JP2000502923A - 歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 歯ブラシの首部には、プラスチック材に接着されたエラストマー材の塊体によって側部が取り囲まれた一体の薄肉部分が設けられており、その塊体は、それが連結された首又は頭部の長手方向に隣接した部分の表面を結んだ線を越えて側方に突き出た形状を成している。薄肉部分と突き出た塊体とは、歯ブラシの可撓性を改善してくれる。

Description

【発明の詳細な説明】 歯ブラシ この発明は、頭部と柄との間に、可撓連結部を備えたタイプの歯ブラシに関す る。 歯ブラシは、一般に頭部の植毛面からブラシ毛を延ばし、頭部の根元端を握り 柄の頭部側端に一体に連結し、頭部と握り柄との間に首部を設け、それら頭部と 握り柄と首とを長手方向に配列して構成されている。 頭部と首部との間に可撓連結部を備えた歯ブラシは、例えばＰＣＴ／ＥＰ９２ ／００６４５で知られている。その種の歯ブラシは、プラスチックとエラストマ ーの材料から構成された２素材の歯ブラシであり、一つのその種の歯ブラシとし ては、プラスチック材とエラストマー材から成る複合連結部をその頭部の根元端 とその首の直近部との間に設けたもので、スミスクラインビーチャム・パブリッ ク・リミテッド・カンパニーによって販売されているアクアフレッシュ・フレク スン・ダイレクト（登録商標）の歯ブラシが知られている。アクアフレッシュ・ フレクスン・ダイレクト（登録商標）の歯ブラシでは、上記連結部は、その歯ブ ラシにおいて複雑に多数凹凸状に湾曲した形状の区切り溝（チャザム）と交差す る比較的長くて薄い背柱（スパイン）を使用している。歯ブラシの頭部と柄との 間に改良された可撓連結部を設けることが、本発明の目的である。 この発明に依れば、歯ブラシは、植毛面からブラシ毛を延ばした頭部を備え、 その頭部がその根元端で、頭部と握り柄との間の首部によって握り柄の頭部側端 に一体に連結され、全体が長手方向軸に沿う配置にされて且つプラスチック材か ら一体に造られた歯ブラシであって、上記首部には薄肉部分が一体に設けられて おり、該薄肉部分の断面は、該薄肉部分が連結されている首及び／又は頭部にお ける部分にして長手方向で該薄肉部分と隣接している部分に対して薄くされてお り、当該薄肉部分は、プラスチック材に接着されたエラストマー材の塊体によっ て側部が取り囲まれており、該塊体の形状は、該塊体が連結されている首又は頭 部における部分にして長手方向で該塊体と隣接している部分の表面の線を越えて 側部に突き出ていることを特徴としている。 その歯ブラシの新規な構造は、公知の歯ブラシとの比較において改良された可 撓性を有する連結部を、頭部と柄との間に設けたものである。 薄肉部分は、頭部の根元に配置されて、或いはその根元に長手方向で直近して 配置されて、頭部を首へ好適に連結するものである。代わりに、薄肉部分は、首 に配置されたり、また例えば、この方が好ましいのであるが、柄に対するよりも 頭部により接近させた状態か、頭部に対するよりも柄の方により接近させた状態 のいずれかで首の長手方向で隣接した両部分を連結することができる。 典型的には、薄肉部分は、歯ブラシの長手方向で隣接した部分の向かい合った 面の間で長手方向に延びたプラスチック材の薄い背柱の形をとることができる。 薄肉部分は、歯ブラシに所望の程度の又は所望のタイプの可撓性を与えるもので あればどんな適当な断面も又は全体形状をも取ることができる。歯ブラシの長手 軸方向において、該長手軸にほぼ並行となつている側面を持つことができる。例 えば薄肉部分は、円形断面で全体的に円筒形状とすることもできる。或いは薄肉 部分は、楕円形状、矩形状又はカプセル形状の長軸線をブラシ毛と同じ方向に又 はブラシ毛と直交するように向けた状態でそのような楕円形状、矩形状又はカプ セル形状の断面を持つことができる。 典型的には、薄肉部分の頭部側端が連結される部分、例えば頭部の根元端等の 頭部の部分や、或いは首の部分は、特に平面図で見て（即ち、長手方向にほぼ直 交し且つブラシ毛方向にほぼ平行に見て）凹形状を成すことができて、その最も 深い部分に薄肉部分が連結され、又は代わりに薄肉部分の頭部側端が連結されて いる頭部の部分又は首の部分は、長手方向軸にほぼ直交した面とすることができ る。そのような構造では、薄肉部分の柄側端が連結された頭部の部分又は首の部 分は、対応した凸形状を取るか、又は長手方向軸にほぼ直交した面を持つことが できる。代わりに、もし薄肉部分の頭部側端が連結された頭部の部分又は首の部 分が凹形状になっていれば、それで薄肉部分の柄側端が連結されている頭部の部 分又は首の部分は、これら２つの各々の凹形状面によってその長手方向両端で部 分的に境界された丸く成った腔部を形成するように、反対に湾曲した凹形状も取 ることができる。 そのような構造では、薄肉部分は、歯ブラシの首を横切った、又は歯ブラシの 例えば根元側端における頭部と首との間に設けられた幅方向を向いた区切り溝に 事実上跨っている構成をとることができる。従って、区切り溝は、事実上平行な 辺を有したスロットや、又は湾曲した辺を有したスロットとすることができ、例 えばその頭部端側と柄端側の両方とも部分円状に湾曲させることができる。例え ば、薄肉部分は、その頭部側端において頭部の根元端に連結され、薄肉部分の頭 部側端が連結されている頭部の根元端部分は、最も深い部分に薄肉部分が連結し た凹形状とし、また薄肉部分の柄側端が連結されている頭部の部分又は首の部分 は対応した凸形状とし、結果的に首の頭部側端と頭部の根元端の向かい合った面 は、それらの間に湾曲した区切り溝を形成している。そのように湾曲した向かい 合った両方の面は、好ましいことに、ほぼ全長に渡ってほぼ部分円を成した三日 月状カーブを取っており、その三日月の尖端はほぼ歯ブラシの柄の端に向かつて 尖っている。 側方から（即ち、長手方向軸とブラシ毛方向とに直交する方向から）見受けら れるように、上記の向かい合った面は、長手方向軸にほぼ直交して配置されたり 、又はその軸に対して直交以外の角度を取って傾斜される。例えば、首の頭部側 端と頭部の根元端との間の区切り溝の面は、それらの延長が歯ブラシの植毛面側 で収斂するような角度で傾斜される。 薄肉部分は、長手方向軸に対して対称状態で区切り溝に跨ったり、又は歯ブラ シの植毛面又は反対側の底面の一方に又は他方により近くなるように設けられて 、例えば連結部を一方の撓み方向において、他方よりもより大きく撓ませたり、 そのように形成された連結部に所望の強度を与えることができる。例えば、側方 から（即ち、長手方向軸とブラシ毛方向とに直交する方向から）見受けられるよ うに、薄肉部分は、頭部の植毛面に反対側の底面よりもより近くなるように設け られる。例えば、薄肉部分と頭部の根元端との間の連結部は、頭部の根元端の厚 さ及び／又は首の厚さの完全に一部分ないしは実質的に一部分であって、頭 部及び／又は首の植毛面側へ、厚さの半分よりも近くなるように設けられる。 薄肉部分の断面は、歯ブラシの長手方向で直近の隣接部分の断面の、例えば０ .１〜０.７５に、適当なものとして０.２５〜０.５にすることができる。一般的 な歯ブラシ（歯ブラシは、凡そ全てほぼ同じ寸法となっている）では、上記区切 り溝の幅（即ち、歯ブラシの長手方向における幅）は、歯ブラシの首が約４〜７ ｍｍの幅（即ち、長手方向軸とブラシ毛方向とに直交した方向での幅）と３〜５ ｍｍの厚さ（即ち、長手方向軸に直交し且つブラシ毛方向に平行な方向での厚さ ）を有している個所で、約１〜５ｍｍ、一般に２〜３ｍｍにすることができる。 従って、適当なものとして、例えば背柱などの薄肉部分は、２：１から１：２の 、一般的には１.５：１から１：１.５の範囲の長さ：幅の寸法比を有した比較的 短いずんぐり形状とすることができる。従って、適当な背柱は、約０.４〜５ｍ ｍの、一般的には約１〜３ｍｍの幅（即ち、歯ブラシの長手方向を横切る方向の 幅）と、それが交差している区切り溝の上記の幅に対応した長さとを有すること ができる。 エラストマー材の塊体は、適当なものとしては、丸い形状の塊体とすることが できる。例えば、それは、球状対称形や、球の上下の両極で扁平にされた形状、 楕円形又は梨状の対称形状等を取ることができる。上記の区切り溝が湾曲したス ロットの場合、丸い形状の塊体の曲面は、区切り溝の曲面に合わせられる。長手 方向で塊体に隣接した歯ブラシの一方の部分又は両方の部分では、プラスチック 材が、塊体の形状に、即ち湾曲面やそれに類似した形状に、即ち、エラストマー 材の塊体の曲面に、そしてエラストマー材の塊体が周りに形成される曲面の形状 に拡張される。丸い形状の塊体は、歯ブラシの長手方向軸に直交する方向で且つ ブラシ毛方向のほぼ側方に首の直近部分の厚さ及び／若しくは頭部の根元端の厚 さの約１.５〜４倍、例えば２〜３倍の間で突き出ることができる。丸い形状の 塊体は、歯ブラシの長手方向軸に直交し且つブラシ毛方向にほぼ直交した方向の 側方に首の直近部の幅及び／若しくは頭部の根元端の幅の約１.０１〜１.５倍、 例えば１.１〜１.３倍の間で突き出ることができる。例えば、アクアフレッシュ ・フレクスン・ダイレクト（登録商標）の歯ブラシのような公知の２要素歯ブラ シ を通常造っているプラスチック材とエラストマー材を使うことで、これらの寸法 は、首と頭部の根元端との間の連結部に可撓性を与えるのに適しているのが分か る。 本発明の好適な実施例では、薄肉部分が、頭部を首に連結しており、また区切 り溝の凹み側を頭部に隣接させ且つ区切り溝の凸側を首に隣接させた状態の湾曲 した区切り溝に跨った縦長の背柱の形を成しており、或いは、首を横切ったり又 は頭部と首との間で横切ったほぼ平行な面を持った横断区切り溝に跨った縦長の 背柱の形を成しており、その背柱は、頭部の植毛面に反体側の底面よりもより近 くに設けられており、またエラストマー材の塊体は、球状の対称形状となってい る。 歯ブラシの他の部分は、基本的には従来の構成と同じにすることができる。或 いは、歯ブラシの首と柄の部分は、例えば内容についてここに参考までに取り入 れられている欧州特許出願公開明細書第０３３６６４１号に開示されている『Ｕ 』形状の折り畳み部のような可撓性を含むこと、即ち特性を変えることを含むこ とができる。例えば、柄は、その一体部分として、柄が存在している面に対して ３０゜〜１５０°の面に歯ブラシの残りの部分と一体に形成された少なくとも一 つの『Ｖ』又は『Ｕ』形状の折り畳みから成る弾性可撓部を有することができる 。長手方向の構造リブがそのような折り畳みを横切って設けられる。歯ブラシの 頭部の根元端と首との間の上記のような連結部が、そのような弾性可撓部を持っ た歯ブラシに使用されると、特に有利であることが分る。 歯ブラシの構成に使用されるプラスチック材とエラストマー材は、例えば欧州 特許出願公開明細書第０３３６６４１号に開示されているような、又は上記のア クアフレッシュ・フレクスン・ダイレクト（登録商標）の歯ブラシの構成に使用 されているような公知となっている在来のプラスチック材およびエラストマー材 とすることができる。本発明の歯ブラシは、プラスチック材の部分が先ず射出成 形される従来の射出成形加工によって造られ、次いでエラストマー材が溶着によ って２つを共に接合するように高温度のプラスチック材の周りで成形される。 さて、添付されている下記の図面を参照して、本発明を単に例示するかたちで 以下に説明する。 図１、２及び３は、エラストマーの塊体が所定位置に設けられていない状態で のこの発明の歯ブラシの一実施例の頭部から首にかけての範囲の平面図、下面図 、長手方向断面図を各々示している。 図４、５及び６は、エラストマーの塊体が所定位置に設けられていない状態で のこの発明の歯ブラシの別の実施例の頭部から首にかけての範囲の平面図、下面 図、及び側面図を各々示している。 側面からの（即ち、長手方向軸とブラシ毛方向とに直交した方向からの）頭部 １の図を示している図３と６では、薄肉部分１０は、頭部１の底面１４よりも植 毛面２により近くなっている。薄肉部分１０と頭部１の根元端４との間の連結は 、頭部１の根元４の全体で、又は頭部１の厚さ（ｔ）で見ると実質的に頭部の植 毛面２に半分程より近くなっている頭部１の根元端４の一部分で行われている。 図７、８及び９は、エラストマーの塊体が所定位置に設けられている状態での この発明の歯ブラシの頭部から首にかけての範囲の平面図、下面図及び側面図を 各々示している。 図１０、１１、１２及び１３は、この発明の歯ブラシの代替実施例を示してい る。 図１、２、３、７、８及び９を参照にすると、植毛面２からブラシ毛の束（図 示されていない）が延びている歯ブラシ頭部１が示されている。ブラシ毛は、ブ ラシ毛のパターンに対応したソケット穴３（図３では全てが示されていない）に 取付けられている。頭部１は、その根元端４において握り柄６の頭部側端５に一 体に連結されており、また頭部１と握り柄６との間に首部７を備えており、それ らは全て長手方向軸Ａ−Ａに沿って配置され、プラスチック材によって一体に造 られている。握り柄６には、エラストマー材で造られたグリップマット８が設け られており、また柄６と首７との間にはそれらの一体部分として、柄が存在して いる面に対して３０゜から１５０゜の面において柄の残りの部分と一体に形成さ れた少なくとも一つの『Ｖ』形状又は『Ｕ』形状の折り畳み部から構成された弾 力に富んだ可撓部分９が設けられている。 首部７には、一方端（『首側端』）で首の頭部側端１１に連結され且つ他方端 （『頭部側端』）で頭部の根元端４に連結された一体の薄肉部分１０が設けられ ている。部分１０は、それが連結されている首７および頭部１の長手方向で隣接 した部分１１、４よりも薄肉化された断面を有している。薄肉部分１０は、その 長手軸方向周りで円形断面となっている。図７、８及び９に示されているように 、部分１０は、側方においてエラストマー材の塊体１２によって取囲まれており 、その塊体１２は、プラスチック材に接合されており、また部分１０が連結され ている首７と頭部１の長手方向で隣接した部分１１、４の表面の線を越えて側方 に突き出た形状となっている。 部分１０は、頭部１の根元４に配置されて頭部１を首７に連結している。部分 １０は、歯ブラシの上記の長手方向で隣接した部分１１、４の間で長手方向に延 びたプラスチック材の薄い背柱の形となっている。背柱１０は、長さ：幅の寸法 比が約１.２：１となっている比較的短いずんぐり形状となっている。 図１、２及び３では、部分１０の頭部側端が連結されている頭部１の部分４は 、長手方向軸Ａ−Ａにほぼ直交した面を有し、また部分１０の柄側端が連結され ている首７の部分１１も長手方向軸Ａ−Ａにほぼ直交した面を有している。 図４、５及び６では、部分１０の頭部側端が連結されている頭部１の部分４は 、最も深い部分に薄肉部分が連結されている凹形状を成し、また部分１０の柄側 端が連結されている首７の部分１１は、対応して凸形状を成しており、それらの 向かい合った面がほぼ全長に渡って概ね部分円となっている三日月状のカーブを 取るような湾曲を形成している。 図面に示されている構造では、部分１０は、事実上、歯ブラシの頭部１の根元 端４と首７の頭部側端１１との間の区切り溝１３に跨っている。従って、区切り 溝１３は、事実上、図１、２及び３においては平行な辺を持ったスロットとなっ ており、また図４、５及び６では湾曲したスロットとなっている。部分１０は、 歯ブラシの底面１４へよりは植毛面２へより近い状態で区切り溝に跨っている。 図１から６において、側面から（即ち、長手方向軸とブラシ毛方向に直交した 方向から）見受けられるように、首の頭部側端１１と頭部１の根元端４との間の 区切り溝１３の向かい合った面は、それらの延長が歯ブラシの植毛面２の側で収 斂するような角度で傾斜されている。 図７、８及び９に示されているように、エラストマー材の塊体１２は、球状の 対称形状を有する丸い塊体となっている。図１、２及び３において、この塊体に 長手方向で隣接する歯ブラシの部分４、１１では、プラスチック材が、エラスト マー材の塊体１２の形状に似た半球形状の塊体１５に拡張されており、その周り にエラストマー材の塊体１２が成形される。 図１、２、３、４、５及び６は、部分１０が、頭部１を首７に連結し、また図 ４、５及び６において凹面側を頭部に隣接させた湾曲区切り溝１３に跨り且つ図 １、２及び３において頭部１と首７の間でほぼ平行な辺を有した横断区切り溝１ ３に跨っている縦長の背柱の形を成しており、その背柱１０は、頭部１の底面１ ４までの距離よりも植毛面２までの距離のほうが近くなっており、エラストマー 材の塊体１２が球状の対称形状を成した本発明の好適な実施例を示している。 歯ブラシの構成に使用されているプラスチック材とエラストマー材は、例えば 欧州特許出願公開明細書第０３３６６４１号に開示されているような公知の在来 素材である。本発明の歯ブラシは、プラスチック材の部分１、６、７、１０が先 ず射出成形されて、次にプラスチック材とエラストマー材とが塊体１２を形成す るような公知の方法でエラストマー材が高温のプラスチック材の周りで成形され る従来の射出成形加工によって造られている。図面に示されている歯ブラシでは 、グリップマット８と塊体１２とが単一射出点の使用を可能にする為に流れチャ ンネルによってたとえ連結され得たとしてもエラストマー材を射出してそれらを 形成するためには２つの射出点が必要となろう。 図１０、１１、１２及び１３を参照すると、上記の図１〜９のものに似た構造 の歯ブラシが示されており、相当する部分には同じ番号が付けられている。 図１０〜１３の歯ブラシでは、部分１０は、長軸が図１０および１１のブラシ 毛１５の方向Ｂに直交し且つ図１２と１３のブラシ毛方向に平行となっている矩 形状の断面となっている。図１０、１１、１２及び１３では、部分１０の頭部側 端が連結されている頭部１の部分４は、最も深い部分に薄肉部分が連結されてい る凹形状を成しており、部分１０の柄側端が連結されている首７の部分１１も、 丸まった腔所を形成するように反対に湾曲した凹形状を成している。エラストマ ー材の塊体１２は球形状となっている。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 植毛面からブラシ毛を延ばした頭部を備え、該頭部がその根元端で、頭部 と握り柄との間の首部によって握り柄の頭部側端に一体に連結され、全体が長手 方向軸に沿う配置にされて且つプラスチック材から一体に造られた歯ブラシであ って、上記首部には薄肉部分が一体に設けられており、該薄肉部分の断面は、該 薄肉部分が連結されている首及び／又は頭部における部分にして長手方向で該薄 肉部分と隣接している部分に対して薄くされており、当該薄肉部分は、プラスチ ック材に接着されたエラストマー材の塊体によって側部が取り囲まれており、該 塊体の形状は、該塊体が連結されている首又は頭部における部分にして長手方向 で該塊体と隣接している部分の表面の線を越えて側部に突き出ていることを特徴 とる歯ブラシ。 ２． 薄肉部分は、頭部の根元に、又はその根元に長手方向で直近に隣接して配 置されると共に、頭部を首に連結していることを特徴とする請求の範囲第１項記 載の歯ブラシ。 ３． 薄肉部分は、歯ブラシの上記の長手方向で隣接した部分の向かい合った面 の間で長手方向に延びたプラスチック材の薄い背柱の形をとっていることを特徴 とする請求の範囲第１項又は第２項記載の歯ブラシ。 ４． 薄肉部分の頭部側端が連結された頭部の部分又は首の部分は、平面図で見 て、最も深い部分に薄肉部分が連結している凹形状を成していることを特徴とす る請求の範囲第１項、第２項又は第３項のいずれか一つに記載の歯ブラシ。 ５． 薄肉部分の柄側端が連結された頭部の部分又は首の部分は、対応した凸形 状を成していることを特徴とする請求の範囲第４項記載の歯ブラシ。 ６． 薄肉部分の頭部側端が連結された頭部の部分又は首の部分も、これら２つ の各々の凹形状面によってその長手方向両端で部分的に境界された丸く成った腔 部を形成するように、反対に湾曲した凹形状を成していることを特徴とする請求 の範囲第４項記載の歯ブラシ。 ７． 薄肉部分は、歯ブラシの首を横切って幅方向に向けられた区切り溝に、或 いは歯ブラシの頭部と首との間に設けられて幅方向に向けられた区切り溝に跨っ ていることを特徴とする上記請求の範囲のいずれか一つの項に記載の歯ブラシ。 ８． 区切り溝は、平行な辺を有したスロットや、又は湾曲した辺を有したスロ ットとなっていることを特徴とする請求の範囲第７項記載の歯ブラシ。 ９． 薄肉部分は、その頭部側端において頭部の根元端に連結されており、薄肉 部分の頭部側端が連結されている頭部の根元端部分は、最も深い部分に薄肉部分 が連結した凹形状を成し、また薄肉部分の柄側端が連結されている頭部又は首の 部分は、対応した凸形状を成しており、結果的に首の頭部側端と頭部の根元端の 向かい合った面は、それらの間に湾曲した区切り溝を形成していることを特徴と する請求の範囲第８項記載の歯ブラシ。 １０． 側方から見受けられるように、上記の向かい合った面は、縦長の歯ブラ シ軸に対して直交以外の角度で傾斜されていることを特徴とする上記請求の範囲 のいずれか一つの項に記載の歯ブラシ。 １１． 首の頭部側端と頭部の根元端との間の区切り溝の両面は、それらの延長 が歯ブラシの植毛面側で収斂するような角度で傾斜されていることを特徴とする 請求の範囲第１０項記載の歯ブラシ。 １２． 薄肉部分は、歯ブラシの植毛面又は反対側の底面の一方に又は他方によ り近くなるよう首及び／若しくは頭部の長手方向で隣接した部分に跨っているこ とを特徴とする上記請求の範囲のいずれか一つの項に記載の歯ブラシ。 １３． 薄肉部分の断面は、歯ブラシの長手方向で直近に隣接した部分の断面の ０.１〜０.７５に成っていることを特徴とする上記請求の範囲のいずれか一つの 項に記載の歯ブラシ。 １４．エラストマー材の塊体は、丸い形状の塊体となっていることを特徴とする 上記請求の範囲のいずれか一つの項に記載の歯ブラシ。 １５． 丸い形状の塊体は、歯ブラシの長手方向軸に直交する方向で且つブラシ 毛方向のほぼ側方に首の直近に隣接する部分の厚さの、及び／若しくは頭部の根 元端の厚さの約１.５〜４倍の間で突き出ていることを特徴とする上記請求の範 囲のいずれか一つの項に記載の歯ブラシ。 １６． 薄肉部分は、頭部を首に連結し、区切り溝の凹み側を頭部に隣接させ且 つ区切り溝の凸側を首に隣接させた状態の湾曲した区切り溝に跨った縦長の背柱 の形を成していることを特徴とする上記請求の範囲のいずれか一つの項に記載の 歯ブラシ。