JP2000514174A - 超音波ホログラフィ像形成方法及び装置 - Google Patents

超音波ホログラフィ像形成方法及び装置

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    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H3/00Holographic processes or apparatus using ultrasonic, sonic or infrasonic waves for obtaining holograms; Processes or apparatus for obtaining an optical image from them

Abstract

(57)【要約】 ずらして配置し且つ傾動させた対物変換器50がシステムの軸線51を中心として回転され、対象物をシステムの軸線に関する各種の鋭角な入射角度θから順次識別し、異なる離間した時点でホログラム検出面18上の離間した位置に焦点外構造体の像を提供する状態を示す図4に本発明の好適な実施例が示してある。この対物変換器のパルス速度が眼の溶像を上廻る場合、眼は二又はそれ以上の像を平均化して単一の像として感知することが出来る。同様に、30Hz以上の速度で像を受け取るビデオ装置は、二又はそれ以上の像を平均化し、その像を約30Hzの速度で表示する。更に、外部のビデオ処理方法を利用して、オペレータが望む任意の一定の時点で二又はそれ以上の像を電子的に平均化し、平均化した像を得ることが出来る。かかるシステムは、構造体を面内で鮮明な一定の陰影状態に維持しつつ、選択された焦点面27から離間した対象物の焦点外構造体を中立化し又は混合し、対象物12の内部構造体の均一で高品質の像を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 超音波ホログラフィ像形成方法及び装置技術分野 本発明は、超音波ホログラフィ像形成方法及び装置、特に、一つの物品の選択 された焦点面内に内部構造体の像を形成し、その選択された焦点面から離間され た物品の構造体、即ち「焦点外」構造体に起因する像の歪みを最小にする方法及 び装置に関する。背景技術 長年、科学及び工業分野において、多くの人によって超音波ホログラフィの商 業的応用が活発に研究されているが、超音波ホログラフィは、一時、非常に有望 であると考えられていたにも拘わらず、それ程の成果は、上がっていない。この 超音波ホログラフィは、材料の非破壊検査、及び超音波に対して相対的に透過性 又は半透過性である柔軟な組織の医療診断の分野に特に適用可能であると考えら れていた。直面しているが、有効に解決されていない一つの主な問題点は、均一 で極めて高品質の像を得る困難性である。検査中の対象物の選択された焦点構造 体の歪みのない、高品質の像を得るための解決策は、その対象物中のその他の焦 点外構造体の干渉又は遮蔽に起因して、特に開発されるに至っていない。ある対 象物の中の選択された面を検査する典型的な従来の超音波ホログラフィ像形成装 置は、図1に示してある。 かかる典型的な「リアルタイム」のホログラフィ像形成システムは、図1に符 号10で示してある。このシステム10は、ある対象物12の内部を検査するこ とを目的とする。このシステム10は、全体として、ホログラフィ発生副システ ム13と、ホログラム観察副システム(光学式副システム)32とを備えている 。主たる構成要素は、対象物12を識別(insonify)する超音波平面波 16を発生させる、対物変換器14と、偏心ビームを発生させる基準変換器22 とから成る超音波変換器である。 対象物12を通じて伝達された超音波エネルギは、一般に、液体−気体の境界 、又は水面のような液体面の領域であるホログラム検出面18に液体媒体を介し て 導入される。一般に、このホログラム検出面18は、振動に起因する歪みを最小 にすべく検出器20内で物理的に隔離されている。超音波基準変換器22は、偏 心超音波ビームを発生させ、そのビームは、ホログラム検出面18に導入されて 、立波ホログラムを形成する。検出面18の動的歪みを最小にすべく、変換器1 4、22を所望の間隔で発振させることが望ましいことが非常に多い。 一般に、超音波レンズ組立体26は、対象物12内の所望の面27に焦点決め したホログラムを提供するのに利用される。図示した実施例において、該レンズ 組立体26は、ホログラム検出面18の面と一致する焦点距離を有する固定レン ズ28を備えている。対象物12の選択された対象物面27に焦点決めし、選択 された対象物面27内の内部構造体P0を検査すべく、動かし得るようにした可 動の相補的なレンズ30が設けられる。 光学副システム32は、コヒーレントな光ビームを発生させる、レーザ34で あることが望ましいコヒーレント光の光源を備えている。このレーザ光は、レー ザレンズ36を通じて方向決めされ、コリメートレンズ38の焦点付近に配置さ れた点光源を形成し、次に、ホログラム検出面に向けられて、ホログラムを投影 する。ホログラフィ情報を含む、回折されたコヒーレントな光は、光学レンズ3 8を通じて後方に向けられ、分離されて、コリメートレンズ38の焦点面内で正 確に設定された回折順序となる。フィルタ42を使用して、第一順序のパターン 44を除く、全てのパターンを遮断して、人間の眼46、又はビデオカメラのよ うな光学式記録装置により「リアルタイム」の観察が為し得るようにする。 図2及び図3には、焦点決めされた対象物面27から離間された対象物構造体 P1に起因する歪み又は像の劣化によって生ずる問題点がグラフで示してある。 かかる離間した対象物構造体は、「焦点外」構造体と称し、全体として符号P1 で示してある。この焦点外構造体P1は、識別(insonify)されたとき 、球状波及び光学系26により伝達された影を再度、図2に示すような検出面の 方向に向けてホログラフィパターンP1に送り直す。図3には、焦点外構造体P1 が面27内でP10として識別された影を形成する現象がより詳細に示してある。 該影P10は、実質的に、ホログラム18の検出面上に像が形成される。 本発明の主たる目的の一つは、P1のような対象物の焦点外構造体を最小にし 且つ中立化し、対象物の選択された焦点面27内により均一で高品質の像構造体 を提供することである。別の目的は、相当に低廉な技術及び装置を利用して、か かる焦点外構造体に起因する歪みを最小にすることである。 本発明の上記及びその他の目的並びに利点は、本発明の好適な実施例及びその 他の実施例の以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。図面の簡単な説明 本発明の好適な実施例は、添付図面に関して以下に説明する。これらの添付図 面において、 図1は、検出面の上で選択された像形成面内で物品の構造体の像を形成すると 共に、その物品構造体の視覚像を発生させる従来技術の超音波ホログラフィ像形 成システムの概略図、 図2は、選択された像形成面から離間された、干渉する焦点外構造体が介在す る状態を示す、図1と同様の概略図、 図3は、焦点外の物品構造体が選択された像形成面内に介在する状態を更に詳 細に示す、図3に示した従来技術のシステムの一部の詳細な部分概略図、 図4は、対物変換器が傾斜しており且つシステムの軸線に関して偏心されたシ ステムの軸線の対する多数の鋭角な角度で物品を識別(insonify)する 状態を実線及び点線で示す、本発明の好適な実施例の一部の詳細な部分概略図、 図5は、対象物を多数の鋭角な角度で識別(insonify)するとき、検 出面上の離間した位置にて焦点外構造体の像を形成する状態を示す、図4と同様 の詳細な部分概略図、図6は、対物変換器が傾斜しているが、システムの軸線に 対して中心決めされた別の実施例の一部を実線及び点線の双方で示す、図4と同 様の部分概略図、 図7は、図4及び図5に示した対物変換器を回転させる駆動装置の分離した側 面図、 図8は、図6に示した対物変換器を回転させる駆動装置の分離した側面図、 図9は、対物ビームをシステムの軸線に対し鋭角な入射角度で再導入し得るよ うに取り付けられた複屈折または二重屈折(double refractor y)ディスクを有する、対物変換器を回転させる駆動装置の分離した側面図、 図10は、複数の鋭角な入射角度で対物ビームを発生させ得るように対物変換 器を複数の位置に動かす、別の対物変換器の駆動機構の独立的な背面図、 図11は、図10に示した別の機構の分離した側面図、 図12は、一方を実線で示し、その他方を点線で示した二つの位置にて対物変 換器をシステムを中心として傾動させる状態を示す、図11と同様の独立的な側 面図、 図13は、対物変換器が傾斜され且つ一方を実線で示しその他方を点線で示し た二つの位置にてシステムの軸線の半径方向外方に動かされる状態を示す、図1 2と同様の独立的な側面図、 図14は、複数の鋭角な入射角度にて対象物を識別(insonify)し得 るように方向決めされた一列の対物変換器を使用する別の実施例の簡略化した概 略図、 図15は、一連のホログラフィ像内で焦点外構造体を平均化し且つ中立化すべ く好適な実施例の光学式再構成システムの組み合わせた概略図的な電気ブロック 配線図である。発明を実施するための最良の形態 図4、図5、図7及び図15には、本発明の超音波ホログラフィ像形成装置の 好適な実施例が示してある。具体的には、図4には、変換器50からの対物ビー ムが鋭角な入射角度で対象物に向けられるように、変換器52の中心軸線が角度 θで中心軸線51に直交する(図5)、システムの軸線51に傾斜角度で取り付 けられた対物変換器50が示してある。この入射角度は、10°以下であることが 望ましい。この入射角度は5°乃至10°の範囲であることが最適である。対物変 換器50は、システムの軸線51を中心として互いに角度を成して離間された異 なる傾斜位置まで動かされ、対物ビームを対象物を通じて複数の鋭角な入射角度 で導入する。より具体的には、図4において、実線で示した対物変換器50は、 その対象物を通じて平面波16を向け、焦点外構造体P1が、仮想又は影構造体 P1aとして焦点面27内に付与されるようにする。次に、対物変換器50を軸線 51を中心として複数のその他の位置まで順次動かし、複数の鋭角な入射角度θ で対象物を識別(insonify)する。該対物変換器の異なる位置の一つは 、図4に点線で示してあり、その対象物を異なる鋭角な入射角度θで識別し、構 造体P1の影を仮想構造体P1bとして焦点面27内に投影する。従って、対物変 換器50は、軸線51を中心として傾斜角度θにて回転され、対物変換器を複数 の角度を成して離間した位置に順次、位置決めし、対象物を通じて時間的に離間 された対物ビームを各種の鋭角な入射角度θにて導入し、焦点面27内に影又は 仮想構造体P1を発生させる。このシステムは、図5に更に詳細に示してある。 図5には、選択された焦点面27をホログラム検出面18上に像を形成する状 態が示してある。ここで、構造体P0は、検出面内の投影像Ip0abを有し、構造 体P0は、システムの中心線51を中心とする対物変換器50の角度位置と関係 なく、検出面で一定の位置に留まることを示す。しかし、対物変換器50が実線 で示した位置にあるとき、焦点外構造体P1は、符号IP1aとして示した検出面に 像を形成する。点線で示した位置にて変換器50により観察したとき、焦点外構 造体P1の像は、符号IP1bとして識別した離間した位置にある。従って、変換器 の各角度位置の場合、焦点面27内の構造体要素は、検出面18内の同一の位置 に留まるが、焦点外構造体P1は、対物変換器50の各々の異なる位置にて別の 位置に変化する。このため、対物変換器の各々の異なる位置は、検出面18の上 の離間した異なる位置にて焦点外構造体の像P1を形成する。 図6には、中心軸線51上に中心決めされ、図4及び図5の対物変換器50の ように横方向にずれていない対物変換器54が示してある。図6において、変換 器54は、軸線51を中心とする複数の異なる角度位置まで回転されており、対 象物を順次識別(insonify)し、選択された焦点面27内に仮想像P1a 、P1bを形成する時間的に順序化された複数の対物ビームを提供する。面27内 の構造体P0の各々は、検出面18上で静止しているように見える一方、構造体 P1は、動き且つ回転された変換器54の各複数の位置にて位置を変えると考え られる。対物変換器50は、中心軸線、即ちシステムの軸線51の通常の面に関 して 角度θて傾斜させてある。 対物変換器50、54は、約25Hz乃至180Hzの範囲の振動数で発振させる ことが望ましい。検出面上の焦点外構造体IP1a、IP1bの像の各々の間の距離が 対物ビームの波長の1/4以上の距離であるが、波長の10倍の長さ以下の距離だけ 離間されるように、各パルスの間で変換器を動かすことが更に望ましい。検出面 内で焦点外構造体の順次得られた像の間の間隔が波長の約3乃至4倍の長さであ るようにすることが望ましい。 図7には、全体として、符号60で示した超音波変換器手段の一部が示してあ る。該超音波変換器手段60は、対物変換器50を傾斜角度θにて支持すると共 に、システムの軸線51から横方向にずらして配置された変換器支持手段62を 備えている。該超音波変換器手段60は、全体として、符号64で示した回転手 段を備え、該回転手段は、その上に変換器50が取り付けられた支持板66を備 えている。該支持板は、モータ68により回転されるシャフト70に取り付けら れる。作動又はパルス信号付与手段72が該シャフトを介して変換器に接続され 、該変換器54が複数の角度を成して離間した位置を通じてシステムの軸線を中 心として回転されるとき、該変換器を所望のパルス数で発振させ、その対象物を 傾斜した複数の入射角度で識別(insonify)し、検出面の上の対応する 異なる位置に焦点外構造体の像を形成する。 図8は、図7と同様であるが、支持板66及び対物変換器54は、角度を成し て離間した複数の位置を通じて軸線51を中心として順次、回転し得るように、 傾斜角度θにてシステムの軸線51の中心に取り付けられ、対象物を異なる入射 角度で識別(insonify)する点が異なる。 図9は、支持板66及び対物変換器76がシステムの軸線51に対し直角な面 内に取り付けられた別の実施例を示す。かかるシステムは、互いに固着され且つ 変換器76の正面に配置されて、シャフト70が回転するとき、対象物に対し異 なる鋭角な傾斜角度で対物ビームを発生させる、二つの楔状ディスクを有する複 楔状(二重楔状)ディスク78を備えている。 図10乃至図13には、対物変換器84が支持板86に取り付けられ、該支持 板86がアクチュエータ88により可動に支持された別の実施例が示してある。 これらアクチュエータ88は、好適な形態において、システムの軸線51に関す る所望の位置まで変換器を動かし得るように個々に作動される液圧又は空気ピス トンである。これらのアクチュエータは、全体として、符号90で示した位置制 御回路により個々に制御され、対物変換器84を各種の位置まで漸進的に順次動 かし、対物ビームを多数の異なる角度位置にて対象物を通じて照射する。例えば 、図12において、アクチュエータ88は、順次作動されて、対物変換器84を システムの軸線51を中心として順次傾動させ、変換器87は、中心軸線51に 関して中心決めされる。従って、対物変換器84を回転させず、システムは、ア クチュエータ88により多数の位置まで傾動される。図13には、アクチュエー タの異なる作用が示してあり、この場合、変換器84は、中心軸線51から横方 向に動かし、又はずれるように配置され、更に傾動されて、望ましい離間した対 物ビームを発生させ、システムの軸線51を中心として角度を成して離間した多 数の位置にて対象物を識別(insonify)する。 図14には、システムの軸線51を中心として角度を成して離間した位置にて 静止状態に取り付けられた一列100の変換器を利用する更に別の実施例が示し てある。図14にて、三つの変換器100a、100b、100cが示してある 。列100は、24Hz乃至180Hzの範囲の所定の振動数のパルスを発生させる パルス回路104を備える電子回路により制御される。このパルス回路は、発生 パルスを増幅する増幅回路104に接続される。切り換え回路106は、変換器 の列100を順次作動させ、所望の角度で離間した鋭角な入射角度で時間的に離 間させた対物ビームを発生させる。 要するに、図4乃至図7は、回転技術を示す一方、図10乃至図12は、単一 の変換器を多数の所望の角度位置に動かす傾動技術を示す。図14には、時間的 に離間させた対物ビームを発生させ得るように順次作動される各種の位置におけ る一列の静止変換器が示してある。図9には、対物ビームの鋭角な入射角度を形 成し得るよう、複(二重)楔状ディスクを利用する回転技術の一つの変形例が示 してある。 図15には、ホログラム検出面112、望ましくは、超音波ホログラム114 を形成する液体面と共に利用される、光学式ホログラム再構成システム110が 示してある。このホログラム検出面112は、図1及び図2に示したミニタンク 20と同様のミニタンク116内に隔離することが望ましい。 レーザのようなコヒーレントな光源118は、コヒーレントな光ビーム119 を発生させ、この光ビームは、集束レンズ120を通じてミラー122に向けら れ且つコリメートレンズ124を通じて可視コヒーレント光によりホログラム検 出面112を照射する。このホログラム114を照射するコヒーレントな光は、 多数の回折順序ビーム126内で回折される。これらのビームは、空間フィルタ 128に向けられ、該フィルタ128は、第一の順序(正又は負、或はその両方 )の回折ビームを除く全てのビームをろ光し、この第一の順序の回折ビームは、 再度、ミラー122からビデオカメラ130に回折される。 光学式ホログラム再構成システム110は、カメラ130からの画素信号をデ ジタル化し得るようにビデオカメラ130に接続されたデジタル回路134を備 えることが望ましい。各像のデジタル信号は、フレーム像記憶装置136に記憶 される。該像記憶装置136は、多数の像フレームを構成する十分なデジタル信 号を含むことが望ましい。電子像平均化回路手段138は、記憶装置136から 像情報を受け取り、その信号を多数のフレームに亙って平均化する。像に現れる 焦点外構造体の要素の値を中立化し、又は最小にし得るよう、三以上のフレーム を平均化することが望ましい。 焦点外構造体の機能部分は、異なる像内で異なる位置に配置されているため、 この平均化により、焦点外構造体が有効に中立化され、像の背景となる。次に、 この平均化により得られた像は、CRT管、又はテレビジョン装置のような視覚 的ディスプレイ装置149に表示される。デジタル化像信号を電子的に平均化す る結果、再構成システム110は、対物変換器のパルス量の影響を受けない。ビ デオカメラからの像フレームの平均化は、オペレータの希望に従い、任意の一定 の時間に亙り平均化することが出来る。 眼の溶像速度は、約24Hzであるため、この平均化システムとして人間の眼を 利用することも可能である。従って、24Hz以上の速度で像が眼に呈示される場 合、眼は、自然にその像を平均化し、その像に呈示された焦点外対象物を中立化 する。例えば、40Hzで呈示された二つの像は、眼には、単一の像に一体化され た像として認識される。従って、その像の焦点外部分は、背景の一部として現れ 、又はファージィ像として現れる一方、その選択された対象物の面27内の構造 体要素は、明確に且つ鮮明に現れる。 順次発生されるホログラムの像を平均化する第三の技術は、その像を表示する のに使用されるビデオ装置のフレーム速度に関する。この速度は、一般に、30H zであるため、30Hz以上のパルス速度の場合、ビデオ装置は、二又はそれ以上 の像を自動的に平均化する。対物変換器のパルス速度、又は像発生速度は、24H z乃至180Hzの範囲であることが望ましい。システムが180Hz以上の速度で作 動される場合、これは、パルス間の検出機の面112の液体面の回復速度のため 、均一で高品質のホログラムを発生させる上で有害でなる。 従って、対象物を複数の鋭角な入射角度から順次識別(insonify)す る、より簡単な技術を利用することにより、選択された焦点面27から離間され た焦点外構造体P1を除去して、表示される最終的像の歪みを無くし、又はその 歪みを最小にすることが出来る。 本発明は、方法の特徴に関して、多少、具体的に説明した。しかし、本明細書 に開示された手段は、本発明を実施する好適な形態を成すものであるから、本発 明の範囲は、記載した特定の特徴にのみ限定されるものではないことを理解すべ きである。故に、本発明の請求の範囲は、均等物の範囲内で適正に解釈され、請 求の範囲の適正な範囲に含まれる全ての形態又は変形例を対象とするものである 。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】平成5年12月14日(1993.12.14) 【補正内容】 (1)英文明細書第3頁第4行目ないし第34行目(翻訳文の第3頁第5行目な いし第27行目)の記載を下記のものに差し替える。 『本発明の上記及びその他の目的並びに利点は、本発明の好適な実施例及びその 他の実施例の以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。図面の簡単な説明 本発明の好適な実施例は、添付図面に関して以下に説明する。これらの添付図 面において、 図1は、検出面の上で選択された像形成面内で物品の構造体の像を形成すると 共に、その物品構造体の視覚像を発生させる従来技術の超音波ホログラフィ像形 成システムの概略図、 図2は、選択された像形成面から離間された、干渉する焦点外構造体が介在す る状態を示す、図1と同様の概略図、 図3は、焦点外の物品構造体が選択された像形成面内に介在する状態を更に詳 細に示す、図2に示した従来技術のシステムの一部の詳細な部分概略図、 図4は、対物変換器が傾斜しており且つシステムの軸線に関して偏心されたシ ステムの軸線の対する多数の鋭角な角度で物品を識別(insonify)する 状態を実線及び点線で示す、本発明の好適な実施例の一部の詳細な部分概略図、 図5は、対象物を多数の鋭角な角度で識別(insonify)するとき、検 出面上の離間した位置にて焦点外構造体の像を形成する状態を示す、図4と同様 の詳細な部分概略図、図6は、対物変換器が傾斜しているが、システムの軸線に 対して中心決めされた別の実施例の一部を実線及び点線の双方で示す、図4と同 様の部分概略図、 図7は、図4及び図5に示した対物変換器を回転させる駆動装置の分離した側 面図、 図8は、図6に示した対物変換器を回転させる駆動装置の分離した側面図、』 (2)英文明細書の第7頁第3行目ないし第8頁第1行目(翻訳文の第6頁第2 8行目ないし第7頁第28行目)の記載を下記のものに差し替える。 『図10乃至図13には、対物変換器84が支持板86に取り付けられ、該支持 板86がアクチュエータ88により可動に支持された別の実施例が示してある。 これらアクチュエータ88は、好適な形態において、システムの軸線51に関す る所望の位置まで変換器を動かし得るように個々に作動される液圧又は空気ピス トンである。これらのアクチュエータは、全体として、符号90で示した位置制 御回路により個々に制御され、対物変換器84を各種の位置まで漸進的に順次動 かし、対物ビームを多数の異なる角度位置にて対象物を通じて照射する。例えば 、図12において、アクチュエータ88は、順次作動されて、対物変換器84を システムの軸線51を中心として順次傾動させ、変換器87は、中心軸線51に 関して中心決めされる。従って、対物変換器84を回転させず、システムは、ア クチュエータ88により多数の位置まで傾動される。図13には、アクチュエー タの異なる作用が示してあり、この場合、変換器84は、中心軸線51から横方 向に動かし、又はずれるように配置され、更に傾動されて、望ましい離間した対 物ビームを発生させ、システムの軸線51を中心として角度を成して離間した多 数の位置にて対象物を識別(insonify)する。 図14には、システムの軸線51を中心として角度を成して離間した位置にて 静止状態に取り付けられた一列100の変換器を利用する更に別の実施例が示し てある。図14にて、三つの変換器100a、100b、100cが示してある 。列100は、24Hz乃至180Hzの範囲の所定の振動数のパルスを発生させるパル ス回路104を備える電子回路により制御される。このパルス回路は、発生パル スを増幅する増幅回路104に接続される。切り換え回路106は、変換器の列 100を順次作動させ、所望の角度で離間した鋭角な入射角度で時間的に離間さ せた対物ビームを発生させる。 要するに、図4乃至図7は、回転技術を示す一方、図10乃至図12は、単一 の変換器を多数の所望の角度位置に動かす傾動技術を示す。図14には、時間的 に離間させた対物ビームを発生させ得るように順次作動される各種の位置におけ る一列の静止変換器が示してある。図9には、対物ビームの鋭角な入射角度を形 成し得るよう、複(二重)楔状ディスクを利用する回転技術の一つの変形例が示 してある。』 (3)請求の範囲第1項ないし第3項を下記のものに差し替える。 『1.焦点外構造体を形成する選択された対象物面から離間された対象物構造体 に干渉することに起因するホログラフィ像の歪みを最小にしつつ、超音波経路内 に位置する対象物の選択された面内に対象物構造体のホログラフィ像を発生させ る、超音波ホログラフィ像形成装置にして、 a.光軸線と整合された超音波ホログラフィ検出面と、 b.(1)光軸線に沿い且つ前記対象物を通って対象物のコヒーレントな超音 波ビームを超音波ホログラフィ検出面に向けると共に、(2)コヒーレントな超 音波基準ビームをホログラフィ検出面に向け、対物ビームと干渉させて、検出面 に超音波ホログラムを形成する超音波変換器手段と、 c.対象物とホログラフィ検出面との間で光軸線に沿って整合され且つ該光軸 線に沿って伸長し、超音波を選択された対象物面からホログラフィ検出面に焦点 決めする超音波像形成レンズ系とを備え、 d.前記超音波変換器手段が、超音波対物ビームを光軸線に関して複数の鋭角 な入射角度で対象物を通じて向け、前記鋭角な入射角度に対応する選択した位置 にて焦点外構造体の像を前記検出面に投影するようにしたことを特徴とする超音 波ホログラフィ像形成装置。 2.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記複 数の鋭角な入射角度が前記光軸線を中心として角度を成して離間され、該光軸線 を中心とする角度を成して離間した対応する位置にて、焦点外構造体の像を前記 検出面の上に位置決めすることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成装置。 3.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記鋭 角な入射角度が各々10°以下であることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成 装置。』 (4)請求の範囲第25項ないし第30項を下記のものに差し替える。 『25.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、鋭 角な入射角度をシステムの軸線を中心として角度を成して離間させ、焦点外構造 体の点の像をシステムの軸線を中心とする対応する角度を成して離間した位置に て検出面上に位置決めする段階を更に備えることを特徴とする超音波ホログラフ ィ像形成方法。 26.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、前記 鋭角な入射角度が5乃至10°の範囲であることを特徴とする超音波ホログラフィ 像形成方法。 27.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、前記 対物ビームが対象物を通じて複数の鋭角な入射角度で順次向けられ、焦点外構造 体を離間した位置にて前記検出面に順次投影することを特徴とする超音波ホログ ラフィ像形成方法。 28.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、前記 対物ビームが超音波対物変換器により発生され、対物変換器をシステムの軸線に 関して順次動かして、焦点外構造体を含む対象物を複数の鋭角な入射角度で順次 識別する段階を更に備えることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成方法。 29.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、(1 )焦点外構造体が像内の異なる位置に配置された、選択された対象物の一連の光 学像を発生させる段階と、(2)該光学像を一連のデジタル化した電子像に変換 する段階と、(3)該一連のデジタル化した電子像の電子信号を平均化し、前記 焦点外構造体に対応する信号を中立化する段階とを更に備えることを特徴とする 超音波ホログラフィ像形成方法。 30.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、(1 )焦点外構造体が像内の異なる位置に配置された選択した対象物の一連の光学像 を発生させる段階と、(2)該一連の像を平均化し、前記焦点外構造体を選択し た面内の構造体に関して中立化する段階とを更に備えることを特徴とする超音波 ホログラフィ像形成方法。』 【手続補正書】 【提出日】平成11年11月18日(1999.11.18) 【補正内容】 (1)平成6年5月23日付提出の「補正書の翻訳文提出書(特許法第184条 の8)」の第2頁の下から7行目における記載「ルス回路104」を『ルス回路 102』に訂正する。 (2)図面の第1図、第2図、第14図および第15図をそれぞれ添付のごとく 訂正する。 【図1】【図2】【図14】【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA, CH,CS,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J P,KP,KR,LK,LU,MG,MN,MW,NL ,NO,PL,RO,RU,SD,SE

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.焦点外構造体を形成する選択された対象物面から離間された対象物構造体 に干渉することに起因するホログラフィ像の歪みを最小にしつつ、超音波経路内 に位置する対象物の選択された面内に対象物構造体のホログラフィ像を発生させ る、超音波ホログラフィ像形成装置にして、 a.光軸線と整合された超音波ホログラフィ検出面と、 b.(1)光軸線に沿い且つ前記対象物を通って対象物のコヒーレントな超音 波ビームを超音波ホログラフィ検出面に向けると共に、(2)コヒーレントな超 音波基準ビームをホログラフィ検出面に向け、対物ビームと干渉させて、検出面 に超音波ホログラムを形成する超音波変換器手段と、 c.対象物とホログラフィ検出面との間で光軸線に沿って整合され且つ該光軸 線に沿って伸長し、超音波を選択された対象物面からホログラフィ検出面に焦点 決めする超音波像形成レンズ系とを備え、 d.前記超音波変換器手段が、超音波対物ビームを光軸線に関して複数の鋭角 な入射角度で対象物を通じて向け、前記鋭角な入射角度に対応する選択した位置 にて焦点外構造体の像を前記検出面に投影するようにしたことを特徴とする超音 波ホログラフィ像形成装置。 2.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記複 数の鋭角な入射角度が前記光軸線を中心として角度を成して離間され、該光軸線 を中心とする角度を成して離間した対応する位置にて、焦点外構造体の点の像を 前記検出面の上に位置決めすることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成装置 。 3.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記鋭 角な入射角度が各々10°以下であることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成 装置。 4.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記超 音波変換器手段が、対物ビームを複数の鋭角な入射角度で対象物を通じて順次、 導入し、焦点外構造体を離間された位置で検出面に順次投影することを特徴とす る超音波ホログラフィ像形成装置。 5.請求の範囲第4項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記超 音波変換器手段が、(1)平面波対物変換器と、(2)前記対物変換器を光軸線 に対して順次動かし、焦点外構造体を含む対象物を複数の鋭角な入射角度で順次 識別する対物変換器の駆動手段と、を備えることを特徴とする超音波ホログラフ ィ像形成装置。 6.請求の範囲第5項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記対 物変換器が、前記光軸線に関して傾斜した角度で取り付けられ、前記対物変換器 駆動手段が傾斜した対物変換器を複数の鋭角な入射角度で前記光軸線を中心とし て順次回転させることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成装置。 7.請求の範囲第6項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記対 物変換器が前記光軸線上に中心決めされることを特徴とする超音波ホログラフィ 像形成装置。 8.請求の範囲第6項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記対 物変換器が前記光軸線から離間して中心決めされることを特徴とする超音波ホロ グラフィ像形成装置。 9.請求の範囲第5項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記対 物変換器が光軸線に関して選択的に傾動可能に取り付けられ、前記対物変換器駆 動手段が前記対物変換器を複数の鋭角な角度に順次傾動させることを特徴とする 超音波ホログラフィ像形成装置。 10.請求の範囲第9項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記対 物変換器が前記光軸線上に中心決めされることを特徴とする超音波ホログラフィ 像形成装置。 11.請求の範囲第9項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記対 物変換器駆動手段が、前記対物変換器を前記光軸線から半径方向外方に順次動か し且つ該対物変換器を複数の鋭角な角度に傾動させることを特徴とする超音波ホ ログラフィ像形成装置。 12.請求の範囲第4項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記超 音波変換器手段が、(1)対物ビームを発生させ得るよう、前記光軸線に中心決 めされた平面波対物変換器と、(2)前記対物変換器と前記対象物との中間に設 けられ、対物ビームを受け取ると共に、該対象物を一つの鋭角な角度で前記光軸 線に向け直す複屈折要素と、(3)該屈折要素を前記光軸線を中心として複数の 鋭角な角度に回転させる回転手段と、備えることを特徴とする超音波ホログラフ ィ像形成装置。 13.請求の範囲第12項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、楔状 の前記複屈折要素が前記対物変換器に取り付けられ、前記回転手段が前記対物変 換器及び屈折要素を共に回転させることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成 装置。 14.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記超 音波変換器手段が、対象物を複数の鋭角な入射角度にて識別する一列の対物変換 器を備えることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成装置。 15.請求の範囲第14項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記 超音波変換器手段が前記対物変換器を順次作動させ、対物ビームを該対象物を通 じて複数の鋭角な入射角度で順次導入し、焦点外構造体を離間した位置にて検出 面に順次投影する作動手段を備えることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成 装置。 16.請求の範囲第4項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記超 音波変換器手段が180Hz以下のパルス速度で対物ビームを発振させることを特 徴とする超音波ホログラフィ像形成装置。 17.請求の範囲第16項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記 超音波変換器手段が約30Hzのパルス速度で対物ビームを発振させることを特徴 とする超音波ホログラフィ像形成装置。 18.請求の範囲第16項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記 超音波変換器手段が約120Hzのパルス速度で対物ビームを発振させることを特 徴とする超音波ホログラフィ像形成装置。 19.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、複数の 鋭角な入射角度が光軸線から十分に離間され、検出面上における像を形成した焦 点外構造体の位置を対物ビームの波長の1/4乃至10倍の範囲の距離に離間させる ことを特徴とする超音波ホログラフィ像形成装置。 20.請求の範囲第19項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記 離間した位置が対物ビームの波長の約3乃至4倍の距離に分離されることを特徴 とする超音波ホログラフィ像形成装置。 21.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、前記鋭 角な入射角度が5乃至10°の範囲であることを特徴とする超音波ホログラフィ像 形成装置。 22.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、(1) 焦点外構造体が像内の異なる位置に配置された、選択された対象物の一連の光学 像を発生させるべく、検出面に焦点決めされた光学ホログラム再構成手段と、( 2)前記光学像を一連のデジタル化した電子像に変換する光学/電子変換器手段 と、(3)該一連のデジタル化した電子像の電気信号を平均化して、焦点外構造 体に対応するこれらの信号を中立化する電子信号平均化手段と、を更に備えるこ と特徴とする超音波ホログラフィ像形成装置。 23.請求の範囲第1項に記載の超音波ホログラフィ像形成装置にして、(1) 焦点外構造体が像内の異なる位置に配置された、選択された対象物の一連の光学 像を発生させるべく、検出面に焦点決めされた光学ホログラム再構成手段と、( 2)該一連の像を平均化して、焦点外構造体を選択された面内の構造体に関して 中立化する平均化手段と、を更に備えることを特徴とする超音波ホログラフィ像 形成装置。 24.焦点外構造体を形成する選択された対象物面から離間した対象物の構造体 に干渉することに起因するホログラフィ像の歪みを最小にしつつ、超音波経路内 に位置する選択された対象物面内の対象物構造体のホログラフィ像を発生させる 、超音波ホログラフィ像形成方法にして、 a.超音波ホログラフィ検出面をシステムの軸線に整合させる段階と、 b.システムの軸線に沿い且つ対象物を通じて対象物のコヒーレントな超音波 ビームを超音波ホログラフィ検出面に向ける段階と、 c.コヒーレントな超音波基準ビームをホログラフィ検出面に向けて対物ビー ムに干渉し、検出面に超音波ホログラムを形成する段階と、 d.対象物とホログラフィ検出面との間でシステムの軸線に沿って超音波像形 成レンズ系を整合させ、超音波を選択された対象物面からホログラフィ検出面上 に焦点決めする段階と、 e.超音波対物ビームをシステムの軸線に関して複数の鋭角な入射角度で対象 物を通じて向け、焦点外構造体の像を鋭角な入射角度に対応する離間した位置に て検出面に投影する段階と、を備えることを特徴とする方法。 25.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、鋭角 な入射角度をシステムの軸線を中心として角度を成して離間させ、焦点外構造体 の点の像をシステムの軸線を中心とする対応する角度を成して離間した位置にて 検出面上に位置決めする段階を更に備えることを特徴とする超音波ホログラフィ 像形成方法。 26.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、前記 鋭角な入射角度が5乃至10°の範囲であることを特徴とする超音波ホログラフィ 像形成方法。 27.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、前記 対物ビームが対象物を通じて複数の鋭角な入射角度で順次向けられ、焦点外構造 体を離間した位置にて前記検出面に順次投影することを特徴とする超音波ホログ ラフィ像形成方法。 28.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、前記 対物ビームが超音波対物変換器により発生され、対物変換器をシステムの軸線に 関して順次動かして、焦点外構造体を含む対象物を複数の鋭角な入射角度で順次 識別する段階を更に備えることを特徴とする超音波ホログラフィ像形成方法。 29.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、(1 )焦点外構造体が像内の異なる位置に配置された、選択された対象物の一連の光 学像を発生させる段階と、(2)該光学像を一連のデジタル化した電子像に変換 する段階と、(3)該一連のデジタル化した電子像の電子信号を平均化し、前記 焦 点外構造体に対応する信号を中立化する段階とを更に備えることを特徴とする超 音波ホログラフィ像形成方法。 30.請求の範囲第24項に記載の超音波ホログラフィ像形成方法にして、(1 )焦点外構造体が像内の異なる位置に配置された選択した対象物の一連の光学像 を発生させる段階と、(2)該一連の像を平均化し、前記焦点外構造体を選択し た面内の構造体に関して中立化する段階とを更に備えることを特徴とする超音波 ホログラフィ像形成方法。
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