JP2000503516A - 接続装置、特にｔｔおよびｔｎ回路網に対する差し込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は接続装置、特にＴＴおよびＴＮ回路網に対する差し込み装置、であって、電圧を供給される監視‐および制御電子回路（２）が情報データまたは測定データに関係して導体（８、９、１０）を接続装置の供給側から負荷側へ開閉装置により貫通接続し、または貫通接続を打切る接続装置（１）に関する。電位測定装置が供給側（３）および（または）負荷側（４）で連続的または規則的に導体電位を測定し、また予め定められた限界値を下回るか上回る際に開閉装置（５）が駆動され、‐監視‐および制御電子回路（２）が、特定の数の短時間の打切りまたは貫通接続の際に所定の時間報知を発するように構成されており、−貫通接続のための導体（８、９）が、開閉装置（５）に作用する故障電流検出のための装置（１２）により監視され、‐また情報データおよび（または）命令データがバスインタフェース （７）に生ずる。

Description

【発明の詳細な説明】 接続装置、特にＴＴおよびＴＮ回路網に対する差し込み装置 本発明は接続装置、特にＴＴおよびＴＮ回路網に対する差し込み装置、であっ て、電圧を供給される監視‐および制御電子回路が情報データまたは測定データ に関係して導体を接続装置の供給側から負荷側へ開閉装置により貫通接続し、ま たは貫通接続を打切る接続装置に関する。ＴＴ回路網とはＶＤＥ０１００により 過電流‐、故障電流‐および故障電圧‐保護装置が応用され得る回路網形式をい う。ＴＮ回路網は最も広い普及度を有し、そこでは過電流‐および故障電流保護 装置が使用される。ここではすべてのボディが保護機能を引き受ける別個の導体 、ＰＥ導体、を介して接続されている。電気的設備の設置および試験に関する国 際的および国内的規定にもかかわらず、実際には時として設備が事故または火災 に通じ得る欠陥を有することを防止し得ない。特に３０ｍＡまたは１０ｍＡの低 い定格故障電流を有する故障電流保護装置の使用により、大抵の場合には有効な 保護を行うことができよう。しかし、このような保護装置は国際的に見ても国内 的に見てもまだすべての応用分野に対して規定されていない。 これまでの考察によれば、建物システム技術では相応に構成された差し込みソ ケットにスイッチオンおよびスイッチオフ命令がバスを介して供給され得る。こ のような開閉命令は測定結果および情報処理に関係してなされ得る（ドイツ特許 第U-9 312 528号明細書）。その際に或る機能、たとえば電流制限、は差し込み ソケットのなかへ移され得る。これはインテリジェントな差し込みソケットとも 呼ばれる。 他の考察によれば、差し込みソケットはいわゆる子供用安全装置、通電してい る導体への近接を適当なプラグの挿入の際に初めて可能にする機械的なバリケー ド、が設けられる。 本発明の課題は、インテリジェントな差し込みソケットの思想を追求し、また 一般的に、最も頻繁かつ最も危険な欠点を考慮に入れ、また後段の装置および人 間を保護する差し込みソケットであり得る接続装置を開発することである。 上述の課題は、本発明によれば、請求項１による接続装置により解決される。 その際に電位測定装置が供給側および（または）負荷側で連続的または規則的に 導体電位を測定する。予め定められた限界値を下回るか上回る際に開閉装置が駆 動され、また、貫通接続されていたならば、貫通接続が打切られる。負荷が初め て接続されるならば、測定値に関係して貫通接続され、または貫通接続されない 。特に保護線において開閉間隙の供給側および負荷側の電位が測定されるべきで あろう。その際に、障害を生じた保護線または中断した保護線が検出される。下 回ることが許されない限界値及び上回ることが許されない限界値は、正しい接続 、無障害の導体が試験されるように、また保護導体が接地電位にあるかどうかが 試験されるように決定することができる。 監視‐および制御電子回路はさらに、予め定められた時間中に特定の数の貫通 接続が短時間打切りが生ずる際に特定の時間中に報知を発するように構成されて いる。これにより不良の接点接続、いわゆる不完全接触、を認識することができ る。 さらに、貫通接続のための導体が故障電流検出のための装置により監視される 。故障電流はその場合に導体の入れ換えに対する規範、特に外線、Ｌ導体、およ び保護導体、ＰＥ導体、の危険な入れ換えに対する規範としての役割もする。 情報データおよび（または）命令データが接続装置のバスインタフェースに生 じ得る。 特に電位測定装置の測定結果に対する限界値が請求項２による関係式を満足し 得る。不良の接点接続およびいわゆる不完全接触は請求項３による接続装置の構 成により認識され得る。特に請求項４による構成は望ましい。 保護導体、ＰＥ導体、は有利に請求項５による接続装置の構成により試験され 得る。その際に不十分な伝導をする接続および特に危険な保護導体断線が認識さ れ得る。 実施形態によれば、接続装置の故障電流保護装置は誤った引き外しに対して請 求項６による過電圧保護により保護され得る。過電圧保護は同時に電源部および 電子回路を従来通常の仕方で電圧に対して保護する。請求項６による過電圧保護 の電圧依存性抵抗はその直列抵抗により保護され得る。 無ねじの端子、ねじ端子または差し込み装置により動作し得る接続装置はそれ らの機能をもって位置固定の負荷装置のなかにも構成され得る。それにより固定 的に接続されている作動手段または一般に負荷が導線を含めて試験され、またさ もなければ気付かれない障害および場合によっては危険な障害に対して、異常が 認識されると、接続装置が貫通接続を形成しないこと、または貫通接続を打ち切 ることにより保護される。 以下、図面に概要を示されている実施例により本発明を一層詳細に説明する。 図面には１＋Ｎシステムのなかのインテリジェントな差し込みソケットが示され ている。 接続装置１は電源電圧により電圧を供給される監視‐および制御電子回路２を 有し、この監視‐および制御電子回路が供給側３を負荷側４に開閉装置５により 貫通接続し、または開閉接点を開くことによって貫通接続を打切る。開閉接点６ は情報データに関係してバスインタフェース７を介して、また監視‐および制御 電子回路２からの測定データに関係して駆動される。測定データは供給側３の電 位および（または）負荷側４の電位から、また電流の流れから特別な仕方で導き 出される。 供給側３および（または）負荷側４の電位測定装置は連続的または規則的に導 体電位、すなわち実施例では以前は相線と呼ばれた外線８の電圧ＵＬ、実施例で はそれぞれ供給側３の中性線９の電圧ＵＮ、を測定する。さらに供給側の保護線 、ＰＥ、１０の電圧ＵＰＥ１ならびに負荷側４の保護線の電圧ＵＰＥ２が測定さ れる。電位差の形態の電位の測定は基準電位を必要とせず、また隔離増幅器の使 用の際のように測定技術で行われる。電位測定装置は、外部接続要素は別として 、主として監視‐および制御電子回路２のなかに集積されている。これは供給側 または負荷側の電位ＵＬ、ＵＮ、ＵＰＥ１およびＵＰＥ２を、予め定められた限 界値が下回るか上回るかに関して試験する。許容される範囲内では貫通接続が開 閉装置５により行われ、危険に通じ得る許容されない範囲内では、接続装置１の 作動状態に応じて、貫通接続は行われず、または貫通接続が打切られる。 すべての極の貫通接続は特に、監視‐および制御電子回路２が供給側３、すな わち電源側の接続、に関して故障または欠陥を確認していないときにのみ行われ る。故障または欠陥の際には監視‐および制御電子回路はすべての極を遮断する 。 たとえば差し込みソケットとしての実施例では、接続装置はさらに、負荷から 取り出される電流の強さも電流センサ１１により測定され、またバスインタフェ ース７を介してバスに加入者局での別の処理のために送り出されるように構成さ れている。相応に接続されている負荷の作動状態もオンまたはオフとして送り出 され得る。他方において接続装置自体の状態、オンまたはオフ、も伝達され、ま たは命令としてバスを介して受信され得る。このような接続装置はロードマネー ジメントのために使用され得る。 さらに重要なこととして、監視‐および制御電子回路は予め定められた時間中 の特定の数の短時間の打切りまたは貫通接続の際に報知を発するように構成され ている。それにより不完全接触のような不良の接点接続が認識され、またこの不 確実な作動状態が遮断のために利用され得る。貫通接続のための導体８および９ は故障電流検出のための装置１２により監視されている。故障電流はこのように 監視される導体において入れ換えられた導体に対する規範として使用される。実 施例では外線８および保護線１０が故障電流検出のための装置１２により入れ換 えを試験される。さらに中性線９および保護線１０の入れ換えも試験される。 一般に接続装置１により情報データがバスインタフェース７に発せられ、また 命令データがバスインタフェースを介してバスおよび命令発信加入者局により受 け取られ得る。 電位測定装置の測定結果に対する限界値は特に次の関係式を満足し得る。 ０．０１Ｖ＜（ＵＮ−ＵＰＥ１）＜（ＵＬ−ＵＮ）×０．１ または ０．０１Ｖ＜（ＵＮ−ＵＰＥ１）＜５０Ｖ ここでＵＬは外線または以前の呼び方では相線の電圧、ＵＮは中性線の電圧、 またＵＰＥ１は供給側の基準電位に対する保護線の電圧を表す。 監視‐および制御電子回路２は特に、比較的短い時間中に特定の数の中断が生 ずる際に特定のより長い時間中に報知を発するように構成されていてよい。監視 ‐および制御電子回路２は特に、１秒よりも短い時間中に３回の中断が生ずる際 に１０分の時間中に報知を発するように構成されていてよい。それにより不確実 な接触および不完全な接触が実際上正しく認識され得る。 ＰＥ線１０に対する開閉間隙についての遮断および（または）報知に関する測 定結果に対する限界値は特に次の関係式を満足し得る。 ０．０１Ｖ＜（ＵＮ−ＵＰＥ２）＜(ＵＬ−ＵＮ）×０．１ または ０．０１Ｖ＜（ＵＮ−ＵＰＥ２）＜５０Ｖ ここでＵＰＥ２は開閉接点６における負荷側の保護線の電圧、すなわちその負 荷側の電位、である。 少なくとも供給側３で電位測定装置において外線８または複数個の外線の電位 から、また中性線９の電位からそれぞれ電圧依存性の抵抗１３を介して保護線１ ０の電位への接続が形成されており、その際に抵抗が電圧の上昇と共に減少する ことは特に有利である。それにより故障電流測定装置１２が過電圧の際の誤った 引き外しに対して保護される。同じくそれ事態は公知の仕方で電源部および電子 回路が保護される。電圧依存性の抵抗１３を保護するために、電圧依存性の抵抗 １３に対して直列にそれぞれ直列抵抗１４が接続されていることは有利である。 上記の接続装置１はさまざまな場所に、またさまざまな構成で実現され得る。 すなわち、それは接続プラグを有する位置固定の負荷装置のなかに構成されてい てよい。それにより、負荷がその端子において接続導線を含めて正常な状態にあ るか否かが試験される。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．接続装置（１）、特にＴＴおよびＴＮ回路網に対する差し込み装置、であっ て、電圧を供給される監視‐および制御電子回路（２）が情報データまたは測定 データに関係して導体（８、９、１０）を接続装置の供給側（３）から負荷側（ ４）へ開閉装置（５）により貫通接続し、または貫通接続を終結する接続装置に おいて、 −電位測定装置が供給側（３）および（または）負荷側（４）で連続的または規 則的に導体電位を測定し、また予め定められた限界値を下回るか上回る際の開 閉装置（５）が駆動され、 −監視‐および制御電子回路（２）が、特定の数の短時間の打切りまたは貫通接 続の際に所定の時間報知を発するように構成されており、 −貫通接続のための導体（８、９）が、開閉装置（５）に作用する故障電流検出 のための装置（１２）により監視され、 −また情報データおよび（または）命令データがバスインタフェース （７） に生ずる ことを特徴とする接続装置。 ２．電位測定装置の測定結果に対する限界値が貫通接続およびその維持のために 関係式 ０．０１Ｖ＜（ＵＮ−ＵＰＥ1）＜（ＵＬ−ＵＮ）×０．１ または ０．０１Ｖ＜（ＵＮ−ＵＰＥ１）＜５０Ｖ ここでＵＬは外線の電圧、ＵＮは中性線の電圧、またＵＰＥ１は開閉間隙に対 して供給側の基準電位に対する保護線の電圧を表す を満足することを特徴とする請求項１記載の接続装置。 ３．監視‐および制御電子回路（２）が、比較的短い時間中に特定の数の中断が 生ずる際に特定のより長い時間中に報知を発するように構成されていることを特 徴とする請求項１または２記載の接続装置。 ４．監視‐および制御電子回路（２）が、１秒よりも短い時間中に３回の中断が 生ずる際に１０分の時間中に報知を発するように構成されていることを特徴とす る請求項３記載の接続装置。 ５．ＰＥ線（１０）に対する開閉間隙についての遮断および（または）報知に関 する測定結果に対する限界値が関係式 ０．０１Ｖ＜（ＵＮ−ＵＰＥ２）＜(ＵＬ−ＵＮ）×０．１ または ０．０１Ｖ＜(ＵＮ−ＵＰＥ２）＜５０Ｖ ここでＵＰＥ２は基準電位に対する開閉接点（６）の負荷側の保護線の電圧、 すなわちその負荷側の電位、を表す を満足することを特徴とする請求項１ないし４のいずれか１つに記載の接続装置 。 ６．少なくとも供給側（３）で電位測定装置において外線（８）または複数個の 外線の電位から、また中性線（９）の電位からそれぞれ電圧依存性の抵抗（１３ ）を介して保護線（１０）の電位への接続が形成されており、その際に前記抵抗 の値が電圧の上昇と共に減少することを特徴とする請求項１ないし５のいずれか １つに記載の接続装置。 ７．電圧依存性の抵抗（１３）に対して直列にそれぞれ直列抵抗（１４）が接続 されていることを特徴とする請求項６記載の接続装置。 ８．位置固定の負荷装置のなかに構成されていることを特徴とする請求項１ない し７のいずれか１つに記載の接続装置。