JP2000356962A - 車両用マルチ表示スイッチ - Google Patents

車両用マルチ表示スイッチ

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JP2000356962A
JP2000356962A JP16876999A JP16876999A JP2000356962A JP 2000356962 A JP2000356962 A JP 2000356962A JP 16876999 A JP16876999 A JP 16876999A JP 16876999 A JP16876999 A JP 16876999A JP 2000356962 A JP2000356962 A JP 2000356962A
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switch
display
mode
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vehicle
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Yoshiyuki Furuya
嘉之 古屋
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両に搭載された各種機器の複数あるスイッ
チを一つのスイッチで全て操作可能とし、且つスイッチ
の操作量に応じて変化する各種機器の動作状態をグラフ
ィカルに表示する。 【解決手段】 車両に搭載された各種機器の動作状態及
びスイッチ情報を表示画面の画像表示部5にグラフィカ
ルに表示する液晶ディスプレイと、表示画面上に配設さ
れる複数のスイッチ7と、画像表示部5を覆って表示画
面上に配設され、画像表示部5に表示された各種機器の
動作状態及びスイッチ情報を表面側に透過表示させると
共に、複数のスイッチ7を作動させるクリアキー8と、
各種機器の動作状態及びスイッチ情報を切り換えるモー
ド切換えスイッチ26と、モード切換えスイッチ26の
切換え操作に応じて各種機器のモードを表示するモード
表示部10と、クリアキー8による操作量に応じて動い
た各種機器の動作後の状態を表示させる制御部とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用マルチ表示
スイッチに関し、詳細には、車両に搭載された各種機器
の複数あるスイッチをマルチ化し、そのマルチ化した一
つのスイッチで全ての機能を操作可能となし、且つスイ
ッチの操作量に応じて動いた各種機器の動作後の状態を
グラフィカルに表示してフィードバックの得られる車両
用マルチ表示スイッチを提供することにある。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車には、電動式シート、電
動式ドアミラー、電動式ステアリング等の如き各種の快
適装備が備わっている。一般に、これら各種機器を操作
するスイッチには、その操作性を考慮していわゆる十字
キースイッチが使用されている。
【0003】十字キースイッチは、そのキートップ自
体、操作性を考慮すると外形を大きくする必要がある。
しかし、電動式シートを除いてほとんどの場合、各種機
器の十字キースイッチがステアリング近傍に集中して配
置されているため、大きな十字キースイッチを配置する
エリアを確保することが困難となってきている。
【0004】また、運転者は、ステアリング近傍に集中
して配置された複数の十字キースイッチの中から必要な
スイッチを探して操作することになる。そのため、運転
者は、どの位置に何のスイッチがあるのかを探さなけれ
ばならず、またその位置を記憶しておく必要がある。
【0005】そこで、各種機器の複数あるスイッチを一
つのスイッチによって操作可能とした、多機能スイッチ
装置が実開平5−10107号公報に開示されている。
かかる多機能スイッチ装置は、図7に示すように、ミラ
ー制御、デフォガ制御、調光制御及び定速走行制御等を
行う各種機器の制御モードを切り換えるセレクトスイッ
チ部101と、各種機器の制御形態を形象で表示する液
晶ディスプレイで構成される表示部102と、この表示
部102に表示された前記制御形態を透過させる透過窓
103を有した透明アクリル樹脂からなる十字キー10
4と、この十字キー104の上下左右方向への押下動作
により作動するスイッチとから構成されている。
【0006】上記多機能スイッチ装置においては、セレ
クトスイッチ部101を押下操作する毎に、各種機器の
制御形態、例えばミラー制御であれば上下左右方向のス
イッチ情報である矢印(△)と、ミラー制御モードであ
るモード表示(MIRRORの文字表示)が表示部10
2に表示される。なお、図7では、上記矢印を黒塗りの
三角形として表示している。この表示部102に表示さ
れた形象は、十字キー104の中心に形成された透過窓
103を透過して表示される。そして、運転者は、この
透過窓103より透過して表示される表示部102に表
示された形象を見ながら十字キー104を上下左右方向
に動かして、ドアミラーの向きを調整する。
【0007】その他の機器のスイッチを操作する場合
は、やはりモード切換えスイッチであるセレクトスイッ
チ部101を押して所望のモードに切り換えた後、表示
部102に表示された形象を見ながら十字キー104を
操作する。
【0008】このように構成された多機能スイッチ装置
によれば、各種機器の複数あるスイッチを、その機器毎
のモードに切り換えることによって一つのスイッチとす
ることができるため、各種機器毎の専用スイッチ(固定
スイッチ)が不要となり、そのスイッチを配置するステ
アリング近傍のスイッチ配置エリアを充分に確保するこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の多
機能スイッチ装置では、上記表示部102にはスイッチ
情報である矢印とモード表示である文字情報しか表示さ
れないため、ミラー制御等のように運転者に直接フィー
ドバックがあるもの(スイッチ操作によってミラーが動
くのを実際に運転者が確認できる等の意)はよいが、フ
ィードバックの無い機器を操作する場合はどのような動
作状態にあるかが判らない。例えば、運転席側から助手
席のシートを調整するような場合は、どのような位置に
シートがあり、またどの程度シートが動いたかが判り難
い。また、スイッチ情報とモード情報の両情報が同じ表
示部102に表示されるため、表示画像が小さく見難い
とうい問題もある。
【0010】そこで本発明は、上述の課題を解決するた
めに提案されたものであり、車両に搭載された各種機器
の複数あるスイッチを一つのスイッチで全て操作可能と
し、且つスイッチの操作量に応じて変化する各種機器の
動作状態をグラフィカルに表示してフィードバックの得
られる操作性に優れた車両用マルチ表示スイッチを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る車両用マルチ表示スイッチは、ケ
ース本体内に収容される駆動回路部と、前記駆動回路部
によって駆動されて車両に搭載された各種機器の動作状
態及びスイッチ情報を表示画面の画像表示部にグラフィ
カルに表示する表示手段と、前記画像表示部の外周縁で
あって前記表示画面上に配設される複数のスイッチと、
前記画像表示部を覆って前記表示画面上に配設され、前
記画像表示部に表示された前記各種機器の動作状態及び
スイッチ情報を表面側に透過表示させると共に、前記複
数のスイッチを作動させるクリアキーと、前記各種機器
の動作状態及びスイッチ情報を切り換えるモード切換え
手段と、前記モード切換え手段の切換え操作に応じて前
記各種機器のモードを表示するモード表示部と、前記ク
リアキーによる操作量に応じて動いた前記各種機器の動
作後の状態を表示させる制御部とを備えたことを特徴と
する。
【0012】このように、車両に搭載された各種機器の
動作状態及びスイッチ情報を表示画面の同一画像表示部
にグラフィカルに表示するので、複数あるスイッチを一
つのスイッチでまかなう(マルチスイッチ化)ことがで
きると共に、限られたスペース内で大きなキートップを
実現することがで、且つ現在の機器の動作状態を目視に
よって判断することができる。また、その機器の動作後
の状態がクリアキーによる操作量に応じて状態表示され
るので、どの程度どの方向に動いたかを知ることができ
る。さらに、各種機器の動作状態及びスイッチ情報を表
示する画像表示部と、各種機器のモードを表示するモー
ド表示部とを別にしているので、画像表示部を充分大き
くすることができ、視認性の向上が図れる。
【0013】また、請求項2に係る車両用マルチ表示ス
イッチは、請求項1の車両用マルチ表示スイッチにおい
て、前記各種機器の動作状態を記憶する記憶手段を有し
ていることを特徴とする。
【0014】このように、各種機器の動作状態を記憶す
る記憶手段を有しているため、同じモードを次に操作す
る時に、前記記憶手段によって記憶された前回の最終位
置より操作が可能となる。
【0015】また、請求項3に係る車両用マルチ表示ス
イッチは、請求項1又は2記載の車両用マルチ表示スイ
ッチにおいて、前記車両に搭載される各種機器のネット
ワークに接続されるインターフェイス回路を有している
ことを特徴とする。
【0016】このように、車両に搭載される各種機器の
ネットワークに接続されるインターフェイス回路を有し
ているので、これらネットワークと簡単に接続すること
ができると共に、機器が新たに増えた場合でも前記制御
部のプログラムを変えることのみで対応できる。また、
インターフェイス回路に前記ネットワークが接続される
ことによって、各種機器の動作状態がグラフィカルに表
示され、その動作状態を見ることで、各種機器の故障等
を診断することができる。
【0017】また、請求項4に係る車両用マルチ表示ス
イッチは、請求項1〜3の何れかに記載の車両用マルチ
表示スイッチにおいて、運転者の手の届く範囲における
車内に設置されたことを特徴とする。
【0018】車両用マルチ表示スイッチを運転者の手の
届く範囲における車内に設置することで、上記スイッチ
の操作性が大幅に向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0020】本実施形態の車両用マルチ表示スイッチ
は、車両に搭載された各種機器の複数あるスイッチをク
リアキーによる1つのスイッチで全て操作可能とし、且
つスイッチの操作量に応じて動いた各種機器の動作後の
状態(状態変化)をグラフィカルに表示してフィードバ
ックを得るようにして操作性を高めたものである。以下
に、本実施形態の車両用マルチ表示スイッチをボディー
系LANに接続した例として説明する。
【0021】<車両用マルチ表示スイッチの構成>本実
施形態の車両用マルチ表示スイッチ1は、図1、図2及
び図6に示すように、ケース本体2内に収容される駆動
回路部3と、この駆動回路部3によって駆動されて車両
に搭載された各種機器の動作状態及びスイッチ情報を表
示画面4aの画像表示部5にグラフィカルに表示する表
示手段6と、前記画像表示部5の外周縁であって前記表
示画面4a上に配設される複数のスイッチ7と、前記画
像表示部5を覆って前記表示画面4a上に配設され、前
記画像表示部5に表示された前記各種機器の動作状態及
びスイッチ情報を表面側に透過表示させると共に、前記
複数のスイッチ7を作動させるクリアキー8と、前記各
種機器の動作状態及びスイッチ情報を切り換えるモード
切換え手段9と、前記モード切換え手段9の切換え操作
に応じて前記各種機器のモードを表示するモード表示部
10と、前記クリアキー8によるスイッチ7の操作量に
応じて動いた前記各種機器の動作後の状態を表示させる
制御部11と、各種機器の動作状態を記憶する記憶手段
であるメモリ12と、前記各種機器のネットワークに接
続されるインターフェイス回路13とを備えている。
【0022】『駆動回路部の構成』上記駆動回路部3
は、図1及び図2に示すように、例えば長方体形状をな
すケース本体2内の底部側に収容されている。かかる駆
動回路部3は、上記表示手段6を駆動するための回路を
有すると共に、車両に搭載された各種機器のネットワー
ク(例えば図6に示すように、ボディー系LAN)に接
続されるインターフェイス回路13を有し、コネクタ1
4が接続された通信基板15上に設けれている。
【0023】上記駆動回路部3は、後述する複数のスイ
ッチ7の操作による入力信号を上記表示手段6に送って
各種機器の動作状態及びスイッチ情報を表示画面4aの
画像表示部5に表示させると共に、モード切換え手段9
の操作による入力信号を上記表示手段6に送って各種機
器のモードをモード表示部10に表示させるように機能
する。
【0024】上記インターフェイス回路13は、図6に
示すように、ボディー系LAN(ローカルエリアネット
ワーク)に接続されており、車両に搭載された各種機器
との信号のやり取りを行う機能をする。ボディー系LA
Nには、例えば各アクチュエータ16a、16b、16
cによって駆動する電動ドアミラー17、電動チルト/
電動テレスコピック18、電動シート(パワーシート)
19、メータ20等の如き各種機器が接続されている。
【0025】『表示手段の構成』上記表示手段6は、図
1及び図2に示すように、例えば液晶ディスプレイ4と
この液晶ディスプレイ4の背面側に設けられる光源21
とからなる。上記液晶ディスプレイ4は、上記制御部1
1からの指令を受けた駆動回路部3により、各種機器の
動作状態及びスイッチ情報を表示画面4aの画像表示部
5にグラフィカルに表示(文字及び画像等として表示)
する。また、この液晶ディスプレイ4は、後述のモード
切換え手段9によって各種機器のモードを、同様に表示
画面4aの上記画像表示部5とは別のエリアであるモー
ド表示部10にグラフィカルに表示する。
【0026】例えば、電動ミラーの調整を行う場合、上
記画像表示部5には、図1に示すように、ミラーの現在
位置を表示する動作状態表示M(○表示)と、スイッチ
情報である上下左右の矢印スイッチ表示S(△表示)が
何れもグラフィカルに表示される。なお、図1では、動
作状態表示Mを黒塗りの丸、矢印スイッチ表示Sを黒塗
りの三角形として表示している。図5も同様である。一
方、モード表示部10には、左側のミラーを選択した
「L−MIRROR」なる文字表示Lがグラフィカルに
表示される。モード切換え手段9によって他のモードに
切り換えられると、今度は別の機器の動作状態及びスイ
ッチ情報が、上記画像表示部5に表示される。
【0027】上記光源21は、液晶ディスプレイ4と通
信基板15との間に設けられており、背面側より光を受
けて前記液晶ディスプレイ4のバックライトとして機能
するようになされている。なお、表示手段6として自発
光デバイスの場合は、かかる光源21は不要となる。
【0028】『スイッチの構成』上記スイッチ7は、図
1及び図2に示すように、画像表示部5の外周縁であっ
て上記表示画面4a上に直接配置されており、例えば上
下左右の4方向それぞれに設けられている。かかるスイ
ッチ7は、例えばタクトスイッチからなり、後述する十
字キーとして機能するクリアキー8を押すことによって
オン・オフとなる。これら4つのスイッチ7を備えるス
イッチ部22の各スイッチ7のオン・オフ信号は、図6
に示すように、上記制御部11に入力されるようになさ
れている。
【0029】『クリアキーの構成』上記クリアキー8
は、画像表示部5に表示された各種機器の動作状態及び
スイッチ情報を表面側に透過表示させると共に、複数の
スイッチ7を作動させる機能をするもので、図1ないし
図3に示すように、下方を開口させた高さの低い矩形体
として形成され、上記画像表示部5を覆って上記表示画
面4a上に配設されている。
【0030】かかるクリアキー8は、少なくとも画像表
示部5と相対向するキートップである表示部8aが目視
によって透過可能とされており、その表示部8aに上記
画像表示部5に表示された各種機器の動作状態及びスイ
ッチ情報を透過させて映し出すように構成されている。
また、本実施形態のクリアキー8においては、表面側が
透過可能なスモーク層とされており、内面の不要な反射
が抑えられるようになされている。もちろん、クリアキ
ー8は、その全てが透明であってもよい。
【0031】また、上記クリアキー8は、図2及び図3
に示すように、上下左右の4ヶ所に設置されたスイッチ
7を押すスイッチ押下げ部23を、開口側に形成された
フランジ部24に有している。かかるクリアキー8は、
上記したように上下左右の十字方向に接点を持つと共
に、さらにそれらの斜め方向へそれぞれ操作可能とされ
ており、8方向の操作が可能となっている。このよう
に、クリアキー8は、スイッチ7を押すキーとしての本
来の機能と、表示部8aに画像を透過させて映し出す表
示機能とを合わせ持つ十字キーとしての役割をする。
【0032】『モード切換え手段の構成』上記モード切
換え手段9は、図2に示すように、各種機器の動作状態
及びスイッチ情報を切り換える役目をするもので、モー
ド切換えキー25と、モード切換えスイッチ26とから
なる。モード切換えスイッチ26は、上記通信基板15
の上に設けられており、オン・オフ信号を制御部11に
出力するようになっている。
【0033】上記モード切換えキー25は、ケース本体
2の表面側に設けられた固定キーとされている。このモ
ード切換えキー25には、上記モード切換えスイッチ2
6を押し下げるスイッチ押下げ部27が、「MODE」
なる文字が書かれたキートップより上記モード切換えス
イッチ26へと垂下して形成されている。
【0034】なお、夜間時にもキートップが見えるよう
に、図示しない照明手段によってキートップが照し出さ
れて、視認性が確保されている。
【0035】『モード表示部の構成』上記モード表示部
10は、図1及び図2に示すように、上記液晶ディスプ
レイ4の表示画面4aのうちモード切換えキー25寄り
のエリアに設けられ、ここに上記モード切換え手段9の
切換え操作に応じて各種機器のモードをグラフィカルに
表示するようになっている。例えば、上述したように、
電動ドアミラー17を調整する場合、上記モード表示部
10には、左側のミラーを選択した「L−MIRRO
R」なる文字表示Lが表示される。
【0036】かかるモード表示部10には、グラフィカ
ルに表示されたモードを透過させて投射させる表示窓を
有した、透明又は透過可能なスモークのアクリル樹脂か
らなる表示パネル28が、上記液晶ディスプレイ4の表
示画面4a上に設けられている。
【0037】『制御部及びメモリの構成』上記制御部1
1は、図6に示すように、上記各スイッチ7及び上記モ
ード切換えスイッチ26によるオン・オフ信号を受けて
上記駆動回路部3の駆動制御を行う。上記駆動回路部3
には、メモリ12が設けられており、各種機器の現在の
動作状態を記憶するようになっている。例えば、電動ミ
ラーが図1に示す位置にある状態からクリアキー8を操
作して別の位置へミラーを動かしたとすると、最後に動
かしたミラー位置がメモリ12に記憶される。
【0038】以上のように構成された車両用マルチ表示
スイッチ1は、その操作性を考慮して図4に示すよう
に、運転者が軽く手を伸ばして届く範囲に設置されてい
る。例えば、上記車両用マルチ表示スイッチ1は、ステ
アリング近傍のインストルメントパネル29に設置され
る。
【0039】<モード切換え操作によるモード表示>次
に、上記車両用マルチ表示スイッチ1を操作して各種機
器のモードを切り換える動作及びモード表示について説
明する。
【0040】モード切換えキー25を押す毎に、モード
表示部10には各種機器のモードが表示されると共に、
画像表示部5にも各種機器の動作状態及びスイッチ情報
がグラフィカルに順次表示されて行く。例えば、図5に
示すように、初期画面では、モード表示部10には右側
ミラーを制御するモード(「R−MIRROR」の文
字)が表示され、画像表示部5には現在位置の右ミラー
の動作状態表示(○表示)と、上下左右の矢印スイッチ
表示(△表示)がグラフィカルに表示される。
【0041】この初期状態から、モード切換えキー25
を押すと、モード表示部10には左側ミラーを制御する
モード(「L−MIRROR」の文字)が表示され、画
像表示部5には現在位置の左ミラーの動作状態表示(○
表示)と、上下左右の矢印スイッチ表示(△表示)がグ
ラフィカルに表示される。次に、上記モード切換えキー
25を押すと、今度は、モード表示部10には運転者側
のシートを制御するモード(「D−SEAT」の文字)
が表示され、画像表示部5には現在位置の運転者側のシ
ートの動作状態(運転者側から見たシート形態表示)
と、そのシートを動かす向きを示す矢印スイッチ表示
(△表示)がグラフィカルに表示される。
【0042】そして、上記モード切換えキー25を再び
押すと、モード表示部10には助手席側のシートを制御
するモード(P−SEAT)が表示され、画像表示部5
には現在の助手席側のシートの動作状態(運転者側から
見たシート形態表示)がグラフィカルに表示される。こ
こでの画像表示部5に表示されるシート形態は、運転者
側から助手席シートを見るように表示されるため、運転
者側のシートを制御するときの画像表示部5に表示され
るシート形態とは反対向きに表示される。
【0043】そしてさらに、上記モード切換えキー25
を押すと、今度はモード表示部10にはステアリング
(ハンドル)を制御するモード(「STEERING」
の文字)が表示され、画像表示部5には現在のステアリ
ングの動作状態(ステアリングの形態表示)と、そのス
テアリングを動かす向きを示す矢印スイッチ表示(△表
示)がグラフィカルに表示される。
【0044】次に、上記モード切換えキー25を押す
と、最初の初期モードである右側ミラーの制御モードに
戻る。このように、モード切換えキー25を次々押すこ
とによってモードがサイクリックに変化し、制御したい
モードを選ぶことができる。
【0045】<各種機器の調整動作>次に、上記車両用
マルチ表示スイッチ1による各種機器の調整動作につい
て説明する。例えば、左側ミラーを調整したい場合は、
モード切換えキー25を押してモードを左側ミラー調整
モードに切り換える。左側ミラー調整モードに入ると、
図1に示すように、モード表示部10には左側ミラーを
制御するモード(「L−MIRROR」の文字)が表示
され、画像表示部5には現在位置の左ミラーの動作状態
表示M(○表示)と、上下左右の矢印スイッチ表示S
(△表示)がグラフィカルに表示される。
【0046】そして、現在表示されている左側ミラーの
動作状態表示M(○表示)から、画像表示部5に表示さ
れる矢印スイッチ表示S(△表示)を見て調整したい方
向にクリアキー8を押す。すると、このクリアキー8に
よって押されたスイッチ7のオン信号が制御部11に入
力されて、インターフェイス回路13を介して電動ミラ
ー17のアクチュエータ6aが作動し、上記左側ミラー
がメカ的機構部(図示は省略する)によって動く。
【0047】一方、制御部11は、駆動回路部3にその
オン信号を伝え、クリアキー8によるスイッチ7の操作
量に応じて動いた左側ミラーの動作後の状態を画像表示
部5に動作状態表示M´(○表示)として表示する。つ
まり、初期位置の動作状態表示Mから動作後の動作状態
表示M´に移り、画像表示部5上においてもクリアキー
8によるスイッチ7の操作量に応じたフィードバックが
得られるようになされている。そして、動作後のミラー
位置がメモリ12に記憶され、同じモードを次に操作す
る時に、前回の最終位置(例えばM´位置)から調整す
ることが可能となる。
【0048】なお、このようにフィードバックがかかり
最終位置を記憶しているので、例えば夜間にミラー調整
を調整する場合は、実際のミラーの動きを見なくても画
像表示部5に表示された動作状態表示Mを確認しなが操
作することが可能となる。
【0049】シートやステアリングを調整する場合も同
様、モード切換えキー25を押して所望のモードに切り
換えた後、画像表示部5にグラフィカルに表示された動
作状態表示を見ながら、所望の矢印スイッチ表示方向へ
クリアキー8を操作する。かかる場合も、クリアキー8
によるスイッチ7の操作量に応じて、画像表示部5に表
示される動作状態表示が変化する。例えば、シート調整
であればシートが動く。
【0050】このように、本実施形態の車両用マルチ表
示スイッチ1においては、車両に搭載された各種機器の
動作状態及びスイッチ情報を表示画面の同一画像表示部
にグラフィカルに表示するので、複数あるスイッチを一
つのスイッチとしたマルチ化を図ることができると共
に、限られたスペース内で大きなキートップを実現する
ことができ、且つ現在の機器の動作状態を目視によって
判断することができる。また、その機器の動作後の状態
がクリアキー8による操作量に応じて状態表示されるの
で、どの程度どの方向に動いたかを知ることができ、フ
ィードバックが得られる。また、各種機器の動作状態及
びスイッチ情報を表示する画像表示部5と、各種機器の
モードを表示するモード表示部10とを別にしているの
で、画像表示部5を充分大きくすることができ、視認性
の向上が図れる。
【0051】また、本実施形態の車両用マルチ表示スイ
ッチ1では、各種機器の動作状態を記憶するメモリ12
を有しているため、同じモードを次に操作する時に、前
記メモリ12によって記憶された前回の最終位置より操
作を行うことが可能となる。
【0052】また、本実施形態の車両用マルチ表示スイ
ッチ1では、車両に搭載される各種機器のネットワーク
に接続されるインターフェイス回路13を有しているの
で、これらネットワークと簡単に接続することができる
と共に、機器が新たに増えた場合でも上記した制御部1
1のプログラムを変えることのみで対応できる。また、
インターフェイス回路13に前記ネットワークが接続さ
れることによって、各種機器の動作状態がグラフィカル
に表示され、その動作状態を見ることで、各種機器の故
障等を診断することができる。
【0053】また、本実施形態の車両用マルチ表示スイ
ッチ1では、車両用マルチ表示スイッチを運転者の手の
届く範囲における車内に設置することで、上記スイッチ
の操作性を大幅に向上させることができる。
【0054】<他の実施形態>以上、本発明を適用した
具体的な一実施形態について説明したが、本発明は、上
述の実施形態に制限されることなく種々の変更が可能で
ある。
【0055】上述の実施形態では、電動ミラー17、電
動チルト/電動テレスコピック18、電動シート(パワ
ーシート)19、メータ20等の如き各種機器を調整可
能とする例として説明したが、自動車に限らず船舶や航
空機の各種機器を調整するスイッチとして使用しても同
様の効果が得られる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0057】請求項1記載の車両用マルチ表示スイッチ
によれば、車両に搭載された各種機器の動作状態及びス
イッチ情報を表示画面の同一画像表示部にグラフィカル
に表示しているので、複数あるスイッチをマルチ化して
一つのスイッチで全ての機能を操作することができると
共に、限られたスペース内で大きなキートップを実現す
ることができ、それにより操作性の向上が図れ、且つ現
在の機器の動作状態を目視によって判断することができ
る。
【0058】また、その機器の動作後の状態がクリアキ
ーによるスイッチの操作量に応じて状態表示されるの
で、どの程度どの方向に動いたかを知ることができ、操
作する者にフィードバックが得られる。その結果、フィ
ードバックの無い機器を調整する場合であっても、画像
表示部に表示された動作状態表示を確認しながら調整す
ることができる。さらに、各種機器の動作状態及びスイ
ッチ情報を表示する画像表示部と、各種機器のモードを
表示するモード表示部とを別にしているので、画像表示
部を充分大きくすることができ、視認性の向上が図れ
る。
【0059】請求項2記載の車両用マルチ表示スイッチ
によれば、各種機器の動作状態を記憶する記憶手段を有
しているため、同じモードを次に操作する時に、前記記
憶手段によって記憶された前回の最終位置より操作が可
能となる。
【0060】請求項3記載の車両用マルチ表示スイッチ
によれば、車両に搭載される各種機器のネットワークに
接続されるインターフェイス回路を有しているので、こ
れらネットワークと簡単に接続することができると共
に、機器が新たに増えた場合でも制御部のプログラムを
変えることのみで対応でき、さらに車系の変化及びグレ
ードの差による装備の違いにもプログラムの変更のみで
容易に対応可能となる。また、インターフェイス回路に
ネットワークが接続されることによって、各種機器の動
作状態がグラフィカルに表示され、その動作状態を見る
ことで、各種機器の故障等を診断することができる。
【0061】請求項4記載の車両用マルチ表示スイッチ
によれば、車両用マルチ表示スイッチを運転者の手の届
く範囲における車内に設置しているので、上記スイッチ
の操作性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車両用マルチ表示スイッチの正面
図である。
【図2】本実施形態の車両用マルチ表示スイッチの断面
図である。
【図3】本実施形態の車両用マルチ表示スイッチのクリ
アキーの断面図である。
【図4】本実施形態の車両用マルチ表示スイッチをステ
アリング近傍のインストルメントパネルに配置した状態
を示す図である。
【図5】本実施形態の車両用マルチ表示スイッチによる
モード切換え状態を示す図である。
【図6】本実施形態の車両用マルチ表示スイッチをボデ
ィー系LANに接続した例を示すブロック図である。
【図7】従来のマルチスイッチを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用マルチ表示スイッチ 2 ケース本体 3 駆動回路部 4 液晶ディスプレイ 4a 表示画面 5 画像表示部 6 表示手段 7 スイッチ 8 クリアキー 9 モード切換え手段 10 モード表示部 11 制御部 12 メモリ 13 インターフェイス回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体内に収容される駆動回路部
    と、 前記駆動回路部によって駆動されて車両に搭載された各
    種機器の動作状態及びスイッチ情報を表示画面の画像表
    示部にグラフィカルに表示する表示手段と、 前記画像表示部の外周縁であって前記表示画面上に配設
    される複数のスイッチと、 前記画像表示部を覆って前記表示画面上に配設され、前
    記画像表示部に表示された前記各種機器の動作状態及び
    スイッチ情報を表面側に透過表示させると共に、前記複
    数のスイッチを作動させるクリアキーと、 前記各種機器の動作状態及びスイッチ情報を切り換える
    モード切換え手段と、 前記モード切換え手段の切換え操作に応じて前記各種機
    器のモードを表示するモード表示部と、 前記クリアキーによる操作量に応じて動いた前記各種機
    器の動作後の状態を表示させる制御部とを備えたことを
    特徴とする車両用マルチ表示スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記各種機器の動作状態を記憶する記憶
    手段を有していることを特徴とする請求項1記載の車両
    用マルチ表示スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記車両に搭載される各種機器のネット
    ワークに接続されるインターフェイス回路を有している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用マルチ表
    示スイッチ。
  4. 【請求項4】 運転者の手の届く範囲における車内に設
    置されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の車両用マルチ表示スイッチ。
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