JP2000516562A - ディスク形状の情報担体用のハウジング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ディスク形状の情報担体を保持するためのハウジングに関する。このハウジングは、保持装置（７）を持つ底部分（１）を有し、さらにこの底部分に蝶番のように接続されているカバー部分（３）を有する。この底部分は箱形状で４つの透明な壁（１ａ、１ｂ、１ｃ）を持つ。この底部分が、前記透明な壁に隣接して延在し、前記情報担体に記憶される情報に関する読み取り可能なデータを具備する４つの部分（１１ａ、１１ｂ、１１ｃ）を持つ挿入シート（１１）を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 ディスク形状の情報担体用のハウジング 技術分野 本発明は、ディスク形状の情報担体を保持するハウジングに関する。このハ ウジングがこの情報担体を保持するための保持装置を持つ底部分を有し、さらに このハウジングの後側でこの底部分に蝶番のように接続されるカバー部分と、底 壁、ハウジングの後側に面する透明な前壁及び２つの側壁を有する底部分と、前 記底壁に置かれ、前記前壁に隣接して延在する直立部分を持つ挿入シートとを有 するハウジングに関する。 背景技術 上記ハウジングは、ドイツ連邦共和国特許公報第DE-A 43 25 579号から既知で あり、光学情報ディスク、特にコンパクトディスクの保管に使用される。この既 知のハウジングは、光学ディスクを固定する中央固定装置を持つ底部分を有し、 この底部分に蝶番のように接続されるカバー部分をさらに有する。この底部分は 立ち上がった側壁を持ち、これら側壁の１つの側壁が断続しない前壁を形成し、 ２つの対向する側壁がハウジングから情報ディスクを取り除くための凹部を持つ 。この底部分は通例情報を備えた挿入シートを含み、この挿入シートが折り曲げ られた直立前部分を持ち、この部分が透明な立ち上がった前壁に面する。既知の ハウジングの欠点は、外側に読み取り可能な情報を収容することが限定された可 能性のみを有することである。 発明の開示 本発明の目的は、外側に読み取り可能な情報をハウジングに収容する可能性が かなり拡大される上記やり方で、冒頭の段落に定められた型式のハウジングを改 良することである。 この目的のために、本発明に係るハウジングは、前記側壁が透明であり、前記 挿入シートがこれら側壁に隣接して延在する直立部分を持つことを特徴とする。 これら方策の結果として、本発明に係るハウジングがこのハウジングの少なく とも３つの側面上に読み取り可能な情報ディスクに関する情報を収容することが 可能であり、これらが前記底部分の前壁及び２つの側壁によって形成される。こ れは、情報ディスクのハウジングに対する保管装置のデザイン、例えば保管ラッ クのデザインに大きな自由度を与える。と言うのも、このような装置において、 本発明に係るハウジングが使用者に適切な情報を読み取り可能にする様々な位置 を占めることを可能にするからである。更なる利点は、ハウジングが机又は棚の 面上にある場合、側面の情報が異なる方向又は異なる角から理解可能となるので 、使用者は一目でこのハウジングの内容に関する情報を得られる。その上、本発 明に係るハウジングがアートワークデザイナーに付加的に創造する機会を提供す る。 本発明に係るハウジングの好ましい実施例は、前記底部分が前壁に面する透明 な後壁と、この後壁に隣接して延在する直立部分を有する挿入シートとを有する ことを特徴とする。本実施例において、前記ハウジングの側壁で情報を表示する 可能性を最適に利用可能にする。 好ましくは、前記挿入シートの直立部分全てが印刷された情報を具備する。 本発明に係るハウジングの好ましい実施例は、請求項４に定めた特徴を持つ。 好ましくは、カバー部分の構成は後壁が実質的に断続されず、前記前壁及び後壁 の高さに一致する高さを持つことである。 本発明は図面を参照し、実施例を介してより詳細に説明する。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明に係るハウジングの実施例の分解組立図である。 第２図は、第１図の実施例を閉じた状態で示す斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 第１図及び第２図に示される本発明に係るハウジングは、本実施例ではＤＶＤ である光学情報担体２０の保管に適する。このような情報担体は１つ以上の光学 的に書き込み可能及び／又は読み取り可能な情報層を持ち、センターホールを有 する。このハウジングは２つの部分を有し、底部分１とカバー部分３とからなる 。これらは、コーナーヒンジ５ａ及び５ｂによって互いに蝶番のように接続され る。この底部分１は、本実施例において差込トレ一形式で、前記情報担体を正し い位置に固定するための中央固定ユニット７ａを持つ保持装置７を有し、この中 央固定ユニット７ａが情報担体のセンターホールとかみ合い、固定状態にする。 前記底部分１は箱形状で、一方の側が開いている。底部分１は、底壁２とこの 底壁２に関して直立する前壁１ａ及び後壁１ｂと、この底壁２に関して直立する ２つの側壁１ｃとを有する。これら前壁１ａ、後壁１ｂ及び側壁１ｃは全て同じ 高さｈを持ち、透明で本質的に断続しない。従って、前壁、後壁及び側壁が互い に同じ高さを持つ。本実施例において、前記底壁２も透明である。前記後壁１ｂ が前記ハウジングの後側を形成し、この後側の近傍にヒンジ５ａ及び５ｂが置か れる。本実施例において、ヒンジ５ａ及び５ｂは耳軸(trunnion)６ａを有し、こ れらがカバー部分３の一部を形成し、底部分１の開口６ｂとかみ合う。前記カバ ー部分３は、それ自体ほぼプレート形状であり、透明である。本実施例において 、カバー部分３は、挿入された情報の小冊子又はフォルダ９を保有するための耳 金(lug)３ａを有する。本実施例において、ハウジングは、一般的に既知なＣＤ ケース(CD jewel box)と一致する外部寸法を持ち、本実施例におけるカバー部分 ３と底部分５とは、丸コーナ(rounded corner)を持つ。 本発明に係るハウジングは、挿入シート１１を具備し、このシートは底部分１ 内、即ち底壁２上に置かれる。本実施例において、この挿入シート１１は４つの 直立部分、即ち前記前壁１ａに隣接して延在する部分１１ａ、前記後壁１ｂに隣 接して延在する部分１１ｂ及び前記側壁１ｃに隣接して延在する２つの部分１１ ｃを有する。前記透明な壁１ａ、１ｂ及び１ｃに面している直立部分１１ａ、１ １ｂ及び１１ｃのそれらに面している側が、前記ハウジングに関連する情報担体 ２０に関する印刷された情報を具備する。前記直立部分１１ａ、１１ｂ及び１１ ｃが好ましくは前記挿入シート１１の主要部分１２とで構成され、折り曲げ線に 関するそれらに関して折り曲げられる。この挿入シート１１は、紙、プラスチッ ク又は他の適切な材料で作られる。 図面から明らかであるように、前記挿入シート１１は底部分１の内側に完全に 置かれ、本実施例における主要部分１２は底壁２と保持装置７との間に延在する 。 本発明はここに記載された実施例に限定されないことに留意されたい。例えば 、ヒンジ、保持装置及び本発明に少しだけ関係する他の要素が、異なるやり方で 構成することを可能にする。 その上、このハウジングがディスク形状の情報担体の異なる型式にも特に適す る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ディスク形状の情報担体を保持するハウジングであり、当該ハウジングは 前記情報担体を保持する保持装置を持つ底部分を有し、さらに前記ハウジン グの後側で前記底部分に蝶番のように接続されるカバー部分を有し、前記底 部分が底壁、前記ハウジングの後壁に面する透明な前壁及び２つの側壁を有 し、挿入シートが前記底壁に配され、当該挿入シートが前記前壁に隣接して 延在する直立部分を持つハウジングにおいて、前記側壁が透明であり、前記 挿入シートが前記側壁に隣接して延在する直立部分を持つことを特徴とする ハウジング。 ２． 請求項１に記載のハウジングにおいて、前記底部分が前記前壁に面する透 明な後壁を有し、前記挿入シートが前記後壁に隣接して延在する直立部分を 有することを特徴とするハウジング。 ３． 請求項１に記載のハウジングにおいて、前記挿入シートの前記直立部分全 てが印刷された情報を具備することを特徴とするハウジング。 ４． 請求項１に記載のハウジングにおいて、前記底部分の前記前壁及び前記側 壁が、少なくとも実質的に断続しない壁によってそれぞれ形成され、前記底 壁に関し少なくとも実質的に同じ高さを持つことを特徴とするハウジング。