JP2000356080A - 窓ユニット - Google Patents

窓ユニット

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JP2000356080A
JP2000356080A JP11171605A JP17160599A JP2000356080A JP 2000356080 A JP2000356080 A JP 2000356080A JP 11171605 A JP11171605 A JP 11171605A JP 17160599 A JP17160599 A JP 17160599A JP 2000356080 A JP2000356080 A JP 2000356080A
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直樹 北島
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留タンクと充填空間との間で、樹脂粒を円
滑に充填および回収することができる窓ユニットを提供
することを目的とする。 【解決手段】 内障子2aと外障子2bの間の充填空間
3に充填した樹脂粒Aを、充填空間3から貯留タンク6
に搬送することで、樹脂粒Aを貯留タンク6に回収する
窓ユニット1において、貯留タンク6と充填空間3とを
連通する樹脂粒回収用の回収通路10aと、回収通路1
0aを介して充填空間3から貯留タンク6内に樹脂粒A
をエアー搬送する搬送機構7とを備え、貯留タンク6
は、回収通路10aに連なる樹脂粒Aの導入口54と、
搬送機構7の吸気側に連なる吸引口52と、搬送エアー
と樹脂粒Aとを分離するフィルタ60とを有し、フィル
タ60は、貯留タンク6の内部を導入口54側と吸引口
52側とに仕切ると共に、導入口54の上側近傍まで延
在している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向配置した内障
子および外障子間の充填空間に、樹脂粒を充填するか否
かで採光機能に加え断熱・日除け機能を持たせた窓ユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の窓ユニットとして、例え
ば特公平7−59870号公報に記載のものが知られて
いる。この窓ユニットは、対向配置した一対の透明板間
に充填空間を構成し、この充填空間に貯留タンクから球
状の樹脂粒を自由落下させて充填すると共に、充填した
樹脂粒を貯留タンクに回収して充填空間から除去するこ
とで、採光機能に加え断熱・日除け機能を持たせてい
る。貯留タンクと充填空間との間には、シャッタが介設
されており、このシャッタを開放することにより、樹脂
粒が自由落下して貯留タンクに充填される。また、充填
空間の下部と貯留タンクとは回収ダクト(パイプ)で接
続されており、貯留タンクに収容したブロワーを駆動す
ることにより、充填空間内の樹脂粒が吸引され(エアー
搬送され)て貯留タンクに回収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の窓ユ
ニットでは、樹脂粒(発砲スチロールの粒)が極めて軽
いため、ブロワーで樹脂粒を吸い込んだときに、貯留タ
ンク内に舞い込んだ樹脂粒がブロワーの吸気口のフィル
タに吸着されることがある。かかる場合に、ブロワーの
吸気口が閉塞状態となり、ブロワーが過負荷になると共
に、搬送エアーの流れが弱くなり、樹脂粒のエアー搬送
が良好に行われなくなる問題があった。
【0004】本発明は、貯留タンクと充填空間との間
で、樹脂粒を円滑に充填および回収することができる窓
ユニットを提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の窓ユニットは、
対向配置した内障子と外障子との間に充填空間を構成
し、充填空間に充填した樹脂粒を、充填空間から貯留タ
ンクに搬送することで、樹脂粒を貯留タンクに回収する
窓ユニットにおいて、貯留タンクと充填空間とを連通す
る樹脂粒回収用の回収通路と、貯留タンク内のエアーを
吸引することで、回収通路を介して充填空間から貯留タ
ンク内に樹脂粒をエアー搬送する搬送機構とを備え、貯
留タンクは、回収通路に連なる樹脂粒の導入口と、搬送
機構の吸気側に連なる吸引口と、搬送エアーと樹脂粒と
を分離するフィルタとを有し、フィルタは、貯留タンク
の内部を導入口側と吸引口側とに仕切ると共に、導入口
の上側近傍まで延在していることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、貯留タンクの内部を導
入口側と吸引口側とに仕切るフィルタにより、搬送エア
ーと樹脂粒とが分離され、搬送エアーは吸引口に吸い込
まれ、樹脂粒は貯留タンクに蓄積される。樹脂粒が貯留
タンクに蓄積されてゆくと、フィルタの開口部分は徐々
に狭くなってゆく。しかし、フィルタが導入口の上側近
傍まで延在しているため、導入口から貯留タンクに流入
した樹脂粒がその自重で落下してゆくのに対し、エアー
は導入口の上側に抜けてゆく。このため、常に搬送エア
ーの流れが確保され、搬送機構が過負荷になることがな
く、且つ搬送エアーの流速が低下することがない。
【0007】また本発明の他の窓ユニットは、対向配置
した内障子と外障子との間に充填空間を構成し、充填空
間に充填した樹脂粒を、充填空間から貯留タンクに搬送
することで、樹脂粒を貯留タンクに回収する窓ユニット
において、貯留タンクと充填空間とを連通する樹脂粒回
収用の回収通路と、貯留タンク内のエアーを吸引するこ
とで、回収通路を介して充填空間から貯留タンク内に樹
脂粒をエアー搬送する搬送機構とを備え、充填空間の下
端部には、回収通路に連なる回収口が開口し、回収口の
近傍の回収通路には、外気に連なる小孔が連通している
ことを特徴とする。
【0008】この構成によれば、搬送機構を駆動して、
充填空間内の樹脂粒を回収通路を介して吸引すると、充
填空間内の樹脂粒が回収口の部分でブリッジを起こしが
ちになる。しかし、回収口の近傍の回収通路には外気に
連なる小孔が連通しているため、小孔から流入(リー
ク)するエアーが回収口廻りの搬送エアーの流れを乱す
ことになる。このため、搬送エアーの乱流によりブリッ
ジが解消され、樹脂粒が回収口に詰まるを防止すること
ができる。
【0009】この場合、充填空間の下端部は内障子およ
び外障子のそれぞれの下框の部分まで達し、回収口は充
填空間の下框の部分に臨んでおり、充填空間の下框の部
分には、内障子の下框および外障子の下框の少なくとも
一方から先下がりの傾斜板が張り出していることが、好
ましい。
【0010】この構成によれば内障子および外障子の下
框の少なくとも一方から傾斜板が張り出しているため、
樹脂粒を回収した後に、充填空間の下框の部分に樹脂粒
が残っていても、この樹脂粒は傾斜板に隠されて目立つ
ことがない。また、傾斜板で狭くなった部分を搬送エア
ーが通過すると、搬送エアーの流れが乱れため、回収の
最終過程で、充填空間の下框の部分に残った樹脂粒を舞
上げるように作用し、樹脂粒を回収口に円滑に導くこと
ができる。
【0011】さらに本発明の他の窓ユニットは、対向配
置した内障子と外障子との間に充填空間を構成し、樹脂
粒を貯留タンクから充填空間に搬送して充填空間に充填
すると共に、充填した樹脂粒を充填空間から貯留タンク
に搬送して貯留タンクに回収することで、採光機能に加
え断熱・日除け機能を持たせた窓ユニットにおいて、貯
留タンクと充填空間とを連通する樹脂粒充填用の充填通
路と、貯留タンクと充填空間とを連通する樹脂粒回収用
の回収通路と、充填通路を介して貯留タンクから充填空
間に樹脂粒をエアー搬送すると共に、回収通路を介して
充填空間から貯留タンクに樹脂粒をエアー搬送する搬送
機構とを備え、貯留タンクは、上部に対向配置した回収
通路に連なる導入口および搬送機構の吸気側に連なる吸
引口と、下部に対向配置した充填通路に連なる供給口お
よび搬送機構の送気側に連なる送風口と、送風口から導
入された搬送エアーを供給口に向かって案内するガイド
部材とを有していることを特徴とする。
【0012】この構成によれば、ガイド部材により、送
風口から導入された搬送エアーを供給口に向かって案内
するようにしているため、この搬送エアーに乗せて樹脂
粒を供給口から充填通路に円滑に送り出すことができ
る。
【0013】この場合、送風口および供給口は、貯留タ
ンクの略対角位置に配設されており、ガイド部材は、貯
留タンクの底面に立設され、供給口に向かって略「ハ」
字状を為す一対のガイド板を有することが、好ましい。
【0014】この構成によれば、略「ハ」字状の一対の
ガイド板の間に存在する樹脂粒を、供給口に効率よく導
くことができる。特に、貯留タンク内に樹脂粒が残り少
なくなると、樹脂粒は舞い上がりながら一対のガイド板
の間に達し、供給口に確実に導かれる。このため、貯留
タンク内に樹脂粒が残り少なっても、樹脂粒を効率よく
搬送することができる。
【0015】これらの場合、導入口には、回収通路から
の貯留タンクへの搬送エアーの流入を許容すると共に、
貯留タンクから回収通路への搬送エアーの流出を阻止す
る弁体が設けられていることが、好ましい。
【0016】この構成によれば、樹脂粒を充填するため
に、送風口から吹き出したエアーに樹脂粒を乗せて供給
口から送り出すときに、弁体により導入口を介して回収
通路にエアーが吹き込まれない。このため、回収通路を
介して充填空間にエアーが吹き込まれることがなく、樹
脂粒の充填空間への送り込みを円滑に行うことができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る窓ユニットについて説明する。図
1は模式的に表した窓ユニットの構造図であり、同図に
示すように、窓ユニット1は、対向配置した内障子2a
および外障子2b間に充填空間3を構成した開き戸形式
の障子2と、上下一対のヒンジ4,4を介して障子2を
開閉自在に支持する窓枠5と、窓枠5の上側に配設した
樹脂粒Aを貯留するための貯留タンク6と、貯留タンク
6に接続したブロワーユニット(搬送機構)7とを備え
ている。貯留タンク6とブロワーユニット7とは、屋外
側に庇状に突出するタンクカバー8に覆われており、タ
ンクカバー8は窓枠5や障子2と一体的にデザインされ
ている。
【0018】貯留タンク6の下端部と充填空間3の上端
部とは、内部を充填通路9aとするパイプ状の充填ダク
ト9で接続され、また貯留タンク6の上端部と充填空間
3の下端部とは、内部を回収通路10aとするパイプ状
の回収ダクト10で接続されている。また、貯留タンク
6には、ブロワーユニット7の吸気側および送気側がそ
れぞれ接続されている。そして、ブロワーユニット7に
は、これを制御するコントローラ11が接続されてい
る。なお、樹脂粒Aは、例えば直径6mm程度の球状の
発泡スチロール粒などで構成されている。
【0019】貯留タンク6には、所定量の樹脂粒Aが貯
留されており、コントローラ11を介してブロワーユニ
ット7を充填駆動させると、ブロワーユニット7から吐
出したエアーが貯留タンク6内の樹脂粒Aを乗せて、充
填ダクト9(充填通路9a)を通って充填空間3に吹き
出され、樹脂粒Aを充填空間3内に搬送する。このよう
にして所定の時間、ブロワーユニット7を充填駆動させ
ると、貯留タンク6内の樹脂粒Aが充填空間3内に隙間
無く充填され、障子2が日除けおよび断熱状態となる。
【0020】また、この状態から、コントローラ11を
介してブロワーユニット7を回収駆動させると、ブロワ
ーユニット7により貯留タンク6内のエアーが吸引さ
れ、負圧となった貯留タンク6内に、充填空間3から樹
脂粒Aを乗せてたエアーが、回収ダクト10(回収通路
10a)を通って吹き込まれ、樹脂粒Aを貯留タンク6
内に搬送する。このようにして所定の時間、ブロワーユ
ニット7を回収駆動させると、充填空間3内の樹脂粒A
が貯留タンク6に回収され、障子2が採光状態となる。
一方、これらの動作とは別に、障子2は窓枠5に対し開
閉自在に構成され、これを開放することにより、室内が
換気(自然換気)状態となる。
【0021】図2および図3に示すように、窓枠5は断
熱構造を有し、枠部断熱材21を挟んで屋内側に配設し
た内窓枠22と、屋外側に配設した外窓枠23とで構成
されている。内窓枠22は、内上枠25、内下枠26お
よび両内縦枠27を枠組みして構成されている。同様
に、外窓枠23は、外上枠28、外下枠29および両外
縦枠30を枠組みして構成されている。そして、ヒンジ
4側の外縦枠30には、上記の回収ダクト10を覆うダ
クトカバー31が装着されている。
【0022】障子2は断熱構造を有し、見込み方向に2
重に配設した框部断熱材33,33を挟んで屋内側に配
設した内障子2aと、屋外側に配設した外障子2bとで
構成されている。内障子2aは、内上框35、内下框3
6および両内竪框37を框組みした内障子框34に複層
ガラス38を装着して構成されている。同様に、外障子
2bは、外上框41、外下框42および両外竪框43を
框組みした外障子框40に1枚ガラス44を装着して構
成されている。内上框35、内下框36および両内竪框
37は、それぞれ内框本体46と、内框本体46に固着
され複層ガラス38を支持する内ガラス支持框47とで
構成されている。同様に、外上框41、外下框42およ
び両外竪框43は、それぞれ外框本体48と、外框本体
48に固着され1枚ガラス44を支持する外ガラス支持
框49とで構成されている。
【0023】そして、複層ガラス38、1枚ガラス4
4、内障子框34、外障子框40、および見込み方向内
側の框部断熱材33により囲まれた空間に、上記の充填
空間3が構成されている。また、ヒンジ4は、窓枠側ヒ
ンジ片4aが外縦枠30に、障子側ヒンジ片4bが外竪
框43に固定されている。さらに、内竪框37には、障
子2を開閉するためのハンドル50が取り付けられてい
る。さらにまた、内窓枠22と外窓枠23の間隙、枠部
断熱材21、充填空間3を含む内障子2aと外障子2b
の間隙および2重に配設した框部断熱材33により、断
熱ラインが構成されている。
【0024】一方、詳細は後述するが、充填空間3に臨
んで、ヒンジ4側の内外両竪框37,43の上端部に
は、上記の充填ダクト9に連なる充填口12が形成さ
れ、下端部には、上記の回収ダクト10に連なる回収口
13が形成されている。また、外下框42の外ガラス支
持框49には、その中空部を介して充填空間3と外部を
連通する複数の通気孔14が形成されている。さらに、
この外ガラス支持框49の上部には、先下がりの傾斜片
(傾斜板)15が充填空間3に張り出すように設けられ
ている。
【0025】図4に示すように、貯留タンク6は、立方
体の箱状に形成され、長手方向の一方の端部壁51aに
吸引口52および送風口53が形成され、他方の端部壁
51bに導入口54および供給口55が形成されてい
る。吸引口52は貯留タンク6の上部に開口し、ブロワ
ーユニット7の吸気側に連通している。同様に、送風口
53は貯留タンク6の下部に開口し、ブロワーユニット
7の送気側に連通している。また、導入口54は、貯留
タンク6の上部において貯留タンク6内に突出した突出
パイプ56の先端に開口しており、突出パイプ56は、
回収ダクト10に連通している。この場合、導入口54
には弁体57が取り付けられており、弁体57は、樹脂
粒Aを回収する際には搬送エアーにより開弁され、樹脂
粒Aを充填する際には、搬送エアーにより閉弁される。
また、供給口55は貯留タンク6の下部に開口し、充填
ダクト9に連通している。
【0026】この場合、導入口54は、回収した樹脂粒
Aが貯留タンク6内に均一に蓄積されるように、貯留タ
ンク6の前後方向の略中間上部に配設されている。これ
に対応する吸引口52は、搬送エアーが貯留タンク6の
上部を流れるように且つ送風口53に対応して、貯留タ
ンク6の後上部に配設されている。送風口53は、蓄積
した樹脂粒Aのうち下部のものから送り出すべく且つ吸
引口52に対応して、貯留タンク6の前下部に配設され
ている。さらに供給口55は、吸引口52と対角する位
置になるように、貯留タンク6の後下部に配設されてい
る。
【0027】貯留タンク6の内部には、回収した樹脂粒
Aと搬送エアーを分離するフィルタ60が設けられてい
る。フィルタ60は、吸引口52側の端部壁51aに対
しわずかな間隙を存してこれに平行に立ち上がり、更に
天壁51cに対しわずかな間隙を存してこれに平行に導
入口54側の端部壁51bまで延びている。すなわち、
フィルタ60は断面「L」字状に形成され、吸引口52
側の端部壁51aおよび天壁51cに沿って、貯留タン
ク6を吸引口52側と導入口54側とに仕切っている。
【0028】ブロワーユニット7を回収駆動すると、樹
脂粒Aと共に搬送エアーが貯留タンク6内に吸引され、
ここでフィルタ60により樹脂粒Aが濾され樹脂粒Aと
搬送エアーとが分離される。搬送エアーは吸引口52に
向かって流れ、樹脂粒Aは貯留タンク6内のフィルタ6
0で区画された空間に蓄積されてゆく。樹脂粒Aの蓄積
が進むと、フィルタ60の吸引口52側の部分では、蓄
積した樹脂粒Aで徐々に閉塞(詰まる)されてゆくが、
導入口54側、特に導入口54の上側部分では、最後ま
で樹脂粒Aにより閉塞されることがなく、この部分から
搬送エアーが抵抗無く抜けてゆく。このように、回収動
作の終盤になっても、搬送エアーは円滑に流れるため、
ブロワーユニット7が過負荷になることがなく、且つ樹
脂粒Aを円滑に搬送することができ、樹脂粒Aの回収を
短時間で効率よく行うことができる。
【0029】また、貯留タンク6の底壁51dには、送
風口53から貯留タンク6に吹き込まれた搬送エアー
を、供給口55に向かって導くガイド部材61が設けら
れている。ガイド部材61は、長尺帯状の第1ガイド板
61aと短尺帯状の第2ガイド板61bとから成り、こ
れら両ガイド板61a,61bは、横立姿勢で底壁51
dに略「ハ」字状に配設されている。図5に示すよう
に、第1ガイド板61aは、送風口53から流入した搬
送エアーが供給口55に直接向かうように、貯留タンク
6の隅部に対応する部分が湾曲している。また、第2ガ
イド板61bは、第1ガイド板61aの湾曲部分を通過
した搬送エアーが、さらに供給口55に確実に向かうよ
うに、第1ガイド板61aの先端部分に対向して配設さ
れている。なお、第1ガイド板61aおよび第2ガイド
板61bの幅(高さ)は、いずれも送風口53および供
給口55の高さと合致している。
【0030】このように、搬送エアーは、送風口53か
ら流入するといったん広がって流れるが、多くは第1ガ
イド板61aおよび第2ガイド板61bにより供給口5
5に流れ込む。そして、この搬送エアーの流れに乗るよ
うにして、樹脂粒Aがその蓄積した下部のものから供給
口55に流れ込んでゆく。樹脂粒Aが残り少なくなる
と、樹脂粒Aは舞い上がり、やがて搬送エアーの流れに
乗って供給口55に導かれる。なお、第1ガイド板61
aは、湾曲部分だけの短いものであってもよい。また、
第2ガイド板61bを省略してもよい。
【0031】図6に示すように、ブロワーユニット7
は、貯留タンク6の端部壁51aの外側に取り付けられ
ており、ブロワー71と、ブロワー71の吸気側に接続
された吸気ダンパ72と、ブロワー71の送気側に接続
された送気ダンパ73と、吸気ダンパ72および送気ダ
ンパ73のそれぞれのダンパーブレード74,75を切
り替えるダンパー切替え機構76とを備えている。吸気
ダンパ72のダンパーブレード74は、ブロワー71の
吸気側を上記の吸引口52に連通する回収動作位置と、
外部に連通する充填動作位置しの間で切替え自在に構成
されている。同様に、送気ダンパ73のダンパーブレー
ド75は、ブロワー71の送気側を上記の送風口53に
連通する充填動作位置と、外部に連通する回収動作位置
との間で切替え自在に構成されている。
【0032】ダンパー切替え機構76は、吸気ダンパ7
2のダンパーブレード74の回動軸77に固定した吸気
側レバー78と送気ダンパ73のダンパーブレード75
の回動軸79に固定された送気側レバー80とを連結す
る連結アーム82と、連結アーム82を介して両ダンパ
ーブレード74,75を作動させるモータ83と、モー
タ83の出力側に連結した減速機84と、減速機84の
出力側に設けたクランクアーム85と、クランクアーム
85に連結したコイルばね86と、一端をコイルばね8
6に連結すると共に他端を連結アーム82と共に吸気側
レバー78に回動自在に連結した作動アーム87とを有
している。
【0033】モータ83が駆動すると、減速機84を介
してクランクアーム85が回転し、コイルばね86およ
び作動アーム87を介して、吸気側レバー78を回動さ
せる。またこのとき、連結アーム82を介して、吸気側
レバー78と共に送気側レバー80も連動して回動す
る。すなわち、吸気ダンパ72が回収動作位置から充填
動作位置に回動すると、これと同時に送気ダンパ73が
回収動作位置から充填動作位置に回動する。また逆に、
吸気ダンパ72が充填動作位置から回収動作位置に回動
すると、これと同時に送気ダンパ73が充填動作位置か
ら回収動作位置に回動する。
【0034】これにより、吸気ダンパ72および送気ダ
ンパ73が充填動作位置に回動している状態では、ブロ
ワー71は外部からエアーを吸引してこれを送風口53
を介して貯留タンク6内に吹き込み、また吸気ダンパ7
2および送気ダンパ73が回収動作位置に回動している
状態では、ブロワー71は貯留タンク6内のエアーを吸
引してこれを外部に吹き出すことになる。なお、ブロワ
ー71により、搬送エアーが貯留タンク6に吹き込まれ
ると、上記の弁体57が自動的に閉塞し、回収通路10
aを介して充填空間3の下部に搬送エアーが吹き込まれ
ることがない。
【0035】一方、吸気ダンパ72の回動軸77には、
送気側レバー78に対向するようにスイッチレバー89
が固定されている。また、スイッチレバー89挟んで一
対のリミットスイッチ90a,90bが配設されてい
る。送気側レバー78およぴスイッチレバー89は、モ
ータ83の駆動にしたがって、同時に且つ同一角度回動
する。そして、回動したスイッチレバー89が一方(図
示右側)のリミットスイッチ90aをONすることによ
り、吸気ダンパ72および送気ダンパ73の回収動作位
置が検出され、他方(図示右側)のリミットスイッチ9
0bをONすることにより、吸気ダンパ72および送気
ダンパ73の充填動作位置が検出される。
【0036】コントローラ11は、コントローラ11の
充填ボタン11aまたは回収ボタン11bが押されるこ
とにより(図1参照)、これに対応してモータ83を正
逆のいずれか一方向に回転させ、対応するリミットスイ
ッチ90a,90bがONしたところで、モータ83を
停止し、続いてブロワー71を充填駆動または回収駆動
する。またこのとき、所定時間内にリミットスイッチ9
0a,90bがONしない場合には、吸気ダンパ72お
よび送気ダンパ73が動作不良と判断されるため、モー
タ83を停止させる。そして、モータ83をいったん逆
方向に回転させてから再度同じ動作を行い、これでもリ
ミットスイッチ90a,90bがONしない場合には、
警報を発するようにしている。
【0037】図1に示すように、充填ダクト9はその充
填通路9aが、貯留タンク6の供給口55と、障子2に
構成した充填空間3の充填口12とに連通するように配
設されているが、障子2が開閉自在に構成されているた
め、充填ダクト9の窓枠5と障子2を跨ぐ部分には、充
填通路ジョイント部材16が設けられている。同様に、
回収ダクト10はその回収通路10aが、貯留タンク6
の導入口54と、障子2に構成した充填空間3の回収口
13とに連通するように配設されているが、障子2が開
閉自在に構成されているため、回収ダクト10の窓枠5
と障子2を跨ぐ部分には、回収通路ジョイント部材17
が設けられている。
【0038】充填通路ジョイント部材16と回収通路ジ
ョイント部材17とは、同様の基本構造を有しており、
図7を参照して、回収通路ジョイント部材17を例にこ
れらジョイント部材16,17の構造について説明す
る。同図に示すように、回収通路ジョイント部材17
は、窓枠側ジョイント部材91と障子側ジョイント部材
92とで構成されており、それぞれ内部通路91a,9
2aを有している。障子側ジョイント部材92の内部通
路92aの上流側は、障子2側の回収通路10aに連通
し、窓枠側ジョイント部材91の内部通路91aの下流
側は、窓枠5側の回収通路10aに連通している。
【0039】そして、障子側ジョイント部材92の内部
通路92aの下流側と窓枠側ジョイント部材91の内部
通路91aの上流側とが、ヒンジ4の軸線L上において
連通している。すなわち、ヒンジ4と同軸上において、
障子側ジョイント部材92の接合筒部93が窓枠側ジョ
イント部材91に嵌合し、この状態で、障子側ジョイン
ト部材92が窓枠側ジョイント部材91に対し、ヒンジ
4の軸線L廻りに回動自在に接合されている。
【0040】これにより、窓枠5に対して障子2が回動
(開閉)すると、窓枠側ジョイント部材91に対し、障
子側ジョイント部材92が接合筒部93を中心に回動
し、内部通路91a,92a同士の連続性、すなわち回
収通路10における窓枠5と障子2を跨ぐ部分の連続性
が維持される。このため、回収通路ジョイント部材17
の部分にあっても樹脂粒Aは円滑に搬送され、障子2の
開放状態および閉塞状態に関係なく樹脂粒Aの充填およ
び回収が可能になる。
【0041】次に、図8および図9を参照して、回収通
路ジョイント部材(充填通路ジョイント部材16)17
の第2および第3実施形態について説明する。図8の平
面図に示すように、第2実施形態の回収通路ジョイント
部材17は、窓枠側ジョイント部材95と障子側ジョイ
ント部材96とで構成され、両ジョイント部材95,9
6は、ヒンジ4の軸芯Sと同心円上に位置して円弧状に
形成されている。障子側ジョイント部材96の外周面
は、窓枠側ジョイント部材95の内周面(内部通路95
a)に入れ子式で係合しており、内部通路95a,96
a同士を連通した状態で、障子側ジョイント部材96
は、窓枠側ジョイント部材95に対し、ヒンジ4の軸芯
S廻りに伸縮自在に接合されている。この構成によって
も、障子2の開閉を許容した状態で、回収通路10aに
おける窓枠5と障子2を跨ぐ部分の連続性が維持され
る。
【0042】図9の側面図に示すように、第3実施形態
の回収通路ジョイント部材17は、上記のヒンジ4を兼
用しており、窓枠側ジョイント部材98が窓枠側ヒンジ
片4aに対応し、障子側ジョイント部材99が障子側ヒ
ンジ片4bに対応している。窓枠側ジョイント部材98
および障子側ジョイント部材99には、それぞれ内部通
路98a,99aが形成され、内部通路98a,99a
同士は、上記の第1実施形態と同様の形態で連通してい
る。この構成によっても、障子2の開閉を許容した状態
で、回収通路10aにおける窓枠5と障子2を跨ぐ部分
の連続性が維持される。
【0043】次に、図10を参照して、充填空間3の下
端部の回収口13廻りの構造について説明する。充填空
間3の下端部は、外下框42の外ガラス支持框49の部
位まで延びており、この部分は上記の傾斜片15により
目隠しされている(図2参照)。また、外ガラス支持框
49には見込み方向に複数個の通気孔14が形成されて
いる。さらに、回収ダクト10の、回収口13近傍に
は、その回収通路10aに連通する小孔18が形成され
ている。通気孔14および小孔18は、外部に開放され
ており、充填空間3内の搬送エアーが回収ダクト10を
介して吸引されると、それぞれ少量の外気をリークす
る。
【0044】すなわち、充填空間3内の搬送エアーが吸
引されると、搬送エアーに引かれた回収口13の周辺の
樹脂粒Aが、回収口13に吸い込まれてゆくが、広い充
填空間3から狭い回収口13に樹脂粒Aが集中して流れ
込むと、樹脂粒Aが回収口13の部分でブリッジする
(詰まる)ことがある。このような状態では、上記の小
孔18からエアーが強く流入し、回収口13周辺の搬送
エアーの流れが不安定(乱流)になり、樹脂粒Aのブリ
ッジが自動的に解消される。
【0045】樹脂粒Aの回収が進んで、樹脂粒Aが外ガ
ラス支持框49の位置まで目減りしてくると、こんどは
通気孔14からエアーが強く流入する。また、傾斜片1
5による狭小部分を通過した搬送エアーの流れが不安定
になる。この状態では、樹脂粒Aの残量がかなり少なく
なっており、通気孔14からのエアーにより、樹脂粒A
は吹き上げられるように舞ながら回収口13に吸引され
る。なお、通気孔14は、充填空間3を挟んで回収口1
3に対峙する位置にも形成することが、好ましい。ま
た、上記の小孔18に代えて、吸引系に圧力センサを設
け、樹脂粒Aのブリッジによる圧力低下を検出して、い
ったんブロワー71を停止するようにしてもよい。な
お、傾斜片15は、屋内側から屋外側に張り出すもので
あってもよい。
【0046】次に、図11および図12を参照して、本
実施形態の窓ユニット1における樹脂粒Aの充填動作お
よび回収動作について簡単に説明する。図11は充填動
作を表している。ユーザーがコントローラ11の充填ボ
タン11aを押釦すると、吸気ダンパ72および送気ダ
ンパ73が充填動作位置に切り替わり、ブロワー71が
駆動する。ブロワー71が駆動すると、搬送エアーとし
ての外気が送風口53を通って貯留タンク6内に吹き込
まれる。貯留タンク6内に吹き込まれた搬送エアーは、
その流れに樹脂粒Aを乗せ、ガイド部材61に案内され
て供給口55から充填ダクト9に流れ込み、充填口12
から充填空間3に吹き込まれる。このとき、樹脂粒A
は、充填口12からばらまかれるようにして充填空間3
内を落下し、充填空間3の下部から堆積してゆく。充填
空間3に樹脂粒Aが隙間無く充填されると(時間で制
御)、ブロワー71が停止して充填動作が完了する。
【0047】一方、図12は回収動作を表している。ユ
ーザーがコントローラ11の回収ボタン11bを押釦す
ると、吸気ダクト72および送気ダクト73が回収動作
位置に切り替わり、ブロワー71が駆動する。ブロワー
71が駆動すると、貯留タンク6内のエアーが吸引口5
2を通って吸引され、外部に排気される。この吸引によ
り貯留タンク6内が減圧され、樹脂粒Aを含んだ搬送エ
アーが導入口54から貯留タンク6内に流入する。ここ
で、樹脂粒Aは貯留タンク6内にばらまかれ、且つフィ
ルタ60に阻止されて貯留タンク6内に堆積してゆく、
一方、搬送エアーは、貯留タンク6の上部を流れ、フィ
ルタ60を通過して吸引口52に吸い込まれてゆく。こ
のようにして、充填空間3から樹脂粒Aが回収されると
(時間で制御)、ブロワー71が停止して回収動作が完
了する。
【0048】なお、本発明では、充填空間に対する樹脂
粒の充填および回収を強制的に行うようにしているの
で、貯留タンクを、必ずしも窓枠の上側に配設する必要
はない。なんとなれば、貯留タンクを、室内の戸袋など
に収容するようにしてもよい。また、制御系を一箇所に
集約し、複数の窓ユニットの充填動作および回収動作
を、中央でコントロールするようにしてもよい。さら
に、本発明は、上記の片開き窓の他、両開き窓や横開き
窓などの各種の開き戸形式の窓に適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明の窓ユニットによれ
ば、導入口から貯留タンクに流入した樹脂粒がその自重
で落下してゆくのに対し、エアーは導入口の上側に抜け
てゆくので、貯留タンクに樹脂粒が貯まってきても、常
に搬送エアーの流れが確保される。このため、搬送機構
が過負荷になることがなく、且つ搬送エアーの流速が低
下することがない。したがって、貯留タンクと充填空間
との間で、樹脂粒を円滑に回収することができる。
【0050】また、本発明の他の窓ユニットによれば、
樹脂粒を回収する際に、樹脂粒が回収口にブリッジして
も、小孔から流入するエアーによりブリッジが自動的に
解消されるので、樹脂粒の詰まりを有効に防止すること
ができる。したがって、貯留タンクと充填空間との間
で、樹脂粒を円滑に回収することができる。
【0051】さらに、本発明の他の窓ユニットによれ
ば、ガイド部材により、貯留タンク内の樹脂粒を搬送エ
アーに乗せて、供給口から適切に送り出すことができる
ので、貯留タンクと充填空間との間で、樹脂粒を円滑に
充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る窓ユニットを模式的
に表した構造図である。
【図2】実施形態に係る窓ユニットの縦断面図である。
【図3】実施形態に係る窓ユニットの横断面図である。
【図4】窓ユニットの貯留タンク廻りの斜視図である。
【図5】窓ユニットのブロワーユニット廻りの構造図で
ある。
【図6】窓ユニットのシャッタ開閉機構廻りの構造図で
ある。
【図7】窓ユニットの回収通路ジョイント部材廻りの正
面図である。
【図8】第2実施形態に係る回収通路ジョイント部材廻
りの平面図である。
【図9】第3実施形態に係る回収通路ジョイント部材の
正面図である。
【図10】窓ユニットの充填空間の下部の構造図であ
る。
【図11】窓ユニットの充填動作を示す模式図である。
【図12】窓ユニットの回収動作を示す模式図である。
【符号の説明】
1 窓ユニット、2 障子、2a 内障子、2b 外障
子、3 充填空間、5窓枠、6 貯留タンク、7 ブロ
ワーユニット、9 充填ダクト、9a 充填通路、10
回収ダクト、10a 回収通路、12 充填口、13
回収口、14 通気孔、15 傾斜片、18 小孔、
52 吸引口、53 送風口、54導入口、55 供給
口、57 弁体、60 フィルタ、61 ガイド部材、
61a 第1ガイド板、61b 第2ガイド板、A 樹
脂粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 勇 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 Fターム(参考) 2E016 AA02 BA01 CA01 CB01 CC02 EA03 GA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置した内障子と外障子との間に充
    填空間を構成し、当該充填空間に充填した樹脂粒を、当
    該充填空間から貯留タンクに搬送することで、樹脂粒を
    当該貯留タンクに回収する窓ユニットにおいて、 前記貯留タンクと前記充填空間とを連通する樹脂粒回収
    用の回収通路と、 前記貯留タンク内のエアーを吸引することで、前記回収
    通路を介して前記充填空間から当該貯留タンク内に樹脂
    粒をエアー搬送する搬送機構とを備え、 前記貯留タンクは、前記回収通路に連なる樹脂粒の導入
    口と、前記搬送機構の吸気側に連なる吸引口と、前記搬
    送エアーと前記樹脂粒とを分離するフィルタとを有し、 前記フィルタは、前記貯留タンクの内部を前記導入口側
    と前記吸引口側とに仕切ると共に、前記導入口の上側近
    傍まで延在していることを特徴とする窓ユニット。
  2. 【請求項2】 対向配置した内障子と外障子との間に充
    填空間を構成し、当該充填空間に充填した樹脂粒を、当
    該充填空間から貯留タンクに搬送することで、樹脂粒を
    当該貯留タンクに回収する窓ユニットにおいて、 前記貯留タンクと前記充填空間とを連通する樹脂粒回収
    用の回収通路と、 前記貯留タンク内のエアーを吸引することで、前記回収
    通路を介して前記充填空間から当該貯留タンク内に樹脂
    粒をエアー搬送する搬送機構とを備え、 前記充填空間の下端部には、前記回収通路に連なる回収
    口が開口し、 前記回収口の近傍の前記回収通路には、外気に連なる小
    孔が連通していることを特徴とする窓ユニット。
  3. 【請求項3】 前記充填空間の下端部は内障子および外
    障子のそれぞれの下框の部分まで達し、前記回収口は当
    該充填空間の下框の部分に臨んでおり、 前記充填空間の下框の部分には、前記内障子の下框およ
    び前記外障子の下框の少なくとも一方から先下がりの傾
    斜板が張り出していることを特徴とする請求項2に記載
    の窓ユニット。
  4. 【請求項4】 対向配置した内障子と外障子との間に充
    填空間を構成し、樹脂粒を貯留タンクから前記充填空間
    に搬送して当該充填空間に充填すると共に、充填した樹
    脂粒を当該充填空間から前記貯留タンクに搬送して当該
    貯留タンクに回収することで、採光機能に加え断熱・日
    除け機能を持たせた窓ユニットにおいて、 前記貯留タンクと前記充填空間とを連通する樹脂粒充填
    用の充填通路と、 前記貯留タンクと前記充填空間とを連通する樹脂粒回収
    用の回収通路と、 前記充填通路を介して前記貯留タンクから前記充填空間
    に樹脂粒をエアー搬送すると共に、前記回収通路を介し
    て前記充填空間から前記貯留タンクに樹脂粒をエアー搬
    送する搬送機構とを備え、 前記貯留タンクは、上部に対向配置した前記回収通路に
    連なる導入口および前記搬送機構の吸気側に連なる吸引
    口と、下部に対向配置した前記充填通路に連なる供給口
    および前記搬送機構の送気側に連なる送風口と、前記送
    風口から導入された搬送エアーを前記供給口に向かって
    案内するガイド部材とを有していることを特徴とする窓
    ユニット。
  5. 【請求項5】 前記送風口および前記供給口は、前記貯
    留タンクの略対角位置に配設されており、 前記ガイド部材は、前記貯留タンクの底面に立設され、
    前記供給口に向かって略「ハ」字状を為す一対のガイド
    板を有することを特徴とする請求項4に記載の窓ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記導入口には、前記回収通路からの前
    記貯留タンクへの搬送エアーの流入を許容すると共に、
    前記貯留タンクから前記回収通路への搬送エアーの流出
    を阻止する弁体が設けられていることを特徴とする請求
    項4または5に記載の窓ユニット。
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