JP2000514537A - 流体および蒸気処理系統のための多層チュービング組立品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 燃料管路適用において使用するための多層チュービング組立品。押出成形されている最も内側のフッ素プラスチックの半導電層は１０¹〜１０⁶オーム／ｓｑ．の範囲内の表面抵抗率を有している。フッ素プラスチックの耐透過性内層は、最も内側の層の周囲で華氏６００度より低い温度で共押出成形されている。内層の周囲で共押出成形されているポリマーブレンドの接着層は、１つの相がフッ素プラスチックと混和性であり、もう１つの相がゴム様多相ポリマーと混和性である多相モルフォロジーを有している。ゴム様多相ポリマーのカバー層は接着層の周囲で共押出成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】 流体および蒸気処理系統のための多層チュービング組立品 発明の背景 本出願は、１９９６年１月２９日に出願された同時係属出願番号第０８／５９ ３，０６８号の一部継続出願である。 本発明は、流体および蒸気処理系統のための多層チュービングに関する。より 詳しくは、本発明は１または２以上のフッ素プラスチック内層、中間接着相およ びゴム様多相ポリマーカバー層を有する、車両用燃料管路適用において使用する ための共押出成形多層チュービング組立品に関する。 液体および蒸気を輸送するためのチュービング組立品は技術において周知であ る。燃料管路適用においては、チュービング組立品は様々な有毒かつ有害な状態 に曝される。チュービングは、燃料および他の車両用液体および添加剤とほぼ常 に接触している。同様に、石の衝撃および腐食性媒質（例えば、塩）のような外 部環境因子考慮に入れなければならない。さらにその上、エンジン温度はしばし ば極度の高レベルに上昇し、そして寒い気候においては同様に極度の低温に曝さ れる。 これらの数々の考察が多層を有するチュービング組立品の設計をもたらしてき た。各層の材料は特異的な、そして好ましくは相補的な特性を有している。例え ばチュービング内層は、典型的には液体および気体による透過に対して抵抗性で あるように設計されており、外層は機械的強度および耐衝撃性を有している。 現行技術には、非常に数多くの多層チュービング組立品の例が含まれている。 Ｍａｉｌｌａｒｄに発行された米国特許第３，５６１，４９３号は、２種の共押 出成形されている相違するプラスチックの層とそれらの間の共押出成形されてい る接着剤の層を有するチュービング組立品を開示している。これらの層は相補的 特性を有するプラスチック類から選択されている。Ｌｕｅｃｋｅらに発行された 米国特許第４，６４３，９２７号は、相当に気体不透過性であるポリ塩化ビニリ デンの中心バリヤ層を有するチュービング組立品を開示している。このバリヤ層 は内接着層および外接着層に取り囲まれており、これらは順に中心バリヤ層を変 性から保護するポリエチレンの内面層および外面層によって取り囲まれている。 Ｉｇａｒｉｓｈｉらに発行された米国特許第４，８８７，５４７号は、アミン系 添加剤を原因とする変性を防止し、さらに外側ゴム層への接着力向上を示すフッ 素ゴム内層を有する多層チュービング組立品を示している。Ｂｒｕｎｎｈｏｆｅ ｒへ発行された米国特許第５，０３８，８３３号は、ポリアミドからなる保護的 な外層、ポリビニルアルコールからなる中間アルコールバリヤ層およびポリアミ ドからなる遮水内層を有するチュービング組立品を開示している。Ｂｒｕｎｎｈ ｏｆｅｒへ発行された米国特許第５，０７６，３２９号は、ナイロンからなる外 層、内層および中層と中間接着層および溶剤遮断層を有する５層チュービング組 立品を示している。 燃料管路のためのもう１つの要件は、内部静電気を放電させるための準備であ る。蓄積した、散逸していない電荷は最終的には燃料管路の中断を惹起すること がある。Ｒｏｗａｎｄらに発行された米国特許第３，１６６，６８８号およびＳ ｌａｄｅに発行された米国特許第３，４７３，０８７号は、静電エネルギーの散 逸を促進するための電気的導電性内層を有するポリテトラフルオロエチレン（Ｐ ＴＦＥ）製チュービング組立品を開示している。 多層チュービング設計におけるより近年の開発は、許容炭化水素排出量を限定 する行政規則によって刺激されてきた。フッ化ポリマー類が炭化水素含有燃料に 対して良好な耐透過性を示すことは知られている。従って、近年の多層チュービ ング組立品はたいていは少なくとも１つの耐透過性フッ化ポリマー層を含有して きた。しかし、商業的に実行可能な設計を発見しようとするさいに困難に遭遇し た。フッ化ポリマー類を利用した多層チュービング組立品は、特に低温では剛性 かつ非柔軟性になる傾向がある。強度の機械的特性を有するフッ化ポリマー類は 、典型的には他の非フッ化ポリマー類と良好には接着しない。これとは反対に、 良好な接着性を示すフッ化ポリマー類（特にポリフッ化ビニリデン（ＰＶＤＦ） ）は機械的に弱い傾向がある。 Ｎｏｏｎｅらに発行された米国特許第５，３８３，０８７号は最近の例である 。この特許は、耐衝撃性ポリアミド外層、中間接着層、耐透過性ＰＶＤＦ内層お よ び静電荷を散逸させるために最も内側の導電性ＰＶＤＦ層を含有している。全て の層が共出成形されている。最も内側の導電層は１０^-4〜１０^-9オーム／ｃｍ² の範囲内の格別に優れた静電散逸能力を示す。しかし、そうした極度に高い導電 性を有する材料は、典型的には金属または脆性プラスチックである。その結果と して、それらは押出成形することが困難で、さらに不良な機械的特性を示す。さ らに、第‘０８７号特許に開示されているフッ化ポリマー類の大多数は異類のポ リマー類とは不良にしか接着しない。 フッ化ポリマーの接着問題は、Ｎａｗｒｏｔらに発行された米国特許第５，４ １９，３７４号において扱われている。Ｎａｗｒｏｔらは、ポリアミド１２の外 層、ＰＶＤＦ内層、および中間接着結合剤（ポリウレタンとエチレン／酢酸ビニ ル共重合体との混合物）層を有する多層共押出成形チュービング組立品を開示し ている。しかしながら、上記で考察したように、ＰＶＤＦ多層チュービングには 低温耐衝撃性が不良であるという問題がある。これはＰＶＤＦが低温では脆性に なるという事実に起因する。 エチレンテトラフルオロエチレン（ＥＴＦＥ）のようなその他の高性能フッ化 ポリマー類はより良好な低温耐衝撃性を示すが、やはり接着問題を経験してきた 。技術における１つのアプローチは、化学的エッチング、プラズマ放電またはコ ロナ放電のような方法を用いてＥＴＦＥ表面を前処理することであった。例えば 欧州特許出願公報第０ ５５１ ０９４号は、ポリアミド外層への接着を強化す るためにＥＴＦＥ内層がコロナ放電によって処理されている多層チュービング組 立品を開示している。同様にＰＣＴ国際出願ＷＯ９５／２３０３６は、熱硬化性 エラストマー外層との良好な接着を達成するために、プラズマ放電を用いてＥＴ ＦＥ内層を処理している。同一の流れで、米国特許第５，１７０，０１１号は、 ポリアミド外層との良好な接着を促進するために、フルオロカーボン内層をエッ チングしている。これらのアプローチもまた問題を抱えている。コロナ放電およ びブラズマ放電のような前処理プロセスは、費用が高くつき、環境に危険を及ぼ す可能性がある。さらに、多くの（例えばコロナ処理を用いる）場合に、一時的 接着しか達成されず、老化に伴って層割れが発生することがある。 もう１つのアプローチは、フッ化エラストマー耐透過層と非フッ化エラストマ ーカバー層を有する多層チュービング組立品を利用することであった。米国特許 第４，８４２，０２４号、第４，９０５，７３６号、第５，０９３，１６６号お よび第５，３４６，６８１号はその例である。より最近は、カバー層としての非 フッ化エラストマーまたはポリオレフィン熱硬化性エラストマーと一緒に、フッ 素プラスチック類が耐透過層として使用されてきた。しかし、これらのアプロー チは、２工程クロスヘッド押出成形プロセスを必要とし、その上に加硫プロセス を必要とすることがある。そうしたプロセスは費用が高くつく上に低速であり、 さらに結果として生じるチュービングの機械的強度および低温耐衝撃性が不良で ある。 発明の概要 本発明は、フッ素プラスチック耐衝撃性内層、中間接着層および非加硫ゴム様 多相ポリマーカバー層を有する共押出成形多層チュービング組立品を提供する。 接着層は接着を促進するための特異的モルフォロジー（形態）を有するポリマー ブレンドまたはポリマーアロイである。このチュービングはさらに、最も内側に フッ素プラスチック半導電層を有していてもよい。米国特許第５，３８３，０８ ７号に開示されているような高度の導電層ではなくむしろ半導電層が、より良好 な機械的特性を提供し、さらに共押出成形により適している。 プラスチック様層およびゴム様層を有する過去の多層チュービング組立品類は 、２工程クロスヘッド押出成形プロセスによってのみ達成できた。だが本発明の 多層チュービング組立品は、１工程で共押出成形されていてそれらの間の良好な 接着を有しているプラスチック様層およびゴム様層を有している。 好ましい実施形態の詳細な説明 本発明の第１実施形態は、液体燃料管路適用において使用するための４層チュ ービング組立品である。本組立品は、最も内側に押出成形フッ素プラスチック半 導電層を含有している。フッ素プラスチックは、これを重量で１％〜１０％の導 電性カーボンブラックと混合することによって半導電性にされる。銀、銅または スチールのような金属導電充填剤もまた使用されてよい。これは約１０¹〜１０⁶ オーム／ｓｑ．、好ましくは１０²〜１０⁵オーム／ｓｑ．の範囲内の表面抵抗率 を有している。適当なフッ素プラスチック類には、ＥＴＦＥ（エチレンテトラフ ルオロエチレン）、ＴＨＶ（テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレ ンおよびフッ化ビニリデンの三元重合体）、ＰＶＤＦ（ポリフッ化ビニリデン） またはこれらのフッ素プラスチック類のポリマーブレンド類が含まれる。 華氏６００度より低い温度で共押出成形可能な耐透過性のフッ素プラスチック 内層は、最も内側の半導電層と一緒に共押出成形されており、この最も内側の半 導電層を取り囲んでいる。華氏６００度より低い温度で押出成形可能なこの層の 重要性は、ポリアミド類のようなカバ一層および／または外層に含有される一部 の材料が華氏６００度より低い温度で押出成形されなければならないという事実 の中にある。華氏６００度を超える温度は、ポリアミド類のような材料を液化し てそれらを押出成形に適さないようにする可能性がある。耐透過層に適当なフッ 素プラスチック類は、半導電層に適当であると同定されたフッ素プラスチック類 と同一である。 接着層は、耐透過性内層の周囲で共押出成形される。接着剤は、１つの相がチ ュービング内層に利用されるフッ素プラスチックと適合性または混和性であり、 もう１つの相がカバー層に利用されるゴム様多相ポリマーと適合性または混和性 である多層モルフォロジーを有しているポリマーブレンドまたはポリマーアロイ である。ポリマーアロイ類またはポリマーブレンド類におけるモルフォロジー開 発および相分離のメカニズムは、知られており、発明者の先行技術出版物、“Ｍ ｏｒｐｈｏｌｏｇｙ ａｎｄ Ｐｒｏｐｅｒｔｙ Ｃｏｎｔｒｏｌ ｖｉａ Ｐ ｈａｓｅ Ｓｅｐａｒａｔｉｏｎ ｏｒ Ｐｈａｓｅ Ｄｉｓｓｏｌｕｔｉｏｎ ｄｕｒｉｎｇ Ｃｕｒｅ ｉｎ Ｍｕｌｔｉｐｈａｓｅ Ｓｙｓｔｅｍｓ（多 相系統における硬化中の相分離または相溶解を通してのモルフォロジーおよび特 性の制御）“,Ａｄｖａｎｃｅｓ ｉｎ Ｐｏｌｙｍｅｒ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇ ｙ，Ｖｏｌ．１０，Ｎｏ．３，ｐｐ．１８５−２０３（１９９０）に記載されて いる。 柔軟性のあるゴム様多相ポリマーカバー層は、接着層の周囲で共押出成形され ている。適当な多相ポリマー類には、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリウレ タンおよびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはポリマーア ロイ類が含まれる。これらのポリマー類はゴム様で、ショアＡ５０−９８の範囲 内の硬さおよび３０００−６０００ｐｓｉ（２０−４０ＭＰａ）の範囲内の引張 強さを有している。加硫の要件はない。 本発明の第２実施形態は、液体燃料管路適用において使用するための３層チュ ービング組立品である。これは押出成形されている半導電性および耐透過性のフ ッ素プラスチック内層を含有している。フッ素プラスチックはこれに重量で１％ 〜１０％の導電性カーボンブラックを混合することによって半導電性にされてい る。これは約１０²〜１０⁶オーム／ｓｑ．、好ましくは１０³〜１０⁵オーム／ｓ ｑ．の範囲内の表面抵抗率を有している。フッ素プラスチックは華氏６００度よ り低い温度で押出成形を受けることができる。適当なフッ素プラスチック類は、 第１実施形態において適当であると同定されたフッ素プラスチック類と同一であ る。 接着層は、耐透過性内層の周囲で共押出成形されている。接着剤は、第１実施 形態におけると同様に、１つの相が利用されるフッ素プラスチックと適合性また は混和性であり、もう１つの相が利用されるゴム様多相ポリマーと適合性または 混和性である多層モルフォロジーを有しているポリマーブレンドまたはポリマー アロイである。ゴム様多相ポリマーカバー層は接着層の周囲で共押出成形されて いる。適当な多相ポリマー類は、第１実施形態のために適当であると同定された ものと同一である。 本発明の第３実施形態は、蒸気燃料管路適用において使用するための３層チュ ービング組立品である。これは押出成形されている耐透過性フッ素プラスチック 内層を含有している。フッ素プラスチックは華氏６００度より低い温度で押出成 形可能である。適当なフッ素プラスチック類は上記で同定されたものと同一であ る。 接着層は耐透過性内層の周囲で共押出成形されている。接着剤は、第１および 第２実施形態におけると同様に、１つの相がフッ素プラスチックと適合性または 混和性であり、もう１つの相がゴム様多相ポリマーと適合性または混和性である 多層モルフォロジーを有しているポリマーブレンドまたはポリマーアロイである 。 ゴム様多相ポリマーカバー層は、接着層の周囲で共押出成形されている。適当 な多相ポリマー類は上記で同定されたものと同一である。 本発明の第４実施形態は、蒸気燃料管路適用において使用するための４層チュ ービング組立品である。第４実施形態は第３実施形態と同様であるが、追加して 最も外側のプラスチック層を含有している。この最も外側の層のために適当なプ ラスチック類にはポリアミド類およびポリエステル類が含まれる。 本書に記載の実施形態の各々は、全てを１工程で共押出成形可能な少なくとも １つのプラスチック様層、接着層およびゴム様層を有する多層チュービング組立 品を提供する。先行技術の費用が高くつく上に低速の２工程クロスヘッド押出成 形プロセスおよび加硫プロセスの要件は排除されている。 本発明の様々な特徴を３つの実施形態を参照しながら説明してきた。下記のク レームによって明らかにされるように、本発明の精神および範囲から逸脱するこ となく変更を加えるのが可能であることは理解されるはずである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 下記を含む多層チュービング組立品： 押出成形されている最も内側の第１フッ素プラスチックの半導電層； 前記最も内側の層の周囲で共押出成形されている第２フッ素プラスチックの耐 透過性内層； 前記内層の周囲で共押出成形されている接着層；および 前記接着層の周囲で共押出成形されているゴム様多相ポリマーのカバー層。 ２． 前記最も内側の層が、約１０¹〜１０⁶オーム／ｓｑ．の表面抵抗率を有し ている請求項１に記載のチュービング組立品。 ３． 前記最も内側の層が、重量で１％〜１０％の導電性カーボンブラックを含 有している請求項２に記載のチュービング組立品。 ４． 前記最も内側の層が、重量で１％〜１０％の銀、銅およびスチールからな るグループから選択された金属導電充填剤を含有している請求項２に記載のチュ ービング組立品。 ５． 前記フッ素プラスチック類が、エチレンテトラフルオロエチレンと、テト ラフルオロエチレン、ヘキサフルオロブロピレンおよびフッ化ビニリデンの三元 重合体類と、さらにポリフッ化ビニリデンとからなるグループから選択されてい る請求項１に記載のチュービング組立品。 ６． 前記内層が、華氏６００度より低い温度で押出成形されている請求項１に 記載のチュービング組立品。 ７． 前記接着層が、１つの相が前記フッ素プラスチックと混和性であり、もう １つの相が前記ゴム様多相ポリマーと混和性である多層モルフォロジーを有して いるポリマーブレンドを含んでいる請求項１に記載のチュービング組立品。 ８． 前記ゴム様多相ポリマーが、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリウレタ ン類およびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはコポリマー 類からなるグループから選択されている請求項１に記載のチュービング組立品。 ９． 前記ゴム様多相ポリマーが、およそショアＡ５０−９８の範囲内の硬さお よびおよそ３０００−６０００ｐｓｉの範囲内の引張強さを有している請求項８ に記載のチュービング組立品。 １０． 下記を含む多層チュービング組立品： 押出成形されているフッ素プラスチックの半導電性および耐透過性内層； 前記内層の周囲で共押出成形されている接着層；および 前記接着層の周囲で共押出成形されているゴム様多相ポリマーのカバー層。 １１． 前記内層が、約１０²〜１０⁶オーム／ｓｑ．の表面抵抗率を有している 請求項１０に記載のチュービング組立品。 １２． 前記内層が、重量で１％〜１０％の導電性カーボンブラックを含有して いる請求項１１に記載のチュービング組立品。 １３． 前記内層が、華氏６００度より低い温度で押出成形されている請求項１ ２に記載のチュービング組立品。 １４． 前記フッ素プラスチック類が、エチレンテトラフルオロエチレンと、テ トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびフッ化ビニリデンの三 元重合体類と、さらにポリフッ化ビニリデンとからなるグループから選択されて いる請求項１０に記載のチュービング組立品。 １５． 前記接着層が、１つの相が前記フッ素プラスチックと混和性であり、も う１つの相が前記ゴム様多相ポリマーと混和性である多層モルフォロジーを有し ているポリマーブレンドを含んでいる請求項１０に記載のチュービング組立品。 １６． 前記ゴム様多相ポリマーが、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリウレ タンおよびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはコポリマー 類からなるグループから選択されている請求項１０に記載のチュービング組立品 。 １７． 前記ゴム様多相ポリマーがおよそショアＡ５０−９８の範囲内の硬さお よびおよそ３０００−６０００ｐｓｉの範囲内の引張強さを有している請求項１ ６に記載のチュービング組立品。 １８． 下記を含む多層チュービング組立品： 押出成形されているフッ素プラスチックの耐透過性内層； 前記内層の周囲で共押出成形されている接着層；および 前記接着層の周囲で共押出成形されているゴム様多相ポリマーのカバー層。 １９． 前記内層が、華氏６００度より低い温度で押出成形されている請求項１ ８に記載のチュービング組立品。 ２０． 前記フッ素プラスチック類が、エチレンテトラフルオロエチレンと、テ トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびフッ化ビニリデンの三 元重合体類と、さらにポリフッ化ビニリデンとからなるグループから選択されて いる請求項１８に記載のチュービング組立品。 ２１． 前記接着層が、１つの相が前記フッ素プラスチックと混和性であり、も う１つの相が前記ゴム様多相ポリマーと混和性である多層モルフォロジーを有し ているポリマーブレンドを含んでいる請求項１８に記載のチュービング組立品。 ２２． 前記ゴム様多相ポリマーが、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリウレ タン類およびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはコポリマ ー類からなるグループから選択されている請求項１８に記載のチュービング組立 品。 ２３． 前記ゴム様多相ポリマーが、およそショアＡ５０−９８の範囲内の硬さ およびおよそ３０００−６０００ｐｓｉの範囲内の引張強さを有している請求項 ２２に記載のチュービング組立品。 ２４． さらに前記カバー層の周囲で共押出成形されている最も外側のプラスチ ックの層を含んでいる請求項１８に記載のチュービング組立品。 ２５． 前記プラスチックが、ポリアミド類およびポリエステル類からなるグル ープから選択されている請求項２４に記載のチュービング組立品。 ２６． 下記を含む液体燃料管路適用において使用するための４層チュービング 組立品： 押出成形されている最も内側の第１フッ素プラスチックの半導電層であって、 前記第１フッ素プラスチックに重量で１％〜１０％の導電性カーボンブラックが 混合されており、前記最も内側の層が１０²〜１０⁵オーム／ｓｑ．の範囲内の表 面抵抗率を有している半導電層； 華氏６００度より低い温度で前記最も内側の層の周囲で共押出成形されている 第２フッ素プラスチックの耐透過性内層； 前記内層の周囲で共押出成形されている接着層であって、前記接着層が、１つ の相が前記フッ素プラスチックと混和性であり、もう１つの相がゴム様多相ポリ マーと混和性である多相ポリマーブレンドである接着層；および 前記接着層の周囲で共押出成形されており、およそショアＡ５０−９８の範囲 内の硬さおよびおよそ３０００−６０００ｐｓｉの範囲内の引張強さを有してい る前記ゴム様多相ポリマーのカバー層。 ２７． 前記フッ素プラスチック類が、エチレンテトラフルオロエチレンと、テ トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびフッ化ビニリデンの三 元重合体類と、さらにポリフッ化ビニリデンとからなるグループから選択されて おり、さらに前記ゴム様多相ポリマーが、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリ ウレタン類およびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはコポ リマー類からなるグループから選択されている請求項２６に記載のチュービング 組立品。 ２８． 下記を含む液体燃料管路適用において使用するための３層チュービング 組立品： フッ素プラスチックの半導電性および耐透過性内層に重量で１％〜１０％の導 電性カーボンブラックが混合されており、該内層が１０³〜１０⁵オーム／ｓｑ． の範囲内の表面抵抗率を有しており、さらに前記内層が華氏６００度より低い温 度で押出成形されている半導電性および耐透過性内層； 前記内層の周囲で共押出成形されている接着層であって、前記接着層が、１つ の相が前記フッ素プラスチックと混和性であり、もう１つの相が前記ゴム様多相 ポリマーと混和性である多相ポリマーブレンドである接着層；および 前記接着層の周囲で共押出成形されており、およそショアＡ５０−９８の範囲 内の硬さおよびおよそ３０００−６０００ｐｓｉの範囲内の引張強さを有してい る前記ゴム様多相ポリマーのカバー層。 ２９． 前記フッ素プラスチック類が、エチレンテトラフルオロエチレンと、テ トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびフッ化ビニリデンの三 元重合体類と、さらにポリフッ化ビニリデンとからなるグループから選択されて おり、さらに前記ゴム様多相ポリマーが、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリ ウレタン類およびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはコポ リマー類からなるグループから選択されている請求項２８に記載のチュービング 組立品。 ３０． 下記を含む蒸気燃料管路適用において使用するための３層チュービング 組立品： 華氏６００度より低い温度で押出成形されているフッ素プラスチックの耐透過 性内層； 前記内層の周囲で共押出成形されている接着層であって、前記接着層が、１つ の相が前記フッ素プラスチックと混和性であり、もう１つの相が前記ゴム様多相 ポリマーと混和性である多相ポリマーである接着層；および 前記接着層の周囲で共押出成形されており、およそショアＡ５０−９８の範囲 内の硬さおよびおよそ３０００−６０００ｐｓｉの範囲内の引張強さを有してい る前記ゴム様多相ポリマーのカバー層。 ３１． 前記フッ素プラスチック類が、エチレンテトラフルオロエチレンと、テ トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびフッ化ビニリデンの三 元重合体類と、さらにポリフッ化ビニリデンとからなるグループから選択されて おり、さらに前記ゴム様多相ポリマーが、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリ ウレタン類およびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはコポ リマー類からなるグループから選択されている請求項３０に記載のチュービング 組立品。 ３２． 下記を含む蒸気燃料管路適用において使用するための４層チュービング 組立品： 華氏６００度より低い温度で押出成形されているフッ素プラスチックの耐透過 性内層； 前記内層の周囲で共押出成形されている接着層であって、前記接着層が、１つ の相が前記フッ素プラスチックと混和性であり、もう１つの相が前記ゴム様多相 ポリマーと混和性である多相ポリマーブレンドである接着層； 前記接着層の周囲で共押出成形されており、およそショアＡ５０−９８の範囲 内の硬さおよびおよそ３０００−６０００ｐｓｉの範囲内の引張強さを有してい る前記ゴム様多相ポリマーのカバー層；および 前記カバー層の周囲で共押出成形されている最も外側のプラスチックの層。 ３３． 前記フッ素プラスチック類が、エチレンテトラフルオロエチレンと、テ トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびフッ化ビニリデンの三 元重合体類と、さらにポリフッ化ビニリデンとからなるグループから選択されて おり、さらに前記ゴム様多相ポリマーがポリアミド類、ポリエステル類、ポリウ レタン類およびメタロセンポリオレフィン類のポリマーブレンド類またはコポリ マー類からなるグループから選択されている請求項３２に記載のチュービング組 立品