JP2000357374A - 光ディスク、光ディスクの記録方法及び光ディスクドライブ - Google Patents

光ディスク、光ディスクの記録方法及び光ディスクドライブ

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JP2000357374A
JP2000357374A JP11165925A JP16592599A JP2000357374A JP 2000357374 A JP2000357374 A JP 2000357374A JP 11165925 A JP11165925 A JP 11165925A JP 16592599 A JP16592599 A JP 16592599A JP 2000357374 A JP2000357374 A JP 2000357374A
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JP11165925A
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English (en)
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Minoru Fukazawa
稔 深沢
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスクの記録及び/又は再生
速度を従来よりも高速にする光ディスク及び光ディスク
記録方法を提供することを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の光ディスクは、管理情報を格納
可能でユーザーがアクセス不能な記録管理領域と、ユー
ザーがアクセス可能で、ユーザの利用に供するデータを
格納可能なデータ領域とを有し、データ領域は、欠陥ブ
ロックと、当該欠陥ブロックに代替的に当該欠陥ブロッ
クに格納されるべき前記データを格納する交替ブロック
とを有することができるデータ領域とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に光ディスク
に係り、特に、新規なフォーマットを有する光ディスク
とその光ディスクへの記録方法に関する。本発明は、例
えば、追記型MOなど連続的読み出しを許容する次世代
光ディスクのフォーマット規格として好適である。
【0002】
【従来の技術】光磁気(MO)ディスクは、一般には、
書換え可能型ディスクとして知られている。また、ディ
スクドライブは、書換え可能型MOディスクのブロック
(セクタ)にユーザ通し番号(Logical Blo
ck Address: LBA)を付すことによって、
任意の位置のデータをデータの格納されている順番とは
関係なく直接に読み込み及び書き込みが可能である。こ
のようなアクセス方式はランダムアクセス又はダイレク
トアクセスとして知られている。ランダムアクセス方式
においては、例えば、ブロック(セクタ)1乃至3に記
録されているデータのうちブロック2の全データが消去
されれば次の新たなデータはブロック4ではなくブロッ
ク2に記録される。この結果、ブロック3に記録されて
いるデータよりもブロック2に記録されているデータが
格納されている順番が後という場合が存在する。
【0003】書換え可能型MOディスクは、典型的に、
ディスク径方向(トラック方向)に関して、最内外周に
設けられている記録管理領域と、その間に挟まれている
複数のバンドとを有する。記録管理領域はリードイン領
域及びリードアウト領域と呼ばれることもあるが、外周
及び内周のどちらの記録管理領域をリードイン領域及び
リードアウト領域に割り当てるかは仕様の問題であり、
選択的である。
【0004】記録管理領域は、ディスク全体の記録再生
方式、データ領域の位置(例えば、後述する交替情報)
その他の管理情報(例えば、セキュリティデータ)など
ユーザーがアクセスできない製造業者及びドライブシス
テムが使用する領域である。従来は、管理情報は、信頼
性を向上するために内外周の2つの記録管理領域に冗長
的に記録され、更に、一の記録管理領域内でも典型的に
2重に記録されていた。この結果、一の管理情報は内外
周の記録管理領域に4重に記録されていた。これは、デ
ィスクが錆により侵食される場合には内外どちらかの記
録管理領域が全て不能になる場合が多いなどの経験的な
理由による。
【0005】一方、各バンドはユーザーがアクセス可能
な領域であり、典型的に、データ領域と交替領域とから
構成されている。データ領域はユーザーが記録する所定
のデータを格納する領域であり、データ領域に格納され
るデータに対してディスクドライブはLBAを付するこ
とになる。交替領域はユーザー領域内に存在する欠陥ブ
ロックに代替的なブロック(交替ブロック)を格納して
いる。従って、データ領域に欠陥が存在しなければ交替
領域にはデータは書き込まれないことになる。交替領域
のアドレスは上述の記録管理領域に書き込まれる。この
ようにバンドがデータ領域と交替領域に分割されている
のは、データ領域に交替ブロックを設ければ、既に付さ
れているLBAが狂うためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】MOディスクの中に
は、書換え型のみならず、一度のみの書き込みを許容す
る追記型MOディスクも存在する。追記型MOディスク
は、例えば、公文書記録用など書換えが好ましくない環
境で使用される。追記型MOディスクにおいてはデータ
は格納される順番で記録される。シーケンシャルに記録
されているデータでも、欠陥ブロックが発生した場合に
はデータ領域の欠陥ブロックに対してデータ領域から離
れている交替領域の交替ブロックに移動し、その後、再
び、データ領域の欠陥ブロックの次のブロックに移動す
ることは読み出しの連続性を破壊し、その結果、読み出
しに時間がかかることになる。
【0007】また、通常、ディスクドライブは読み書き
されるデータを一次的に蓄えておくメモリであるキャッ
シュを内蔵しており、一度アクセスしたデータを次回ア
クセスする場合にはディスクからではなくキャッシュか
ら読み出して高速化するように設計されているが、この
キャッシュの読み込み機能の効率性も上述した読み出し
の連続性が崩れることによって低下し、読み出し速度が
低下する。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の従来の課
題を解決する新規且つ有用な光ディスク及び光ディスク
記録方法を提供することを本発明の例示的な概括的目的
とする。
【0009】より特定的には、本発明は光ディスクの記
録及び/又は再生速度を従来よりも高速にする光ディス
ク及び光ディスク記録方法を提供することを例示的目的
とする。
【0010】上記課題を解決するために、本発明の例示
的一態様としての光ディスクは、管理情報を格納可能で
ユーザーがアクセス不能な記録管理領域と、ユーザーが
アクセス可能で、当該ユーザの利用に供するデータを格
納可能なデータ領域とを有し、当該データ領域は、欠陥
ブロックと、当該欠陥ブロックに代替的に当該欠陥ブロ
ックに格納されるべき前記データを格納する交替ブロッ
クとを有することができるデータ領域とを有する。かか
る光ディスクによれば、交替ブロックはデータ領域に形
成されるので欠陥ブロックと交替ブロックとの距離は交
替ブロックがデータ領域外の交替領域に形成される場合
のそれよりも短縮される。
【0011】また、本発明の別の例示的一態様としての
光ディスクは、ディスク全体の記録方式を含む第1の管
理情報を格納可能で、ユーザーが書換え不能な記録管理
領域と、ユーザーがアクセス可能で、当該ユーザの利用
に供するデータを格納可能なデータ領域とを有し、前記
記録管理領域はその最内周と最外周に配置され、前記デ
ータ領域は、欠陥ブロックと、当該欠陥ブロックに代替
的に当該欠陥ブロックに格納されるべき前記データを格
納する交替ブロックとを有することができ、前記欠陥ブ
ロックと前記交替ブロックのそれぞれアドレスの情報を
含む第2の管理情報を格納可能である。かかる光ディス
クによれば、交替ブロックはデータ領域に形成されるの
で欠陥ブロックと交替ブロックとの距離は交替ブロック
がデータ領域外の交替領域に形成される場合のそれより
も短縮される。また、光ヘッドは、データ領域において
第2の管理情報と交替ブロックにアクセスすることがで
きるので、第2の管理情報を最内外周に配置している光
ディスクに比べて光ヘッドの移動距離が短縮される。
【0012】本発明の例示的一態様としての光ディスク
の記録方法は、ユーザーがアクセス可能なデータ領域を
最外周と最内周との間に有すると共に前記最内周及び前
記最外周に、ディスク全体の記録方式を含む第1の管理
情報を格納している第1の管理領域を有する光ディスク
の前記データ領域に所定のデータを連続的に記録する第
1の工程と、前記データ領域に欠陥ブロックが存在する
場合に前記データ領域内で前記欠陥ブロックに代替的な
交替ブロックに前記所定のデータを記録する第2の工程
とを有する。かかる記録方法によれば、データはデータ
領域において連続的に記録される。ここで、「連続的
に」とはランダムアクセスを排除する意味である。ま
た、交替ブロックはデータ領域に形成されるので欠陥ブ
ロックと交替ブロックとの距離は交替ブロックがデータ
領域外の交替領域に形成される場合のそれよりも短時間
でデータの記録を行うことができる。かかる記録方法
は、本方法に従ってデータが記録された光ディスクも結
果物としてカバーするものである。
【0013】本発明の例示的一態様としての光ディスク
ドライブは、ユーザーがアクセスして所望のデータを格
納することができるデータ領域を有する光ディスクであ
って、前記データ領域は欠陥ブロックと、当該欠陥ブロ
ックに代替的に当該欠陥ブロックに格納されるべき前記
データを格納する交替ブロックとを有することができる
光ディスクにアクセス可能な光ヘッドと、前記欠陥ブロ
ックと前記交替ブロックのそれぞれアドレスの情報を管
理情報として格納することができるメモリと、前記光ヘ
ッドが前記光ディスクに記録及び/又は前記光ディスク
から再生する信号を処理する信号処理装置と、前記光デ
ィスク、前記光ヘッド、前記メモリ及び前記信号処理装
置とを駆動する駆動部と、前記光ヘッド、前記メモリ、
前記信号処理装置及び前記駆動部の動作を制御する制御
部とを有する。かかる光ディスクドライブは交替ブロッ
クがデータ領域に形成されている光ディスクと互換性が
あり、交替ブロックはデータ領域に形成されるので欠陥
ブロックと交替ブロックとの距離は交替ブロックがデー
タ領域外の交替領域に形成される場合のそれよりも短時
間でデータの記録を行うことができる。また、かかる光
ディスクは、欠陥ブロックと交替ブロックのそれぞれア
ドレスの情報を管理情報として格納することができるメ
モリを有している。従って、かかるメモリを交替情報を
一時的に記録するのに使用すれば光ヘッドは交替のたび
に光ディスクの最内外周に設けられる記録管理領域にア
クセスしてこれを更新する必要がなくなる。
【0014】本発明の更に別の例示的一態様としての光
ディスクの記録方法は、ユーザーがアクセス可能なデー
タ領域を有すると共に管理情報を格納している記録管理
領域を有する光ディスクの前記データ領域に所定のデー
タを連続的に記録する工程と、前記データ領域に欠陥ブ
ロックが存在する場合に前記データ領域内で前記欠陥ブ
ロックに代替的な交替ブロックに前記所定のデータを記
録する工程と、前記欠陥ブロックと前記交替ブロックの
それぞれのアドレスの情報を光ディスクドライブのメモ
リに格納する工程と、前記光ディスクドライブの前記メ
モリに格納された前記アドレスの情報を前記管理情報の
一部として前記記録管理領域に記録する工程とを有す
る。かかる記録方法によれば、交替ブロックはデータ領
域に形成されるので欠陥ブロックと交替ブロックとの距
離は交替ブロックがデータ領域外の交替領域に形成され
る場合のそれよりも短時間でデータの記録を行うことが
できる。また、欠陥ブロックと交替ブロックのアドレス
情報は記録管理領域に記録される前にメモリに格納され
る。メモリには、典型的には、光ディスクドライブのメ
モリが使用されるが、光ディスクドライブに接続された
パーソナルコンピュータのメモリやその他の外部メモリ
の使用を排除するものではない。メモリから記録管理領
域に格納される時期はシステム休止時又は光ディスクを
光ディスクドライブから排出する直前が典型的である。
メモリが2つ以上の交替ブロックアドレスを含む交替情
報を格納してこれを一括して記録管理領域に転送できれ
ば交替のたびに光ヘッドが記録管理領域を更新するより
も効率的である。
【0015】本発明の更に別の例示的一態様としての光
ディスクの記録方法は、ユーザーがアクセス可能なデー
タ領域を有すると共に管理情報を格納している記録管理
領域を有する光ディスクの前記データ領域に所定のデー
タを記録する工程と、前記データ領域に欠陥ブロックが
存在する場合に前記データ領域内で前記欠陥ブロックに
代替的な交替ブロックに前記所定のデータを記録する工
程と、前記欠陥ブロックと前記交替ブロックのそれぞれ
のアドレスの情報を前記光ディスクの一部に一時的に格
納する工程と、前記一時的に格納された前記アドレスの
情報を前記管理情報の一部として前記記録管理領域に記
録する工程と、前記一時的に格納された前記アドレスの
情報を消去する工程とを有する。かかる記録方法によれ
ば、交替ブロックはデータ領域に形成されるので欠陥ブ
ロックと交替ブロックとの距離は交替ブロックがデータ
領域外の交替領域に形成される場合のそれよりも短時間
でデータの記録を行うことができる。欠陥ブロックと交
替ブロックのアドレス情報は記録管理領域に記録される
前に光ディスクに一時的に格納される。記録管理領域に
記録される時期はシステム休止時又は光ディスクを光デ
ィスクドライブから排出する直前が典型的である。もっ
とも、光ディスクは一時的に格納する一又は複数の領域
を有することができ、各領域は一又は複数の交替ブロッ
クアドレスを含む交替情報を格納することができる。複
数の交替ブロックアドレスを含む交替情報を一括して記
録管理領域に転送できれば交替のたびに光ヘッドが記録
管理領域を更新するよりも効率的である。
【0016】本発明の更なる目的又はその他の特徴は添
付図面を参照して説明される好ましい実施例において明
らかにされるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の例示的一態様とし
ての光ディスク100について図1を参照して説明す
る。ここで、図1の上図は光ディスク100の平面図を
示し、図1の下図は光ディスク100の最内周から最外
周までの構造を示す拡大ブロック図である。図1の下図
において、横方向がセクタとよばれるブロックが整列し
ている方向であり、縦方向がトラック方向である。
【0018】図1に示すように、光ディスク100は、
最内周に配置された管理領域10aと、最外周に配置さ
れた管理領域10bと、最内外周間に配置された複数の
バンド(バンド1乃至N)301乃至30n(以下、特
に断らない限り「バンド30」で総括する。)を有す
る。各バンド30はデータ領域201乃至20n(以
下、特に断らない限り「データ領域20」で総括す
る。)を有している。従って、特徴的に、光ディスク1
00はデータ領域20から分離された交替領域をバンド
30内に有しない。このため、交替領域をバンド30内
に有する従来のディスクよりも広いデータ領域20を有
することができる。また、データ領域20は交替ブロッ
ク24を有するがこれについては後述する。
【0019】なお、図1では、管理領域10a及び10
b(以下、特に断らない限り「管理領域10」で総括す
る。)のどちらがリードイン領域及びリードアウト領域
でもよいが、本実施例では内周側管理領域10aが後述
する光ヘッド160が最初に光ディスク100で読み始
めるリードイン領域であるとする。
【0020】各管理領域10は、ディスク全体の記録方
式、各領域の情報(バンド数、バンド位置、データ領域
20の位置など)、ディスクのセキュリティ情報を含む
同一の管理情報を格納している。即ち、管理領域10
は、少なくとも、ディスク全体に関する管理情報を格納
している。同一内容の管理内容を冗長的に格納すること
により、管理領域10は管理情報の信頼性を向上してい
る。また、同一管理領域10内でも多重的に管理情報を
記録していてもよい。この結果、各管理領域10が2重
に管理情報を格納すれば同一管理情報は光ディスク10
0上に4箇所存在することになる。なお、選択的に、後
述するように、管理領域10a乃至10bは、交替情報
(即ち、欠陥ブロック22と交替ブロック24のアドレ
ス情報)を含む管理情報を更に格納している。管理領域
10a乃至10bはユーザーがアクセス不能な領域であ
る。
【0021】各バンド30内のセクタの並べ方(物理フ
ォーマット)にはCLV(Constant Line
ar Velocity)方式、CAV(Consta
ntAngular Velocity)方式及びZC
AV(Zone Constant Angular V
elocity)方式の3種類がある。例えば、CAV
方式やZCAV方式では回転速度(角速度)が内外周で
ほぼ一定で記録再生用の同期クロック周波数を変更して
いるが、本実施例の光ディスク100は回転速度を変化
させてバンド間のクロック周波数を同一にするCLV方
式を採用している。この結果、各バンド30内では回転
速度は一定にされるが、異なるバンド30間の回転速度
は異なる。CLV方式は当業界で周知であるため、ここ
では詳しい説明は省略する。
【0022】ユーザーがデータ領域20にアクセス可能
であり、所望のデータ(例えば、ソフトウェアプログラ
ム、文書、音楽、画像、映画、監視データなど)を後述
する光ディスクドライブ200などを利用して当業界で
既知の方法で記録することができる。また、データ領域
20は、特徴的に、欠陥ブロック22と交替ブロック2
4を有することができる。理解されるように、全く欠陥
ブロック22が存在しなければ交替ブロック24も形成
されず、後述する交替情報表も形成されない。ここで、
欠陥ブロック22とは、欠陥があるためにデータを格納
することができないブロックをいう。交替ブロック24
とは、対応する欠陥ブロック22に格納されるべきデー
タを当該欠陥ブロック22に代替して格納するブロック
をいう。従って、交替ブロック24にはデータを格納す
ることができない欠陥ブロックであってはならない。万
一交替ブロックとして選択されたアドレスを有するブロ
ックが欠陥ブロックであれば更に別の交替ブロックが選
択されることはいうまでもない。
【0023】光ディスク100は、新しいフォーマット
を有する次世代の追記型MOなどの連続的な記録を行う
光ディスクに特に好適である。なぜなら、連続的な記録
であれば、交替により交替ブロック24が形成されても
ブロックアドレスは狂わないからである。ここで、「連
続的に」とはランダムアクセスではなくシーケンシャル
なアクセスを意味である。もっとも、連続的記録の性質
は光ディスクドライブ側でソフトウェア的に光ディスク
100に付与されてもよい。また、光ディスク100に
格納されるデータから見れば、光ディスク100は記録
に要する時間よりも読み出し速度を優先するデータベー
ス、画像ファイルなどに有効である。
【0024】交替ブロック24は、広義には、欠陥ブロ
ック22より大きなアドレスを有している。従って、光
ディスク100が連続的に記録されれば交替ブロック2
4は記録方向において対応する欠陥ブロック22の後に
配置されることになる。例えば、図1の下に示すよう
に、交替ブロック24は欠陥ブロック22の次のアドレ
スを有する。このように直後に配置されれば、光ディス
ク100はデータの読み出しが短時間で行えるという長
所を有する。もちろん上述したように、交替ブロック2
4に欠陥があればその直後のアドレスを有するブロック
が交替ブロックとして選択されることはいうまでもな
い。
【0025】代替的に、交替ブロック24aは、図2に
示すように、データの所定の単位直後のアドレスを有す
る。ここで、図2は、図1に示すデータ領域20の変形
例の拡大ブロック図である。一般に、データはドライブ
のメモリに入る所定の単位で光ディスク100に記録さ
れる。ここで、データDが10キロバイトを有するとす
れば、各セクタ(ブロック)は、例えば、512バイト
の長さを有するから20セクタを必要とする。かかるデ
ータDを記録している最中に欠陥ブロック22aが発生
したとしても、とりあえずそのデータDの記録を終了
し、データDの記録開始アドレスから21番目のアドレ
スを有するブロックを交替ブロック24aとして選択す
る。もちろんデータD内に複数の欠陥ブロック22が存
在すれば複数の交替ブロック24aが形成されることは
いうまでもない。
【0026】例えば、図2の例において、書き込みブロ
ックが1、2、3、×、5、6、4(但し、1乃至6は
データ、×は欠陥ブロック)のデータを格納している場
合、これらのデータを読み出すとき、データの配列は記
録順通りに1、2、3、5、6、4になり、データの連
続性は乱れる場合がある。しかし、本発明の例示的特徴
は、交替領域にある交替ブロックを読み出すことで生じ
る読取動作の連続性が途切れることを解消するものであ
り、データ列の連続性の維持は絶対条件にはしていな
い。データ列のずれはドライブ内部で整列し直してデー
タの連続性を確保してもよい。更に、本実施例は、交替
ブロックがセキュリティ上その他の理由により所望のア
ドレスが割り当てられることを妨げるものではない。
【0027】従来の交替領域を有する光ディスクにおい
ては、通常、製造業者が製品を出荷する前に行う初期検
査時において欠陥ブロックをデータ領域に発見すれば、
まだ何のデータもデータ領域に格納されていないから欠
陥ブロックの次のアドレスを有するブロックを欠陥ブロ
ックに代替してアドレス付けすることができ、この交替
情報は管理領域に格納される。従って、この交替方式は
交替領域を介在しない。この交替方式は、PDL(Pr
imary Defect List)として一般には知
られている。一方、ユーザーが光ディスクの使用中にデ
ータ領域に欠陥ブロックが生じた場合には交替領域が交
替ブロックを提供する。この交替方式は、SDL(Se
condary Defect List)として一般に
は知られている。本実施例の光ディスク100は、以下
に説明されるように、ユーザが光ディスク100の書き
込み時にデータ領域20に欠陥ブロック22を生じた場
合に、あたかもSDLにおいてPDLと同様の欠陥管理
を行う如く、データ領域20内において欠陥管理を行っ
ている。
【0028】本発明の光ディスクは、管理領域10とは
別の管理領域を各バンド30内又は特定のバンド30内
に有することを妨げるものではない。例えば、図1に示
す各バンド30又は特定のバンド30は図3に示すバン
ド30bと置換されてもよい。ここで、図3は、図1に
示すバンド30の変形例の拡大ブロック図である。図3
に示すように、バンド30bはデータ領域20bと管理
領域40とを有する。かかる管理領域40は、ユーザが
アクセス不能又は少なくとも変更不能な領域として設定
されることが好ましく、対応するバンド30b内にある
欠陥ブロックアドレスと交替ブロックアドレスを表す交
替情報を管理情報として格納することができる。このよ
うな管理領域は、(交替情報を含む)全ての管理情報を
管理領域10に記録している従来の光ディスクに比較し
て、高速記録処理を可能にする。管理領域40が設けら
れる場合に、管理領域10及び40が冗長的に交替情報
を格納してもよいし、管理領域40のみが交替情報を格
納してもよい。
【0029】即ち、従来の光ディスクでは、管理領域1
0に書き込むために光ヘッドは最内周と最外周の管理領
域10に移動しなければならなかったので移動に長時間
要し、その結果、記録に長時間要していた。これに対し
て、管理領域40はディスク100の最内外周間に配置
されているので後述する光ヘッド160と管理領域40
の距離は光ヘッド160と管理領域10との距離よりも
短縮されており、移動時間も短縮されている。また、光
ヘッド160は一の管理領域40にのみアクセスすれば
足り、最内外周の2箇所に移動する必要はないのでアク
セス時間は更に短縮されている。
【0030】更に、CLV方式を採用していても管理領
域40が対応するデータ領域22と同一バンド30内に
設けられていれば図示しないモータはディスク回転速度
を変更する必要はない。一方、従来の光ディスクにおい
ては、光ヘッドは最内周と最外周の管理領域に交替情報
を書き込む際にはCLV方式を採用していればモータは
ディスク回転速度を変更する必要があり変更に時間と電
力がかかっていた。これにより、管理領域40を有する
光ディスクは、モータの電力を省力化し、光ヘッドによ
る書き込み時間を更に短縮している。
【0031】以下、図1の上の光ディスク100にユー
ザーが所望のデータを記録する方法について図4乃至図
7を参照して説明する。ここで、図4は、本実施例の例
示的一態様としての記録方法を示すフローチャートであ
る。図4に示す記録方法によれば、特徴的に、図1の下
に示すように、欠陥ブロック22の直後に交替ブロック
24を形成している。図5は、図4に示す記録処理で使
用可能な交替情報表の一例である。図6は図5とは別の
交替情報表の例である。図7は、本発明の例示的一態様
としての光ディスクドライブ200の概略ブロック図で
ある。
【0032】まず、書き込み処理が開始されるとユーザ
が所望するデータの所定の単位(即ち、データの全部又
は一部、例えば、10キロバイト)が一括して、かつ、
連続的にデータ領域20に記録される(ステップ100
2)。以下の説明ではデータの一部がステップ1002
で記録された場合について説明する。従って、データの
全部が一括して記録される場合には後述するステップ1
008は不要である。次に、記録されたデータが読み出
しを行って(1004)、欠陥ブロック22の有無を判
断する(ステップ1006)。
【0033】より詳細には、ユーザデータがホストより
ドライブに送信された後、ドライブはそのデータを変調
して光ディスクに記録を行う。光ディスク−ドライブシ
ステムでは光ディスクに欠陥があることを前提としてお
り、記録後に記録部分を読み出してオリジナルデータと
コンペアチェックを行う(これは、「書き込み後の読み
出し(Read After Write)」と呼ばれ
る)。このコンペアチェックが欠陥ブロック22の有無
の確認(ベリファイ)となる。コンペアチェックである
数以上のデータエラーが発見されたブロックは欠陥ブロ
ック22となり代替えブロックに記録をし直す(交替処
理)。コンペアチェックは記録したブロック前部に対し
て行い交替処理は欠陥ブロック22に対してのみ行われ
る。
【0034】欠陥ブロック22がなければ(ステップ1
006)、全データを書き込んだかどうかが判断され
(ステップ1008)全データが書き込まれれば処理は
終了し、全データが書き込まれなければ書込動作が継続
される。
【0035】しかし、ステップ1006で欠陥ブロック
22があると判断されると、欠陥ブロック22の直後に
交替ブロック24を形成して、欠陥ブロック22に格納
されるべきデータ及びそれ以降のデータを交替ブロック
24及びそれ以降のブロックに再度書き込む(ステップ
1010)。例えば、欠陥ブロック22がデータの書き
こみを開始したブロックから5番目のブロックであれ
ば、6番目のブロックである交替ブロック24から5番
目以降のデータが書き込まれることになる。
【0036】なお、光ディスク100が追記型MOディ
スクから構成されたとしても再書き込みは可能である。
光ディスクには追記型と書換え型が存在し、追記型は記
録膜に色素や金属薄膜を用い、穴あけなどの形状変化に
よりデータの記録を行い、一度のみの記録を許容する。
書換え型は記録膜が磁性膜(MO)やアモルファス(D
VD−RAM)であり、MOはレーザー照射部の磁化方
向を変えることで、DVD−RAMはレーザー加熱後の
冷却速度の違いによる結晶―アモルファス変化の反射率
差によりデータ記録を行う。但し、MOにはユーザが一
度しか記録を行えないようにした追記型MOディスクが
存在する。かかる追記型MOは原理的には書換え可能で
あるが、プリピット(予め成形で作成した固定データ)
でディスクの種類を追記型に規定したものである。追記
型MOは一度した記録ができない点に特徴があり重要デ
ータを記録保存する用途に需要がある。ユーザはデータ
を一度した記録できないがディスク管理領域などドライ
ブやシステムが使用する領域はMOであるために書換え
可能である。換言すれば、追記型MOはユーザが一度し
かデータを記録できないように、いわばドライブが約束
しているだけである。従って、ドライブ自身やシステム
の動作では通常のMOと同様に書換え可能である。
【0037】なお、追記型MOと書換え型MOとは構造
的に以下のように相違する。即ち、MO等の光ディスク
では、ディスク内外周にプリピット部があり、ここでデ
ィスクの種類、記録位置、データ変調方式などの情報を
記録している(これは「コントロールデータトラック」
として知られている)。この情報により、ディスクが書
換え型か追記型かが指定される。コントロールトラック
のデータより、ドライブはディスクが書換え型か追記型
かを判断し、それに適合する記録を行う。通常、光ディ
スクはユーザーが記録できる位置を決めるために(論
理)フォーマットされており、このフォーマットにおい
ても書換え型と追記型では管理領域(DMA)の識別子
などが異なる。追記型と書換え型の構造的差異はコント
ロールトラックのデータの一部が異なるだけでありドラ
イブシステムとの約束事で記録方式が変わるだけであ
る。
【0038】次いで、ステップ1004と同様に読み出
しの確認が行われて(ステップ1012)、欠陥ブロッ
クがあればステップ1010と同様の処理がなされる。
即ち、このサブルーチンは正常な(欠陥のない)交替ブ
ロックを発見するまで継続される。欠陥ブロックがなけ
れば(ステップ1014)、欠陥ブロック22と交替ブ
ロック24のそれぞれのアドレスを含む交替情報表が管
理領域10及び/又は40に形成及び/又は更新される
(ステップ1016)。交替領域40にのみ交替情報表
を形成する場合には、光ヘッドは、同一のデータ領域2
0において管理領域40と交替ブロックの両方にアクセ
スすることができるので、交替情報を管理領域10に記
録するよりも光ヘッドの移動距離が短縮される。
【0039】この場合の交替ブロック24は原則として
欠陥ブロック22の次のアドレスを有するから欠陥ブロ
ック22のアドレスのみを含む図5に示すような交替情
報表300を形成することができる。図5に示すよう
に、交替情報表300は欠陥の数を示す番号フィールド
302と欠陥ブロックアドレスフィールド302を含ん
でいる。交替ブロック又は欠陥ブロックのいずれかのア
ドレスを含む交替情報表を作成すれば足りるので、この
場合は、あたかもSDLにおいてPDLを行ったかのよ
うな効果が得られる。もっとも、本発明は、欠陥ブロッ
クアドレスと交替ブロックアドレスの両方を含む交替情
報表の作成を妨げるものではない。
【0040】なお、本実施例では、交替ブロックは24
は欠陥ブロック22の直後のアドレスを有するが、図2
に示すように、データの所定の単位が記録された直後の
アドレスを有するブロックが交替ブロックに選択されて
もよい。この場合には、欠陥ブロック22aと交替ブロ
ック24aの両方のアドレスを含む図6に示すような交
替情報表310が形成されることになるであろう。図6
に示すように、交替情報表310は欠陥の数を示す番号
フィールド312と欠陥ブロック(又は交替元)アドレ
スフィールド314と交替ブロック(又は交替先)アド
レスフィールド316とを含んでいる。欠陥のある交替
ブロックに代替する交替ブロックが選択された場合は、
欠陥ブロックと欠陥のない交替ブロックが交替情報表3
10に書き込まれる。なお、上述したように、本実施例
は、交替ブロックがセキュリティ上その他の理由により
所望のアドレスが割り当てられることを妨げるものでは
ない。
【0041】上述した記録方法は、汎用の光ディスクド
ライブを使用してソフトウェア的に行ってもよいし、図
7に示すような、光ディスク100と互換性のある専用
の光ディスクドライブ200により行うこともできる。
光ディスクドライブ200は、CPU110と、第1の
メモリ120と、第2のメモリ130と、信号処理回路
140と、駆動部150と、光ヘッド160と、駆動制
御部170と、インターフェース部180とを有して、
光ディスク100を着脱可能に収納することができる。
【0042】CPU110は各部の動作を制御する。第
1のメモリ120は、例えば、ROMなどの不揮発性メ
モリとして構成され、システムの動作プログラムやデー
タなどを格納している。第2のメモリ130は、例え
ば、RAMなどの揮発性メモリとして構成され、図2を
参照して後述される交替情報表を格納している。なお、
第1及び第2のメモリ120及び130は一のメモリ装
置として構成されてもよく、第1及び第2のメモリ12
0及び130のどちらかは各光ディスク100に割当可
能なID情報を格納してもよい。
【0043】信号処理回路140は、光ヘッド160が
光ディスク100に記録する信号と光ディスク100か
ら再生する信号を処理する。駆動部150は光ディスク
100を回転するモータと光ヘッド160を駆動する駆
動機構その他の駆動系を含んでおり、駆動制御部170
によって制御(例えば、モータの回転制御)される。イン
ターフェース部180は、光ディスクドライブ200を
上位装置であるパーソナルコンピュータなどの外部装置
に接続する。なお、各コンポーネントには当業界で既知
のいかなる構成をも適用することができるので、各部の
詳細な構造はここでは省略する。
【0044】光ディスク100にデータを記録する際に
は、光ディスクドライブ200は、まず、管理領域10
を読み出す立ち上げ処理を行う。光ディスク100のデ
ータを読み出す際において、交替情報が管理領域40に
のみ格納されている場合には光ディスクドライブ200
は管理領域40を立ち上げ処理で読み出す必要がある。
立ち上げ処理は、ユーザーが記録しようとしているデー
タとは無関係に、原則として一回のみ自動的に行われる
記録処理の前処理である。この場合、まず、光ヘッド1
60は管理領域10a及び/又は10bにアクセスす
る。光ディスク100が錆により侵食されるなどしてど
ちらか一方の管理領域が読み取れなければ他方の管理領
域が必ずアクセスされるが、どちらかが読み取れられれ
ば他方の読み取りは省略してもよい。更に選択的に、各
記録管理領域が多重的に管理情報を記録している場合に
は管理情報が認識された時点で冗長な情報を読み取るこ
とを省略してもよい。
【0045】読み出された管理情報は、図7に示す第2
のメモリ130に格納される。選択的に、読み出された
管理情報はディスクドライブに接続されたパーソナルコ
ンピュータのメモリ(例えば、RAM)にも追加的に格
納される。必要があれば、かかる管理情報に基づいてセ
キュリティチェック(IDや暗証の照合など)が行われ
てもよい。この結果、CPU110は、光ディスク10
0の制御方法と、既に格納されている交替情報表300
又は310(以下、単に「300」で総括する。)を認
識する。この結果、初期状態の交替情報表300が第2
のメモリ130内に形成される。
【0046】CPU110は、図4に示す記録方法に従
って制御するが、ステップ1010で交替処理がなされ
た場合、交替情報表を一旦第2のメモリ130に書き込
んで、以前の交替情報表300を更新する。従って、光
ヘッド160は交替のたびに管理領域10及び/又は4
0にアクセスせず、CPU110はシステム内の第2の
メモリ130において交替情報表300は自動的に更新
することになる。この結果、ユーザーが書き込む希望デ
ータが音楽や映画であっても記録の中断や停止なく成功
裡に連続的に記録することができる。
【0047】また、光ヘッド160が管理領域10に移
動する場合にはCLV方式を採用している光ディスク1
00回転速度の変更を必要とするが、光ヘッド160は
管理領域10に移動しないために交替毎に消費される電
力は減少することになる。
【0048】記録動作終了後に、例えば、システム休止
時又は光ディスク100を光ディスクドライブ200か
らイジェクトする直前に第2のメモリ130に形成され
た交替情報表300は管理領域10及び/又は40に移
動及び/又は複写される。これにより、管理領域10及
び/又は40には、全ての交替動作後の最新の交替情報
表300を格納することができる。その後、第2のメモ
リ130の内容は消去されることが好ましい。もっと
も、第2のメモリ130をRAMなどの揮発性メモリと
して構成すれば、光ディスクドライブ100の電源をオ
フにすれば第2のメモリ130の内容が自動的に消去さ
れる。第2のメモリ130を書換可能な不揮発性メモリ
として構成すれば、管理領域10及び/又は40に交替
情報表を格納した後に第2のメモリ130をクリアする
ことになるであろう。第2のメモリ130はクリアされ
ることにより別の光ディスクにも対応することができる
ようになる。当業者は本明細書の開示からソフトウェア
プログラムを構成することができるので、ここでは詳し
い説明は省略する。
【0049】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で種
々の変形及び変更が可能である。例えば、光ディスク1
00はCAV方式やZCAV方式を採用してもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明の例示的一態様としての光ディス
ク、その記録方法及び光ディスクドライブによれば、交
替ブロックはデータ領域に形成されるので欠陥ブロック
と交替ブロックとの距離は交替ブロックがデータ領域外
の交替領域に形成される場合のそれよりも短縮されてい
るので、より高速の記録再生動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての光ディスクの
概観平面図及び一部拡大ブロック図である。
【図2】 図1に示す光ディスクのデータ領域の変形例
の拡大ブロック図である。
【図3】 図1に示す光ディスクのバンドの変形例の拡
大ブロック図である。
【図4】 本発明の例示的一態様としての記録方法を示
すフローチャートである。
【図5】 図1に示す光ディスクのデータ領域の交替情
報を示す交替情報表の一例である。
【図6】 図1に示す光ディスクのデータ領域の交替情
報を示す交替情報表の別の例である。
【図7】 本発明の例示的一態様としての光ディスクド
ライブの概略ブロック図である。
【符号の説明】
100 光ディスク 10a 管理領域 10b 管理領域 20 データ領域 22 欠陥ブロック 24 交替ブロック 30 バンド 40 管理領域 110 CPU 120 第1のメモリ 130 第2のメモリ 140 信号処理回路 150 駆動部 160 光ヘッド 170 駆動制御部 180 インターフェース部 200 光ディスクドライブ 300 交替情報表 310 交替情報表

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理情報を格納可能でユーザーがアクセ
    ス不能な記録管理領域と、 ユーザーがアクセス可能で、当該ユーザの利用に供する
    データを格納可能なデータ領域とを有する光ディスクで
    あって、 当該データ領域は、欠陥ブロックと、当該欠陥ブロック
    に代替的に当該欠陥ブロックに格納されるべき前記デー
    タを格納する交替ブロックとを有することができるデー
    タ領域とを有する光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記記録管理領域に記録される管理情報
    は、 ディスク全体の記録方式を含む第1の管理情報と、 前記欠陥ブロックと前記交替ブロックのそれぞれアドレ
    スの情報を含む第2の管理情報とを有し、 前記記録管理領域は、 前記光ディスクの前記最内周と前記最外周にそれぞれ配
    置され、前記第1の管理情報を格納する第1の管理領域
    と、 前記光ディスクの前記最内周と前記最外周との間に設け
    られ、前記第2の管理情報を格納する第2の管理領域と
    を有する請求項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記光ディスクは、それぞれデータ領域
    を有する複数のバンドを有し、 前記第2の管理領域は対応するバンドに設けられている
    請求項2記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記第1の管理領域は前記第2の管理情
    報も更に格納することができる請求項2記載の光ディス
    ク。
  5. 【請求項5】 ディスク全体の記録方式を含む第1の管
    理情報を格納可能で、ユーザーが書換え不能な記録管理
    領域と、 ユーザーがアクセス可能で、当該ユーザの利用に供する
    データを格納可能なデータ領域とを有する光ディスクで
    あって、 前記記録管理領域は前記光ディスクの最内周と最外周に
    配置され、 前記データ領域は、欠陥ブロックと、当該欠陥ブロック
    に代替的に当該欠陥ブロックに格納されるべき前記デー
    タを格納する交替ブロックとを有することができ、前記
    欠陥ブロックと前記交替ブロックのそれぞれアドレスの
    情報を含む第2の管理情報を格納可能である光ディス
    ク。
  6. 【請求項6】 ユーザーがアクセス可能なデータ領域を
    最外周と最内周との間に有すると共に前記最内周及び前
    記最外周に、ディスク全体の記録方式を含む第1の管理
    情報を格納している第1の管理領域を有する光ディスク
    の前記データ領域に所定のデータを連続的に記録する第
    1の工程と、 前記データ領域に欠陥ブロックが存在する場合に前記デ
    ータ領域内で前記欠陥ブロックに代替的な交替ブロック
    に前記所定のデータを記録する第2の工程とを有する前
    記光ディスクの記録方法。
  7. 【請求項7】 前記欠陥ブロックと前記交替ブロックの
    それぞれのアドレスの情報を第2の管理情報として、前
    記最内周と前記最外周との間に配置された第2の管理領
    域に記録する第3の工程を更に有する請求項6記載の記
    録方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の工程は前記データを所定の単
    位で記録し、 前記第2の工程は、前記欠陥ブロックを含む前記データ
    の前記所定の単位が記録された直後のアドレスに前記交
    替ブロックの記録を行う請求項6記載の光ディスク記録
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の工程は、前記欠陥ブロックの
    次のアドレスを前記交替ブロックとして記録を行う請求
    項6記載の光ディスク記録方法。
  10. 【請求項10】 ユーザーがアクセスして所望のデータ
    を格納することができるデータ領域を有する光ディスク
    であって、前記データ領域は欠陥ブロックと、当該欠陥
    ブロックに代替的に当該欠陥ブロックに格納されるべき
    前記データを格納する交替ブロックとを有することがで
    きる光ディスクにアクセス可能な光ヘッドと、 前記欠陥ブロックと前記交替ブロックのそれぞれアドレ
    スの情報を管理情報として格納することができるメモリ
    と、 前記光ヘッドが前記光ディスクに記録及び/又は前記光
    ディスクから再生する信号を処理する信号処理装置と、 前記光ディスク、前記光ヘッド、前記メモリ及び前記信
    号処理装置とを駆動する駆動部と、 前記光ヘッド、前記メモリ、前記信号処理装置及び前記
    駆動部の動作を制御する制御部とを有する光ディスクド
    ライブ。
  11. 【請求項11】 ユーザーがアクセス可能なデータ領域
    を有すると共に管理情報を格納している記録管理領域を
    有する光ディスクの前記データ領域に所定のデータを連
    続的に記録する工程と、 前記データ領域に欠陥ブロックが存在する場合に前記デ
    ータ領域内で前記欠陥ブロックに代替的な交替ブロック
    に前記所定のデータを記録する工程と、 前記欠陥ブロックと前記交替ブロックのそれぞれのアド
    レスの情報を光ディスクドライブのメモリに格納する工
    程と、 前記光ディスクドライブの前記メモリに格納された前記
    アドレスの情報を前記管理情報の一部として前記記録管
    理領域に記録する工程とを有する前記光ディスクの記録
    方法。
  12. 【請求項12】 前記記録管理領域に記録する工程後
    に、前記光ディスクドライブのメモリに記録された前記
    アドレスの情報を消去する工程を更に有する請求項11
    記載の記録方法。
  13. 【請求項13】 ユーザーがアクセス可能なデータ領域
    を有すると共に管理情報を格納している記録管理領域を
    有する光ディスクの前記データ領域に所定のデータを記
    録する工程と、 前記データ領域に欠陥ブロックが存在する場合に前記デ
    ータ領域内で前記欠陥ブロックに代替的な交替ブロック
    に前記所定のデータを記録する工程と、 前記欠陥ブロックと前記交替ブロックのそれぞれのアド
    レスの情報を前記光ディスクの一部に一時的に格納する
    工程と、 前記一時的に格納された前記アドレスの情報を前記管理
    情報の一部として前記記録管理領域に記録する工程と、 前記一時的に格納された前記アドレスの情報を消去する
    工程とを有する前記光ディスクの記録方法。
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