JP2000357824A - 圧電制振ユニットおよびこれを用いた制振構造 - Google Patents
圧電制振ユニットおよびこれを用いた制振構造Info
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Abstract
エネルギーに変換できるようにする。 【解決手段】 圧電素子11の作動軸方向Aの両端にこ
れよりも弾性率が大きい接続部材12、13を配し、板
ばね14、15によって圧電素子に初期圧を与えるよう
にした。さらに、圧電素子11はウレタンゲルからなる
密封部16によって密封被覆されている。接続部材1
2、13と制振対象物とを開孔19a〜19dに挿入し
たねじによって取り外し可能に接触固定させることで、
制振対象物の振動が圧電素子11よりも硬い接続部材1
2、13だけを介して圧電素子11に伝えられることに
なる。
Description
およびこれを用いた制振構造に関し、特に高周波帯での
微小振動の制振を実現するために用いて好適なものであ
る。
に不可欠な超精密加工や超精密計測などの技術分野にお
いて、微振動制御に対する要求はますます厳しいものに
なってきている。今までの除振技術は、最終的に機器搭
載テーブル上の振動を抑えることを目的としてきた。し
かし、今後のさらなる低振動環境の実現のために、機器
内部の駆動力が発生する起振力や空調設備の空気流、音
波などの直接外乱に起因して機器そのものに発生する高
い周波数の弾性振動を抑えることのできる制振技術が求
められている。
エゾ)アクチュエータを用いたアクティブ制振の研究が
なされている。しかし、発振の可能性を潜在的に持って
いるアクティブ制振では、高周波帯の制振の実用化が困
難である。そこで、高周波帯の制振のために、圧電素子
を用いた制振ユニット(圧電制振ユニット)によるパッ
シブ制振技術が注目を集めている(Edberg, D.L., Bico
s, A.S., "Active Materials and Adaptive Structures
- Session 20 (1992), 337-382 )。
は、制振対象物に接着剤を介して圧電素子が貼り付けら
れ、圧電素子の両極に分岐回路(Shunted Circuit )が
接続される。そして、制振対象物の振動エネルギーが圧
電素子によって電気エネルギーに変換され、さらに分岐
回路によって電気エネルギーが熱エネルギーに変換され
る。このようにして、ダンパー部材を接続したときのよ
うに振動エネルギーを外部に放出させることで、制振対
象物の振動を抑えることが可能となっている。
文に記載されたパッシブ制振技術における制振対象物へ
の圧電素子の固定技術によると、制振対象物に接着剤を
介して圧電素子が貼り付けられているため、接着剤の
弾性変形によって振動エネルギーを効率よく圧電素子で
電気エネルギーに変換することができない、湿潤な環
境や使用頻度によっては比較的故障しやすい圧電素子の
取り替えが不可能であるか或いは非常に困難である、
圧電素子の作動軸方向だけでなく、これと交差する方向
にも圧電素子が変形するクロストークのために振動エネ
ルギーを効率よく圧電素子で電気エネルギーに変換する
ことができない、といった問題が生じる。
の圧電素子の固定技術として、圧電素子に所定の初期圧
(予圧)を加えることができるように制振対象物の一部
を切り欠いて、その切り欠き部分に圧電素子を挿入する
ことも考えられる。しかしながら、この手段によると、
切り欠き部分を設けることにより制振対象物の剛性が
低下する、圧電素子に所定の初期圧を加えることの反
力により制振対象物にひずみが発生する、といった問題
が生じる。
動エネルギーを効率よく電気エネルギーに変換すること
ができ、制振対象物からの取り外しおよび取り付けが容
易で、さらに、制振対象物にひずみを発生させることな
く圧電素子に所定の初期圧を加えることが可能であるな
ど上述した問題を生じることのない圧電制振ユニットお
よびこれを用いた制振構造を提供することである。
に、請求項1の圧電制振ユニットは、圧電素子と、前記
圧電素子の作動軸方向の両端に配されており、前記圧電
素子よりも弾性率が大きい第1および第2の接続部材
と、前記第1および第2の接続部材間を接続する弾性部
材とを備えており、前記第1および第2の接続部材が制
振対象物に取り外し可能に接触固定されることにより前
記制振対象物の振動エネルギーを前記圧電素子によって
電気エネルギーに変換することが可能に構成されている
ことを特徴とするものである。
が大きい(言い換えると、圧電素子よりも硬い)第1お
よび第2の接続部材が圧電素子の作動軸方向の両端に配
されているために、例えば第1および第2の接続部材に
開孔を設け、その開孔に挿入されたねじなどの取り付け
部材を制振対象物と螺合させることによって、第1およ
び第2の接続部材を制振対象物に接触固定することがで
きる。そのため、制振対象物の振動が圧電素子よりも硬
い接続部材だけを介して圧電素子に伝わるようにするこ
とが可能になる。つまり、接着剤のような柔らかい材料
が圧電素子と制振対象物との間に介在することがないの
で、振動エネルギーを効率よく圧電素子で電気エネルギ
ーに変換することができるようになる。
象物に取り外し可能に接触固定することができるため
に、圧電素子が故障したときであっても容易に取り替え
が可能となる。また、圧電素子よりも弾性率が大きい第
1および第2の接続部材が圧電素子の作動軸方向の両端
に配されているために、圧電素子の作動軸と交差する方
向に圧電素子が変形するクロストークの問題がほとんど
生じず、振動エネルギーを効率よく圧電素子で電気エネ
ルギーに変換することができる。
必要がないため、制振対象物の剛性が低下することがな
い。さらに、第1および第2の接続部材間に接続されて
これらの間に引張力を生じさせる弾性部材によって圧電
素子に所定の初期圧を加えることができるとともに、弾
性部材の両端に接続された第1および第2の接続部材が
初期圧をその内力として分担するので初期圧の反力が制
振対象物に伝わることがなく、制振対象物にひずみが発
生することがない。
数の高い微小振動に対する制振にも高い効果を発揮する
ことができ、例えば制振対象物の振動によって生じる固
体音の抑制に対しても効果的である。
記第1および第2の接続部材と前記制振対象物との接触
予定面を除いて少なくとも前記圧電素子を密封被覆す
る、前記第1および第2の接続部材よりも弾性率が小さ
い樹脂材料からなる密封部をさらに備えていることを特
徴とするものである。
らなる密封部により密封被覆されているために、長期間
にわたって圧電素子を外気から遮断することができる。
また、第1および第2の接続部材と前記制振対象物との
接触予定面が密封部により被覆されていないために、第
1および第2の接続部材よりも弾性率が小さい密封部に
よって振動エネルギーの圧電素子への伝達が阻害される
ことがない。また、密封部が圧電素子を被覆しており密
封部と圧電素子との間に気体層が介在しないので、圧電
素子で発生した熱が速やかに外部に逃げて行きやすく、
放熱性に優れている。従って、高温多湿環境において劣
化しやすい圧電素子に対して湿度および温度の点で比較
的良好な条件を維持することができ、圧電素子の長寿命
化を図ることができる。
よりも弾性率が小さいので、圧電素子が作動軸方向に変
位する際、密封部がこの変位を妨げることが少ない。従
って、応答性の点で優れた圧電制振ユニットが得られ
る。
する弾性のために僅かではあるが収縮しようとする性質
がある。そのため、密封部が圧電素子を被覆しているこ
とで、特別な機構を用いなくとも圧電素子にはその作動
軸方向に一定の初期圧が付与される。
らなる密封部によって圧電素子が被覆されているので、
圧電素子の電気的絶縁を確実に保つことができ、誤動作
に対する信頼性を高めることができる。
を被覆する場合には、請求項1の「第1および第2の接
続部材が制振対象物に取り外し可能に接触固定される」
という条件を満足するために、密封部が第1および第2
の接続部材と制振対象物との接触予定面を被覆していな
いこと、さらに、密封部が接触予定面から突出していな
いか突出しているとしても僅かな量であることが必要と
される。
記第1および第2の接続部材の少なくともいずれか一方
と前記圧電素子との間にあって、前記圧電素子の初期圧
を調整することが可能な初期圧調整機構をさらに備えて
いることを特徴とするものである。
て圧電素子の初期圧を調整することが可能であるため、
圧電素子の初期圧を所望の大きさに容易に調整すること
が可能である。そのため、圧電素子の出力応答性を高め
ることができて制振効率をより向上させることができ
る。
記第1および第2の接続部材の間に、前記圧電素子が複
数設けられていることを特徴とするものである。
のものの方がきわめて安価であるため、請求項4による
と、比較的小型の圧電素子を用いることにより安価な圧
電制振ユニットを提供することができる。
数の前記圧電素子のうちの少なくとも1個が前記制振対
象物の振動検出のために用いられ、残りの前記圧電素子
が前記制振対象物の振動を能動的に制御するアクチュエ
ータとして用いられるように構成されていることを特徴
とするものである。
検出用およびアクチュエータ用に分けて用いることによ
り、制振対象物のアクティブ振動制御が可能になり、配
線だけの変更によって1つの圧電制振ユニットをアクテ
ィブ制御およびパッシブ制御の両方に用いることが可能
となる。
記第1および第2の接続部材に開孔が設けられているこ
とを特徴とするものである。
部材に設けられた開孔にねじなどの取り付け部材を挿入
することが可能であるために、制振対象物への取り付け
を迅速に行うことができる。
記載の圧電制振ユニットの前記第1および第2の接続部
材と制振対象物とが、前記開孔に挿入された前記圧電素
子よりも弾性率が大きい取り付け部材によって取り外し
可能に接触固定されていることを特徴とするものであ
る。
同様に周波数の高い微小振動やこれによる固体音を抑制
することが可能である。また、取り付け部材の弾性率が
圧電素子よりも大きいので、取り付け部材による誤差が
生じることなく振動エネルギーを圧電素子で電気エネル
ギーに変換することができ、圧電素子にその電気エネル
ギーを熱エネルギーに変換するための回路が接続される
場合であっても回路特性を正しく機能させることができ
る。
け部材と前記開孔との接触面が、前記制振対象物の表面
に対して斜めになっていることを特徴とするものであ
る。
の接触面が制振対象物の表面に対して斜めになっている
ことにより、取り付け部材を比較的少ない遊びで開孔内
に保持することができる。そのために、制振対象物の振
動に対する圧電制振ユニットの出力応答性を高めること
ができて、より精度の高い制振が可能である。
項1〜6のいずれか1項に記載の圧電制振ユニットと、
前記圧電素子で得られた電気エネルギーを熱エネルギー
に変換するための回路とを備えており、複数の前記圧電
制振ユニットのうち前記制振対象物の振動によって同相
の振動を受けるものについては両極の同種極どうしが前
記回路の一方の極に接続され、逆相の振動を受けるもの
については両極の異種極どうしが前記回路の他方の極に
接続されていることを特徴とするものである。
トの両極の同種極どうし或いは異種極どうしが回路の同
じ極に接続されるので、電気エネルギーを熱エネルギー
に変換するための回路を1つ設けるだけでよくなる。ま
た、複数の圧電制振ユニットを制振対象物に分散させて
取り付けることによって、高い制振効果を得ることがで
きる。さらに、制振対象物の振動モードが変わった場合
にも、圧電制振ユニットの電気的な接続を変えるだけで
容易に対応可能である。
について、図面を参照しつつ説明する。
に係る圧電制振ユニットの平面図であり、図1(b)は
その側面図である。図1(a)、(b)に示された圧電
制振ユニット1は、制振対象物に取り付けられることに
より、制振対象物の曲げ振動や伸縮振動のエネルギーを
電気エネルギーに変換することが可能なものである。そ
して、圧電制振ユニット1で発生した電気エネルギー
が、これに接続された電気回路により熱エネルギーに変
換されて外部に放出されることにより、制振対象物の制
振を実現する。
方向に作動軸(作用軸)を有する板状の圧電素子11
と、圧電素子11の作動軸方向(矢印Aで示す)の両端
に配された圧電素子11よりも幅広の一対の接続部材1
2、13と、圧電素子11の両側部において一対の接続
部材12、13の対向面に接続された一対の板ばね1
4、15と、一対の接続部材12、13間において圧電
素子11および板ばね14、15を密封被覆する透明な
ウレタンゲル(ウレタンゴム)からなる密封部16とを
有しており、全体として薄い直方体形をしている。
とする圧電素子11は、d31型またはd33積層型といわ
れるものであり、外部からの振動エネルギーを受けて作
動軸方向に伸縮されることによって、その振動エネルギ
ーを電気エネルギーに変換することができる。また、逆
に、電気エネルギーを振動エネルギーに変換することが
できる。
孔19a、19bが紙面に垂直な方向に設けられてい
る。また、接続部材13にも、同様の開孔19c、19
dが設けられている。開孔19a〜19dは、図1
(b)から明らかなように皿あなであって、その途中ま
でが外側に開いた円錐型テーパー面であり、残りの部分
は円柱状の直管になっている。開孔19a〜19dには
皿ねじなどの取り付け部材を挿入することができ、この
取り付け部材を制振対象物側において螺合などで係合さ
せることにより、制振対象物と接続部材12、13とを
接触固定することができる。また、接続部材12、13
は、圧電素子11および密封部16よりも硬く弾性変形
しにくい材料、言い換えると弾性率の大きい材料(本実
施の形態では金属材料)から構成されている。
続部材12、13に挟み込まれることにより初期圧を与
えられている。この初期圧の大きさは、接続部材12、
13の対向面に接続された一対の板ばね14、15の弾
性力の大きさにほぼ等しい。従って、板ばね14、15
の変位を調節することにより、圧電素子11に所望の初
期圧を与えることが可能になっている。なお、板ばね1
4、15以外の公知の弾性部材を用いることも可能であ
る。
うに、接続部材12、13と制振対象物との接触予定面
である接続部材12、13の底面12a、13aを被覆
しないように、且つ、底面12a、13aから突出しな
いように設けられている。
リード線17、18がそれぞれ接続されている。これら
リード線17、18は、圧電素子11の表面に沿って延
び、接続部材13に設けられた取出孔20から圧電制振
ユニット1の外部に取り出されている。そして、リード
線17、18は、例えば抵抗とインダクタンスの直列接
続回路に接続される。
制振ユニット1を制振対象物22に取り付けた制振構造
を示す断面図である。図2において、接続部材12、1
3の開孔19a〜19dに挿入された4本の皿ねじ(図
2にはそのうちの2本23、24だけが示されている)
は、螺合により制振対象物2と取り外し可能に係合して
いる。皿ねじ23、24は、圧電素子11よりも弾性率
が大きい部材で構成されている。これにより、接続部材
12、13の底面12a、13aが制振対象物22と接
触した状態で、接続部材12、13と制振対象物22と
が固定されることになる。
振対象物22の曲げなどの変形度の大きい個所に取り付
けられる。なお、制振対象物22が曲げ変形する場合に
は、曲げ中心からできるだけ遠い個所に圧電制振ユニッ
ト1を配置したほうが、圧電制振ユニット1による制振
効果が高くなる。そのため、圧電制振ユニット1は制振
対象物22内に埋め込まれるのではなくその表面に取り
付けられる。
電制振ユニット1によると、圧電素子よりも硬い接続部
材12、13が圧電素子11の作動軸方向の両端に配さ
れているために、接続部材12、13に設けられた開孔
19a〜19dに挿入された皿ねじ23、24などの取
り付け部材を制振対象物22と螺合させることで、接続
部材12、13を制振対象物22に接触固定することが
できる。そのため、制振対象物22の振動が圧電素子1
1よりも硬い接続部材12、13だけを介して圧電素子
11に伝わるようにすることが可能になる。つまり、圧
電素子11と制振対象物22とがいわば遊びなく結合さ
れ、接着剤のような柔らかい材料が圧電素子11と制振
対象物22との間に介在することがないので、振動エネ
ルギーを効率よく圧電素子11で電気エネルギーに変換
することができるようになる。
13に設けられた開孔19a〜19dに皿ねじ23、2
4を挿入することが可能であるために、圧電制振ユニッ
ト1の制振対象物22への取り付けを迅速に行うことが
できるという利点がある。なお、本実施の形態の圧電制
振ユニット1において、接続部材12、13は、皿ねじ
23、24を用いて制振対象物22に固定される以外
に、ビス、ピンなどの圧電素子11よりも弾性率が大き
い部材によって制振対象物22に固定されてもよい。
って、接続部材12、13を制振対象物22に取り外し
可能に接触固定することができるために、圧電素子11
が故障したときであっても容易にユニット1の取り替え
が可能となる。これは、湿潤な環境や使用頻度によって
は比較的故障しやすく寿命が短いという性質をもつ圧電
素子を具備した圧電制振ユニットにとって大きな利益で
ある。また、圧電素子11よりも硬い接続部材12、1
3が圧電素子11の作動軸方向の両端に配されているた
めに、圧電素子11の作動軸と交差する方向に圧電素子
11が変形するクロストークの問題がほとんど生じず、
振動エネルギーを効率よく圧電素子11で電気エネルギ
ーに変換することができる。
欠き部分を設ける必要がないため、制振対象物22の剛
性が低下することがない。さらに、板ばね14、15に
よって圧電素子11に所定の初期圧を加えることができ
るとともに、板ばね14、15の両端に接続された接続
部材12、13が初期圧をその内力として分担するので
初期圧の反力が制振対象物22に伝わることがない。そ
のため、圧電素子11への初期圧付与に起因して制振対
象物22にひずみが発生することがない。
1は、周波数の高い微小振動に対する制振にも非常に有
効であり、制振対象物22の振動によって生じる固体音
を抑制するのに用いても高い効果を発揮する。
用いた制振構造では、取り付け部材である皿ねじ23、
24の弾性率が圧電素子11よりも大きいので、皿ねじ
23、24による誤差が生じることなく振動エネルギー
を圧電素子11で電気エネルギーに変換することがで
き、圧電素子11に後述する分岐回路が接続される場合
であっても回路特性を正しく機能させることができる。
用いた制振構造では、皿ねじ23、24と開孔19a〜
19dとの接触面が制振対象物の表面22に対して斜め
になっているので、皿ねじ23、24を比較的少ない遊
びで開孔19a〜19d内に保持することができる。そ
のために、制振対象物22の振動に対する圧電制振ユニ
ット1の出力応答性を高めることができて、より精度の
高い制振が可能である。
によると、圧電素子11がウレタンゲルからなる密封部
16により密封被覆されているために、長期間にわたっ
て圧電素子11を外気から遮断して水分から保護するこ
とができる。一方、接続部材12、13と制振対象物2
2との接触予定面である底面12a、13aが密封部1
6により被覆されていないために、接続部材12、13
よりも弾性率が小さい密封部16によって振動エネルギ
ーの圧電素子11への伝達が阻害されることがない。
ており密封部16と圧電素子11との間に気体層が介在
しないので、圧電素子11で発生した熱が伝熱率の比較
的高いウレタンゲルからなる密封部16を介して速やか
に外部に逃げて行きやすく、放熱性に優れており圧電素
子11が高温になってしまうことがない。従って、高温
多湿環境において劣化しやすい圧電素子11に対して湿
度および温度の点で比較的良好な条件を維持することが
でき、圧電素子11の長寿命化を図ることができる。
りも弾性率が小さく、作動軸方向の変位に対して接続部
材12、13よりも軟らかく弾性変形しやすいので、圧
電素子11がその作動軸方向に変位する際、密封部16
がこの変位を妨げることが少ない。従って、応答性の点
で優れた圧電制振ユニット1が得られる。
なる密封部16は、その有する弾性のために僅かではあ
るが収縮しようとする性質がある。そのため、密封部1
6が圧電素子11を被覆していることで、特別な機構を
用いなくとも圧電素子11にはその作動軸方向に一定の
初期圧が付与される。
の圧電素子11は絶縁性を有するウレタンゲルからなる
密封部16によって被覆されている。そのため、圧電素
子11の電気的絶縁を確実に保つことができて、誤動作
に対する信頼性も高い。
て、圧電素子11の動作に悪影響を与えることがなく、
伝熱性に優れており、水分を透過させず、経時変化が少
ないという特性を有するウレタンゲルを用いるので、他
の樹脂材料を用いた場合と比較して、上述した諸効果を
発揮させる点で特に優れている。さらに、ウレタンゲル
は成形温度が低くて常温での成形が可能であるという特
性を有しているので、高温環境での成形が特に必要なく
圧電制振ユニット1をより簡易に製造できるという利点
がある。なお、シリコンゲルを用いてもウレタンゲルと
同様の効果が得られる。
電制振ユニットについて、図3(a)、(b)を参照し
て説明する。本実施の形態の圧電制振ユニット2は、接
続部材12、13の間に3つの圧電素子31、32、3
3が設けられている点以外は、図1(a)、(b)で説
明した第1の実施の形態のものと同じであって、図2で
説明したのと同様にして制振対象物22に取り付けられ
る。なお、圧電素子31〜33の電極に接続されたリー
ド線34〜36は、図面を簡略化するために、各圧電素
子について1本しか図示していない。
型のものの方がきわめて安価である。そのため、本実施
の形態の圧電制振ユニット2では、第1の実施の形態で
用いた圧電素子11よりも小型であってはるかに安価な
3つの圧電素子31〜33を用いたほうが圧電素子に要
するコストを低く抑えることができる。従って、本実施
の形態の圧電制振ユニット2は、第1の実施の形態の圧
電制振ユニット1に比べて安価であるという利点があ
る。なお、4つ以上または2つの圧電素子を用いるよう
にしてもよいし、圧電制振ユニット2の厚み方向に圧電
素子を積層してもよい。
のように複数の圧電素子31〜33を有するものについ
ては、そのうちの少なくとも1個を制振対象物22の振
動検出のために用い、残りの圧電素子を制振対象物22
の振動を能動的に制御するアクチュエータとして用いる
ようにすることが可能である。例えば、圧電素子31に
よって制振対象物22の振動検出を行い、その結果を圧
電素子32、33にフィードバックして振動を抑制する
ようにこれら圧電素子32、33を駆動するようにして
よい。
振動検出用およびアクチュエータ用に分けて用いること
により、制振対象物22のアクティブ振動制御が可能に
なり、リード線34〜36の配線だけの変更によって1
つの圧電制振ユニット2をアクティブ制御およびパッシ
ブ制御の両方に用いることが可能となるという利点があ
る。
電制振ユニットについて、図4(a)、(b)を参照し
て説明する。本実施の形態の圧電制振ユニット3は、接
続部材12と3つの圧電素子46、47、48との間に
初期圧調整機構41が設けられている点以外は、図3
(a)、(b)で説明した第2の実施の形態のものと同
じであって、図2で説明したのと同様にして制振対象物
22に取り付けられる。
8よりも弾性率の大きな硬い部材(ここでは、金属部
材)で構成されており、圧電素子46〜48の作動軸方
向の突出量が可変に構成されたねじ部42〜44を回動
させることによって、圧電素子46〜48に加えられる
初期圧を調整することが可能になっている。このような
初期圧調整機構41を設けることによって、圧電素子4
6〜48の初期圧を自在に調整することが可能であるた
め、圧電素子46〜48の初期圧を所望の大きさに容易
に調整することが可能である。そのため、圧電素子46
〜48の出力応答性が高まって制振効率をより向上させ
ることができる。
て、図5および図6をさらに参照して説明する。本実施
の形態は、第1〜第3の実施の形態で説明したような圧
電制振ユニット(ここでは、図1に示した第1の実施の
形態の圧電制振ユニット1と同様のものであるとして説
明する)を複数備えた制振構造に係るものである。
て、図5(a)に示すように、2つの圧電制振ユニット
51、52が平板状の制振対象物53の表裏の対向した
位置に取り付けられている。圧電制振ユニット51、5
2は、制振対象物53が図5(a)に示すような曲げ正
弦振動を行うときの振動頂点となる位置に取り付けられ
ている。圧電制振ユニット51、52の取り付けには、
図2で説明したように皿ねじが用いられている。
象物53側が圧縮されその反対側が引っ張られているの
に対して、圧電制振ユニット52は制振対象物53側が
引っ張られその反対側が圧縮されている。従って、2つ
の圧電制振ユニット51、52は互いに逆相の振動を受
けているといえる。
(a)に示すように、圧電制振ユニット51、52内の
圧電素子で得られた電気エネルギーを熱エネルギーに変
換するための分岐回路61を有している。分岐回路61
は、例えば抵抗とインダクタンスの直列接続回路であっ
てよい。
に、圧電制振ユニット51の陽極(+)に接続されたリ
ード線62と、圧電制振ユニット52の陰極(−)に接
続されたリード線65とが分岐回路61の一方の極に接
続されている。また、圧電制振ユニット51の陰極
(−)に接続されたリード線63と、圧電制振ユニット
52の陽極(+)に接続されたリード線64とが分岐回
路61の他方の極に接続されている。
として、図5(b)に示すように、2つの圧電制振ユニ
ット54、55が平板状の制振対象物56の表裏の対向
していない位置に取り付けられている。すなわち、圧電
制振ユニット54は、制振対象物56が図5(b)に示
すような曲げ正弦振動を行うときの振動頂点となる位置
に、圧電制振ユニット55は、圧電制振ユニット54の
位置とは隣接した振動頂点となる位置にそれぞれ取り付
けられている。圧電制振ユニット54、55の取り付け
には、図2で説明したように皿ねじが用いられている。
は、ともに制振対象物56側が圧縮されその反対側が引
っ張られている。従って、2つの圧電制振ユニット5
4、55は互いに同相の振動を受けているといえる。
に、圧電制振ユニット54の陽極(+)に接続されたリ
ード線66と、圧電制振ユニット55の陽極(+)に接
続されたリード線68とが分岐回路61の一方の極に接
続されている。また、圧電制振ユニット54の陰極
(−)に接続されたリード線67と、圧電制振ユニット
55の陰極(−)に接続されたリード線69とが分岐回
路61の他方の極に接続されている。
ると、逆相の振動を受ける2つの圧電制振ユニット5
1、52の異種極どうしが分岐回路61の同じ極に接続
され、同相の振動を受ける2つの圧電制振ユニット5
4、55の同種極どうしが分岐回路61の同じ極に接続
されるようにしたことで、圧電制振ユニット51、5
2;54、55ごとに別々の分岐回路61を設ける必要
がなくなり、その分だけ構造を簡略化することができ
る。
制振対象物53、56の振動モードに応じて同相または
逆相で複数の圧電制振ユニットを制振対象物53、56
に分散させて取り付けることができ、高い制振効果を得
ることができる。さらに、制振対象物53、56の振動
モードが変わった場合にも、圧電制振ユニット51、5
2;54、55の電気的な接続を変えるだけで容易に対
応可能であるという利点がある。
つの圧電制振ユニットが取り付けられる場合について説
明したが、3つ以上の圧電制振ユニットが取り付けられ
る場合についても同様にして構成することが可能であ
る。
説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲の記載内において様々な設
計変更が可能である。例えば、上述の実施の形態では、
圧電制振ユニットの形状は薄い直方体形であったが、こ
れに限らずどのような形状にも変更が可能である。
と、制振対象物の振動が圧電素子よりも硬い接続部材だ
けを介して圧電素子に伝わるようにすることが可能であ
るので振動エネルギーを効率よく圧電素子で電気エネル
ギーに変換することができるようになる。また、圧電素
子が故障したときであっても容易に取り替えが可能とな
る。また、圧電素子の作動軸と交差する方向に圧電素子
が変形するクロストークの問題がほとんど生じないよう
にすることができる。
必要がないため、制振対象物の剛性が低下することがな
い。さらに、弾性部材によって圧電素子に所定の初期圧
を加えることができるとともに、初期圧の反力が制振対
象物に伝わることがなく、制振対象物にひずみが発生す
ることがない。
数の高い微小振動に対する制振にも高い効果を発揮する
ことができ、例えば制振対象物の振動によって生じる固
体音の抑制に対しても効果的である。
らなる密封部により密封被覆されているために、長期間
にわたって圧電素子を外気から遮断することができる。
また、密封部によって振動エネルギーの圧電素子への伝
達が阻害されることがない。また、圧電素子で発生した
熱が速やかに外部に逃げて行きやすく、放熱性に優れて
いる。従って、高温多湿環境において劣化しやすい圧電
素子に対して湿度および温度の点で比較的良好な条件を
維持することができ、圧電素子の長寿命化を図ることが
できる。さらに、圧電素子が作動軸方向に変位する際、
密封部がこの変位を妨げることが少なく、応答性の点で
優れた圧電制振ユニットが得られる。また、密封部が圧
電素子を被覆していることで、特別な機構を用いなくと
も圧電素子にはその作動軸方向に一定の初期圧が付与さ
れる。さらに、圧電素子の電気的絶縁を確実に保つこと
ができ、誤動作に対する信頼性を高めることができる。
望の大きさに容易に調整することが可能であるため、圧
電素子の出力応答性を高めることができて制振効率をよ
り向上させることができる。
を用いることにより安価な圧電制振ユニットを提供する
ことができる。
ブ振動制御が可能になり、配線だけの変更によって1つ
の圧電制振ユニットをアクティブ制御およびパッシブ制
御の両方に用いることが可能となる。
けを迅速に行うことができる。
数の高い微小振動やこれによる固体音を抑制することが
可能である。また、取り付け部材の弾性率が圧電素子よ
りも大きいので、取り付け部材による誤差が生じること
なく振動エネルギーを圧電素子で電気エネルギーに変換
することができ、圧電素子にその電気エネルギーを熱エ
ネルギーに変換するための回路が接続される場合であっ
ても回路特性を正しく機能させることができる。
する圧電制振ユニットの出力応答性を高めることができ
て、より精度の高い制振が可能である。
トが設けられているにもかかわらず電気エネルギーを熱
エネルギーに変換するための回路を1つ設けるだけでよ
くなる。また、複数の圧電制振ユニットを制振対象物に
分散させて取り付けることによって、高い制振効果を得
ることができる。さらに、制振対象物の振動モードが変
わった場合にも、圧電制振ユニットの電気的な接続を変
えるだけで容易に対応可能である。
ットの平面図および側面図である。
を制振対象物に取り付けた制振構造を示す断面図であ
る。
ットの平面図および側面図である。
ットの平面図および側面図である。
いて、圧電制振ユニットの制振対象物への取り付け位置
を説明するための模式図である。
いて、圧電制振ユニットの電極と分岐回路との接続関係
を説明するための模式図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 圧電素子と、前記圧電素子の作動軸方向
の両端に配されており、前記圧電素子よりも弾性率が大
きい第1および第2の接続部材と、 前記第1および第2の接続部材間を接続する弾性部材と
を備えており、 前記第1および第2の接続部材が制振対象物に取り外し
可能に接触固定されることにより前記制振対象物の振動
エネルギーを前記圧電素子によって電気エネルギーに変
換することが可能に構成されていることを特徴とする圧
電制振ユニット。 - 【請求項2】 前記第1および第2の接続部材と前記制
振対象物との接触予定面を除いて少なくとも前記圧電素
子を密封被覆する、前記第1および第2の接続部材より
も弾性率が小さい樹脂材料からなる密封部をさらに備え
ていることを特徴とする請求項1に記載の圧電制振ユニ
ット。 - 【請求項3】 前記第1および第2の接続部材の少なく
ともいずれか一方と前記圧電素子との間にあって、前記
圧電素子の初期圧を調整することが可能な初期圧調整機
構をさらに備えていることを特徴とする請求項1または
2に記載の圧電制振ユニット。 - 【請求項4】 前記第1および第2の接続部材の間に、
前記圧電素子が複数設けられていることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の圧電制振ユニット。 - 【請求項5】 複数の前記圧電素子のうちの少なくとも
1個が前記制振対象物の振動検出のために用いられ、残
りの前記圧電素子が前記制振対象物の振動を能動的に制
御するアクチュエータとして用いられるように構成され
ていることを特徴とする請求項4に記載の圧電制振ユニ
ット。 - 【請求項6】 前記第1および第2の接続部材に開孔が
設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の圧電制振ユニット。 - 【請求項7】 請求項6に記載の圧電制振ユニットの前
記第1および第2の接続部材と制振対象物とが、前記開
孔に挿入された前記圧電素子よりも弾性率が大きい取り
付け部材によって取り外し可能に接触固定されているこ
とを特徴とする制振構造。 - 【請求項8】 前記取り付け部材と前記開孔との接触面
が、前記制振対象物の表面に対して斜めになっているこ
とを特徴とする請求項7に記載の制振構造。 - 【請求項9】 複数の請求項1〜6のいずれか1項に記
載の圧電制振ユニットと、前記圧電素子で得られた電気
エネルギーを熱エネルギーに変換するための回路とを備
えており、 複数の前記圧電制振ユニットのうち前記制振対象物の振
動によって同相の振動を受けるものについては両極の同
種極どうしが前記回路の一方の極に接続され、逆相の振
動を受けるものについては両極の異種極どうしが前記回
路の他方の極に接続されていることを特徴とする制振構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16788299A JP4588816B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 圧電制振ユニットおよびこれを用いた制振構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000357824A true JP2000357824A (ja) | 2000-12-26 |
JP4588816B2 JP4588816B2 (ja) | 2010-12-01 |
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ID=15857837
Family Applications (1)
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JP16788299A Expired - Lifetime JP4588816B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 圧電制振ユニットおよびこれを用いた制振構造 |
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JP (1) | JP4588816B2 (ja) |
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- 1999-06-15 JP JP16788299A patent/JP4588816B2/ja not_active Expired - Lifetime
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