JP2000353905A - 導波管形2重モードフィルタ - Google Patents
導波管形2重モードフィルタInfo
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Abstract
タを提供する。 【解決手段】 1つの円形空胴共振器と、この円形空胴
共振器の第1の端面に設けられた第1の結合孔と、第1
の結合孔に接続された第1の方形導波管と、円形空胴共
振器の第2の端面に設けられた第2の結合孔と、第2の
結合孔に接続された第2の方形導波管と、円形空胴共振
器の側壁に設けられた1つあるいは複数の直交モード結
合用溝とを設置して導波管形フィルタを構成する。直交
モード結合用溝および結合孔の形状寸法を適切に選択し
て、空洞共振器1個で実質共振器2段相当の急峻な減衰
特性を有する通過帯域フィルタを実現でき、直交モード
結合用溝の加工誤差等によって特性が大きく変化するこ
とがなく、量産化あるいは低廉化が可能である。更に、
円形空洞共振器内にネジ等の突起物を設けないため、耐
電力性あるいは低損失性に優れている。
Description
帯、UHF帯、マイクロ波帯およびミリ波帯で用いられ
る導波管形2重モードフィルタの高性能化および低価格
化に関するものである。
に示された従来の導波管形2重モードフィルタの概略構
成図である。図において、31aおよび31bは第1お
よび第2の円形空洞共振器、32aは第1の円形空洞共
振器31aの第1の端面P1に設けられた第1の結合
孔、32bは第2の円形空洞共振器31bの第2の端面
P4に設けられた第2の結合孔、33は円形空洞共振器
31aの第2の端面P2と第2の円形空洞共振器31b
の第1の端面P3の間に設けられた十字形結合孔であ
る。34aは第1の結合孔32aに接続された第1の方
形導波管、34bはその幅広面が第1の方形導波管33
aの幅広面と平行する向きとなるように第3の結合孔3
2bに接続された第2の方形導波管である。35aは第
1の円形空洞共振器31aの側壁面から第1の方形導波
管34aの幅広面に対し45度傾斜する向きに挿入され
た第1の直交モード結合用ネジ、35bは第2の円形空
洞共振器31bの側壁面から第2の方形導波管34bの
幅広面に対し45度傾斜する向きに、かつ、第1の直交
モード結合用ネジと直交する向きに挿入された第2の直
交モード結合用ネジである。36aは第1の円形空洞共
振器31aの側壁面から第1の方形導波管34aの幅広
面に対し水平となる向きに挿入された第1の周波数調整
ネジ、36bは第1の円形空洞共振器31aの側壁面か
ら第1の方形導波管34aの幅広面に対し垂直となる向
きに挿入された第2の周波数調整ネジ、36cは第2の
円形空洞共振器31bの側壁面から第2の方形導波管3
4bの幅広面に対し垂直となる向きに挿入された第3の
周波数調整ネジ、36dは第2の円形空洞共振器31b
の側壁面から第2の方形導波管34bの幅広面に対し水
平となる向きに挿入された第4の周波数調整ネジであ
る。
波数帯f1の信号が方形導波管34a中を基本伝送モー
ド(TE10モード)にて伝搬してきたとすると、この伝
送波は第1の結合孔32aを介して円形空洞共振器31
a中の円形導波管TE11モードに結合する。このとき、
励振された円形導波管TE11モードの偏波方向は方形導
波管34aの幅広面に垂直となる。次に、この円形導波
管TE11モードは円形空洞共振器31a中にて共振し、
更に、直交モード結合用ネジ35aによりその偏波方向
が方形導波管34aの幅広面に水平となる円形導波管T
E11モードに結合する。この偏波方向が水平となる円形
導波管TE11モードも円形空洞共振器31a中にて共振
し、更に、十字結合孔33を介して円形空洞共振器31
b中の円形導波管TE11モードに結合する。このとき、
励振された円形導波管TE11モードの偏波方向は方形導
波管34bの幅広面に水平となる。次に、この円形導波
管TE11モードは円形空洞共振器31b中にて共振し、
更に、直交モード結合用ネジ35bによりその偏波方向
が方形導波管34bの幅広面に垂直となる円形導波管T
E11モードに結合する。この偏波方向が垂直となる円形
導波管TE11モードも円形空洞共振器31b中にて共振
し、更に、結合孔32bを介して方形導波管34b中の
基本伝送モード(TE10モード)に結合し、伝送波とし
て伝搬していく。因みに、直交する2つの円形導波管T
E11モードは同一の空洞共振器内で異なる結合孔からの
影響を受けるので、必然的に互いの共振周波数がズレ
る。このため、周波数調整用ネジ36a〜36dを各々
適当に挿入することで円形空洞共振器31aおよび31
b内の各共振モードの共振周波数を調整する。また、周
波数帯f1以外の信号が方形導波管34a中を基本伝送
モード(TE10モード)にて伝搬してきた場合、その周
波数帯では円形空洞共振器31aおよび31b中にて円
形導波管TE11モードが共振しないため、方形導波管3
4bへは伝送波として伝搬していかない。
ドフィルタは、1つの空洞共振器内で直交する2つの円
形導波管TE11モードが結合し、かつ、共振する2重モ
ードフィルタとして動作するため、空洞共振器2個で実
質共振器4段相当の急峻な減衰特性を有する通過帯域フ
ィルタを実現できる。また、円形空洞共振器31a中に
て共振する偏波方向が垂直となる円形導波管TE11モー
ドと円形空洞共振器31b中にて共振する偏波方向が垂
直となる円形導波管TE11モードも十字結合孔33を介
して結合するため、直交モード結合用ネジ36a〜36
dの位置、結合孔32a〜32bおよび33の大きさ等
を適当に設計することにより、楕円関数形フィルタの分
波特性を得ることができる。図20は楕円関数形フィル
タの分波特性例を示すものであり、通過帯域近傍に減衰
極を有し、より急峻な減衰特性が得られている。
ードフィルタは以上のように構成されているので、直交
モード結合用ネジ35a〜35b、および、周波数調整
用ネジ36a〜36dの円形空洞共振器31a〜31b
内への挿入量の微妙な変化によって大きく結合量あるい
は共振周波数が変化し、所望の結合量あるいは共振周波
数を得るための調整に多大な時間を要し、量産化と低廉
化が困難であるという問題点があった。また、円形空洞
共振器31a〜31b内に直交モード結合用ネジ35a
〜35b、および、周波数調整用ネジ36a〜36dを
突き出すことになるため、フィルタとしての耐電力性あ
るいは低損失性が劣化するという問題点があった。
ためになされたものであり、高性能あるいは低価格な導
波管形2重モードフィルタを得ることを目的としてい
る。
管形2重モードフィルタは、1つの円形空胴共振器と、
この円形空胴共振器の第1の端面に設けられた第1の結
合孔と、第1の結合孔に接続された第1の方形導波管
と、上記円形空胴共振器の第2の端面に設けられた第2
の結合孔と、第2の結合孔に接続された第2の方形導波
管と、上記円形空胴共振器の側壁に設けられた1つある
いは複数の側溝を備えたものである。
ードフィルタは、第1の発明において、第1の方形導波
管と第2の方形導波管はその幅広面が互いに直交する向
きとなるように設置され、かつ、円形空胴共振器の側壁
において上記第1の方形導波管および第2の方形導波管
の各幅広面に対し45度傾斜する向きに1つの側溝を設
けたものである。
ードフィルタは、第1の発明において、第1の方形導波
管と第2の方形導波管はその幅広面が互いに直交する向
きとなるように設置され、かつ、上記円形空胴共振器の
側壁において上記第1の方形導波管および第2の方形導
波管の各幅広面に対し45度傾斜する向きに第1の側溝
を設置し、更に、上記円形空胴共振器の側壁において第
1の側溝と共振器の管軸を挟んで向かい合う位置に第2
の側溝を設置したものである。
ードフィルタは、第1〜第n(nは2以上の整数)の円
形空胴共振器と、第1の円形空胴共振器の第1の端面に
設けられた第1の結合孔と、第1の結合孔に接続された
第1の方形導波管と、上記第1〜第nの円形空胴共振器
の何れか2つの共振器間に設けられた第2〜第nの結合
孔と、上記第nの円形空胴共振器の第2の端面に設けら
れた第n+1の結合孔と、第n+1の結合孔に接続され
た第2の方形導波管と、上記第1〜第nの円形空胴共振
器の1つあるいは複数の共振器の側壁に設けられた1つ
あるいは複数の側溝を備えたものである。
ードフィルタは、第4の発明において、第1の方形導波
管と第2の方形導波管はその幅広面が互いに直交あるい
は平行する向きとなるように設置され、かつ、上記第1
〜第nの円形空胴共振器の各側壁において上記第1の方
形導波管の幅広面あるいは上記第2の方形導波管の幅広
面に対し各々0度から90度の間の角度に傾斜する向き
に第1〜第nの側溝を設置したものである。
ードフィルタは、第4の発明において、第1の方形導波
管と第2の方形導波管はその幅広面が互いに直交あるい
は平行する向きとなるように設置され、かつ、上記第1
〜第nの円形空胴共振器の各側壁において上記第1の方
形導波管の幅広面あるいは上記第2の方形導波管の幅広
面に対し各々0度から90度の間の角度に傾斜する向き
に第1〜第nの側溝を設置し、更に、上記第1〜第nの
円形空胴共振器の各側壁において第1〜第nの側溝と共
振器の管軸を挟んで各々向かい合う位置に第n+1〜第
2nの側溝を設置したものである。
ードフィルタは、第4の発明において、第1の方形導波
管と第2の方形導波管はその幅広面が互いに直交あるい
は平行する向きとなるように設置され、かつ、上記第1
〜第nの円形空胴共振器の何れかn−1個の共振器側壁
において上記第1の方形導波管の幅広面あるいは上記第
2の方形導波管の幅広面に対し各々0度から90度の間
の角度に傾斜する向きに第1〜第nの側溝を設置したも
のである。
ードフィルタは、第4の発明において、第1の方形導波
管と第2の方形導波管はその幅広面が互いに直交あるい
は平行する向きとなるように設置され、かつ、上記第1
〜第nの円形空胴共振器の何れかn−1個の共振器側壁
において上記第1の方形導波管の幅広面あるいは上記第
2の方形導波管の幅広面に対し各々0度から90度の間
の角度に傾斜する向きに第1〜第nの側溝を設置し、更
に、上記第1〜第nー1の側溝を設けたn−1個の円形
空胴共振器の側壁において第1〜第nー1の側溝と共振
器の管軸を挟んで各々向かい合う位置に第n〜第2nー
2の側溝を設置したものである。
ードフィルタは、第4〜第8の発明において、第1の方
形導波管と第2の方形導波管はその幅広面が互いに直交
あるいは平行する向きとなるように設置され、かつ、上
記第1〜第nの円形空洞共振器の全て、あるいは、何れ
かの共振器側壁面において上記第1の方形導波管の幅広
面あるいは上記第2の方形導波管の幅広面に対し各々9
0度の角度に傾斜する向きに第1〜第m(mは1以上n
以下の整数)の側溝を設置したものである。
モードフィルタは、第9の発明において、上記第1〜第
nあるいは第1〜第nー1の円形空胴共振器の各側壁に
おいて上記第1の方形導波管の幅広面あるいは上記第2
の方形導波管の幅広面に対し各々45度の角度に傾斜す
る向きに上記第1〜第nあるいは上記第1〜第2nある
いは上記第1〜第nー1あるいは上記第1〜第2nー1
の側溝を設置したものである。
モードフィルタは、第4〜第10の発明において、第2
〜第nの結合孔の全て、あるいは、何れかについてその
結合孔の両脇に第n+2〜第n+2+2i(iは1以上
nー1以下の整数)の結合孔を設置したものである。
モードフィルタは、第1〜第11の発明において、1つ
あるいは複数の側溝の全て、あるいは、何れかを、上記
第1〜第nの円形空洞共振器の全て、あるいは、何れか
の共振器側壁面の第1の端面から第2の端面を貫通する
ように設置したものである。
モードフィルタは、第1〜第11の発明において、1つ
あるいは複数の側溝の全て、あるいは、何れかを、上記
第1〜第nの円形空洞共振器の全て、あるいは、何れか
の共振器側壁面の第1の端面から中央部にかけて、ある
いは、第2の端面から中央部にかけて設置したものであ
る。
モードフィルタは、第1〜第13の発明において、1つ
あるいは複数の側溝の全て、あるいは、何れかの断面形
状が矩形状となるように設置したものである。
モードフィルタは、第1〜第13の発明において、1つ
あるいは複数の側溝の全て、あるいは、何れかの断面形
状が半円状となるように設置したものである。
モードフィルタは、第1〜第15の発明において、上記
第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅広面が互
いに直交あるいは平行する向きとなるように設置され、
かつ、上記1つの円形空洞共振器あるい上記は第1〜第
nの円形空洞共振器の全て、あるいは、何れかの共振器
の側壁から上記第1の方形導波管の幅広面に対し直交し
た向きとなるように挿入された第1〜第m(mは1以上
n以下の整数)のネジと、同じく上記第2の方形導波管
の各幅広面に対し直交した向きとなるように挿入された
第m+1〜第m+k(kは1以上n以下の整数)のネジ
を各々設けたものである。
モードフィルタは、第1〜第16の発明において、第1
の方形導波管と第2の方形導波管に代えて、第1および
第2の円形同軸線路をその中心導体のみを互いに直交あ
るいは平行する向きとなるように上記1つの円形空洞共
振器、あるいは、上記第1および第nの円形空洞共振器
の中に挿入したものである。
一実施形態を示す概略構成図、また図2ないし図3は、
図1の構成の導波管形2重モードフィルタにおける主要
共振モードの偏波方向を説明するための電磁界モード説
明図、図4は図1に示す実施例における導波管形2重モ
ードフィルタの分波特性である。図1において、1は円
形空洞共振器、2aは円形空洞共振器1の第1の端面P
1に設けられた第1の結合孔、2bは円形空洞共振器1
の第2の端面P2に設けられた第2の結合孔、3aは第
1の結合孔2aに設けられた第1の方形導波管、3bは
その幅広面が第1の方形導波管3aの幅広面と平行する
向きとなるように第2の結合孔2bに接続された第2の
方形導波管、4は円形空洞共振器1の側壁においてその
管軸に沿う方向に、かつ、第1の方形導波管3aおよび
第2の方形導波管3bの幅広面に対し45度傾斜する方
向に掘り込まれた直交モード結合用溝である。
波数帯f1の信号が方形導波管3a中を基本伝送モード
(TE10モード)にて伝搬してきたとすると、この伝送
波は第1の結合孔2aを介して円形空洞共振器1中の円
形導波管TE11モードに結合する。このとき、励振され
た円形導波管TE11モードの偏波方向は図2に示すよう
に方形導波管3aの幅広面に垂直となる。次に、この円
形導波管TE11モードは円形空洞共振器1中にて共振
し、更に、直交モード結合用溝4によりその偏波方向が
図3に示すように方形導波管3aの幅広面に水平となる
円形導波管TE11モードに結合する。この偏波方向が水
平となる円形導波管TE11モードも円形空洞共振器1中
にて共振し、更に、結合孔2bを介して方形導波管3b
中の基本伝送モード(TE10モード)に結合し、伝送波
として伝搬していく。因みに、周波数帯f1以外の信号
が方形導波管3a中を基本伝送モード(TE10モード)
にて伝搬してきた場合、その周波数帯では円形空洞共振
器1中にて円形導波管TE11モードが共振しないため、
方形導波管3bへは伝送波として伝搬していかない。
管形2重モードフィルタによれば、円形空胴共振器1
と、円形空胴共振器1の第1の端面P1に設けられた第
1の結合孔2aと、第1の結合孔2aに接続された第1
の方形導波管3aと、円形空胴共振器の第2の端面P2
に設けられた第2の結合孔2bと、第2の結合孔2bに
接続された第2の方形導波管3bと、円形空胴共振器1
の側壁に設けられた直交モード結合用溝4とを設置して
いるので、直交モード結合用溝4の幅、深さおよび長
さ、結合孔2a〜2bの大きさ等を適当に設計すること
により、図4に示すように空洞共振器1個で実質共振器
2段相当の急峻な減衰特性を有する通過帯域フィルタを
実現できる。また、従来の導波管形2重モードフィルタ
によれば、ネジ等を円形空洞共振器内に挿入し、共振モ
ード(例えば円形導波管TE11モード)の電磁界分布の
密なるところに外乱を与えて偏波間結合を図っていたの
に対し、実施の形態1の導波管形2重モードフィルタに
よれば、円形空洞共振器1の側壁に溝を掘り込み、共振
モード(例えば円形導波管TE11モード)の電磁界分布
の粗なるところに外乱を与えて偏波間結合を図っている
ので、直交モード結合用溝4の幅、深さおよび長さの微
妙な変化によって結合量あるいは共振周波数が大きく変
化することがないため、加工誤差等による特性劣化が小
さく、量産化あるいは低廉化が可能となる。更に、円形
空洞共振器1内にネジ等の突起物を設けないため、耐電
力性あるいは低損失性に優れたフィルタが得られる利点
がある。
は、円形空洞共振器1の側壁に1つの直交モード結合用
溝4を設けたものを示したが、図5に示すように、円形
空洞共振器1の側壁においてその管軸に沿う方向に、か
つ、第1の方形導波管3aおよび第2の方形導波管3b
の幅広面に対し45度傾斜する方向に、かつ、円形空洞
共振器1の管軸に対し対称となる位置に各々掘り込まれ
た2つの直交モード結合用溝4aと4bを設ければ、大
きな直交モード間結合量が得られ、より設計自由度の高
い導波管形2重モードフィルタが可能となる。
形態を示す概略構成図である。図6において、1aおよ
び1bは第1および第2の円形空洞共振器、2aは第1
の円形空洞共振器1aの第1の端面P1に設けられた第
1の結合孔、2bは円形空洞共振器1aの第2の端面P
2と第2の円形空洞共振器1bの第1の端面P3の間に
設けられた第2の結合孔、2cは第2の円形空洞共振器
1bの第2の端面P4に設けられた第3の結合孔であ
る。3aは第1の結合孔2aに接続された第1の方形導
波管、3bはその幅広面が第1の方形導波管3aの幅広
面と平行する向きとなるように第3の結合孔2cに接続
された第2の方形導波管である。4aは円形空洞共振器
1aの側壁においてその管軸に沿う方向に、かつ、第1
の方形導波管3aの幅広面に対し角度φ(但し、0度≦
φ≦90度)傾斜する方向に掘り込まれた第1の直交モ
ード結合用溝、4bは円形空洞共振器1bの側壁におい
てその管軸に沿う方向に、かつ、第1の方形導波管3a
の幅広面に対し角度180ーφ(但し、0度≦φ≦90
度)傾斜する方向に掘り込まれた第2の直交モード結合
用溝である。
波数帯f1の信号が方形導波管3a中を基本伝送モード
(TE10モード)にて伝搬してきたとすると、この伝送
波は第1の結合孔2aを介して円形空洞共振器1a中の
円形導波管TE11モードに結合する。このとき、励振さ
れた円形導波管TE11モードの偏波方向は方形導波管3
aの幅広面に垂直となる。次に、この円形導波管TE11
モードは円形空洞共振器1a中にて共振し、更に、直交
モード結合用溝4aによりその偏波方向がに方形導波管
3aの幅広面に水平となる円形導波管TE11モードに結
合する。この偏波方向が水平となる円形導波管TE11モ
ードも円形空洞共振器1a中にて共振し、更に、結合孔
2bを介して円形空洞共振器1b中の円形導波管TE11
モードに結合する。このとき、励振された円形導波管T
E11モードの偏波方向は方形導波管3bの幅広面に水平
となる。次に、この円形導波管TE11モードは円形空洞
共振器1b中にて共振し、更に、直交モード結合用溝4
bによりその偏波方向が方形導波管3bの幅広面に垂直
となる円形導波管TE11モードに結合する。この偏波方
向が垂直となる円形導波管TE11モードも円形空洞共振
器1b中にて共振し、更に、結合孔2cを介して方形導
波管3b中の基本伝送モード(TE10モード)に結合
し、伝送波として伝搬していく。因みに、周波数帯f1
以外の信号が方形導波管3a中を基本伝送モード(TE
10モード)にて伝搬してきた場合、その周波数帯では円
形空洞共振器1aおよび1b中にて円形導波管TE11モ
ードが共振しないため、方形導波管3bへは伝送波とし
て伝搬していかない。また、直交する2つの円形導波管
TE11モードは同一の空洞共振器内で異なる結合孔から
の影響を受けるので、必然的に互いの共振周波数がズレ
が、ここでは、直交モード結合用溝4aおよび4bの大
きさおよび掘り込み角度φおよび180ーφを適当に選
ぶことで円形空洞共振器31aおよび31b内の共振モ
ード間の結合量だけでなく、各共振モードの共振周波数
も調整することができる。
管形2重モードフィルタによれば、円形空胴共振器1a
および1bと、円形空胴共振器1aの第1の端面P1に
設けられた第1の結合孔2aと、第1の結合孔2aに接
続された第1の方形導波管3aと、円形空胴共振器1a
の第2の端面P2と円形空胴共振器1bの第1の端面P
3との間に設けられた第2の結合孔2bと、円形空胴共
振器1bの第2の端面P4に設けられた第3の結合孔2
cと、第2の結合孔2cに接続された第2の方形導波管
3bと、円形空胴共振器1aの側壁に設けられた直交モ
ード結合用溝4aと、円形空胴共振器1bの側壁に設け
られた直交モード結合用溝4bとを設置しているので、
直交モード結合用溝4a〜4bの幅、深さおよび長さ、
結合孔2a〜2cの大きさ等を適当に設計することによ
り、空洞共振器2個で実質共振器4段相当の急峻な減衰
特性を有する通過帯域フィルタを実現できる。また、従
来の導波管形2重モードフィルタによれば、ネジ等を円
形空洞共振器内に挿入し、共振モード(例えば円形導波
管TE11モード)の電磁界分布の密なるところに外乱を
与えて偏波間結合および共振周波数調整を図っていたの
に対し、実施の形態3の導波管形2重モードフィルタに
よれば、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に溝を掘り込
み、共振モード(例えば円形導波管TE11モード)の電
磁界分布の粗なるところに外乱を与えて偏波間結合およ
び共振周波数調整を図っているので、直交モード結合用
溝4a〜4bの幅、深さおよび長さの微妙な変化によっ
て結合量あるいは共振周波数が大きく変化することがな
いため、加工誤差等による特性劣化が小さく、量産化あ
るいは低廉化が可能となる。更に、円形空洞共振器1a
〜1b内にネジ等の突起物を設けないため、耐電力性あ
るいは低損失性に優れたフィルタが得られる利点があ
る。
は、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に各々1つずつの
直交モード結合用溝4a〜4bを設けたものを示した
が、図7に示すように、円形空洞共振器1a〜1bの側
壁において直交モード結合用溝4aおよび4bと同様の
大きさ、かつ、円形空洞共振器1の管軸に対し対称とな
る位置に各々掘り込まれた2つの直交モード結合用溝4
cと4dを設ければ、大きな直交モード間結合量が得ら
れ、より設計自由度の高い導波管形2重モードフィルタ
が可能となる。
実施形態を示す概略構成図である。図8において、1a
〜1cは第1〜第3の円形空洞共振器、2aは第1の円
形空洞共振器1aの第1の端面P1に設けられた第1の
結合孔、2bは円形空洞共振器1aの第2の端面P2と
第2の円形空洞共振器1bの第1の端面P3の間に設け
られた第2の結合孔、2cは第2の円形空洞共振器1b
の第2の端面P4と第3の円形空洞共振器1cの第1の
端面P5の間に設けられた第3の結合孔、2dは第3の
円形空洞共振器1cの第2の端面P6に設けられた第4
の結合孔である。3aは第1の結合孔2aに接続された
第1の方形導波管、3bはその幅広面が第1の方形導波
管3aの幅広面と平行する向きとなるように第4の結合
孔2dに接続された第2の方形導波管である。4aは円
形空洞共振器1aの側壁においてその管軸に沿う方向
に、かつ、第1の方形導波管3aの幅広面に対し角度φ
(但し、0度≦φ≦90度)傾斜する方向に掘り込まれ
た第1の直交モード結合用溝、4bは円形空洞共振器1
bの側壁においてその管軸に沿う方向に、かつ、第1の
方形導波管3aの幅広面に対し角度180ーφ(但し、
0度≦φ≦90度)傾斜する方向に掘り込まれた第2の
直交モード結合用溝である。
波数帯f1の信号が方形導波管3a中を基本伝送モード
(TE10モード)にて伝搬してきたとすると、この伝送
波は第1の結合孔2aを介して円形空洞共振器1a中の
円形導波管TE11モードに結合する。このとき、励振さ
れた円形導波管TE11モードの偏波方向は方形導波管3
aの幅広面に垂直となる。次に、この円形導波管TE11
モードは円形空洞共振器1a中にて共振し、更に、直交
モード結合用溝4aによりその偏波方向がに方形導波管
3aの幅広面に水平となる円形導波管TE11モードに結
合する。この偏波方向が水平となる円形導波管TE11モ
ードも円形空洞共振器1a中にて共振し、更に、結合孔
2bを介して円形空洞共振器1b中の円形導波管TE11
モードに結合する。このとき、励振された円形導波管T
E11モードの偏波方向は方形導波管3bの幅広面に水平
となる。次に、この円形導波管TE11モードは円形空洞
共振器1b中にて共振し、更に、直交モード結合用溝4
bによりその偏波方向が方形導波管3bの幅広面に垂直
となる円形導波管TE11モードに結合する。この偏波方
向が垂直となる円形導波管TE11モードも円形空洞共振
器1b中にて共振し、更に、結合孔2cを介して円形空
洞共振器1c中の円形導波管TE11モードに結合する。
このとき、励振された円形導波管TE11モードの偏波方
向は方形導波管3bの幅広面に垂直となる。そして、こ
の円形導波管TE11モードは円形空洞共振器1c中にて
共振し、更に、結合孔2dを介して方形導波管3b中の
基本伝送モード(TE10モード)に結合し、伝送波とし
て伝搬していく。因みに、周波数帯f1以外の信号が方
形導波管3a中を基本伝送モード(TE10モード)にて
伝搬してきた場合、その周波数帯では円形空洞共振器1
a〜1c中にて円形導波管TE11モードが共振しないた
め、方形導波管3bへは伝送波として伝搬していかな
い。また、直交する2つの円形導波管TE11モードは同
一の空洞共振器内で異なる結合孔からの影響を受けるの
で、必然的に互いの共振周波数がズレが、ここでは、直
交モード結合用溝4aおよび4bの大きさおよび掘り込
み角度φおよび180ーφを適当に選ぶことで円形空洞
共振器31aおよび31b内の共振モード間の結合量だ
けでなく、各共振モードの共振周波数も調整することが
できる。
管形2重モードフィルタによれば、円形空胴共振器1a
〜1cと、円形空胴共振器1aの第1の端面P1に設け
られた第1の結合孔2aと、第1の結合孔2aに接続さ
れた第1の方形導波管3aと、円形空胴共振器1aの第
2の端面P2と円形空胴共振器1bの第1の端面P3と
の間に設けられた第2の結合孔2bと、円形空胴共振器
1bの第2の端面P4と円形空胴共振器1cの第1の端
面P5との間に設けられた第3の結合孔2cと、円形空
胴共振器1cの第2の端面P6に設けられた第4の結合
孔2dと、第2の結合孔2dに接続された第2の方形導
波管3bと、円形空胴共振器1aの側壁に設けられた直
交モード結合用溝4aと、円形空胴共振器1bの側壁に
設けられた直交モード結合用溝4bとを設置しているの
で、直交モード結合用溝4a〜4bの幅、深さおよび長
さ、結合孔2a〜2dの大きさ等を適当に設計すること
により、空洞共振器3個で実質共振器5段相当の急峻な
減衰特性を有する通過帯域フィルタを実現できる。ま
た、従来の導波管形2重モードフィルタによれば、ネジ
等を円形空洞共振器内に挿入し、共振モード(例えば円
形導波管TE11モード)の電磁界分布の密なるところに
外乱を与えて偏波間結合および共振周波数調整を図って
いたのに対し、実施の形態3の導波管形2重モードフィ
ルタによれば、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に溝を
掘り込み、共振モード(例えば円形導波管TE11モー
ド)の電磁界分布の粗なるところに外乱を与えて偏波間
結合および共振周波数調整を図っているので、直交モー
ド結合用溝4a〜4bの幅、深さおよび長さの微妙な変
化によって結合量あるいは共振周波数が大きく変化する
ことがないため、加工誤差等による特性劣化が小さく、
量産化あるいは低廉化が可能となる。更に、円形空洞共
振器1a〜1b内にネジ等の突起物を設けないため、耐
電力性あるいは低損失性に優れたフィルタが得られる利
点がある。
は、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に各々1つずつの
直交モード結合用溝4a〜4bを設けたものを示した
が、図9に示すように、円形空洞共振器1a〜1bの側
壁において直交モード結合用溝4aおよび4bと同様の
大きさ、かつ、円形空洞共振器1の管軸に対し対称とな
る位置に各々掘り込まれた2つの直交モード結合用溝4
cと4dを設ければ、大きな直交モード間結合量が得ら
れ、より設計自由度の高い導波管形2重モードフィルタ
が可能となる。
は、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に各々1つずつの
直交モード結合用溝4a〜4bを設けたものを示した
が、図10に示すように、円形空洞共振器1aの側壁に
おいてその管軸に沿う方向に、かつ、第1の方形導波管
3a幅広面に対し90度傾斜する方向に掘り込まれた第
1の周波数調整用溝5aと、円形空洞共振器1bの側壁
においてその管軸に沿う方向に、かつ、第2の方形導波
管3b幅広面に対し90度傾斜する方向に掘り込まれた
第2の周波数調整用溝5bを設け、更に、直交モード結
合用溝4aおよび4bの掘り込み角度φおよび180ー
φを45度および135度とすれば、周波数調整パラメ
ータと直交モード間結合パラメータを分離でき、より設
計自由度の高い導波管形2重モードフィルタが可能とな
る。
は、円形空洞共振器1aおよび1bの間に1つの結合孔
2bのみを設けたものを示したが、図11に示すよう
に、第2の結合孔2bの両脇に第4および第5の結合孔
2dおよび2eを設ければ、円形空洞共振器1a中にて
共振する偏波方向が垂直となる円形導波管TE11モード
と円形空洞共振器1b中にて共振する偏波方向が垂直と
なる円形導波管TE11モードが第4および第5の結合孔
2dおよび2eを介して結合するため、直交モード結合
用溝4a〜4bの大きさと位置、結合孔2a〜2eの大
きさと位置等を適当に設計することにより、図12に示
すような楕円関数形フィルタの分波特性を得ることが可
能となり、通過帯域近傍に減衰極を有し、より急峻な減
衰特性が得られる利点がある。また、第4および第5の
結合孔2dおよび2eを円形空洞共振器1aの第2の端
面P2および円形空洞共振器1bの第1の端面P3付近
の電磁界分布の粗なるところに設ければ、結合孔2a〜
2eの寸法の微妙な変化によって結合量あるいは共振周
波数が大きく変化することがないため、加工誤差等によ
る特性劣化が小さく、量産化あるいは低廉化が可能とな
る。更に、円形空洞共振器1a〜1b内にネジ等の突起
物を設けないため、耐電力性あるいは低損失性に優れた
フィルタが得られる利点がある。
は、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に直交モード結合
用溝4a〜4bを設けたものを示したが、図13に示す
ように、これらの直交モード結合用溝4a〜4bの断面
形状を矩形状に限定すれば、加工が容易となり、更に量
産化あるいは低廉化が可能となる。
では、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に直交モード結
合用溝4a〜4bを設けたものを示したが、図14に示
すように、これらの直交モード結合用溝4a〜4bを空
胴共振器1a〜1bの第1の端面から第2の端面にかけ
て断面形状を矩形状に限定して設ければ、加工が容易と
なり、更に量産化あるいは低廉化が可能となる。
では、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に直交モード結
合用溝4a〜4bおよび周波数調整用溝5a〜5bを設
けたものを示したが、図15に示すように、直交モード
結合用溝4aを空胴共振器1aの第1の端面P1から中
央部にかけて、直交モード結合用溝4bを空胴共振器1
bの第2の端面P4から中央部にかけて、周波数調整用
溝5aを空胴共振器1aの第2の端面P2から中央部に
かけて、周波数調整用溝5bを空胴共振器1bの第1の
端面P3から中央部にかけて、各々断面形状を矩形状に
限定して設ければ、加工が容易となり、更に量産化ある
いは低廉化が可能となる。
では、円形空洞共振器1a〜1bの側壁に直交モード結
合用溝4a〜4bおよび周波数調整用溝5a〜5bを設
けたものを示したが、図16に示すように、直交モード
結合用溝4aを空胴共振器1aの第1の端面P1から中
央部にかけて、直交モード結合用溝4bを空胴共振器1
bの第2の端面P4から中央部にかけて、周波数調整用
溝5aを空胴共振器1aの第2の端面P2から中央部に
かけて、周波数調整用溝5bを空胴共振器1bの第1の
端面P3から中央部にかけて、各々断面形状を半円状に
限定して設ければ、加工が容易となり、更に量産化ある
いは低廉化が可能となる。
では、円形空洞共振器1aおよび1bの側壁に各々1つ
ずつの直交モード結合用溝4a〜4bのみを設けたもの
を示したが、図17に示すように、円形空洞共振器1a
および1bの各側壁から、第1および第2の方形導波管
3aおよび3bの幅広面に対し垂直となる向きに各々挿
入された第1および第2の周波数調整用ネジ6aおよび
6bを設け、更に、第1および第2の方形導波管3aお
よび3bの幅広面に対し水平となる向きに各々挿入され
た第3および第4の周波数調整用ネジ6cおよび6dを
設ければ、通過帯域の中心周波数を可変とする導波管形
2重モードフィルタが可能となる。
では、結合孔2aおよび2cを介して方形導波管3aお
よび3bと円形空洞共振器1aおよび1bとを接続して
2重モードフィルタを構成したものを示したが、図18
に示すように、結合孔2a、2cおよび方形導波管3
a、3bに代えて、その中心導体のみを互いに平行とな
る向きにて円形空洞共振器1aおよび1bの各側壁から
各々円形空洞共振器1aおよび1b内に挿入された第1
および第2の円形同軸線路7aおよび7bを設ければ、
より小形な導波管形2重モードフィルタが可能となる。
振器と、この円形空胴共振器の第1の端面に設けられた
第1の結合孔と、第1の結合孔に接続された第1の方形
導波管と、上記円形空胴共振器の第2の端面に設けられ
た第2の結合孔と、第2の結合孔に接続された第2の方
形導波管と、上記円形空胴共振器の側壁に設けられた1
つあるいは複数の直交モード結合用溝とを設置して導波
管形フィルタを構成しているので、直交モード結合用溝
の位置と大きさ、および、結合孔の大きさを適当に設計
することにより、空洞共振器1個で実質共振器2段相当
の急峻な減衰特性を有する通過帯域フィルタを実現でき
るという効果がある。また、直交モード結合用溝の位置
や大きさの微妙な変化によって結合量あるいは共振周波
数が大きく変化することがないため、加工誤差等による
特性劣化が小さく、量産化あるいは低廉化が可能となる
という効果がある。更に、円形空洞共振器内にネジ等の
突起物を設けないため、耐電力性あるいは低損失性に優
れたフィルタが得られるという効果がある。
て、第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅広面
が互いに直交する向きとなるように設置され、かつ、円
形空胴共振器の側壁において上記第1の方形導波管およ
び第2の方形導波管の各幅広面に対し45度傾斜する向
きに1つの直交モード結合用溝を設けて導波管形フィル
タを構成しているので、直交モード結合用溝の大きさ、
および、結合孔の大きさを適当に設計することにより、
空洞共振器1個で実質共振器2段相当の急峻な減衰特性
を有する通過帯域フィルタを実現できるという効果があ
る。また、直交モード結合用溝の位置や大きさの微妙な
変化によって結合量あるいは共振周波数が大きく変化す
ることがないため、加工誤差等による特性劣化が小さ
く、量産化あるいは低廉化が可能となるという効果があ
る。更に、円形空洞共振器内にネジ等の突起物を設けな
いため、耐電力性あるいは低損失性に優れたフィルタが
得られるという効果がある。
て、第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅広面
が互いに直交する向きとなるように設置され、かつ、上
記円形空胴共振器の側壁において上記第1の方形導波管
および第2の方形導波管の各幅広面に対し45度傾斜す
る向きに第1の直交モード結合用溝を設置し、更に、上
記円形空胴共振器の側壁において第1の直交モード結合
用溝と共振器の管軸を挟んで向かい合う位置に第2の直
交モード結合用溝を設置して導波管形フィルタを構成し
ているので、直交モード結合用溝の大きさ、および、結
合孔の大きさを適当に設計することにより、空洞共振器
1個で実質共振器2段相当の急峻な減衰特性を有する通
過帯域フィルタを実現できるという効果がある。また、
直交モード結合用溝の位置や大きさの微妙な変化によっ
て結合量あるいは共振周波数が大きく変化することがな
いため、加工誤差等による特性劣化が小さく、量産化あ
るいは低廉化が可能となるという効果がある。更に、円
形空洞共振器1内にネジ等の突起物を設けないため、耐
電力性あるいは低損失性に優れたフィルタが得られると
いう効果がある。更に、大きな直交モード間結合量が得
られ易く、より設計自由度の高い導波管形2重モードフ
ィルタが可能となるという効果がある。
以上の整数)の円形空胴共振器と、第1の円形空胴共振
器の第1の端面に設けられた第1の結合孔と、第1の結
合孔に接続された第1の方形導波管と、上記第1〜第n
の円形空胴共振器の何れか2つの共振器間に設けられた
第2〜第nの結合孔と、上記第nの円形空胴共振器の第
2の端面に設けられた第n+1の結合孔と、第n+1の
結合孔に接続された第2の方形導波管と、上記第1〜第
nの円形空胴共振器の1つあるいは複数の共振器の側壁
に設けられた1つあるいは複数の直交モード結合用溝を
設置して導波管形フィルタを構成しているので、直交モ
ード結合用溝の位置と大きさ、および、結合孔の大きさ
を適当に設計することにより、空洞共振器n個で実質共
振器2n段相当の急峻な減衰特性を有する通過帯域フィ
ルタを実現できるという効果がある。また、直交モード
結合用溝の位置や大きさの微妙な変化によって結合量あ
るいは共振周波数が大きく変化することがないため、加
工誤差等による特性劣化が小さく、量産化あるいは低廉
化が可能となるという効果がある。更に、円形空洞共振
器内にネジ等の突起物を設けないため、耐電力性あるい
は低損失性に優れたフィルタが得られるという効果があ
る。
て、第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅広面
が互いに直交あるいは平行する向きとなるように設置さ
れ、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共振器の各側壁に
おいて上記第1の方形導波管の幅広面あるいは上記第2
の方形導波管の幅広面に対し各々0度から90度の間の
角度に傾斜する向きに第1〜第nの直交モード結合用溝
を設置して導波管形フィルタを構成しているので、直交
モード結合用溝の位置と大きさ、および、結合孔の大き
さを適当に設計することにより、空洞共振器n個で実質
共振器2n段相当の急峻な減衰特性を有する通過帯域フ
ィルタを実現できるという効果がある。また、直交モー
ド結合用溝の位置や大きさの微妙な変化によって結合量
あるいは共振周波数が大きく変化することがないため、
加工誤差等による特性劣化が小さく、量産化あるいは低
廉化が可能となるという効果がある。更に、円形空洞共
振器内にネジ等の突起物を設けないため、耐電力性ある
いは低損失性に優れたフィルタが得られるという効果が
ある。
て、第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅広面
が互いに直交あるいは平行する向きとなるように設置さ
れ、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共振器の各側壁に
おいて上記第1の方形導波管の幅広面あるいは上記第2
の方形導波管の幅広面に対し各々0度から90度の間の
角度に傾斜する向きに第1〜第nの側溝を設置し、更
に、上記第1〜第nの円形空胴共振器の各側壁において
第1〜第nの側溝と共振器の管軸を挟んで各々向かい合
う位置に第n+1〜第2nの側溝を設置して導波管形フ
ィルタを構成しているので、直交モード結合用溝の位置
と大きさ、および、結合孔の大きさを適当に設計するこ
とにより、空洞共振器n個で実質共振器2n段相当の急
峻な減衰特性を有する通過帯域フィルタを実現できると
いう効果がある。また、直交モード結合用溝の位置や大
きさの微妙な変化によって結合量あるいは共振周波数が
大きく変化することがないため、加工誤差等による特性
劣化が小さく、量産化あるいは低廉化が可能となるとい
う効果がある。更に、円形空洞共振器内にネジ等の突起
物を設けないため、耐電力性あるいは低損失性に優れた
フィルタが得られるという効果がある。更に、大きな直
交モード間結合量が得られ易く、より設計自由度の高い
導波管形2重モードフィルタが可能となるという効果が
ある。
て、第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅広面
が互いに直交あるいは平行する向きとなるように設置さ
れ、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共振器の何れかn
−1個の共振器側壁において上記第1の方形導波管の幅
広面あるいは上記第2の方形導波管の幅広面に対し各々
0度から90度の間の角度に傾斜する向きに第1〜第n
の直交モード結合用溝を設置して導波管形フィルタを構
成しているので、直交モード結合用溝の位置と大きさ、
および、結合孔の大きさを適当に設計することにより、
空洞共振器n個で実質共振器2nー1段相当の急峻な減
衰特性を有する通過帯域フィルタを実現できるという効
果がある。また、直交モード結合用溝の位置や大きさの
微妙な変化によって結合量あるいは共振周波数が大きく
変化することがないため、加工誤差等による特性劣化が
小さく、量産化あるいは低廉化が可能となるという効果
がある。更に、円形空洞共振器内にネジ等の突起物を設
けないため、耐電力性あるいは低損失性に優れたフィル
タが得られるという効果がある。
て、第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅広面
が互いに直交あるいは平行する向きとなるように設置さ
れ、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共振器の何れかn
−1個の共振器側壁において上記第1の方形導波管の幅
広面あるいは上記第2の方形導波管の幅広面に対し各々
0度から90度の間の角度に傾斜する向きに第1〜第n
の側溝を設置し、更に、上記第1〜第nー1の側溝を設
けたn−1個の円形空胴共振器の側壁において第1〜第
nー1の側溝と共振器の管軸を挟んで各々向かい合う位
置に第n〜第2nー2の直交モード結合用溝を設置して
導波管形フィルタを構成しているので、直交モード結合
用溝の位置と大きさ、および、結合孔の大きさを適当に
設計することにより、空洞共振器n個で実質共振器2n
ー1段相当の急峻な減衰特性を有する通過帯域フィルタ
を実現できるという効果がある。また、直交モード結合
用溝の位置や大きさの微妙な変化によって結合量あるい
は共振周波数が大きく変化することがないため、加工誤
差等による特性劣化が小さく、量産化あるいは低廉化が
可能となるという効果がある。更に、円形空洞共振器内
にネジ等の突起物を設けないため、耐電力性あるいは低
損失性に優れたフィルタが得られるという効果がある。
更に、大きな直交モード間結合量が得られ易く、より設
計自由度の高い導波管形2重モードフィルタが可能とな
るという効果がある。
おいて、第1の方形導波管と第2の方形導波管はその幅
広面が互いに直交あるいは平行する向きとなるように設
置され、かつ、上記第1〜第nの円形空洞共振器の全
て、あるいは、何れかの共振器側壁面において上記第1
の方形導波管の幅広面あるいは上記第2の方形導波管の
幅広面に対し各々90度の角度に傾斜する向きに第1〜
第m(mは1以上n以下の整数)の周波数調整用溝を設
置して導波管形フィルタを構成しているので、直交モー
ド結合用溝の大きさ、周波数調整用溝の大きさ、およ
び、結合孔の大きさを適当に設計することにより、空洞
共振器n個で実質共振器2n段相当あるいは共振器2n
ー1段相当の急峻な減衰特性を有する通過帯域フィルタ
を実現できるという効果がある。また、直交モード結合
用溝の位置や大きさの微妙な変化によって結合量あるい
は共振周波数が大きく変化することがないため、加工誤
差等による特性劣化が小さく、量産化あるいは低廉化が
可能となるという効果がある。更に、円形空洞共振器内
にネジ等の突起物を設けないため、耐電力性あるいは低
損失性に優れたフィルタが得られるという効果がある。
更に、周波数調整パラメータと直交モード間結合パラメ
ータを分離できるのでより設計自由度の高い導波管形2
重モードフィルタが可能となるという効果がある。
て、上記第1〜第nあるいは第1〜第nー1の円形空胴
共振器の各側壁において上記第1の方形導波管の幅広面
あるいは上記第2の方形導波管の幅広面に対し各々45
度の角度に傾斜する向きに上記第1〜第nあるいは上記
第1〜第2nあるいは上記第1〜第nー1あるいは上記
第1〜第2nー1の周波数調整用溝を設置して導波管形
フィルタを構成しているので、直交モード結合用溝の大
きさ、周波数調整用溝の大きさ、および、結合孔の大き
さを適当に設計することにより、空洞共振器n個で実質
共振器2n段相当あるいは共振器2nー1段相当の急峻
な減衰特性を有する通過帯域フィルタを実現できるとい
う効果がある。また、直交モード結合用溝の位置や大き
さの微妙な変化によって結合量あるいは共振周波数が大
きく変化することがないため、加工誤差等による特性劣
化が小さく、量産化あるいは低廉化が可能となるという
効果がある。更に、円形空洞共振器内にネジ等の突起物
を設けないため、耐電力性あるいは低損失性に優れたフ
ィルタが得られるという効果がある。更に、周波数調整
パラメータと直交モード間結合パラメータを分離できる
のでより設計自由度の高い導波管形2重モードフィルタ
が可能となるという効果がある。
明において、第2〜第nの結合孔の全て、あるいは、何
れかについてその結合孔の両脇に第n+2〜第n+2+
2i(iは1以上nー1以下の整数)の結合孔を設置し
て導波管形フィルタを構成しているので、直交モード結
合用溝の大きさ、および、結合孔の大きさを適当に設計
することにより、通過帯域近傍に減衰極を有し、より急
峻な減衰特性をもつ楕円関数形フィルタの分波特性を実
現できるという効果がある。また、直交モード結合用溝
あるいは結合孔の位置や大きさの微妙な変化によって結
合量あるいは共振周波数が大きく変化することがないた
め、加工誤差等による特性劣化が小さく、量産化あるい
は低廉化が可能となるという効果がある。更に、円形空
洞共振器内にネジ等の突起物を設けないため、耐電力性
あるいは低損失性に優れたフィルタが得られるという効
果がある。
明において、1つあるいは複数の側溝の全て、あるい
は、何れかを、上記第1〜第nの円形空洞共振器の全
て、あるいは、何れかの共振器側壁面の第1の端面から
第2の端面を貫通するように設置して導波管形フィルタ
を構成しているので、加工が容易となり、更に量産化あ
るいは低廉化が可能となるという効果がある。
明において、1つあるいは複数の側溝の全て、あるい
は、何れかを、上記第1〜第nの円形空洞共振器の全
て、あるいは、何れかの共振器側壁面の第1の端面から
中央部にかけて、あるいは、第2の端面から中央部にか
けて設置して導波管形フィルタを構成しているので、加
工が容易となり、更に量産化あるいは低廉化が可能とな
るという効果がある。
明において、1つあるいは複数の側溝の全て、あるい
は、何れかの断面形状が矩形状となるように設置して導
波管形フィルタを構成しているので、加工が容易とな
り、更に量産化あるいは低廉化が可能となるという効果
がある。
明において、1つあるいは複数の側溝の全て、あるい
は、何れかの断面形状が半円状となるように設置して導
波管形フィルタを構成しているので、加工が容易とな
り、更に量産化あるいは低廉化が可能となるという効果
がある。
明において、上記第1の方形導波管と第2の方形導波管
はその幅広面が互いに直交あるいは平行する向きとなる
ように設置され、かつ、上記1つの円形空洞共振器ある
いは上記第1〜第nの円形空洞共振器の全て、あるい
は、何れかの共振器の側壁から上記第1の方形導波管の
幅広面に対し直交した向きとなるように挿入された第1
〜第m(mは1以上n以下の整数)のネジと、同じく上
記第2の方形導波管の各幅広面に対し直交した向きとな
るように挿入された第m+1〜第m+k(kは1以上n
以下の整数)のネジを各々設置して導波管形フィルタを
構成しているので、直交モード結合用溝の大きさ、周波
数調整用溝の大きさ、および、結合孔の大きさを適当に
設計することにより、空洞共振器n個で実質共振器2n
段相当あるいは共振器2nー1段相当の急峻な減衰特性
を有する通過帯域フィルタを実現できるという効果があ
る。また、直交モード結合用溝の位置や大きさの微妙な
変化によって結合量あるいは共振周波数が大きく変化す
ることがないため、加工誤差等による特性劣化が小さ
く、量産化あるいは低廉化が可能となるという効果があ
る。更に、通過帯域の中心周波数を可変とする導波管形
2重モードフィルタが可能となるという効果がある。
明において、第1の方形導波管と第2の方形導波管に代
えて、第1および第2の円形同軸線路をその中心導体の
みを互いに直交あるいは平行する向きとなるように上記
1つの円形空洞共振器、あるいは、上記第1および第n
の円形空洞共振器の中に挿入して導波管形フィルタを構
成しているので、直交モード結合用溝の位置と大きさ、
および、結合孔の大きさを適当に設計することにより、
空洞共振器n個で実質共振器2n段あるいは2n−1段
相当の急峻な減衰特性を有する通過帯域フィルタを実現
できるという効果がある。また、直交モード結合用溝の
位置や大きさの微妙な変化によって結合量あるいは共振
周波数が大きく変化することがないため、加工誤差等に
よる特性劣化が小さく、量産化あるいは低廉化が可能と
なるという効果がある。更に、フィルタの小形化が図ら
れるという効果がある。
モードフィルタの概略構成図である。
共振モードの電磁界モード説明図である。
共振モードの電磁界モード説明図である。
モードフィルタの分波特性である。
モードフィルタの概略構成図である。
モードフィルタの概略構成図である。
モードフィルタの概略構成図である。
モードフィルタの概略構成図である。
モードフィルタの概略構成図である。
重モードフィルタの概略構成図である。
重モードフィルタの概略構成図である。
重モードフィルタの分波特性である。
重モードフィルタの概略構成図である。
2重モードフィルタの概略構成図である。
2重モードフィルタの概略構成図である。
2重モードフィルタの概略構成図である。
2重モードフィルタの概略構成図である。
2重モードフィルタの概略構成図である。
構成図である。
のである。
孔、3a〜3b 方形導波管、4a〜4d 直交モード
結合用溝、5a〜5b 周波数調整溝、6a〜6d 周
波数調整用ネジ、7a〜7b 円形同軸線路、31a〜
31b 円形空洞共振器、32a〜32b 結合孔、3
3 十字形結合孔、34a〜34b 方形導波管、35
a〜35b 直交モード結合用ネジ、36a〜36d
周波数調整用ネジ。
Claims (17)
- 【請求項1】 1つの円形空胴共振器と、この円形空胴
共振器の第1の端面に設けられた第1の結合孔と、第1
の結合孔に接続された第1の方形導波管と、上記円形空
胴共振器の第2の端面に設けられた第2の結合孔と、第
2の結合孔に接続された第2の方形導波管と、上記円形
空胴共振器の側壁に設けられた1つあるいは複数の側溝
とから構成されたことを特徴とする導波管形2重モード
フィルタ。 - 【請求項2】 上記第1の方形導波管と第2の方形導波
管はその幅広面が互いに直交する向きとなるように設置
され、かつ、上記円形空胴共振器の側壁において上記第
1の方形導波管および第2の方形導波管の各幅広面に対
し45度傾斜した向きに1つの側溝を設けたことを特徴
とする請求項1記載の導波管形2重モードフィルタ。 - 【請求項3】 上記第1の方形導波管と第2の方形導波
管はその幅広面が互いに直交する向きとなるように設置
され、かつ、上記円形空胴共振器の側壁において上記第
1の方形導波管および第2の方形導波管の各幅広面に対
し45度傾斜した向きに第1の側溝を設置し、更に、上
記円形空胴共振器の側壁において第1の側溝と共振器の
管軸を挟んで向かい合う位置に第2の側溝を設置したこ
とを特徴とする請求項1記載の導波管形2重モードフィ
ルタ。 - 【請求項4】 第1〜第n(nは2以上の整数)の円形
空胴共振器と、第1の円形空胴共振器の第1の端面に設
けられた第1の結合孔と、第1の結合孔に接続された第
1の方形導波管と、上記第1〜第nの円形空胴共振器の
何れか2つの共振器間に設けられた第2〜第nの結合孔
と、上記第nの円形空胴共振器の第2の端面に設けられ
た第n+1の結合孔と、第n+1の結合孔に接続された
第2の方形導波管と、上記第1〜第nの円形空胴共振器
の1つあるいは複数の共振器の側壁に設けられた1つあ
るいは複数の側溝とから構成されたことを特徴とする導
波管形2重モードフィルタ。 - 【請求項5】 上記第1の方形導波管と第2の方形導波
管はその幅広面が互いに直交あるいは平行する向きとな
るように設置され、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共
振器の各側壁において上記第1の方形導波管の幅広面あ
るいは上記第2の方形導波管の幅広面に対し各々0度か
ら90度の間の角度に傾斜する向きに第1〜第nの側溝
を設置したことを特徴とする請求項4記載の導波管形2
重モードフィルタ。 - 【請求項6】 上記第1の方形導波管と第2の方形導波
管はその幅広面が互いに直交あるいは平行する向きとな
るように設置され、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共
振器の各側壁において上記第1の方形導波管の幅広面あ
るいは上記第2の方形導波管の幅広面に対し各々0度か
ら90度の間の角度に傾斜する向きに第1〜第nの側溝
を設置し、更に、上記第1〜第nの円形空胴共振器の各
側壁において第1〜第nの側溝と共振器の管軸を挟んで
各々向かい合う位置に第n+1〜第2nの側溝を設置し
たことを特徴とする請求項4記載の導波管形2重モード
フィルタ。 - 【請求項7】 上記第1の方形導波管と第2の方形導波
管はその幅広面が互いに直交あるいは平行する向きとな
るように設置され、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共
振器の何れかn−1個の共振器側壁において上記第1の
方形導波管の幅広面あるいは上記第2の方形導波管の幅
広面に対し各々0度から90度の間の角度に傾斜する向
きに第1〜第nー1の側溝を設置したことを特徴とする
請求項4記載の導波管形2重モードフィルタ。 - 【請求項8】 上記第1の方形導波管と第2の方形導波
管はその幅広面が互いに直交あるいは平行する向きとな
るように設置され、かつ、上記第1〜第nの円形空胴共
振器の何れかn−1個の共振器側壁において上記第1の
方形導波管の幅広面あるいは上記第2の方形導波管の幅
広面に対し各々0度から90度の間の角度に傾斜する向
きに第1〜第nの側溝を設置し、更に、上記第1〜第n
ー1の側溝を設けたn−1個の円形空胴共振器の側壁に
おいて第1〜第nー1の側溝と共振器の管軸を挟んで各
々向かい合う位置に第n〜第2nー2の側溝を設置した
ことを特徴とする請求項4記載の導波管形2重モードフ
ィルタ。 - 【請求項9】 上記第1の方形導波管と第2の方形導波
管はその幅広面が互いに直交あるいは平行する向きとな
るように設置され、かつ、上記第1〜第nの円形空洞共
振器の全て、あるいは、何れかの共振器側壁面において
上記第1の方形導波管の幅広面あるいは上記第2の方形
導波管の幅広面に対し各々90度の角度に傾斜する向き
に第1〜第m(mは1以上n以下の整数)の側溝を設置
したことを特徴とする請求項4〜8記載の導波管形2重
モードフィルタ。 - 【請求項10】 上記第1〜第nあるいは第1〜第nー
1の円形空胴共振器の各側壁において上記第1の方形導
波管の幅広面あるいは上記第2の方形導波管の幅広面に
対し各々45度の角度に傾斜する向きに上記第1〜第n
あるいは上記第1〜第2nあるいは上記第1〜第nー1
あるいは上記第1〜第2nー1の側溝を設置したことを
特徴とする請求項9記載の導波管形2重モードフィル
タ。 - 【請求項11】 上記第2〜第nの結合孔の全て、ある
いは、何れかについてその結合孔の両脇に第n+2〜第
n+2+2i(iは1以上nー1以下の整数)の結合孔
を設置したことを特徴とする請求項4〜10記載の導波
管形2重モードフィルタ。 - 【請求項12】 上記1つあるいは複数の側溝の全て、
あるいは、何れかを、上記第1〜第nの円形空洞共振器
の全て、あるいは、何れかの共振器側壁面の第1の端面
から第2の端面を貫通するように設けたことを特徴とす
る請求項1〜11記載の導波管形2重モードフィルタ。 - 【請求項13】 上記1つあるいは複数の側溝の全て、
あるいは、何れかを、上記第1〜第nの円形空洞共振器
の全て、あるいは、何れかの共振器側壁面の第1の端面
から中央部にかけて、あるいは、第2の端面から中央部
にかけて設けたたことを特徴とする請求項1〜11記載
の導波管形2重モードフィルタ。 - 【請求項14】 上記1つあるいは複数の側溝の全て、
あるいは、何れかの断面形状を、矩形状としたことを特
徴とする請求項1〜13記載の導波管形2重モードフィ
ルタ。 - 【請求項15】 上記1つあるいは複数の側溝の全て、
あるいは、何れかの断面形状を、半円状としたことを特
徴とする請求項1〜13記載の導波管形2重モードフィ
ルタ。 - 【請求項16】 上記第1の方形導波管と第2の方形導
波管はその幅広面が互いに直交あるいは平行する向きと
なるように設置され、かつ、上記1つの円形空洞共振器
あるい上記は第1〜第nの円形空洞共振器の全て、ある
いは、何れかの共振器の側壁から上記第1の方形導波管
の幅広面に対し直交した向きとなるように挿入された第
1〜第m(mは1以上n以下の整数)のネジと、上記第
1の方形導波管の各幅広面に対し平行した向きとなるよ
うに挿入された第m+1〜第m+k(kは1以上n以下
の整数)のネジとを各々設けたことを特徴とする請求項
1〜15記載の導波管形2重モードフィルタ。 - 【請求項17】 少なくとも1つの円形空洞共振器と、
上記円形空洞共振器に連結された第1および第2の円形
同軸線路とを備え、上記第1および第2の円形同軸線路
は、上記1つの円形空洞共振器あるいは第1および第n
の円形空洞共振器の中に、その中心導体のみを互いに直
交あるいは平行する向きとなるように挿入されているこ
とを特徴とする導波管形2重モードフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166977A JP2000353905A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 導波管形2重モードフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166977A JP2000353905A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 導波管形2重モードフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000353905A true JP2000353905A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15841126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11166977A Pending JP2000353905A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 導波管形2重モードフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000353905A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101085867B1 (ko) * | 2009-12-02 | 2011-11-22 | 국방과학연구소 | 도파관의 직렬결합 편파변환기 및 그 설계방법 |
CN106711604A (zh) * | 2017-02-21 | 2017-05-24 | 华南理工大学 | 基于波导馈电的单腔三工三频槽天线 |
CN107794067A (zh) * | 2016-09-05 | 2018-03-13 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种微波反应装置 |
CN115911792A (zh) * | 2023-02-27 | 2023-04-04 | 电子科技大学 | 一种基于凹形谐振腔的双零点太赫兹波导滤波器 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166977A patent/JP2000353905A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101085867B1 (ko) * | 2009-12-02 | 2011-11-22 | 국방과학연구소 | 도파관의 직렬결합 편파변환기 및 그 설계방법 |
CN107794067A (zh) * | 2016-09-05 | 2018-03-13 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种微波反应装置 |
CN106711604A (zh) * | 2017-02-21 | 2017-05-24 | 华南理工大学 | 基于波导馈电的单腔三工三频槽天线 |
CN106711604B (zh) * | 2017-02-21 | 2023-03-21 | 华南理工大学 | 基于波导馈电的单腔三工三频槽天线 |
CN115911792A (zh) * | 2023-02-27 | 2023-04-04 | 电子科技大学 | 一种基于凹形谐振腔的双零点太赫兹波导滤波器 |
CN115911792B (zh) * | 2023-02-27 | 2023-07-18 | 电子科技大学 | 一种基于凹形谐振腔的双零点太赫兹波导滤波器 |
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A02 | Decision of refusal |
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A521 | Written amendment |
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