JP2000508926A - 磨き物品およびその製法 - Google Patents

磨き物品およびその製法

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ブイ. パライキス,リアナ
エル. オルソン,ゲイリー
シー.,ジュニア サンダース,ルフス
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/40Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
    • D04H1/58Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties by applying, incorporating or activating chemical or thermoplastic bonding agents, e.g. adhesives
    • D04H1/60Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties by applying, incorporating or activating chemical or thermoplastic bonding agents, e.g. adhesives the bonding agent being applied in dry state, e.g. thermo-activatable agents in solid or molten state, and heat being applied subsequently

Abstract

(57)【要約】 かさ高で、低密度の不織布パッドと、そのようなパッドを製造するための方法とが説明される。本発明のパッドは、それぞれ不連続繊維が互いにそれらの相互接触点で接着された繊維の束を有する。それらの繊維は、その束の中に配置されて、束の対向端に延在する稠密な縦方向中央部分と、あまり密でない側部と、縦方向引張強さが横方向引張強さよりもおおきい、、縦方向引張強さおよび横方向引張強さとを提供する。これらのパッドは、繊維がトウ内に配置されて、第1の軸に沿って延在するように不連続繊維のトウを形成するステップと、第1の軸に沿ってトウを撚って、スラブ化したトウを形成するステップと、繊維をそれらの相互接触点で互いに接着させるステップと、スラブ化したトウを磨きパッドなどに切断するステップとを含む方法に従って製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 磨き物品およびその製法 本発明は、清浄、磨き、艷出し、その他の表面調整用途に適した磨き物品と、 そのような物品の製法と、その方法によって製造される物品とに関する。 清浄用途で磨きパッドを使用することは良く知られており、不織布物品が、そ のようなパッドの製造に有用であることが分かっている。ハンドパッドなどの磨 き物品や同等なものが、様々な形状およびサイズのものが入手可能であり、多数 の異なる材料から構成できる。周知の磨き物品には、例えば、1つ以上の天然、 または合成繊維製のものだけでなく、スチールウール製のものも含む。 従来の不織布物品は、前処理で伸張、けん縮されてランダム配列した不連続繊 維のかさ高なウエッブを最初に形成することによって製造される。このようなウ エッブは、繊維の組み合わせだけでなく合成、または天然の繊維から構成されて 、清浄、磨き、艶出し、それに他の表面調整用途に有用な不織布物品を提供して も良い。不織布ウエッブは、従来型の設備の空気撚りウエッブとして、典型的に 形成され、樹脂結合剤で処理されて、ウエッブ繊維をそれらの接触点で互いに結 合させる。研磨粒子がその樹脂結合剤に添加されて、例えば、より攻撃的研磨用 途に向くように完成物品に研磨特性を与えることができる。このような不織布か ら成る1つの成功した市販製品は、ミネソタ州、セントポール市のMinnes ota Mining and Manufacturing Company 社の商標名「Scotch−Brite」で販売されているものである。この一 般タイプの低密度研磨製品は、米国特許第2,958, 593号のフーバー(Hoover)氏その外によって開示された方法によって 準備できる。 上述のこれらのような不織布は、かなりの成功をおさめているが、それらの製 造には、高価で、複雑で、大型のウエッブ形成設備を購入して、使用しなければ ならない。一貫した均一な外観および構造を提供するために、不織布ウエッブは 、ウエッブの各層内の不連続繊維を出力されたウエッブと角度をなすように配列 させる複雑多段階積層プロセスを用いて製造される。但し、この積層方法は、出 力されたウエッブと同じ角度幅で下層しわとウエッブ端が走る形で循環的不一致 となる。 磨き物品の製造への他の試みには、不織布ウエッブの製造に連続フィラメント を使用することを含む。特許文献には、ウエッブおよびマットを形成するのに連 続繊維を使用することが記述されている。連続フィラメントから製造される典型 的磨き物品は、ヘイヤ(Heyer)氏その外の米国特許第4,991,362 号および第5,025,596号に記述されているものである。これらの特許は 、パッドの対向端で一緒に接着された連続、非指向性けん縮フィラメントトウで 形成された低密度研磨物品を説明する。米国特許第4,991,362号および 第5,025,596号の物品は、台所用磨きパッドとしてかなり商業的な成功 をおさめているが、幾つかの欠点も知られている。例えば、上述の特許のパッド には、単デニール連続フィラメントしか含まず、これらのパッドを製造する方法 は、繊維特性の慎重な選択を通じて以外、完成パッドのかさ高さについての制御 をほとんど考慮していない(例えば、けん縮、供給原料の等級、ヒートシール特 性)。さらに、パッドの対向端で実質的に全く同一の接着エリア、すなわちシー ルを形成し、それによってパッドの連続繊維を結合させ、結合剤の適用前にパッ ドの構造的一体化 を維持するための設備が必要となる。 前述のことを考えて、容易で、経済的に製造され、例えば台所用磨きパッドな どの様々な用途で使用できる開放されたかさ高な不織布物品を提供することが望 まれる。不連続繊維から成る不織布ウエッブから造られる一貫して均一な構造を 有するような物品を提供し、製造プロセスの際にパッドの対向端を接着するため に上述の接着、すなわちシールを行う設備も要らずにかなりのかさ高さを容易に 持たせることができることが望まれる。上述の循環的不一致を回避する一方、様 々な繊維デニールの混合だけでなく様々な繊維材料の混合を使用する際などの製 造条件の変化を考慮に入れた物品の製造方法を提供することも望まれる。使用さ れる繊維の特性に完全には依存しない所望のかさ高さを備えた低密度不織布物品 を製造するような方法を提供することが望まれる。 本発明は、容易に、且つ経済的に製造でき、例えば、手持ちサイズの台所用磨 きパッド(以後「ハンドパッド’)など、様々な用途に適したかさ高な低密度不 織布パッドを提供する。本発明の物品は、上述のしわ、または横方向ウエッブ端 を形成するのを回避することにより、不織布技術では周知の循環的不一致を回避 することができる方法によって造られる多層でかさ高な低密度構造を備えている 。 一実施例において、本発明は、清浄、磨き、艷出し、それに他の表面調整用途 で使用する物品を提供する。前記物品は、 相互接触点において互いに接着された不連続繊維の束であって、該繊維は前記 束の範囲内に配置されて、前記束の対向端に延在する稠密な長手方向中央部分と 、低密な側部と、長手方向引張強さと、横方向引張強さとを提供し、長手方向引 張強さは横方向引張強さよりも大きい、不連続繊維の束を備えている。 繊維の上述の分布に加えて、束の範囲内の繊維のマスおよびかさ 高さは、第1の軸に沿って最大となり、垂直な第2の軸に沿って第1の軸から遠 く離れて延在する方向に連続的に減少するように配置される。これらの繊維は、 押出熱可塑性重合体、または2つ以上のそのような重合体の組み合わせから成る のが好ましく、溶融接着可能な繊維(例えば、ポリオレフィン)から成っても良 い。これらの繊維は、例えば、硬化樹脂結合剤によって、または溶融接着によっ て互いに接着されても良い。繊維は、けん縮、または非けん縮されても良いが、 好ましい繊維は、けん縮されており、少なくとも約1グラム毎デニールの切断強 さを有して、磨きなどの作業に適した強度を提供する。繊維のデニールは、変更 できるが、最も好ましくは、約1.5から約400デニールまでの好ましい範囲 内のものとなる。手持ちサイズの磨きパッドには、繊維のデニールは、約6から 200までの範囲にあるのが好ましい。上述の物品は、磨きパッドとして使用す るのに十分きめの粗いものである。但し、これらの物品には、樹脂系結合剤によ って束の繊維に接着された研磨粒子を含み、より攻撃的な磨き、またはその他の 表面処理用途のための追加的磨耗性を提供する。 本発明の様々な特徴の説明で、使用されている幾つかの用語は、ここで詳述さ れる意味で理解される。用語「繊維」および「フィラメント」は、置き換えても 使用可能であり、ここでさらに記述されるように天然、または合成材料から成る 糸状構造物を指す。「トウ」は、不連続繊維のロープ状集まりを意味し、ここで 個々の繊維は隣接繊維と混ざり合っている、すなわち縺れているが、繊維の大部 分は第1の軸(例えば、トウの長手方向)に沿って長手方向に延在するように配 列されている。「スラブ化されたトウ」は、前述の第1の軸を中心にして撚られ ているトウを意味する。ここで繊維を指すのに使用されるときの「不連続」は、 本業界で通常に使用される用 語のごとく、切断繊維、すなわちステープル繊維を意味する。「束」は、スラブ 化したトウの一部から成る繊維の集まりを指す。本発明の物品内での繊維の接合 を指すのに使用される「被接着」または「接着」は、繊維がそれらを互いに接着 させる要因となる条件におかれることを意味する。 他の実施例において、本発明は、清浄、磨き、艶出し、それに他の表面調整用 途に有用な物品の製造のための方法を提供する。前記方法は、 第1の軸に沿って延在するように配置された不連続繊維のトウを形成するステ ップと、 前記第1の軸を中心にして前期トウを撚って、スラブ化したトウを形成するス テップと、 前記繊維の相互接触の点においてそれらを互いに接着させるステップと、 前記スラブ化したトウを切断して物品を提供するステップとから成る。 本発明のこの実施例において、物品を提供するステップは、不連続繊維のウエ ッブの初期形成を含む。ウエッブの繊維は、次に、第1の(例えば、長手方向の )軸に沿って延在するように配置されるので、好ましくは繊維密度と、繊維マス と、それにトウのかさ高さとは、第1の軸に沿って最大となり、第1の軸と垂直 をなす第2の軸に沿って連続的に減少する。撚りを付けるためにはトウの第1の 軸を中心にしてトウを回転させることによって達成される。好ましくは、トウは 、トウの各30.5cm(12in)セグメント毎に約180度加撚されるが、 180度毎30.5cmセグメントよりも多少大きい、または小さい撚りでも、 本発明に従って適切な物品を提供することができる。説明した方法に使用される 繊維には、上 述の繊維を含み、処理条件および使用される繊維の性質により、繊維は、溶融接 着によって、および/または塗布可能な接着樹脂合成物を繊維に適用した後に、 塗布可能な混合物を固化させて(例えば、硬化によって)、繊維をそれらの相互接 触点で接着させることによって互いに接着されても良い。 本発明の他の実施例において、前述の方法によって製造される物品が提供され る。 本発明のその他の詳細は、好適な実施例および請求の範囲の詳細な説明を含む 開示の残りを考察した後には当業者によってより完全に理解されよう。 本発明の好適実施例の説明において、様々な図が参照される。 第1図は、磨きや、その他の表面仕上げ用途に適する本発明による物品の斜視 図である。 第2図は、本発明によって製造された磨き物品を横切る繊維マスの分布の描画 である。 第3図は、本発明によって製造された磨き物品を横切る繊維のかさ高の分布の 描画である。 第4図は、本発明のよる物品の製造のための方法のブロック図である。 第5図は、第6図の切断線5−5と5’−5’との間についてのトウセグメン トの斜視図である。 第6図は、その中で様々なステップを実行する設備を含む、第6図に示された 方法のトウ部の部分の略図である。 本発明の好適実施例の詳細を、適宜様々な図を参照して説明する。好適実施例 の詳細な説明において、説明される実施例の様々な特徴は、参照符号によって図 面で確認され、ここで同一参照符号は同一構造を示す。 本発明に従って製造された物品が、例えば台所清掃用途での使用に適したハン ドパッド10として第1図に示される。パッド10は、繊維の相互接触点で互い に接着された不連続繊維12のスラブ化したトウの束、または部分から成る。破 線A−Aで示された第1の軸が、パッド10の中央部分を通って延在している状 態で示され、パッド10がそこから切断されるスラブ化したトウの長手方向の軸 (例えば、進行方向と平行に延在する)と同延であることは理解されよう。繊維 12は、好ましくは、ここで説明されたように、固化樹脂系結合剤によって互い に接着される。但し、上述のスラブ化したトウ内に適切な溶融接着可能な繊維を 包含させることによって、繊維12の溶融接着も、単独で、または樹脂系結合剤 との組み合わせにて採用できることが考慮されている。 パッド10内の個々の繊維12は、隣接繊維と混ざり合っている、すなわち縺 れている。但し、これらの繊維12は、第1の軸A−Aに沿って延在するように パッド10内に配置されるので、軸A−Aに沿う長手方向の引張強さが、破線B −Bのように示された横方向に延在する垂直第2の軸に沿う横方向引張強さより も大きくなる。好ましくは、軸A−Aに沿うパッド10の長手方向の引張強さは 、第2の軸B−Bに沿う横方向の引張強さの少なくとも2倍のものである。手持 ちサイズの磨きパッドでは、例えば、第1の軸A−Aに沿う引張強さの第2の軸 B−Bに沿う引張強さに対する比は、典型的に3よりも大きく、使用される材料 や、パッド10の製造に採用される厳密な処理条件によって、7、またはそれ以 上となり得る。 これらの繊維12は、繊維密度と、繊維マスと、それに繊維かさ高さとが、第 1の軸A−Aに沿うパッド10の中央部分に沿って最大となり、第2の軸B−B に沿う、軸A−Aから横方向に遠く離れて延在する方向で連続的に減少し、それ によって側部18、19に 沿って低密な側部を形成できるように、パッド10の範囲内に分布して配置され る。ハンドパッドでは、例えば、約1.0cmの幅を有し、軸A−Aに沿って中 心に位置するパッド10の切断片のマス、または密度は、典型的にパッド10の 端部19近辺の平行線A’−A’に沿って中心に位置する比較片のマス、または 密度よりも少なくとも1.5倍は大きい。さらに、本発明の物品のかさ高さ(図 示せず)も、同様に、平行線A’−A’に沿って中心に位置するパッドの比較片 のかさ高さよりも大きな、約1.0cmの幅を有し、第1の軸A−Aに沿って中 心に位置するパッド10の切断片のかさ高さで分布される。本発明による物品に 対する典型的なマスおよびかさ高さの分布は第2図および第3図にそれぞれ示さ れ、最大かさ高さおよびマス値が軸A−A回りの中心に位置したパッド10の片 に対応するものと理解されるパッドの中心部分「C]に沿って起こるように示さ れている。 繊維12が軸A−Aに沿って配置された結果、パッド10の対向端14、16 は、例えば、端部14、16のいずれか、または両方が、眼を近づけて行う目視 検査によっても観察でき、指先を押し付けることによっても手で検知できるカッ ト繊維端から成る。密度、マス、繊維かさ高さの上述の分布は、物品の最中心部 分に高密度のエリアを有する順応ハンドパッド、または同等の物品を提供する一 助となる。高密度のこれらの中心部分、すなわちエリアは、高内部強度を有し、 高表面エリア作業空間で使用するのに適している。物品の低密度端は、湾曲表面 だけでなく、より狭い、すなわち囲まれた作業空間(例えば、コーナー)で使用 する際に所望の柔軟性を提供する。無論、ハンドパッド、または本発明の他の物 品の実際のマス、密度、またはかさ高さの分布は、使用される特定の繊維や、製 造方法に採用される条件により変化する。当業者には、本発明が、 ハンドパッド、または同等のものなどの物品内の前述の特性の分布にいかなる意 味でも限定されるものではないことは理解されよう。パッド10は、幾分長円形 状を有するように示されているが、本発明の物品は、無制限に、円形、長円形、 四角形、三角形などを含む様々な形状およびサイズでも提供できることは理解さ れよう。 本発明で有用な不連続フィラメントは、天然産繊維だけでなく合成繊維からも 選択されても良い。好ましい合成繊維は、押出有機熱可塑性重合材料であり、最 も好ましくは、少なくとも1グラム毎デニールの切断強度を有し、磨き物品とし て長期間の使用に耐えるのに必要な程度の強靭性を提供する熱可塑性材料である 。そのような好ましい熱可塑性材料の典型例は、ポリカプロラクタム(ナイロン 6)やポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン6,6)などのポリアミドと、 ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンと、ポリエチレンテレフタ レートなどのポリエステルと、それらと均等なものとを含むフィラメント形成重 合体である。他の有用なフィラメントには、例えば、セラミックや金属ベースの フィラメントだけでなく、綿、レーヨン、ケナフ、セルロースから製造されるも のなどの天然産繊維を含む。有用なフィラメントは、約1.5デニールから約4 00デニールまでの範囲におよび、台所用磨きパッドには、約6から約200デ ニールまでの範囲のものが好ましい。これらのフィラメントは、断面が円形、マ ルチローバル、中空、溝付き、または多構成要素(例えば、鎧装コアー)であっ ても良い。二構成繊維(溶融接着可能な構造を含む)、充填および塗布フィラメ ントもまた有用である。上述の有用な繊維の2つ以上を混合したものも、任意の 個々のフィラメントタイプの0から100%までの範囲の比率で選択されるフィ ラメントとの組み合わせによって本発明の物品で使用することもできる。適切な 二構成溶融接着可能な繊維 には、ヘイーズ(Heyes)その外の米国特許第5,082,720号で説明 されたものを含み、その開示は引用によってここに含める。さらに、様々な繊維 長の混合だけでなく、デニール、テナシティ、けん縮などの様々な繊維の性質の 混合が、本発明の物品の製造で有利に使用されても良い。 不連続繊維は、けん縮、または非けん縮されても良いが、好ましくは少なくと も繊維の一部がけん縮される。繊維のけん縮は、スタッフィングボックス、ギヤ ークリンパー、または均等なものを使用することによるなどの従来の方法によっ て達成されても良い。けん縮の程度は、好ましくは0から10までのけん縮数毎 センチメートル(0から25までのけん縮数毎インチ)の範囲におよぶ。本発明 で使用するのに適切な繊維長には、以下で説明される方法で処理できる繊維長の 全てを含む。流通性と処理の容易性を鑑みて、好ましい繊維長は、1.3から1 2.7センチメートル(0.5から5.0インチまでの)までの範囲におよぶ。 前述されたように、結合剤は、物品の繊維を互いに接着するために適用されて も良い。この結合剤は、十分に固化される(例えば、上昇温度で硬化させること によって)塗布可能な混合物として適用されて、構成繊維が残留粘着性もなく互 いに適切に接着された完成物品を提供する。この結合剤は、当業者には入手可能 な任意の適切な接着結合剤から選択されても良い。この結合剤は、熱可塑性、ま たは熱硬化性樹脂であっても良く、好ましくは熱硬化性樹脂系接着剤である。本 発明の使用に適した樹脂系接着剤には、フェノール樹脂、側鎖α,β−不飽和カ ルボニル基を有するアミノプラスト樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、エチレ ン不飽和樹脂、アクリルイソシアヌレート樹脂、ユリアホルムアルデヒド樹脂、 イソシアヌレート樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルエポキシ樹脂、ビスマ レ イミド樹脂、フッ素改質エポキシ樹脂、それに前述のものの組み合わせとを含む 。触媒、および/または硬化剤は、結合剤先駆物質に添加されて、重合化プロセ スを開始、および/または加速させても良い。 好ましくは、本発明で使用される接着材料は、カーク・オスマーのEncyc lopedia of Chemical Technology、第3版、J ohn Wiley & Sons社、1982年、ニューヨーク、17巻、3 84〜399頁に記述され、引用によってここに含められているレゾールやノボ ラック樹脂などのフェノール樹脂である。レゾールフェノール樹脂は、アルカリ 触媒と、典型的に1.0:1.0から3.0:1.0までの間のホルムアルデヒ ド対フェノールのモル比の、モル過剰のホルムアルデヒドとで製造される。ノボ ラック樹脂は、1.0:1.0未満のホルムアルデヒド対フェノールのモル比で の酸触媒反応で準備される。本発明で使用するのに適した市販樹脂には、Occ idental Chemicals Corporation(ニューヨーク のノーストナウォンダ(North Tonawonda))社から入手できる「 DUREZ」および「VARCUM」と、Monsanto Corporat ion社から入手できる「RESINOX」と、両方ともAshland Ch emical Company社から入手できる「AROFENE」および「A ROTAP」などの商標名で入手できるものを含む。本発明の物品の製造に有用 な典型的な塗布可能なレゾール樹脂には、約1.0%(重量で)と約2.5%と の間の遊離ホルムアルデヒドと、約1.0%と約2.5%との間の遊離フェノー ルと、約65%と75%との間の固体と、残りの水とを包含する。塗布可能な樹 脂の粘度は、典型的に、25℃でB型LVF粘度計で測定して(60rpmの4 番スピンドルで)、 約1000と約3000センチポアズとの間である。本発明の物品で使用するた めの好ましい樹脂は、水酸化ナトリウム、または水酸化カリウム触媒を含有する 水溶液内でホルムアルデヒド対フェノールのモル比が2:1のレゾール初期縮合 物として準備された上述のフェノール樹脂である。 本発明の物品は、上述の樹脂系接着結合剤を使用することによってなど、周知 の方法でフィラメント12に研磨粒子を接着することによってより攻撃的な磨き 表面を任意に備えても良い。本発明に従って物品を製造するのに使用される研磨 粒子には、周知の研磨材料およびそのような材料の組み合わせや集塊をも含む。 攻撃的な磨き、または他の最終用途が意図、または望まれていない用途では、よ り軟質研磨粒子(例えばモース硬度が1と7との間の範囲にあるもの)が樹脂に 適用されて、より穏やかな研磨表面を備えた完成物品を提供することができる。 適切な軟質研磨剤には、限りなく、ポリエステル、ポリビニルクロライド、メタ クリレート、メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの有 機材料だけでなくフリント、シリカ、軽石、炭酸カルシウムなどの無機材料、そ れに上述の材料の任意の組み合わせをも含む。より硬質の研磨材料(例えば、約 8よりも大きいモース硬度を有する)は、本発明の物品内にも包含されて、より 攻撃的な研磨表面を有する完成物品を提供することができる。適切な硬質研磨剤 には、限りなく、炭化ケイ素、アルミナジルコニア、ダイアモンド、セリア、立 方晶窒ッ化ホウ素、ガーネットだけでなく酸化アルミニウムセラミック、熱処理 酸化アルミニウム、ホワイト溶融酸化アルミニウムなどの酸化アルミニウムと、 上述の任意の組み合わせとを含む。研磨層には、それぞれの開示は引用によって ここに含める米国特許証第4,652,275号および第4,799,939号 に記載されたものなどの研磨集塊 を含めることができる。上述の研磨剤の平均粒子サイズは、約4.0から約30 0ミクロンまでおよぶ。本発明の物品が、手動で使用される場合(例えばハンド パッド)には、研磨粒子の好ましい粒子サイズは、上述の物品で使用されるフィ ラメントの平均径未満である。 他の周知成分が、当業者には周知のごとく、本発明の物品内に包含されても良 く、例えば、不溶性着色剤、充填剤、滑剤、浸潤剤、界面活性剤、消泡剤、染料 、カップリング剤、可塑剤、沈殿防止剤、帯電防止剤などがある。洗浄剤、すな わち石鹸が、周知の方法で本発明の物品上に塗布、または適用されても良い。 第4図は、本発明による物品の製造方法を概略的に示す。不織布および繊維技 術の当業者には周知のように、製造方法は、典型的に梱包した状態の繊維から始 まる。処理を通じて、これらの繊維は、さらに次にスラブ化したトウに換えられ る平らなマット状のウエッブに換えられる。このトウは、繊維が一緒に束ねられ るように処理され、処理済みのトウは、上述のような完成物品に切断される。 最初に、束ねられた不連続の、好ましくはけん縮された繊維は、手、または好 ましくは機械のいずれかによって初期処理を行うためにほぐされる。最も好まし くは、フィラメントの初期解放は、例えば、ニューヨーク州、マコドン市のRa ndo Machine Corporation社、またはノースカロライナ 州、シャーロット市の前Carolina Machinery Compan y社を通じて入手できるものなど従来の市販設備を用いて達成される。梱包解放 部22において、繊維は、次に繊維マット形成部24に搬送される搬送しやすい 繊維集塊(例えば、直径が100センチメートル以下になるように)に分解され る。繊維の運搬は、空気搬送、手での搬送などによって達成できる。繊維マット 形成部24に おいて、繊維の集塊は、さらに減らされて、周知の方法でそれらの繊維を処理す ることによってより繊維の方向が均一にされて、使用される設備、機械の条件、 それに製造プロセスで使用される繊維のタイプとに依存するかさ高と幅とを有す る粗マットを形成する。このように形成されたマットの典型的なかさ高さは、約 5cmであり、マットの幅は、使用された設備による変わるが、一般に、約1メ ートルから約4メートルまでの範囲内となる。例えば、Rando Machi ne Corporatlon社、Dr.Otto Angleitner G mbH & Co.KG of Wells、オーストリア、または前Caro lina Machine Company社を通じて入手できる市販の繊維マ ット形成設備は、繊維マット形成部24で使用される。 混合作業は、例えば複数の繊維タイプ、または繊維デニールを一つのマットに 組み合わせるように実行されても良い。当業者には、異なる繊維の混合が最終製 品を形成する前のいかなる段階でも達成でき、本発明は、好適実施例の処理段階 が実行される特定の順序に、または異なる繊維を組み合わせるためのいかなる特 定の方法にも限定されるものではないことは理解されよう。例えば、第4図を参 照して、繊維の第2の粗マットは、第2の梱包解放部22’から供給される追加 繊維から、第2のマット形成部24’において形成されても良い。この追加マッ トは、それぞれの重量、または2つのマットの処理速度の関数として周知の方法 でマット形成部24において形成されたマットと組み合わされても良い。 マット形成部24、24’からのマットは、好ましくはそれらのそれぞれの処 理速度の関数として組み合わされて、所定の重量比でマット形成部24からのマ ット繊維とマット形成部24’からのマット繊維との組み合わせから成る混合マ ットを達成する。処理速度 は定期的に変更できるので、マット形成部24’を経て供給される繊維に対して マット形成部24から供給される繊維の重量比を調整することができる。処理速 度の連続監視および調整が、所望の繊維比を維持するために望まれる。例えば、 オーストリア、リンツのDr.Ernst Fehrer CGを通じて、また は英国、ウエストヨークシャ、ブラッドフォードのGarnett Contr ols Ltd.社を通じて入手できるものなど市販の設備が、上述のウエッブ 重量を監視するために採用されても良い。上述のマットは、組み合わされて、例 えば、サウスキャロライナ州、グリーンビル市のWheels Inc.社のJ .D.Hollingworthを通じて、またはジョージア州、チャッツワー ス市のGeorgia Textile Machinery Corpora tion社を通じて、またはサウスキャロライナ州、スパータンバーグ市のMa rzolle International Inc.社を通じて入手できるも のなどの市販の設備を用いる周知の方法でカード化されたウエッブ29(第6図 )が提供されるカード部28で1つのウエッブに形成する。マット形成部28に おいて製造されたウエッブ29は、カーディング設備の特性や、当業者には周知 の、そのような設備が動作してウエッブ29を形成する方式のために、幾分進行 方向に延在するように向けられ、すなわち配置された繊維の配列から成る。 カード化されたウエッブ29は、次にトウ形成部30(第6図)に搬送されて トウ40を形成する。ウエッブ29は、最初集められて、回転送出管32を通し て引かれて、第5図で、線C−Cで示される(例えば、進行方向)、長手方向の 軸を中心にして回転送出管32によって最初に加撚される厚くて、緩い状態で集 められたトウ40を提供する。このプロセスでのこの時点における回転送出管3 2による加撚は、随意であると考えられるが、回転送出管32の内部表面とトウ 40との間の摩擦接触が少なくともトウの表面繊維を撚り合わせ易くして、トウ の本体に追加構造的一体性を与え、破損を防止するのを助けると考えられるので 、加撚が行われるのが望ましい。回転送出管32の回転速度は、重要であるとは 考えられておらず、回転送出管はいかなる周知の方法で回転駆動されても良い。 トウ40は、引きロール34、36によって回転送出管32を通して引かれて、 次に、コイル巻き機38内の被駆動ロール42、44の作用によってコイリング マシン、すなわちコイル巻き機38を通じて引かれる。張力は、対のロール42 、44よりも僅かに遅い速度で回転される対のロール34、36によって、ロー ル34、36とロール42、44との間のトウの長手方向の軸に沿って維持され る。トウ40内の張力は、破損を起こすほどでないのが好ましいが、長手方向の 軸C−Cに沿って互いに対してトウ内に構成繊維を引き込み、それらの繊維をさ らにその軸に沿って配置、すなわち指向するのに十分なものでなければならない 。コイル巻き機38は、周知の方法で回転駆動されて、第5図および第6図で矢 印によって示されるように、トウ40の軸C−Cに沿って(例えば、その長手方 向の軸を中心にして)撚りの角度を与える。このようにして、スラブ化されたト ウは、さらに引かれ、加撚されて、所望のように、追加的な強度およびかさ高さ を提供し、繊維密度をさらに調整するようにしても良い。 コイル巻き機38によってトウに与えられる撚り角度は、上述のハンドパッド や、それらと均等なものなど、トウから製造された完成物品の強度を決定する一 助となる。トウ40は、典型的にトウ40の各30.5cm(1フィート)長に 対して少なくとも約180度だけ撚られる。好ましくは、トウ40は、その長手 方向の軸C− Cを中心にして180度よりも大きく撚られる。但し、強度を与える一方、トウ 40への過剰な加撚を行うとトウ内の繊維群のかさ高さに悪影響を及ぼすので、 完成物品の強度(加撚によって決定された)とかさ高さとの適切なバランスが、 達成されなければならないことが理解されよう。特定のトウに与えられる加撚角 度は、繊維デニール、ステープル長など、トウ内に使用される繊維群の構成を考 慮に入れて、その構成内容によりまちまちである。一般に、約180度の撚りは 、15から200までの範囲内の繊維デニールと、5から6cmまでの間の繊維 長とを有するポリエステル、および/またはナイロン繊維群から製造されるハン ドパッドの製造には十分である。上述のプロセスで使用するのに適切な市販コイ ル巻き設備には、サウスキャロライナ州、グリーンビル市のWheels In c.社のJ.D.Hollingsworthから販売されている「COIL MASTER」の商標名で入手できるものを含む。 このように形成されたスラブ化したトウは、後に行われる処理のために保管さ れても良い。但し、トウは典型的に、コイル巻き機38から出てくると直ぐに加 撚角度が少なくとも幾分か緩み始めることに留意すべきである。故に、製造プロ セスのこの時点でのトウの保管は、好ましくなく、このトウは次に処理されて繊 維群をそれらの相互接触点において互いに接着させる。溶融接着が採用される場 合、加熱作業(図示されず)が次に採用されて、溶融接着可能な繊維群を十分に 加熱し、スラブ化したトウ内の少なくとも幾分かの繊維群を部分的溶融させる。 次に、トウは冷却されて所望の接着を得る。溶融接着可能な繊維群の加熱は、従 来型の炉内にスラブ化したトウを搬送することによって、赤外線加熱によって、 または適切な熱源を備えたコイル巻き機38内に上述のロール42、44を提供 することにより、繊維群がロール42、44との間を通過するとき に、トウがコイル巻き機38によって加撚されると同時に、繊維群を溶融させる ことによるなどの任意の手段によって達成されても良い。他の加熱手段も当業者 には明白であろう。トウの冷却は、周囲環境条件で達成されても良い。溶融接着 スラブ化したトウは、それらの全ては後述されるように、より攻撃的な磨き用途 のための追加的研磨粒子を任意に含む適切な接着剤で塗布されていても良い。 スラブ化したトウ(溶融接着有り、または無しの)は、コータ部41(第4図 )において塗布可能な樹脂系混合物で塗布されても良い。上述の樹脂系結合剤の 適用は、ロールコーティング、液状樹脂スプレーコーティング、ドライ・パウダ ーコーティング、浮遊パウダーコーティング、パウダー落下、液浸漬コーティン グ、流動層パウダーコーテイング、静電パウダーコーティング、臨界ガス希釈液 状樹脂コーティング、または当業者が入手できる他の通常に使用されているコー ティング方法の任意の適切な手段によって達成できる。好ましくは、トウは、英 国、チェッシャー、ノースストックポートのWeb Processing L imited社と、サウスキャロライナ州、フォートミル市のN.Schlum berger(USA) Inc.社とから入手できるものなどトウロールコー タを用いて塗布される。 研磨粒子は、必要ならば、任意の周知の方法で、本発明の物品に添加すること ができる。例えば、これらの粒子は、トウに適用する前に、塗布可能な樹脂系混 合物とスラリ内で組み合わされるので、上述のコーティングステップは同時に樹 脂系混合物と共にトウに粒子を適用する。代わりに、研磨粒子は、樹脂系混合物 の適用後と、その固化前にトウ上に落下コーティング、または静電コーティング もできる。研磨粒子を適用するための上述の技術の全ては、周知であるので、さ らに説明しない。この樹脂は本発明の物品に適用され て、樹脂の繊維に対する好適乾量比を提供する。本発明のより攻撃的な物品(例 えば、より硬質の研磨粒子を含むもの)のための樹脂対繊維の好適乾量比は、好 ましくは約2.0である。それほど攻撃的でないパッドには、好適樹脂対繊維乾 量比は、約1.0である。 この樹脂系結合材は、次に好ましくは、ここでの例で説明されるように、2ゾ ーン炉内で熱硬化させることによって固化される。硬化後に、そのように形成さ れたトウ40(第3図)は、トウが切断(例えば、打ち抜きによって)される切 断部に搬送されて、ハンドパッドなどの完成物品を提供するようにしても良い。 前述のプロセスステップは製造ステップの異なる時点で行われても良く、本発 明は、プロセスステップのいかなる特定の順序にも限定されるものではないこと は理解されよう。例えば、樹脂系結合材の適用はトウの加撚前に、またはトウが 切断された後にさえ達成できることも考えられる。他のプロセスの変形も当業者 には明白となろう。 以下の例において、説明された試験方法が採用された。 シーファー切断試験 本発明の物品の相対的磨耗性を評価するために、被試験物品は直径約8.25セ ンチメートルの円形サンプルに切断された。これらの物品は、Minnesot a Mining and Manufacturing Company社の 「INSTA−LOK」の商標名で入手できるプラスチック剛毛締結具を使用し てシーファー磨耗試験機(メリーランド州、ゲイザーズバーグ市のFrasie r Presicion Company社から入手できる)の駆動板に固定さ れた。円形アクリル工作物(American Cyanamid Co.社か らの「ACRYLITE」の商標名で入手できる)が、被試験物品のそれぞれに 対して採用された。これら は全て、直径が約10.16cmで、厚みが約0.317cmであった。各工作 物の初期乾量は、記録され、その工作物は試験機の下部回転テーブルに両面テー プで固定された。試験は、40〜60滴毎分の流量の水をアクリル板の表面にか けながら、5、000回転で2.26kgの負荷を与えて行われた。次に、工作 物の最終重量が決定された。試験中のアクリル板による重量損失が結果(グラム 毎5、000回転として報告される)として得られる。結果は、被試験パッドの それぞれの2つの主要表面(「1面」および「2面」)に対して報告される。食物汚れの除去 ステンレススチールの板(直径10.16cm x 厚み0.31cm)から の炭化した食物汚れの除去における磨き物品の初期効果を決定するために、測定 された量の混合した食物汚れ混合物(表1)は、ステンレススチール板上に塗ら れて、30分間、232℃で焼かれた。その板は、交互に3回塗布され、焼かれ 、計量されて、次にステンレススチール板に合うように改変されたシーファー磨 耗試験機の下部回転テーブルに取り付けられた。2.26kg(5lb)のヘッ ドウエイトが加えられる力として使用された。被試験物品は、水で浸され、試験 機の上部回転テーブルに対して中心に寄せられ、固定されて、1滴毎秒の流量の 水でステンレススチール板を潤滑することによって湿潤条件下で200、300 、500、1,000サイクルで試験された。ステンレススチール板の乾量は、 所望の回転数後に決定され、重量損失は、乾燥したステンレススチール板に対す るものが報告された。 表1 食物汚れ混合物 乾燥ウエッブ引張強さ試験 織布および不織布材料の破断強さは、226.8kg(500lb)ロードセ ル付き電子引張試験機を用いて試験された。採用された試験機は、ベンシルベニ ヤ州、フィラデルフィア市のThwing−Albert Instrumen t Company社から入手できるModel QC−IIであった。試料は、 長寸法部分が材料製造の方向(例えば、進行方向)と平行に向けられた方形サン プル(5.08cm x 17. 78cm)に切断された。各サンプルは、最 初12.7cmの距離をあけて試験機のジョーに設置され、試験機はサンプルを 25.4cm/minの速度で引き離すように設定された。最終荷重(降伏点に おける)は、被試験サンプルのそれぞれに対して記録された。 例および準備プロセスで使用される成分の省略形は次のように確認される。 PR1は、2.1%遊離フェノールと、1.9〜2.2%遊離ホルムアルデ ヒドと、約70%の固体と残りの水とを含むフェノール樹脂1である。この樹脂 は、水酸化カリウム触媒を含有する水溶 液でホルムアルデヒド:フェノールのモル比が2:1のレゾール初期縮合物とし て準備された。 PR2は、1.37%遊離フェノールと、2%未満の遊離ホルムアルデヒド と、約74%の固体と残りの水とを含むフェノール樹脂2である。この樹脂は、 水酸化ナトリウム触媒を含有する水溶液でホルムアルデヒド:フェノールのモル 比が2:1のレゾール初期縮合物として準備された。 Al280は、ニューヨーク州、ナイアガラフォールズ市のWashing ton Mills Electrominerals Corporatio n社から得られた等級280の微細褐色酸化アルミニウム粒子である。 Al320は、オクラホマ州、オクラホマ市のSunbelt Indus tries社から得られた等級320の酸化アルミニウム粒子である。 CCは、アラバマ州、シラコーガ市のECC America,Inc.社 から得られた炭酸カルシウム粒子(No.1ホワイト)である。 H2679は、オハイオ州、ブレックスヴィル市のB.F.Goodric h社から商標名「Hycar」2679で市販されているラテックス樹脂(アク リル酸エステル共重合体アニオンエマルションである。 AFは、ミシガン州、ミドランド市のDow Corning Corpo ration社から商標名「Q2−5169 Surfactant」で市販さ れている消泡剤である。 POAは、テキサス州、ヒューストン市のTexaco Chemical Company社から商標名75838「Jeffamine」D−400で 市販のポリオキシアルアルキレンアミン である。 HEEは、ペンシルベニア州、エクストン市のSartomer Comp any,Inc.社から商標名「SR−511」で市販のヒドロキシエチル・エ チレン尿素である。 PET15は、3.74半けん縮毎センチメートルを持った5.08cm( 2in.)の繊維長および4.7グラム毎デニールのテナシティを有する、ニュ ージャージー州、ソマービル市のAmerican Hoechst Corp oration社から商標名「Hoechst Polyester Type 294」で市販の15デニールポリエチレン・テレフタレート(PET)ステー プル繊維である。 PET15Bは、3.93半けん縮毎センチメートルを持った5.84cm (2.3in.)の繊維長および2.0グラム毎デニールのテナシティを有する 、米国特許第5,082,720号(ヘイズその他)の例1に従って製造された 15デニール二成分接着PET繊維である。 PET50は、3.93半けん縮毎センチメートルを持った5.58cm( 2.2in.)の繊維長および4.0グラム毎デニールのテナシティを有する、 50デニールポリエチレン・テレフタレートのステープル繊維である。 NYL58は、4.33半けん縮毎センチメートルを持った5.08cm( 2.0in.)の繊維長および4.0グラム毎デニールのテナシティを有する、 ナイロン6の58デニールのステープル繊維である。 BLKは、ニュージャージー州、ピスケータウエイ市のHuls Amer ica,Inc.社から商標名「AQUA SPERSE」で入手できる黒色顔 料である。 BLUは、Huls America,Inc.社から商標名「AQUA SPERSE」で入手できる青色顔料である。 TIは、Huls America,Inc.社から商標名「AQUA S PERSE」で入手できる二酸化チタン白色顔料である。 次の準備プロセスは下記の例の物品の準備に使用された。 準備プロセスA (スラブ化したトウ) PETのスラブ化したトウは、両方ともサウスキャロライナ州、グリービル市 のWheels,Inc.社のJ.D.Hollingsworthから入手で きる補強フレームとコイル巻き機(「COLLMASTER」)とで改変した業務 用カーデイング装置を用いて準備された。コイル巻き機は、約6.1メートル/ 分(20フィート/分)の速度でトウを製造するように調速された。50および 15デニールのPET繊維の混合では(例えば、PET50およびPET15の 70:30%と85:15%とのそれぞれの混合)、トウ重量は、20.7から 26.6gm/m(350から450グレン毎ヤード)までの範囲におよぶ。8 5%PET50と15%PET15Bの接着繊維の繊維混合では、トウ重量は、 22.2から25.2gm/m(375〜425グレン毎ヤード)までの範囲に およぶ。 準備プロセスB (樹脂A) この磨耗粒子含有樹脂の約18.14kg(40lbs)は、電気混合機(ニ ューヨーク州、ロチェスター市のMixing Equipment Comp any社から商標名「LIGHTIN」で入手できる)内の適度な剪断力で表2 に示された成分を混合する ことによって準備された。フェノール樹脂は、最初に添加され、続いて水、消泡 剤、酸化アルミニウム粒子、それに顔料が加えられた。全成分が添加された後の 樹脂混合時間は、研磨粒子を十分に分散させるために約10分かかった。粘度は 、B型Model LV粘度計を用いて測定された。 準備プロセスC (樹脂B) この磨耗粒子含有樹脂の約18.14kg(40lbs)は、電気混合機(M ixing Equipment Company Lightnin’ Co mpany社からの「LIGHTIN」)内の適度な剪断力で表2に示された成分 を混合することによって準備された。フェノール樹脂は、最初に添加され、続い て水、ラテックス樹脂、消泡剤、酸化アルミニウム粒子、それに顔料が加えられ た。樹脂混合時間は、ラテックスおよびフェノール樹脂を十分に混合し、研磨粒 子を分散させるのに約10分かかった。粘度は、B型Model LV粘度計を 用いて測定された。 準備プロセスD (樹脂C) この磨耗粒子含有樹脂の約18.14kg(40lbs)は、電気混合機(M ixing Equipment Company Lightnin’ Co mpany社からの「LIGHTIN」)内の適度な剪断力で表2に示された成分 を混合することによって準備された。フェノール樹脂は、最初に添加され、続い て水、消泡剤、それに顔料が加えられた。樹脂混合時間は約10分であった。粘 度は、B型Model LV粘度計を用いて測定された。 準備プロセスE (樹脂D) このラテックス修正耐磨耗性粒子含有樹脂の約18.14kg(40lbs )は、電気混合機(Mixing Equipment Company Li ghtnin’ Company社からの「LIGHTIN」)内の適度な剪断力 で表2に示された成分を混合することによって準備された。フェノール樹脂は、 最初に添加され、続いて水、ラテックス樹脂、消泡剤、それに顔料が加えられた 。樹脂準備時間は約10分であった。粘度は、B型Model LV粘度計を用 いて測定された。 準備プロセスF (樹脂E) この磨耗粒子含有樹脂の約18.14kg(40lbs)は、電気混合機(M ixing Equipment Company Lightnin’ Co mpany社からの「LIGHTIN」)内の適度な剪断力で表2に示された成分 を混合することによって準備された。フェノール樹脂は、最初に添加され、続い て水、消泡剤、ポリオキシアルキレン・アミンおよびヒドロキシエチル・エチレ ン尿素、(可塑剤として)、酸化アルミニウムおよび炭酸カルシウム粒子、それに 顔料が加えられた。樹脂準備時間は、研磨粒子を十分に分散させるのに約15分 かかった。粘度は、B型Model LV粘度計を用いて測定された。表2 (樹脂の準備) 1.12rpmの速度のスピンドルを使用してModel LVB型粘度計で 決定されたときの粘度。 次の例は、本発明に従って製造された物品の準備、効用、それに比較的利点と を示す。例で列挙された他の条件だけでなく、それらの材料およびそれらの量は 、不当に限定するものとして解釈されるものではない。他に指示されない限り、 全ての部やパーセントは重量表示である。 例1 スラブ化したトウは、85%PET50および15%PET15の繊維混合を 使用して上記準備プロセスAに従って準備された。トウの約18.3メートル( 20ヤード)は、2ロールコータを用いて樹脂Aでロール塗布されて、約2.2 の乾燥樹脂対繊維重量比を提供した。このように塗布されたトウは、105℃と 127℃との間の第1のゾーン内と、146℃と150℃との間の第2のゾーン 内との温度を有する2ゾーン炉を2回通過させて硬化した。有効炉長さは、有効 長の約60%を含む第1のゾーンと、残りの40%を含む第2のゾーンとを有す る2つのゾーンに分けられた。炉内を1回通過するのにかかる滞留時間は、約4 分間であった。硬化されたトウは、約7.43グラムの平均塗膜パッド重量を有 する6.98cm(2.75インチ)の長さの磨きパッドとなるように切断され た。 例2 スラブ化したトウは、樹脂Bが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約1.95 であったことを除いて、例1と同じように準備された。この樹脂は、137℃の ゾーン1内の温度と146℃のゾーン2内の温度とを有する炉内を1回通過させ て硬化した。炉内での滞留時間は、10分間で、結果として得られるパッドの平 均塗膜パッド重量は6.21グラムであった。 例3 スラブ化したトウは、樹脂Cが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約0.96 であったことを除いて、例1と同じように準備された。この樹脂は、127℃の ゾーン1内の温度と146℃のゾーン2内の温度とを有する炉内を1回通過させ て硬化した。炉内での滞留時間は、10分間で、結果として得られるパッドの平 均塗膜パッド重量は4.55グラムであった。例4 スラブ化したトウは、樹脂Dが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約0.81 であったことを除いて、例1と同じように準備された。この樹脂は、124℃の ゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する炉内を1回通過させ て硬化した。炉内での滞留時間は、10分間で、結果として得られるパッドの平 均塗膜重量は3.82グラムであった。 例5 スラブ化したトウは、70%PET50と30%PET15との繊維混合が使 用されたことを除いて、例1と同じように準備された。乾燥樹脂対繊維重量比は 約2.5であった。結果として得られるパッドの平均塗膜重量は7.53グラム であった。 例6 スラブ化したトウは、樹脂Bが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約2.2で あったことを除いて、例5と同じように準備された。この結合剤は、124℃の ゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾーン炉内を1回 通過させて硬化した。炉内を1回通過する滞留時間は、10分間で、結果として 得られるパッドの平均塗膜重量は6.15グラムであった。 例7 スラブ化したトウは、樹脂Cが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約0.96 であったことを除いて、例5と同じように準備された。この結合剤は、127℃ のゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾーン炉内を1 回通過させて硬化した。炉内を1回通過する滞留時間は、10分間で、結果とし て得られるパッドの平均塗膜重量は4.61グラムであった。 例8 スラブ化したトウは、樹脂Dが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約0.81 であったことを除いて、例5と同じように準備された。この結合剤は、124℃ のゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾーン炉内を1 回通過させて硬化した。炉内を1回通過する滞留時間は、10分問で、結果とし て得られるパッドの平均塗膜重量は3.93グラムであった。 例9 スラブ化したトウは、85%PET50と15%PET15とが使用され、乾 燥樹脂対繊維重量比が約2.2であったことを除いて、例1と同じように形成さ れた。この塗布されたトウは、137℃のゾーン1内の温度と178℃のゾーン 2内の温度とを有する2ゾーン炉内を2回通過させて硬化した。炉内を1回通過 する滞留時間は、4分間で、結果として得られるパッドの平均塗膜重量は6.6 4グラムであった。 例10 スラブ化したトウは、樹脂Bが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約1.9で あったことを除いて、例9と同じように形成された。この塗布されたトウは、1 24℃のゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾーン炉 内を1回通過させて硬化した。炉内を通過する滞留時間は、10分間で、結果と して得られるパッドの平均塗膜重量は5.97グラムであった。 例11 スラブ化したトウは、樹脂Cが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約1.0で あったことを除いて、例9と同じように形成された。この塗布されたトウは、1 27℃のゾーン1内の温度と146℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾーン炉 内を1回通過させて硬化した。炉内を通過する滞留時間は、10分間で、結果と して得られる パッドの平均塗膜重量は4.23グラムであった。 例12 スラブ化したトウは、樹脂Dが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約0.81 であったことを除いて、例9と同じように形成された。この塗布されたトウは、 124℃のゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾーン 炉内を1回通過させて硬化した。炉内を通過する滞留時間は、10分間で、結果 として得られるパッドの平均塗膜重量は3.91グラムであった。 例13 スラブ化したトウは、70%PET50と30%PET15との繊維混合が使 用されたことを除いて、例1と同じように準備された。このトウは、乾燥樹脂対 繊維重量比が約2.41となるように樹脂Aでロール塗布された。このように塗 布されたトウは、137℃の第1のゾーン内の温度と178℃の第2のゾーン内 の温度とを有する2ゾーン炉内を2回通過させて硬化した。炉内をそれぞれ通過 する滞留時間は、4分間で、結果として得られるパッドの平均塗膜重量は5.4 グラムであった。 例14 スラブ化したトウは、樹脂Bが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約2.15 であったことを除いて、例13と同じように形成された。この塗布されたトウは 、124℃のゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾー ン炉内を1回通過させて硬化した。炉内を通過する滞留時間は、10分間で、結 果として得られるバッドの平均塗膜重量は4.75グラムであった。 例15 スラブ化したトウは、樹脂Cが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約0.96 であったことを除いて、例13と同じように形成され た。この塗布されたトウは、127℃のゾーン1内の温度と146℃のゾーン2 内の温度とを有する2ゾーン炉内を1回通過させて硬化された。炉内を通過する 滞留時間は、10分間で、結果として得られるパッドの平均塗膜重量は3.03 グラムであった。 例16 スラブ化したトウは、樹脂Dが使用され、乾燥樹脂対繊維重量比が約0.81 であったことを除いて、例13と同じように形成された。この塗布されたトウは 、124℃のゾーン1内の温度と147℃のゾーン2内の温度とを有する2ゾー ン炉内を1回通過させて硬化した。炉内を通過する滞留時間は、10分間で、結 果として得られるパッドの平均塗膜重量は2.88グラムであった。 例17 スラブ化したトウは、70%NYL58および30%PET15繊維の繊維混 合を使用して準備プロセスAに従って形成された。より軽いトウが26.6gm /m(450グレン毎ヤード)のウエッブ重量で準備された。トウの約18.2 メートル(20ヤード)は、2ロールコータを用いて樹脂Eでロール塗布されて 、約2.6の乾燥樹脂対繊維重量比を提供した。このトウは、両ゾーン内の温度 が150℃の2ゾーン炉をそれぞれ2回通過させて硬化された。炉内を1回通過 するのにかかる滞留時間は、約10分間であった。この硬化されたトウは、8. 33グラムの平均塗膜パッド重量を有する直径が8.25cm(3.25インチ )の円形磨きパッドとなるように打ち抜かれた。 例18 パッドは、トウが42.5gm/m(600グレン毎ヤード)のウエッブ重量 を有し、より重くなったことを除いて、例17と同じように準備された。乾燥樹 脂対繊維重量比は約2.0であり、平均 塗膜パッド重量は8.60グラムであった。 例19 スラブ化したトウは、70%PET50および30%PET15と、約25. 23gm/m(356グレン毎ヤード)のトウ重量とを使用して、準備プロセス Aに従って準備された。このトウは、コネチカット州、ダンベリー市のBron son Sonic Company社から入手できる「Bronson」音波 シーラーを用いてその長さ方向に沿って7cm間隔で超音波溶着された。このト ウは、溶着部に沿って切断されて、各パッドの中間ラインに沿って約3.8cm のかさ高の深さを有する長さが7cmで幅が6.5cmのパッドを形成した。パ ッドの端部での溶着は、深さ約1mmであった。この例のパッドは、米国特許第 5,025,096号で開示された音波溶接技術を使用して準備された。 後述される比較例BおよびEのパッドとの例19のパッドについての比較が行 われた(両方ともに米国特許第5,025,096号の教示に従って行われた)。 等しい繊維重量を基にして、例19のパッドは、より大きなかさ高さを有するよ うに観察され、一般に比較例のいずれのパッドよりも大きかった。 比較例A 市販磨きパッドが、以下の試験での比較例Aとして使用された。これらのパッ ドは、約155gm/m2のウエッブ重量とウエッブに接着された240/F等 級アルミナ研磨粒子とを有する不織布基材を備えていた。樹脂対繊維の乾量比は 約3:1であった。これらの磨きパッドは、ミネソタ州、セントポール市のMi nnesota Mining and Manufacturing Com pany社から商標名「Scotch−Brite」No.96で市販されてい る。比較例B Minnesota Mining and Manufacturing Company社から商標名「Never Rust」で入手できる市販の磨き パッドが、比較例Bとして使用された。これらのパッドは、ウエッブに接着され た240/F等級アルミナ研磨粒子を有する約21.5gm/mの繊維重量の、 米国特許第5,025,096号で説明されるように連続トウから製造される不 織布ウエッブを備えている。樹脂塗膜対繊維の乾量比は約2.55:1であった 。 比較例C カリフォルニャ州、オークランド市のClorox Corporation 社から商標名「S.O.S.」で入手できる市販のスチールウール。 比較例D Minnesota Mining and Manufacturing Company社から商標名「Soft Scour」で入手できる市販の軽荷 重磨き物品が、以下の比較試験で比較例Dとして使用された。これらのパッドは 、ウエッブに接着された有機重合体(ポリビニルクロライド)研磨粒子を有する 約410gm/m2の繊維重量の不織布ウエッブを備えている。樹脂塗膜対繊維 の乾量比は、約1.9:1であった。 比較例E Minnesota Mining and Manufacturing Company社から商標名「Never Scratch」で入手できる市販 の磨き物品が、比較例Eとして使用された。これらのパッドは、より軽荷重研磨 用途に適しており、以下の比較試験のために選択された。これらのパッドは、約 21.5g m/mの繊維重量の、研磨粒子がウエッブに接着されていない、米国特許第5, 025,096号で説明されたように連続トウから製造される不織布を備えてい る。樹脂塗膜対繊維の乾量比は、約1.3:1であった。 比較試験(攻撃的パッド) 例1、5、6、9、10、13、14、17、および比較例A〜Cのパッドは 、攻撃的な磨き、または他の表面処理用途に良く適していると見なされ、シーフ ァー切断試験によってより攻撃的な磨き用途で、それに食物汚れ除去試験(例1 3および14のバッドを除いて、)によってあまり攻撃的でない磨き用途でそれ ぞれ比較的に試験された。試験データは、シーファー切断に対しては表3に、食 物汚れ除去に対しては表4に詳述される。 表3 (シーファー切断) 表4 (食物汚れ除去) シーファー切断の上記データは、本発明の上記被試験物品が従来技術の比較例 と少なくとも同等の磨耗性があることを実証する。比較Aのパッドの切断値がよ り高くなると、研磨粒子の負荷がより高くなる。本発明の例のパッドは、比較B の磨き物品と少なくとも同じように効果的で、しばしばそれらよりもさらに効果 的であることは明らかであり、比較例Cのスチールウールパッドよりも遥かに優 れていた。同様の結果は、比較例のパッドに対するそれらの食物汚れ除去能力の 比較を行う例のパッドでの上記食物汚れ除去試験でも得られた。例17の発明の パッドも、初期切断(200サイクル)から最終切断(500サイクル)までの 比較例Cのスチールウールパッドと同じように行った。これらの優れた磨きの結 果は、発明のパッドで得られると同時に、これらのパッドは、例えば、比較例B のパッドに採用されたプロセスよりも簡単な製造プロセスでより原価効率的に製 造された。 比較試験(軽荷重パッド) 例4、11、12、16、および比較例DおよびEのパッドは、全て軽荷重磨 き用途の適していると見なされ、食物汚れ除去について比較的に試験された。デ ータは表5に詳述される。 表5 (食物汚れ除去) このデータは、例の発明のパッドが軽荷重の従来技術のパッドが食物汚れの除 去において同様に効果的であることを示す。比較Dのパッドに対してより高い価 が得られると、結合剤塗膜がより強く、且つこれらの物品の結合剤塗膜内に研磨 粒子が存在することとなる。但し、1000サイクル後の総合的な結果は、発明 のパッドが比較例の従来技術のパッドと同じほど効果的で、耐久性があることを 実証する。例のパッドの全ては、全体パッド重量がより低いところで本発明のパ ッドに対して初期同等清浄性能を示し、200サイクルの初期測定から1000 サイクルの測定までの比較Eのもの以上良好であった。 比較試験(引張強さ) 比較データは、例1、6、9、10、および比較例Aのパッドの常態引張強さ に対して収集された。ウエッブ縦方向(例えば、進行方向の)とウエッブ横方向 とのデータは、表6に詳述される。 表6 (引張強さ) この引張強さは、比較Aの不織布パッドのほぼ等しい引張強さと比較した例の 発明のパッドに対するウエッブ縦方向とウエッブ横方向の引張強さの差を実証す る。比較例Aに対するウエッブ縦方向/ウエッブ横方向の引張強さの比は、僅か に1.0よりも大きいが、発明の例のパッドの比は、全て2.0よりも大きく、 例6のパッドでは6よりも大きな比を有する。 本発明の好適実施例を詳細に説明してきたが、当業者には、前述されたものは 単に説明を目的としたものであって、いかなる意味においても限定するものとし て解釈されるべきものではないことは理解されよう。説明された実施例への変更 や修正は、次の請求の範囲で定義されるように、本発明の趣旨および範囲を逸脱 することなく実施可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 オルソン,ゲイリー エル. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427 (72)発明者 サンダース,ルフス シー.,ジュニア アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.清浄、磨き、艶出し、その他の表面調整用途に有用な物品であって、 相互接触点において互いに接着された不連続繊維の束であって、該繊維は前記 束内に配置されて、前記束の対向端に延在する稠密な長手方向中央部分と、低密 な側部と、長手方向引張強さおよび横方向引張強さとを提供し、長手方向引張強 さは横方向引張強さよりも大きい、不連続繊維の束である物品。 2.前記繊維は、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、綿、レイヨン 、ケナフ、セルロース、金属、それに前述のものの組み合わせとから成るグルー プから選択される材料を含む請求の範囲第1項に記載の物品。 3.前記繊維に塗布した固化樹脂系結合剤をさらに含む請求の範囲第1項に記 載の物品。 4.前記結合剤によって前記繊維に接着される研磨粒子は、フリント、シリカ 、軽石、炭酸カルシウム、ポリエステル、ポリビニルクロライド、メタクリレー ト、メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、酸化アルミニウ ム、炭化ケイ素、アルミナジルコニア、ダイアモンド、セリア、立方晶窒ッ化ホ ウ素、ガーネット、それに前述のものの組み合わせとから成るグループから選択 される請求の範囲第3項に記載の物品。 5.前記繊維は、けん縮されて、1.5から400までの範囲内のデニールを 有する請求の範囲第1項に記載の物品。 6.前記繊維は前記束内にさらに配置されるので、前記束のかさ高さは前記側 部におけるよりも前記中央部分に沿うところでより大きくなる請求の範囲第1項 に記載の物品。 7.清浄、磨き、艷出し、その他の表面調整用途に有用な物品の製造方法であ って、 第1の軸に沿って延在するように配置された不連続繊維のトウを形成するステ ップと、 前記第1の軸回りで前記トウを撚って、スラブ化したトウを形成するステップ 、 前記繊維の相互接触点においてそれらを互いに接着させるステップと、 前記スラブ化したトウを切断して物品を提供するステップと、を含む方法。 8.前記不連続繊維のトウを形成ステップは、繊維密度と前記トウのかさ高さ とが、前記第1の軸に沿って最大となり、横方向に延在する垂直第2の軸に沿っ て前記第1の軸から遠く離れるに従って連続的に減少するように、前記繊維を第 1の軸に沿って延在するように配置するステップをさらに含む請求の範囲第7項 に記載の方法。 9.前記接着ステップは、前記繊維に塗布可能な樹脂混合物を適用するステッ プと、前記混合物を固化させて前記繊維をそれらの相互接触点において接着させ るステップとを含む請求の範囲第7項に記載の方法。 10.前記固化ステップの前に研磨粒子を前記結合剤に接着するステップをさ らに含み、前記粒子は、フリント、シリカ、軽石、炭酸カルシウム、ポリエステ ル、ポリビニルクロライド、メタクリレート、メチルメタクリレート、ポリカー ボネート、ポリスチレン、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナジルコニア 、ダイアモンド、セリア、立方晶窒ッ化ホウ素、ガーネット、それに前述のもの の組み合わせとから成るグループから選択され、前記研磨粒子は1よりも大きな モース硬度と、約4.0から約300ミクロンまでの 範囲内の平均粒子サイズとを有する請求の範囲第9項に記載の方法。 11.前記接着ステップは、前記繊維の少なくとも一部を部分的に溶融するス テップと、繊維の前記部分を固化させて前記繊維を互いに接着させるステップと を含む請求の範囲第9項に記載の方法。 12.前記加撚ステップは、前記接着前に前記トウの30.5cmセグメント 当たり少なくとも約180度だけ前記長手方向の軸を中心にして前記トウを回転 させるステップを含む請求の範囲第9項に記載の方法。
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