JP2000511277A - 冷凍物品などに用いる温度指示計 - Google Patents

冷凍物品などに用いる温度指示計

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JP2000511277A JP09505449A JP50544997A JP2000511277A JP 2000511277 A JP2000511277 A JP 2000511277A JP 09505449 A JP09505449 A JP 09505449A JP 50544997 A JP50544997 A JP 50544997A JP 2000511277 A JP2000511277 A JP 2000511277A
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Abstract

(57)【要約】 貯蔵物品の許容温度を一時的に越えたことを、不可逆的に表示する装置が記載され、容器が、監視対象物品に熱伝導性の接触をし、かつその容器の内部に丁度許容貯蔵温度の少し上の融点を有し、磁化可能な粒子が懸濁している媒体を含有している。その上、固体の磁化可能なボディが容器中に均一に分布している。深冷凍結操作が完了した後、磁化可能な粒子と固体ボディが磁化される。許容貯蔵温度を越えた場合には、懸濁液は液化し、顔料が固体ボディの上に集まり、光学的表示が容器の壁に現れ、許容温度を越えたことが外部から見えるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】 冷凍物品などに用いる温度指示計 本発明は、物品または周囲の部屋に熱伝導性の接触を有し、内部には、管理す る温度範囲内に融点又は軟化範囲を有する媒体と、該媒体中に懸濁された磁化可 能な粒子とから成る懸濁液を含む容器から成る、物品、部屋などの許容温度を一 時的に超えたことを不可逆的に表示する装置に関する。本発明はさらに、当該装 置を用いて温度を監視する為の方法及び該装置の製造方法に関する。 冒頭に規定した一般的な装置または方法は、同じ出願人によるUS 3 675 501 及びDE−A 42 10 739中に開示されている。 ある種の食品の深冷冷凍貯蔵において、この貯蔵温度は短時間で超過し得るが 、比較的長い貯蔵寿命を確保するには、少なくとも−18℃の貯蔵温度を保持しな ければならない。−10〜−15℃の温度範囲を超えると、多くの食品の貯蔵寿命は 、もはや確保できなくなり、冷凍している物品は、外側が凍結しているようにみ えても解凍が始まっていると考えられる。温度の監視は、特に、EC Directive s 89/108 及び98 /108への主題である。 同様の事情は、一般的に摂氏0度より数度上の温度が定められている製造食品 の貯蔵や、最高許容貯蔵温度が定められている血液の血漿または他の食料品の貯 蔵にも適用されることである。 また、室温または閉鎖空間の温度などを監視する必要があり、さらに許容でき ないずれを不可逆的に記録する必要がある。 一般的に、フリーザーは、冷凍空間のある一部分の温度を示す内臓温度計を備 えているか、または慣用の温度計が冷凍した物品またはその近傍に設置されてお り、これは読む為にフリーザーから取り外される。これらの場合、冷凍物品の温 度が正確に測定される保証はない。さらに、冷凍空間における空気の対流は、冷 凍した物品の積み重ねや充填により阻害されるので、機器が十分に機能したとし ても、冷凍空間のある一部分においては、食品の貯蔵寿命を確保する為に必要な 最小温度を超えてしまう。冷凍した物品の使用者は、最大貯蔵温度を超えてしま った事実を見出すことができないので、使用者は適時に除去し、かつ直ちに使用 することにより食品の腐敗を防ぐことはできない。例えば、冷蔵する物品が比較 的大量にフリーザーの暖かい部分に導入されると、気付かないうちに深冷冷凍食 品が解凍し始める危険性が極めて大きい。従って、全ての食品袋または袋の集積 に対して、これらが貯蔵時間の間中、常に十分冷凍されているかどうかを示す温 度指示計を得ることが望ましい。 前述のアメリカ特許3,675,501には、温度の適切な範囲において磁気粒子、例 えばバリウムフェライトが懸濁された媒体、例えば油脂または脂肪酸を含有する 多くの密閉容器から成る一種の体温計が開示されている。液体から固体への相転 移の時に存在し、磁性顔料の配向を生じさせる磁気フィルムがこの配列を引き起 こす。次いでフィルムを除去し、容器を患者に供給する。除去した後、冷凍した 磁気の配列が破壊されている容器を測定することが可能であり、これが温度測定 法として用いられる。同様に上述のDE−A42,10,739には、約0℃から−50℃ の融点を有する共晶混合物とともに、透明なプラスチックフィルムとその中に含 まれる磁気媒体から成る容器、特に平らなバッグが開示されている。取扱はアメ リカ特許の場合と同様であり、光学的に及び/または磁気的に読むことができる 情報が媒体上に生ずる。磁気情報を含んだもっと別のストリップをバッグに応用 することも可能であり、このストリップは温度が貯蔵温度以下に低下した後に見 えるようになるので、許容貯蔵温度を超えた時には、任意情報は他の情報に転換 される。 前述の装置の主な欠点は、特に、許容貯蔵温度を短時間しか超えなかった時に 、温度変化の間、特に、容器が少ししか動かないかまたは少しも動かなかったな らば、冷凍した磁気構造が短時間に消失するかどうか明らかではないということ である。判っている他の欠点は、表示が十分鮮明に検出できるものではないとい うことである。 本発明の目的は、冒頭に規定したタイプの装置及びその装置を用いて物品を監 視する方法を提供することにあり、この方法は一面では、取扱いが簡単で、かつ 他面では、許容貯蔵温度を短時間しか超えず、かつ仕様外であっても、また容器 が動かない時でも、監視する物品が許容貯蔵温度の範囲内に戻されていた場合で さえ持続する、不可逆的で、捏造不能な表示を可能にするものである。また、許 容室温を監視することも可能である。最後に、この装置は、大量生産品として効 率よく生産することも可能である。 本発明者らは、請求の範囲に規定される特徴を有する装置及び方法により、こ の目的が達成されることを見出した。更に本発明の詳細は明細書及び図面から明 らかである。 下記に、図面を参照しつつ本発明を説明する。 図1には、処理の開始前の本新規容器の断面図を示す。 図2には、磁場で処理した後で、かつ許容貯蔵温度を超えた後の、同様容器を 示す。 図3には、許容貯蔵温度を超過する前の容器の具体的な平面図を示す。 図4には、許容貯蔵温度を超えた後の対応する図を示す。 図5には、本新規容器の更に別の具体例の断面図を示す。 図6には、本新規容器の断面図と、監視する物体に関する位置関係を示す。 図7〜9には、図4と同様に、解凍状態における容器の平面図を示す。 図10.11には、図5と異なる別の容器配列の断面図を示す。 図12には、本新規容器の更に別の具体例の断面図を示す。 図13には、図1類似の別の本新規容器の断面図を示す。 図13aには、図13による容器の拡大断面を示す。 図14には、図2類似のものの、対応する断面図を示す。 図15には、図5類似の容器の改良型の断面図を示す。 図16には、処理開始前の図10類似の容器について改良具体例の断面図を示す。 図16aには、図16による容器の拡大断面を示す。 図17には、磁場で処理した後で、かつ許容貯蔵温度を超えた後の図16による容 器を示す。 図18a〜dは、図1〜17による容器の製造について、連続工程を図解したもので ある。 図19及び19bには、それぞれ、処理と許容温度の超過との前後における容器の 改良具体例の断面図を示す。 図19a及び19cには、解凍後の19bによる容器に対応する平面図を示す。 図1は、本発明による最も単純な具体例を図解したものである。限界貯蔵温度 以上で液体であり、逆に許容貯蔵温度内では固体である媒体から成る懸濁液(3) が、全面か又は部分的に透明な監視面(7、5)を有する容器(2)の中に存在する。 好ましくは有機ポリマーのバインダー中に分散させた磁化可能な粒子を、この媒 体の中へ懸濁させる。さらに、適宜加える添加物を下記に挙げる。容器(2)は又 、個々の場所に少なくとも1個、好ましくは複数個の固体の磁化可能なボディ(bo dy)(4)を含有する。最も単純な場合には、これは、ワックス等のようなバインダ ーに圧入されるか、或いは容器(図5参照)の凹み、即ち突起に粉末の形で圧入ま たは導入される磁化可能な物質で、かつ、使用限界範囲の上下両方で、固体又は 少なくとも非常な高粘度状態で存在するものである。 懸濁液(3)の特性、即ち特に媒体中の磁化可能な粒子(11)の充填密度は、懸 濁液(3)及び固体ボディ(4)を容器中に導入後、図3に図解したように、被検体で ある冷凍物(1)に隣接するボディ(4)と内壁(5)とが相互に見分けられないか又は 殆ど見分けがつかないように、外側からは均一な外観となるように選ばれる。 図6に示したように、容器(2)は、次いで監視するために、媒体(1)と伝熱的に 接触させるが、例えば血漿、或いは包装食品が、例えば冷凍物の包装被覆によっ て凹みを有していて、その中に容器(2)がしっかりと導入されるか、又は容器が 接着結合しているか溶接とか、なにかで結合しており、かつ、いつでも外から見 えるようになっている。 容器(2)は、また被検体である物品(1)の外壁(15)全体の一部分であってもよい 。例えば、外側包装(15)が、浮き彫り加工されているか、突起があるか、或いは 、穴が有って、それに、上記の容器の検出機能部(3,4)を含有していてもよい。 容器(2)は、必要に応じて被検体物品(1)の形状に適合し、例えば、収縮フィルム によって両者が互いにしっかりと保持されることができるように弾力的に設計さ れるのがよい。その大きさは必要に応じて定められ、ミリメートルからデシメー トルに至る広い範囲の寸法になる。 容器の縁(16)で、容器(2)の覆い(7)を低部(5)に接着結合するためは、家屋建 築のように、即時に作用するホットメルト接着を用いることも可能である。 次に、全体を許容貯蔵最高温度の限度以下に冷却し、その後ボディ(4)を、 また必要に応じて懸濁液(3)の磁化可能粒子を、請求の範囲に規定した如く本 新規方法の肝要な工程として外部磁場によって、少なくとも部分的に、好ましく は全体に磁化が残留するように磁化する。 外部磁場の作用は、永久磁石か、又は電流コイルによって達せられるが、これ を、上記磁化が生じるように適切な時間、容器(2)を通して動かす。コイルに は、直流又は短い電流パルスを通す。ここで起こす磁場の強さは、十分に高くな ければならず、ボディ(4)の磁化可能粒子の保磁力のオーダーの大きさの、例 えば3倍あればよい。 懸濁液(3)は、今は固体であるから、即ち懸濁液の媒体の融点又は軟化範囲 は、許容されなくなる貯蔵温度に正に対応しているから、磁場による処理は図3 による外観に対し影響することはない。もしこの温度が、許容範囲から許容され ない所に超えた場合には、懸濁液(3)は液体になり、中に含有されている磁化 可能な、又は磁気性の粒子(11)は、図2に示すように、固体ボディ(4)の 方へ移動し、パック(1、2)の平面図が図4の絵のようになる。従って、許容 貯蔵温度を超えたことが簡単に目で見て明らかになる。再冷凍した場合でも、こ の構造或は対応する警報の記号が保持されるので、許容貯蔵温度を一時的に超え たという信頼できる、不可逆的な表示を極単純な方法で提供するもので、従って 、冒頭に明記した主な目的が達せられる。 勿論、本発明には多くの改良法があり、全て請求の範囲内であるが、その中で 許容温度を一時的に超えた事実は、いろいろな方法で表示される。いくつかの特 に好ましい装置を下記に述べる。 図5による具体例では、懸濁液(3)と固体ボディ(4)とは、空間的に相互 に分離されている。この目的のために、容器(2)の一つの壁(7)は平らに設 計され、反対側の壁(5)は、浮き彫り加工、即ち、例えば突起(8)を備えて いる。例えば、磁化可能な内容物(4)は隆起した突起に導入され、一方突起の ほぞ穴部分には、懸濁液(3)を含有するもので、或はその逆でもよい。警報の 記号の外観を改良するために、冷凍物品(1)に直接隣接する内壁(5)に、更 に反射面塗装又は色彩塗装(6)が施される。この塗装には、銘刻(図7)、又 は幾何学的模様(図8と9)を含んでいてもよい。操作のやり方は、いずれの場 合も図1と2或は図3と4を参照して説明したのと、言うまでもなく同様である 。壁(5)及び(7)は互いに接着結合又は溶接接合する。外壁(7)は少なく とも部分的に透明であり、一方、浮き彫り加工の部分(8)のある内壁(5)は 透明か又は不透明でよい。壁の材料の選択は更に下記で討論する。ボディ(4) の幾何学的配置は、記号或は語句に適合している。 図5による具体例の変形のいくつかは、優れたものであり、このうちの2種を 、図10と11とに於て実施例の形で説明する。図10では、ボディ(4)を信 号面(6)の下に配置している。信号面(6)は穿ってあって、即ち穴を備えて いてもよく、懸濁液(3)の媒体が溶融すると、粒子(11)が低い方(17) へ移動し、構造体(4)上に普通の状態で蓄積する。 図11では、容器は信号面(6)を仕切りとして有する、2個の対象的で同一 の、又は同等のハーフ(half)(18,19)で組み立てられている。この場合 には、全体の外壁(7)は透明である。この容器(2)は、上と下の部分(18 、19)が同等なので、単純かつ間違いのない方法で、包装品(1)と結合させ ることができる。信号面(6)は又図5と同様に浮き彫り加工、即ち突起を備え ている。 これまで述べてきた容器(2)の具体例は、カプセルか又はプラーク(plaque )の形であり、いずれも方形(立方形)か、或は円の形をしているものであった が、他の望ましい形、例えば図12に示したような球形構造、或は2個の半円柱 から成る円柱状の構造でもよい。外壁(7)は弧の形であり、容器内壁としての 反射層又は着色層(6)も同様であり、中に、懸濁液(3)が、常法にて存在し ている。固定磁気構造体(4)は、図12に示した如く、外壁(7)にあるか、 又は、(図示はしていないが)内壁(6)にあるか、いずれでもよい。 同様に好ましい更に別の具体例は、図13から明らかである。ここで、ボディ (4)は、透明な外壁(7)の内側表面に接着結合しており、懸濁液(3)は、 容器の内側に常法で入っている。着色層又は反射層の代わりに、或はそれらに追 加して、適切な従来技術の方法で磁気模様(12)を施した磁気フィルム(9) が、内壁(5)の内面に接合されている。好ましくは、ボディ(4)の延長部よ り少し大きい寸法にした光学的に不透明な模様(10)を、ボディ(4)が外壁 (7)の内面に接着結合している当該外壁(7)部分に位置させることもできる 。更にこの磁気フィルム或は磁気プレート(9)は、容器の底(5)を部分的に 覆うだけでもよく、必ずしも平らである必要もなくて、また浮き彫り加工や、突 起などを有していてもよい。 図13と14との比較から明らかな如く、この装置の作用の様式は次の通りで ある。懸濁液(3)とボディ(4)とを容器の内部に導入した後、好ましくは粒 子(11)が、磁化が、位置によって異なる磁気フィルム(9)の場所(12) に集まり(図13a参照)、それが実際外壁(7)の透明な部分(20)の反対 側にあるので、外側から見ることができる。温度が最高許容貯蔵温度以下に下が った後、図13による容器に外部磁場を適用して、懸濁液(3)の磁化可能な粒 子(11)とボディ(4)とを、磁化が残留するように磁化すると、同時に磁気 フィルム(9)に仕組まれている磁気模様(12)は破壊される。この容器の場 合、許容温度を超過すると、懸濁液(3)は再び液化するので、磁化粒子はボデ ィ(4)の方へ移動するため、図14に示した外観になる。表示をはっきりさせ るために、外壁(7)に面している磁気フィルム(9)の側面を着色するか、又 は模様、或は銘刻などを施すか、いずれかがよい。 このような組み合わせの一変形として(図示はしていないが)粒子(11)を 最初は観測者には隠された磁気フィルム上の場所に集めておき、次に懸濁液が解 凍した後見える場所に移動させて、そこで他の目に見える模様を形成するように してもよい。図13の場合には、懸濁液の媒体は、冷凍状態で粒子の固定剤とし てのみ役立つだけである。 容器材料と内容物の組成に関して、食品との相溶性に関する側面や、廃棄処理 要請への適合の側面は特に重要である。容器の、観測者に面している側は少なく とも部分的には高い透明度であるべきで、さもなくば着色してあるのがよく、観 測者が物品を取り除いた後に、拭かないでも(すっかり解凍したのか、一時的な 解凍かを問わず)状態を認識できるように、壁(7)の外側表面は、曇り止め処 理を施すのが望ましい。容器は、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリオレ フィン、例えばポリプロピレン及びポリエチレン、酢酸セルローズ或はゼラチン フィルムから成るのがよい。壁の内面は耐電防止処理を施し、懸濁液で容易に濡 れるようにすべきである。用いる懸濁液(3)への耐性とともに、用いる温度範 囲での、適当な破壊強さが、言うまでもなく必要である。観測者が直面しない他 の部分は、上の部分と同様の材料から成るのがよいが、例えば、アルミニウム裏 打ち紙から成るのでもよい。別の着色層を有する替わりに、それが着色していて もよく、高い発光性のある信号色がどの場合にも望ましい。 磁化可能粒子(11)の担体の媒体の組成物は上掲の文献US 3 675 501又はDE−A 42 10 739 に記載した如くである。それは、相転 移の温度に依存する。液体/固体の相転移又は軟化によって、脂肪、ワックス、 油脂又は共融混合物が適している。十分な透明性が重要である。加うるに、壁の 容易な湿潤を確保するための従来技術の界面活性剤、及び低級アルコールと粒子 の懸濁剤を、この媒体に添加してよい。 あらゆる適切な物質、例えば酸化鉄、ドープ処理した(doped)、或はドープ 処理していない金属粉末、又は合金粉末、二酸化クロムなどが、懸濁液(3)の 磁化可能な粒子(11)として用い得る。粒子は、慣用の有機バインダーに埋め 込まれるか、又は単独で存在してもよく、或は焼結の、又は粒状化の形態で存在 してもよい。粒子は又ミセル或はミクロカプセルの形態で存在してもよい。水相 及び油相から成る2相混合物もまた懸濁液に適している。懸濁液中の重量使用量 は広い範囲で変えられ、例えば、解凍或は表示の時間バッファー(time buffer )の変量として用いられる。 粒子(11)のバインダーは、コントラストを増すか、又は粒子の低濃度を可 能にするために、例えば着色層(6)と反対の色に着色してもよい。 懸濁液(3)の粘度は調節用として用いられ、かつ更に時間バッファーとして 役立つ。 磁化可能粒子の組み合わせに関して、検討の結果、この粒子が小さいか、また は比較的大きい凝集物、好ましくは球形又は板状形態で存在するのが有利である ことが判明した。この粒子の大きさは1ミクロンより小さいものからミリメート ルの範囲まで、広い限度内で変えることができる。例えば、図3のように、懸濁 液の最初の状態における高い隠蔽力が、均一な構造を達成するのに重要である。 また別に、粒子(11)は板状様の形態でもよく、例えば着色した磁気のない 外面と磁気のある内面とからなるものでもよい。 ボディ(4)の磁化可能物質は粒子(11)と同様の材料でよい。それは、無 溶剤のホットメルト混合物により熱可塑性樹脂に細かく分散でき、必要ならば分 散剤を用いてもよい。それは、固化する時に望む形態にすることができる。意図 する用途と具体的実施によって、ボディは個々に形成されるか特殊な機能によっ てまとめて形成され、容器の上及び下の内部表面及び/又は外部表面に位置させ 得る。その配置、大きさ及び磁化の状態での磁気は、解凍と表示との間の時間バ ッファーを管理するのに役立つ。図1及び2による具体例では、ボディ(4)は 言うまでもなく懸濁液(3)に対して化学的に安定でなければならない。 ボディ(4)はまた、例えば環状形態、或はその他いずれの形態も取り得る。 懸濁液の解凍の場合、ボディ(4)の好ましい場所に粒子(11)が高濃度に蓄 積するためには、上記の磁場処理で、ボディ(4)を垂直に、即ち観測者の方向 へ磁化するのが有利である。しかし、水平の、或は斜めの磁化もまた実施してよ い。 特殊な具体例においては、磁化可能粒子又は粒子/バインダー混合物が、容器 の内部に予備的な磁化帯域として沈積していることが有利である。この場合には 、次に導入される液体は単に冷凍状態に固定するために、かつ解凍後は輸送媒体 として役立つのみである。その上、より簡単な具体例の場合でさえ、図示はして いないけれども、容器は、媒体のみと、磁化可能な粒子(11)のみ、またはボ ディ(4)のみのいずれかとを含有するのでもよい。最初に挙げた場合では、粒 子(11)は言うまでもなく磁場処理に於て、十分に磁化されなければならない 更に変形を図16に示すが、それは図13の変形である。ここでは、前のよう に容器の内部(21)全体が懸濁液で満たされているのではなくて、部分的に満 たされているのみであり、懸濁液(3)は磁気プレート(9)の磁化を変える場 所(12)に集まっている(図16a)。次いで、これは、冷凍時に、その場所 に固定される。上記の磁気処理の後で、解凍が起こった場合には、通常通り粒子 はボディ(4)に移動する。この場合を図17に示す。 更に図16の変形として、残った内部空間(21)が、冷凍時固化する媒体を 含有してもよい。この場合には、懸濁液(3)の媒体は、全温度範囲で液体でも よい。 本新規装置によれば、更に別の変形において、温度指示計との意図しない短時 間の接触があっても、冷凍品の実効のある解凍がない場合に、図15に示すよう に、壁(7)の上に外壁(14)を設けることによって、間違った表示をするこ とを避けることができるもので、例えば、水、アルコール或は固体を中間の空間 (13)に導入すると、温度指示計の上流の緩衝剤となることによるものである 。同様に、外側の低い方へ熱の移動をさせるために、外壁(7)が多層を形成し てもよい。加うるに、熱の移動は容器(2)の大きさ及び/又は厚さによって調 整でき、かつ中間の空間は、容器と冷凍物品(1)との間にも生じ得る。 本発明による、若干の異なる方法を図19に示す。ここでは、容器は複数の磁化 可能なボディ(4)を含有しないが、代わりに隙間(hole)(23)を備え、同 じ材料からなり、かつその大きさは好ましくは容器(2)の延長部に対応するよ うな、薄い磁化可能なプレート(22)を有する。懸濁液(3)は、隙間(23 )に導入され、透明なフィルム(7)はプレートの観測者の側に接着結合され、 着色され、または反射性とされ、或は記号を備えた層(6)は、監視対象物品に 面した、反対側に接着結合される。最初の状態及び深冷冷凍と、上記に何度か説 明した磁場処理の後に、観測者は、例えばプレートと懸濁液との自然の色によっ て図3に示すような均一構造を認識する。 解凍が起こった後、懸濁液(3)の磁化可能な或は磁化された粒子(11)は 、プレート(22)中の隙間の縁に集まる(図19参照)ので、結果として、例 えば図19a、又は19cに示す如く、実際最初は不透明であった隙間(23) が透明になり、従って信号の層(6)が現れるので、他の記号が観測者に見える ようになる。 図19aにおいて、「no」という表示が、隙間の外形の例として打ち抜かれ ている。図19cにおいては、矩形の縁と信号「stop」が打ち抜かれている 。言うまでもなく他の多くの警報、及び表示もまた適宜用いることができる。プ レート(22)は約0.1mmから数mmの厚さでよい。 本新規装置は、複数のユニットを装備することができるが、以下にその種々な 理由を述べる。 一面では、どの温度を超えたか、或はどの温度に到達したかを決定できるよう に、例えば懸濁液が異なる温度で固体/液体の相転移があるような複数のユニッ トを用いることができる。又別に、ボディ(4)が、温度が超えた時間を表示す るために、異なる大きさ、磁化力又は保磁力を持っていてもよい。 安全性の理由から、例えば懸濁液が洩れ出るというような個々のエレメント( element)に起こる失敗があった場合に機能する表示を有するために、複数の同 じユニットと監視対象物品又は環境との間の熱伝導接触を確保することもまた必 要である。 更に、上述のものの一つのようなユニットが、その媒体が全温度範囲で、即ち 最高許容温度以下でも液体である、もう一つのユニットと連結していてもよい。 これは、使用者に温度表示計の場合に磁場処理が実際実施されたかどうかを測定 することを可能とする探知標識(検出法)として役立つ。 本新規温度指示計を、光学的でなく他の方法、例えば磁気作用に対応するバー コードスキャナーで試験することも必要としてよい。この目的には、外壁(7) は透明である必要はない。 本新規装置は、例えば図7〜9における如く、模様は光学的に密閉空間に既存 のものであって、消失させることができないので、優れて捏造不能のものである 。 図13の装置の場合には、捏造不能の特性は、精緻な模様(12)が後では外 側からはもはや書くことができない事実に基づいている。 最後に、本新規温度指示計製造の好ましい連続法を、実施例として図18(a )〜(d)を参照しながら、記載する。 (a)可動性のフィルム・ウェブを、ベースのフィルムとして用い、片面に所望 の模様を印刷するか、又は表面塗装を施し、型押し(エンボス)をし、次に、型 押し箇所に格子構造中にホットメルトの接着剤を塗布し、所望の形状寸法の指示 計を作り上げる。 (b)フィルム・ウェブ上の格子構造中に、連続的に又は一時に、懸濁液(3) を充填し、計器で調節しながら所望の形状寸法に、ボディ(4)を注入する。一 方法として、懸濁液は、それが溢流するように、又は高粘度の場合には、ドクタ ー・ブレードで除去する方法を採ってもよい。又、ボディ(4)は、工程(a) と同じ位早い段階で、図示するように注入してもよい。 (c)熱ロールを通し、接着剤で接着した平らな被覆フィルムと、懸濁液と固体 ボディを含有するベースのフィルムとを結合させて、ユニットを組み立てる。 (d)製造したユニット(2)を、組成物から打ち抜く。別法として、ユニット を、被覆フィルムをしないで打ち抜いた後、懸濁液及び/又は物体(4)を充填 し、予め打ち抜いておいた被覆フィルムを熱圧着法で圧着してもよい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年4月14日(1997.4.14) 【補正内容】 取扱はアメリカ特許の場合と同様であり、光学的に及び/又は磁気的に読むこ とができる情報が媒体上に生ずる。それに加え、磁気情報を含み、バッグ上で見 える別の縞模様は、貯蔵温度以下に温度が低下した後に適応できるので、許容貯 蔵温度を超える時は、情報はもっと別の情報に転換される。 前述の装置の主な欠点は、特に、許容貯蔵温度を短時間しか超えなかった時に 、温度変化の間、特に、容器が動かないかまたは少ししか動かなかったならば、 冷凍した磁気構造が短時間に消失するかどうか明らかではないということである 。判っている他の欠点は、表示が十分鮮明に検出できるものではないということ である。 US−A−4 850 716には、監視されている範囲内に、固体/液体転移を有す る物質中に、磁気的に帯磁しにくい顔料が分散されており、更にアモルファスの 磁気的に帯磁しやすい物質から成る磁気的に帯磁しやすい縞模様が存在している 温度監視のための容器が記載されている。顔料は、固体状態では容器上で磁化さ れ、固体−液体相転移中では、顔料の場はお互いに相殺するので、磁気的に帯磁 しやすいフィルムの信号が外部磁場により検出可能になる。 本発明の目的は、冒頭に述べたタイプの装置及びその装置を用いて物品を監視 する方法を提供することにあり、この方法は一面では、取扱いが容易で、かつ他 面では、短時間許容貯蔵温度を超えず、かつ仕様外であっても、また容器が動か ない時でも、監視する物品がその後に許容貯蔵温度の範囲内に戻されていた場合 でさえ持続する、不可逆的で、捏造不能な表示を可能にするものである。また、 許容室温を監視することも可能である。最後に、この装置は、大量生産品として 効率よく生産することも可能である。 本発明者らは、請求の範囲に規定する特徴を有する装置及び方法により、この 目的が達成された。更に本発明の詳細は明細書及び図面から明らかである。 下記に、図面を参照しつつ本発明をより詳細に説明する。 図1には、処理の開始前の本発明による容器の断面図を示す。 請求の範囲 1.監視対象物(1)に熱伝導性の接触を有し、かつその内部(21)には、監 視温度の範囲に融点又は軟化範囲を有する媒体と、その中に導入された磁化可能 な粒子(11)と成る懸濁液(3)を含有する容器(2)であって、該容器が少 なくとも1ケ所に固体状の成形した磁化可能なエレメント(4)を含有し、更に また、該容器が、貯蔵物品に面する内側表面(5)に、外側から検出可能な光学 的表示層(6)を有し、観測者に向き合う外壁(7)が全面的に、或は部分的に 透明であり、懸濁液(3)が液体/固体の相転移を起こした後は、エレメント( 4)及び要すれば懸濁液(3)の粒子(11)の少なくとも若干が外部磁場の一 時的な作用によって、残留誘導性を有することを特徴とする、物品、部屋などの 許容温度を一時的に超えたことを不可逆的に表示する装置。 2.光学的表示層が、二色の層及び又は反射性であるか及び又は記号を備えてい る請求の範囲第1項記載の装置。 3.容器(2)が、監視対象物品(1)に面する側面(5)に、磁気的に描いた 模様(12)を有する磁気フィルム(9)を有する請求の範囲第1項記載の装置 。 4.容器(2)の外側表面(7)が、その表面の一部に不透明な模様(10)を 有する請求の範囲第3項記載の装置。 5.不透明な模様(10)によって、外側ではエレメント(4)を覆っている請 求の範囲第4項記載の装置。 6.懸濁液(3)が、容器(2)の内部(21)の一部分のみを満たしている請 求の範囲第3項記載の装置。 7.内部(21)の残りの部分が、更に監視温度範囲内に融点又は軟化範囲を有 する別の媒体を含有している請求の範囲第6項記載の装置。 8.懸濁液(3)の媒体が、全制御温度範囲内で液体である請求の範囲第7項記 載の装置。 9.容器の外壁(7)又は内壁(5)のいずれかが、ナッブ(nubs)の形の適用 構造を有し、好ましくはこのナッブが懸濁液(3)とエレメント(4)とを交互 に含有する突出及び陥没したナッブである請求の範囲第1項記載の装置。 10.観測者に向き合う外側表面(7)の反対側に、層(6)の下層のエレメン ト(4)が用いられている請求の範囲第1項記載の装置。 11.容器が、信号を発信する表面(6)を分割する面として有する、二つの鏡 像の或は同等のハーフ(18、19)から成る請求の範囲第1項又は第9項記載 の装置。 12.磁化可能なエレメントが、多くの間隙(23)を設けた薄いシート(22 )であり、その間隙に懸濁液(3)を満たし、透明なフィルム(7)をこのシー トの監視者の方の側面に接着結合し、かつ着色してあるか、反射性であるか又は 記号を備えてある層(6)が観測者の反対側にある該プレートの側面に接着結合 してある請求の範囲第1項記載の装置。 13.壁(5、7)の少なくとも一つが、熱緩衝体として設計してある請求の範 囲第2項記載の装置。 14.懸濁液(3)とエレメント(4)とが、それ自体公知の磁化可能な粒子を 含有する請求の範囲第1項記載の装置。 15.懸濁液(3)の磁化可能な粒子が、有機接合材中に分散している請求の範 囲第14項記載の装置。 16.懸濁液(3)の磁化可能な粒子が、球形の、又は層状の凝集体を形成して いる請求の範囲第14項記載の装置。 17.懸濁液(3)の媒体が、脂肪、ワックス、油脂、水及び/又は共融混合物 から成る請求の範囲第14項記載の装置。 18.懸濁液(3)が、水相と油相から成る二相系である請求の範囲第14項記 載の装置。 19.磁化可能な粒子を、溶剤無しに溶融体中で混煉りすることにより熱可塑性 樹脂に細かく分散させ、固化に際して、所望の形状にすることを特徴とする請求 の範囲第14項記載のエレメント(4)の製造方法。 20.外部磁場の作用の結果として、磁気フィルム(9)の磁気模様(12)が 消失することを特徴とする請求の範囲第3項記載の装置を用いる温度監視方法。 21.容器中の媒体が、全監視温度範囲で液体であり、かつ効果的な磁場処理の 作用の検定に役立つような少なくとも1個の別の容器を備えていることを特徴と する請求の範囲第1項〜第18項のうちいずれか一項記載の装置を用いる温度監 視方法。 22.第1工程で、フィルムウェブを構築し、構築した場所をホットメルト接着 剤で処理し、第2工程で、懸濁液(3)と固体物(4)とを生じたホゾ穴に導入 し、第3工程で、トップフィルムを用い、構築した場所のベースフィルムと熱で シールし、第4工程で、個々の要素(2)を構築した場所で切り取ることを特徴 とする請求の範囲第1項〜第18項のうちいずれか一項記載の容器を製造する方 法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュナイダー,ノルベルト ドイツ国、D−67122、アルトリプ、マー デンブルクシュトラーセ、5エフ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.監視対象物(1)に熱伝導性の接触を有し、かつその内部(21)には、管 理温度の範囲で融点又は軟化範囲を有する媒体と、その中に導入された磁化可能 な粒子(11)とから成る懸濁液(3)を含有する容器(2)であって、さらに 、該容器が1ケ所或はそれ以上の場所に固体状の成形した磁化可能なボディ(4 )を含有する容器(2)から成ることを特徴とする、物品、部屋などの許容温度 を一時的に越えたことを不可逆的に表示する装置。 2.容器(2)が、貯蔵物品に面する内側表面(5)に、外側から検出可能な光 学的表示層(6)を有し、観測者に向き合う外壁(7)が全面的に、或は部分的 に透明である請求の範囲第1項記載の装置。 3.光学的表示層(2)が、着色しているか、或は反射性であるか又は記号を備 えている請求の範囲第2項記載の装置。 4.容器(2)が、監視対象物品(1)に面する側面(5)に、磁気的に描いた 模様(12)のある磁気フィルム(9)を有する請求の範囲第1項記載の装置。 5.容器(2)の外側表面(7)が、その表面の一部に光学的不透明な模様(1 0)を有する請求の範囲第4項記載の装置。 6.光学的不透明な模様(10)によって、外側からはボディ(4)が隠れてい る請求の範囲第5項記載の装置。 7.懸濁液(3)が、容器(2)の内部(21)の一部分のみを満たしている請 求の範囲第4項記載の装置。 8.内部(21)の残りの部分が、更に管理温度範囲内に融点又は軟化範囲を有 する別の媒体を含有している請求の範囲第7項記載の装置。 9.懸濁液(3)の媒体が、全管理温度で液体である請求の範囲第8項記載の装 置。 10.容器の外壁(7)又は内壁(5)のいずれかが、突き出た突起と凹みとが 懸濁液(3)とボディ(4)とを交互に含有する隆起を備えた浮き彫り加工構造 (8)を有する請求の範囲第1項記載の装置。 11.観測者に向き合う外側表面(7)の反対側に、層(6)の下に隠れたボデ ィ(4)が用いられている請求の範囲第2項記載の装置。 12.容器が、信号を発信する表面(6)を仕切り壁として有する、二つの対照 的な、或は同等のハーフ(18、19)から成る請求の範囲第2項又は第10項 記載の装置。 13.磁化可能なボディが、多くの間隙(23)を設けた薄いプレート(22) であり、その間隙に懸濁液(3)を導入し、透明なフィルム(7)をプレートの 観測者の方の側面に接着結合し、かつ着色してあるか、反射性であるか又は記号 を備えた層(6)が観測者の反対側にある該プレートの側面に接着結合してある 請求の範囲第2項記載の装置。 14.壁(5、7)の少なくとも一つが、熱緩衝性構造を備えた請求の範囲第2 項記載の装置。 15.懸濁液(3)とボディ(4)とが、それ自体従来技術で公知の磁化可能な 粒子を含有する請求の範囲第1項記載の装置。 16.懸濁液(3)の磁化可能な粒子が、有機接合材中に分散している請求の範 囲第15項記載の装置。 17.懸濁液(3)の磁化可能な粒子が、球形の、又は板状の凝集体を形成して いる請求の範囲第15項記載の装置。 18.懸濁液(3)の媒体が、脂肪、ワックス、油脂、水又は共融混合物から成 る請求の範囲第15項記載の装置。 19.懸濁液(3)が、水相と油相から成る二相系である請求の範囲第15項記 載の装置。 20.監視対象物(1)に熱伝導性の接触を有する容器(2)から成り、かつそ の内部(21)に管理温度範囲内に融点又は軟化範囲を有する媒体から成る懸濁 液(3)を含有し、その装置中に磁化可能な粒子(11)を導入してある、物品 、部屋などの許容温度を、一時的に越えたたことを不可逆的に表示する装置。 21.監視対象物(1)に熱伝導性の接触を有する容器(2)から成り、かつそ の内部(21)に管理温度範囲内に融点又は軟化範囲を有する媒体を含有し、そ の装置中に複数の成形した磁化可能なボディ(4)を固体状体で導入してある、 物品、部屋などの許容温度を、一時的に越えたたことを不可逆的に表示する装 置。 22.磁化可能な粒子を、無溶剤性のホットメルトの混煉りによって熱可塑性樹 脂に細かく分散させ、固化に際して所望の形状にすることを特徴とする請求の範 囲第15項記載のボディ(4)の製造方法。 23.懸濁液(3)の液相/固相転移の後、ボディ(4)と必要な場合は懸濁液 (3)の粒子(11)とが、残留磁気を有するように外部磁場の一時的作用によ って、少なくとも部分的に磁化されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第2 1項のうちいずれか一項記載の装置を用いる温度表示方法。 24.請求の範囲第23項記載の外部磁場の作用の結果として、磁気フィルム( 9)の磁気模様(12)が消失することを特徴とする請求の範囲第4項記載の装 置を用いる温度表示方法。 25.少なくとも1個の、別の容器の媒体が、全監視温度範囲で液体であり、か つ請求の範囲第23項記載の効果的な磁場処理の検定に役立つような容器を備え ていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第21項のうちいずれか一項記載の 装置を用いる温度表示方法。 26.第1工程で、フィルムウェブを浮き彫り加工し、浮き彫り加工した場所に ホットメルト接着剤を適用し、第2工程で、懸濁液(3)と固体物(4)とをで きているホゾ穴に導入し、第3工程で、カバーフィルムを用いて浮き彫り加工し た場所のベースフィルムに高温で結合し、第4工程で、個々のエレメント(2) を浮き彫り加工した場所で切り取ることを特徴とする請求の範囲第1項〜第21 項のうちいずれか一項記載の容器を製造する方法。
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