JP2000353028A - ワープロ・ノートパソコンを机の上で楽に移動できる台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワープロ・ノートパソコンを机の上で利
用する際に、その利用に応じ、机の上の自由な位置にワ
ープロ・ノートパソコンを容易に移動させることを可能
にし、また、ワープロ・ノートパソコンから発生する熱
の放熱性を向上させることができる、ワープロ・ノート
パソコンを載せる台を提供する。 【解決手段】 多数通気孔を有する台本体（１）下面後
方寄りに車輪（２）を取り付け、下面前方に滑り止め効
果のある足（３）を取り付けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は，ワープロ・ノートパ
ソコンの性能を維持し，かつ快適に使用するために作成
したワープロ・ノートパソコンを載せる台に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来よりワープロやノートパソコンを机
の上で使用する際，直接机の上に置いて使用するか，机
に取り付けたアームの先の台に載せるか，一定の範囲だ
け可動する台に載せていた。また、ワープロやノートパ
ソコンが発生する熱に対しては、台に冷却装置を設置し
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 （イ）ノートパソコン等を机の上で使用する際は自分の
手元に近いところに移動させ，他の作業をする際は再び
邪魔にならないところに移動させていたが，重量がある
上移動させて置くときに取っ手がないことから，衝撃を
与えないように置くには神経を使った。 （ロ）ノートパソコンの位置や向きが多少ずれていても
そのまま使用することが多くなり、悪い姿勢のままで入
力作業をすることとなり、肩こりや腰痛などに悩まされ
る原因となっていた。 （ハ）机に取り付けたアームの先の台に載せるか，一定
の範囲だけ可動する台に載せた場合は，その台の据え置
きや取り付けに場所を必要とし，ノートパソコン等の利
点である省スペース性が損なわれる上，移動の自由度に
も制約があった。 （ニ）ノートパソコン等から発生する熱をパソコンの下
部から効率よく放熱できず，高熱による誤作動などのお
それがあった。また、冷却装置を有する台については、
装置にコストがかかることが避けられなかった。 本発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】通気孔を多数開けたワー
プロ・ノートパソコンを載せる台本体（１）下面後方寄
りの左右に車輪（２）を取り付け，台本体（１）下面前
方の左右に滑り止め効果のある足（３）を取り付けた。
本発明は以上のような構成よりなるワープロ・ノートパ
ソコンを机の上で楽に移動できる台である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下，本発明の実施例について説
明する。 （イ）穴を多数開けた台本体（１）下面の後方寄りの左
右に一つずつ車輪（２）を設ける。 （ロ）台本体（１）下面の前方の左右に滑り止め効果の
ある足（３）を設ける。 本発明は以上のような構造で，これを使用する時は，台
本体（１）にワープロ・ノートパソコンを載せ，ワープ
ロ・ノートパソコンを使用するときはその状態で使用
し，ワープロ・ノートパソコンを移動させる時は，台本
体（１）あるいはワープロ・ノートパソコンの前面か側
面を手でつかむか、台本体（１）前面か側面と机面の間
にある隙間に指を差し込んで上方に上げ、足（３）を机
から離して浮かせ，台と机との接地部分を車輪（２）だ
けにしてその回転を自由にさせ、これを回転させること
によってワープロ・ノートパソコンを載せた台ごと移動
し、移動が終了したら持ち上げていた台本体（１）ある
いはパソコン本体を降ろして足（３）を机に接地させ
る。

【０００６】

【発明の効果】これには次のような効果がある。 （イ）机上において，ワープロ・ノートパソコンを使う
時は手前に引き寄せ，他の作業を行うときは遠くにずら
すことが容易になるので，デスクワークの能率が向上す
る。 （ロ）ワープロ・ノートパソコンの位置や向きを少しだ
け変えることも簡単になるので、正しい姿勢での入力作
業ができるようになり、肩こりや腰痛が軽減される。 （ハ）穴を多数開けた台本体（１）の上に載せることに
よって，ワープロ・ノートパソコンから発生する熱を台
本体（１）と机面との間にある隙間に放熱することがで
き，さらに同隙間の前後左右を開放することによって外
気との通気性が向上するので、冷却ファンなどの特別な
装置を設けなくても放熱性が良好となり、コストをかけ
ないでワープロ・ノートパソコンの熱による誤作動抑止
が期待できる。 （ニ）ノートパソコンを移動させる際、車輪（２）を支
点として、台本体（１）を支えるため、台本体（１）に
載せられたワープロ・ノートパソコンの前寄りの部分を
直接持ち上げるとその重さが台の後方にかかり、よって
台本体（１）の前部が持ち上げたワープロ・ノートパソ
コンに連動して持ち上がり、移動させることについて特
に技術を要しない。 本発明は，これらの効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の裏側方向の斜視図である。

【図３】本発明の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 台本体 ２ 車輪 ３ 足

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 多数の通気孔を有するワープロ・ノ
   ートパソコンを載せる台本体（１）下面後方寄りの左右
   に車輪（２）を取り付け、同台本体（１）下面前方の左
   右に滑り止め効果のある足（３）を取り付けたワープロ
   ・ノートパソコンを載せる台において、台本体（１）前
   面を上方に持ち上げて足（３）を机から浮かせ、机面と
   台との接点を車輪（３）のみにすることによって同車輪
   （３）の回転を自由にし、これを回転させることによっ
   て机の上における台本体（１）の移動を自由にし、ひい
   てはこれに載せたワープロ・ノートパソコンの机上での
   移動を楽に行うことができることを特徴とする台。
2. 【請求項２】 多数の通気孔を有するワープロ・ノ
   ートパソコンを載せる台本体（１）下面後方寄りの左右
   に車輪（２）を取り付け、同台本体（１）下面前方の左
   右に滑り止め効果のある足（３）を取り付けたワープロ
   ・ノートパソコンを載せる台において、台本体（１）に
   多数の通気孔をもたせ、ワープロ・ノートパソコンが発
   生する熱を台本体（１）下面と机面との間にある隙間に
   放熱、さらに同隙間の前後左右を開放することにより外
   部との通気性を向上させて放熱性を良好にしたことを特
   徴とする台