JP2000506771A - 飲料水を媒介とする病原性微生物の濃縮 - Google Patents

飲料水を媒介とする病原性微生物の濃縮

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Abstract

(57)【要約】 微生物の希釈された濃度での汚染の可能性のある水から飲料水を媒介とする病原性微生物を濃縮する方法。汚染された可能性のある水は回転の軸に垂直な面内に通常存在し、回転軸に関する流路を回転することにより遠心力に曝され、細長い流路(34)に沿って向けられる。本発明の方法は従来技術の連続流体チャンネル型血液プラズマフェレシス遠心機(30)の使用により実施される。本発明の方法は汚染された水からクリプトスポリジウム及びギアリダのような病原性寄生性原生動物を回収する能力をテストされ、回収率は100%にのぼることがわかった。

Description

【発明の詳細な説明】 飲料水を媒介とする病原性微生物の濃縮 本発明の分野 本発明は微生物の希釈された濃度での汚染の可能性のある水から飲料水を媒介 とする病原性微生物を濃縮する方法に関する。 本発明の背景 水処理技術の発展は飲料水を媒介とする病原性微生物からの病気の発生を顕著 に減少させてきた。 しかしながらそのような微生物による病気の単独の発生は一般に見られ、とき どき大規模な病気の発生が見られる。一例として胃腸炎の大流行が環境耐性の腸 内寄生性原生動物のクリプトスポリジウム(Cryptosporidium) 、ギアリダ(Giardia)、微胞子虫目(Microsporidia)、 円胞子網(Cyclospora)により引き起こされてきた。これらの微生物 はしばしば飲料水を媒介とし、公共水の非常に希釈された濃度で存在しており、 最近になって初めて健康問題を引き起こすものとして認識されるようになった。 例えばクリプトスポリジウムはテキサスでの急性胃腸炎の大流行の発生が供給飲 料水でのクリプトスポリジウムの存在が調査された1981年以降に初めて胃腸 炎の飲料水を媒介とした大流行に結びつけて考えられるようになった。それ以降 他の多数の場所でも大流行が生じている。クリプトスポリジウム卵母細胞は水中 で長い間生存可能であり、塩素処理のようなルーチンの水処理方法に耐える飲料 水媒介の寄生性原生動物の例である。クリプトスポリジウム卵母細胞の例え少数 でも原水に存在すれば人間 の可能な感染が1つの卵母細胞でも生じうる故に関心を呼ぶものである。更に寄 生性原生動物又は他の飲料水媒介病原体へ曝されることは、特に幼児や高年齢者 、免疫システムに障害のある人にとっては生命の危険となる。実際に多くの飲料 水を媒介とする病原体は例えば微胞子虫目の個体群で致命的であることが調査さ れた後の今になって初めて顕著な科学者の注目を集めている。 上水道でのクリプトスポリジウムのような病原性微生物の検出は明らかに臨界 的な社会問題である。そのような微生物の検出の中心問題はその存在を検出する ために大量の水から微生物の希釈された濃度を如何にして濃縮するかということ である。 クリプトスポリジウムのような病原性原生動物に関して環境保護当局(EPA )及び米国検査及び材料協会(ASTM)は糸状(yarn)ポリプロピレンカ ートリッジフィルタを通した水の100リットル(以上)から寄生虫を濃縮する 。Nieminski等によるApplied and Environmen tal Microbiology,61(5):1714−1719,199 5に要約されるように、ASTM方法ではサンプリング後にカートリッジフィル タからの微粒子はフィルタを切断し、ファイバーを洗浄することにより抽出され る。抽出された微粒子は遠心分離器により濃縮される。濃縮された微粒子は次に 50mLチューブのパコール(Percoll)蔗糖濃度勾配で浮遊分離(fl oatation)により寄生虫シスト及び卵母細胞を選択的に濃縮するよう処 理される。パコール蔗糖濃度勾配の境界で回収された微粒子は25mm直径、0 .2μmポアサイズのセルロースアセテートフィルタ上で蛍光標識された抗体で 染色される。スライド上にマウントされた後にメンブレンフィルタはクリプトス ポリジウム卵母細胞の大きさ、形状、蛍光特性を有する対象のエピ蛍光(epi fluoresent)顕微鏡で走査される。そのような対象を見つけると顕微 鏡の光学系は検出された微生物の内側の内部の形態学的な特徴を探 すために位相コントラストに切り換えられる。蛍光検出基準に一致すると決定さ れた微生物はクリプトスポリジウム卵母細胞の推定物として計数される。正しい 蛍光特性を有しそれぞれの内部形態学的特性を有することが示された微生物は確 定されたクリプトスポリジウム卵母細胞として計数される。 しかしながらASTM法はコストがかかり、実質的に時間と労力を消費する。 それはまた卵母細胞の損失が上記過程中に生ずる故に効果的ではない。多数の卵 母細胞がフィルタを通過し、又はフィルタ材料に吸着し、回収されない。損失は また卵母細胞が破壊され又は上澄み液の除去中に再懸濁されることにより生ずる 。米国の商業的ラボラトリーの最近のブラインドテスト中に添加されたサンプル はASTM法を用いたクリプトスポリジウム卵母細胞を回収し、検出する能力を 評価するために16のラボラトリーに出された。6つのラボラトリ−全体の三分 の一以上で−どのような寄生虫も回収されず、残りの10は平均回収率はわずか 2.8%であった。例えばAldom等によるLetters in Appl ied Microbiology 20:186−187,1995を参照。 検出過程でのクリプトスポリジウム卵母細胞の損失のより詳細な記載はLeCh evallier等によるApplied andEnvironmental Microbiology, 61 (2):690−697,1995に記 載されている。 幾つかの研究が希釈された原生動物の濃縮のための方法の効率を改善する技術 上の貢献をなした。そのような研究の一般的な方法は知られている量のクリプト スポリジウム卵母細胞を水のサンプルに加え、テストされる各方法に対して回収 された卵母細胞のパーセンテージを決定する。 多くの研究により渦流、クロスフロー、砂カラム濾過を含む他の濾過の型が評 価された。例えばWhirmore等によるWat.Sci.Tech.27( :3−4):69−76,1993を参照。 Whirmore等による研究では渦流濾過技術が30%から40%を回収する かなり満足できるものである。一方でこの維持率はASTM法のそれよりも優れ ているが比較的長い処理時間がモニタ目的用にこの方法を用いることを妨げてい る。クロスフロー濾過モジュールはまた中間的に高い流速で比較的よい回収率( 約40−80%)を有する。評価された実験室スケールの砂カラムは低い流速で カラム材料に満足できる保持を実現したが、現実的な流速でカラムマトリックス に卵母細胞の保持が少ない故にモニタ目的に不適切と見なされた。他の研究は水 からクリプトスポリジウム卵母細胞を回収するためのフィルタマトリックス分解 法をテストした。得られた平均回収率は70.5%であった。Aldom等によ るLetters in Applied Microbiology 20: 186−187,1995を参照。クリプトスポリジウム卵母細胞はまた水を炭 酸カルシウム沈澱を作ることにより「スイープ」することにより濃縮される。V esey等によるJournal of Applied Bacteriol ogy,75:82−64,1993を参照。Vesey等は脱イオン化された 蛇口からの水及び河の水の播種されたサンプルから卵母細胞の68%回収を得て いる。 連続的なフローボウル遠心機はまたクリプトスポリジウム卵母細胞の希釈され た濃度を濃縮するために研究されてきた。例示的な連続フローボウル遠心機は一 般にLatharnボウル遠心機と称され、図1の20に示される。液体はボウ ル22の回転軸の近くに配置される長さr1を有する軸方向のライン24から回 転ボウル22の端(上端又は底)に導入される。液体がボウル22の高さhに流 れて上がると、遠心力は密度の最大(最も重い)物質(砂又は他のデトリタス) がボウル22の壁に近く、最も軽い物質(例えば水)が回転軸に最も近くの位置 になるよう液体の密度勾配を形成する。液体がボウル22に導入されたのちに、 液体の最も軽い部分は入口 ライン24に対向しボウル22のはしに存在し、長さr2を有する軸方向に存在 し、軸方向に向けられる出口ライン26から同じ流速で流出される。連続フロー ボウル遠心機はWilsmann等による米国特許第3217982号に記載さ れるように飲料に存在するバクテリアを殺菌するための加熱と組み合わされて用 いられてきた。しかしながら連続フローボウル遠心機の寄生性原生動物を濃縮す るための使用の評価研究は回収率の増加について記載されていない。Whirm ore等は上記の卵母細胞の濃縮用にボウル型の連続流遠心機の使用の評価を研 究し、回収率は11%から31.2%の間であると報告している。Goatch er等によるAmerican Society of Macrobiolo gy Abstracts Q−212,1995はまたボウル型の連続流遠心 システムをテストし、従来の濾過法で得られた回収率の2から20倍の間の回収 率を得たと報告している;故にその回収率は良くても50%以下である。 寄生性原生動物のような病原性微生物から水の供給を保護し、そのような微生 物を高回収率で濃縮及び/又は検出する装置又は方法の欠如という視点から飲料 水を媒介とする病原性微生物を信頼性高く濃縮する改善された方法及び装置を開 発することが望まれていることは明らかである。 本発明の要約 請求項に記載される本発明は例えばクリプトスポリジウムのような寄生性原生 動物のような病原性微生物の希釈された濃度の水からの濃縮を目的とする。本発 明の一つの特徴は微生物の希釈された濃度により汚染されている可能性のある水 から飲料水を媒介とする病原性微生物を濃縮する方法に関し、ここで水は例えば チャンネル又はダクトにより画成された流路のような細長い流路に導かれる。流 路は分離部分を含み、ここで水流が回転軸に関して実質的に接線方向に向けられ る。流路は回転軸に関して流路を回転することにより分離部分に実質的に垂直な 遠心力に曝される。これは分離部分に水流内の病原性微生物を高度に濃縮する。 実験結果により下記に示されるようにある場合にはクリプトスポリジウム卵母細 胞の100%の回収率が測定された。 この方法を実施する装置の例はチャンネル遠心機であり、例えばIBM(CO BE)モデル2997チャンネル型血液遠心機(以前には米国ニューヨーク州A rmonkのInternational Business Machine sにより作られ、現在は米国コロラド州LakewoodのCOBEにより作ら れている)又はCOBEスペクトルチャンネル型血液遠心機である。そのような チャンネル遠心機は以下に詳細に説明するが、輪の中心に位置する回転軸を有す る輪型の分離チャンネルを用いる。径方向に向けられた流入及び流出ラインは車 輪に導かれるスポークと同じように分離チャンネル接続される。遠心機に供給さ れる液体は流入ラインで径方向に外側に移動し、分離チャンネルに到来し、それ の周囲を辿り、流出ラインを通り径方向に内側に移動する。分離チャンネルが回 転軸に関して回転されるときにチャンネルに垂直に向けられた遠心力が発生され る。 本発明の他の特徴は水が回転軸に関して画成されたアーチ型の路を流れる分離 部分を含む細長い流路に供給された水から病原性微生物を濃縮する方法に関する 。分離部分の水の中の病原性微生物は回転軸に関する流路を回転することにより 濃縮され、それにより分離部分に実質的に垂直に遠心力を発生する。これもまた 100%に達する例外的な回収率が達成された。本発明のこの特徴は上記のチャ ンネル遠心機を用いることにより実施されえ、ここで輪状のチャンネルが分離部 分として提供される。あるいは楕円形、螺旋形、放物線形のチャンネル、又は回 転軸に関する軌道又は曲線の他の形の使 用により実施されても良い。 本発明の更なる特徴は回転の軸に概略垂直な面内に方向付けられた分離部分を 含む流路に水を供給することにより水から病原性微生物を濃縮する方法をふくむ 。分離部分は2rより大きな長さを有し、ここでrは回転軸から流路の最大及び 最小の径方向距離の平均値である。分離部分の水の中の病原性微生物は回転軸に 関して流路(分離部分を含む)を回転することにより遠心力を流路にかけること により100%にのぼる回収率で濃縮された。上記の輪状のチャンネル遠心機は 本発明のこの実施例を実行するために用いられる現存する装置の例を提供する。 上記に要約された本発明の種々の特徴はより少ない処理と装置/材料コストで 、より少ない時間と労力しか消費せず、水中のクリプトスポリジウムのような病 原性微生物を検出する従来知られているいかなる方法及び装置より顕著に効果的 である。汚染レベルの正確な計数がこれにより可能であり、それにより効果的な モニタリング及び導入されるべき処理計画を許容する。処理された水はそれが製 造されたときに連続的にサンプルされ、それにより上水のスポットチェックの現 在の方法によりなされている遅れた警告に比べて水の品質の更新された測定が提 供される。本発明は高レベルの信頼性で微生物を計数する水処理計画を許容する 故にこれにより高価な繰り返しテスト及び/又は疑問のある低い計数が測定され たときに予防的な測定としての予防測定をなす必要はもはやない。加えて現在の テスト基準は非常に信頼性がない(上記のAldom等により指摘されている) 点から見て本発明は大流行が発生したときに集団が曝される苦難を予防する。本 発明の他の利点及び特徴は以下の詳細な説明から明らかとなる。 図の説明 図1は従来技術のフローボウル遠心機の概略断面図である。 図2は連続フローチャンネル遠心機のチャンネル組立体の斜視図である。 図3はチャンネル流入及び流出ラインを詳細に示した図2のチャンネルの断面 図である。 図4は本発明によるチャンネル組立体の他の実施例の斜視図である。 図5はチャンネル流入及び流出ラインを詳細に示した図4のチャンネルの断面 図である。 図6はチャンネル流入及び流出ラインを詳細に示したチャンネルの代替実施例 の断面図である。 図7−11は本発明によるチャンネル組立体の代替実施例の斜視図である。 図12はチャンネル流入及び流出ラインを詳細に示した代替実施例のチャンネ ルの断面図である。 好適実施例の説明 連続流チャンネル型遠心機 本発明による飲料水媒介の病原性微生物の濃縮に用いられる典型的なチャンネ ル型の連続フロー遠心機からの分離チャンネル組立体は図2に符号30で示され る。図2に示されるチャンネル組立体30はIBMモデル2997血液分離チャ ンネル遠心機の一部分である。図2に示されるチャンネル組立体30を製造した IBMの部門は現在米国コロラド州のLakewoodのCOBE社に所属して いる。IBMモデル2997チャンネル遠心機(及び/又はそのような遠心機) に関する参考文献はKellogg等による米国特許第4010894、409 4461、4387848、4430072号;Mulzerによる米国特許第 4386730、4439 178、4447221、4708712号;Mulzerによる米国特許第4 647279号;Langleyによる米国特許第4900298号;Lang ley等による米国特許第5496265号;Tie等による米国特許第485 0995号;Kolobow等による米国特許第4419089号及びこれらの 特許に引用された引用例である。 図2のチャンネル組立体30は血液分離器として用いられているときにドナー の腕からの血液はチャンネル組立体30が回転すると径方向に向けられた流入ラ イン32から内部チャンネル壁34を通り、中空チャンネル36へ連続的にポン プされる。種々の血液成分(例えば血漿及び赤血球)は遠心力により外側チャン ネル壁38に向かって飛び出し、それらは流入ライン32から幾つかの流出ライ ン40、42、44(図3に詳細を示す)へチャンネル36の周囲を動くことに よりそれらの比重により分離する。血液は流入ライン32から流出ライン40/ 42/44に直接流れることはできず、流入ライン32と流出ライン40/42 /44との間に配置された障壁46によりチャンネル36の全体を辿るようにさ れる。血液の種々の層を収集するために流出ライン40/42/44はチャンネ ル36の内壁34からことなる径方向位置に離間され配置される。 血漿、白血球、赤血球はそれぞれ各々の流出ライン40、42、44を通して収 集される。 連続フローチャンネル遠心機の構造及び動作は連続フローボウル遠心機の構造 及び動作と比較及び対比する場合によりよく理解される。図2のチャンネル36 では血液のフローは回転軸を中心とするアーチ状の路内にある。フローは全て回 転軸に垂直な面で生じ、どんな程度の遠心力にも曝される流路の全長は概略2r (流入ライン32及び流出ライン40/42/44で)プラス2πr(チャンネ ル36)であり、ここでrは回転軸とチャンネル36の内壁34との間の径方向 距離である。遠心力はチャンネル36に垂直にかかり、 重い血液分画と軽い血液分画との間の分離のほとんどはその長さに沿って生じ、 ここで血液フローの方向はチャンネル36の接線方向であり、回転軸と垂直方向 である。 比較すると図1に示されるような連続フローボウル型遠心機は回転軸に関して 湾曲する流路を用いない;むしろ遠心機に入来する血液のどの要素の流路も回転 軸と一致する面に概略沿う。流路の全体は2rプラスhの長さを有し、2rの流 路は流入及び流出ライン24、26内にあり、回転軸に垂直な面に方向付けられ 、hの流路はボウル22の高さに沿って方向付けられ回転軸と平行な面内に方向 付けられる。重い血液分画と軽い血液分画との間の分離のほとんどはボウル22 の壁に沿って生じ、ここで血液フローの方向はチャンネル36の接線方向であり 、回転軸と概略平行である。 あるチャンネル組立体の独自の設計特徴(モデル2997のような)はその回 転シール組立体48である。それは静止した上半分50と、チャンネル36と共 に回転する下半分52からなる。2つの半分50、52が出会う面は全血液の流 入ライン32及び3つの流出ライン40/42/44に対応する4つの同軸整合 溝(図示せず)を有する。全血液及び血液成分は4つの溝を通して静止部分から 動く部分へ転送される。溝の流体力学的な設計及び血液の粘性が液体が大気に解 放されているシール組立体48の2つの半分50、52の接合の間の漏れを防止 する。血液媒介病原菌がシール内に、又はそれから漏れる可能性がある故に回転 シール組立体を用いる血球分離器が時代遅れとなっている。病原性微生物の濃縮のための分離チャンネルの使用 本発明により汚染されている可能性のある水からクリプトスポリジウム及び他 の寄生性原生動物のような病原性微生物を濃縮するために水は図2に示されるよ うにチャンネル組立体30に導入され、それは簡単な連続流体遠心により動作さ れる。しかしながら水を チャンネルを通して送る前に幾つかの準備段階をなすことが好ましい。 第一にチャンネル36と関連する集合体(turbing)は遠心が完了した 後に微生物を含む収集された材料の除去を良くするために例えば0.001%の ツイーン(Tween)80又はツイーン20(米国ミズーリ州セントルイスの シグマ化学社)のような水を含む表面活性剤で準備されることが好ましい。準備 は流出ポンブ(図示せず)、遠心機内の血漿ポンプ、又は別の付加的なペリスタ チックポンプ(以下に説明する)によりなされる。界面活性剤による準備はチャ ンネル組立体30が血液の分離用に用いられている場合にはなされない。 第二にチャンネル組立体30を用いる遠心機は血液分離器として用いられると きに遠心機中のドナー安全センサ(図示せず)は空気塞栓及び圧力異常に対して チャンネル組立体30の集合体をテストする。チャンネル組立体30がその代わ りに病原性微生物を濃縮するために用いられるときにはセンサ及び不必要なポン プ及び回路は不作動とされ又は除去される。 第三にスプリットシール配置48を有するチャンネル組立体30が用いられる ときに50%グリセリン(又は他の粘度可変材料)を含む水が約2.5rpmの 速度で動作する潤滑ポンプ(図示せず)を用いて回転シール組立体48の塩水ラ イン(図示せず)に注入される。グリセリンは漏洩を防ぐためにシール組立体4 8の2つの半分50と52の連結で空気と水の間の粘稠な障壁を形成する。グリ セリンはスプリットシールチャンネル遠心機組立体が血液分離器として用いられ ているときには用いられない。何故ならば血液は通常漏洩することなしに静止及 び動く半分50と52の間の動きに対して充分粘稠であるからである。新たなバ ルブ(即ちスプリットシールバルブではない)を有するチャンネル組立体が用い られる場合には粘度調節は不要である。 希釈された濃度の病原性微生物を濃縮するために汚染されている可能性のある 水は約70mL/minから500mL/minの間の範囲、より好ましくは約 150mL/minの流速で全血流入ライン32を介してチャンネル36に導入 される。水はチャンネル36の内側の相対的な重力が約900xgであるような 速度で遠心され、これはIBMモデル2997チャンネル組立体39に対して約 2400rpmに相当する。遠心は所定のサンプル体積を処理するのに充分な時 間なされる。 遠心後に微生物、無生物分画、デトリタスは血液分離がなされるときに赤血球 が通常なされるようなポンプ排出よりむしろチャンネル36に保持される。実験結果 水から病原性微生物を濃縮し、収集するチャンネル組立体30の実現可能性の テストをするための最初の実験は以下に要約して説明する。水である媒体は知ら れている濃度で微生物、通常はクリプトスポリジウムを加えられる。次に媒体は 連続フローチャンネル遠心機を用いて遠心される。以下に示される実験6、7、 8を除き上記のモデル2997のチャンネル組立体39が用いられた。 幾つかのテストが組み込まれている血漿ポンプの約70mL/minのサンプ ル流入(フィード)最大速度でなされた。他のテストはチャンネル組立体30の 一部ではなく、最大サンプル流速500mL/minを提供する別のペリスタチ ックポンプを用いた。遠心は水サンプル量に依存して数分から数時間にわたった 。処理時間は通常サンプル流入速度で割ったサンプル量として計算され、通常典 型的な水サンプルから原生動物を濃縮するために必要な遠心時間はモデル299 7チャンネル組立体30が用いられたときには約1/2から4時間のオーダーで あった。より少ないサンプルに対してはより少ない時間で充分である。 遠心が完了した後にシール組立体48からチャンネル36への流入ライン32 及び流出ライン40/42/44は注意深く固定された。チャンネル36はロー ターから除去され、内容物はビーカーに排出された。チャンネル36は注意深く 半分に切断され、それによりその内容物はこぼされず、その切断縁はVISE GRIP プライアー(pliers)で固定された。チャンネル36の各半分 は次に0.01%のツイーン80で満たされ、その端は固定して遮断された。チ ャンネル36は激しく揺すられ、チャンネルに張り付いた全てのクリプトスポリ ジウムをはがすために実験室用のvortexに置かれた。このすすぎ落とし過 程は何度かなされた。濃縮及び全てのすすぎ落としは組み合わされた。これらの 可能性の研究に対して、水中の残骸からクリプトスポリジウムを分離するために 更なる段階はなされなかった。濃縮とすすぎ落としの組合せはオハイオ州シンシ ナティのMeridian Diagnosticsにより製造された免疫蛍光 検査であるMerifluour Detection Kitを用いることに よりクリプトスポリジウム卵母細胞及び/又は他のシストに対して検査された。 全ての結果はパーセント回収率、即ちチャンネルに回収された微生物の全体の数 を媒体に加えた数で割って100をかけたものが報告された。 実験1:リン酸バッファ塩水溶液からのクリプトスポリジウム卵母細胞の回収 リン酸バッファ塩水(PBS)は自然に発生した地上又は地下水より簡単な水 溶液媒体であり、故に連続フローチャンネル遠心によりクリプトスポリジウム卵 母細胞を濃縮する現在の最適な条件であると仮定される。これらの理論的な最適 条件での卵母細胞を回収をテストすることと別に実験は回収効率は卵母細胞の濃 度によりテストされ、重要な考察が環境に存在する卵母細胞の濃度の範囲を明ら かにした。 Merifluour Detection Kitのポジティブ対照標準か らのクリプトスポリジウム卵母細胞は概略5000卵母細胞/mLの濃度を有す る作業用ストック溶液を作成するために10%ホルマリンで希釈された。卵母細 胞は1000、100、20、又は5卵母細胞/Lの4つのターゲット濃度を達 成するよう2又は5LのPBSに加えられた。IBM2997血球分離器は連続 フローチャンネル遠心機として用いられた。遠心機のフィード速度は70ml/ min、ローター速度は2200rpm(740xgの関連する遠心力)に設定 された。遠心時間の全体はサンプル当たり1/2から1時間であった。遠心の回 収効率は各卵母細胞濃度で3から5回テストされた。 チャンネルからの材料は卵母細胞の存在をテストされた。遠心後のチャンネル に残った上澄みもまた収集され、10000xgで15分間バルク遠心により濃 縮され、ペレットは同じように卵母細胞を検査された。結果は69%以上のクリ プトスポリジウムの回収が達成され、最も重要なのは最も薄い卵母細胞濃度(5 卵母細胞/L)に対して100%近い回収率が達成されたことである。 実験2:池の水からのクリプトスポリジウム卵母細胞の回収 自然に発生したクリプトスポリジウムを濃縮するときに本発明が実施される条 件により近くシミュレートするために生きている卵母 細胞が池の水に加えられた。回収効率はPBSを用いて達成されたものと比較さ れ、池の水の2つの卵母細胞の濃度が比較された。 精製された生きているクリプトスポリジウム卵母細胞はParasitolo gy Reseash Labs(米国アリゾナ州、フェニックス)から得られ 、約15000卵母細胞/mLの作業用のストック濃度に対して蒸留水により希 釈された。卵母細胞は池の水100mLに対してストック溶液の適当な体積を加 えることにより調製され、フォルマリン(10%最終濃度)でクリプトスポリジ ウムを固定し、遠心される大量の池の水体積に100mLを分割して混合した。 これらの段階は加えられたフォルマリンの量を最小化する一方で微生物を殺すこ とを確実にした。 クリプトスポリジウム卵母細胞は遠心を実施した日に同じ地域の池(池1)か ら収集された池の水2、10、又は15リットルに加えられた。水は少なくとも 50cmの水深で5ガロンのバケツで池の表面から収集された。収集物の底の部 分は廃棄された。収集された池の水は49mg/Lの全固体を有し、2.1NT Uの濁度を有した。 卵母細胞を加えられていない池1からの水10リットルは対照標準として遠心 された。自生のクリプトスポリジウム卵母細胞は見つからなかった。卵母細胞の ターゲット濃度は1000又は100卵母細胞/Lであった。遠心機のフィード 速度は70ml/min、ローター速度は2400rpm(900xgの関連す る遠心力)に設定された。遠心時間の全体はサンプル当たり1/2から3 1/ 2時間であった。遠心の回収効率は各卵母細胞濃度で3回テストされた。 結果は以下に示され、ほとんどの希釈された卵母細胞濃度(100卵母細胞/ L)に対して100%の回収率を示した。パーセント回収率は最初の添加の量に 比べてチャンネル内に保持された卵母細胞の濃度に基づき計算された。上澄みは また遠心により保持されな い卵母細胞に対して検査された。下記の例3に記載されている250及び500 ml/minのサンプルフィード速度を除いて卵母細胞はどの上澄みにも検出さ れなかった。斯くしてチャンネルでの微生物分離は100%に近く、テストされ た濃度からの微生物の明らかな損失はプロセスの他の段階により発生したもので ある可能性が最も高い(例えば免疫蛍光検査の使用中など)。実験3:サンプルフィード速度の関数としてのクリプトスポリジウム卵母細胞の 回収 連続フロー遠心により卵母細胞の濃縮のために必要な時間は遠心でのサンプル 体積とサンプルフィード速度に依存する。血球分離器により発生する所定の最大 相対遠心力(900xg)でこの実験は回収効率を減少せずに用いられうる最大 のサンプルフィード速度を決定するためになされた。 精製された生きているクリプトスポリジウム卵母細胞は実験2に記載されたよ うにして用いられた。クリプトスポリジウム卵母細胞は池1からの水の2又は1 0Lに加えられた。卵母細胞のターゲット濃度は全ての遠心機のランに対して1 000/Lであった。パーセント回収率は3つのサンプルフィード速度、150 、250、500ml/minで測定された。 サンプルはチャンネルから下流に配置されたペリスタチックポンプ(Cole Parmer モデル7553−20)により望ましい速度でチャンネルに吸 引された。組み込みの遠心ポンプはバイパスされた。何故ならばその最大ポンプ 速度は70ml/minし かないからである。回収効率は各サンプルフィード速度で3、4、又は5回測定 された。 下記に示される結果は45−95%の間の回収率を示し、達成された最大回収 率はテストされた最小フロー速度(150mL/min)であった。 実験4:サンプルフィード速度=150mL/minで池の水からのクリプトス ポリジウム卵母細胞の回収 実験3で観察されたように卵母細胞はサンプルフィード速度が150mL/m inのときに効果的に回収され、この例は回収効率がそのフィード速度で卵母細 胞の濃度を変化するように変化させた。 精製された生きているクリプトスポリジウム卵母細胞は実験2に記載されたよ うにして用いられた。クリプトスポリジウム卵母細胞は池2の符号で表される他 の場所の池からの水の10又は25Lに加えられた。池2に対して固形物の全量 は182mg/L、濁度は8.3NUTであった。 卵母細胞を加えられていない池2からの水10リットルは対照標準として遠心 された。自生のクリプトスポリジウム卵母細胞は見つからなかった。 ターゲット濃度は1000、100、又は20卵母細胞/Lであった。独立の ペリスタチックポンプはサンプルをIBM2997遠心機に150mL/min のフロー速度で吸引した。ローター速度は2400rpm(900xgの関連す る遠心力)に設定された。 遠心時間は1から3時間であった。遠心の回収効率は各卵母細胞濃度で3又は4 回テストされた。 上澄みは実験1に記載されたようにテストされた。下記に示される結果は80 から100%付近の間の回収率を示し、達成された最大回収率は100卵母細胞 /Lの卵母細胞濃度で達成された。 実験5:池の水からのギアリダシストの回収 遠心処理は遠心がクリプトスポリジウムより効果的に病原菌を濃縮できるかど うか他の飲料水媒介病原性原生動物であるギアリダランブリア(lamblia )でテストされた。 精製された生きているギアリダシストはParasitology Rese ash Labs(米国アリゾナ州、フェニックス)から得られ、約22000 シスト/mLの濃度に蒸留水により希釈された。シストは実験2に記載されたク リプトスポリジウムと同じ手順に従って池2からの水を加えられた。 シストを加えられていない池2からの水10リットルは対照標準として遠心さ れた。自生のギアリダシストは見つからなかった。ギアリダシストは池からの水 の10又は30Lに加えられた。ターゲット濃度は1000、100、又は20 シスト/Lであった。遠心機の設定は実験4に記載されたのと同じであった。サ ンプルフィード速度は150mL/minであり、ローター速度は2400rp mに設定された。遠心時間は1から3 1/2時間であった。遠心の回収効率は 各ギアリダ濃度で3回テストされた。 下記に示される結果はギアリダシストの90から100%の間の回収率を示し た。 実験6:COBEスペクトラ遠心機 COBEスペクトラ遠心機は血球分離に用いられる新たな連続フローチャンネ ル遠心機である。上記のIBM2997と異なり回転セラミックシールは存在し ない。チャンネルそれ自体は図2のチャンネル36と類似の輪状の形状を有する 。 精製された生きているクリプトスポリジウム卵母細胞は実験2に記載されるよ うに用いられた。クリブトスポリジウム卵母細胞は池2の水の5又は7.5Lに 加えられた。ターゲット濃度は全てのランに対して100/Lであった。COB Eスペクトラ遠心機の流入ポンプは150mL/minのフロー速度に設定され 、ローター速度は2400rpm(900xgの関連する遠心力)に設定された 。遠心の回収効率は3回テストされた。 COBEスペクトラ遠心機を用いてクリプトスポリジウムを濃縮した結果、ク リプトスポリジウム卵母細胞の100%の回収率を示した。 実験7:水の濁度の関数としてのクリプトスポリジウム卵母細胞の回収 水から病原性微生物を濃縮する効果的な方法は水の濁度の広い範囲にわたって 適用されなくてはならない。この実験では濁度はバルク遠心(10000xgで 15分)により池の水のセストン(seston)を濃縮することにより処理さ れた。たとえば環境より10倍濁度を増加するために池の水の10体積が濃縮さ れ、セストンのペレットが加えられ、卵母細胞と供に単位体積に混合されるよう 加えられる。濁度は蛍光スペクトルフォトメータ(日立モデルF−4500、励 起及び発光波長=500.0nm、スリット幅=2.5nm、PMT電圧=40 0V)を用いて測定された。卵母細胞は実験に記載されたようにターゲット濃度 が100卵母細胞/Lになるよう7.5Lの池の水に加えられた。卵母細胞はC OBEスペクトラ遠心機(ローター速度=2400rpm、又は約900xg、 サンプルフィード速度150mL/min)により回収された。 下記に示す結果は卵母細胞のパーセント回収率は2.6to30.8NTUの 間の濁度レベルでは変動しないことを示す(F統計、p>0.05,濁度レベル は複製できない故にアリコートの計数(n=6)に基づく比較)。実験8:大量の池の水からのクリプトスポリジウム卵母細胞の回収 飲料水媒介の病原性微生物は希釈された濃度にされ、有効な濃縮方法は100 リットルのオーダーの大量のサンプル体積を処理することを可能にしなければな らない。この実験では生きている精製されたクリプトスポリジウム卵母細胞が池 の水100Lに加えられた。添加方法は実験2に記載されているようになされた 。ターゲット濃度は100卵母細胞/Lであった。卵母細胞はCOBEスペクト ラ遠心機(ローター速度=2400rpm又は約900g、サンプルフィード速 度150mL/min)で回収された。このローター速度及びサンプルフィード 速度に対する遠心時間は11時間であった。 池の水100Lからのクリプトスポリジウム卵母細胞の平均回収率パーセント は94.7±9.7%(平均±1標準偏差、n=3)であった。回収効率は遠心 により、5から7Lのサンプル体積での回収率と顕著な差はなかった(2尾(t wo−tailed)t検定、p>0,05)。変更及び代替実施例 水から病原性微生物の希釈された濃度からの濃縮に用いられるのに適したチャ ンネルの他の実施例は図4、5に示されている。チャンネル60は汚染されてい る可能性のある水をチャンネル60に供給するポンプ手段64の下流の流入ライ ン62を含む。このポンプ手段64は静的又は動的圧力ヘッド源であり、即ち流 入ライン62に水流を発生するポンプ、タンク、又は他の水源である。圧力制限 /フロー制御バルブは符号66、68で示されるようなチャンネル60の上流及 び/又は下流に設けられる。粗い沈降フィルタ70はまたチャンネル60の上流 にあり、粗い不純物がチャンネル60に入来してそれを詰まらせる前に流入ライ ン62からそれらを除去す る。チャンネルエントリ72への流入ライン62からの水流は次にチャンネル6 0を通過して(図5には完全には示されていない)チャンネル端74へ到来する 。それから水は流出ライン76を通りチャンネル60から流出し、これは流入ラ イン62の上流のポンプ手段64に加えて(又はその代わりに)下流のポンプ手 段を有する。図5に示されるようにチャンネル端74及びチャンネルエントリ7 2は障壁78により分離され、それにより水はチャンネル60のエントリを通っ て流れた後に初めて流入ライン62から流出ライン76へ到達する。遠心機ドラ イブは符号80により示される。図4、5の装置と図2、3の装置との原理的な 差はチャンネル60は数個よりもむしろ単一の流出ライン76のみを含み、それ により流入する水の異なる密度の多数のフラクション(分画)への分離が一般に 問題でないことである。加えて分割シールバルブ配置(及びそれ故に付加的な粘 度増加の必要)が高速回転シール82、84と連結するよう軸方向に延在する流 入及び流出ライン62、76を有することにより回避される。 水から病原性微生物の希釈された濃度からの濃縮に用いられるのに適したチャ ンネルの他の実施例は図6に示されている。図6のチャンネル90は図2、3の それと幾つかの重要な点で異なる。第一にそれは幾つかのラインでなく単一の流 出ライン92を含む必要があるのみである。第二に、流入ライン94は流出ライ ン92の径方向の内側又は径方向の同じ位置よりもむしろ外側に配置される。径 方向の内側に配置された流出ライン92の使用は微生物が直接流入ライン94か ら流出ライン92へ運ばれ、又はチャンネル内の乱流により流出ライン92に分 散されるのを回避するための助けとなる。何故ならば微生物はそれらがチャンネ ル端98に到達するときにチャンネル外側壁96に径方向に外側にいる可能性が 高いからである。換言すれば流入ライン94を介してチャンネルエントリ10 0へ入来すると直ぐに、より重い微生物は外側チャンネル壁96に向かって移動 し始め、流出ライン92から流出する力の傾斜に負けることはほとんどない。流 入ライン94は図6に示されるようにこの配置で流入、流出ライン94,92を 簡単に固定することにより流出ライン92の内側に配置される。その代わりに( 又は付加的に)これはチャンネルの形を変形し、それによりチャンネルを環状で はなく概略螺旋状に変形することによりチャンネル端98がチャンネルエントリ 100の径方向に内側に配置されることによりなされても良い。図7に示される この構成ではもっとも高い遠心力ベクトルはチャンネルエントリ110付近の微 生物に作用する。 チャンネルを螺旋形に変更することに関して図8のような実施例が水平螺旋構 成はより長い長さのチャンネルを可能にし、それにより流入する水に対する滞在 時間をより長くする事を可能にする。図9の垂直螺旋構成は他の可能性である。 これらの実施例により供給されるより長いチャンネルは更なる微生物の濃縮を提 供する。 チャンネルの形状を図10に示されるような概略楕円形の構成に変更すること はまた可能である。この種の構成はより高い微生物の濃縮がチャンネルが楕円の 長軸と交わるところで収集される。何故ならばこれらの領域は最大の遠心力が水 にかかるところだからである。 同様にして図11のチャンネル120に例示されるようにチャンネルの外壁に 一連のくぼみを形成することも有用である。これらのくぼみはトラップ122を 形成し、これらは径方向により内側に位置するチャンネルの外壁124の周囲の 領域よりも多くの微生物を捕捉し、保持する。 これらのトラップの戦略的配置は同様に他の利点をも導く。例えば図12に示 されるように、流入ライン132に対抗するトラップ130を配置する。この位 置での、又はこの付近のトラップ130はより多くの混濁水がテストされたとき に微生物の捕捉の目的より もむしろ砂や他の非常に重いデトリタスを捕捉するために推奨される。チャンネ ル134に流入するときに、これらの重い不純物全体はトラップ130に急速に 沈降し、斯くして下流のチャンネル領域で微生物の「よりクリーンな」収集物を 提供する。しかしながらトラップ130又は他の不連続がチャンネル134の壁 のいずれかに形成された場合にそれらが水流で乱流を発生しないような方法で形 成されるよう注意が必要である(故に図12に示されるトラップ130の下流に 向かう面は緩やかに傾斜する)。そのような乱流は微生物をチャンネル壁から取 り除き、又はそこにいる微生物を更に径方向に内側に位置する流路内に再び放ち 、これは微生物をチャンネル134から逃がす結果となる。 トラップ130/136の内容がチャンネルが静止しているときに遠心動作で 可視的であるように透明な壁で上記のトラップ130/136を形成することは 有用である。そのようなトラップはストロボと組み合わせて用いられる場合には チャンネルが回転しているときも可視的である。 本発明はダクトのように完全に囲う流体の流路を有するチャンネルについて主 に記載してきたが、この明細書に記載されるチャンネルはこの形に限定されない 。例えば図2,3のチャンネル36のチャンネル内壁34は流体の添加、流体の 回収、チャンネルフラッシュの全てがチャンネル36が高速で回転する間になさ れる場合には絶対に必要というわけではない。何故ならば液体は遠心力によりチ ャンネルの外壁38に対して径方向に外側に突進するのでチャンネルの内壁34 は液体を拘束する必要又は液体に対して他のどのような実際的な効果も有さない 。同様にチャンネルの全体の形状は−それが円形、楕円形又は螺旋形であっても 、同一面内に全体が向けられ、又は複数の面(図9に示されるような垂直螺旋構 成のような)に向けられていても−適切に選択された場合には望ましい結果を提 供する点で臨界的ではない。重要と見なされることは流れが概 略流路の少なくとも一部分にわたって接線方向に向けられている連続流体遠心に 汚染されている可能性のある水を導入することである(この明細書には流路の一 部分が「接して」又は「接するよう向けられて」いる流れを有すると述べられて いるときにこれは流路のこの部分が回転軸と一致する方向から見たときにその部 分に沿った各位置で液体の流れの瞬間的な向きは少なくとも回転によるその位置 での液体の動きの瞬間的な方向に実質的に一致し又はそれに平行であることを意 味する。例えば図2のフープ状のチャンネルは接線方向の流れを有する)。概略 接線方向の流れを用いる連続流遠心機ではこれは流路の端に実質的に近い流入、 流出ラインを設けることにより最も適合される。斯くして病原性微生物を濃縮す るするために用いる最適なフープ型のチャンネルはチャンネルに接続された近接 して離間された流入、流出ラインを用い、そのチャンネルは水をチャンネルの全 長を通して流すために流入と流出ラインの間に障壁を有する。そのような障壁は チャンネルに最も近い必要はなく、むしろ所定の流速で流入し、遠心力にさらさ れたときに水が障壁の高さより低い高さにあるような程度に外側チャンネル壁か ら径方向に内側に延在している必要があるのみである(この「高さ」は径方向で 測定されたものである)。 しかしながらチャンネルの形に関して潜在的に重要であると見なされる要因が ある。チャンネル内のいかなる鋭い集中、発散、又は不連続を除去することによ りチャンネル内部を層流条件によりよく維持するように構成することは微生物の よりよい回収につながることは確かであろう。乱流は微生物がチャンネル内で遠 心力の傾斜に負けて、チャンネルの流出ラインへ逃げてしまうことを許容する。 層流はまたより高い流速がより少ないテスト時間でより多くのサンプルスループ ットを得るために好ましいことはむろんではあるが、チャンネルを通してより低 い流速を維持することにより保たれる。 上記のように、より長いチャンネル(流路)がよりよい微生物の 回収を可能にすると思われる。しかしながら流入、流出ラインがその間に存在す る障壁なしに分離され、それにより2つのより短い流路が効率よく形成され、そ れぞれは反対の流れの方向を有する回転軸又は円形チャンネルに関して湾曲する 路の一部分(アーク)のみを占有するチャンネルの場合には上記のチャンネルよ り短い流路を有するチャンネルを有することがよいと思われる。これらは微生物 の少なくとも部分的な回収を得る一方でそれらは同一の条件下で動作する標準的 なフープ状のチャンネルと同じ程度の回収を得ることはできないと思われる。こ れは本発明により用いられるチャンネルが2rより大きな長さを有するいかなる 場合(ここでrはチャンネルの内壁に対して回転軸からの径方向距離であり、好 ましくは2πrに達する長さである)でも示唆される。螺旋、楕円、又は他の円 でないチャンネルの場合にはこの関係はチャンネルの内壁に対する回転軸からの 最大及び最小径方向距離の平均であるrを有することに翻訳される。 ある点では水より軽い病原性微生物を濃縮することが好ましく、この場合微生 物は大量の細胞内脂質を蓄積している。この場合には上記で設定された例は達成 される結果を得るための思考になお適用可能である。例えば図6の流入/流出ラ イン配置は流入ラインが流出ラインの径方向内側に配置されるよう変更され、図 11、12のトラップは外側チャンネル壁ではなく、内側チャンネル壁に配置さ れる。 本発明は病原性微生物用の水のサンプリングを提供するために現存している水 処理装置で実施可能である。例えば本発明は病原性微生物の連続サンプリングを 提供するために処理装置の水取り入れと直列又は並列に用いられ、それにより現 在の周期的に水をスポットチェックする時間のかかる方法を置き換えることが可 能である。この配置で望ましいカットオフバルブで流速を維持するために遠心の 上流又は下流で知られている流れ制限器/圧力制限バルブを設け、 及び/又は大量の不純物により詰まる可能性を回避するために上流に粗い沈降フ ィルタを設けることは有用である(図4に示すように)。 当業者はこの明細書がクリプトスポリジウム(及びより少ない量のギアリダ) の濃縮に対する本発明の適用を主に記載している一方で本発明はほぼ同様な考え 方が適用される故に一般的な飲料水媒介病原性微生物と同様に他の原生動物の他 の濃縮に等しく適用可能なことが期待できる。 本発明の好ましい実施例は本発明をどのように実施し、用いるかを示すために 説明されてきた。本発明はこれらの実施例に制限されず、請求項によってのみ制 限される。斯くして本発明はこれらの請求項の範囲内で文字どおり又は等価であ る全ての代替実施例を包含する。請求項では手段プラス機能の句は列挙された機 能をなす上記構造及び構造的等価物と等価な構造の両方をまたを含むよう意図さ れている。例として釘とネジは釘が部品を共に固定するために円筒面を用いられ 、他方でネジは螺旋表面を用いられる限り構造的に等価ではないが部品を装着す る意味では釘とネジは等価な構造を有する。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a. 水流が回転軸に関して実質的に接線方向に向けられた分離部分を含む細 長い流路に水を連続的に供給し、 b. 回転軸に関して流路を回転することにより分離部分に実質的に垂直な遠 心力を流路にかける 各段階を含む水から病原性微生物を濃縮する方法。 2. 回転後に流路内の水は病原性微生物の存在をテストされる請求項1記載の 方法。 3. 水流は分離部分の実質的に全てにわたり層流である請求項1記載の方法。 4. 流路を画成する面は表面活性剤を塗布されている請求項1記載の方法。 5. 遠心力は分離部分で重力による力の少なくとも900倍である請求項1記 載の方法。 6. 分離部分は回転軸に関して画成されたアーチ型路を辿る請求項1記載の方 法。 7. 流路は水流入ラインと水流出ラインを含み、各々は流路の端の近くに位置 する請求項1記載の方法。 8. 流入及び流出ラインは流路で相互に隣接し、その間に配置された障壁を有 する請求項7記載の方法。 9. 少なくとも一つの流入及び流出ラインが回転軸に向かって実質的に径方向 に向けられている請求項7記載の方法。 10. 分離部分は回転軸から最大の径方向距離で離間された流路上の点を含む 請求項1記載の方法。 11. 分離部分は2rより大きな長さを有し、ここでrは回転軸から流路の最 大及び最小の径方向距離の平均値である請求項1記載の方法。 12. 分離部分は2πrより大きな距離を有する請求項11記載の方法。 13. 流路はチャンネル遠心機により画成される請求項1記載の方法。 14. 病原性微生物は原生動物である請求項1記載の方法。 15. a. 水が回転軸に関してアーチ型の路を流れる分離部分を含む細長い流路に 水を連続的に供給し、 b. 回転軸に関して流路を回転することにより分離部分に実質的に垂直な遠 心力を流路にかける 各段階を含む水から病原性微生物を濃縮する方法。 16. 流路を回転した後に、そこにある水は病原性微生物が存在したままであ る請求項15記載の方法。 17. 水流は分離部分の実質的に全てにわたり層流である請求項 15記載の方法。 18. 流路を画成する面は表面活性剤を塗布されている請求項15記載の方法 。 19. 遠心力は分離部分で重力による力の少なくとも900倍である請求項1 5記載の方法。 20. 流路は水流入ラインと水流出ラインを含み、各々は流路の端の近くに位 置する請求項15記載の方法。 21. 流入及び流出ラインは流路で相互に隣接し、その間に配置された障壁を 有する請求項20記載の方法。 22. 少なくとも一つの流入及び流出ラインが回転軸に向かって実質的に径方 向に向けられている請求項20記載の方法。 23. 分離部分は回転軸から最大の径方向距離で離間された流路上の点を含む 請求項15記載の方法。 24. 分離部分は2rより大きな長さを有し、ここでrは回転軸から流路の最 大及び最小の径方向距離の平均値である請求項15記載の方法。 25. 分離部分は2πrより大きな距離を有する請求項24記載の方法。 26. 流路はチャンネル遠心機により画成される請求項15記載の方法。 27. 病原性微生物は原生動物である請求項15記載の方法。 28. a. 回転の軸に概略垂直な面内に方向付けられた分離部分を含む流路に水を 連続的に供給し、分離部分は2rより大きな長さを有し、ここでrは回転軸から 流路の最大及び最小の径方向距離の平均値であり、 b. 回転軸に関して流路を回転することにより遠心力を流路にかける 各段階を含む水から病原性微生物を濃縮する方法。 29. 分離部分は2πrより大きな距離を有する請求項28記載の方法。 30. 回転後に流路内の水は病原性微生物の存在をテストされる請求項28記 載の方法。 31. 水流は分離部分の実質的に全てにわたり層流である請求項28記載の方 法。 32. 流路を画成する面は表面活性剤を塗布されている請求項28記載の方法 。 33. 遠心力は分離部分で重力による力の少なくとも900倍である請求項2 8記載の方法。 34. 流路は水流入ラインと水流出ラインを含み、各々は流路の端の近くに位 置する請求項28記載の方法。 35. 流入及び流出ラインは流路で相互に隣接し、その間に配置された障壁を 有する請求項34記載の方法。 36. 少なくとも一つの流入及び流出ラインが回転軸に向かって実質的に径方 向に向けられている請求項34記載の方法。 37. 分離部分は回転軸から最大の径方向距離で離間された流路上の点を含む 請求項28記載の方法。 38. 流路はチャンネル遠心機により画成される請求項28記載の方法。 39. 病原性微生物は原生動物である請求項28記載の方法。
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