタンを前部見出しエリアに
表示するための前部見出しボタンファイルについて説明
する図である。
【図6】見出しスクロールボタンを後部見出しエリアに
表示するための後部見出しボタンファイルについて説明
する図である。
【図7】前部見出しボタンと後部見出しボタンとの相互
の表示位置の関係を記述した表示関係指定ソースファイ
ルについて説明する図である。
【図8】本発明の一実施形態による表示方法を実行する
プログラムとデータとの構成を説明する図である。
【図9】本発明の実施形態の処理手順の全体を説明する
フローチャートである。
【図10】前処理部で行われる処理手順の詳細を説明す
るフローチャートである。
【図11】見出しボタンファイル生成部で行われる処理
手順の詳細を説明するフローチャートである。
【図12】見出しボタンファイル更新ルーチンの処理手
順の詳細を説明するフローチャートである。
【図13】入力イベントがボタンクリックであった場合
の見出しボタンクリック処理ルーチンの処理手順の詳細
を説明するフローチャートである。
【図14】図13に示すフローによる処理が行われ表示
が更新されたときの表示の状態を示す図である。
【図15】利用者がどのHTMLタグをスクロール先対
象の見出しとするか、及び、見出しリストの50音順表
示を行うか否かを指定する定義シートの構成を示す図で
ある。
【図16】本発明の実施形態の変形例を説明する見出し
を多く持つ原始文書の例を説明する図である。
【図17】図16の文書を表示した画面例を説明する図
である。
【図18】本発明の第2の実施形態による表示方法によ
り表示させた画面構成例を説明する図である。
【図19】本発明の第2の実施形態の説明で用いる見出
しの多いHTML形式の原始文書を説明する図(その
1)である。
【図20】本発明の第2の実施形態の説明で用いる見出
しの多いHTML形式の原始文書を説明する図(その
2)である。
【図21】原始文書の各見出しの位置へスクロールさせ
るためのボタンを原始文書に埋め込んだマーク済み原始
文書を説明する図である。
【図22】利用者がどのHTMLタグをスクロール先対
象の見出しとするか、及び、見出しリストの50音順表
示を行うか否かを指定する定義シートの構成を示す図で
ある。
【図23】原始文書の各見出しの名前と開始位置との対
照表である見出し対照テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図24】見出し対照テーブルをマーク名称の読みでソ
ートしたソート済み見出し対照テーブルの構成を示す図
である。
【図25】見出しスクロールボタンを前部見出しエリア
に表示するための前部見出しボタンファイルについて説
明する図である。
【図26】見出しスクロールボタンを後部見出しエリア
に表示するための後部見出しボタンファイルについて説
明する図である。
【図27】前部見出しボタンと後部見出しボタンとの相
互の表示位置の関係を記述した表示関係指定ソースファ
イルについて説明する図である。
【図28】本発明の第2の実施形態による表示方法を実
行するプログラムとデータとの構成を説明する図であ
る。
【図29】本発明の第2の実施形態の処理手順の全体を
説明するフローチャートである。
【図30】前処理部で行われる処理手順の詳細を説明す
るフローチャートである。
【図31】見出しボタンファイル生成部で行われる処理
手順の詳細を説明するフローチャートである。
【図32】見出しボタンファイル更新ルーチンの処理手
順を説明するフローチャートである。
【図33】本発明の第2の実施形態における画面表示の
経過を説明する図(その1)である。
【図34】本発明の第2の実施形態における画面表示の
経過を説明する図(その2)である。
【図35】本発明の第2の実施形態における画面表示の
経過を説明する図(その3)である。
【図36】本発明の第2の実施形態における画面表示の
経過を説明する図(その4)である。
【符号の説明】
1010 原始文書 1011、1011B 見出し対照テーブル 1012 マーク済み原始文書 1013 ソート済み見出し対照テーブル 1020、1021 前部見出しボタンファイル 1030 後部見出しボタンファイル 1040 表示関係指定ソースファイル 1041 タイトル 1120 アプリケーションウインドウ 1122 アプリケーションウインドウ外端部 1130 コマンドメニュー 1140 文書表示エリア 1150 本体閲覧エリア 1160 表示先頭アドレス 1162 表示末尾アドレス 1181〜1199 見出し 1181M〜1199M マークタグ 1181N〜1199N マークタグ(閉じ) 1210 スクロールバー(スクロールバー表示エリ
ア) 1310 前部見出しエリア 1311〜1313 見出しスクロールリンクボタン 1320 後部見出しエリア 1321〜1323 見出しスクロールリンクボタン 1330 50音見出しスクロールリンクメニュー 1340 プルダウンメニュー 1341 第1レベルのメニュー 1351 第1レベルのメニュー 1352 第1レベルのメニューアイテム 1361 第2レベルのメニュー 1362 第2レベルのメニューアイテム 1371 第3レベルのメニュー 1372 第3レベルのメニューアイテム 3010 全体制御部 3020 ファイル読み込み部 3040 前処理部 3050、3050B 定義シート 3060 50音ソート部 3090 見出しボタンファイル生成部 3091 50音順メニューつき見出しボタンファイル
生成部 3110、3110B 表示部 3120 タグ構文解析部 3211 入力イベント(ボタンクリック) 3212 入力イベント(スクロール) 3213 入力イベント(その他) 4350 見出し定義部 4351 見出し要素 4352 見出し要素 4360 50音順メニューオンオフ文 4451 読み 2000〜2134 ステップ 20241〜20245 ステップ 5000〜5111 ステップ 50245 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉丸 卓志 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 5C082 AA01 AA14 AA24 BA02 CA51 CA52 CA62 CA72 CB01 CB06 DA87 DA89 MM09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見出し等による構造化情報を持ち、1つ
    の画面として表示しきれない長さの文書を閲覧または編
    集のために表示する文書の表示方法において、現在の文
    書の表示状態で、ウインドウに表示されていない見出し
    の位置の文書へ表示する文書をスクロールまたはジャン
    プさせる機能を持つボタンを、表示中の文書の上部と下
    部とに配置して表示することを特徴とする文書の表示方
    法。
  2. 【請求項2】 表示中の文書の上部に表示されるボタン
    は、表示されている文書部分より前にある見出しの位置
    に文書をスクロールまたはジャンプさせる機能を持ち、
    表示中の文書の下部に表示されるボタンは、表示されて
    いる文書部分より後にある見出しの位置に文書をスクロ
    ールまたはジャンプさせる機能を持つことを特徴とする
    請求項1記載の文書の表示方法。
  3. 【請求項3】 ウインドウサイズの変化、スクロールま
    たはジャンプにより、表示対象文書の表示の始点、終点
    が変化したとき、前記ボタンを再計算して更新表示する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の文書の表示方
    法。
  4. 【請求項4】 前記表示する文書をスクロールまたはジ
    ャンプさせる機能を持つボタンを、文書内での出現順序
    に従った、あるいは、50音順配列またはアルファベッ
    ト順配列に従った配列の見出しによるプルダウンメニュ
    ーで表示することを特徴とする請求項1、2または3記
    載の文書の表示方法。
  5. 【請求項5】 前記表示する文書をスクロールまたはジ
    ャンプさせる機能を持つボタンを、50音順またはアル
    ファベット順でサブメニュー化したメニューの末端リー
    フとして表示することを特徴とする請求項1、2または
    3記載の文書の表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちいずれか1記載
    の文書表示方法を実現するプログラムを格納した記録媒
    体。
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