JP2001004475A - 流体計測器の亀裂検出装置 - Google Patents

流体計測器の亀裂検出装置

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JP2001004475A
JP2001004475A JP11172369A JP17236999A JP2001004475A JP 2001004475 A JP2001004475 A JP 2001004475A JP 11172369 A JP11172369 A JP 11172369A JP 17236999 A JP17236999 A JP 17236999A JP 2001004475 A JP2001004475 A JP 2001004475A
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pressure
crack
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fluid
detecting
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Takeo Mitsuoka
健夫 光岡
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梁の破断の引き金となる亀裂を検出する亀裂
検出装置を提供する。 【解決手段】 内面が中空の片持ち梁3であり、梁3の
長さに沿って間隔を置いて検出ヘッド5が設けられ、こ
の検出ヘッド5に接続された計測量伝達体6が中空部8
を通り片持ち部4を貫通し測定装置20に接続されてい
る流体計測器1において、中空部8に接続された加圧装
置22と、中空部8に接続され加圧装置23によって加
圧された圧力を検出する圧力検出装置23と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンなど
を流れる流体の温度や圧力分布を計測する計測器に発生
する亀裂を検出する亀裂検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの一つであるファンジェッ
トエンジンは、図3に示すように、空気を取り入れるフ
ァン11、このファン11で圧縮した空気をさらに圧縮
する高圧圧縮機12、圧縮した空気により燃料を燃焼さ
せる燃焼器13、燃焼器13の燃焼ガスにより回転して
ファン11および高圧圧縮機12を駆動する高圧および
低圧タービン14を備えている。ファン11の前端には
ストラット11aが設けられいる。
【0003】このようなエンジンの空気力学的性能を試
験するため、エンジン内を流れる気体の温度や圧力分布
の計測が流体計測器により行われる。図4は流体計測器
の取付け図を示し、図4Aは図3のX−X断面、図4B
は図3のY−Y断面図である。図4Aはファン11の前
端に設けられたストラット11aの間に設けられた流体
計測器1の配置を示し、図4Bは高圧圧縮機12の前端
に設けられた流体計測器1を示す。流体計測器1はその
据付位置に応じた形状にする。流体計測器1はファン1
1、圧縮機12、タービン14などの入側や出側に配置
され動翼や静翼に流れる流体の温度分布や圧力分布を測
定する。
【0004】図5は従来用いられている流体計測器の構
成を示す。図5Bは図5AのX−X断面図である。流体
計測器1は一端をエンジンのケーシング2に固定された
片持ち梁で、梁3は片持ち部4でケーシング2に固定さ
れている。梁3に沿って間隔をおいて温度や圧力を検出
する検出ヘッド5が設けられ、この検出ヘッド5に温度
を計測する電線や圧力を計測する配管(以下電線と配管
を総称して計測量伝達体とする)が接続され梁内を通り
外部の測定装置20に接続されている。この流体計測器
1は形状が熊手に似ているのでレーキ(Rake)と呼
ばれる。梁3の付け根には歪みゲージ7が取付られ梁3
に発生する振動応力を検出する。
【0005】流体計測器1は種々の原因により発生する
振動に晒され、梁3の付け根は高サイクル疲労により亀
裂が発生し破断するに到る。加振源振動数として、エン
ジン回転数の 1次、 2次、 4次があり、さらにこれらに
翼枚数を乗じた振動数がある。また流体に発生するカル
マン渦に基づく振動数もある。このように加振源が多様
であるため加振強度を事前に予測することが困難であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、梁の破断を防止
するため、梁の付け根部の疲労強度を予測し、歪みゲー
ジにより振動応力を計測し、振動応力が疲労強度を上回
らない内に新規のものと交換するようにしていた。しか
し疲労強度は加工の状態により左右され、バラツキも大
きいため、正確に推定することが難しく、振動応力が疲
労強度を下回っていても突然破断する場合が発生してい
た。また、1,000℃以上の高温となる場合、歪みゲー
ジは使用できないという問題もあった。
【0007】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
で、梁の破断の引き金となる亀裂を検出する亀裂検出装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、内面が中空の片持ち梁であ
り、梁の長さに沿って間隔を置いて検出ヘッドが設けら
れ、この検出ヘッドに接続された計測量伝達体が中空部
を通り片持ち部を貫通し測定装置に接続されている流体
計測器において、前記中空部に接続された加圧装置と、
前記中空部に接続され加圧装置によって加圧された圧力
を検出する圧力検出装置と、を備える。
【0009】梁の内部の中空部を気密にし加圧装置で加
圧する。梁に振動による疲労により亀裂が発生した場
合、疲労による亀裂は徐々に進展し、梁の断面の1/2
〜2/3に到ると一気に破断する。梁の外面より中空部
に到る亀裂が発生すると、その寸法は小さくとも中空部
の圧力は確実に低下するので亀裂の発生を確実に検出で
きる。少なくても亀裂の大きさが梁の断面の1/2に到
る前の段階で検出できるので、梁の破断を確実に防止す
ることができる。
【0010】請求項2の発明では、前記流体計測器は梁
の長さ方向をガスタービンの半径方向に設定され、動翼
または静翼の前方または後方に配置され、気体の温度ま
たは圧力を計測し、前記圧力検出装置は中空部の圧力変
化を検出して梁の亀裂を検出する。
【0011】本流体計測器はガスタービンに取付る場合
は、梁を半径方向にし、動翼や静翼の前後に配置し、圧
力検出装置で中空部の圧力変化を検出することにより、
梁の亀裂を確実に検出し、破断を防止することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の流
体計測器と亀裂検出装置の構成を示す。図2は図1の断
面を示し、図2Aは図1のX−X断面図、図2Bは図1
のY−Y断面図である。流体計測器1は梁3と梁3の一
端を固定する片持ち部4からなり、片持ち部4はエンジ
ン等のケーシング2に固定される。エンジンに取付られ
る場合は、図3、図4で説明したように、エンジンの半
径方向に梁3の長さ方向を合わせ、ファン11や圧縮機
12、タービン14等の入側、出側に配置される。梁3
と片持ち部4は一体で構成され、内部に中空部8が構成
されている。梁3は長さ方向に間隔を設けて、温度や圧
力を検出する検出ヘッド5が翼前縁に設けられている。
図1に示す検出ヘッド5は静圧を検出するものを示す。
【0013】検出ヘッド5と外部に設けられた測定装置
20を結んで計測量伝達体6が配置されている。計測量
伝達体6は温度を計測する場合は電線であり、圧力を計
測する場合は配管である。計測量伝達体6は検出ヘッド
5と結合し、梁3を気密に貫通して中空部8に入り、片
持ち部4を気密に貫通して外部に出て測定装置20に接
続される。測定装置20は検出ヘッド5で検出されたデ
ータを解析し、温度分布や圧力分布のデータを作成す
る。
【0014】中空部8には加圧ライン9と圧力計測ライ
ン10が接続され、この両ライン9、10が亀裂検出装
置を形成する。加圧ライン9は逆止弁21と加圧装置2
2よりなり、加圧装置22は中空部8を所定の圧力に加
圧する。圧力計測ライン10には圧力センサを備えた圧
力検出装置23が設けられている。圧力センサは中空部
8の圧力を検出して電気信号を発生する。圧力検出装置
23ではこの電気信号を解析し、圧力の変化が所定の基
準を越えたとき、亀裂が発生したと判定し、警報等を発
生する。また圧力検出装置23にはモニタが接続され、
圧力の変化を監視できるようになっている。なお、測定
装置20、加圧装置22、圧力検出装置23は複数の流
体計測装置1毎に設けられている。
【0015】次に動作について説明する。エンジンに図
3、図4で説明したように流体計測器1を取付け、加圧
装置22により中空部8を所定の圧力に加圧する。な
お、中空部8の圧力は日時の経過とともに緩やかに低下
するので、所定のしきい値以下になったら加圧して元の
所定の圧力にする。次にエンジンを可動し測定装置20
にてエンジンを流れる流体の温度分布や圧力分布を計測
する。梁3は流体中で絶えず振動しているので、長時間
の計測が行われると、応力の集中する梁3の付け根近傍
の外面に亀裂が入り、計測時間の経過とともに進展し、
やがて中空部8に達する。すると中空部8の圧力が急激
に低下し、亀裂の発生を検出することができる。亀裂の
進展は徐々に行われるので、亀裂を検出した時点での亀
裂は小さく、梁3の破断が起こる断面の1/2に達する
までには時間の余裕がある。このため亀裂を検出した時
点で警報を発生し、計測を中止し該当する流体計測器1
を交換することにより、梁3の破断とこれにより発生す
るエンジン等の損害を回避することができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、流体計測器の梁に気密の中空部を設け、この中空部
を加圧して圧力変化を検出し、梁の付け根に発生する亀
裂を小さな段階で検出するようにしたので、梁の破断前
に亀裂を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の流体計測器と亀裂検出装置
の構成を示す図である。
【図2】図1のX−X、Y−Y断面図である。
【図3】ジェットエンジンの一例を示す図である。
【図4】図3のX−X、Y−Y断面図である。
【図5】従来の亀裂検出方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 流体計測器 2 ケーシング 3 梁 4 片持ち部 5 検出部 6 計測量伝達体 7 歪みゲージ 8 中空部 9 加圧ライン 10 圧力計測ライン 11 ファン 11a ストラット 12 高圧圧縮機 13 燃焼機 14 タービン 20 測定装置 21 逆止弁 22 加圧装置 23 圧力検出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面が中空の片持ち梁であり、梁の長さ
    に沿って間隔を置いて検出ヘッドが設けられ、この検出
    ヘッドに接続された計測量伝達体が中空部を通り片持ち
    部を貫通し測定装置に接続されている流体計測器におい
    て、前記中空部に接続された加圧装置と、前記中空部に
    接続され加圧装置によって加圧された圧力を検出する圧
    力検出装置と、を備えたことを特徴とする流体計測器の
    亀裂検出装置。
  2. 【請求項2】 前記流体計測器は梁の長さ方向をガスタ
    ービンの半径方向に設定され、動翼または静翼の前方ま
    たは後方に配置され、気体の温度または圧力を計測し、
    前記圧力検出装置は中空部の圧力変化を検出して梁の亀
    裂を検出することを特徴とする請求項1記載の流体計測
    器の亀裂検出装置。
JP11172369A 1999-06-18 1999-06-18 流体計測器の亀裂検出装置 Pending JP2001004475A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296303A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Tokyo Seimitsu Co Ltd 測定機用圧縮空気の圧力及び温度制御方法
CN106052629A (zh) * 2016-07-15 2016-10-26 重庆大学 一种含瓦斯煤体膨胀变形测量方法

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