JP2000510948A - 乳汁中の電気的パラメータを測定する装置 - Google Patents

乳汁中の電気的パラメータを測定する装置

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Abstract

(57)【要約】 動物の搾乳中に乳汁中の電気的パラメータを測定する装置は、前記動物の乳頭から搾乳機の乳汁収集部材へ乳汁を輸送するように配置され、輸送される乳汁のための通路を形成する輸送部材(1)と、該通路を通って流れる乳汁と接触されるために設けられ測定装置(18)に連結された少なくとも2つの電極(14〜17)とを含む。輸送部材(1)は、通路内に設けられ、前記通路に向かって開いた溝(10)を形成する壁部材(5)を含み、電極(14〜17)は、溝(10)内の壁部材(5)上に設けられている。壁部材(5)は、前記通路を通って流れる乳汁の一部を受入れるために設けられ、溝(10)は、乳汁の受入れられた部分の少なくとも一部が、前記電極(14〜17)に接触しながら溝を通って流れるように形作られている。

Description

【発明の詳細な説明】 乳汁中の電気的パラメータを測定する装置 発明の背景と先行技術 本発明は、乳汁を動物の乳頭から搾乳機の乳汁収集部材に輸送するように配置 されて、搬送される乳汁用の通路を形成する輸送部材と、該通路を貫通する乳汁 に接触するように設けられ、評価装置に連結された少なくとも2つの電極を含む 、動物の搾乳中に乳汁中の電気的パラメータを測定する装置に関する。 乳汁の導電率が、乳汁が、例えば乳房炎または乳熱のため汚染されると変化す ることが知られている。特に、これらの場合、イオンの数が増加し、その汚染乳 汁の導電率が増大する。したがって、乳汁の導電率を計測することにより、乳汁 が汚染されているかどうかがわかる。乳腺の急性の炎症は、乳汁の導電率を比較 的大きく変化させ、したがって乳汁導電率の測定によって比較的容易に検知され る。しかし、論理上、そのような導電率の計測を行なうには量がわかってことが 必須条件であり、これは、実際には、比較可能な導電率値を得るために、所定量 の乳汁が2つの測定電極の間に配置されなくてはならないことを意味する。もし 、この量が、確実に決定されず、また、各搾乳の場合に等しくなければ、単に実 際の不明の乳汁量の導電値が得られるだけである。特に、乳腺の潜在性炎症に関 しては、このような潜在性炎症は、乳汁の導電率の小さな変化を生じさせるに過 ぎないため、所定量の乳汁について測定が行われることが重要である。 ヨーロッパ特許出願公開明細書397 274は、乳頭からの乳汁の導電率を測定す る電極を有する乳房炎検知器を開示している。検知器は、乳汁導管内に設けられ 、乳汁の流れの方向に対して上方に開いたカップ状の室を含んでいる。電極は室 の底面に設けられている。乳汁が乳汁導管内を流れているときに、その乳汁の量 が室内に集められて電極と接触することになる。それにより、乳汁の導電率の測 定が行われ得る。しかし、開示された検知器は、室を通る流れを保証せずに、室 内にある、集られた乳汁量の少なくとも一部が、どのくらいの量の 乳汁が乳汁導管を通って流れているかに関係なく室内に滞留する。これは、乳汁 の流れが停止してしまったときにも、検知器が、まだ室内に存在するであろう乳 汁の導電率値を示すであろうことを意味する。 イギリス特許出願公開明細書2 124 877は、搾乳機の乳汁導管を流れる乳汁の 流れを示す装置を開示している。乳汁導管は、搾乳機のクローと収集部材の間に 設けられている。乳汁導管は、乳汁の流れの方向に順に設けられた2つの電極を 含み、該電極の各々は、乳汁導管の内壁に隣接する開いたシリンダーから成る。 電圧が電極に印加され、それにより、乳汁導管内を流れる乳汁の導電率の変化が 測定される。これらの測定の結果は、該測定の平均値が所定の値未満に降下した ときに搾乳を中断するために用いられる。しかし、開示された装置を用いては、 2つの電極間にどれだけの量の乳汁があるかを知ることは不可能であり、したが って、乳汁の導電率の信頼性のある値は得られない。 ヨーロッパ特許出願明細書137 367は、個々の乳頭からの乳汁の流れを検出す る測定器を含む装置を開示している。検出された値は、乳頭からの搾乳をいつ中 断すべきかを決定するために利用される。測定器は、検知される各乳汁流に対し て2つの電極を含む。第1の実施形態によれば、乳汁流用の乳汁導管は、主通路 と、2つの電極が設けられた副通路とを含む。副通路の終端部に、乳汁が副通路 から主通路へ戻ることを可能にする小さな穴がある。このようにして、副通路を 通る流れが得られる。しかし、小さな穴は汚ない粒子または脂肪の塊の影響を非 常に受けやすく、それらは乳汁中に存在し得るし、また、小さな穴を塞ぐ傾向が ある。このようにして、副通路を通じる流れは中断されて、乳汁の正確な導電率 値が得られない。別の非常に簡単な実施形態によれば、乳汁導管は、絞りと、絞 りの上流の2つの電極を含む。この簡単な装置によっては、絞りより上方の領域 に乳汁が集められたか否かを知ることができるに過ぎない。絞りは、もちろん、 比較的大きい乳汁流の通過を可能にするように設けられなければならないことに 留意すべきである。第3の実施形態によれば、乳汁は、各ティートカップから、 主通路を有するクローへ導かれる。さらに、各ティートカップに対して、副通路 が、ティートカップからの所定量の乳汁が各副通路に導かれるようにクロー内に 設けられている。副通路は、副通路内にある乳汁 の導電率を測定する2つの電極を含む。第1の実施形態と同様に、副通路を主通 路に接続する小さな穴が副通路の端部にある。このようにして、副通路を流れる 流れが保証される。この場合もまた、穴を塞ぐおそれが高い。 米国特許明細書4 325 028は、各個の乳頭からの乳汁の導電率を、ティートカ ップとクローの間の乳汁導管内で測定するが装置を開示している。この測定装置 は、各乳汁導管内に設けられ、電極が内部に配置される受入れ装置と、電子評価 装置とを含む。受入れ装置の構造は、詳細には記載されていない。開示された装 置の目的は、各乳頭からの乳汁の導電率値が異常でないか否かを知り、それによ り乳腺のいずれの部分が炎症を起こしているかどうかのを突き止めるのを可能に することである。 PCT特許出願明細書83/03305は、乳汁の導電率を測定することにより乳房炎 を乳牛からの乳汁内で、検知する導電性装置を開示している。この装置は、搾乳 機のクロー付近に設けられ得ると説明されているが、そもそも手動操作用のもの である。この装置は、主乳汁流の小さな副乳汁流を集めて、この副乳汁流を、2 つの電極を含む、可撓管の形態をした試験通路内に導くように作られている。こ の可撓管は、比較的薄く、汚れた粒子または脂肪の塊が、可撓管を通る乳汁の流 れを停止させ得るおそれがある。 PCT特許出願明細書95/22888は、乳房炎を検知するために、電気的コンダク タンスおよび/またはキャパシタンスのような乳汁の複素インピーダンスを測定 する手段を有する搾乳機のためのクローを開示している。このクローは、4つの 入口部材と、入口部材を通ってクロー内に流入する乳汁の一部を収集する、各入 口部材の下に設けられた4つの室とを含む。室の底面に、室内に集められた乳汁 をゆっくりと排出させる小さな開口部がある。この知られた装置も、また、汚な い粒子および脂肪の塊が小さな開口部を通る乳汁の流れを停止させるおそれがあ る。 発明の概要 本発明の目的は、上記の問題点を取り除き、乳汁の電気的パラメータを測定す る改良された装置を提供することにある。特に、本発明は、少量の乳汁流の 測定を可能にし、同時に、乳汁流が測定位置を連続して流れることを保証する装 置を目的とする。 本発明の目的は、冒頭に定義され、輸送部材が、通路内に設けられて、この通 路に対して開いた溝を形成する壁部材を含み、電極が溝内の壁部材上に設けられ 、壁部材が、通路を通って流れる乳汁の一部を受入れるために設けられ、溝は、 受入れた乳汁の部分の少なくとも一部が、電極と接触しながら溝を通って流れる ように形成されていることを特徴とする装置によって達成される。このような構 成により、壁部材によって受入れらる乳汁の量の少なくとも一部が、溝が常に乳 汁で本質的に満たされるように、溝を通る連続する流れ内に分布され得、したが って、電極間に存在する乳汁の量が本質的に求められる。したがって、溝が乳汁 で満たされているときに、電極間を流れる電流の最大値を得ることが可能である 。この最大値は、コンダクタンス、インピーダンス、導電率または抵抗率のよう な乳汁の電気的パラメータの比較可能な値を決定するために利用され得る。従っ て、本発明の測定装置は、乳汁の導電率の非常に小さな変化を検知するために用 いられ得る。それにより、動物の病気の可能性のある状態が初期段階で検知され 得る。溝の寸法を適切に決定することにより、比較的小さな乳汁流の場合にも、 溝は乳汁で満たされることになり、また、導電率の最大値を得ることも可能であ る。もし、得られた導電率値が最大値に達していなければ、乳汁流が非常に小さ く、搾乳の工程が中断され得るということを示している。異なる搾乳の場合に得 られた導電率の最大値を比較することにより、動物がいずれかの病気、例えば乳 房炎にかかっているかどうかを知り得る。そのような開いた溝によって、溝内で 詰まり、それにより溝を通じる流れを妨害する、汚れ、脂肪の塊、またはあらゆ る種類の粒子が実質的に低減される。このような開いた溝はまた、例えば清浄液 を注入させるのにアクセスできるため、清浄の観点からも有利である。溝は、そ の幅および傾斜に関して、輸送部材が作動位置にあるときに、溝を通過する乳汁 流れが本質的に確保されるように形づくるのが望ましい。これは、実際の乳首か らの乳汁流が小さい場合には、乳汁の比較的大部分が、溝を通過し、極端な場合 には実質的に全ての乳汁が、溝を通過することになり、大きな乳汁流では、乳汁 の比較的小さな部分が溝を 通過することになることを意味する。このようにして、測定は、常に、実際の乳 汁流に関して行われることになる。すなわち、溝内に残留している乳汁によって 測定の質が低下することはない。これは、また、本発明の測定装置により、もし 乳汁が溝内に残っていない場合に、個々の乳頭が乳汁を出しているかどうかを非 常に確実に決定することが可能であることを意味する。 本発明の実施態様によれば、壁部材は、乳汁の前記部分を集めるように配置さ れた凹面を有し、この溝は凹面を貫通して延びている。このように凹状に形作ら れた壁部材は、乳汁の前記部分を保持し、ある所定の期間中、前記部分を溝を通 じて連続的に排出することができることになる。 本発明の有利な応用によれば、輸送部材はクローを含み、クローを通じて通路 が延び、クロー内に壁部材が設けられている。そのため、クローは、前記乳頭か らのクローへの乳汁の供給を可能にするように配置された入口を含み得、壁部材 は、クローが作動位置にあるときに入口の真下に設けられる。さらに、壁部材の 凹面は入口に面している。したがって、クロー内に存在する空間は、本発明の測 定装置のために有利に利用され得る。特に、このようなクローは、動物の各乳頭 からの乳汁の電気パラメータを個々に測定することを可能にすることに留意され るべきである。 本発明の他の実施態様によれば、溝は、通路を通って流れる乳汁の流れの方向 に本質的に延びている。このような形状はまた、溝内を乳汁が連続して流れるこ とを容易にする。溝は通路を通る乳汁流に妨害作用をもたらさない。 本発明の他の実施態様によれば、電気パラメータは乳汁の導電率を含む。その ため、溝は、乳汁の導電率の測定中に識別可能な最大値が得られるような深さを 有し得る。 本発明の他の実施態様によれば、溝は、長手方向の底面と、長手方向の2つの 側面を含む。溝の幅、すなわち、側面間の距離は、約1〜6mm、好ましくは2 〜5mmである。さらに、溝は、電極の領域において、約5〜20mm、好まし くは10〜15mmの高さを有する。電極は、側面の各々上に本質的に互いに対 向して設けられるのが望ましい。さらに、電極は、底面の上方約0〜10mm、 好ましくは0〜5mm上に設けられ得る。 本発明の他の実施態様によれば、装置は、溝内に設けられた4つの電極を含む 。それにより、電極の2つは、側面の各々上に本質的に互いに対向して設けられ 得、該電極の2つは底面上に設けられ得る。さらに、評価装置は、側面上に設け られた電極間に電圧が供給され、底面上に設けられた2つの電極間に所定のレベ ルの電圧降下をもたらすための必要な電流が測定されるように電極によって4極 測定法を行なうように配置され得る。 図面の簡単な説明 ここで、本発明を、例として開示される種々の実施形態により、そしてここに 添付された図面を参照して、より詳細に説明する。 図1は、4つの各乳頭からの乳汁を受入れする、本発明の実施形態による4つ の壁部材を有するクローの、一部が切り取られた図である。 図2は、図1に従う壁部材の拡大図である。 図3は、図2に従う壁部材の断面図である。 図4は、本発明の別の実施形態による壁部材を有する乳汁導管の断面図である 。 図5は、図4の、線V-Vに沿った断面図である。 図6は、図4と類似であり、別の形態の壁部材を有する乳汁導管の断面図であ る。 種々の実施形態の詳細な説明 図1〜3を参照して、本発明の測定装置の第1の実施形態を開示する。図1は 、下部2および上部3を有するクロー1を示している。下部2および上部3は、 それらの半分のみが示されている。中心軸Yが上部3および下部2を通って延び 、該軸は、クロー1が作動位置にあるときに垂直である。上部3は、4つの入口 部材4を含み、入口部材の1つのみが示されている。各入口部材4は他端部にて ティートカップ(図示せず)に接続されている短い乳汁導管を受入れるように配 置されている。したがって、搾乳中、4つのティートカップからの乳汁は、各乳 汁導管および各入口部材を通じてクロー1に導入されることに なる。各入口部材4の真下に、受入れカップとして形成され、入口部材4を通じ て導入される乳汁の少なくとも一部を受入れように配置された壁部材5がある。 4つの受入れカップ5は、凹状プレート6上に設けられ、中心軸Yが交差する、 プレート6の中心の最も低い領域に対して下向きに傾斜している。プレート6は 、クロー1の下部2の一部、すなわち下部2内に設けられた構成要素を形成し得 る。クロー1に流入した乳汁は、その後、プレート6の最も低い領域まで下向き に流れ、そこから、中心に配置された垂直な吸込み管(図示せず)を通じて上方 に輸送され、そして出口ニップル7を通じて出ていく。乳汁は、出口ニップル7 から、乳汁導管を介して搾乳機の収集部材(図示せず)へ輸送される。各受入れ カップ5は、前記一部の乳汁を受容する上方凹面8を含む。凹面8は、各点にお いて本質的に面8の最低点に向かって傾斜するように形成されている。面8の周 囲に壁部9が延び、壁部9は、本質的に鉛直であり、すなわち受入れカップ5の 中心に対していくらか下向きおよび内側に傾斜している。壁部9は、中心軸Yか ら離れた側の受入れカッブ5の端部にて、より高い高さに延び、中心軸Yに面し た側の受容カップ5の端部にて最低の高さである。面8、そして特に面8の最低 点と壁部9を通じて、溝10が、クローの中心軸Yに向かう方向に延びている。 したがって、凹面8に衝突して受入れカップ5に受入れられた乳汁は、溝10を 通って流出することになる。開示された例において、受入れカップ5は、溝10 が中心軸Yに向かって内側に向くように設けられている。入口部材4からの乳汁 は、中心に向かって下方に、いくらか斜め内側に流れるため、溝10は、本質的 に乳汁流全体の方向に延びている。しかし、溝10が、任意の方向、例えば中心 軸Yから半径方向外側に向けられるように受入れカップ5を回転し得ることに留 意すべきである。 各溝は、底面11および2つの側面12を含む(図2および図3も参照のこと) 。溝10の底面11は、鉛直軸Yに対して下向きに傾斜している。溝は、開示さ れた形状以外の別の断面形を有し得ることに留意すべきである。例えば、側壁と 底面の間の角に丸みをつけ得、これは、明確に画定された境界線が側壁と底面の 間に存在しないことを意味する。溝が半円または半長円の断面形を有することも また考えられる。 溝10内に4つの電極14〜17がある。2つの電極14および15は、側面 12および13の各々の上に設けられ、他の2つの電極16および17は、底面 11に設けられている。全ての電極14〜17は、溝10を通じる乳汁の流れの 方向に垂直な平面に存在している。4つの電極14〜17は、図3に概略的に示 された評価装置に連結され、例えば下部2、すなわちプレート6の下面に取り付 けられている。開示された電極の配置により、いわゆる4極子測定法を行うこと が可能である。すなわち、側面12と13上に設けられた電極14と15の間に 比較的高い電圧が与えられ、それにより、底面に設けられた2つの電極16と1 7の間に所定レベルの電圧降下をもたらすのに必要な電流が測定される。開示さ れた測定装置はまた、2つの電極のみを用いる2極測定にも用いられ得ることに 留意すべきである。それにより、1つの電極を側面12と13の各面上に設けら れるのが望ましい。図2および3に示されているように、電極14〜17は、受 入れカップ5内の凹部に下から導入される保持部材19に取付けられ得る。 上方に開いた溝10は、その幅と傾きに関して、溝を通る乳汁流が本質的に確 保されるように形成されるべきである。溝10はまた、実際の乳首から比較的少 量の乳汁が流れる場合に溝10が本質的に乳汁で満たされるような寸法を有さな ければならない。これは、比較可能な導電率値を得るために重要である。その結 果、長手方向の側面12と13の間の距離は、約1〜6mm、好ましくは2〜5 mm、例えば4mmであり得る。さらに、電極14〜17が配置される平面にお ける溝10の高さは、約5〜20mm、好ましくは10〜15mmであり得る。 側面12および13上に設けられた電極14および15は、底面11より約0〜 10mm、好ましくは0〜5mm上に配置し得る。 ここで、図4〜6を参照し、本発明の測定装置の幾つかの別の実施形態をより 詳細に説明する。それによって、対応する機能を有する構成要素に対して、第1 の実施形態中の符号と同一の参照符号が用いられていることに留意されるべきで ある。図4は、ティートカップからの乳汁導管のパイプ部であり得る輸送部材2 0を示す。このようなパイプ部20は、クローを使用しないときに特に望ましい 。パイプ部20は、作動位置に配置されるときに、矢印21の方向 の乳汁の流れが保証されるように水平面に対して傾斜していることに留意すべき である。パイプ部20は、パイプ部20の下部内面から角度Vだけ上向きに延び る壁部材5を含んでいる。図5に示すように、溝10が壁部材5内に設けられて いる。4つの電極14〜17は、第1の実施形態での方法に対応する方法により 設けられ、電極14〜17は、概略的に示された測定装置18に連結されている 。この実施形態においても、溝10が、第1の実施形態の溝10のために定めら れた寸法と同一の寸法を有することが有利である。溝10の深さは、パイプ部2 0の内面より上方の壁部材5の高さによって、または、溝の底面11が、図4お よび5に示すように凹状であり、従ってパイプ部20の壁部に延べているという 事実によって決定され得る。極端な場合、傾斜角度Vは、0度であり得る。すな わち、壁部材5は、パイプ部20の内面によって形成され、溝10は、パイプ部 20の壁部内に作られた溝10によって形成される。図6に示すように、壁部材 5は、パイプ20を通る長手方向の断面形が凹状であり得る。図5において、壁 部材5は、パイプ部20の横断面が平坦であることが示されているが、壁部材5 は、また、その横断面が凹んだ形状を有して、壁部材により受入れられる乳汁の より大部分が溝10内を下方へ向かって流れることを保証し得ることに留意すべ きである。 本発明は、以上に開示された実施形態に限定されることなく、以下の請求の範 囲内で変更および変形され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,CZ,DE,DE,DK,D K,EE,EE,ES,FI,FI,GB,GE,HU ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SK, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.動物の乳頭から搾乳機の乳汁収集部材へ乳汁を輸送するように配置されて、 輸送される前記乳汁のための通路を形成する輸送部材(1,20)と、前記通路 を通って流れる前記乳汁と接触されるように設けられ評価装置(18)に連結さ れた少なくとも2つの電極(14〜17)を有し、動物の搾乳中に乳汁中の電気 的パラメータを測定する装置において、 前記輸送部材(1,20)は、前記通路内に設けられ前記通路に向かって開い た溝(10)を形成する壁部材(5)を含み、前記電極(14〜17)は、前記 溝(10)内の前記壁部材(5)上に設けられ、前記壁部材は、前記通路を通っ て流れる前記乳汁の一部を受入れるために設けられ、前記溝(10)は、前記乳 汁の前記受入れられた部分の少なくとも一部が、前記電極(14〜17)と接触 しながら前記溝を通って流れるように形作られていることを特徴とする、搾乳中 の電気的パラメータを測定する装置。 2.前記溝(10)が、その幅および傾きに関して、前記輸送部材(1,20) が作動位置にあるときに、前記輸送部材(1,20)を通る乳汁流が本質的に確 保されるように形作られていることを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.前記壁部材(5)が前記乳汁の前記部分を受入れするために配置された凹面 (8)を含み、前記溝は前記凹面(8)を通って延びていることを特徴とする請 求項1または2に記載の装置。 4.前記輸送部材(1)がクローを含み、該クローを通って前記通路が延び該ク ロー内に前記壁部材(5)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のい ずれか1項に記載の装置。 5.前記クロー(1)が前記乳頭から前記クロー(1)への乳汁の供給を可能に するように配置された入口(4)を含み、前記クロー(1)が作動位置にあると きに前記壁部材(5)は前記入口(4)の真下に設けられていることを特徴とす る請求項4に記載の装置。 6.前記壁部材(5)の前記凹面が前記入口(4)に面していることを特徴とす る請求項3および5に記載の装置。 7.前記溝(10)が、本質的に、前記通路を通って流れる前記乳汁の流れの方 向に延びてることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。 8.前記電気的パラメータが、前記乳汁の導電率を含むことを特徴とする請求項 1〜7のいずれか1項に記載の装置。 9.前記溝(10)の深さが、前記乳汁の前記導電率の測定中に識別可能な最大 値が得られるような深さである請求項8に記載の装置。 10.前記溝(10)が、長手方向の底面(11)および長手方向の2つの側面 (12,13)を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の装 置。 11.前記溝(10)の幅、すなわち、前記長手方向の側面間の距離が、約1〜 6mm、好ましくは2〜5mmであることを特徴とする請求項10に記載の装置 。 12.前記電極(14〜17)の領域における前記溝(10)が、約5〜20m m、好ましくは10〜15mmの高さを有することを特徴とする請求項10また は11に記載の装置。 13.前記電極(14〜17)が、各側面(12,13)の上に、本質的に互い に対向して設けられていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に 記載の装置。 14.前記電極(14,15)が、底面より約0〜10mm、好ましくは0〜5 mm上に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の装置。 15.前記溝(10)内に設けられた4つの電極(14〜17)を含むことを特 徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の装置。 16.前記電極の2つ(14,15)が、各側面(12,13)の上に本質的に 互いに対向して設けられ、前記電極の2つ(16,17)が、底面(11)上に 設けられていることを特徴とする請求項15に記載の装置。 17.前記測定装置(18)が、前記側面(12,13)上に設けられた前記電 極間に電圧が供給され、前記底面(11)上に設けられた前記2つの電極(16 ,17)間に所定のレベルの電圧降下をもたらすために必要な電流が測定される ように、前記電極(14〜17)により4極子測定を行うように、配置さ れていることを特徴とする請求項15または16に記載の装置。
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