JP2000510394A - 熱スプレーによる工具の成形加工 - Google Patents

熱スプレーによる工具の成形加工

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Abstract

(57)【要約】 型として使用するのに適した大形の金属シェル(35)は、熱スプレーガン(22)を使用し、溶融金属をマトリックス(10)に噴霧してキャビティ(35)を有するシェル金属層(37)を被着するプラズマまたはアークスプレーにより成形加工される。仕上げられた金属の型(37)は、複合物品(41)を形成するのに使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 熱スプレーによる工具の成形加工 発明の背景 本発明は、金属の熱スプレー(thermal spraying)により工具を成形加工する技 術に関する。 複合材料の成形およびレイアップのような工業プロセスにおいては、製造され るべき物品に特有の形状を有する工具が必要となる。例えば、複合物品は、所望 の物品の形状に対応する内部形状を有する型(mold)において形成することができ る。小形部品の成形加工の工具はしばしば、従来の機械加工技術を使用して、中 実の金属から機械加工される。これらの技術は、1メートル以上の寸法を有する 著しく大形の型の場合には実用的ではない。数多くの産業、特に、航空宇宙産業 においては、機体における複合構造材料の普及の高まりに伴い、大形の型の必要 性が増している。機体に使用される複合部品は、取り付けおよび仕上げに関する 過酷な基準を満たさなければならないとともに、複雑な湾曲面を有することがし ばしば要求される。更にまた、炭素繊維強化グラファイト複合体のようなある種 の特に有用な複合体は、比較的高温で成形しなければならない。熱膨張係数が低 いニッケル合金から形成される型は、これらの材料を成形するのに好まれている 。これらの金属の中実ブロックから大形の型を機械加工するのに要するコストは 、著しく高いものとなる。 部品の形状に対応する形状を有するマトリックスを準備し、このマトリックス に金属を被着して工具を形成することにより工具を得るために、種々の提案がな されてきた。例えば、工具は、工具を形成する金属を十分な厚さになるまでマト リックスに電着させる電鋳として知られている方法により製造することができる 。電鋳は、緩慢であり、コストを要し、しかも大形工具には実用的ではない。更 にまた、ステンレス鋼およびある種のニッケル含有合金のような、工具形成に有 用な多くの金属は、容易には電鋳することができない。 マトリックスに対する金属の熱スプレーにより工具を成形加工することも提案 されている。本明細書において使用されている「熱スプレー」("thermal sprayi ng")なる語は、金属を加熱して金属を溶融金属の液滴に変えるとともに、この液 滴を中実のマトリックスにスプレーし、被着させた液滴を凝固させる方法を云う ものである。熱スプレーには、例えば、金属を炎に通して溶融して液滴を形成す るフレームスプレー、金属を電気アークに通して溶融させるアークスプレーおよ び金属を熱プラズマと接触させて溶融させるプラズマスプレーが含まれる。19 81年4月28−30日に開かれた第26回ナショナルSAMPEシンポジウム (26th National SAMPE Symposium)(第374−387頁)に掲載のThorp等の 「スプレー金属複合工具形成」(Spray Metal Composite Tooling)と題する論文 および1982年に開かれた第27回ナショナルSAMPEシンポジウム(第8 54−864頁)に掲載のThorp等の「大形のスプレー金属複合工具形成」(Larg e Sprayed Metal Composite Tooling)と題する経過報告には、カークサイトとし て知られる比較的低融点の金属をプラスチックコーティング石膏マンドレルにス プレーし、次いで、スプレーしたカークサイトの外側にハニカム複合支持体を被 着し、マンドレルを取り除くことによる、大形のガラス繊維−エポキシ複合物品 を製造する工具の形成が記載されている。Society of Manufacturing Engineers の1993年のテクニカルペーパPE93−165に掲載のMartyniakの論文で ある「プロトタイプおよび限定製造、射出および吹込成形用のスプレー金属工具 」(Prototype and Limited Production,Spray Metal Tools for Injection and Blow Molding)と題する論文には、亜鉛をマトリックスに噴霧し、噴霧した亜鉛 シェルに構造補強エポキシを裏打ちすることによるプラスチック型の形成が記載 されている。Garnerの米国特許第3,784,451号には、亜鉛またはアルミ ニウムシェルのようなスプレー金属シェルに重合体樹脂を含浸させるとともに、 電気めっきすることにより平滑面を得るようにした、噴霧亜鉛の型のような噴霧 金属型を製造する方法が開示されている。米国特許第5,189,781号には 、コンピュータ駆動の中実モデリング技術による、熱スプレー用のマトリックス の成形加工が開示されている。しかしながら、これらの場合にも、スプレー金属 は、合金化された亜鉛組成物のような比較的低融点の材料である。Putzの米国特 許第4,777,002号には、水溶性の分離層を最初にコーティングした型コ アに鋼をスプレーし、スプレーした鋼の層に支持体を被着し、次いで、水溶性の 層を溶解して支持体と鋼層とを分離することにより型を製造する別の方法が開示 され ている。 Milovich等の米国特許第5,073,589号には、スプレー金属の工具を約 750℃以下の温度で使用するための裏打ち樹脂が記載されている。裏打ち樹脂 組成物は、金属シェルの後面に配置される。金属シェルは、錫、亜鉛、アルミニ ウムまたは鋼合金のような金属をマトリックスまたはパターンにスプレーするこ とにより形成される。Society of Manufacturing Engineersの1989年のペー パTE−89−507に掲載のMilovichの「金属で表面処理した複合工具の形成 」(Metal-Faced Composite Tooling)と題する論文には、「スプレー金属工具の 形成」が、ある形態で、あるいは「最近40年間に亘り実質上全ての航空宇宙産 業の製造者による」他の形態で試行されてきたと記載されているとともに、「成 功が得られなかったのは、従って、産業界に受け入れられなかったのは、不十分 な材料と、このほとんど未知の分野の特徴である不十分な加工技術の開発とによ るのではなく、基本的な材料特性が不十分であることによるものであった」と記 載されている。この論文には更に、錫/亜鉛合金(455°Fの融点)からニッ ケル合金(約2700°Fの融点)に亘る種々の金属の熱膨張係数の測定が報告 されているとともに、アルミニウム青銅からの実演用工具の形成が報告されてい る。カリフォルニア州、パサディナで1993年1月18−19日に開かれたTo oling for Composites 93のSME会議で発表されたMilovichの「工具形成用のアン バー/表面処理複合体の形成と分析」(Fabrication and Analysis of Invar/Fac ed Composites for Tooling Applications)と題する論文には、アンバーと呼ば れるニッケル合金をモノリシックグラファイトマトリックスに熱スプレーするこ とにより、この合金の薄肉の試験プレートを形成することが記載されている。こ の論文には、熱スプレー後のアンバーの収縮により生ずる寸法変化を小さくする ように薄く形成しなければならないと報告されている。 しかしながら、本技術分野におけるこのような努力および他の努力にも拘わら ず、本発明が完成されるまでは、金属の熱スプレーにより高い成形温度の大形の 複合物品を成形加工するのに適した工具を提供することは実用的ではなかった。 特に、航空宇宙産業において使用されるような大形の複合部品の形成に必要とさ れる強度特性を有する大形の比較的厚肉のシエルの成形加工用の工具を成形加工 するための真に満足することができる方法は、見出すことはできなかった。更に 、ステンレス鋼およびニッケル合金のような比較的高融点の金属においてこのよ うな大形で厚肉のシェルを形成することは特に困難なものであった。かくして、 本発明の完成前は、金属の熱スプレーにより工具を成形加工する技術における更 なる改良に対する、満たされたことのない有意の要望があるとともに、工具自体 における改良においても同様のことが待望されている。 発明の概要 本発明の一の観点においては、型を製造する方法が提供されている。本発明の この観点に係る好ましい方法は、成形されるべき形状を有するマトリックスを提 供する工程を有している。マトリックスは、容易に機械加工することができる重 合体組成物または注型可能な多成分重合体組成物のような従来の材料から形成す ることができる。本発明のこの観点に係る方法はまた、スプレーガンがマトリッ クスの上方を移動方向に前後に移動即ちパスするようにスプレーガンをマトリッ クスに対して動かしながら、溶融状態にある金属をスプレーガンからスプレーす ることにより金属をマトリックスに被着する工程を備えている。スプレーガンは 、パスとパスとの間に移動方向と交差するステップ方向にシフトする。溶融金属 は、スプレーガンからスプレー方向に噴射される。最も好ましくは、この方法は 、スプレー方向を変化させるようにパスとパスとの間にガンを回転させる工程を 有する。マトリックスに対するスプレーガンの動きは、連続するパスの際に金属 がオーバーラップ領域に被着されるように制御される。かくして、連続するパス の少なくとも幾つかの際に、金属は、2つのスプレー方向からマトリックスの同 じ領域に十字状のパターンで被着される。被着された金属は、マトリックスにシ ェルを形成する。被着後に、シェルはマトリックスから取り外される。 本発明のこの観点に係る好ましい方法によれば、マトリックスの形状を精確に 再現する実質上あらゆる所望のサイズの強靱な厚肉のシェルを形成することがで きる。これらのシェルは、種々の物品を製造するための型として使用することが できる。本発明は所望の実質上あらゆるサイズまたは肉厚のシェルを製造するの に使用することができるが、望ましくは約3mmを越える肉厚、より好ましくは 約8mm以上の肉厚の、比較的厚肉の自立シェルを形成する場合に特に有用であ る。更に、本発明に係る好ましい方法は、約0.5mm以上の長さおよび幅寸法 を有するとともに、少なくとも約1平方メートルの面積を含む大形のシェルを形 成する場合に特に有用である。本発明のこの観点に係る好ましい方法は、実質上 あらゆる金属から型を成形加工するのに使用することができる。しかしながら、 本発明の方法は、約400℃を越える融点を有する金属から型を形成するのに特 に有用であり、この方法により、約1000℃を越えるようなはるかに高い融点 を有する金属から型を形成することもできる。鉄、ニッケル、亜鉛、アルミニウ ムおよび銅よりなる群から選ばれる1つ以上の成分金属を含む金属を使用するこ とができる。 本発明方法は、ステンレス鋼からおよびニッケル−鉄合金のようなニッケル合 金から型を成形加工する場合に適用するのが特に好ましい。例えば、約30%乃 至約55%、より好ましくは、約36%乃至約50%のニッケルを含むニッケル −鉄合金は、低い熱膨張係数を有し、高温で使用されるべき大形の型に特に望ま しい材料である。これまでは、熱スプレーによりこれらの材料から大形で、厚肉 の強靱な型を成形加工することは実用的でなかった。本発明は何らの操作理論に より限定されるものではないが、十字状にオーバーラップするスプレーパターン をはじめとするスプレー工程において使用される特定の技術は、スプレーされた 金属のシェル即ちスプレー金属シェルの耐そりおよびゆがみ性を高めることがで きるものと考えられる。 本発明の方法は、スプレー金属を2段階以上で、最も好ましくは3段階で被着 する工程を含むことができる。第1および第3段階においては、スプレー金属は 、熱スプレーガンにおける電力損(power dissipation)を比較的低くして、かつ 、マトリックスの上方でのスプレーガンの動きの速度を比較的遅くして、比較的 緩慢に被着される。第2の段階においては、スプレー金属は、スプレーガンにお ける電力損を大きくし、かつ、表面上方のスプレーガンの動きを一層迅速にして 、より大きい速度で被着される。第1の段階の際に使用される条件によれば、表 面の輪郭を微細に複製することができるとともに、マトリックスを過熱すること なくマトリックスに隣接して緻密な金属層を形成することができる。第2段階に おいて使用される条件によれば、金属を迅速に被着することにより厚肉で強靱な シェ ルを形成することができる。シェルは、所望により、「吸い上げ性」または「非 吸い上げ性」の型に形成することができる。型成分に関して本明細書において使 用されている「吸い上げ性」なる語は、成分が成形操作において放出される揮発 物を散逸させるのに十分なガス透過性を有することを意味するものであり、一方 、「非吸い上げ性」なる語はシェルがこの程度のガス透過性を持たないことを意 味する。シェルに非吸い上げ性を持たせるために、シェルに、重合体材料を含浸 させることができ、あるいは無電解めっきまたは電気めっきによりシェルに被着 することができるニッケル合金のような金属を含浸させることができる。これに 代えて、あるいは更には、シェルに、テトラフルオロエチレン、フッ素化エチレ ンプロピレン、パーフルオロアルコキシエチレンよりなる群から選ばれるモノマ のホモポリマおよびコポリマのような重合体材料を含浸させることができる。 本発明の別の観点によれば、スプレーにより被着した金属のシェルにおいては これまで得ることができなかった特性の組み合わせを有するスプレー被着金属か ら形成される金属シェルが提供されている。本発明のこの観点に係る好ましいシ ェルには、少なくとも約0.5メートルの長さと幅の寸法を有し、少なくとも約 3mmの厚さを有し、かつ、少なくとも500℃以上、好ましくは少なくとも約 1000℃の融点を有するスプレー被着金属から形成されるシェルが含まれる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施例において使用されるマトリックスとシェルとを示す 概略断面図である。 図2は、図1の実施例におけるスプレーガンの動きおよびスプレー有効範囲を 示す線図である。 図3は、図1−2の実施例に従って形成されたシェルの線図である。 図4は、成形操作にある図3のシェルを示す線図である。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明の一実施例に係る方法は、成形されるべき部品の形状を有するキャビテ ィ領域12を有するマトリックス10を利用するものである。マトリックス10 はまた、キャビティ領域12を画成するエッジ領域14と、エッジ領域14およ びキャビティ領域12から突出する側壁16とを有している。側壁16は、最も 望ましくは約3°−5°以上の抜き勾配を有している。好ましくは、エッジ領域 14は、幅が約2インチ(5cm)以上である。マトリックス10は、約220 °F(104℃)以下あるいはそれ以上で有効な構造強度を有する材料から形成 するのが望ましい。ミシガン州、シャーロットに所在するAdtech Corporationに よりEL-325HTTCエポキシ複合工具コンパウンドなる表示が付されて販売されてい るコンパウンドのような高温エポキシ複合工具コンパウンドを使用することがで きる。かかるエポキシは、混合し、次いで成形のために注型し、硬化することが できる2成分系として商業的に提供されている。あるいは、この混合物は、注型 してブロックを形成し、次いで所望の形状に機械加工することができる。他の適 宜の材料として、ニューヨーク州、アードスレイに所在するCiba-Geigy Corpora tionおよびミシガン州、ランシングに所在するRen Plastics,Inc.により商標RE N SHAPEが付されて販売されているものがある。材料REN SHAPEは一般に、型の所 望の形状に機械加工することができるボードまたは予備成形加工された成形体と して提供されている。アルミニウムもしくは真鍮のような金属またはグラファイ トをはじめとする他の容易に成形可能なまたは機械加工可能な材料も使用するこ とができる。キャビティ領域の所望の形状はコンピュータデータとして得ること ができ、マトリックスは従来のコンピュータ制御の工作機械を使用して所望の形 状に機械加工することができる。上記したエポキシ材料のような重合体材料は、 従来の繊維質強化剤で強化することができる。 熱電対のような温度感知プローブ18が、型の表面に隣接して、キャビティ領 域のマトリック10に埋め込まれる。温度感知プローブは、オペレータがその後 の処理の際にマトリックス表面の温度を監視することができるように、従来の読 み取り装置20に結合されている。マトリックス10は、ステンレス鋼のテーブ ル21のような支持構造体に保持して安定にするのが望ましい。 スプレー金属を被着させるのに、ロボット24(図2)に結合された熱スプレ ーガン22が使用される。熱スプレーガン22は、従来のプラズマスプレーガン またはアークスプレーガンとすることができる。例えば、ウイスコンシン州、ア ップルトンに所在するMiller Thermal,Inc.によりモデルBP400 Arc Spray Syst emの表示が付されて販売されているタイプのスプレーガンがある。ガンBP400は 、 一対のワイヤを連続的に前進させながら、電位を印加してアークをワイヤ間に当 てるように構成されている。ワイヤは連続的に溶融し、溶融した金属は噴霧され 、圧縮空気の流れのような圧縮気体の流れにより基板に吹き付けられる。スプレ ーガンには、ガンの前部から延びるスプレー方向24に沿った方向を向く比較的 狭い円錐状パターンをもって高速で金属の液滴と気体のスプレーを方向づけるよ うに構成された高速エアキャップが装着されている。 スプレーガン22は、従来の技術を使用してプログラム化可能な従来の産業ロ ボットに取着される。ロボット26は、以下に記載の態様でガンを動かすように プログラム化される。ガン22はまた、処理において使用されるべきワイヤ源( 図示せず)および液滴を噴射させるための圧縮空気のような圧縮気体源に接続さ れる。ガン22により使用されるワイヤは、所望の金属シェルと同じ組成を有す る。使用することができる金属には、2000、3000、5000、6000 または7000シリーズのアルミニウム合金のようなアルミニウム合金がある。 ステンレス鋼をはじめとする広範囲の鉄含有金属も使用することができる。首尾 よく使用することができるステンレス鋼合金の中には、タイプ303、304、 415および15.5がある。上記したように、著しく低い熱膨張係数を有する 仕上げられた型を得るのに、ある種の鉄−ニッケル合金が特に有用である。約3 0%乃至約55%のニッケルを含むとともに、約45%乃至約70%の鉄を含む 鉄とニッケルの合金が、この目的のためには特に好ましい。最も好ましい合金に は、約36%のニッケルを含む合金が含まれる。かかる合金の中には、上記した Miller Thermal Inc.が「ニッケル36」の表示を付して販売している合金およ びアンバー36と呼ばれる材料が含まれる。ウエストバージニア州、ハンティン トンに所在するINCO Alloys InternationalがNilo36 Filler材料の表示を付して 販売しているタイプのニッケル含有合金も使用することができる。Nilo充填材は 、約36.29%のニッケルと、61.47%のFeと、1.14%のCoと、 0.26%のTiと、0.09%のSiと、0.52%のMnと、0.23%の Cとを含む。上記したINCO Alloys Internationalから入手することができ、約 40.72%のNiと58%のFeとを含むNilo36金属コアと呼ばれる合金も使 用することができる。更に、50%ニッケル−50%アンバー合金も使用するこ とがで きる。 マトリックス10の表面には、金属の被着に先だって、上記したAdTech Corpo rationから入手することができるエポキシ高温表面コートのような適宜のシーラ ントをコーティングすることができる。金属被着処理の際には、ロボット26は 、ガンが各パスの際に矢印28で示す移動方向へ動くとともに、パスとパスとの 間にステップ方向30にシフトするように、ガン22をマトリックス10の表面 上方で動かす。ロボット26は、ガンのスプレー出口をマトリックス10の表面 から所定の離隔距離をもって保持する。ロボットはまた、交互に行われるパスの 方向に対してスプレー方向を変えるようにガン22を回転させる。かくして、一 の組のパスにおいては、ガンは図2において実線22で示すように方向づけられ 、このスプレー方向が第1のスプレー方向24である。第1の組とは別の組のパ スにおいては、ガンは図2において破線22’で示すように配置され、スプレー 方向は第2のスプレー方向24’となる。これらの動きの全ては、マトリックス 10の表面に射突するスプレー金属が一連のオーバーラップするストリップとし て被着されるように互いに調整される。例えば、第1のパスにおいては、ガン2 2は実線で示すように配向されるとともにスプレー金属は第1のスプレー方向2 4へ向けられ、金属はガンが図2において上方を向く移動方向へ移動するとスト リップ32aとしてマトリックス10に射突する。次のパスにおいては、スプレ ーの方向は第2のスプレー方向24’となり、ガンは図2において下方を向く反 対の移動方向へ移動し、スプレー金属はストリップ32aとオーバーラップする ストリップ32bとしてマトリックスに射突する。この処理が継続することによ り、次のパスは第2のスプレー方向24となり、ストリップ32bとオーバーラ ップするストリップ32cが被覆される。各パスにおいて、被着金属は前回のパ スで被覆されたストリップの幅の約半分を覆う。ガンの移動速度は、一般に、分 当たり1200乃至2600インチである。 この処理が続くと、金属は2つのスプレー方向へ十字状パターンで被着される 。この操作パターンは、キャビティ領域12およびエッジ領域14の全表面に亘 って繰り返され、被着金属がこれらの領域の全てに行き渡るように側壁まで達す る。被着金属は、マトリックスの方を向くとともにマトリックスの形状を複写し たキ ャビティ面35を有するシェル37を形成する。シェルはまた、マトリックスの 側壁を越えて延びるとともに、面35から突出するリブ33を有している。スプ レー処理の際には、温度監視センサ18とインジケータ20は、マトリックスの 温度をチェックするのに使用される。スプレー条件は、マトリックスの温度がマ トリックスの使用温度を越えないように、好ましくは約200°F(95℃)以 下に保持されるように制御される。 スプレー処理は3段階で行われる。第1の段階では、第1の組のスプレー条件 が使用される。第1のスプレー条件には、スプレーガンのアークにおける電力損 を第1の比較的低レベルにすること、従って、金属の被着速度を比較的低くする ことと、移動方向28の線速度を第1の比較的低い速度にするとともにガンへの ワイヤの供給速度を低くすることが含まれる。かかる第1段階の条件は、所定の 厚さ、一般的には、約0.030−0.060インチ(約0.75ミリ乃至約1 .5mm)の厚さの金属がマトリックスに形成されるまで保持される。第2の段 階においては、電力損、ワイヤ供給速度および移送速度が第1段階よりも大きく 設定される。第3段階で使用される条件は、電力損を比較的高くした点を除いて 、第1段階の条件と同様にするのが望ましい。第1段階の条件によれば、マトリ ックス表面に微細で緻密な金属コーティングが形成され、一方、第2段階の条件 によれば被着金属を迅速に形成することができる。特定のスプレー条件は使用さ れる特定のスプレーガンおよび被着される金属により幾分変わるが、36%ニッ ケル−64%鉄合金に関しては下記の条件が満足することができることがわかっ た。 段階 アーク アーク 離隔距離 分当たり ワイヤ 電圧 アンペア の移動距離 供給速度 第1 25 15 4-6インチ 1200インチ <31フィート/分 (10-15cm) (30m) (<10m/分) 第2 35 40 4-6インチ 2100インチ <31フィート/分 (10-15cm) (53m) (<10m/分) 第3 34 90 4-6インチ 1800インチ <31フィート/分 (10-15cm) (46m) (<10m/分) 第2段階の条件の下での被着は、所望の厚さのほとんど全てが形成されるまで 継続される。実質上あらゆる厚さのシェルを、被着を所望の時間続けることによ り形成することができる。好ましくは、シェルは、被着処理において、少なくと も約3mm、より好ましくは少なくとも約8mm、最も好ましくは約13mm( 1/2インチ)以下の厚さに形成される。 被着が終了すると、被着金属シェルは、マトリックスから取り出される前に、 徐々に、望ましくは少なくとも数時間に亘って、より好ましくは一層長い時間を かけて冷却に供される。例えば、制御温度環境において2乃至6週間かけて約1 50℃から約20℃に冷却し、次いで、室温で数日間更に冷却を行うのが、著し く大形の型の場合に特に好ましい。このように徐々に冷却を行うと、金属シェル を取り出す場合にシェルを安定にするとともに、そりをなくし易いと考えられる 。更に、本発明は何らの操作理論に限定されるものではないが、一体金属33が マトリックスの壁面16に沿ってモールドのキャビティ面35から突出している ので、冷却の際および冷却直後のそりに対して金属シェルを安定にするものと考 えられる。シェルをマトリックスから取り出した後は、リブ33を取り除き、シ ェルを最終の型としての形態で得る。マトリックス10と当初接触していたシェ ルのキャビティ面35は、マトリックスの形状を正確に模写し、しかも良好な表 面仕上げを有する。好ましくは、表面仕上げは、典型的には約125マイクロイ ンチの表面粗さまたは円滑度の仕上げまで研磨することにより高められる。研磨 後は、成形面には、ポリマを含浸させあるいはニッケルのような金属を電気めっ きまたは無電解めっきにより含浸させることができる。適宜の重合体コーティン グには、テトラフルオロエチレン、フッ素化エチレンプロピレン、パーフルオロ アルコキシエチレン、アクリルビニリデンフロライドおよびアミドよりなる群か ら選ばれるモノマのホモポリマおよびコポリマが含まれる。これらは、従来のコ ーティングおよび含浸技術により被着することができる。使用することができる 重合体材料には、ニュージャージー州、リンデンに所在するGeneral Magnaplate Corporationから登録商標LECTROFLUORが付されて販売されている相乗コーティ ングがある。非吸い上げ性の型が所望される場合には、仕上げられた含浸シェル は真空一体試験に合格すべきである。 完成されたシェルは、典型的には、型として使用するのに十分な構造強度を有 する。しかしながら、構造強度を更に高めるために、シェルは、キャビティ面3 5とは反対側のシェル37の面に重合体補強材39を流延させあるいはレイアッ プすることにより補強することができる。補強材39は、金属素子を更に組み込 むことができ、あるいは流延しまたはレイアップしたポリマ内にハニカムその他 の補強構造体を組み入れてもよい。補強構造体はまた、シェルの表面を冷却また は加熱する冷却および加熱チューブのような素子を含むことができる。この方法 の変形例においては、冷却および加熱チューブ、中実の金属補強素子および他の 金属介在物は、金属被着処理の際に埋め込むことができる。かくして、かかる介 在物は、別の金属層が介在物の上に形成されるように、一部が仕上げられたシェ ルに配置することができる。 仕上げられた型は、物品41のような複合物品を形成するのに使用することが できる。この型は、同様の方法により形成された整合型43とともに使用するこ とができる。上記方法に従って成形加工された型は、実質上あらゆる材料を形成 するのに使用することができる。しかしながら、これらは、炭素繊維およびグラ ファイト複合体を形成するのに特に有用である。かかる複合体は、機体を形成す るために航空宇宙産業において使用される。かかる複合体は、一般には、約35 0°F(177℃)の温度で硬化される。上記のようにして成形加工されたニッ ケル合金の型は、数メートル更には数十メートルの寸法を有する著しく大形の片 としてこれらの材料を形成するのに使用することができる。 上記した処理に従って形成された金属シェルは、成形以外の目的にも使用する ことができる。 上記した構成についてのこれらのおよび他の変更および組み合わせを、本発明 から逸脱することなく利用することができるので、好ましい実施例についての上 記説明は請求の範囲に記載の本発明を限定するものではなく例示するものとして 理解されるべきである。
【手続補正書】 【提出日】平成11年8月26日(1999.8.26) 【補正内容】 請求の範囲 1.(a)成形されるべき形状を有するマトリックスを提供する工程と、 (b)(i)スプレーガンがマトリックスの表面の上方を移動方向へ前後にパ スしかつパスとパスとの間に移動方向と交差するステップ方向にシフトするよう にマトリックスに対してスプレーガンを動かし、かつ、各パスの際に金属をスプ レーガンからスプレー方向に噴射し、 (ii)少なくとも幾つかの連続するパスの際に金属が2つのスプレー方向 から前記マトリックスの同じ領域に十字状パターンで被着されるようにパスとパ スとの間でスプレー方向を変えるようにパスとパスとの間にスプレーガンを回転 させて、被着金属によりマトリックスにシェルを形成することにより、 スプレーガンから金属を溶融液滴としてスプレーして金属を前記マトリックス に被着する 工程と、 (c)シェルをマトリックスから取り出す工程とを備えることを特徴とする型 の製造方法。 2.前記シェルは厚さが少なくとも3mmであることを特徴とする請求の範囲 第1項に記載の方法。 3.前記シェルは長さおよび幅寸法が少なくとも約0.5mであることを特徴と する請求の範囲第2項に記載の方法。 4.前記シェルは厚さが少なくとも約8mmであることを特徴とする請求の範囲 第3項に記載の方法。 5.前記シェルは少なくとも約1m2の面積を含むことを特徴とする請求の範囲 第4項に記載の方法。 6.前記金属は少なくとも約400℃の融点を有することを特徴とする請求の範 囲第1乃至5項のいずれか1項に記載の方法。 7.前記金属は少なくとも約1000℃の融点を有することを特徴とする請求の 範囲第1乃至5項のいずれか1項に記載の方法。 8.前記金属は鉄、ニッケル、亜鉛、アルミニウムおよび銅よりなる群から選ば れる1つ以上の成分金属の少なくとも約50%を含むことを特徴とする請求の範 囲第6項に記載の方法。 9.前記金属は鉄およびニッケルよりなる群から選ばれる1つ以上の成分金属の 少なくとも約50%を含むことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の方法。 10.前記金属は少なくとも約10%のニッケルを含むことを特徴とする請求の 範囲第9項に記載の方法。 11.前記金属は約30%乃至約55%のニッケルと、約45%乃至約70%の 鉄とを含むことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の方法。 12.シェルに含浸を行うことにより前記シェルを封止する工程を更に備えるこ とを特徴とする請求の範囲第1乃至5項のいずれか1項に記載の方法。 13.前記シェルに含浸を行う前記工程はシェルに重合体材料を含浸させる工程 を含むことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の方法。 14.前記シェルに含浸を行う前記工程は金属を前記シェルにめっきする工程を 含むことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の方法。 15.前記金属をスプレーする前記工程は前記マトリックを約95℃よりも低 い表面温度に保持して行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 16.前記マトリックは重合体材料から形成されることを特徴とする請求の範 囲第15項に記載の方法。 17.前記金属を溶融液滴としてスプレーする前記工程は前記金属をアークスプ レーすることにより行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 18.前記金属を溶融液滴としてスプレーする前記工程は前記金属をプラズマス プレーすることにより行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 19.前記被着工程は、第1の組の条件を使用して前記金属の初期層を前記マト リックに被着する第1の段階と、前記第1の組とは異なる第2の組みの条件を 使用して前記シェルの残りを被着する第2の段階とを含むことを特徴とする請求 の範囲第1項に記載の方法。 20.前記第2の組の条件は前記第1の組の条件よりも高い電力損を含むことを 特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 21.前記第2の段階における前記表面の上方での前記スプレーガンの動きの速 度は前記第1の段階における前記表面の上方での前記スプレーガンの動きの速度 よりも大きいことを特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 22.前記被着段階は前記第2の段階後に前記第1の組の条件の下で行われる第 3の段階を含むことを特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 23.前記被着工程の後にシェルを徐々に冷却する工程を更に備えることを特徴 とする請求の範囲第1または19項に記載の方法。 24.前記被着工程はマトリックスの形状を有するキャビティ面と該キャビティ 面から突出する複数のリブとを形成するように行われ、前記方法は前記徐々に行 われる冷却工程の後に前記リブを取り出す工程を更に備えることを特徴とする請 求の範囲第23項に記載の方法。 25.前記型において複合部品を形成する工程を更に備えることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の方法。 26.請求の範囲第1項に記載の方法により製造される型。 27.少なくとも約0.5mの長さおよび幅を有するとともに、少なくとも約3 mmの厚さを有し、約30%乃至約55%のニッケルと約45%乃至約70%の 鉄とを含むスプレー被着金属から形成されるシェル。 【手続補正書】 【提出日】平成11年12月17日(1999.12.17) 【補正内容】 請求の範囲 1.(a)成形されるべき形状を有するマトリックスを提供する工程と、 (b)(i)スプレーガンがマトリックスの表面の上方を移動方向へ前後にパ スしかつパスとパスとの間に移動方向と交差するステップ方向にシフトするよう にマトリックスに対してスプレーガンを動かし、かつ、各パスの際に金属をスプ レーガンからスプレー方向に噴射し、 (ii)少なくとも幾つかの連続するパスの際に金属が2つのスプレー方 向から前記マトリックスの同じ領域に十字状パターンで被着されるようにパスと パスとの間でスプレー方向を変えるようにパスとパスとの間にスプレーガンを回 転させて、被着金属によりマトリックスにシェルを形成することにより、 スプレーガンから金属を溶融液滴としてスプレーして金属を前記マトリックス に被着する工程と、 (c)シェルをマトリックスから取り出す工程とを備えることを特徴とする型 の製造方法。 2.前記シェルは厚さが少なくとも約3mmであることを特徴とする請求の範囲 第1項に記載の方法。 3.前記シェルは長さおよび幅寸法が少なくとも約0.5mであることを特徴と する請求の範囲第2項に記載の方法。 4.前記シェルは厚さが少なくとも約8mmであることを特徴とする請求の範囲 第3項に記載の方法。 5.前記シェルは少なくとも約1m2の面積を含むことを特徴とする請求の範囲 第4項に記載の方法。 6.前記金属は少なくとも約400℃の融点を有することを特徴とする請求の範 囲第1乃至5項のいずれか1項に記載の方法。 7.前記金属は少なくとも約1000℃の融点を有することを特徴とする請求の 範囲第1乃至5項のいずれか1項に記載の方法。 8.前記金属は鉄、ニッケル、亜鉛、アルミニウムおよび銅よりなる群から選ば れる1つ以上の成分金属の少なくとも約50%を含むことを特徴とする請求の範 囲第6項に記載の方法。 9.前記金属は鉄およびニッケルよりなる群から選ばれる1つ以上の成分金属の 少なくとも約50%を含むことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の方法。 10.前記金属は少なくとも約10%のニッケルを含むことを特徴とする請求の 範囲第9項に記載の方法。 11.前記金属は約30%乃至約55%のニッケルと、約45%乃至約70%の 鉄とを含むことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の方法。 12.シェルに含浸を行うことにより前記シェルを封止する工程を更に備えるこ とを特徴とする請求の範囲第1乃至5項のいずれか1項に記載の方法。 13.前記シェルに含浸を行う前記工程はシェルに重合体材料を含浸させる工程 を含むことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の方法。 14.前記シェルに含浸を行う前記工程は金属を前記シェルにめっきする工程を 含むことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の方法。 15.前記金属をスプレーする前記工程は前記マトリックスを約95℃よりも低 い表面温度に保持して行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 16.前記マトリックスは重合体材料から形成されることを特徴とする請求の範 囲第15項に記載の方法。 17.前記金属を溶融液滴としてスプレーする前記工程は前記金属をアークスプ レーすることにより行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 18.前記金属を溶融液滴としてスプレーする前記工程は前記金属をプラズマス プレーすることにより行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 19.前記被着工程は、第1の組の条件を使用して前記金属の初期層を前記マト リックスに被着する第1の段階と、前記第1の組とは異なる第2の組の条件を使 用して前記シェルの残りを被着する第2の段階とを含むことを特徴とする請求の 範囲第1項に記載の方法。 20.前記第2の組の条件は前記第1の組の条件よりも高い電力損を含むことを 特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 21.前記第2の段階における前記表面の上方での前記スプレーガンの動きの速 度は前記第1の段階における前記表面の上方での前記スプレーガンの動きの速度 よりも大きいことを特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 22.前記被着段階は前記第2の段階後に前記第1の組の条件の下で行われる第 3の段階を含むことを特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 23.前記被着工程の後にシェルを徐々に冷却する工程を更に備えることを特徴 とする請求の範囲第1または19項に記載の方法。 24.前記被着工程はマトリックスの形状を有するキャビティ面と該キャビティ 面から突出する複数のリブとを形成するように行われ、前記方法は前記徐々に行 われる冷却工程の後に前記リブを取り出す工程を更に備えることを特徴とする請 求の範囲第23項に記載の方法。 25.前記型において複合部品を形成する工程を更に備えることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の方法。 26.(a)成形されるべき形状を有するマトリックスを提供する工程と、 (b)(i)スプレーガンがマトリックスの表面の上方を移動方向へ前後 にパスしかつパスとパスとの間に移動方向と交差するステップ方向にシフトする ようにマトリックスに対してスプレーガンを動かし、かつ、各パスの際に金属を スプレーガンからスプレー方向に噴射し、 (ii)少なくとも幾つかの連続するパスの際に金属が2つのスプレ ー方向から前記マトリックスの同じ領域に十字状パターンで被着されるようにパ スとパスとの間でスプレー方向を変えるようにパスとパスとの間にスプレーガン を回転させて、被着金属によりマトリックスにシェルを形成することにより、 スプレーガンから金属を溶融液滴としてスプレーして金属を前記マトリックス に被着する工程と、 (c)シェルをマトリックスから取り出す工程とにより製造した型。 27.少なくとも約0.5mの長さおよび幅を有するとともに、少なくとも約3 mmの厚さを有し、約30%乃至約55%のニッケルと約45%乃至約70%の 鉄とを含むスプレー被着金属から形成されるシェル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 アヴァーセンティ,エドムンド,ヴィー. アメリカ合衆国07934ニュージャージー州 グラッドストーン,ピー.・オー.・ボ ックス・372,ロジャーズ・ロード (72)発明者 プレザント,ゲイロン アメリカ合衆国76017テキサス州 アーリ ントン,アントニィ・ドライヴ・5316 (72)発明者 ソロモン,アレン アメリカ合衆国75051テキサス州 グラン ド・プレイリー,アヴェニュー・ビー.・ 2009

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)成形されるべき形状を有するマトリックスを提供する工程と、 (b)スプレーガンがマトリックスの表面の上方を移動方向へ前後にパスしか つパスとパスとの間に移動方向と交差するステップ方向にシフトするようにマト リックスに対してスプレーガンを動かし、かつ、金属をスプレーガンからスプレ ー方向に噴射すると同時に、少なくとも幾つかの連続するパスの際に金属が2つ のスプレー方向から前記マトリックスの同じ領域に十字状パターンで被着される ようにパスとパスとの間でスプレー方向を変えるようにパスとパスとの間にスプ レーガンを回転させながらスプレーガンから金属を溶融液滴としてスプレーする ことにより金属を前記マトリックスに被着させて、被着金属によりマトリックス にシェルを形成する工程と、 (c)シェルをマトリックスから取り出す工程とを備えることを特徴とする型 の製造方法。 2.前記シェルは厚さが少なくとも3mmであることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の方法。 3.前記シェルは長さおよび幅寸法が少なくとも約0.5mであることを特徴と する請求の範囲第2項に記載の方法。 4.前記シェルは厚さが少なくとも約8mmであることを特徴とする請求の範囲 第3項に記載の方法。 5.前記シェルは少なくとも約1m2の面積を含むことを特徴とする請求の範囲 第4項に記載の方法。 6.前記金属は少なくとも約400℃の融点を有することを特徴とする請求の範 囲第1乃至5項のいずれかに記載の方法。 7.前記金属は少なくとも約1000℃の融点を有することを特徴とする請求の 範囲第1乃至5項のいずれかに記載の方法。 8.前記金属は鉄、ニッケル、亜鉛、アルミニウムおよび銅よりなる群から選ば れる1つ以上の成分金属の少なくとも約50%を含むことを特徴とする請求の範 囲第6項に記載の方法。 9.前記金属は鉄およびニッケルよりなる群から選ばれる1つ以上の成分金属の 少なくとも約50%を含むことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の方法。 10.前記金属は少なくとも約10%のニッケルを含むことを特徴とする請求の 範囲第9項に記載の方法。 11.前記金属は約30%乃至約55%のニッケルと、約45%乃至約70%の 鉄とを含むことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の方法。 12.シェルに含浸を行うことにより前記シェルを封止する工程を更に備えるこ とを特徴とする請求の範囲第1乃至5項のいずれかに記載の方法。 13.前記シェルに含浸を行う前記工程はシェルに重合体材料を含浸させる工程 を含むことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の方法。 14.前記シェルに含浸を行う前記工程は金属を前記シェルにめっきする工程を 含むことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の方法。 15.前記金属をスプレーする前記工程は前記マトリックを約95℃よりも低い 表面温度に保持して行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 16.前記マトリックは重合体材料から形成されることを特徴とする請求の範囲 第15項に記載の方法。 17.前記金属を溶融液滴としてスプレーする前記工程は前記金属をアークスプ レーすることにより行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 18.前記金属を溶融液滴としてスプレーする前記工程は前記金属をプラズマス プレーすることにより行うことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 19.前記被着工程は、第1の組の条件を使用して前記金属の初期層を前記マト リックに被着する第1の段階と、前記第1の組とは異なる第2の組みの条件を使 用して前記シェルの残りを被着する第2の段階とを含むことを特徴とする請求の 範囲第1項に記載の方法。 20.前記第2の組の条件は前記第1の組の条件よりも高い電力損を含むことを 特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 21.前記第2の段階における前記表面の上方での前記スプレーガンの動きの速 度は前記第1の段階における前記表面の上方での前記スプレーガンの動きの速度 よりも大きいことを特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 22.前記被着段階は前記第2の段階後に前記第1の組の条件の下で行われる第 3の段階を含むことを特徴とする請求の範囲第19項に記載の方法。 23.前記被着工程の後にシェルを徐々に冷却する工程を更に備えることを特徴 とする請求の範囲第1または19項に記載の方法。 24.前記被着工程はマトリックスの形状を有するキャビティ面と該キャビティ 面から突出する複数のリブとを形成するように行われ、前記方法は前記徐々に行 われる冷却工程の後に前記リブを取り出す工程を更に備えることを特徴とする請 求の範囲第23項に記載の方法。 25.前記型において複合部品を形成する工程を更に備えることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の方法。 26.請求の範囲第1項に記載の方法により製造される型。 27.少なくとも約0.5mの長さおよび幅を有するとともに、少なくとも約3 mmの厚さを有し、約30%乃至約55%のニッケルと約45%乃至約70%の 鉄とを含むスプレー被着金属から形成されるシェル。
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