JP2000507112A

JP2000507112A - 失禁ガード

Info

Publication number: JP2000507112A
Application number: JP9522725A
Authority: JP
Inventors: オスカルソン，ウルフ
Original assignee: オスカルソン，ウルフ
Priority date: 1995-12-18
Filing date: 1996-12-18
Publication date: 2000-06-13
Also published as: WO1997022316A1; SE9504515L; EP0959836A1; SE9504515D0; AU1156397A

Abstract

(57)【要約】本発明は、主に男性用の失禁ガードに関するものである。このガードは外寸法が小さく、他人に気付かれずに使用でき、交換が容易である。ガードはパッド（１）を備えている。このパッドは滑らかな曲線形を有し、側面を向いた使用者の身体からその外側に、例えばプラスチック層のような液体不浸透性層（２）を備えている。パッドの低部には、上縁においてＶ型カットアウト部を備えた内部パッド（３）が取付けられるか、もしくは折畳まれている。

Description

【発明の詳細な説明】失禁ガード本発明は、主に男性に使用用される失禁ガードに関するものである。本発明に係わるこの種の失禁ガードの主な目的は、抑制不能によりお漏らした尿を吸収、保持することである。このガードは、湿気及び臭いによる不快感を減少または除去し、また、頻繁に交換しなくて済むようにかなりの吸収力を備えていなければならない。従来の失禁ガードは材料とデザインに関する限り、一般のおしめと非常に類似している。すなわち、従来の失禁ガードは直接身体に装着する平坦な吸収材料から成る。しかしこの種のガードは上述した要求を満たさない。さらに上述の要求に加えて男性用失禁ガードは、漏れた尿がガードの外に漏れることを防ぐため、また一般のおしめでは保護されていない陰茎と陰嚢の間に尿が残るのを防ぐために、陰茎を全体的または部分的に包囲するデザインでなくてはならない。この問題を防止する一つの方法は、陰茎を挿入するポケット式またはバッグ式にガードをデザインすることにある。しかし、このようなガードの従来技術のデザインは、活動的な使用者にとっては安全性において不満足であり、身体障害者にとっては交換が困難であり、快適性を追求するため、及び他人に使用を気付かれぬようにするために、大き過ぎるサイズになってしまう。少量の尿漏れに対応する種々の尿滴ガードがあるが、これらは非常に吸収力が低い。そこで、尿滴ガードとフルサイズのおしめの間の吸収力を備えたガードが必要になる。本発明は、上述の欠点を解決する男性用の失禁ガードに関するものである。従って、このガードは外寸法が小さく、それにより、より他人に気付かれることなく使用でき、また、車椅子に座る人、今まで手伝ってもらわないと交換ができなかった人にも交換が容易である。またこのガードは、昼夜を通じて、漏れや不快な臭いに対しても優れた安全性を備え、また従来の尿インジケータと共に設けることができる。以下に本発明による失禁ガードを、添付図面に示す実施例を参照しながらさらに詳細に説明する。第１図は、使用者の身体側に向けた、側面から見た本発明によるガードを示す。第２図は、第１図によるガードの断面図である。第３図は、別の外形のガードを示すものである。第１図に示すガードはパッド１を有し、このパッド１上にガードが載せられている。このパッドは長さが400mmであり、吸収力が非常に高い材料から成る。さらにこのパッドは、外周が、側方向を向いた使用者の身体から滑らかな曲線形であり、また、例えばプラスチック層のような液体不浸透性層２を備えている。パッドの低部にはパッド１と同一または類似の材料から成る内部パッド３が取付けられるか、または折畳まれている。さらに内部パッド３は、使用時には使用者側を向く、外部液体不浸透性層７を備えていてもよい。内部パッドは、外部パッドが本質的にカットアウト部を超えて延びるように、これは例えば全長の1/3、またはそれ以上の長さで延びるように、外部パッド１の低部からその長さの必要な部分まで延びている。２枚のパッドは、好ましくはパッド間から液体が漏れないようにして、共通の外縁全体において相互に結合していてもよい。２枚のパッド間には内部ポケット６が形成されている。第３図に示す外形は、ある使用者によっては有利であり、一般に、ガードの形とサイズは個人の必要性と要求によって変化させることが可能である。さらに内部パッドを上部パッドと一体に形成してもよく、これによりガードは、ガードの下縁を形成し直線を成す線に沿って折畳んだ材料で一体に設けられる。この実施例は製造の点において有利である。外部層７が両部分にかけて延び、また身体側に曲がる表面にかけて延びる場合、外部層７は通気性を備え、同時に液体バリアとして機能するよう考慮しなければならない。内部パッドはその上縁において、陰茎が配置され、ポケット６に案内されるＶ型のカットアウト部を備えている。さらに、使用者の選択により、陰茎と陰嚢の両方をカットアウト部に入れることが可能である。外部パッド１はその外側に、ガードを使用者の下着に取付ける手段により、固着テープ等を設けている。本発明によるガードは、吸収力が非常に高い材料を使用し、部分的に閉鎖された空間６と、これに関連しこの空間の縁上に広い表面を有するデザインのために、使用者に完全な動く自由を与える。部分的に閉鎖された空間の液体吸収力は最低でも200mlでなければならず、ほとんどの場合において約1000mlよりも多くあってはならない。閉鎖された空間の縁におけるＶ型カットアウト部は、ガードの機能には必須であり、また、例えば陰茎のサイズといった使用者の物理的身体状態に関係なくできる。

【手続補正書】特許法第１８４条の４第４項【提出日】１９９７年５月１６日（１９９７．５．１６）【補正内容】補正した請求の範囲１．内部及び外部パッドを有し、その間に部分的に閉鎖された空間が形成された男性用失禁ガードにおいて、内部パッド（２）が陰茎をパッド間へ導入するＶ型カットアウト部（４）を有し、外部パッド（１）が、その低縁からカットアウト部（４）から相当の距離まで上向きに延び、カットアウト部の外側にある外部パッド（１）の長さが、カットアウト部より下方のその長さの1/3またはそれ以上であることを特徴とする男性用失禁ガード。２．外部パッド（１）が内部パッド（２）の長さの２倍の長さであり、本質的にＶ型カットアウト部（４）が内部パッドの上縁にあることを特徴とする請求の範囲１に記載の男性用失禁ガード。３．部分的に閉鎖された空間（６）の内部の材料が、最低200mlの液体を吸収できることを特徴とする請求の範囲１、２のいずれか１項に記載の男性用失禁ガード。【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９８年１月８日（１９９８．１．８）【補正内容】請求の範囲１．内部及び外部パッドを有し、その間に部分的に閉鎖された空間が形成された男性用失禁ガードにおいて、内部パッド（２）が陰茎をパッド間へ導入するＶ型カットアウト部（４）を有し、外部パッド（１）が、その低縁からカットアウト部（４）から相当の距離まで上向きに延び、カットアウト部の外側にある外部パッド（１）の長さが、カットアウト部より下方のその長さの1/3またはそれ以上であることを特徴とする男性用失禁ガード。２．外部パッド（１）が内部パッド（２）の長さの2倍の長さであり、本質的にＶ型カットアウト部（４）が内部パッドの上縁にあることを特徴とする請求の範囲１に記載の男性用失禁ガード。

Claims

【特許請求の範囲】 1．内部及び外部パッドを有し、その間に部分的に閉鎖された空間が形成された男性用失禁ガードにおいて、内部パッド２が陰茎をパッド間へ導入するＶ型カットアウト部を有し、外部パッドが、その低縁からカットアウト部を過ぎて相当の距離で上向きに延びていることを特徴とする男性用失禁ガード。 2．カットアウト部の外側の外部パッドの長さが、少なくともそのカットアウト部より下の長さの半分であることを特徴とする請求の範囲１に記載の男性用失禁ガード。 3．外部パッド１が内部パッドの２倍の長さであり、本質的にＶ型のカットアウト部４が内部パッドの上縁に設けられていることを特徴とする請求の範囲１、２のいずれか１項に記載の男性用失禁ガード。 4．部分的に閉鎖された空間６の内部の材料が少なくとも200mlの液体を吸収できることを特徴とする請求の範囲１に記載の男性用失禁ガード。 5．上述の明細書及び／または添付図面に直接または間接的に開示された全ての配置、用途、その他の特性。