JPH0990402A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH0990402A
JPH0990402A JP24941195A JP24941195A JPH0990402A JP H0990402 A JPH0990402 A JP H0990402A JP 24941195 A JP24941195 A JP 24941195A JP 24941195 A JP24941195 A JP 24941195A JP H0990402 A JPH0990402 A JP H0990402A
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JP
Japan
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display device
image display
light
light source
modulation element
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Pending
Application number
JP24941195A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Takigawa
信一 瀧川
Masayoshi Ozaki
正義 尾崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP24941195A priority Critical patent/JPH0990402A/ja
Publication of JPH0990402A publication Critical patent/JPH0990402A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電液晶を用いた空間変調素子の入力面に
画像情報を書込み、空間変調素子の出力面に表示された
画像を拡大・投写する画像表示装置において、画像書込
み光輝度を高め、かつ光学系を小型にする。 【解決手段】 空間変調素子3と、映像信号に必要な周
波数まで光量を電気量により直接変調できる半導体レー
ザー10と、半導体レーザー10からの出力光を水平方
向に偏向するポリゴンミラー12と、ポリゴンミラー1
2により偏向された光を垂直方向に偏向するガルバノミ
ラー13と、ガルバノミラー13により偏向された光を
空間変調素子3の入力面に集光させるための走査レンズ
14と、空間変調素子3の出力面に表示された画像を読
み出し、拡大投写する光学系4〜9を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置、特
に多目的ホール、美術館、博物館、映画館、大会議場等
で用いられる、例えば100インチ以上の超大画面用の
投写型画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の投写型画像表示装置を図10及び
図11を参照しつつ説明する。図10は空間変調素子の
概略構成を示す断面図であり、図11は従来の投写型画
像表示装置の構成図である。図11において、従来の投
写型画像表示装置は、強誘電性液晶を用いた空間変調素
子(又は、Feroelectric Light Valve)3と、画像書込
み用のCRT1と、CRT1のスクリーン上の画像を空
間変調素子3の入射面に投写するためのレンズ2と、偏
光フィルター4と、ビームスプリッター5と、空間変調
素子3の出力画像をスクリーン7に投写するための投写
レンズ6と、投写光を出力するための光源9と、光源9
からの光を空間変調素子3の出力面に集光させるための
集光レンズ8等で構成されている。
【0003】図10に示すように、空間変調素子3は、
スクリーン7側から順に、ガラス基板31と、透明電極
32と、強誘電性液晶層33と、遮光層と反射層を兼ね
たAl/Cr層34と、PINフォトダイオードアレイ
等による光導電層36と、透明電極37と、ガラス基板
38と、Al/Cr反射電極34と光導電層36との間
に設けられた高分子ブラックマトリックス35等で構成
されている。
【0004】CRT1から出力された映像信号は、レン
ズ2により空間変調素子3の入力面に結像される。空間
変調素子3の入力面上の画像は光導電層36により電荷
に変換され、強誘電性液晶層33の配向を変調する。一
方、光源9から出射された光は集光レンズ9及びビーム
スプリッター5を介して空間変調素子3の出力面に入射
される。入射光は変調された強誘電液晶層33により偏
光方向が変えられ、偏光板4を通過する際に画像信号と
なり、投写レンズ6によりスクリーン7上に投写され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
光導電層36は感度が低く、画像信号の書込みに大光量
を必要とする。そのため、画像書込み用のCRT1とし
て、画像表示装置として用いられている通常のCRTを
使用することはできず、投写型ビデオプロジェクタ等に
使用される高輝度CRTを使用しなければならないとい
う問題点を有していた。また、画像書込み手段としてC
RT1及びレンズ2を用いているため、光学系が大きく
なり、結果的に装置全体を小型化することが困難である
という問題点を有していた。さらに、カラー表示を行う
ためには、RGBそれぞれに対応して、図11に示す投
写型画像表示装置を3組使用しなければならず、システ
ム全体が大型化するという問題点を有していた。
【0006】本発明は、以上のような従来例の問題点を
解決するためになされたものであり、第1に、CRTを
用いることなく、高輝度光源を用いて画像信号の高輝度
化を図ることを目的とする。第2に、小型の走査光学系
を用いて装置全体の小型化を図ることを目的とする。第
3に、1組の装置でカラー表示を可能とすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像表示装置は、空間変調素子と、映像信
号に必要な周波数まで光量を電気量により直接変調でき
る光源と、前記光源からの出力光を水平方向に偏向する
水平偏向手段と、前記水平偏向手段により偏向された光
を垂直方向に偏向する垂直偏向手段と、前記垂直偏向手
段により偏向された光を前記空間変調素子の入力面に集
光させるためのレンズと、前記空間変調素子の出力面に
表示された画像を読み出し、拡大投写する光学系を具備
する。
【0008】上記構成において、前記光源は半導体レー
ザー、発光ダイオード及びスーパールミネッセントダイ
オードから選択されたいずれかであることが好ましい。
また、前記垂直偏向手段はガルバノミラーであることが
好ましい。また、前記水平偏向手段はポリゴンミラーで
あることが好ましい。または、前記水平偏向手段は半導
体材料からなる回折格子であることが好ましい。さら
に、前記回折格子と前記光源とが集積化されていること
が好ましい。または、前記水平偏向手段はマイクロミラ
ーであることが好ましい。さらに、前記マイクロミラー
と前記光源とが集積化されていることが好ましい。ま
た、上記各構成において、前記水平偏向手段と前記垂直
偏向手段との間に、相互に対向する1対のミラーを設
け、前記光源からの出力光を前記一対のミラー間で複数
回反射させることが好ましい。
【0009】また、映像信号中の輝度信号に、前記光源
のしきい値電流分だけバイアスした電流信号を、前記光
源に入力することが好ましい。さらに、前記電流信号
に、さらに高周波信号を重畳したことが好ましい。ま
た、前記光源からの出力光の偏光方向とその吸収軸が一
致するように、前記空間変調素子の出力面の前方に偏光
板を設けたことが好ましい。また、映像信号におけるA
フィールドとBフィールドの垂直位置を各フィールドに
おける走査間隔の1/2だけずらせて走査することが好
ましい。
【0010】また、上記各構成において、前記空間変調
素子は、少なくとも、その入力面側から順に配列された
第1の透明電極と、PINフォトダイオードアレイから
なる光導電層と、無反射層と、反射電極と、強誘電液晶
層と、第2の透明電極とを含むことが好ましい。また、
前記空間変調素子の出力面側の前方に色分離フィルター
を設けたことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の基本的概念を図1に示
す。図1は、投写型画像表示装置の画像信号書込み側の
光学系を示す斜視図である。図1に示すように、本発明
の画像表示装置は、従来例におけるCRT1の代りに、
映像信号に必要な周波数まで光量を電気量により直接変
調できる光源10と、光源10からの出力光を水平方向
に偏向する水平偏向素子20と、水平偏向素子20によ
り偏向された光を垂直方向に偏向する垂直偏向素子30
と、垂直偏向素子30により偏向された光を空間変調素
子3の入力面3aに集光させるためのレンズ14を設け
ている。
【0012】光源10としては、直接的に変調が可能で
あり、且つ、発光輝度が高いものであればよく、半導体
レーザー、発光ダイオード、スーパールミネッセントダ
イオード等を用いる。水平偏向素子20としては、例え
ばポリゴンミラー、マイクロミラー、半導体を用いた回
折格子等を用いる(後に詳述する)。また、垂直偏向素
子30としては、ガルバノミラー等を用いる。すなわ
ち、光源10から出力された微小ビームスポットを、水
平偏向素子20及び垂直偏向素子30を制御して、空間
変調素子3に入力面3a上で走査させるように構成され
ている。
【0013】このように微小ビームスポットを走査させ
る構成により、空間変調素子3の入力面3aに入射する
入力光の単位面積当たりの光量を飛躍的に増大させるこ
とができる。そのため、光源10としての出力はそれほ
ど大きくなくても充分である。また、走査レンズ14は
従来例におけるレンズ2のようにCRT1の全画面をカ
バーする必要がなくなり、走査レンズ14のレンズ径を
小さくすることができる。さらに、光学系を折り曲げる
ことができ、各素子の配置に自由度が増す。これらの結
果、装置全体を小型化することができる。
【0014】また、図2に示すように、空間変調素子3
の出力面側に、例えば単板式CCDカメラ等で用いられ
ているような色分離フィルター15を設けることによ
り、1組の表示装置でカラー表示を行うことが可能にな
る。
【0015】
【実施例1】以下、本発明の画像表示装置の実施例1を
図2及び図3を参照しつつ説明する。図2は実施例1に
係る画像表示装置を平面的に展開した構成図であり、図
3はその画像信号書込み側の構成を示す斜視図である。
なお、図11に示す従来例と同一の番号を付した構成要
素は実質的に同一とする。
【0016】図2に示すように、実施例1の画像表示装
置は、強誘電性液晶を用いた空間変調素子(又は、Fero
electric Light Valve)3と、画像書込み用の半導体レ
ーザー10と、半導体レーザー10の出力光を平行化す
るコリメートレンズ11と、コリメートレンズ11によ
り所定の微小径に絞られたビームを所定の方向に反射し
水平方向に偏向させるポリゴンミラー12と、ポリゴン
ミラー12により反射されたビームを所定の方向に反射
し垂直方向に偏向させるガルバノミラー13と、ポリゴ
ンミラー12及びガルバノミラー13により水平方向及
び垂直方向に偏向されたビームを空間変調素子3の入射
面上を走査させるための走査レンズ14と、偏光フィル
ター4と、ビームスプリッター5と、空間変調素子3の
出力画像をスクリーン7に投写するための投写レンズ6
と、投写光を出力するための光源9と、光源9からの光
を空間変調素子3の出力面に集光させるための集光レン
ズ8等で構成されている。ポリゴンミラー12の回転方
向及びガルバノミラー13の首振り方向は、実際には図
3に示すように設定され、半導体レーザー10から空間
変調素子3に至る光学系(光軸)は略直角に折り曲げら
れている。
【0017】空間変調素子3としては、図10に示すよ
うな従来例と同様のものを用いることができる。すなわ
ち、ガラス基板38上にITO(Indium Tin Oxide)透明
電極37が形成され、その上にa−SiによるPINフ
ォトダイオードアレイ等の光導電層36が形成され、光
導電層36上にAl/Cr反射電極34が形成されてい
る。さらに、Al/Cr反射電極34上には強誘電液晶
層33が形成され、強誘電液晶層33上に透明電極32
及びガラス基板31が形成されている。強誘電液晶層3
3は、ファイバ・ビーズを用いた厚さ1μmの液晶層
と、液晶層を挟むように形成された2つのポリイミドを
用いた強誘電液晶の配向層とで構成され、配向層は平行
配向するように処理されている。
【0018】半導体レーザー10は、しきい値電流以上
の領域では、注入電流の大きさと発振出力とは正比例の
関係にあり、出力光を直線的に変調することができる。
また、その周波数は映像信号周波数よりも十分に高いの
で、映像信号を直接半導体レーザー10に入力すること
ができる。例えば、InGaAlPレーザーの場合、波
長635nm(赤色)で発振し、しきい値電流は30m
Aである。半導体レーザー10の出力光は、接合面に平
行に約10度、垂直方向に約25度の広がりを有する。
そのため、出力光はコリメートレンズ11を介して平行
光に変換される。
【0019】映像信号として、NTSC映像信号(アス
ペクト比16:9)を用いた場合、ポリゴンミラー12
の面数を10面とし、回転数を94488rpmとする
ことにより、水平方向の走査時間が63.5μsecと
なり、NTSC映像信号の水平走査周期と一致させるこ
とができる。ポリゴンミラー12は、ビームを±18度
の角度で偏向させることができる。例えば、2インチの
空間変調素子3の場合、空間変調素子3の入力面3aの
水平方向の長さは約4.4cmであるので、ポリゴンミ
ラー12の反射面から6.8cm以上離れた位置に空間
変調素子3の入力面3aを設けることにより、水平方向
の走査が可能となる。
【0020】ガルバノミラー13は、水平方向の軸を中
心として±30度の範囲で角度を連続的に変えることが
でき、60Hz周期で駆動される。空間変調素子3の入
力面3aの垂直方向の長さは約2.5cmであるので、
ガルバノミラー13から2.2cm以上離れた位置に空
間変調素子3の入力面3aを設けることにより、垂直方
向の走査が可能となる。これらの条件を満足することに
より、空間変調素子3の入力面3a上に画像を形成する
ことができる。コリメートレンズ11により平行化さ
れ、ポリゴンミラー12及びガルバノミラー13により
反射されたビームは、走査レンズ14により空間変調素
子3の入力面3a上に集光される。これにより、空間変
調素子3の入力面3a上において、直径1μm程度の微
小ビームスポットが得られる。
【0021】空間変調素子3の入力面3aに画像信号を
書込むためには、100mW/cm 2程度のエネルギー
が必要である。半導体レーザー10の出力は5mW程度
であるが、直径1μm程度の微小ビームスポットに絞ら
れているため、光学系におけるロスを考慮しても空間変
調素子3の入力面3a上では100kW/cm2以上の
エネルギーが存在している。そのため、十分に空間変調
素子3の入力面3aに画像信号を書込むことができる。
【0022】半導体レーザー10のチップの大きさは3
00×250×150(μm)程度であり、パッケージ
に封入してもせいぜい1.5cm程度である。また、ポ
リゴンミラー12及びガルバノミラー13の大きさもせ
いぜい10cm程度である。従って、ビームスプリッタ
ー5、投写レンズ6、集光レンズ8及び光源9を除く、
空間変調素子3及び画像信号書込み側の光学系を含めた
装置の大きさは、4×8×12(cm)程度であり、C
RTを用いた従来例に較べて約1/5の大きさであっ
た。
【0023】次に、本発明の画像表示装置の駆動方法を
図4に示すブロック図を参照しつつ説明する。図4にお
いて、入力信号は、通常のNTSC映像信号である。ま
ず、NTSC映像信号のブランキング部分からトリガー
信号を抽出する。このトリガー信号によりポリゴンミラ
ー12の同期をとる。また、NTSC映像信号の各フィ
ールドマークを抽出し、ガルバノミラー13のトリガー
とする。これにより、各フィールドの開始時に、ビーム
スポットが空間変調素子3の入力面3aの左上端(書込
み開始位置)にくる。その後、1水平走査期間におい
て、ビームスポットはポリゴンミラー12の回転により
水平方向に走査される。同時に、ガルバノミラー13の
回転により垂直方向に1垂直走査線分だけ斜に走査され
る。その後、ポリゴンミラー12によりビームスポット
は左端に戻り、2行目の書込みが行われる。このような
2次元走査を繰返して、入力面3aの右下端までくる
と、ガルバノミラー13が元の位置に復帰し、ビームス
ポットは最初の左上端(書込み開始位置)に戻る。一
方、NTSC映像信号中の輝度信号は、電圧信号から電
流信号に変換され、半導体レーザー10に注入される。
このとき、半導体レーザー10のしきい値電流分だけバ
イアスしておくことにより、半導体レーザー10の出力
強度は輝度信号に比例する。そのようにして、空間変調
素子3の入力面3aに画像を形成することができる。
【0024】なお、上記実施例1ではモノクロ画像を表
示する場合について説明したが、カラー画像を表示する
場合、図2において一点鎖線で示すように、空間変調素
子3の出力面の前方に色分離フィルターを設け、RGB
各色信号に対応してビームスポットを走査させるように
構成してもよい。
【0025】また、上記実施例1では、書込み光源とし
て半導体レーザー10を用いたが、レーザー光は強度が
たいへん大きいため、空間変調素子3の大きさによって
は、光が投写側に漏れてしまい、スクリーン7に表示さ
れる画像のノイズとなる可能性がある。一方、半導体レ
ーザー10の出力光は、ヘテロ結合面に平行な方向に偏
光しているので、空間変調素子3の入力面3aに描かれ
る画像も一方向に偏光した光で構成されている。従っ
て、この偏光方向と空間変調素子3の出力面の前方に設
けられた偏光フィルター4の吸収軸を一致させることに
より、仮に空間変調素子3の内部で光が書込み側から液
晶側に漏れたとしても、漏れ光を偏光フィルター4で吸
収することができる。その結果、漏れ光がスクリーン7
上の画像にノイズとして表れることを防止することがで
きる。さらに、半導体レーザー10の出力光はエネルギ
ー密度が非常に高いため、連続駆動を行うと、装置が高
温になる場合がある。その場合は、半導体レーザー10
をパルス駆動することが好ましい。
【0026】一般に、レーザー光は、単一波長で位相が
そろった干渉性の高い光である。そのため、空間変調素
子3の内部における反射等により干渉を起こし、画像の
ノイズを発生させる可能性がある。しかしながら、以下
の方法により干渉性を低下させ、ノイズの少ないクリア
な画像を得ることができる。まず、半導体レーザー10
の駆動電流に高周波信号を重畳させる。高周波信号とし
ては、液晶分子が追随できない範囲、例えば600MH
z付近の周波数を用いる。半導体レーザー10の駆動信
号に高周波を重畳させることにより、単一波長発振から
多波長発振に変化するため、干渉性が低下する。また
は、半導体レーザー10として、多重波長発振する、例
えばセルフセパレーションレーザーを用いる。あるい
は、半導体レーザーの代りに、発光ダイオードやスーパ
ールミネッセントダイオードを用いる。これらの素子か
ら出力される光は位相がそろっていないため、干渉性は
低い。
【0027】
【実施例2】次に、本発明の画像表示装置の実施例2を
図5に示す。実施例2は、水平方向偏向素子として半導
体材料からなる回折格子16を用い、半導体レーザー1
0’と集積化した一例である。図5に示すように、半導
体レーザー10’の発光端の先に回折格子16が形成さ
れており、半導体レーザー10’の出力光は回折格子1
6により回折され、ガルバノミラー13に入射される。
ここで、ブラッグ(Bragg)波長λBは、(数1)に示すよ
うに回折格子16部の屈折率の関数となる。
【0028】
【数1】
【0029】但し、Lは回折格子16のピッチ、nはそ
の屈折率、mは0以外の整数である。ここで、回折格子
16の材料である半導体の注入電流を変化させることに
より、その屈折率nを変化させることができる。回折格
子16部の屈折率を変化させることによりブラッグ波長
と半導体レーザー10’の発振波長の不一致が生じ、回
折格子16から放射されるビームの偏向角度を変調する
ことができる。実施例2によれば、水平偏向素子と光源
とを集積化することができ、部品点数の削減及び装置の
小型化を図ることができる。
【0030】
【実施例3】次に、本発明の画像表示装置の実施例3を
図6に示す。前記実施例1において用いたポリゴンミラ
ー12はその重量が重く、またモーターにより高速回転
されるため、長期間の使用に際してはその耐久性が問題
となる。実施例3は、水平方向偏向素子として、重量が
軽く、耐久性に優れたマイクロミラー17を用い、半導
体レーザー10’と集積化した一例である。
【0031】図6の(a)に示すように、半導体レーザ
ー10’の発光端の先にマイクロミラー17が設けられ
ており、半導体レーザー10’の出力光はマイクロミラ
ー17により反射され、ガルバノミラー13に入射され
る。マイクロミラー17は、DMD(Digital Micromirr
or Device)として知られる画像表示装置を構成するミラ
ーの1単位であり、図6の(b)に示すようにミラー1
7aと基板上に形成された電極17bとの間に作用する
静電引力により曲げられ、印加する電圧に応じてその角
度が変調される。マイクロミラー17は±10度程度の
範囲で角度調節させることができる。
【0032】マイクロミラー17自体はせいぜい20μ
m×20μm程度の大きさであるが、ビーム径が数μm
に絞られたレーザービームに対しては、十分効果を発揮
し得る。また、マイクロミラー17は極めて小さく、高
速応答が可能であり、また、耐久性に優れる。マイクロ
ミラー17をシリコン基板上に形成し、その基板上に半
導体レーザーを貼り付けることにより、又は同一基板上
に半導体レーザー10’を直接形成することにより、集
積化が可能である。
【0033】
【実施例4】次に、本発明の画像表示装置の実施例4を
図7に示す。実施例4は、ポリゴンミラー12からガル
バノミラー13に至る光路長を稼ぐために、ポリゴンミ
ラー12とガルバノミラー13との間に相互に対向する
1組のミラー18及び19を設け、ミラー18と19の
間でビームを複数回反射させるように構成した一例であ
る。このような構成により、空間変調素子3に対して画
像信号書込み側の光学系を小さくすることができる。な
お、実施例4では水平偏向装置としてポリゴンミラー1
2を用いたが、前記実施例2及び3における回折格子1
6やマイクロミラー17を用いた場合であっても同様の
効果を奏する。
【0034】
【実施例5】次に、本発明の画像表示装置の実施例5を
図8に示す。実施例5は、NTSC映像信号におけるA
フィールドとBフィールドにおける走査線の位置を、垂
直方向に1/2ピッチだけずらすように構成した一例で
ある。図8において、(a)はAフィールドを走査する
ときの状態を示し、(b)はBフィールドを走査すると
きの状態を示す。このような構成により、スクリーン7
に投写された画像の解像度を2倍にすることができる。
【0035】
【実施例6】次に、本発明の画像表示装置の実施例6を
図9に示す。上記実施例1から5は、画像信号書込み側
の光学系の改良であったが、実施例6は空間変調素子3
の改良に関する。空間変調素子3の内部に入射されたビ
ームは、Al/Cr反射電極34により散乱され、周囲
のPINフォトダイオードアレイ等による光導電層36
に吸収されてしまい、解像度が低下する場合がある。光
導電層36による反射光の吸収を防止するために、光導
電層36とAl/Cr反射電極34との間に無反射層
(又は、反射防止層)39を設ける。無反射層39とし
ては、SiO2等の酸化物や、Si34等の窒化物を用
いる。光源の中心波長をλとして、膜厚t=1/4λで
ある。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像表示装置に
よれば、空間変調素子と、映像信号に必要な周波数まで
光量を電気量により直接変調できる光源と、光源からの
出力光を水平方向に偏向する水平偏向手段と、水平偏向
手段により偏向された光を垂直方向に偏向する垂直偏向
手段と、垂直偏向手段により偏向された光を空間変調素
子の入力面に集光させるためのレンズと、空間変調素子
の出力面に表示された画像を読み出し、拡大投写する光
学系を具備するので、従来例のようにCRTを用いるこ
となく、空間変調素子の入力面に画像信号を書込むこと
ができる。
【0037】特に、光源として、半導体レーザー、発光
ダイオード、スーパールミネッセントダイオード等を用
いることにより、出力光にビームを微小径に絞ることが
でき、単位面積当たりのエネルギーを飛躍的に高くする
ことができる。従って、比較的小型の素子でありなが
ら、空間変調素子の入力面に画像信号を書込むのに必要
なエネルギーを、十分に出力し得る。その結果、画像表
示装置における画像信号書込み側の光学系を小さくする
ことができる。
【0038】また、垂直偏向手段としてガルバノミラー
を用い、水平偏向手段としてポリゴンミラーを用いるこ
とにより、画像表示装置における画像信号書込み側の光
学系を複数回折り曲げることができる。そのため、光源
やポリゴンミラーの配置に自由度が増し、光学系をさら
に小さくすることができる。
【0039】または、ポリゴンミラーの代りに半導体材
料からなる回折格子を用いた場合、回折格子に印加する
電圧を変化させることにより、回折格子部の屈折率を変
化させることができる。そこで、回折格子に印加する電
圧を水平走査信号に応じて変化させることにより、光源
から出射され回折格子に入射する光の回折方向を水平方
向に偏向することができる。また、回折格子と光源とを
集積化することにより、素子の小型化、部品点数の削
減、調整工程の簡素化等を図ることができる。さらに、
可動部がないため、耐久性に優れる。
【0040】または、ポリゴンミラーの代りにマイクロ
ミラーを用いた場合、マイクロミラーと基板上に設けた
電極との間に印加する電圧を変化させることにより、マ
イクロミラーの傾斜角を変化させることができる。そこ
で、マイクロミラーと基板上に設けた電極との間に印加
する電圧を水平走査信号に応じて変化させることによ
り、光源から出射されマイクロミラーにより反射される
光の反射方向を水平方向に偏向することができる。ま
た、マイクロミラーと光源とが集積化することにより、
素子の小型化、部品点数の削減、調整工程の簡素化等を
図ることができる。さらに、マイクロミラーの重量及び
大きさがポリゴンミラーに比べて極めて小さいため、ポ
リゴンミラーを用いた場合に比べて耐久性が向上し、ま
た高速動作も可能である。
【0041】また、水平偏向手段と垂直偏向手段との間
に、相互に対向する1対のミラーを設け、光源からの出
力光を前記一対のミラー間で複数回反射させることによ
り、画像表示装置における画像信号書込み側の光学系の
光路長を確保しつつ、光学系全体の大きさをさらに小さ
くすることができる。
【0042】また、映像信号中の輝度信号に、光源のし
きい値電流分だけバイアスした電流信号を、光源に入力
することにより、光源からの出力光の発振出力と入力電
流とが正比例し、出力光を直線的に変調することができ
る。さらに、電流信号に、さらに高周波信号を重畳する
ことにより、特に、光源に半導体レーザーを用いた場合
に、半導体レーザーを多波長発振させることができ、出
力光に干渉性を低下さ得ることができる。その結果、空
間変調素子内部における入力光の干渉によりノイズの発
生を低減させることができる。
【0043】また、光源からの出力光の偏光方向とその
吸収軸が一致するように、空間変調素子の出力面の前方
に偏光板を設けることにより、万が一入力光が空間変調
素子の液晶層側の漏れた場合でも、漏れ光は偏光板によ
り吸収され、スクリーン上には投写されず、スクリーン
上のノイズとしては表れない。
【0044】また、映像信号におけるAフィールドとB
フィールドの垂直位置を各フィールドにおける走査間隔
の1/2だけずらせて走査することにより、スクリーン
上に表示される画像の解像度を2倍に高めることができ
る。
【0045】また、空間変調素子が、少なくとも、その
入力面側から順に配列された第1の透明電極と、PIN
フォトダイオードアレイからなる光導電層と、無反射層
と、反射電極と、強誘電液晶層と、第2の透明電極とを
含むことにより、空間変調素子の入力面から入射し多光
が反射電極により反射されたとしても、反射光成分は無
反射層により吸収され、光導電層のPINフォトダイオ
ードに吸収されることはない。そのため、PINフォト
ダイオードにより光電変換される信号にノイズ成分は含
まれず、解像度の低下を防止することができる。
【0046】また、空間変調素子の出力面側の前方に色
分離フィルターを設けることにより、1つの画像表示装
置でカラー画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の構成を外面的に示す斜
視図
【図2】本発明の実施例1に係る画像表示装置の平面展
開した構成を示す図
【図3】実施例1に係る画像表示装置の画像信号書込み
側の光学系の構成を示す斜視図
【図4】実施例1における画像表示装置の駆動方法を示
すブロック図
【図5】本発明の実施例2に係る画像表示装置の画像信
号書込み側の光学系の構成を示す斜視図
【図6】(a)は本発明の実施例3に係る画像表示装置
の画像信号書込み側の光学系の構成を示す斜視図、
(b)はその動作原理を示す図
【図7】本発明の実施例4に係る画像表示装置の画像信
号書込み側の光学系の構成を示す斜視図
【図8】(a)は本発明の実施例5におけるAフィール
ドの画像信号書込み側を示す斜視図、(b)はそのBフ
ィールドの画像信号書込み側を示す斜視図
【図9】本発明の実施例4に係る画像表示装置の空間変
調素子の構成を示す断面図
【図10】従来より一般的な画像表示装置の空間変調素
子の構成を示す断面図
【図11】従来の画像表示装置の構成を示す図
【符号の説明】
1 :CRT 2 :レンズ 3 :空間変調素子 3a:入力面 4 :偏光フィルター 5 :ビームスプリッター 6 :投写レンズ 7 :スクリーン 8 :集光レンズ 9 :光源 10 :半導体レーザー 11 :コリメートレンズ 12 :ポリゴンミラー 13 :ガルバノミラー 14 :走査レンズ 15 :色分離フィルター 16 :回折格子 17 :マイクロミラー 18 :ミラー 19 :ミラー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間変調素子と、映像信号に必要な周波
    数まで光量を電気量により直接変調できる光源と、前記
    光源からの出力光を水平方向に偏向する水平偏向手段
    と、前記水平偏向手段により偏向された光を垂直方向に
    偏向する垂直偏向手段と、前記垂直偏向手段により偏向
    された光を前記空間変調素子の入力面に集光させるため
    のレンズと、前記空間変調素子の出力面に表示された画
    像を読み出し、拡大投写する光学系を具備する画像表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は半導体レーザー、発光ダイオ
    ード及びスーパールミネッセントダイオードから選択さ
    れたいずれかである請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記垂直偏向手段はガルバノミラーであ
    る請求項1又は2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記水平偏向手段はポリゴンミラーであ
    る請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記水平偏向手段は半導体材料からなる
    回折格子である請求項1から3のいずれかに記載の画像
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記回折格子と前記光源とが集積化され
    ている請求項5記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記水平偏向手段はマイクロミラーであ
    る請求項1から3のいずれかに記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記マイクロミラーと前記光源とが集積
    化されている請求項7記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記水平偏向手段と前記垂直偏向手段と
    の間に、相互に対向する1対のミラーを設け、前記光源
    からの出力光を前記一対のミラー間で複数回反射させる
    請求項1から7のいずれかに記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 映像信号中の輝度信号に、前記光源の
    しきい値電流分だけバイアスした電流信号を、前記光源
    に入力する請求項1から9のいずれかに記載の画像表示
    装置。
  11. 【請求項11】 前記電流信号に、さらに高周波信号を
    重畳した請求項10記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記光源からの出力光の偏光方向とそ
    の吸収軸が一致するように、前記空間変調素子の出力面
    の前方に偏光板を設けた請求項1から11のいずれかに
    記載の画像表示装置。
  13. 【請求項13】 映像信号におけるAフィールドとBフ
    ィールドの垂直位置を各フィールドにおける走査間隔の
    1/2だけずらせて走査する請求項1から12のいずれ
    かに記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記空間変調素子は、少なくとも、そ
    の入力面側から順に配列された第1の透明電極と、光導
    電層と、無反射層と、反射電極と、強誘電液晶層と、第
    2の透明電極とを含む請求項1から13のいずれかに記
    載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記空間変調素子の出力面側の前方に
    色分離フィルターを設けた請求項1から14のいずれか
    に記載の画像表示装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6750874B1 (en) 1999-11-06 2004-06-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device using single liquid crystal display panel
US6771233B1 (en) 1999-11-06 2004-08-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Projection display device using two liquid crystal display panels
US6958760B1 (en) 1999-11-06 2005-10-25 Samsung Electronics, Co., Ltd. False contour correction apparatus in image display system and false contour correction method
US7075692B2 (en) 2000-01-20 2006-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Optical scanning apparatus and projecting apparatus
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CN104536133A (zh) * 2014-12-26 2015-04-22 南京中科神光科技有限公司 一种激光扫描式投影装置

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