JP2000506943A - 生地から汚染物を除去する方法 - Google Patents

生地から汚染物を除去する方法

Info

Publication number
JP2000506943A
JP2000506943A JP9533618A JP53361897A JP2000506943A JP 2000506943 A JP2000506943 A JP 2000506943A JP 9533618 A JP9533618 A JP 9533618A JP 53361897 A JP53361897 A JP 53361897A JP 2000506943 A JP2000506943 A JP 2000506943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polar solvent
dough
cleaning
repellent
additive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP9533618A
Other languages
English (en)
Inventor
ラセット,テイモシイ,エル.
シュルト,ジェームズ,イー
ウエンツ,マンフレッド
Original Assignee
アール.アール.ストリート アンド カンパニー,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アール.アール.ストリート アンド カンパニー,インコーポレイテッド filed Critical アール.アール.ストリート アンド カンパニー,インコーポレイテッド
Priority claimed from PCT/US1997/004297 external-priority patent/WO1997035061A1/en
Publication of JP2000506943A publication Critical patent/JP2000506943A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の方法は、(1)生地が使用される前に、所定量の非耐用性の犠牲忌避剤で生地を処理し、(2)非極性溶媒と少なくとも一つの清浄添加剤との混合物で生地を清浄して、非極性溶媒に可溶な汚染物と不溶な汚染物及び抵抗性汚染物を生地から除去し、(3)極性溶媒と少なくとも一つの洗浄添加剤との混合物で生地を洗浄して、極性溶媒に可溶な汚染物を生地から除去し、そして、(4)所定量の非耐用性の犠牲忌避剤を生地の上に維持する、工程を含む。非極性溶媒は、パークロロエチレン等でよく、一方、清浄添加剤は、ジアルキルケトン、カルボン酸エステル及びグリコールエーテルの混合物である。第2の清浄添加剤が汚染物をより除去するために使用されてもよい。使用される極性溶媒は水であり、洗浄添加剤は界面活性剤のブレンドである。使用される忌避剤は、フルオロカーボン重合体物質または炭化水素重合体物質であり、これらは、必要なら、約0.5〜約3.0重量%の範囲の布上の固体として所定量の非耐用性の犠牲忌避剤が生地上に維持されるように適用される。乾燥工程は、いかなる残余の非極性溶媒を除去するよう、非極性溶媒清浄工程後にするのが好ましく、かつ、それらの上の非耐用性の犠牲忌避剤を硬化するよう、維持工程後にするのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 生地ら汚染物を除去する方法技術分野 本発明は、生地(textiles、布地)から複雑な汚染物(contaminants)を除去 ししかも引き続く再使用のためにそのような生地を再調整するために生地が汚れ た後、添加剤を含む溶媒の一連の処理及びサービスに置かれる前に、非耐久な (non-durable、非持続性、非耐性)犠牲(sacrificial、防食用)撥土壌物質 (soil repellent)又は防汚物質(soil release material)で生地を処理する 方法及びシステムに関する。特に本発明は、そのような生地を清浄し (cleaning)再調整する目的のために、添加剤を含む一連の非極性溶媒及び極性 溶媒で、汚れた生地を処理することを包含する。添加剤は、様様な溶解特性を有 する汚染物の除去のため溶媒の清浄特性を高めることが要求される。添加剤は、 生地に保護特性又は他の所望の特性を与えるために使用されてもよい。背景技術 生地は、意図的にあるいは意図的でなく、しばしば、様様な汚染物や望まない 物質にさらされておりそれに汚される。限定されるわけではないが、例として、 次のように汚染物の4つの分類が一般的に認識されている。(1)非極性溶媒 (例えば、パークロロエチレン(”PERC”又は“PCE”)、他の塩素化溶 媒、又は石油)に可溶な汚染物;(2)極性溶媒(例えば、水)に可溶な汚染物 ;(3)従来の非極性溶媒及び極性溶媒に不溶な抵抗性汚染物;及び(4)完全 に不溶な汚染物。 要求されないが、汚れた生地から汚染物を除去することが典型的に好ましい。 生地を清浄するために様様な方法および装置が知られているが、これらの既知の 方法は、一般的に単一の溶媒を使用して生地から汚染物を除く。そのような単一 溶媒方法の一つは、水と一種以上の洗剤を使用する商業的な洗浄方法である。商 業的な洗浄方法は汗や食物のしみなどの通常の汚れを除くためには一般的に有効 であるが、生地を傷つけずに早い老朽もなしに、塗料、下塗り、密封剤、染料及 び多くの化学処理などの抵抗性のある非極性の汚れを除くことは、しばしばでき ない。これい対し、単一の溶媒及び一種以上の選択された添加剤を使用するドラ イクリーニング法は、布(fabric)に対して安全であろうが、極性で可溶な汚染 物及び抵抗性のある非極性汚染物の除去においては部分的にのみ効果的かあるい は効果がないであろう。抵抗性の塗料及びコーティングに対して極性溶媒よりも 効果的なこれらの従来のドライクリーニング法では、傷つけるかもしれないある 強い溶媒を集中的に手作業で適用(スポッティング)することなしには、もし不 適当に適用されるなら、満足できる結果は実現しない。その結果、生地の有用な 寿命は顕著に短くなる。 それ故、清浄されるべき生地が複雑な汚染物の組み合せにより汚染される時、 これらの従来の洗浄方法のいかなる一つを使用する制限が生ずる。例えば、産業 界における環境下で着られる制服や衣類は、汗や食物のしみなどの通常の汚れと 同様に特有の液体や微粒子物質によりしばしば汚染される。そのような複雑な汚 染は、例えば塗装、エッチング及びオーバーコーティングプロセスなど、抵抗性 (resistant)コーティング又は化学処理が物体表面に適用される産業環境にお いて、特に起こる。同様にそのような環境下に存在するじゅうたん敷き、室内装 飾用品及び建造物も、適切に覆われないならば、汚れ、汚染されるであろう。そ のような適用方法のおいて使用される保護カバーは、汚染されてもよい。それ故 、その適用の間に保護表面及び着られる衣服を覆うのに使用される防護カバー、 掛け布(drop cloths)及びシートは、典型的に液体物質や微粒子物質にさらさ れることにより汚れ、故に、続けて使用するためにはクリーニングする必要があ る。 従来のいかなる一つの単一溶媒クリーニング法も、様様な分類の汚染物を除く ことはできないため、複雑な汚染物で汚れた生地を、生地への損傷の危険なしに 満足に清浄することは一般的にできない。いかなる従来の単一溶媒クリーニング 法も、個々の方法に結合されない。なぜなら、既知の溶媒と添加物の間の非相容 性(incompatibility)及びその結果生ずる溶媒の異種(cross)汚染のためであ る。そのような複雑な汚染物を除くための他の唯一の既知の方法は、従来のクリ ーニングプロセスを受ける前の手作業での除去に限定されるが、それはしばしば 実行できず経済的でなくかつ生地に対して潜在的に有害である。それ故、残存 する汚染物は、繰り返し使用後に蓄積し、生地はその本来の特性を失って見苦し くなり、もしそれが衣服なら不自由になる。不完全なクリーニングによる残存す る汚染物は、ある産業上の適用に対しても邪魔することができる。それ故、期待 されるサービス寿命よりもはるか前にそのような汚染された生地を捨てる必要が 生じ、これはコスト高となる。 汚染物の除去に加えて、生地を再調整して、快適さ、外観、衛生上、及び意図 される用途の両立に関する生地の本来の特徴を維持しあるいは可能な範囲まで置 きかえることがしばしば望まれる。更に、引き続く汚染物の侵入を妨げその除去 を促進することが可能な防水(repellent:撥ねつける)タイプの添加剤で生地を 処理することが望まれる。従来の単一溶媒クリーニング法はこれらの目的を達成 することができない。 生地から複雑な汚染物を満足に除去するには、処理の特定の方法が要求される 。適当な添加剤及び溶媒の適切な順序を欠くので、従来クリーニング技術は不充 分であり、記事の望ましい外観及び耐磨耗性を害したり変えたりあるいはすべて 除去したりすることがある。従来の単一溶媒クリーニング法は、一般的に複雑な 汚染物を除去することができない。そのこと自体で、複雑な汚染物で汚れた生地 を処理するためのより有効な方法及びシステムの必要性が残る。本発明の要約 本発明の目的及び有利な点は、以下の記述及び図面に示され明白であり、本発 明の実施からも理解できよう。本発明の追加の有利な点は、請求の範囲で特に指 摘する方法の要素により実現し達成されよう。 これらの及び他の有利な点を達成するために、本発明に従いここに具体化され 広く記述されているように、本発明は生地から汚染物を除去する方法を包含する 。ここで使用される用語「汚染」(“contamination”)は、非極性溶媒に可溶 な汚染物、極性溶媒に可溶な汚染物、従来の極性溶媒及び非極性溶媒に不溶な抵 抗性汚染物、及び完全に不溶な汚染物、更にはこれらの混合物を包含する。用語 「生地」(“textiles”、布地)は、限定されないが、織布又は不織布、更には これらからの製品を包含する。生地から汚染物の複雑な混合物を除去するために 好ましく使用されるけれども、本発明の方法は、それらから生じるいかなる広い 範囲の 汚染物を除去するために使用されてもよく、それ故、特定の分類の汚染物に一般 的に限定されることはない。 本発明の方法は、(1)生地がサービスに置かれる前に、所定量の非耐久性の 防食用撥水物質で生地を処理し、(2)非極性溶媒と少なくとも一つの清浄添加 剤(cleaning additive,クリーニング添加剤)との混合物で生地を清浄 (cleanig,クリーニング)して、非極性溶媒に可溶な汚染物と不溶な汚染物を生 地から除去し、(3)極性溶媒と少なくとも一つの洗浄添加剤との混合物で生地 を洗浄して、極性溶媒に可溶な汚染物を生地から除去し、そして、(4)所定量 の撥水物質(repellent material,忌避物質、忌避剤)を生地の上に維持する、 工程を一般的に含む。 清浄工程で使用される非極性溶媒は、好ましくは、パークロロエチレン又は他 の塩素化溶媒又は石油系溶媒などの清浄溶媒である。単一の清浄添加物が使用さ れてもよいが、本方法は、好ましくは、シアルキルケトン、カルボン酸エステル 及びグリコールエーテルの混合物を使用する。生地は、非極性溶媒混合物の中に 浸されて特定の時間攪拌され、抵抗性汚染物と不溶な汚染物及び非極性溶媒に可 溶な汚染物の除去を行なう。該非極性溶媒及び添加剤は、複雑な汚染物を柔らか くし、溶解する。抵抗性汚染物の除去を行なうため、撥水物質が部分的にあるい は完全に非極性溶媒及び添加剤により除去される。清浄工程の間に非極性溶媒を ろ過して、生地から除去された不溶性汚染物の再沈殿を避け、非極性溶媒混合物 の経済的な再使用を可能とするような情況下にほとんどすることが好ましい。あ る情況下では、生地が使用されるべき条件及び汚染物の性質に依るが、ろ過は要 求されないこともある。溶媒に溶解した着色物質を除く必要があるなら、清浄工 程内に吸着剤を配合してもよい。更に、規則的な間隔で溶媒を蒸留して溶媒から 可溶な汚染物を除去し、それにより溶媒の再使用性を高めることも望ましい 極性溶媒の汚染を最小にしていかなる周囲の影響を最小にするため、洗浄工程 前に生地を乾燥して残余の非極性溶媒を除去するのが好ましい。洗浄工程で使用 される極性溶媒は水が好ましいが、洗浄添加剤は、界面活性剤、又は、不溶性汚 染物を除去する目的に必要な清浄性(detergency)を与える機能を有する界面活 性剤のブレンドである。 防食用撥水物質は、必要に応じて、約0.5〜約3.0重量%の範囲の布上( fabric,織物)の固体として(”%SOF”)所定量の撥水物質が生地上に維持 されるように適用されるが、約1.0〜約2.5%SOFの範囲が好ましい。こ の適用は、ある選択された回数の清浄工程及び洗浄工程サイクルが生地上に実施 された後に、あるいは、必要なら清浄工程及び洗浄工程の各サイクルが生地上に 実施された後に、生地上に撥水物質を適用することにより達成されてもよい。生 地は乾燥され、特定の時間、特定の温度での乾燥中、硬化を必要としてもよい。 以上の一般的記述及び以下の詳細な記述の両方とも、例であり、説明のために のみ示されるのであって、請求の範囲に示す本発明を限定するものではない。図面の簡単な説明 明細書に含まれその一部を構成する添付の図面は、本発明の好ましい態様を図 示するのであり、詳細な説明と共に本発明の原理を説明するのを助ける。 図1は、本発明の方法の非極性溶媒清浄工程で使用されるシステムの概略図で ある。 図2は、本発明の方法の極性溶媒洗浄工程の洗浄機及び撥水物質維持工程の撥 水タンクの垂直方向の概略である。 図3は、本発明の方法の種々工程を示すフローチャートである。 図4は、清浄添加剤の濃度と、清浄溶媒蒸留サイクルの回数とをプロットした ものである。 図5は、生地上に所定量の撥水物質を維持する目的のための撥水物質の濃度と 、濁りの尺度としての吸光度とをプロットしたものである。好ましい態様の詳細な説明 本発明の好ましい態様に対して詳細に参照がなされるであろう。本発明のシス テムは、方法の詳細な説明と共に記述されるであろう。その態様は添付図面に図 示される。可能な場合はいつでも、図面全体にわたり、同じ部品又は同様の部品 を参照するために同一の参照番号が使用されるであろう。 ここで使用される用語「生地」(“textile”)は、織布又は不織布、更には これらからの製品をも包含して広い意味である。そのような生地は、限定されな いが、布(fabric)、衣類製品、保護カバー、カーぺット、室内装飾用品、家具及 び窓の取り扱いを包含する。ここで使用する用語「汚染」(“contamination” )は、前記で定義したように、非極性溶媒に可溶な汚染物、極性溶媒に可溶な汚 染物、完全に不溶な汚染物、及び抵抗性汚染物、更にはこれらの混合物をも包含 する、広い概念である。そのような汚染物の例として、限定されないが、汗、食 物、ごみ(dirt)、有機化合物、塗料、インク、染料、化学溶液、及び保護オー バーコーティング処理を包含する。 説明の目的として、限定されないが、生地の例として、「制服」(“uniforms ”、ユニフォーム)や「衣服」(“garments”)を参照することにする。このよ うな制服や衣服は、従業員がコーティング(液体または微粒子)のオーバースプ レー及び化学処理にさらされる環境を含む産業環境でしばしば使用される。それ 故、制服は、従業員の衣類を保護する機能を果たす。液体物質及び微粒子物質で 汚染されることに加え、制服は、汗、食物のしみ及び他の有機化合物でもしばし ばよごれる。 これらが最初に使用される前に、本発明の範囲外であるが、制服は、織物製造 業者によって保護仕上げ処理が商業的になされてもよい。この最初の処理は、制 服の最初の少ない回数の使用の間は汚染物の粘着や侵入を妨げるが、そのような 商業的な処理は、一回以上のクリーニング後は一般的には効果が制限されてきた 。 本発明にしたがって、図3に示すように、本方法は、衣服がサービスに置かれ る前に、非耐久性の防食用撥水物質で生地を処理し;非極性溶媒と少なくとも一 つの清浄添加剤との混合物で生地を清浄して、非極性溶媒に可溶な汚染物と不溶 な汚染物と他の抵抗性汚染物を生地から除去し;極性溶媒と少なくとも一つの洗 浄添加剤で生地を洗浄して、極性溶媒に可溶な汚染物を生地から除去する工程を 一般的に含む。非極性溶媒清浄工程は、好ましくは、極性溶媒洗浄工程に先行し 、抵抗性汚染物が永久に固定されるのを妨げる。本発明の方法は、所定量の撥水 物質を生地の上に維持する工程を更に含む。更に、該維持工程は、撥水物質の硬 化を含んでもよい生地の乾燥を、含む。これらの各工程を、以下に、別々に詳細 に説明する。非極性溶媒清浄工程 本発明の好ましい態様においては、本発明の方法は、汚染された生地を非極性 溶媒と少なくとも1種類の清浄添加剤との混合物中において清浄することを含ん でいる。非極性溶媒混合物は、非極性溶媒に溶解する汚染物及び非極性溶媒に対 し一定の抵抗性を有する汚染物、例えば、コーティング及び化学的処理物質、又 は耐久性の無い防食用忌避物質、を溶解又は柔らかくする。この清浄工程はまた 、完全に不溶解性の汚染物の除去をももたらす。このように、生地を攪拌するこ とによって、これらの汚染物をより容易に取り除くことが可能になる。 様々な非極性溶媒は知られ利用されており、特に、通常の単一溶媒乾燥清浄方 法に用いるために利用されている。したがって、清浄工程は、乾燥清浄工程とし て記載されているかもしれない。そのような良く知られた非極性溶媒には、PE RC又はその他の塩素化溶媒及び石油系溶媒が含まれるが、これ等に限定される ものではない。PERCは、効果が証明されていることより、しばしば好ましい ものである。 本発明によれば、非極性溶媒は少なくとも1種の清浄添加剤と混合される。こ の清浄添加剤は、生地から取り除く必要のある抵抗性汚染物、並びに他の清浄及 び工程において考慮すべきことに基づいて選択されることが好ましい。 一例を挙げると、但しこれに限られないが、好ましい清浄添加剤の組成物がポ リエステル布からアルキッドエナメル塗料を除去するために開発、試験されてい る。この好ましい組成物には、ジアルキルケトン、カルボン酸エステル及びグリ コールエーテルが含まれる。この組成物のより好ましい態様としては、ジアルキ ルケトンが約2〜30重量%のメチルイソブチルケトン(MIBK)であること 、カルボン酸エステルが約10〜60重量%のブチルアセテート(BuAc)で あること、又は、グリコールエーテルが約10〜60重量%の2−ブトキシエタ ノール(2−BE)として知られるエチレングリコールモノブチルエーテルであ ることである。便宜上、この清浄添加剤の組成物を以下“DK215−1”と記 載する。“DK215−1”のような清浄添加剤は、混合物体積の約1〜5%を 構成するように非極性溶媒に加えられることが好ましい。 清浄添加剤に加え、1種以上の界面活性剤、泡止め剤又は同様の添加剤を、汚 染物の除去を高め、泡の生成を減少させるために非極性溶媒に混合してもよい。 界面活性剤は、非極性溶媒混合物の体積に対し約0.25〜1.0%であること が好ましい。例えば、商標名“BLENDSOL”として販売されているそのような添加 剤は、この目的のために、イリノイ州、ナーパービル(Naperville)のR.R. Street & CO.InC.から商業的に入手可能である。 本発明の清浄工程を実施するためには、図1に概略的に示したような従来の乾 燥清浄システムをもちいることができるが、代替的な清浄の形態(configuratio ns)が用いられることができることが認識される。一般的に、乾燥清浄システム は、攪拌のために用いられる開口が設けられた回転するバスケットまたはかご1 0、生地装填扉20、生地乾燥および溶媒回収セクション30、作動(work、作 業)溶媒タンク40、溶媒蒸留室50、蒸留溶媒タンク60、溶媒ポンプ70及 び少なくとも一つのフィルター80を包含するが、プロセスの要求を満たすもの であればその他の公知の乾燥清浄システムの形態が用いられる。これらの要素は 公知であり、要望されるもの(needs)および要求される容量の範囲を満たす様 々な型番およびモデルで従来より入手可能である。 ここでの態様の操作においては、作業溶媒タンク40および蒸留溶媒タンク6 0は非極性溶媒で満たされ清浄添加剤が充填される。汚染された生地が、開口が 設けられた攪拌バスケットまたはかご10内に置かれ、非極性溶媒混合物が作業 溶媒タンク40から攪拌かご(agitation cage,かき混ぜケージ)10へとくみ 上げられ、生地が非極性溶媒の中に満たされるのに十分な溶媒のレベルが達成さ れる。攪拌かご10は回転され、予め定められた時間生地が非極性溶媒内で転が り次のうちの一つまたはそれ以上が達成される:非極性溶媒に可溶な汚染物を溶 解、軟化および遊離(loosen)する;不溶性の粒子状汚染物を除去および懸濁さ せる;非耐用で防食用の忌避物質を溶解する;および塗料、被覆材およびその他 の耐久性汚染物を除去する。 溶媒ポンプ70を用いて、攪拌かご10中の非極性溶媒混合物は好ましくは清 浄工程中で少なくとも一つのフィルター80にくみ上げられ、非極性溶媒混合物 から溶媒不溶性の汚染物が取り除かれる。フィルター80を通過した後、ろ過さ れた非極性溶媒混合物は攪拌かご10に流れて戻り、循環プロセスを再び開始す る。不溶性の汚染物が生地に再沈着するのを回避するに十分なほど不溶性の汚染 物が除去されるように清浄工程が進行している間は、非極性溶媒混合物の閉鎖的 な循環は続行される。 特に、図1には一つのフィルター80しか示されていないが、選択されたミク ロン等級(15〜30ミクロン)の一つまたはそれ以上のフイルターを設け、非 極性溶媒混合物から不溶性汚染物を除去することができる。研磨(polishing) フィルター(0.5〜5ミクロン)も追加的ろ過のために設けることができる。 活性炭等の吸着性材料を含んだフィルターユニットも、非極性溶媒混合物からあ る種の溶媒可溶性汚染物を除去するのに使用できる。フィルターの選択は、シス テムが必要とする事項、清浄される生地、使用される溶媒および使用者の要望に 応じて行われよう。しかし、この手法においては、ろ過により、この後行われる 清浄操作の間に生地を再汚染することなく非極性溶媒混合物を再使用することを 可能にする。 また、非極性溶媒(non-polar soluvent,無極性溶媒)を濾過し、洗浄工程と は別個に清浄工程(cleanig step,清浄化工程)を行うことによって、生地(布 地)に対する非極性溶媒の洗浄性能に悪影響を及ぼすことなく、非極性溶媒は何 回も再使用することができる。更に、非極性溶媒は、布地から除去された汚染物 (contaminants,汚染物質,混入物)から分離して、発生する廃棄物の量を最小 限度に抑えることができる。 非極性溶媒の清浄化工程が終了した後、非極性溶媒の混合物は、排出して溶媒 蒸留室(50)へ引き出すか、又は排出して作業溶媒(work solvent,作用溶媒 )タンク(40)へ引き出すか排出する。その排出及び引き出し(抜き出し)の サイクル(循環)は、布地の乾燥及び非極性溶媒の再生回収までの介在工程であ る。引き出し工程によると、非極性溶媒を再生回収し、布地を一層効果的に乾燥 するために、布地からできるだけ多くの液状非極性溶媒混合物を機械的に取り除 く。引き出し工程の後の布地中に保持されている、残留する非極性溶媒混合物を 取り除き、残留非極性溶媒を再生回収すべく、布地は完全に乾燥させる。 乾燥処理の間、従来の再使用方法によって、非極性溶媒は、蒸発させ濃縮し、 次いで蒸留済み溶媒タンク(60)中に集める。また、完全に乾燥すれば、布地 は非極性溶媒を含まなくなり、その結果、説明される後続の洗浄工程で使用する 極性溶媒への移動が確実に防止される。更に、非極性溶媒が極性溶媒混合物に入 り込むのを防止することによって、環境影響は最小限度に抑えられる。 清浄化処理の間、油、グリース等の溶媒可溶性汚染物は非極性溶媒混合物に溶 解する。これらの汚染物は非極性溶媒混合物中に蓄積され、望ましくない濃度に なる。非極性溶媒混合物中に残される溶媒可溶性汚染物の望ましくない量は、こ れらの条件下で洗浄される布地に望ましくない影響を与え、更に、後続のあらゆ る保護処理の適用を潜在的に妨げる恐れがある。溶媒可溶性汚染物の過剰蓄積に 関する望ましくない影響を防止すべく、汚染した非極性溶媒混合物の一部又は全 ては、蒸留室(50)まで送り込み(pumped)、蒸留処理によって精製するのが 好ましい。蒸留される量は、汚された布地から除去された、非極性溶媒可溶性の 汚物(soils)の量に依存する。作業溶媒系(workig solvent system)から取り 除かれる非極性溶媒混合物の量は、蒸留済み溶媒タンク(60)からの精製済み 非極性溶媒で置き換えられ、且つ、適切な清浄添加剤(cleanig additive(s), 清浄化添加剤)で性能回復が図られる(recharged)。 蒸留工程では、非極性溶媒混合物および汚染物は十分に加熱して揮発性非極性 溶媒混合物を気化させる。溶媒可溶性固体およびクリーニング添加剤、特に非揮 発性のいくつかの物質は尚残留物として後に残る。非極性溶媒蒸気は蒸気が清浄 な液体非極性溶媒に転換する分離した凝縮室に上る。凝縮非極性溶媒は水分離機 に向けられ、異物の凝縮水を除去する。次に分離および蒸留した非極性溶媒は次 の再使用のため蒸留溶媒タンク60に送られる。極性溶媒洗浄工程 図3に示すように、および本発明により、方法はさらに極性溶媒および少なく とも1種の洗浄添加物の混合物により生地を洗浄して生地から極性溶媒可溶性汚 染物を除去する工程を含む。模範的極性溶媒は水であり、これは価格および入手 性からみて好ましい。通常の極性溶媒可溶性汚染物は汗、体臭、食品および飲料 を含み、これらは一般に通常の衣服または生地の使用に起因する。 汚染物の除去を有利にするため、極性洗浄溶媒はさらに少なくとも1種の洗浄 添加剤を含む。このような洗浄添加剤は周知であり、しばしば洗剤を形成する配 合物として商品として入手できる。例えば、界面活性剤または界面活性剤配合物 は使用できる。洗浄添加剤は極性溶媒容量で約0.025〜約0.05%を構成 することが好ましい。このような添加剤の例はR.R.ストリート会社から商標 「ハイドロケア」として販売される洗剤である。 本発明の洗浄工程は図2に示すような通例の市販洗浄機110を使用して達成 できる。好ましくは、1つ以上のフィルターまたは清浄/コンディショニング方 法が供されて使用極性溶媒の性質を確保できるものがよい。 生地は洗浄工程および方法の次の工程間で、すなわち所定量の撥水物質を保持 しながら乾燥してもよく、しなくてもよい。乾燥を望む場合、改変工業用乾燥機 は非耐性撥水物質および生地の要求条件によりマイクロ濾過および正確な温度管 理を含むようにすることが好ましいが、しかし他の方法は使用できる。特に乾燥 機に流入する空気流は0.5〜5μ空気フィルターを使用して乾燥機で処理中生 地の汚染を防止することが好ましい。適当な負荷能力を有する加熱タンブル乾燥 機はこれらのパラメータを有利に改変できる。撥水物質維持工程 撥水物質は一般に被覆および他の化学処理のような生地中への汚染物の浸透を 予防する。従って、このような汚染物の除去はさらに撥水物質により有利にされ 、または増強される。本発明方法はクリーニングおよび洗浄工程後、衣服が使用 に供され、非耐性で、生けにえの撥水物質のその後の維持前、所定量の非耐性、 生けにえの撥水性物質を保持する工程を含むことが好ましい。 使用撥水物質により、所定量の撥水物質は生地上に保持され、所望特性が確保 される。しかし、方法のクリーニングおよび洗浄工程中、予め生地に適用された 撥水物質は減少または実質的に除去される。これは撥水物質がクリーニングおよ び洗浄工程で使用する溶媒に部分溶解するからである。従って、所定量の撥水物 質はクリーニングおよび洗浄工程を行なう各サイクル後生地上に撥水物質を適用 することにより、または選択数のサイクルのクリーニングおよび洗浄工程が行わ れた後撥水物質を適用することにより保持することができる。 他の撥水物質は既知であるが、本発明方法はフルオロカーボンポリマー物質、 炭化水素ポリマー物質、またはその組合せを使用することが好ましい。例えば、 限定されないが、このような1つのフルオロカーボンポリマー物質はWK275 −2であり、これはミネソタ、st.ポールの3Mスペシャルティケミカルズデ イビジョンから商品として入手でき、これは「FC−280」としても既知であ る。別の市販品として好ましい撥水物質はベルギー、アントワープの3Mスペシ ャルティケミカルズデイビジョンからのWK086−1であり、これは「TA− 3912」としても既知である。工業的塗装方法に暴露される生地に使用する場 合、WK086−1の使用は塗装または被覆される表面の汚染の危険を低減する ので好ましい。 所定量の撥水物質を保持(維持)する工程は所望撥水固体を含有する水浴中に 生地を浸漬することにより達成される。浴中の撥水固体濃度は生地の吸水%(% KPU)および生地に沈着する所望量の撥水物質による。撥水物質所要量は代表 的には生地に対し重量で(%SOF)約0.5〜約3.0%固体の範囲、一層好 ましくは約1.0〜約2.5%SOFの範囲にある。 洗浄工程では、通例の洗たく機110は使用できる。この方法では、図2に示 すように、洗たく機110は移送ポンプ130を経由する撥水物質保持タンク1 20との流体接続にある。給水管から新鮮な水を導入し、再循環ポンプ140を 経て撥水物質を再循環することにより、撥水物質の所望濃度および供給を洗浄機 110に対し供することができる。任意には、撥水物質に供したタンクを有する 別の洗浄機または同様の装置は使用できる。 本発明方法による生地の乾燥は工業用タンブル乾燥機を使用して行うことがで きる。クリーニング工程機、および望む場合洗浄工程後生地を乾燥することの他 に、生地は撥水物質の保持工程後乾燥される。上記のように流入空気のマイクロ 濾過に対し改変された乾燥機は使用できる。さらに自動的またはコンピュータ制 御は生地上の撥水物質の硬化をさらに有利にするため好ましい。例えば、本方法 の好ましい態様は乾燥機内の温度を50℃に達するまで2.5℃/分の割合で上 昇させ、次の約5分間この温度を維持することを含む。次に温度は100℃まで 2.5℃/分の割合で上昇し、15分間保持する。生地のひずみおよびしわを防 止するために、次に温度は環境温度に達するまで2.5℃/分の割合で下降する 。パイロット方法 限定されないが、説明のため本発明方法のパイロット方法を使用して得た実験 結果を引用する。これらの実験結果は本発明方法が作業衣(service uniform)に より例示された衣服の有用寿命を有意に延長できることを実証する。作業衣は自 動車塗装者または工業環境で被覆を適用する他のものにより使用されるが、同時 に価格要求条件に適合して方法を商業的に伸びうるものにする。次の実験結果の 引用は例示および説明のためのもので限定するためのものではない。 パイロット方法に対するパラメータおよび下記特定操作は、衣服としてここに 引用された代表的生地試料を使用した試験から確認される。しかしこれらのパラ メータおよび操作は説明のために供され、限定のためではない。研究は塗装工業 において塗装者が着たユニホームと同じ生地を使用し、自動車塗装工業で使用し たものと同じ型の被覆を使用して行った。こうして本発明方法ではパイロット方 法はクリーニング、洗浄および所定量の撥水物質を保持する工程を含むことが予 期される。本発明のこの例示態様では、非極性溶媒クリーニング工程は極性溶媒 洗浄工程前に行うが、方法は必ずしもこの工程順序に限定されない。 本発明方法の各工程に対し、重要な実施パラメータは確認されている。パラメ ータの各種組合せの結果はしみ除去効率に対し評価された。パイロット方法の詳 細および数例は下記する。パイロット方法の記載 非極性溶媒クリーニング工程 着用して汚染後、衣服はクリーニング工程、すなわち非極性クリーニング方法 を受ける、この方法はペイント、インク、染料および塗装者および他の工業作業 者により適用される他の被覆を除去するために特に考案された。ドライクリーニ ング級PERC、石油、または他の適当な非極性溶媒は、特別の汚染物および衣 服に対しその実証された有効性のため選択されたクリーニング添加剤と共に本発 明方法で使用することは好ましい。本発明方法により清浄化した試料衣服はパイ ロット研究期間追跡した。各完全な処理サイクル後、衣服は注意深く検査され、 その状態は文書で証明した。 好ましい態様では、非極性溶媒クリーニング工程は図1に示し、および上記の 装置部品を使用して達成する。方法の非極性溶媒クリーニング工程で使用する好 ましいドライクリーニング添加剤はDK215−1である。上記したDK215 −1はパイロット方法で使用するため処方化した。DK215−1添加剤は工業 ペイントおよびユニホームのようなポリエステル物質からの被覆を除去する場合 、非極性溶媒クリーニング方法で特に有効であることを試験は示す。 非極性溶媒クリーニング工程は実質量の非極性および耐性汚染物、すなわちペ イントおよび被覆を清浄化される衣服から除去することが重要である。非極性溶 媒の可溶性の被覆および他のこのような汚染物は衣服の有用寿命を何らかの望ま しくない仕方で衣服の美しさおよび外観を変えずに延長する程度まで除去すべき である。次の方法パラメータは所望の実施レベルを達成するために監視する。 1. 添加剤濃度(すなわち、DK215−1)=3.0容量% 好ましいDK215−1濃度は3.0容量%であるが、クリーニング添加剤は 一般に1〜5容量%の範囲の量で添加できる。パイロット方法のこの模範的添加 剤は非極性溶媒と混合できるが、沸点特性が異る。パイロット方法中、特定濃度 をPERC、または他の非極性溶媒に維持することを確保するために、蒸留溶媒 のDK215−1の蒸留および濃度は監視する。しかしDK215−1添加剤の 蒸留は組成に実質的損失または変化を生ぜずに行いうることが分かった。従って 、DK215−1は新しい溶媒を機械に添加する場合のみシステムに添加する。 DK215−1は26℃の引火点(「Tag Closed Cup」方法により測定)を示す が、溶解DK215−1は推奨使用濃度で引火点を有しない。 2. 第2添加剤 第2添加剤を本発明非極性溶媒混合物と併用して汚染物の除去をさらに高め、 溶媒の発泡を防止することができる。例として、しかし限定されないが、パイロ ット方法の第2添加剤は「ブレンドソル」を含むが、他の工業用洗剤配合物は使 用できる。「ブレンドソル」は非−実在性であるので好ましい。添加剤の濃度は 新しい、または蒸留溶媒を使用するたびに溶媒に適当量を導入することにより維 持される。 3. 廃水の発生 廃水の量および条件はクリーニング工程で発生する廃水流出液の通常の処理を 妨げるべきではない。この条件が適合することを確保するために、廃水の容量お よび条件は方法を通して監視する。パイロット方法の試験では無視しうる量の廃 水を産生した。 4. 蒸留条件 高い濃度の不溶性汚染物を含有する溶媒の定常の蒸留が必要とされる。さもな ければ、高い濃度の不溶性汚染物は衣類の外観に有害な影響をおよぼしそして蒸 留の操作を困難にするだろう。蒸留の条件および蒸留速度はその過程の全体にわ たって監視されそして蒸留の適当な操作を確実にするように必要に応じて変更が 行なわれる。 パイロット処理のために用いられる本発明の非極性溶媒クリーニング処理は衣 類を非極性溶媒混合物中に沈めるか、すっぽり浸すかあるいは飽和させることを 包含する。作業溶媒タンク(work solvent tank)40および蒸留溶媒タンク60 の両方に3.0容量%でDK215−1が予め装入される。作業溶媒タンク40 にまた0.5容量%で第2添加剤が予かじめ装入される。パイロット処理の非極 性溶媒クリーニング工程は以下の工程を包含することが出来るがしかしそれらに 限定されない: 1. 浴1 (1) 作業溶媒タンク40からかき混ぜケージ10に110リットル(30ガ ロン)の溶媒を移送。 (2) 10〜15分間かき混ぜ。 (3) 1分間蒸留室50に排出。 (4) 2分間蒸留室50に抜き取り。 2. 浴2 (1) 蒸留溶媒タンク60からかき混ぜケージ10に110リットル(30ガ ロン)の溶媒を移送。 (2) 作業溶媒タンク40からかき混ぜケージ10に移送。 (3) 0.5溶媒%で“BLENDSOL”を有する溶媒(550ml)を投入 。 (4) (軽度且つ普通の汚れについて)15分間〜(ひどい汚れについて)2 5分間、溶媒混合物をフィルタ.中に循環させる。 (5) 1分間作業溶媒タンク40に排出。 (6) 2分間作業溶媒タンク40に抜き取り。 クリーニング工程中に用いられる非極性溶媒は全時間にわたって0.5容量% の濃度の第2添加剤を有すべきである。従って、550ml(19オンス)の第2 添加剤が蒸留溶媒の110リットル当りに、かき混ぜケージ10に加えられる。 所望に応じて、以下の乾燥サイクルが行われる。 3. 乾燥サイクル (1) 15秒間回転ころがし。 (2) 30秒間空気のみ。 (3) 54℃(153°F)で15〜20分間乾燥。 (4) 5〜8分間冷却。 極性溶媒洗浄工程 この工程は、パイロット処理の非極性、溶媒クリーニング工程において評価出 来る程度に除去されない、極性溶媒可溶性汚染物、特に汗を除去することが意図 される。その洗浄工程は、衣服類からペンキ、塗料および他の非極性溶媒可溶性 汚染物の除去には必ずしも、認識出来る程度には寄与しないけれども、生地の完 全な保全において重要な工程を提供する。クリーニング工程の非極性溶媒に関し てと同様に、少なくとも1種の洗浄用添加剤が洗浄工程の極性溶媒と混合される 。一般にそのような洗浄用添加剤は約0.025容量%〜約0.050容量%の 濃度を生じるように極性溶媒と混合される。例えば、パイロット処理の洗浄用添 加剤は商標“HYDROCARE”で販売されている洗浄剤である。所望の性能 を達成させるために、0.025容量%の好ましい“HYDROCARE”濃度 が維持される。 図2に描かれそして上記したように、パイロット処理の極性溶媒洗浄工程は以 下の構成部品を使用する:洗たく機110、忌避物質タンク120、移送ポンプ 130および再循環ポンプ140。これらの工程のための機器を接続することが 効率的で且つ経済的であるように、クリーニングされている衣服類は忌避物質維 持工程のまえに乾燥されてもよくまたは乾燥されなくともよい。 極性溶媒洗浄工程の例は下記を包含するがしかしそれらに限定されない: 1. 洗浄サイクル (1) 43〜49℃の225リットル(60ガロン)の水。 (2) 0.25g/リットル=50mlで“HYDROCARE”を投入。 (3) 5分間操作。 (4) 1分間下水管に排出。 (5) 3分間下水管に抜き取り。 2. リンスサイクル(2回) (1) 21℃の150リットル(40ガロン)の水。 (2) 3分間操作。 (3) 1分間下水管に排出。 (4) 3分間下水管に抜き取り。 3. 乾燥サイクル 衣服類は、忌避物質の適用のまえに乾燥されてもよいけれども、好ましい態様 において、極性溶媒湿式洗浄工程と忌避物質維持工程との間で乾燥サイクルは使 用されない。 忌避物質維持工程 パイロット処理の衣服類に適用される忌避物質は、非極性クリーニング溶媒と DK215−1との混合物に可溶性であるかまたは部分的に可溶性である。クリ ーニング後に生地上に残留することは或る種の忌避物質にとっては可能であるけ れども、本方法のために選ばれた忌避物質は、本方法の先行の工程において実質 的に除去される。従って、本発明の方法が完了した後に所定量の忌避物質が衣服 上に残るようにそして複雑な汚染物除去が将来の処理において容易であるように 、忌避物質を再適用することは必要であろう。衣服上に所望のまたは所定の量の 忌避物質を維持するために、忌避物質は、非耐久性犠性忌避物質の溶解度および 生地に適用される量に依存して、本発明の方法が行なわれる毎にあるいは本方法 の選ばれた数のサイクルの後に適用されることが出来る。 パイロット処理の好ましい忌避物質はWK086−1である。その濃度は、織 物の乾燥重量に基づいて、1.0%固形分添加を生ずるように決定される。忌避 物質は、織物の乾燥重量に基づいて1〜3%固形分の量を生じるように加えられ ることが出来るけれども、耐久性の効果によりその量は限定される。WK086 −1の濃度は、はつ油性およびはっ水性の所望の性能特性を達成するように監視 される。 1. はつ油性 処理された衣服類は、意図された用途のために十分な3Mはつ油性試験法によ り決定されたとおりのはつ油性等級を示すべきである。 2. はっ水性 処理された衣服類は、意図された用途のために十分な3Mはっ水性試験法によ り決定されたとおりのはっ水性等級を示すべきである。忌避物質維持工程は以下 の工程を包含してよい: 1.衣服類は洗たく機110中に入れられる。 (1) 忌避剤タンク120から洗たく機110に忌避物質の113リットル (30ガロン)を移送する。 (2) 3分間衣服類を回転ころがす。 (3) 1分間忌避剤タンク120に排出する。 (4) 2分間忌避剤タンク120に抜き取る。 2. 衣服類を乾燥器に移す。 (1) 2.5℃/分の速度で周囲の温度から50℃に温度を上昇させる。 (2) 8分間50℃で乾燥。 (3) 2.5℃/分の速度で温度を100℃に上昇させる。 (4) 15分間100℃で硬化。 (5) 2.5℃/分の速度で温度を周囲の温度に低下させる。 上記番号1、2、3、4および5により示された硬化サイクルのためのパラメ ータは、使用されている特定の忌避剤により左右されるそしてそれ故に、製造者 の仕様書に合うように調節されるべきである。 処理評価 パイロット処理は、クリーニングの数、KD215−1の濃度および忌避剤添 加の関数として、衣服当りの汚れの数を包含する汚れ除去能力により決定される ように、性能について評価される。パイロット処理非極性溶媒クリーニング工程 の後に衣服類に残留する汚れの物理的特性は色、寸法および全体性について評価 される。ペンキ、インクおよび他の塗料の首尾のよい除去は、処理後の衣服類の 機能、外観および着ごこち良さに対してバランスがとれている。外観に関連する 重要な特性はたれ具合(ドレープ)および手ざわり、変色および匂である。機能 および気ごこち良さに関連する重要な特性は寸法安定性または適合性、通気性お よび生地の塗料不透過性を包含する。パイロット処理によりクリーニングされた 衣類はまた、当分野において周知である、Helmkeドラム装置を用いて、特定の汚 染について評価される。外観、着ごこち良さおよび特定の汚染に関して本発明の パイロット処理により達成された結果は、従来の技術を用いて達成された結果よ りも優れている。 実施例 ここで本発明の工程のいろいろな態様および結果を説明するために代表的な例 について述べる。これらの例は説明と叙述の目的に提供されるのであって、限定 の目的に提供されるのではない。 例 1 PPG Industries社製のアルキドエナメルにより汚染されたユニ フォームをクリーニングする方法が評価された。その衣服は100%ポリエステ ルであった。 試験 I その目的は非極性溶媒中で塗料を除去するための最も効果ある添加剤を確認す ることであった。塗料で汚染された織物の試料を約19x12cmの小片に切断 した。それぞれ150mlのPERC中の次の各添加剤をローンダー0−メータ ー(Launder-O-Meter,Atlas,Chicago,II社より市販)の中で0.5時間評価した 。登録商標「ファブリコル」(”FABRICOL”)および「ブレンドゾル」(”BLEN DSOL”)で市販されている添加剤はいずれもR.R.Street & Co. Inc.より市販されている。それぞれ異なる6回の実験が下記のようないろい ろの添加剤の組み合わせにより行われた。 実験1. 0.5%(容量)「ファブリコル」 実験2. 0.5%「ファブリコル」および 3.2% DK215−1 実験3. 3.2% DK215−1 実験4. PERC のみ 実験5. 0.5% 「ブレンドゾル」 実験6. 0.5% 「ブレンドゾル」および3.2% DK215−1 実験2および6は汚染織物試料からの最良の塗料除去を示している。 試験 2 この試験の目的は塗料除去における非持続性、犠牲的忌避物質の陽性効果を証 明することである。試験1に使用された同じ源からの織物がFC−280(3M )忌避物質により2.9%SOFで処理された。 処理の後、それぞれの小片は、別々の区域で次の各塗料により、汚染された: グレーシャーホワイト(glacier white)、ダークブリューベースコート (darkblue base coat)、グレイプライマー(grey primer)およびクリヤーコ ート(clear coat)。塗料は室温で2日間および120°Fで0.5時間乾燥さ せられた。 「ブレンドゾル」とDK215−1は塗料の除去のため最も効果のある組み合 わせであった。それらの小片をFC−280忌避剤で前処理することはブリュー ベースコートおよびグレイプライマーの除去において大いに助けとなった。忌避 物質はグレーシャーホワイト塗料に対しては効果が少なく、この塗料は未処理の 小片から殆ど完全に除かれたし、また処理された小片からは完全に除かれた。ク リヤーコートは未処理および処理小片の両者から完全に除去された。 例 2 最初の実験室試験は、極性溶媒中の添加剤と非持続性、犠牲的忌避物質による 織物の再処理の組み合わせが満足な結果を与えることを示した。 試験 3 目的は、最適の塗料除去を達成するための最も効果のある条件を確認すること である。その結果は下記のように確認されている。 実験条件 使用済みの作業用ユニフォームをいくつかの小片に切断した。これらの小片は 、ローンダーO−メーター中で予備洗浄されて汚染された小片を調製する前にで きるだけ多くの塗料を除かれた。洗浄の後、若干の小片は非持続性、犠牲的忌避 物質により処理された。その忌避物質は、浸漬浴の中で塗布される水性エマルシ ョンである。処理された小片は室温で空気乾燥され、それから70℃で硬化され た。 処理されたおよび未処理の小片は次にPPG Industriesにより供給 された塗料により汚染されてから、最低2日間空気乾燥された。それらの塗料は 次のようなものであった。 ラグーンブリュウベースコート(Lagoon blue basecoat) グレーシャーホワイト(glacier white) クリヤーコート(clear coat) グレイプライマー(grey primer) すべてのクリーニング試験はローンダーO−メーター内のPERC溶媒中で行わ れた。 さらに詳細には、実験1〜7のための10X10cmの小片は使用済みの作業 用ユニフォームから切断されたものである。それらの小片は0.5%「ブレンド ゾル」および3.2% DK215−1の中で洗浄されてFC−280により処 理される前にできるだけ多くの塗料を除かれた。クリーニングはローンダーO− メーター内で、コンテナー当たり3小片で、行われた。半数の小片はFC−28 0により3%SOFで処理された。処理された小片はオーブン内で160℃に3 0分間硬化させられた。すべての小片は、処理されたおよび未処理のものは、次 にPPG Industriesにより供給された4種の塗料のそれぞれにより 汚染された。汚染された小片は乾燥され、それからローンダーO−メーター内で 、下記のように、クリーニングされた。 実験8〜11のための小片は実験1〜7のためのものと同じに調製されたが、 ただ2種の異なる量のFC−280が使用され、そして別の負荷因子(load factor)および液比(liquor ratio)が使用された。それらの小片は実験8と1 0について100mlのPERC浴中で洗われ、実験9と11については5個の 小片が100mlのPERC浴中で洗われた。 表1は各実験のための実験条件を要約している。実験1〜11についての負荷 因子は1kg:47Lより1kg:164Lまでにわたる。液比は1kg:8L より1kg:43Lまでにわたる。汚染した小片はクリーニングの前2〜10日 間室温で熟成させられる。塗料除去結果は下の表2に要約されている。 表1 実験条件 表2 除去された塗料の量結論: これらの試験は、、作業用ユニフォームの非持続性、犠牲的忌避物質による再 処理がその後に非極性溶媒でクリーニングされた衣服より塗料を十分に除去する ことを証明した。再処理の効果に加えて、非極性溶媒クリーニング工程は、それ が十分な程度に塗料を除去するような独特の塗料除去特性を示す。要求される再 処理の水準は約0.5より約3.0%SOFの範囲内であり、そしてさらに好ま しくは、約1.0より約2.5%SOFの範囲内である。要求されるDK215 −1の濃度は容量により約1%より約5%の範囲内であり、そしてさらに好まし くは、3%である。要求される「ブレンドゾル」の濃度は容量により約0.25 %より約1.0%、さらに好ましくは、容量により0.5%である。 例3 この試験の目的は、商業的条件下で非極性溶媒工程の蒸留サイクルを繰り返し た後、DK215−1の一定組成物を決定することである。各蒸留サイクル後、 試料をとり、ガスクロマトグラフィーによって分析した。第4図はDK215− 1とその個々の成分との全混合物の濃度対蒸留サイクル数のプロットを示してい る。この結果は、DK215−1とその成分の濃度が非極性溶媒混合物の繰り返 し蒸留中一定にとどまることを示している。 例4 この実験の目的は、FC−280の濃度を分析するために比濁分析法を適用で きるかどうかを試験することである。 FC−280(固体35%)を水に入れた固体5%溶液(懸濁物)を調整した 。種々の量の部分を更に水で希釈して100mlにした。420nm、通過距離 19mmで標準UV−可視光比色計を用いてそれら部分の吸光度を測定した。第 5図に示した結果は、忌避物質溶液の濁り度は、吸光度により測定して、試験し た範囲内では忌避物質の濃度に直線的に関係している。従って、本発明の方法を 実施することにより、濁り度を用いて忌避物質の量の検出及び維持を行うことが できる。 塗装工の作業服をクリーニングするためのパイロット法 第一商業的規模の試験結果 商業的規模での本方法の効率を例示するため、異なった非耐久性犠牲忌避物質 を用いて、二つの別々なパイロット法を評価した。試験に用いた衣服は100% ポリエステル織物から作られたものであり、それは快適で帯電防止性及び糸屑が 付きにくい性質のために選択され、それら性質は全て自動車塗装工業で望ましい ものである。 第一パイロット研究では、衣服は、前に概略述べたクリーニング法に従い非耐 久性犠牲忌避物質として用いたフルオロカーボン重合体物質であるWK275− 2で処理した。処理後、それら衣服を自動車製造業者の塗装部門で8時間交替勤 務で着用した。汚染された衣服をクリーニング及び処理を行う場所へ戻した。着 用/処理サイクルを2度繰り返した。1回毎に衣服を注意深く検査し、処理前及 び処理後にそれらの状態を記録した。結果を表3及び4に示す。2回目の着用に ついては、最初の10人の塗装工の内7人だけが使用したことに注意されたい。 表3 WK275−2(0.7%SOF)を用いた第一完全処理/着用サイクルの結 果 表4 WK275−2(0.7%SOF)を用いた第二完全処理/着用サイクルの結 果 第二商業的規模の試験結果 第二パイロット試験では、同じ100%ポリエステル織物から作った3着の衣 服を、前に概略述べた方法に従って非耐久性犠牲忌避物質として用いた炭化水素 重合体材料であるWK086−1で処理した。忌避材料の適用及び硬化後、各衣 服をPPGインダストリーズからの赤色アルキルエナメルを、ボッシュ(Bosch) PSP260型エアレスペイント噴霧器を用いて噴霧することにより汚した。周 囲温度で少なくとも12時間ペイントを硬化させた後、衣服を処理し、調べた。 この方法を数回繰り返し、衣服の状態を記録した。結果を表5に要約する。 表5 WK086−1を用いた第二パイロット試験の結果 前述に基づき、本発明は、汚染物の除去、特に生地から汚染物の複雑な組合せ を除去するための効果的な方法を与える。このようにして、本発明の方法は:非 極性溶媒及び極性溶媒可溶性汚染物及び難溶性汚染物の両方の種々のものを効果 的に除去することを可能にし;異なった溶媒の望ましくない混合を防ぎ;柔軟化 及びサイズ調節用薬品で生地を再調整し、溶媒によって除かれた望ましい特性を 取り戻し;生地に希望の量の忌避物質を維持して汚染を最小にし;生地が含まれ る工業的処理を妨害するような残留汚染物の存在を防ぐ;ものである。 本発明の本質或は範囲から離れることなく、本発明の方法に種々の修正及び変 更を行えることは当業者に明らかであろう。従って、本発明は、請求の範囲内に 入る修正及び変更及びそれらと同等なものを包含するものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年5月4日(1998.5.4) 【補正内容】 請求の範囲 1.生地から汚染を除去する方法において、 非極性溶媒と少なくとも一種類のクリーニング添加剤との混合物で生地をクリ ーニングし、前記生地から非極性溶媒可溶性汚染物を除去し、 前記生地を、極性溶媒と少なくとも一種類の洗浄添加剤との混合物で洗浄し、 前記生地から極性溶媒可溶性汚染物を除去し、そして 生地上に、ある量の忌避物質を維持する、 諸工程からなる汚染除去方法。 2.クリーニング工程が、非極性溶媒と、少なくとも一種類のクリーニング添 加剤との混合物中で生地を処理することを含む、請求項1に記載の方法。 3.クリーニング工程が、更に非極性溶媒と少なくとも一種類のクリーニング 添加剤との混合物内で生地を攪拌することを含む、請求項2に記載の方法。 4.クリーニング工程の非極性溶媒を、塩素化溶媒及び石油溶媒から選択する 、請求項1に記載の方法。 5.非極性溶媒と混合する少なくとも一種類のクリーニング添加剤が、ジアル キルケトン、カルボン酸エステル、及びグリコールエーテルから選択する、請求 項1に記載の方法。 6.非極性溶媒と混合する少なくとも一種類のクリーニング添加剤が、ジアル キルケトン、カルボン酸エステル、及びグリコールエーテルの混合物である、請 求項5に記載の方法。 7.ジアルキルケトンが、約2〜約30重量%の範囲のメチルイソブチルケト ンであり、カルボン酸エステルが、約10〜約60重量%の範囲の酢酸ブチルで あり、グリコールエーテルが、約10〜約60重量%の範囲のエチレングリコー ルモノブチルエーテルである、請求項6に記載の方法。 8.非極性溶媒と、少なくとも一種類のクリーニング添加剤との混合物が、少 なくとも一種類の表面活性剤を含む、請求項1に記載の方法。 9.非極性溶媒を再使用し、生地及び前記非極性溶媒から固体汚染物を除去す るために、クリーニング工程中に非極性溶媒を濾過する工程を更に含む、請求項 1に記載の方法。 10.非極性溶媒を再使用し、生地及び前記非極性溶媒から可溶性汚染物を除 去するために、クリーニング工程中又は工程後に非極性溶媒を蒸留する工程を更 に含む、求項1に記載の方法。 11.クリーニング工程後、生地を乾燥し、非極性溶媒をする工程を更に含む 、請求項1に記載の方法。 12.洗浄工程の極性溶媒が水で、請求項1に記載の方法。 13.極性溶媒と混合される少なくとも一種類の洗浄添加剤が、表面活性剤の 混合物である、請求項1に記載の方法。 14.維持工程の忌避物質がフルオロカーボン重合体物質である、請求項1に 記載の方法。 15.維持工忌避物質が炭化水素重合体物質である、請求項1に記載の方法。 16.生地上に維持された忌避物質の量が、織物上約0.5〜約3.0重量% の固体の範囲にある、請求項1に記載の方法。 17.生地上にある量の忌避物質を維持する工程が、あるサイクル数のクリー ニング工程及び洗浄工程を生地に対し行なった後、生地に忌避物質を適用するこ とにより行う、請求項1に記載の方法。 18.生地上にある量の忌避物質を維持する工程を、クリーニング工程及び洗 浄工程を生地に対し行う各サイクル後に、生地上に忌避物質を適用することによ り行う、請求項1に記載の方法。 19.生地上に予め定められた量の忌避物質を維持する工程の後に、生地を乾 燥し、生地及び忌避物質を乾燥し、必要ならば生地上の前記忌避物質を硬化する 工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ウエンツ,マンフレッド アメリカ合衆国60565 イリノイ州ネイパ ービル,ナットメグ レーン 1960

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.生地から汚染を除去する方法において、 非極性溶媒と少なくとも一種類のクリーニング添加剤との混合物で生地をクリ ーニングし、前記生地から非極性溶媒可溶性汚染物を除去し、 前記生地を、極性溶媒と少なくとも一種類の洗浄添加剤との混合物で洗浄し、 前記生地から極性溶媒可溶性汚染物を除去し、そして 生地上に予め定められた量の忌避物質を維持する、 諸工程からなる汚染除去方法。 2.クリーニング工程が、非極性溶媒と、少なくとも一種類のクリーニング添 加剤との混合物中で生地を処理することを含む、請求項1に記載の方法。 3.クリーニング工程が、更に非極性溶媒と少なくとも一種類のクリーニング 添加剤との混合物内で生地を撹拌することを含む、請求項2に記載の方法。 4.クリーニング工程の非極性溶媒を、塩素化溶媒及び石油溶媒を含む群から 選択する、請求項1に記載の方法。 5.非極性溶媒と混合する少なくとも一種類のクリーニング添加剤が、ジアル キルケトン、カルボン酸エステル、及びグリコールエーテルを含む群から選択す る、請求項1に記載の方法。 6.非極性溶媒と混合する少なくとも一種類のクリーニング添加剤が、ジアル キルケトン、カルボン酸エステル、及びグリコールエーテルの混合物である、請 求項5に記載の方法。 7.ジアルキルケトンが、約2〜約30重量%の範囲のメチルイソブチルケト ンであり、カルボン酸エステルが、約10〜約60重量%の範囲の酢酸ブチルで あり、グリコールエーテルが、約10〜約60重量%の範囲のエチレングリコー ルモノブチルエーテルである、請求項6に記載の方法。 8.非極性溶媒と、少なくとも一種類のクリーニング添加剤との混合物が、少 なくとも一種類の表面活性剤を含む、請求項1に記載の方法。 9.非極性溶媒を再使用し、生地及び前記非極性溶媒から固体汚染物を除去す るために、クリーニング工程中に非極性溶媒を濾過する工程を更に含む、請求項 1に記載の方法。 10.非極性溶媒を再使用し、生地及び前記非極性溶媒から可溶性汚染物を除 去するために、クリーニング工程中又は工程後に非極性溶媒を蒸留する工程を更 に含む、請求項1に記載の方法。 11.クリーニング工程後、生地を乾燥し、非極性溶媒を回収する工程を更に 含む、請求項1に記載の方法。 12.洗浄工程の極性溶媒が水である、請求項1に記載の方法。 13.極性溶媒と混合される少なくとも一種類の洗浄添加剤が、表面活性剤の 混合物である、請求項1に記載の方法。 14.維持工程の忌避物質がフルオロカーボン重合体物質である、請求項1に 記載の方法。 15.維持工程の忌避物質が炭化水素重合体物質である、請求項1に記載の方 法。 16.生地上に維持された忌避物質の予め定められた量が、織物上約0.5〜 約3.0重量%の固体の範囲にある、請求項1に記載の方法。 17.生地上に予め定められた量の忌避物質を維持する工程が、選択されたサ イクル数のクリーニング工程及び洗浄工程を生地に対し行なった後、生地に忌避 物質を適用することにより行う、請求項1に記載の方法。 18.生地上に予め定められた量の忌避物質を維持する工程を、クリーニング 工程及び洗浄工程を生地に対し行う各サイクル後に、生地上に忌避物質を適用す ることにより行う、請求項1に記載の方法。 19.生地上に予め定められた量の忌避物質を維持する工程の後に、生地を乾 燥し、生地及び忌避物質を乾燥し、必要ならば生地上の前記忌避物質を硬化する 工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
JP9533618A 1996-03-18 1997-03-17 生地から汚染物を除去する方法 Ceased JP2000506943A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US1364596P 1996-03-18 1996-03-18
US60/013,645 1996-03-18
PCT/US1997/004297 WO1997035061A1 (en) 1996-03-18 1997-03-17 Method for removing contaminants from textiles

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000506943A true JP2000506943A (ja) 2000-06-06

Family

ID=21760998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9533618A Ceased JP2000506943A (ja) 1996-03-18 1997-03-17 生地から汚染物を除去する方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0888474A1 (ja)
JP (1) JP2000506943A (ja)
CN (1) CN1098384C (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4023927A (en) * 1975-05-08 1977-05-17 Celanese Corporation Textile cleaning process

Also Published As

Publication number Publication date
CN1218523A (zh) 1999-06-02
EP0888474A1 (en) 1999-01-07
CN1098384C (zh) 2003-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5876461A (en) Method for removing contaminants from textiles
WO1997035061A9 (en) Method for removing contaminants from textiles
JP5258747B2 (ja) 新規なクリーニング方法
US3920389A (en) Textile cleaning process
AU754432B2 (en) Dry cleaning method and modified solvent
EP2427596B1 (en) Method to clean a moistened soiled substrate without organic solvents
RU2265093C2 (ru) Способ и установка для сухой химической чистки изделий с использованием силоксанового растворителя (варианты)
JP2012517876A (ja) 洗浄装置
US5888250A (en) Biodegradable dry cleaning solvent
CN1309733A (zh) 干洗方法和溶剂
CZ20023909A3 (cs) Způsob automatického domácího praní
US4650493A (en) Method of washing textile objects and a device for performing the method
US4077770A (en) Textile cleaning process including soil-repellent finish
JP2000506943A (ja) 生地から汚染物を除去する方法
USRE28469E (en) Dry cleaning process
US20030232737A1 (en) Compositions and methods for cleaning
US6862767B2 (en) Method for dry cleaning with binary vapor
US20030050214A1 (en) Home laundry method
US20050132501A1 (en) Method for dry cleaning with binary vapor
RU2173362C1 (ru) Способ для машинной влажной чистки изделий из текстиля и состав моющих средств, применяемых в данном способе (варианты)
JPS6016276B2 (ja) ドライクリ−ニング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040908

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041025

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20050124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517