JP2000515358A - 適所に成形された封止グロメット - Google Patents

適所に成形された封止グロメット

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JP2000515358A JP09542703A JP54270397A JP2000515358A JP 2000515358 A JP2000515358 A JP 2000515358A JP 09542703 A JP09542703 A JP 09542703A JP 54270397 A JP54270397 A JP 54270397A JP 2000515358 A JP2000515358 A JP 2000515358A
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シー メリンジャー、リッキー
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ザ ウィタカー コーポレーション
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 伝導性物体を保護するために使用される適所に成形されるグロメット(20)は、端部(18)及び内面を有するハウジング(10)内に配置される。グロメット(20)は、伝導性物体を受容するための通路手段(24,26,28,30)を有すると共に2つの半体(22)を具備している。2つの半体(22)の各々は、ハウジング(10)の端部(18)の適所に成形される。適所に成形されるグロメット(20)の各半体(22)は、ハウジング(10)の端部(18)の適所にグロメット(20)を固定するためにハウジング(10)の内面に接着可能であると共に伝導性物体及び材料自身に接着可能である材料を具備している。接着剤の性質は、水に対してきつい封止を形成するのに効果的である。

Description

【発明の詳細な説明】 適所に成形された封止グロメット (発明の分野) 本発明は、伝導性物体のためのハウジング、そのハウジング内に位置したグロ メット、及びそのグロメットを形成する方法に関する。 (発明の背景) 例えば、導電性ケーブル及び電線を含む伝導性物体における接続部を取囲むた めの種々のグロメット及びハウジングが公知となっている。従来のグロメット及 びハウジングは、設計するのに比較的複雑であり、実装するのに複雑であり、そ れゆえ著しくコスト高になっているという共通の欠点がある。又、従来の製品は 、広い範囲の接続部及び伝導性物体のサイズを容易に適応できないという更なる 欠点がある。このため、作業者は多くの異なるサイズのグロメットを手に入れる 必要がある。又、かかるハウジングに有用なグロメットは、密封された接続部の 外側に水を維持することに十分に効果的でない。 ハウジングの端部を封止するために代表的に使用されるグロメットは、ウレタ ン又はシリコーンゴム製である。これらウレタン又はシリコーンゴムのエラスト マ材料は、グロメットに柔軟性を付与するので、それらグロメットは種々のサイ ズの伝導性物体の周囲で曲げられうる。かかるウレタン又はシリコーンゴムのエ ラストマ材料は、種々のサイズの伝導性物体の周囲で収縮できる量に制限される ので、異なるサイズの伝導性物体の周囲を封止する際に水分に対してなされる保 護の量が制限される。更に、これらグロメットは、互いにきつく押圧されること により水分に対しての保護を提供し、伝導性物体の周囲の隙間のない封止を形成 する。又、グロメットが半体の場合には、グロメットの半体間の隙間のない封止 を形成する。それゆえ、これらグロメットは、水分に対する良好な封止を提供す るために、互いに極めてきつく押圧される必要がある。 米国特許第4,701,574号明細書は、伝導性物体ハウジングへの使用に 適したグロメットを開示している。グロメットは、弾力性及び適応性を具えるよ うに開ループネットワークを有するゲルを具備し、8mmから35mmの円錐貫 入値を有し、かつ50%を超える延びを有する。グロメットを具備するゲルは、 周囲に複数の回旋を有する部材内に含まれている。又、グロメットは、伝導性物 体が挿入されうる通路形成手段を含んでいる。 米国特許第4,963,698号明細書は、重合ゲル製の予め形成されたグロ メットを開示している。この重合ゲルは、約3mmから約40mmの円錐貫入値 を有すると共に、約25%から約850%の伸びを有する。好適なゲルは、10 モル%より少ない非飽和オレフィンを有すると共に、重合体に対する重量比で約 20%から約95%の分散された流体を有するクロスリンクされた非シリコーン 重合体を具備している。流体は、容積が充填剤1に対し0から0.3である。更 に、グロメットは、伝導性物体が挿入されうる通路形成手段を含んでいる。 米国特許第4,839,471号明細書は、全く正反対の2個の封止部材を有 する伝導性物体スプライス閉鎖部材のためのシールを開示している。全く正反対 の2個の封止部材は、伝導性物体に適応するための円筒形凹部を画定する。シー ルは、最大ショア硬さ10のエチレンプロピレン三量体から形成される。各封止 部材は、周囲に延びると共にその凹部内に突出する封止リブを有する。各封止部 材は、又、リブ硬化要素を具備している。 必要なものは、水分に対してより良い封止を提供し、種々のサイズの伝導性物 体に適応し、かつこれら種々のサイズの伝導性物体に対して良好な封止関係を提 供する改良されたグロメットである。 (発明の概要) 本発明は、ハウジング及びハウジングの端部に適所に成形されたグロメットを 具備する。ハウジング及び適所に成形されたグロメットは、種々のサイズの伝導 性物体の通過に順応すると共に水を含む大気要素から伝導性物体を保護する手段 を互いに具備している。適所に成形されたグロメットは、かかる伝導性物体を受 容するための通路形成手段を有している。 グロメットは、ハウジングの端部内の適所に形成される。グロメットは、成形 型を利用することによって適所に形成される。成形型の基部は、ハウジングの端 部によって形成される。成形型の頂部は、基部の上に横たわる頂壁と、頂壁及び 基部間を延びる側壁とを含む可動部分によって形成される。頂壁は、グロメット が形成される流体材料を受容する開口と、グロメットの通路手段を形成するため の反対形状とを有している。 グロメットを適所に形成する方法は、次の工程を具備している。即ち、成形型 の可動部分を成形型の基部上に載置する工程と、流体材料を成形型に開口を介し て注入する工程と、流体材料を凝固させると共に成形型の形状に順応させる工程 と、成形型の可動部分を凝固された材料から可動させる工程とを具備している。 適所に形成されたグロメットは、異なるサイズの伝導性物体を受容すると共に その周囲に形付けられるように、変形可能な材料で製造される。適所に成形され るグロメットの材料は、粘着性もあるので、ハウジングの内部に接着されてグロ メットをハウジングの端部内の適所に固定すると共に、伝導性物体の外部に接着 され、かつ材料自身に接着される。伝導性物体は、適所に成形されるグロメット の通路形成手段を貫通して配置される。 適所に成形されるグロメットは2つの半体で構成され、各々の半体はハウジン グの相補的な半体内に配置される。適所に成形されるグロメットの2つの半体が 伝導性物体の周囲に互いに配置される際に、グロメットの粘着性により各半体は 互いに接着され、水を含む大気要素に対する保護封止を形成する。適所に形成さ れるグロメットの粘着性は、又、2つの半体が互いに引き離されるように、それ らの形状を元の状態にとどまらせる。 適所に形成されるグロメットは、前述の変形性及び粘着性をグロメットに与え るあらゆる材料で構成される。かかる適切な材料の1つは、トリブロック熱可塑 性エラストマ重合体及び増量剤を有する増量されたエラストマ材料である。 本発明のグロメットは、ハウジングの端部内の適所に成形されると共に、伝導 性物体を受容するための通路形成手段を有する。適所に形成されるグロメットは 、変形可能であるとともに粘着性を有し、種々のサイズの伝導性物体に順応でき 、ハウジングの端部及び通路形成手段を通過する伝導性物体に接着される。又、 変形性及び粘着性により、ハウジングが互いに押圧される際に2つのグロメット 半体は互いに接着されると共に、ハウジングが伝導性物体から取り除かれる必要 があるときに2つの半体は互いから引き離され、2つのグロメット半体は引き離 された後に原形を維持する。 (図面の簡単な説明) 本発明の実施形態は、添付の図面を参照することによって説明される。 図1は、本発明のグロメットが保持されたハウジングの斜視図である。 図2は、グロメットを詳細に示す拡大斜視図である。 図3は、グロメットの半体が実装されたハウジングの内部を示す斜視図である 。但し、グロメット半体の1つはハウジングの内部から分解されている。 図4は、グロメットのハウジングへの成形を示す拡大図である。 図5は、本発明のグロメットの斜視図である。 (発明の詳細な説明) 本発明は、伝導性物体のためのハウジングに関する。ハウジングは、伝導性物 体を受容可能な端部と、そのハウジングの端部に配置されると共に伝導性物体を 受容するための通路手段を有する適所に成形されたグロメットとを有している。 又、本発明は、端部及び内面を有するハウジング内に配置される伝導性物体の 保護に使用されるグロメットに関し、そのグロメットは、伝導性物体を受容する ための通路手段を有すると共に、2つの半体を具備している。半体の各々は、ハ ウジングの端部の適所に成形される。グロメットの各半体は、グロメットをハウ ジングの端部の適所に固定するためにハウジングの内面に接着可能であると共に 、伝導性物体及び材料自身に接着可能な材料を具備し、その接着性は水に対する 隙間のない封止を形成するのに効果的である。 1つ以上の伝導性物体がハウジング内に実装されると、グロメットの2つの半 体は伝導性物体を受容する通路を形成するように互いに配置される。伝導性物体 は、ハウジングを通ってグロメットの通路手段内に延びる。グロメットは、ハウ ジングの端部に配置され、水分がハウジング内に進入するのを防止する。従って 、適所に成形されたグロメットは、伝導性物体の周囲における水に対する隙間の ない封止部材として機能する。 適所に形成されるグロメット及びハウジングの双方は、2つの相補的な半体を 有する。各グロメット半体は、各相補的ハウジング半体の内面の端部に配置され る。各相補的ハウジング半体は2つの端部を有し、各端部は適所に成形されたグ ロメットを有することが可能である。使用に際しては、グロメット半体は、2つ の相補的ハウジング半体を閉じることによって伝導性物体を受容する通路手段を 形成するように、互いに配置される。ハウジングが閉じると、グロメットは、伝 導性物体の外部及びハウジングの内面の双方に順応すると共に接着し、周囲から ハウジングの内部への水分の進入に対する効果的な封止を提供する。 グロメットは、変形性及び粘着性の双方を有する材料から製造される。変形性 及び粘着性は、本発明のグロメットに多くの有益な特性を与えるために結合して 機能する。変形性により、グロメットが広い種類の直径を有する伝導性物体の周 囲に形付けられると共に伝導性物体を取り除いた後に以前の形状に復帰する。従 って、同様のグロメットが異なるサイズを有する伝導性物体のために使用されう る。 グロメットを構成する材料には粘着性があるので、その材料はハウジングの端 部、伝導性物体、及び材料自身に接着可能である。その接着性は、接着を成し遂 げるのに外部材料を必要としないようになっている。材料自身は、その材料が前 述のように接着されるのに十分な粘着特性を有する。 グロメットを構成する材料は、ハウジングの端部の内面に接着し、グロメット をハウジングの端部の適所に固定する。更に、伝導性物体がグロメットの通路手 段内に受容され、グロメットの2つの半体がグロメットを取り囲むように互いに 配置される際に、グロメットを構成する材料は伝導性物体の外部に接着する。し かし、伝導性物体が一旦グロメットから取り除かれると、材料はグロメットを以 前の形状にしたままで引き離される。又、グロメットの2つの半体が配置される 際には、グロメットを構成する材料が材料自身に接着可能なので、2つの半体は 互いに接着される。2つのグロメット半体間のかかる接着によって周囲の水分に 対する良好な封止が得られる。2つの半体が互いに引き離される際に、2つの半 体はそれらの以前の形状を残したままで引き離される。 本発明のグロメットは、光ファイバハウジングに使用された後述の図面に示さ れる。しかし、グロメットは、伝導性物体が挿入又は導出されるハウジングを必 要とするあらゆるタイプのハウジングに使用可能である。 図1は、空中にある光ファイバハウジング10の斜視図である。ハウジングは 、一側に沿って互いにヒンジ結合された2つの相補的な半体からなっている。ハ ウジングは、ハウジングの一端から延びて他端に導出される貫通伝導性物体12 と、 ハウジングの一端のみから延びるタップ伝導性物体14との双方を受容するよう に設計されている。ハウジングは、貫通伝導性物体12とタップ伝導性物体14 との間のスプライス接続を収容するように設計されている。その代わりに、ハウ ジングは、伝導性物体12の付加的長さが必要とされる貫通伝導性物体12の両 端間のスプライス接続を収容するように使用されるようにしてもよい。又、ハン ガ16は、ハウジングを支持ケーブルへ固定するために使用される。ハウジング 10の両端に位置するのは、開口を有する端部18である。その開口には伝導性 物体が通過してハウジングの内部に入り込む。水分がハウジングの内部の内側に 入り込むのを防止するために、グロメット20はこれら開口内に固定される。 図1及び図2に示す実施形態において、ハウジングは、開位置と閉位置との間 を移動するために互いにヒンジ結合された2つの剛体半体で形成されている。2 つのハウジング半体は、1つのハウジング半体に回転可能に実装されると共に他 のハウジング半体に形成された凹部にラッチするロック装置を使用することによ って互いに閉じられてもよい。各剛体半体は、2つの端部18を有する。各半体 の各端部18には、適所に形成されるグロメット22の半体が配置される。図1 及び図2に示すように、ハウジングが閉じると、2つのグロメット半体22は互 いに完全なグロメット20を形成する。グロメット20は、周囲からハウジング 10への水分のいかなる進入をも防止するための封止として動作する。 図2は、ハウジング10の端部18の適所に成形された本発明のグロメット2 0の拡大斜視図である。グロメット20は、ハウジング10の端部18内に配置 されると共にハウジング10が閉じられる際に互いに適合する2つの半体22を 具備している。2つのグロメット半体22が互いに適合する際に、それら半体2 2は、ハウジング10の端部18の周囲及びハウジング外側の内部から延びる伝 導性物体12の周囲に良好な封止を提供する。ハウジングが閉位置にあるときに は、2つのグロメット半体は互いに結合されて伝導性物体の周囲に水に対して隙 間のない封止を形成し、いかなる水分のハウジングへの進入を防止する。 図2は、ハウジング10を貫通する伝導性物体12を有する実施形態を示して いる。伝導性物体12は、グロメット20によって封止されている。適所に成形 されたグロメット20を構成する材料は、粘着特性を有する。この粘着性により 、 各グロメット半体22は、ハウジング10の端部18、伝導性物体12、及び他 方のグロメット22に接着する。粘着性は、この接着を維持するために外部の材 料を必要としないようになっている。又、グロメット20を構成する材料は変形 可能であるので、伝導性物体12をグロメットから取り除く際には(ハウジング が開位置に移動する際に起こる)、伝導性物体12はグロメットを以前の形状に 残したままで引き離される。原形に戻るので、グロメットは、再度使用可能であ ると共に、同様又は異なる伝導性物体のいずれか一方のために水に対する隙間の ない封止を再度提供する。再進入可能の特性、ハウジング及びグロメット半体を 開くと共にグロメットを1回以上使用する能力は、本発明のハウジング及びグロ メットの利点である。 図3は、ハウジング10の相補的半体のうちの1つの内部及び2つのハウジン グ半体を接続するための縦ヒンジを示している。ヒンジは、2つのハウジング半 体を接続する多くの可能な方法のうちの1つである。図示のように、ハウジング 半体は、2つの端部18を有する。図示された端部18のうちの1つには、適所 に成形されるグロメット半体18が配置される。他の端部18は、他のグロメッ ト半体22が適所に成形される開口を有する。 又、図3は、ハウジングから分解されたグロメット半体22を示している。各 グロメット半体22は、各ハウジング半体10の内面に配置された端部18の適 所に直接成形される。各グロメット半体22は、各ハウジング半体10の端部1 8に接着される。グロメット半体22の各々は、貫通する伝導性物体12を受容 するための通路手段24を有する。通路手段24は、伝導性物体12の外部に接 着され、伝導性物体12の周囲に封止を提供する。又、各グロメット半体22は 、ハウジング10を支持ケーブルに固定するために貫通するハンガ16を受容す るための他の通路手段26を具備している。 図3に示されたグロメットは、又、付加的な通路手段28及び30を具備して いる。この通路手段28及び30は、タップ伝導性物体14をハウジングの端部 からハウジング10内へ延ばす必要があるときにタップ伝導性物体14を受容可 能となっている。これら通路手段28,30は常にケーブルを受容しないので、 通路手段は一体プラグ32,34を伴って設計されても良い。これら一体プラグ 32,34は、付加的通路手段28,30の一端を塞ぐ。更に、一体プラグ32 ,34は、通路手段から上方に半円形状で延びている。一体プラグ32,34を 含むグロメットの実施形態において、グロメット20の2つの半体22が互いに 配置されると、プラグ32,34は、グロメット20の相補的半体22の通路手 段28,30内に受容されるので、図2に示すように、付加的通路手段28,3 0を塞ぐと共に、使用されていない溝28,30を介してハウジングの内部に水 分が受容されるのを防止する。一体プラグを具備する通路手段28,30に伝導 性物体12を載置する際には、プラグ32,34は圧縮又は変形され、伝導性物 体の周囲に隙間のない封止を形成する。 図4は、ハウジングの端部18の適所にグロメット半体22を成形するための 成形型40を示し、図5は、適所に成形されるグロメット半体22を示している 。ハウジング10にグロメット半体22を形成するために、成形型はハウジング 10の端部18上に載置されると共に流体材料が成形型内に注入される。一旦流 体が硬化すると、成形型は取り除かれ、ハウジング10の端部18の適所に成形 されたグロメット半体22が残る。 ハウジング10の端部18は、成形型の基部として作用する。成形型40の頂 部は、頂壁及び側壁を有する可動部分である。頂壁は基部上に横たわり、側壁は 頂壁と基部との間を延びる。頂壁は、グロメット半体22を形成する流体材料を 受容するための1つの開口(又は、複数の開口)42を有している。又、頂壁は 、グロメット半体22の通路手段24,26,28,30を形成するための反対 の形状を有する。グロメット半体を形成する流体が成形型の頂壁に接して硬化す ると、グロメット半体22の頂部は、伝導性物体を受容するために必要なすべて の通路手段24,26,28,30及びプラグ32,34を有する図5に示す形 状となる。 グロメット半体22を適所に形成するために、成形型40の可動部分はハウジ ング10の端部18上に載置される。側壁(図示せず)は、成形型の可動部分の 一体部分であるか、又は、別体部品のいずれであってもよい。側壁が可動部分と 別体の場合には、それら側壁は成形型の両側に沿って頂壁と基部との間に挿入さ れる。側壁は、流体材料を成形型キャビティ内に保ち、グロメット半体22の側 部を形成する。側壁が成形型の可動部分の頂壁と一体の場合には、それら側壁は 頂壁から下方に延びる。 ハウジング10の端部18に適所に成形されたグロメット半体22を形成する ために、成形型の可動部分は最初にハウジング10の端部18上に載置される。 次に、流体材料は、成形型の可動部分の頂壁の開口42を介して成形型の内部キ ャビティ内へ注入される。キャビティは、基部、2つの側壁、及び頂壁によって 画定される。成形型のキャビティ内に注入される流体材料の性質は、硬化すると 共に成形型の内部キャビティの形状に順応するようなものである。流体材料が十 分な硬さに硬化した後、グロメット半体22はその形状を保持し、成形型40の 可動部分は取り除かれ、グロメット半体22はハウジング10の端部18の適所 に成形される。 適所に成形されたグロメット半体22は、グロメットを構成する材料の接着性 のためにハウジング10の端部18に取り付けられた状態を維持する。図3は、 グロメット半体22が適所に成形される端部18を詳細に示している。ハウジン グの端部18は、複数のリブ50と複数のアンダカット52とを有している。ア ンダカット52は、適所に成形されたグロメットを端部18にロック状態に維持 することを助成する。リブ50は、ハウジングの内面からハウジングのヒンジ側 壁に至るまで延びる。リブ50の側部に沿ってアンダカット52、即ち溶融した エラストマ材料がアンダカット52に流れ込むことを許容する反対形状が設けら れている。リブ50及びアンダカット52の組み合わせは、端部18の適所にロ ックされたグロメットを維持する。これらの特徴は材料の性質とともに適所に成 形されたグロメットを所定位置にロックする。 本発明の適所に成形されるグロメットは、グロメットにここに記載した付随の 有益な特性を与えるために十分な粘着性及び変形性を有するあらゆる材料であっ てもよい。適所に成形されるグロメットを形成するための好適な材料は、トリブ ロック熱可塑性エラストマ及び増量剤を具備する増量されたエラストマ材料であ る。 トリブロック熱可塑性エラストマは、第1のトリブロック熱可塑性エラストマ (以下、第1エラストマという。)と、第2のトリブロック熱可塑性エラストマ (以下、第2エラストマという。)とを具備していても良い。第1エラストマは 、第2エラストマよりも高い溶融粘性を有する。低溶融粘性を伴った混合物(こ こでは第2重合体)は、粘性が低いので、より容易に流れる。第2エラストマは 、グロメットが形成される材料に、グロメットが適所に成形される温度でより容 易に流れうる能力を与える。かかる第2重合体は、成形型内に注入される流体材 料がキャビティ内へより容易に流れることをも可能にする。キャビティは、成形 型の形状を画定する。本発明のグロメットの変形例は、第1エラストマ単独か、 又は第1及び第2エラストマを組合わせたものを具備する材料で製造される。 本発明の好適な第1及び第2重合体は特定の応用要求に応じた比較的広い範囲 の溶融粘性を有するように意図されているが、本発明の第1エラストマは約25 ,000CPS、より好ましくは40,000CPS以上の溶融粘性を有するこ とが好ましい。ここに示してはいないが、溶融粘性は、300°F(150℃) におけるケードル油(Kaydol oil)5%の濃度では、エラストマの粘性である。 本発明の第2エラストマは、約20,000CPSよりも低い、特に15,00 0CPSよりも低い溶融粘性を有することが好ましい。 使用可能である適切なトリブロック熱可塑性エラストマは、KRATON G1651及び KRATON G1654を含んでいる。KRATON G1651は、ポリ(スチレン−エチレン−ブチ レン−スチレン)トリブロック共重合体であり、シェルディベロップメントコー ポレーション(Shell Development Corporation)から入手可能であり、エチレ ン及びブチレンセンターブロック約67に対して約33の比を持っているエチレ ンエンドブロックを有する。シェル社の技術誌SC1102-89によれば、KRATON G165 1は、300°Fにおけるケードル油5%の濃度では、約42,700の溶融粘 性を有する。このため、KRATON G1651は、ここに記載した第1エラストマである 。KRATON G1654は、トリブロック共重合体、ポリ(スチレン−エチレン−ブチレ ン−スチレン)であり、KRATON 1651Xの低分子量類似体としてシェルディベロッ プメントコーポレーションによって販売されている。KRATON G1654は、試験され 、約14,200CPS溶融粘性を有することが発見されている。従って、KRAT ON G1654は、ここに記載した第2エラストマである。 ここに記載されたトリブロック熱可塑性エラストマは、米国特許第3,485 ,787号明細書に開示された方法を含む幾らかの公知技術によって処理されう る。他の適切なトリブロック共重合体は、米国特許第5,360,350号明細 書に開示された方法を含んでいる。 トリブロック熱可塑性エラストマに加えて、適所に成形されたグロメットを構 成する材料は、トリブロック熱可塑性エラストマを柔らかくするために可塑剤と して作用する増量剤をも具備している。本発明の増量剤は、第1増量剤及び第2 増量剤を具備していても良い。増量剤引きつけ力に対する重合体が強いときには 、増量剤は高融和性及び熱可塑性エラストマのために高溶解性を有し、第2増量 剤である。増量剤引きつけ力に対する重合体が比較的弱いときには、増量剤は第 1増量剤のタイプである。 適切な増量剤は、ケードル鉱油(第1増量剤)又はパナレーンH300E(第 2増量剤)を含んでいる。ケードルは、ウィトココーポレーションの一部門であ るソナボーン社から入手可能である。パナレーンH300Eは、アモコケミカル 社から入手可能である。これら及び他の適切な増量剤は、米国特許第5,360 ,350号明細書に開示されている。 適所に成形されるグロメットを形成するために適切である材料は、トリブロッ ク熱可塑性エラストマ及び増量剤を具備している。重合体と増量剤との割合は、 ここに記載した変形及び粘着特性を有するグロメット組成を提供するように選択 されることが好ましい。グロメット組成は、トリブロック熱可塑性エラストマの 重量比が小さく、そのエラストマのための増量剤の重量比が大きいことが好まし い。 好適実施形態において、グロメットは、第1エラストマの重量が約2%から約 12%で第1増量剤の重量が約70%から約95%を含むエラストマ材料を具備 している。変形例として、グロメットは、第1エラストマの重量が約2%から約 13%で第2エラストマの重量が約0%から約10%を含むエラストマ材料を具 備している。又、好適実施形態は、第1増量剤の重量が約70%から約95%で 第2増量剤の重量が約0%から約25%を含むエラストマ材料を具備していても よい。 特に好適な実施形態において、グロメットは、第1エラストマの重量が約5% で第2エラストマの重量が約2.5%を有するエラストマ材料を具備している。 増量されたエラストマ材料は、更に、重量が約91.4%の第1増量剤を具備し ている。 適所に成形されるグロメットが形成される増量されたエラストマ材料は、代表 的にはトリブロック熱可塑性エラストマを増量剤と混合することによって製造さ れる。使用可能な適切なトリブロック熱可塑性エラストマは、KRATON G1651及び KRATON G1654である。増量剤は、ケードル鉱油又はパナレーンH300E増量剤 である。酸化防止剤、殺菌剤、着色料等の種々の特性を具えるために、材料には 他の成分が含入されうる。代表的な添加剤は、すべてが酸化防止剤であるIrgano s 1010,Tinuvin 234,及びTinuvin T770、Metasol Tk100、殺菌剤、Regal 400Rカ ーボンブラック、着色料である。 使用可能である他の重合体、増量剤、及び種々の他の成分は、米国特許第5, 360,350号明細書に記載されている。 次の実施例は、本発明の好適実施形態を示している。 実施例1 好適実施形態において、適所に成形されるグロメットを形成する材料は、トリ ブロック第1エラストマである重量5%のKRATON G1651、トリブロック第2エラ ストマである重量2.5%のKRATON G1654、第1増量剤である重量91.4%の ケードル鉱油、重量0.5%のIrganox 1010、重量0.2%のTinuvin 234、重 量0.2%のTinuvin T770、重量0.05%のMetasol Tk100、及び重量0.1 5%のRegal 400Rで製造される。 グロメットは、適当な量のケードル鉱油増量剤を混合タンク内で検量すること によって処理される。酸化防止剤、殺菌剤等の添加物は、タンク内で増量剤に加 えられる。次いで、KRATON G1651及びG1654はタンク内に加えられる。混合物は 、遅い掃引速度及び低分散ブレード速度で混合される。次に、タンク及びタンク 内の材料は、真空大気状態に置かれると共に約2時間から約3時間の総合混合時 間の間320°Fに至るまで加熱される。混合が完了した後に、予めケードル鉱 油に浸されたカーボンブラックがタンクに加えられると共に混合物が付加 的な30分の間かき混ぜられる。 グロメットは、ハウジングに接して固定される成形型を使用することによって ハウジング内の所定位置に形成される。増量されたエラストマ混台物は、380 °Fの温度に至るまで加熱されると共にキャビティに対して成形型を満たすよう に使用される。グロメットは15分間冷却され、次いで成形型が取り除かれて完 成したグロメットが残る。 この実施例によって形成されたグロメットは、25℃で測定して19.5mm の円錐貫入値、80℃で24時間測定して0mm(0インチ)のスランプ抵抗、 引裂き強度、及び1950%よりも大きい伸びを有している。グロメットが形成 される材料の好適実施形態のための適切なパラメータは、次のようである。即ち 、円錐貫入値は約15mmから約22.5mm、引裂き強度は約5lb/inよりも 大きく、伸びは約1000%よりも大きいことが必要である。 円錐貫入値は、ASTM D217によって測定される。ASTM D217は、アメリ カ材料試験協会(ASTM)によって採用された「潤滑油の円錐貫入値用の標準試験方 法」と題された標準試験方法であり、潤滑油の粘性を決定するために材料産業を 通じて使用される。スランプ抵抗は、ASTM試験方法D2202の改定版によって 測定される。これら試験は、米国特許第5,360,350号明細書に開示され ている。 本発明の特徴は、グロメットが貫通する種々のサイズの伝導性物体に適応でき 、水分に対して効果的な封止を提供することができることである。又、グロメッ トは、ハウジング内の適所に成形可能であり、このためハウジングの一体部品と なる。本発明のハウジング及び適所に成形されるグロメット及びそれら付随的な 効果の多くは、前述の記載から理解されよう。本発明の神髄又は範囲から離れる ことなく、又、本発明のすべての効果を犠牲にすることなく、種々の変更が形状 、構造、及び部品配置においてなされうることが明白である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月20日(1998.5.20) 【補正内容】 周囲に複数の回旋を有する部材内に含まれている。又、グロメットは、伝導性物 体が挿入されうる通路形成手段を含んでいる。 米国特許第4,963,698号明細書は、重合ゲル製の予め形成されたグロ メットを開示している。この重合ゲルは、約3mmから約40mmの円錐貫入値 を有すると共に、約25%から約850%の伸びを有する。好適なゲルは、10 モル%より少ない非飽和オレフィンを有すると共に、重合体に対する重量比で約 20%から約95%の分散された流体を有するクロスリンクされた非シリコーン 重合体を具備している。流体は、容積が充填剤1に対し0から0.3である。更 に、グロメットは、伝導性物体が挿入されうる通路形成手段を含んでいる。 米国特許第4,839,471号明細書は、全く正反対の2個の封止部材を有 する伝導性物体スプライス閉鎖部材のためのシールを開示している。全く正反対 の2個の封止部材は、伝導性物体に適応するための円筒形凹部を画定する。シー ルは、最大ショア硬さ10のエチレンプロピレン三量体から形成される。各封止 部材は、周囲に延びると共にその凹部内に突出する封止リブを有する。各封止部 材は、又、リブ硬化要素を具備している。 1991年9月27日に公開された仏国特許出願第2,660,118号明細 書は、電線が最初にモジュール内に挿入され、次いで一括のゲルがモジュール内 に押し込まれて電線の周囲に自己封止ペーストを形成する封止された接続モジュ ールを製造する方法に関する。1993年9月2日に公開された独国特許第93 08361.0号公報は、ケーブル用の結合部又は接続点を受容するためのスリ ーブに関する。ここで、ケーブルは、ゲル状の混合物に着座してスリーブの空間 を埋めることによってスリーブに移動不可能に結合される。 必要なものは、水分に対してより良い封止を提供し、種々のサイズの伝導性物 体に適応し、かつこれら種々のサイズの伝導性物体に対して良好な封止関係を提 供する改良されたグロメットである。 (発明の概要) 本発明は、ハウジング及びハウジングの端部に適所に成形されたエラストマグ ロメットを具備する。ハウジング及び適所に成形されたグロメットは、種々のサ イズの伝導性物体の通過に順応すると共に水を含む大気要素から伝導性物体を保 護する手段を互いに具備している。適所に成形されたグロメットは、かかる伝導 性物体を受容するための通路形成手段を有している。 グロメットは、ハウジングの端部内の適所に形成される。グロメットは、成形 型を利用することによって適所に形成される。成形型の基部は、ハウジングの端 部によって形成される。成形型の頂部は、基部の上に横たわる頂壁と、頂壁及び 基部間を延びる側壁とを含む可動部分によって形成される。頂壁は、グロメット が形成される流体材料を受容する開口と、グロメットの通路手段を形成するため (以下、第2エラストマという。)とを具備していても良い。第1エラストマは 、第2エラストマよりも高い溶融粘性を有する。低溶融粘性を伴った混合物(こ こでは第2重合体)は、粘性が低いので、より容易に流れる。第2エラストマは 、グロメットが形成される材料に、グロメットが適所に成形される温度でより容 易に流れうる能力を与える。かかる第2重合体は、成形型内に注入される流体材 料がキャビティ内へより容易に流れることをも可能にする。キャビティは、成形 型の形状を画定する。本発明のグロメットの変形例は、第1エラストマ単独か、 又は第1及び第2エラストマを組合わせたものを具備する材料で製造される。 本発明の好適な第1及び第2重合体は特定の応用要求に応じた比較的広い範囲 の溶融粘性を有するように意図されているが、本発明の第1エラストマは約25 ,000CPS(25NxS/m2)、より好ましくは40,000CPS(40Nx S/m2)以上の溶融粘性を有することが好ましい。ここに示してはいないが、溶 融粘性は、300°F(150℃)におけるケードル油(Kaydol oil)5%の濃 度では、エラストマの粘性である。本発明の第2エラストマは、約20,000 CPS(20NxS/m2)よりも低い、特に15,000CPS(15NxS/m2) よりも低い溶融粘性を有することが好ましい。 使用可能である適切なトリブロック熱可塑性エラストマは、KRATON G1651及び KRATON G1654を含んでいる。KRATON G1651は、ポリ(スチレン−エチレン−ブチ レン−スチレン)トリブロック共重合体であり、シェルディベロツプメントコー ポレーション(Shell Development Corporation)から入手可能であり、エチレ ン及びブチレンセンターブロック約67に対して約33の比を持っているエチレ ンエンドブロックを有する。シェル社の技術誌SC1102-89によれば、KRATON G165 1は、300°F(150℃)におけるケードル油5%の濃度では、約42,7 00CPS(42.7NxS/m2)の溶融粘性を有する。このため、KRAT0NG1651 は、ここに記載した第1エラストマである。KRATON G1654は、トリブロック共重 合体、ポリ(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン)であり、KRATON 1651X の低分子量類似体としてシェルディベロップメントコーポレーションによって販 売されている。KRATON G1654は、試験され、約14,200CPS(14.2Nx S/m2)の溶融粘性を有することが発 見されている。従って、KRATON G1654は、ここに記載した第2エラストマである 。 的な30分の間かき混ぜられる。 グロメットは、ハウジングに接して固定される成形型を使用することによって ハウジング内の所定位置に形成される。増量されたエラストマ混合物は、380 °F(193℃)の温度に至るまで加熱されると共にキャビティに対して成形型 を満たすように使用される。グロメットは15分間冷却され、次いで成形型が取 り除かれて完成したグロメットが残る。 この実施例によって形成されたグロメットは、25℃で測定して19.5mm の円錐貫入値、80℃で24時間測定して0cm(0インチ)のスランプ抵抗、 150℃/300°Fで測定して100万CPS(1000NxS/m2)のB型粘 度、7.5lb/in(1.3N/mm)の引裂き強度、及び1950%よりも大き い伸びを有している。グロメットが形成される材料の好適実施形態のための適切 なパラメータは、次のようである。即ち、円錐貫入値は約15mmから約22. 5mm、引裂き強度は約5lb/in(0.9N/mm)よりも大きく、伸びは約1 000%よりも大きいことが必要である。 円錐貫入値は、ASTM D217によって測定される。ASTM D217は、アメリ カ材料試験協会(ASTM)によって採用された「潤滑油の円錐貫入値用の標準試 験方法」と題された標準試験方法であり、潤滑油の粘性を決定するために材料産 業を通じて使用される。スランプ抵抗は、ASTM試験方法D2202の改定版によ って測定される。これら試験は、米国特許第5,360,350号明細書に開示 されている。 本発明の特徴は、グロメットが貫通する種々のサイズの伝導性物体に適応でき 、水分に対して効果的な封止を提供することができることである。又、グロメッ トは、ハウジング内の適所に成形可能であり、このためハウジングの一体部品と なる。本発明のハウジング及び適所に成形されるグロメット及びそれら付随的な 効果の多くは、前述の記載から理解されよう。本発明の神髄又は範囲から離れる ことなく、又、本発明のすべての効果を犠牲にすることなく、種々の変更が形状 、構造、及び部品配置においてなされうることが明白である。 請求の範囲 1.伝導性物体(12)のためのハウジング(10)であって、該ハウジング( 10)は、前記伝導性物体(12)及び適所に成形されるエラストマグロメッ ト(20)を受容可能な端部(18)を有し、前記適所に成形されるグロメッ ト(20)は、前記ハウジング(10)の前記端部(18)に位置すると共に 、前記伝導性物体(12)を受容するための通路手段(24)を有することを 特徴とするハウジング。 2.前記ハウジング(10)は、開位置及び閉位置の間を移動するために互いに ヒンジ結合された2つの相補的なハウジング半体を具備していることを特徴と する請求の範囲第1項記載のハウジング。 3.前記各ハウジング半体は2つの端部(18)を有し、該端部(18)の各々 は前記ハウジング半体の対向端に配置されていることを特徴とする請求の範囲 第2項記載のハウジング。 4.前記各ハウジング半体は、前記各ハウジング半体に配置された前記2つの端 部(18)の各々に配置された、適所に成形されるグロメット(22)を具備 していることを特徴とする請求の範囲第3項記載のハウジング。 5.前記グロメット(20)の前記通路手段(24)は、更に、水分を遮るプラ グ(32,34)を具備していることを特徴とする請求の範囲第1項記載のハ ウジング。 6.前記端部(18)は、リブ(50)と、前記適所に成形されるグロメット( 20)を前記端部(18)内の適所にロックした状態を維持するためのアンダ カット(52)とを具備していることを特徴とすることを特徴とする請求の範 囲第1項記載のハウジング。 7.伝導性物体(12)を保護するために使用され、端部(18)及び内面を有 するハウジング(10)内に位置されるエラストマグロメット(20)であっ て、該グロメット(20)は、前記伝導性物体(12)を受容するための通路 手段(24)を有すると共に、2つの半体を具備し、該半体の各々は、前記ハ ウジング(10)の前記端部(18)の適所に成形され、前記グロメット(2 0)の前記各半体は、前記ハウジング(10)の前記端部(1 8)の適所に前記グロメット(20)を固定するために前記ハウジング(10 )の前記内面、前記伝導性物体(12)及び材料自身に接着可能である材料を 具備し、前記接着の性質は、水分に対してきつい封止を形成するのに効果的で あることを特徴とするグロメット。 8.前記グロメットは、トリブロック熱可塑性エラストマ及び増量剤を具備する 増量されたエラストマ材料で形成されることを特徴とする請求の範囲第7項記 載のグロメット。 9.前記トリブロック熱可塑性エラストマは第1エラストマ及び第2エラストマ を具備し、前記増量剤は第1増量剤及び第2増量剤を具備していることを特徴 とする請求の範囲第8項記載のグロメット。 10.前記グロメットは、約2重量%から約12重量%の第1エラストマと、0 重量%から約10重量%の第2エラストマと、約70重量%から約95重量% の第1増量剤と、0重量%から約75重量%の第2増量剤とを具備しているこ とを特徴とする請求の範囲第9項記載のグロメット。 11.前記グロメットは、更に、約5重量%の第1トリブロックエラストマと、 約2.5重量%の第2エラストマと、約91.4重量%の第1増量剤とを具備 していることを特徴とする請求の範囲第10項記載のグロメット。 12.前記通路手段(24)はその内部に配置されたプラグ(32,34)を有 し、該プラグ(32,34)は水分がハウジング(10)へ進入するのを遮る ことを特徴とする請求の範囲第7項記載のグロメット。 13.前記通路手段(24)に配置された前記プラグ(32,34)は、伝導性 物体(12)が前記通路手段(24)を通過できるようにつぶれることを特徴 とする請求の範囲第12項記載のグロメット。 14.前記グロメットは、約15mmから約22.5mmの円錐貫入値、約0c m(0インチ)のスランプ抵抗、約1,000,000CPS(1000NxS /m2)のB型粘性、約5lb/in(0.9N/mm)よりも大きな引裂き強度 、及び約1000%よりも大きな伸びを有することを特徴とすることを特徴と する請求の範囲第7項記載のグロメット。 15.前記グロメットは、約19.5mmの円錐貫入値、約7.5lb/in(1. 3N/mm)の引裂き強度、及び約1950%の伸びを有することを特徴とす る請求の範囲第14項記載のグロメット。 16.伝導性物体(12)を受容するための通路手段(24)を有すると共にハ ウジング(10)内に配置されるエラストマグロメット(20)の一部分(2 2)を適所に成形するための方法であって、前記ハウジング(10)が端部開 口を有すると共に成形型を利用することによる基部(18)を含み、前記成形 型が前記基部(18)と可動部分(40)とを具備し、該可動部分(40)が 、前記基部(18)上を横たわる頂壁と、該頂壁及び前記基部(18)間を延 びる側壁とを含み、前記頂壁が、前記グロメット(20)を形成する流体材料 を受容するための開口(42)と、前記グロメット(20)の前記通路手段( 24)を形成するための反対形状とを有するグロメット(20)の一部分(2 2)を適所に成形するための方法において、 a)前記成形型の前記可動部分(40)を前記成形型の前記基部(18)上 に載置する工程と、 b)前記流体材料を前記開口(42)を介して前記成形型内に注入する工程 と、 c)前記流体材料を固化させると共に前記成形型の形状に順応させる工程と 、 d)前記成形型の前記可動部分(40)を固化された材料から取り除く工程 とを具備しているとを特徴とするグロメットの一部分を適所に成形するための 方法。 17.前記グロメット(20)の一部分(22)を適所に形成するために使用さ れる前記成形型の前記可動部分(40)は、該頂壁とは別体であって前記頂壁 に一体的に実装されていない側壁を具備することを特徴とする請求の範囲第1 6項記載のグロメットの一部分を適所に成形するための方法。 18.前記流体材料は、トリブロック熱可塑性エラストマと増量剤との混合物を 加熱することによって処理されることを特徴とする請求の範囲第16項記載の グロメットの一部分を適所に成形するための方法。 19.前記流体材料は、第1エラストマ及び第2エラストマを具備する前記ト リブロック熱可塑性エラストマと、第1増量剤及び第2増量剤を具備する前記 増量剤とから形成されることを特徴とする請求の範囲第18項記載のグロメッ トの一部分を適所に成形するための方法。 20.前記流体材料は、約2重量%から約12重量%の第1エラストマ、0から 約10重量%の第2エラストマ、約70重量%から約95重量%の第1増量剤 、及び0から約75重量%の第2増量剤を具備していることを特徴とする請求 の範囲第19項記載のグロメットの一部分を適所に成形するための方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウッドウォード、マービン アメリカ合衆国 ノースカロライナ州 27106 ウィンストンセーラム バディン ブルックレーン 1836

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.伝導性物体のためのハウジングであって、該ハウジングは、前記伝導性物体 及び適所に成形されるグロメットを受容可能な端部を有し、前記適所に成形さ れるグロメットは、前記ハウジングの前記端部に位置すると共に、前記伝導性 物体を受容するための通路手段を有することを特徴とするハウジング。 2.前記ハウジングは、開位置及び閉位置の間を移動するために互いにヒンジ結 合された2つの相補的なハウジング半体を具備していることを特徴とする請求 の範囲第1項記載のハウジング。 3.前記各ハウジング半体は2つの端部を有し、該端部の各々は前記ハウジング 半体の対向端に配置されていることを特徴とする請求の範囲第2項記載のハウ ジング。 4.前記各ハウジング半体は、前記各ハウジング半体に配置された前記2つの端 部の各々に配置された、適所に成形されるグロメットを具備していることを特 徴とする請求の範囲第3項記載のハウジング。 5.前記グロメットの前記通路手段は、更に、水分を遮るプラグを具備している ことを特徴とする請求の範囲第1項記載のハウジング。 6.前記端部は、リブと、前記適所に成形されるグロメットを前記端部内の適所 にロックした状態を維持するためのアンダカットとを具備していることを特徴 とすることを特徴とする請求の範囲第1項記載のハウジング。 7.伝導性物体を保護するために使用され、端部及び内面を有するハウジング内 に位置されるグロメットであって、該グロメットは、前記伝導性物体を受容す るための通路手段を有すると共に、2つの半体を具備し、該半体の各々は、前 記ハウジングの前記端部の適所に成形され、前記グロメットの前記各半体は、 前記ハウジングの前記端部の適所に前記グロメットを固定するために前記ハウ ジングの前記内面、前記伝導性物体及び材料自身に接着可能である材料を具備 し、前記接着の性質は、水分に対してきつい封止を形成するのに効果的である ことを特徴とするグロメット。 8.前記グロメットは、トリブロック熱可塑性エラストマ及び増量剤を具備 する増量されたエラストマ材料で形成されることを特徴とする請求の範囲第7 項記載のグロメット。 9.前記トリブロック熱可塑性エラストマは第1エラストマ及び第2エラストマ を具備し、前記増量剤は第1増量剤及び第2増量剤を具備していることを特徴 とする請求の範囲第8項記載のグロメット。 10.前記グロメットは、約2重量%から約12重量%の第1エラストマと、0 重量%から約10重量%の第2エラストマと、約70重量%から約95重量% の第1増量剤と、0重量%から約75重量%の第2増量剤とを具備しているこ とを特徴とする請求の範囲第9項記載のグロメット。 11.前記グロメットは、更に、約5重量%の第1トリブロックエラストマと、 約7.5重量%の第2エラストマと、約91.4重量%の第1増量剤とを具備 していることを特徴とする請求の範囲第10項記載のグロメット。 12.前記通路手段はその内部に配置されたプラグを有し、該プラグは水分がハ ウジングへ進入するのを遮ることを特徴とする請求の範囲第7項記載のグロメ ット。 13.前記通路手段に配置された前記プラグは、伝導性物体が前記通路手段を通 過できるようにつぶれることを特徴とする請求の範囲第12項記載のグロメッ ト。 14.前記グロメットは、約15mmから約22.5mmの円錐貫入値、約0m m(0インチ)のスランプ抵抗、約1,000,000CPSのB型粘性、約 5lb/inよりも大きな引裂き強度、及び約1000%よりも大きな伸びを有す ることを特徴とすることを特徴とする請求の範囲第7項記載のグロメット。 15.前記グロメットは、約19.5mmの円錐貫入値、約7.5lb/inの引裂 き強度、及び約1950%の伸びを有することを特徴とする請求の範囲第14 項記載のグロメット。 16.伝導性物体を受容するための通路手段を有すると共にハウジング内に配置 されるグロメットの一部分を適所に成形するための方法であって、前記ハウジ ングが端部開口を有すると共に成形型を利用することによる基部を含み、 前記成形型が前記基部と可動部分とを具備し、該可動部分が、前記基部上を横 たわる頂壁と、該頂壁及び前記基部間を延びる側壁とを含み、前記頂壁が、前 記グロメットを形成する流体材料を受容するための開口と、前記グロメットの 前記通路手段を形成するための反対形状とを有するグロメットの一部分を適所 に成形するための方法において、 a)前記成形型の前記可動部分を前記成形型の前記基部上に載置する工程と 、 b)前記流体材料を前記開口を介して前記成形型内に注入する工程と、 c)前記流体材料を固化させると共に前記成形型の形状に順応させる工程と 、 d)前記成形型の前記可動部分を固化された材料から取り除く工程とを具備 しているとを特徴とするグロメットの一部分を適所に成形するための方法。 17.前記グロメットの一部分を適所に形成するために使用される前記成形型の 前記可動部分は、該頂壁とは別体であって前記頂壁に一体的に実装されていな い側壁を具備することを特徴とする請求の範囲第16項記載のグロメットの一 部分を適所に成形するための方法。 18.前記流体材料は、トリブロック熱可塑性エラストマと増量剤との混合物を 加熱することによって処理されることを特徴とする請求の範囲第16項記載の グロメットの一部分を適所に成形するための方法。 19.前記流体材料は、第1エラストマ及び第2エラストマを具備する前記トリ ブロック熱可塑性エラストマと、第1増量剤及び第2増量剤を具備する前記増 量剤とから形成されることを特徴とする請求の範囲第18項記載のグロメット の一部分を適所に成形するための方法。 20.前記流体材料は、約2重量%から約12重量%の第1エラストマ、0から 約10重量%の第2エラストマ、約70重量%から約95重量%の第1増量剤 、及び0から約75重量%の第2増量剤を具備していることを特徴とする請求 の範囲第19項記載のグロメットの一部分を適所に成形するための方法。
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