JP2000356265A - 流体処理装置のシール部 - Google Patents

流体処理装置のシール部

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JP2000356265A
JP2000356265A JP11169686A JP16968699A JP2000356265A JP 2000356265 A JP2000356265 A JP 2000356265A JP 11169686 A JP11169686 A JP 11169686A JP 16968699 A JP16968699 A JP 16968699A JP 2000356265 A JP2000356265 A JP 2000356265A
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casing
rotating shaft
fluid
seal body
seal
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JP11169686A
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English (en)
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Shuzo Kudo
周三 工藤
Kazuo Tanaka
一男 田中
Kazuhiko Maekawa
前川  和彦
Hirotaka Higashimori
弘高 東森
Kunio Sumita
邦夫 住田
Toshiyuki Matsuda
敏之 松田
Shozo Maekawa
昌三 前川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体処理装置のシール部において、シール体
が回転軸又はケーシングに設けられた受け止め面に押し
付けられる力を軽減して、耐久性の向上を図る。 【解決手段】 ケーシング2に対して流入出される流体
と接触しながら回転する回転体が、ケーシング2を貫通
する回転軸6に一体回転するように支持され、回転軸6
におけるケーシング2を貫通する貫通部分に、ケーシン
グ2内の流体がケーシング2外に漏出するのを防止する
シール体8が、ケーシング2に内嵌状態で支持された状
態で設けられ、回転軸6に、シール体8がケーシング2
内を流動する流体の圧力により回転軸8の軸芯方向Pに
沿ってケーシング2の外側方向に押されるのを受け止め
る受け止め面6aが設けられた構成において、シール体
8と受け止め面6aとの間に、ケーシング2内を流動す
る流体を、回転軸6の径方向に、ケーシング2外に至る
手前まで導く流体案内部Rが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシング内に収
納されて、そのケーシングに対して流入出される流体と
接触しながら回転する回転体が、前記ケーシングを貫通
する回転軸に一体回転するように支持され、前記回転軸
における前記ケーシングを貫通する貫通部分に、前記ケ
ーシング内を流動する流体がケーシング外に漏出するの
を防止するシール体が、前記ケーシングに内嵌状態で支
持された状態、又は、前記回転軸に外嵌状態で支持され
た状態で設けられ、前記回転軸及び前記ケーシングのう
ち、前記シール体が支持されている方とは異なる方に、
前記シール体が前記ケーシング内を流動する流体の圧力
により前記回転軸の軸芯方向に沿って前記ケーシングの
外側方向に押されるのを受け止める受け止め面が設けら
れた流体処理装置のシール部に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる流体処理装置としては、例えば、
回転体を回転駆動することによって流体の一例である水
蒸気を昇温昇圧するコンプレッサや、水蒸気によって回
転体を回転駆動して、その回転力により発電機等を駆動
するタービンなどがある。そして、いずれの場合にも、
ケーシング内を流動する流体が、ケーシングに対する回
転軸の貫通箇所からケーシング外に漏出するのを防止す
るために、シール体を設けてある。そのシール体は、ケ
ーシングに内嵌状態で支持した状態、又は、回転体が支
持された回転軸に外嵌状態で支持した状態で設け、回転
軸及びケーシングのうち、シール体が支持されている方
とは異なる方に、シール体がケーシング内を流動する流
体の圧力により回転軸の軸芯方向に沿ってケーシングの
外側方向に押されるのを受け止める受け止め面を設けて
いる。そして、シール体がケーシング内を流動する流体
の圧力により前記軸芯方向に沿ってケーシングの外側方
向に押されることによって、シール体と受け止め面とを
摺接させながら回転軸を回転させるようにして、ケーシ
ング内を流動する流体がケーシング外に漏出するのを防
止するようにしている。
【0003】例えば、図9に示すように、シール体8
は、ケーシングに内嵌状態で支持する場合は弾性的な拡
径を許容するように、又は、回転軸に外嵌状態で支持す
る場合は弾性的な縮径を許容するように、合口8Aを備
えたリング状に構成する。
【0004】かかる流体処理装置のシール部において、
従来は、図9に示すように、シール体8において、受け
止め面に受け止められる端面8cは、全周にわたって均
一な平坦面に形成してある。
【0005】図10は、従来の流体処理装置のシール部
において、例えば、シール体8をケーシング2に内嵌状
態で支持したときに、シール体8が、回転軸6の軸芯方
向Pに沿ってケーシング2の外部Oの方向に押されるの
を、シール体8におけるケーシング2の外部O側に向く
外向き端面8cにて、回転軸6に設けた受け止め面6a
に受け止められる状態を示している。尚、回転軸6の受
け止め面6aとそれに接触するシール体8の外向き端面
8cとの間の微小な隙間を通過して、ケーシング2内を
流動する流体がケーシング2外に漏出する。又、太実線
のベクトルにて、シール体8の両端面8c,8d夫々に
印加する圧力における回転軸6の径方向での分布をイメ
ージ的に示す。但し、ケーシング2の外部Oは大気圧で
ある。
【0006】両端面8c,8dのうち、ケーシング2の
内部I側に向く内向き端面8dには、全面にわたってケ
ーシング2内の流体の圧力が印加されるので、内向き端
面8dにおける前記径方向での圧力分布は、前記径方向
にわたって同一の強さとなる圧力分布である。シール体
8の外向き端面8cにおける前記径方向での圧力分布
は、内周端にはケーシング2内の流体の圧力が印加し、
外周側ほど内周端の圧力よりも弱くなる圧力が印加し、
ケーシング2の外部Oに臨む部分に大気圧が印加する分
布となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来では、シール体の
外向き端面に印加する圧力分布は、外周側ほど内周端の
圧力よりも弱くなる分布となり、外向き端面に印加する
圧力が弱いので、内向き端面に印加する圧力と外向き端
面に印加する圧力(内向き端面に印加する圧力>外向き
端面に印加する圧力)との差が大きくなるため、シール
体が回転軸又はケーシングの受け止め面に押し付けられ
る力が強くなる。従って、回転軸が回転すると、シール
体が回転軸又はケーシングの受け止め面に強い力で押し
付けられた状態で、シール体の外向き端面と回転軸又は
ケーシングの受け止め面とが摺接することになり、シー
ル体の外向き端面と回転軸又はケーシングの受け止め面
との間で、焼き付きや異状摩耗が発生し易いため、耐久
性が短く、耐久性向上の面で改善の余地があった。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、シール体が回転軸又はケーシン
グに設けられた受け止め面に押し付けられる力を軽減し
て、耐久性の向上を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、シール体と前記受け止め
面との間に、前記ケーシング内を流動する流体を、前記
回転軸の径方向に、前記ケーシング外に至る手前まで導
く流体案内部が設けられていることにある。
【0010】請求項1に記載の特徴構成によれば、ケー
シング内を流動する流体は、シール体の外向き端面と回
転軸又はケーシングに設けられた受け止め面との間の流
体案内部に導かれ、流体案内部の流体の一部は、その流
体案内部よりもケーシング外側の、シール体の外向き端
面と回転軸又はケーシングに設けられた受け止め面との
間の微小な隙間を通過して、ケーシング外に漏出する。
従って、シール体の外向き端面における前記径方向での
圧力分布は、流体案内部が存在する部分については、前
記径方向にわたって、ケーシング内の流体の圧力と同じ
又はそれに近い圧力が印加する分布となるので、シール
体の内向き端面に印加する圧力と外向き端面に印加する
圧力(内向き端面に印加する圧力>外向き端面に印加す
る圧力)との差が従来よりも小さくなり、シール体が回
転軸又はケーシングの受け止め面に押し付けられる力が
従来よりも弱くなる。その結果、シール体の外向き端面
と回転軸又はケーシングの受け止め面との間で、焼き付
きや異状摩耗が発生するのを抑制することができるよう
になり、耐久性を向上することができるようになった。
【0011】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、複数の前記流体案内部が、前記回転軸の周
方向に万遍なく分散する状態で設けられていることにあ
る。
【0012】請求項2に記載の特徴構成によれば、複数
の流体案内部が、回転軸の周方向に万遍なく分散する状
態で設けられているので、流体案内部によるシール体の
受け止め面に対する押し付け力の軽減作用を、シール体
の全周にわたって均一化することができる。周方向に隣
接する流体案内部同士の間においては、前記径方向にお
いて、シール体の外向き端面と回転軸又はケーシングに
設けられた受け止め面とが接触する長さが長くなるの
で、流体の漏出を効果的に抑制することができる。
【0013】ちなみに、流体案内部をシール体の全周に
わたって設けると、シール体の外向き端面と回転軸又は
ケーシングの受け止め面とが前記径方向に接触する長さ
が短くなる部分が、シール体の全周にわたって存在する
ことになるので、流体が漏出し易くなる。又、流体案内
部をシール体の周方向に部分的に設けるにしても、1個
の流体案内部を設ける場合は、流体案内部によるシール
体の受け止め面に対する押し付け力の軽減作用がシール
体の周方向の特定箇所に偏ることになるので、偏摩耗が
起こり易くなる。従って、シール体の偏摩耗を防止しな
がら、流体の漏出を可及的に抑制する上で、好ましい具
体構成を提供することができる。
【0014】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記流体案内部が、前記シール体側に設け
られていることにある。
【0015】シール体は、受け止め面が設けられる回転
軸又はケーシングに比べて、小型で、しかも、リング状
等の簡単な形状である。従って、流体案内部をシール体
側に設けると、受け止め面側に設ける場合に比べて、流
体案内部の加工方法を簡略化することができる。従っ
て、請求項3に記載の特徴構成によれば、流体案内部の
加工方法を簡略化して、本発明の実施コストを低減する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による流体処理装置のシー
ル部の実施の形態を図面に基づいて説明する。この流体
処理装置としては、電動モータなどによって回転体を回
転駆動することにより、流体の一例である水蒸気を昇温
昇圧するコンプレッサや、水蒸気によって回転体を回転
駆動して、その回転力により発電機を駆動するタービン
などがあり、かかるコンプレッサやタービンなどは、例
えば、コージェネレーションシステムなどに使用され
る。
【0017】〔第1実施形態〕図1ないし図4に基づい
て、本発明を流体処理装置としてのコンプレッサのシー
ル部に適用した場合の第1の実施の形態を説明する。図
1に示すように、流体処理装置としてのコンプレッサ
は、流体の一例である水蒸気と接触しながら回転する回
転体としてのインペラ1を備え、そのインペラ1を、ケ
ーシング2の内部に収納していて、インペラ1の回転中
心と同心状に設けた吸引口3から水蒸気を吸引し、その
水蒸気と接触しながら回転して水蒸気を昇温昇圧して、
インペラ1の接線方向に沿って設けた吐出口4から、昇
温昇圧後の水蒸気を吐出するように構成してある。
【0018】ケーシング2の壁部である背板2aには、
貫通孔5を設け、回転軸6をその貫通孔5を貫通させた
状態で、ケーシング2に隣接する軸受(図示せず)によ
り回転自在に支持してある。その回転軸6には、図外の
電動モータを連動連結してあり、その電動モータによっ
て回転軸6を回転駆動するように構成してある。
【0019】回転軸6において、ケーシング2を貫通す
る部分には、先端側よりも径が大きい大径部6Aを設け
てあり、その大径部6Aには、シール用の環状凹部6B
を設けてある。回転軸6の大径部6Aよりも先端側に、
インペラ1のボス部1aを外嵌し、かつ、回転軸6の先
端部に一体的に形成したボルト6Cにナット7を螺合し
て、インペラ1のボス部1aを、大径部6Aとナット7
とに挟み付けられた状態で回転軸6に取り付けることに
より、インペラ1を、回転軸6に対して一体的に回転す
るように支持してある。
【0020】図2及び図3に示すように、シール体は,
合口8Aを備えて、弾性的に拡径する金属製のシール用
リング8にて構成してある。そして、図1及び図4に示
すように、そのシール用リング8を、回転軸6の大径部
6Aの環状凹部6B内に位置させた状態で、背板2aの
貫通孔5に、縮径状態で内嵌させて支持してある。つま
り、シール用リング8を、その外周面8aが背板2aの
貫通孔5の内面に弾性的に接触させて支持させることに
より、回転不能な状態で設けてある。
【0021】そして、シール用リング8がケーシング2
内を流動する水蒸気の圧力により回転軸6の軸芯方向P
に沿ってケーシング2の外部Oの方向に押されるのを,
環状凹部6Bにおけるケーシング2の外方側に位置する
側面6aにて受け止めるようにして、環状凹部6Bの側
面6aを受け止め面として機能させるように構成してあ
る。又、シール用リング8の内周面8bは、環状凹部6
Bの底面と離間するようにしてある。つまり、シール用
リング8が、ケーシング2内を流動する水蒸気の圧力に
より前記軸芯方向Pに沿ってケーシング2の外部Oの方
向に押されることによって、回転軸6を、その環状凹部
6Bの側面6aが、シール用リング8におけるケーシン
グ2の外部O側に向く外向き端面8cに摺接しながら回
転させるようにして、ケーシング2内を流動する水蒸気
がケーシング2外に漏出するのを防止するようにしてあ
る。
【0022】以上の構成からなるコンプレッサにおいて
は、図外の電動モータによって回転軸6を介してインペ
ラ1が回転されると、吸引口3から水蒸気が吸引され、
昇温昇圧されて吐出口4から吐出され、吐出された水蒸
気は、種々の機器に供給されて各種の用途に供される。
ケーシング2内を流動する水蒸気の一部は、互いに摺接
するシール用リング8の外向き端面8cと回転軸6の環
状凹部6Bの側面6aとの間の微小な隙間を通って、ケ
ーシング2の外部に漏出する。
【0023】本発明においては、シール体としてのシー
ル用リング8と受け止め面として機能させる回転軸6の
環状凹部6Bの側面6aとの間に、ケーシング2内を流
動する水蒸気を、回転軸6の径方向に、ケーシング2外
に至る手前まで導く流体案内部Rを設けてある。
【0024】以下、流体案内部Rについて説明を加え
る。図2ないし図4に示すように、シール用リング8の
両端面8c,8dのうち、回転軸6が摺接する方の外向
き端面8cには、流体案内部Rとして機能させる7個の
凹状部8Bを周方向に万遍なく分散する状態で形成して
ある。ちなみに、外向き端面8cを周方向に8等分し、
そのうちの1箇所に合口8Aを位置させ、残りの7箇所
に凹状部8Bを位置させることにより、1個の合口8A
と7個の凹状部8Bを、外向き端面8cに周方向に等間
隔で分散させて形成してある。
【0025】流体案内部Rとして機能させる凹状部8B
は、シール用リング8の外向き端面8cの内周側の端部
を起点として、外周側の端部の手前にまで、回転軸6の
径方向に延びる溝状に形成してある。そして、凹状部8
Bがシール用リング8の内周側に開くようにして、ケー
シング2内を流動する水蒸気が、シール用リング8の内
周側に開く凹状部8Bの開口部から、凹状部8B内に導
かれるように構成してある。凹状部8B内に導かれた水
蒸気の一部は、シール用リング8の外向き端面8cと、
それに接触する回転軸6の環状凹部6Bの側面6aとの
間の微小な隙間を通過して、ケーシング2外に漏出す
る。
【0026】図4に、シール用リング8の両端面8c,
8d夫々に印加する圧力における回転軸6の径方向での
分布を、太実線のベクトルにてイメージ的に示す。但
し、ケーシング2の外部Oは大気圧である。尚、図4に
おいて、外向き端面8cについては、凹状部8Bが存在
する部分の圧力分布を示す。ケーシング2の内部I側に
向く内向き端面8dには、全面にわたってケーシング2
内の水蒸気の圧力が印加されるので、内向き端面8dに
おける前記径方向での圧力分布は、前記径方向にわたっ
て同一の強さとなる圧力分布である。凹状部8Bの存在
部分での外向き端面8cにおける前記径方向での圧力分
布は、凹状部8Bの存在部分については、前記径方向に
わたって、内向き端面8dに印加する圧力と略同一の強
さの圧力が印加し、凹状部8Bの存在しない部分につい
ては、ケーシング2の外部Oに近くなるほど、強さが内
向き端面8dに印加する圧力よりも弱くなる圧力が印加
し、ケーシング2の外部Oに臨む部分に大気圧が印加す
る圧力分布である。図示は省略するが、凹状部8Bの存
在しない部分での外向き端面8cにおける前記径方向で
の圧力分布は、図10示す従来におけるものと同様であ
り、内周端にはケーシング2内の水蒸気の圧力が印加
し、外周側ほど内周端の圧力よりも弱くなる圧力が印加
し、ケーシング2の外部Oに臨む部分には大気圧が印加
する分布となる。
【0027】従って、シール用リング8の内向き端面8
dに印加する圧力と外向き端面8cに印加する圧力(内
向き端面8dに印加する圧力>外向き端面8cに印加す
る圧力)との差が、従来よりも小さくなるので、シール
用リング8が回転軸6の環状凹部6Bの側面6aに押し
付けられる力が従来よりも小さくなる。その結果、シー
ル用リング8の外向き端面8cと回転軸6の環状凹部6
Bの側面6aとの間で、焼き付きや異状摩耗が発生する
のを抑制することができるようになった。
【0028】又、凹状部8Bに流入した水蒸気の一部は
凝縮し、その凝縮水が、シール用リング8の外向き端面
8cと回転軸6の環状凹部6Bの側面6aとの摺接部分
に浸入して潤滑作用するとともに、蒸発潜熱を奪取して
再蒸発することにより、摺接条件が緩和されるので、焼
き付きや異状摩耗の抑制作用が一層向上する。しかも、
シール用リング8の外向き端面8cと回転軸6の環状凹
部6Bの側面6aとの間に浸入した凝縮水は、シール作
用するので、水蒸気の漏出防止作用が一層向上する。
【0029】〔第2実施形態〕図5ないし図8に基づい
て、本発明を流体処理装置としてのコンプレッサのシー
ル部に適用した場合の第2の実施の形態を説明する。
尚、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成部
品や同じ作用を有する構成部品については、重複説明を
避けるため、同じ符号を付すことにより説明を省略し、
主として異なる構成についてのみ説明する。
【0030】図5に示すように、回転軸6において、イ
ンペラ1のボス部1aを外嵌する部分よりも後方側は、
ボス部1aを外嵌する部分よりも径が大きい大径部6D
に形成してある。回転軸6の大径部6Dよりも先端側
に、インペラ1のボス部1aを外嵌し、かつ、回転軸6
の先端部のボルト6Cにナット7を螺合して、インペラ
1のボス部1aを、大径部6Dとナット7とに挟み付け
られた状態で回転軸6に取り付けることにより、インペ
ラ1を、回転軸6に対して一体的に回転するように支持
してある。図6及び図7に示すように、シール体は,合
口8Aを備えて、弾性的に縮径する金属製のシール用リ
ング8にて構成してある。そして、図5及び図8に示す
ように、そのシール用リング8を、回転軸6における背
板2aの貫通孔5内に位置する大径部6Dに拡径状態で
外嵌させて支持してある。つまり、シール用リング8
を、その内周面8bが回転軸6の大径部6D外周面に弾
性的に接触させて支持させることにより、回転不能な状
態で設けてある。
【0031】又、背板2aの貫通孔5は、ケーシング2
の内部方向側が外部方向側よりも大径になる2段状に形
成し、その段部を形成する段部形成面5aを、回転軸6
の軸芯に直交する面に形成してある。そして、シール用
リング8がケーシング2内を流動する水蒸気の圧力によ
り回転軸6の軸芯方向Pに沿ってケーシング2の外部O
の方向に押されるのを,貫通孔5の段部形成面5aにて
受け止めるようにして、段部形成面5aを受け止め面と
して機能させるように構成してある。つまり、回転軸6
に外嵌したシール用リング8が、ケーシング2内を流動
する水蒸気の圧力により前記軸芯方向Pに沿ってケーシ
ング2の外部Oの方向に押されることによって、回転軸
6を、それに外嵌したシール用リング8の外向き端面8
cがケーシング2の貫通孔5の段部形成面5aに摺接し
ながら回転させるようにして、ケーシング2内を流動す
る水蒸気がケーシング2外に漏出するのを防止するよう
にしてある。
【0032】図6ないし図8に示すように、シール用リ
ング8の両端面8c,8dのうち、段部形成面5aに摺
接する方の外向き端面8cには、流体案内部Rとして機
能させる7個の凹状部8Cを周方向に万遍なく分散する
状態で形成してある。ちなみに、外向き端面8cを周方
向に8等分し、そのうちの1箇所に合口8Aを位置さ
せ、残りの7箇所に凹状部8Cを位置させることによ
り、1個の合口8Aと7個の凹状部8Cを、外向き端面
8cに周方向に等間隔で分散させて形成してある。
【0033】流体案内部Rとして機能させる凹状部8C
は、シール用リング8の外向き端面8cの外周側の端部
を起点として、内周側の端部の手前にまで、回転軸6の
径方向に延びる溝状に形成してある。そして、凹状部8
Cがシール用リング8の外周側に開くようにして、ケー
シング2内を流動する水蒸気が、シール用リング8の外
周側に開く凹状部8Cの開口部から、凹状部8C内に導
かれるように構成してある。凹状部8C内に導かれた水
蒸気の一部は、シール用リング8の外向き端面8cと、
それに接触するケーシング2の貫通孔5の段部形成面5
aとの間の微小な隙間を通過して、ケーシング2外に漏
出する。
【0034】図8に、シール用リング8の両端面8c,
8d夫々に印加する圧力における回転軸6の径方向での
分布を、太実線のベクトルにてイメージ的に示す。但
し、ケーシング2の外部Oは大気圧である。尚、図8に
おいて、外向き端面8cについては、凹状部8Cが存在
する部分の圧力分布を示す。ケーシング2の内部I側に
向く内向き端面8dには、全面にわたってケーシング2
内の水蒸気の圧力が印加されるので、内向き端面8dに
おける前記径方向での圧力分布は、前記径方向にわたっ
て同一の強さとなる圧力分布である。凹状部8Cの存在
部分での外向き端面8cにおける前記径方向での圧力分
布は、凹状部8Cの存在部分については、前記径方向に
わたって、内向き端面8dに印加する圧力と略同一の強
さの圧力が印加し、凹状部8Cの存在しない部分につい
ては、ケーシング2の外部Oに近くなるほど、強さが内
向き端面8dに印加する圧力よりも弱くなる圧力が印加
し、ケーシング2の外部Oの外部に臨む部分には大気圧
が印加する圧力分布である。図示は省略するが、凹状部
8Cの存在しない部分での外向き端面8cにおける前記
径方向での圧力分布は、外周端にはケーシング2内の流
体の圧力が印加し、内周側ほど外周端の圧力よりも弱く
なる圧力が印加し、ケーシング2の外部Oに臨む部分に
は大気圧が印加する分布となる。
【0035】従って、シール用リング8の内向き端面8
dに印加する圧力と外向き端面8cに印加する圧力(内
向き端面8dに印加する圧力>外向き端面8cに印加す
る圧力)との差が、従来よりも小さくなるので、シール
用リング8がケーシング2の貫通孔5の段部形成面5a
に押し付けられる力が従来よりも小さくなる。その結
果、シール用リング8の外向き端面8cとケーシング2
の貫通孔5の段部形成面5aとの間で、焼き付きや異状
摩耗が発生するのを抑制することができるようになっ
た。
【0036】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 流体案内部Rとして機能させる凹状部8B,8
Cの設置個数は、上記の各実施形態において例示した7
個に限定されるものではなく、8個以上でも、6個以下
でも良く、1個でも良い。但し、シール用リング8の偏
摩耗を防止するためには、できるだけ多数個の凹状部8
B,8Cを周方向に万遍なく分散させて設けるのが好ま
しい。又、凹状部8B,8Cの形状、例えば、径方向の
長さや周方向の長さは、適宜設定することができる。但
し、シール用リング8の外向き端面8cにおいて、凹状
部8B,8Cの占める面積が広くなり過ぎると、外向き
端面8cと受け止め面6a,5aとの摺接面積が狭くな
って、流体が漏出し易くなったり摩耗し易くなるので、
配慮が必要である。
【0037】(ロ) 上記の各実施形態では、流体案内
部Rをシール用リング8の周方向に部分的に設ける場合
について例示したが、シール用リング8の周方向の全周
にわたって設けても良い。但し、シール用リング8の外
向き端面8cにおいて、流体案内部Rの占める面積が広
くなり過ぎると、外向き端面8cと受け止め面6a,5
aとの摺接面積が狭くなって、流体が漏出し易くなった
り摩耗し易くなるので、配慮が必要である。
【0038】(ハ) 上記の各実施形態では、流体案内
部Rをシール用リング8側に設ける場合について例示し
たが、流体案内部Rを、受け止め面6a,5a側に設け
たり、シール用リング8と受け止め面6a,5aの両方
に設けても良い。
【0039】(ニ) 上記の各実施形態においては、全
てコンプレッサを例に説明したが、いずれの実施形態に
おいても、そのままタービンに置き換えて実施すること
ができ、また、流体の一例として水蒸気を例に説明した
が、流体としては水蒸気に限るものではなく、冷媒用の
ガスなどの種々のガス、あるいは、水など種々の液体に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかるコンプレッサの断面図
【図2】第1実施形態にかかるコンプレッサのシール用
リングの斜視図
【図3】第1実施形態にかかるコンプレッサのシール用
リングの軸芯方向視における図
【図4】第1実施形態にかかるコンプレッサの要部の断
面図
【図5】第2実施形態にかかるコンプレッサの断面図
【図6】第2実施形態にかかるコンプレッサのシール用
リングの斜視図
【図7】第2実施形態にかかるコンプレッサのシール用
リングの軸芯方向視における図
【図8】第2実施形態にかかるコンプレッサの要部の断
面図
【図9】従来の流体処理装置のシール用リングの斜視図
【図10】従来の流体処理装置の要部の断面図
【符号の説明】
1 回転体 2 ケーシング 5a 受け止め面 6 回転軸 6a 受け止め面 8 シール体 P 回転軸の軸芯方向 R 流体案内部
フロントページの続き (72)発明者 田中 一男 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 前川 和彦 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 東森 弘高 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 住田 邦夫 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 松田 敏之 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 前川 昌三 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 Fターム(参考) 3H022 AA02 BA06 CA28 DA08 DA13 DA15 DA18 3J043 AA02 BA05 DA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に収納されて、そのケーシ
    ングに対して流入出される流体と接触しながら回転する
    回転体が、前記ケーシングを貫通する回転軸に一体回転
    するように支持され、 前記回転軸における前記ケーシングを貫通する貫通部分
    に、前記ケーシング内を流動する流体がケーシング外に
    漏出するのを防止するシール体が、前記ケーシングに内
    嵌状態で支持された状態、又は、前記回転軸に外嵌状態
    で支持された状態で設けられ、 前記回転軸及び前記ケーシングのうち、前記シール体が
    支持されている方とは異なる方に、前記シール体が前記
    ケーシング内を流動する流体の圧力により前記回転軸の
    軸芯方向に沿って前記ケーシングの外側方向に押される
    のを受け止める受け止め面が設けられた流体処理装置の
    シール部であって、 前記シール体と前記受け止め面との間に、前記ケーシン
    グ内を流動する流体を、前記回転軸の径方向に、前記ケ
    ーシング外に至る手前まで導く流体案内部が設けられて
    いる流体処理装置のシール部。
  2. 【請求項2】 複数の前記流体案内部が、前記回転軸の
    周方向に万遍なく分散する状態で設けられている請求項
    1記載の流体処理装置のシール部。
  3. 【請求項3】 前記流体案内部が、前記シール体側に設
    けられている請求項1又は2記載の流体処理装置のシー
    ル部。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158867A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Honda Motor Co Ltd シール部材の矯正治具および組み付け方法
CN103511629A (zh) * 2012-06-21 2014-01-15 六菱橡胶株式会社 滑动密封件及具备该滑动密封件的密封结构
CN114215919A (zh) * 2021-12-17 2022-03-22 中密控股股份有限公司 一种能显著提高稳定性的新型核主泵静压轴封结构

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