JP2000507004A - 増大した角度走査範囲を有する光学装置 - Google Patents

増大した角度走査範囲を有する光学装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、放射ビームを発生する放射源(3)と、この放射ビームを角度範囲Δθにわたって偏向走査させる手段とを具える光学装置(1)に関するものである。走査放射ビームの光路は、2個の光学的な界面(9,11)の少なくとも1個の組を含む。これら2個の界面(9,11)は互いに角度αをなすと共に周囲の屈折率とは異なる屈折率nを有する材料を包囲する。

Description

【発明の詳細な説明】 増大した角度走査範囲を有する光学装置 本発明は、放射ビームを発生する放射源と、この放射ビームを角度範囲Δθに わたって偏向走査させる手段とを具える光学装置に関するものである。 本発明は、情報面を走査する装置特に光テープレコーダ並びにバーコードスキ ャナにも関するものである。 冒頭部で述べた形式の光学装置は、例えば米国特許第5333144号から既 知である。この特許明細書は、所定の角度範囲内で走査移動する放射ビームを発 生する光学装置の多数の実施例について記述されている。角度範囲の大きさは、 レーザが放射を発生することができる波長域により決定されている。この光学装 置において、走査移動は光学的な方法により行われている。 一方、この米国特許明細書に記載されている光学装置を用いる装置においては 、例えばバーコードスキャナやレーザアドレスされる表示パネルのような走査ビ ームを発生させるために既知の光学装置を用いて得られる角度範囲よりも一層大 きな角度範囲を実現することが望まれている。 本発明の目的は、光学系を複雑にすることなく増大した走査範囲を有する走査 ビームを実現できる光学装置を提供することにある。 この目的を達成するため、本発明による光学装置は、走査する放射ビームの光 路が、互いに角度αをなすと共に周囲の屈折率とは異なる屈折率nを有する材料 を包囲する2個の光学的な界面の少なくとも1個の組を含むことを特徴とする。 光学的な界面は、光学的に密な媒質から光学的疎の媒質への遷移又はこの逆の 関係を意味するものと理解される。一般的に、光学装置は空気中に存在している ので、n>1である。 本発明は、走査ビームの走査範囲Δθは2個の非平行な光学的界面における放 射の屈折を利用することにより増大させることができるという認識に基づいてい る。 放射ビームが光学的な界面に入射する際屈折が生ずる。この屈折は、一般的に にスネルの法則により記述される。 nisin(θi)=nosin(θo) ここで、ni及びnoはそれぞれ放射ビームを放出する媒質及び放射ビームを受光 する媒質の屈折率である。θi及びθoはそれぞれ界面の法線に対する入射角及び この法線に対する出射角とする。 界面が2個存在する場合、θinを第1の界面に対する入射角と考えθoutを第 2の界面の出射角と考える。 第1の界面について、以下の式が与えられる。 Sin(θin)=n・Sin(θm) ここで、nは2個の界面間の媒質の屈折率であり、niは1であるとする。θmは 第1の界面の法線に対する出射角である。 第2の界面について、以下の式が与えられる。 n・sin(α−θm)=sin(θout) 2個の界面がなす角度をαとする。α−θmは、第2の界面の法線について測定 した入射角となる。 θout=sin-1〔n・sin(α−θm)〕 このようにして、光学装置の角度範囲Δθは所定の角度範囲について相当増大 させることができる。光学的に密な媒質から光学的に疎の媒質へ遷移する際、臨 界角θgと称される入射角の最大値が存在する。この最大値以下の場合、入射ビ ームは屈折する代りに、界面で内部全反射する。θmがθgにほぼ等しい場合、角 度範囲の増大は最大となる。 本発明による光学装置の実施例は、前記走査放射ビームの光路が2個の界面の 第1の組と第2の組とを含み、第1の組の界面が角度α1をなし、第2の組の界 面が角度α2をなし、これらの組が互いに角度βをなすことを特徴とする。 これにより、角度的な走査範囲はさらに増大する。 これは、角度走査が回折格子と関連するダイオードレーザの波長変調により実 現される場合、回折格子の回折により得られる角度走査の非線形性は相当低減す るので、増大した角度走査はほぼ線形になる。 本発明による光学装置の別の実施例は、光学的な界面の1個の組と、前記走査 放射ビームが各界面を2回通過するようにするための反射面とを具えることを特 徴とする。 このように、界面の単一の組でも十分な効果が達成される。一方、各界面は2 回通過されるので、4個の界面を用いる場合と同一の効果が達成され、光路が折 り曲げられるので装置の小形化に寄与することができる。 同一の利点を有する本発明による光学装置の別の実施例は、1個の共通の界面 を有する2個の組の光学的界面を具え、前記走査放射ビームが前記共通の界面を 2回通過し他の界面を1回通過するようにするための複数の反射面をさらに具え ることを特徴とする。 本発明による光学装置の別の実施例は、前記組を構成する界面が、前記2個の 界面がなす角度に等しい頂角を有するプリズムの一部を構成することを特徴とす る。 このような素子は簡単な光学素子である。このプリズムの材料の屈折率はnで ある。 本発明による光学装置の別の実施例は、光学的界面が、楔形状の液晶セルの壁 部により構成されることを特徴とする。 液晶材料は、一般的に所望の効果を達成するための適切な屈折率を有している 。液晶セルの両端間に電界を印加すると、角度走査を電気的に処理することがで きる。 走査ビームを発生させる種々の構成が存在する。 本発明による光学装置の実施例は、前記手段が、ダイオードレーザからの放射 ビームの波長を前記ダイオードレーザへのフィードバックにより変化させること ができる波長選択性フィードバック素子を具え、前記手段が前記ダイオードレー ザにより発生すべき放射ビームを波長に依存して屈折させる分散性素子をさらに 具えることを特徴とする。 ダイオードレーザに適当な時間に所望の波長の放射をフィードバックすること により、ダイオードレーザはこの波長の放射を放出する作用を受ける。これは、 調整可能な波長選択性フィードバック素子をダイオードレーザの放射ビーム中に 配置することにより実現できる。このようにして、ダイオードレーザの波長変調 が行われる。例えば回折格子のような分散性の素子を波長変調されたビーム中に 配置することにより、波長変調はその後角度走査に変換される。 調整可能な波長選択性素子及びその説明については、米国特許第533314 4号が参照される。 本発明による光学装置の別の実施例は、ダイオードレーザから見て、前記手段 が、第1の回折格子と、第2の回折格子と、フィードバック素子とを具え、前記 フィードバック素子が複数の個別の区域に分割され、これら個別の区域の少なく とも1個の区域を反射性としたことを特徴とする。 第1の回折格子は放射源から放出されたビームを複数のスペクトラム成分に分 割し、これらのスペクトラム成分光はフィードバック素子に入射する前に第2の 回折格子により平行にされる。このフィードバック素子は少なくとも所定の区域 において反射性となり、これは分散に起因して反射性区域に入射する波長を有す るビームだけが放射源に向けてフィードバックされることを意味する。このフィ ードバック素子は、例えばマスク又は光ディスク或いは液晶セルのアレイとする ことができる。 本発明による光学装置の別の実施例は、前記手段がポリゴンミラーの形態の回 転可能な走査素子を具えることを特徴とする。 放射源から供給されるビームは回転するポリゴンミラーに入射するので、走査 ビームは機械的な方法により得られる。この場合、放射源から供給された放射ビ ームの波長は特別な役割を果たすものではない。 本発明は、本発明による光学装置を用いて多くの利点が得られる複数の光学的 な装置にも関するものである。 本発明のこれらの及び他の概念は後述する実施例に基づいて明かにする。 図面として、 図1は2個の光学的な界面の1個の組を有する本発明による光学装置の実施例 を示す。 図2は2個の光学的な界面の2個の組を有する本発明による光学装置の実施例 を示す。 図3は楔形状の液晶セルの実施例を示す。 図4(a)、(b)及び(c)は2個の界面の2個の組を用いる場合に得られ る走査範囲の増大と同じように走査範囲が増大する光学素子の実施例を示す。 図5は走査ビームを発生させることができると共に本発明を利用することがで きる光学装置の実施例を示す。 図6(a)及び(b)は、2個の異なる屈折率nについて45°の角度をなす 1個の界面の組を有する光学装置についてθoutをθinの関数として示すと共に 臨界角θgも示すグラフを示す。 図7(a)及び(b)は2個の異なる角度値βについて45°の角度をなす1 個の界面の組を有する光学装置についてθout、をθinの関数として示すグラフ を示す。 図8(a)及び(b)は2個の異なる角度値βについてそれぞれ30°の角度 をなす2個の界面の組を有する光学装置についてθoutをθinの関数として示す グラフを示す。 図9は回転ポリゴンミラーを有する光学装置の実施例を示す。 図10は本発明による光学装置が設けられているレーザプリンタの実施例を示 す。 図11は本発明による光学装置が設けられている画像表示装置の実施例を示す 。 図12は放射アドレス可能な表示パネルの実施例を示す。 図13は本発明による光学装置が設けられている1次元又は多次元バーコード を読み取る光学装置を示す。 図1はΔθの角度範囲を有する走査放射ビームを発生する光学装置1の実施例 を線図的に示す。放射源3は例えばダイオードレーザとすることができ、その放 射は調整可能な波長選択性フィードバック素子5に入射する。本明細書において 、調整可能なことは、ダイオードレーザのスペクトラムからフィードバックされ た波長が可変であることを意味する。このフィードバック素子5は、例えば周期 が変化する集積化された回折格子、可変反射率を有する反射性素子、光電素子又 は音響光学素子を有する光導波路とすることができる。フィードバック素子は、 例えば部分的透過性とすることができる。上述したフィードバック素子を用いて 走査ビームを発生する光学系については米国特許第5333144号を参考にす ることができる。 ダイオードレーザ3にフィードバックされた光の波長は、フィードバック素子 を調整することにより決定される。このフィードバックの結果として、ダイオー ドレーザはフィードバックされた波長の放射を発生する。フィードバック素子の 調整を変化させることにより、フィードバックされた波長つまりダイオードレー ザから放出される放射の波長は変化することができる。回折格子7をフィードバ ック素子の後段に配置する。種々の波長の光が回折格子7により種々の角度で回 折される。このようにして、波長可変ダイオードレーザにより走査ビームを発生 させることができる。実際に、ダイオードレーザの波長変調は走査角度に変換す ることができる。 本発明による光学装置において、少なくとも2個の光学的な界面9,11を装 置ビームの光路中に配置し、これらの界面は角度αをなすと共に周囲媒質とは異 なる屈折率nを有する材料を包囲する。本明細書において、光学的な界面は、あ る光学的な密度からそれよりも小さい又は大きい光学的な密度に遷移することを 意味するものと理解される。一般的に、この光学装置は空気中に存在するので、 n>1となる。 このようにして、大きな角度範囲にわたって角度走査を実現することができる 。この結果は、スネルの法則に基づいて説明することができる。 ni*sin(θi)=no*sin(θ0) ここで、ni及びnoは放射ビームを放出する媒質の屈折率及び放射ビームを受け 取る媒質の屈折率であり、θi及びθoはそれぞれ界面の法線に対する入射角及び この法線に対する出射角である。 第1の界面9の法線13に対する入射角をθinと称し、第2の界面11の法線 15に対する出射角をθoutと称すると、第1の界面に対して次式が与えられる 。 sin(θin)=n*sin(θm) ここで、nは2個の界面間の媒質の屈折率であり、niは1とする。θmは第1の 界面の法線に対する出射角である。 第2の界面11に対して次式が与えられる。 n*sin(α−θm)=Sin(θout) 2個の界面により形成される角度をαとすると、α−θmは第2の界面の法線1 5に対して測定した入射角となる。 周囲の屈折率とは異なる屈折率nを有する媒質を包囲する2個の非平行な界面 の少なくとも1個の組を走査ビーム中に含ませることにより、走査ビームの角度 範囲を相当増大させることができる。 図1は、2個の光学的界面が頂角αを有するプリズムの一部を形成する実施例 を示す。界面9,11は頂角αを有する楔形状の液晶セルの壁部により構成する ことができる。このセルは切り換え可能であるため、nLC従って走査角を変化さ せることができる。 楔形状の液晶セルは、例えば米国特許第4958914号から既知である。 図2は2個のプリズムを並んで配置した光学装置の実施例を示す。この場合、 この実施例には4個の光学的界面(9,11)及び(17,19)が存在する。 これらの界面は第1の組(9,11)において角度α1をなし第2の組において 角度α2をなす。これらの組は相互に角度βをなす。界面の2個の組を用いるこ とにより、角度範囲はさらに増大し走査の対称性は最適になる。さらに、走査ビ ームが回折格子により角度走査に変換された波長変調により実現される場合、こ の角度走査は回折格子での回折に起因して線形にはならない。2個の非平行な界 面の2個の組を用いることにより、この非線形性は相当減少させることができる 。 2個のプリズム又は2個の楔形状の液晶セル或いはプリズムとセルとの組合せ は、勿論、界面の2個の組として用いることができる。 図3は楔形状の液晶セル41の実施例を示す。液晶材料43は2個の光学的透 明なプレート45と47との間に存在し屈折率nLCを有する。 比較的大きな角度範囲にわたる増大を実現できる別の実施例は、図4(a)及 び4(b)の実施例に示すように、3個の反射面25,27,29と関連する2 個の非平行界面21,23だけを用いるものである。ビームは各界面を2回通過 するので、その結果は4個の界面を通過する場合に対応する。図4(c)におい て、2個の反射面25,27だけが必要であるが、プリズムの第3の側面又は楔 形状セルの側壁を光学的な界面として用いられる。ここでは、2個の界面の2個 の組が実際に使用され、これら2個の組は共通の界面を有する。 界面と共に、表面は光学的なトンネルを構成することができるので、ほとんど 損失しない。これらの実施例の利点は、光路が折り曲げられ従って光学装置を一 層コンパクトな形態とすることができることである。 図5は、走査ビームを形成することができ本発明を用いて大きな利点が得られ る別の実施例を示す。ダイオードレーザ3から発生した放射ビームはコリメータ レンズ33を経て第1の回折格子35に入射する。ビーム中の種々の波長の放射 は、サブビームb1,b2,b3に空間的に分離される。これらのビームは第2の 回折格子37に入射し、各波長の放射は異なる角度で偏向され、平行ビームb’ が得られる。この平行ビームb’はフィードバック素子39に入射し、このフィ ードバック素子は多数の個別の区域を有し、少なくとも1個の区域は反射性とす る。活性な反射区域に入射した波長光だけがダイオードレーザにフィードバック される。ダイオードレーザはフィードバックにより作用を受け、この波長の光を 発生する。フィードバック素子39の活性な反射区域の位置を変化させることに より、走査ビームを得ることができる。この走査ビームは第2の回折格子37か ら出射させることができる。これは、回折格子37が例えば50%反射で50% 透過の場合、回折格子37から1次光を透過させることにより実現できる。ビー ムは反射で出射させることもできるが、反射の場合例えば0次光を出射させる。 従って、図5に示す光学装置により発生する走査ビーム中に、1個の又は複数の 界面の組が設けられる。 本発明による光学装置において、角度αが45°で包囲される媒質の屈折率n が1.53の界面の組を有する場合、10°の出射角の変化を24°の出射角の 変化まで増大することができる。 図6(a)及び6(b)は、2個の界面間に包囲される材料の異なる2個の屈 折率について角度θOUTをθinの関数として示すグラフである。図面には臨界角 も示す。 図7(a)及び7(b)は、α1=α2=45°で2個の異なる角度βについ て本発明による光学装置の出射角を入射角の関数としてのグラフを示す。これは 、4個の光学的界面を有する光学装置の場合である。 図8(a)及び8(b)は、α1=α2=30°で2個の異なる角度βについて のグラフを示す。 図9に示す光学装置において、走査ビームは機械的に発生する。このため、こ の光学装置は、走査ビームを発生させる放射源−検出ユニット71、及びビーム を放射スポットに収束できる対物レンズ75に例えば平行ビームとして反射する 回転するポリゴンミラー73を具える。ポリゴンミラーは、例えばポリゴンミラ ーの回転軸に平行な10個のミラ一面f1〜f10を具える。動作中、このポリゴ ンミラーは矢印77で示す方向に回転する。ビームの放射路中で回転する各ミラ ー面、図面ではミラー面f2はビームを対物レンズの出射瞳を経て矢印79で示 す方向に移動させる。本例で説明する光学装置は、テープ状記録媒体を走査する 光学装置で用いられる。 本発明による光学装置は、多くの光学式装置において多大な利点を得ることが できる。 図10はレーザプリンタの原理を示す。このプリンタにおいて、初めに走査す るレーザビームにより感光層に情報が書き込まれる。その後、この感光層はイン キ浴を移動し、記録紙上にプリントが形成される。感光層93は軸97を中心に して回転するロール95に巻き付けられて連続するラインが形成される。このラ イン走査は、例えば6個のミラー面fを有し軸101の回りで回転するポリゴン ミラー99又は回折格子により行うことができる。符号103は、例えば高パワ ーダイオードレーザのような放射源105から発生しミラー面で反射した放射を 媒体93上に放射スポットVとして収束するレンズのような対物レンズを示す。 レーザビームの強度は、ダイオードレーザを流れる電流を変調することにより又 は例えば音響光学変調器又は光電変調のような個別の装置により変調することに より書き込むべき情報に応じて変調される。6個の自由度でポリゴンミラーの位 置を検出するため、この装置に位置検出装置109を設ける。ここでは、2個又 は4個の界面を、ビームを走査させる素子と放射感知層との間に配置して走査ビ ームの走査範囲を増大する。 図11は、画像が放射感知表示パネルすなわち放射アドレス可能な表示パネル 113により発生する画像表示装置111の構成を示す。このような画像投射装 置の利点は欧州特許出願第0517517号に記載されている。通常のアクティ ブマトリックス表示パネルと比較して、放射アドレス可能なパネルの利点は高い 光効率が得られることである。この理由は、パネル表面に電子的なスイッチのマ トリックスを設ける必要がなく、しかもこのパネルは放射をほとんど吸収しない からである。 図12は放射アドレス可能なパネル113の構成を示す。書込ビーム115の 側から見て、このパネルは、第1の光学的に透明な記憶117と、例えばインジ ウム錫酸化物(ITO)のような透明な導電層119と、例えばシリコンで構成 され暗い状況下で高い抵抗を有すると共に露光されたとき満足し得る導電性を有 する感光層121と、取りえる場合の遮光層123と、1/4波長の厚さを有す る複数の誘電体層の組からから成る光反射層125と、第1の配向層127と、 液晶材料層129と、第2の配向層131と、第2の透明な導電層133と、第 2の透明基板135とを具える。 このパネルは、例えばレーザのような放射源及びビーム成形光学系を有するユ ニット139から放出される書込ビーム137によりライン順次で走査され、こ のユニットには例えばビデオ信号のような表示すべき情報が供給されるので、レ ーザビームはこの情報に従って強度変調される。レーザビーム137は高速回転 するポリゴンミラー141に入射し、次に例えば振動する平坦なミラー又は第2 のポリゴンミラーで構成され低速で移動する第2の走査素子に入射する。走査素 子143はビームをパネルに向けて反射する。ポリゴンミラー141は収束性ビ ーム137を、感光層に形成される放射スポットがラインを描くように反射する 。第2の走査素子143は、この放射スポットを上記ライン方向とは直交する第 2の方向に相対的に低速で移動させる。従って、パネルの感光層113は2次元 的に走査され,画素の2次元マトリックスが書き込まれる。書込ビームにより表 示パネルを走査するためにポリゴンミラーを用いることは、特開平62−569 31号の英文の要約から既知である。ポリゴンミラーの代わりに、回折格子を走 査素子として用いることができる。上述したように、ビームの走査範囲は、2個 又は4個の光学的な界面を走査素子143の後段に配置することにより一層増大 させることができる。 電極119及び133を電源145に接続する。感光層が暗い限り、電極11 9は液晶層から電気的に分離される。この感光層は、高強度レベルに切り換えら れたビーム137が入射する各位置において導電性となり、電界が液晶層に局部 的に発生するので、この液晶層の分子の方位が局部的に変化し左側から入射する 読出すなわち投射ビーム147の対応する部分の偏光状態も変化する。この偏光 の変化は、検光子により既知の方法でパネルで反射したビーム149の強度の変 化に変換される。 図11に示すように、アドレス系を有するパネル113は画像投射装置に用い ることができる。この装置には、放射源151及びビーム成形光学系153を具 える照明ユニットを設け、このユニットから照明ビームを放出する。このビーム は偏光感知ビームスプリッタ155を介してパネル113を照明する。このパネ ルに形成される画像は、パネルにより反射したビームにより投射レンズ157を 介して投射スクリーン上に結像される。 このアドレス装置を有するアドレス可能なパネルは、観視者がパネルを直接見 る直視型の装置にも用いることができる。 位置検出装置161を用いてポリゴンミラー141の移動を6個の自由度で決 定することができる。走査角が増大した走査素子を有する走査装置は、レーザT Vとして既知の画像表示装置にも用いることができ、このレーザTVを用いて走 査レーザビームにより又はカラー画像の場合3本のレーザビームにより投射スク リーン上に又はこのように機能する壁上に直接形成される。レーザTV装置は、 例えば欧州特許出願第0374857号に記載されている。 本発明は、走査カメラ特に対物レンズにより形成される被写体又は物体の像が 検出器又は検出器の列上に移動する赤外線カメラにおいて用いることができる。 このようなカメラは米国特許第3706484号明細書に記載されている。例え ば、高速回転するポリゴンミラー又は回折格子のような走査素子は、像を検出器 上でライン順次で移動させるために用いられる。本発明は、一層広い走査範囲を 実現するために用いることができる。 上述した機械的な走査装置及び非機械的な装置は共に、物体又はワークをその 製造中又は製造後に検査する装置、又は物体上のバーコードのようなコードを読 み取る装置にも用いることができるので、本発明はこれらの装置にも用いことが できる。 図13は1次元又は多次元バーコードを読み取る装置の実施例を示す。このよ うなコードの例として、1次元コード及び2次元ドットコードがある。ダイオー ドレーザ161発生したビームbはレンズ163を経てミラー165に入射する 。磁石167をミラー165の後側に配置し、この磁石は電流源171により駆 動されるコイルと関連してミラー165を振動させる。このようにして発生した 走査ビームは、次にバーコード173に入射する。2個の非平行界面から成る1 個又は2個の組を有する本発明による光学装置をミラー165とバーコード17 3との間に配置する。図13は1個の界面(9,11)の組だけを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.放射ビームを発生する放射源と、この放射ビームを角度範囲Δθにわたって 偏向走査させる手段とを具える光学装置において、前記走査する放射ビームの 光路が、互いに角度αをなすと共に周囲の屈折率とは異なる屈折率nを有する 材料を包囲する2個の光学的な界面の少なくとも1個の組を含むことを特徴と する光学装置。 2.請求項1に記載の光学装置において、前記走査放射ビームの光路が2個の界 面の第1の組と第2の組とを含み、第1の組の界面が角度α1をなし、第2の 組の界面が角度α2をなし、これらの組が互いに角度βをなすことを特徴とす る光学装置。 3.請求項1に記載の光学装置において、光学的な界面の1個の組と、前記走査 放射ビームが各界面を2回通過するようにするための反射面とを具えることを 特徴とする光学装置。 4.請求項1に記載の光学装置において、1個の共通の界面を有する2個の組の 光学的界面を具え、前記走査放射ビームが前記共通の界面を2回通過し他の界 面を1回通過するようにするための複数の反射面をさらに具えることを特徴と する光学装置。 5.請求項1、2、3又は4に記載の光学装置において、前記組を構成する界面 が、前記2個の界面がなす角度に等しい頂角を有するプリズムの一部を構成す ることを特徴とする光学装置。 6.請求項1、2、3又は4に記載の光学装置において、前記光学的界面が、楔 形状の液晶セルの壁部により構成されることを特徴とする光学装置。 7.前記放射源をダイオードレーザとした請求項1から6までのいずれか1項に 記載の光学装置において、前記手段が、ダイオードレーザからの放射ビームの 波長を前記ダイオードレーザへのフィードバックにより変化させることができ る波長選択性フィードバック素子を具え、前記手段が前記ダイオードレーザに より発生すべき放射ビームを波長に依存して屈折させる分散性素子をさらに具 えることを特徴とする光学装置。 8.前記放射源をダイオードレーザとした請求項1から6までのいずれか1項に 記載の光学装置において、前記ダイオードレーザから見て、前記手段が、第1 の回折格子と、第2の回折格子と、フィードバック素子とを具え、前記フィー ドバック素子が複数の個別の区域に分割され、これら個別の区域の少なくとも 1個の区域を反射性としたことを特徴とする光学装置。 9.請求項1から6までのいずれか1項に記載の光学装置において、前記手段が 、ポリゴンミラーの形態の回転可能な走査素子を有することを特徴とする光学 装置。 10.媒体を少なくとも1方向に電磁的に走査する光学装置において、請求項1 から9までのいずれか1項に記載の光学装置が設けられていることを特徴とす る光学装置。 11.書込ビームを発生する放射源と、このビームを書き込むべき情報に従って 変調する手段とが設けられ、ラインパターンに従って放射感知層に信号を書き 込光学装置において、請求項1から9までのいずれか1項に記載の光学装置が 設けられていることを特徴とする光学装置。 12.感光層が形成されている反射型表示パネルに情報を電磁的に書き込む光学 装置において、請求項1から9までのいずれか1項に記載の光学装置が設けら れていることを特徴とする光学装置。 13.投影スクリーン又はこれと同様に機能する面に画像をラインパターンの形 態で書き込む光学装置において、請求項1から9までのいずれか1項に記載の 光学装置が設けられていることを特徴とする光学装置。 14.前記媒体が放射感知検出器とされ、画像を電気信号に変換する光学装置に おいて、請求項1から9までのいずれか1項に記載の光学装置が設けられてい ることを特徴とする光学装置。 15.1次元又は多次元のバーコードを読み取る光学装置において、請求項1か ら9までのいずれか1項に記載の光学装置が設けられていることを特徴とする 光学装置。
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