JP2000501913A - 電話ネットワークおよびブロードバンドネットワークを統合するための方法及びその装置 - Google Patents

電話ネットワークおよびブロードバンドネットワークを統合するための方法及びその装置

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JP2000501913A JP10502863A JP50286398A JP2000501913A JP 2000501913 A JP2000501913 A JP 2000501913A JP 10502863 A JP10502863 A JP 10502863A JP 50286398 A JP50286398 A JP 50286398A JP 2000501913 A JP2000501913 A JP 2000501913A
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スマイク,デアク,アンドリュー.
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ベル コミュニケーションズ リサーチ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 ブロードバンド・ネットワーク(1700)及び電話ネットワーク(1702)の双方に接続された統合ブロードバンド/電話サービス制御ポイント(1704)は、複数のブロードバンド処理レコード(306)を有する第1のデータベースと、複数の呼処理レコード(1904)を有する第2のデータベースと、ブロードバンド・ネットワーク(1700)からの第1のトリガセットに応答して1つまたは2つ以上のブロードバンド処理レコード(306)を実行しブロードバンド・ネットワークへの処理命令を返す(124)システムと、電話ネットワーク(1702)からの第2のトリガセットに応答して1つまたは2つ以上の呼処理レコード(1904)を実行し電話ネットワーク(1702)へ処理命令を返す(124)システムとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 電話ネットワークおよびブロードバンドネットワークを統合するための方法及び その装置 関連出願の相互参照 本出願は、本明細書と同一日付で受理され、その内容が参照により本願の一部 となる以下の出願すなわち、アターニー・ドケット番号01333.0072号 の米国特許出願第08/432,580号、アターニー・ドケット番号1333 .0091号の米国特許出願第08/431,989号、アターニー・ドケット 番号1333.0092号の米国特許出願第08/432,581号、アターニ ー・ドケット番号1333.0094号の米国特許出願第08/432,582 号、アターニー・ドケット番号1333.0095号の米国特許出願第08/4 32,578号に関連する。 本出願は又、Zaher A.Nazifらの1992年8月25日付の発明の名称が「電 気通信システムにおいてサービスを作成し、転送し、モニタするためのシステム 及び方法」の米国特許出願第07/934,240号、Zaher A.Nazifらの19 92年11月6日付の発明の名称が「電気通信システムにおいてサービスを作成 し、転送し、モニタするためのシステム及び方法」の米国特許出願第07/97 2,529号、Suzan K.K.Manらの1992年11月6日付の発明の名称が「電 気通信サービス仕様を作成するための方法」の米国特許出願第07/972,8 17号にも関連する。これらの出願も参照により本願に含まれる。 発明の背景 本発明は一般に電気通信ネットワーク及びサービスに関し、さらに詳しくはブ ロードバンド・ネットワーク及びサービスに関する。 今日の成熟した電話ネットワーク(電話回線網)と比較して、全国的ブロード バンド・ネットワークはまだ揺籃期にある。本出願において、用語ブロードバン ドはビデオ情報(動画と静止画の両方)ならびに従来の音声及び文字データを含 む。過去数年の間に、業界は多大な努力を払ってブロードバンドでのアクセス、 交換、伝送技術を開発して来た。しかし、ブロードバンド・ネットワークを統合 し制御することにはほとんど努力が払われなかった。その結果として、ブロード バンド・ネットワーク制御のために共通に受け入れられているアーキテクチャが 存在していない。さらに、ブロードバンド・ネットワークのための制御機能、イ ンタフェース、プロトコルを定義する規格又は業界の要求はきわめて僅かである 。 数社のベンダー、たとえばAT&Tや富士通などが制御能力をブロードバンド ・アクセス及び交換機製品群に統合したエンド・ツー・エンド・ソリューション を提供しているが、これらのアプローチは独占品であり、大規模配備を考えた場 合20年以上も前の交換機を用いた電話サービスに見られたのと同じ欠点と努力 目標、即ちサービスの実施、配備、及び均一性の問題ならびに限定されたサービ スのカスタム化という努力目標を持つという特徴がある。 したがって関連技術の制限及び欠点に起因する問題点の1つまたは2つ以上を 実質的に取り除くブロードバンド・ネットワーク及びサービスを提供することが 望まれる。 またネットワーク・オペレータが変化する市場の要求に迅速に応答してブロー ドバンド・ネットワーク内に新規サービスを迅速に作成、試験、配置できるよう なブロードバンド・ネットワークを提供することも望まれる。 さらに既存のサービス作成及びサービス制御の特徴及び機能を拡張してブロー ドバンド・ネットワークにおけるブロードバンド・サービスの作成及び実行をサ ポートすることが望まれる。 またブロードバンド・サービスを生成するためのおよび既存の環境へ迅速かつ 効率的にこれらのブロードバンド・サービスを供給するためのシステム及び方法 を提供することが望まれる。 ビデオ・オンデマンド・サービスを提供するための効率的で廉価なシステム及 び方法を提供することが望まれる。 ビデオ会議サービスを提供するための効率的で廉価なシステム及び方法を提供 することが望まれる。 ブロードバンド・ネットワークと電話ネットワークの統合を提供することが望 まれる。 ネットワーク・オペレータが変化する市場の要求に迅速に応答して新規サービ スを迅速に作成、試験、配備できるような統合ブロードバンド/電話ネットワー クを提供することも望まれる。 さらに統合ブロードバンド/電話ネットワークにサービスを生成するためと迅 速かつ効率的にこれらのサービスを実行環境へ供給するためのシステム及び方法 を提供することが望まれる。 発呼者識別サービスを提供する効率的かつ廉価なシステム及び方法を提供する ことがさらに望まれる。 本発明のさらなる目的、特徴、利点は後述の説明に記載され、一部は説明から 明らかになるか又は本発明の実施により習得されよう。本発明の目的及びその他 の利点は本明細書の記述された説明及び添付の請求項ならびに添付の図面に特に 指摘されている装置及び組み合わせを用いて実現達成されよう。 発明の説明 本発明の目的にかかる上記及びその他の利点を実現するため、具体化され広く 説明されているように本発明はブロードバンド・ネットワーク、電話ネットワー ク、及び前記ブロードバンド・ネットワークと前記電話ネットワークの両方に接 続された統合サービス制御ポイントを含む統合ネットワークを含む。 また本発明の目的によれば、具体化され広く説明されているように、本発明は ブロードバンド・ネットワークと電話ネットワークの両方に接続され、複数のブ ロードバンド処理レコードを有する第1のデータベースと、複数の呼処理レコー ドを有する第2のデータベースと、前記ブロードバンド・ネットワークからの第 1の組のトリガに応答して1つまたは2つ以上の前記ブロードバンド処理レコー ドを実行し前記ブロードバンド・ネットワークへ処理命令を返すための手段と、 前記電話ネットワークからの第2の組のトリガに応答して1つまたは2つ以上の 前記呼処理レコードを実行し前記電話ネットワークへ処理命令を返すための手段 とを含む統合ブロードバンド/電話サービス制御ポイントを含む。 また本発明の目的によれば、実施され広く説明されているように、本発明はブ ロードバンド・ネットワークと、電話ネットワークと、統合サービス制御ポイン トとを含む統合ネットワークにおいて、前記統合サービス制御ポイントにおいて 処理装置により実行され、前記ブロードバンド・ネットワークからの第1のトリ ガセットを受信するステップと、前記第1の種類の前記トリガに応答して1つま たは2つ以上の処理レコードを実行するステップと、前記1つまたは2つ以上の ブロードバンド処理レコードから取り出された処理命令を前記ブロードバンド・ ネットワークへ返すステップと、前記電話ネットワークから第2の種類のトリガ を受信するステップと、第2の前記トリガセットに応答して1つまたは2つ以上 の処理レコードを実行するステップと、前記1つまたは2つ以上の呼処理レコー ドから取り出した呼処理命令を前記電話ネットワークへ返すステップとを含むこ とを特徴とする方法を含む。 また本発明の目的によれば、実施され広く説明されているように、本発明はブ ロードバンド・ネットワークと電話ネットワークの両方に接続され、複数のブロ ードバンド処理レコードと呼処理レコードを有するデータベースと、前記ブロー ドバンド・ネットワークからの第1のトリガセットに応答して1つまたは2つ以 上の前記ブロードバンド処理レコードを実行し前記ブロードバンド・ネットワー クへ処理命令を返すための手段と、前記電話ネットワークからの第2のトリガセ ットに応答して1つまたは2つ以上の前記呼処理レコードを実行し処理命令を前 記電話ネットワークへ返すための手段とを含む統合ブロードバンド/電話サービ ス制御ポイントを含む。 前述の一般的説明と後述の詳細な説明の両方が例示及び説明を目的とするもの であって特許請求される本発明のさらなる説明を提供することを意図したもので あることを理解されたい。 図面の簡単な説明 本明細書に含まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発明の現時点 で好適な実施形態を示したものであって、上述の一般的説明及び後述する好適な 実施の詳細な説明と併せて本発明の原理の説明に供される。 図面において、 図1Aは本発明の1実施形態によるブロードバンド・ネットワークのブロック 図である。 図1Bは本発明の1実施形態によるビデオ情報を提供するためのブロードバン ド・ネットワークのブロック図である。 図2は本発明の1実施形態によるブロードバンド・セッション制御装置のブロ ック図である。 図3Aは本発明の1実施形態によるブロードバンド・サービス制御ポイントの ブロック図である。 図3B及び図3Cは本発明の1実施形態によるブロードバンド処理レコードの 例を示す図である。 図4は本発明の1実施形態によるセットトップ制御装置のブロック図である。 図5は本発明の1実施形態によるビデオ・オンデマンド・サービスのためのフ ローチャートである。 図6は本発明の1実施形態によるレベル1のゲートウェイ・メニューの例を示 す図である。 図7は本発明の1実施形態によるユーザのPINを要求するためのディスプレ イ・メニューの例を示す図である。 図8は本発明の1実施形態によるビデオ情報プロバイダのためのビデオ選択メ ニューの例を示す図である。 図9は本発明の1実施形態によるビデオ情報プロバイダにより提供される代表 的な選択メニューを示す図である。 図10は本発明の1実施形態によるビデオ情報プロバイダにより提供される別 の代表的な選択メニューを示す図である。 図11は本発明の他の実施形態によるブロードバンド・ネットワークのブロッ ク図である。 図12〜図14は本発明の他の実施形態による別のシステム・セットアップ及 び処理フロー動作を示す図である。 図15は本発明の1実施形態によるビデオ会議サービスのためのディスプレイ ・メニューを示す図である。 図16は本発明の1実施形態によるビデオ会議サービスを提供するためのフロ ーチャートである。 図17は本発明の1実施形態による統合ブロードバンド及び電話ネットワーク のブロック図である。 図18は本発明の1実施形態による電話ネットワークへ遠隔地を接続するため の別の方式のブロック図である。 図19は本発明の1実施形態による統合電話/ブロードバンド・サービス制御 ポイントのブロック図である。 図20は本発明の1実施形態によるサービス供給メニューの例を示す。 図21は本発明の1実施形態によるビデオ・オンデマンド・アクセス・スクリ ーニング・メニューの例を示す図である。 図22は本発明の1実施形態による電話を用いたサービスのリストの例を示す 図である。 図23は本発明の1実施形態による呼履歴メニューの例を示す図である。 図24は本発明の1実施形態によるディスプレイ画面上に表示される着呼情報 メニューを示す図である。 図25は本発明の1実施形態による着呼情報メニューの例を示す図である。 図26は本発明の1実施形態によるビデオを用いた発呼者ID情報を提供する ためのフローチャートである。 図27は本発明の他の実施形態によるビデオを用いた発呼者ID情報を提供す るためのフローチャートである。 発明を実施するための最良の形態 添付の図面に図示してある本発明の好適実施形態の構造と動作をここで詳細に 参照する。これらの図面において、同様の要素及び動作は同一の参照番号で表わ されている。 本発明の好適実施形態の以下の説明は本発明の単なる代表例である。本発明は これらの実施形態に制限されるものではなく、その他の実施形態により実現され 得るものである。 図1Aは本発明の1実施形態によるブロードバンド・ネットワークのブロック 図である。図示したように、好適なブロードバンド・ネットワークはブロードバ ンド交換ネットワーク(「BSN」)100、情報送信装置/受信装置(inf ormation sender/receiver)101、ブロードバンド ・セッション制御装置(「BSC」)104、ブロードバンド・サービス制御ポ イント(「BSCP」)106を含む。 BSN100は情報送信装置/受信装置101へ/からのデジタル情報を経路 制御するための1台又は2台以上のブロードバンド交換機114を含むのが望ま しい。ブロードバンド交換機114はたとえば非同期転送モード(ATM)交換 機又は他の何らかの従来のデジタル情報交換機を含むことがある。 情報送信装置/受信装置101はBSN100へのブロードバンド・コネクシ ョン116上で情報を送信および/または受信することが望ましい。ブロードバ ンド・コネクション116はたとえば、ツイステッドペア銅線、同軸ケーブル、 光ファイバー・リンク、又はこれらの何らかのハイブリッドを含むことがある。 BSC104は情報送信装置/受信装置101、BSCP100、ブロードバ ンド交換機114と、各々にデータ・コネクション120、124、126経由 で通信する。これらのデータ・コネクションはツイステッドペア銅線、同軸ケー ブル、光ファイバー・リンク、又はこれらの何らかのハイブリッドのうちの1つ を含むのが望ましい。コネクション120はBSC104と情報送信装置/受信 装置101の間の各々物理的接続として図示してある。他の実施形態においては 、これらのコネクション120は論理的接続であり、物理的なデータ・パスはブ ロードバンド交換機114又は別の公衆パケット・データ・ネットワーク(図示 していない)を通過する。 本発明によれば、情報送信装置/受信装置101は制御信号、データ情報およ び/またはブロードバンド情報を送信および/または受信することのできるあら ゆる種類の通信機器、コンピュータ、又はネットワークを含む。たとえば、本発 明によれば、情報送信装置/受信装置101として宅内装置、パーソナル・コン ピュータ、データ通信ハブ、情報サーバ、ビデオ・サーバ、カメラ、モニタ機器 、電話機、他のネットワークなどを含むことがある。 ブロードバンド・セッション制御装置104はBSCP106から提供される 命令に基づいて情報送信装置101からの信号を処理することが望ましい。BS C104とBSCP106の間の相互作用については詳細に後述する。ブロード バンド・セッション制御装置104はBSN100のブロードバンド交換機11 4にも、情報送信装置/受信装置101間の情報(データ及びブロードバンド) をいつどのように転送制御するかについても指示する。つまり、本発明によれば 、ブロードバンド交換機114はブロードバンド・セッション制御装置104か ら転送指示を取り出すのが望ましいので限られたインテリジェンスしか必要とし ない。 本発明のブロードバンド・ネットワークの処理及び機能について、ユーザにビ デオ・サービスを提供するためのブロードバンド・ネットワークに関連させて説 明する。図1Bは本発明の1実施形態によるビデオ・サービスを提供するための ブロードバンド・ネットワークのブロック図である。図1Bに示すように、情報 送信装置/受信装置101のうちの1つは、好適には遠隔利用者に位置するセッ トトップ制御装置110を含む。セットトップ制御装置110には、ビデオディ スプレイ112、ビデオカメラ120、遠隔制御装置118が関連する。ビデオ ・サービスの実施形態では他の情報送信装置/受信装置101が1つ又は2つ以 上のビデオ情報プロバイダ102で置き換えられる。また好適実施形態において 、セットトップ制御装置110とブロードバンド交換ネットワーク100の間の 通信コネクション116はアクセス・ネットワーク108経由で提供してもよい 。アクセス・ネットワーク108はブロードバンド・コネクション116と同じ 同軸ケーブル、光ファイバー・リンク又は同じハイブリッドを含んでもよい。こ れ以外にアクセス・ネットワーク108はADSL技術を含んでもよい。 本発明によれば、セットトップ制御装置110は遠隔制御装置118からの入 力信号に応答する。これらの入力信号は利用者から入力された情報、たとえば選 択及びデータを含み、ビデオディスプレイ112上の情報の表示を制御する。セ ットトップ制御装置110は、VIP102とのビデオ・セッションがセットア ップされ確立されたかどうかによって、これらの入力信号をBSC104又はV IP102のどちらかへ中継する。 ブロードバンド・セッション制御装置104は、BSCP106によって提供 された指示にしたがってセットトップ制御装置110からの制御信号を処理する ことが望ましい。ブロードバンド・セッション制御装置104はVIP102と セットトップ制御装置110の間のデータをいつどのように転送制御するかにつ いてBSN100の交換機114に指示し、またブロードバンド・ビデオをセッ トトップ制御装置110へいつどのように転送するかについてVIP102に指 示する。 図2は本発明の1実施形態によるブロードバンド・セッション制御装置104 のブロック図である。図示してあるように、ブロードバンド・セッション制御装 置104はプロセッサ200、セッション・マネージャ202、ネットワーク・ コネクション・マネージャ204、1台又は2台以上の資源アダプタ206、1 台又は2台以上の信号エージェント208、データベース210を含むことが望 ましい。 セッション・マネージャ202は信号エージェント208経由でセットトップ 制御装置110及びVIP102と通信するインテリジェンスを提供する。新規 セッションを確立する前に、セッション・マネージャ202はセットトップ制御 装置110及びVIP102との間でセッションの属性を取り決める。セッショ ン・マネージャ202は既存のセッションを変更/終了する前にセットトップ制 御装置110及びVIP102と対話する。セッション・マネージャの処理には セッション・マネージャ202に現在の処理を保留させどのように進めるかの指 示をBSCP106に問い合わせる一組の所定のイベント(「トリガ」と呼ばれ る)が含まれる。つまり、セッション・マネージャ202は遠隔制御装置118 からの「トリガ」及び入力信号に応答してユーザとの対話機能を提供する。 ネットワーク・コネクション・マネージャ204はセッション・マネージャ2 02からの要求を受信して特定セッションに割り当てられたネットワーク資源の 割り当て/変更/開放を行なう。ネットワーク・コネクション・マネージャ20 4はセッション・トランスポート・トポロジーの論理的仕様を特定のネットワー ク資源たとえば幹線、ブリッジ、交換機の割り当て/割り当て解除要求に変換す る。たとえば、ネットワーク・コネクション・マネージャ204はどの接続を行 なって特定ユーザのために所定のVIP102をセットトップ制御装置110へ 接続するか決定し、ブロードバンド交換機114を制御している資源アダプタ2 06へ指示を送信してこれらの接続をセットアップする。 資源アダプタ206はブロードバンド交換機114と直接通信しブロードバン ド・セッション制御装置104からの指示を特定のブロードバンド交換機114 で理解される指示に変換する。つまり、好適実施形態において、ブロードバンド ・セッション制御装置104は各種のブロードバンド交換機114又はブロード バンド・セッション制御装置104によって制御される他のネットワーク資源に 対応する資源アダプタ206を含む。資源アダプタ206はコネクション126 (図1A)経由でブロードバンド交換機114と通信することが望ましい。コネ クション126はブロードバンド交換機114ファブリック及び制御情報を有す る多重ブロードバンド内容に接続されたブロードバンド・リンクを含むのが望ま しい。これ以外に、図示していないが制御情報に独立したコネクションを提供す ることができる。 信号アダプタ208は多数のセッション信号プロトコルを実装する必要からセ ッション・マネージャ202をスクリーニングする。信号アダプタ208はセッ トトップ制御装置110及びVIP102によって使用されるセッション信号プ ロトコルをセッション・マネージャ202によって使用される一般セッション信 号プロトコルに変換する。 説明したように、好適実施形態においてセッション・マネージャ202はBS CP106からの情報を検索することにより処理においてトリガに応答する。た とえば、セッション・マネージャ202はセットトップ制御装置110での「電 源投入」に対して、「電源投入」の発生にどのように応答すべきかについて、B SCP106からの情報を要求することにより応答する。ブロードバンド・セッ シ ョン制御装置104のトリガ動作は、図示を目的とすると、先進インテリジェン ト・ネットワーク(「AIN」)での呼モデル・トリガに対する応答を行う場合 の電話交換機によるトリガと類似していると考えることができる。関連特許出願 において説明されているように、AINでは、電話交換機はMSAPアプリケー ションを実行している電話ネットワークSCPからの呼処理情報と各ユーザにつ いてのSPACEに基づいた呼処理レコードとを要求することにより、発呼者か らの何らかのトリガに応答する。好適実施形態において、ブロードバンド・セッ ション制御装置104は以下のトリガに応答してブロードバンド機能を提供する 。 1.セッション作成が要求された。このトリガ・メッセージはBSCP106 に対してブロードバンド・ネットワーク・クライアント、たとえばセットトップ 制御装置110が新規ブロードバンド・セッションの作成を要求したことを通知 する。ネットワーク・クライアントは、好適には、ユーザのエージェントとして 機能しユーザの側からネットワークと対話するソフトウェア・モジュールである 。たとえば、セットトップ制御装置はネットワーク・クライアント・ソフトウェ ア、すなわち、ビデオ・オンデマンド・アプリケーションを取り扱いこの容量に おいてネットワークと対話するネットワーク・クライアント・ソフトウェアを含 む。このトリガに応答して、BSCP106は外部向けの「スクリーニング」サ ービスを実行できる。さらに、BSCP106はセッションを転送すべき相手の ブロードバンド・クライアントの名前および/またはアドレスを使用して応答す ることにより「呼転送及び経路制御」サービスを実行できる。 2.セッション変更が要求された。このトリガ・メッセージはブロードバンド ・ネットワーククライアントが既存のブロードバンド・セッション(すでに進行 しているセッション)へ変更を要求したことをBSCP106に対して通知する 。要求された変更は以下の動作のいずれかを含むことができる: a.ネットワーク・クライアントの追加および/または除去、 b.セッション・トランスポート・トポロジーの変更、たとえばセッションに 参加しているネットワーク・クライアント間のトランスポート接続の追加/除去 、 c.セッション制御ポリシーの変更。セッション制御ポリシーは、セッション ・ プライバシー・ポリシー(ネットワーク・ディレクトリ・サービスを介してセッ ションの存在について誰が知ることができるか決定する)、変更制御ポリシー(セ ッション特性を変更する許可を有するネットワーク・クライアントのグループを 識別する)、同意ポリシー(セッション変更の承認に関係するであろうクライアン トのグループを識別する)、状態変更通知ポリシー(セッション状態のなんらか の変更を通知されるクライアントのグループを識別する)課金ポリシー(セッシ ョンで使用されるネットワーク資源に対して課金されるネットワーク・ユーザを 識別する)を含む。 セッション変更要求トリガに応答して、BSCP106はセッション変更スク リーニング・サービスを実行できる。たとえば、BSCP106はセッションへ の変更を要求するブロードバンド・クライアントがそのセッションで現在有効に なっている変更制御ポリシーによって認証されているかどうかを検証できる。さ らに、BSCP106はセッションを転送する相手のブロードバンド・クライア ントの名前とアドレスで応答することにより、「呼転送及び経路制御」サービス を実行できる。 3.利用可能なアドレス情報。このトリガ・メッセージは提案されたセッショ ン関係者のセッション信号アドレスを報告する。このトリガに応答して、BSC P106はセッションについて現在有効になっているセッション同意ポリシーに 照会し、提案されたセッションの作成/変更の受理についてどのクライアントに 問い合わせるべきかを決定する。BSCP106はセッション制御装置104に 対して受理を問い合わせるべきクライアントのリストを報告する。 4.クライアントの応答を受信した。このトリガはセッション作成/変更受理 についての問い合わせに対するクライアントの応答をBSCP106に報告する 。このトリガに応答して、BSCP106はセッション同意ポリシーに照会し、 クライアントの応答に基づいてセッション作成/変更を認証すべきかどうか決定 する。 5.セッション・アクションが行なわれた。このトリガはブロードバンド・セ ッション制御装置104がセッションの作成/変更の実行に成功したことをBS CP106に報告する。この問い合わせに応答して、BSCP106は状態変更 通知ポリシーに照会し、セッション変更が行なわれたことをどのクライアントに 通知すべきかを決定する。さらに、BSCPは課金ポリシーに照会してセッショ ン変更についてどのクライアントに課金すべきかを決定する。 6.セッションが終了した。このトリガはセッションが終了したことをBSC P106に通知する。又セッションから受けたネットワーク資源の使用もBSC P106に報告する。このトリガに基づいて、BSCP106は各種の課金サー ビスを実施できる。 関連特許及び関連特許出願にも記載されているように、SPACEはグラフィ カルなノードと分岐のシステムを使用して呼処理レコード(CPR)を生成する ためのグラフィカル・プログラミング言語である。ノードと分岐はオペレータ又 はユーザがコンピュータ画面上でグラフィカルに組み合わせ、各種の呼モデル・ トリガに基づく通話処理用の処理フローを表現する。又、MSAPプログラムは CPRを実行して電話交換機へ呼処理情報を提供する。本発明によれば、SPA CEプログラミング言語はブロードバンド処理を提供するように拡張される。 図3Aに図示してあるように、本発明によれば、BSCP106はプロセッサ 300、ブロードバンド・アプリケーション302、複数のユーザ・ブロードバ ンド処理レコード(BPR)306を含むデータベース304を含む。ブロード バンド・アプリケーション302はブロードバンド拡張SPACEプログラミン グ及び実行言語を含むことが望ましい。 ブロードバンド・データベース304は各ユーザについて1つ又は2つ以上の BPR306を含む。ブロードバンド・セッション制御装置104からのトリガ に応答して、BSCP106はそのユーザのBPR306を参照し、そのBPR を実行して処理情報を取得し、ブロードバンド・セッション制御装置104へ処 理指示を返す。ブロードバンド・セッション制御装置104はBSCP106か らの処理指示に対してセットトップ制御装置110,ブロードバンド交換機11 4,又はVIP102のいずれかに指示することにより応答することが望ましい 。これらの指示の詳細については後述する。 図3B及び図3Cは本発明の1実施形態による代表的なBPR306の処理フ ローを示す。最初に、BPR306はビデオ・オンデマンド(「VOD」)セッ シ ョン作成トリガ(ノード310)に応答してユーザがスクリーニング機能(ノー ド312)を作動させたか調べる。ユーザがVODサービスをスクリーニングし ていない場合(分岐314が偽)BPR306はレベル1ゲートウェイ(「L1 GW」)メニュー(ノード316)を表示するようにセットトップ制御装置11 0に指示する。L1GWメニューについてはさらに詳細に後述する。BPR30 6は次にユーザにより行なわれたL1GWメニュー選択を認識する(ノード31 8)。選択がセッションを取り消す場合(分岐320)、BPR306はVODセ ッションの設定を取り消すようにセッション・マネージャ202に要求する(ノ ード322)。選択がVODサービス・セットアップを要求する場合(分岐324 )、BPR306はサービス供給ロジックを開始する(ノード326)。サービス 供給ロジックによりユーザはVODサービスの特性たとえばVODアクセス・ス クリーニングのオン/オフを変更できる。他の何らかの選択に応答して(分岐3 28)、BPR306は選択されたVIP102へユーザを接続するようにBS C104に指示する(ノード330)。 ユーザがVODスクリーニングを使用する場合(分岐332)、BPR306は スクリーニング・サービス処理を起動する(ノード334)。スクリーニング・サ ービス処理は、たとえば図3Cに図示してある。VODスクリーニングを提供す るには、BPRはPINプロンプト画面を表示するようにセットトップ制御装置 110に要求する(ノード340)。次にユーザは選択を行なう(ノード342)。 ユーザがセッションの取り消しを選択した場合(分岐344)、BPR306はセ ッションをブロックして(ノード346)ルーチンを終了する(ノード348)。 他の何らかのユーザ選択では(分岐350)、BPR306はユーザによって入力 されたPINを評価する(ノード352)。ユーザによって入力されたPINが所 定のPINと一致した場合(分岐354)、処理は一般にノード356で示してあ るように継続する。逆にユーザが一致するPINを入力しなかった場合(分岐3 58)、BPR306は処理をブロックしてルーチンを終了する(各々ノード36 0、ノード362)。 図2に戻り、BSC104は望ましくはセットトップ制御装置110へ送信す るデータ又は情報を記憶するデータベース210も含む。幾つかのトリガでは、 ブロードバンド・セッション制御装置104はどのように応答するかの情報のた めにBSCP106に行かなくとも良い。むしろセッション・マネージャ202 がデータベース210から応答情報を提供できる。たとえば、セットトップ制御 装置110がオフフックした場合、セッション・マネージャ202がデータベー ス210からインタフェース・グラフィックスをセットトップ制御装置110へ 初期的に転送する。代わりに、セッション・マネージャ202がトリガに応答す る情報のためにBSCP106に行く場合でも、BSCP106はブロードバン ド・セッション制御装置104にあるデータベース210からの情報で応答する ようにセッション・マネージャ202に指示することができる。 図2に図示してあるように、ブロードバンド・セッション制御装置104は単 一のセッション・マネージャ202を含む。しかし、本発明によれば、ブロード バンド・セッション制御装置104は1つ以上のセッション・マネージャ202 を含むことができる。望ましくは、セッション・マネージャ202は図1Aに図 示したシステムによって提供される各々のブロードバンド・アプリケーション又 はサービスに与えられる。たとえば、1つのセッション・マネージャはVODサ ービスを管理し、一方で異なるトリガセットを含む第2のセッション・マネージ ャはビデオ会議サービスを管理する。ビデオ会議サービスについては詳細に後述 する。 本発明によれば、ネットワーク・コネクション・マネージャ204は指示につ いてBSCP106に問い合わせを行なわせるトリガセットも含む。さらに詳し く説明すると、セッションに物理的ネットワーク資源を割り当てる一方で、ネッ トワーク・コネクション・マネージャ204は特定資源を使用する許可を承認す るようにBSCP106に要求できる。たとえば、ある種のネットワーク資源、 たとえば幹線はある種のネットワークのユーザたとえば米国政府による排他的使 用のために予約されていることがある。ネットワーク・コネクション・マネージ ャ204がこれらの予約された資源を特定のセッションに割り当てようとする場 合、トリガ条件によりネットワーク・コネクション・マネージャ204がBSC P106に問い合わせて資源割り当てを承認してもらう。 セッション・マネージャ202、ネットワーク・コネクション・マネージャ2 04、資源アダプタ206、及び信号アダプタ208はプロセッサ200により 実行するソフトウェア又はマイクロコードと、従来技術にしたがってそのソフト ウェア又はマイクロコードの実行を行なう際に必要とされるハードウェアとを含 むのが望ましい。プロセッサ200はソフトウェア又はマイクロコードを実行す ることができる何らかの従来のプロセッサ又はコンピュータを含みこれらのコン ポーネントに関連して、説明済みの機能を実行する。しかし他の実施形態におい ては、ブロードバンド・セッション制御装置104のこれらのコンポーネントを 電子論理回路として実現することができる。 図4は本発明の1実施形態によるセットトップ制御装置110のブロック図を 示す。図示したように、セットトップ制御装置110はプロセッサ400、及び ブロードバンド・セッション制御装置104、ビデオディスプレイ110、BS N100の間の信号及びブロードバンド内容情報フローを制御するための制御ア プリケーション402を含むのが望ましい。さらに、セットトップ制御装置11 0はデータ及びビデオ情報を記憶しバッファするためのメモリ404を含むこと が望ましい。 セットトップ制御装置110は、遠隔制御装置118によりセットトップ制御 装置110へ送信された入力信号をデコーディングするためのIRデコーダ40 6も含む。ネットワーク・アクセスI/O408はセットトップ制御装置110 へ/からの情報の入出力制御を行う。セッション制御装置I/Oはブロードバン ド・セッション制御装置104へ及びここからの信号情報の制御を提供する。ビ デオI/O412はビデオディスプレイ112へ/からのビデオ情報の制御を行 う。最後に、ビデオカメラI/O414はビデオカメラ120からのビデオ情報 の制御を行う。 図5は本発明の1実施形態によるVODサービスを提供するための図IBのブ ロードバンド・ネットワークのフローチャートを示す。 最初に、遠隔制御装置118からのユーザ入力信号に応答して、セットトップ 制御装置110はBSC104へサービス要求指示を送信する(ステップ500) 。BSC104のセッション・マネージャ202はBSCP106へサービス要 求を発行する(ステップ502)。サービス要求に応答して、BSCP106はユ ー ザのBPRを実行する(ステップ503)。図5の実施形態において、ユーザの BPRはL1GWを表示するようにセットトップ制御装置に指示して、BSC1 04経由でセットトップ制御装置110へL1GWメニュー選択を送信する。 図6はL1GWメニュー600の例を示す。L1GWメニュー600はブロー ドバンド・ネットワークによって提供される各種サービスの選択ボタンを含むの が望ましい。サービス・ボタンは通常放送TV602、VOD604、又はビデ オ会議606を含み得る。ビデオ会議については詳細に後述する。さらに、L1 GWメニュー600は必要に応じてユーザへ情報を提供するための文字領域61 0を含むことがある。 再び図5に戻り、ユーザとセットトップ・ボックスの間の一連の対話を介して 、BSCP106は次のようにサービス・セットアップを行う(ステップ506 )。ユーザはL1GWメニュー600からVODボタン604を選択し、BSC P106はユーザの個人識別情報(「PIN」)を要求することで応答する。 図7はユーザのPINを要求するための典型的なディスプレイ・メニューを示 す。図示したように、PINディスプレイ・メニュー700は文字列「PLEASE E NTERY0UR PIN: (あなたのPINを入力してください)」を表示するための フィールド(フィールド702)と、「取り消し」ボタン(704)、「OK」ボ タン(706)を含む。ユーザは所定のPIN番号を入力して「OK」ボタン7 06を選択する。応答として、BSCP106はたとえば図8に図示してあるよ うなVIPメニュー表示800を表示する。ビデオ選択パネル800はネットワ ーク内のVODサービスを提供する各種VIPに対応する選択ボタン800(a )〜(d)を含む。VIP選択メニューは各VIPサーバについてのプレビュー 情報を提供するためのプレビュー・ボタン804ならびに、VIPサーバとの接 続を確立するためのセットアップ・ボタン806も含む。 図5をもう一度参照し、ユーザがVIPボタン802を選択すると、BSCP 106はBSC104へ要求セッション・セットアップ指示を送信する(ステッ プ508)。セッション・マネージャ202はユーザによって選択されたVIP 102へセッション接続要求を送信する(ステップ510)。セッション接続受理 又はアクノリッジ信号をVIPから受信後(ステップ514)、BSC104はB S N100へセットアップ指示を送信する(ステップ512)。BSN100はセッ トトップ制御装置110とVIP102の間にビデオ及び信号接続をセットアッ プする(ステップ516)。BSC104は接続が確立されたことをVIP102 及びセットトップ制御装置110に通知する(ステップ520)。次にVIP10 2は専用インタフェース・メニュー、たとえばビデオ選択メニューをブロードバ ンド・コネクション518からセットトップ制御装置110へ送信する処理(pu mping)を開始する。 図9はVIP102により提供される代表的なビデオ選択メニュー900を示 す。ビデオ選択メニュー900はビデオ分野の選択ボタン902Aと902B、 ならびに終了(904)及びセットアップ(906)ボタンを含む。図9には2 つだけの基準即ちエンターテイメント(902a)と教育(902b)とに基づ いたビデオ選択しか図示していないが、ビデオ選択は多くの分野たとえばビデオ ・レンタル店で見られる全ての分野に基づいて提供することができる。 分野902とセットアップ・ボタン906のユーザ選択に応答して、VIP1 02はその特定分野での映画を列挙したメニューを表示することで応答する。図 10はビデオの題名1002(a)〜1002(d)ならびに「続き」ボタン1 004と「前のメニュー」ボタン1006を含む代表的なメニュー1000を示 す。ユーザは映画の題名を選択し、VIP102はビデオ信号をセットトップ制 御装置110へ送信開始しユーザのビデオディスプレイ112上に表示する。 再び図5に戻り、VODセッションはVIP102から、又はセットトップ制 御装置110経由でのユーザからのどちらかのセッション完了要求に応答して終 了する(ステップ522)。こうしたセッション完了要求に応答して、ネットワー ク・コネクション・マネージャ204は資源アダプタ206経由でブロードバン ド交換ネットワーク100に対してVIPへのブロードバンド・コネクションを 取り消すように指示する(ステップ524)。接続が終了すると、セッション・マ ネージャはVIP102とセットトップ制御装置110の両方にセッション終了 通知信号を送信してから(ステップ526)、システム動作を終了する。 他の実施形態においては、本発明によるブロードバンド・ネットワークは幾つ かのシステム機能を提供するインテリジェント型周辺機器(「IP」)を含む。 図 11に図示してあるように、この別のネットワークは図1A及び図1Bに図示し たネットワークと基本的には同じであるが、IP1100がBSCP106、B SC104、情報送信装置/受信装置101(図11の場合にはセットトップ制 御装置110)、及びBSN100の1台又は2台以上のブロードバンド交換機 114に接続している。 図11の実施形態においては、IP1100は前述の実施形態におけるセット トップ制御装置110に関連した低レベル動作を置き換えるのが望ましい。本実 施形態において、BSCP106はセットトップ制御装置110へ信号情報を送 信してIP1100に対しVODメニュー画面のビデオ表現を生成するように要 求し、これをブロードバンド交換ネットワーク100及びアクセス回線ネットワ ーク108の伝送接続経由でセットトップ制御装置110へ送信する。つまり、 本実施形態においては、IP1100はVODメニュー画面のビデオ表現を生成 するセットトップ制御装置の負担を軽減する。IP1100が開示されたブロー ドバンド・ネットワーク機能を提供するように変更されたべルコア・インテリジ ェント型サービス周辺機器(Bellcore Intelligent Services Peripheral)を含 むのが望ましい。図11に図示したコネクション120,122,128は論理 接続であって、物理接続としてはブロードバンド交換機114を通過する。 図12はIP1100とユーザを接続してVODサービスを提供するシステム のセットアップ及び処理動作を示す。最初に、ユーザはIRデコーダ404経由 でセッション要求を作成し、当該要求がセットトップ制御装置110からBSC 104へ送信される(ステップ1200)。BSC106はアクノリッジ信号を返 し(ステップ1202)BSCP106へ情報要求信号を送信する(ステップ1 204)。BSCP106はBPRを実行して(ステップ1206)ブロードバ ンド・セッション制御装置104のセッション・マネージャ202へ情報応答を 返す(ステップ1208)。応答メッセージ(ステップ1208)はブロードバンド ・セッション制御装置に対してIPとセットトップ制御装置110の間に信号及 びビデオ接続を確立するように指示する。セッション・マネージャ202は次に 信号アダプタモジュール208に対してIPへセッション接続要求を送信するよ うに要求する(ステップ1210)。IP1100はブロードバンド・セッション 制 御装置104へセッション・アクション受理信号を送信することによってこの信 号に応答する(ステップ1212)。セッション・アクション受理信号に応答して 、セッション・マネージャ202はネットワーク・コネクション・マネージャ2 04を起動する(ステップ1214)。ネットワーク・コネクション・マネージャ 204は、資源アダプタ206経由で、セットトップ制御装置110とIP11 00の間に信号データ及びビデオ接続を確立する。さらに詳しくは、アクセス・ ネットワーク108に関連する資源アダプタ206とブロードバンド交換機11 4が信号、ビデオ、オーディオ伝送接続をIP1100とセットトップ制御装置 110の間にセットアップする(接続1216)。伝送接続を確立後、セッション ・マネージャ202はセットトップ制御装置110とIP1100の両方にセッ ション接続完了通知を送信して、IP1100とセットトップ制御装置110が いつ接続を使用して開始すべきかを分かるようにする。 IP1100はここでユーザと直接通信して前述のようなサービス機能を提供 することができる。たとえば、図13に図示してあるように、この他の実施形態 においては、IP1100とユーザのセットトップ制御装置110が接続される と、IP1100の処理に移りユーザへVODサービスを提供するためにBSC P106からの情報を要求する(ステップ1302)。この要求に応答して、BS CP106はもう一度BPRを実行し(ステップ1304)、IP1100への応 答情報を提供する(ステップ1306)。本実施形態において、BSCP106か らの情報はVODメニュー情報を表示するようにIP1100に指示する(ステ ップ1308)(即ちこの情報を受信したら、IP1100はメニューのビデオ 表現を生成してセットトップ制御装置110に送信する)。ユーザのセットトッ プ制御装置はIP1100へ選択情報を返す(ステップ1310)。これに応答し てIP1100はもう一度BSCP106へ情報要求を送信する(ステップ13 12)。BSCP106はその情報要求に応答してまたBPRを実行し(ステッ プ1314)別の応答をIP1100へ返す(ステップ1316)。IP1100 とBSCP106とセットトップ制御装置110の間のこの通信は、BSCP1 06がユーザのセットトップ制御装置110をVIP102へ接続するのに必要 な全ての情報を得るまで継続する。この時点で(ステップ1316)、BSCP1 06はI P1100に指示してユーザのセットトップ制御装置110とVIP102の間 の接続を要求させる。 図14はこの他の実施形態におけるユーザのセットトップ制御装置110とV IP102とを接続するための処理ステップを示している。最初に、IP110 0はブロードバンド・セッション制御装置104ヘセットトップ制御装置110 とIP1100の間の既存のセッションを変更するように要求する。要求された セッション変更には、セットトップ制御装置110とIP1100の間の信号及 びビデオ接続の削除と、セットトップ制御装置110及びVIP102の間の信 号及びビデオ接続の確立を含む。さらに詳しく説明すると、IP1100はブロ ードバンド・セッション制御装置104へ変更セッション要求を送信し(ステッ プ1400)、BSC104はIP1100へアクノリッジ信号を返す(ステッ プ1412)。BSC104は次にBSCP106からの情報を要求し(ステッ プ1404)、BPRを実行して要求をどのように処理するかを決定し(ステッ プ1406)BSC104へ応答情報を返す(ステップ1408)。BSC10 4のセッション・マネージャ202はセッション・アクション要求を送信し(各 々ステップ1410とステップ1412)セッション・アクション受理信号を受 信することにより(ステップ1414とステップ1416の各々)ユーザのセッ トトップ制御装置110及びVIP102と交渉する。セットトップ制御装置1 10及びVIP102からのセッション・アクション受理信号に応答して、セッ ション・マネージャ202はネットワーク・コネクション・マネージャ204を 起動しネットワーク接続をセットアップする(ステップ1418)。ネットワーク ・コネクション・マネージャ204は適当な資源アダプタ206を呼び出してセ ットトップ制御装置110からアクセス・ネットワーク108及びBSN100 経由でVIP102へ接続する(信号及びビデオ接続1420)。BSC104は この後VIP(ステップ1422)、セットトップ制御装置(ステップ1424)、 IP1100(ステップ1426)への最終通知のためセッション・アクション 完了信号を送信する。 本発明はブロードバンド・ビデオ会議も提供する。ネットワークの一般的動作 は前述したVODサービスのそれと同様だが、ブロードバンド・ビデオ会議の動 作では、ビデオ供給源がVIPからではなく、ユーザのセットトップ制御装置1 10に付属するビデオカメラ120から到着する点が異なる。望ましくは、ビデ オ会議で、セットトップ制御装置110がビデオカメラ120、マイクロホン( 図示していない)、ビデオディスプレイ112、スピーカ(図示していない)を 制御する。 ビデオ会議サービスは図6に図示したL1GWメニュー600の中からビデオ 会議ボタン606を用いて選択される。ビデオ会議サービスの選択に応答して、 BSCP106は発呼者のセットトップ制御装置102へビデオ会議メニューを 転送することが望ましい。好適なビデオ会議メニュー1500はたとえば図15 に図示してある。ビデオ会議メニュー1500は、発呼者が発呼者のビデオ会議 サービス内に含める人名の個人的又はビジネス用リスト1502(a)〜150 2(d)を含むことが望ましい。 ビデオ会議メニュー1500は「戻る」1504、「続き」1506、「検索 」1508、「ハングアップ」1510ボタンも含む。「戻る」ボタン1504 は図6に示したメインメニューを表示する。「検索」ボタン1508は全てのビ デオ会議加入者のアドレスを調べる。「検索」ボタン1508の選択に応答して 、セットトップ制御装置110はアドレスを必要とするビデオ会議加入者の情報 について発呼者にプロンプトを出す画面を表示する。「続き」ボタン1506の 選択に応答して、セットトップ制御装置110は発呼者がビデオ会議サービス経 由で頻繁に呼び出す発呼者の個人名又はビジネス・リスト1502(a)〜15 02(d)の別の部分を表示する。「ハングアップ」ボタン1504の選択に応 答して、セットトップ制御装置110はセットトップ制御装置110と、現在の ビデオ会議セッションに接続しており他のビデオ会議ユーザによって使用されち るビデオ会議ネットワーク・クライアントとの間の既存のビデオ会議セッション の終了を要求する。 図16は本発明の1実施形態によるビデオ会議サービスを提供するための処理 ステップを示す。すでに説明したように、ビデオ会議において、発呼者のセット トップ制御装置とBSC104の間のセットアップ・ステップ1600〜160 8及びBSC104とBSCP106の間の通信は、VODサービスに関して図 12に図示したステップ1200〜1208と同様であるが、ユーザがL1GW メニュー600からビデオ会議サービス・ボタン606を選択した点が異なる。 情報要求メッセージに応答して(ステップ1604)、BSCP106はブロード バンド処理レコードBPRを実行し(ステップ1606)、図3B〜図3Cに図示 した代表的BPRと同様に、ビデオ会議ユーザに提供されるサービス、たとえば 「呼スクリーニング・サービス」、「呼転送及び経路制御」サービスなどを実現 できる。本実施形態において、BSCP106からの情報に応答して、BSC1 04のセッション・マネージャ202は信号アダプタ208経由で被呼側のセッ トトップ制御装置110へセッション・アクション要求信号を送信し被呼側にビ デオ会議の試行を通知する(ステップ1610)。被呼側のセットトップ制御装置 110は要求の受け付け又は破棄により信号アダプタ208経由でセッション・ マネージャ202へ応答する。この例では、要求は受け付けられる(ステップ1 612)。セッション・マネージャ202はネットワーク・コネクション・マネ ージャ204を起動して発呼側と被呼側の間のブロードバンド・コネクションを セットアップする(ステップ1614)。ネットワーク・コネクション・マネージ ャ204はブロードバンド・ネットワーク100とアクセス・ネットワーク10 8のための資源アダプタ206を起動して伝送接続をセットアップする(ステッ プ1616)。ネットワーク資源が割り当てられると、セッション・マネージャ 202は発呼側と被呼側の両方のセットトップ制御装置110へ通知信号を送信 する(ステップ1618及びステップ1620)。この実施形態においては、ビデ オ及び音声両方の情報がブロードバンド・コネクションに流される。 以上の説明では、ブロードバンド・ネットワークによって提供される構造とサ ービスを中心とした。しかし、本発明によれば、ブロードバンド・ネットワーク は電話ネットワークと統合してさらにサービス及び機能を提供することもできる 。 図17は本発明の1実施形態による統合ブロードバンド電話ネットワークのブ ロック図である。図示したように、ブロードバンド・ネットワーク1700と電 話ネットワーク1702はコネクション124経由で統合ブロードバンド/電話 SCP(「BTSCP」)1704と通信する。ブロードバンド・ネットワーク 1700はブロードバンド交換機114及びBSC104を含む、前述したブロ ー ドバンド・ネットワークの基本的構成要素を含むことが望ましい。ブロードバン ド交換機114はユーザのセットトップ制御装置110に接続して前述のブロー ドバンド情報を提供する。 電話ネットワーク1702は、PSTN、インテリジェント型ネットワーク( 「IN」)、又は先進インテリジェント型ネットワーク(「AIN」)を含む従 来の全ての電話ネットワークを含むことができる。AINについては本明細書の 関連特許出願にさらに詳細に説明されている。図17は基本的交換機1706及 び電話ネットワークの回線情報データベース(「LIDB」)1708だけを図 示してある。 前述した用に、AIN交換機1706はSCPからの指示に依存して呼処理情 報を提供する。つまり、電話ネットワーク1702の交換機1706はコネクシ ョン124経由でBTSCP1704に接続する。交換機1706はエンド・ユ ーザ呼処理装置1710たとえば電話機へも、従来のコネクション1712経由 で接続する。さらに、本発明によれば、交換機1706は遠隔地のユーザのセッ トトップ制御装置110に対して直接接続することもできる。図17では電話交 換機1706からユーザのCPE1710へと、セットトップ制御装置110へ との別々のコネクション1712および1714が図示してあるが、単一のコネ クションだけしか必要としない。本実施形態は、たとえば図18において、単一 のコネクション1712で電話ネットワーク1702を遠隔地へ接続するように 図示してある。本実施形態において、回線スプリッタ/発呼者IDアダプタ18 00は電話接続1712を分割し電話内線1802をCPE1710及びセット トップ制御装置110へ供給する。発呼者IDアダプタ部分の機能についてはさ らに詳細に後述する。 本発明によれば、統合BTSCP1704はブロードバンド・ネットワーク1 700及び電話ネットワーク1702の両方に処理指示を提供してこれらのネッ トワークを通るサービスを効果的かつ効率的な方法で統合する。図19の実施形 態に図示してあるように、2つのネットワークを統合するため、統合BTSCP 1704はブロードバンドSPACEアプリケーション302と電話SPACE アプリケーション1900の両方を含む。また、基本電話SPACEアプリケー ション1900については関連特許出願に説明してある。他の実施形態において は、ブロードバンドSPACEアプリケーション302と電話SPACEアプリ ケーション1900は単一の統合アプリケーションとして存在する。 1実施形態においては、BTSCP1704はBPR306を含むデータベー ス304と電話呼処理レコードCPR1904を含む追加データベース1902 とを含む。CPRについても関連特許出願に説明してある。他の実施形態におい ては、BPR306とCPR1504の両方が単一のデータベースに含まれる。 プロセッサ300はブロードバンド・ネットワーク1700又は電話ネットワー ク1702のどちらかからのトリガに応答して対応するSPACEアプリケーシ ョン302又は1900を実行し、適当なデータベース304又は1902にア クセスしていずれかのネットワークへ処理の指示を提供する。 本発明の1実施形態においては、ブロードバンド及び電話機能は統合SCPに 提供され、他の実施形態において、機能は複数SCPに分散されている。 ブロードバンド及び電話ネットワークを統合することにより、本発明は新規の ネットワーク・サービスをエンド・ユーザに提供する。たとえば、本発明によれ ば、エンド・ユーザは遠隔地でディスプレイ・インタフェース経由のビデオ及び 電話サービスを提供することができる。この実施形態においてはこのディスプレ イ・インタフェースはたとえば図1Bに図示してあるようなセットトップ制御装 置110に接続したビデオディスプレイ112(又はテレビジョン)を含むこと が望ましい。 ディスプレイ・インタフェース経由でビデオおよび/または電話サービスを提 供するため、本発明は前述したブロードバンド・メニューと類似のサービス供給 メニューを提供する。図20はサービス提供メニューを示す。前述した他のブロ ードバンド・メニューと同様に、図20のサービス提供メニューは統合BTSC P1704、インテリジェント型周辺装置1100,BSC104、又はセット トップ制御装置110を含む幾つかの供給源で開始できる。 図20に図示してあるように、サービス供給メニュー2000はビデオボタン 2002、電話ボタン2004、及び前(PREVIOUS)ボタン2006を含むこと が望ましい。ビデオボタン2002の選択では提供できるビデオ・サービスのリ ストを表示するのが望ましく、電話ボタン2004の選択では提供される電話サ ービスのリストを表示することが望ましい。前ボタン2006によりユーザが直 前のメニューへ戻ることができる。 本発明の1実施形態によるエンド・ユーザが供給できるブロードバンド・ネッ トワークサービスの一例がビデオ・オンデマンド・アクセス・スクリーニング・ サービスである。このサービスでは、ユーザがビデオボタン2002の選択後に 表示されるビデオ・サービスのリスト(図示していない)からVODアクセス・ スクリーニングを選択する。ブロードバンド・ネットワーク1700はたとえば 図21に図示したのと同様のメニューを表示することによってこの選択に応答す る。メニューは「VODアクセス・スクリーニング機能をオン:」2100及び 「新規PIN」2102のフィールドを含む行を含む。VODアクセス・スクリ ーニングを有効にするには、ユーザがこれに付属しているボックス2108を選 択し新規PINフィールド2102へPINを入力することでVODアクセス・ スクリーニング行2100を選択する。取り消し(CANCEL)ボタン2104によ りユーザは変更を取り消して直前のメニューへ戻れる。OKボタン2106によ りメニューに記入した後、ユーザがサービスを有効にできる。他のブロードバン ド・サービスについて前述しているように、VODアクセス・スクリーニング・ メニューで収集された情報は統合BTSCP1704へ返送されユーザのBPR 306に追加される。 前述したように、ユーザは本発明によるビデオ・インタフェース経由で電話サ ービスも提供できる。電話サービスを提供するには、ユーザが図20のサービス 提供メニュー2000で電話ボタン2004を選択する。図22は電話ボタン2 004の選択に応答して表示される電話サービスの代表的なリストを示す。たと えば、図22の電話サービス供給メニューではユーザが着呼拒否機能(行220 0)をオンにできる。ユーザが着呼拒否2200を選択すると、ユーザは所望す れば拒否サービスから幾つかの電話番号を排除することもできる(行2202)。 電話サービス処理メニューも発呼者ID表示機能をユーザがオンにすることによ り(行2204)もしくは最近の着呼履歴(行2206)を見直すことにより可 能となる。図22の電話メニューは取り消しボタン2208とOKボタン221 0も含む。 図23は図22の通話履歴ボタンの選択に応答してユーザのビデオディスプレ イ112に表示される通話履歴サービスを示す。フィールド2300は所定数の 最近の通話のリスト、通話の日時、通話状態(許可又は拒否)を示す。さらに、 本発明によれば、通話履歴は発呼者の電話番号と発呼者名を含む発呼者ID情報 を含む。この発呼者ID情報についてはさらに詳細に後述する。通話履歴メニュ ーもリストをさらに前へ進むための「続く」ボタン2302と前の画面を表示す る「前へ」ボタン2304を含む。 前述したように、本発明はビデオによる発呼者ID供給も提供する。図24は このサービスを示す。図24では従来のテレビジョン・プログラムたとえば天気 予報などがユーザのディスプレイ112に表示されていることを示す。そのユー ザの電話機へ電話がかかって来ると、従来技術により、着呼でユーザの電話機が 鳴動する。しかし、本発明によれば、発呼者ID情報がセットトップ制御装置1 10に送信されビデオディスプレイ112のウィンドウ2402に着呼ID情報 を表示する。 図25はユーザのビデオディスプレイ112の表示ウィンドウに表示される着 呼情報の代表的なリストを示す。着呼情報2500は発呼者の名前(フィールド 2502)、発呼者の電話番号(フィールド2504)、着呼時刻(フィールド2 506)着呼日付(フィールド2508)、着呼の状態(フィールド2510)を 一覧表示することが望ましい。着呼状態フィールド2510はユーザが着呼拒否 機能に加入している場合通話が許可されているか拒否されているかをユーザに通 知する。終了ボタン(DONE button)2512によりユーザは通常の 観察画面に戻ることができる。通話履歴ボタン2514は図22の通話履歴フィ ールド2206と同じ機能を提供する。 着呼情報を提供するための統合ブロードバンド電話ネットワークの処理動作に ついて図26及び図27を参照して説明する。第1の実施形態においては、回線 スプリッタ/発呼者IDアダプタ1800(図18)の発呼者IDアダプタ部分 (以下では単に発呼者IDアダプタと称する)がユーザの電話回線に接続して着 呼を識別する今日の従来の発呼者ID装置と同じ機能を提供する。この実施形態 においては、発呼者IDアダプタ1800はユーザの電話機1710を鳴動させ 、 ユーザのセットトップ制御装置110へ発呼者ID情報を送信し、ここでユーザ のディスプレイ112に着呼情報ウィンドウ2500(図25)の適当なフィー ルド(2502及び2504)へ発呼者ID情報を組み込む。 図26は本発明の第1の実施形態によるビデオ式発呼者ID情報を提供する処 理動作図を示す。この実施形態においては、電話ネットワークからの通話の処理 は今日の従来の発呼者IDサービスと一致する方法で行なわれる。 最初に発呼側がユーザ(着呼側)へ電話をかけ、発呼側の電話が電話交換機へ 呼セットアップ要求を送信する(ステップ2600)。交換機は発呼者名取り出し 要求をLIDBへ送信することで呼に応答する(ステップ2602)。LIDBは 発呼側の電話番号を発呼側の名前と照合して発呼側の名前を交換機へ返す(ステ ップ2604)。交換機は(発呼者識別情報を含む)呼セットアップ要求を発呼 者の電話機へ送信する(ステップ2606)。しかし本発明では、発呼者IDアダ プタ1800が呼セットアップ要求を受信し、呼セットアップ要求に含まれる発 呼者ID情報をセットトップ制御装置110へ送信する(ステップ2608)。セ ットトップ制御装置110は図24に図示したようにウィンドウに発呼者情報を 表示する(ステップ2610)。同時に、発呼者IDアダプタ1800は呼セット アップ要求情報を着呼側電話機に送信し(ステップ2612)電話機を鳴動させ る(ステップ2614)。着呼側は表示された発呼者情報を見て電話に応答するか どうかを決定する。この実施形態においては発呼者ID情報はセットトップ制御 装置110に送信されてビデオディスプレイ112に表示されるが、他の実施形 態において回線スプリッタ/発呼者IDアダプタ1800は発呼者ID情報を表 示のために直接CPE1710に渡すか直接、発呼者ID情報を表示することが できる。 説明したように、図26に図示した実施形態により発呼者ID情報を提供する ために、本発明ではブロードバンド・ネットワークが発呼者ID情報を供給する 必要がない。むしろ、発呼者情報は従来の電話ネットワーク技術により遠隔地へ 提供される。しかし他の実施形態において、発呼者ID情報はブロードバンド・ ネットワーク1700経由で着呼側のディスプレイにも供給することができる。 図27を参照すると、最初に、発呼側がユーザ(着呼側)の電話番号をダイア ルする。ここでも、発呼側の電話は電話交換機へ呼セットアップ要求を送信する (ステップ2700)。この実施形態において、電話交換機はBTSCP1704 へトリガの問い合わせを送信する。BTSCPはLIDBから発呼者名を要求し (ステップ2704)、発呼側の名前を返す(ステップ2706)。BTSCP17 04は電話交換機への呼セットアップを確認するように交換機へ指示し(ステッ プ2708)発呼者情報を着呼側のセットトップ制御装置110へブロードバン ド・ネットワーク1700経由で転送する(ステップ2710)と、セットトッ プ制御装置110はビデオディスプレイ112に表示する(ステップ2702)。 電話交換機は呼セットアップ要求を着呼側の電話機に送信し(ステップ2714 )電話機を鳴動させる(ステップ2716)。したがって、ほぼ同時刻に、着呼側 の電話機が鳴動し、セットトップ制御装置が通話識別情報をユーザのビデオディ スプレイ112に表示する。これ以外に、BTSCPは交換機へ発呼側の名前を 返して従来の発呼者ID表示装置へ供給することもできる。 現在本発明の好適な実施形態及び方法と考えられる態様を図示し説明したが、 本発明の真の範囲から逸脱することなく様々な変化及び変更を行なうことができ 、さらにこれの要素を等価物で置き換えることができることは当業者には理解さ れよう。たとえば、好適実施形態において、BSCP106はBSC104が発 したサービスに応答して処理指示および/またはデータを提供する。しかし他の 実施形態では、BSCP106は情報送信装置/受信装置101と直接通信し、 BSC104、BSN100、又は他の何らかの通信機能を介して情報送信装置 /受信装置101からの直接問い合わせに応答し、処理指示および/またはデー タを提供することができる。 さらに、本発明の中心的範囲から逸脱することなく特定の要素、技術、又は適 用を本発明の教示に適合させるように多くの変更を行なうことができる。したが って、本発明は本明細書に開示された特定の実施形態及び方法に制限されるべき ではなく、本発明は添付の請求の範囲内に納まる全ての実施形態を含む。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ブロードバンド・ネットワークと、 電話ネットワークと、 前記ブロードバンド・ネットワー及び前記電話ネットワークの双方に接続され た統合サービス制御ポイントと を具えたことを特徴とする統合ネットワーク。 2.前記統合サービス制御ポイントが、 前記ブロードバンド・ネットワークからの問い合わせに応答して前記ブロード バンド・ネットワークへ処理指示を送信するための手段と、 前記電話ネットワークからの問い合わせに応答して前記電話ネットワークへ処 理指示を送信するための手段と を含むことを特徴とする請求項1に記載の統合ネットワーク。 3.遠隔ビデオディスプレイと、 前記ビデオディスプレイに付属する遠隔セットトップ制御装置と、 遠隔電話機とをさらに含み、 前記ブロードバンド・ネットワークは前記遠隔セットトップ制御装置に接続さ れ、前記電話ネットワークは前記遠隔電話機に接続されていることを特徴とする 請求項1に記載の統合ネットワーク。 4.前記ブロードバンド・ネットワークが ブロードバンド交換ネットワークとブロードバンド・セッション制御装置とを 含むことを特徴とする請求項1に記載の統合ネットワーク。 5.前記電話ネットワークは回線情報データベースを含むことを特徴とする請求 項1に記載の統合ネットワーク。 6.前記統合サービス制御ポイントがさらに 複数のブロードバンド処理レコードを有する第1のデータベースと、 複数の呼処理レコードを有する第2のデータベースと、 を含むことを特徴とする請求項2に記載の統合ネットワーク。 7.ブロードバンド・ネットワークと電話ネットワークの両方に接続される統合 ブロードバンド/電話サービス制御ポイントであって、 複数のブロードバンド処理レコードを有する第1のデータベースと、 複数の呼処理レコードを有する第2のデータベースと、 前記ブロードバンド・ネットワークからの第1の組のトリガに応答して1つま たは2つ以上の前記ブロードバンド処理レコードを実行し前記ブロードバンド・ ネットワークへ処理指示を返すための手段と、 前記電話ネットワークからの第2の組のトリガに応答して1つまたは2つ以上 の前記呼処理レコードを実行して前記電話ネットワークへ処理指示を返すための 手段と を具えたことを特徴とする統合ブロードバンド/電話サービス制御ポイント。 8.ブロードバンド・ネットワークと、電話ネットワークと、統合サービス制御 ポイントとを含む統合ネットワークにおいて、前記統合サービス制御ポイントの プロセッサにより実行される方法であって、 前記ブロードバンド・ネットワークからの第1のトリガセットを受信するステ ップと、 前記第1のトリガセットに応答して1つまたは2つ以上の処理レコードを実行 するステップと、 前記1つまたは2つ以上のブロードバンド処理レコードから供給されたブロー ドバンド処理指示を前記ブロードバンド・ネットワークへ返すステップと、 前記電話ネットワークから第2のトリガセットを受信するステップと、 前記第2のトリガセットに応答して1つまたは2つ以上の処理レコードを実行 するステップと、 前記1つまたは2つ以上の呼処理レコードから供給された呼処理指示を前記電 話ネットワークへ返すステップと を具えたことを特徴とする方法。 9.前記統合サービス制御ポイントはさらに 複数のブロードバンド処理レコードと呼処理レコードとを有するデータベース を含むことを特徴とする請求項2に記載の統合ネットワーク。 10.ブロードバンド・ネットワークと電話ネットワークの両方に接続された統 合ブロードバンド/電話サービス制御ポイントであって、 複数のブロードバンド処理レコードと呼処理レコードとを有するデータベース と、 前記ブロードバンド・ネットワークからの第1のトリガセットに応答して1つ または2つ以上の前記ブロードバンド処理レコードを実行し前記ブロードバンド ・ネットワークへ処理指示を返すための手段と、 前記電話ネットワークからの第2のトリガセットに応答して1つまたは2つ以 上の前記呼処理レコードを実行して前記電話ネットワークへ処理指示を返すため の手段と を具えたことをことを特徴とする統合ブロードバンド/電話サービス制御ポイ ント。
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