JP2000514640A - 能動フィルタ用制御装置 - Google Patents

能動フィルタ用制御装置

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Abstract

(57)【要約】 高電圧直流の送電設備のコンバータ(SR1)の直流回路(L1、L2)に接続している能動フィルタ(2)。制御装置(5)は、制御信号により、前記能動フィルタに対して制御命令(SCF)を発生し、前記能動フィルタは、それにより、前記直流接続の電流(Id)の選択したトーン周波数の少なく一つのともトーンを低減するためのフィルタ電圧(UF)およびフィルタ電流(IF)の一方を発生し、直流接続に加える。前記制御装置は、前記直流接続の電流の供給された電流測定値(IM)により、コントローラ信号を形成する制御用ユニットと、識別ユニットを備える。前記識別ユニットは、前記電流測定値および制御装置が発生した励起信号により、第一の補償パラメータを発生し、制御命令に加える。前記制御装置は、制御用信号およびそれと、選択したトーン周波数における、制御信号から電流測定値への伝達関数に対する位相シフトの和が、予め選択した数値と少なくともほぼ等しくなるように形成された補償パラメータにより制御信号を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 能動フィルタ用制御装置 技術分野 本発明は、高電圧直流の送電設備のコンバータの直流回路に接続している能動 フィルタ用制御装置に関する。 背景技術 高電圧直流による送電設備の一般的な説明については、1988年にロンドン で出版された、J.アリラーガ著の「高電圧直流電流送電」を参照する。 上記設備に関連する能動フィルタの使用、設計および接続のいくつかの例につ いては、1995年のABBレビュー、6〜7号、17〜21ページ掲載の、W .ザング、G.アスプルンド、A.エバーグ、U.ジョンソン、O.ルーフ著の 「高電圧直流システム用能動直流フィルタ」;IAS76年鑑、529〜535 ページ掲載の、L.ギュグイ、E.C.ストリクラ著「能動交流電力フィルタ」 ;IEEE出版 89 WM 123−1 PWRD(IEEE/PES198 9年冬季会合、ニューヨーク 1989年);チュークサム・ウォン、ネド・モ ハン、セリュイン E.ライト、およびカール N.モーテンセン著の「高電圧 直流コンバータ・ターミナル用の交流側および直流側能動フィルタの実行可能性 調査」に記載がある。 米国特許第5,296,764号は、能動フィルタによる電力ネットワークか らの出線上の外乱を軽減する方法を開示している。その制御命令は、制御用装置 からの制御信号により形成される。前記制御信号は、電力ネットワークで感知さ れた必要な数値からの電流または電圧の偏差に従って形成され、外乱が低減して いるという記号と一緒に制御命令に送られる。前記方法の場合、前記制御信号は 、制御用装置から、電力ネットワークの外乱源に対する周期性に対応するある種 の周期性で反復される一連の信号値として形成される。フィードバック回路は、 一つのフィルタを備え、前記フィルタは、少なくともその用途の問題の周波数範 囲内において、制御用装置の制御信号からの伝達関数を必要な数値からの感知し た 電流または電圧の偏差に線形化することができる。前記伝達関数の非最少位相特 性に対する補償が、その中に含まれる。外乱源の周期性を使用することによって 、負のフィードバックを行う制御回路は、高い安定性と抑制により、例えば、長 いラインが電力ネットワークに接続しているような前記用途に対して実行するこ とができる。しかし、前記伝達関数を補償するフィルタのパラメータを設定する のには、面倒な手数が必要であり、問題の周波数範囲内の電力ネットワークの動 的特性のよりよい近似が求められる場合は、前記手数はそれにつれて増大する。 さらに、電力ネットワークで切り替え動作を行うと、その結果、伝達関数が変化 し、外乱源の周波数が通常完全に安定していないという事実がそれに加わる。 ある定期刊行物に掲載されたC.チュータスの論文、「Anwendung aktiver Saugkreise in ekektrischen E nergieversorgungsnetzen、etzArchiv 19 87、H4、93〜100ページ」には、ネットワークの共振およびある有限高 調波電流を抑制するために、交流ネットワークに接続するための三相能動フィル タについての記載がある。ある周波数ωfのフィルタ電流を制御するための制御 用ユニットは、感知したフィルタ電流とそれに対する基準値との間の制御偏差を 形成するための補償回路を備える。ΔI*sin(ωft+ψ)の形の交流信号 である前記制御偏差は、sin(ωft)の形の信号、およびcos(ωft)の 形の信号を掛けることにより、また前記掛け算により得られた各信号の電流の平 均値を掛けることにより、それぞれ、二つの成分、すなわち、ΔIsin=ΔI* cosψおよびΔIcos=ΔI*sinψに変換される。それ故、周波数ゼロで ある前記二つの成分は、共に制御偏差の振幅および位相位置についての情報を含 む。これら各成分は、比例積分特性を持つ各コントローラに送られる。前記各コ ントローラからの出力信号には、それぞれ、sin(ωft)の形の一つの信号 、およびcos(ωft)の形の一つの信号が掛けられ、能動フィルタ用の周波 数fの制御信号を形成するために加算される。この制御信号は、上記論文中、制 御用ユニットに「マトリックス」と表示されたブロックに送られる。説明による と、このブロックの目的は、前記コントローラを減結合し、制御距離に適応させ ることである。このことは、恐らく、制御信号からの伝達関数を感知したフィル タ電 流に適応させることを意味する。 この「マトリックス」については、定期刊行物に掲載されたC.チュータスの 論文「Regelung von Blindleistungs−kompe nsatoren mit aktiven Filtern、Automat isierungstechnik 1986、H8、302−310ページに さらに詳細に記載されている。上記論文を見れば、この「マトリックス」内のパ ラメータが、交流ネットワークおよびフィルタに関する成分データについての外 部からの既知のデータに基づいて計算されることは明らかであろう。それ故、前 記伝達関数への適応の精度は、前記計算が行われるデータについてどのくらいよ く知っているかによって違ってくるし、またすでに説明したように、電力ネット ワークで切り替えが行われると、その結果、その伝達関数が変化し、それに加え て外乱源の周波数は通常完全には安定していない。 発明の概要 本発明の目的は、冒頭のところで説明した種類の制御装置を達成することであ る。この制御装置を使用することにより、前記制御装置が発生した制御命令から の伝達関数を前記直流回路の制御装置に供給された測定値に適応させるために、 その制御パラメータの設定を簡単にし、改善することができる。 本発明の制御装置の特徴は、添付の請求の範囲を見れば明らかであろう。 下記の説明および請求の範囲を読めば、本発明を優れた改良点を理解すること ができるだろう。 図面の簡単な説明 添付の図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態により、本発明をさ らに詳細に説明する。 図1は、周知の実施形態の制御用ユニットのブロック図である。 図2は、本発明の能動フィルタを含む高電圧直流を送電するための設備の略図 である。 図3は、図2の設備の等価図である。 図4は、図2の設備のいくつかの数値の間の関連を示すブロック図である。 図5は、図2の設備の能動フィルタ用の制御装置の一実施形態のブロック図で ある。 図6A−図6Bは、ある高調波を低減するための本発明の制御ユニットの一実 施形態の説明用のブロック図である。 図7は、図6Aの制御ユニットの制御用ユニットの一実施形態のブロック図で ある。 図8は、図7の制御用ユニット用の計算信号および補償信号の発生のブロック 図である。 図9は、図6Bの制御ユニットの設定ユニットの一実施形態のブロック図であ る。 図10は、図9の設定ユニットの励起信号の構成を示すブロック図である。 図11は、図2の設備の能動フィルタ用の制御装置の他の実施形態のブロック 図である。 図12は、図2の設備の電流測定装置の一実施形態である。 図13−図17は、本発明の制御装置用の制御ユニットの他のいくつかの実施 形態の説明用のブロック図である。 好適な実施形態の説明 とりわけ、下記のコンセプトおよび名称を下記の説明で使用する。 システム周波数ω(交流電圧ネットワーク用の):ω=2πf、この場合、f は通常50または60ヘルツ。 9番目のトーンIdn:本発明の制御ユニットまたは識別装置に供給される、 トーン周波数nωの干渉信号。例えば、高電圧直流送電用の設備の直流接続の電 流Idのトーン周波数nωの交流成分Idn=An*sin(nωf+αn)。本 発明の制御装置は、励起周波数ωeの励起信号を発生し、制御命令に加え、それ により、前記制御ユニットまたは前記識別装置へ送られた測定値も、励起周波数 ωeの成分を含む。 序数n(トーン用):ゼロでない実数、好適には、整数n=n1、n2、... 、nmであることが好ましい。特に、コンバータを内蔵する高電圧直流送電用の 設備においては、その運転モードのため、序数番号q=kpの交流電圧ネットワ ークのシステム周波数ωに対する高調波が直流電圧側に発生する。この場合、p は コンバータのパルス数であり、kは正の整数であり、前記序数は、コンバータの パルス数の整数倍に選択することができる。 前記装置は、図面にブロック図で示した計算部材を備える。各ブロックへの入 力および出力は、いくつかの信号または計算値からなる場合があることを理解さ れたい。それ故、信号値および計算値という用語は、下記説明では同じ意味で使 用される。 当業者にとっては分かりきったことの説明で記述が冗長にならないように、一 般的に、以下に説明する制御装置へ送られ、その内部で処理される前記数量に対 応する測定値および信号/計算値に関する前記設備で発生する電流および電圧に 対しては、同じ名称を使用する。 このブロック図は、他の図示のブロックで使用される、いくつかの計算値を形 成するためのいくつかのブロックを示す。これらブロックを接続している接続ラ インは、図面を簡単にするために、場合により省略してあるが、各計算値は、そ れが計算されるブロックからのものであることを理解されたい。 さらに、図面に示したブロックは、ユニット、部材、フィルタ等と呼ばれるが 、特にそれら機能が、例えば、マイクロプロセッサでソフトウェアとして実行さ れる場合には、これらは、必要な機能を達成するための手段であることを理解さ れたい。 図1は、etzArchiv 1987のC.チュータス(Tuttas)を 参照しながらすでに説明した設計の制御用ユニットのブロック図である。比較部 材100は、フィルタ電流ifの基準値ifRと、前記フィルタ電流の感知された 数値との間の違いを形成する。前記基準値は、I*sin(ωft+ψ)であり 、ΔI*sin(ωft+ψ)で表される前記違いは、掛け算器101に送られ 、そこで信号sin(ωft)が掛けられ、掛け算器102に送られ、そこで信 号cos(ωft)が掛けられる。前記掛け算器101からの出力信号S101 は、出力信号S103として、供給信号の移動平均値を形成する平均値形成部材 103に送られる。出力信号S103は、出力信号S105を形成する比例積分 特性を持つコントローラ105に送られる。この出力信号は、信号sin(ωf t)が掛けられる出力信号S107を形成する掛け算器107へ送られる。 掛け算器102からの出力信号S102は、平均値形成部材104、コントロ ーラ106および掛け算器108で、アナログ的に処理される。掛け算は出力信 号S108を形成するために、信号cos(ωft)を掛けることにより行われ る。 既知の数学的関係を使用することにより、出力信号S101は、ΔI*cos ψに比例する周波数ゼロの成分と、基準値ifRの周波数の二倍に等しい周波数2 ωfの成分とを含んでいることが分かる。アナログ的な方法により、出力信号S 102は、ΔI*sinψに比例する周波数ゼロの成分と、基準値ifRの周波数 の二倍に等しい周波数2ωfの成分とを含んでいることが分かる。二倍の周波数 の成分は、それぞれ、前記平均値形成部材103および104で除去され、その ため、コントローラ105および106には、周波数ゼロの二つの信号が送られ るが、この信号は両方とも、基準値ifRおよびフィルタ電流ifとの間の違いに 対して、振幅ΔIおよび位相位置ψに関する情報を含む。 出力信号S107およびS108は、総和部材109に送られ、これらの信号 の和は、ブロック110に送られ、ここで能動フィルタに送られる制御信号SC fが形成される。ブロック110は、制御用ユニットを制御信号から感知された フィルタ電流への伝達関数に適応させるための伝達関数を持つ。 図2は、システム周波数がω=2πfの(概略示す)二つの三相交流電圧ネッ トワークN1およびN2の問で、高電圧直流を送電するための単極設備である。 ここで、fは、通常50または60ヘルツである。一方のコンバータSR1の交 流電圧ターミナルは、トランスT1を通してネットワークN1に接続している。 また、一方のコンバータSR2の交流電圧ターミナルは、トランスT2を通して ネットワークN2に接続している。直流接続部L1およびL2は、コンバータS R1の直流電圧ターミナルをコンバータSR2の対応する直流電圧ターミナルに 接続している。例えば、導体L1としては、架空線またはケーブルを使用するこ とができ、導体L2としては、アースを使用することができ、そのため、コンバ ータの直流電圧ターミナルの一方は、個々の電極ライン(図示せず)を通して、 アース・ターミナルに接続される。図中、直流接続のインピーダンスは、それぞ れZL1およびZL2で示す。さらに、無効電力発生用およびコンバータが発生 した高調波濾過用の分岐フィルタFILTIおよびFILT2は、各交流電圧ネ ットワークに接続している。周知の方法で、コンバータを、12パルス接続を形 成するための二つの直列接続の6パルス・ブリッジとして設計することができる 。二次側のトランスは、Y接続およびD接続の巻線を備える。各コンバータは、 それぞれ、それ自身周知のタイプの制御装置回路CEIおよびCE2を含み、こ れら制御装置は、供給された制御命令(図示せず)および設備で感知された数量 により、それぞれ、コンバータが内蔵している弁を制御するための制御パルスC P1およびCP2を発生する。 コンバータSR1においては、ターミナルSMR1およびSMR2を含む平滑 リアクタSMRが、導体L1に接続している。コンバータSR1から見た場合、 平滑リアクタの向こうに位置している導体L1上の接続点J1と、導体L2上の 接続点J2との間には、受動インピーダンス・ユニット1および能動フィルタ2 を備える直列接続が接続している。受動インピーダンス・ユニットは、例えば、 同調フィルタの形をしていてもよいし、コンデンサの形をしている切り替え素子 であってもよい。それ自身周知のタイプの能動フィルタは、供給された制御命令 SCFにより、接続点J1およびJ2の間の直列回路のフィルタ電圧UHを発生 する。能動フィルタが発生した電圧UFは、直列回路に電流IFを発生し、この 電流は、接続点J1において、コンバータを流れる電流ISRに加えられる。 コンバータSR1は、その直流電圧ターミナル間に電圧Ud1を発生するが、 この電圧は、コンバータの動作モードのために、下記説明においては交流電圧U 1と呼ぶ直流電圧上に重畳している高調波を含む。理論上の理想的な場合には、 序数q=kpの交流電圧ネットワークのシステム周波数ωの高調波だけがコンバ ータの直流電圧側に発生する。この場合、pはコンバータのパルス数であり、k は正の整数である。すなわち、12パルス接続のコンバータの場合には、12番 目、24番目、36番目等の交流電圧、高調波トーンが、トーン周波数600ヘ ルツ、1200ヘルツ、1800ヘルツ等に対応する、50ヘルツ用の交流電圧 ネットワークの直流電圧側に発生する。しかし、コンバータの位相および整流が 非対称なので、他の序数の高調波も発生する。それ故、導体L1を流れる電流I dは、直流成分Id0の他に、交流成分Idh(t)を含む。前記交流成分は、 多数の高調波トーンIdkの合計である。 但し、AKは各トーンの振幅、kは正の整数、ωは交流電圧ネットワークN1 の角システム周波数、tは時間、αkは前記交流電圧ネットワークN1の選択し た位相の電圧に対するゼロ通過に対するトーンの位相位置である。 平滑リアクタは、完全にではないが、ある程度、電流の前記高調波を抑制する 。導体L1のところに配置された電流測定装置4は、コンバータSR1から見た 場合、接続点J1の向こうにあり、出力信号として、電流Idの交流成分Idh (t)に対応する、電流測定値IMを形成するために、それ自身周知の方法で配 置されている。すなわち、 前記電流測定値は、能動フィルタ2用の制御装置5に送られ、以下に詳細に説 明する方法で、この供給された信号により、制御命令SCFを発生する。 図3は、図2の設備の等価図である。この図においては、コンバータSR1お よびSR2の代わりに、それぞれ、等価電圧発生装置SR1GおよびSR2Gが 使用されていて、これら等価電圧発生装置は、この図においては、それぞれ、U 1およびU2で示す前記電圧高調波を発生する。平滑リアクタの代わりには、対 応するインピーダンス素子Z1が使用され、受動インピーダンス・ユニット1の 代わりにはインピーダンス素子Z2が使用され、直流接続のインピーダンスZL 1およびZL2の代わりに、インピーダンス素子Z3が使用されている。電圧発 生装置SR2Gと並列に、コンバータSR1のところに示すインピーダンス素子 Z1およびZ2に対応するインピーダンス素子Z4が設けられている。 図4は、図3の等価図に対応するブロック図である。この図においては、それ ぞれのブロックに対して、ブロックの伝達関数は、ラプラス演算子「s]を持つ 周波数面に表示されている。 G(s)は、コンバータSR1が発生した交流電圧U1から、直流接続の電流 の交流成分Idhへの伝達関数であり、H(s)は、能動フィルタが発生した電 圧UFから、同じ交流成分への伝達関数である。能動フィルタに供給された制御 命令SCFと、電圧UFとの間には、UF=KF*SCFのような一定の比が存 在すると見なされる。交流成分Idhから、制御命令SCFへの伝達関数はR( s)と呼ばれ、対応するブロックの入力のところの負の記号は、電流側部値に対 応する電流Idのトーンが、電圧UFにより低減するような極性の電圧Ufを入 手するための電流測定装置からの電流測定値IMの負のフィードバックを示す。 コンバータSR2からの影響を省略することができるものと仮定して、すなわち 、図3の表示、U2=0のように仮定して、ブロック図を簡単にしてある。さら に、直流接続からの反射による影響を省略できるものと仮定して、すなわち、図 2に示すように、インピーダンスZ4に無限の数値を与えた。図3から、下記の 式が得られる。 式(2)から、制御ユニットの伝達関数が、選択したトーン周波数nωおいて 、最大値を示す場合に、制御ユニットに制御用ユニットを含めることにより、選 択したトーンに対する交流成分Idhが制限されることが分かる。それ故、能動 フィルタへの制御命令は、接続点J1での電流IFが、トーン周波数のその成分 とは反対の電流ISRに加えられるように、制御用ユニットからの以下の説明に おいて制御信号と呼ぶ出力信号により形成される。制御ユニットに、追加の制御 用ユニットを内蔵させることにより、その伝達関数は、他のトーンに対して最大 値を示し、交流成分Idhは、選択した各トーンに対して最少になる。 図5は、本発明の制御装置5の一実施形態のブロック図である。この制御装置 は、少なくとも一つ、通常多数の、それぞれが、直流の交流成分の間で、トーン 周波数nωのトーンIdnを低減するための、図にCUn1、CUn2、... 、CUnmで示す、制御ユニットCUnを備える。前記各制御ユニットは、類似 の構成を持つが、それについては後でより詳細に説明する。制御ユニットCUn 1は、序数n=n1のトーンを抑制することができ、制御ユニットCUn2は、 序数n=n2のトーンを抑制することができ、制御ユニットCUnmは、序数n = nmのトーンを抑制することができる。各制御ユニットには、電流Idの交流成 分Idh(t)に対応する電流測定値IMが供給され、図中に、それぞれ、SF n1、SFn2、...、SFnmで示す影響力のある信号SFnを発生する。 前記制御ユニットCUn1は、電流側部値IMと一緒に供給される制御用ユニ ット6を備え、制御信号SCn1を発生する。本発明の場合には、制御用ユニッ トは、そのほかに、識別装置7を備える。後でさらに詳細に説明する前記識別装 置は、励起信号SEn1を発生する信号発生部材SGU3、識別装置71および 二つの信号発生部材SGU1およびSGU2を備える。さらに、制御ユニットは 、制御信号SCn1および励起信号SEn1の和より、影響力のある信号SFn 1を形成する総和部材8を備える。 本発明のこの実施形態の場合には、前記識別ユニットには、電流測定値IMの 形をした第一の識別信号、および影響力を持つ信号SFn1の形をした第二の識 別信号が送られ、以下に説明する方法により、前記識別信号により、少なくとも 一つの第一の補償パラメータを形成し、この補償パラメータを制御用ユニットに 送る。 類似の方法で、制御ユニットCUn2、...、CUnmは、制御信号SCn 2、...、SCnm(図示せず)を形成する。これら制御信号は、制御ユニッ トCUn1用の図示の総和部材8に対応する総和部材に送られる。制御ユニット CUn2からの影響力を持つ信号SFn2、...SFnmは、それぞれ、制御 装置に内蔵されている総和部材CESに送られ、この場合、この総和部材の出力 信号は、制御命令SCFを形成する。それ故、この場合、前記制御命令は、n= n1、n2、...、nmのトーンに対する多数の並列接続制御ユニットからの 制御信号の合計により形成され、それにより、多数のトーンIdnに対する振幅 を同時に小さくすることができる。 本発明のこの実施形態の場合には、各制御ユニットは、制御ユニットCUn1 のところで説明したものと、類似のタイプの一台の識別装置を備え、この励起信 号も制御命令に追加される。制御装置が、一つの単一のトーンを抑制するために 、一つの制御ユニットだけを備えるように設計されている場合には、総和部材C ESは、もちろん、省略することができ、その場合は、制御命令SCFは、影響 力 のある信号SFnからなる。 図6Aは、制御用ユニット6の一実施形態と、識別装置に内蔵されている信号 発生部材SGU1、SGU2およびSGU3、および総和部材8を示す。制御装 置の図示の部分は、主として、序数nのトーンに対する複素数量での信号処理に より説明する。 前記制御用ユニットは、第一周波数変換部材FTD1、制御部材CD、および 第二周波数変換部材FTD2を備える。信号発生部材SGU1は、供給されたn およびωの数値により、計算信号SEXP=e-jn ωtを発生する。信号発生部材 SGU2は、供給されたnおよびωの数値および、少なくとも一つの第一補償パ ラメータβnにより、また本発明の将来の発展の際には、以下に詳細に説明する 第二の補償パラメータの数値により、補償信号SCMn=KGn*ej(n ωt+βn ) を発生する。 周知の数学的関係を使用して、下記式が得られる。 および 電流値IMは、下記式により表すことができる。 電流測定値IMおよび計算信号SEXPn=e-jn ωtは、下記式で表される出 力信号S10’を形成する、第一の周波数変換部材に含まれる掛け算部材MD1 に送られる。 式(6)の形から、出力信号S10’が、一方では、両方ともk=nに対応す る周波数ゼロの成分、および周波数2nωの成分を含み、他方では、k≠nに対 応する周波数(k−n)ωおよび(k+n)ωの成分を含むことが分かる。 出力信号S10’は、フィルタ部材LP1に送られる。前記フィルタ部材は、 出力信号S12として、第一のフィルタ信号を形成する。前記フィルタ部材LP 1は、低域濾過特性の伝達関数を持つ。前記伝達関数は、供給された信号からの フィルタ部材が、本質的に周波数2nωの成分を除去し、k≠nの場合には、周 波数(k−n)ωおよび(k+n)ωの成分を除去するように選択されているも のと見なされる。 それ故、以降の信号処理の場合には、周波数ゼロの前記項だけが考慮され、そ れ故、フィルタ部材LP1からの出力信号S12’、第一のフィルタ信号は、下 記式で表すことができる。 式(7)を見れば分かるように、第一の周波数変換部材の信号S12’により 、トーン周波数nωから周波数ゼロへの周波数面の電流測定値IMのn番目のト ーンIdnに対する変換が行われる。さらに、係数O.5とは別に、このトーン の振幅Anおよび位相角αnの複素数による二つの極成分への分割が行われる。 振幅Anおよび位相角αnの両方は、時間の関数として変化することができるが 、正式には、下記計算においては定数と見なされる。 信号S12’は、制御部材CDに送られ、その伝達関数は下記式の項を含む。 すなわち、制御部材は、比例/積分特性を持つ。 制御部材は、出力信号として、コントローラ信号S14’を形成し、この信号 は補償信号SCMn=KGn*ej(n ωt+βn)と一緒に、第二の周波数変換部材 の掛け算部材MD2に送られる。それ故、この式に場合には、複雑素数量である 部材MD2の出力信号S16’は、実数値形成部材RPDに送られる。前記実数 値形成部材は、それ自身周知のある方法で、出力信号として、供給された複素数 信号の実数成分を含むが、その虚数成分は含まない制御信号SCn’を転送する 。それ故、出力信号SCn’の場合には、下記式が適用される。 但し、指定HC(0)は、周波数がゼロ(制御部材の入力信号の時間に関する 影響に対応する)の場合の、制御部材の伝達関数HC(s)の振幅増幅および位 相シフトを表示する一つの方法であると理解されたい。 式(9)を簡単にすると、下記式が得られる。 図5のところですでに説明したように、本発明のこの実施形態の場合には、制 御信号は総和部材8に送られ、それにより、制御命令SCFが、影響力を持つ信 号SFnと呼ばれる、この部材の出力信号により形成される。 説明を簡単にするために、識別装置が、少なくとも第一の補償パラメータを形 成する場合を、同様に第二の補償パラメータを形成する本発明の改良に関連して 以下に説明する。識別装置が第一の補償パラメータだけを形成する場合には、第 二の補償パラメータの数値は、下記のように、定数値KGn=−1にセットされ る。 本発明およびその改良によれば、補償信号SCMn=KGn*ej(n ωt+βn) の第一および第二の補償パラメータ、βnおよびKGnには、それぞれ、以下に 説明する方法で、前記識別ユニット71で形成した数値が与えられる。 原則として、制御ユニットが発生した、制御信号SCn’から選択したトーン 周波数に対する直流接続の電流の交流成分Idhへの伝達関数HI(s)は、振 幅増幅HIAnおよび位相シフトHIPHnとして決定され、この場合、以下の 数値が、前記補償パラメータに適用される。 式(10)を見ればわかるように、制御ユニットからの制御信号SCn’は、 このようにして、制御部材の特性により形成され、トーン周波数nωで、伝達関 数HI(s)の振幅増幅および位相シフトに対して補償される。 前記タイプの補償により、制御部材の比例増幅Kpおよび積分間隔定数Tiを 設定することができ、それにより、システムの安定性に悪影響を与えないで、選 択された一つのトーンまたは複数のトーンを低減する性能が向上する。特に、前 記利点は、式(12)が満足するように、第一の補償パラメータβnの数値を決 定することにより達成することができる。本発明の改良により、式(11)が満 足するように、第二の補償パラメータの数値が決定され、特に、それぞれがある トーン用のものである、複数のコントローラが図5のところですでに説明したよ うに、並列に接続している場合には、すべてのコントローラに、このようにして 、比例および積分機能に関して同じ特性が与えられるという利点が得られる。 図6Bは、本発明の識別ユニット71の一実施形態である。前記識別ユニット は、この図においては、序数nのトーンに対して、複素数量で信号処理を行う基 本的な形をしている。 前記識別ユニットは、本発明のこの実施形態においては、第三の周波数変換部 材FTD3および第一の帯域フィルタ部材BPD1を備える第一の識別部材と、 第四の周波数変換部材FTD4および第二の帯域フィルタ部材BPD2を備える 第二の識別部材と、第三の識別部材IDDとを備える。 本発明のこの実施形態の場合には、第三および第四の周波数変換部材は、それ ぞれ、掛け算部材MD3、MD4、および低域特性の伝達関数を持つフィルタ部 PI、LPUをそれぞれ備える。 図6Aに示すように、識別装置は、本発明のこの実施形態においては、励起周 波数ωeの励起信号を発生し、下記式で表される信号発生部材SGU3を備える 。 前記励起信号は、総和部材8に送られ、前記総和部材は、出力信号として、制 御信号SCn’および励起信号SEnにより、影響力を持つ信号を形成する。こ のことは、励起信号が制御命令に加えられることを意味する。 設備に送られた励起信号SEnにより、この場合、電流測定装置4からの電流 測定値は、また特に励起周波数ωeの成分Ie=Ae*sin(ωet+γe)を 含み、交流電圧ネットワークN1の選択した位相の電圧のゼロ交差に対して、位 相位置γeを持つ。 本発明のこの実施形態の場合には、第一の識別信号、すなわち、電流測定値I M、および計算信号SEXPn=e-jn ωtは、掛け算部材MD3に送られ、その 出力信号はS18’と呼ばれる。より詳細に説明すると、この出力信号S18’ は、式(6)からの類推により、複素数の形をしていて下記式で表すことができ る項を含む。 式(14)の形から、項I’は、一方では、励起周波数ωeと選択したトーン 周波数nωとの間の差周波数(ωe−nω)の成分を含み、他方では、前記周波 数の和周波数(ωe+nω)の成分を含む。 掛け算部材MD3からの出力信号S18’は、フィルタ部材LP1に送られ、 その伝達関数は、フィルタ部材が、それに供給された信号から、差周波数(ωe −nω)より高い周波数の成分を本質的に除去するように有利に選択される。 第三の周波数変換部材からの出力信号でもある、フィルタ部材LP1からの出 力信号S20’は、それに供給された信号の伝達関数を持つ、第一の帯域フィル タ部材BPD1に送られるが、その際、差周波数(ωe−nω)の成分は通過す るが、他の周波数成分は抑制される。第一の帯域フィルタ部材は、出力信号x1 ’として、連続信号処理のため下記式に示す形を持つものと思われる第二のフィ ルタ信号を形成する。 式(10)による制御信号SCn’の場合、影響力のある信号SFn’は、こ の場合、下記式で表される。 但し、ASCn’=(An/2)*HC(0)*KGn 本発明のこの実施形態の場合、第二の識別信号、すなわち、制御信号SFn’ および計算信号SEXPn=e-jn ωtは、掛け算部材MD4に送られ、その出力 信号はS22’と呼ばれる。より詳細に説明すると、この出力信号S22’は、 式(14)のところで示した方法と類似の方法で、一方では、励起周波数ωeと 選択したトーン周波数nωとの間の差周波数(ωe−nω)の成分を含み、他方 では、前記周波数の和周波数(ωe+nω)の成分を含む。掛け算部材MD4か らの出力信号S22’は、フィルタ部材LPUに送られ、このフィルタ部材は、 フィルタ部材LP1と同じタイプのものである。 第四の周波数変換部材からの出力信号でもある、フィルタ部材LPUからの出 力信号S24’は、第一の帯域フィルタ部材BPD1と同じタイプの第二の帯域 フィルタ部材BPD2に送られる。 第二の帯域フィルタ部材は、出力信号x2’として、連続信号処理用に下記式 を持つものと見なされる第三のフィルタ信号を形成する。 総和部材8からの影響力のある信号SFn’は、振幅増幅または相互位相変化 を行わない制御ユニット6からの制御信号SCn’と、識別装置7からの励起信 号SEn’の和として形成される。このことから、少なくともほぼ、その後、特 にそのトーン周波数が選択した励起周波数に近いトーンに対して、直流接続の電 流の交流成分Idh(t)の制御信号SCn’から制御ユニット6へ供給された 、電流測定値IMからの伝達関数HI(s)は、励起信号SEnから測定値に送 られ、同じ交流成分の識別装置7に送られた伝達関数である。 このこと、および式(16)および(18)から、比、x1’/x2’は、励 起周波数における伝達関数HI(s)の計算値になるということになる。すなわ ち、下記式のようになる。 但し、HI(jωe)は、励起周波数ωeにおける伝達関数HI(s)の振幅増 幅および位相シフト(時間に関する影響に対応する)を表す一つの方法として理 解されたい。 第二および第三のフィルタ信号x1’およびx2’は、それぞれ、本発明のこ の実施形態の場合には、それ自身周知のある種の方法により、出力信号として、 角度γe=HIPHnの計算値、および比(Ae/En)=HIAnの計算値S 32’を形成し、作り出す計算部材CUDを備える第三の識別部材IDDに送ら れる。前記計算値S31’およびS32’は、それぞれ、個々に低域フィルタ7 41、742に供給され、その切り替え周波数は、好適には、差周波数(ωe− nω)とほぼ同じ振幅になるように選択することが好ましい。前記低域フィルタ 741からの出力信号は、掛け算部材744に送られ、係数1が掛けられ、低域 フィルタ742からの出力信号S34’は、商形成部材743に送られ、その出 力信号はその入力信号の数値を倒置したものになる。前記商形成部材からの出力 信号は、掛け算部材745に送られ、係数1が掛けられる。 それ故、掛け算部材744からの出力信号は、第一の補償パラメータのβn= −γeからなり、掛け算部材745からの出力信号は、第二の補償パラメータの 数値、KGn=−En/Ae=−1/HIAnからなる。これら補償パラメータ は、前記信号発生部材SGU2に送られる。 励起周波数ωeは、好適には、トーンnωからの選択した距離のところにくる ように選択することが好ましい。 図5の制御装置の実施形態の場合には、各制御ユニットCUnは、制御用ユニ ット6、一台の識別装置7、および前記タイプの信号発生部材SGU1、SGU 2およびSGU3を備える。制御ユニットCUn1の前記信号発生部材SGU1 は、n=n1である、計算信号SEXPn=e-jn ωtを形成し、制御ユニットC Un2の信号発生部材SGU1は、n=n2である、計算信号SEXPn=e-j n ωt を形成する。以下同じ。対応する方法において、各信号発生部材SGU2は 、n=n1、n=n2....に対して、補償信号を発生する。 図7は、図6Aを参照しながらすでに説明した、本発明の制御用ユニットの一 実施形態のブロック図である。第一の周波数変換部材は、掛け算部材61、62 および低域フィルタ65、66を備える。制御用部材CDは、コントローラ67 、68を備え、第二の周波数変換部材は、掛け算部材63、64および総和部材 69備える。 前記制御用ユニットには、電流測定装置4から電流測定値IM、計算信号SC OSn、SSINnおよび補償信号SCMnrおよびSCMniが送られ、また 制御用ユニットは、これら信号により、出力信号として制御信号SCnを形成す る。 計算信号SCOSnおよびSSINnおよび補償信号SCMnrおよびSCM niは、下記式により表される。 掛け算部材61には、信号IMおよびSCOSnが送られ、またこの掛け算部 材は出力信号S10を形成する。掛け算部材62には、信号IMおよびSSIN nが送られ、またこの掛け算部材は出力信号S11を形成する。式(1’)によ る測定値IMを使用し、また周知の三角法の関係を使用して、下記式が得られる 。 式中の周波数ゼロの項、AK/2*sin(αk)はk=nに対応する。 類似の方法で、下記式が得られる。 式中の周波数ゼロの項、(−AK/2)*cos(αk)は、k=nに対応す る。 信号S10およびS11は、それぞれ、低域フィルタ65、66に送られる。 前記各フィルタは、図6Aのところで説明したフィルタ部材LP1と同じタイプ の伝達関数を持つ。 それ故、継続して信号処理を行うために、周波数ゼロの項だけが、低域フィル タ65および66で考慮され、それ故、低域フィルタ65からコントローラ67 へ送られる出力信号S12は、下記式で表すことができる。 それ故、コントローラ68に送られる、低域フィルタ66からの出力信号S1 3は、大ざっぱに下記式で表すことができる。 前記第一のフィルタ信号は、この場合、二つの成分、すなわち、出力信号S1 2およびS13を含む。 式(26)および(27)を見れば分かるように、電流測定値IMのn番目の トーンに対する第一の周波数変換部材での信号S12および信号S13の形成に より、周波数面において、トーン周波数から周波数ゼロへの変換が行われた。さ らに、係数0.5とは別に、このトーンの振幅Anが、直交する二つの成分に分 割された。 コントローラ67、68は、それぞれ、下記式の項、すなわち、比例/積分特 性を含む伝達関数HC(s)を持つ。 それ故、コントローラ67からの出力信号S14は、下記式で表すことができ る。 また、コントローラ68からの出力信号S15は、下記式で表すことができる 。 式中、HC(0)は、式(9)と同じ方法で理解されたい。 この場合、前記コントローラ信号は、二つの成分、すなわち、信号S14およ びS15を含む。 掛け算部材63には、信号S14とSCMnr=KGn*cos(nωt+βn )が送られ、またこの掛け算部材は出力信号S16を形成する。掛け算部材6 4には、信号S15とSCMni=KGn*sin(nωt+βn)が送られ、 またこの掛け算部材は出力信号S17を形成する。 総和部材69に送られる信号S16およびS17は、下記式により表すことが できる。 総和部材は、出力信号として、周知の三角法の関係により、下記式で表すこと ができる制御信号SCn=S16+S17を形成する。 本発明およびその改良により、図5のところで説明した方法と、原則的には同 じ方法により、式(22)および(23)による、補償信号SCMnrおよびS CMniの補償パラメータKGnおよびβnは、下記の方法で形成された数値で 表される。式(33)は、この方法による出力信号SCnが、トーン周波数nω において、前記伝達関数HI(s)の振幅増幅および位相シフトに対する補償を 持つ、コントローラの特性により形成されることを示す。 図9は、図6Bのところで説明したものと、原則的に同じタイプの制御ユニッ トCUnに内蔵されている、本発明の識別ユニット71の一実施形態のブロック 図である。第三の周波数変換部材は、掛け算部材711、712および低域フィ ルタ713、714を備える。第四の周波数変換部材は、掛け算部材721、7 22および低域フィルタ723、724を備える。第一の帯域フィルタ部材BP D1は、低域フィルタ715、716および差形成部材717、718を備える 。第二の帯域フィルタ部材BPD2は、低域フィルタ725、726および差形 成部材727、728を備える。第三の識別部材IDDは、図6Bのところで説 明したものに対応する部材を備える。しかし、この実施形態の場合には、計算部 材CUDは、以下に詳細に説明する計算を行うことができる。前記計算ユニット には、電流測定装置4からの電流測定値IM、制御ユニットからの影響力のある 信号SFnおよび計算信号SCOSnおよびSSINnが送られ、また前記計算 ユニットは、供給された信号により、第一の補償パラメータの数値を形成し、本 発明の改良により、同様に第二の補償パラメータを形成する。 図5および図6Bのところで説明した方法と類似の方法で、本発明のこの実施 形態の場合には、制御信号SCnにより、また式(13)の形の励起信号SEn により、影響力のある信号SFn’が形成され、それ故、電流測定値IMが、前 記と同じ方法で、特に励起周波数ωeの成分、Ie=Ae*sin(ωet+γe )を含み、交流電圧ネットワークN1の選択した位相の電圧に対するゼロ交差に 対する位相位置γeを持つ。 掛け算部材711には、信号IMおよびSCOSnが送られ、またこの掛け算 部材は、出力信号S18を形成する。掛け算部材712には、信号IMおよびS SINnが送られ、またこの掛け算部材は、出力信号S19を形成する。 式(14)からの類推により、、出力信号S18は、特に下記式の項を含む。 また、出力信号S19は、下記式の項を含む。 信号S18およびS19は、それぞれ、低域フィルタ713および714に送 られる。これらの信号は、供給された信号から、前記信号が差周波数(ωe−n ω)より高い周波数の成分を本質的に除去するように、有利に選択されたある伝 達関数である。 低域フィルタ713からの出力信号S20は、低域フィルタ715に送られ、 出力信号714は、帯域フィルタ716に送られる。 帯域フィルタ715、716は、供給された信号から、差周波数(ωe−nω )の成分は本質的に通過させるが、他の周波数成分を抑制する特性を持ち、その 出力信号は、それぞれ、各差形成部材717、718に供給される。前記差形成 部材は、出力信号x1、x2として、それぞれ、時間t1および時間t2=t1 −2π/ωの入力信号の差を形成する。その効果は、信号x1およびx2におい て、特にnωのすべての周波数の除去である。 連続信号処理の場合には、信号x1およびx2は、それぞれ、下記式(36) および(37)の形をしているものと見なされる。 信号x1およびx2は、前記第二のフィルタ信号の第一および第二の成分を形 成し、前記成分は、両方とも、それぞれ、励起周波数に対する電流測定値の振幅 および位相位置Aeおよびγeに関する情報を含む。 低域フィルタ723、724および帯域フィルタ725、726は、それぞれ 、第三の周波数変換部材および第一の帯域フィルタ部材の対応するフィルタと同 じタイプのものであり、制御ユニットCUnからの影響力のある信号SFn’は 、掛け算部材721、722、低域フィルタ723、724、帯域フィルタ72 5、726および差形成部材727、728で、前記方法と類似の方法で処理さ れる。それ故、最後に説明した部材からの出力信号x3およびx4は、それぞれ 、下記式により表すことができる。 信号x3およびx4は、前記第三のフィルタ信号の第一および第二の成分を形 成し、前記成分は、両方とも、励起信号の振幅Enに関する情報を含む。 信号x1、x2、x3およびx4は、計算部材CUDに送られ、前記計算部材 は、それ自身周知の方法で、出力信号として、z3部分z6を形成することがで きる。 図9の場合には、記号(X1)、(x2)、(x3)および(x4)は、計算 部材CUDが、逆正接関数の原理値に加算できるようになっていることを示す。 前記数値は、定義により、信号x1、x2、x3およびx4の符号を正確に考慮 しながら、−90度と+90度の間に位置している。この場合、適当な角度は1 80度である。 周知の三角法の式を使用しながら、式(36)−(39)を式(40)−(4 1)に挿入すると、下記式が得られる。 図6Aおよび図6Bのところで説明したのと同じ理由で、制御信号SCnから 、直流成分の電流の交流成分Idh(t)の制御用ユニット6に供給された電流 測定値CIMへの伝達関数HI(s)が、同様にまた少なくともほぼ励起信号S Enから、識別ユニット71に供給された同じ交流成分の測定値に送られる伝達 関数であることが分かる。 このことおよび識別(42)および(43)から、計算値z6=Ae/Enが 、励起周波数ωeにおける、伝達関数HI(s)の振幅増幅HIAnの計算値と なり、計算値z3=γnが、同様に、励起周波数ωeにおける、この伝達関数の 位相シフトHIPnの計算値となる。 計算値z3およびz6は、それぞれ、低域フィルタ741、742に送られ、 その切り替え周波数は、好適には、差周波数(ωe−nω)の振幅とほぼ同じ振 幅となるように選択することが好ましい。低域フィルタ742からの出力信号S 33’およびS34’は、図6Bのところで説明した方法と同じ方法により処理 され、補償パラメータ値βnおよびKGnは、図7のところで説明した方法と同 じ方法により制御用ユニットに送られる。 制御命令は、制御用ユニットが形成する制御信号SCnにより形成され、前記 制御用ユニットは、トーン周波数nωの直流接続の電流成分により形成される。 式(34)による制御信号は、補償パラメータ値KGnがKGn=−HIAnに セットされているので、トーンIdnに対して反対の符号を持ち、受動インピー ダンス・ユニットおよび能動フィルタの直列接続の能動フィルタが発生する電圧 UF(図1)は、電流IFを発生し、前記電流は、切り替え時J1に、その交流 のIdn=sin(ωft+αn)が、少なくともその振幅が小さくなり、原則と して、コントローラの積分関数により完全に除去されるような方法で、電流Id に加えられる。 図11は、制御装置が、序数n=n1、n2、...、nmであり、補償パラ メータβnおよびKGnの制御用ユニット値が、すべての制御用ユニットに共通 な識別装置7’により決定される、多数の並列接続制御用ユニット6n1、6n 2、...、6nmを備える場合に有利な、能動フィルタ用の制御装置5の他の 実施形態のブロック図である。 前記識別装置7’は、識別ユニット71および前記タイプの信号発生部材SG U2およびSGU3の他に、二つの選択部材746および747を備える。前記 選択部材746には、選択した序数n1、n2、...、nmが送られ、また前 記選択部材は、それ自身周知のある方法で、それに供給されたトーン選択命令に より、それに対して識別ユニット71、信号発生部材SGU2および選択部材7 47に対して識別が行われる、そのトーンに対する(「n」がついている数字の )序数が送られる。識別ユニット71には、また電流測定値IMおよび励起信号 SEnが送られ、またこの識別ユニットは、前記方法で選択したトーンに対して 、補償パラメータβnおよびKGnの数値を発生する。前記各数値は、選択部材 747に送られ、前記選択部材は、また序数nにより、それ自身周知のある方法 で、トーン選択命令により、各制御用ユニットに、図面を同じようにスッキリ させるために、複素数の補償信号SCMn1、...、SCMnmだけが表示さ れている図面の問題の制御用ユニットに適用することができる、各補償パラメー タの数値を供給する。 励起信号SEn=En*sin(ωet)は、この場合、総和部材CES’に 送られ、この総和部材には、また各制御用ユニットから制御信号SCnが送られ 、またこの総和部材は、これら供給された信号により制御命令SCFを形成する 。識別が制御ユニットが発生した、影響力のある信号SFn’から直列接続の電 流の交流成分Idh(t)への伝達関数に基づいて行われる、図5のところで説 明した装置とは反対に、この場合は、図11に示すように、識別は、前記識別ユ ニットが発生した、励起信号SEnから前記交流成分への伝達関数に基づいて行 われる。すでに説明したように、この場合もまた、各信号は、何等の振幅増幅ま たは相互位相変更を行わないで、総和部材で合計されるので、この場合もまた、 補償パラメータβnおよびKGnの識別値は、それぞれ、制御用ユニットが形成 した制御信号SCnから、前記交流成分の制御用ユニットに送られた測定値への 伝達関数HI(s)に対して有効である。 図8は、制御装置に内蔵されている、信号発生部材SGU1およびSGU2の 略図である。信号発生部材SGU1は、序数n、システム周波数の数値ω、およ び同期信号SYNCが送られてくる計算部材91を備え、前記供給された数値に より、出力信号として、計算信号SCOSn=cos(nωt)およびSSIN n=−sin(nωt)を発生する。信号SYNCは、それ自身周知のある方法 で、交流電圧ネットワークN1の選択した位相の電圧に対するゼロ交差に対して 、計算信号SCOSnおよびSSINnの位相位置を同期するための交流電圧ネ ットワークN1の電圧を感知することにより形成される。 信号発生部材SGU2は、影響を受けることができる遅延時間Tdの遅延部材 921、商形成部材922、および計算部材923を備える。識別ユニットによ り形成される第一の補償信号βnの数値、序数nおよびシステム周波数ωは、前 記商形成部材に送られ、この商形成部材は、出力として、下記商を形成する。 Td=βn/nω (44) 前記数値は、同期システムと一緒に遅延部材に送られる。前記遅延部材は、出力 信号として、同期信号SYNCに対して時間Tdだけ遅延している、遅延同期信 号SYNCを形成する。計算信号923には、序数n、システム周波数の数値ω 、第二の補償パラメータKGnの識別ユニットが形成した数値、および遅延同期 信号SYNCDが供給され、またこの計算信号は、供給された数値により、出力 信号として補償信号SCMnr=KGn*cos(nωt+βn)および SCMni=−KGn*sin(nωt+βn)を形成する。 図10は、制御装置5に内蔵されていて、それ自身励起信号SEnを形成する 計算部材93を備える、信号発生部材SGU3の略図である。計算部材は、序数 n、システム周波数の数値ω、式(19)に従って有利に選択したトーンnωか らの励起周波数ωeの周波数距離の数値Δω、励起信号の選択した振幅の数値、 および同期信号SYNCの供給を受け、これらの供給された数値により、出力信 号として、励起信号SEn=En*sin(ωet)を発生する。 制御装置を適用することができる本発明の他の有利な実施形態の場合には、部 品は標本化した信号により動作し、また例えば、前記部材およびコントローラは 、プロセス・コンピュータで実行するためのソフトウェアとして設計され、前記 装置の種々の部品は、異なる標本化周波数で動作することができる。それ故、第 一、第二、第三および第四の周波数変換部材は、第一のサンプリング周波数SF Iで動作することができ、制御用部材CD、帯域フィルタ部材BPD1、BPD 2および第三の識別部材IDDは、第一のサンプリング周波数より低い、第二の サンプリング周波数で動作することができ、その場合、第一、第二および第三の 周波数変換部材は、トーン周波数nωから供給された信号を周波数ゼロに本質的 に変換する。図6A、図6B、図7、図9および図12の前記信号は、両方に矢 印がついているSF1またはSF2である。 図12は、この場合に有利な電流測定装置4の一実施形態である。導体L1( 図2)のところに配置された電流感知部材41は、電流測定装置に配置されてい る低域フィルタ42に、電流Idの交流成分Idh(t)の側部値を供給する。 前記低域フィルタからの出力信号は、出力信号IMを形成しているアナログ/デ ジタル変換部材43に送られる。前記アナログ/デジタル変換部材は、前記信号 SYNCにより同期した、サンプリング周波数SF1の制御装置の他の標本化動 作部材と同期して動作する。低域フィルタ42は、フィルタが、サンプリング周 波数SF1の半分より高い周波数内容の信号を、本質的に濾過するように伝達関 数が有利に与えられる。 通常、それぞれ、トーン周波数nω=750Hzのトーン用の制御用ユニット および識別ユニットにおいては、第一のサンプリング周波数をほぼSF1=13 kHzに、第二のサンプリング周波数をほぼSF2=200Hzに選択すること ができる。これら部材に対してもっと低いサンプリング周波数を使用することに よって、必要計算容量をかなり低減することができる。このことは、プロセス・ コンピュータの性能がもっと低くても構わないこと、および/またはプロセス・ コンピュータの数がもっと少なくてすむことを意味する。 この実施形態の場合には、周波数変換部材FTD1、FTD2およびFTD4 に内蔵されている各低域フィルタを、二つの相互にカスケード接続された低域フ ィルタとして設計するほうがもっと有利であることが分かっている。各掛け算部 材から出力信号の供給を受けている、これらカスケード接続フィルタの最初のフ ィルタは、サンプリング周波数SF1で動作することができ、前記フィルタが、 前記サンプリング周波数の半分より高い周波数内容の信号を本質的に除去するよ うに伝達関数が与えられる。カスケード接続の第一のフィルタから出力信号の供 給を受け、その出力信号が各信号S12、S13、S20、S21、S24およ びS25からなる前記フィルタの第二のフィルタは、より低いサンプリング周波 数で動作することができ、各フィルタ65、66、713、723および724 のところですでに説明したタイプの伝達関数が与えられる。 前記識別ユニットは、少なくともある種の用途において、間欠的に使用するこ とができる。すなわち、識別命令IDONにより、制御用ユニットに一時的に接 続することができ、それにより、信号発生部材SGU2は、最後に計算した補償 パラメータ値により、計算信号SCMnを発生することができる。 図13は、その内部において、各ブロックが、図6Aおよび図6Bの対応する ブロックと同じ構成を持つ制御ユニットの一実施形態のブロック図である。さら に、この図は、識別命令IDONにより、励起信号SEnを総和部材8および第 四の周波数変換部材FTD4に接続し、電流測定値IMを第三の周波数変換部材 FTD3に、それぞれ、接続する接続部材CON1を示す。図面を簡単にするた めに、信号発生部材SGU1およびSGU2は示してない。 本発明は、図示の実施形態に制限されるものではなく、本発明のコンセプトの 範囲内で複数の修正を行うことができる。以下に説明する図14−図17におい て、また上記の図13において、参照番号は、図6A、図6Bおよび図8のとこ ろで説明したのと同じタイプの部材および信号を表す。 図14は、本発明の制御ユニットの他の実施形態である。図13の実施形態と の違いは、この図の場合には、総和部材8の代わりに、第二の周波数変換部材F TD2の前に配置されている総和部材8’が使用されていることと、その出力信 号がこの周波数変換部材に供給されることである。総和部材8’は、励起信号S En’を総和部材8’に接続した時、制御用ユニットの出力信号S14’と、前 記励起信号との合計を計算する。それ故、この場合、影響力のある信号SFn’ は、制御信号SCn’と、励起信号が総和部材8’に送られた時の励起周波数ωe の成分との両方を含む。 この実施形態の場合には、信号発生部材SGU3は、下記式で表される複素数 の出力信号を発生する。 影響力のある信号に含まれる励起周波数ωeの成分は、式(46)の出力信号 に、第二の周波数変換部材FTD2の補償信号SCMn=KGn*ej(n ωt+βn ) を掛けることにより形成される。 信号発生部材SGU3からの出力信号は、第三の識別部材IDDに直接送られ る。それ故、この実施形態の場合、前記第二の識別信号および第三のフィルタ信 号は、式(45)の出力信号からなる。計算は、この場合、第三の識別部材ID Dが、第二の周波数変換部材FTD2の増幅係数KGn/2および位相シフトβn を補償するためのフィルタ補償部材CIDDを備える必要があることを示して いる。さらに、このフィルタ補償部材は、第三の周波数変換部材に含まれる、第 一の帯域フィルタ部材BPD1および低域フィルタ部材LPIが、差周波数(ωe −nω)のところで示す振幅増幅ABPDIおよび位相シフトPHBPD1を 補償することができるので有利である。 図15は他の実施形態である。図14の実施形態との違いは、この図の実施形 態の場合には、第三の周波数変換部材FTD3の代わりに、図6Bのところで説 明した低域フィルタLPIが使用されていること、およびこの低域フィルタに供 給される信号が、制御用ユニットに供給される電流測定値IMからなっていない で、第一の周波数変換部材FTD1に内蔵されている、掛け算部材MD1からの 出力信号S10’からなることである。それ故、この実施形態の場合には、前記 第一の識別部材S10’は、掛け算部材MD1を備える。上記式(14)のとこ ろの説明から分かると思うが、識別中の出力信号S10’は、制御ユニットの機 能に関連する成分(An/2j)・ej(an)および(Ae/2j)・ej[( ωe-n ω)t+γe] を含む。このことは、この実施形態の場合には、第三の周波数変換部 材に内蔵されている掛け算部材MD3を省略することができることを意味する。 図16の実施形態の場合には、図15の実施形態とは反対に、周波数変換部材 FTD1からの出力信号S12’は、第一の帯域フィルタ部材BPD1に直接送 られる。この場合、識別中、出力信号S12’は、図15の実施形態の信号S1 0’と同じ成分を含む。図16の実施形態の場合には、第三の識別部材は、図1 4の実施形態ところで説明した、第二の周波数変換部材FTD2の増幅係数KG n/2および位相シフトβnを補償するためのフィルタ補償部材CIDD’を備 えていなければならない。さらに、前記フィルタ補償部材CIDD’、第一の周 波数変換部材に内蔵されている第一の帯域フィルタ部材BPD1、および低域フ ィルタ部材LP1が、差周波数(ωe−nω)のところで示す、振幅増幅ABP D1’および位相シフトPHBPD1’を補償するために有利に適応させること ができる。 図17は、本発明のさらに他の実施形態である。この実施形態と、図13の実 施形態との間の違いは、制御装置が、第二の周波数変換部材FTD2から、制御 信号SCn’の供給を受ける保持手段(HOLDn)を備えることである。供給 された制御信号保持命令SSTATnにより、この保持手段は、選択したトーン 周波数に対する励起信号が発生した場合に、その振幅およびその位相角に対して 一定の数値に、選択したトーン周波数に対する制御信号を維持する。 図13−図17の実施形態は、もちろん、複素数の指数の形の計算信号によっ てではなく、計算信号SCOSnおよびSSINn、SCMnrおよびSCMn iによる掛け算を使用して、信号処理を行うように個々に設計される。このこと は、図13(および図6Aおよび図6B)の実施形態のところで説明した方法に 類似の方法で行うことができ、図6A、図6Bおよび図8のところで説明したよ うに設計することができる。これらの計算はここでは行わない。何故なら、図1 3−図17の実施形態の計算のように、当業者であれば上記説明により上記計算 を行うことができるからである。 ある励起周波数ωeで行った前記識別は、異なる数値の周波数でも同様に反復 して行うことができる。その場合、補償パラメータの数値βnおよびKGnは、 伝達関数HI(s)の振幅増幅HIAnおよび位相シフトHIPHnのこのよう にして得られた計算値を、内挿または外挿することにより形成することができる 。 前記式11および12の場合には、これと、選択したトーン周波数における、 制御信号から電流測定値への伝達関数に対する位相シフトの合計が、少なくとも ほぼゼロに等しくなるように、またこれと、選択したトーン周波数における、前 記伝達関数に対する振幅増幅との積が、少なくともマイナス1にほぼ等しくなる ように、前記識別ユニットが第一の補償パラメータを形成するものと仮定される 。もちろん、本発明の範囲内で、代わりに、これと、選択したトーン周波数にお ける、前記伝達関数に対する位相シフトの合計が、少なくとも予め定めた数値( Δβn)に等しくなるように、前記識別ユニットが、第一の補償パラメータを形 成し、また前記識別ユニットが、これと、選択したトーン周波数における、前記 伝達関数に対する振幅増幅との積が、少なくとも予め定めた負の数(ΔKGn) とほぼ等しくなるように第二の補償パラメータを形成するものと仮定することも できる。このことは、当業者にとっては周知のある方法により識別部材を修正し て行うことができる。 例えば、能動フィルタを、本特許明細書の冒頭の部分の上記文献に記載されて いるある方法で、フィルタ電圧ではなく、フィルタ電流を発生し、直流回路にそ れを供給することができるようにすることも本発明の範囲内に含まれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 高電圧直流の送電用設備のその交流側でシステム周波数(ω)の電力ネ ットワーク(N1)に接続しているコンバータで、直流回路(L1、L2)に接 続している能動フィルタ(2)用の制御装置(5)であって、 前記能動フィルタが、制御装置が発生した制御命令(SCF)により、直流接 続の電流(Id)の選択したトーン周波数(nω)の少なくとも一つのトーン( An*sin[nωt−αn])を低減するために、フィルタ電圧(UF)およ びフィルタ電流(IF)の一方を発生し、直流接続に供給し、制御装置が、選択 したトーン周波数の制御信号(SCn’、SCn)により制御命令を形成し、 前記制御装置が、直流接続の電流の電流測定値(IM)の供給を受ける制御用 ユニット(6)を備え、前記数値が、前記選択したトーン周波数の少なくともト ーンを含み、それにより、選択されたトーン周波数を周波数ゼロに周波数変換す ることにより、このフィルタ信号で、第一のフィルタ信号(S12’、S12お よびS13)を形成し、比例/積分特性を持つ制御用部材(CD)での信号処理 によりコントローラ信号(S14’、S14およびS15)を形成し、コントロ ーラ信号および第一の補償パラメータ(βn)により制御信号を形成していて、 前記制御装置が、さらに、励起周波数(ωe)の励起信号(SEn)を発生し、 制御命令に加える励起発生手段(SGU3、FTD2、8、8’)と、第一の補 償パラメータを形成し、前記制御用ユニットに供給する識別ユニット(7)とを 備え、 前記識別ユニットに、電流測定値に依存する第一の識別信号(CIM、S10 ’、S10、S11、S12、S13)と、前記励起発生手段のところで感知さ れ、その振幅および周波数が励起信号に関連する第二の識別信号(SEn、SE n’、SFn、SFn’)が供給され、前記識別信号により、これと、前記制御 信号から選択したトーン周波数における電流測定値への伝達関数に対する位相シ フトとの和が、予め選択した数値(Δβn)に少なくともほぼ等しくなるよう第 一の補償パラメータを形成することを特徴とする制御装置。 2. 請求項1記載の制御装置において、制御用ユニットが、電流測定値の供 給を受ける第一の周波数変換部材(FTD1)を備え、それにより、第一フィル タ信号を形成していて、前記第一の周波数変換部材が、フィルタ部材が、供給さ れた信号から、システム周波数の整数倍(kω)および、選択したトーン周波数 (nω)の整数倍の和((k+m)ω)または差((k−n)ω)であるゼロと は異なる周波数成分を本質的に除去し、第一のフィルタ信号がフィルタ部材から の出力信号により形成されるように選択された、低域ろ化特性の伝達関数を持つ 少なくとも一つのフィルタ部材(LPI、65、66)を備えることを特徴とす る制御装置。 3. 前記請求項の何れか1項記載の制御装置において、制御用ユニットが、 同様に第二の補償パラメータ(KGn)により、制御信号を形成し、識別ユニッ トが、第一および第二の識別信号により、これと、選択したトーン周波数におけ る制御信号から電流測定値への伝達関数に対する振幅増幅との積が、予め選択し た負の数(ΔKGn)に少なくともほぼ等しく、および第二の補償パラメータを 制御ユニットに供給するように形成することを特徴とする制御装置。 4. 前記請求項の何れか1項記載の制御装置において、前記識別ユニットが 、第一の識別信号が供給され、それにより、両方とも、励起周波数に対する電流 測定値の振幅および位相位置(それぞれ、Ae、γe)についての情報を含む第 一および第二の成分(それぞれ、Ae、ejγeおよびAe/2 sin(γe )、Ae/2 cos(γe))を含む励起周波数と、選択したトーン周波数と の間の差周波数(ωe−nω)に等しい周波数の第二のフィルタ信号(それぞれ 、x1’およびx1、x2)を形成する第一の識別部材(FTD3、MD3、L PI、BPD1)と、 第二の識別信号が供給され、それにより、励起信号の振幅(En)に関する情 報を含む、差周波数の第三のフィルタ信号(それぞれ、x2’およびx3、x4 )を形成する第二の識別部材(FTD4、BPD2)と、 第二および第三のフィルタ信号が供給され、それにより、少なくとも第一の補 償パラメータを形成する第三の識別部材(IDD)とを備えることを特徴とする 制御装置。 5. 前記請求項の何れか1項記載の制御装置おいて、前記第二の識別信号が 、 励起周波数と等しい周波数であることを特徴とする制御装置。 6. 請求項1−請求項4の何れか1項記載の制御装置において、第二の識別 信号が、励起周波数と選択したトーン周波数との間の差周波数(ωe−nω)に 等しいことを特徴とする制御装置。 7. 請求項1−請求項3の何れか1項記載の制御装置において、前記第二の 識別信号が、励起周波数と選択したトーン周波数との間の差周波数(ωe−nω )に等しい周波数を持ち、 前記識別ユニットが、第一の識別信号が供給され、それにより、両方とも、前 記励起周波数に対する電流測定値の振幅および位相位置(それぞれ、Ae、γe )についての情報を含む、第一および第二の成分(それぞれ、Ae、ejγeお よびAe/2 sin(γe)、Ae/2 cos(γe))を含む、差周波数 に等しい周波数の第二のフィルタ信号(それぞれ、xl’およびx1、x2)を 形成する第一の識別部材(FTD1、MD1、LPI、FTD3、BPD1)と 、 第二のフィルタ信号および第二識別信号が供給され、それにより、少なくとも 第一の補償パラメータを形成する第三の識別部材(IDD)とを備えることを特 徴とする制御装置。 8. 請求項6−請求項7の何れか1項記載の制御装置において、制御用ユニ ットが、制御用信号の供給を受け、それにより、および少なくとも第一の補償パ ラメータにより選択したトーン周波数変換部材の制御信号を形成する第二の周波 数変換部材(FTD2)を備えていて、前記励起発生手段(SGU3)が、差周 波数に等しい周波数の入力信号(SEn’)を発生し、第二の周波数変換部材に 供給することと、差周波数から励起周波数への周波数変換により、第二の周波数 変換部材が、前記入力信号により励起信号を発生することとを特徴とする制御装 置。 9. 請求項5、請求項6、請求項8が請求項4に依存している場合に、請求 項4、請求項5、請求項6、請求項8記載の制御装置において、第一の識別信号 が、第一のフィルタ信号により形成されることを特徴とする制御装置。 10. 前記請求項の何れか1項記載の制御装置において、第一および第二の 制御ユニット(それぞれ、CUn1、CUn2)を備え、それぞれが、選択した 第一および第二のトーン周波数(それぞれ、n1ωおよびn2ω)に関連し、前 記各制御ユニットが、 各制御ユニットに関連するトーン周波数に対する制御信号を形成する制御用ユ ニットと、 各制御ユニットに関連する励起周波数(ωe)の励起信号(SEn)を発生し 、制御命令に加える励起発生手段(SGU3、FTD2、8)と、 各制御ユニットに対して、制御信号と励起信号との和により影響力のある信号 (それぞれ、SFn1およびSFn2)を形成する第一の総部材(8)と、 第一および第二の識別信号により、各制御ユニットに関連するトーン周波数に 対して少なくとも第一の補償パラメータを発生する識別ユニットと、 影響力のある信号の和により、制御命令を形成する第二の総和部材(CES) とを備えることを特徴とする制御装置。 11. 請求項1−請求項9の何れか1項記載の制御装置において、 それぞれが、第一および第二の序数(それぞれ、n1、n2)に対応する選択 した第一および第二のトーン周波数(それぞれ、n1ω、n2ω)に関連する第 一および第二の制御用ユニット(それぞれ、6n1、6n2)と、 識別装置(7’)とを備え、該識別装置が、 供給された序数により、励起周波数(ωe)の励起信号(SEn)を発生し、 制御命令に加える励起発生手段(SGU3、FTD2、8)と、 第一および第二の識別信号のより、また供給された序数により、少なくとも第 一の補償パラメータを発生する識別ユニット(7)と、 第一および第二の序数の供給を受け、供給されたトーン選択命令(SSEL) により、前記序数の中の一つを識別ユニットおよび前記励起発生手段に転送する 第一の選択部材(746)と、 前記転送された序数と、識別ユニットが発生した少なくとも第一の補償パラメ ータの供給を受け、トーン選択命令により、前記転送された序数に対応するトー ン周波数に関連する制御用ユニットに前記補償パラメータを転送する第二の選択 部材(747)と、 制御信号および励起信号の和により、制御命令を形成する第三の総和部材(C ES’)とを備えることを特徴とする制御装置。 12. 請求項4−請求項11の何れか1項記載の制御装置において、供給さ れた識別命令(IDON)により、それぞれ、第一の識別信号および第二の識別 信号を識別ユニットに結合する結合部材(CON1)を備えることを特徴とする 制御装置。 13. 前記請求項の何れか1項記載の制御装置において、供給された制御信 号保持命令(SSTATn)により選択したトーン周波数に対して励起信号が発 生した時に、前記制御信号の振幅御位相角に対して一定の数値に選択したトーン 周波数に対する制御信号を維持する保持手段(HOLDn)を備えることを特徴 とする制御装置。 14. 前記請求項の何れか1項記載の制御装置において、前記制御用ユニッ トが、サンプル形式の各信号を感知し、形成し、前記制御用ユニットが、第一の フィルタ信号と、第一のサンプリング周波数(SF1)の制御信号と、第一のサ ンプリング周波数より低い第二のサンプリング周波数(SF2)の制御用信号と を形成することを特徴とする制御装置。 15. 請求項4−請求項6の何れか1項記載の制御装置において、前記識別 ユニットが、サンプル形式の各信号を感知し、形成し、前記第一の識別部材が、 第三の周波数変換部材と第一の帯域フィルタ部材とを備え、 前記第二の識別部材が、第四の周波数変換部材と第二の帯域フィルタ部材とを 備え、 前記第三および第四の周波数変換部材が、第一のサンプリング周波数(SF1 )で動作し、前記第三の識別部材および少なくとも前記第一および第二の帯域フ ィルタ部材の中の一方が、前記第一のサンプリング周波数より低い第二のサンプ リング周波数(SF2)で動作することを特徴とする制御装置。 16. 請求項14−請求項15の何れか1項記載の制御装置において、前記 第一のサンプリング周波数が、前記第二のサンプリング周波数より少なくとも5 0倍高いことを特徴とする制御装置。 17. 前記請求項の何れか1項記載制御装置において、前記識別ユニットが 、 これと選択したトーン周波数において、制御信号から電流測定値への伝達関数に 対する位相シフトの和が、少なくともゼロにほぼ等しくなるように第一補償パラ メータを形成することを特徴とする制御装置。 18. 前記請求項の何れか1項記載制御装置において、前記識別ユニットが 、これと選択したトーン周波数において、制御信号から電流測定値への伝達関数 に対する振幅増幅との和が、少なくともマイナス1にほぼ等しくなるように第二 補償パラメータを形成することを特徴とする制御装置。 19. 前記請求項の何れか1項記載の制御装置を備える高電圧直流送電設備 であって、選択したトーン周波数(nω)の序数(n)が、コンバータのパルス 数(P)の整数倍であることを特徴とする高電圧直流送電設備。
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