JP2000516010A - データ読出しチャンネル特性制御 - Google Patents

データ読出しチャンネル特性制御

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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/09Digital recording

Abstract

(57)【要約】 アナログ信号振幅に非対称的な影響を与えるデータ読出しチャンネルを介して磁気記録データ(10)から得られるアナログ信号の特性を制御するための信号コンディショニングシステムである。サンプル(24)に含まれるエラーは予定サンプル値(23)にしたがって分離され、選択されたアナログ信号特性を制御するために制御ループの選択されたバージョンで異なる分離が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】 データ読出しチャンネル特性制御 発明の背景 本発明は情報記憶システムに関し、特にシステムの記憶部からデータを読み出 す際のデータ読出しチャンネルの特性を制御するものである。 ディジタルデータ磁気記録システムは磁気媒体に近接配置された記憶または書 き込み用電流−磁界トランスデューサ、すなわちヘッドを用いて移動磁気媒体に データを記録することによってデータを記憶する。データはデータに応じて書込 みトランスジューサのコイルに生じるほぼ一定振幅の書込み電流の方向を切り換 えることによって記憶すなわち書き込みされる。各書込み電流のトランジッショ ンの結果、電流の方向切り換え時にトランスジューサが通過した磁気媒体部分で 、前回の磁化に対して逆になる磁化方向の反転が生じる。ノンリターンツーゼロ インバーテッド(NRZI)と呼ばれる記録スキームにおいては、トランスジュ ーサが通過する磁気媒体の短い部分で生じる各磁化方向反転はバイナリシステム ディジット「1」を表し、その部分に磁化方向反転がないときにはバイナリディ ジット「0」を表す。 このようにして記録されたディジタルデータは、以前に記録されたデータを含 む磁気媒体を通過するように位置決めされたリトリーバルまたは読出し用磁界− 電圧トランスジューサ(トランスジューサが媒体フィールドトランスジューサ間 誘導カップリング方式の場合は、ストレージトランスジューサと同一物)すなわ ちヘッドを介して再生される。媒体に近接してトランスジューサが通過すると、 媒体内の磁化反転領域でフラックスに対応する電圧パルスが読出しトランスジュ ーサに誘起されてアナログ出力信号が得られるか、あるいはトランスジューサの 回路パラメータが変化して出力信号電圧パルスが得られる。上記コーディングス キームにおいて、隣接媒体部間の磁化方向反転に基づく読出しトランスジューサ 出力信号の各電圧パルスの有無によって、それぞれバイナリ「1」とバイナリ「 0」が表される。 ディジタルデータ磁気記録システムでは、読出しアナログ信号をディジタル変 換するためにピーク電圧検出方式を採用している。この方式は、選択された閾値 を超える信号ピークを求めることによって読出し信号に含まれるバイナリ「1」 対応パルスを決定する。この方式はまた、上記のように磁気媒体にデータを保存 する前回の記録動作で使用されたタイミング情報を再構築するために電圧パルス 間の時間を利用する。アナログ読出し信号は、制御発振器または同期発振器また はシンクロナイザを形成するフェーズロックループに入力され、このアナログ読 出し信号から検出されたピークの位置を基準にした出力タイミング信号、すなわ ち「クロック」信号が得られる。書込みおよび読出しのいずれの動作でも磁気媒 体の速度が時間的に変化し、アナログ読出し信号の電圧パルス間に不均一な時間 間隔またはその倍時間間隔が生じるため、データ読出しシステムの動作では絶対 時間を使わない。 磁気記録システムに常に望まれることは、磁気媒体の少ないトラック領域でビ ットの記憶を行なうことによって記録ビット密度の増加させることである。ピー ク検出を用いた場合、ある程度以上にビット密度を増やすと記号間干渉が過剰に なり、データ復元エラーの原因となるので、トラック上のビット密度に制限があ る。そのため、最近は記号間干渉を制御量または既知量として許容し、干渉によ るパルスを既知のものとして検出することにより、磁気媒体のトラック上のビッ ト密度を増加させている。磁気媒体に記録されたバイナリビットまたは記号から トランスジューサが読み出したアナログ出力信号はサンプリングされてディジタ ルデータとなる。このサンプリングは、ピーク検出に十分なように1パルスに対 して1サンプルではなく1パルスに対して2パルス以上の割合で行なわれる。各 サンプルはパルス応答のごく一部のみを反映するので、システムで使われるこの プロセスはパーシャルレスポンスシステムと呼ばれる。 ディジタルデータ磁気記録システムは、非常に低い周波数および高い周波数の 送信を妨げるバンドパスデータ読出しチャンネルを備えている。数多くの代替的 パーシャルレスポンスシステム構成存在するが、チャンネルで伝送されるデータ 用としてパーシャルレスポンススペクトルを適合させることにおいて有用である 。非常に低い周波数での送信を必要としない比較的簡単なパーシャルレスポンス シ ステムが4級パーシャルレスポンスシステムとして知られており、一般に磁気デ ィジタルデータ記録システムに利用されている。このようなレスポンスは、2つ のサンプリング周期で時間的に分離された逆極性ナイキストチャンネルインパル スレスポンスの和とチャンネルおよびフィルタの総合レスポンスとを等しくする ことによって得られる。この構成の場合、フィルタ出力のアナログ信号が得られ 、適切な時期にサンプリングを行なうと、記録されたバイナリデータに基づく入 力信号に対して理想的な形として3つの可能な択一的サンプル値−1、0、+1 が得られる。このようなサンプルからなるシーケンスは、その時点で読み出され たデータと2つ前のデータの寄与する各サンプル値から見ると、奇数番サンプル と偶数番サンプルで形成される2つのサブシーケンスでインターリーブされた形 になる。 任意のデータ読出しチャンネルを介して読出しトランスジューサから得られる 出力アナログ信号には、ノイズ、タイミングエラー、利得エラー、信号オフセッ ト、非対称性等のチャンネル非直線性など、読出し過程における要因によるエラ ーが含まれる。このようなチャンネルは、線形イコライゼーションを用いて4級 パーシャルレスポンスチャンネルにすることによって、チャンネル出力波形から 直線歪を除去することはできるが、非直線歪には効果がない。読出しチャンネル における非直線歪の一つは、バイナリ入力値「0」および「1」に対するチャン ネルレスポンスの非対称性である。読出しチャンネルにおける非対称性の代表的 な要因は、この種のヘッドは一方の状態から他方の状態への磁化トランジッショ ンを磁気媒体から読み出すときと、その逆方向への磁化トランジッションを読み 出すときの出力に差があることが多い磁気抵抗トランスジューサを読出しヘッド に使用することにある。 チャンネル利得、信号オフセット、サンプリングタイミング位相エラーの所望 値からの誤差を推定してそれをゼロにすることによってデータ読出しチャンネル の特性を制御するためにフィードバック制御が使われる。チャンネル非対称性を 補償し得ないシステムの場合、推定値に偏りが生じる不都合、あるいは非対称性 がないときより推定値変化が増加する不都合がある。この結果は、図1に示す磁 気媒体ディジタルデータ記憶システムのデータ読出し部との関連で説明する。 図1において、複数のほぼ同心円状トラック上に複数の磁化反転を含む磁性材 被覆ディスク10は、データ読出しトランスジューサ11すなわち「読出しヘッ ド」と相対的に回転し、そのヘッドは、ヘッドポジショナーと、スピンドル13 の周囲に位置し初期アナログ読出し信号x(t)を出力する初期信号プロセッサ 12とによって選択されたトラックに位置決めされる。この信号に対して、さら に線形チャンネルイコライゼーション等の処理が信号処理ブロック14において 行なわれる。信号処理ブロック14から出力されるアナログ出力信号y(t)は 可変利得増幅器15で増幅された後、信号オフセット補償アダー16に入力され る。このアダーからの出力はサンプラー17に供給される。サンプラーの構成は サンプルアンドホールド回路であって、その回路は、サンプラー17から供給さ れたサンプルに基づいて信号処理ブロック14で生成されたサンプルアクイジッ ションタイミング信号によって動作する。 ここで、磁気媒体の記憶データから得られた入力アナログ信号x(t)が非線 形エレメントを介して4級パーシャルレスポンスチャンネルに導入されたことに よって生じた非対称非直線性を持つチャンネルのデータ読出しチャンネルイコラ イザから信号y(t)を受信するものと想定する。その場合、チャンネル出力信 号は非直線性を反映して下記の近似式が得られる。 y(t)=x(t)−casymm2(t) 図1のシステムブロック図からわかるように、この信号は増幅器15で利得制 御され、そしてアダー16で制御オフセット補償された後、サンプラー17にお いて連続する各サンプリング周期Tでサンプリングされ、後続の信号処理ステッ プに送られるサンプルy(kT)が得られる。なお、kはカウンティング整数。 サンプリング期間kTにおいてチャンネル入力信号x(t)の値がx(kT)と のいずれかをとるものと考えられる。利得1、オフセット0の場合、サンプリン グ時の入力信号x(t)の正規化値を用いると、サンプルy[kT]が1−casym m 、0、−1−casymmのいずれかになることを、上記式は示している。しかし、 サンプラー17に入力される信号はn[kT]で表されるサンプリング期間に生じ るノイズによって歪む。このノイズサンプルは各サンプリング期間に現 れる平均値ゼロ、分散σ2の独立ランダム変数と考えられる。 また、この信号はチャンネル内の信号オフセットによっても歪むが、増幅器1 5を通した後、アダー16によって信号オフセット補償が施される。タイミング 位相エラーがブロック14で排除されると仮定すれば、kTで抽出したサンプル 値はY[kT]ではなく、次のようになる。 このサンプルのエラーe[k]=e[kT]はサンプルの実際の大きさと期待値の 差と定義され、次の式で表される。 はp1、p0、p-1で表される。これらは次のように定義される。 4級パーシャルレスポンスデータ読出しチャンネルの代表的フィードバック制御 ループにおいては、非対称性は無視され、ループに使用される値はp1=1、p0 =0、p-1=−1としている。一方、非対称性を考慮する場合は、これら期待値 はp1=1、p0=0、p-1=−Vnとしている。ここで、Vnは外部チャンネルア セスメント構成で推定されるプログラム可能値であって、総合システムコントロ ーラとしてマイクロプロセッサ処理に制御ループで使用される値である。 4級パーシャルレスポンスデータ読出しチャンネルとしては、制御対象のエラ ー源から生じる2乗平均エラーを最小にする動作が好ましい。そのためには、ゼ ロにして解消すべき2乗平均エラーのエラーグラディエントを求める必要がある 。最小の2乗平均エラーを求めるのは困難であるため、平均値を求めずにエラー を最小に適応調整するための基礎として2乗平均エラー自体のエラーグラディエ ン トを利用する。すなわち、フィードバックループにおいて、エラーの要因となる パラメータの調整、またはエラーを逆方向に寄せる補償手段の調整に用いる確率 的グラディエントを利用する。非対称性を考慮しない信号オフセットエスティメ ータに関する2乗エラーの確率的グラディエントは次のようになる。 このグラディエントは時間積分され、その結果とループ安定用の小さいステップ サイズファクタとが乗算されて、オフセット補償アダー制御信号が得られるので 、基本的にファクタ2はステップサイズファクタに含めることが可能である。し たがって、信号オフセットによる制御エラーは、エラーをゼロ化するフィードバ ックループに依存する。 図1のシステムにおいて、1対の比較器20、21および閾値生成ソース22 を用いて、サンプラー17からのサンプル値が1、0、−1のいずれかになるか 否かを決定し、その決定によって、回路23からの対応サンプルの期待値を減算 器に入力する。サンプラー17からの各サンプルは比較器20の非反転入力と、 比較器21の反転入力と、減算器24の一方の入力端とに供給される。正の1/ 2閾値はソース22から比較器20の反転入力に供給され、負の1/2閾値はソ ース22から比較器21の非反転入力に供給される。閾値が1/2より大きいサ ンプルの場合は、比較器20の出力が論理状態値「0」から「1」に切り換り、 比較器21の出力は論理状態値「0」になる。その結果、スイッチ25が閉じて 期待サンプル値1がソース23から減算器24に入力される。 サンプル値が負の1/2より小さい場合は、比較器20、21の出力論理状態 が上記と逆になる。すなわち、スイッチ26が閉じて期待サンプル値−1がソー ス23から減算器24に入力される。サンプルの絶対値が1/2以下であれば、 両方の比較器20、21の出力に論理状態「0」が現れる。この状態のときに限 り、比較器20、21の各対応出力に接続された2入力NORゲート27の出力 論理状態値が「0」から「1」に変化し、スイッチ28が閉じる。その結果、期 待サンプル値0がソース23から減算器24に入力される。スイッチ25、26 、2 8のいずれかによって選択されたサンプル値が減算器24の一方の入力に入り、 他方の入力に入った同シーケンスの対応サンプル値から差し引かれ、そのシーケ ンスの対応サンプルエラ−e[k]が減算器の出力に現れる。 このエラーに対して、ステップサイズボックス29においてループ安定性に必 要なフラクショナルステップサイズファクタが適用され、そのエラーシーケンス が時間積分器すなわちアナログ値加算器30によって積分される。積分器30か らの出力信号はオフセット補償アダー16に供給され、信号処理ブロック14か ら供給される増幅線形イコライザ出力に含まれる信号オフセットがキャンセルさ れる。 非対称性を考慮しない利得エラーエスティメータに関連する2乗エラーの確率 的グラディエントは、第2ファクタの実サンプル値をサンプリング時の期待入力 信号値で置換すると次のようになる。 このグラディエントは時間積分され、その結果はループ安定のために小さいステ ップサイズファクタと乗算され、その信号で可変利得増幅器が制御されるので、 実際には、ファクタ2はステップサイズファクタに含めることができる。したが って、利得変動による制御エラーは、サンプリング時の期待チャンネル入力信号 値とエラーの積をゼロにするフィードバックループに起因する。 図1のシステムにおいて、減算器24の出力に現れるエラーを選択的にステッ プサイズブロック34に送るために、更に3個のスイッチ31、32、32を使 用して、ループ安定のためにフラクショナルステップサイズファクタを適用する 。スイッチ31はスイッチ25と同じ信号で制御され、サンプル値が1/2を超 える場合はエラーはそのまま送られ、サンプリング時の期待入力信号値1を乗算 したエラーを送るときと同じになる。同様に、スイッチ32はスイッチ26と同 じ信号で制御され、サンプル値が負の1/2より小さい場合もエラーはそのまま 送られるが、アナログインバータ35を通過したときに代数符号が変わるため、 サンプリング時の期待入力信号値−1を乗算したエラーを送るときと同じになる 。 そして、スイッチ33はスイッチ28と同じ信号で制御され、サンプルの絶対値 が1/2より小さい場合に回路23からの期待値ゼロが送られ、サンプリング時 の期待入力信号値0を乗算したエラーを送るときと同じになる。 ステップサイズブロック34においてエラーと期待入力信号値の積にフラクシ ョナルステップサイズが与えられ、そのブロックからの信号が時間積分器すなわ ちアナログ加算器36に入力される。その信号は次に、信号処理ブロック14か ら増幅器15の信号入力に供給されたチャンネル信号の増幅制御を行なうために 可変利得増幅器15の利得制御入力に供給される。 図1に関連して上述したフィードバックループは設計上、非対称性を考慮して いないが、実際にデータ読出しチャンネルに存在する非対称性はこれらループの 動作に影響を与える。上述のように、対応のグラディエントはループによってゼ ロにされる結果、信号オフセットループでは対応グラディエントの期待値がゼロ になる。すなわち、 サンプリング時の入力信号値が1になる確率をP(1)、サンプリング時の入力 信号値が0になる確率をP(0)、サンプリング時の入力信号値が−1になる確 率をP(−1)とすると、期待値は次のように表わすことができる。P(1)=P(−1)、P(1)+P(0)+P(−1)=1であるから、ノイ ズの平均がゼロならば、 上記のように結果をゼロとすると、オフセットコンペンセータから信号オフセッ ト補償ループに次の値が導入される。 したがって、補償の結果に非対称性由来のバイアス値が加えられる。 利得グラディエントをゼロにすることは結果的に利得制御ループにおけるその グラディエントの期待値をゼロにすることであり、次の関係が成り立つ。 この期待値は次のように表わすことができる。P(1)=P(−1)であるから、 上記のように結果をゼロとすれば、ループによって利得は正規化利得値1になる 。 在しても、利得制御ループはアンバイアスの正規化利得になる。 しかし、非対称性が存在すると、利得制御ループの変動が増加する。利得グラ ディエントの期待値は利得制御ループによってゼロにされるので、利得グラディ エントの変動は次のようになる。 利得制御ループによって正規化利得が1にされ、信号オフセット制御ループによ ってオフセット補償が上記値にされたとすれば、利得グラディエントの変動は次 のようになる。平均値ゼロ、分散σ2のノイズの場合、これは次のようになる。 したがって、非対称係数を含む項が存在すると、データ読出しチャンネルの非対 称性による利得グラディエントの変動が増加する。 2点移動平均推定値に2つの最近利得グラディエントを用いてノイズによる変 動を半減させれば、利得グラディエント変動の原因となる非対称性はパターン依 存的に残存する。移動平均の元になる正負の連続値を取るサンプルは利得グラデ ィエント変動の原因となる非対称性を相殺する傾向をもつが、その他のデータパ ターンに起因する変動は残る。したがって、チャンネル非対称性が存在しても、 より最適に近いチャンネル利得および信号オフセット特性が得られるディジタル データ読出しチャンネル特性制御システムが望まれる。また、ディジタルレジス タの使用と、それに伴う動作上の遅延および消費電力の増加を避けるために完全 アナログ形式またはそれに近い制御システムが望まれる。 発明の概要 本発明はアナログ信号振幅に非対称的な影響を与えるデータ読出しチャンネル を介して磁気記録データから得られるアナログ信号の特性を制御するために、チ ャンネルとサンプラーの間に可変利得増幅器および補償アダーを直列接続した信 号コンディショニングシステムを提供する。期待サンプル値生成源は少なくとも サンプリング時に取り得るアナログ信号の振幅値を表す期待値信号を生成する。 エラーデターミナー(error determiner)はエラー値シーケンスを生成するため 、サンプラーが抽出したサンプルと複数の期待値信号の対応信号との差を決定す る。エラーセグリゲータ(error segregator)は補償出力の非対称性から実質的 に影響を受けないアナログ信号の振幅を表すサンプルに対応する少なくとも1つ のエラーサブシーケンスと、非対称性から実質的に影響を受ける信号の振幅を表 すサンプルに対応する1つ以上のエラーサブシーケンスとで、エラーサブシーケ ンスを形成する。補償コンバイナは影響を受けない方のエラーサブシーケンスの いくつかの組合せをアナログコンバイナに供給し、制御コンバイナは影響を受け る方のエラーサブシーケンスのいくつかの組合せを可変利得増幅器に供給する。 非対称性から実質的に影響を受けるアナログ信号の振幅を表すサンプルに対応 する2つのサブシーケンスがエラーセグリゲータで形成され、影響を受けるエラ ーサブシーケンスの中から選択されたエラーが合成されて制御コンバイナに入力 される。非対称性コンバイナは影響を受けるほうのエラーサブシーケンスの少な くともいくつかのエラーを合成し、その結果を期待サンプル値生成源に供給し、 それがアナログ信号振幅を表す期待値信号の生成に利用される。 図面の簡単な説明 図1はアナログ信号の特性を制御するために使用されるシステムのブロック図 。 図2は本発明を実施したアナログ信号を特性制御システムのブロック・論理混 合図。 図3は図2のシステムに使用されるサブシステムのブロック・論理混合図。 図4は図2のシステムに使用されるサブシステムのブロック図。 好ましい実施例の詳細な説明 磁気データ記録システムにおけるディジタルデータ読出しチャンネルの特性を 制御するフィードバック制御ループは上記のように、確率的グラディエントアル ゴリズムに基づく方法によってサンプルエラーを最小にする意味で最適動作を行 なう。しかし、サンプルエラーはそれぞれ、サンプル時にチャンネル入力信号に 生じる3つの異なるエラー、すなわち期待される理想サンブル値1、0、−1の 1つとして考えることができる。この属性は個別に組合せてフィードバックルー プ制御のために利用される。アンプルの2乗エラーは一般に次のように表される 。そして、サンプル時のチャンネル入力信号の各期待値に対応して設定される2乗 エラーは次のようになる。 ただし、u、v、wはそれぞれ、サンプル時の入力信号値1、0、−1に対応す るサンプルに関する連続整数とする。 上記特定の2乗エラーの場合、期待される理想サンプル値0に関する2乗エラ 数は含まれていない。したがって、期待される理想サンプル値0に関するサンプ ルは非対称によるバイアスが現れない信号オフセット制御ループの動作に使用す ることができる。期待サンプル値0に対するこの2乗エラーに関するオフセット グラディエントは次の通りである。 したがって、サンプルシーケンスにおいてサンプリング時の期待入力信号値0の サンプルに基づいて発生するエラーサブシーケンスは、ループ安定用フラクショ ナルステップサイズファクタにかけ(ここでは、上記ファクタ2が吸収される) 、それを時間積分することによって非対称性推定ループの制御のために利用する こ る。このループにおいてエラーをゼロにすることによってE{e0}=0が得ら れ、上記結果となる。ノイズの平均がゼロであれば、e2を求める上記式から得 残りの2つ、すなわちサンプリング時の期待入力信号値1および−1に対する サンプル2乗エラー方程式には、それぞれ対応の期待サンプル値p1、p-1が含 まれ、それら値はチャンネルの非対称性を考慮して振幅調整が可能である。非対 称性係数の寄与を補償するために、非対称性の推定値は非対称性の要因となるエ ラーのみの2乗エラー方程式に導入される。これはサンプル時の期待入力信号値 が0のときのサンプルのみに適用されるので、この推定値導入による信号オフセ また、p1およびp-1にも現れず、p0のみに現れる。サンプリング時の期待入力 信号値が1または−1のときに得られる複数サンプルを使用する場合のサンプル 2乗エラー値は次のようになる。 このサンプリングエラーの利得グラディエントは前記と同様に各項において第 2ファクタの実サンプル値をサンプリング時の期待入力信号値で置換すると次の ようになる。 したがって、サンプリング時の入力信号値が1または−1の時のサンプルに基 づいて発生するエラーサブシーケンスは対応入力信号値との積という形の各成分 を含んで積シーケンスを形成し、該積シーケンスは、それをループ安定用フラク ショナルサイズファクタにかけ、その結果を時間積分することによって利得制御 る。この利得制御ループにおいて積シーケンスをゼロにすることによって下記動 作条件 が得られる。信号オフセットループによって信号オフセットが除去され、初期値 れるe1およびe-1を用いて上記条件は次のようになる。 る。ここでは計算しないが、この利得制御ループの非対称性が原因で利得グラデ ィエント変動が漸近的に増加することはない。 サンプリング時の期待入力信号値1または−1に関連するサンプリングエラー の非対称グラディエントは次のように表される。 したがって、サンプリング時の期待入力信号値1または−1に対するサンプルに 基づくエラーサブシーケンスは、ループ安定用フラクショナルステップサイズフ ァクタにかけ、その結果を時間積分することによって非対称性推定ループの制御 のために利用することが可能であって、有効値p1およびp-1を調整する非対称 この非対称性推定ループでエラーをゼロにすることによって動作条件E{e1[ u]+e-1[v]}=0が得られる。ここで、信号オフセットループによって信号 オフセットが除去され、初期値p1=1およびp-1=−1が発生したと仮定すれ ば、上記条件は次のようになる。 ることを示している。 利得制御・非対称性推定ループの条件方程式から明らかなように、この構成に よれば、1または−1であったサンプリング時入力信号の期待サンプル値は初期 定ループを通過することにより、初期生成値p1=1またはp-1=−1ではなく、 構成するには、期待サンプル値生成源に減算器を設けて生成値1および−1から 非対称性推定値を差し引く必要がある。ビタビディテクターではブランチメトリ ックの形成に期待サンプル値が使われため、最適検出を行なうためには非対称推 定値が必要である。 非対称推定ループにおいてサンプリング時の期待入力信号値1または−1に対 応する仮定サンプル値1または−1と非対称性推定値をそのまま合成しなければ 、ループに付加することによって下記のような期待サンプル値が得られる。asymm>0の条件では、非対称性ループの上記エラー期待値方程式は次のよう になる。 意の利得が与えられる。利得制御ループの上記エラー期待値方程式は ンプルを期待値にするための十分な利得が得られる。一方、−1の値を取るサン プルについては、それを−1以下にするために十分な利得が得られ、これが、サ ンプルが−1になることを想定するビタビディテクターのエラーレートに与える 影響は小さい。対応するフィードバックループは振幅変調を生じることはなく、 非対称性の影響を受けることなく推定値の変動をノイズ由来のもののみに減少さ せる。 つぎに、casymm<0の条件では、非対称性ループの上記エラー期待値方程式 は次のようになる。 程式はと同じく有用な結果が得られる。 サンプリング時の入力信号値1または−1に対するサンプルのサンプル値の平 均絶対値の最小値は、あらかじめ1と定められているので既知である。これらの サンプルを入力するビタビディテクターは非対称性フィードバックループからの 非対称性推定値を必要とすることなく、平均サンプル値1の絶対値を基にしてブ ランチメトリック形成にほぼ最適な動作を行なう。その理由は、1または−1に なる予定であるサンプルの実際の平均が大きい方の値がディテクターエラーレー トに与える影響があまり大きくないからである。1になる予定のサンプルの平均 値か、−1になる予定であるサンプルの平均値の一方が、その通りの値を取るこ とができるように利得を十分に小さくすると、他方がその値を超えても、ビタビ ディテクターは1および−1を用いて過大なエラーを伴わずにブランチメトリツ クを形成することが可能であり、さらに、サンプラー17とディテクターの間の アナログ−ディジタル変換器に適するようにサンプルの極値間の差を十分に小幅 に維持することも可能である。 図2は入力信号の振幅に影響を与える非対称性を持つチャンネルに選択的に作 用する上記改良されたデータ読出しチャンネル特性制御ループを備えた磁気媒体 ディジタルデータ記録システムのデータ読出し部のブロック・論理複合図である 。図2に示すシステムの各部は図1のブロック図に示すシステムに対応しており 、両図において同一の参照符号が使用される。図1の磁気媒体ディスク10から サンプラー17までで構成されるディジタルデータ読出し部、すなわち読出しチ ャンネル部は図2のシステムにも含まれる。入力サンプルの予定値が1、0、− 1であるか否かを決定するバイアスを生成するために比較器20および21、閾 値 生成源22、NORゲート27で形成されるサンプル振幅レンジクラシファイア がここでも使用される。 図2のシステムにおいても、サンプル値生成源23(後述のように修正されて いるので23’で表わす)を含むエラーディターミナアレンジメントと、スイッ チ25、26、28と、サンプルエラーシーケンスを出力する減算器24とが示 されている。ステップファクタ付加ブロック29および信号オフセットループ用 時間積分器30はステップファクタ付加ブロック34および信号オフセットルー プ用時間積分器36として示されている。また、スイッチ31、32、33とア ナログインバータ35を組合せた予定サンプル値乗算器も使用される。 NORゲート27の出力端には論理インバータ40が接続され、ゲート27の 出力が論理値「0」のときは常にその反転信号である論理値「1」が得られ、またゲ ート出力の論理値が逆の場合はその反転信号が得られる。したがって、入カサン プルの想定値がゼロ以外であるとレンジクラシファイアが決定したときには論理 インバータ40の出力信号は常に論理値「1」となる。この出力信号が論理インバ ータ40から発生するとスイッチ41が閉じるため、入力サンプルの予定値が1 または−1であるとレンジクラシファイアが決定したときには期待サンプル値生 成源23’から発生するゼロ値がフラクショナルサイズファクタ付加ブロック2 9に供給され、その一方では、ゲート27の出力信号の論理値「0」によって別の スイッチ42がオープン状態に保たれる。入力サンプルの予定値がゼロと判定さ れるときには論理インバータ40の出力信号の論理値「0」によってスイッチ41 は開かれる。 上記最後の状況において、NORゲート27の出力が論理値「1」に変わるとス イッチ42が閉じ、サンプル値はフラクショナルステップサイズファクタ付加ブ ロック29に達する。このように、減算器24から出力されるエラーシーケンス のサブシーケンスがブロック29に供給される。したがって、上記のように信号 オフセットを制御するフィードバック制御ループは、サンプラー17に入力され た読出し信号の非対称性によるバイアスを含まないループを提供するための上記 オフセット制御ループにしたがってレンジクラシファイアが予定値ゼロと判定し た入力サンプルのみに対して減算器40で決定されたエラーをもって動作する。 減算器24から出力されるエラーシーケンスに含まれるエラーによって形成さ れる成分とレンジクラシファイアによって決定された対応サンプルの予定値との 乗算によって得られた積シーケンスはスイッチ31、32、33のいずれかを介 して利得グラディエント演算ブロック43に入力される。さらに、ゼロの期待サ ンプル値が期待サンプル値生成源23’から利得グラディエント演算ブロック4 3に入力され、入力サンプルの予定値が1または−1であるとレンジクラシファ イアが決定したときに上記のように論理値が「1」になった論理インバータ40の 出力信号も利得グラディエント演算ブロック43に入力される。 また、サンプラー17でサンプル抽出を開始するために信号処理ブロック14 で生成されるシステムクロックはエッジトリガーD型フリップフロップ44のク ロック入力に供給される。フリップフロップ44は、その反転出力が入力端に接 続されるフィードバック回路を形成しているため、システムクロック信号の半周 期で各出力端にクロック信号を出し、これら2つのフリップフロップ出力信号は 論理「1」または「0」をとるが、それぞれは逆の値になる。したがって、フリッ プフロップ44の2つの出力信号は、一方がサンプラー17からの偶数番サンプ ルに対して論理値「1」のパルスになり、他方はサンプラー17からの奇数番サン プルに対して論理値「1」のパルスになる。この偶数クロック信号および奇数ク ロック信号は共に利得グラディエント演算ブロック43に入力される。 利得グラディエント演算ブロック43の構成を図3の論理・ブロック混合図に 示す。フリップフロップ44から出力される奇数クロック信号44’は図3の左 側の下から3つ目の入力端からAND論理ゲート50に入力される。同様に、フ リップフロップ44から出力される偶数クロック信号44”は図3の左側の上か ら1つ目の入力端からAND論理ゲート51に入力される。各AND論理ゲート 50、51の他方の入力端は図3の左側の上から2つ目の入力端に接続され、そ こから論理インバータの出力信号が入力される。 したがって、奇数クロック信号が論理値「1」でなければ、AND論理ゲート5 0の出力は論理値「0」であり、レンジクラシファイアによって予定値が1または −1であると判定されたサンプルが受信されている。この最後の状況では、論理 ゲート50の出力は論理値「1」に切り換る。同様に、偶数クロック信号が論理 値「1」でなければ、AND論理ゲート51の出力は論理値「0」であり、受信 されたサンプルの予定値が1または−1であると判定されている。この最後の状 況でも、論理ゲート51の出力は論理値「1」に切り換る。 論理ゲート50の出力はサンプルホールド回路52のクロック入力に接続され 、もう1つの論理ゲート51の出力はサンプルホールド回路53のクロック入力 に接続される。両サンプルホールド52、53の信号入力はスイッチ31、32 、33の出力側に接続され、そこから期待サンプル値および積サブシーケンス信 号が供給される。これら信号はアナログ加算器54にも供給される。したがって 、入力中のサンプルについてスイッチ31、32、33のいずれかからの有効予 定サンプル値と対応エラーとの積シーケンスの値は、加算器54でその他の入力 と加算され、加算結果はフラクショナルステップサイズファクタ付加ブロック3 4へ送られる。 ANDゲート50から論理値「1」が出力されると、サンプルホールド回路52 に積値が記憶され、同時にスイッチ55も切り換って記憶値がサンプルホールド 回路52からスイッチ55に入力される。同様に、ANDゲート51から論理値 「1」が出力されると、サンプルホールド回路53に積値が記憶され、同時にス イッチ55も切り換って記憶値がサンプルホールド回路53からスイッチ55に 入力される。しかし、入力中のサンプルに対する積値のみが選択的にサンプルホ ールド回路52、53に入力され、その回路にスイッチ55も選択的に接続され る。奇数クロックが論理値「1」のときに入力され、かつその予定値が1または− 1であると判定されたサンプルのみに対応する積値がサンプルホールド回路52 に記憶される。同様に、偶数クロックが論理値「1」のときに入力され、かつその 予定値が上記以外であると判定されたサンプルのみに対応する積値がサンプルホ ールド回路53に記憶される。 スイッチ55の出力端は他の入力端に接続される状況でない限り、そのスイッ チの中央入力端に接続され、期待サンプル値生成源23’から左側中央の演算ブ ロック入力端を介して供給される推定サンプル値ゼロを入力するようになってい る。スイッチ55は論理ゲート50および51の出力信号によって制御されるの で、対応のANDゲートによって決まるサンプルホールド回路に次の信号が記憶 されるときのみにサンプルホールド回路52、53の一方から記憶値を入力する 。 上記のように、4級パーシャルレスポンスディジタルデータ読出しチャンネル は、奇数番サンプルのサブシーケンスと偶数番サンプルのサブシーケンスをイン ターリーブした状態のサンプル値シーケンスを取扱い、これらサブシーケンスを 結合したときにデータサンプルが形成されるようになっている。すなわち、独立 状態のこれらシーケンスはそれぞれ、ダイコードディジタルデータ読出しチャン ネルを形成し、各ダイコードチャンネルに含まれる期待値1または−1のサンプ ルは対応のサブシーケンスに応じて交番的に代数符号を変える。ノンゼロの期待 サンプル値および偶数クロック対応のエラー積値は、前回記憶されたノンゼロの 期待サンプル値および逆符号の期待値サンプルを含む偶数クロック対応のエラー 積値と加算器54において加算されるので、偶数クロックに対する積値の加算対 の2点移動平均が得られる。奇数クロックに対しても同様に、積値の加算対の2 点移動平均が得られる。したがって、加算器54の出力は偶数および奇数クロッ ク対応の2点移動平均のインターリーブである。 その結果、加算器54の全出力シーケンス加算対成分に含まれるノイズは実質 的に2つの積値の平均となって、ノイズによる加算出力シーケンス変動は半分に 減少する。また、逆符号のサンプルを含む2つの連続積値を加算すると、これら サンプルに反映される非対称性が相殺され、パターン依存性が減少する傾向があ る。したがって、非対称性に起因する利得グラディエント推定値変動が減少し、 また、利得制御ループにおいても同様である。 非対称性推定制御ループは図1のシステムに図2で付加したものである。サン プルエラーの伝達を制御するため、減算器24の出力にスイッチ60が接続され る。また、期待サンプル値ゼロの伝達を制御するため、期待サンプル値生成源2 3’にスイッチ61が接続される。スイッチ60、61は共にフラクショナルス テップサイズファクタ付加ボックス62に接続され、その出力は時間積分器すな わちアナログ加算器63に供給される。スイッチ60は論理インバータ40の出 力によって制御され、入力中のサンプルの予定値が1または−1であるとレンジ クラシファイアが判定したときのみスイッチ60は閉じる。スイッチ61はNO R論理ゲート27の出力信号によって制御され、入力中のサンプルの値がゼロで あると判定されたときのみスイッチ61は閉じる。したがって、予定値が1また は−1と判定された入力サンプルに対応するサンプルエラーは、フィードバック ループから得られる非対称性推定値に寄与するエラー値サブシーケンスの形成に 用いられる。ブロック62においてステップサイズフラクションを付加されたエ ラーは積分器63に供給され、その積分器出力は期待サンプル値生成源23’に 供給される。 図2の期待サンプル値生成源23はサンプル時のチャンネル入力信号に期待さ れる期待サンプル値1、0、−1を生成するだけである。これら値は図2のシス テムの期待サンプル値生成源23’でも生成され、上述のように図2のシステム においてゼロ値はそのまま利用される。しかし、サンプリング時にチャンネルへ の入力信号が1または−1であると期待されるときにそれに対する期待値を生成 するため、期待サンプル値生成源23’にサブシステムが追加される。この追加 サブシステムは図4に示され、生成値1は左上の入力端64に供給される。また 、生成値−1は同図の左下の入力端65に供給される。積分器63の出力は非対 称 ータ66において−2と乗算される。 インバータ66の出力は1対の加算器67、68に入力される。加算器67に らの値−1は比較器69の非反転入力に供給される。 入力端64からの値1は加算器68の他方の入力端に供給され、インバータ6 6の出力と合成されると、加算器出力に1−26が現れる。この値は比較器70 の反転入力に供給される。入力端64からの値1は比較器70の非反転入力にも 供給される。 また、入力端65からの値−1はマルチプレクサ71の一方の入力端に供給さ される。比較器69の出力はマルチプレクサ71のセレクタ入力端に供給され、 2つの信号入力のうち、出力に接続する方の入力が決定される。したがって、− 大きければ、比較器69の出力にしたがってセレクタ71は−1を出力し得るよ うに入力を選択する。 加算器68および比較器70についても同様に構成される。入力端64からの 値1はマルチプレクサ72の一方の入力端に供給され、加算器68の出力はマル チプレクサ72の他方の入力端に供給される。比較器70の出力はマルチプレク サ72のセレクタ入力に接続され、2つの信号入力のうち、出力に接続する方の 出力にしたがってセレクタ72は1を出力し得るように入力を選択する。一方、 このような結果は第2非対称性推定ループとの関連で述べたp1およびp-1を 求める方程式に適合する。このループは方程式との関連で述べたように、1か1 を採用している。 以上、好ましい実施例にしたがって本発明の説明を行なったが、発明の趣旨お よび範囲から逸脱することなく、発明の形態および詳細に変更を加えることが可 能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アナログ信号振幅に非対称的な影響を与えるデータ読出しチャンネルを介 して磁気記録データから読み出したアナログ信号の特性を制御する信号コンディ ショニングシステムにおいて、 前記データ読出しチャンネルに接続した入力端と、出力端とを備えたアナログ リンクであって、信号入力端と、出力端と、前記入力端に現れる信号を表す前記 出力端の信号の振幅を制御する制御入力端とを備えた可変利得増幅器と;出力端 と、前記出力端に現れる信号が前記入力端に現れる信号を表すように接続した信 号入力端および補償入力端とを備えたアナログ合成器とを含み、前記可変利得増 幅器および前記アナログ合成器によって前記信号入力端および出力端が前記アナ ログリンクの入力端および出力端に直列接続される前記アナログリンクと、 前記アナログリンクの出力端に接続された入力端と、出力端とを備え、前記入 力端に現れる前記信号を表すサンプルシーケンスを生成するため、対応サンプリ ング時に前記入力端に現れる信号のサンプリングを行なうサンプラーと、 少なくとも幾つかのサンプリング時において、前記アナログ信号の大きさを表 す期待値信号を生成して、それらを出力する複数の出力端を備えた期待サンプル 値生成源と、 前記サンプラーの出力端に接続されたサンプル入力端と、前記期待サンプル値 生成源の複数出力端に接続された数値入力端とを備え、前記サンプルと、前記複 数期待値信号のうち対応の信号との差をエラー値シーケンスと定めるエラーディ ターミナーと、 前記エラーディターミナーの出力端に接続された入力端と、補償出力端および 制御出力端を含む複数の出力端とを備えたエラーセグリゲータであって、実質的 に非対称性の影響を受けていない状態で前記補償出力端に現れた前記アナログ信 号の大きさを表す前記シーケンス中の前記サンプルに対応する少なくとも1つの 前記エラーサブシーケンスと、実質的に非対称性の影響を受けた状態で出力端に 現れた前記アナログ信号の大きさを表す前記シーケンス中の前記サンプルに対応 する少なくとも1つの前記以外のエラーサブシーケンスとから前記エラーシーケ ンスのサブシーケンスを生成する前記エラーセグリゲータと、 前記エラーセグリゲータの補償出力端に接続された入力端と、前記アナログ合 成器の補償入力端に接続された出力端とを備え、前記影響を受けていない少なく ともいくつかのシーケンスを合成して、それを前記出力端から出力する補償合成 器と、 前記エラーセグリゲータの制御出力端に接続された入力端と、前記可変利得増 幅器の制御入力端に接続された出力端とを備え、前記影響を受けた少なくともい くつかのエラーサブシーケンスを合成して、それを前記出力端から出力する制御 合成器とを有する前記信号コンディショニングシステム。 2.請求項1において、非対称性から実質的に影響を受けたアナログ信号の大 きさを表す前記シーケンス中の前記サンプルに対応する2つのエラーサブシーケ ンスが前記エラーセグリゲータによって生成され、影響を受けたエラーサブシー ケンス中の選択されたエラーバージョンが前記制御出力端へ送出前に前記エラー セグリゲータによって合成される前記装置。 3.請求項1において、少なくとも幾つかのサンプリング時の前記アナログ信 号の大きさを表す期待値信号を前記複数の出力端の少なくとも1つから出す際に 使用される信号入力端を前記期待サンプル値生成源に設けた前記装置であって、 さらに、前記エラーセグリゲータの制御出力端に接続された入力端と、前記期待 サンプル値生成源の入力端に接続された出力端とを備え、前記影響を受けたエラ ーサブシーケンス中の少なくともいくつかのエラーの組合せを前記出力端から出 力する非対称性合成器を有する前記装置。 4.請求項3において、前記期待サンプル値生成源がその中の値と前記入力端 で受信された値とを合成して合成信号を生成し、前記期待値信号として出力する 前記装置。 5.請求項3において、前記期待サンプル値生成源がその中の値と前記入力端 で受信された値とを合成して合成信号を生成し、前記合成信号と、他の利用可能 な値のうちの1つをそれらの相対的な大きさの関係に基づいて選択し、前記期待 値信号として出力する前記装置。
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