JP2000354517A - 顔画像の作成方法 - Google Patents

顔画像の作成方法

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JP2000354517A
JP2000354517A JP11168170A JP16817099A JP2000354517A JP 2000354517 A JP2000354517 A JP 2000354517A JP 11168170 A JP11168170 A JP 11168170A JP 16817099 A JP16817099 A JP 16817099A JP 2000354517 A JP2000354517 A JP 2000354517A
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texture
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JP11168170A
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Nobutoshi Kojima
伸俊 小島
Takahide Minami
孝英 南
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の印象の典型となる顔立ちであって、し
かもテクスチャにリアリティのある顔画像を作成する。 【解決手段】 所定の印象を有するように画像形成した
顔の形状に、現実の人の顔のテクスチャをモーフィング
等の手法で貼り付けることにより顔画像を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の印象を呈す
る顔画像を、リアリティ高く作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧品店等の店頭において、化粧アドバ
イザー等の化粧技術者は、通常、顧客に顔立ちの特徴と
その顔立ちが呈する印象を、幾つかの典型的な印象の顔
画像を提示しつつ説明する。例えば、顔立ちは、大人タ
イプか子供タイプかを示す評価軸、曲線タイプか直線タ
イプかを示す評価軸、男性的か女性的かを示す評価軸等
を用いて分類、評価され、マップ化して表わされる。そ
してこのマップ内に、各評価軸の両極に位置する典型的
な顔画像や、2つの評価軸で挟まれた中間的な印象を有
する顔画像が提示される(特開平10−75823号
等)。
【0003】従来、このように顔立ちと印象の説明に使
用される顔画像は、(1)所定の印象を呈する現実の人の
顔写真、あるいは(2)所定の印象を呈する複数人の顔写
真から画像処理により形成した平均顔、(3)複数人につ
いて顔の形態の特徴量と所定の印象とを統計的に解析
し、画像処理により作成したもの等が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所定の
印象を呈する顔立ちの典型として現実の人の顔写真を使
用すると、たとえ全体としては所定の印象を呈するもの
であっても、顔立ちを構成する目、鼻などの個々の要素
の中には、その形状が当該印象の典型とはいえないもの
が含まれている場合が多い。そのため、現実の人の中か
ら、顔立ち全体としても、個々の要素としても、所定の
印象の典型であるといえる顔立ちを有する者を見出すの
は極めて難しい。
【0005】一方、所定の印象を呈する複数人の顔写真
を用いて形成した平均顔は、顔立ち全体としても、目、
鼻などの個々の要素についても、形状的には所定の印象
の典型となる。しかしながら、平均顔では肌の色まで平
均化され、肌の色むらが無くなるので、テクスチャが不
自然になるという問題がある。特に、高齢者の平均顔を
形成すると、高齢者の顔であるにもかかわらず、しわ、
シミ、そばかすがなくなり、極めて不自然なものにな
る。
【0006】複数人について顔の形態の特徴量と印象を
統計的に解析し、画像処理により作成した顔画像も、上
記の平均顔と同様に、肌色がきれいすぎてリアリティに
欠け、現実の肌に見えないという問題がある。
【0007】これに対して本発明は、顔全体としても個
々の要素についても、所定の印象の典型となる顔立ちで
あって、しかもテクスチャにリアリティがある顔画像を
作成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、所定の印
象を有する顔立ちの典型となる顔画像を作成する場合
に、形状とテクスチャの作成手法を区別し、形状につい
ては、所定の印象を有する顔立ちの典型となるものを任
意の方法で作成するが、テクスチャについては、現実の
人の顔のテクスチャをそのまま画像に反映させることに
より、上記の目的が達成できることを見出した。
【0009】即ち、本発明は、所定の印象を有する顔の
形状を画像形成し、その顔の形状に現実の人の顔のテク
スチャを貼り付けることを特徴とする顔画像の作成方法
を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の顔画像の作成方法のフロ
ーチャートである。
【0012】本発明においては、まず、所定の印象を有
する顔立ちの典型となるように、顔の形状を作成する。
このための手法について、特に限定はない。例えば、所
定の印象を有する顔立ちの人の顔写真を複数人分(好ま
しくは、10人分以上)について撮り、それを「平均操
作による顔画像分析」(永田ら、電子情報通信学会春季
大会誌、A-250(1993))に記載されている顔画像の平均
操作の手法等に従い、コンピュータで画像処理して平均
化することにより作成することができる。
【0013】また、複数人について顔の形態の特徴量と
印象を統計的に解析し、所定の印象を有する顔立ちの形
状をコンピュータの画像処理により作成してもよい。こ
の具体的手法としては、例えば、まず、複数人について
顔画像の特徴量を測定する。一方、一又は複数の印象の
評価軸(例えば、大人タイプか子供タイプかを示す評価
軸(以下、年齢印象要素軸と称する)、男性的か女性的
かを示す評価軸(以下、性別印象要素軸と称する)、曲
線タイプか直線タイプかを示す評価軸等を用いて顔立ち
を評価し、その評価値と上述の特徴量との回帰式を公知
の統計解析プログラムで処理することにより求める。そ
して、その回帰式に基づいて、所定の印象を有する顔立
ちの典型的な特徴量を得、その特徴量を画像化すること
により顔の形状を作成する。
【0014】これら印象の評価軸の中でも年齢印象要素
軸と性別印象要素軸との双方は、全ての者が印象の根底
に抱く評価軸であるため、これらの2軸を評価軸として
使用することが好ましい。
【0015】また、ここで特徴量としては、顔画像中の
所定の部位間の距離などを使用することができる。より
具体的には、例えば、図2(a)の顔正面図に示すよう
に、顔の長さY0、顔の横幅X0、ひたいの長さY1、
鼻の長さY2、頬の幅、特に口の高さでの頬の幅(あご
の幅とも称する)X4、上あごの長さY3、目の横幅X
1、目の縦幅Y4、目と目の間隔X2、目の高さでの顔
の輪郭線から目の横方向の中心位置(目頭と目尻の中
央)までの距離(目の位置(横)と称する)X6等をあ
げることができる。
【0016】顔画像の特徴量としては、上記のような直
接的な測定点間の距離の計測値の他、それらの計測値か
ら計算により求められる比率や面積、例えば、口の縦幅
Y5を横幅X3で割ることにより計算できる口の丸さ
や、あごの幅X4と下あごの長さY6を用いて計算され
るあごの角度をあげることができる。また、測定点間を
結ぶ直線の傾きや測定点間を結ぶ直線同士のなす角度、
例えば、目頭と目尻を結ぶ直線L1の画像の水平線に対
する角度θ1や、鼻の幅X5を底辺とし、この底辺の垂
直二等分線が、目の上ラインL2と目の下ラインL3と
の中間ラインL4と交わる点を頂点P1とする二等辺三
角形を想定した場合の二等辺三角形の頂角θ2(鼻筋角
と称する)なども挙げることができる。
【0017】さらに、図2(b)のような顔側面図の鼻
尖P2と眉間P3とを結ぶ直線L5と鼻根P4との距離
Z1なども特徴量とすることができる。
【0018】なお、これら顔画像の特徴量は、画像入力
装置で撮った顔画像をコンピュータに取り込ませ、それ
をコンピュータが計測するようにすることが好ましい。
【0019】顔画像の特徴量と所定の評価軸における印
象の評価値との回帰式を算出した後、それに基づいて、
所定の印象を有する典型的な顔の形状を画像作成する手
法としては、対応する特徴点のモーフィング手法(例え
ば、第20回画像工学コンファレンス,33(1989))を挙
げることができる。
【0020】本発明において、所定の印象を有する顔立
ちの典型となるように、顔の形状を作成する方法として
は、上述の方法の他、顔の標本集合の主成分分析によっ
て得られる固有顔を用いて顔形状を作成する方法(J.Co
gnitive Neurosci.,3,71(1991))等もあげることができ
る。
【0021】本発明において顔の形状を作成した後は、
その形状に現実の人の顔のテクスチャを貼り付ける。な
おここで、テクスチャとは、肌の色、艶等を含む顔の色
分布を意味する。こうして得られる顔画像は、複数人の
テクスチャを平均化したものと異なり、現実の一個の生
体のテクスチャが反映されたものとなるので、肌の色む
ら、シミ、そばかす、しわ等が備わり、リアリティの高
い顔画像となる。
【0022】本発明において、顔の形状に貼り付けるテ
クスチャとしては、現実の人のものである限り、素肌で
もよく化粧肌でもよい。素肌のテクスチャあるいは化粧
肌のテクスチャを貼り付けた場合、それぞれ、所定の印
象を有する素肌の顔画像あるいは所定の印象を有する化
粧肌の顔画像を得ることができる。
【0023】また、一般に顔のテクスチャは年齢及び性
別により大きく変化するので、本発明において顔の形状
に貼り付けるテクスチャとしては、その形状の作成時に
意図されている年齢印象要素及び/又は性別印象要素の
評価値と適合させることが好ましい。例えば、大人っぽ
い印象を呈する女性的な顔の形状を作成した場合に、そ
の形状に貼り付けるテクスチャは、それと一致する印象
要素の評価値(大人っぽく、女性的)をもつ人のものが
好ましい。
【0024】顔の形状に現実の人の顔のテクスチャを貼
り付ける手法としては、「構造モデルを用いた画像分析
合成符号化方式」(電子情報通信学会論文誌(B),J72-B,
200(1989))に記載されているモーフィングの手法をあ
げることができる。
【0025】こうしてテクスチャの貼り付けにより所定
の印象を有し、かつリアリティのある顔画像が得られる
が、得られた顔画像は、コンピュータに接続したディス
プレイやプリンタから出力させるなど、任意の方法で利
用することができる。
【0026】また、こうして得られた顔画像に、さらに
任意の髪型を貼り付けてもよく、さらに、「3次元感情
モデルに基づく表情分析・合成システムの構築」(川上
ら、信学技報,HCS95-27,7(1996))に記載の手法を利用
することにより表情を加えてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、所定の印象の典型とな
る顔立ちであって、しかもテクスチャにリアリティのあ
る顔画像を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の顔画像の作成方法のフローチャート
である。
【図2】 特徴量の説明図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の印象を有する顔の形状を画像形成
    し、その顔の形状に現実の人の顔のテクスチャを貼り付
    けることを特徴とする顔画像の作成方法。
  2. 【請求項2】 顔の形状に意図されている性別印象要素
    及び/又は年齢印象要素の評価値と一致する印象要素の
    評価値を持つ現実の人のテクスチャを貼り付ける請求項
    1記載の顔画像の作成方法。
  3. 【請求項3】 印象を性別印象要素軸と年齢印象要素軸
    の評価値で評価する場合に、複数人について顔画像の特
    徴量と、性別印象要素軸又は年齢印象要素軸で評価した
    印象の評価値との回帰式とを求め、その回帰式に基づい
    て当該印象の典型的な特徴量を得、その特徴量を画像化
    することにより顔の形状を画像形成する請求項1又は2
    記載の作成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030091345A (ko) * 2002-05-27 2003-12-03 (주)워치비젼 살아있는 얼굴의 진위 여부 검사 시스템 및 그 방법
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CN113673382A (zh) * 2021-08-05 2021-11-19 厦门市美亚柏科信息股份有限公司 一种人脸图像聚类中非活体过滤的方法、装置、介质

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