JP2000500321A - 好パラフィン性微生物の抗菌剤感受性を検査する方法及び器具 - Google Patents

好パラフィン性微生物の抗菌剤感受性を検査する方法及び器具

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Abstract

(57)【要約】 患者から得た検体からの1以上の好パラフィン性微生物の、様々な抗菌剤及びその所定量に対する感受性を測定する方法は、水溶液を含む1以上の容器を提供し、次に、その溶液に検体を接種することを内容とする。その方法は、次に、容器の中に、(i)1以上の好パラフィン性微生物を食餌誘引するためにパラフィンコーティングしたスライド及び(ii)検査すべき一定量の抗菌剤を入れることを内容とする。次に、スライド上の好パラフィン性微生物の増殖の有無を観察することにより、所定量の抗菌剤がスライド上の好パラフィン性微生物の増殖を阻害する効果があるかどうかを決定する。関連器具も提供されている。

Description

【発明の詳細な説明】 好パラフィン性微生物の抗菌剤感受性を検査する方法及び器具 関連出願との関係 本出願は、1992年6月18日に提出された米国特許出願第07/900, 275号の一部継続出願であり、それは、1992年2月25日に提出された米 国特許出願第07/841,937号の分割出願であった。そして、それは、1 989年10月24日に提出された米国特許出願第07/426,573号の継 続出願であった。 発明の背景 本発明は、好パラフィン性微生物の抗菌剤感受性を検査する方法及び器具に関 する。 日和見感染の確認及び処置にあたっては、関係する微生物の特性及び、それが 一旦確認されると、微生物の有効な処置に必要とされる抗菌剤の量について、熟 練した推測を必要とすることが多い。抗菌剤の中には極めて高価なものもあるた め、感染症の処置に必要な量だけを用いることが有益である。更に、より重要な ことであるが、抗菌剤は、望ましくない副作用を持つ場合があるので、感染症の 処置に必要な量だけを用いる方が賢明である。現在のところ、残念ながら、微生 物の増殖を有効且つ確 実に阻害にするために、最も効果的な抗菌剤を医師が迅速に確認できるような方 法はない。その結果、費用は嵩み、有効性は低下し、破壊的な副作用の可能性は より多くなった。このような状態が存在する理由は、治療提供者が、抗菌剤感受 性に関する情報のうち、抗菌剤をより正確に選択でき、適切な抗菌剤を一旦選択 すると、使用にあたってより正確な濃度を選択できるような情報を持っていない ことが多いからである。 多くの非定型マイコバクテリアが、パラフィンワックス以外の如何なる炭素源 も持たない基礎塩類培地(basal salt media)上で増殖することは知られており、 そのパラフィンワックスは、パラフィンワックスをコーティングした棒状で培地 に導入される。[Fuhs,G.W.著、"Der Mikrobielle Abbau Von Kohlenwasserstof fen",Arch .Mikrobiol., 39:374-422(1961)及び、Mishra,S.K.等著、"Observa tions On Paraffin Baiting As a Laboratory Diagnostic Procedure In Nocard iosis",Mycopathologica And Mycologia Applicata, 51(2-3):147-157(1973)] では、パラフィンコーティングした棒及び基礎塩類培地を用いることにより、痰 、気管支洗浄(物)及び脳脊髄液などの臨床検体からノカルジア−アステロイデ スを分離している。 この技術は、棒の替わりにパラフィンワックスをコーティングしたスライドを 用いることによって、更に向上 した。これによって、パラフィンコーティングしたスライド上で増殖する微生物 を観察するための、インサイチューのキニオウン冷却抗酸性染色手順(Kinyoun c old acid-fastness staining procedure)で使用することができるようになった 。[Ollar,R.A.著、”A Paraffin Baiting Technique That Enables A Direct M icroscopic View of”in situ" Morphology Of Nocardia asteroides With The Acid-Fast Or Fluorescence Staining Procedures",Zbl .Bakt.Hyg.,Abt.Or ig.A, 234:81-90(1976)]。このアッセイで陽性反応が出れば、使用者は、結核 菌以外のマイコバクテリア生物が存在することが直ちに分かる。 抗菌剤感受性検査に関して、米国特許第3,826,717号は、抗菌剤感受 性検査用容器を提供しており、それは、複数のくぼみを有し、その中には、固体 の栄養培地が入っている。くぼみは、いく列にもなって位置しており、その各々 の列は、1つの抗生物質を含み、その列の中の異なるくぼみは、異なる濃度の抗 生物質を有している。培地以外の抗生物質を含まない対照用くぼみが設けられて いる。 しかしながら、上記の開示事項にも拘わらず、好パラフィン性微生物の抗菌剤 感受性を検査するのに十分で経済的な方法及び安価な器具が依然として必要とさ れている。発明の要旨 本発明は、上記の必要性やその他の必要性を満足し、或いは上回るものである 。患者から得た検体からの1以上の好パラフィン性微生物の、様々な抗菌剤及び その所定量に対する感受性を測定する方法は、水溶液を含む1以上の容器を提供 し、次に、その溶液に検体を接種することを内容とする。その方法は、次に、容 器の中に、(i)1以上の好パラフィン性微生物を食餌誘引するためにパラフィ ンコーティングしたスライド及び(ii)検査すべき一定量の抗菌剤を入れること を内容とする。次に、スライド上の好パラフィン性微生物の増殖の有無を観察す ることにより、所定量の抗菌剤がスライド上の好パラフィン性微生物の増殖を阻 害する効果があるかどうかを決定する。 関連器具も提供されており、それは、水溶液を入れておけるように作られた容 器、検査すべき一定量の抗菌剤、患者の検体及び前記容器中に入れておけるよう に作られたパラフィンコーティングしたスライドを含む。このように、検体から の好パラフィン性微生物のスライド上での増殖を観察することにより、スライド 上の好パラフィン性微生物の増殖に抵抗するために必要な抗菌剤の濃度を決定す ることができる。 図面の簡単な説明 図1は、試験管の概略正面図であり、該試験管は、マ イコバクテリウムアビウム−イントラセルラーレ(MAI)を接種した無菌の水 溶液中に、パラフィンコーティングしたスライドを保持している。 図2は、抗酸性アルコールアッセイ(acid-alcohol fastness assay)の概略図 である。 図3は、亜テルル酸塩還元アッセイの図である。 図4は、硝酸塩還元アッセイの図である。 図5は、尿素加水分解アッセイの図である。 図6は、トウィーン80加水分解アッセイの図である。 図7は、本発明の抗菌剤感受性検査アッセイの図である。 好適な実施例の記載 本明細書で用いる「非定形マイコバクテリア」という用語は、結核菌、らい菌 及びパラ結核菌以外の全てのマイコバクテリアを意味する。 本明細書で用いる「患者」という用語は、ヒトを含む動物界の構成員を指し、 その検体は、本発明の方法及び器具により処理されている。 図1は、MAI分離用及び種形成用キットの一部分を示している。図1は、標 準規格の試験管(12)を示し、それは、無菌水溶液(14)(ツァペックブロス(Czape k broth)など)及び、試験管(12)を密封するための綿栓を含む。使用の際には、 MAIの有無を検査するための検体を試験管に導入し、次に、パラフィンコーテ ィングしたスラ イド(18)を分析する。検体は、患者の一定量の血液、便又は痰でもよい。後者の 2つの検体は、ある種の血液培養ブロスを必要とせず、MAI分離及び種形成用 キットの中に直接接種することもできる。 スライド(18)は、まず、標準規格の顕微鏡スライドを長手方向に切断すること により、試験管(12)にぴったりとあい、しかも容易に引き出せるようなスライド を準備しておくのが好ましい。試験管(12)に栓をして、高圧蒸気滅菌法により滅 菌する。 スライドにパラフィンコーティングを施す好ましい方法は、まず、滅菌された 組織学的悪性度パラフィン包埋ワックス(histological grade paraffin embeddi ng wax)を、沸騰水の水槽の中で溶かし、それとは別に、スライド支持部が入っ たガラス製のペトリ皿を、電熱プレート上で、パラフィンの溶融状態を十分に保 てるような温度まで加熱する。次に、溶融パラフィンを、加熱されたペトリ皿に 、支持部上のスライドを十分に覆う程度まで注入する。 前もってコーティングしていないスライドを、溶融ワックスが入った加熱ペト リ皿の中の支持部の上に移すためには、エタノール−炎で滅菌したピンセットを 用いるのが好ましい。スライドを、溶融ワックスの中に数秒間浸漬し、該スライ ドを、パラフィンワックスの薄膜が覆うようにする。同様の方法で、複数のスラ イドを準備す る。6〜10個のスライドを準備した後に、1試験管分の溶融ワックスを追加し て、支持されたスライドを覆うのに十分なワックスが常に存在するようにしてお く。 ツァペックブロス(14)には、抗菌剤及び抗真菌性/抗生物質カクテルを提供す ることができる。その例としては、Beckton Dickerson/Johnson Labs.Division が製造し、「パンタ(PANTA)」という商標名で販売されているものがある。この 製品は、シュドーモナス−エルジノーサ又はカンジダ−トロピカリスなどの可能 性がある汚染因子に抵抗する。この製品は、MAIには全く影響がない。何故な ら、MAIは、「パンタ」で現在用いられている抗生物質に対する抵抗力がある からである。 キット(10)は、非定型マイコバクテリア及びノカルジア状生物(nocardioform organism)と、結核菌とを区別する手段としての役割を果たすこともできる。何 故なら、後者は、パラフィンワックスを、唯一の炭素源として利用することがで きないからである。知られているように、パラフィンと、パラフィンをその炭素 源として用いることができる生物、例えば、非定型マイコバクテリア及びノカル ジア状生物との間には親和性が生じる。この親和性又は食餌誘引の外向きの発現 が、パラフィン表面上の増殖の外観である。 結核菌以外のマイコバクテリア又はノカルジア状生物がスライド上に存在する ことが分かると、抗アルコール 酸性検査(40)(図2)を用いて、非定型マイコバクテリアとノカルジア状生物と を更に区別することができる。知られているように、非定型マイコバクテリアは 、抗アルコール酸性であり、ノカルジア状生物は、抗酸性であり、シュドーモナ ス−エルジノーサ又はカンジダ−トロピカリスは、酸性でも抗アルコール酸性で もない。従って、これら後者2つのグループ(ノカルジア状生物及びシュドーモ ナス−エルジノーサ又はカンジダ−トロピカリス)を、抗アルコール酸性検査キ ット(40)により、候補から除外することができる。 図2は、抗酸性アルコール検査手段(40)を示している。この検査手段(40)は、 様々な溶液が入った複数の試験管を含む。スライド上のMAIを溶液で染色し、 次に、顕微鏡で分析する。 目に見えるMAI増殖物(42)を有するパラフィンコーティングした培養スライ ドを、図1の試験管(12)から取り出して、先ず、蒸留水を含む2つの連続した試 験管(50)(51)の中に浸漬し、次に、キニオウン石灰酸フクシンを含む試験管(52) の中に15分間浸漬する。スライド(42)を、蒸留水を含む試験管(53)に再度浸漬 し、次に、97mlの無水エタノール及び3.0mlの濃縮HClからなる酸性 アルコールを含む試験管(54)に、5分間入れておく。この後、蒸留水を含む第4 の試験管(55)でスライドを洗浄し、それを、1.0%(v/v)のメチレンブル ー水溶液を含む試験管(56)に1分間入れておく。最後に、スライドを、蒸留水を 含む第5の試験管(57)で洗浄する。 次に、培養スライドを、蒸留水を含む第5の試験管(57)から取り出して、清潔 な吸取紙で優しく拭く。次に、培養スライドを油浸し(oil immersion)、250 倍、450倍及び1000倍に拡大して、顕微鏡で観察する。 図3は、亜テルル酸塩還元アッセイを示し、それは、好ましくはツァペックブ ロスとテルル酸カリウム試薬で満たした試験管(60)からなる。培養されたスライ ド(43)を試験管(60)に浸漬し、培養した。スライド上にMAIが存在する場合に は、スライド(43)のメニスカスペリクル(meniscus pellicle)(65)の高さに、濃 黒色の沈殿物(64)が形成する。この検査により、使用者は、MAIが存在するか もしれないことに気づく。以下に述べるアッセイの結果を知った後で、MAIの 存在を確認することができる。 図4は、硝酸塩還元アッセイ(70)を示している。濃い増殖を示す培養スライド (44)の、硝酸塩を亜硝酸塩に還元する能力をアッセイする。これは、硝酸塩を、 滅菌ブロスを含む試験管(71)に加えることにより行われる。37℃で12〜24 時間培養した後、スライド(44)を滅菌硝酸塩ブロス(72)から取り出し、5滴のス ルファニリル酸試薬溶液と、次に、5滴のアルファナフチルアミン試薬溶液を、 試験管(71)に滴下する。硝酸塩が亜硝酸塩へ 還元されていれば、赤色のブロス(73)が現れる。知られているように、硝酸塩が 亜硝酸塩に還元されれば、MAIはスライド上に存在しないということである。 図5は、尿素加水分解アッセイ(80)を示している。培養スライド(45)を、4. 5mlの滅菌尿素ブロス(82)を含む、栓をした試験管(81)に加える。培養スライ ドを37℃で培養し、3日後に調べる。陽性反応では、3日後に、ブロス(82)の 色はピンク又は赤色に変化する。知られているように、溶液の色が変化すれば、 MAIはスライド上に存在しないということである。 図6は、乳化剤加水分解アッセイ(90)を示している。使用する乳化剤は、Atla s Chemical Industries,Inc.の商標「トウィーン80」であり、その属は、無 水ソルビトールの脂肪酸部分的エステル(fatty acid partial esters)のポリオ キシエチレン誘導体と呼ばれている。培養スライド(46)を、トウィーン80の培 地(92)を含む、滅菌して栓をした試験管(91)に加え、37℃で培養する。陽性 反応では、5日以内に、スライド(46)のメニスカスペリクル(94)の上が赤く着色 (93)する。知られているように、スライドが赤く着色すれば、スライド上にMA Iは存在しないということである。 MAI確認検査(亜テルル酸塩還元、硝酸塩還元、尿素加水分解又は「トウィ ーン80」加水分解)のうち、少なくとも1つを行わなければならないことが分 かるで あろう。亜テルル酸塩還元検査が、4つの検査のうちで最も重要である。MAI をより正確に特定及び確認するためには、4つの検査を全て行うことが好ましい 。 図7は、本発明の抗菌剤感受性検査アッセイ(100)を示している。この方法及 び関連器具は、MAIの、様々な抗菌剤及び/又は抗菌剤の投与量に対する感受 性を検査するものである。このアッセイは、好ましくは、6本の試験管(110)〜( 115)からなり、各々は、一定量のツァペックブロス溶液(120)〜(125)及び、検査 すべきMAIを含む一定量の検体を含む。ブロス溶液(121)〜(125)は、濃度を一 定間隔で高めた検査すべき抗菌剤を含む。ブロス(120)は、一定量の抗菌剤を含 まない。何故なら、試験管(110)は、「対照」試験管となるからである。試験管( 110)は、一定量の食塩水を含むことが望ましい。 培養パラフィンスライド(130)〜(135)は、前述の要領で準備された。これらの 培養スライド(130)〜(135)の各々を、それぞれの試験管(110)〜(115)に導入する 。次に、培養スライド(130)〜(135)を有する試験管(110)〜(115)を、37℃で培 養し、6日目、7日目、8日目及び10日目に調べる。培養スライド(130)〜(13 5)の各々のパラフィン表面上のMAI増殖(140)〜(144)を観察することにより、 培養パラフィンスライド(130)〜(135)上のMAI増殖に抵抗するのに必要な抗菌 剤の最低阻害濃度(MIC)を求めることができる。図7の場合には、MIC 濃度は、試験管(115)で発見される。何故なら、スライド(135)上で、MAIの増 殖は全くないからである。 本発明の方法及び器具は、MAIの、様々な抗菌剤及びその所定量に対する感 受性を測定するために、十分に有効で経済的な方法を提供することが分かるであ ろう。但し、本発明は、MAIに限定されるものではなく、任意の好パラフィン 性微生物にも有効である。本明細書で用いる「好パラフィン性」という用語は、 基礎塩類培地(basal salt media)中で炭素源としてパラフィンワックスを利用で きる生物を意味し、その他の形式の炭素を欠いている。その生物は、事実上、細 菌性又は真菌性である。 図示する器具(50)は、複数の容器及び複数のスライド(80)〜(85)を具えている が、本発明は、複数の容器及び複数のスライドに限定されるものではなく、単一 の容器及び単一のスライドも含まれる。 本発明の方法を用いて、以下のものからなる群から選択される1以上の好パラ フィン性微生物の抗菌剤感受性を測定することができる。それらは、ミクロコッ カス−パラフィナエ(Paraffinae);コリネバクテリウム−シンプレクス;Ahn l;マイココッカス(Mycococcus)−(ロドコッカス)−シナバレウス(Cinnabare us);Ahnl.−マイココッカス−(ロドコッカス)−ロドクロウス(Rhodochr ous);マイコバクテリウム−ペルゴサム (Perrugosum)−バル.(Var.)−アサニカム(Athanicum);マイコバクテリウム− ルブラム(Rubrum)−バル.−プロパニカム(Propanicum);マイコバクテリウム− ヒヤリナム(Hyalinum);マイコバクテリウム−ラクティコラ(Lacticola);マイ コバクテリウム−アルバム(Album),M.−ルテウム(Luteum);マイコバクテリ ウム−ミクロティ(Microti);マイコバクテリウム−ルブラム,マイコバクテリ ウム−フレイ;マイコバクテリウム−フレイ,M.−スメグマチス;マイコバク テリウム−テストウド(Testudo);マイコバクテリウム−アビウム−イントラセ ルラーレ;ノカルジア−Spp.;アクチノミセス;カンジダ−リポリティカ(L ipolytica);カンジダ−トロピカリス;トルロプシス−コリキュロサ(Colliculo sa);モニラ(Monila)−Sp.,ハンゼヌラ−Sp.,トルラ−ロッサ(rossa);ペ ニシリウム−Sp.;IHNL.−アスペルギルス−フラーブス;アスペルギル ス−sp.,ペニシリウム−Sp.;シトロミセス(Citromyces)−Sp.,スコプ ラリオプシス−Sp.;シュドーモナス−フルオレッセンス−リケファシエンス( Liquefaciens);Ahnl,ペム.(Pem.)−フルオレッセンス−デントリフィカ ンス(Dentrificans);及びシュドーモナス−エルジノーサである。 臨床医療の実務においては、患者が単一の好パラフィン性微生物(MAIなど )を持つ場合と、複数の好パラフィン性微生物(MAIとマイコバクテリウム− カンサ シイなど)を持つ場合の両方があることが分かるであろう。全ての好パラフィン 性微生物を処置することが必須であり、その理由は、各微生物が、患者の中で病 因となっているおそれがあるからである。従って、免疫無防備状態の患者が肺、 肝臓又は腎臓の膿瘍を持つ場合には、医師は、スライド上の全ての細菌の増殖を 阻害する抗菌剤に関心があり、その細菌の増殖が、1又は複数の好パラフィン性 微生物に関するものであるか否かは関係ない。 実験結果 A.材料 1.菌株 以下の実験で用いられるMAIの菌株は、元々は、ニューヨークの聖ビンセン ト病院・医療センター及びメモリアルスローン−ケタリング癌センターで、エイ ズ患者から分離したものである。両機関からの菌株を、通常の形態学的及び微生 物学的手順により確認し、DNAハイブリダイゼーション(遺伝子プローブキッ ト:ビオゲン)により、マイコバクテリウム−アビウム及びマイコバクテリウム −イントラセルラーレを確認した。聖ビンセント病院で分離した菌株は、10, 000、1762、1516、15113、8515、6475、5097、8 197及び4861であった。メモリアルスローン−ケタリング癌センターから の菌株は、SK015、SK016、SK095、SK069、SK034、S K0 60及びSK024であった。全ての菌株は、エイズ患者から分離され、マイコ バクテリウム−アビウム種と確認されたが、例外としてSK069は、空洞性の 肺疾患を持つ免疫適格患者から分離されたマイコバクテリウム−イントラセルラ ーレであった。 2.抗菌剤 化学療法剤のストック溶液を調製した。アミカシン(amikacin)(ブリストル− マイヤーズ社)を蒸留水中で溶解し、濾過滅菌した。アジスロマイシン(azithro mycin)(ファイザー社)を95%エタノール中で溶解し、濾過滅菌した。シプロフ ロクサシン(ciprofloxacin)(マイルズラボラトリーズ社)を蒸留水中で溶解し 、濾過滅菌した。 B.パラフィンスライド培養アッセイ 前記の菌株及び前記の抗菌剤に関して、パラフィンスライド培養アッセイを行 い、抗菌剤感受性を調べた。それは、本発明の方法に従い、且つ、本明細書に記 載し、図7に示す器具を用いて行った。 標準仕様の顕微鏡スライドを長手方向に切断し、滅菌し、薄い層のパラプラス ト化合物(Paraplast compound)でコーティングした(組織学的悪性度パラフィン ワックス及びプラスチックポリマー − アメリカ合衆国 63103 ミズー リ,セントルイスのMonoject Scientific Division of Sherwood Medical)。最 高のパラフィン コーティングは極めて薄いものであり、これは、スライドを溶融パラフィンワッ クスに素早く浸し、そこから素早く取り出すことによって得られた。パラフィン ワックスのコーティングが厚すぎると、ワックス層は、37度で長時間培養した後 で抜け落ちることが多い。コーティング過程の後で、スライドを、必要な時まで 、綿栓をした滅菌試験管に保管する。 1.シプロフロクサシン−HCL 図7の器具を用いて、試験管(111)〜(115)の各々に、0.5mlの感染性接種 材料、初期作用抗菌剤溶液、パラフィンコーティングしたスライド(131)〜(135) 及び4.5mlのツァペックブロスを導入した。対照試験管(110)には、0.5m lの感染性接種材料、0.5mlの普通食塩水及び4.5mlのツァペックブロス が入っていた。対照試験管(110)にはまた、パラフィンコーティングしたスライ ド(130)が入っていた。各試験管(111)〜(115)は、濃度を順に高めた抗菌剤を含 み、各試験管の濃度は、試験管(111)は、3.6マイクログラム/ml、試験管(1 12)は、7.3マイクログラム/ml、試験管(113)は、10.9マイクログラム/ ml、試験管(114)は、14.5マイクログラム/ml及び試験管(115)は、18. 2マイクログラム/mlであった。 各々の菌株について実験を行い、これを1シリーズの実験とした。第2シリー ズでも、同じ実験を繰り返した。 各実験におけるパラフィン対照培養スライドを、通常は、37℃で5〜10日間 培養した後で読み取った。8日目が、好ましい待機期間であった。 表1は、菌株を一覧にし、各菌株に関するMIC及び融合(confluency)の日数 を、各実験シリーズについて報告したものである。MICとは、スライド上の増 殖を阻害するのに必要な抗菌剤の最低濃度である。MICは、マイクログラム/ mlの単位で測定される。 *NG=増殖なし 本発明の基本的な手順は、シプロフロクサシン−HCLを用いた実験シリーズ Iから得られた。予想通り、対照試験管のパラフィンワックス表面での増殖が最 も多か った。対照試験管中のパラフィンスライドの表面で、目に見える融合性増殖(con fluent growth)が起こったとき、様々な希釈物又はシプロフロクサシンを含む試 験管(111)〜(115)を調べた。シプロフロクサシン−HCLの濃度を高めたことに よる、MAI増殖への影響は、パラフィンスライド上ではっきりと見ることがで きた。最低濃度の抗菌剤を含み、パラフィンワックスでコーティングしたスライ ド上に目に見えるコロニーがない試験管のシプロフロクサシンの濃度を、このシ ステムの最低阻害濃度(MIC)とする。この濃度で増殖がないことの確認は、 キニオウン抗酸性染色法により染色したスライドを顕微鏡で観察することにより 行った。この方法は、抗菌剤感受性検査の続く全てのシリーズにおいて、MIC を測定するために用いられた。 シプロフロクサシン−HCLに関しては、シリーズIIとシリーズIIIとの間に 統計上重要な変化はなかった。(継続修正(continuity correction)を用いた通 常概算=0.419。通常概算のための両側p値(two-tailed p-value)=0.68 )。これにより、実験シリーズ間でこの方法が再現可能であることが確認された 。これらの実験シリーズで得られたMIC値は、他の研究者が得た値に極めて近 いものであった[Heifets,L.and Lindholm-Levy,P. "Comparison Of Bacteri cical Activities Of Streptomycin,Amikacin,Kanamycin And Capreomycin Ag ai nst Mycobacterium avium and M.tuberculosis",Antimicrob .Ag.Chemother, 1989:33: 1298−1301]。 2.アジスロマイシン検査 図7の器具を再び用いて、試験管(111)〜(115)の各々に、0.5mlの感染性 接種材料、初期作用抗菌剤溶液、パラフィンコーティングしたスライド(131)〜( 135)及び4.5mlのツァペックブロスを導入した。アジスロマイシンの対照試 験管(110)には、0.5mlの95%エタノール、4.5mlのツァペックブロス 、0.5mlの感染性接種材料及びスライド(130)が入っていた。各試験管(111) 〜(115)は、濃度を順に高めた抗菌剤を含み、各試験管の濃度は、試験管(111)は 、2.6マイクログラム/ml、試験管(112)は、5.3マイクログラム/ml、 試験管(113)は、7.9マイクログラム/ml、試験管(114)は、10.6マイクロ グラム/ml及び試験管(115)は、13.2マイクログラム/mlであった。 各々の菌株について実験を行い、これを1シリーズの実験とした。第2シリー ズでも同じ実験を繰り返し、第3シリーズでも再度繰り返した。各実験における パラフィンコーティングした培養スライドを、通常は、37℃で5〜10日間培 養した後で読み取った。8日目が、好ましい待機期間であった。 表2は、菌株を一覧にし、各菌株に関するMIC(単位:マイクログラム/m l)及び融合の日数を、実験シ リーズI、II及びIIIの各々について報告したものである。 実験シリーズ間に重要な変化はなかった(タイ(tie)= 20.95、p=0.14、試料サイズ=3、df=15に関して修正されたフリ ードマン統計)。 アジスロマイシンについては、得られたMICの値は、他の研究者が得た値と は異なっていた。例えば、[Inderlied,C.B.,Kolonoski,P.T.,Wu,M.and Yo ung,L.S.,”In vitro and in vivo Activity of Azithromycin(CP 62.993) Against the Mycobacterium avium Complex”,J .Infect.Djs., 1989:159: 99 4-997]を参照のこと。これに対する1つの説明は、アジスロマイシンは、pH変 化に対して非常に敏感であるということである。上記の実験は、pH=7.5で 行われた。より低いpHでは、マクロライド系抗生物質であるアジスロマイシン は、完全にイオン化されるため、細胞膜を越えるのは非常に困難である。その結 果、より高い濃度のアジスロマイシンが必要とされるため、MIC値はより高く なる。更に、MAIのアジスロマイシンに対する抗菌剤感受性に関して、確立し た基準はない。 3.アミカシン検査 図7の器具を用いて、試験管(110)〜(115)の各々に、0.5mlの感染性接種 材料、初期作用抗菌剤溶液、パラフィンコーティングしたスライド(131)〜(135) 及び4.5mlのツァペックブロス培地を導入した。試験管(110)は対照試験管で あり、アミカシンを全く含まず、その代わりに、0.5mlの95%エタノール 、4.5mlのツァ ペックブロス、0.5mlの感染性接種材料及びスライド(130)を含んでいた。各 試験管(111)〜(115)は、濃度を順に高めたアミカシン抗菌剤を含み、各試験管の 濃度は、試験管(111)は、3.2マイクログラム/ml、試験管(112)は、6.4マ イクログラム/ml、試験管(113)は、9.6マイクログラム/ml、試験管(114 )は、12.8マイクログラム/ml及び試験管(115)は、16マイクログラム/ mlであった。 各々の菌株について実験を行い、これを1シリーズの実験とした。第2シリー ズでも同じ実験を繰り返し、第3シリーズでも再度繰り返した。各実験における パラフ培養スライドを、通常は、37℃で5〜10日間培養した後で読み取った 。8日目が、好ましい待機期間であった。 表3は、菌株を一覧にし、各菌株に関するMIC及び融合の日数を、各実験シ リーズについて報告したものである。 *NG=増殖なし シリーズI、II及びIIIの間に統計上重要な変化はなかった(タイ(tie)=14. 79、p=0.39、試料ステッ プ=3、df=14に関して修正されたフリードマン統計)。これにより、シリ ーズ間でこの検査が再現可能であることが確認された。これらの実験シリーズで 得られたMIC値は、他の研究者が得た値に極めて近いものであった。[Inderli ed,C.B.,Young,L.S.and Yamanda,J.K., "Determination of in vivo Suce ptibility of Mycobacterium avium Complex Isolates To Antimycobacterial A gents By Various Methods",Antimicrob .Ag.Chemother, 1987:32: 1697-170 2]を参照のこと。 本発明は、MAIの抗菌剤感受性を検査する方法及び器具を提供するものであ ることが分かるであろう。器具は容易に使用でき、安価なものであり、方法は、 正確で十分なものである。 以上、本発明の特定の実施例を、説明の目的で記載してきたが、添付の請求の 範囲に記載した発明から逸脱することなく、詳細な記載に多数の変形を行い得る ことは、当該分野の技術者にとっては明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.患者から得た検体からの1以上の好パラフィン性微生物の、様々な抗菌剤及 びその所定量に対する感受性を測定する方法であって、 水溶液を含む1以上の容器を提供し、 前記溶液に前記検体を接種し、 前記容器の中に、(i)前記好パラフィン性微生物を食餌誘引するためにパ ラフィンコーティングしたスライド及び(ii)検査すべき所定量の抗菌剤を入れ 、 前記スライド上の前記好パラフィン性微生物の増殖の有無を観察することに より、前記所定量の抗菌剤が前記スライド上の前記好パラフィン性微生物の増殖 を阻害する効果があるかどうかを決定する ことを内容とする方法。 2.前記方法を用いて、ミクロコッカス−パラフィナエ(Paraffinae);コリネバ クテリウム−シンプレクス;Ahnl;マイココッカス(Mycococcus)−(ロドコ ッカス)−シナバレウス(Cinnabareus);Ahnl.マイココッカス−(ロドコ ッカス)−ロドクロウス(Rhodochrous);マイコバクテリウム−ペルゴサム(Perr ugosum)−バル.(Var.)−アサニカム(Athanicum);マイコバクテリウム−ルブラ ム(Rubrum)−バル.−プロパニカム(Propanicum);マイコバクテリウム−ヒヤリ ナム(Hyalinum);マイコバクテリウム−ラクティコラ(Lacticola);マイコバク テリウム−アルバム(Album),M.−ルテウム(Luteum);マイコバクテリウム− ミクロティ(Microti);マイコバクテリウム−ルブラム,マイコバクテリウム− フレイ;マイコバクテリウム−フレイ,M.−スメグマチス;マイコバクテリウ ム−テストウド(Testudo);マイコバクテリウム−アビウム−イントラセルラー レ;ノカルジア−Spp.;アクチノミセス;カンジダ−リポリティカ(Lipolyt ica);カンジダ−トロピカリス;トルロプシス−コリキュロサ(Colliculosa); モニラ(Monila)−Sp.,ハンゼヌラ−Sp.,トルラ−ロッサ(rossa);ペニシ リウム−Sp.;IHNL.−アスペルギルス−フラーブス;アスペルギルス− sp.,ペニシリウム−Sp.;シトロミセス(Citromyces)−Sp.,スコプラ リオプシス−Sp.;シュドーモナス−フルオレッセンス−リケファシエンス(L iquefaciens);Ahnl,ペム.(Pem.)−フルオレッセンス−デントリフィカン ス(Dentrificans);及びシュドーモナス−エルジノーサからなる群から選択され る1以上の好パラフィン性微生物の抗菌剤感受性を測定することを内容とする、 請求項1に記載する方法。 3.各々が水溶液を含む複数の容器を提供し、 各容器に一定量の前記検体を接種し、 各容器の中に、(i)パラフィンコーティングした別個のスライド及び(ii )検査すべき一定量の抗菌剤を入れ、前記容器は、様々な所定量の前記抗菌剤を 含み、 前記スライド上の前記好パラフィン性微生物の増殖の有無を観察することに より、前記好パラフィン性微生物の増殖を阻害する前記抗菌剤の最低阻害濃度を 測定する ことを内容とする請求項1に記載する方法。 4.患者から得た検体からの1以上の好パラフィン性微生物の、様々な抗菌剤及 びその所定量に対する感受性を測定する器具であって、 水溶液、検査すべき一定量の抗菌剤及び前記検体を含むように製られた容器 及び 該容器の中に入れておけるように製られ、パラフィンコーティングしたスラ イドからなり、これによって、前記スライド上の前記検体からの前記好パラフィ ン性微生物の増殖の観察結果を用いて、前記スライド上の前記好パラフィン性微 生物の増殖に抵抗するのに必要な前記抗菌剤の濃度を測定することができる器具 。 5.各々が水溶液、検査すべき一定量の抗菌剤及び前記検体を含むように製られ た複数の容器及び 各々が前記容器の中に入れておけるように製られ、パラフィンコーティング した複数のスライド からなる請求項4に記載する器具。
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