JP2000515291A - 方位角の向きに方向づけられたトラックを用いた長手方向磁気記録構造 - Google Patents

方位角の向きに方向づけられたトラックを用いた長手方向磁気記録構造

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Abstract

(57)【要約】 磁気テープ媒体の長手方向の軸から方位角(370)の向きで配列されるデータトラック(31〜38)を有するリニアフォーマットを使用して、データを磁気テープ媒体(300)に格納し、且つ、磁気テープ媒体(300)から取り出すためのシステムである。システムは、ホストコンピュータ(1)からデータストリームを受け取り、このデータをトラックにセグメント化し、これらのトラックを、磁気テープ媒体の方位角の向きに方向付けされたトラックに書き込む。リニアテープ機構(400)は、方位角の向きに方向付けされたトラックにおいてデータの読み出しおよび書き込みを行うために使用され、その結果、リニアテープ機構において、高データ密度が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】 方位角の向きに方向づけられたトラックを用いた長手方向磁気記録構造 発明の分野 本発明は、ビデオ、オーディオおよびコンピュータシステムの記録再生システ ムを含む分野に適用される、磁気テープ媒体にデータを記録するために利用され る磁気記録構造に関する。本発明は特に、ヘリカル記録構造において用いられる 方位角の向きに(azimuthally)に方向づけられたトラックの高密度 記録という利点を、リニア記録構造で利用される、より低価格で且つ簡素なテー プトラッキングシステムと組み合わせた磁気記録構造に関する。 問題点 データ保存において用いられる読出し/書込み磁気記録装置の設計は、価格と 性能とのトレードオフを提示する。高密度フォーマットを用いて情報を記録する ことは望ましいが、それを行う際に、必要な装置の価格および複雑性が増加する 。 標準のテープフォーマットにおいて、情報は、トラックと呼ばれる、テープの 離散したセクションに記録される。トラックは、連続的であり、テープ媒体の長 手方向軸に整列しているか、テープ媒体の長手方向軸に直交する方向に整列して いるか、または長手方向軸とそれに直交する方向との間の中間角度において螺旋 状に位置するかである。2つの最も一般的なアプローチは、トラックをテープの 長手方向軸に整列させること(リニアドライブ)、およびテープ上でトラックを 螺旋状に整列させること(ヘリカルドライブ)である。螺旋状に位置づけられた トラックは、はるかに高密度の1インチ当たりのトラック(tpi)がテープ上 に記録されることを可能にする。例えば、2500tpiという基準は、ヘリカ ルドライブで用いられるテープ上の典型的なトラック密度である。これに比較し て、50〜200tpiのトラック密度は、リニアタイプのドライブで用いられ るテープ上において典型的である。より高いトラック密度は、与えられたテープ 長に、より多くのデータが保存されることを可能にする。 2つの主要なタイプの読出し/書込み記録装置(テープドライブ機構)は、リ ニアタイプテープドライブ(リニアドライブ)およびヘリカルタイプテープドラ イブ(ヘリカルドライブ)である。リニアドライブは、比較的簡素なテープトラ ッキング機構および比較的簡素なヘッドを利用する。磁気テープはヘッドを越え て移動する。その結果、これらの装置は比較的安価である。しかし、これらの装 置は、磁気テープに保存され得るデータの密度、およびデータが磁気テープから 読み出され得又は磁気テープに書き込まれ得る速度の面で、性能が低い。ヘリカ ルドライブは、はるかに高密度のデータがテープに保存され、且つテープからの データの読出しおよびテープへのデータの書込みの速度がはるかに速い様式およ び形態で、データを保存する。ヘリカルドライブの欠点は、その複雑性と、その 結果としての価格である。ヘリカルドライブは、一部には、非常に複雑なテープ の通過スキームおよび読出し/書込みヘッドを含む回転スキャナの利用による、 向上した性能を達成し、これらはすべてヘリカルドライブの複雑性、価格、およ び信頼性という問題を増大させる。 ヘリカルドライブは、データ密度に加えて更に、データが磁気テープから読み 出され磁気テープに書き込まれる速度において利点を提供する。ヘリカルドライ ブは、リニアドライブよりも有意に高速に、テープからデータを読出し得、テー プにデータを書き込み得る。リニアドライブにおいて、読出し及び書込みヘッド は静止状態であり、テープはヘッドを越えて動く。そのため、読出し/書込み速 度は、移動するテープの速度により制限される。テープの速度は、テープのスト レッチング、テープエッジのガイド、引張り制御などの様々な物理的制約により 制限される。リニアドライブにおけるテープ速度は典型的には、10メートル/ 秒のオーダーである。ヘリカルドライブにおいては、テープは非常にゆっくりと 、例えば1メートル/秒未満で移動するが、読出し/書込みヘッドを含むスキャ ナは、テープに対して非常に迅速に移動(スピン)する。結果は、はるかに速い 読出し/書込み時間を可能にする、20メートル/秒より速い実効テープ速度で ある。 ヘリカルドライブの価格が高くなることは問題である。リニアドライブの多く のユーザは、ヘカルドライブのより高いデータ保存密度を望むが、追加の費用 を正当化し得ない。上記の議論から明らかであるように、比較的簡素で且つ低価 格のリニアドライブの利点を、ヘリカルドライブ用のテープ上で利用される高密 度磁気記録の利点と組み合わせた磁気記録構造が必要である。 解決手段 本発明は、上記に特定した問題点および他の問題点を解決し、テープのデータ 保存容量を増加させるフォーマットを利用して、データを磁気テープに記録する 装置および方法を提供することにより、有用な技術水準を上昇させる。このこと は、テープの長手方向軸に整列された、方位角の向きに方向づけられたトラック を利用した構造を用いて、データを記録することにより達成される。本発明は、 標準のリニアテープを用いて磁気テープ上の1インチ当たりのトラックの密度の 大きさのオーダーの増加を達成する。増加したデータ密度に加えて、読出し/書 込み速度の上昇もまた達成される。 特に、本発明は、ヘリカル記録されたトラックに類似の方位(azimuth)でトラ ックを記録する。相違点は、トラックがテープの長手方向軸から角度をもってヘ リカル記録されるのではなく、トラックはテープの長手方向軸に整列して記録さ れることである。しかし、記録されたトラックの方位角的性質により、トラック が、隣のトラックと接するように記録されることが可能になり、従来のリニアタ イプの記録構造で用いられたガードバンドの必要性を排除する。その結果、本発 明において、低価格のリニアドライブで用いられる1/2インチのテープの場合 、1インチ当たりのトラックの密度は、500tpiから2000tpiとなる 。これは、200tpi以下という従来技術の密度と対照的である。 リニアドライブで典型的に用いられる磁気記録構造は、様々なトラック間にガ ードバンドを必要とする。リニア構造において、磁気テープ上の個々の記録され たビットの各々は、テープの長手方向に直交するように方向づけられている。ビ ット方向は、各トラック内の各ビットに対して同一である。リニアドライブの読 出しおよび書込みヘッドもまた、テープの長手方向軸に直交するように整列され ている。読出しヘッドがビットを感知すると、読出しヘッドは関連する回路に適 切な出力を供給する。テープの、読出し/書込みヘッドとの整列が、多くのファ クタのうちのいずれか1つによって変化する場合、問題が起こる。例えば、読出 しヘッドは、テープドライブコントローラにより方向づけられ特定のトラックを 読み出し得るが、テープの誤整列のために、代わりに隣のトラックが読出しヘッ ドを通過し得る。このようなことが起こるのを回避するために、ガードバンドが トラック間に設けられ、あるトラックを別のトラックと有効に分離している。そ の結果、テープの有意な部分が、意図された目的、すなわちデータを保存するた めに用いられないままになる。 ヘリカルドライブにおいては、記録されたトラックが、トラック角度という、 テープの長手方向軸からの角度で記録される。これらのトラックは、トラック角 度と等しい角度で方向づけられた回転ヘッドにより記録され、読み出される。テ ープの長手方向軸に対する、ヘッドの角度を有する方向は、ヘッドが、高速でス ピンすることを可能にし、それにより、ヘリカルトラックを、ゆっくりと移動す るテープに比較的迅速に記録する。ヘッドがスピンすると、トラックは、トラッ ク角度でテープ上に記録される。各トラックは、隣のトラックの方位角とは異な る方位角で記録される。トラック内において、各ビットは類似の方位角度で整列 している。類似の方位角を有するトラックの各セットと関連する、読出しおよび 書込みヘッドの対がある。テープの誤整列が起こると、ある方位角(ON方位角 )で整列するトラックを感知することを予想されている読出しヘッドは、代わり に、異なる方位角(OFF方位角)で整列するトラックを感知する。読出しヘッ ドと整列していないビットにより、読出しヘッド内に生成された信号は、非常に 小さい。ON方位角読出しとOFF方位角読出しとの間の、この高い信号対雑音 比は、ヘリカル記録された磁気テープ上のトラックが、1つのトラックが、隣接 するトラックと接するように配置されることを可能にする。各トラックを隣のト ラックのすぐ次に記録することは、ガードバンドを排除する。リニア記録構造で 用いられるガードバンドの排除は、ヘリカル記録されたトラックの有意に高い密 度を可能にする。 本発明は、ヘリカル型ドライブに関して先程説明したように方位角上のトラッ ク対を記録するが、トラック対をテープの長手方向に沿って並べる。ON方位角 対OFF方位角読み取り値の高い信号対雑音比により、記録構造中のガードバン ドを排除することが可能になる。結果として、インチ当たりのトラック密度が5 00から2000tpiになる。この密度は依然として、ヘリカル記録構造にお いて達成される密度よりも小さいが、旧来のリニア構造で現在可能なよりもかな り大きい。 方位角の向きに方向付けられたトラックの使用のもう1つの利点は、サーボ、 またはモータを用いて読み出し/書き込みヘッドの位置を調整する必要が減少す ることである。典型的なリニア型のドライブにおいては、読み出しヘッドとテー プの整列状態の変化を補償するために、サーボを用いて読み出しヘッドの位置を 調整する。方位角の向きに方向付けられたトラックを用いることによるON方位 角対OFF方位角読み取り値の高い信号対雑音比により、読み出しヘッドは1個 のトラックの幅よりも有意に大きくされ得る。結果として、テープおよび読み出 しヘッドの整列状態の変化が、制限内で、読み出しヘッドがテープから正確にデ ータを読み出す能力に影響することなく起こり得る。例えば、読み出しヘッドが 意図したトラックから読み出しているが隣接するトラックにもわずかに重なるよ うにテープ整列状態がわずかにずれても、隣接するOFF方位角の向きのトラッ クの信号強度は、読み出しヘッドによって読み出されるデータの精度に影響しな い程度に低い。 方位角の向きに方向付けられたトラックの長手方向記録を含む本発明の個々の 特徴は、リニアドライブ用の磁気テープに格納されたデータの密度を増大させる ように働く。本発明の上記およびその他の特徴および利点は、以下の説明および 付属の図面から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、従来技術の長手方向フォーマットでデータが記録された、従来技術の 磁気テープの1セグメントを示し; 図2は、従来技術のヘリカルフォーマットでデータが記録された、従来技術の 磁気テープの1セグメントを示し; 図3は、本発明のフォーマットでデータが記録された、磁気テープの1セグメ ントを示し; 図4は、本発明のテープドライブ機構の概略図を示し; 図5は、磁気テープ媒体の物理フォーマットを示し;図6は、テープドライブ 制御ユニット中の書き込みデータパスの構造をブロック図の形態で示し; 図7〜9は、様々なデータフォーマットを示し; 図10〜12は、磁気テープに対して複数個の操作を行うために制御ユニット がとる動作ステップを、フロー図の形態で示す。 詳細な説明 従来技術のリニア記録構造および従来技術のヘリカル記録構造をまず説明する 。次に本発明の記録構造を、まずテープドライブシステム設計から始めて説明す る。 従来技術の記録構造 図1は、従来技術のリニアテープドライブ機構によって長手方向あるいはリニ アフォーマットで記録された、磁気テープ100の代表的なセグメントを示す。 5つの別々のトラックがテープ100上に記録されている。すなわち、4つのデ ータトラックであるトラック110A、110B、110C、110Nおよび1 つの制御トラック120である。データトラック110A〜Nは、後述のように データの格納に用いられる。制御トラック120上には、データがテープ100 から読み出しおよび書き込みされるプロセスを制御するためにテープドライブ機 構(図示せず)によって用いられる情報が、用途に応じ、符号化されている。テ ープのタイプ、テープドライブのタイプ、および用途に依存して、このフォーマ ットで記録されるトラックの数は変化し得る。従って、トラック110Nは、1 個のテープ上にこのフォーマットで記録され得る任意の数の追加のデータトラッ クを表している。同様に、特定の用途に応じて1つ以上の制御トラック120が 記録され得る。 トラック110A〜Nの各々は、テープ100の長手方向に整列された連続的 なトラックである。トラック110Aのデータセグメント130は、トラック1 10A〜N上の磁気的に符号化されたデータを代表している。データセグメント 130は、複数のビット160からなる。テープドライブ機構(図示せず)の読 み出しヘッド140は、テープ100が読み出しヘッド140を通過して移動す る際にビット160を読み出す。テープ100からデータ読み出しを行うかある いはテープ100にデータを記録するために、テープドライブ機構は、読み出し /書き込みヘッド140および150からの情報を公知の方法により処理する。 同様に、テープドライブ機構の書き込みヘッド150は、テープ100が書き込 みヘッド150を通過して移動する際に、トラック110A〜Nのうち1つ上に ビット160を符号化する。テープ100上のデータトラックおよび制御トラッ クの各々に読み出しまたはデータ書き込みを行うために、読み出し/書き込みヘ ッド(図示せず)は、テープ100上のデータトラックおよび制御トラックの各 々に隣接して位置されなければならない。テープ100がテープドライブ機構の テープガイド(図示せず)を通って移動する際、例えばデータトラック110A の、読み出し/書き込みヘッド140および150に対する整列状態は変化し得 る。これらの整列状態の変化は、様々な理由で起こり得る。テープ100は、テ ープガイド中で延びることがあり、テープガイドの動作の速度の変動が起こり得 る。これらの理由は、読み出し/書き込みヘッド140および150に対しての データトラック110Aの整列状態に影響を与える種類のファクタの例である。 磁気テープ100および読み出し/書き込みヘッド140および150の整列状 態の差を補償するために、しばしば、サーボ(図示せず)を用いて読み出し/書 き込みヘッド140および150を移動する。このようにして、読み出し/書き 込みヘッド140および150は、読み出し/書き込みヘッド140および15 0に対する磁気テープ100の移動に追従(track)する。しかし、サーボを用い た場合においても、テープ100の読み出し/書き込みヘッド140および15 0に対する非整列状態により発生し得るエラーを最小限にするためのさらなる工 程を行わなければならない。データトラック110Aおよびデータトラック11 0Bが互いのすぐ隣に位置している場合、読み出しヘッド140に対するテープ 100の位置のわずかな変化によって、読み出しトラック140が、データトラ ック110Aおよび110Bの両方からのビット160を同時に感知してしまう 結果をもたらすことが、当業者には明らかである。結果として、読み出しヘッド 140から誤った信号が得られる。書き込みヘッド150についても問題は同様 である。 読み出しヘッド140が意図したトラックからデータを読み出し、書き込みヘ ッド150が意図したトラックにデータを書き込んでいることを確実にするため に、トラック110A〜Nの各々および制御トラック120の間にガードバンド 180が位置している。テープ100と読み出しヘッド140との間の整列状態 がずれると、読み出しヘッド140はガードバンド180からデータを読み出そ うとする。この場合、テープドライブ機構と対応付けられた制御システム(図示 せず)が、当業者に公知の方法で、テープ100と読み出し書き込みヘッド14 0および150とを整列状態に戻すような手段をとる。ガードバンド180は有 用かつ有効ではあるが、テープ100上のスペースをデータ格納以外の作業のた めに必要とすることが、当業者には明らかである。 従来のヘリカル記録フォーマット 図2は、従来のヘリカルテープドライブによってヘリカルフォーマットで記録 された磁気テープ200の代表的なセグメントを示す。テープ200上には、4 つの個別のデータトラック対210A−Nが存在し、1つの線形トラック220 は、データビット225を有する。データトラック対210A−Nは、以下に記 載するように、データを格納するために用いられ、それぞれ、2つの個別のトラ ックを含む。例えば、データトラック対210Aは、トラック21および22を 含む。線形トラック220には、用途に応じて情報が符号化され、線形トラック 220は、データがテープ100から読み出され、テープ100に書き込まれる プロセスを制御するためのテープドライブ機構(図示しない)によって用いられ る。図1を参照しながら記載した線形フォーマットのように、テープのタイプ、 テープドライブのタイプ、および用途に応じて、このフォーマットに記録される トラックの数は変化し得る。従って、トラック210Nは、このフォーマットに おける単一のテープに記録され得る任意の数のさらなるデータトラックを示す。 同様に、特定の用途に応じて、1つより多くの線形トラック120が、テープに 記録され得る。例えば、一般的なビデオの用途においては、3つの線形トラック 220が使用される。これらの線形トラック220は、オーディオキュー、タイ ムコード、および制御のために1つずつ設けられる。 各トラック対210A−Nは、図1を参照しながら説明した線形フォーマット の連続したトラックとは対照的に、個別の長さを有する。角度280は、一般に 、データトラック210A−Nの軸とテープ200の長軸との間の角度を示すの で、「トラック角」と呼ばれる。各個別のデータトラック対210A−Nは、単 に角度をなしているよう見えるが、これらの方向づけは、トラックを記録するた めに用いられる様式のために、「ヘリカル」と呼ばれる。ヘリカル方向づけは、 テープ200と、書込みヘッド250および252ならびに読出しヘッド255 および257との間の相対的な方向づけの結果である。書込みヘッド250およ び252ならびに読出しヘッド255および257は、テープドライブ機構の構 成要素である回転ドラム、またはスキャナ(図示されない)上に設けられる。ス キャナは、テープ200の長軸に対して角度280と等しい角度で設けられる。 スキャナが回転すると、読出し/書込みヘッドは、トラック対210A−Nと整 列して移動し、データトラック対210A−Nに対してデータの読出しまたは書 込みを行う。 データトラック対210A上のデータセグメント240は、データがヘリカル 構造で記録される様式の例である。データセグメント240は、複数のデータビ ット260を含む。各データビット260は、データトラック対210Aの長軸 から角度230で記録される。このトラック対210Aの長軸からのデータビッ ト260の角度のずれは、トラックの方位角と呼ばれる。各データトラック対2 10A−N内において、1つのデータトラック(例えば、21)内のデータビッ トは、その対の他のデータトラック(例えば、22)内のデータビットと反対の 方位角を有する。図2を参照すると、データトラック21、23および25は、 1つの方位を共有し、データトラック22、24および26は異なる方位を共有 する。典型的な方位角230は、20度である。 データトラック21、23および25内のデータビット260は、1つの方位 で方向づけられ、データトラック22、23および25内のデータビット260 は、第2の方位で方向づけられるので、各方位に対する読出しヘッドおよび書込 みヘッドが、データをデータトラックに読み書きするために必要である。図2に おいて理解され得るように、書込みヘッド252および読出しヘッド257は、 データトラック21、23および25の方位に整列される。同様に、書込みヘッ ド250および読出しヘッド255は、データトラック22,24および26の 方位に整列される。 本発明のテープドライブシステム構造 図4は、本発明のリニアテープドライブ部400の主要な構成要素を示す。テ ープドライブ部400の動作を、図4を参照しながら一般的な用語で説明する。 データ記録のストリームは、ホストコンピュータ1によってライン2を介して制 御ユニット401に供給される。ホストコンピュータ1は、任意のタイプのデー タ生成デバイスであり得る。制御ユニット401は、データ記録を下記のように トラックにセグメント化および組織化する。以下に記載するテープ300(この 代表的なセグメントは、図3に示される)は、リール403の周りに巻き付き、 取り外し可能なカートリッジ402に格納される。テープ300からデータを読 出し、テープ300にデータを書き込むために、取り外し可能なカートリッジ4 02は、テープドライブ機構400に挿入される。テープ300は、テープガイ ド406に沿って機械リール408の周りに自動的に装着される。機械リール4 08は、スピンドル409の周りで回転する。図3を参照しながら以下に記載す るように、読出しヘッド410および書込みヘッド411は、ガイド406上に 配置され、テープ300がガイド406に沿って移動するとき、テープ媒体30 0に隣接する。書込みヘッド411は、一度に2つのトラックのデータを磁気テ ープ300に同時に記録する。同様に、読出しヘッド410は、一度に2つのト ラックのデータを磁気テープ300から同時に再生する。各読出しヘッド410 および書込みヘッド411は、1つより多くのヘッド、またはヘッドのアレイを 含み得る。固定された全幅消去ヘッド405が存在する。また、テープ300上 に含まれる長手方向の各対応する制御トラックにおいてデータの読み書きをする ための固定された長手方向消去ヘッド412および読出し/書込みヘッド413 が存在する。ホストコンピュータ1からの信号に応答して、制御ユニット401 は、テープドライブ部400の動作を制御し、データトラックをテープ300上 に記録する。テープ300は、機械リール408をスピンドル409の周りで回 転させることによって、ガイド406に沿って、取り外し可能なカートリッジ4 02内のリール403から引っ張り出される。機械リール408の回転は、制御 ユニット401によって公知の方法で制御される。 磁気テープの物理フォーマット 図5は、テープ300の物理フォーマットを示す。テープ300は、その一端 に取り付けられたリーダブロック501およびテープ300が巻き付けられカー トリッジ402内に設けられるリール403を有する。クリアリーダ502の長 さは、テープ300の物理開始部(BOT)521と、リーダブロック501と の間に選択的に配置され、テープ300がテープカートリッジ402内でリール 403の周りに巻き付くときにテープ300を保護する。テープ300の長さ5 03(典型的には、3m)は、テープの物理開始部521と、テープ300の密 度識別セグメント504が開始する装填ポイント522として公知のローカル( locale)との間に存在する。密度識別セグメント504は、テープ300の物理 特性を示す、テープドライブ制御ユニット401がアクセスする、データを示す 。内部リーダヘッダセグメント505は、テープ300の密度識別セグメント5 04の端部に配置される。内部リーダヘッダ505は、テープ300の分離セグ メント506の次に位置する。分離セグメント506は、テープの論理開始部( BOT)523(テープ300のデータエリア507の開始点)を、上記の見せ かけのヘッダ情報から分離する。テープ300のデータエリア507は、テープ 300の大半を構成し、テープからハブへの接続部526までの所定距離である テープの論理端部524で終止し、テープ300は、テープカートリッジ402 のリール403に固定される。トレーラテープ509の長さは、テープの物理端 部(EOT)525と、テープからハブへの接続部526との間に配置され得る 。これは、テープ300をリール403に取り付けるための方法として作用し、 テープ300はリール403にしっかりと取り付けられる方法が提供される。 内部リーダヘッダ505は、テープ300上のデータの位置に関する情報およ びテープカートリッジ402が最後にテープドライブ部400に設けられたのが いつであるかに関する情報を通常含む管理情報からなる。テープ300の内部リ ーダヘッダセグメント505は、テープカートリッジ402がテープドライブ部 400に装填される度に読み出される。内部リーダヘッダセグメント505は、 テープ300が物理的に取り出される前にテープドライブ部400によって更新 され、テープ300に含まれる読出しおよび書込み情報に関するヘッダ情報を更 新する。 書き込みデータパス 図6は、テープドライブ制御401内に含まれる書き込みデータパスのアーキ テクチャーをブロック図の形態で示す。書き込みデータパスは、テープドライブ 制御401を、ホストコンピュータ1からのデータチャネル2に相互接続するチ ャネルインタフェース回路601を含む。チャネルインタフェース回路601は 、ホストコンピュータ1からのデータを受け取り、テープドライブ制御401に 含まれるハードウェアおよびソフトウェアによる処理のためにデータをバッファ 602に格納する。バッファ602は、ホストコンピュータ1から受け取られる 所定量のデータを格納する。典型的なバッファサイズは8Mbであり、これによ り、テープドライブ400でのテープ300の移動または移動の遅延によってデ ータ転送を中断させる必要なく、ホストコンピュータ1は相当量のデータをテー プドライブ制御401に書き込むことができる。 パケッタイザ回路603はバッファ602からデータを取り出し、巡回冗長検 査(CRC)(図示せず)によって保護されるパケットヘッダ701を追加する ことによって、図7に示すようにデータ702をパケット化する。ホストコンピ ュータ1から受け取られるデータレコードの最後にパケットトレーラ703およ びデータ702およびパケットトレーラ703の両方を保護するCRC(図示せ ず)が追加される。パケッタイザ603によって生成されるパケット700は、 パケット化されたデータ700を、図8に示すようなデータブロック800に変 換するデータブロック発生器604に伝送される。ブロックデータフィールドが 不完全である場合は、必要に応じてブロックデータフィールド803にパッドバ イトが追加され、ブロックデータフィールド803を完全にする。次に、訂正可 能ブロックヘッダ801および2バイトのCRC文字802が、ブロックデータ フィールド803の前に追加され、CRCコード804が後ろに追加される。デ ータブロックグループ800は書き換え可能ブロックグループヘッダ発生器60 5に伝送される。書き換え可能ブロックグループヘッダ発生器605は、図9に 示すように、書き換え可能ブロックグループヘッダ901と、この書き換え可能 ブロックグループヘッダ901を保護するCRCコード902とを生成する。こ れらの両方がデータブロックグループ903の前に追加される。得られるデータ 900は、次に、チャネル書き込み回路606に伝送され、ここで本発明のフォ ーマットのデータがテープ300に書き込まれる。 データ900は、各トラックに分割されるように適切にフォーマット化されて いる。データ900の前後に追加されたヘッダおよびトレーラにより、単一の物 理的なトラック内に次々に追加される多数のデータブロック900を、制御ユニ ット401の動作によって区別することが可能になる。トラックは、テープ30 0に一度に1つだけ書き込まれるか、もしくは対でまたはもっと大きなグループ で書き込まれ得る。 チャネル書き込み回路606はデータ900を受け取り、エラー訂正コード( ECC)をエンコードしてエラーの検出を可能にし、データ900を各トラック に分割し、そしてデータ900を読み出し/書き込みヘッド410および411 に送って磁気テープ300への書き込みを行う。ECCをエンコードするには様 々な既知の方法がある。典型的には、多数のECCが用いられ、これによりバイ ト、トラックおよびデータブロックの各レベルでエラーチェックが可能となる。 磁気テープへのデータレコードの書き込み 図10〜図12は、データをテープ300に書き込むためにテープドライブ4 00によって行われる動作ステップをフローチャートの形態で示す。ステップ1 001で、テープカートリッジ402がテープドライブ400に挿入され、図4 に示すテープドライブ機構が、リーダーブロック501およびテープ300を、 テープ装着パスを通して、スピンドル409の回りを回転する巻き取りリール4 08へと通すことによって、テープ300を装着する。ステップ1002で、テ ープ300は前に進められ、テープドライブ制御401が、読み出しヘッド40 1を介してテープ300に書き込まれた内部リーダーヘッダ505を読み出すこ とを可能にする。このテープが未使用のテープである場合は、このテープ300 には内部リーダーヘッダ505は存在しない。このテープが既に使用されている ものである場合は、内部リーダーヘッダ505は上述の情報を含み、テープドラ イブ制御401が、最後のデータレコードがテープ300のどの位置に書き込ま れているかを判定することが可能になる。ステップ1003で、テープドライブ 制御ユニット401は、テープドライブ400がデータチャネル2を介してホス トコンピュータ1からデータおよびコマンドを受け取る準備ができていることを 示す準備完了信号を、ホストコンピュータ1に提示する。ステップ1004で、 ホストコンピュータ1は、ホストコンピュータをテープドライブ400に相互接 続させるデータチャネル2を介してデータを伝送し、データはバッファ602に 書き込まれる。データがバッファ602に書き込まれると、テープドライブ制御 ユニット401はエラーのチェックを行い、ホストコンピュータ1から受け取ら れるデータに伝送エラーがないことを確実にする。テープドライブ400は、典 型的には、ホストコンピュータ1がデータをバッファ602に書き込む速度より 速くデータをテープ300に書き込み得るため、ステップ1005で、テープド ライブ制御ユニット401は、ホストコンピュータ1がデータ伝送およびエラー チェックを完了するのを待つ。ステップ1006で、テープドライブ400は、 データレコードが書き込まれたことを示す適切な終了ステータスをホストコンピ ュータ1に提示するか、または、バッファ602が所定のレベルまで満たされる と、テープドライブ400はデータの磁気テープ300への書き込みを開始して 、ホストコンピュータ1がデータレコードのバッファへの書き込みを続けるため により多くのバッファスペースを空けるようにする。いずれの場合でも、ステッ プ1007で、テープドライブ制御ユニット401は、読み出し/書き込みヘッ ド410および411,磁気テープ300、およびいかなるサーボ(図示せず) もすべて同期していることを確実にする。ステップ1008で、テープドライブ 制御401は、磁気テープ300を、最後に書き決まれたデータレコードの直後 である磁気テープ300上の物理的な位置に配置する。ステップ1009で、制 御 ユニット401は、書き込むべき適切なデータブロックグループ900を取り出 す。ここでの説明のために、磁気テープ300に書き込まれたデータブロックグ ループは、ホストコンピュータ1から取り出されバッファ602に格納されたデ ータレコードを表すと仮定する。ステップ1010で、制御ユニット401は、 上述の読み出し/書き込み機構を起動して、データブロックグループ900をテ ープ300に書き込み、ステップ1011で、書き込みプロセス後の読み出しで 、データブロックグループ900がテープ300に書き込まれるときこれらを読 み出し、これにより完全性を確実にする。書き込まれたデータブロックグループ でエラーが検出されると、ステップ1016で、データブロックグループ900 が再び書き込まれ、テープ300でのデータブロックグループのロジカルな順序 が維持される。ステップ1012で、制御ユニット401はバッファステータス をチェックし、ステップ1013で、バッファ602内にさらにデータが存在す るかどうかが判定される。バッファ602内にデータが存在する場合は、ステッ プ1013でバッファ602からもはやデータが得られなくなるまでステップ1 009〜1013が繰り返される。ステップ1014で、制御ユニット401は 、ホストコンピュータ1からさらにデータが予定されているかどうかを判定する 。 この時点(ステップ1017)で、制御ユニット401は、最後に書き込まれ たデータブロックグループの後に複数の(典型的には3つの)パッドグループお よび終了グループを書き込み、これによりこのデータレコードストリームの書き 込みが完了する。ステップ1018で、テープ300は始めに巻き戻され、ステ ップ1019で、内部リーダーヘッダ505が、物理的な位置に関する更新され た情報、および磁気テープ300に書き込まれたばかりのデータレコードのアイ デンティティにより上書きされる。ステップ1021で、制御ユニット401は 、内部リーダーヘッダ505の管理情報セクション501に更新情報を書き込む 。ステップ1014で制御ユニット401がホストコンピュータ1からさらにデ ータが予定されていると判定する場合は、ステップ1017で、制御ユニット4 01は、最後に書き込まれたデータブロックグループの終わりに、複数のパッド スキャングループを書き込み、磁気テープ300をこれらのパッドスキャングル ープのうちの最初のスキャングループの終わりまで巻き戻す。制御ユニット40 1 は次にステップ1003に戻り、ホストコンピュータ1に準備完了ステータスを 提示する。 本発明の記録フォーマット 図3を参照して、テープドライブ400を利用して記録されたデータと共にテ ープ300のセグメントを示す。テープドライブ400、特にドライブ制御部4 01の動作は、図4から図12に関して説明した。テープ300上のデータは、 4つのデータトラック対310A、310B、310Cおよび310Nで構成さ れる。データトラック310Nは、トラックサイズ、テープサイズおよび用途な どの要因に依存する任意の数の追加のデータトラック対を表す。制御トラック3 28は、上述したようにデータのテープ300に対する読出しおよび書込みを行 う処理を制御するためにテープドライブ400によって用いられる。制御トラッ ク328は例示的であり、実際には特定の用途に依存して複数の制御トラックが 用いられ得る。図2と図3を比較すれば分かるように、データトラック対310 A〜310Nはデータトラック対210A〜210Nにフォーマットが類似して いるが、データトラック対310A〜310Nがテープ300の長手方向軸に沿 って整列されている点が異なっている。この結果、データトラック対310A〜 310Nは、従来技術の線形ドライブアーキテクチャを表した図1に関して説明 したデータトラックと同様に、テープ300の長手方向軸に沿って整列される連 続的トラックである。よって、本発明の好適な実施形態において、図4に関して 説明するように、線形ドライブのテープドライブ機構が用いられる。しかし、線 形ドライブに典型的に用いられる、図1に関して説明される読出し/書込みヘッ ドの代わりに、ヘリカル型ドライブに用いられるヘッドと同様の読出し/書込み ヘッドを用いる。図3から明らかなように、図1の線形アーキテクチャのデータ トラック110A〜110N間に必要であったようなガードバンドは、310A 〜310N間には必要ではない。明らかに、本発明の利点の1つは、線形ドライ ブのテープドライブ機構を利用しながら、所与のサイズのテープ上により多くの データを記録できることである。 ヘリカルアーキテクチャと同様に、トラックの方位角的性質から、複数の読出 しヘッドおよび書込みヘッドが必要である。各トラック対310A〜310Nは 、テープ300の長手方向軸に沿って整列されているが、データビット360は 、方位角370で整列される。図2の螺旋形アーキテクチャと同様に、データト ラック31、33および35は、書込みヘッド410Aと読出しヘッド411A と整列される1つの方位角を共有する。データトラック32、34および36は 、書込みヘッド410Bと読出しヘッド411Bと整列される別の方位角を共有 する。図4の、各位置410に書込みヘッド対があり、図4の各位置411に読 出しヘッド対がある。当業者には、書込みヘッド対および読出しヘッド対が、テ ープドライブアセンブリ400内の他の位置に設置され得ることが理解される。 本発明の特有の利点およびガードバンドが不必要である理由は、隣接トラック の逆方位角配向にある。テープの整列ずれが生じた場合、すなわち、例えば読出 しヘッド411Bが意図したデータトラックであるトラック32と正確に整列さ れていない場合、読出しヘッド411Bの一部分が隣接するデータトラックであ るトラック31またはトラック33と重複する。読出しヘッド位置380は、ト ラック35と整列するように意図したが、テープ300と読出しヘッドとの間に 整列ずれが生じた場合の読出しヘッド(図示せず)の位置を表す。位置380に ある読出しヘッドは、データトラック対310Cのデータトラック35からデー タを読み出すが、読出しヘッド位置380に示される整列ずれによってデータト ラック34と重複する。典型的な方位角370は20°であるので、ON方位角 読出しとOFF方位角読出しとの差は140°である。この値を例に用いて、位 置380の読出しヘッドはトラック角から20°方位角(ON方位角)に整列さ れたトラックを感知することを期待するが、反対方向の20°(OFF方位角) に整列されたトラックの一部分をも読みとる。位置380にある読出しヘッドに 対して140度整列ずれしたトラック34側において、読出しヘッド位置380 にある読出しヘッドによって発生される信号は非常に小さい。この結果、ON方 位角読み値とOFF方位角読み値との間の信号対雑音比は、非常に高くなる。 本発明の実施形態において、ON方位角読み値とOFF方位角読み値との間の 高い信号対雑音比は、更に有利に用いられる。テープ300と読出しヘッド41 1Aおよび411Bの間の整列制御は、幾分緩和され得る。なぜなら、OFF方 位角信号強度が、ON方位角読出しに干渉する要因となるには低すぎるからであ る。本実施形態において、各データトラックは20マイクロメートル幅である。 同じく20マイクロメートル幅の読出しヘッドを用いるのではなく、読出しヘッ ド385に示すように、50マイクロメートルもの大きさの読出しヘッドを用い る。読出しヘッド385はデータトラック37および36を読み出し、データト ラック36とデータトラック38に重複するが、データトラック36および38 からのOFF方位角信号は、データトラック37からのON方位角信号を干渉す るには低すぎる。テープ300と読出しヘッド385との間の整列ずれを、テー プドライブ機構によって30マイクロメートル未満に制御することが可能であれ ば、読出しヘッド385の位置を制御するためにサーボを用いる必要がない。整 列ずれを30マイクロメートル未満に制御するということは、テープ300が読 出しヘッド385に対して両方向に15マイクロメートルを超えて位置を変化し ないことを意味する。これは、テープ300を利用するのに必要なテープドライ ブ機構を単純化し、1/2インチテープの場合、トラック/1インチ密度が約1 270tpiとなる。 別の実施形態では、データトラック幅が2倍の40マイクロメートルになり、 読出しヘッドのサイズが2倍の100マイクロメートルになる。本実施形態では 、テープ300と読出しヘッド385との間の整列ずれを60マイクロメートル 未満に維持するだけで、読出しヘッド385にサーボをかけずに済む。その結果 、テープ300のデータ密度は、この実施形態の場合約600tpiである。 請求項に記載の発明が、好適な実施形態の記載に限定されず、本発明の概念の 範囲および精神を逸脱することなく他の改変および変形を包含することが、明白 に理解される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.磁気テープにおいてデータレコードストリームの読み出しおよび書き込みを 行う、リニアテープドライブ機構における装置(400)であって、 ホストコンピュータ(1)から該データレコードストリームを受け取るための 手段(401)と、 該受け取られたデータレコードストリームを、所定の長さのトラックにセグメ ント化するための手段(401)とを含み、該装置が、 該磁気テープ媒体(300)上の、複数の並置され(juxtaposed)且つ平行に 方向付けされたトラック(310)に、書き込みを行うための手段(401、4 06)を含み、該トラックの各々が、該磁気テープの長手方向の軸に関して方位 (azimuth)をもって整列されるデータビット(360)を含むことを特徴とす る、装置。 2.第1のトラック(31)を含む前記データビットが、第1の方位(370) で整列され、第2のトラック(32)を含む該データビットが、第2の方位で整 列され、該第2のトラックが、該第1のトラックに隣接する、請求項1に記載の 装置。 3.前記第1の方位および前記第2の方位が、実質的に互いに直交する、請求項 2に記載の装置。 4.前記受け取られたデータレコードストリームをトラックにセグメント化する ための前記手段が、 該受け取られたデータレコードストリームの複数のバイトを格納するための手 段と、 該受け取られたデータレコードストリームを、所定のバイト数を有するデータ セグメントにパケット化するための手段と、 複数の該データセグメントを連結して、該トラックのうちの1つを形成するた めの手段とを含む、請求項1に記載の装置。 5.前記受け取られたデータレコードストリームをトラックにセグメント化する ための前記手段が、 前記格納された複数のバイトに特有の第1の誤り訂正符号を発生するための手 段と、 該格納された複数のバイトおよび該第1の誤り訂正符号を、所定のバイト数を 有する一連のデータセグメントに分割するための手段と、 複数の該データセグメントと、それらに関連する第2の誤り訂正符号とを連結 して、該トラックのうちの1つを形成するための手段とをさらに含む、請求項4 に記載の装置。 6.前記トラックに書き込みを行うための前記手段が、 トラック対に書き込みを行うための手段(410A、410B)を含み、該ト ラック対の各々が、第1のトラックおよび第2のトラックを有し、 該第1のトラックが、第1の方位で整列されたデータビットからなり、該第2 のトラックが、第2の方位で整列されたデータビットからなる、請求項5に記載 の装置。 7.前記複数の並置され且つ平行に方向付けされたトラックに書き込みを行うた めの前記手段が、 前記磁気テープが前記リニアテープドライブ機構を通過するときに該磁気テー プに隣接する手段であって、該磁気テープに第1のトラック(31)を符号化す るための手段(410A)を含み、 該第1のトラックは、該磁気テープの前記長手方向の軸に関して第1の方位で 配列されたデータビットを有し、 該磁気テープが該リニアテープドライブ機構を通過するときに該磁気テープに 隣接する手段であって、該磁気テープに第2のトラック(32)を符号化するた めの手段(410B)をさらに含み、該第2のトラックは、該磁気テープの該長 手方向の軸に関して第2の方位で配列されたデータビットを有し、 該第1および第2のトラックが、該磁気テープ上で平行な方向に並置される、 請求項1に記載の装置。 8.前記符号化手段が、 前記第1のトラックに隣接して方向付けされ、且つ、前記第1の方位で整列さ れる第1の書き込みヘッド(401A)と、 前記第2のトラックに隣接して方向付けされ、且つ、前記第2の方位で整列さ れる第2の書き込みヘッド(410B)とを含む、請求項7に記載の装置。 9.前記受け取られたデータレコードストリームをセグメント化するための前記 手段が、 前記トラックのうちのシーケンシャルに発生される所定数のトラックを組み合 わせて、データブロックグループを形成するための手段と、 該データブロックグループの各々を、方位角の向きに方向付けされたリニアフ ォーマットで、前記磁気テープに書き込むための手段とを含む、請求項4に記載 の装置。 10.前記データブロックグループの各々を、前記磁気テープへの書き込みの直 後に読み出すための手段(411A、411B)と、 読み出されたデータブロックグループ中の誤りの検出に応答して、現在書き込 みしているデータブロックグループの端部の直後に、該磁気テープ上の該読み出 されたデータブロックグループを再書き込みするための手段とをさらに含む、請 求項9に記載の装置。 11.前記ホストコンピュータから受け取られた前記データレコードの各々と、 前記磁気テープとに固有の管理データを発生するための手段と、 該管理データを該磁気テープに書き込むための手段とをさらに含む、請求項1 に記載の装置。 12.前記管理データ書き込み手段が、前記発生された管理データを、方位角の 向きに方向付けされたリニア形式で前記磁気テープに書き込まれた前記データレ コードストリームの前に付加されるヘッダとして該磁気テープに書き込む、請求 項11に記載の装置。 13.磁気テープにおいてデータレコードストリームの読み出しおよび書き込み を行うリニアテープドライブ機構における方法であって、 ホストコンピュータから該データレコードストリームを受け取るステップ(6 01、602)と、 該受け取られたデータレコードストリームを、所定の長さのトラックにセグメ ント化するステップ(603)とを包含し、該方法が、 該磁気テープ媒体上の、複数の並置され且つ平行に方向付けされたトラックに 、書き込みを行うステップ(604、606)を包含し、該トラックの各々が、 該磁気テープの長手方向の軸に関して方位をもって整列されるデータビットを含 むことを特徴とする、方法。 14.前記磁気テープ媒体上の、前記複数の並置され且つ平行に方向付けされた トラックに、書き込みを行う前記ステップが、 第1の方位で整列されるデータビットを有する、該磁気テープ上の第1のトラ ック(31)に書き込みを行うステップと、 第2の方位で整列されるデータビットを有する、該磁気テープ上の第2のトラ ック(32)に書き込みを行うステップとをさらに包含する、請求項13に記載 の方法。 15.前記受け取られたデータレコードストリームをトラックにセグメント化す る前記ステップが、 該受け取られたデータレコードストリームの複数のバイトを格納するステップ (602)と、 該受け取られたデータレコードストリームを、所定のバイト数を有するデータ セグメントにパケット化するステップ(603)と、 複数の該データセグメントを連結して、該トラックのうちの1つを形成するス テップ(604)とをさらに包含する、請求項14に記載の方法。 16.前記受け取られたデータレコードストリームをトラックにセグメント化す るための前記ステップ(603)が、 前記格納された複数のバイトに特有の第1の誤り訂正符号を発生するステップ と、 該格納された複数のバイトおよび該第1の誤り訂正符号を、所定のバイト数を 有する一連のデータセグメントに分割するステップと、 複数の該データセグメントと、それらに関連する第2の誤り訂正符号とを連結 して、該トラックのうちの1つを形成するステップとをさらに包含する、請求項 15に記載の方法。 17.前記トラックに書き込みを行う前記ステップ(606)が、 トラック対に書き込みを行うステップをさらに包含し、各トラック対は、第1 のトラックおよび第2のトラックを有し、 該第1のトラックの前記データビットを、第1の方位で整列するステップと、 該第2のトラックの前記データビットを、第2の方位で整列するステップとを をさらに包含する、請求項15に記載の方法。 18.前記複数の並置され且つ平行に方向付けされたトラックに書き込みを行う ステップ(606)が、 前記磁気テープに第1のトラック(31)を符号化するステップを包含し、該 第1のトラックは、該磁気テープの前記長手方向の軸に関して第1の方位で配列 されたデータビットを有し、 該磁気テープに、該第1のトラックに関して平行な方向に並置された第2のト ラック(32)を符号化するステップをさらに包含し、該第2のトラックは、該 磁気テープの該長手方向の軸に関して第2の方位で配列されたデータビットを有 する、請求項13に記載の方法。 19.前記符号化ステップが、 前記第1のトラックに隣接して方向付けされ、且つ、前記第1の方位で整列さ れる第1の書き込みヘッド(401A)を配置するステップと、 前記第2のトラックに隣接して方向付けされ、且つ、前記第2の方位で整列さ れる第2の書き込みヘッド(410B)を配置するステップとをさらに含む、請 求項18に記載の方法。 20.前記受け取られたデータレコードストリームをセグメント化する前記ステ ップが、 前記トラックのうちのシーケンシャルに発生された所定数のトラックを組み合 わせて、データブロックグループを形成するステップ(604)と、 該データブロックグループの各々を、方位角の向きに方向付けされたリニアフ ォーマットで、前記磁気テープに書き込むステップ(606)とをさらに包含す る、請求項15に記載の方法。 21.前記データブロックグループの各々を、前記磁気テープへの書き込みの直 後に読み出すステップ(1101)と、 読み出されたデータブロック中の誤りの検出に応答して、現在書き込みしてい るデータブロックグループの端部の直後に、該磁気テープ上の該読み出されたデ ータブロックグループを再書き込みするステップ(1016)とをさらに包含す る、請求項20に記載の方法。 22.前記ホストコンピュータから受け取られた該データレコードの各々と、前 記磁気テープとに特有の管理データ(505)を発生するステップと、 該管理データを該磁気テープに書き込むステップとをさらに包含する、請求項 13に記載の方法。 23.前記管理データを書き込む前記ステップが、 該発生された管理データを、方位角の向きに方向付けされたリニア形式で前記 磁気テープに書き込まれた前記データレコードストリームの前に付加されるヘッ ダ(505)として、該磁気テープに書き込むステップをさらに包含する、請求 項22に記載の方法。
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