JP2000354063A - パケットのマルチキャスト配送システム - Google Patents

パケットのマルチキャスト配送システム

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JP2000354063A JP16346399A JP16346399A JP2000354063A JP 2000354063 A JP2000354063 A JP 2000354063A JP 16346399 A JP16346399 A JP 16346399A JP 16346399 A JP16346399 A JP 16346399A JP 2000354063 A JP2000354063 A JP 2000354063A
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    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はパケットのマルチキャスト配送シス
テムに関し、アドレス設定とルータ設定を容易にしたマ
ルチキャスト配送システムを提供することを目的として
いる。 【解決手段】 転送されるパケットヘッダに複数の宛先
アドレスリストとその未配送ビットマップを持つパケッ
トを、ユニキャスト経路に従って中継する手段をルータ
1又はノード4に具備して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散パケット交換網
におけるマルチキャスト配送システムに関する。インタ
ーネットを代表とする分散パケット交換網においては、
パケット配送形式を宛先指定方法によって幾つかに分類
している。現在のインターネットで使用されているIP
v4や次世代インターネットの標準であるIPv6で
は、以下のパケット配送が用いられている。 宛先が唯一のインターフェィスを表わすアドレスであ
るユニキャスト 宛先が複数のインターフェィスのグループを表し、そ
の全てへパケットのコピーを配送するマルチキャスト 宛先が複数のインターフェィスのグループを表し、そ
の中のいずれか一つにパケットを配送するエニーキャス
ト 本発明は前記のマルチキャストに関するものである。
マルチキャストは、同一の発信内容を複数のノードに効
率よく配送できるので、マルチメディアデータの放送
や、多地点音声動画会議等への応用が試みられている。
【0002】
【従来の技術】IPv4におけるマルチキャスト実現を
例に従来技術を説明する。現在標準化が提案されている
IPv6においても実現方法はほぼ同様である。実際に
マルチキャストを実行するためには、以下の3つの手順
を踏むことになる。 マルチキャストのアドレスの割り当て 経路設定の依頼 パケットの配送 これらの手順について、以下に説明する。
【0003】マルチキャストのアドレスの割り当て IPv4では、4オクテットのIP(Internet
Protocol)アドレス空間のうち、16分の1
をクラスDと呼ばれるマルチキャストのためのアドレス
に割り当てている。クラスDのアドレスは、上位4ビッ
トが1110で始まるように決められている。パケット
のマルチキャストを行なう送信者は、マルチキャストす
るための宛先ノードのグループ毎に一つずつIANA
(Internet Assigned Number
Authority)、ICANN(Interne
t Corporation for Assigne
dNames and Numbers)より、マルチ
キャストアドレスの割り当てを受ける。
【0004】経路設定の依頼 発信者は受信者の一つ一つと連携をとりながら、予め、
マルチキャストパケットが配送される経路上の全てのル
ータにの実際のパケット配送で使用される経路設定を
依頼する必要がある。
【0005】パケットの配送 IPv6パケットは、ユニキャスト・マルチキャストと
も図20に示すヘッダフォーマットを持つ。図のver
sionは、版数であり、classはビデオ、オーデ
ィオ、データの何れであるかを知らせるためのものであ
り、FlowLabelは、フローに対して何番のフロ
ーをつけてやるかを決定するものである。
【0006】Payload Lengthはデータの
長さを示し、Next Headerは何のプロトコル
であるかを予め知らせるためのものである。Hop L
imitは、ネットワーク内でパケットが堂々巡りしな
いようにパケットの中継回数の上限を示すものである。
【0007】Source Addressは、発信元
アドレス、DestinationAddressは、
宛先アドレスである。最後に上位プロトコルデータがく
る。
【0008】送信ノードはこのうち、宛先アドレスに割
り当てられたマルチキャストアドレスを格納して送信す
る。途中のルータは、パケットを正しい方向に中継する
ために予め用意された経路表を検索する。経路表は、概
略図21のようになっている。図中、ネットワーク列に
は、インターネット上で、このルータから到達可能なネ
ットワークを列挙してある。
【0009】ネットワークは、ネットワークプリフィク
スとマスクで表現する。例えば、プリフィクスが3FF
E:501:1000::でマスクが40(FFFF:
FFFF:FF00::)ならば、3FFE:501:
1000:0:0:0:0:〜3FFE:501:10
FF:FFFF:FFFF:FFFF:FFFF:FF
FFを範囲とするネットワークを表わす。
【0010】ディスティネーション列には、そのネット
ワーク宛のパケットを配送するために、このルータ自身
が次に配送を依頼するべきルータのアドレスneigh
borと、そのためにパケットを送出するインターフェ
ィスを表している。経路表検索は、先ず検索対象となる
アドレスとnetmaskの論理積(AND)を計算
し、結果がネットワークプリフィクスと等しくなる項目
を探す、検索した項目のディスティネーションneig
hborに対してパケットをインターフェィスから配送
する(この経路表検索には種々の高速化技法があり、特
許も多数申請されている。)。
【0011】ユニキャストアドレスを中継する際には、
宛先(ディスティネーション)は必ず一つだけ設定され
ており、指定されたインターフェィスから指定された次
のルータへパケットを渡すことになる。発信者から受信
者までの全てのルータで必ず1つずつの次のルータが設
定されているので、結果としてパケットは1本の経路上
を配送されることになる。
【0012】一方、マルチキャストに関しては、ルータ
により宛先(ディスティネーション)が1つの場合と、
2つ以上存在する場合を許す。1つの場合にはユニキャ
ストと同じ動作を行なうが、2つ以上の場合は、それぞ
れにパケットをコピーして配送する。これにより発信時
に1つだったパケットがネットワーク上で枝分かれしな
がら複数の受信者へ到達することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】既存のマルチキャスト
方式には以下の問題がある。 アドレス割り当て マルチキャストを行なう場合、配送するグループ毎に一
つずつマルチキャストアドレスを割り付ける必要があ
る。現行のテレビ・ラジオの代替としての放送型マルチ
キャストの場合は、恒常的にアドレスを割り付けること
ができるが、多地点テレビ会議中継等の動的にチャネル
が増える通信の場合にはその都度動的にマルチキャスト
アドレスの払い出しを行なう必要がある。これは、イン
ターネットで一意になるように行なう必要があり、その
整合性をとるために、ある程度の複雑度を持った仕組み
が必要になる。
【0014】ルータ設定 マルチキャストアドレスの割り当て後、発信者から宛先
クライアント一つ一つに至る経路の途中にある全てのル
ータの経路表にマルチキャストアドレスの項目の設定を
行なう必要がある。インターネットの基幹となるルータ
では、この経路表が膨大な数になる。更に、マルチキャ
ストアドレスに対応する宛先ノードグループはメンバが
頻繁に入れ替わる。そのたびに経路を再計算し経路表の
更新を行なう必要がある。この処理量も膨大な量とな
る。
【0015】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、アドレス設定とルータ設定を容易にした
マルチキャスト配送システムを提供することを目的とし
ている。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1)図1は本発明の原
理ブロック図である。図に示すシステムは、ルータ1同
士が専用線2を介して接続されている。各ルータ1に
は、ノード4が接続されている。3は専用線上を転送さ
れるパケットである。
【0017】図では、転送されるパケットヘッダに複数
のアドレスリストとその未配送ビットマップを持つパケ
ットをユニキャスト経路に従って、中継するようになっ
ている。この中継手段は、ルータ1又はノード4内に設
けられる。なお、ノード4は、以下に説明するトランス
ミッタ又はクライアントとして機能する。
【0018】このように構成すれば、マルチキャスト経
路情報を持たずに、ユニキャスト経路情報だけでマルチ
キャスト配送が可能となる。 (2)請求項2では、同一パケットを複数の宛先に配送
する際に、宛先アドレスのリストと、未配送ビットマッ
プをパケットヘッダに格納して送信する場合において、
ノードは自己が送信し、自己のインタフェースに到着し
たパケットを検査し、自ノードが宛先リストに含まれて
いる時に、これを受理することを特徴とする。
【0019】このように構成すれば、マルチキャスト経
路情報を持たず、ユニキャスト経路情報だけでマルチキ
ャスト配送が可能となる。 (3)請求項3では、同一パケットを複数の宛先に配送
する際に、宛先アドレスのリストと未配送ビットマップ
をパケットヘッダに格納して送信するトランスミッタを
具備し、前記ルータは、トランスミッタが分岐正則印を
添えて送信したパケットを中継する際に、未配送ビット
マップで未配送となっている列の両端の2ノード分につ
いて経路表検索を行ない、分岐不要の場合には、他のア
ドレスに関する経路探索を省略し、分岐が必要な場合に
のみ全宛先の経路表検索を行なうことを特徴とする。
【0020】このように構成すれば、マルチキャストパ
ケット配送を行なう際に、検索すべきユニキャストアド
レスの数が少なく、パケット配送処理が小さくなる。 (4)請求項4では、パケットを分岐させる際に、配送
済みとなったアドレスについてはアドレスとして意味の
ない値に変更してから配送することを特徴とする。
【0021】このように構成すれば、マルチキャストに
参加している他のクライアントに対して、自身が参加し
ていることを秘匿できる。また、同一パケットを複数の
宛先に配送する際に、宛先アドレスのリストと未配送ビ
ットマップをパケットヘッダに格納して送信するトラン
スミッタを具備するように構成すれば、中継ルータ群に
対して、マルチキャスト経路情報設定依頼を行なうこと
なく、マルチキャストパケットの発信が可能となる。
【0022】また、リストにおけるアドレス出現順位
を、パケット配送経路上の任意のパスにおいて、未配送
ビットマップの未配送部分が常に連続するように、予め
整列され、配送済みであることを示す印を添えて送信す
るトランスミッタを具備するように構成すれば、分岐正
則ルータ(後述)が、効率的にマルチキャストパケット
配送を行なうことが可能となる。
【0023】また、前記トランスミッタが分岐正則印を
添えて送信したパケットを中継する際に、未配送ビット
マップで未配送となっている列の両端の2ノード分につ
いてのみ経路表検索を行ない、分岐不要の場合には他の
アドレスに関する経路探索を省略し、分岐が必要な場合
にのみ全宛先の経路表検索を行なうルータを具備するよ
うに構成すれば、マルチキャストパケット配送を行なう
際に、請求項1のルータに比べて検索すべきユニキャス
トアドレスの数が少なく、パケット配送処理が小さくな
る。
【0024】また、アドレスリストを持つ分岐探索パケ
ットを送信し、得られた探査結果を元に分岐正則リスト
を作成するトランスミッタを具備するように構成すれ
ば、分岐正則リストの自動的な作成が可能になる。ま
た、管理者等が予め正則なリストを作成する必要がなく
なる。
【0025】また、トランスミッタが送信した経路探査
パケットについて、経路表検索を行ない、分岐を行なう
際には、自ルータまでの未配送経路リストの最後尾に、
未配送ビットマップを追加して探査パケットを中継し、
分岐しない場合にはそのまま探査パケットを中継するル
ータを具備するように構成すれば、分岐正則リストの自
動的な作成が可能になる。また、管理者等が予め正則な
リストを作成する必要がなくなる。
【0026】また、前記探査パケットが中継された宛先
ノードで、探査パケットの未配送経路リストをそのまま
トランスミッタに返送するクライアントを具備するよう
に構成すれば、分岐正則リストの自動的な作成が可能と
なる。また、管理者等が予め正則なリストを作成する必
要がなくなる。
【0027】また、経路表検索の結果、同じルータへ中
継する宛先が1つ若しくは2つとなる経路がある場合、
2つになる経路を1つまでか、1つになる経路を2つま
で経路探索パケットの中継を省略するルータを具備する
ように構成すれば、経路探索のためのパケット数が少な
くなり、トランスミッタでの判断の処理が少なくなる。
また、ネットワーク流量を節約できる。更に、ルータ/
クライアントの中継処理、折り返し処理が節約できる。
【0028】また、前記ルータによって、経路探査パケ
ットが省略されていることを前提に、分岐木を解析して
アドレスリストを分岐正則に整列させるルータを具備す
るように構成すれば、経路探索のためのパケット数が少
なくなり、トランスミッタでの判断の処理が少なくな
る。また、ネットワーク流量を節約できる。更に、ルー
タ/クライアントの中継処理、折り返し処理が節約でき
る。
【0029】また、一連のパケット送信の途中で、宛先
アドレスの追加/削除ができるトランスミッタを具備す
るように構成すれば、マルチキャスト配送中のチャネル
に、途中から参加/脱退が可能になる。
【0030】また、追加したアドレスに関する経路探索
を行ない、アドレスを分岐正則に保つトランスミッタを
具備するように構成すれば、マルチキャスト配送中のチ
ャネルに、途中から参加/脱退しても分岐正則による配
送の効率化が継続する。
【0031】また、定期的にアドレスリストが分岐正則
かをチェックする正則検査パケットを送信し、非正則通
知がくると正則化をやり直すトランスミッタを具備する
ように構成すれば、マルチキャスト中継中に途中経路の
変更があっても、一定時間で検出し、適応することが可
能になる。
【0032】また、前記トランスミッタが出す正則検査
パケットのアドレスリストを経路表検索し、正則性が崩
れていた場合に非正則通知を返送し、それ以外は検査パ
ケットを中継するルータを具備するように構成すれば、
マルチキャスト中継中に途中経路の変更があっても、一
定時間で検出し、適応することが可能になる。
【0033】また、前記トランスミッタ及びルータで、
パケットの元の宛先アドレスとして、未配送アドレスリ
ストのノードのうち一つを格納するように構成すれば、
マルチキャスト配送経路の途中に本発明による配送を介
さないルータが存在しても、マルチキャスト中継が可能
になる。
【0034】また、自己が送信し、自己のインタフェー
スに到着したパケットを検査し、自ノードが宛先リスト
に含まれている時に、これを受理するノードを具備する
ように構成すれば、マルチキャスト経路情報を持たず、
ユニキャスト経路情報だけでマルチキャスト配送が可能
となる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明では、上記の問題を、従来
のパケットに宛先が一つしか指定できなかったのを改
め、複数の宛先アドレスのリストとリスト中で未配送な
ものを示すビットマップをパケットの拡張ヘッダとして
添付することで解決するものである。
【0036】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
例を詳細に説明する。マルチキャストでデータを送信す
るサーバは、図2に示す形式のパケットを作成する。I
Pヘッダと異なる項目それぞれの意味は以下のようにな
る。
【0037】(a)Destination Addr
ess(MSC address) このパケットがMSC(Multicast for
Small Community)であることを示す特
殊なIPアドレス。途中のルータが本発明のマルチキャ
スト方式でこのパケットを処理すべきであることを判別
できるようにする。
【0038】(b)MSC options 以降の処理バリエーションを確保する際にこの項目にオ
プションを指定する。 (c)# of dest 本パケットに含まれるアドレスのリストの長さ (d)Dstination Address #n マルチキャストアドレスを配送するべきn個めの宛先ア
ドレス (e)destination bitmap 上記アドレスのリストのうち、本パケットがこれから到
達すべき宛先のn番目を“1”、本パケットからは到達
させる必要がないものは“0”で表わすビットマップ。
最初の発進時は全て“1”とする。
【0039】宛先アドレスが32を超えた場合には、3
2個目のアドレスの次に33個目から65個目までのア
ドレスのビットマップを挟んでアドレスのリストを続け
て添付する。
【0040】本実施の形態例のルータは、リストのアド
レスのうちビットマップが“1”になっているものにつ
いて、ユニキャストのための経路表を検索する。検索し
た結果、次のルータ一つ一つについてパケットを転送す
る。この際、検索結果の次のルータが同じものについて
は、パケットを一つで済ますので、マルチキャストにな
る。中継パケットが更に中継されるべき宛先アドレスの
位置を示すビットマップを“1”とし、他は“0”とす
る。
【0041】このように構成すれば、マルチキャスト経
路情報を持たずに、ユニキャスト経路情報だけでマルチ
キャスト配送が可能となる。以上の中継によって、パケ
ットは最終目的ノードまで到達し、このノードによっ
て、リストが検査され、自己宛のアドレスがある場合
は、これを受理し、より上位のプロトコルスタック
(例:TCP)処理を行なう。この実施の形態例によれ
ば、自己が送信し、自己のインターフェィスに到着した
パケットを検査し、自ノードが宛先リストに含まれてい
る時に、これを受理するノードを具備することにより、
マルチキャスト経路情報を持たず、ユニキャスト経路情
報だけでマルチキャスト配送が可能となる。
【0042】以降における分岐正則とは、ルータにおけ
る経路表検索を簡略化するための、前処理が施されてい
るアドレスリストの性質である。分岐正則なアドレスリ
ストとは、マルチキャスト経路の全てのルータにおい
て、ビットマップが“1”となるノードが必ず連続する
ことが保証されているような順番に整列しているもので
ある。例えば、図3(一実施の形態例を示すブロック
図)に示すように分岐するマルチキャストで、[a,
b,c,d,e,f,g]というアドレスリストを考え
る。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0043】分岐深さは、a,f,gが2、b,c,
d,eが3であるものとする。発信者からdまでの経路
でルータでの分岐を3回通る。その間にビットマップは
図4に示すように変化し、経路のどの点でもビットマッ
プ1は連続している。これが全ての終点で成り立つの
で、[a,b,c,d,e,f,g]は分岐正則であ
る。
【0044】一方、リスト[a,g,f,b,c,d,
e]は、aに向かう最初の分岐で、ビットマップが
[1,0,0,1,1,1,1]となり“1”が離れて
しまう。従って、分岐正則ではない。
【0045】分岐正則であることを保証されている場合
には、ビットマップで“1”となっている部分の両端に
あるアドレスのみをまず経路表検索し、それが同じルー
タへ中継することになっていれば、その間にある宛先へ
も同じルータを経由して配送することが保証できるの
で、それについては経路表を検索することなしで次の中
継先を決定することができる。
【0046】本実施の形態例は、同一パケットを複数の
宛先に配送する際に、宛先アドレスのリストと未配送ビ
ットマップをパケットヘッダに格納して送信するトラン
スミッタを具備することにより、中継ルータ群に対し
て、マルチキャスト経路情報設定依頼を行なうことな
く、マルチキャストパケットの発信が可能となる。
【0047】このような形式でパケットを発信するトラ
ンスミッタと、これにより経路表検索を効率的に行なう
ルータを記述することができる。この方法を採用してマ
ルチキャストを行なうために、トランスミッタはアドレ
スリストが分岐正則であることを示すビットをMSCオ
プションに設定し、ルータはこのビットが立っているか
を検査して、経路表検索方法を切り替える。
【0048】この実施の形態例によれば、リストにおけ
るアドレス出現順位を、パケット配送経路上の任意のパ
スにおいて、未配送ビットマップの未配送部分が常に連
続するように、予め整列され、配送済みであることを示
す印を添えて送信するトランスミッタを具備することに
より、分岐正則ルータが効率的にマルチキャストパケッ
ト配送を行なうことが可能となる。
【0049】また、前記トランスミッタが分岐正則印を
添えて送信したパケットを中継する際に、未配送ビット
マップで未配送となっている列の両端の2ノード分につ
いてのみ経路表検索を行ない、分岐不要の場合には他の
アドレスに関する経路検索を省略し、分岐が必要な場合
にのみ全宛先の経路表検索を行なうルータを具備するこ
とにより、マルチキャスト配送を行なう際に、請求項1
のルータに比べて検索すべきユニキャストアドレスの数
が少なく、パケット配送処理が小さくなる。
【0050】上記の分岐正則にリストを整列させるため
の仕組みについて説明する。トランスミッタは分岐正則
としたいアドレスのリストを上位プロトコルデータが空
のパケットに添付し、MSCオプションに経路探索依頼
である印を添付して発信する。ルータは、請求項1の動
作をしてパケットをマルチキャストすると同時に、若し
パケットを分岐するならば、上位プロトコルデータ部分
の最後尾に、どのように分岐を行なったかをビットマッ
プとして追加記録する。
【0051】パケットが宛先クライアントに到達する
と、トランスミッタからどのように分岐してきたかの履
歴が記録されてきたことになる。これをトランスミッタ
にそのまま返信する。トランスミッタに全てのクライア
ントから分岐履歴が帰ってきたところで、分岐木を解析
しリストを分岐正則に整列させる。
【0052】この実施の形態例によれば、アドレスリス
トを持つ分岐探索パケットを送信し、得られた調査結果
を元に分岐正則リストを作成するトランスミッタを具備
することにより、分岐正則リストの自動的な作成が可能
となる。また、管理者等が予め正則なリストを作成する
必要がなくなる。
【0053】また、トランスミッタが送信した経路探索
パケットについて、経路表検索を行ない、分岐を行なう
際には、自ルータまでの未配送経路リストの最後尾に未
配送ビットマップを追加して探査パケットを中継し、分
岐しない場合にはそのまま探査パケットを中継するルー
タを具備することにより、分岐正則リストの自動的な作
成が可能になる。また、管理者等が予め正則なリストを
作成する必要がなくなる。
【0054】また、前記探査パケットが中継された宛先
ノードで、探査パケットの未配送経路リストをそのまま
トランスミッタに返送するクライアントを具備すること
により、分岐正則リストの自動的な作成が可能となる。
また、管理者等が予め正則なリストを作成する必要がな
くなる。
【0055】また、分岐正則探査において、正則が自明
となる部分分岐木についてはその先の探査をおこなわな
くても分岐正則なリストが作成できることを利用して、
探査処理を効率化する発明を記述することができる。
【0056】探索を行わなくてもよい理由は、以下のア
ドレスの個数に関する数学的帰納法で示すことができ
る。先ず、アドレスが1個及び2個の場合には、自明に
分岐正則である。
【0057】次に、n−1個以下リストについて分岐正
則なリストが作れるものとする。アドレスが3個以上
(仮にn個とする)である場合を考える。あるルータが
n個の宛先が未配送である探査パケットを受け取ったも
のとする。これを分岐させると、最小で2グループ、最
大nグループに枝分かれする。それぞれ未配送宛先は、
最小で1個、最大でn−1個含む。ここで、グループが
含む宛先が1個のものと2個のものの個数で分類する
と、図5に示すようなものとなる。
【0058】(あ)は、宛先が1個及び2個のグループ
がなく、3以上のグループへしか分岐していないことに
なる。但し、分岐はしているので、各グループは、n−
1個以下になる。この場合は、履歴を追加更新し、全て
のグループに探査パケットを中継することで、中継先か
ら帰ってくるパケットで、分岐先の部分リストを分岐正
則にすることができる。これを全てのグループについて
連結すればよい。
【0059】(い)は宛先1個のグループが1つある
が、宛先2個のグループがない場合である。宛先1個の
グループは、それ自身が分岐正則であることは自明なの
で、中継しない。他のグループについて中継する。その
結果、他のグループについて履歴が帰る。省略した1個
のグループには履歴は帰らないが、他のグループの履歴
を集めると、分岐は1つあったことがわかるので、これ
を他のグループの分岐正則と連結すればよい。
【0060】(う)は同様であるが、省略したのが宛先
が1つのグループ1つか、宛先が2個のグループ1つの
どちらかであるが、どちらにしろ足りない2つの宛先を
連結すれば分岐正則なので、これを他のグループの分岐
正則リストに接続する。
【0061】この実施の形態例によれば、経路表検索の
結果、同じルータへ中継する宛先が1つ若しくは2つと
なる経路がある場合、2つになる経路を1つまでか、1
つになる経路を2つまで経路探査パケットの中継を省略
するルータを具備することで、経路探索のためのパケッ
ト数が少なくなり、トランスミッタでの判断の処理が少
なくなる。また、ネットワーク流量を節約できる。更
に、ルータ/クライアントの中継処理、折り返し処理が
節約できる。
【0062】また、ルータによって経路探査パケットが
省略されていることを前提に、分岐木を解析してアドレ
スリストを分岐正則に整列させるルータを具備すること
により、経路探索のためのパケット数が少なくなり、ト
ランスミッタでの判断の処理が少なくなる。また、ネッ
トワーク流量を節約できる。更に、ルータ/クライアン
トの中継処理、折り返し処理が節約できる。
【0063】また、宛先を変更してアドレスを追加/削
除することができるトランスミッタを実現することがで
きる。これによれば、一連のパケット送信の途中で宛先
アドレスの追加/削除ができるトランスミッタを具備す
ることにより、マルチキャスト配送中のチャネルに途中
から参加/脱退が可能になる。
【0064】また、分岐正則を利用して効率化している
状況で、前記トランスミッタ動作をを行なう際に分岐正
則化を全てに対してもう一度やり直すトランスミッタで
ある。この実施の形態例によれば、追加したアドレスに
関する経路探索を行ない、アドレスを分岐正則に保つト
ランスミッタを具備することにより、マルチキャスト配
送中のチャネルに、途中から参加/脱退しても分岐正則
による配送の効率化が継続する。
【0065】また、ルータがパケットを分岐する際に、
ビットマップを“0”にしたアドレスについては内容を
クリアし、途中経路や終点等のホストが他にどこにマル
チキャストしたかを隠蔽することができる。この発明に
よれば、マルチキャストに参加している他のクライアン
トに対して、自身が参加していることを秘匿できる。
【0066】また、一度構築した正則リストの有効性を
検査し、ルーチング環境が変わった際でも適応可能にす
る仕組みを実現することができる。トランスミッタが、
要検査をオプションに設定にすると、経路の各ルータは
正則性をチェックする。崩れていなければ履歴と共に発
信元に送り返す。トランスミッタはこれを受けて、必要
な部分リストについては改めて正則化を行なう。
【0067】この実施の形態例によれば、定期的にアド
レスリストが分岐正則かをチェックする正則検査パケッ
トを送信し、非正則通知がくると正則化をやり直すトラ
ンスミッタを具備することにより、マルチキャスト中継
中に途中経路の変更があっても、一定時間で検出し、適
応することが可能になる。
【0068】また、前記トランスミッタが出す正則検査
パケットのアドレスリストを経路表検索し、正則性が崩
れていた場合に非正則通知を返送し、それ以外は検査パ
ケットを中継するルータを具備することにより、マルチ
キャスト中継中に途中経路の変更があっても、一定時間
で検出し、適応することが可能になる。
【0069】また、中継途中にMSCに対応しないルー
タがあった場合にもMSCが通るようにIPv6ヘッダ
の宛先をMSCを表わすアドレスを入れないで、MSC
リストのうち、未配送のアドレスの一つを入れておくこ
とができる。非MSCルータは、これを通常のユニキャ
ストと同様に中継するが、途中か終点でMSCを解釈す
るルータがこれを分岐できる。
【0070】この実施の形態例によれば、トランスミッ
タ及びルータで、パケットの元の宛先アドレスとして、
未配送アドレスリストのノードのうち一つを格納するこ
とにより、マルチキャスト配送経路の途中に本発明によ
る配送を介さないルータが存在しても、マルチキャスト
中継が可能になる。
【0071】図6は本発明の他の実施の形態例を示すブ
ロック図である。この図では、ルータ1同志が専用線6
を介して接続され、各ルータには、ノードa〜hが接続
されている。以下、このネットワークを用いて実施の形
態例を説明する。このネットワークでは、ホスト8台
(a〜h)、4本のイーサネット(登録商標)(W〜
Z)、1本の専用線6、ルータR1、R2の2台からな
る。
【0072】ホストのIPアドレスは、それぞれa〜h
とし、ルータのインターフェィス各々のIPアドレス
は、専用線がr1、r2、イーサネット側がw、x、
y、zとする。この時、a、bは図7に示すような経路
表を持つ。
【0073】同様に、c、dはW、wをそれぞれX、x
に、e、fはY、yに、g、hはZ、zに変えた経路表
となる。一方、ルータR1、R2の経路表は図8に示す
ようなものとなる。
【0074】(基本動作の実施の形態例)先ず、実施の
形態例を示す。マルチキャストパケットの発信者をaと
し、受信者をb、c、d、e、f、g、hとする。a上
のプロセスは、socketインターフェィスを経由してメッ
セージ送信を依頼する。
【0075】sendto(socket,msg,length,flag,des
t,destlen)destは本発明のために新たに定義する宛先
アドレス指定構造体(struct sock addr msc)で以下の
ように宛先リストを格納する。
【0076】 struct sock addr msc{ short smsc family; /* AF MSC */ unsign int smsc list desc; /* regular list desc */ char smsc nnodes; /* # of sest nodes */ struct inet addr v6 smsc addrs[MAX ADDR LIST]/* dest address list * / } ここで、smsc familyはmscのために定義するアドレスフ
ァミリの定数値である。
【0077】smsc list descは、以降の分岐正則で使用
するリスト指示子である。smsc nnodesは、このリスト
に含まれる宛先ノードの数である。smcs addrs はIP
v6アドレスの配列である。
【0078】ノードaは、これに対して以下の属性を持
つパケットを発信する。 IPv6 src =a IPv6 dst =MSC IPv6 opt =MSC followed MSC option =None RoutType =MSC # of dest =7 bitmap =[1,1,1,1,1,1,1] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] パケットは、具体的には図9に示すようなものとなる。
【0079】aは自身の経路表を使用して[b,c,
d,e,f,g,h]を検索し、次の結果を得る。 b: 自分の所属するイーサネットwを通じて直接
配送 c,d,e,f,g,h: wを経由して中継 b宛に直接パケットを送る際、bitmap(ビットマ
ップ)を以下のように変更する。
【0080】 bitmap =[1,0,0,0,0,0,0] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] w宛には以下のパケットを送付する。
【0081】 bitmap =[0,1,1,1,1,1,1] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] bはこのパケットを見て、先ずIPv6ヘッダがMSC
を表わすことを検査し、optヘッダを見て、no o
ptionであることを確認し、routingヘッダ
のビットマップを検査する。“1”が立っているアドレ
スが自分のアドレスなので、これを受理し、上位プロト
コルに渡す。
【0082】ルータR1はこのパケットを見て、先ずI
Pv6ヘッダがMSCを表わすことを検査し、optヘ
ッダを見てnoオプションであることを確認する。次
に、routingヘッダのビットマップを検査する。
“1”が立っているアドレスそれぞれについて、自分の
アドレスでないことを確認した後、経路表を検査して以
下の結果を得る。
【0083】c,d,g,h:r2を経由して配送 e ,f:イーサネットY経由で直接配送 これにより、c,d,g,h用にr2に対して bitmap =[0,1,1,0,0,1,1] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] eには、 bitmap =[0,0,0,1,0,0,0] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] fには、 bitmap =[0,0,0,0,1,0,0] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] を送付する。
【0084】(分岐正則時の中継動作例)次に、分岐正
則に関する動作として、一実施の形態例を示す。ノード
aから宛先[c,d,g,h]へ送信する場合を考え
る。請求項1の場合では、ルータR1は次のパケットを
中継する。
【0085】 bitmap =[1,1,1,1] dest addr =[c,d,g,h] このため、4つの宛先が全て同じ中継先r2に行くにも
拘らずc,d,g,hの全てを経路表検索する必要があ
った。ここでは、c,hのみの検索ですむようにする。
【0086】先ず、アドレス出現順位を実装したトラン
スミッタは、宛先アドレスを具備したトランスミッタと
同様にパケットを組み立てるが、MSC option
に、定数MSC REGULAREDを記す。
【0087】分岐が必要な場合のみ全宛先の経路表検索
を行なう処理を実装したルータR1は、IPv6宛先ア
ドレスがMSCであることを確認した後、MSCオプシ
ョンにMSC REGULAREDが記されているのを
確認する。この場合は、ビットマップの両端c,hのみ
を経路検索する。両方共にr2経由であるので、d,g
に関しては検索せず、r2へ中継する。
【0088】一方、分岐が必要な場合のみ全宛先の経路
表検索を行なう処理を実装したルータR2は、同様に
c,hを検索する。すると、今度はcはX、hはZのイ
ンターフェィスへ中継する必要があることがわかる。従
って、d,gも検索を行ない、dはX、hはZに中継す
る。
【0089】(分岐正則探査の実施の形態例)上記の分
岐正則リストを作成するための例を説明する。全体の流
れは以下の通りである。
【0090】プログラム: 宛先リストを分岐正則
にするように依頼。 トランスミッタ: 宛先リストを含む探査パケットを発
信する。 ルータ: 探査パケットを中継しながら分岐履
歴を記録する。
【0091】クライアント: 到着した探査パケット
を分岐履歴毎にトランスミッタに送り返す。 トランスミッタ: 分岐履歴から分岐正則リストを作成
する。分岐正則リストに対する識別子を返還。
【0092】プログラム: 識別子を宛先につけて
パケット送信。 トランスミッタは、以下の情報を持つ探査パケットを作
成し、本発明に係る方法で発信する。
【0093】 IPv6 src =a IPv6 dst =MSC IPv6 opt =MSC followed MSC option =MSC branch inquiry RoutingHdr NextHdr=ICMP Route Type =MSC # of dest =7 bitmap =[1,1,1,1,1,1,1] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] ICMP Type =MSC Branch Inquiry ICMP Code =None ICMP bitmap len=0 ICMP Identifier=MSC inquiryをする毎に一意になるI
D この時のパケットは、図10に示すようなものとなる。
ルータは、請求項1と同様な中継動作をしつつ、中継す
べきインターフェィスが2つ以上あった場合、即ち分岐
が発生する場合には、ICMPヘッダを以下のように更
新する。
【0094】#of bitmapを1加算 新しいbitmapをICMPヘッダ末尾に追加 ルータR1でe,fに対して中継する際は、ICMPヘ
ッダが図11に示すように変化する。
【0095】eはこれを受けとり、aに対してRout
ingヘッダ以下のコピーを以下のように返送する。 IPv6 src =e IPv6 dst =a IPv6 opt =None IPv6 NextHdr=ICMP ICMP Type =MSC Branch record ICMP Code =None 以下、Routingヘッダ以降のコピー この時のパケットは具体的には、図12に示すようなも
のとなる。この場合、同様のパケットが全てのクライア
ントから帰ってくる。前述のトランスミッタは、Ide
ntifierが同一であるパケットを集める。今回の
例では、以下の履歴が返信されてくる。
【0096】 これから次の手順で、分岐正則リストを作成する。
【0097】 struct regular list*make regular list()[/*レギュラーリストを作るには、 */ struct tree tree; tree =make tree(); /*分岐木を作成して */ return make list(tree) /*分岐木をリストにする。*/ /*分岐木は図13に示すような形をしている。図において、○は分岐するルー タを表わす。ルータの横に(e,f)等とつくのは、そこで分岐していることは わかるが、その下の分岐構造が未決定のノードのリストである。 */ make tree()[/* 分岐木を作成する。 */ 分岐木のルートになるルータを作り、 未決定ノードリストに全てのノードを入れる。
【0098】 /*o(b,c,d,e,f,g,h) */ for(i=0;i<# of node;i++)[/* 全てのノードについて*/ node iから帰ってきた履歴を見る。
【0099】 depth=node iの分岐深さ。/*bだと1、hだと4/* for(j=node iがついているルートの深さ。 depth;j>0;j++) node iがいるルータからルータを一つ作成して伸ばす。
【0100】 新しく作ったルータにnode iを移動。 ] 今、node iがいるルータにeをぶら下げる。
【0101】 for(j=# of bitmap ;j>0;j--)/* 全ての履歴について*/ foreach(j番目とj-1番目の履歴で変化したノード) if(ノードは未決定) node iまでのルータ系列で深さj−1のルータに未決定ノードとして登 録。] make regular list(tree)[ treeを深さ優先に探索し、ノードを列挙。 ] 上記手続きを例に当てはめると、図14に示すように分
岐木が生成できる。 (効率的分岐正則探査の実施の形態例)分岐探査で、ク
ライアントの全てから、履歴が帰ってくる必要はない。
例えば図15に示す分岐木の解析途中の経路木(h)は
hの履歴を待たずにgの横に置くことができるのは自明
である。そこで、このような場合にhへの探査パケット
中継を抑制することで探査を効率化する。
【0102】次に、他の実施の形態例を以下に説明す
る。先ず、トランスミッタは、探査パケットを用意する
が、MSCオプションとしてeffect branc
h inquiryを指定する。
【0103】また、ルータは、この探査パケットを中継
する際には、分岐しない場合にそのまま探査パケットを
中継するルータと同様な動作をするが、中継先インター
フェィス毎のグループをカウントして図16に示すよう
な場合分けをする。
【0104】(あ)の場合には全ての中継を行なう。
(い)の場合で、省略することで中継先がなくならない
ならば、宛先1個の1グループについては中継を省略す
る。
【0105】(う)の場合には、省略することで中継先
がなくならないならば、宛先1個の2つのグループ、若
しくは、宛先2個のグループを1つ選択して中継を省略
する。
【0106】前記トランスミッタでは、経路解析手段が
以下のように変わる。 make tree()[/* 分岐木を作成する。 */ 分岐木のルートになるルータを作り 未決定ノードリストに全てのノードを入れる。
【0107】 /* o(b,c,d,e,f,g,h)*/ for(i=0;i<# of node;i++) [/*全てのノードについて*/ node iから帰ってきた履歴を見る。
【0108】 depth=node iの分岐深さ。/*bだと1、hだと4*/ for(j=node iがついているルートの深さ、depth;j>0;j++) node iがいるルータからルータをルータ1つ作って伸ばす。
【0109】 新しく作ったルータにnode iを移動。 ] 今、node iがいるルータにeをぶら下げる。
【0110】 for(j=# of bitmap;j>0;j--)/* 全ての履歴について */ foreach(j番目とj-1番目の履歴で変化したノード) if(ノードは未決定) node iまでのルータ系列で深さj-1のルータに未決定ノードとして登録。 foreach(全てのルータについて)/* 前記処理で増えたところ*/ if(未決定ノードが2以下なら) 未決定ノードをルータに直接ぶら下げる。 ] [b,c,d,e,f,g,h]ではh,c,e,bへの中継が省略できる
(図17参照)。 (宛先変更)分岐正則をプログラムが指示し、正則化が
終わると、識別子が帰る。連続してマルチキャストパケ
ットを流す時には、前の正則リストを流用することで、
再度正規化を行なわないことにする。しかしながら、ク
ライアントが受信を中断したり、新しいクライアントが
加わると、正則化をやり直す必要がある。
【0111】また、この際に始めから正規化をやり直す
トランスミッタを設けることができる。正規化処理自体
は、前述のものと全く同じである。 (分岐先隠蔽)中継ルータで分岐先ノード以外をクリア
し、他のクライアントに自分ノードへの通信先を隠蔽す
るルータである。請求項1のルータと動作はほぼ同じで
あるが、b宛に直接パケットを送る際、ビットマップを
変更する際にアドレスもクリアする。
【0112】 bitmap =[1,0,0,0,0,0,0] dest addr =[b,0,0,0,0,0,0] w宛には以下のパケットを送付する。
【0113】 bitmap =[0,1,1,1,1,1,1] dest addr =[0,c,d,e,f,g,h] (正則検査)ネットワークのトポロジ変化や障害に対応
するために正則性を定期的に検査を行なえるようにす
る。次に、他のトランスミッタの実施の形態例を以下に
説明する。
【0114】 IPv6 src =a IPv dst =MSC IPv opt =MSC followed MSC option =MSC check regular RoutingHdr Nexthdr=ICMP RoutType =MSC # of dest =7 bitmap =[1,1,1,1,1,1,1] dest addr =[b,c,d,e,f,g,h] ICMP Type =MSC check regular ICMP Code =None ICMP bitmap len=0 ICMP Identifier=MSC inquiryをする毎に一意になるID パケットは具体的には、図18に示すようなものにな
る。
【0115】一方、これを中継するルータは、MSCオ
プションがcheck regularであるので、ビ
ットマップが“1”のノードを全て経路検索する。ここ
で、全てが同じ経路であるか、若しくは両端のノードが
異なる中継先になるなら、通常のMSC中継を行なう。
若し、両端が同じ中継先になるにも拘らず、その間に異
なる中継先のノードがあれば、以下のパケットを送信先
に返信する。
【0116】 IPv6 src =router addr IPv6 dsc =a IPv6 NextHdr=ICMP ICMP Type =MSC not regular ICMP Code =None ICMP Identifier=MSC inquiryをする毎に一意になるID これに異常が起こったビットマップで異常なノードが
“0”になるように設定して送り返す。パケットは、具
体的には図19に示すようなものとなる。トランスミッ
タは、これを受けて、正規化を再度行なう。 (非MSCルーチング)IPv6パケットのdestに
MSCルーチングヘッダリストの中でビットマップが
“1”である最初のアドレスを入れる。このようにする
と、途中にMSC非対応ルータがあっても、宛先ノード
のうちの一つに向かって中継が継続される。途中にMS
C対応ルータがあるか、宛先ノードがMSC対応ならば
ここで、更に別の宛先に改めて中継が起こる。
【0117】以上、説明したように、本実施の形態例に
よれば、以下の利点を得ることができる。 小規模のグループ内での同報通信を、インターネット
上のルータにマルチキャストのための特別な経路管理の
負担なく行なうことができる。 送信者が経路トポロジを探査し、ルータでの経路検索
コストを低くするように宛先情報を整列できる。 クライアントのマルチキャストグループへの加入/脱
退がルータの関与なしに可能になる。その際もの利点
を失わない。 経路途中に本発明の機構を実現しないルータが存在し
ても、上記の利点を享受することができる。
【0118】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、以下のような効果が得られる。 (1)請求項1の発明によれば、転送されるパケットヘ
ッダに複数の宛先アドレスリストとその未配送ビットマ
ップを持つパケットを、ユニキャスト経路に従って中継
する手段を有することにより、マルチキャスト経路情報
を持たずに、ユニキャスト経路情報だけでマルチキャス
ト配送が可能となる。 (2)請求項2の発明によれば、ノードは自己が送信
し、自己のインタフェースに到着したパケットを検査
し、自ノードが宛先リストに含まれている時に、これを
受理することにより、マルチキャスト経路情報を持た
ず、ユニキャスト経路情報だけでマルチキャスト配送が
可能となる。 (3)請求項3の発明によれば、未配送ビットマップで
未配送となっている列の両端の2ノード分について経路
表検索を行ない、分岐不要の場合には、他のアドレスに
関する経路探索を省略し、分岐が必要な場合にのみ全宛
先の経路表検索を行なうことにより、マルチキャストパ
ケット配送を行なう際に、検索すべきユニキャストアド
レスの数が少なく、パケット配送処理が小さくなる。 (4)請求項4の発明によれば、パケットを分岐させる
際に、配送済みとなったアドレスについてはアドレスと
して意味のない値に変更してから配送することにより、
マルチキャストに参加している他のクライアントに対し
て、自身が参加していることを秘匿できる。
【0119】このように、本発明によれば、アドレス設
定とルータ設定を容易にしたマルチキャスト配送システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】パケットの構成例を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図4】ビットマップの推移を示す図である。
【図5】グループ分岐の説明図である。
【図6】本発明の他の実施の形態例を示すブロック図で
ある。
【図7】a,bの経路を示す図である。
【図8】R1,R2の経路を示す図である。
【図9】パケットの構成例を示す図である。
【図10】パケットの構成例を示す図である。
【図11】ICMPの構成例を示す図である。
【図12】パケットの構成例を示す図である。
【図13】分岐木の構成例を示す図である。
【図14】分岐木の生成を示す図である。
【図15】解析途中の経路木を示す図である。
【図16】中継先インターフェィスごとのグループの場
合分けを示す図である。
【図17】h,c,e,bへの中継省略の説明図であ
る。
【図18】パケットの構成例を示す図である。
【図19】パケットの構成例を示す図である。
【図20】IPv6のヘッダフォーマットの構成図であ
る。
【図21】検索表の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ルータ 2 専用線 3 パケット 4 ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA17 HD03 LA19 LD02 5K033 CB13 CC01 DB14 DB18 EC03 5K051 AA03 BB04 CC02 DD01 FF16 HH18 HH27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1台のルータを回線で接続
    し、各ルータにはノードが接続され、パケットの送受信
    を行なうシステムにおいて、 転送されるパケットヘッダに複数の宛先アドレスリスト
    とその未配送ビットマップを持つパケットを、ユニキャ
    スト経路に従って中継する手段をルータ又はノードに具
    備することを特徴とするパケットのマルチキャスト配送
    システム。
  2. 【請求項2】 同一パケットを複数の宛先に配送する際
    に、宛先アドレスのリストと、未配送ビットマップをパ
    ケットヘッダに格納して送信する場合において、 ノードは自己が送信し、自己のインタフェースに到着し
    たパケットを検査し、自ノードが宛先リストに含まれて
    いる時に、これを受理することを特徴とする請求項1記
    載のパケットのマルチキャスト配送システム。
  3. 【請求項3】 同一パケットを複数の宛先に配送する際
    に、宛先アドレスのリストと未配送ビットマップをパケ
    ットヘッダに格納して送信するトランスミッタを具備
    し、 前記ルータは、トランスミッタが分岐正則印を添えて送
    信したパケットを中継する際に、未配送ビットマップで
    未配送となっている列の両端の2ノード分について経路
    表検索を行ない、分岐不要の場合には、他のアドレスに
    関する経路探索を省略し、分岐が必要な場合にのみ全宛
    先の経路表検索を行なうことを特徴とする請求項1記載
    のパケットのマルチキャスト配送システム。
  4. 【請求項4】 パケットを分岐させる際に、配送済みと
    なったアドレスについてはアドレスとして意味のない値
    に変更してから配送することを特徴とする請求項1記載
    のマルチキャスト配送システム。
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