JP2000509858A - Wcl中に許可されたアクセス数を決定する方法および装置 - Google Patents

Wcl中に許可されたアクセス数を決定する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 最悪時のサービス待ち時間を決定する方法において、まず、最悪時のサービス待ち時間中に許可される要求側チャネルへのアクセス数が決定される。従って、優先度の順位をつけたリストおよび待行列システムのスケジューラの優先度移行規則が考慮されて、最悪時のサービス待ち時間中の正確な数のアクセス要求が得られる。アクセス要求の数に応じて、状態実行時間の和が適応可能な優先度移行規則による最大値になるように異なる要求側チャネルに関する状態が選択される。この方法は、コンピュータ・プログラムにより実現することができ、自動車電子部など、待行列システムを内蔵する装置の設計に有利に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 WCL中に許可されたアクセス数を決定する方法および装置 発明の分野 本発明は、一般に待行列システムの分野に関し、さらに詳しくは、最悪時の待 ち時間(WCL:worst case latency)の決定に関する。 発明の背景 待行列システムにおいては、システム資源にアクセスすることのできるチャネ ルはいくつかあるのが普通である。システム資源が共有されるので、一度に1つ のチャネルしかアクセスを許可されない。異なるチャネルの競合するアクセス要 求が複数存在する場合は、従来技術によるシステムにおいては予め定義された方 法を採用して、要求するチャネルの1つを選択し、システム資源の許可を与える 。許可後は、選択された要求側チャネルが特定の時間スロットの間はシステム資 源のマスタとなる。この時間スロットは固定長とすることも可変長とすることも できる。その時間スロットが経過すると、別の要求側チャネルが待行列から選択 され、方法論に従って許可を得る。このような方法論は、 バス・アービタ(調停装置)またはスケジューラ内に実現されるのが普通である 。 このような待行列システムは、複数のプロセッサが、一度に1つのプロセッサ にしかサービスを提供することのできない同一バスに結合される多重プロセッサ ・システムに見られる。別の用途は、マイクロ・コントローラの分野に見られる 。マイクロ・コントローラは、マイクロ・コントローラの共通のシステム資源に アクセスして、技術的環境の必要性に応じて異なる種類の計算および変換を実行 することのできる複数の入力/出力チャネルを有する。マイクロ・コントローラ は、広範囲の用途、たとえば自動車電子部,家庭用電気器具の制御電子部,化学 工場の制御システムおよび自動車電話システムで用いられる。 このような用途においては、マイクロ・コントローラに接続されるチャネルは 、実世界の技術的環境と対話を行うように機能する。技術的環境の必要性に合致 するためには、各チャネルは技術システムの適切な動作を保証するために最小限 の帯域幅を有することが必要になる。このようなシステムにおいては、故障を防 ぐために最悪の動作環境においても最小限のチャネル帯域幅を保証することが極 めて望ましい。 待行列システムの設計を容易にするために、最悪の場合の待ち時間(WCL) を決定する方法を採用しなければならない。このような方法の精度が高ければ高 いほど、結果と して得られる待行列システムの共通システム資源を要求側チャネルがより効率的 に使用することができる。モトローラ社により発行される「Modular m icro controller family TPU Time proc essor Unit」リファレンス・マニュアルの特に付記Cから、優先度移 行規則をもつ優先順位スキームを適用するスケジューラに依存する待行列システ ムにおいて最悪の場合のサービス待ち時間を推定する方法が知られる。数学的正 確さをもち、安全性に幅を持たせずに正確に最悪の場合の待ち時間を決定する方 法は今までなかった。 従って、本発明の目的は、待行列システムにおいて要求側チャネルに許可され るいくつかのアクセスを決定するための改善された方法と、このような方法を実 行するための改善されたコンピュータ・プログラムと、それに従って設計される 装置とを提供することである。 発明の概要 上記およびその他の問題は、独立請求項に記載される特徴を適応することによ り基本的に本発明により解決される。好適な実施例は従属請求項に記載される。 本発明により、システムの選択されるチャネルのWCL中に要求側チャネルに 許可されるいくつかのアクセスを決定することができる。このアクセス数は、シ ステム設計中に 異なる目的のために用いることができる。特にWCLそのものの持続期間を、本 発明によりこのアクセス数に基づいて決定することができる。 本発明は、コンピュータにより最悪の場合のサービス待ち時間を自動的に計算 することができるという点で特に有利である。これにより、多数の異なるタイミ ング状況を調査して、技術的環境の特定の必要性に関して待行列システムを最適 化することができる。 本発明の方法は、さらに、精密な結果を生むので、すべてのチャネルに関して 最小帯域幅を保証するためにシステムにおける安全性の余裕を追加する必要がな くなる。その結果、本発明により設計される装置は、システム資源の改善された 利用を特徴とし、そのためにその使用分野による技術システム全体の精密な制御 と速い動作速度とが可能になる。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明による待行列システムを有する装置の概略ブロック図である 。 第2図は、第1図の装置のスケジューラで用いられる優先度の順位をつけたリ ストである。 第3図は、アクセス要求に関する最悪の時間スロットを決定するための2つの シーケンスの時間スロットである。 第4図ないし第8図は、時間スロットのシーケンスと、WCL中の関連する時 間スロット数とを示す。 第9図は、優先順位が高い要求側チャネルと優先順位が中間の要求側チャネル とがある場合の異なる量のアクティブな高優先度チャネルに関してWCLのスロ ット量を表記する表である。 第10図は、WCL中に許可されるいくつかのアクセスを決定する方法のある 実施例の流れ図である。 第11図は、第10図の方法を実行するための代替アンとしての数学的モデル である。 第12図は、第13図の表に含まれる情報をモデル化するための第11図の数 学的モデルに類似の数学的モデルである。 第13図は、すべての優先度が存在する場合の第9図の表に類似の表である。 第14図は、中間的な優先度のチャネルのWCLの場合の図13の表と同様の 表と、関連する数学的モデルである。 第15図は、優先度の低いチャネルのWCLの場合の図14の表と同様の表と 、関連する数学的モデルである。 第16図は、関数に対するチャネルの割り当てとそれに対応する優先度である 。 第17図は、関数状態流れ図の2つの例を示す。 第18図は、関数の状態実行時間に基づくWCLの計算を示す。 第19図は、WCLを決定するための本発明のある実施例を示す流れ図である 。 好適な実施例の説明 第1図は、自動車102に内蔵される自動車電子部100を示す。例として、 第1図は、自動車102のカム・シャフト104,スパーク・プラグ106およ び燃料インジェクタ108を示す。簡便にするために、自動車102の他の部品 は第1図には図示されない。 自動車電子部100は、本発明の原理を採用することにより設計される待行列 システムによって構成される。自動車電子部100は、マイクロ・コントローラ 110により実現される。マイクロ・コントローラ110は、入力アレイ112 ならびにスケジューラ114と実行ユニット116とによって構成される。 入力アレイ112は、マイクロ・コントローラ110の各チャネルCH0〜C H15のための専用入力を有する。ここで考察される例においては、チャネルC H0の入力が双方向信号線118を介してカム・シャフト104に接続される。 同様にCH1の入力も信号線119を介してカム・シャフト104に接続される 。信号線121,122は、スパーク・プラグ106をチャネルCH5,CH6 の入力に接続し、線124,125は、燃料インジェクタ108をチャネルCH 14, CH15の入力にそれぞれ接続する。 信号線群120,123は、チャネルCH2,CH3,CH4およびCH7〜 CH13の入力を、それぞれ、自動車102の他の装置に接続するが、これらの 装置は図示されない。信号線118〜125の各々は、それが接続される自動車 102の装置のための測定および/または制御信号を伝えることができる。たと えば、信号線118,119を介して、カム・シャフト104の動作を表すデー タがマイクロ・コントローラ110の各入力に伝送される。この情報は、スパー ク・プラグ106および燃料インジェクタ108の制御のために必要とされる。 入力アレイ112は、単方向信号線126を介してスケジューラ114に結合 され、スケジューラ114は単方向信号線128を介して実行ユニット116に 結合される。実行ユニット116は、双方句データ・バス130を介して入力ア レイ112に結合される。 スケジューラ114は、双方句データ・バス136により相互接続される格納 装置132,134によって構成される。 格納装置132においては、優先度の順位をつけたリストが要求側チャネルに 関して格納され、格納装置134にはいくつかの優先度移行規則が格納される。 ここで考察される例においては、チャネルCH0〜CH15各入力は、3つの 優先度からなる集合の優先度を1つ持つ ことができる。この例では、優先度の集合は、高優先度,中間優先度および低優 先度によってのみ構成される。その結果、格納装置132に格納される優先度の 順位をつけたリストは、高優先度「H」,中間優先度「M」および低優先度「L 」のシーケンスからなる。格納装置134においては、マイクロ・コントローラ 110の特定の動作条件により格納装置132に格納される優先度の順位をつけ たリストを修正するために3つの優先度移行規則136,137,138がある 。 自動車102が動作中の場合、高優先度,中間優先度および低優先度を有する チャネルが、マイクロ・コントローラ110の共有システム資源すなわち実行ユ ニット116に同時にアクセスを必要とすることが起こる。このようなアクセス 要求は、信号線126を介して入力アレイ112からスケジューラ114に伝送 される。 スケジューラ114は、要求側チャネルのアクセスの1つに関して、双方向デ ータ・バス130を介して実行ユニット116に対するアクセスを許可する作業 を行う。これは、格納装置132に格納される優先度の順位をつけたリストと、 格納装置134に格納される優先度移行規則136,137,138とに従って 実行される。 まず、スケジューラは、優先度の順位をつけたリストの第1要素が「H」であ るので、実行ユニット116に対する高優先度チャネルのアクセスを許可する。 この許可は、 一定の時間スロットの間有効である。次の時間スロットの間は、優先度の順位を つけたリストの第2要素が「M」であるので、中間優先度のチャネルに実行ユニ ット116へのアクセスが許可される。同様に、優先度が高,低(「L」),高 ,中間および高の順序で更なるアクセスが許可される。高優先度チャネルに対す る最後の許可で、順位をつけたリストの最後に到達し、制御はリストの最初に戻 る。その結果、順位をつけたリスト内を繰り返し進む。 スケジューラが優先度の順位をつけたリスト内を進行すると、一定の優先度を 有するチャネルにスケジューラがアクセスを許可することができるが、この優先 度を持つ要求側チャネルが存在しないことがある。たとえば、アクセスを許可さ れる次の要求側チャネルは優先度の順位をつけたリストにより低優先度チャネル であるのに、低優先度チャネルからのアクセス要求がそのときにないと、他の高 優先度チャネルと中間優先度チャネルのアクセスのどちらを許可することができ るかという問題が起こる。この問題は、優先度移行規則138を適用することに より解決する。 優先度移行規則138により、優先度は低から高へ、また高から中間優先度へ と移行する。すなわち、第1段階では、優先度の順位をつけたリスト内の低優先 度が高優先度によって置き換えられる。優先度の順位をつけたリストの低優先度 時間スロットのときに低優先度を有する要求側チャネルが存在せず、高優先度を 有するチャネルが1つ以上あ る場合は、スケジューラは要求高優先度チャネルの1つに実行ユニット116へ のアクセスを許可する。 低優先度時間スロットのときに高優先度チャネルからのアクセス要求がない場 合は、スケジューラは要求側の中間優先度チャネルの1つにアクセスを許可する 。 同様に、優先度の順位をつけたリスト内の中間優先度時間スロットの要求側チ ャネルに対するアクセスをスケジューラが許可しなければならない場合、中間優 先度時間スロットのときに中間優先度チャネルから対応する要求がないと優先度 移行規則137が適応される。この場合は、中間優先度から高優先度に移行し、 次に高優先度チャネルからの要求もない場合は、低優先度に移行する。 同様に、高優先度時間スロットについては規則136が適用され、高優先度か ら中間優先度へ、また中間優先度から低優先度へと移行する。このような優先度 移行の概念は、モトローラ社発行の「Modular micro contr oller family TPU Time Processor Unit 」リファレンス・マニュアル、特にページ3-3に説明される。 自動車電子部100を適切に動作させるには、最悪の場合の動作条件下におい ても各チャネルに関して一定の帯域幅を保証しなければならない。最悪の場合の 帯域幅は、最悪の場合のサービス待ち時間(WCL)に直接的に対応する。WC Lは、チャネルの要求とこのチャネルに属する機能の対応する状態の実行との間 に経過することのできる最長の時 間的期間である。このようなWCLの概念は、上記リファレンス・マニュアルの C-2ページにすでに考察された。 自動車電子部100の適切な動作を保証するためには、各チャネルの実際のW CLは予め定義される最大WCLを超えてはならない。この最大WCLは、スパ ーク・プラグ106または燃料インジェクタ108等の関連装置の必要性を満た すためにチャネルが必要とする最小帯域幅に対応する。従って、本発明の方法の ある実施例が異なる動作条件下で実際のWCLを決定するために用いられる。 自動車電子部100の設計段階の間に、最小帯域幅の要件とシステム性能が不 一致であることが発見されると、それに応じてシステム設計を変更しなければな らない。すなわち、中間優先度チャネルを高優先度チャネルになるよう再定義す るか、あるいは余分な処理電力を追加しなければならないことになる。実際のW CLは自動車電子部100の設計中にすでに正確に決定することができるので、 チャネルを必要とされる最小優先度に適切に割り当て、優先度があまりに高い割 り当てについてもシステム資源が無駄にならないようにすることができる。 特に、WCLを前もって正確に、フィールド試験前にも決定することができる ので、処理電力に対する安全性のゆとりを加える必要がない。 かくして、自動車電子部100の設計中に本発明の方法の実施例を利用するこ とにより、最適化されたシステムが 得られ、共有システム資源の利用を最適化し、それと同時に、最悪の場合の条件 においても適切な動作を保証する。 第2図は、第1図に図示される格納装置132に格納される優先度の順位をつ けたリスト132.1を示す。優先度移行規則138が第1図に関して考察され る例により適応されると、優先度の順位をつけたリスト132.1が変更され、 優先度の順位をつけたリスト132.2となる。 変更後の優先度の順位をつけたリスト132.2は、高優先度,中間優先度お よび低優先度の集合の下部集合に属する要求側チャネルのみが存在する場合に対 応する。ここで考察されるケースは、この下部集合は高優先度および中間優先度 の要求側チャネルによって成り立つ。変更済みの優先度の順位をつけたリスト1 32.2は、低優先度チャネルがスケジューラ114に対してアクセス要求を出 さない場合に適応される。 要求側チャネルの選択された1つのWCLの間に、要求側チャネルに許可され るいくつかのアクセスを決定するために、変更済みの優先度の順位をつけたリス ト132.2内の対応する最悪の時間スロットを決定しなければならない。最悪 の時間スロットとは、他の要求側チャネルに対するWCL中に最大数のアクセス が許可される時間スロットである。 第3図は、最悪の時間スロットをどのように発見することができるかを示す。 この目的は、高優先度チャネルに関 して最悪の時間スロットを識別することである。そのアクセス要求を行うために 高優先度チャネルの最悪の時間スロットは、他の優先度を有する時間スロットに 先行する時間スロットでしかない。そのため、ここで考察されるケースでは、高 優先度チャネルに関して最悪の時間スロットとなりうる時間スロットは、第2図 の優先度シーケンス132.2内にT1,T2と示される時間スロットとしかな りえない。これらは両方とも中間優先度時間スロットである。 第3図のシーケンスS1は、時間スロットT1が考察される場合に、結果とし て得られるスケジューラのための優先度リストを示す。時間スロットT1の間の 高優先度チャネルのアクセス要求が発されると、優先度の順位をつけたリスト1 32.2の優先度リストの残りであるM−H−H−H−M−Hは、第3図に示さ れるように時間間隔300の間に進行する。スケジューラが優先度の順位をつけ たリスト132.2の最後に到達すると、最初に戻り、要求側の高優先度チャネ ルに割り当てることのできる高優先度スロットが起こるまで、同じリスト132 .2が繰り返し進行される。同じことは、同様にシーケンスS2にも適応される 。これはシーケンス132.2の時間スロットT2に対応する。時間スロットT 2が、高優先度チャネルがそのアクセス要求を行う時間スロットである場合は、 スケジューラがリスト132.2に到達するまでは時間間隔302となる。 時間間隔300,302を比較すると、次のようになる:時間間隔300の間 は、4つの高優先度時間ス、ロットと2つの中間優先度時間スロットとがあるの で、高優先度時間スロットは中間優先度時間スロットの2倍ある。これに対して 、時間間隔302の間は、1つの中間優先度時間スロットと1つの高優先度時間 スロットがあるので、高優先度時間スロットと中間優先度時間スロットの数は同 じになる。その結果、高優先度時間スロットと中間優先度時間スロットの相対数 が最低になるので、シーケンスS2が高優先度アクセス要求に関しては最悪のシ ーケンスとなる。 結果として、リスト132.2内の時間スロットT2は、選択される高優先度 チャネルに関するアクセス要求についてはWCLに関して最悪の時間スロットと なる。 以下の説明では、選択される要求側チャネルに関してWCLの間に要求側チャ ネルに許可されるアクセス数をシーケンスS2に基づき決定する方法を示す。 第4図に関して、チャネルCH0およびCH1のみがイネーブルであり、残り のチャネルCH2〜CH15はディスエーブルで、アクセス要求を発することが できないと想定する。CH0は中間優先度チャネルであり、CH1は高優先度チ ャネルであると想定する。第4図は、ここで考察されるケースのシーケンスS2 を示す。高優先度チャネルCH1が時刻T2(第2図参照)においてH1と記さ れる時間スロット内でアクセス要求を発すると、時間スロットM0において中間 優 先度チャネルCH0にアクセスが許可され、次に、シーケンスS2に従い連続す る時間スロットH1において要求側の高優先度チャネルCH1に許可が与えられ る。その結果、以下でM-SLOTSと記されるWCL中の中間優先度時間スロ ットの数は1に等しくなり、以下でH-SLOTSと記されるWCL中の高優先 度スロットの数も1に等しくなる。 以下においては、別の高優先度チャネルCH2がイネーブルになり、従ってア クセス要求を発することのできる要求側チャネルとなると想定する。第5図は、 このケースの結果のシーケンスS2を示す。この場合M-SLOTSは1に等し く、H-SLOTSは2に等しくなる。 高優先度チャネルCH3もイネーブルになると、次のような状況が起こる:シ ーケンスS2により、H3と記される時間スロットの後で中間優先度チャネルが アクセスを獲得する。アクティブな中間優先度チャネルCH0のみが常にサービ スを要求するので、第6図のシーケンスが得られると想定する。そのためにH- SLOTもM-SLOTも増分する。 同様に、高優先度チャネルCH4がイネーブルになり、高優先度チャネルCH 5もイネーブルになると、H-SLOTが2階増分され、M-SLOTは第7図お よび第8図にそれぞれ示されるように同じままになる。 第9図の表は、左端の列にイネーブルの、言い換えるとアクティブの高優先度 チャネルの量を示す。この量をNHとする。第2と第3の列には、対応する数の H-SLOTSと M-SLOTSならびにH-SLOTSおよびM-SLOTSの和が示され、これ をSとする。 第10図は、本発明により要求側チャネルに許可されるいくつかのアクセスを 決定する方法のある実施例の流れ図を示す。段階1において、優先度の順位をつ けたリストと対応する優先度移行規則とが入力される。さらに、各優先度に関す る要求側チャネル数が入力される。優先度が3つある場合は、これは要求側高優 先度チャネルの数NH,中間優先度チャネル数NMおよび低優先度チャネル数N Lとなる。 段階2において、1つの優先度に関して要求側チャネルがないかどうかを判定 する。優先度が3つある場合は、これは数NH,NMまたはNLのいずれかが0 に等しいか否かを決定することである。その場合は、段階3において優先度の下 部集合が決定される。これにはそれに関して要求側チャネルがある優先度のみが 含まれる。 段階4において、優先度移行規則に応じて優先度の順位をつけたリストが変更 される。段階5において、順位をつけたリスト内の最悪の時間スロットが、WC Lを計算すべき要求側チャネルうちの選択された1つのチャネルに関して識別さ れる。段階2の判定が「ノー」である場合、制御は直接段階5に進み、段階3, 4は迂回される。 段階6において、選択される要求側チャネルにアクセスが許可されるまで最悪 の時間スロットの後で他のチャネルに許可されるアクセスの量が、上記例に関し て説明された のと同様に決定される。 第10図の流れ図に図示される段階を実行する代わりに、数学的モデルを採用 することも可能である。第11図は、高優先度および中間優先度チャネルのみが アクティブの場合について、式1〜5と、流れ図11とを示す。流れ図11は、 第10図の段階の数学的モデルを表す。優先度の順位をつけたリスト132.1 および対応する優先度移行規則136,137,138が有効な場合は、入力パ ラメータとして高優先度チャネル数NHのみが必要とされる。 式1〜5と流れ図11とは、第4図ないし第8図に関して説明されたH-SL OTSおよびM-SLOTSを発見するプロセスをモデル化する。式5内の%符 号は、「除算の残部」−−この場合は5までの数でNHを除算した場合の残部を 示す。式3のパラメータM-ADDは、流れ図11を利用することにより得られ る。 式5においてREST(残部)=0の場合、パラメータM-ADDも0となり 、代替のケースでは、パラメータM-ADDがREST-1を2で除算したものの 整数部分に1を足したものに等しくなる。同一ケース(高優先度および中間優先 度のみがある場合)の中間優先度チャネルのWCLの計算については、第11図 に示される式6,7,8,9を採用することができる。選択されるチャネルのW CLの間の低優先度を有する要求側チャネルに許可されるアクセス数であるパラ メータL-SLOTSは、ここで考察されるケースでは アクティブの低優先度チャネルが存在しないので常に0である。 第12図は、式10,11,12,14および流れ図12を示す。式10ない し14を流れ図12と共にすべての優先度、すなわち高優先度,中間優先度およ び低優先度の要求側チャネルがある場合に、WCL中に要求側チャネルに許可さ れるいくつかのアクセスを決定する方法の数学的モデルを表す。許可されるアク セス数は、高優先度チャネルのWCLに関して計算される。 式14により計算されるパラメータRESTは、M-SLOTSおよびL-SL OTSを決定するための基礎として働く。パラメータRESTの値が3に等しい とき、式12.1を適応して、式12,13によりそれぞれ決定されるM-SL OTSおよびL-SLOTSに関して初期値を修正する。要求側高優先度チャネ ル数NHが与えられると、これは、それぞれ式12,13,14によりM-SL OTSおよびL-SLOTSの両方とRESTとを計算するのに充分なものとな る。 RESTが3に等しい場合のみ、M-SLOTSおよびL-SLOTSの値が式 12.1により修正される。式12.1が適用されると、式12により決定され るM-SLOTSの初期値が2だけ増分され、式13により決定されるL-SLO TSの値は1だけ増分される。 RESTの値が2に等しい場合は、式12.2が適用されて、式12,13に よりそれぞれ決定されるM-SLOTSおよび L-SLOTSの初期値を修正する。この場合、M-SLOTSとL-SLOTS は両方とも1だけ増分される。 パラメータRESTの値が1に等しい場合、式12.3が適用される。式12 .3の評価に関して、別の情報が必要とされる。式12.3は入力として、中間 優先度要求側チャネルまたは低優先度要求側チャネルが最も長い状態実行時間を 有する状態を有するか否かを必要とする。要求側中間優先度チャネルのいずれか の状態が、低優先度要求側チャネルの他の状態よりも長い場合は、M-SLOT Sの値だけが1だけ増分され、L-SLOTSは式13に関しては変更されない ことになる。逆の場合は、M-SLOTSの値が式12に関して変更されずに、 L-SLOTSの値のみが1だけ増分される。 パラメータRESTの値が流れ図12の代替式12.4により0に等しい場合 は、式12,13によりそれぞれ得られるM-SLOTSおよびL-SLOTSの 値は変更されないままになる。 H-SLOTSの値は式11により決定され、常に、要求側高優先度チャネル 数NHと等しい。そのWCLを決定しようとする選択される高優先度チャネルに アクセスが許可される前に、他のすべての高優先度チャネルは対応を受けるもの とする。同じ原則は、他の優先度に関するWCLの決定にも適応される。 第13図は、第12図の数学的モデルが適応されるケースに関して、第9図に 示される表と同様の表を示す。第1 3図の表は、要求側高優先度チャネルの量の異なる値に関して、第12図の数学 的モデルを評価することにより得られる。代替例として、第13図に示される表 は、第10図に関して説明される方法によっても得ることができる。ここで考察 する、すべての優先度が存在する場合について、第2図に示される優先度の順位 をつけたリスト132.1は変更されないままになる。従って、第10図の段階 3のように優先度の下部集合を決定することは必要ない。 NH=1およびNH=5の場合について、第13図は、第12図の式12.3 の2つのケースに対応するM-SLOTSおよびL-SLOTSの代替値を示す。 実際には、まず、第10図による本発明の実施例を適応することにより第13 図に示される表を作成することができる。すると、このような表に含まれる情報 は、第12図に示される数学的モデルによって表すことができる。 第14図は、第13図の表と同様にすべての優先度が存在するが選択される中 間優先度チャネルのWCL中に許可されるアクセス数を決定する場合の表を示す 。式15,16,17,18により表される対応する数学的モデルの評価を行う には、要求側中間優先度チャネルの量NMのみが入力パラメータとして必要とさ れる。同じことが、第15図にも同様に適応される。第15図は、低優先度チャ ネルのWCL中に要求側チャネルに許可されるアクセス数に関する対応の表を示 す。この場合も、式19,20,21,22によ り表される数学的モデルを評価するために、要求側低優先度チャネルの量NLし か入力パラメータとしては必要とされない。 以下に考察される例においては、第1図に示される自動車電子部100の入力 アレイ112の入力チャネルCH0,CH1,CH5,CH6,CH15だけが 要求側チャネルであり、他のすべてのチャネルはディスエーブルになる。あるチ ャネルが共有されるシステム資源すなわち実行ユニット116に少なくとも時折 アクセスしようと欲する場合、そのチャネルを要求側チャネルと見なす。 さらに、ここで考察される例においては、すべての要求側チャネルに関して実 行される2つの異なる関数、すなわち関数1および関数2しか存在しない。各要 求側チャネルは、それに割り当てられる関数を1つだけ有する。たとえば、チャ ネルCH0は関数1を有し、高優先度チャネルである。他の要求側チャネルCH 1,CH5,CH6,CH15に関する対応の情報は第16図の表に示される。 第17図は、関数1および関数2の状態図である。1つの関数の状態は特定数 のミクロ構造として定義され、第1図の実行ユニット116により実行される場 合に割り込まれない。関数1は、3つの状態S1,S2,S3によって構成され る。状態S1の相対状態実行時間は16、S2は80、S3は94である。関数 2は、4つの状態S1,S2,S3,S4によって構成され、それぞれが100 ,15,200,1 0の相対状態実行時間を有する。 ユーザがチャネルCH5のWCLの長さを判定したい場合、これは第15図に 関して説明されるケースに対応する。すべての優先度の要求側チャネルが存在し 、CH5は低優先度チャネルであるためである。この場合の要求側低優先度チャ ネルの量NLはNL=1に等しいので、式19によってSの値は7になり、式2 0によりH-SLOTSは4、式21によりM-SLOTSは2、式22によりL -SLOTSは1となる。 これらの結果から、チャネルCH5のWCL中に、チャネルCH5にアクセス が許可されるまでに他の要求側チャネルに許可されるアクセスは、S=7なので 合計でS-1=6であることがわかる。実行時間に関してWCLの実際の値を決 定するためには、H-SLOTS,M-SLOTS,L-SLOTSの数を実際の 状態の対応する実行時間と置き換えねばならない。 各優先度に関して時間スロットに対する実行時間のこの割当を実行するために アレイが生成される。チャネルCH5に関して、低優先度要求側チャネルは1つ しかないのでこれは一次元アレイである。アレイは左から右に分類されて、最も 左側の要素が最も長い状態実行時間、第17図の関数1の図では94を有する。 続く2つのアレイ要素は80と16である。 低優先度チャネルが2つ以上ある場合は、各チャネルが追加されるたびに一次 元がアレイに追加される。この場合も、他の次元に関するアレイ要素が左から右 に降順に分類 される。チャネルCH5に関するアレイの左端の要素はポインタを有する。 ここで考察される例においては、ポインタを有するアレイ要素が選択されて、 1つのL-SLOTに割り当てられる。これは、左端の要素が最も実行時間の長 い状態のためである。2つ以上のL-SLOTが存在する場合は、ポインタは右 に1要素進んで、次の要素が、ポインタを有するアレイ内のすべての要素から最 も大きな状態実行時間を有する要素として選択される。 同じことが第18図に示されるアレイ18.3についても同様に当てはまる。 このアレイはチャネルCH0,CH1,CH6,CH15の各々に1つづつ、縦 方向に4つの次元により構成される。横方向では、アレイは1つのチャネルの関 数内の状態と同数のアレイ要素によって構成される。各アレイ要素は、1つの特 定の状態の状態実行時間を表す。アレイ要素は、各チャネルに関して左から右に 降順に分類される。まず、左端の要素が、それに割り当てられるポインタP0, P1,P6,P15をそれぞれ有する。 第1図に示される適用可能な優先度移行規則136,137のために、すべて の高優先度および中間優先度チャネルを表すアレイを1つだけ生成することが可 能である。WCLを決定しなければならないチャネルの型であるので、低優先度 チャネルの少なくとも1つの要求が常にあると想定する。しかし、他のチャネル 、すなわち高優先度チャネ ルおよび中間優先度チャネルに関しては、これらのチャネルは継続して共通シス テム資源に対するアクセスを要求せず、このような、要求が存在しない時間的間 隔が存在すると想定する。 たとえば、スケジューラ114により決定される時間スロットのシーケンス内 に高優先度チャネルのための時間スロットHがあるがこの時点で高優先度チャネ ルの要求がない場合、優先度移行規則136が適応されて、アクセスはそのとき にアクセスを要求していた中間優先度チャネルに許可される。このため、優先度 移行規則136,137が高優先度時間スロットおよび低優先度時間スロットの 交換を許さないと、各優先度に関して別々のアレイを生成することが必要になる 。 高優先度時間スロットおよび低優先度時間スロットの間に互換性がない場合に ついて高優先度チャネルおよび中間優先度チャネルの対応するアレイ18.1, 18.2をそれぞれ第18図に示す。アレイ要素はアレイ18.3に関して説明 したのと同じ原則によって配列および分類される。アレイ18.3に関するアレ イ18.1とアレイ18.2との差は、アレイ18.1およびアレイ18.2の 各々は同じ優先度を有するチャネルに関して状態実行時間を含むだけであること である。アレイ18.1およびアレイ18.2においては、まず左端のアレイ要 素が、それに割り当てられるポインタH0,H6,M1,M15を有する。 ここで、アレイ18.3の例を再び考察して、以下の段階が実行されてWCL を計算するために適切なアレイ要素を選択する。すなわち、それに割り当てられ るポインタを有するすべてのアレイ要素のうち最大値を有するアレイ要素が選択 され、対応するポインタは右に1要素移動される。ここで考察される例において は、第1アレイ要素はチャネルCH6かチャネルCH15のアレイ内の行の左端 の要素のいずれかである。これは両方の状態実行時間がそれぞれ200に等しい ためである。 チャネル15の左端のアレイ要素が選択されると、ポインタP15が右に1要 素移動する。次の段階で、同じ基準により別のアレイ要素が選択される。チャネ ルCH6の左端の要素はそれに割り当てられるポインタを有するアレイ18.3 のすべてのアレイ要素のうち最大の状態実行時間を表すので、これが次に選択さ れるチャネルとなる。同様に、ポインタP6が1要素右に移動する。移動された ポインタは、第18図において破線の矢印で示される。 この原則に従って次に選択されるアレイ要素は、チャネルCH6,CH15の 状態実行時間100を表すアレイ要素である。ここでも、ポインタP6,P15 が右に1要素移動する。その結果、ポインタP6,P15は状態実行時間15を 有するアレイ要素を指示する。その結果、次の2つの段階で、チャネルCH0, CH1の左端のアレイ要素が選択され、対応するポインタP0,P1が左に1要 素移動する。H‐SLOT=3, M-SLOTS=3であるので、パラメータSは6となり、いくつかのS要素が 選択されて選択プロセスはこの段階で停止する。アレイ18.3から、また図に は図示されない低優先度チャネルCH5のアレイからも選択されたアレイ要素を 加算することによりWCLが計算される。 これにより、WCLを計算するための以下の式が得られる。状態実行時間の後 の括弧内の符号は対応する被選択チャネルを表す: WCL=200(CH15)+200(CH6)+100(CH15)+100 (CH6)+94(CH1)+94(CH0)+94(CH5)=882 アレイ要素を選択する同じ方法がアレイ18.1,18.2に別々に適応される と、アレイ18.1からいくつかのH-SLOTS=4要素を選択し、アレイ1 8.2からいくつかのM-SLOTS=2要素を選択すべきことになる。これは 、アレイ18.1,18.2に関して考察される例では、高優先度時間スロット と中間優先度時間スロットとの間で交換ができないためである。このため、アレ イ18.1からチャネル0とチャネル6の2つの左端の要素が選択される。これ により、WCLを計算するための以下の式が得られる: WCL=200(CH6)+100(CH6)+94(CH0)+80(CH0 )+200(CH15)+100(CH15)+94(CH5)=868 第19図は、選択された要求側チャネルのWCLを決定するための本発明によ る方法のある実施例の流れ図である。この方法のための更なる入力パラメータと して、第1図の順位をつけたリスト132.1に類似の優先度の順位をつけたリ ストと、優先度移行規則の集合とが必要とされる。パラメータSならびにH-S LOTS,M-SLOTSおよびL-SLOTSの値を、上記の方法すなわち表を 用いるか、数学的モデルを評価することにより決定することができる。 段階200において、すべての要求側チャネルの状態実行時間のリストも入力 される。段階210において、要求側チャネルの優先度のみによって構成される 優先度の下部集合が決定される。各優先度の要求側チャネルが少なくとも1つあ る場合は、段階210で決定される下部集合は優先度の完全な集合と同じもので ある。 段階220において、段階210で決定される優先度下部集合の各優先度につ いてアレイが生成される。アレイ内の各行は、要求側チャネルの状態実行時間を 表す。優先度移行規則により要求側チャネルの優先度の間に互換性がある場合は 、互換性のあるチャネルのためのアレイを生成すれば充分である。いずれにして も、WCLを決定する選択されたチャネルの優先度を有するチャネルと他の要求 側チャネルのための別々のアレイが必要である。 段階230において、各行の状態実行時間が分類され、 段階240においてポインタが各行の左端の要素に割り当てられるので、第18 図のアレイ18.1,18.2または18.3と同様のアレイが得られる。 段階250において、選択されたアレイ内の状態実行時間が最も大きい要素が 選択されてWCLに加えられる。対応するポインタが右に1要素動き、その優先 度のスロットの各数に対応するいくつかの要素が選択されるまで別のアレイ要素 が選択される。 たとえば、高優先度チャネルのアレイが選択されると、いくつかのH-SLO TSアレイ要素をこのアレイから選択しなければならない。WCLを計算する選 択された要求側チャネルの優先度を有するアレイを含むすべてのアレイに関して これが行われる。優先度移行規則によって選択されたチャネルの優先度と等しく ない優先度の互換性が認められる場合は、個々のアレイを結合して、計算を容易 にし、より正確な結果を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーサモノフ、アンドレイ ロシア連邦197374サンクト・ペテルスブル ク、サフスキナ・ストリート122―458 (72)発明者 ソーヤ、リチャード アメリカ合衆国テキサス州オースチン、ク リスタル・ウォーター・コーブ4008

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.待行列システムの複数の要求側チャネル(CH0,CH1,CH2,.. .CH15)のうち選択される1つの最悪時のサービス待ち時間(WCL)中に 、前記待行列システムにおいて要求側チャネルに許可されるいくつかのアクセス を決定する方法であって、前記要求側チャネルの各々がそれに割り当てられる優 先度の集合の優先度(H,M,L)を有し、それによってスケジューラ(114 )により前記待行列システム内で要求側チャネルにアクセスが許可され、前記ス ケジューラは優先度の順位をつけたリスト(132)によって構成され、それに より前記優先度の順位をつけたリストは対応するアクセス要求が存在しない場合 は所定の優先度移行規則(136,137,138)に従って変更される方法で あって、前記方法が: a)優先度の前記集合の下部集合を決定する段階であって、前記下部集合は要 求側チャネルの優先度によってのみ構成される段階; b)前記下部集合および優先度の前記集合が等しくない場合に、前記優先度移 行規則に従って前記優先度の順位をつけたリストを変更する段階; によって構成されることを特徴とし、前記方法が: c)前記被選択チャネルの優先度を有する前記優先度の順位をつけたリスト内 の時間スロットを選択し、他の優先 度を有する時間スロットに先立つ段階であって、被選択チャネルの優先度を有す る連続時間スロットと前記順位をつけたリスト内の最低の他の優先度を有する連 続時間スロットとの比が決定される段階であって、前記被選択時間スロットは前 記被選択チャネルのアクセス要求のための最悪の場合のサービス待ち時間に関し て、前記優先度の順位をつけたリスト内で最悪の時間スロットである段階;およ び d)前記被選択チャネルにアクセスが許可されるまで、前記優先度の順位をつ けたリストによる前記最悪の時間スロット後に、前記要求側チャネルの1つずつ に一度許可されるアクセス量を決定することにより、前記アクセス数を決定する 段階; によって特徴化される方法。 2.コンピュータ内で実行して、待行列システムの複数の要求側チャネル(C H0,CH1,CH2,...CH15)のうち選択された1つのチャネルの最 悪時のサービス待ち時間(WCL)を自動的に決定する請求項1に基づく方法で あって、前記要求側チャネルの各々がそれに割り当てられる優先度の集合の優先 度(H,M,L)を有し、それにより前記待行列システムにおいてスケジューラ (114)によって要求側チャネルにアクセスが許可され、前記スケジューラは 優先度の順位をつけたリスト(132)によって構成され、それにより前記優先 度の順位をつけたリストは、対応するアクセス要求が存在しない場合に所定の優 先度移行規 則(136,137,138)に応じて変更される方法方法であって、前記方法 が: a)優先度の前記集合の下部集合を決定する段階であって、前記下部集合は要 求側チャネルの優先度によってのみ構成される段階; b)前記複数の要求側チャネルのうち前記被選択チャネルの最悪の場合のサー ビス待ち時間の間に前記待行列システムにおいて要求側チャネルに許可されるい くつかのアクセスを入力する段階であって、前記アクセス数が請求項1記載の方 法により許可される段階; c)前記要求側チャネルの各々に関する関数の状態実行時間のリストを入力す る段階; d)前記優先度の下部集合の各優先度に関してアレイを生成する段階であって 、前記各アレイ内の各行が状態実行時間の前記リストの1つを表す段階; e)前記アレイ内の前記行により表される状態実行時間の前記リストを降順に 分類する段階; f)前記行の各々の最大状態実行時間にポインタを割り当てる段階; g)前記優先度の下部集合の前記各優先度に関して: g1)前記優先度の前記アレイのアレイ要素を選択する段階であって、前記 アレイ要素がそれに割り当てられるポインタを有する前記アレイ要素のすべての うち最大の状態実行時間を表す段階; g2)段階g1)で選択される前記アレイ要素により表される前記状態実行 時間を前記最悪の場合のサービス待ち時間に加算する段階; g3)段階g1)で選択される前記アレイ要素の前記ポインタを降順におい て前記要求側チャネルの同じものの次のアレイ要素に移動する段階;および g4)前記優先度の前記要求側チャネルに許可される前記アクセス数に対応 する回数だけ前記段階g1)ないしg3)を反復する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 3.前記優先度のうち少なくとも2つに関する前記アレイが1つのアレイ内に 併合されて、前記優先度のうち前記少なくとも2つの優先度が前記優先度移行規 則に従って交換可能である場合、また前記優先度の前記2つのうち、前記複数の 要求側チャネルのうちの前記選択された1つのチャネルの前記優先度と等しい場 合に、前記優先度のうち前記少なくとも2つの優先度に関する前記アレイと置き 換わることを特徴とする請求項2記載の方法。 4.請求項1,2または3のうちいずれかの請求項による方法を実行するコン ピュータ・プログラム。 5.複数の要求側チャネル(CH0,CH1,CH2,...CH15)のた めの待行列システムによって構成される装置であって、前記要求側チャネルの各 々が予め定められる最大の最悪時の待ち時間を超えない最悪の場合のサービス待 ち 時間(WCL)を要求し、前記要求側チャネルの各々がそれに割り当てられる優 先度の集合の優先度(H,M,L)を有し、それによって前記待行列システムに おいてスケジューラ(114)により前記要求側チャネルの1つにアクセスが許 可され、前記スケジューラは優先度の順位をつけたリスト(132)によって構 成され、それにより前記優先度の順位をつけたリストが、対応するアクセス要求 が存在しない場合に所定の優先度移行規則(136,137,138)に応じて 変更され、請求項1,2または3の方法により決定される実際の最悪の場合のサ ービス待ち時間が前記の予め定められる最大の最悪時のサービス待ち時間に実質 的に等しくなるように、前記チャネルの各々の前記優先度が選択されることを特 徴とする装置。
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