JP2000515380A - ヒドロゲル中に埋封された生物学的材料、その埋封方法および人工種子としてのその使用 - Google Patents

ヒドロゲル中に埋封された生物学的材料、その埋封方法および人工種子としてのその使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、尿素基を有するポリエステルポリウレタンポリ尿素、並びに多糖類および/またはその誘導体よりなる完全に生物分解しうるヒドロゲルに関するものであり、このヒドロゲルは分裂性植物材料を含有する。さらに本発明は生物学的材料の埋封方法、並びに水溶液からのヒドロゲルの作成法および成形法にも関するものである。本発明によるヒドロゲルは分裂しうる生物学的材料、特に植物材料、好ましくは植物細胞、原型質、植物組織および植物器官、並びに接合胚芽もしくは体細胞植物胚芽を貯蔵、輸送および取扱いに際し材料保護の目的で無菌条件下に埋封するための被覆材料として使用することができる。本発明によるヒドロゲルはさらに添加物、たとえば植物保護作用物質もしくは栄養物質をも含有することができる。本発明により埋封された生物学的植物材料は人工種子として使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒドロゲル中に埋封された生物学的材料、 その埋封方法および人工種子としてのその使用 本発明は、ポリエステルポリウレタンポリ尿素と多糖類および/またはその誘 導体とからなり、分裂性植物材料を含有する完全に生物分解しうるヒドロゲルに 関するものである。 さらに本発明は生物学的材料の埋封方法、並びに水溶液からのヒドロゲルの作 成および成形法、さらにヒドロゲル中に埋封された生物学的材料の人工種子とし ての使用にも関するものである。 植物の繁殖は、種子を介し有性的におよび植物の分裂組織を介し無性的もしく は栄養的に生ずる。両繁殖形態は経済的に大きい意味を有する。天然種子の藩種 は主として機械的に行われるのに対し、栄養的繁殖は多くの手作業を伴い、従っ て時間がかかり、作業集約的であり、従って種子による繁殖よりも高価となる。 所定の遺伝子構成の維持が重要である植物スペシース、植物ストレイン、植物 変種および植物ラインは栄養的に繁殖する(たとえば優良植物のクローン増殖) 。さらに長い植生期間の後にのみ種子を形成し、極く僅かな種子しか形成せず或 いはその種子を発芽能力にて阻害する植物は栄養的に繁殖する。 栄養的な植物繁殖を単純化するには大規模栽培の自動化しうる方法を開発する 外に、種子ケースの機能を担う脆い物質を被せるための適する物質および方法も 所望される。 幾種かの植物において、小型化された分裂しうる再生可能な植物(組織)を大 規模栽培法にて生産することに成功している(たとえばWO 95/19102 号、US 5 294 549号、US 5 334 530号)。これら植物 部分は機械的保護および/または乾燥に対する保護なしには限られた輸送能力お よび貯蔵能力しか持たない。従って植物部分を個々のユニットとしてカプセル化 し、或いは覆うことにより貯蔵可能および/または輸送可能/かつ充分投入可能 にすると共に天然の植物種子と同様に使用しうることが望ましい。 DE 2 103 873号、EP 141 374号、EP 107 14 1号、US 4 562 663号、WO 8502972号、US 4 77 9 376号、WO 9207457号にはヒドロゲルにおける植物材料の埋封 が記載され、このヒドロゲルはイオン架橋しうる多糖類、たとえばアルギン酸塩 、ゼラチン、カラギーナンまたはイナゴマメガムから作成された。 従来技術に従い従来挙げられた材料、材料組合せおよび方法は従来満足しうる ものでない。何故なら、これらは覆われた構造に充分機械的な安定性を部分的に しか付与しないだけでなく、使用条件下にて急速過ぎる或いは多過ぎる水損失に つき植物組織を保護しないからである。これは特に上記多糖類誘導体につき当て はまる。さらに乾燥に際し、ケースの保護機能を強力に害しうる物質の強力な収 縮も観察される。たとえばアルギン酸もしくはその塩または他のイオン性多糖類 誘導体のような多糖類に基づく従来使用されている被覆につき特殊である他の問 題は、乾燥後における不充分な再加水にある。従って、これら材料は相応の空気 湿度の下においてのみ保持することができる。 たとえばUS 4 562 663号、WO 9217422号、US 51 90 797号に示されたような脱水および機械的安定化を遅延させるための事 後に施される脂肪、油、ワックスまたは非水溶性ポリマーのコーチングも同様に 、これらを非生理的に高い温度で処理せねばならない場合、或いはこれらが有機 溶剤の使用を必要とする場合、或いはこれらが封入された生物学的材料の酸素供 給にマイナスに作用する場合は不適当である。 多糖類に基づくヒドロゲルの他に、ポリウレタン(PU)−ヒドロゲルも記載 されている。DE 3312578号およびDE 4 217 891号には、 分裂性細胞を固定化するためポリウレタンの使用が記載されている。PU−ヒド ロゲルはこの用途にて水性懸濁物における細胞および生物触媒のキャリア物質と して作用し、これらの目的につき記載されたPU−ヒドロゲルはしかしながら生 物学的に分解しえない。 本発明の課題は分裂しうる生物学的材料を貯蔵、輸送および取扱いに際し材料 保護の目的でカプセル化/包装することであり、これは乾燥を強力に遅延させる と共に形態安定的であり、部分的乾燥の後にも充分な程度に再膨潤させることが でき、生物学的に分解可能かつ容易に製造しうるものである。 さらに栄養物質または作用物質および保護物質のような添加物の混入も可能で ある。 必要とされる材料の取り扱いは無菌条件下で行いえねばならず、さらに有毒溶 剤または生理学上許容しえない条件なしに行いえねばならない。 驚くことに上記課題は、水における分散物または水溶液として使用しうる多糖 類もしくは多糖類誘導体と組合わせた生物学的に完全分解しうるポリエステルポ リウレタンポリ尿素の使用により解決される。 驚くことに、ポリエステルポリウレタンポリ尿素は生物学的材料の被覆に適す ると共に、生物学的に分解しうる多糖類またはその誘導体と組合わせることによ り本発明の上記課題の意味で本発明による埋封につき使用しうることが判明した 。 本発明の主題は、少なくとも (A)ポリエステルポリウレタンポリ尿素、並びに (B)多糖類および/または多糖類誘導体、および (C)生物学的材料、好ましくは分裂性植物材料、特に植物細胞、カルス組織、 原型質、植物組織もしくは植物器官、たとえば偶発苗条、小結節、腋芽、 頂芽、挿し穂、並びに接合性もしくは体細胞の胚芽またはプロトコーム同 族体 を含有する生物学的に分解しうるヒドロゲルである。 植物材料は次の植物から得ることができる:栄養および原料を与える植物、た とえば穀類(たとえば米、トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦、ミレット)、馬 鈴薯、豆科牧草(たとえばウマゴヤシおよび大豆)、菜種、ヒマワリ、油椰子、 砂糖キビ、シュガービート、サイザル、綿、ミスカンススおよびタバコ;野菜お よび根菜植物(たとえばトマト、各種のキャベツ、レタス、人参、ナス、メロン 、キュウリ、アスパラガス、タマネギ、パセリ、ジンジャー);薬草植物、たと えば人参、ベラドンナ、ジギタリス;果実(たとえばリンゴ、梨、チェリー、ブ ドウ、イチゴ、柑橘類、マンゴ、パパイヤ、バナナ、ナッツ);茶、カカオ、コ ーヒー;樹木、たとえば針葉樹、たとえばトウヒ、樅、松、唐松;広葉樹、たと えばポプラ、ブナ、樫;鑑賞植物、たとえばバラ、菊、百合、アマリリス、ラン 、ゼラニウム、ベゴニア、ナデシコ、アンスリウム。 特に好ましくはトランスジーン植物から得られるような分裂しうる生物学的材 料を好適に使用することができ、ここで種子または植物器官を介する繁殖が遺伝 子工学改変により、たとえば生産物の種子特異性もしくは結節特異性の発現によ り不可能または困難を伴ってのみ可能である。 以下「埋封」という用語はカプセル化、カバー、被覆、包装など本発明による 生物学的材料の全ゆる可能なプロセスを意味する。 材料の生物学的分解性は標準条件下での要件に関連する(実施例6参照)。 本発明によれば、ポリエステルポリウレタンポリ尿素をイオン性もしくは中性 の生物学的に分解しうる多糖類およびその誘導体と組合わせて1段階もしくは多 段階プロセスで使用して成形体、たとえば球体、繊維、フィルム、コーチングな どを形成させることができる。 多糖類により水含有のマトリックス(ヒドロゲル)を形成され、ポリエステル ポリウレタンポリ尿素によりヒドロゲルの機械的性質が驚異的に改善されて簡単 な成形体(たとえば球体)の作成を可能にすると共に、ヒドロゲルおよび本発明 による生物学的材料の水損失を調節することができる。 本発明により使用されるポリエステルポリウレタンポリ尿素はDE 19 5 17 185号から公知である。 その作成には、1:1〜2:1のイソシアネート基とイソシアネート基に対し 反応性の基との当量比を維持しながら、 (a)(a1)ヘキサメチレンジイソシアネート、または (a2)ヘキサメチレンジイソシアネートと全部で混合物に対し60重量 %までの1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソ シアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4’−ジイ ソシアナトジシクロヘキシルメタンおよび/または1−メチル− 2,4(6)−ジイソシアナトシクロヘキサンとの混合物 からなるジイソシアネート成分を、 (b)(b1)ヒドロキシル基含有量から計算しうる500〜10 000の分 子量を有する、(i)アジピン酸および/または酒石酸と(ii )2〜6個の炭素原子を有する少なくとも1種のアルカンジオー ルとの少なくとも1種のポリエステルジオール、または (b2)成分(b)の全重量に対し32重量%までの、必要に応じエーテ ル基を有する2〜6個の炭素原子を持ったアルカンジオールとの 前記種類のポリエステルジオールの混合物 からなるジオール成分、 (c)成分(b)および(c)に存在するイソシアネート基に対し反応性の基の 全量に対し2〜50当量%の量における (c1)一般式 H2N−(−CH2−)n−NH−(−CH2−)m−SO3Me のジアミノスルホネート、または (c2)ジアミノスルホネート(c1)と成分(c)の全重量に対し70 重量%までのエチレンジアミンとの混合物 からなるジアミノ成分、 (d)必要に応じ成分(b)、(c)および(d)の全重量に対し10重量%ま での量における一般式 H−X−O−R の親水性ポリエステルアルコール、並びに (e)必要に応じ、イソシアネート基とイソシアネート基に対し反応性の基との 当量比の計算には含まれない水 と反応させ、上記一般式において mおよびnは互いに独立して2〜6の数値を示し、 Meはカリウムもしくはナトリウムを示し、 Rは1〜12個の炭素原子を有する1価の炭化水素残基を示し、 Xは酸化アルキレン単位が少なくとも40%までの酸化エチレン単位と残部の酸 化プロピレン単位とで構成される分子量範囲88〜4000のポリアルキレン オキシド鎖を意味する。 かくしてポリエステルポリウレタンポリ尿素の水性分散物が得られる。 「水性分散物」という用いた用語は、尿素基を有するポリウレタンにおける親 水性中心の濃度が水溶性を実現すべく充分高い場合に存在しうるような水溶液を も包含する。しばしば分散物においては、分散したものだけでなく溶解した尿素 基を有するポリウレタンをも含有する水性系も存在する。 水性分散物を作成するには、既に上記した出発物質(a)、(b)、(c)お よび必要に応じ(d)および/または必要に応じ(e)を上記の量比にて使用す る。 好ましくはジイソシアネート成分(a)は専らヘキサメチレンジイソシアネー トまたはヘキサメチレンジイソシアネートを全体で60重量%までの1−イソシ アナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサンおよ び/または4,4−ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンおよび/または1− メチル−2,4(6)−ジイソシアナトシクロヘキサンと混合して構成される。 ジオール成分(b)は(b1)少なくとも1種のポリエステルジオールまたは (b2)32重量%まで(好ましくは10重量%まで)の少なくとも1種の必要 に応じエーテル基を有する2〜6個の炭素原子を持ったアルカンジオールとの少 なくとも1種のポリエステルジオール(b1)の混合物から構成される。 適するポリエステルジオール(b1)は、(i)アジピン酸および/または酒 石酸および(ii)必要に応じエーテル基を有する2〜6個の炭素原子を持った アルカンジオール、たとえばエチレングリコール、ジエチレングリコール、1, 4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールおよび/または1,6−ヘキサン ジオールに基づくヒドロキシル基含有量から計算しうる分子量500〜1000 0、好ましくは1000〜2500のものである。作成に際し専らエチレングリ コールおよび/または1,4−ブタンジオールをジオールとして使用したポリエ ステルジオールが特に好適である。 必用に応じヒドロキシル基を有する連鎖延長剤として同時使用される必要に応 じエーテル基を有する2〜6個の炭素原子を持ったアルカンジオールにおいては 、上記に例示したような種類のものが挙げられる。 ジアミン成分(c)は、(c1)既に上記した一般式のジアミノスルホネート または(c2)この種のジアミノスルホネートと成分(c)におけるイソシアネ ート基反応性アミノ基に対し90当量%まで(好ましくは70当量%まで)の量 にて主として使用されるエチレンジアミンとの混合物のいずれかで構成される。 特に好適なジアミノスルホネートはN−(2−アミノエチル)−2−アミノエタ ンスルホン酸のカリウム塩もしくはナトリウム塩である。 一般にジアミン成分(c)は成分(b)の重量に対し1〜10重量%、好まし くは2〜5重量%の量にて同時使用される。 必要に応じ同時使用される分解成分(d)には、一般式 H−X−O−R [式中、RおよびXは既に上記した意味を有する] の親水性の1価ポリエーテルアルコールが存在する。 好ましくは、この種のポリエーテルアルコールは、 Rが1〜4個の炭化原子を有する脂肪族炭化水素残基を示し、 Xが存在する酸化アルキレン単位の少なくとも40%、特に少なくとも70%、 特に好ましくは100%が酸化エチレン単位を示すと共に残部の酸化アルキレ ン単位が酸化プロピレン単位を示すような分子量範囲500〜4000のポリ アルキレンオキシド鎖を示す ようなポリエーテルアルコールである。 生物学的材料の成形および同時的な埋封はポリエステルポリウレタンポリ尿素 のイオン誘導コアセルベーションにより行われ、ここに多糖類成分を包封する。 埋封方法は1段階プロセスでも多段階プロセスでも行うことができる。1段階法 においては、生物学的材料とポリエステルポリウレタンポリ尿素と生物学的材料 とを一緒に混合すると共に、水性塩溶液に添加してコアセルベーションさせる。 この包封プロセスは実質的に、使用ポリエステルポリウレタンポリ尿素/多糖類 混合物の使用溶剤における粘度により決定される。 2段階法においては、たとえばアルギン酸塩のような適する多糖類の選択によ り先ず最初に多糖類からなるヒドロゲル球体を得る。このヒドロゲル粒子をポリ エステルポリウレタンポリ尿素の水溶液に浸漬することにより機械的に安定なケ ースを設けることができる。 ヒドロゲルの本発明による多糖類成分としては、全体として生物学的に分解し うる多糖類またはその誘導体を個々に或いは混合物として使用することができる 。たとえば天然かつ可溶性の任意適する原料から得られる澱粉、アミロース、ア ミロペクチン、アルギン酸、アルギン酸塩、カラギーナン、キチン、キトサン、 デキストラン、グルコーゲン、グアール、イナゴマメ種子粉、レバン、ペクチン 、プルラン、タマリンド種子粉、キサンタンおよびハイラン、並びに任意適する 原料から得られるセルロースが適している。たとえばセルロースエーテル、セル ロースエステルおよびセルロースカルバメートのようなセルロース誘導体も適し ている。 たとえばメチルセルロース、エチルセルロースまたは2.5未満もしくは2. 5に等しい平均置換度を有するベンジルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ジヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ キシブチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシ プロピルセルロース、メチルヒドロキシブチルセルロース、エチルヒドロキシプ ロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシアルキルセ ルロース、スルホアルキルセルロース、シアノエチルセルロースおよびその混合 エーテルのようなセルロースエーテル類が特に適している。メチルセルロース、 ヒドロキシエチルセルロースもしくはヒドロキシプロピルセルロースが特に好適 に使用される。さらに多糖類誘導体、特にエーテル−、エステル−およびカルバ メート置換基を有する任意の混合物を含むセルロース誘導体も適している。 「配合物」とも以下称する本発明によるポリウレタン−多糖類−組合せ物はオ ートクレーブ処理により滅菌することができ、完全に生物分解性である。 さらに、これらは他の諸性質(すなわち水含有量およびバランス、形態安定性 、酸素および栄養物の透過性、生理学的条件の調節性、たとえば発芽植物による 機械的分解、並びに栄養物、保護物質および作用物質の混入および透過性)に関 する監視および調整を可能にする。 配合物が使用目的(すなわち分裂性の生物的材料のカプセル)につき利点を有 する諸性質: − 水性溶剤にて処理しうる − 生理学的温度(18〜30℃)にて処理しうる − オートクレーブ処理により性質を喪失することなく滅菌しうる − 完全に生物学的に分解可能かつ堆肥化しうる − カプセル化につき簡単かつ経済的な方法を用いうる − 生物に対し無毒性である − 水およびガス交換が実現されるよう処理しうる − 満足しうる発芽割合をもたらす という性質の組合せを有する点で驚異的とみなさねばならない。 本発明の他の主題は、完全に生物学的に分解しうるポリエステルポリウレタン ポリ尿素と少なくとも1種の完全に生物学的に分解しうるイオン性もしくは中性 の多糖類もしくは多糖類誘導体とを含有する生物学的材料のための水含有埋封物 質である。 好ましくは埋封物質は少なくとも20重量%までの上記ポリエステルポリウレ タンポリ尿素と少なくとも0.1重量%までの多糖類成分、たとえば澱粉、澱粉 誘導体、セルロース、セルロースエーテルもしくは任意のその混合物とで構成さ れる。 ここで水溶性もしくは少なくとも良好に膨潤しうる多糖類誘導体、たとえば澱 粉、澱粉エーテルもしくはセルロースエーテル、並びにポリエステルポリウレタ ンポリ尿素の水性5〜50重量%分散物が好適である。ここで可溶性澱粉、アル ギン酸塩、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシ プロピルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロースおよび/またはヒドロ キシプロピルセルロースが特に好適である。 さらに本発明の主題は生物学的材料の埋封方法であり、生物学的材料をポリエ ステルポリウレタンポリ尿素の水性分散物の存在下に多糖類および/または多糖 類誘導体と混合し、次いで水性塩溶液との接触により混合物をコアセルベートさ せる。これによりポリエステルポリウレタンポリ尿素のイオン誘導コアセルベー ションは多糖類成分および添加生物学的材料が包封され、この包封過程は実質的 に使用溶剤における使用ポリエステルポリウレタンポリ尿素/多糖類混合物の粘 度によっても決定される。 好ましくはイオンにより架橋すべき溶液の動粘度は1.1x10-62/sよ り大でなければならない。 埋封方法は1段階プロセスでも多段階プロセスでも実施することができる。1 段階法においては、生物学的材料とポリエステルポリウレタンポリ尿素と多糖類 成分とを一緒に混合すると共に、水性塩溶液への添加によりコアセルベーション させる。この方法に対応する得られたヒドロゲル粒子は球体、チューブなどの形 態にて作成することができる。ここでヒドロゲル−埋封材料は多糖類とポリエス テルポリウレタンポリ尿素との配合物で構成される。 2段階法においては、たとえばアルギン酸塩のような適する多糖類の選択によ り先ず最初にヒドロゲル球体を得ることができ、これは多糖類で構成される。こ れは、多糖類と生物学的材料との混合物を塩溶液に滴下することにより得られる 。このヒドロゲル粒子は、ポリエステルポリウレタンポリ尿素のコアセルベーシ ョンのための充分量のイオンを含有する。従って、これらヒドロゲル粒子には、 ポリウレタンポリ尿素の水溶液に浸漬することにより機械的に安定なケースを設 けることができる。 従って基本的に多糖類−ポリエステルポリウレタンポリ尿素−ヒドロゲルにお ける生物学的材料の埋封プロセスを実施するには少なくとも2種の可能性が存在 する。 一般に、このプロセスは生物学的材料と多糖類とポリエステルポリウレタンポ リ尿素とイオンとの組合せ変化により変動することができ、常にポリエステルポ リウレタンポリ尿素とイオンとの共動作用がコアセルベーション並びに埋封およ び成形をもたらすので、この工程は最終的に行わねばならないが、任意の混合物 AおよびBを使用することもでき、混合物Aは多糖類とポリエステルポリウレタ ンポリ尿素および/または生物学的材料とで構成することができ、混合物Bはイ オンと生物学的材料と多糖類とで構成することができる。特に好適な1段階法の 実施形態においては、ポリエステルポリウレタンポリ尿素の水性分散物にて多糖 類成分を膨潤もしくは溶解させ、生物学的材料を添加し、次いで得られた混合物 をイオン(好ましくは特にCa2+、Mg2+もしくはAl3+の多価イオン)をその 塩化物の形態にて10〜1000mMの範囲の量で添加してコアセルベーション させ、この過程により球体、繊維、フィルムまたは他の成形体への成形を行うこ とができる。ここで多糖類とポリエステルポリウレタンポリ尿素との配合物で構 成されたヒドロゲルが生ずる。 他の好適な2段階の実施形態においては、生物学的材料を水性溶剤にてイオン および多糖類と混合し、ポリウレタンポリ尿素分散物への添加により多糖類ヒド ロゲルにおける埋封を行い、これをポリウレタンポリ尿素ケースで覆う。 埋封方法においては、埋封材料に栄養物質、保護物質および埋封すべき生物学 的材料の成長もしくは代謝に好適である作用物質、並びに有害作用からこれらを 保護する物質を添加することもできる。 好適実施形態においては、埋封材料をムラシゲおよびスクーグに従う組成の半 濃度の栄養媒体(フィジオロジカル・プラント、第15巻、第473頁、196 2)にて作成することができ、これに5〜20g/lの蔗糖(好ましくは10g /lの蔗糖)を添加することができる。 埋封された植物材料に応じ、たとえば市販入手しうる他の任意の栄養塩混合物 および砂糖を使用することもできる。栄養媒体は増殖作用のため当業者に知られ たフィトホルモンを含有することができる。栄養物質には、植物材料に応じて慣 用かつ市販入手しうる栄養塩混合物およびビタミン混合物、並びに必要に応じ同 様に市販入手しうる天然もしくは合成のフィトホルモン、たとえばオーキシン、 サイトキニン、ジベレリン、アブシン酸、さらにエチレン生成性物質が存在する 。さらにビタミン−もしくはフィトホルモン−類似作用を有する化合物、たとえ ばクロルコリンクロライド、リポ−オリゴ糖、サリチル酸誘導体も存在する。 特定の実施形態においては、分裂性植物材料を保護するため埋封材料に殺細菌 剤、殺黴剤、殺昆虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤を添加することができ、さらに対応 の天然もしくは遺伝子工学で得られる許容度にて除草作用物質も添加することが できる。保護物質には、たとえばホスホン酸エステル、カルバメート、特にイミ ダクロプリドの種類からなる殺虫剤またはアゾール、特にトリアジメノールおよ びテブコナゾールの種類からなる殺黴剤が存在する。 殺黴剤の例としては次のものが挙げられる: 2−アミノブタン;2−アニリノ−4−メチル−6−シクロプロピル−ピリミ ジン;2’,6’−ジブロモ−2−メチル−4’−トリフルオロメトキシ−4’ −トリフルオロメチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリード;2, 6−ジクロル−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド;(E )−2−メトキシイミノ−N−メチル−2−(2−フェノキシ−フェニル)−ア セタミド;8−ヒドロキシキノリンサルフェート;メチル−(E)−2−{2− [6−(2−シアノフェノキシ)−ピリミジン−4−イルオキシ]−フェニル} −3−メトキシアクリレート;メチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−ト リルオキシ)−o−トリル]−アセテート;2−フェニルフェノール(OPP) 、アルジモルフ、アムプロピルホス、アニラジン、アザコナゾール、 ベナラキシル、ベノダニル、ベノミル、ビナパクリル、ビフェニル、ビテルタ ノール、ブラスチシジン−S、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート 、 カルシウムポリスルフィド、カプタホール、カプタン、カルベンダジン、カル ボキシン、チノメチオネート(キノメチオネート)、クロロネブ、クロロピクリ ン、クロロタロニル、クロゾリネート、フフラネブ、サイモキサニル、サイプロ コナゾール、サイプロフラム、 ジクロルフェン、ジクロブトラゾール、ジクロフルアニド、ジクロメジン、ジ クロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジメチリモール、ジメト モルフ、ジニコナゾール、ジノキャップ、ジフェニルアミン、ジピリチオン、ジ ニリムホス、ジチアノン、ドジン、ドラゾキソロン、 エジフェンホス、エポキシコナゾール、エチリモール、エトリジアゾール、フ ェナリモール、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェニトロパン、フェンピ クロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンチンアセテート、フ ェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾーン、フルアジナム、フルジオ キソニル、フルオロミド、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファ ミド、フルトラニル、フルトリアホール、ホルペット、ホセチル−アルミニウム 、フタリド、フベリダゾール、フララキシル、フルメサイクロキシ、 グアザチン、 ヘキサクロルベンゾール、ヘキサコナゾール、ハイメキサゾール、 イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジン、イプロベンホス(IBP )、イプロジオン、イソプロチオラン、 カスガマイシン、銅製剤、たとえば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、 硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー混液、 マンコッパー、マンコゼブ、マネブ、メパニピリム、メプロニル、メタラキシ ル、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メトフロキサム、メチラム、メトスル ホバクス、マイクロブタニル、 ニッケルジメチルジチオカルバメート、ニトロタル−イソプロピル、ヌアリモ ール、オフレース、オキサジキシル、オキサモカルブ、オキシカルボキシン、ペ フラゾエート、ペンコナゾール、ペンサイクロン、ホスジフェン、ピマリシン、 ピペラリン、ポリオキシン、プロベナゾール、プロクロラズ、プロサイミドン、 プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、ピラゾホス、ピリフェノック ス、ピリメタニル、ピロキロン、 キントゼン(PCNB)、 硫黄および硫黄製剤、テブコナゾール、テクロフタラム、テクナゼン、テトラ コナゾール、チアベンダゾール、チシオフェン、チオファネート−メチル、チラ ム、トルクロホス−メチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノ ール、トリアゾキシド、トリクラミド、トリサイクラゾール、トリデモルフ、ト リフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、 バリダマイシンA、ビンクロゾリン、 ジネブ、ジラム、 8−t−ブチル−2−(N−エチル−N−n−プロピル−アミノ)−メチル− 1,4−ジオキサ−スピロ−[4,5]デカン、 N−(R)−(1−(4−クロルフェニル)−エチル)−2,2−ジクロル− 1−エチル−3t−メチル−Ir−シクロプロパンカルボン酸アミド(ジアステ オマー混合物または個々の異性体)、 [2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ] −カルボニル]−プロピル]−カルバミン酸−1−メチルエチルエステル、およ び 1−メチル−シクロヘキシル−1−カルボン酸−(2,3−ジクロル−4−ヒ ドロキシ)−アニリード。 殺細菌剤の例としては次のものが挙げられる: ブロノポール、ジクロロフェン、ニトラピリン、ニッケル−ジメチルジチオカ ルバメート、カスガマイシン、オクチリノン、フランカルボン酸、オキシテトラ サイクリン、プロベナゾール、ストレプトマイシン、テクロフタラム、硫酸銅お よび他の銅製剤。 殺昆虫剤、殺ダニ剤および殺線虫剤の例としては次のものが挙げられる: アバメクチン、アセフェート、アクリナスリン、アラニカルブ、アルジカルブ 、アルファメスリン、アミトラズ、アベルメクチン、AZ 60541、アザジ ラキチン、アジンホスA、アジンホスM、アゾサイクロチン、 バチルス・スリンギエンシス、4−ブロモ−2−(4−クロルフェニル)−1 −(エチキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピロール−3−カ ルボニトリル、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベタサイフ ルスリン、ビフェンスリン、BPMC、ブロフェンプロックス、ブロモホスA、 ブフェンカルブ、ブプロフェジン、ブトカルボキシン、ブチルピリダベン、 カズサホス、カルバリール、カルボフラン、カルボフェノチオン、カルボスル ファン、カルタップ、クロエトカルブ、クロエトキシホス、クロルフェンビンホ ス、クロルフルアズロン、クロルメホス、N−[[(6−クロル−3−ピリジニ ル)−メチル]−N’−シアノ−N−メチル−エタニミダミド、クロルピリホス 、クロルピリホスM、シス−レスメスリン、クロサイスリン、クロフェンテジン 、シアノホス、シクロプロスリン、サイフルスリン、サイハロスリン、サイヘキ サチン、サイペルメスリン、サイロマジン、 デルタメスリン、デメトン−M、デメトン−S、デメトン−S−メチル、ジア フェンチウロン、ジアジノン、ジクロフェンチオン、ジクロルホス、ジクリホス 、ジクロトホス、ジエチオン、ジフルベンズロン、ジメソエート、ジメチルビン ホス、ジオキサチオン、ジスルホトン、 エジフェンホス、エマメクチン、エスフェンバレレート、エチオフェンカルブ 、エチオン、エトフェンプロックス、エトプロホス、エトリムホス、 フェナミホス、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、 フェノブカルブ、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパスリン、 フェンピラド、フェンピロキシメート、フェンチオン、フェンバレレート、フィ プロニル、フルアジナム、フラズロン、フルサイクロキスロン、フルサイスリネ ート、フルフェノキスロン、フルフェンプロックス、フルバリネート、ホノホス 、ホルモチオン、ホスチアゼート、フブフェンプロックス、フラチオカルブ、 HCH、ヘプテノホス、ヘキサフルムロム、ヘキシチアゾックス、イミダクロ ピリド、イプロベンホス、イサゾホス、イソフェンホス、イソプロカルブ、イソ キサチオン、イベルメクチン、λ−サイハロスリン、ルフェヌロン、 マラチオン、メカルバム、メビンホス、メスルフェンホス、メタルデヒド、メ タクリホス、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトルカ ルブ、ミルベメクチン、モノクロトホス、モキシデクチン、ナレド、NC 18 4、ニテンピラム、 オメソエート、オキサミル、オキシデメソンM、オキシデプロホス、 パラチオンA、パラチオンM、ペルメスリン、フェンソエート、フォレート、 ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、フォキシム、ピリミカルブ、ピリミホ スM、ピリミホスA、プロフェノホス、プロメカルブ、プロパホス、プロポキシ ユル、プロチオホス、プロソエート、ピメトロジン、ピラクロホス、ピリダフェ ンチオン、ピレスメスリン、ピレスルム、ピリダベン、ピリミジン、ピリプロキ シフェン、 キナルホス、 サリチオン、セブホス、シラフルオフェン、スルホテップ、スルプロホス、テ ブフェノジド、テブフェンピラド、テブピリミホス、テフルベンズロン、テフル スリン、テメホス、テルバム、テルブホス、テトラクロルビンホス、チアフェノ クス、チオジカルブ、チオファノックス、チオメソン、チオナジン、スリギリエ ンシン、トラロメスリン、トリアラセン、トリアゾホス、トリアズロン、トリク ロルホン、トリフルムロン、トリメサカルブ、 バミドチオン、XMC、キシリルカルブ、ゼタメスリン。 保護物質としてはさらに化学的もしくは生物学的な耐性誘発剤を使用すること もでき、これらは植物病原微生物、たとえば黴、細菌、ウィルスもしくはビロイ ドに対し植物を保護するよう作用する。耐性誘発作用を有する多くの化合物は、 昆虫もしくは線虫に対し保護を与える。耐性誘発作用を有する物質種類の例はベ ンゾチアジアゾールおよびその誘導体、モノ−およびジ−クロルイソニコチン酸 およびその誘導体、ジクロルイソチアゾールおよびその誘導体、ジブロモチオフ ェンカルボン酸およびその誘導体、サリチル酸およびその誘導体、並びにプロベ ナゾールである。生物学的耐性誘発剤には、微生物、たとえば病原生物、たとえ ば有害黴、細菌、ウィルスもしくは線虫に対する植物の保護に作用する植物に有 益な黴、細菌もしくはウィルスが存在する。 この種の微生物の他に、本発明による人工種子には共生体として、たとえば菌 根黴として或いは窒素固定と一緒にリゾビエンのように植物の生長を支援する生 物も用いることができる。さらに、植物材料と組合わせて用いられる微生物によ る特殊な物質交換生成物の生成によっても、植物の発芽および成長を改善するこ とができ、さらに病原体および害虫侵襲に対し植物を保護することもできる。 本発明によるヒドロゲル−埋封組成物は生物学的材料の貯蔵用として或いは輸 送用として用いることができる。 さらに本発明の他の主題は、このように得られる埋封された生物学的材料の人 工種子としての使用である。 本発明によるポリエステルポリウレタンポリ尿素、並びに本発明による多糖類 誘導体との混合物の生物学的分解性が下記するように証明された。本発明による 材料から形成された埋封材料の分解性も堆肥および土壌にて示された。遅くとも 4週間後に材料は完全に分解し、生物学的に活性でない基質による比較試験は全 く分解を示さず、従って加水分解または機械的作用による埋封材料の崩壊は排除 することができる。分解は本発明による上記添加物、たとえば作用物質、栄養物 質などの存在下でも生じた。 試験すべき化合物を適するカステンに堆肥プラント、腐敗グレードIVからな る高さ2cmの腐敗堆肥の混合物に入れる。充填されたカステンをそれぞれ4週 間にわたり60℃、50℃および37℃で順次に培養棚で培養する。水損失を重 量損失にて測定すると共に補充する。培養の際、定期的に堆肥のpH値を測定す る。測定値がpH7から1単位よりも多く隔たる場合、100mMの燐 酸カリウムによりpH7.0に調整する。それぞれ1週間の後に培養を停止し、 材料を取り出し、精製し、80℃にて一定重量まで乾燥させ、写真撮影する。乾 燥の直後に材料の重量損失を再び秤量する。 有毒比較においては、物質を105℃にて完全に乾燥させると共に蒸発した水 を0.1%のHgCl2溶液により補充する。有毒比較のプローブを堆肥混合物 に導入する前にHgCl2溶液に入れ、次いで乾燥させる。比較バッチを、試験 すべきバッチと全く同様に培養する。4週間後に試料物質がもはや無毒バッチに て検出されなくなる一方、有毒バッチにおける試料が変化しなければ、物質は生 物分解性であると分類される。 以下、限定はしないが実施例により本発明を一層詳細に説明する。実施例 各実施例において、ポリエステルポリウレタンポリ尿素としてはDE 195 17 185号によるポリエステルポリウレタンポリ尿素を使用する。ヒドロキ シエチルセルロースもしくはヒドロキシプロピルセルロースとしては、各実施例 において約10,000〜200,000g/モルの平均分子量(数平均)およ び約0.5〜1.5のエーテル基に関する置換度を有する水溶性の生物学的に分 解しうるヒドロキシアルキルセルロースエーテルを使用する。実施例1 馬鈴薯植物(ソラヌム・ツベロスム)をインビトロにて繁殖させた。この目的 で、2〜6枚の小葉を有する茎切断部を20g/lの蔗糖を含有する液状BM− 媒体に載せ、光/暗のそれぞれ12時間のリズムにて日中は22℃および夜間は 19℃で培養した。BM−媒体はムラシゲ/スクーグ(T.ムラシゲ、スクーグ 、フィジオロジカル・プラント、第15巻、第473〜479頁、1962)に 従う塩類とガンボルグス媒体B(O.L.ガンボルグ、R.A.ミラー、K.オ ジマ、エキスペリメンタル・セル・リサーチ、第50巻、第151頁、1968 ;O.L.ガンボルグ、T.ムラシゲ、T.A.ソルペ、I.K.バシル、イン ビトロ、第12巻、第473頁、1976)に対応するビタミン類とで構成した 。3〜4週間の後、茎切断物をこれら植物から採取すると共に、カプセル化試験 に用いた。 茎切断物を無菌条件下でヒドロキシプロピルセルロース(HPC;ムラシゲ− スクーグに従う半濃度の栄養溶液における0.2MのCaCl2の添加)の3% 分散液に懸濁させると共に、撹拌しながら1%アルギン酸塩溶液に滴下した。次 いで球体を撹拌下に0.2MのCaCl2溶液で洗浄した。その後、球体を軽く 撹拌しながら5%のポリエステルポリウレタンポリ尿素の水性分散物に導入し、 ここで球体表面にはポリエステルポリウレタンポリ尿素からなる薄い弾性ケース が形成された。5分間の後、約5mmの直径を有する球体を溶液から取り出し、 0.2MのCaCl2溶液で洗浄した。これら球体を発芽のためムラシゲ−スク ーグに従う半濃度の栄養媒体を有する寒天プレートに戴置した。培養は20℃に て毎日12時間の照射にて植物棚で行った。約2〜3週間の後、小さい植物がポ リマー球体から成長した。発芽割合は66%であつた。実施例2 馬鈴薯植物からのカプセル化すべき生物学的材料(培養実施例1参照)を無菌 条件下でアルギン酸ナトリウムの3%溶液に懸濁させた。この懸濁物を0.2M のCaCl2溶液に滴下し、これによりアルギン酸塩球体の形成が生じた。30 分間の後、球体を吸引すると共に、軽く撹拌された5%水性ポリエステルポリウ レタンポリ尿素分散物に加えた。アルギン酸塩−ヒドロゲルの表面には薄い弾性 のポリエステルポリウレタンポリ尿素の被覆が形成された。5分間の後、球体を 溶液から取り出し、必要に応じさらに0.1MのCaCl2溶液で洗浄した。発 芽させるため、直径約5mmを有する球体をムラシゲ−スクーグに従う半濃度の 栄養媒体を有する寒天プレートに戴置した。培養は実施例1に示したように植物 棚にて行った。実施例3 75mlのポリエステルポリウレタンポリ尿素の40%分散液と75mlのヒ ドロキシエチルセルロースの2%分散液とをそれぞれ個々に121℃の温度にて 20分間の長さにわたりオートクレーブ処理し、次いで無菌条件下で1:1の比 にて混合した。 馬鈴薯の茎切断物を無菌条件下でヒドロキシエチルセルロースとポリエステル ポリウレタンポリ尿素とのこの混合物の表面に戴置し、個々にピペットにより吸 引した。 次いで茎切断物を、この切断物を包囲するヒドロキシエチルセルロースとポリ エステルポリウレタンポリ尿素との混合物と共に0.2MのCaCl2溶液に滴 下した。10分間の滞留時間の後、直径約5mmを有する球体を取り出し、半濃 度のMS−培地を含む寒天に戴置した。培養は20℃にて毎日12時間の照射に て植物棚で行った。発芽は2〜3週間以内に90%であった。実施例4 75mlのポリエステルポリウレタンポリ尿素の40%分散液と75mlのヒ ドロキシプロピルセルロースの2%分散液とをそれぞれ個々に121℃の温度に て20分間の長さにわたりオートクレーブ処理し、次いで無菌条件下で1:1の 比にて混合した。 馬鈴薯植物をインビトロで繁殖させた(実施例1参照)。3〜4週間の後、こ の植物から茎切断物を得、カプセル化試験に使用した。茎切断物を無菌条件下で ヒドロキシプロピルセルロースとポリエステルポリウレタンポリ尿素との混合物 の表面に戴置すると共に、ピペットにより個々に吸引した。 次いで茎切断物を、これらを包囲するヒドロキシプロピルセルロースとポリエ ステルポリウレタンポリ尿素との混合物と一緒に0.2MのCaCl2溶液に滴 下した。10分間の滞留時間の後、直径約5mmを有する球体を得、これを半濃 度のMS−培地を有する寒天に戴置した。培養は20℃にて毎日12時間の照射 で植物棚にて行った。発芽は2〜3週間以内に90〜100%であった。実施例5 人参(ダウクス・カロタ)の細胞懸濁物を50mlのホルモン含有のムラシゲ −スクーグ培地(MS−培地;T.ムラシゲ、F.スクーグ、フィジオロジカル ・プラント、第15巻、第473〜479頁、1962参照)に毎分100回転 および25℃にて振とう機上で暗所にて培養した。 8日間の後、150mlの細胞懸濁液をメッシュ幅500μm、75μmおよ び30μmの篩いに加えた。30〜75μmの細胞フラクションをホルモンを含 まない培地に散布し、遠心分離により100g沈降させ、再びホルモンを含まな いMS−培地で洗浄し、改めて遠心分離した後に20mlのホルモンを含まない MS−培地に入れた。細胞数は一般に0.5x104〜105細胞/mlであった 。 これら細胞を胚芽発生の誘発に用いた。篩分けした洗浄細胞を上記と同様に振 とう機上で再び培養した。2日間および5日間の後に培地交換を行い、細胞を遠 心分離すると共にホルモンを含まないMS−培地に再懸濁させた。その後、さら に9日間にわたり培養した。全部で14日間の後、懸濁物は10〜100個の胚 芽/mlを含有した。 人参からの段階「トルペド」および「コテリドナリン」の体細胞胚芽をヒドロ キシプロピルセルロースとポリエステルポリウレターポリ尿素との混合物の表面 に戴置した。胚芽を個々にピペットにより吸引すると共に、これらを包囲するポ リマー混合物と一緒に0.2MのCaCl2溶液に滴下した。10分間の滞留時 間の後、直径約5mmを有する球体を採取し、半濃度のMS−培地を有する寒天 に載せた。培養は20℃で毎日12時間の照射にて植物棚で行った。2週間の後 、球体の20%が発芽した。実施例6 カプセルの生物学的分解性の検査 実施例1〜5から得られたカプセルを上記と同様に堆肥試験にて、その完全な 生物学的分解性につき検査した。2、3日間の間隔で分解を検査した。有毒堆肥 における比較試験は、微生物分解が生じたことを示した。 実施例7 75mlのポリエステルポリウレタンポリ尿素の40%分散液と75mlのヒ ドロキシプロピルセルロースの2%分散液とは追加2%のイミダクロピリドを含 有し、これらをそれぞれ個々に121℃の温度にて20分間にわたりオートクレ ーブ処理し、次いで無菌条件下で1:1の比にて混合した。この混合物を0.2 MのCaCl2溶液に滴下した。 得られた約5mmの寸法の球体は約30mg/gの作用物質を含有した。実施例8 乾燥/再加水 実施例1〜5で作成された球体を室内空気にて7日間乾燥させると共に秤量し た。水中での24時間の貯蔵後に、45%の重量増加が確認され、これは水中で の一層長い貯蔵の際にもそれ以上増大しなかった。実施例9 作用物質との組合せ 75mlのポリウレタンポリ尿素の40%分散液と75mlのヒドロキシプロ ピルセルロースの2%分散液とをそれぞれ個々に121℃の温度にて20分間に わたりオートクレーブ処理し、次いで無菌条件下に1:1の比にて混合した。 除草剤イミダクロピリドの溶液(1モル/DMF1リットル)を膜フィルタ( 気孔幅0.2μm)で滅菌濾過し、次いで無菌水により1:10に希釈した。得 られたイミダクロピリドの保存溶液をポリウレタンポリ尿素とヒドロキシプロピ ルセルロースとの混合物に0.1ミリモル/リットルの最終濃度まで添加した。 無菌の0.2M CaCl2溶液は同じ最終濃度にてイミダクロピリドを含有し た。 馬鈴薯の茎切断物(実施例1参照)を無菌条件下でヒドロキシプロピルセルロ ースとポリウレタンポリ尿素との混合物の表面に戴置すると共に個々にピペット により吸引した。 次いで茎切断物を、これらを包囲するヒドロキシプロピルセルロースとポリウ レタンポリ尿素との混合物と共に0.2MのCaCl2溶液に滴下した。比較試 験としては、イミダクロピリドを含まない馬鈴薯の茎切断物をカプセル化した。 10分間の滞留時間の後、球体を採取すると共に半濃度のMS−培地を含む寒天 に戴置した。培養は20℃および毎日12時間の照射および70%の空気湿度に て植物棚で行った。 発芽割合は4週間以内に64%であり、イミダクロピリドを含まない比較は5 7の発芽であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN (72)発明者 ツイツツマン,ヴエールナー ドイツ連邦共和国デイー51381 レーフエ ルクーゼン、オーバア・デム・ホーフ 3 (72)発明者 カルベ,ヨツヘン ドイツ連邦共和国デイー42799 ライヒリ ンゲン、イムミグラター・シユトラーセ 58アー (72)発明者 ミユラー,ハンス―ペーター ドイツ連邦共和国デイー51519 オーデン タール、ホルヴエーク 20 (72)発明者 コツホ,ラインハルト ドイツ連邦共和国デイー51065 ケルン、 リユブニカー・シユトラーセ 12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1種のポリエステルポリウレタンポリ尿素、多糖類および/ま たは多糖類誘導体、並びに生物学的材料を含有するヒドロゲル。 2. 生物学的材料として分裂性植物材料、特に植物細胞、カルス組織、原型質 、植物組織、植物器官、接合胚芽、体細胞胚芽、プロトコーム同族体よりなる群 から選択される植物材料をとして含有することを特徴とする請求の範囲第1項に 記載のヒドロゲル。 3. 植物器官として偶発苗条、小結節、腋芽、頂芽もしくは挿し穂を含有する ことを特徴とする請求の範囲第2項に記載のヒドロゲル。 4. 生物学的材料として遺伝子導入植物からの分裂性材料を含有することを特 徴とする請求の範囲第1項に記載のヒドロゲル。 5. ジイソシアネート成分(a)とジオール成分(b)、ジアミン成分(c) 、必用に応じ親水性ポリエーテルアルコール(d)との必要に応じ水(e)(こ れはイソシアネート基とイソシアネート基に対し反応性である基との当量比の計 算に含まれない)の存在下における反応から生成されるポリエステルポリウレタ ンポリ尿素を含有することを特徴とする請求の範囲第1〜4項のいずれか一項に 記載のヒドロゲル。 6. ヘキサメチレンジイソシアネートまたはヘキサメチレンジイソシアネート と全部で60重量%までの1−イソシナト−3,3,5−トリメチル−5−イソ トアナトメチル−シクロヘキサンおよび/または4,4’−ジイソシアナトジシ クロヘキシメルメタンおよび/または1−メチル−2,4(6)−ジイソシアナ ト−シクロヘキサンとの混合物をジイソシアネート成分(a)として使用した反 応から生成されるポリエステルポリウレタンポリ尿素を含有することを特徴とす る請求の範囲第5項に記載のヒドロゲル。 7. 多糖類および/または多糖類誘導体として可溶性澱粉、アルギン酸塩、メ チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセル ロース、メチルヒドロキシエチルセルロースおよび/またはヒドロキシプロピル セルロースを含有することを特徴とする請求の範囲第1〜6項のいずれか一項に 記載のヒドロゲル。 8. 植物栽培に適する栄養塩混合物、殺細菌剤、殺黴剤、殺昆虫剤、殺ダニ剤 、殺線虫剤および耐性誘発性および/または除草活性成分を含有することを特徴 とする請求の範囲第1〜7項のいずれか一項に記載のヒドロゲル。 9. ポリエステルポリウレタンポリ尿素および多糖類および/または多糖類誘 導体を含有する生物学的材料に適する埋封組成物。 10. 埋封組成物が5〜50重量%の量のポリエステルポリウレタンポリ尿素 の水性分散物と、少なくとも0.1重量%の量の多糖類および/または多糖類誘 導体とを含有することを特徴とする請求の範囲第9項に記載の埋封組成物。 11. 生物学的材料をポリエステルポリウレタンポリ尿素の水性分散物の存在 下に多糖類および/または多糖類誘導体と混合し、混合物を塩溶液との接触によ りコアセルベートさせることを特徴とするヒドロゲルに埋封された生物学的材料 の製造方法。 12. 多価イオンの塩溶液を使用することを特徴とする請求の範囲第10項に 記載の方法。 13. 人工種子としての請求の範囲第1〜8項のいずれか一項に記載の生物学 的材料含有のヒドロゲルの使用。
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