JP2001001022A - 形鋼圧延設備における中間ガイド装置 - Google Patents

形鋼圧延設備における中間ガイド装置

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JP2001001022A JP2000102013A JP2000102013A JP2001001022A JP 2001001022 A JP2001001022 A JP 2001001022A JP 2000102013 A JP2000102013 A JP 2000102013A JP 2000102013 A JP2000102013 A JP 2000102013A JP 2001001022 A JP2001001022 A JP 2001001022A
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理洋 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被圧延材のフランジやウェブの高さ、厚みの
変更にもガイド本体を交換することなく対応可能で、駆
動手段を圧延ライン直下に位置することなく、構造が簡
単でメンテナンスも容易な形鋼圧延設備の中間ガイド装
置を提供する。 【解決手段】 被圧延材を形鋼49に圧延するミルスタ
ンド間に配置され、ミル間で被圧延材をガイドする中間
ガイド装置10において、圧延ラインに直交して、圧延
中心Rに対し水平方向に進退可能な一対のスライドベー
ス12、13上に設けられたガイド部材20に上下方向
に摺動可能に取付けられて、被圧延材の上、下外面の一
部にそれぞれに上、下方向から当接可能な形鋼ガイド面
56〜59を備えた一対の上、下形鋼ガイド22、23
と、スライドベース12、13を進退する左、右形鋼ガ
イド幅調整手段14、15と、上、下形鋼ガイド22、
23を昇降する上、下形鋼ガイド昇降手段28、35と
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばH形鋼等の
形鋼圧延設備において、ユニバーサルミルとエッジング
ミルとの間に取付けられ、被圧延材の案内・誘導を良好
に保持するための形鋼圧延設備における中間ガイド装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、H形鋼等の形鋼圧延設備において
は、鋼片のリバース圧延の度にその断面形状が変化する
ので、ユニバーサルミルとエッジングミルとの間に鋼片
を案内するための中間ガイド装置が設けられている。こ
のような中間ガイド装置として、特公昭53−6262
号公報に記載されたものが知られている。特公昭53−
6262号公報に記載の中間ガイド装置では、中間ガイ
ドと中間ガイドを挟んで出入口ガイドから構成されてお
り、これら3つのガイドが1つのベース上で、中間ガイ
ドは圧延ラインに直角方向に、一方、出入口ガイドは圧
延ライン進行方向にそれぞれ移動可能な構造にすること
によって、ロール組替え時これらのガイドを取り外すこ
となく、退避させることによりロール組替えが可能とな
っている。また、これらのガイドを取付けているベース
を昇降手段によって昇降させることにより各ガイドの高
さ調整を行うことができる。さらに、他の中間ガイド装
置として、特開平9−262617号公報には、形鋼の
フランジ高さやウェブ厚みの変更が有っても、そのまま
継続してラインの稼働ができ、しかも被圧延材のベロの
発生に対しても誘導案内してスムーズに被圧延材を通過
可能な形態のものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の中間ガイド装置においては、未だ解決すべきそれぞ
れ以下のような問題があった。 (特公昭53−6262号公報) (1)中間ガイドの上下のフンド(又はガイド)が一体
構造であるため、ウェブ厚みの変更に伴う調整が不可能
である。 (2)ガイド開閉手段は、ネジ方式で、しかも圧延ライ
ン直下に位置しているので、熱、水、及びスケールによ
って摺動性が悪化して作動不良の原因となる。 (3)昇降手段もガイド開閉手段と同様に、ネジ方式
で、しかも圧延ライン直下に位置しているので、同様の
問題が発生している。 (4)ガイド開閉手段及び昇降手段共、構造が複雑であ
るため、メンテナンスに多大な時間を要する。 (特開平9−262617号公報) (1)中間ガイドの上下のフンドが被圧延材の中心部に
1組しかないため、大型サイズの被圧延材の場合には、
被圧延材が捻じれて次の圧延機に噛み込まなくなる危険
性がある。 (2)下フンドの昇降手段が圧延ライン直下に位置して
いるので、熱、水、及びスケールによって摺動性が悪化
して作動不良の原因となる。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、被圧延材のフランジやウェブの高さ、厚みの変
更にもガイド本体を交換することなく対応可能で、駆動
手段を圧延ライン直下に位置することなく、構造が簡単
でメンテナンスも容易な形鋼圧延設備における中間ガイ
ド装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る形鋼圧延設備における中間ガイド装置は、被圧
延材を形鋼に圧延するミルスタンド間に配置され、ミル
間で前記被圧延材をガイドする形鋼圧延設備における中
間ガイド装置において、圧延ラインに直交して、圧延中
心に対し水平方向に進退可能な一対のスライドベース
と、スライドベース上に設けられたガイド部材に上下方
向に摺動可能に取付けられて、被圧延材の上、下外面の
一部にそれぞれに上、下方向から当接可能な形鋼ガイド
面を備えた一対の上、下形鋼ガイドと、スライドベース
を進退して一対の上、下形鋼ガイドの水平方向の間隔を
調整する左、右形鋼ガイド幅調整手段と、一対の上、下
形鋼ガイドを昇降して一対の上、下形鋼ガイドの垂直方
向の間隔を調整する上、下形鋼ガイド昇降手段とを有し
ている。従って、一対の上、下形鋼ガイドの水平方向及
び垂直方向の間隔を任意に、かつ簡単な構造によって設
定することができる。ここで、ガイド部材は中空状のガ
イドポストからなり、上形鋼ガイド昇降手段はガイドポ
スト内に収納してもよい。これにより、コンパクトな構
造とすることができる。
【0006】また、左、右形鋼ガイド幅調整手段は、圧
延ラインの中心に対してスライドベースより外側に配置
することができるので、熱、スケール及び水の影響を抑
えることができる。左、右形鋼ガイド幅調整手段及び
上、下形鋼ガイド昇降手段はそれぞれ位置検出器を備え
ており、パス毎の被圧延材の形状に関連付けて、自動的
に一対の上、下形鋼ガイドを位置制御することができる
ので、機器の破損を防止できる。スライドベースが摺動
するガイドレールの摺動面には、高圧水を噴射でき、圧
延時に発生するスケールを、ガイドレールを載置するソ
ールプレートの中央部に設けた開口部に流し、開口部か
ら圧延ライン直下のスケールスルースに落下させる構造
としてもよいので、スケール処理が簡単である。そし
て、形鋼をH形鋼又はインバート形鋼にすることも可能
である。かかる構成によって、フランジ高さやウェブ厚
みの変更に対して自由に隙間調整ができ、正確に次に圧
延機へ誘導することができる。
【0007】前記目的に沿う第2の発明に係る形鋼圧延
設備における中間ガイド装置は、被圧延材を形鋼に圧延
するミルスタンド間に配置され、ミル間で前記被圧延材
をガイドする形鋼圧延設備における中間ガイド装置にお
いて、圧延ラインに直交して、圧延中心に対し水平方向
に進退可能な一対のスライドベースと、前記スライドベ
ース上に設けられたガイド部材に上下方向に摺動可能に
取付けられて、前記被圧延材の下外面の一部に下方向か
ら当接可能な形鋼ガイド面を備えた下形鋼ガイドと、前
記下形鋼ガイドに対となって上下方向に摺動可能に取付
けられて、前記被圧延材の上外面の一部に上方向から当
接可能な形鋼ガイド面を備えた上形鋼ガイドと、前記ス
ライドベースを進退して前記一対の上、下形鋼ガイドの
水平方向の間隔を調整する左、右形鋼ガイド幅調整手段
と、前記一対の上、下形鋼ガイドを昇降して該一対の
上、下形鋼ガイドの垂直方向の間隔を調整する一体的に
設けられた上、下形鋼ガイド昇降手段とを有している。
ガイド部材に下形鋼ガイドを摺動可能に取付け、さらに
下形鋼ガイドに上形鋼ガイドを摺動可能に取付けている
ので、下形鋼ガイドと上形鋼ガイドの間の隙間からのス
ケール等の侵入を防止しながら、上、下形鋼ガイドの位
置を任意に設定することができる。また、上、下形鋼ガ
イド昇降手段を一体的に設けているので、取付けスペー
スを小さくすることができる。ここで、前記ガイド部材
を中空状のガイドポストで構成し、前記上、下形鋼ガイ
ド昇降手段を該ガイドポスト内に収納することも可能で
ある。かかる構成によって、上、下形鋼ガイド昇降手段
を熱、スケール、冷却水等から確実に保護することがで
きる。また、前記左、右形鋼ガイド幅調整手段を、前記
圧延ラインの中心に対して前記スライドベースより外側
に配置することも可能である。かかる構成によって、
左、右形鋼ガイド幅調整手段を被圧延材から遠ざけて、
熱、スケール等の影響を受けにくくすることができる。
さらに、前記左、右形鋼ガイド幅調整手段及び前記上、
下形鋼ガイド昇降手段にそれぞれ位置検出器を備え、パ
ス毎の前記被圧延材の形状に関連付けて、自動的に前記
一対の上、下形鋼ガイドを位置制御することも可能であ
る。かかる構成によって、上、下形鋼ガイドの位置を迅
速に変更し、調整することができ、また、機器の破損が
無くなると共に、メンテナンス周期を長くすることがで
きる。また、前記スライドベースが摺動するガイドレー
ルの摺動面に高圧水を噴射し、圧延時に発生するスケー
ルを、前記ガイドレールを載置するソールプレートの中
央部に設けた開口部に流し、該開口部から前記圧延ライ
ン直下のスケールスルースに落下させる構造とすること
も可能である。かかる構成によって、スケール処理を簡
単に行うことができる。そして、前記形鋼をH形鋼、チ
ャンネル又はインバート形鋼にすることも可能である。
かかる構成によって、フランジ高さやウェブ厚みの変更
に対して自由に隙間調整ができ、正確に次に圧延機へ誘
導することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る形鋼圧延設備における中間ガイド装置の概
略正面図、図2は同拡大正面図、図3は同拡大側面図、
図4は上、下形鋼ガイドの水平方向の移動範囲及びミル
機付きガイド(又はフンド)装置との位置関係を示す説
明図、図5は小型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼
ガイドの位置を示す平面図、図6は小型のH形鋼を圧延
する場合の上、下形鋼ガイドの位置を示す側面図、図7
は小型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガイドの位
置を示す断面図、図8は大型のH形鋼を圧延する場合の
上、下形鋼ガイドの位置を示す平面図、図9は大型のH
形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガイドの位置を示す側
面図、図10は大型のH形鋼を圧延する場合の上、下形
鋼ガイドの位置を示す断面図、図11は本発明の第2の
実施の形態に係る形鋼圧延設備における中間ガイド装置
の拡大正面図である。
【0009】図1に示すように、本発明の第1の実施の
形態に係る形鋼圧延設備における中間ガイド装置10
は、被圧延材を形鋼の一例であるH形鋼49に圧延する
形鋼圧延設備のミルスタンド(図示せず)間に配置さ
れ、ミル間で被圧延材をガイドする装置であって、圧延
ライン(紙面に直交する方向)に直交して、圧延中心R
に対して水平方向に、ガイドレール11を摺動すること
によって進退可能な一対のスライドベース12、13を
有し、スライドベース12、13は、圧延ラインの圧延
中心Rに対してスライドベース12、13より外側に配
置された左、右形鋼ガイド幅調整手段の一例である油圧
シリンダー14、15によって進退可能に構成されてい
る。なお、図1及び図2に示すように、圧延中心Rの左
右にある構成要素は、圧延中心Rに対して勝手違いとな
っているので、同じ機能、作用を有する構成要素は同一
の番号を付し、また、詳しい構造の説明はスライドベー
ス13側のみとする。
【0010】図3に示すように、中間ガイド装置10は
ユニバーサルミル71とエッジングミル72の間に配置
され、スライドベース13はガイドレール11を摺動す
るために、下部には、側面摺動部16、16aと、水平
摺動部17、17aと、浮き上がり防止用として傾斜摺
動部18、19(蟻溝)とを有している。図2に示すよ
うに、スライドベース13上には、外形断面が略正方形
で、ガイド部材の一例である中空状のガイドポスト20
が設けられており、ガイドポスト20の上部を摺動する
上摺動ガイド21を介して上形鋼ガイド22が取付けら
れている。一方、上形鋼ガイド22と対をなす下形鋼ガ
イド23は、ガイドポスト20の下部を摺動する下摺動
ガイド24に取付けられている。上形鋼ガイド22の上
部は、ガイドポスト20の上端部をカバーできる蓋部2
5と一体的に構成されている。
【0011】図2に示すように、ガイドポスト20内に
は、上形鋼ガイド22を昇降して上、下形鋼ガイド2
2、23の垂直方向の間隔Sを調整する上形鋼ガイド昇
降手段の一例である油圧シリンダー28が収納され、油
圧シリンダー28のロッド29に接続されたクレビス3
0は、スライドベース13上に設けられた図示しない取
付けブラケットに軸支されている。油圧シリンダー28
のヘッド部に取付けられた取付け金具31は、連結ピン
32を介して蓋部25に連結されている。
【0012】図2に示すように、油圧シリンダー28の
ヘッド側及びロッド側には、それぞれヘッド側配管3
3、ロッド側配管33aが設けられており、ヘッド側配
管33及びロッド側配管33aは一部、上摺動ガイド2
1を貫通して上摺動ガイド21に固定されると共に、ヘ
ッド側配管33及びロッド側配管33aが昇降する範囲
で干渉しないように、ガイドポスト20の上部の外側
(圧延中心Rに対して)には、垂直方向に所定の長さの
図示しない切り欠き孔が形成されている。従って、油圧
シリンダー28のヘッド側配管33から給油してロッド
側配管33aから排油することによって、上形鋼ガイド
22を上昇することができる。また、油圧シリンダー2
8のロッド側配管33aから給油してヘッド側配管33
から排油することによって、上形鋼ガイド22を下降す
ることができる。
【0013】図2に示すように、下摺動ガイド24に一
体的に取付けられた下形鋼ガイド23の下部にはロッド
受座34が形成され、ロッド受座34に、下形鋼ガイド
昇降手段の一例である油圧シリンダー35のロッド36
に取付けられた押圧球面座37が当接して配置されてい
る。油圧シリンダー35は図示しない取付けブラケット
によりスライドベース13に固定されている。油圧シリ
ンダー35にも、油圧シリンダー28と同様に、図示し
ないヘッド側配管及びロッド側配管が取付けられてい
る。従って、図2に示すように、油圧シリンダー35を
作動してロッド36を伸ばすことによって、下形鋼ガイ
ド23を上昇させることができ、ロッド36を縮めるこ
とによって、下形鋼ガイド23を下降させることができ
る。
【0014】図2に示すように、スライドベース12、
13上の後端部にはそれぞれ、ロッド連結用ブラケット
39、40が固定されており、ロッド連結用ブラケット
39、40には、油圧シリンダー14、15のロッド4
1、42に接続された連結金具43、44の先端部が挿
通可能な挿通孔が形成されている。連結金具43、44
の先端部は、着脱用ピン45、46を介してロッド連結
用ブラケット39、40に着脱可能な構造となってい
る。図1に示すように、長尺の油圧シリンダー14、1
5は支持台47、48にてそれぞれ支持されている。従
って、油圧シリンダー14、15を作動してロッド4
1、42を伸ばして、スライドベース12、13をガイ
ドレール11に対して圧延中心R方向に摺動させること
によって、スライドベース12、13に取付けられた対
となる上、下形鋼ガイド22、23の対向垂直面50、
51間の距離Dを縮小でき、逆にロッド41、42を縮
小することによって距離Dを拡大することができる。
【0015】図1に示す上、下形鋼ガイド22、23間
の距離Dは、図4に示すように、ミルに被圧延材を誘導
するため、ミルと中間ガイド装置10との間に設けられ
たミル機付きガイド装置52を交換するために必要な空
間部53を形成するために必要とされるもので、実際の
圧延時では、図5、図7、図8、図10に示すように、
距離Dはもっと狭くなる。図5〜図7には小型のH形鋼
54を圧延する場合(対向垂直面50、51間の距離D
が微小の場合)を、また図8〜図10には大型のH形鋼
55を圧延する場合を示し、図5及び図8、図6及び図
9、図7及び図10はそれぞれ上、下形鋼ガイド22、
23の位置を示す平面図、側面図及び断面図を表してい
る。
【0016】図7に示すように、小型のH形鋼54を圧
延する場合も、図10に示すように、大型のH形鋼55
を圧延する場合も、上、下形鋼ガイド22、23の対向
する、形鋼ガイド面の一例である先端面56、57(詳
細は図2を参照)によってH形鋼54、55のウェブ部
を挟み、同時に先端面56、57に曲面部を介して接続
する、対向垂直面50、51の背面を形成する形鋼ガイ
ド面の一例である傾斜面58、59がH形鋼54、55
のフランジの上、下部の内側に当接するようになってい
る。なお、図6、図9に示すように、上、下形鋼ガイド
22、23の対向側(H形鋼54、55側)の前後端部
にはそれぞれ、被圧延材の前後端部に発生するベロをス
ムーズに誘導案内するために、傾斜部60、61が形成
されている。
【0017】図3に示すように、ガイドレール11は、
その下部が断面凸状に形成され、該凸状に嵌合する凹状
を有するソールプレート62上に載置されている。ま
た、図1に示すように、ガイドレール11の両端部はコ
ッター62aによってソールプレート62に着脱可能に
固定されており、ソールプレート62は据付基礎63上
に基礎ボルト(図示せず)によって固定されている。図
1〜図3に示すように、上形鋼ガイド22の上面には、
ソールプレート62から着脱可能なガイドレール11を
スライドベース12、13及びスライドベース12、1
3に搭載されたものを含めて一式交換するための交換用
フック65が取付けられている。交換用フック65の外
側に配置された交換用フック66は、機器単体のメンテ
ナンスを行う場合に用いるものである。
【0018】油圧シリンダー14、15及び油圧シリン
ダー28、35は、それぞれ位置検出器を備えており、
パス毎の被圧延材の形状に関連付けて、自動的に上、下
形鋼ガイド22、23を位置制御することができるよう
に構成されている。
【0019】図1に示すように、スライドベース12、
13が摺動するガイドレール11の摺動面には、高圧水
67を噴射でき、圧延時に発生するスケールを、ガイド
レール11を載置するソールプレート62の中央部に設
けた開口部68に流し、開口部68から圧延ライン直下
のスケールスルース69に落下させるようにしている。
なお、図1中符号11aは交換時の位置決めストッパ
ー、図2中符号33bはセンサー電気配線、図3、図
4、図5及び図8中符号73はユニバーサルミルハウジ
ング、符号74はエッジングミルハウジング、図3、図
5、図6、図8及び図9中符号75、76はミル付ガイ
ドを表している。
【0020】次いで、本発明の第1の実施の形態に係る
形鋼圧延設備における中間ガイド装置10の動作につい
て、被圧延材をH形鋼に圧延する作業の場合について、
図を参照しながら説明する。図7に示すように、小型の
H形鋼54を圧延する場合には、油圧シリンダー28、
35のロッド29、36をそれぞれ所定のストローク伸
縮させて、図6に示すように、上、下形鋼ガイド22、
23の先端面56、57間が所定の隙間S(H形鋼54
のウェブ厚さに対応する)になるように設定する。次い
で、図1に示す油圧シリンダー14、15のロッド4
1、42を伸ばして、スライドベース12、13をガイ
ドレール11に対して摺動させ、図7に示すように、
上、下形鋼ガイド22、23の対向垂直面50、51を
当接させる。その後、小型のH形鋼54を中間ガイド装
置10によってガイドしながらミルによって圧延する。
【0021】小型のH形鋼54の圧延に続いて、図10
に示すように、大型のH形鋼55を圧延する場合には、
油圧シリンダー28、35のロッド29、36をそれぞ
れ所定のストローク伸縮させて、図9に示すように、
上、下形鋼ガイド22、23の先端面56、57間が所
定の隙間S(H形鋼55のウェブ厚さに対応する)にな
るように設定する。次いで、図1に示す油圧シリンダー
14、15のロッド41、42を所定の長さ縮めて、ス
ライドベース12、13をガイドレール11に対して摺
動させ、図8、図10に示すように、上、下形鋼ガイド
22、23の対向垂直面50、51間の距離Dを設定す
る。その後、大型のH形鋼55を中間ガイド装置10に
よってガイドしながらミルによって圧延する。
【0022】中間ガイド装置10の使用によって、大型
サイズの(フランジ高さが高い又はウェブ幅が広い)H
形鋼やウェブ厚みの変更に対しても、上、下形鋼ガイド
22、23を交換することなく対応可能である。また、
駆動手段である油圧シリンダー14、15や油圧シリン
ダー28、35を圧延ライン直下に配置していないの
で、熱、スケール及び水の影響を抑えることができ、そ
の結果メンテナンスの周期を長くすることができる。さ
らに、スライドベース12、13や上、下形鋼ガイド2
2、23の駆動を油圧シリンダー28、35で行ってい
るので、構造が簡単なためメンテナンスも極めて容易で
ある。
【0023】前記実施の形態においては、スライドベー
ス12、13はガイドレール11に形成された蟻溝を摺
動させているが、スライドベースの浮き上がり防止を考
慮して進退可能であれば、この構造に限定されない。例
えば、スライドベースに車輪を設け、該車輪の上下をガ
イドレールとして溝形鋼(チャンネル)によって支持す
ることもできる。スライドベース12、13の進退手段
として油圧シリンダー14、15を用いたたが、必要に
応じてその他のアクチュエータを使用することもでき
る。上、下形鋼ガイド22、23の駆動を油圧シリンダ
ー28、35で行っているが、その他の方法によって、
上、下形鋼ガイド22、23の昇降を行うこともでき
る。
【0024】ガイドポスト20は、中空状としている
が、上、下形鋼ガイド22、23を上下方向にガイドで
きれば、この構造に限定されない。また、ガイドポスト
20は上、下形鋼ガイド22、23両方をガイドしてい
るが、上、下形鋼ガイド22、23を別々にガイドする
ために2つのガイドポストを設けることもできる。油圧
シリンダー28をガイドポスト20内に収納したが、状
況に応じて、ガイドポスト20の外に配置することもで
きる。油圧シリンダー28のクレビス30を、スライド
ベース12、13上に設けた取付けブラケットに軸支し
たが、状況に応じてガイドポスト20に取付けブラケッ
トを設けて軸支することもできる。被圧延材をH形鋼と
して説明したが、中間ガイド装置10はI形鋼を含むそ
の他の形鋼(インバート形鋼等)の圧延においても使用
できる。従って、一対の上、下形鋼ガイドの形鋼ガイド
面の形状は使用する形鋼の形状に合わせて決定する。
【0025】次に、本発明の第2の実施の形態に係る形
鋼圧延設備における中間ガイド装置80について図11
を参照して説明する。なお、中間ガイド装置80は、第
1の実施の形態に係る中間ガイド装置10のガイドポス
ト20、上、下形鋼ガイド22、23の形状を変更し、
油圧シリンダー28、35を一体的に構成し、高圧水6
7を噴出するノズルの取付け位置を変更したもので、他
の部分の構造は実質的に同じにしているので、同一部材
には同一番号を付し、説明は省略する。中空状に形成さ
れたガイド部材の一例であるガイドポスト81は、スラ
イドベース12、13上に圧延中心Rより上端位置を低
くして設けられている。下形鋼ガイド82は、その下部
をガイドポスト81に外嵌させて上下に摺動する下摺動
ガイド83に一体的に形成されている。下摺動ガイド8
3の上部は、縮形してガイドポスト81と実質的に同形
状に形成されている。
【0026】上形鋼ガイド84は、下摺動ガイド83の
上部に外嵌して上下に摺動する上摺動ガイド85に一体
的に形成されている。ガイドポスト81内には、上、下
形鋼ガイド84、82をそれぞれ昇降させて間隔Sを調
整する上、下形鋼ガイド昇降手段の一例である油圧シリ
ンダー86、87が一体的に設けられている。油圧シリ
ンダー86、87は、それぞれのヘッド側端部を連結部
93で接続し、各々のロッド88、89をそれぞれ上、
下に突出して設けている。油圧シリンダー86、87の
各ロッド88、89は、それぞれ独立して伸縮すること
ができる。油圧シリンダー87のロッド89に接続され
たクレビス94は、スライドベース13上に設けられた
図示しない取付けブラケットに軸支されている。
【0027】一方、油圧シリンダー86のロッド88に
接続されたクレビス90は連結ピン91、取付け金具9
2を介して上形鋼ガイド84に連結されている。そし
て、油圧シリンダー86、87の連結部93は、下形鋼
ガイド82に連結されている。油圧シリンダー86、8
7の各ヘッド側及びロッド側には、それぞれヘッド側配
管95、96、ロッド側配管97、98が設けられてい
る。上、下摺動ガイド85、83、及びガイドポスト8
1の圧延中心Rに対して外側には、鉛直方向に所定長さ
の図示しない切欠き部が形成され、ロッド88、89の
伸縮時に各配管が干渉しないように構成されている。油
圧シリンダー86のロッド88を伸縮させることによっ
て、上形鋼ガイド84を昇降させて、間隔Sを拡大、又
は縮小させることができる。
【0028】また、油圧シリンダー87のロッド89を
伸縮させることによって、上、下形鋼ガイド84、82
を同時に昇降させ、圧延中心Rの高さ位置を上昇、下降
させることができる。下形鋼ガイド82の下部及びガイ
ドポスト81の内側(圧延中心R側)には、スケールを
除去するための高圧水67を噴出するノズルが配管設備
を介して設けられている。また、スライドベース12、
13とレール11との間の隙間、及びスライドベース1
2、13とソールプレート62との間の隙間にスケール
が侵入することを防止するため、スライドベース12、
13の側下端位置にはスケール防止カバー64a、64
bがそれぞれ設けられている。さらに、上、下形鋼ガイ
ド84、82の上、下摺動ガイド85、83の間の隙間
へのスケールの侵入を防止するスケール防止カバー64
cが、上形鋼ガイド84の溝部99の傾斜面58に対向
する面に取付けられている。かかる構成によって、下形
鋼ガイド82を昇降させる油圧シリンダー87をガイド
ポスト81内に収納できるので、スケール等の影響を受
けにくくすることができ、また装置をよりコンパクトに
することができる。また、油圧シリンダー86、87の
駆動用のヘッド側配管95、96、ロッド側配管97、
98をガイドポスト81の外側にまとめて配置すること
ができ、メンテナンスを容易にすることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜6記載の形鋼圧延設備におけ
る中間ガイド装置においては、一対の上、下形鋼ガイド
の水平方向及び垂直方向の間隔を任意に設定することが
でき、この結果、小型から大型全てのサイズに対応可能
で、被圧延材のフランジ高さ、厚みやウェブ幅、厚みの
変更にも上、下形鋼ガイドを交換することなく対応可能
である。また、簡単な構造とすることができるので、こ
れによってメンテナンスを短時間で行うことができると
共に、コンパクトで廉価な装置にできる。特に、請求項
2記載の形鋼圧延設備における中間ガイド装置において
は、ガイド部材は中空状のガイドポストからなり、上形
鋼ガイド昇降手段はガイドポスト内に収納されるので、
これによってさらにコンパクトな構造とすることがで
き、さらに廉価な装置とすることができる。
【0030】請求項3記載の形鋼圧延設備における中間
ガイド装置においては、左、右形鋼ガイド幅調整手段
は、熱、スケール及び水の影響を受けることが抑えられ
ているので、メンテナンスの周期を長くできる。請求項
4記載の形鋼圧延設備における中間ガイド装置において
は、パス毎の被圧延材の形状に関連付けて、自動的に一
対の上、下形鋼ガイドを位置制御するので、機器の破損
を防止でき、これによってさらにメンテナンスの周期を
長くできる。請求項5記載の形鋼圧延設備における中間
ガイド装置においては、スケール処理が簡単であるの
で、処理費用を軽減できる。請求項6記載の形鋼圧延設
備における中間ガイド装置においては、形鋼をH形鋼又
はインバート形鋼にするので、フランジ高さやウェブ厚
みの変更に対して自由に隙間調整ができ、被圧延材を正
確に次に圧延機へ誘導することができる。
【0031】請求項7〜12記載の形鋼圧延設備におけ
る中間ガイド装置においては、一対の上、下形鋼ガイド
の水平方向及び垂直方向の間隔を任意に設定することが
でき、この結果、小型から大型全てのサイズに対応可能
で、被圧延材のフランジ高さ、厚みやウェブ幅、厚みの
変更にも上、下形鋼ガイドを交換することなく対応可能
である。また、ガイド部材に下形鋼ガイドを摺動可能に
取付け、さらに下形鋼ガイドに上形鋼ガイドを摺動可能
に取付けているので、下形鋼ガイドと上形鋼ガイドの間
の隙間からのスケール等の侵入を防止しながら、上、下
形鋼ガイドの位置を任意に設定することができる。ま
た、上、下形鋼ガイド昇降手段を一体的に設けているの
で、取付けスペースを小さくすることができる。
【0032】特に、請求項8記載の形鋼圧延設備におけ
る中間ガイド装置においては、ガイド部材を中空状のガ
イドポストで構成し、上、下形鋼ガイド昇降手段をガイ
ドポスト内に収納するので、上、下形鋼ガイド昇降手段
を熱、スケール、冷却水等から確実に保護することがで
き、また、構造を簡単にすることができ、さらに、上、
下形鋼ガイド昇降手段に接続する配管等の着脱やメンテ
ナンスをガイドポストの外側から行うことができる。請
求項9記載の形鋼圧延設備における中間ガイド装置にお
いては、左、右形鋼ガイド幅調整手段を、圧延ラインの
中心に対してスライドベースより外側に配置するので、
左、右形鋼ガイド幅調整手段を被圧延材から遠ざけて、
熱、スケール等の影響を受けにくくすることができる。
【0033】請求項10記載の形鋼圧延設備における中
間ガイド装置においては、左、右形鋼ガイド幅調整手段
及び上、下形鋼ガイド昇降手段にそれぞれ位置検出器を
備え、パス毎の被圧延材の形状に関連付けて、自動的に
一対の上、下形鋼ガイドを位置制御するので、上、下形
鋼ガイドの位置を迅速に変更し、調整することができ、
また、機器の破損が無くなると共に、メンテナンス周期
を長くすることができる。請求項11記載の形鋼圧延設
備における中間ガイド装置においては、ガイドレールの
摺動面に高圧水を噴射し、圧延時に発生するスケール
を、ソールプレートの開口部から落下させるので、スケ
ール処理を簡単に行うことができる。そして、請求項1
2記載の形鋼圧延設備における中間ガイド装置において
は、形鋼をH形鋼、チャンネル又はインバート形鋼にす
るので、フランジ高さやウェブ厚みの変更に対して自由
に隙間調整ができ、被圧延材を正確に次に圧延機へ誘導
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る形鋼圧延設備
における中間ガイド装置の概略正面図である。
【図2】同拡大正面図である。
【図3】同拡大側面図である。
【図4】上、下形鋼ガイドの水平方向の移動範囲及びミ
ル機付きガイド装置との位置関係を示す説明図である。
【図5】小型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガイ
ドの位置を示す平面図である。
【図6】小型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガイ
ドの位置を示す側面図である。
【図7】小型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガイ
ドの位置を示す断面図である。
【図8】大型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガイ
ドの位置を示す平面図である。
【図9】大型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガイ
ドの位置を示す側面図である。
【図10】大型のH形鋼を圧延する場合の上、下形鋼ガ
イドの位置を示す断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る形鋼圧延設
備における中間ガイド装置の拡大正面図である。
【符号の説明】
10:中間ガイド装置、11:ガイドレール、11a:
位置決めストッパー、12:スライドベース、13:ス
ライドベース、14:油圧シリンダー(左形鋼ガイド幅
調整手段)、15:油圧シリンダー(右形鋼ガイド幅調
整手段)、16:側面摺動部、16a:側面摺動部、1
7:水平摺動部、17a:水平摺動部、18:傾斜摺動
部、19:傾斜摺動部、20:ガイドポスト(ガイド部
材)、21:上摺動ガイド、22:上形鋼ガイド、2
3:下形鋼ガイド、24:下摺動ガイド、25:蓋部、
28:油圧シリンダー(上形鋼ガイド昇降手段)、2
9:ロッド、30:クレビス、31:取付け金具、3
2:連結ピン、33:ヘッド側配管、33a:ロッド側
配管、33b:センサー電気配線、34:ロッド受座、
35:油圧シリンダー(下形鋼ガイド昇降手段)、3
6:ロッド、37:押圧球面座、39:ロッド連結用ブ
ラケット、40:ロッド連結用ブラケット、41:ロッ
ド、42:ロッド、43:連結金具、44:連結金具、
45:着脱用ピン、46:着脱用ピン、47:支持台、
48:支持台、49:H形鋼、50:対向垂直面、5
1:対向垂直面、52:ミル機付きガイド装置、53:
空間部、54:H形鋼、55:H形鋼、56:先端面
(形鋼ガイド面)、57:先端面(形鋼ガイド面)、5
8:傾斜面(形鋼ガイド面)、59:傾斜面(形鋼ガイ
ド面)、60:傾斜部、61:傾斜部、62:ソールプ
レート、62a:コッター、63:据付基礎、64a、
64b、64c:スケール防止カバー、65:交換用フ
ック、66:交換用フック、67:高圧水、68:開口
部、69:スケールスルース、71:ユニバーサルミ
ル、72:エッジングミル、73:ユニバーサルミルハ
ウジング、74:エッジングミルハウジング、75:ミ
ル付ガイド、76:ミル付ガイド、80:中間ガイド装
置、81:ガイドポスト(ガイド部材)、82:下形鋼
ガイド、83:下摺動ガイド、84:上形鋼ガイド、8
5:上摺動ガイド、86、87:油圧シリンダー、8
8、89:ロッド、90:クレビス、91:連結ピン、
92:取付け金具、93:連結部、94:クレビス、9
5、96:ヘッド側配管、97、98:ロッド側配管、
99:溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 理洋 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 (72)発明者 常弘 健治 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧延材を形鋼に圧延するミルスタンド
    間に配置され、ミル間で前記被圧延材をガイドする形鋼
    圧延設備における中間ガイド装置において、圧延ライン
    に直交して、圧延中心に対し水平方向に進退可能な一対
    のスライドベースと、前記スライドベース上に設けられ
    たガイド部材に上下方向に摺動可能に取付けられて、前
    記被圧延材の上、下外面の一部にそれぞれに上、下方向
    から当接可能な形鋼ガイド面を備えた一対の上、下形鋼
    ガイドと、前記スライドベースを進退して前記一対の
    上、下形鋼ガイドの水平方向の間隔を調整する左、右形
    鋼ガイド幅調整手段と、前記一対の上、下形鋼ガイドを
    昇降して該一対の上、下形鋼ガイドの垂直方向の間隔を
    調整する上、下形鋼ガイド昇降手段とを有していること
    を特徴とする形鋼圧延設備における中間ガイド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の形鋼圧延設備における中
    間ガイド装置において、前記ガイド部材は中空状のガイ
    ドポストからなり、前記上形鋼ガイド昇降手段は該ガイ
    ドポスト内に収納されることを特徴とする形鋼圧延設備
    における中間ガイド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又2記載の形鋼圧延設備におけ
    る中間ガイド装置において、前記左、右形鋼ガイド幅調
    整手段は、前記圧延ラインの中心に対して前記スライド
    ベースより外側に配置されることを特徴とする形鋼圧延
    設備における中間ガイド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の形
    鋼圧延設備における中間ガイド装置において、前記左、
    右形鋼ガイド幅調整手段及び前記上、下形鋼ガイド昇降
    手段はそれぞれ位置検出器を備えており、パス毎の前記
    被圧延材の形状に関連付けて、自動的に前記一対の上、
    下形鋼ガイドを位置制御することを特徴とする形鋼圧延
    設備における中間ガイド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の形
    鋼圧延設備における中間ガイド装置において、前記スラ
    イドベースが摺動するガイドレールの摺動面には、高圧
    水を噴射でき、圧延時に発生するスケールを、前記ガイ
    ドレールを載置するソールプレートの中央部に設けた開
    口部に流し、該開口部から前記圧延ライン直下のスケー
    ルスルースに落下させる構造としたことを特徴とする形
    鋼圧延設備における中間ガイド装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の形
    鋼圧延設備における中間ガイド装置において、前記形鋼
    はH形鋼又はインバート形鋼であることを特徴とする形
    鋼圧延設備における中間ガイド装置。
  7. 【請求項7】 被圧延材を形鋼に圧延するミルスタンド
    間に配置され、ミル間で前記被圧延材をガイドする形鋼
    圧延設備における中間ガイド装置において、圧延ライン
    に直交して、圧延中心に対し水平方向に進退可能な一対
    のスライドベースと、前記スライドベース上に設けられ
    たガイド部材に上下方向に摺動可能に取付けられて、前
    記被圧延材の下外面の一部に下方向から当接可能な形鋼
    ガイド面を備えた下形鋼ガイドと、前記下形鋼ガイドに
    対となって上下方向に摺動可能に取付けられて、前記被
    圧延材の上外面の一部に上方向から当接可能な形鋼ガイ
    ド面を備えた上形鋼ガイドと、前記スライドベースを進
    退して前記一対の上、下形鋼ガイドの水平方向の間隔を
    調整する左、右形鋼ガイド幅調整手段と、前記一対の
    上、下形鋼ガイドを昇降して該一対の上、下形鋼ガイド
    の垂直方向の間隔を調整する一体的に設けられた上、下
    形鋼ガイド昇降手段とを有していることを特徴とする形
    鋼圧延設備における中間ガイド装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の形鋼圧延設備における中
    間ガイド装置において、前記ガイド部材は中空状のガイ
    ドポストからなり、前記上、下形鋼ガイド昇降手段は該
    ガイドポスト内に収納されることを特徴とする形鋼圧延
    設備における中間ガイド装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の形鋼圧延設備にお
    ける中間ガイド装置において、前記左、右形鋼ガイド幅
    調整手段は、前記圧延ラインの中心に対して前記スライ
    ドベースより外側に配置されることを特徴とする形鋼圧
    延設備における中間ガイド装置。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか1項に記載の
    形鋼圧延設備における中間ガイド装置において、前記
    左、右形鋼ガイド幅調整手段及び前記上、下形鋼ガイド
    昇降手段はそれぞれ位置検出器を備えており、パス毎の
    前記被圧延材の形状に関連付けて、自動的に前記一対の
    上、下形鋼ガイドを位置制御することを特徴とする形鋼
    圧延設備における中間ガイド装置。
  11. 【請求項11】 請求項7〜10のいずれか1項に記載
    の形鋼圧延設備における中間ガイド装置において、前記
    スライドベースが摺動するガイドレールの摺動面には、
    高圧水を噴射でき、圧延時に発生するスケールを、前記
    ガイドレールを載置するソールプレートの中央部に設け
    た開口部に流し、該開口部から前記圧延ライン直下のス
    ケールスルースに落下させる構造としたことを特徴とす
    る形鋼圧延設備における中間ガイド装置。
  12. 【請求項12】 請求項7〜11のいずれか1項に記載
    の形鋼圧延設備における中間ガイド装置において、前記
    形鋼はH形鋼、チャンネル又はインバート形鋼であるこ
    とを特徴とする形鋼圧延設備における中間ガイド装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101066675B1 (ko) 2008-11-27 2011-09-21 현대제철 주식회사 압연공정의 에이치빔 냉각 장치

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