JP2000512747A - 小容量サンプルの化学分析に用いられる光学式検出装置 - Google Patents

小容量サンプルの化学分析に用いられる光学式検出装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明に係る小容量サンプルの化学分析に用いられる光学式検出装置は、誘導光を出す光源(21)と、サンプル用の測定室(7)と、測定室(7)内のサンプルから出た光を受ける光電子検出素子(22)と、誘導光又はサンプルからの光に対する光伝導手段とを備えている。上記装置において、複数の略平面状の薄層部材(2〜7)がサンドイッチ構造で配置されるとともに、上記部材(2〜7)は、光源(21)、測定室(7)、光電子検出素子(22)及び上記光伝導手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 小容量サンプルの化学分析に用いられる光学式検出装置 本発明は、小容量サンプルの化学分析に用いられる光学式検出装置に関する。 サンプルの定性及び定量化学分析に用いられる測定装置は、多くが専門家に知 られている。特に小容量サンプルの分析には、今日では例えば電気泳動やクロマ トグラフィに基づく技術や、予め分離せずにサンプルを光学的に検査する技術が 使用されている。どちらの場合も、特定すべき物質の検出は、ほとんどの場合光 学的方法によって行われ、それ故、新たな光学式検出装置の開発は、分析の分野 での装置改良において極めて重要な役割を果たしている。いわゆる免疫学的検定 法の範囲内でさえ、生物学的に活性のある物質の検出は、多くの場合光学的手法 によって行われる。光学式検出装置には、とりわけ吸収及び蛍光測定装置が含ま れる。 一般的に種類によって違いはあるが、検出装置は、誘導光を出す光源と、サン プル用の測定室と、測定室内のサンプルから出た光を受ける光電子検出素子と、 一方で光源からの誘導光を測定室に導き、他方で測定室内のサンプルから出た光 を光電子検出素子に戻す光伝導手段とを有する。 蛍光測定装置の場合、公知のプロセスは、例えば、センサ層(例えば、化学的 又は生物化学的認識素子を含み基板に圧着させた膜)にサンプルを接触させるこ とである。化学(又は生物化学)的認識素子として、特定すべき物質の親和材が 膜上又は膜内に固定されており、例えば、抗原・抗体反応により上記親和材が上 記物質と結合する。センサ層は、サンプルに含まれる特定すべき物質に対して認 識素子などを介して選択的に反応すると、誘導光によって蛍光する。サンプルが センサ層と接触すると、上記物質とセンサ層(すなわち認識素子)が相互作用し て、蛍光に関して例えば強度が変化し、その変化が光電子検出素子によって記録 され、測定値として登録される。 新しい検出装置の開発における主要な目的は、使用されるサンプル量をできる だけ小さくするために、分析の速度をさらに上げるとともに装置をさらに小型化 することである。しかしながら、それと同時に、測定装置の感度が少なくとも保 たれなくてはならない。加えて、種々の物質に関してできるだけ素早くサンプル を質的及び量的に検査することが多くの場合必要である。例えば、病院や研究室 での一般的な血液検査において、例えば、二酸化炭素や酸素などの所謂血液ガス の分圧、H+(pH値)、Na+、K+、Ca2+、Cl-等の電解質の濃度、又はそ の代謝産物である乳酸塩、ブドウ糖、クレアチニン等の濃度など異なる物質に関 してサンプル(すなわち血液)を検査する必要がある。農業技術においても、複 数の物質に関してサンプル検査を行うことが多い。 小容量サンプルを検査するための光学式検出装置が欧州特許A−061621 1で開示されている。この特許の基本の考えは、光源と光電子検出素子の間の光 学遷移の数を最小にすることである[ここで、遷移は、異なる光学濃度の領域間 の光学経路(光路)における遷移を意味する。]。これは、光源から出た誘導光が 、勾配のある屈折率を有するレンズ(例えばGRINレンズ)を備えた特別な光 伝導体によって、物質を有する毛管に導かれ、次に、毛管内のサンプルから出た 光が、別の光伝導体によって、光電子検出素子に導かれることによって行われる 。個々の光学素子間の全ての遷移領域において、屈折率整合媒体があって、この 整合媒体の屈折率は、毛管壁の屈折率に基本的に整合する。加えて、この整合媒 体により、個々の光学素子が機械的に安定して連結する。「ピグテーリング」と 呼ばれるこの考えは、誘導光とサンプルからの光とが、毛管内部を別にして、ほ ぼ一定の光学濃度で媒体内を通過するという利点を有する。したがって、散乱光 による悪影響が減少する。機械的に安定した構成は、振動によって光学経路が乱 されない利点を有する。 そうした検出装置は非常に有利であることがわかっているが、それらが十分に 適さない分野もいくつかある。例えば、検出装置が1つのサンプルに対し複数の 物質に関して検査を行うものであれば、個々の測定装置用に実質的に分かれた複 数の光学経路を得るためには、一般的に複数の光源の他にも、誘導光用の伝導体 とサンプル用の光伝導体(それぞれGRINレンズ、光学式光波伝導体又は類似 の光学素子を有する。)が複数必要となる。最適に機能するためには、光源、光 伝導体、光ファイバ、光電子検出素子などの個々の素子を、極めて正確に互いに 相対的に調整する必要がある。各素子は、隣接する素子に対して個々に非常に注 意深く配置させなければならず、続いて屈折率整合媒体との連結によって固定さ せなければならない。したがって、光学系の準備だけで比較的多くの作業が伴う 。その上、できる限り効果的なサンプル照射を得るためと、光電子検出素子と接 触するサンプルからの光の強度を最適化するためには、誘導光伝導体とサンプル 用の光伝導体は、その寸法が極めて正確なものであって、毛管上に正確に配置・ 固定されなければならない。また、光伝導体としてよく使用されるGRINレン ズは、他の光学素子と比較して値段が高く、寸法と配置を正確にこれらのレンズ を光学経路上に組み入れるには、ある程度の経験と時間が必要である。通常、こ の作業は手によって行われなければならない。研究目的のために利用する場合は 時間と費用は最重要課題でないとしても、研究以外の目的で使用する場合は、こ れらの検出装置を効率良く大量生産する点から、こうした支出は無視できないも のである。特定すべき物質の数が増えると、各光学経路に対しそれを形成する素 子を個々に調整する必要があるので、生産にかかる費用も増加する。 また、測定すべき物質の数が増えると、それに伴って光学素子も増えるので、 検出装置も大きくなる。例えばGRINレンズは、物理的な理由によりある大き さを有する必要があるので、装置の小型化の限度が制限される。 したがって、本発明の目的は、小容量サンプルの化学分析に用いられる光学式 検出装置であって、特に1つのサンプルを複数の物質に関して検査できるものを 提供することである。装置は、組立てが非常に簡単で、複雑な配置・調整作業を 必要としない。また、装置は、安価に且つ効率良く大量生産できるとともに、再 現性が非常に良い。さらに、装置は、吸収測定や蛍光測定などの種々の光学測定 に適している。加えて、装置は、扱い易いコンパクトな大きさで生産することが 可能で、最新の研究以外の幅広い分野にわたって利用できる。また、分析時間の 短縮とサンプル消費の削減に対する要求がますます増えていることに応えるため に、簡単な方法で検出装置を小型化することができる。例えば、装置を使用する 際、容量が2、3μlのサンプルを、複数の物質の質及び量に関して、信頼性を 持ってできる限り正確に検査することができる。 上述した問題を解決するために、小容量サンプルの化学分析に用いられる光学 式検出装置は、独立クレームに記載した特徴を有する。本発明は、中に光源、測 定室、光電子検出素子及び光伝導体を有する複数の略平面状の薄層部材をサンド イッチ構造に配置することを提案する。 光源及び光電子検出素子は複数個設けてあるので、本発明にかかる検出装置は 、複数の物質に関してほぼ同時にサンプルを検査することができるように、実質 的に独立した複数の測定装置を有する。「独立した複数の測定装置」という言葉 は、測定のための光学経路が光学的にほぼ分かれて複数個あるということを意味 する。これらの独立した測定装置を、例えばフィールド(アレイ)状に配置して もよい。 複数の薄層部材によるサンドイッチ構造によって、本発明に係る検出装置は、 非常に簡単に、すなわち、単に上記部材を積み重ねることによって構成できる。 複雑な調整・配置作業はここでは必要でない。これは、ある部材を、他の部材を 実質的には動かさずに必要に応じて個別に交換できるという利点を有する。 少なくとも以下の部材を有するのが好適である。すなわち、1つの平面上に配 置した複数の光源を有する1つの部材、1つの平面上に配置した光電子検出素子 、1つの平面上に配置した複数の光伝導体を有する1つの部材、サンプルの測定 室を有する1つの部材、特にダクト状の光導波路を有する少なくとも1つの部材 である。これらの部材を単に積み重ねることにより、本発明に係る検出装置の実 施例の1つが構成される。この検出装置は独立した複数の測定装置を有し、各測 定装置ごとに、光源の1つ、光電子検出素子の1つ、光学素子の少なくとも1つ 、複数の光導波路から形成され且つ測定室に誘導光を導くことのできる1つの入 射光路、及び複数の光導波路から形成され且つ測定室内のサンプルから出た光を 光電子検出素子に導く1つの出射光路が設けてある。 これらの独立した測定装置を設けることによって、測定室内のサンプルを複数 の物質に関してほぼ同時に検査することができる。 サンドイッチ構造の特に有利な点は、全ての測定装置が1つの操作、すなわち 個々の部材を積み重ねることで調整できることである。測定装置の各部材を特定 の操作で調整する必要はもはやない。 誘導光やサンプルからの光のビームを導くための光学素子は、マイクロレンズ 等のマイクロ光学素子であるのが好適である。これらの光学素子のいくつかは、 1つの平面上に例えばマトリックス状に配置するのが有利である。その理由は、 そうしたマイクロレンズの配列を、本質的に公知の複製技術によって安価で非常 に簡単な方法で、且つマイクロレンズの光学特性を極めて高度に再現できる大量 生産の形で作り出すことができるからである。加えて、マイクロ光学素子の使用 は、本発明に係る検出装置の小型化にとって有利である。 個別に交換可能な部材を複数有するサンドイッチ構造によって、本発明に係る 検出装置は、非常に柔軟に設計できるとともに、多くの異なる分野に適用できる 。本発明に係る検出装置は、吸収測定などの出射光測定、及び蛍光測定などの入 射光測定の両方用に設計してもよい。 本発明に係る検出装置の別の有利な作用及び変形例は、従属クレームからわか る。 以下、実施例及び図面を用いて本発明をさらに詳しく説明する。概略図(縮尺 は示されない)において、 図1は、本発明に係る検出装置の第1の実施例における複断面斜視図である。 図2は、第1の実施例において図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、第1の実施例の部材の平面図である。 図4は、第1の実施例の変形例において図2と同様の断面図である。 図5は、第1の実施例の別の変形例の断面図である。 図6は、図5の変形例における測定室の斜視図(キャリア省略、正面は断面図 )である。 図7は、本発明に係る検出装置の第2の実施例の断面図である。 図面を用いた以下の実施例の説明において、同一の部分又は同等の機能を有す る部分に対しては同一の符号が与えられる。小容量サンプルの化学分析に用いら れる本発明の光学式検出装置は、一般的に、誘導光を出す光源21(図1)と、 サンプル用の測定室7と、測定室7内のサンプルから出た光を受ける光電子検出 素子22と、誘導光又はサンプルから出た光に対する光伝導手段とを有する。本 発明に係る検出装置は、複数のほぼ平面状の薄層部材がサンドイッチ構造に配置 することに特徴がある。これらの部材は、光源21、測定室7、光電子検出素子 22及び光伝導手段を有する。 以下の「部材」は、基本的に平面状であって(すなわち曲がっていない)検出 装置の薄層構造の要素を意味する。部材の1つがその1つの平面上に全ての光源 21を有するのが好適である。また、部材の1つがその1つの平面上に全ての光 電子検出素子22を有するのが好適である。以下でさらに明らかにされるように 、これらの手段を取るによって非常に簡単な調整が可能である。 図1は、本発明に係る検出装置の第1の実施例における複断面斜視図である。 これ全体を符号1で表す。2つの交線は互いに直交している。図2は、同一実施 例の断面図を表す。図2のもとになった交線は、図1の2つの交線の1つとほぼ 一致しており、点線II-IIとして描かれている。図1の2つの交線のもう1つは 、図2の図面に対して垂直に且つ図示された実施例の略中央に伸びており、図2 で矢印Iによって表わされている。 図1又は図2に示された実施例は、入射光測定用に設計されている。すなわち 、光源21と光電子検出素子22が測定室7に対し同じ側にある。この実施例は 、特に蛍光測定用に設計されている。 第1の実施例は、以下の部材を下に与えられた順番でサンドイッチ構造に配置 したものである。 2で表わされる部材は、光源21と光電子検出素子22の両方を有する。この ように、ここでは、光源21と光電子検出素子22が同一部材2内に入っている 。加えて、光源21及び全ての光電子検出素子22は、1つの平面上に配置され て いる。 上記部材2には光導波路31を備えた部材3が取り付けられている。これらの 通路はダクト状に形成されている。 その次には、レンズなど光を導くための光学素子41、42を有する部材4が 取り付けられている。光学素子41、42は、1つの平面上に配置されている。 これをもっと簡単に理解するために、上記部材4が図3において平面図として示 されている。 部材4の次には、上と同じように1つの平面上に配置された光フィルタ51、 52を有する部材5がくる。 その次には部材6がくる。これは、ダクト状に形成された光導波路61を有す る。 最後に、測定室7が設けてあるが、本実施例では特定の部材を形成している。 測定室7は、サンプル容器73、センサ層72、及びガラスやプラスチック等で できたキャリア71を有する。センサ層72は、キャリア71に近接して配置さ れ、例えば厚さ約15μm以下の層状である。キャリア71は、センサ層72と ともにサンプル容器73のインターフェイスを基本的に形成し、センサ層72が 容器73の内面に対向し、サンプルがセンサ層72と接触できるようになってい る。サンプルは、静止していてもよいし、容器73内を流れていてもよい。後者 の場合、容器73にはもちろん入口及び出口が設けられるが、ともに図示しない 。 2で表わされる部材は、さらに図1及び図2に記号的に示される制御・評価装 置29を有する。もちろん、制御・評価装置29に特定の部材を設けてもよい。 部材2〜7には、組立て操作の際に隣の部材同士を連結させるための連結手段 80がそれぞれ設けてある。これらの連結手段80を凹部及び凸部によるプラグ 接続として形成してもよい。このようにして、部材2〜7を互いに単に積み重ね ることで、それらの部材は、一方で機械的に安定した連結部を形成し、他方で互 いに相対的に調整することができる。各部材で調整できることで検出装置を組立 てる際の費用をかなり減らすことができる。 図1又は図2に明らかに示されているように、部材2〜7及びそれらに含まれ る部分は、互いに相対的に配置され、複数の独立した入射光測定装置を形成する 。各測定装置は、光源21の少なくとも1つと、光フィルタ51の1つと、光学 素子41の1つと、光導波路31、61により形成され且つ誘導光を測定室7に 導く入射光路と、光電子検出素子22の1つと、光導波路32、62から形成さ れ且つ測定室7内のサンプルから出た光を光電子検出素子22に導く出射光路と を有する。 第1の実施例において、部材3内の通路31は、各通路31が光源21の1つ を光学素子41の1つと結合させるように配置されている。部材3に同様に含ま れる通路32は、各通路32が光学素子42の1つを光電子検出素子22の1つ と結合させるように配置されている。部材6内の通路61は、各通路61が光フ ィルタ51の1つを測定室7と結合させるように配置されている。部材6は、各 通路62が光フィルタ52、53の1つを測定室7と結合させるように通路62 内に配置されている。このようにして、通路31の1つは、通路61の1つとと もに、入射光路を形成し、通路32の1つは、通路62の1つとともに、出射光 路を形成する。したがって、第1の実施例では、光伝導手段は、通路31、32 、61、62、及び光学素子41、42から構成される。 図2の断面図において、第1の実施例に係る独立した入射光測定装置の1つが ほぼ完全に示されている。光源21は誘導光を出し、この光は、通路31及び6 1で形成された入射光路を通り、光学素子41及び光フィルタ51を通過し、最 後にセンサ層72の領域に接触する。本実施例では、図2に示されるように、各 入射光測定装置には、2つの光電子検出素子22と、それぞれ通路62の1つ及 び通路32の1つで形成された2つの出射光路とがある。これらの2つの出射光 路は、それぞれ、光電子検出素子22の1つと測定室7との間の光学結合を形成 する。光フィルタ52、53の1つと光学素子42の1つが測定室7と光電子検 出素子22の間の2つの光学経路内に設けてある。2つの出射光路は、入射光路 に対してある傾斜角で配置されているとともに、入射光路と結合し、これにより 、3つの光導波路全てが、測定室の領域に配置されるとともに誘導光に対する出 射領域とサンプルからの光に対する入射領域を形成する共通の端部を有する。 入射光路及び出射光路は、シールドの機能も有しており、誘導光及びサンプル 4からの光のビームを制限するとともに、個々の入射光測定装置の間の光学的乱 れを防止する。 もちろん、各入射光測定装置に対して出射光路を1つだけ(それ故、光電子検 出素子22も1つのみ)設けた変形例も可能である。この出射光路は、上と同様 に入射光路に対して傾斜して配置されるとともに、入射光路と結合し、これによ り、2つの光導波路が、測定室の領域に配置されるとともに誘導光に対する出射 領域とサンプルからの光に対する入射領域を形成する共通の端部を有するのが好 適である。 図1及び図2に示すように、第1の実施例は6つの独立した入射光測定装置を 有し、各測定装置は、光源21の1つと、入射光路の1つと、光電子検出素子2 2の2つと、出射光路の2つとを備えてある。入射光測定装置の数(6つ)は1 つの例であると理解される。入射光測定装置の数が6つより大きい変形例も小さ い変形例も可能である。次に、第1の実施例の機能の仕方に関して、蛍光を測定 する場合の具体例を用いて説明する。この例では、サンプル(例えば血液)を6 つの物質に関して検査する。サンプルは、センサ層72と接触できるようにサン プル容器73内に配置されている。誘導光はセンサ層72内で蛍光を発し、そこ で、蛍光ビームがサンプルからの光として検出される。サンプルに含まれ且つセ ンサ層72と反応性のある特定の物質がセンサ層72と接触すると、サンプルか らの光に変化(例えばその強度)が見られ、この変化が光電子検出素子22によ って記録される。選択的な感度を有するとともに特定の物質との接触により自身 の蛍光ビームを変化させるこうしたセンサ層は、従来から知られているので、こ れ以上の説明は行わない。ここで説明した第1の実施例では、センサ層は、入射 光測定装置の数に対応して、6つのゾーンからなり、各ゾーンは、異なる物質と 反応性がある。 6つの入射光測定装置(図2参照)のそれぞれにおいて、光源21が誘導光を 出す。この光は、レンズ等の光学素子41によってほぼ平行な光束に変換され、 光フィルタ51を通過する。この光フィルタ51によって誘導光の波長の範囲が 制限される。誘導光は、通路61で形成された入射光路部分とキャリヤ71を通 過してセンサ層72のゾーンの1つに到達し、そこで蛍光する。センサ層から出 た蛍光のビームは、サンプルからの光のように、通路62で形成された出射光路 部分を通って光フィルタ52及び53に到達する。2つの光フィルタの1つ(例 えば52で表わされるフィルタ)は、サンプルからの光を実質的に透過するが、 散乱光として通路62に到達できる誘導光を透過しないように形成されている。 2つの光フィルタのもう1つ(例えば53で表わされるフィルタ)は、誘導光を 実質的に透過するが、サンプルからの光を透過しないように形成されている。フ ィルタ52又は53を通過した光は、レンズ等の光学素子42によって光電子検 出素子22上に収束するとともに、これらの検出素子によって電気信号に変換さ れ、他の変換や評価を行えるようになる。2つの光フィルタ52、53の透過性 が異なるために、光電子検出素子22の1つは、サンプルからの光のみを記録し 、もう1つは、測定室の領域で散乱し出射光路に到着する誘導光のみを記録する 。2つの出射光路すなわち2つの光電子検出素子22を用いたこの変形例は、誘 導光の変化(例えば強度変化)が検出できるという利点がある。このように、物 質とセンサ層との興味深い相互作用によって引き起こされるのでなく、例えば誘 導光の強度変動によって引き起こされるサンプルからの光の変化は、物質によっ て引き起こされるサンプルからの光の変化とは区別できる。2つの光電子検出素 子22によって記録された信号(そのうちの1つは誘導光を表す。)を比較する ことにより、測定の精度を制御することができる。 図1に示すように、6つの入射光測定装置によって、空間的に実質的に分けら れた領域において測定室が誘導光と接触する。センサ層72の各ゾーンは、入射 光測定装置によってセンサ層72が誘導光と異なるゾーンで接触するように配置 されている。したがって、各物質に対し異なる入射光測定装置によりサンプルを 検査することができる。その結果、サンプルを複数の物質に関して同時に検査す ることができる。サンプルを連続的に検査するのと比較して、この方法は、時間 を大幅に節約でき、その上、必要なサンプル量をかなり節約することができる。 各入射光測定装置に属する光源21、光電子検出素子22、光学素子41、 42及び光フィルタ51、52、53をそれぞれ1つの平面上に配置するととも に、通路31、32、61、62をそれぞれ部材の1つに設けるのが特に有利で ある。このようにすると、全ての入射光測定装置を1つの作業、すなわち薄層部 材2〜7を組立てることによって非常に簡単に調整することが可能である。した がって、個々の部材をそれぞれ複雑な方法で配置したり調整する必要はもはやな い。このことは、時間を大幅に節約することができるとともに、本発明に係る検 出装置の組立て及び取り扱いがかなり簡単になることを意味する。さらに、部材 2〜7のサンドイッチ構造と、各部材内に個々の素子を配置することによって、 検出装置を極めてコンパクトで容積の小さなものに変えることができる。異なる 入射光測定装置に属する光学素子41、42等の個々の素子を1つの平面上に配 置することは、調整が簡単になること以外に、個々の部材を効率的に大量生産で きる利点を有する。これに関する詳細な説明を、光学素子41、42を備えた部 材4を用いて以下に行う。 さらに容易にこのことを理解するために、第1の実施例の部材4が図3におい て平面図として示されている。部材4は、6×3のマトリックス状に配置した全 部で18個の光学素子41、42を有し、6列のそれぞれには、外側に光学素子 42、中央に光学素子41が配置されている。各列は、異なる入射光測定装置に 属している。すでに述べたように、第1の実施例において、光学素子41、42 は、例えばレンズであって、中央部分に配置した光学素子41は、誘導光を平行 な光束に変換し、2つの外側部分に配置した光学素子42は、測定室7から出た 光を光電子検出素子22上に収束させる。このように、光伝導体として作用する 第1実施例の全ての光学素子41、42は、フィールド状に1つの平面上に配置 されている。特に好適な変形例では、光学素子41、42は、マイクロレンズ等 のマイクロ光学素子である。マイクロレンズは、直径が最大で2mmのレンズを 指す。そうしたフィールド状のマイクロレンズは、効率よく大量に非常に安価に 生産できるとともに、再現性も非常に良い。生産は、公知の複製技術などによっ て行われる。そのためには、まず第1に、マイクロ光学素子の所望の配列にした がってマスターを生産する。これは1つのピースであって、複製の基になる。 そうしたマスターは、マイクロ光学素子や半導体の製造で用いられる一般的な技 術(例えば、抵抗技術、リソグラフィ、マスキング技術、コーティング、エッチ ング、ダイアモンドターニング、研磨技術)によって生産される。このマスター からダイス型などを作り、マイクロ光学素子又はフィールド状のマイクロ光学素 子を公知の複製技術(例えばCD技術、スタンピング工程、鋳造工程、圧接技術 )によって製造する。マイクロ光学素子に用いられる材料は、ポリメチルメタク リル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート、エポキシ樹脂などである。GRIN レンズ、光ファイバなどの他の光伝導用光学素子と比較して、フィールド状のマ イクロレンズは、生産にかかる費用はかなり安い。加えて、マイクロレンズを1 つのフィールド内に平面配置することで、全てのレンズを1つの作業により調整 し、各光学素子を個々に配置したり調整したりする必要がないので、時間が大幅 に節約できる。 その上、マイクロ光学素子の使用は、小型化の観点から非常に有利である。か なり寸法が小さくても、マイクロ光学素子は、GRINレンズや他の類似の光学 素子と基本的に同等な光学機能を実行できるとともに、検出装置をさらに小型化 することを可能にしている。例えば、公知の最新技術を用いて直径が2、3μm のマイクロレンズが生産できる。もちろん、本発明に係る検出装置において、マ イクロレンズ以外の他のマイクロ光学素子を使用してもよい。これらのマイクロ 光学素子は、何に適用するかに応じて異なる光学機能を有する。そのうちのいく つかに関しては後述するが、全部を挙げると、コリメーション、焦点調整、光束 全体の偏向、光束の分割、光束の形成、光の分散、結像である。 マイクロ光学素子を屈折性、回折性又はハイブリッドのマイクロ光学素子とし て形成してもよい。屈折性を有する素子の光学機能は、その表面によってほとん ど決まる。これらの屈折素子は、幾何光学の原理、すなわちそれらの特性が光学 遷移(光学濃度が異なる領域間の遷移)上の光線の屈折、回折、反射によって決 定され、波長には実質的に無関係であるという原理を用いて形成される。回折性 を有する素子は、一般的に平面状であり、屈折率の変調などによって入射光波に 影響を与えるゾーンを有する。異なるゾーンから出た光は、干渉するとともに、 所望の光波先端部を形成する。回折素子の光学特性は、波長に強く依存する。屈 折素子の利点(すなわち分散が最小)と回折素子の利点(すなわち複数の機能) を利用するために、屈折素子と回折素子を混ぜ合わせたハイブリッドのマイクロ 光学素子を使用するのが有利である。 さらに、マイクロ光学素子を部材4に対する連結手段として使用することもで きる。この目的のために、図3には示さない別のマイクロ光学素子を部材4の周 辺などに設けてもよい。これらは、組立て作業中は光学機能を持たないが、隣接 する部材に対する部材4の調整を行う。 マイクロ光学素子を着色して光フィルタの機能を同時に持たせることも可能で ある。 上述したのと同様の方法によって、部材5内の光フィルタ51、52、53を マイクロ光フィルタとして形成してもよい。 図4は、本発明に係る光学式検出装置の第1実施例の変形例について図2と同 様の断面図を示している。機械的な構成は、図2に示したものとほぼ同じである 。図4に示した変形例において、各入射光測定装置に光源21が2つと光電子検 出素子22が1つだけ設けてある点が根本的に異なる。通路31、32、61、 62の配置は、図2に示したものとほぼ同じである。それらの機能のみが異なる 。図2の2つの出射光路は、今度は入射光路として機能し(図4)、図2の入射 光路は、本変形例(図4)において出射光路として機能する。 したがって、本変形例では、図4に示されるように、各入射光測定装置には、 2つの光源21、それぞれ通路31の1つと通路61の1つで形成された2つの 入射光路が備わっている。これら2つの入射光路は、それぞれ光源21の1つと 測定室7の間の光学結合を形成する。光源21と測定室7の間の2つの光学経路 には、誘導光の波長範囲を制限する光フィルタ51の1つと、光学素子41の1 つが設けてある。測定室7内のサンプルから出た光は、通路62、32で形成さ れた出射光路を通るとともに、サンプルからの光の波長範囲を制限する光フィル タ52と、光学素子42を通過し、最終的に光電子検出素子22に接触する。 2つの入射光路は、出射光路に対して傾斜して配置されるとともに、出射光路 と結合し、これにより、3つの光導波路全てが、測定室の領域に配置されるとと もに誘導光に対する出射領域とサンプルからの光に対する入射領域を形成する共 通の端部を有する。 その結果、各入射光測定装置において2つの光源21が利用でき、これらの光 源は、入射光路の配置によって測定室7の同じ領域に誘導光を接触させるように なっている。このようにして、同一の入射光測定装置に属する2つの光源21は 、同じ波長の光を出したり異なる波長の光を出すことができる。同じ波長の場合 は、入射光測定装置の1つによって測定室と接触させる光の全体の強度が増す利 点を有し、異なる波長の場合は、異なる波長又は異なる波長範囲の光をセンサ層 72に接触させることによって、散乱光などによって引き起こされる乱れが減少 し、測定の精度が上がる利点を有する。2つの光源21によって誘導光を測定室 7に接触させるのは、同時であってもよいし、別々の時間であってもよい。 図5は、本発明に係る光学式検出装置の第1の実施例の別の変形例の別の断面 を示す。見やすくするためと、図面を理解するのにこの図で十分であることから 、図5には部材6と7のみを示した。この変形例では、全部で18個の入射光測 定装置があり、これらは、各列に3つの6列に配置されるとともに、フィールド (アレイ)を形成している。上で行った説明は、これらの入射光測定装置にも適 用される。各入射光測定装置には、光フィルタ51、52、53及び光学素子4 1、42が備わっていると理解される。したがって、この変形例では、部材4は 全部合わせて54個の光学素子を有し、これらは全て1つの平面上に配置されて いる。同様に、部材5は、全部で54個の光学素子51、52、53を有する。 図5では、光源21及び光電子検出素子22は、記号で示されているだけである 。サンプル容器73は、仕切り74によって3つのサンプル室75に分けられて いる。更なる理解のために、図6は、図5に示した変形例における測定室7の斜 視図(キャリア71を除く)であり、正面は断面図で示されている。Mで示され た円は、18個の入射光測定装置からの誘導光によって接触する測定室7の空間 的 に分けられた領域を記号的に表わしている。このように、各円Mは、測定室にお ける光の入射領域又は出射領域の1つの位置を示している。誘導光により接触す る領域が2次元的に6×3のマトリックス状に配置されているのがはつきりわか る。この変形例では、センサ層72は、異なる物質に対し反応性のある6つのゾ ーン721〜726を有する。図6に示されるように、これら6つのゾーン72 1〜726のそれぞれには隣り合う3つの接触領域があり、その結果、各ゾーン 721〜726に対し、実質的に独立した3つの測定装置が利用できる。 18個の入射光測定装置を有するこの変形例は、キャリブレーション測定が実 際の分析と同時に実行でき、その結果、分析の精度が向上し検出装置の事前のキ ャリブレーションが不要になるという利点を有する。この目的のために2つの液 体が用いられ、各液体は、濃度既知の検出すべき物質(本実施例では6つ)を含 んでいる。液体の1つは、例えば問題となる測定範囲の最小値に対応する濃度の 物質を含み、もう1つの液体は、問題となる測定範囲の最大値に対応する濃度の 物質を含む。液体の1つは、例えば2つの外側のサンプル室の1つに配置され、 う1つの液体は、別の外側のサンプル室に配置されている。濃度が未知の物質を 含んだ分析用サンプルは、中央のサンプル室に配置されている。蛍光測定から、 又は蛍光の変化から、各ゾーン721〜726に対して3つの測定値が決まり、 その2つは各物質の既知の濃度から生じるもので、1つはサンプル内の未知の濃 度からのものである。このようにして、各測定とともにキャリブレーションが各 ゾーン721〜726においてなされ、その結果、極めて精度の高い分析が実現 される。その上、分析と同時に行われるキャリブレーションのおかげで、センサ 層での劣化の影響が非常に簡単に検出できる。 もちろん、図5に示した変形例において、各入射光測定装置を図2に示した実 施例のように形成してもよい。 図5及び図6に示した変形例において、入射光測定装置の数を18個にして、 各列に3つで6列に配置したのは、1つの例として理解される。適用例に応じて 、他の配置や他の数も可能である。 図7は、本発明に係る光学式検出装置の第2の実施例の断面図を示す。これは 、出射光を測定するために設計されている。すなわち、測定室7を有する部材は 、光源21を有する部材と光電子検出素子22を有する部材との間に配置されて いる。この第2の実施例は、例えば吸収測定に適している。 第2の実施例は、部材2a、3a、4a、6a、7、6b、4b、3b、2b を以下に与えられた順番でサンドイッチ構造状に配置したものである。 2aで表わされた部材は、1つの平面上に配置された光源21を有する。これ に光導波路31aを有する部材3aが続く。これらの通路はダクト状に形成され ている。その次には、誘導光を導くためのレンズ等の光学素子41を有する部材 4aがくる。光学素子41は、1つの平面上に配置されている。その次の部材6 aは、ダクト状に形成された光導波路61aを有する。これに、本実施例におい て測定室7を形成した部材7が続く。これはカバープレート71aとサンプル容 器73を有し、カバープレート71aが容器73を覆い、その結果、これら2つ がサンプル用に実質的に密閉したサンプル室75aを形成している。サンプルは 、サンプル室75a内で静止していてもよいし流れていてもよい。後者の場合、 もちろんサンプル容器73にさらに入口と出口が設けてあるが、これらは図示し ない。測定室の別の側には、ダクト状に形成された光導波路62bを有する部材 6bがある。これに、サンプルからの光を導くための光学素子42を有する部材 4bが続く。光学素子42(例えばレンズ)は、部材4bの1つの平面上に配置 されている。部材4bに続き、サンプルからの光を導く通路32bを有する部材 3bがある。通路32bはダクト状に形成されている。最後に部材2bがくる。 これは1つの平面上に配置された光電子検出素子22を有する。 本実施例においても、もちろん制御・評価装置を設けてもよく、これらは、例 えば部材2a又は2bあるいは特定の部材に配置されるが図示しない。 個々の部材2a、3a、4a、6a、7、6b、4b、3b、2bは、第1の 実施例と同様に連結手段80を有し、これを介して組立て作業の際に隣り合う部 材が連結する。これらの連結手段80により、個々の部材を、一方で互いに安定 して連結できるとともに他方で互いに相対的に調整できる。 図7に示すように、個々の部材2a、3a、4a、6a、7、6b、4b、3 b、2b及びそれらに含まれる部分は、それらが複数の出射光測定装置を形成す るように、互いに相対的に配置されている。各出射光測定装置は、光源21の1 つと、光学素子41の1つと、誘導光を測定室7に導くために通路31a、61 aで形成された入射光路と、光電子検出素子22の1つと、測定室7内のサンプ ルから出た光を光電子検出素子22に導くために通路32b、62bで形成され た出射光路とを有する。 第2の実施例では、部材3a内の通路31aは、各通路31aが光源21の1 つを光学素子41の1つと結合させるように配置されている。部材6a内の通路 61aは、各通路61aが光学素子41の1つを測定室7と結合させるように配 置されている。通路62bは、各通路62bが光学素子42の1つを測定室7と 結合させるように部材6b内に配置されている。部材3b内の通路32bの配置 は、各通路32bが光学素子42bの1つを光電子検出素子22の1つと結合さ せるようになっている。このようにして、通路31aの1つは、通路61aの1 つと合わせて入射光路を形成し、通路32bの1つは、通路62bの1つと合わ せて出射光路を形成している。このように、第2の実施例では、光伝導手段は、 通路31a、32b、61a、62b及び光学素子41、42からなる。 図7に示した第2の実施例では、5つの出射光測定装置がある。各測定装置に おいて、光源21は誘導光を出し、この光は、通路31a、61aで形成された 入射光路を通過し、光学素子41を通って、最後に測定室7の領域に接触する。 測定室内のサンプルから出た光は、出射光路を通過し、光学素子42を通って、 光電子検出素子22に接触し、さらなる処理及び評価が行えるように光電子検出 素子22によって電気信号に変換される。 入射光路及び出射光路には、誘導光及びサンプルからの光ビームを制限し且つ 個々の出射光測定装置の間の乱れを防止するスクリーン機能が引き継がれている 。光学素子41は、例えばレンズであり、それぞれが光源から出た誘導光を平行 の光束に変換する。入射光路は、該入射光路から出た誘導光が測定室7と略垂直 に接触し、その結果、個々の出射光測定装置の間の乱れを抑えるように配置され て いるのが好ましい。同じ光学経路内の光学素子42は、例えばレンズであり、そ れぞれがサンプルからの光を光電子検出素子22の1つの上に収束させる。 個々の出射光測定装置は、図7に示されるように、実質的に空間的に別れた領 域で測定室7に接触するのが最も好適である。したがって、個々の光源21は、 例えば異なる波長あるいは異なる波長範囲の誘導光を出すことができる。これに より、1つの測定操作によって異なる波長範囲で同時に吸収測定を実行すること が可能である。 第2の実施例での出射光測定装置の数は、1つの例であると理解される。もち ろん、出射光測定装置の数が5つより多い変形例や少ない変形例が可能である。 出射光測定装置は、2次元すなわち第1の実施例で述べたのと同じようにフィー ルド状に配置されてもよい(例えば図6参照)。 もちろん、第2の実施例において、光フィルタを有する部材があってもよい。 各出射光測定装置に例えば上述したように参照信号を発生する光電子検出素子2 2を2つ以上設けることも可能である。 第1の実施例又はその変形例に関して上で述べた説明は、第2の実施例にも首 尾よく適用される。特に、第2の実施例において、光学素子41、42は、マイ クロ光学素子(例えばマイクロレンズ)であるとともに、それぞれが1つの平面 上に配置されているのが最も好適である。 入射光測定装置及び出射光測定装置の両方を有する本発明に係る光学式検出装 置の変形例も可能である。さらに、測定装置の形状を、出射光測定と入射光測定 が1つの測定装置内で行われるようなものしてもよい。 もちろん、光学素子を有する部材を加えるなど、別の部材を装置に備えてもよ い。 本発明に係る光学式検出装置の光源21は、発光ダイオード(LED)である のが好適である。LEDは、安定した電源を備え、光強度の点でレーザや他の従 来の光源よりもかなり安定しているので好ましい。LEDは強度の変動がほとん どなく、測定精度に関して都合がよい。 小容量サンプルの化学分析に用いられる本発明に係る光学式検出装置は、特に 複数の略平面状の薄層部材を有するそのサンドイッチ構造に特徴がある。この構 造によって、装置の組立て、調整及び取扱いが非常に簡単にできる。実質的に独 立した個々の測定装置によって、複数の物質に対する分析が同時に行える。光学 素子、光源、光フィルタ、光電子検出素子等の個々の素子の平面的な配置を1つ の平面で行うのは特に都合がよい。このように、個々の測定装置を1度だけの作 業で同時に調整することができる。個々の部材の複雑な位置決めと調整はもはや 不要である。 異なる測定装置に属する個々の要素を、各部材において平面的に配置すること によって、装置は極めてコンパクトで強固な形状を保ち、これにより、装置を最 新の研究以外においても使用することが可能である。その上、個々の部材をモジ ュール方式で単に積み重ねるサンドイッチの概念は柔軟性に極めて富んでおり、 その結果、本発明に係る装置が医学、農学、環境技術、監視処理など非常に多く の分野で使用できる。特に、本発明に係る光学式検出装置は免疫学的検定法に対 しても適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 エーラト,マルクス スイス、ツェーハー―4312マクデン、イ ム・ブリューエル6番 (72)発明者 フェルケル,ラインハルト スイス、ツェーハー―2000ヌシャテル、リ ュ・マティール8番 (72)発明者 ニュスボーム,フィリップ フランス、エフ―68220エジャンアン、リ ュ・ドゥ・ブールフェルダン32番 (72)発明者 ヘルツィヒ,ハンス・ペーター スイス、ツェーハー―2000ヌシャテル、ベ ル―エール11番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 小容量サンプルの化学分析に用いられる光学式検出装置において、 誘導光を出す光源(21)と、 サンプル用の測定室(7)と、 測定室(7)内のサンプルから出た光を受ける光電子検出素子(22)と、 誘導光又はサンプルからの光に対する光伝導手段とを有し、 複数の略平面状の薄層部材(2〜7;2a、2b、3a、3b、4a、4b、 6a、6b、7)がサンドイッチ構造で配置されており、 上記部材(2〜7;2a、2b、3a、3b、4a、4b、6a、6b、7、 が光源(21)、測定室(7)、光電子検出素子(22)及び上記光伝導手段を 有することを特徴とする光学式検出装置。 2. 上記部材(2〜7;2a、2b、3a、3b、4a、4b、6a、6b、 7)がそれぞれ、組立て作業の際に隣り合う部材同士を連結するための連結手段 (80)を有することを特徴とする請求項1の装置。 3. 部材(4;4a、4b)は、1つの平面上に配置された光伝導用の光学素 子(41、42)を有することを特徴とする請求項2の装置。 4. 全ての光源(21)は、部材(2;2a)の1つに設けてあり、1つの平 面上に配置されていることを特徴とする請求項3の装置。 5. 全ての光電子検出素子(22)は、部材(2;2b)の1つに設けてあり 、1つの平面上に配置されていることを特徴とする請求項4の装置。 6. 部材(3、6;3a、3b、6a、6b)は、特にダクト状の入射光路( 31、32、61、62;31a、32b、61a、62b)を有することを 特徴とする請求項5の装置。 7. 測定室(7)を有する部材は、光源(21)を有する部材(2a)と光電 子検出素子(22)を有する部材(2b)との間に配置されることを特徴とする 請求項6の装置。 8. 薄層部材(2a、2b、3a、3b、4a、4b、6a、6b、7)と、 該部材内に設けた光源(21)、光学素子(41)、光導波路(31a、61a 、32b、62b)、光電子検出素子(22)及び測定室(7)とは、互いに相 対的に配置されるとともに、複数の出射光測定装置を形成し、 各出射光測定装置は、 光源(21)の1つと、 光学素子(41)の1つと、 通路(31a、61a)で形成されているとともに、誘導光を測定室(7)に 導くための入射光路と、 光電子検出素子(22)の1つと、 通路(32b、62b)で形成されているとともに、測定室(7)内のサンプ ルから出た光を光電子検出素子(22)に導くための出射光路とを有することを 特徴とする請求項7の装置。 9. 各出射光測定装置に別の光学素子(42)の1つがあって、この光学素子 (42)が測定室(7)と光電子検出素子(22)の間に配置されていることを 特徴とする請求項8の装置。 10. 各入射光路は、該入射光路から出た誘導光が略垂直に測定室(7)に接 触するように配置されていることを特徴とする請求項8又は9のいずれかの装置 。 11. 出射光測定装置が測定室(7)を実質的に空間的に分かれた領域内で誘 導光と接触させることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つの装置。 12. 光源(21)と光電子検出素子(22)は、同一部材(2)内に設けら れるとともに、該部材の1つの平面上に配置されていることを特徴とする請求項 6の装置。 13. 1つの平面上に光フィルタ(51、52、53)、特にマイクロ光フィ ルタを有する部材(5)が設けてあることを特徴とする請求項12の装置。 14. 薄層部材(2〜7)と、該部材内に設けた光源(21)、光フィルタ( 51、52、53)、光学素子(41、42)、光導波路(31、32、61、 62)、光電子検出素子(22)及び測定室(7)とは、互いに相対的に配置さ れるとともに、複数の入射光測定装置を形成し、 各入射測定装置は、 光源(21)の1つと、 光フィルタ(51)の1つと、 光学素子(41)の1つと、 通路(31、61)で形成されているとともに、誘導光を測定室(7)に導く ための入射光路と、 光電子検出素子(22)の1つと、 通路(32、62)で形成されているとともに、測定室(7)内のサンプルか ら出た光を光電子検出素子(22)に導くための出射光路とを有することを特徴 とする請求項13の装置。 15. 各入射光測定装置において、入射光路と出射光路は互いにある傾斜角で 配置されていることと、 これら2つの通路は、測定室(7)の領域に配置されるとともにサンプルから の光用に光入射領域を形成する共通の端部を有するように結合することを特徴と する請求項14の装置。 16. 各入射光測定装置は、別の出射光路により測定室(7)に光学結合した 別の光電子検出素子(22)を有し、 この別の出射光路は、上記入射光路に対しある傾斜角で配置されるとともに、 同様に上記入射光路と結合することを特徴とする請求項15の装置。 17. 各入射光測定装置は、別の入射光路により測定室(7)に光学結合した 別の光源(21)を有し、 この別の入射光路は、上記出射光路に対しある傾斜角で配置されるとともに、 同様に上記出射光路と結合することを特徴とする請求項15の装置。 18. 各入射光測定装置において、光学素子(41)の1つが各光源(21) と測定室(7)の間に設けてあるとともに、光学素子(42)の別の1つが各光 電子センサ(22)と測定室(7)の間に設けてあり、 これら光学素子(4L42)が全て1つの平面上に配置されていることを特徴 とする請求項13ないし17のいずれか1つの装置。 19. 各入射光測定装置において、光フィルタ(51、52)の1つが、各光 源(21)と測定室(7)の間に設けてあるとともに、各光電子センサ(22) と測定室(7)の間にも設けてあり、 これら光フィルタ(51、52)が全て1つの平面上に配置されていることを 特徴とする請求項13ないし18のいずれか1つの装置。 20. 各入射光測定装置は、実質的に空間的に分かれた領域で測定室(7)を 誘導光と接触させることを特徴とする請求項13ないし21のいずれか1つの装 置。 21. 入射光測定装置の配置は、該入射光測定装置からの誘導光が接触する測 定室(7)の領域が2次元的に配置されるようになっていることを特徴とする請 求項20の装置。 22. 測定室(7)は、サンプル及び誘導光が接触するセンサ層(72)を有 することを特徴とする請求項13ないし21のいずれか1つの装置。 23. センサ層(72)は、異なる物質に反応性のある異なるゾーン(721 〜726)を有することを特徴とする請求項22の装置。 24. 光学素子(41、42)がマイクロ光学素子であることを特徴とする請 求項3ないし23のいずれか1つの装置。 25. マイクロ光学素子が屈折性又は回折性あるいはハイブリッドのマイクロ 光学素子であることを特徴とする請求項24の装置。 26. 測定室(7)が複数のサンプル室(75)を有することを特徴とする上 記請求項のいずれか1つの装置。 27. 光源(21)が発光ダイオードであることを特徴とする上記請求項のい ずれか1つの装置。 28. 部材(2)の1つが制御・評価装置(29)を有することを特徴とする 上記請求項のいずれか1つの装置。
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