【発明の詳細な説明】
スラブのバリ取り装置
本発明は、鋼スラブまたはそれと同様な板状金属製品のバリ取り装置、特に、
圧延前にスラブの端縁に存在するバリを除去するためのバリ取り装置（disposit
ifd'ebavurage）に関するものである。
鋼の板製品を製造する従来の方法では液体鋼を連続鋳造用鋳型に連続的に流し
込み、鋳造設備の出口で熱い帯鋼を用途に応じた長さに切断する（この鋼材をス
ラブとよぶ）。この切断は瞬時（a la volee）すなわち帯鋼の進行中に進行方向
に対して垂直に酸素切断トーチを用いて行われる。
この切断によってスラブの両端（先頭および後尾とよぶ）に酸素切断バリが形
成される。このバリは下面すなわちトーチの炎が吹き出る側が特に大きい。この
バリはスラブの全幅にわたって延び、一般的な幅は20〜50mm、厚さは10〜15mmで
ある。
また、酸素切断によってバリを構成する金属はスラブ鋼材とは異なる化学組成
および機械的性質を有するようになる。従って、熱間圧延前にバリを除去して、
圧延製品に欠陥が発生するのを防止し、バリが圧延ロールを損傷したり、圧延時
にバリが剥離して圧延設備の種々の個所に蓄積し、圧延設備が故障するのを防ぐ
必要がある。
バリを除去する工業的な方法は種々ある。第１の方法は連続鋳造出口で切断し
た直後に熱いスラブのバリを切断ディスクで切断するか、槌打によって除去する
方法であるが、この方法は連続鋳造装置の数に応じた多数のバリ取り装置を必要
とする。
別のバリ取り装置は熱間圧延機のスラブ入口の前に設置されるが、これもスラ
ブ流の数に応じた多数の装置を必要とする。
バリ取り装置も既に種々提案されている。フランス国特許第2、553、318号に
は揺動アームに取付けられた２枚刃カッタを有するバリ取り装置が記載されてい
る。この揺動アームはスラブの縦方向に対して垂直に延び、ロールの軸線に平行
（従って、バリ取りすべきスラブの端縁に平行）な揺動軸線を中心にしてスラブ
を運搬するローラ軌道の互いに隣接した２つのローラ間を移動する。スラブの先
頭が揺動アームの上に来ると、スラブの進行方向に揺動アームが１回転し、スラ
ブの下面にほぼ接して移動するカッタの刃がスラブ先頭のバリを除去する。スラ
ブは次いでその後尾が揺動アームの真上に来るまで移動し、揺動アームが上記と
反対方向に１回転することによってカッタのもう一つの刃でスラブ後尾のバリが
除去される。この装置は揺動アームを作動させる前にスラブの移動を止め、スト
ッパー手段を用いてスラブを正確に位置決めしなければならない。特に、スラブ
後尾のバリを取るには、要求位置を越えてスラブを前進させ、ストッパー手段に
よってスラブを後退させる必要がある。従って、この装置はバリ切断のためにス
ラブを停止させ、位置決めのためにスラブを前進・後退させるための時間がロス
になる。
フランス国特許第2,645,779号または米国特許出願第5,253,398号に記載の装置
では、カッタヘッドがバリ取りすべきスラブの端縁に平行に延び、端縁に対して
垂直な複数のナイフを備えている。これらナイフをスラブ下面までバリ中に挿入
し、端縁と平行になるまでカッタヘッダを移動して、カッタヘッダの移動に等し
い長さだけ各ナイフでバリの一部を除去する。この装置は上記装置のような正確
なスラブの位置決めの必要がないが、カッタヘッダの垂直移動手段を必要とし、
ナイフをバリに挿入するときにスラブが持ち上がるのを防止するためにスラブ上
面に可動式のストッパーを用いなければならない。
この装置は一般的に大型になり、カッタやストッパーの運動に複雑な機構を必
要とし、これらの機構のモータや制御ジャッキも必要になる。従って、これらの
装置は投資の他に保守やエネルギー消費のコストも高くなる。さらに、バリ取り
を実施するためにはスラブは必ず停止しなければならない。この装置は大型にな
るため、一般には圧延機の加熱炉の前に配置され、その効率はバリ取り時のスラ
ブの温度と装入前のスラブの平面性に大きく左右される。
本発明の目的はこれらの問題を解決し、バリをほぼ完全に除去でき、バリ取り
を効率的に実施することにある。本発明の他の目的はナイフでスラブを傷付けず
にバリを完全に除去することにある。本発明のさらに他の目的は設計が簡単で、
嵩張らず、しかもエネルギーを消費する制御手段や駆動装置を必要としない装置
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は投資額が低く、保守費が安い
装置を提供することにある。本発明のさらに他の目的は連続鋳造と圧延設備とで
構成される製造設備に必要なバリ取り装置の数を減らし、スラブが鋳造と圧延と
の間で追加の作業ステーションを通る必要をなくすことにある。
本発明は、スラブの移動方向に対して横向きに延美た少なくとも一つのカッタ
を有するスラブのバリ取り装置において、ッタは上記移動方向位置が固定され且
つ移動方向に対して直角な方向には可動であり、さらに、カッタが下記1)〜4）
を有することを特徴とするバリ取り装置を提供する：
1）スラブの軌道に向けてカッタを移動させる第１付勢手段、
2）上記移動方向においてカッタの上流に位置し、スラブの軌道上にある検出位
置からプローブが軌道外にある後退位置までの移動方向に対して垂直に移動
可能なプローブ、
3）検出位置に向かう方向にプローブに力を加える第２付勢手段、
4）プローブと連結され且つプローブの後退位置でカッタがスラブの軌道外に来
るようにスラブの軌道に向かうカッタの移動を制限するストッパー。
本発明装置によってスラブの移動中に移動方向に対してスラブの後方に位置す
る正面のバリを除去することができる。従って、スラブを停止させたり、位置決
めする必要がない。本発明装置は、スラブが固定位置に維持されたカッタと接触
する位置に到達したときのバリを除去するために移動中のスラブの運動エネルギ
ーを利用し、バリ取りはスラブの移動時に即座に実施される。
本装置は加熱炉の出口から熱間圧延機の荒引きロールスタンドに向かうスラブ
運搬テーブル上に配置する好ましい。この配置にすることによって、熱間圧延機
上で圧延すべき全スラブについて単一の装置が使用でき、加熱炉と荒引きロール
間のスラブの正常軌道上で即座にバリ取りを確実に行うことができるので、別個
にバリ取り部位を通過させなければならないスラブの追加運搬操作を省くことが
できる。また、バリ取りは自動的、従って確実に圧延操作の前に実施される。さ
らに、加熱炉出口におけるスラブの高温、典型的には1,100〜1,250℃の温度がバ
リの収縮を促す。すなわち、この温度ではスラブ上のバリの定着が比較的弱く、
バ
リを除去するのに必要なエネルギーが小さく、装置の各種要素の機械的応力も少
なくて済む。これによって連続運転の長い寿命が保証され、装置の寸法を短くす
ることができ、例えば炉から荒引きロールまでスラブを運搬するためのローラー
テーブルの前後２つのロール間に本装置を設置することが可能になる。この場所
では炉への装入前に積上げられた熱いスラブに加わるような曲げが加わらないた
め、スラブの平面性も向上する。
バリの収縮は加熱炉の出口でしか起こらないので、ばりの最下部が再加熱炉に
入る時に落下するだけなので、バリの偶然の落下によって炉が汚染される恐れは
ない。
バリ取り時のスラブの位置はトーチ切断と同じ位置にあり、従って、バリはス
ラブの下面に付いている。
スラブがバリ取り装置上を通過すると、プローブの付勢手段がスラブの下面に
当接され、その位置にプローブを維持する。スラブの重量は上に向かうプローブ
の追加移動を阻止するのに十分である。従って、プローブはテーブルのロールの
上側母線によって規定されるスラブの回転面を構成する平面の高さにほぼ一致し
た位置に維持される。この位置ではプローブはストッパーによってこの平面より
下に引っ込んだ位置にカッタを保持し、カッタがスラブの下面と接触するのを阻
止し、また、スラブの移動時にその表面にカッタが傷を付けるのを防ぐ。
スラブが移動して、その後方正面がプローブを越え、プローブがスラブの重量
で支持されなくなったときに、プローブの付勢手段がローラーテーブルのロール
より高い位置までプローブを上昇させ、それと共にプローブに連結されたストッ
パーも持ち上がる。この時点ではカッタはストッパーによって保持されていない
ので、付勢手段によって上方へ押され、スラブの下面と接触する位置まで移動す
る。この時点でのプローブとカッタの刃の間の距離は、カッタが後方正面の予定
距離でバリの前方でスラブと接触する位置に到達するように決定する。この距離
はカッタが全てのバリを捕らえるように決定し、典型的には約10cmとし、一般に
はスラブのわずかの長さ部分にしか現れない任意形状のバリが除去できるような
十分な距離にする。なお、上記より長い長さにわたってスラブの下面に傷を付け
ないように行う。
スラブが運動を続行すると、バリがカッタによって捕らえれる。スラブの末端
がカッタの刃の所に達したときにバリはスラブから自動的に切り離される。
本装置はスラブの移動方向に対して垂直に並置された複数のカッタを備え、各
カッタがそれぞれ独立した固有の付勢手段を有するのが好ましい。すなわち、ス
ラブの幅方向に並列配置されたカッタはスラブの平面性に不均衡があった場合で
もスラブの全幅にわたってその下面と完全に合致させることができる。各カッタ
が達する高さは各カッタの付勢手段の力によって異なる。この力は各付勢手段の
真上に位置するスラブの領域の正確な高さ位置に応じて決まる。
本発明の一つの構成では、
プローブは移動方向に直角な第１軸を中心として回転する支持体に支持され、
各カッタは移動方向に直角な第２軸を中心として回転するカッタ支持アームによ
って固定される。
これら二つの回転軸を一体化し、プローブの支持体とカッタ支持アームとを、
スラブの進行方向におけるプローブおよびカッタの上流に位置する同じ軸の周り
に取り付けるのが好ましい。
上方へのプローブの付勢はその回転軸に対してプローブとは反対側に位置する
プローブ支持体の末端に取り付けられた釣合い重りによって簡単に達成できる。
同様に、カッタまたは各カッタの上方付勢も回転軸に対してカッタとは反対側
に位置するカッタ支持アームの末端に固定された別の釣合い重りによって、ある
いは、例えばカッタ支持アームの下に設置されたばね装置によって簡単に達成す
ることができる。このばね装置はスラブの後方正面がプローブを通過する時点ま
でスラブの下面にブローブを押し付ける役目をする。
プローブ支持体は装置の各側面にそれぞれ並列して配置された二つのアームか
ら成り、その間に一つまたは複数のカッタが位置するのが好ましい。また、プロ
ーブをプローブのアームの末端の間に回転自在に取り付けられたロールとし、そ
の軸をスラブの移動方向に対して直角に延すのが好ましい。そうすることによっ
てスラブが本装置の上を移動するときにロールはスラブの表面を損なわずにスラ
ブの下面と接触しながら回転する。
以上説明した各種の構成によって本発明装置の構造は単純になり、装置の小型
化が実現できる。さらに、プローブのアームがカッタから外側に向かって並列し
て位置するので、カッタの前に位置する空間は空いており、装置の動作を損なう
ことなく、ばりはローラーテーブルの下に自由に落下することができる。
装置上にスラブがないときにプローブが過剰に移動したり、スラブの軌道に干
渉したりするのを防止するために、プローブの移動を制限するストッパーを設け
てプローブがスラブの軌道に若干はみだすだけにし、スラブが本発明装置に到達
する前にその末端が自動的に押し戻されるようにする。このとき、スラブによる
プローブへの衝撃と、この衝撃の反復によってプローブが被ることになる劣化を
防止するために、本発明装置はスラブの軌道から距離を置いて、後退位置に向け
てプローブを移動する後退手段を備えるのが好ましい。この後退手段は例えばプ
ローブと一体化したレバー作用をするジャッキを備え、スラブが到達したときに
これがプローブと衝突しないように、スラブの回転軌道から下の十分な距離まで
プローブ、従ってカッタを完全に引っ込めることができる。スラブの先頭がプロ
ーブを通過した直後に、後退手段はゆるめられ、付勢手段の作用によってプロー
ブは静かに移動してスラブの下面と接触する。
スラブ後尾の検出およびカッタの移動制御は完全に機械的であり、バリ取り開
始時のスラブの後方正面に対するカッタの位置は本発明装置の構成、特にプロー
ブとカッタの刃との距離によってのみ決定される。従って、バリ取りすべき面の
位置検出の精度が保証され、偏差や乱れがあるとすれば、それらはバリ取り手段
とは別の位置検出手段によるものである。
本発明のもう一つの利点はバリ取りの際のカッタに対するスラブの相対速度が
比較的低いことである。この速度はスラブの速度に等しく、バリ取り装置上の通
過時に減速することができる。これによってカッタの刃を傷める危険性がある衝
撃を起こすことなく静かにバリ取りを行うことができる。カッタの推定寿命は２
年に達し、これは約250,000回のバリ取りに相当する。
その他の利点の中では実現可能性の保証でもある機構機能の単純さを挙げるこ
とができる。単純であるために、特に、荒引きロール前のスラブの通常の軌道上
の位置決め装置によって圧延機を監視する係員が容易に監視・点検可できるので
、あらゆる故障を直ちに検出することができ、しかも、従来の装置と比較して
構成は純粋に力学的で、低コストである。
本発明の上記以外の特徴および利点は一般にスラブの後尾とよばれる後方末端
のバリ取りに用いられる本発明のスラブバリ取り装置の実施例に関する以下の説
明から明らかになろう。
図１〜３は本発明装置の好ましい実施態様の待機期、スラブ通過期、バリ取り
期の連続した３つの段階を示す。
図４は待機位置にある本発明装置の後退手段を備える別の実施態様を示し、
−図５は、装置の上面図である。
本発明のバリ取り装置１は加熱炉と熱間圧延機の荒引きロールスタンドとの間
を矢印F1の方向に移動するスラブを確実に運搬するために通常用いられているロ
ーラーテーブルの前後２つのロール２の間に配置される。
バリ取り装置はロール４から成るプローブを備えている。このロール４はロー
ラーテーブルの全幅にわたって延び、主軸６を介して互いに連結された２本のア
ーム５の端部に支持された軸受の中に回転自在に取り付けられている。主軸６は
固定フレームの軸受７に回転可能に取付けられている。主軸６に対してプローブ
４とは反対側に延びるアーム５の廷長部分はロール状プローブ４を上昇させる方
向にアームを回転させようとする釣合い重り８を有しているか、それ自身が釣合
い重りを形成している。図１に示すように、プローブ４がロール２の上側母線で
規定される回転面Ｐをわずかに上方に越える位置に回転を制限するために、釣合
い重り８の下に固定ストッパー９を設けることができる。
プローブ４の２本のアーム５の間には、主軸６を中心に回転可能に取り付けら
れた複数のカッタ支持アーム10が設けられている。各カッタ支持アーム10はほぼ
水平に延び、プローブ４側末端にバリ取りカッタ11を支持している。カッタ11の
刃先12はプローブ４の方を向き、スラブ３の移動方向に対して直角に延びている
。刃先12とロール状プローブ４との間の距離は例えば約10cmである。カッタの反
対側に延びるカッタ支持アーム10の延長部分もカッタ支持アーム10を上方に回転
させようとする釣合い重りを形成する。
カッタ支持アーム10はカッタ11を支持する端部にフック部分13を有している。
このフック部分13は下方且つ主軸６に向かって延び、フック部分の上面14とカッ
タ支持アーム10の下面15との間に溝16を有している。この溝16の中を主軸６と平
行に延び且つプローブのアーム５にその末端が固定された棒17が通っている。こ
の棒17はカッタ支持アーム10のフック部分13に対するストッパーを構成し、カッ
タ11の上方に向かう回転を制限する。
各カッタ11は、釣合い重り19に加えて、カッタ支持アームの末端の下に位置す
るばね付きジャッキ装置20によって上方へ押し上げられている。
次に、図１〜３を参照して、この装置がどのようにしてスラブ後尾のバリを取
るかを説明する。
図１に示した待機位置では、釣合い重り８、19およびばね装置20がプローブ４
とカッタ11とを上方に押し上げる。プローブの移動はストッパー９によって、ま
たカッタの移動は棒17の下のフックストッパー13によって制限されている。この
位置では、プローブはスラブの走行面Ｐの上を越えている。
スラブ３がこの装置の所に来ると、スラブ３の先頭がプローブ４に接触し、プ
ローブ４はスラブの重量によって沈み、カッタ支持アーム10は図２に示した位置
に下がり、カッタ11は平面Ｐの下に引っ込み、スラブの下面31に触れる恐れのな
い十分な距離を置いた位置に来る。スラブ３は本発明装置をこの位置に維持しな
がら移動を続け、プローブ状ロール４はスラブの下面31を支えながら回転する。
除去すべきバリ33のあるスラブの後尾がプローブ４を過ぎると、釣合い重り８
が下がってストッパー９に当接し、それによってアーム５が回転駆動され、プロ
ーブは上方に押し上げられる。この間、ストッパーの棒17も同様に上昇し、釣合
い重り19およびばね20の作用でカッタ支持アーム10は回転し、それによって図３
に示すようにカッタの刃先がスラブの下面31に接触する。スラブがさらに移動す
ると、バリ33がカッタの刃先12と接触してバリの除去が行われることは容易に理
解されよう。バリ取り後にカッタ11がすぐに上昇しないようにするために、小さ
なロール18をカッタ11の後方の各カッタ支持アーム10に取り付け、カッタとほぼ
同じ高さにする。
図４はスラブの先頭が本発明装置の所に来た時にスラブがロール状プローブ４
と衝突するのを防止するための変形実施態様を示している。この実施態様の装置
は、プローブとスラブ先頭34（場合によってこれに存在するバリ35）とが接触す
るのを防止するために、プローブを平面Ｐより下に十分に下げるための後退手段
を備えている。この後退手段は、例えば主軸６の末端に回転自在に取り付けられ
たレバー23に作用するジャッキ22で構成される。このジャッキ22は待機位置では
図４に示した後退位置に本発明装置を維持し、スラブの先頭がロール状プローブ
４を過ぎた直後にジャッキ22の力はゆるめて本発明装置を図２に示した位置へ戻
す。
各カッタ支持アームは主軸６を中心として独立して回転可能であるので、カッ
タの位置はスラブの形状に自動的に適合されるということは理解できよう。従っ
て、独立して回転可能なカッタの数が多ければ多いほど、スラブ下面の形状（凹
または凸状）に適合する能力が向上する、すなわち、スラブの全幅にわたって最
適なバリ取りができる。例えば、一つの主軸に４つのカッタおよびカッタ支持ア
ームを取り付けることは、全幅約l900mmで本発明装置をあまり複雑にせず、しか
も十分な効率が達成できる妥協点である。
以上の説明は単なる例で、本発明が上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の構成は本発明の範囲を逸脱せずに変更することができる。特に、プローブ
支持体およびカッタ支持アームの回転軸を一体化にせず、平行にするだけでもよ
い。プローブおよび／またはカッタも回転支持体またはアームに取り付けるので
はなく、ほぼ垂直に移動するよう案内された支持体に取り付けることもできる。
上記装置は、特にスラブが加熱炉から荒引きロールに向けて直接移動する際の
前進するスラブの後尾のバリ取りを目的として用いられる。同じ装置をスラブ先
頭のバリ取りに使用することもできる。すなわち、この装置を反対向きに配置し
て、スラブの先頭が装置の上を通過した後にスラブを後退させることによって、
荒引きロールに向かう移動方向におけるスラブの先頭に形成されたバリを除去す
ることができる。しかし、このやり方は装置が嵩張るという点と、スラブの両端
のバリ取りを行うのに時間がかかるという点で、不利である。本出願の出願人が
本出願と同時に提出したフランス国特許出願に記載のスラブ先頭のバリ取りに特
に適した別の装置を使用するのが好ましい。その場合には、先頭バリ取り装置と
後尾バリ取り装置とをスラブの軌道上に互いに十分近づけて配置し、先頭バリ取
りによって減速された時に、後尾が後尾バリ取り装置の近傍に位置するようにす
る。すなわち、荒引きロールに向かうスラブの前進方向において、先頭バリ取り
装置を後尾バリ取り装置の後に配置して、２つのバリ取り操作がほぼ同時に行わ
れるようにする。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention relates to a deburring apparatus for steel slabs or similar sheet metal products, and more particularly to a deburring apparatus for removing burrs existing at the edge of a slab before rolling. It relates to a dispensing device (disposit ifd'ebavurage). In the conventional method of producing steel plate products, liquid steel is continuously poured into a continuous casting mold, and a hot strip is cut into a length corresponding to a use at an exit of a casting facility (this steel material is called a slab). . This cutting is performed a la volee, ie, during the progress of the strip, using an oxygen cutting torch perpendicular to the direction of travel. By this cutting, oxygen cutting burrs are formed at both ends (referred to as head and tail) of the slab. This burr is particularly large on the lower surface, that is, on the side where the flame of the torch blows out. The burr extends over the entire width of the slab, with a typical width of 20-50 mm and a thickness of 10-15 mm. Further, the metal constituting the burrs has a different chemical composition and mechanical properties from the slab steel material by oxygen cutting. Therefore, burrs are removed before hot rolling to prevent defects from occurring in the rolled product, and the burrs may damage the rolling rolls, or the burrs may peel off during rolling and accumulate in various places of the rolling equipment. It is necessary to prevent the rolling equipment from breaking down. There are various industrial methods for removing burrs. The first method is to cut the burrs of the hot slab with a cutting disk immediately after cutting at the continuous casting outlet or remove the burrs by hammering. However, this method removes a large number of burrs according to the number of continuous casting devices. Requires equipment. Another deburring device is installed in front of the slab inlet of the hot rolling mill, but again requires a number of devices depending on the number of slab streams. Various deburring devices have already been proposed. French Patent 2,553,318 describes a deburring device having a two-blade cutter mounted on a swing arm. The oscillating arm extends perpendicular to the longitudinal direction of the slab and has a roller track for transporting the slab about an oscillating axis parallel to the roll axis (and thus parallel to the edge of the slab to be deburred). It moves between two adjacent rollers. When the leading end of the slab comes over the swinging arm, the swinging arm makes one rotation in the traveling direction of the slab, and the blade of the cutter that moves almost in contact with the lower surface of the slab removes burrs at the leading end of the slab. The slab is then moved until the tail is directly above the swing arm, and another swing of the swing arm removes burrs on the tail of the slab with another blade of the cutter. This device must stop the movement of the slab before actuating the swing arm and use the stopper means to accurately position the slab. In particular, in order to remove burrs at the tail of the slab, it is necessary to advance the slab beyond the required position and to retract the slab by stopper means. Therefore, this apparatus stops the slab for cutting burrs and loses time for moving the slab forward and backward for positioning. In the device described in French Patent No. 2,645,779 or U.S. Pat. No. 5,253,398, the cutter head comprises a plurality of knives extending parallel to the edge of the slab to be deburred and perpendicular to the edge. The knives are inserted into the burr down to the lower surface of the slab, the cutter header is moved until it is parallel to the edge, and a portion of the burr is removed with each knife by a length equal to the movement of the cutter header. This device does not require the precise positioning of the slab as in the above device, but requires the vertical movement of the cutter header, and can be moved to the top of the slab to prevent the slab from lifting when the knife is inserted into the burr. You must use a type stop. This device is generally large and requires complicated mechanisms for the movement of the cutter and the stopper, and also requires a motor and a control jack for these mechanisms. Therefore, in addition to investment, these devices have high maintenance and energy consumption costs. In addition, the slab must be stopped to perform deburring. Due to the large size of this device, it is generally placed in front of the heating furnace of a rolling mill, and its efficiency largely depends on the temperature of the slab at the time of deburring and the flatness of the slab before loading. An object of the present invention is to solve these problems, to remove burrs almost completely, and to perform deburring efficiently. Another object of the invention is to completely remove burrs without damaging the slab with a knife. Yet another object of the present invention is to provide an apparatus which is simple in design, not bulky and does not require energy consuming control means or drives. Still another object of the present invention is to provide a device with low investment and low maintenance cost. Yet another object of the present invention is to reduce the number of deburring devices required in a manufacturing facility consisting of a continuous casting and rolling facility and eliminate the need for slabs to pass through additional work stations between casting and rolling. It is in. The present invention provides a slab deburring device having at least one cutter extending laterally with respect to the moving direction of the slab, wherein the cutter has a fixed position in the moving direction and a direction perpendicular to the moving direction. The present invention provides a deburring device which is movable and further has the following features 1) to 4): 1) first biasing means for moving the cutter toward the slab track; Probe that is located upstream of the cutter in the direction and can move perpendicular to the direction of movement of the probe from the detection position on the slab trajectory to the retreat position outside the trajectory. 3) Probe in the direction toward the detection position. 4) a stopper connected to the probe and for restricting the movement of the cutter toward the slab trajectory so that the cutter comes out of the slab trajectory in the retracted position of the probe. The apparatus of the present invention makes it possible to remove burrs on the front side located behind the slab with respect to the moving direction during the movement of the slab. Therefore, there is no need to stop or position the slab. The device of the present invention utilizes the kinetic energy of the moving slab to remove burrs when the slab reaches the position where it contacts the cutter maintained in the fixed position, and deburring is performed immediately when the slab moves. Is done. The apparatus is preferably arranged on a slab transport table from the outlet of the heating furnace to the roughing roll stand of the hot rolling mill. This arrangement allows a single device to be used for all slabs to be rolled on the hot rolling mill and ensures that deburring is immediately performed on the normal track of the slab between the heating furnace and the roughing roll. Therefore, an additional transport operation of the slab which must be separately passed through the deburring site can be omitted. Also, the deburring is performed automatically and thus reliably before the rolling operation. Further, the high temperature of the slab at the furnace outlet, typically between 1,100 and 1,250 ° C., promotes shrinkage of the burrs. That is, at this temperature, the settling of burrs on the slab is relatively weak, the energy required to remove the burrs is small, and the mechanical stress of various elements of the apparatus is small. This guarantees a long service life for continuous operation and can reduce the dimensions of the equipment, for example, placing the equipment between two rolls before and after a roller table for transporting slabs from the furnace to the roughing rolls. Will be possible. In this place, the flatness of the slab is also improved because no bending is applied to the hot slab piled up before charging into the furnace. Since shrinkage of the burrs only occurs at the exit of the heating furnace, the bottom of the burrs only falls when entering the reheating furnace, so there is no danger of accidental falling of the burrs contaminating the furnace. The position of the slab at the time of deburring is at the same position as the cutting of the torch, so that the burr is attached to the lower surface of the slab. As the slab passes over the deburring device, the biasing means of the probe abuts against the lower surface of the slab to maintain the probe in that position. The weight of the slab is sufficient to prevent additional movement of the probe upward. Accordingly, the probe is maintained at a position substantially coincident with the height of the plane constituting the rotation plane of the slab defined by the upper generatrix of the roll of the table. In this position, the probe holds the cutter in a position retracted below this plane by the stopper, prevents the cutter from contacting the lower surface of the slab, and prevents the cutter from scratching its surface as the slab moves. prevent. When the slab moves and its rear front exceeds the probe and the probe is no longer supported by the weight of the slab, the biasing means of the probe raises the probe to a position higher than the roll of the roller table, and together with the probe The connected stopper also lifts. At this time, since the cutter is not held by the stopper, it is pushed upward by the urging means and moves to a position where it comes into contact with the lower surface of the slab. The distance between the probe and the cutter blade at this point is determined so that the cutter reaches a position in front of the burr and in contact with the slab at a predetermined distance in front of the burr. This distance is determined so that the cutter catches all burrs and is typically about 10 cm, and is long enough to remove any burrs of any shape that typically appear only on a small length of the slab . In addition, it performs so that a lower surface of a slab may not be damaged over a longer length than the above. As the slab continues to move, burrs are caught by the cutter. The burr is automatically separated from the slab when the end of the slab reaches the cutter blade. Preferably, the apparatus comprises a plurality of cutters juxtaposed perpendicularly to the direction of movement of the slab, each cutter having its own independent biasing means. That is, the cutters arranged in parallel in the width direction of the slab can completely match the lower surface thereof over the entire width of the slab even if the slab has an unevenness in planarity. The height reached by each cutter depends on the force of the biasing means of each cutter. This force depends on the exact height of the area of the slab located directly above each biasing means. In one configuration of the invention, the probe is supported by a support that rotates about a first axis perpendicular to the direction of movement, and each cutter is fixed by a cutter support arm that rotates about a second axis perpendicular to the direction of movement. Is done. Preferably, these two rotation axes are integrated and the probe support and cutter support arm are mounted around the same axis located upstream of the probe and cutter in the direction of slab travel. The upward biasing of the probe can be easily achieved by a counterweight attached to the end of the probe support which is located opposite the probe with respect to its axis of rotation. Similarly, the upper bias of the cutter or each cutter may also be provided by another counterweight fixed to the end of the cutter support arm opposite the cutter with respect to the axis of rotation, or, for example, installed below the cutter support arm. This can be achieved simply by means of a configured spring device. The spring device serves to press the probe against the lower surface of the slab until the rear front of the slab passes the probe. The probe support preferably comprises two arms, each arranged in parallel on each side of the device, between which one or more cutters are located. Preferably, the probe is a roll rotatably mounted between the distal ends of the arms of the probe, and its axis extends perpendicular to the direction of movement of the slab. In doing so, as the slab moves over the device, the rolls rotate while contacting the lower surface of the slab without damaging the surface of the slab. With the various configurations described above, the structure of the device of the present invention is simplified, and the size of the device can be reduced. In addition, since the arms of the probe are located side by side outward from the cutter, the space located in front of the cutter is free and the burrs can freely fall under the roller table without impairing the operation of the device. be able to. In order to prevent the probe from moving excessively or interfering with the slab trajectory when there is no slab on the device, a stopper that restricts the probe's movement is provided and the probe slightly protrudes into the slab's trajectory. So that its end is automatically pushed back before the slab reaches the device of the invention. At this time, the apparatus of the present invention moves the probe toward the retreat position at a distance from the slab trajectory in order to prevent the impact of the probe on the probe due to the slab and the deterioration of the probe caused by the repeated impact. It is preferable to provide a retreating means. This retraction means comprises, for example, a lever-operating jack integrated with the probe, and the probe, and hence the cutter, is moved a sufficient distance below the slab rotation path so that it does not collide with the probe when it arrives. You can withdraw. Immediately after the leading end of the slab has passed the probe, the retracting means is loosened, and the probe is gently moved into contact with the lower surface of the slab by the action of the biasing means. The detection of the tail of the slab and the control of the movement of the cutter are completely mechanical, and the position of the cutter with respect to the rear front of the slab at the start of deburring is determined only by the configuration of the apparatus of the present invention, in particular, the distance between the probe and the blade of the cutter. You. Therefore, the accuracy of detecting the position of the surface to be deburred is guaranteed, and if there is any deviation or disturbance, these are due to the position detecting means different from the deburring means. Another advantage of the present invention is that the relative speed of the slab to the cutter during deburring is relatively low. This speed is equal to the speed of the slab and can be reduced as it passes over the deburring device. As a result, deburring can be performed quietly without causing an impact that may damage the cutter blade. The life expectancy of the cutter reaches 2 years, which is equivalent to about 250,000 deburring. Among other advantages are the simplicity of the mechanical function, which is also a guarantee of feasibility. Due to its simplicity, in particular, any fault can be detected immediately, since the personnel monitoring the rolling mill can be easily monitored and inspected by means of a positioning device on the normal track of the slab before the roughing roll, and The configuration is purely mechanical and low cost compared to conventional devices. Other features and advantages of the present invention will become apparent from the following description of an embodiment of the slab deburring apparatus of the present invention used for deburring a trailing end, commonly referred to as the slab tail. 1 to 3 show three successive stages of a waiting period, a slab passage period, and a deburring period of the preferred embodiment of the apparatus of the present invention. FIG. 4 shows another embodiment with retraction means of the device of the invention in a standby position; FIG. 5 is a top view of the device. The deburring apparatus 1 of the present invention comprises two front and rear roller tables which are usually used to reliably transport a slab moving in the direction of arrow F1 between a heating furnace and a roughing roll stand of a hot rolling mill. It is arranged between the rolls 2. The deburring device has a probe consisting of a roll 4. The roll 4 extends over the entire width of the roller table and is rotatably mounted in bearings supported at the ends of two arms 5 connected to each other via a main shaft 6. The main shaft 6 is rotatably mounted on a bearing 7 of a fixed frame. The length of the arm 5 extending opposite to the probe 4 with respect to the main shaft 6 has a counterweight 8 for rotating the arm in a direction to raise the roll-shaped probe 4, or the counterweight itself is used. Is formed. As shown in FIG. 1, a fixed stopper 9 may be provided below the counterweight 8 to limit the rotation of the probe 4 to a position slightly above the rotation plane P defined by the upper generatrix of the roll 2. it can. Between the two arms 5 of the probe 4, there are provided a plurality of cutter supporting arms 10 rotatably mounted on a main shaft 6. Each cutter supporting arm 10 extends substantially horizontally, and supports a deburring cutter 11 at the end of the probe 4. The cutting edge 12 of the cutter 11 faces the probe 4 and extends at right angles to the moving direction of the slab 3. The distance between the cutting edge 12 and the roll-shaped probe 4 is, for example, about 10 cm. An extension of the cutter support arm 10 that extends opposite the cutter also forms a counterweight that attempts to rotate the cutter support arm 10 upward. The cutter support arm 10 has a hook portion 13 at an end supporting the cutter 11. The hook portion 13 extends downward and toward the main shaft 6 and has a groove 16 between an upper surface 14 of the hook portion and a lower surface 15 of the cutter supporting arm 10. A rod 17 extends through this groove 16 parallel to the main shaft 6 and fixed to the end of the probe arm 5. This bar 17 constitutes a stopper for the hook portion 13 of the cutter supporting arm 10 and limits the upward rotation of the cutter 11. Each cutter 11, in addition to a counterweight 19, is pushed upward by a spring-loaded jack device 20 located below the distal end of the cutter support arm. Next, with reference to FIGS. 1 to 3, how the apparatus removes burrs at the tail of the slab will be described. In the standby position shown in FIG. 1, the counterweights 8, 19 and the spring device 20 push the probe 4 and the cutter 11 upward. The movement of the probe is limited by the stopper 9 and the movement of the cutter is limited by the hook stopper 13 below the bar 17. In this position, the probe is above the running plane P of the slab. When the slab 3 comes to the device, the head of the slab 3 contacts the probe 4, the probe 4 sinks by the weight of the slab, the cutter supporting arm 10 is lowered to the position shown in FIG. And comes to a position a sufficient distance away from touching the lower surface 31 of the slab. The slab 3 continues to move while maintaining the apparatus of the present invention at this position, and the probe-shaped roll 4 rotates while supporting the lower surface 31 of the slab. When the tail of the slab with the burrs 33 to be removed has passed the probe 4, the counterweight 8 lowers and abuts the stopper 9, whereby the arm 5 is driven to rotate and the probe is pushed upward. During this time, the stopper bar 17 likewise rises and the cutter supporting arm 10 rotates under the action of the counterweight 19 and the spring 20, whereby the cutting edge of the cutter contacts the lower surface 31 of the slab, as shown in FIG. It will be readily understood that, as the slab moves further, the burr 33 will come into contact with the cutting edge 12 of the cutter to remove the burr. In order to prevent the cutter 11 from rising immediately after deburring, a small roll 18 is attached to each cutter supporting arm 10 behind the cutter 11 so that it is almost at the same height as the cutter. FIG. 4 shows a modified embodiment for preventing the slab from colliding with the roll-shaped probe 4 when the head of the slab comes to the apparatus of the present invention. The device of this embodiment includes retraction means for lowering the probe sufficiently below plane P to prevent contact between the probe and the slab head 34 (and possibly any burrs 35 present thereon). I have. This retraction means is constituted by, for example, a jack 22 acting on a lever 23 rotatably attached to the end of the main shaft 6. When the jack 22 is in the standby position, the apparatus of the present invention is maintained at the retracted position shown in FIG. 4, and immediately after the leading end of the slab has passed the roll-shaped probe 4, the force of the jack 22 is released and the apparatus of the present invention is shown in FIG. Back to the position It will be appreciated that the position of the cutter is automatically adapted to the shape of the slab since each cutter support arm is independently rotatable about the main shaft 6. Thus, the greater the number of independently rotatable cutters, the greater the ability to conform to the shape (concave or convex) of the lower surface of the slab, ie, optimal deburring over the entire width of the slab. For example, mounting four cutters and a cutter support arm on one main shaft is a compromise where the overall width is about 1900 mm, which does not significantly complicate the apparatus of the present invention, and achieves sufficient efficiency. The above description is merely an example, and the present invention is not limited to the above embodiment. The configuration of the present invention can be changed without departing from the scope of the present invention. In particular, the rotation axes of the probe support and the cutter support arm need not be integrated, but may be parallel. Rather than being mounted on a rotating support or arm, the probe and / or cutter may also be mounted on a support that is guided to move substantially vertically. The above-mentioned apparatus is used particularly for the purpose of deburring the trailing end of the advancing slab when the slab moves directly from the heating furnace toward the roughing roll. The same device can be used for deburring at the head of the slab. That is, by removing the burrs formed at the head of the slab in the moving direction toward the roughing roll by disposing the device in the opposite direction and retreating the slab after the head of the slab has passed over the device. Can be. However, this approach is disadvantageous in that the equipment is bulky and that it takes time to deburr the ends of the slab. It is preferable to use another device which is particularly suitable for deburring the slab head as described in the French patent application filed by the applicant of the present application with the present application. In that case, the leading deburring device and the trailing deburring device are arranged sufficiently close to each other on the slab track so that the rear tail is located near the trailing deburring device when decelerated by the leading deburring. I do. That is, in the forward direction of the slab toward the roughing roll, the leading deburring device is disposed after the trailing deburring device so that the two deburring operations are performed almost simultaneously.
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