JP2000503224A - スポーツ用のスイングトレーニング方法および用具 - Google Patents

スポーツ用のスイングトレーニング方法および用具

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Abstract

(57)【要約】 ゴルフおよび同じようなスイングを利用したスポーツに特に好適なスイングトレーニングを行うための方法および装置が、開示されている。種々のサイズ、重量、および可撓性を有するボール(10,18,40)を、肢と反発的表面との間に配置することにより、該肢および近傍の肢の動きを制限する。この際、スイングの動作を模倣しながら、特定の筋肉系を伸長および鍛錬し、筋肉記憶を誘発する。ボール(10,28,40)は、目的に合った位置に配置する。例えば、膝の間、大腿の間、わきのした、前方に伸ばした2つの腕の間など、更には、2つの手の中でカップ状に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】 スポーツ用のスイングトレーニング方法および用具 技術分野 本発明は、スポーツ用スイングトレーニング方法に関する。ゴルフ、テニス、 野球、ホッケーなど、大衆化した多数のスポーツでは、対象物を打つための細長 い打撃用具(例えば、クラブ、バット、またはラケット)が必要である。釣りに おいても、ルアーを水中にキャストするために同じような動作をする。 背景 多数のスイングトレーニング方法および用具が従来技術として周知であるが、 運動能力を向上させ、かつ筋肉機能障害を起こさない極めて効果的な方法もしく は用具、またはゴルフなどのスポーツの特定の要求に完全に適合した方法もしく は用具、は知られていない。 筋肉障害は運動にはつきもので、種々の筋肉系に繰返し力を加えたり異常な力 を加えた結果として起こる。この問題は、良いスイングをすることがスポーツの 本質的な要素であるゴルフ、野球、テニスなどのスポーツではより顕著に現れる ことが多い。劣悪なスイングトレーニング方法を用いると、運動選手は、試合に 合わせた調整ができなくなり、更には、怪我をしたり、運動の目的がまったく達 成されない恐れがある。こうした問題を克服するために、従来は、体を伸ばす様 々な練習やしゃがんだり足踏みしたりする練習を介して、筋肉の強化および調整 を行ってきた。これらの練習は、筋肉の柔軟性を増大させるうえでは役に立つが 、こうした方法を用いても、ゴルファーがトレーニング方法に期待する改善目標 を、必ずしもすべて満足できるもので はなかった。 ゴルフにおいて、既存の方法は、スイング面の役割および好ましいクラブの位 置に対して複雑な扱いをしすぎる一方、適切なセットアップおよびそれがスイン グの動作に与える影響の重要性については過小評価することが多い。スイングの 改良を試みたゴルファーの中には、あきらめてしまった人が多いが、こうした人 たちは、スイングの欠陥を正すのに必要な調整を行うために要求される多数の技 術的ポイントが頭に浮かんでくるため、気が散ってスイングの感覚が得られない と述べている。 生理学 効果的なスイングトレーニング方法を提供するという問題をより良く理解する ために、スイングを行うときの体の動きに関する生理学について理解することが 大切である。骨および関節は、人体の中でレバー系を形成し、筋肉系は、こうし たレバーに力を加えて動かす働きをする。関節には、2つのタイプがある。すな わち、肢を曲げたり伸ばしたりするちょうつがい関節、および肢を一方向または 他の方向に回転する球関節(臼状関節)である。すべての関節は、少なくとも2 つの対向した筋肉組織によって動かされる。 対向した筋肉組織が両方とも同時に同じように収縮した場合、関節が動かない ことは明らかである。これとは逆に、一方の組織が収縮し、対向した組織が完全 な弛緩状態にある場合、最大量の力が発生する。この際、直前に筋肉の偏心性収 縮を起こせば、その筋肉の同心性収縮の力を増大させることができる。同心性収 縮は、関節の中心を通って直線的に作用するため、関節の回転を起こすことはな いが、偏心性収縮は、中心から外れて作用するため、関節の回転を引き起こす。 筋肉に柔軟性がないと、完全な弛緩状態を得ることができない。従って、 どんな運動をするときにも、人は筋肉を緊張させてはならない。また、人によっ ては、遺伝的に、筋肉が緊張し易いこともある。 エネルギーは、弾性エネルギーとして筋肉中に蓄えられる。収縮性筋肉を強制 的に伸長させると、筋肉を伸長させるのに使用された仕事の一部分が、次の収縮 のときに利用可能となる。伸長の直後に収縮を行うと、蓄えられたエネルギーを 最大限に再利用することができるであろう。このタイプの収縮によって、より多 くの力、より速いスピード、より高い効率が得られる。 また、人体が失ったバランスを取り戻そうとする場合または誤った動きを元に 戻そうとする場合、望ましからぬ筋肉の緊張を生じる。このため、最初のセット アップ時およびスイングの初期に誤りを少なくすれば、プレーヤーはリラックス 状態を保ち、自由なスイングを続けられるであろう。 従って、機能障害を防ぎ、かつ、巧みなスイングが要求されるスポーツにおい て全体的な運動能力を高めるために、筋肉系を伸長させ、かつ選択的に鍛えるこ とが必要である。 特定の筋肉系を鍛えるための従来の試み 機能障害を防ぎ、かつ、スポーツにおいて全体的な運動能力を高めるために、 筋肉系を選択的に鍛ようとする試みが、これまでになされてきた。 野球やフットボールの投球を行う前に、筋肉の回復を良くするための特定の偏 心性トレーニングを行って筋肉痛を軽減する目的で、THERABAND(商標 )弾力性バンド(壁に取り付けて使用される弾力性バンド)が開発された。これ は、弾力性バンド(抵抗力を加えるために使用される)を使用して等張的運動を 行い、孤立した筋肉の働きを良くして筋肉を強化しようとするものである。 THERABAND 弾力性バンドの機能には限界があり、それは次のような 点に現れた。すなわち、その使用者は、野球のスイングの実際の動きを適切に再 現できなかった。従って、この用具およびその使用方法を用いても、適切なスイ ングトレーニングに必要な筋肉記憶を残すことはできない。この用具の用途は、 むしろ、筋肉を鍛えるための汎用的なストレッチトレーニングに限られている。 Ecosque 法として知られるトレーニング法は、ゴルフなどのスポーツに使用さ れる筋肉を強化するためにデザインされた一連の数種の練習を通じて、機能障害 を起こした筋肉を回復させようと試みたものである。Ecosque 法の1つの欠点 は、特にゴルフに適した練習になっていない点というである。筋肉の柔軟性が制 約を受ける特定の問題領域に焦点を当てるために、診断的検査を利用しているも のもある。この方法では、T型バーを使用したストレッチング練習および若干の ウェートトレーニングが行われる。この方法を行っても、ゴルファーまたは他の 運動選手が適切なスイング面を保持したり、スポーツのスイングの動作を改良す るうえで、役に立たないように思われる こうした従来の方法の中には、特にゴルフの要求に合わせた練習を提供するも のはない。更に、これらの従来法では、筋肉記憶トレーニングの良さが全く生か されていないように思われる。従って、特にゴルフに特異的な要求(すなわち、 プレーヤーまたは練習をする人が、理想的なまたは所望のスイング面でスイング し、かつそのスイング面が保持されるように練習に励むことができるようにする という要求)を満足するようにデザインされたスイングトレーニング方法が必要 である。 ゴルフまたは他のスポーツのためのスイングトレーニングを補助する目的で、 多数の用具が提案されてきた。その1つは、スイング時に大きな抵抗力が加わる シミュレート型打撃用具を、練習者に提供 するというものである。ゴルフグラブ単独の場合よりも更に抵抗力が加わるよう に、クラブと同じ長さのシャフトに固定された環状の重りを含んでなるシミュレ ート型クラブが周知であり、こうした例としては、GNR から供給される TH E DISTANCE BUILDER(商標)が挙げられる。この製品には、31 オンスまでの重りを追加するための固定用カラーを備えた 37 オンスのベースク ラブが含まれる。こうした抵抗力を増大させた用具を用いると強化することはで きるかも知れないが、制御することはできず、たとえできたとしても、極僅かで ある。 1つ以上の体の動きを物理的に抑制することによってゴルファーをトレーニン グするための種々のループ、テザー、カフ、ハーネスなどが提案されてきた。こ れらの用具は、使用が厄介であったり、取付が不便であったりすることがあり、 更に、それぞれに恐らく利点はあるであろうが、これらの用具の中には、簡単な トレーニング補助具を利用して正確で力強いスイングが行えるようにゴルファー を満足に鍛えられるものはない。 例えば、米国特許第 5,149,909 号の中で、Radakovich は、首、胸、および腰 の周りに弾力性ループを付けて利用するゴルフクラブスイングトレーニング用具 および方法を開示しているが、これは使用者のゴルフスイングを正しくすること が目的である。弾力性ループは、プレーヤーの頭の上に付けるが、ループの大部 分は、胸、腹、および肩の上に置かれる。Radakovich の方法は、ゴルファーの 腕の制御の改善を目的としたものであって、下半身を対象としたものではない。 また、Radakovich のトレーニング用具および方法は、右肘の浮き、腕の分離、 およびクラブのキャスティングを防ぐものではない。 Leith(米国特許第 5,174,575 号)は、スイングの練習中のゴルファーが身につ けるハーネスを開示しているが、このハーネスはゴルファーの腕および手の動き を制限するものである。Leith の用具は、クラ ブに対して手および腕を多少制御できるが、この場合にも、スイングに重要なゴ ルファーの下半身および他の部分の制御および鍛錬は、極僅かに行われるかまた はまったく行われないように思われる。 Johnson(米国特許第 5,295,690 号)の場合は、Leith の場合よりも、ゴルファ ーの体の多くの部分を制御し、かつ、恐らく鍛錬できるが、スイングに重要な他 の体の部分(特に下肢または下半身)の鍛錬は、極僅かに行われるかまたはまっ たく行われない。 Johnson は、相互に結合される2つの弾力性アームカフを含んでなるゴルフス イング用具を開示しているが、これらのカフはそれぞれ、ゴルファーの腕の一方 に取付け、結果として、ゴルフスイングを行っているときにゴルファーの腕が互 いの方向に向くようにする。弾力性ヒップストラップが、トレーニングするスイ ングアームを保持するアームカフに結合される。このヒップストラップは、ゴル ファーのトレーニングするスイングアームの反対側のゴルファーの体のヒップの 近傍の位置に固定されるクランプを備えている。Johnson のやや複雑なトレーニ ング用具には多少の制約があるが、こうした制約によって、筋肉記憶トレーニン グなどの望ましい結果を得ることが妨げられる可能性さえある。 Hundley(米国特許第 5,301,948 号)は、ゴルフスイングトレーニングのための 複雑な自立性用具を開示しているが、これは、クラブのヘッドの動きを制御する ことにより、ゴルファーが1つの面(スイング面)内にクラブヘッドを保持でき るようにするものである。報告によると、Hundley の用具を用いると、使用者は 、好ましいゴルフスイングに使用される手の動きを模倣することができるととも に、フォロースルー時にゴルファーのアームを完全に伸ばすことができる。この 用具は、関節状に連結されたアームアドシャスター、釣合重りなどから成るシス テムで、取扱が厄介で高価なうえに、容易に持ち運びす ることができない。この場合にも、下半身のトレーニングは効果的に行われてい ない。 Perry ら(米国特許第 5,303,927)は、ヒップの動きを制御するゴルフトレーニ ング用具を開示している。Perry の用具には、ヒップベルトおよび弾力性コード が含まれるが、このコードの一端はヒップベルトに取付けられ、他端には使用者 の足用のスターラップに取付けられる。この用具は、恐らく、ヒップの動きを制 限するが、スイングのトレーニング時に、ねじれたり、回ったり、またはぎこち なく離れたりする下肢および膝の制限をするものではない。 Dorotinsky ら(米国特許第 5,308,074 号)は、調節可能なベルトを含んでなる ゴルフスイングトレーニング用具を開示しているが、このベルトは、弾力性コー ドの一端を固定し、他端は、地面に固定された杭に取付けられる。この用具は、 ゴルファーのヒップおよびボディーを誘導することを意図したものであり、使用 者のヒップを全体的に偏らせるために、スイング時に自然なスタンスを保つこと が困難となる。更に、上半身のトレーニングは行われず、しかも、スイング全体 にわたり適切な位置を保つように、胴上部、肩、手、および腕を制御することも まったく行われない。 Grossman(米国特許第 5,362,059 号)は、空気抵抗材料の周りに櫂状のフラ ットな矩形の枠組を備えてなる異なるタイプのトレーニング用具を開示している が、この枠組は、スイングする人が握るハンドルに取付けられる。Grossman の アイデアは、空気抵抗を可変にして、実際のゴルフスイング時に遭遇する筋肉の 負荷をシミュレートしようというものである。抵抗の量は、枠組内の材料の性質 および大きさを変化させることによって決められる。Grossman のやり方では、 重要な下半身の制御および鍛錬が行われないことは明らかである。 従って、容易に持ち運び可能な簡単な用具を利用したスイングトレ ーニング方法が必要である。ただし、こうした方法により、効果的な上半身およ び下半身のトレーニングができ、しかも、スイングの関与したスポーツまたは活 動にふさわしい適切なスイングおよびスタンスが得られなければならない。 他の望ましい目的は、体が自然にそれ自体で束縛されていな筋肉の動きを制限 して望ましくない動きを回避するとともに、所望の動作が行えるように体の能力 を向上させるスイングトレーニング方法を提供することである。 こうした方法は、簡単に実施できるものでなければならず、更に、好ましくは 、簡単で、安価で、持ち運び可能なトレーニング補助具または用具を利用するも のでなければならない。また、好ましくは、このような方法は、所望のまたは好 ましいスイングパターンに生体力学的に特に適合したものでなければならず、し かも、クラブのスイング練習の効率および効力を過度に犠牲にするものであって はならない。 発明の概要 本発明は、請求の範囲に記載されているように、矯正方法を提供することを意図 したものである。本発明は、ゴルファーおよび他のプレーヤーあるいは運動選手 をいかにして機能的に鍛錬し、良いスイングが行えるようにするかという問題を 解決するものである。本発明は、筋肉の柔軟性および筋肉記憶トレーニングの2 つの問題に関連する。好ましい実施態様において、本発明は、ゴルフのスイング 時または他のスポーツのスイング時に筋肉が良好な状態で使用された場合に匹敵 するように、特定の筋肉を働かせる機能的なスイングトレーニング方法を提供す る。望ましい機能には、体を支持する骨格系、制御を行う筋肉系、および動作の 調和および指示を行う固有受容系が関与する が、これらはいずれも、重力、地面からの反動力、およびスイングの勢いにより 著しい影響を受ける。 本発明に係る好ましい一連の練習では、様々なサイズ、重量、および柔軟性の ボールを対象となる体の位置に挟んで使用し、筋肉の動きおよび運動範囲を増大 させながら、孤立した特定の筋肉系に焦点を当ててトレーニングを行う。この練 習で規定される一連の運動は、スイングの動作を模倣したものである。柔軟性ボ ールの重量を追加すると抵抗が増大し、孤立した筋肉系トレーニングの効果も増 大する。 従って、本発明は、少なくとも1つのボディースペーサーオブジェクトを含ん でなる用具を使用したスイングトレーニング方法を提供するが、このボディース ペーサーオブジェクトは、使用者の肢と、対向する体の部分と、の間に挟持でき るように、しかも、体の片側から他方の側へのスイングのトレーニング時に、対 向する体の部分から肢を離間させて配置するように選択される。 好ましくは、他の体の部分は、もう1つの類似した体の部分、好ましくは、大 腿、肘、腕、手首、または膝である。1実施態様において、オブジェクトは、直 径約 10インチ〜22インチ、重量1ポンド未満の大きなボールであり、このボー ルは大腿の間に挟持される。もう1つの実施態様において、支持可能なオブジェ クトは、直径約4インチ〜10インチ、重量約2ポンド〜10ポンドの中程度の大き さのボールであり、このボールは腕の間に挟持される。第3の実施態様において 、オブジェクトは、直径約2インチ〜8インチ、重量約7オンス〜8ポンドの小 さなボールであり、このボールは手の間またはわきのしたに挟持されるが、同時 に、より大きなボールが大腿の間に挟持される。 本発明の他の実施態様では、これらの実施態様の組合せを利用する。すなわち 、肢と他の体の部分の様々な位置に、挟持可能な複数のオブ ジェクトを支持する。例えば、大腿の間に比較的大きなボールを挟持し、肘また は前腕の間に中程度のボールを挟持し、更に、クラブ、シミュレート型クラブ、 バット、またはボールを両手で挟持してスイングの練習を行う。 好ましい実施態様において、本トレーニング方法は、スポーツに特異的な筋肉 記憶を改良するとともに、所望の物理的状態になるようにその筋肉をストレッチ トレーニングすることにより、スイングを上達させる。 本発明の教示に従って練習する場合、本発明のスイングトレーニング方法は、 スイングを利用するスポーツの様々な要求を調和させ、筋肉記憶トレーニングに 対する要求と、そのトレーニングに応じた特定の筋肉系を伸ばすという要求と、 の両方の要求に対処し、スイング動作の改善および筋肉機能障害の低減の両方を 確実に実施可能にする。これらの望ましい結果は、従来技術の多くのスイングト レーニング方法に従って腕もしくは脚または手もしくは足を束縛した場合に生じ る可能性のある挫傷や小さな損傷などの問題をまったく生じることなく得ること ができる。1つ以上のボールまたは本明細書中に記載のものと等価なトレーニン グ用具を挟持すると、スイングの練習の間、体の各部分の特定の望ましい相対位 置を保持するように、ゴルファーまたは他の使用者を誘導することが容易になる 。1個または複数個のボールを物理的に存在させると、膝もしくは肘または他の 体の部分が互いに近づき過ぎないようにできるとともに、大腿、肘、腕、手の間 、またはわきのしたの所定の位置にトレーニング用具を保持すると、所望の随意 筋の収縮および伸長が誘発される。トレーニングを行う際の主な問題は、フィー ドバックの問題である。すなわち、ゴルファーまたはゴルフを練習する人は、自 分が正しく練習しているか否かを知ることが難しい。本発明の方法によれば、こ の問題は、次のようにして かなり克服される。すなわち、ゴルファーがボールを正しく挟持しなかった場合 、ボールが床に落下することから正しい練習をしいてないことが直ちに分かる。 図面の簡単な説明 次に、ゴルフに特異的な数種のスイングトレーニング方法を示す図面を参照し ながら、具体例により本発明のいくつかの実施態様を詳細に説明する。 図 1Aは、理想的なバックスイングを行ったゴルファーの概略側面図である。 ダウンスイングおよびフォロースルーに対する好ましいスイング経路が示されて いる。 図1は、 本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図であり、この ゴルファーは、初心者に好適な第1の練習(これは、本発明の方法の1実施態様 の練習1に相当する)の7つの位置のうちの第1の位置にある。 図2は、図1と類似の図で、ゴルファーは練習1の7つの位置のうちの第2の 位置にある。バックスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にある。 図3は、図1と類似の図で、ゴルファーは練習1の7つの位置のうちの第3の 位置にある。バックスイングが続けられ、クラブがバックスイングの最上位に位 置する。 図4は、図1と類似の図で、ゴルファーは練習1の7つの位置のうちの第4の 位置にある。ダウンスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にある。 図5は、図1と類似の図で、ゴルファーは練習1の7つの位置のうちの第5の 位置にある。ダウンスイングが続けられ、クラブが完全に進んだ状態にある。 図6は、図1と類似の図で、ゴルファーは練習1の7つの位置のうちの第6の 位置にある。フォロースルーを行っており、クラブが少し進んだ状態にある。 図7は、図1と類似の側面図で、ゴルファーは練習1の7つの位置のうちの最 後の位置にある。フォロースルーが完了する状態にある。 図8は、本発明の更なる実施態様の概略正面図であり、本発明の方法を実践し ているゴルファーを表している。このゴルファーは、初心者に好適な第2の練習 である練習2の8つの位置のうちの第1の位置にある。 図9は、図8と類似の側面図で、ゴルファーは練習2の8つの位置のうちの第 2の位置にある。バックスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にある 。 図 10は、図8と類似の図で、ゴルファーは練習2の8つの位置のうちの第3 の位置にある。バックスイングが続けられ、クラブがバックスイングの最上位に 位置する。 図 11は、図8と類似の図で、ゴルファーは練習2の8つの位置のうちの第4 の位置にある。ダウンスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にある。 図 12は、図8と類似の側面図で、ゴルファーは練習2の8つの位置のうちの 第5の位置にある。ダウンスイングを続けた状態にある。 図 13は、図8と類似の図で、ゴルファーは練習2の8つの位置のうちの第6 の位置にある。ダウンスイングが続けられ、完全に進んだ状態にある。 図 14は、図8と類似の図で、ゴルファーは練習2の8つの位置のうちの第7 の位置にある。フォロースルーを行っており、クラブが少し進んだ状態にある。 図 15は、図8と類似の図で、ゴルファーは練習2の8つの位置の うちの最後の位置にある。フォロースルーが完了する状態にある。 図 16は、本発明の更なる実施態様の概略正面図であり、本発明の方法を実践 しているゴルファーを表している。このゴルファーは、初心者に好適な第3の練 習(これは、本発明の方法の更なる実施態様の練習3に相当する)の5つの位置 のうちの第1の位置にある。 図 17は、図 16と類似の側面図で、ゴルファーは練習3の5つの位置のうちの 第2の位置にある。バックスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にあ る。 図 18は、図 16と類似の図で、ゴルファーは練習3の5つの位置のうちの第3 の位置にある。バックスイングが続けられ、クラブがバックスイングの最上位に 位置する。 図 19は、図 16と類似の側面図で、ゴルファーは練習3の5つの位置のうちの 第4の位置にある。ダウンスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にあ る。 図 20は、図 16と類似の図で、ゴルファーは練習3の5つの位置のうちの最後 の位置にある。ダウンスイングが完了し、クラブが完全に進んだ状態にある。 図 21は、本発明の更なる実施態様の概略正面図であり、本発明の方法を実践 しているゴルファーを表している。このゴルファーは、初心者に好適な第4の練 習である練習4の4つの位置のうちの第1の位置にある。 図 22は、図 21と類似の側面図で、ゴルファーは練習4の4つの位置のうちの 第2の位置にある。バックスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にあ る。 図 23は、図 21と類似の図で、ゴルファーは練習4の4つの位置のうちの第3 の位置にある。バックスイングが続けられ、クラブがバックスイングの最上位に 位置する。 図 24は、図 21と類似の側面図で、ゴルファーは練習4の4つの位置のうちの 最後の位置にある。ダウンスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にあ る。 図 25は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図である。この ゴルファーは、練習1を変形した練習(これは、本発明の方法の更なる実施態様 の練習 1bに相当し、中級プレーヤーを対象にしたものである)の6つの位置の うちの第1の位置にある。 図 26は、図 25と類似の図で、ゴルファーは練習1bの6つの位置のうちの第2 の位置にある。バックスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にある。 図 27は、図 25と類似の図で、ゴルファーは練習 1bの6つの位置のうちの第 3の位置にある。バックスイングが続けられ、クラブがバックスイングの最上位 に位置する。 図 28は、図 25と類似の図で、ゴルファーは練習 1bの6つの位置のうちの第 4の位置にある。ダウンスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態にある 。 図 29は、図 25と類似の図で、ゴルファーは練習 1bの6つの位置のうちの第 5の位置にある。フォロースルーを行っており、クラブが少し進んだ状態にある 。 図 30は、図 25と類似の図で、ゴルファーは練習 1bの6つの位置のうちの最 後の位置にある。フォロースルーが完了する状態にある。 図 31は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図である。この ゴルファーは、練習2および3を変形した練習〔これらはそれぞれ、本発明の方 法の更なる実施態様の練習 2b(大腿のボールを用いない;図 31)および 3b( 大腿のボールを用いる;図32)に相当し、中級プレーヤーまたは練習者を対象 にした練習である〕の3つの提示位置のうちの第1の位置にある。 図 32は、図 31と類似の概略正面図で、脚の間に大腿ボールを挟持したゴルフ ァーを示している。 図 33は、図 32と類似の図で、ゴルファーは練習 3bの3つの提示位置のうち の第2の位置にある。バックスイングを行っており、クラブが少し進んだ状態に ある。 図 34は、図 32と類似の図で、ゴルファーは練習 3bの3つの提示位置のうち の第3の位置にある。クラブがバックスイングの最上位に位置する。 図 35は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図である。この ゴルファーは、練習4を変形した練習(これは、本発明の方法のもう1つの実施 態様の練習 4bに相当する)の3つの提示位置のうちの第1の位置にある。 図 36は、図 325と類似の図で、ゴルファーは練習 4bの3つの提示位置のうち の第2の位置にある。クラブがバックスイングの最上位に位置する。 図 37は、図 25と類似の図で、ゴルファーは練習 4bの3つの提示位置のうち の第3の位置にある。フォロースルーを行っており、クラブが完全に進んだ状態 にある。 図 38は、所定のn個の中級者向けの練習(すなわち、練習 1c〜4c)に適合し たテンションベルトの助けを借りて本発明の方法を実践しているゴルファーの概 略正面図である。 図 39は、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習5)の3つの位置のうち の第1の位置にあるゴルファーの概略正面図である。 図 40は、図 39と類似の側面図で、ゴルファーは練習5の3つの位置のうちの 第2の位置にある。ゴルファーの手は、バックスイングの最上位に位置する。 図 41は、図 39と類似の概略正面図で、ゴルファーは練習5の3 つの位置のうちの第3の位置にある。ゴルファーの手は、バックスイングの最上 位に位置する。 図 42は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図である。この ゴルファーは、更なる2つの中級者向けの練習(すなわち、本発明の方法の更な る実施熊様である練習6および7)の3つの提示位置のうちの第1の位置にある 。 図 43は、図 42と類似の図で、ゴルファーは練習6および7の3つの提示位置 のうちの第2の位置にある。ゴルファーの手は、バックスイングの最上位に位置 する。 図 44は、図 42と類似の図で、ゴルファーは練習6および7の3つの提示位置 のうちの最後の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 45は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図である。この ゴルファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、本発明の方法の1実施態様 である練習9)の3つの位置のうちの第1の位置にある。 図 46は、図 45と類似の図で、ゴルファーは練習9の3つの位置のうちの第2 の位置にある。バックスイングを行っている。 図 47は、図 45と類似の図で、ゴルファーは練習9の3つの位置のうちの第3 の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 48は、更なる中級者向けの練習(すなわち、本発明の方法の実施態様であ る練習 5b)を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴルファーは、2 つの位置のうちの第1の位置にある。 図 49は、図 48と類似の図で、ゴルファーは練習 5bの2つの位置のうちの第 2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 50は、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習 7b)に例示された本発明 の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴ ルファーは、2つの提示位置のうちの第1の位置にある。逆バックスイングを少 し行った状態を示している。 図 51は、図 50と類似の図で、ゴルファーは練習 7bの第2の位置にある。フ ォロースルーを行っている。 図 52は、更なる練習(すなわち、練習 8b)で示された本発明の方法を実践し ているゴルファーの概略正面図で、このゴルファーは、2つの位置のうちの第1 の位置にある。バックスイングを示している。 図 53は、図 52と類似の図で、ゴルファーは練習 8bの2つの提示位置のうち の第2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 54は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習9)の2つの提示位置のう ちの第1の位置にある。バックスイングを完全に行った状態を示している。 図 55は、図 54と類似の図で、ゴルファーは練習9の2つの提示位置のうちの 第2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 56は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習 10)の2つの提示位置の うちの第1の位置にある。バックスイングを完全に行った状態を示している。 図 57は、図 56と類似の図で、ゴルファーは練習 10の2つの位置のうちの第 2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 58は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、本発明の方法の実施態様である 練習 11)の2つの提示位置のうちの第1の位置にある。バックスイングを完全 に行った状態を示している。 図 59は、図 58と類似の図で、ゴルファーは練習 11の2つの位置のうちの第 2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 60は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習 9b)の2つの提示位置の うちの第1の位置にある。バックスイングを完全に行った状態を示している。 図 61は、図 60と類似の図で、ゴルファーは練習 10bの2つの位置のうちの第 2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 62は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習 10b)の2つの提示位置の うちの第1の位置にある。バックスイングを完全に行った状態を示している。 図 63は、図 62と類似の図で、ゴルファーは練習 10bの2つの位置のうちの第 2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 64は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習 11b)の2つの提示位置の うちの第1の位置にある。バックスイングを完全に行った状態を示している。 図 65は、図 64と類似の図で、ゴルファーは練習 11bの2つの位置のうちの第 2の位置にある。フォロースルーを行っている。 図 66は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる中級者向けの練習(すなわち、練習 10c)の2つの提示位置の うちの第1の位置にある。バックスイングを完全に行った状態を示している。 図 67は、図 66と類似の図で、ゴルファーは練習 10cの2つの位置のうちの第 2の位置にある。フォロースルーを続けている。 図 68は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、回転の練習(すなわち、本発明の方法の実施態様である練習A)の2 つの位置のうちの第1の位置にある。 図 69は、図 68と類似の図で、ゴルファーは、回転の練習Aの第2の位置にあ る。 図 70は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる回転の練習(すなわち、本発明の方法の実施態様である練習B )の2つの位置のうちの第1の位置にある。 図 71は、図 68と類似の図で、ゴルファーは、回転の練習Bの第2の位置にあ る。 図 72は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる回転の練習(すなわち、本発明の方法の実施態様である練習C )の2つの位置のうちの第1の位置にある。 図 73は、図 72と類似の図で、ゴルファーは、回転の練習Cの第2の位置にあ る。 図 74は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる回転の練習(すなわち、本発明の方法の実施態様である練習D )の2つの位置のうちの第1の位置にある。 図 75は、図 74と類似の図で、ゴルファーは、回転の練習Dの第2の位置にあ る。 図 76は、本発明の方法を実践しているゴルファーの概略正面図で、このゴル ファーは、更なる回転の練習(すなわち、本発明の方法の実施態様である練習E )を行っている。 図 77は、本発明の更なる実施態様の概略正面図で、本発明の方法を実践して いるゴルファーを表している。この方法では、使用者の体と整合する内側に湾曲 した表面を有するボールを含んでなる改良用具が使用される。 図 78は、本発明の更なる実施態様の概略正面図で、本発明の方法を実践して いるゴルファーを表している。この方法では、外面上に面ファスナーを有するボ ールと、嵌合ファスナー片を有する付随カフと、 を含んでなる改良用具が使用される。 図 79は、本発明の更なる実施態様の概略正面図で、本発明の方法を実践して いるゴルファーを表している。この方法では、重りが内包された可撓性チューブ を含んでなる改良用具が使用される。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明には、腕振り運動が繰返し行われ、スイングの正確さ、効率、または力 が重要となるゴルフならびに他のスポーツおよび活動で使用するための好ましい 腕のスイングを達成することに関連した特定の新規な生理学的発見、観測、また は洞察が含まれる。いずれの用具または方法を用いても、すべての使用者に対し て特定のスポーツの能力の発揮または上達を保証できるものではなく、本発明も 、そうした保証をなんら提供するものではないが、本発明の方法を本明細書中に 記載された通りに実践した場合、多くの人々は、優れたゴルフの技術を比較的容 易に習得できるか、または現在の技術を顕著に向上させることができ、しかも、 当業者には自明であろうが、本発明の方法は、他のスポーツおよび活動に対する 適応性があり、有効に応用できると考えられる。 具体例として、身長約6フィート、体重約 175ポンドの右利きの男性ゴルファ ーを想定し、以下で説明を行う。もちろん、本発明は、女性ゴルファー、左利き ゴルファー、およびほとんどの身長および体重のゴルファーに対して適用可能で ある。こうした他のゴルファーに対する本発明の好ましい調整または変更は、当 業者には自明であろう。 本発明の知見によれば、スイングトレーニング方法は、優れた成果(例えば、 ゴルフにおいては、長距離の正確なショット)が得られることが期待される理想 的なスイングパターンすなわちスポーツに特有なスイングパターンに対して生体 力学的に適合したものでなけれ ばならず、しかも、クラブをスイングする運動の効率および強さを犠牲にしては ならない。好ましい実施態様において、本明細書中に開示されたスイングトレー ニング方法は、所望のまたは好ましいスイングパターンの特定の部分が上達する ように個々の筋肉系を自然な状態で鍛え、しかも、できれば、プレーヤーまたは 運動選手の悪習慣または物理的制約によって生じる機械的な欠点を自然な状態で 取り除くことを意図したスポーツに特異的な技法である。 ゴルフまたは他のスポーツのための既知のトレーニング方法の多くは、機械的 手段の使用の有無にかかわらず、抵抗力を加えながら所定の筋肉を繰返し収縮さ せることによって筋力を強化することに重点が置かれている。多くのスポーツに 対するトレーニング方法として使用されるウエートリフティングおよび自転車こ ぎは、その例である。スイングトレーニングを行うためには、優れた制御が必要 であるとともに、筋肉の強度もしくは力が必要である。トレーニングの目的のた めに、例えば、上述したいくつかの周知のトレーニング方法では、体の一部分の 動きを制御するための束縛手段を付加するが、こうすると、人によっては、所望 のスイングを行うための適切な位置合わせを行うことが難しくなる場合がある。 肘が外側に浮くことは、体の一部分を制御することが難しいという1例である。 従来技術のほとんどは、所定の筋肉および筋肉系を伸長させる必要性に重点を置 いていないか、置いていたとしても極わずかである。所定の筋肉を伸長させると 、てこの作用を増大できるとともに、体の要素の制御および連係を促進できるた め、スイングが改善される。 本発明の方法では、筋肉の伸長ならびに筋力および該当する体の部分の相対的 な位置合わせが関係する。特に、本発明は、選択的な筋肉の伸長を介して、体の てこの作用により得られる機械的な利点を増大させるようにデザインされている 。本発明の練習および運動を行えば、 このような筋肉の伸長に対する抵抗力を取り除くことができる。プレーヤーのて この作用が良好であれば、本発明の方法を使用したトレーニングにより、より良 い結果が得られる。 本発明に係る好ましいトレーニング方法を用いれば、筋肉組織の弾性成分が鍛 えられるので、所定の筋肉および筋肉系の伸長を促進でき、しかも、ゴルフボー ルに加わる力に関して機械的な利点を顕著に向上させることができる。本発明の 好ましい方法では、練習または運動を組合せて、スイングに関係する各筋肉系を 逐次伸長させる。 ゴルフスイングを生体力学的に解析することにより、多数の成分動作に分解す ることが可能である。重要なスイング成分動作は、肩、胴、中央切断の回転、お よび脚の伸長である。肩を回転させると、胴の筋肉が伸び、胴を回転させると、 中央切断の筋肉が伸び、中央切断を回転させると、ヒップが伸び、更に、ヒップ を回転させると、脚の筋肉が伸びる。 優れたゴルフ技術の中心的な要素は、スイング時のヒップおよび腕の動き、な らびにボールが飛ぶ目標方向ではなく、ボールを打つクラブのヘッドに視線を合 わせる能力である。ゴルファーのドライブの長さを決める要因の中で、ショット に加わる力はその一部分を占めるに過ぎない。その他の重要な要因としては、ゴ ルフスイングを行う間、好ましいスイング面を保つ能力、および加えられるてこ の作用が挙げられる。 用語 完全なゴルフスイングには、3つの成分スイング段階:すなわち、バックスイ ング(アドレスの位置から片方の肩を超えてスイングの最上位までの動作)、ダ ウンスイング(スイングの最上位から接点までの動作)、およびフォロースルー (接点から他方の肩を超えてスイン グの最終点までの動作)がある。 次に図 1Aを参照する。本明細書中で使用する場合、「好ましいスイング面」( S)とは、ゴルフスイングに伴ってゴルフクラブが移動する望ましい面を意味し 、シャフトの長さ方向に沿って伸びた直線(L)の動きによって規定される仮想の 面である。「スイング軌跡」とは、手、シャフト、およびクラブが実際に通過し た経路であり、必ずしも平面である必要はなく、通常は平面にならない。好まし いスイング面(S)上をスイングすることは難しい。理想的には、ゴルフスイング 全体を通じて、手、シャフト、およびクラブヘッドが通過する線は、単一の面内 に保持される。これを達成することは、実際には不可能であるが、価値ある目標 である。 ゴルファーが好ましいスイング面上でスイングしたときに、そのスイングが最 も効果的となるが、ほとんどのゴルファーはそのようなスイングを行うことがで きない。なぜなら、そのためにはかなりの努力が必要であり、しかも極めて高い 精度が要求されるからである。更に、柔軟性に欠けるなどの体の制約があると、 望ましい面上で一貫したスイングパターンを再現することは難しい。 本明細書中で使用する場合、「スイング弧」とは、選ばれたクラブを保持する 完全に伸びた左腕が左肩を中心に回転することにより規定される円周の一部分で ある。スイング弧のサイズは、使用されるクラブに依存し、クラブが小さいほど 、スイング弧も小さくなる。スイング弧は理想化された概念であり、これを実際 のスイングでその通りに再現しようとしてもできるものではない。 本明細書中で使用する場合、「スイング経路」とは、スイングを介してクラブ ヘッドが通過する実際の経路であり、個々のスイングについてみれば、良いとき もあれば悪いときもあり、またはどちらでもないときもある。スイング経路とス イング弧はボールとの接点で一致す ることが望ましい。左腕をまっすくに伸ばしてクラブを好ましい位置まで突き出 すと、所望のスイング経路が開始および保持される。好ましいスイング面上でク ラブヘッドを始動させれば、最大のスイング経路に合わせることにより、良好な タイミングで開始され、クラブヘッドスピードが加速される。 ゴルフスイングのための位置決めまたはセットアップ 体の位置合わせまたはアドレスを開始することは、良いスイングを行うために 重要であり、本発明の運動および練習を行うときにも利用することが好ましい。 良い位置合わせは、肩、ヒップ、膝、および脚のそれぞれを横方向に通過する体 のラインを、ボールが移動する目標ラインと平行にすることから始める。肩、ヒ ップ、膝、および脚のセンターラインを、目標の丁度左側、またはクラブヘッド とボールとの目標接点に合わせるとともに、クラブ面の前縁が目標ラインと垂直 になるように設定する必要がある。クラブを設定する際は、クラブヘッドがセン ターライン上にくるように、かつ、シャフトが鉛直方向でセンターラインに平行 になるようにして、所望のシャフト角度およびそれを含むシャフト面を規定する 必要がある。 スイングを行う前のゴルファーの脚の位置は、スイング時に力を出せるように 近接して配置する。好ましい脚の位置は、かかとの内側をほぼ肩幅だけ離間させ ることによって得られる。スタンスが広すぎると、自由で完全な回転を行うこと が困難になり、スタンスが狭すぎると、ゴルファーが安定したバランスをとれな くなる恐れがある。バランスが良いと、筋肉の過剰な緊張がほぐれる。この他、 ゴルファーの膝を軽く曲げて重心を下げ、バランスをとることが必要である。こ のスタンスは、次のような側面(すなわち、うまく胴を回転させること、脚伸筋 を伸ばすこと、好ましいスイング面にできるだけ整合させるよ うにスイング軌跡を平坦化すること、およびフォロースルー時に徐々に力を吸収 すること)で有用である。 スイングの実施 バックスイングにおいて、クラブヘッド、手、および肩を1つの動作して始動 させる必要がある。所定のスタンスで、脚のウエートを、前脚から後脚へ横方向 に移動する(ボールを移動させる目標の方向に関して)。こうしたウエートの移 動は、ヒップの回転範囲を増大させ、スイング軌跡を平坦化するのに役立つ。ウ エートを後脚へ移動すると、左側のヒップの横方向の回転により、骨盤がボール の飛ぶ方向から遠ざかる。ゴルファーは、シャフトに沿ってかつグリップの端部 および体を介して延在する仮想の線として最もうくま表現される好ましいスイン グ面上にクラブを保持するように努める。バックスイングの最上位において、左 腕は、アドレス時に形成したシャフト面の上でかつそれに平行でなければならず 、クラブシャフトは、目標ライン上で目標の丁度左側を指すようにしなければな らない。この姿勢をとると、ヒップ、肩、腕、および手のエネルギーが正しい順 序で放出されて所望の連鎖反応が起こる可能性が最適化される。 また、手首の位置および動きも、最大のクラブヘッド速度を得るうえで重要な 因子となる。ダウンスイング時、手首の返しが速すぎると、腕の動きが遅くなり 、スイング全体の角速度が低下する。従って、ダウンスイング中の適切な時点で 手首の返しが起こるように制御することが、スイングの重要な機械的要素である と考えられる。 バックスイング中に好ましいスイング面に近づくように整合させることは、上 半身および腕の相互の位置を適切に調整し、予め力をグループ化するうえで役立 つ。その結果、各筋肉系は、好ましい順序で機能するようになる。手はクラブを 移動させ、腕のスイングは肩を回 転させる。ダウンスイングはヒップにより開始され、ヒップを回転させると上半 身のねじれが緩和される。肩、腕、および手は、いわゆる「力の合成」原理に従 って、個々の運動の間で妨害を起こすことなく、容易に滑らかなスイングを開始 する。 ボールを強打するのはクラブヘッドの運動量であるため、クラブヘッドの速度 が速いほど、ボールは遠くまで飛ぶ。筋肉系が、関節で互いにしっかりと繋がれ た一連のレバーとしての骨格系を操作し、かつ、複合統一体として機能すると、 クラブヘッドが運動を開始すると考えられる。腕により提供されるレバーが長い ほど、また肩の回転および胴の回転によって決まる弧が大きいほど、クラブヘッ ドの速度は大きくなる。また、加えられる力が足に近いほど、クラブヘッドが速 く移動する。 背中、ヒップ、および脚のより強力な筋肉は、肩、腕、および手首のより弱い 筋肉ほど多く使用されない。バックスイング時にクラブヘッドが通過する経路が 長いほど、下方スイングの軌跡が長くかつ滑らかになる可能性がある。様々な外 面的な人体測定学的要因および生体力学的要因があるが、こうした要因は、ゴル フスイングを行う人によって変わる可能性がある。柔軟性、協調性、バランス、 強度、ならびに胴の下部、体幹、ヒップ、および肩の特定の動作を行う能力はい ずれも、スイングの性能に影響を及ぼす可能性がある。 これらの原理に従って、本発明は、面内スイングの実行/促進を行うために、 普通のボールなどの非常に単純な用具を利用して所定の筋肉系を制御および機能 させる容易に実施可能なトレーニング方法および練習を提供する。 練習および練習用具 本発明を例示するためのいくつかの具体的な運動および練習をこ れ以降でより詳細に説明する。こうした運動および練習では、種々の形態および 組合せで、大きなボール、中程度の大きさのボール、小さなハンドボール、およ び小さなわきのした用のボールを利用して、スイングおよび練習の際、種々の体 の部分の動作を制御し、これにより、特に、誤った肢の動きを防止したり、異な る筋肉系の働きの個別化を促進する。硬質バーなどの他の単純な用具を使用して 、練習を補足または強化することもできる。これらの用具の寸法およびその他の 特性について、いくつかの例を以下に示す。 好ましい「大きなボール」または「大腿ボール」は、スイングをしながら大腿 の間に挟持するのに適したものでなければならず、ゴルファーの生理学的状態に もよるが、直径は約 25cm〜60cm、好ましくは約 35cm〜55cm であり、適度なま たは僅かな重量(例えば、1ポンドすなわち 0.45kg)を有するものである。直 径約 45cm、重量 0.45kgで、しかも優れた弾力性があり、膝の間で直径 35cm未 満まで簡単には変形しないボールが、上述の男性ゴルファーに好適である。この ようなボールは、適切なサイズのビーチボールの一般的な物理的特性を備えたも のであってもよい。スイングしながら、このようなボールを大腿の間に挟持する と、大腿が一緒に固定されるため、誤った肢の動きが矯正され、大腿と肢との間 の望ましからぬ相対運動が防止され、更に、ヒップの動きが孤立化されて体幹ま たは胴の動きがヒップの動きから分離される。好ましくは、大きなボールのサイ ズは、使用者またはプレーヤーが、所望のスイングを行う能力を損なうことなく 、大腿の間に快適に挟持できる程度のものとする。 「中程度の大きさのボール」は、直径が約 5cm〜約30cm、好ましくは約 10cm 〜約25cm、かつ重量が約 0.2kg〜約 5kg、好ましくは約 1kg〜約 5kg であり、 肘または腕のボールとして使用される。中程度の大きさのボールは、主に、肘ま たは前腕の間に挟持され、これによ り、誤った腕の動きを矯正したり、肩が協調的に動くように腕の間の望ましから ぬ相対運動を防止したり、誤った腕の動きを矯正したり、更に、肩の動きと胴の 動きの分離を助長する。特に好ましい実施態様では、直径が約 20cm、重量が約 1.1kg である。こうすると、好ましい中程度の大きさのボールは、肘の間に快適 に保持できる程度の直径を有するとともに、ボールを支持するために比較的強力 な挟持力を要し、スイング運動に顕著な抵抗力を提供し、結果として身体の酸素 消費量が増大する程度の重量を持つことになる。 「小さなボール」または「ハンドボール」は、クラブの代わりに手に持つこと を意図したものであり、すなわちクラブをシミュレートしたものであり、通常、 中程度の大きさのボールよりも小さく、好ましくは、直径が約 5cm〜約 20cm、 重量が約 1kg〜約 5kg である。ただし、約 30cm までの直径を持っていてもよ いと考えられる。特に好ましい実施態様では、直径が約 15cm、重量が約 1.1kg である。小さなボールを手で挟持すると、手首の調整に役立ち、また抵抗力を付 加することができる。 小さなボールおよび中程度の大きさのボールはいずれも、メディシンボールで あってもよい。メディシンボールは、特徴的な重量、適度なたわみ性もしくは柔 軟性、および乏しい弾力性を有する。 「小さなわきのした用のボール」は、満足なスイングを行いながら、わきのし たの間またはその下部で挟持できる程度の直径(例えば、約5cm〜約 20cm)を有 し、重量は約 0.5kg〜約 5kg である。特に好ましい実施態様では、直径が約 15 cm、重量が約 0.9kg である。有効重量のわきのした用のボールを使用すると、 それを挟持するために相当な筋肉収縮が必要となり、結果として確実に筋肉収縮 が行われる。 「ゴルフクラブ」は、2番、3番、4番、5番ウッド、および1番〜9番アイ アンなど、任意の標準的なゴルフクラブであってよい。好 ましい実施態様では、5番アイアンまたはシミュレート型クラブを使用する。シ ャフトの長さは、好ましくは、5番アイアンの長さ〜7番アイアンの長さである 。シャフトが長くなるほど、トレーニング運動が難しくなる。 小さなボールおよび中程度の大きさのボール、またはそれと同等な有効重量の 物体、の重量は、好ましくは、所定の時間に練習者に合った快適なレベルの抵抗 力を提供するように選ばれる。経験に応じて、またスイングに特異的な筋肉の強 度に応じて、練習者は、より大きな抵抗力を与えるより重いボールを利用しても よい。 各トレーニング用具の特定のサイズは、好ましくは、個々の練習者の生理学的 状態および場合によっては能力に応じて、上述した一般的な範囲内で、所望のス イング面上に快適にクラブを配置または誘導できるように選ばれる。どれが最適 なサイズのボールまたは他の用具であるかの判定は、経験のあるインストラクタ ーが行うのが最良であろう。例えば、肘の間に中程度の大きさのボールを挟持し て行う練習では、バックスイングの所望の位置までクラブを伸ばすことが困難な 練習者は、僅かに小さいボールを使用すれば、所望のスイング経路により容易に 整合させることができる。理にかなった程度の快適さが重要であり、例えば、筋 肉を動かしたり伸ばしたりすることが必要ではあるが、不快な挫傷を起こしては ならない。一般的には、使用される各ボールまたは他のトレーニング用具の最適 サイズは、比例配分により、練習者の身長に合わせて決められる。その結果、背 の低い人はより小さいボールを使用し、背の高い人はより大きいボールを使用す ることになる。 本発明の方法は、例えば、手首もしくは他の体の部分に弾力的にもしくは非弾 力的にボールを繋ぐこと、またはクラブヘッドの動きをHundleyもしくは他の同 等な組合物に追従するように制御すること、 などの併用が考えられるが、これが好ましいわけではない。 様々なボールについて記載され、更に、こうしたボールが、本発明に係る練習 および運動を行う際の有用な用具になることを示されているが、同等な物体、物 品、または装置を使用しても、本発明の利点の多くが得られることは理解される であろう。例えば、所定の体の組織間を所望の距離だけ離間させ、しかも正しく 挟持されていない場合には落下するような平らなものまたは実質的に直線状のも の(例えば、立方体型の物体、または橋型の物体もしくは装置)が利用可能である 。 以下に詳述された特定の動作を利用して、好ましい練習が行われる。一般的な 原則として、初心者は、最初の2つの段階だけ、すなわち、バックスイングおよ びダウンスイングだけ、の練習を行い、一方、上級プレーヤーは、フォロースル ーを含めてスイングを最後まで行う。また、好ましくは、初心者および上級プレ ーヤーは、拮抗筋を鍛えるために、各練習を体の反対側からも行うべきである。 練習を両側で行うことにより、筋肉は偏心的に動かされ、より大きな加速および より大きな減速が可能になるであろう。各練習をそれぞれの側で約 10回繰り返 した後で、次の練習に進むべきである。繰返しの回数は、決定的な要因ではなく 、例えば、練習者、練習者の体調、練習の習熟度などに応じて、約6回〜約 20 回の範囲で変えてもよい。 本発明は、以下で説明するように、練習の好ましい組合せを利用したトレーニ ングプログラムも対象とする。 初心者向けの練習1 図1〜7を参照すると、初心者向けの練習1において、大腿 12の間に大きな ボール 10を挟んだゴルファーが示されているが、シミュレート型クラブ 14がプ レーヤーの手 16の中に保持され、正規のゴルフスイングに従ってスイングする 状態にある。膝 18は僅かに曲げる必要がある。足 20は、つまさきを前方に向け 、かつ、ひざがしらを前方に向けてしっかりと置かなければならない。図1を参 照されたい。シミュレート型クラブ 14には、クラブの長さのシャフトに固定さ れた環状の重りが含まれ、ゴルフクラブ単独のときよりも大きい抵抗力が加わる ようになっている。こうしたクラブとしては、例えば、GNRから供給されるT HE DISTANCE BUILDER(商標)が挙げられるが、これは、31オ ンスまでの重りを固定するためのカラーを備えた37オンスのベースクラブである 。 ゴルフに必要な体幹下部 22の回転を孤立化させるように、プレーヤーはバッ クスイングを行う必要がある。バックスイングの流れについては、図2および図 3を参照されたい。プレーヤーの足は地面に対してフラットに置き、回転は体幹 22の筋肉を使用して行う。大腿16の間にボールを挟むことにより、自然に下半 身が固定され、その状態で、プレーヤーは体幹 22を回転させることができる。 図3は、胴の筋肉 24の伸長を示している。図4および図5は共に、ダウンスイ ングの流れを示している。図6および図7に示されているように、フォロースル ーにおいて、プレーヤーは、体の反対側をセットアップして拮抗筋を鍛える。図 7のフォロースルーが完了した位置から図3に示されているバックスイングのピ ークまで、この練習を両方向に行いうことにより、筋肉を偏心的に動かし、結果 として、クラブを移動させる際に、より大きな加速および減速を行えるようにす る。 初心者向けの練習2 初心者向けの練習2において図8〜15を参照すると、肘 26の間に中程度の大 きさのボール 28を挟んだゴルファーが示されている。肘26の間の中程度の大き さのボール 28は、バックスイング経路を制御し、プレーヤーが所望のスイング 面から外側に離れすぎた位置または内側に寄りすぎた位置でクラブヘッドを始動 させるのを防止する。プレーヤーは、スイングの間、肘 26でボール 28を押圧し 続け、ボールを支持する。こうした努力をすることにより、腕、肩帯後部、背中 (中央部、上部、下部)、および体幹の筋肉を孤立化し、かつ収縮させる。図9 に示されているように、プレーヤーは体幹筋肉の回転を開始し、続いてヒップを 僅かに回転させる。図 10に示されているように、プレーヤーは、左腕 30を内転 させ、体に近づけて顎の下まで持ち上げることに注意を集中する。また、プレー ヤーは、右肩 32、 手 16、および手首 34の位置に注意を集中し、所望のスイング面内にクラブ 14 が保持されるように努める。肩は、水平軸ではなく垂直軸の周りで回転させる必 要がある。図 11に示されているように、ゴルファーは、スタンスを調節して、 脚が鋭く曲がったり体幹やヒップが回転したりしないようにする。プレーヤーの 膝 18は屈曲させるが、ただし、鋭く曲げないようにする。右膝を過伸展させる と右側ヒップが持ち上がり、更に、バックスイングが垂直方向に向きすぎるため 、ダウンスイング時にそれを補償しようとする動作が現れ、ボールの面を横切る ようにクラブが引き寄せられて、結果としてフックショットになる。この練習は 、肘が内側に入りすぎているときに起こる可能性のある過度にフラットなスイン グを防止し、クラブヘッドを極端に外側でスイングすることにより抑制される恐 れのある有効な肩の回転を確保する。この作用は、図9に示されている。中程度 の大きさのボール 28は、図 10に示されているように、右肩 32の後ろで手 16を スイングするのを抑制することにより(右肩の上を越えてスイングするのを抑制 するのではない)、バックスイングの大きさを制限する。この動作は、図 10お よび図 11に示されているように、腕、肩帯後部、背中(中央部、下部)の所定 の領域を著しく伸長させる。次に、図 12および図 13に示されているように、プ レーヤーはダウンスイングを行って動作を終了する。この練習は、左肩 36の好 ましい前方への(後方ではない)回転を開始させるが、この際、垂直軸が保持さ れ、スイングの中心が固定される。まったくの初心者ではなく、更に進んだプレ ーヤーは、図 14および図 15に示されているように、フォロースルーまで行って から動作を終了してもよい。この練習は、反対側からも行って、筋肉を偏心的に 伸長し、対称的に筋肉を動かすことが好ましい。こうすることにより、バランス のとれたトレーニングが行える。 初心者向けの練習3 初心者向けの練習3において図 16〜20を参照すると、大腿 12の間に大きなボ ール 10を挟んだプレーヤーが示されている。図 16〜18に示されているように、 正規のバックスイングを行う。プレーヤーは、最初に体幹筋肉 22を回転させる 。続いて、図 17に示されているように、ヒップ 38を僅かに回転させる。バック スイングを行う際、左肩の回転および内転を行いながら膝 18を前方で保持する ことにより、このボールは、バックスイング時のヒップの横方向の動きを防止す る。この練習を行うと、肩を脊柱に対して直角に回転させることができるように なり、更に、自然な回転およびピボットを開始するヒップ 38に「対抗して」肩 の回転が開始されるようになる。中程度の大きさのボール 28により、フルバッ クスイングが抑制され、図 18に示されているように、積極的な緊張/弛緩シー ケンスを引き起こし、所定のゴルフスイングを行うことができる。図 21および 図 22に示されているようにダウンスイングを行って動作を終了する。上級者は フォロースルーまで行ってから動作を終了する。 練習1および2を組合せた利点に加えて、練習3では、プレーヤーの左肩 36 が前方に回転するときに、垂直軸およびスイングの中心が保持されるとともに、 膝が所定の位置に保持される。更に、練習3では、ヒップ 38の横方向へのスラ イドを引き起こす可能性があるとともに肩の回転を抑制する左肩 36の上下動お よび膝 18の内側への下がりが防止される。横方向への揺れ(右側ヒップがボー ルから離れる方向に回転するのではなく、横方向に移動する場合)は、ピボット 式回転とは対立した動作である。クラブが後方に移動し始めたときに肩は回転す るがヒップは静止したままでない限り、体が横方向に揺れるか、またはヒップと 肩が一緒に回転してしまうため、トリクが蓄積 されず、クラブヘッドのスピードの発生が妨げられる。 初心者向けの練習4 初心者向けの練習4において図 21〜23を参照すると、プレーヤーは、前腕 42 の間で手首 34に近い部分に小さなボール 40を挟み、大腿 12の間に大きなボー ル 10を挟んでいる。図 21および 22に示されているように、プレーヤーはバッ クスイングを行う。サイズの小さなボール 40を挟持すると、前腕 42の回外筋お よび回内筋ならびに肩帯の内転筋/外転筋に対してより大きな伸長を引き起こす 。体幹、背中(中央部および上部)、ならびに肩帯において、フォアマン(forem an)筋を伸長することが重要であると考えられる。 この練習は、練習2の応用である。この練習により、前腕、肩の特異的な強化 およびトレーニングを行い、ゴルフスイングにおいてそれらをうまく使用できる ようにする。この練習は、特に、前腕 42の回外筋および回内筋を対象とし、ゴ ルフスイングに特異的な運動要件に適合したものである。 中級者向けの練習 1b〜4b 図 25〜36を参照すると、中級者向けのトレーニングを行うための練習 1b〜4b が示されている。これらの練習は、上記の手順と類似しているが、プレーヤーの 手 16中にはトレーニング用クラブの代わりにもう1つの小さなボール 44がある 。手にボール 44を持つことにより、バックスイングの最上位において手首が内 転しすぎないようにする。 中級者向けの練習 1b 中級者向けの練習 1bにおいて図 25〜30を参照すると、大腿 12の 間に大きなボール 10を、手 16の中に小さなボール 44を持ったゴルファーが示 されている。プレーヤーは、図 25および図 26に示されているバックスイングと 図 27に示されているダウンスイングとを含むフルスイングを行う。上級プレー ヤーは、図 28および図 29に示されているように、フォロースルーまで続けて行 う。 中級者向けの練習 2bおよび 3b 中級者向けの練習 2b(大腿ボールを用いない)および 3b(大腿ボールを用いる) において図 31を参照すると、肘 26の間に中程度の大きさのボール 28を、手 16 の中に小さなボール 44を持ったゴルファーが示されている。図 32〜34を参照す ると、大腿 12の間に大きなボール 10を、肘 26の間に中程度の大きさのボール 28を、更に、手 16の中に小さなボール 44を持ったゴルファーが示されている。 プレーヤーは、バックスイング(図 33および図 34に示されている)とダウンス イングとを含むフルスイングを行う。上級プレーヤーは、フォロースルーまで続 けて行う。 中級者向けの練習 4b 中級者向けの練習 4bにおいて図 35〜37を参照すると、大腿 12の間に大きな ボール 10を、前腕 42の間の手首 34に部分(中程度の大きさのボールがあった )に小さなボール 40を、手 16の中に小さなボール 44を持ったゴルファーが示 されている。ゴルファーは、図 36に側面図で極限状態の位置が示されているバ ックスイングと、続いてダウンスイングとを含むフルスイングを行う。上級プレ ーヤーは、図37に示されているように、フォロースルーまで続けて行う。 中級者向けの練習 1c〜4c 練習 1bと類似の図 38を参照すると、腰 48の周りにテンションベルト 46を付 けたゴルファーが練習 2cを行っている。このゴルファーは、大腿 12の間に大き なボール 10を、手の中に小さなボール 44を持って練習を行っている。練習 1c 、3c、および 4cもそれぞれ、同じパターンで行われる。体幹および下半身に加 える抵抗力を増大させると、バランス、協調性が増大するとともに、体幹、胴、 肩、および腕の伸長性が増大する。 上級者向けの練習5 図 39〜41を参照すると、右側のわきのした 52に小さなボール 50を、大腿 12 の間に大きなボール 10を、手 16の中にクラブ 14を持ったプレーヤーが示され ている。右側のわきのした 52の小さなボール 50により右肩 32が数度変位し、 これによりてこの作用が増大される。この変位により、左肩帯、胴、および体幹 が効果的に大きく伸長する。こうして正しいスイング位置に発生させることので きるねじれの量は、クラブをスイングすることによって発生する量よりも著しく 大きくなる。また、右側のわきのした 52の小さなボール 50は、右肘を保持して 浮きを防ぐとともに、右肩の外側回旋筋を鍛える。 図 40に示されているように、プレーヤーは、左腕を体にぴったりと付けるよ うに努めながら、バックスイングを行う。プレーヤーは、体のラインの上へでき る限り高く左肩を内転させるように努力する必要がある。バックスイング面を、 ボールとの接点から肩まで上方に傾ける。腕がバックスイングのヒップレベルに 近づくとき、腕をバックスイング面と平行に動かし、更に、最後まで平行にまた はバックスイング面上に保持する必要がある。手、腕、および肩を同時に使用し て、クラブを後方に移動する。プレーヤーが肩を回転できないか、または体幹を まったく回転できないときに、図4に示されているよう に、もう少し伸長させるように努める必要がある。肩が回転すると、それにより 胴 24が回転し始め、続いて、ヒップ 38が回転を始める。この練習は、ヒップの 回転を遅らせてスプリングのように筋肉系に負荷をかけることによって、肩 32 とヒップ 38との間の筋肉に正しい張力を加える。ボール 10および 50を挟持す ることにより加えられる束縛により、肩後部、背中(上部、中央部、下部)、体 幹、ヒップ、および脚の筋肉の伸長の有効性および特異性が確保される。バック スイングの間、肘の好ましい位置を保持する。この練習により強化される筋肉記 憶は、正しいスイング面に本質的に特異的なものとなる。上級プレーヤーは、ダ ウンスイングを続けてフォロースルーまで行ってから動作を終了する。 この練習により、左肩が前方に回転するときの中心となる垂直軸およびスイン グの中心が保持され、膝が所定の位置に保たれる。プレーヤーがバックスイング を始めるとき、左肩を回転および内転しながら、膝を前方で保持すると、ヒップ の横方向への動きが防止される。肩を脊柱に対して直角に回転させることができ ると、自然な回転およびピボットを開始するヒップに対抗して肩の回転が開始さ れるようになる。また、この練習は、ウエイトがつまさきにかからいようにする ことにより、スイング面全体にわたり体全体を確実にバランスおよび協調させる 。 上級者向けの練習6および7 練習6および7を示す図 42〜44を参照すると、プレーヤーは、肘の間に中程 度の大きさのボール 28を、右側のわきのした 52に小さなボール 50を、手にク ラブ 14を持っている。練習7の場合、プレーヤーは、更に、大腿 12の間に大き なボール 10を持っている。練習6および7は、肘 26を内転させる上級者向けの 練習であり、肘 26 でボールを押圧すると、肩帯に外側回転力が加わる。プレーヤーは、図 43に示 されているように、バックスイングを含むフルスイングを行う。ボール 28およ び 50を挟持することにより課せられる束縛は、バックスイングに対して好まし い移動シーケンスを開始させ、バックスイングの間、腕を互いに平行に保つ。こ の他、こうした束縛は、右側の肘 26の浮きを防止し、図 43に示されているよう に、スイングの最上位においてクラブ面の正しく配置を可能にする。プレーヤー はダウンスイングを続ける。この練習はまた、胴 24の好ましい動きを促進する とともに、スイング面を介してクラブを移動させる間、体の良好なバランスを保 つ。図 44に示されているように、上級プレーヤーは、フォロースルーまで続け る。この練習は、図 44に示されているように、フィニッシュ時、左肘を約 90° 、左肩を約 90゜内転させた状態に保つことにより、スイングのフィニッシュを 好ましいものにする。右側のわきのしたの小さなボール 50を左側からセットア ップすれば、この練習は、スイングのフィニッシュ時のクラブの減速に必要な偏 心的(負の仕事)トレーニングを促進する。 ゴルフスイングに対して腕および胴で特異的に使用される筋肉の弾力性は、ゴ ルフに対して生理学的に適切な程度まで本発明の方法により鍛えられる。バック スイング時の適切な筋肉記憶を強化する能力は、本発明の方法により向上する。 大腿 12の間に大きなボール 10を追加すると、ヒップ 38の横方向のスライド が抑制される。こうした横方向のスライドが起こると、面からはずれたスイング が行われる可能性があるとともに、ヒップおよび肘 26は必要な回転がまったく 行えなくなる。大きなボール 10はまた、アドレス時にヒップ 38および膝 18が 大きく開くのを防止し、肩が背中から離れる方向にスムーズに回転できるように する。ヒップ38および膝 18が大きく開くと、肩を水平に保つことが難しくなる 。 このスタンスはまた、肘のコントロールを行い、肘が外方向に浮くのを防止する 。この配置はまた、腕、肩、胴、および体幹の筋肉の負荷を適切に協調させ、コ イルばねの作用が確実に得られるようにする。練習7はまた、スイング時に優れ たてこの作用、協調性、およびバランスが確保できるようにする。更に、練習7 は、適切な時に体幹22が回転し、ボールとの接点におけるクラブヘッドのスピー ドおよび力を増大させるように体幹 22を鍛える。 上級者向けの練習8 図 45〜47に示されているように、練習8では、プレーヤーは、大腿 12の間に 大きなボール 10を、前腕 42の間の手首 34に近い部分(中程度の大きさのボー ルがあった)に小さなボール 40を、右側のわきのした 52に小さなボール 50を 、更に、手 16にゴルフクラブ 14を持っている。図 46に示されているように、 小さなボール 40を手首 34に近づけて配置すると、肩 32および 36、腕、ならび に胴 24の伸長および屈曲の能力が増大する。プレーヤーは、バックスイングを 含むフルスイングを行う。練習8はまた、バックスイング時、手首があまり早い 時点で「開き」または返しを起こさないようにする。ボール 50および 40を挟持 することにより課せられる束縛により、手首および手がバックスイングの最上位 でしっかしと保持される。プレーヤーはダウンスイングを続けることになる。こ の練習は、スイングの間の手首 34および手 16の強度を増大する。上級プレーヤ ーは、図 47に示されているように、フォロースルーまで続ける。練習8は、練 習6の上級者向きに変更したものであり、バランスおよび運動感覚の向上など、 同じような利点を提供する。 上級者向けの練習 5b 図 48および 49に示された練習 5bにおいて、大腿の間に大きなボール 10を、 右側のわきのした 52に小さなボール 50を、更に、手 16に小さなボール 44を持 っている。次に、プレーヤーは、図 48に示されているバックスイングと、続け て行われるダウンスイングとを含むフルスイングを行う。図 49に示されている ように、上級プレーヤーは、フォロースルーまで続ける。練習5の利点に加えて 、手 16のボール 44は、クラブの「キャスティング」、またはバックスイングの 最上位にある時およびダウンスイングの初期に起こるシャフトを中心にしたクラ ブヘッドのねじれ、を招く動作をコントロールする。このスタンスは、手首をし っかりと固定し、耐久性を増大させる助けとなる。 上級者向けの練習 6bおよび 7b 図 50および 51を参照すると、練習 6bでは、プレーヤーは、肘 26の間に中程 度の大きさのボール 28と、右側のわきのした 52に小さなボール 50を、更に、 手 16に小さなボール 44を持っている。練習7bでは、プレーヤーは、更に、大腿 12の間に大きなボール 10を持っている。プレーヤーは、バックスイングおよび ダウンスイングを含むフルスイングを行い、上級プレーヤーは、フォロースルー まで続ける。練習6および7の利点に加えて、大腿 12の間の大きなボール 10は 、肩の回転とヒップの回転とを分離する能力を増大させ、結果として、コイル‐ リコイル二次作用が増大する。練習 6bは更に、こうした分離の起こし易さを増 大する。また、耐久性が向上し、筋肉記憶も増大する。 上級者向けの練習 8b 図 52および 53を参照すると、大腿 12の間に大きなボール 10と、 右側のわきのした 52に小さなボール 50と、前腕 42の間の手首 34に近い部分に 小さなボール 40と、更に、手 16の中に小さなボール44を持ったゴルファーが示 されている。プレーヤーは、バックスイングとダウンスイングを含むフルスイン グを行い、上級プレーヤーは、フォロースルーまで続ける。この練習は、強度お よび筋肉の耐久性を向上し、スイングの開始時にグリップを強固なものにする。 なぜなら、ボール 44を把持することにより、左手が鍛えられて、図 53に示され ているように、ダウンスイングの開始時、クラブヘッドがぐらついたり、下がっ たりしなくなるからである。 上級者向けの練習9 練習9を示す図 54および 55を参照すると、プレーヤーは、マット上または椅 子の縁部で通常の着座位をとり、しかも、大腿 12の間に大きなボール 10を、手 16の中に小さなボール 44を持っている。プレーヤーは、バックスイングおよび ダウンスイングを含むフルスイングを行い、上級プレーヤーは、フォロースルー まで続ける。この練習は、図 54に示されているように、座った姿勢で行うこと によりヒップ 38を固定し、肩 32および 36の動作をヒップ 38の動きから分離ま たは孤立させた場合いかなる感覚が得られるかを提供する。より詳細には、この 配置は、胴 24と肩 32および 36とを孤立化する。腕が肩および胴に負荷をかけ 、胴が体幹 22への負荷を増大させ、体幹がヒップ 38に負荷をかける場合、更な るトレーニングの利点が得られる。この作用により上半身がヒップから独立して 回転するように訓練され、肩の動きとヒップの動きが分離されて、より流動的な 動作ができるようになる。この運動は、スイング時のヒップ 38の横方向のスラ イドを打ち消すうえで、更に、左膝の内側への屈曲を防止するうえで、特に有効 である。練習9および他の練習、ならびに本発明の 運動は、個人の神経生理学的能力を増大させる上級者向けの練習である。 上級者向けの練習 10 図 56および 57を参照すると、プレーヤーは、記載されているように着座した 状態で、大腿 12の間に大きなボール 10を、肘 26の間に中程度の大きさのボー ル 28を、手 16の中に小さなボール 44を持っている。プレーヤーは、バックス イングおよびダウンスイングを含むフルスイングを行い、上級プレーヤーは、フ ォロースルーまで続ける。この練習により、所望の神経生理学的性質を強化する 体の能力が増大される。上半身の筋肉の強度および筋肉の耐久性は、効果的なゴ ルフスイングを行うための要件に合った特異的な方法で増大させることができる 。 上級者向けの練習 11 図 58〜59を参照すると、練習 11もまた着座した状態で行われる。プレーヤー は、大腿 12の間に大きなボール 10を、前腕 42の間の手首 34に近い部分で小さ なボール 40を、更に、手 16の中に小さなボール 44を持っている。プレーヤー は、バックスイングおよびダウンスイングを含むフルスイングを行い、上級プレ ーヤーは、フォロースルーまで続ける。練習 11は練習8を上級者向けに改良し たものであり、同じ様な利点が得られる。この他、下半身を孤立させた状態で、 上半身の動きをより多くコントロールできることが、トレーニングの利点として が挙げられる。トレーニングを行うことにより強度が増大し、更に、ゴルフに適 した好ましいスポーツ特異性面に近い動きを行うように束縛を加えることにより 、筋肉の耐久性が得られる。 上級者向けの練習 9b 図 60〜61を参照すると、練習 9bもまた着座した状態で行われる。プレーヤー は、大腿 12の間に大きなボール 10を、右側のわきのした 52に小さなボール 50 を、更に、手 16の中に小さなボール 44を持っている。プレーヤーは、バックス イングおよびダウンスイングを含むフルスイングを行い、上級プレーヤーは、フ ォロースルーまで続ける。練習9の利点のほかに更に、図 60に示されているよ うに、右側のわきのした 52にボールを用いて右肩 32を変位させることにより、 リーチがより大きくなり、更に、てこの作用も増大する。この他、練習 9bは、 下半身を孤立化することにより、上半身の柔軟性の増大をもたらす。 上級者向けの練習 10b 図 62〜63を参照すると、練習 10bもまた着座した状態で行われる。プレーヤ ーは、大腿 12の間に大きなボール 10を、肘 26の間に中程度の大きさのボール 28を、右側のわきのした 52に小さなボール 50を、更に、手 16の中に小さなボ ール 44を持っている。プレーヤーは、バックスイングおよびダウンスイングを 含むフルスイングを行い、上級プレーヤーは、フォロースルーまで続ける。この 練習は、練習10の利点と、下半身を孤立化することの利点と、を組合せたもので あり、上半身における動作にかなり集中することができる。こうしたトレーニン グ運動を行うと、各自が、肩の回転を一層強化でき、更に、図 62に示されてい るように、肩の回転をヒップの回転から分離できる。練習 10bは、練習 10単独 で行うよりも更に、胴 24の調整能力を高めると同時に、動作の範囲がを広がる ため、上半身の筋肉の収縮および伸長の好ましい流れを形成でき、その結果、所 望のスイング面を介してクラブにかかる力が増大する。 上級者向けの練習 11b 図 64〜65を参照すると、練習 11bもまた着座した状態で行われる。プレーヤ ーは、大腿 12の間に大きなボール 10を、右側のわきのした 52に小さなボール 50を、前腕 42の間の手首 34に近い部分で小さなボール 40を、更に、手 16の中 に小さなボール 44を持っている。プレーヤーは、バックスイングおよびダウン スイングを含むフルスイングを行い、上級のプレーヤーまたは練習者は、フォロ ースルーまで続ける。練習 11の利点に加えて、練習 11bでは、肘 26はスイング 面に対して好ましい姿勢が保たれる。ボール 40を配置することにより、フルス イングの間、肘 26の間が同じに保たれる。この練習を用いてトレーニングした 場合に得られると考えられる他の利点としては、クラブ 14のコントロール性の 増大、手 16および手首 34の強化が挙げられる。 上級者向けの練習 9c〜 11c 図 66および 67は練習 10cを示している。ここに示されたゴルファーは、テン ションバンド(必要に応じて使用される)を使用し、手の中に小さなボール 44 を把持して着座している。練習 10bのように、大腿 12の間に大きなボール 10を 、手の中に小さなボール 44を持ってフルスイングを行っている。練習 9cおよび 11cはそれぞれ、テンションベルト 4bで補強して練習 9bおよび 11bを行うのと 同じパターンに従う。 回転の練習A 回転の練習Aを示す図 68および 69を参照すると、膝 18の間に中程度の大き さのボール 128を挟持し、手 16の間にもう1つの中程度 の大きさのボール 28を挟持したプレーヤーが横たわっている。図 68に示されて いるように、プレーヤーは、手 16およびボール 28を一方向に伸長し、膝 18お よびボール 128を反対方向に伸長することにより、ヒップ 38を回転させる。次 に、図 69に示されているように、プレーヤーは、ヒップ 38および足を所定の位 置に保持しながら、手16および膝 18を反対の位置まで回転させる。 この上級者向けの練習は、肩を孤立化し、肩の回転をヒップの回転から分離で きるとともに、しっかりした手‐手首動作を誘発できる。体幹の回転の制御性も 増大する。練習Aを行うと、フルスイングを行いながら、好ましい左肩の内転お よび右肩の外転が可能になる。体幹の回転も強化されるとともに、背中を横切る 対角線上の伸長も強化される。テンションバンドを併用すると、肩(斜部、後上 部、後部、前部)の筋肉および腕の筋肉の伸長能力を強化することができる。こ の他、この運動により、筋肉の柔軟性に関するバランス/対称性が得られる。 回転の練習B 図 70〜71を参照すると、回転の練習Bは、着座した状態で行われる。プレー ヤーは、腕の間に大きなボール 110を挟持し(ボールを抱きかかえる)、ヒップ 3 8を時計回りに回転する。この練習では、下半身を孤立化または固定し、望まし いゴルフスイングに適合した特定の方法で体幹を特異的に回転できるようにする ことに重点が置かれている。背中を横切って対角線上の伸長も行われる。また、 練習者の両側で肘 26を約 90゜に保持し、体幹の孤立化を助ける。図 71に示さ れているように、プレーヤーは、テンションベルト 120を手 16に持って練習を 強化してもよい。こうすると、胴、体幹、中央上部の背中の伸長能力が増大する 。 回転の練習C 図 72〜73を参照すると、回転の練習Cもまた、着座した状態で行われる。プ レーヤーは、有効長(例えば、4インチ〜6インチ)の小さなボール 130および 1 32を各わきのしたに保持する。硬質バー134を首の後ろに保持した状態で、プレ ーヤーは肩を時計回りに、次いで反時計回りに回転する。これは上級者向けの回 転練習であり、肩の回転をヒップの回転から分離させた状態で、肩甲骨を後退/ 内転させたり、脊柱を中心に望ましい対回転がなされるように肩の位置決めをす ることが助長される。また、こうした位置決めを行うと、ヒップの回転を抑制し た状態で、胴および体幹にわたる筋肉系の対角線上の伸長および回転運動が行え るようになる。わきのしたのボール 130および 132により、プレーヤーは、練習 中に肘 26を保持して浮きを防ぎ、実際のゴルフスイングにおいて好ましい肘の コントロールができるようになる。練習Cによりトレーニングを行うと、姿勢、 バランス、および協調が改良できる。 回転の練習D 図 74および 75を参照すると、回転の練習Dは、着座した状態で行われる。プ レーヤーは、大腿 12の間に大きなボール 10を、腕の間にもう1つの大きなボー ル 110を挟持する(抱きかかえる)。プレーヤーは、肩を前後に回転する。練習 Dは練習Bを上級者向けに変更したものである。大腿の間に大きなボール 10を 保持すると、体幹/ヒップの回転と肩の回転との分離が助長される。この練習の 目標は、主として、練習Bを更に進めて、本明細書中に記載の上級者向けのゴル フの練習の中のより厳しいトレーニング(例えば、フォロースルースイング)にゴ ルファーが備えることである。この練習により、 ゴルファーは、良好なバランス、協調、安定性、および好ましいフットワーク( すなわち、最小限の足の動き)の感覚を得ることができる。 回転の練習E 図 76を参照すると、回転の練習Eはマット上で横になって行われる。プレー ヤーは、膝 18の間に中程度の大きさのボール 28を、手16の間に小さなボール 4 4を挟持する。プレーヤーは、手 16および腕を一方向に伸ばし、膝 18を反対方 向に伸ばす。練習Eは練習Aを上級者向けに変更したものである。手の中の小さ なボール 44は、肩帯の動作範囲の増大、ならびに体幹および胴の回転の範囲の 増大に役立つ。この運動により、肘 26はゴルフに特に適した位置で離間して保 持され、更に、実際のゴルフスイングを行うのに好適な、体幹の動きと肩の動き の分離がなされる。この運動により、好ましいゴルフスイングに特異的でかつそ れに適合した方法で、特定の筋肉系の動作範囲が増大される。 改良用具 図1〜76に示されたボール 10、28、40、および 44は、従来型のメディシナル ボールなど、普通の重量のボールとして説明してきたが、改良されたボールまた はその同等物を使用すると有利な場合もあることは、理解されるであろう。例え ば、可撓性および表面テクスチャーを改良して、挟持性および使用者の体との整 合性を向上させ、使用者が、1つまたは複数のボールが滑ったりまたは移動した りすることに悩まされることなく、スイングの動作に集中できるようにする。 図 77を参照すると、先に記載の従来型の球形ボール 10、28、40、および 44 の代わりに、窪み、平坦部、または使用者の体に整合するように内側に湾曲させ た表面を有する多少ピーナッツに似た形状の 変形可能で挟持可能なスペーサーオブジェクトを使用することもできる。適切な 曲率は、使用者の生理学的状態(寸法および強度)や使用者の技術レベルに大き く依存し、使用者が小さいか、強くないか、または経験が少ない場合は、大きい 曲率が適切である。図 77は、使用者の脚を収容するための小さい窪み 209を持 たせるように改良された大腿ボール 10を表している。小さなボールおよび中程 度の大きさのボールに対しても、同様の改良がなされたボールを使用してもよい 。前腕で使用される中程度の大きさのボールは、前腕の中により快適に収まるよ うに8インチ程度の長さのものが好ましい。わきのしたの小さなボールは、わき のしたによりうまく嵌合するように6インチ程度の長さである。改良されたボー ルの直径は、ほぼ同じである。 図 78を参照すると、他の好ましい実施態様において、VELCRO(商標)212などの 面ファスナーが外面に取付られた可撓性ボール 210が使用される。この用具では また、カフ 214が併用され、更に、カフ214には、カフの適切な部分に嵌合ファ スナー片 216が取り付けられている。これらは、適切な肢、例えば、大腿、前腕 、肘、膝、または肩、の周りに着用される。ファスナーストラップは、カフおよ びメディシナルボール上に縫いつけてもよい。ストラップは、ボールを所定の位 置に保持するのに役立つ。 図 79を参照すると、他の好ましい実施態様では、ボールまたは他の加重物体 312を内包してなる可撓性チューブ 310の利用が考えられる。可撓性チューブ 31 0は、ボールに対して先に記載した範囲内の外周をもったものであってもよい。本発明に係る練習により得られる利点 本明細書の記載に従って実施した場合、表1に列挙された利点が、表2に示さ れたように、上述の練習のうちの特定の1つを用いて得 られることを目標とするものであるが、プレーヤーまたは練習者の中には、所望 の利点を実現するために、他の者よりもより長い時間がかかる者もいるであろう 。プレーヤーの技術、および練習の習熟度に依存して、2習慣程度で利点が得ら れるものもいれば、所望の利点を得るために4週間、8週間、またはそれ以上を 要するものもいるであろう。練習はプログラムに従って実施する必要がある。こ の際、少なくとも週2回、好ましくは毎日練習を行い、プログラム中の各練習を 6回〜12回、好ましくは約 10回行った後で、次の選ばれた練習に移る。 練習の繰返し回数の少ないプログラムは、任意の所定の日に1回または2回行 うことは可能であろうが、ほとんどの人にとって、練習が網羅されたプログラム の場合、厳しすぎて、1日に2回以上行うことはできないであろう。ただし、プ ロのゴルファーについては例外である。 それぞれ個々の練習を注意深く行えば、表1に記載の利点のうちのかなりの数 の利点が得られるという意味で、開示された練習は有益である。各練習から得ら れる可能性のある利点は、以下の表2に列挙されている。 種々のサイズおよび数のボールをそれぞれ体の比較的枢動可能な部分の間で挟 持して前述の練習によりたゆまずトレーニングを行えば、抵抗力を用いて特定の ゴルフ技術を模倣することができる。ゴルフに特異的な強度および制御が達成で きるので、プレーヤーまたは練習者は、所望のスイング面上でゴルフクラブを正 確にスイングする能力を高めることができる。 本発明の方法をうまく実践することにより、肩、腕、および手が、適切な経路 を辿り、クラブが所望のスイング面を介して移動することをゴルファーが確認で きた場合、上半身および腕は、バックスイングの最上位において互いに正しい位 置関係にあり、力強くかつ正確なダウンスイングが行われることになる。ばねは 巻かれる。ダウンスイングは、ヒップ 38により開始され、ヒップが回転すると 、体の上部、すなわち、肩、次に腕、更に手が巻き戻され、容易にかつ力強くス イングが始まって、ばねが巻き戻される。本発明の方法を用いてスイングのうち のダウンスイング段階を強化すると、プレーヤーは筋肉を制御できるようになり 、その結果、ダウンスイングに関与する体の各部分、すなわち、ヒップ、肩、腕 、および手が順次エネルギーを放出し、望ましい連鎖動作が生まれる。本発明の 練習を念入りに実践することにより十分に上達した「正しい」スイングが行え、 バックスイング段階にあってエネルギーを効果的に蓄積できるゴルファーにとっ て、ゴルフは大きな楽しみである。 本発明の練習は、特に、インストラクターの監視の下で行った場合、極めて有 効なものとなるであろう。かなり集中して徹底的に行えば、この方法は更に有効 なものになる。多くのゴルファーは、今すぐにでも、メディシナルボールを利用 して、練習の有効性を知ることができる。結果は直ぐに明らかになるので、練習 者が抱くであろう初期の懸念はいずれも直ちに解消される。いずれの体型および 大きさの人、更 に、種々のレベルの身体的能力の人についても、恩恵が得られる。 各練習は、望ましいゴルフスイングの注意深い解析によって誘導されたものな ので、本発明の運動を実施する過程で、ゴルファーは、すぐに、ボールを上手く 打つための特定のメカニズムおよび特異的な物理的要件についての理解を深める ことができる。こうして基本を理解することは、初心者向けの練習からより進ん だ練習へ移行するようにゴルファーに動機付けするうえで有用である。 本発明の方法の更なる利点は、いくつかの周知の方法とは違って、ゴルフシー ズン中でも、そのときのゴルファーの能力に悪影響を及ぼすことなく使用できる という点である。 本発明の実践方法の更なる利点は、いずれのセッションにおいても際限なく繰 り返さないでも、目標の筋肉系に対して、きちんと方向付けされた特異的な影響 を与えることができるという点である。従って、実践しようとするスイング段階 の流れに特異的な筋肉に、過度の負荷をかけ、硬直化し、疲労させれば、そのセ ッションの練習の有効な限界まで達したとみなされ、それ以上繰り返してもなん の利点も得られない。この運動は、所望のスイング段階を実施するのに必要な特 定の筋肉系に対して特異的に作用するという意味で、極めて機能的である。 好ましい練習順序および組合せ 本発明の様々な個々の練習および運動は、組合せて、好ましい順序の練習の流 れにし、ゴルファーの体を積極的に鍛えることもできる。こうした流れの多くは 、先に記載の図面の詳細な説明から明らかであろう。提示された練習の流れは、 最も好ましいものであると見なすことができる。なぜなら、初心者、上級のゴル ファーまたは練習者などのために記載されたオプションに対して、十分な配慮が 払われているからである。 従って、例えば、安定化およびヒップの制御を行うために大腿の間で大きなボ ールを使用すること、腕の位置を制御するために肘の間で中程度の大きさのボー ルを使用すること、練習者の手にゴルフクラブを持たせること、こうしたことを 単独で、または種々の組合せで利用し、それに基づいて練習を開始することが望 ましい。練習者が上達するにつれて、手の間の小さなボール、前腕の間の小さな ボール、わきのしたのボールを更に利用した練習を行ってもよい。更に進んだプ レーヤーは、着座位の練習に進んで、上半身のトレーニングだけを別に行っても よい。先に説明したように、初心者は、バックスイング段階とダウンスイング段 階に限定した練習を行い、フォロースルーを含まない直立位の練習が終了するま では、フォロースルーまで完全に含めた練習は試みない方がよい。各自のニーズ にもよるが、任意の段階で、回転の練習を使用して、トレーニングプログラムを 補強してもよい。もちろん、他の形態の運動または療法を使用して、筋肉の機能 を強化し、練習の組合せの利点が最大限に発揮されるようにしてもよい。 理論的考察:生理学的影響 本発明は添付の請求の範囲によってのみ制限されるものであり、特定の理論に よりなんら制約を受けるものではないが、以下の理論的考察に関する記載は、本 発明およびその等価物をより良く理解するうえで役立つであろう。本明細書中に 記載された練習および運動は、体のコアーすなわち体幹に焦点を当てて、バラン スおよび力を強化使用しようとするものであるが、これは次のような考え:すな わち、体を安定化させ、ゴルフスイングを行っているときに安定性を保持するた めには、強靭なコアーが必須であるとの考えに従ったものである。安定なコアー はまた、脚から肩および腕へ力を伝達する働きをする。腕の力は、更に、クラブ ヘッドに伝えられる。ほとんどすべての練習は、 直接的にまたは間接的に、体のコアー部分に作用する。 生体力学的に考えると、複数の運動面における屈曲、伸長、および回転の個々 の運動パターンを提供する特定の筋肉系は、広範に、選択的に、かつ効率的に機 能する。ゴルフに好ましいスイング面のパターンを形成するために、特定の系を 孤立的にまたは組合せて鍛える。所望のゴルフスイングの要素である動きを発生 する動きに特異的な筋肉動作の所望の流れは、有効重量のボールを挟持すること により抵抗力を加えながら模倣される。 練習により助長される正確な動きは、所望のまたは理想化されたゴルフスイン グに特異的なものとなるように;更に、手およびクラブだけでなく、肘、肩、胴 、ヒップ、膝、足など、ゴルフスイングを行うときに関与する体の部分の他の要 素についても、打撃の対象となるボールの所望の飛行ラインに対して正確な位置 および方向に配置することに関して特異的なものとなるように;調整されている という意味で、本発明の練習は機能特異的である。トレーニングされる特定の動 作は、それらの正確な幾何学を考慮した場合、野球のバットもしくはテニスのラ ケットを振ったり、またはメディシンボールを投げるなど、他の動作には適さな いこともある。しかしながら、本発明の方法は、当業者には自明であろうが、本 明細書中の開示内容に従って、正確に行われた力強いスイングが重要となる他の スポーツまたは活動のためのスイングトレーニングに適用することもできる。 生理学的観点から見ると、メディシンボールトレーニングは、従来的には、嫌 気的な活動である。しかしながら、本発明の方法でメディシンボールが使用され る場合、ゴルフの特定の要求に対してスポーツ特異的である好気性および嫌気性 の動作の組合せを提供する。 筋神経系は、個々の練習を繰り返すのに必要な運動の強度によりストレスを受 けるが、その発達は、練習または運動の間で適切な回復時 間(練習者にもよるが、所定の回数の練習を繰り返した後、各練習の間で1分〜 10分の回復時間)を設けることにより強化される。本発明に係る練習のプログラ ムは、それを実践している間、所望の筋肉収縮および弛緩を引き起こす。 理論的考察:筋肉の挙動 筋肉の挙動についての知識もまた、本発明の理解に役立てることができる。本 発明のトレーニング方法は、運動のプライオメトリック原理として知られている ものを利用する。「プライオメトリックス」とは、関連する筋肉への迅速動的負 荷または筋肉の伸長に応答して力強い筋収縮が起こる運動を意味する。所望のス イング段階で加えられる爆発的な力を強化する手段として、プライオメトリック トレーニングが体に課す物理的要件は、強度トレーニングまたは耐久力トレーニ ングよりも少ない。ゴルフスイングを有効なものにするためには、力強いだけで はなく、面上でクラブヘッドのスピードを発生する必要がある。 例えば、ウエートリフティング、またはメディシンボールを投げたり受け取っ たりすることに基づいた従来型の強度および瞬発力トレーニングでは、大きな力 を発生するがスピードは比較的遅い方法に重点を置かれている。 筋肉を外部から伸長させると、その伸長に対抗して反射収縮を誘発する。これ は伸長反射と呼ばれる現象である。伸長反射は、伸長された筋線維の強力な収縮 を誘発する中枢神経系の応答である。厚手のゴムチューブを伸長させる効果と類 似の筋線維の固有の弾性に基づく任意の弾性リコイルに対して補助的なものであ る。本発明に従った練習のバックスイング段階において、練習が適切に行われた 場合、筋肉は、加えられた力によって、通常の長さ以上に伸長され(対抗する筋 肉系)、その結果、伸長反射を生じ、更に、弾性組織のリコイルが起こる。従っ て、注意深くタイミングを合わせて伸長させれば、弾性リコイルおよび伸長反射 の組合せ、すなわち、組合せ反射により、より大きな力が発生する。組合せ反射 の原理に基づく利点は、筋肉系の柔軟性を増大させることによって更に大きくで きるので、ゴルファーは上半身により多くのコイルエネルギーを蓄積することが できる。目標から離れる方向に肩を更に回転させれば、クラブヘッドがボールに 到達するまでに移動する距離が長くなり、クラブヘッドのスピードを速めること ができ、結果としてショットの距離が増大する。 ゴルフスイングに関与する作動筋および拮抗筋の両方の柔軟性が増大すると、 ゴルファーは、より適切で好ましいスイングを行うことができるであろう。この 場合、スイングに使用される筋肉(特に、脚、ヒップ、体幹、上側および下側の 肩後部、腕、および手首)は、特に、ゴルフスイングでの使用に合わせてトレー ニングされる。 本発明のトレーニングシステムの明らかに単純な方法は、固有受容筋神経促進 トレーニングを利用する。このトレーニングは、筋肉のセンサー活性を抑制し、 筋緊張を軽減し、伸びに対する抵抗力を除去することに基づいている。最大の弛 緩により、最大の伸びが得られる。作動筋の相互同時弛緩は通常見られる生理的 現象であり、効率的で滑らかな関節の運動を可能にする。更に、筋肉が接触した 際に、結合組織筋鍵ユニットが常に伸びていると、正味の効果としては、筋肉が 縮むと、筋肉は、結合組織の骨格を引っ張って伸長させる。 要約すると、本発明の方法は、力、強度耐久性、運動感覚、および動的バラン スを強化する。力は、抵抗力に対抗してスピードをつけて運動することによって 強化される。本発明のスイングトレーニング方法は自然に生じるプライオメトリ ック効果を利用する。この場合、筋肉の通常の弾力性は、伸長反射により伸長荷 重に対応させてより多く の力を加えることにより強化される。これはトレーニング適性の高い性質で、練 習により大きく強化される。耐久性は、疲労時に、メディシンボール抵抗を用い て特異的な運動を繰り返すことにより強化される。こうした耐久性の強化は、ゴ ルフのような要求のきびしいスポーツに対する有用なトレーニング方法の重要な 要素であり、ゴルフの全ラウンドにわたり良好なスイングを保持する割合を増大 させる。 適切なインストラクターの助けをかりて自主的に実施するうえで好適なトレー ニング方法として説明してきたが、本発明は、ゴルフまたは他のスポーツのため に良いスイングまたは正しいスイングを教える方法をも含むことは理解されるで あろう。こうした方法としては、先に記載したように、練習者が挟持できるよう に所定の位置にボールまたは他のトレーニング用具を置くこと、行うべき運動の 指示および監視を行うこと、更に、誤りを正すこと、練習方法の選択、説明など が挙げられる。 ゴルフのスポーツに関する実施態様を特に参照しながら本発明を説明してきた が、本発明が、正確で力強いスイングが要求される他のスポーツおよび活動、特 に、両手のスイングを利用するスポーツ、例えば、野球、ホッケー、およびクリ ケット、に適用できることは、当業者には分かるであろう。スイングのセットア ップまたはアプローチがスポーツによって異なるように、それぞれのスポーツに 適した望ましいスイング面は、スポーツによって異なる。 多少異なるサイズのボールまたは他のトレーニング用具を用いて、スイング用 のバット、スティックなどを所望のスイング面に誘導してもよい。特定のスポー ツまたは他の同等な活動に通じた者は、本明細書中に記載の教示に従って、他の 調整を行うであろう。 工業的利用可能性 本明細書中に開示された本発明は、スポーツトレーニング業界において産業用 途として、例えば、ゴルフ、テニス、野球、ホッケー、またはクリケットのクラ ブおよびクリニックにおいて、または個人的に、プロのトレーナーの指導の下で 利用可能である。本発明はまた、自己トレーニング用のキットとして実現可能で ある。すなわち、トレーニング用具一式(例えば、本明細書中に記載のタイプの ボール)を含み、更に、適切なトレーニングマニュアル(例えば、取扱説明書、 ビデオテープ、コンピュータディスク、コンピュータマルチメディア材料、また は遠隔地電子情報源にアクセスする手段から選ばれる)を備えたキットとして利 用できる。 これまで、本発明の代表的な実施態様をいくつか説明してきたが、種々の変更 が可能であることは、当業者にはもちろん理解されるであろう。こうした変更も 、添付の請求の範囲によってのみ制限されかつ規定される本発明の精神および範 囲に含まれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プレーヤーの手の間で挟持された細長いスポーツ用具を直立した姿勢でス イングする必要のあるスポーツのためのスイングトレーニング方法であって、し かも、 該スポーツ用具は、バックスイング動作で後方にスイングされ、反対方向のダ ウンスイング動作で前方にスイングされ、その結果として、放出可能な物体が該 プレーヤーに対して前方向に放出され、 該トレーニング方法では、練習者により少なくとも1つのスイング練習が繰返 して実施され、 該少なくとも1つのスイング練習は、以下の工程: a)スイング可能な細長いトレーニング用具を手の間で挟持する工程、 b)ボディースペーサーオブジェクトを腕の間で挟持し、該スイング練習の間 、該トレーニング用具を所定の位置に配置できるようにする工程、 c)バックスイング動作および反対方向のダウンスイング動作で該トレーニン グ用具をスイングし、必要なスポーツスイングをシミュレートする工程、 の実施を含み、 更に、一方の足から他方の足へウエートを移しながら該バックスイング動作を 行い、一方の足へウエートを戻しながら該ダウンスイング動作を行うことにより 、パワースイングを行うことを特徴とするとともに、 該練習は、次の工程: d)ボディースペーサーオブジェクトを脚の間で挟持し、該スイング練習の間 、下半身を安定化させる工程、 ここで、腕の間で挟持された該ボディースペーサーオブジェクトを第1のボデ ィースペーサーオブジェクトとし、脚の間で挟持された該ボディースペーサーオ ブジェクトを第2のボディースペーサーオブジェクトとする、 e)一方の足から他方の足へウエートを移しながら、また一方の足へウエート を戻しながら、該練習を行う工程、 を更に含むが、 ただし、工程c)を実施しながら、工程b)およびd)を別々にまたは一緒に 実施するものとする、前記スイングトレーニング方法。 2.前記ダウンスイング動作により、前記スイング可能なトレーニング用具が 前記練習者の一方の肩を越えてを配置され、かつ、前記工程c)が、前記練習者 の他方の肩を越えて前記トレーニング用具を配置するフォロースルー動作を含む ことを特徴とする請求項1記載の方法。 3.前記第1のボディースペーサーオブジェクトが、直径約 25cm〜約 55cm、 重量約 0.45kg 未満の大きな可撓性のボールであり、かつ、該大きなボールが、 トレーニングスイング時に前記練習者の大腿の間に挟持されることを特徴とする 請求項2記載の方法。 4.前記第2のボディースペーサーオブジェクトが、直径約 10cm〜約 25cm、 重量約 1kg〜約 5kg の中程度の大きさのボールであり、かつ、該中程度の大き さのボールが、肘の間に挟持されることを特徴とする請求項2記載の方法。 5.前記練習が、前記練習者の体のバックスイング側の前記練習者のわきのし たで小さなスペーサーオブジェクトを保持する工程を更に含むことを特徴とする 請求項1、2、3、または4記載の方法。 6.直径約 5cm〜20cm、重量約 0.4kg〜5kg の小さなボールを前腕の間で挟持 する工程を更に含むことを特徴とする請求項1、2、3、 または4記載の方法。 7.フォロースルーからバックスイングへ逆方向に練習を繰返し実施する工程 を含むことを特徴とする請求項1、2、3、または4記載の方法。 8.スイング動作の間、前記スイング可能なトレーニング用具の代わりに、手 の間で挟持される小さなボールを使用することにより、請求項2で規定された練 習に加えて補助的な練習を繰返し実施する工程を含むことを特徴とする請求項1 、2、3、または4記載の方法。 9.小さなボールを手の間で挟持し、1つ以上の大きなボールを大腿の間で挟 持し、中程度の大きさのボールを肘の間で挟持し、小さなボールを前腕の間で挟 持し、小さなボールをわきのしたで挟持した状態で、前記トレーニングスイング を着座位で更に繰り返し実施することを特徴とする請求項1、2、3、または4 記載の方法。 10.小さなボールを手の間で挟持し、1つ以上の中程度の大きさのボールを 膝の間で挟持し、中程度の大きさのボールを肘の間で挟持し、小さなボールを前 腕の間で挟持し、小さなボールをわきのしたで挟持した状態で、該小さなボール を練習者の体の一方の側から他方の側へスイングし、膝をその反対の方向に回転 することにより、回転の練習を横臥位で更に繰り返し実施することを特徴とする 請求項1、2、3、または4記載の方法。 11.前記練習者が弾性テンションベルトで繋がれ、かつ、該弾性テンション ベルトは、前記練習者の体の中央部分に取付られているとともに、水平方向の伸 長成分を有することを特徴とする請求項1、2、3、または4記載の方法。 12.前記スポーツがゴルフであることを特徴とする請求項1、2、3、また は4記載の方法。 13.スポーツクリニックにおいてインストラクターの監視下で実 施することを特徴とする請求項1、2、3、または4記載の方法。 14.直径約 5cm〜20cm、重量約 0.4kg〜5kg の小さなボールを前腕の間で挟 持する工程を更に含むことを特徴とする請求項4記載の方法。 15.フォロースルーからバックスイングへ逆方向に練習を繰返し実施する工 程を含むことを特徴とする請求項14記載の方法。 16.スイング動作の間、前記スイング可能なトレーニング用具の代わりに、 手の間で挟持される小さなボールを使用することにより、請求項2で規定された 練習に加えて補助的な練習を繰返し実施する工程を含むことを特徴とする請求項 14または15記載の方法。 17.小さなボールを手の間で挟持し、1つ以上の大きなボールを大腿の間で 挟持し、中程度の大きさのボールを肘の間で挟持し、小さなボールを前腕の間で 挟持し、小さなボールをわきのしたで挟持した状態で、前記トレーニングスイン グを着座位で更に繰り返し実施することを特徴とする請求項14、15、または 16記載の方法。 18.プレーヤーの手の間で挟持された細長いスポーツ用具を直立した姿勢で スイングする必要のあるスポーツのためのスイングトレーニング方法であって、 しかも、 該スポーツ用具は、バックスイング動作で後方にスイングされ、反対方向のダ ウンスイング動作で前方にスイングされ、その結果として、放出可能な物体が該 プレーヤーに対して前方向に放出され、 該トレーニング方法は、練習者による少なくとも1つのスイング練習の繰返し 実施を含み、 該少なくとも1つのスイング練習は、以下の工程: a)スイング可能な細長いトレーニング用具を手の間で挟持する工程、 b)ボディースペーサーオブジェクトを腕の間で挟持し、該スイン グ練習の間、該トレーニング用具を所定の位置に配置できるようにする工程、 c)バックスイング動作および反対方向のダウンスイング動作で該トレーニン グ用具をスイングし、必要なスポーツスイングをシミュレートする工程、 この場合、一方の足から他方の足へウエートを移しながら該バックスイング動 作を行い、一方の足へウエートを戻しながら該ダウンスイング動作を行うことに より、パワースイングを行うことを特徴とする、 d)ボディースペーサーオブジェクトを脚の間で挟持し、該スイング練習の間 、下半身を安定化させる工程、 ここで、腕の間で挟持された該ボディースペーサーオブジェクトを第1のボデ ィースペーサーオブジェクトとし、脚の間で挟持された該ボディースペーサーオ ブジェクトを第2のボディースペーサーオブジェクトとする、 e)該練習者の体のバックスイング側の該練習者のわきのしたで小さなスペー サーオブジェクトを保持する工程、 f)一方の足から他方の足へウエートを移しながら、また一方の足へウエート を戻しながら、該練習を行う工程、 の実施を含むが、 ただし、工程c)を実施しながら、工程b)およびd)を別々にまたは一緒に 実施し、それにより、それぞれの肢の柔軟性を高め、実際のスポーツスイングを 強化する特定の筋肉系中で生理学的変化を誘発するものとする、前記スイングト レーニング方法。 19.前記ダウンスイング動作により、前記スイング可能なトレーニング用具 が前記練習者の一方の肩を越えてを配置され、かつ、前記工程d)が、前記練習 者の他方の肩を越えて前記トレーニング用具を配置するフォロースルー動作を含 むことを特徴とする請求項18記 載の方法。 20.前記第1のボディースペーサーオブジェクトが、直径約 25cm〜約 55cm 、重量約 0.45kg 未満の大きな可撓性のボールであり、かつ、該大きなボールが 、トレーニングスイング時に前記練習者の大腿の間に挟持され; 前記第2のボディースペーサーオブジェクトが、直径約 10cm〜約25cm、重量 約 1kg〜約 5kg の中程度の大きさのボールであり、かつ、該中程度の大きさの ボールが、肘の間に挟持されることを特徴とする請求項19記載の方法。 21.直径約 5cm〜20cm、重量約 0.4kg〜5kg の小さなボールを前腕の間で挟 持する工程を更に含むことを特徴とする請求項18、19、または20記載の方 法。 22.フォロースルーからバックスイングへ逆方向に練習を繰返し実施する工 程を含むことを特徴とする請求項18、19、または20記載の方法。 23.スイング動作の間、前記スイング可能なトレーニング用具の代わりに、 手の間で挟持される小さなボールを使用することにより、請求項18で規定され た練習に加えて補助的な練習を繰返し実施する工程を含むことを特徴とする請求 項18、19、または20記載の方法。 24.小さなボールを手の間で挟持し、1つ以上の大きなボールを大腿の間で 挟持し、中程度の大きさのボールを肘の間で挟持し、小さなボールを前腕の間で 挟持し、小さなボールをわきのしたで挟持した状態で、前記トレーニングスイン グを着座位で更に繰り返し実施することを特徴とする請求項18、19、または 20記載の方法。 25.プレーヤーの手の間で挟持された細長いスポーツ用具を直立した姿勢で スイングする必要のあるスポーツのためのスイングトレ ーニング方法であって、しかも、 該スポーツ用具は、バックスイング動作で後方にスイングされ、反対方向のダ ウンスイング動作で前方にスイングされ、その結果として、放出可能な物体が該 プレーヤーに対して前方向に放出され、 該トレーニング方法は、練習者による少なくとも1つのスイング練習の繰返し 実施を含み、 該少なくとも1つのスイング練習は、以下の工程: a)スイング可能な細長いトレーニング用具を手の間で挟持する工程、 b)該スイング練習の間、ボディースペーサーオブジェクトを腕の間で挟持す る工程、 c)バックスイング動作および反対方向のダウンスイング動作で該トレーニン グ用具をスイングし、必要なスポーツスイングをシミュレートする工程、 の実施を含み、 更に、一方の足から他方の足へウエートを移しながら該バックスイング動作を 行い、一方の足へウエートを戻しながら該ダウンスイング動作を行うことにより 、パワースイングを行うことを特徴とするとともに、 該練習は、次の工程: d)該スイング練習の間、圧縮性スペーサーオブジェクトを大腿の間で挟持す る工程、 ただし、該圧縮性スペーサーオブジェクトは、約 25cm〜約 55cmの挟持寸法を 有する、 ここで、腕の間で挟持された該ボディースペーサーオブジェクトを第1のボデ ィースペーサーオブジェクトとし、脚の間で挟持された該ボディースペーサーオ ブジェクトを第2のボディースペーサーオ ブジェクトとする、 e)一方の足から他方の足へウエートを移しながら、また一方の足へウエート を戻しながら、該練習を行う工程、 を更に含むが、 ただし、工程c)を実施しながら、工程b)およびd)を別々にまたは一緒に 実施するものとし、更に、該第2のスペーサーオブジェクトは圧縮性であり、肘 の間で挟持され、約 10cm〜約25cm の挟持寸法を有する、前記スイングトレーニ ング方法。 26.前記ダウンスイング動作により、前記スイング可能なトレーニング用具 が前記練習者の一方の肩を越えてを配置され、かつ、前記工程c)が、前記練習 者の他方の肩を越えて前記トレーニング用具を配置するフォロースルー動作を含 むことを特徴とする請求項25記載の方法。 27.前記練習が、前記練習者の体のバックスイング側の前記練習者のわきの したでスペーサーオブジェクトを保持する工程を更に含むことを特徴とする請求 項26記載の方法。 28.直径約 5cm〜20cm、重量約 0.4kg〜5kg の小さなボールを前腕の間で挟 持する工程を更に含むことを特徴とする請求項25、26、または27記載の方 法。 29.前記スポーツがゴルフであることを特徴とする請求項25記載の方法。 30.プレーヤーの手の間で挟持された細長いスポーツ用具を直立した姿勢で スイングする必要のあるスポーツのためのトレーニングに使用されるトレーニン グ装置であって、しかも、 該スポーツ用具は、バックスイング動作で後方にスイングされ、反対方向のダ ウンスイング動作で前方にスイングされ、その結果として、放出可能な物体が該 プレーヤーに対して前方向に放出され、 該トレーニング装置は、実際のまたはシミュレートされた細長いトレーニング 用具と、トレーニングスイングの間、腕の間で挟持可能なボディースペーサーオ ブジェクトと、を含み、 更に、一方の足から他方の足へ練習者のウエートを移すパワースイングのため のトレーニングと、トレーニングスイングの間、練習者の脚の間で挟持可能なよ うな寸法、形状、および重量を有するボディースペーサーオブジェクトと、を含 むことを特徴とするとともに、 腕の間で挟持された該ボディースペーサーオブジェクトを第1のボディースペ ーサーオブジェクトとし、脚の間で挟持された該ボディースペーサーオブジェク トを第2のボディースペーサーオブジェクトとする、前記トレーニング装置。 31.トレーニングキットを作製するために、次の工程: a)前記スイング可能な細長いトレーニング用具を手の間で挟持する工程、 b)前記スイング練習の間、前記第1のボディースペーサーオブジェクトを脚 の間で挟持して、下半身を安定化する工程、 c)前記スイング練習の間、前記第2のボディースペーサーオブジェクトを腕 の間で挟持して、前記トレーニング用具を所定の位置に配置できるようにする工 程、 d)バックスイング動作および反対方向のダウンスイング動作で、一方の足か ら他方の足へウエートを移動しながら、また一方の足へウエートを戻しながら前 記トレーニング用具をスイングし、必要なスポーツスイングをシミュレートする 工程、 ただし、工程d)を実施しながら、工程b)およびc)を別々にまたは一緒に 実施するものとする、の実施を含む少なくとも1つのスイング練習を行うように 練習者に繰返し指示を与えた取扱説明書を含むことを特徴とする請求項30 記載の装置。 32.前記第1のボディースペーサーオブジェクトが、直径約 50cm〜55cm、重 量約 0.5kg 未満の可撓性の大きなボールであることを特徴とする請求項31記 載の装置。 33.前記第2のボディースペーサーオブジェクトが、直径約 10cm〜25cm、重 量約 1kg〜5kg の可撓性の中程度の大きさのボールであることを特徴とする請求 項31記載の装置。 34.第3のボディースペーサーオブジェクトが、直径約 5cm〜20cm、重量約 0.2kg〜4kg の可撓性の小さなボールであることを特徴とする請求項31、32 、または33記載の装置。 35.前記ボディースペーサーオブジェクトのうちの1つ以上が、挟持性の向 上した表面を有することを特徴とする請求項31、32、または33記載の装置 。 36.練習者に繋いで練習者の移動を制限するための練習者の腰に取付可能な テンションベルトを更に含むことを特徴とする請求項31、32、または33記 載の装置。 37.直立状態でプレーヤーの手の間でゴルフクラブが挟持され、該ゴルフク ラブは、バックスイング動作で後方にスイングされ、反対方向のダウンスイング 動作で前方にスイングされ、その結果として、プレーヤーの前方向にボールが放 出されるドライバスイングのトレーニングを行うためのゴルフトレーニング装置 であって、しかも、 トレーニングスイングの間、腕の間で挟持可能なボディースペーサーオブジェ クトを含み、 更に、一方の足から他方の足へ練習者のウエートを移すパワースイングのため のトレーニングと、 直径約 50cm〜55cm、重量 0.5kg 未満、かつ、練習者の大腿の間で挟持可能な 大きな可撓性ボール;直径約 10cm〜25cm、重量 1kg〜5kg、 かつ、練習者の腕の間で挟持可能な可撓性の中程度の大きさのボール;および直 径約 5cm〜20cm、重量 0.2kg〜4kg、かつ、練習者の一方のわきのしたで挟持さ れる程度の可撓性を有する小さなボール;を含む複数のボディースペーサーオブ ジェクトと、 を含むことを特徴とする、前記ゴルフトレーニング装置。 38.トレーニングキットを作製するために、次の工程: a)ゴルフクラブまたはシミュレート型ゴルフクラブを手の間で挟持する工程 、 b)前記スイング練習の間、前記大きなボールを脚の間で挟持して、下半身を 安定化する工程、 c)前記スイング練習の間、前記中程度の大きさのボールを腕の間で挟持して 、該ゴルフクラブまたは該シミュレート型ゴルフクラブを所定の位置に配置でき るようにする工程、 d)バックスイング動作および反対方向のダウンスイング動作で、一方の足か ら他方の足へウエートを移動しながら、また一方の足へウエートを戻しながら該 ゴルフクラブまたは該シミュレート型ゴルフクラブをスイングし、必要なスポー ツスイングをシミュレートする工程、 ただし、工程d)を実施しながら、工程b)およびc)を別々にまたは一緒に 実施するものとする、 の実施を含む少なくとも1つのスイング練習を行うように練習者に繰返し指示を 与えた取扱説明書を含むことを特徴とする請求項37記載の装置。 39.それぞれ直径約 5cm〜20cm;重量約 0.2kg〜4kg;かつ、練習者の一方の わきのしたに挟持可能な2つの可撓性の小さなボールを更にふくむことを特徴と する請求項38記載の装置。 40.練習中、練習者に取付て、練習者の移動を制限するためのテ ンションコードを更に含むことを特徴とする請求項38記載の装置。 41.練習中、練習者に取付て、練習者の移動を制限するためのテンションコ ードを更に含むことを特徴とする請求項39記載の装置。 42.シミュレート型ゴルフクラブを含むことを特徴とする請求項38、39 、40、または41記載の装置。
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