JP2000352239A - 錠装置 - Google Patents

錠装置

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JP2000352239A
JP2000352239A JP11163115A JP16311599A JP2000352239A JP 2000352239 A JP2000352239 A JP 2000352239A JP 11163115 A JP11163115 A JP 11163115A JP 16311599 A JP16311599 A JP 16311599A JP 2000352239 A JP2000352239 A JP 2000352239A
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Masaru Honma
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Toki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータを備えていて、なおかつ装置
を小型化し、低電圧で動作させることができる錠装置を
提供する。 【解決手段】 ロック体5は、少なくとも「施錠位置」
と「解錠位置」との間を移動可能に錠本体3に支持され
ている。施錠状態では、ロック体5は「施錠位置」にあ
る一方、主係止体17は、ロック体5に設けられた主係
止部13に嵌合してロック体5を錠本体3に対し固定し
ている。正規な解錠行為が行われると、主形状記憶合金
19が加熱され、記憶している形状に戻って行くことに
より、主係止体17を主係止部13から離脱させる。こ
れにより、「解錠位置」に向かって付勢されているロッ
ク体5は「解錠位置」に移動され、解錠状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形状記憶合金を利
用した錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気錠装置は、アクチュエータと
してソレノイドまたはモータを用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、装置が大型
化するとともに、比較的電圧の高い電源を必要とするの
で、実際上は商用電源に接続して使用しなければならな
いという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたもので、本発明の1つの目的は、アクチュエー
タを備えていて、なおかつ装置を小型化することができ
る錠を提供することを目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、低電圧で動作させる
ことができ、商用電源を用いず、乾電池でも動作させる
ことも可能な錠を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、不正な手段によって
アクチュエータが動作させられることにより解錠される
のを防止できる錠を提供することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、以下の説明か
ら明らかになろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明による
錠装置は、錠本体と、少なくとも「施錠位置」と「解錠
位置」との間を移動可能なように前記錠本体に支持され
ているロック体と、このロック体に設けられた主係止部
と、前記ロック体が前記「施錠位置」にあるとき、前記
主係止部に嵌合して前記ロック体を前記錠本体に対し固
定することとなる「主係止位置」と前記主係止部から離
脱することとなる「主係止解除位置」との間を移動可能
なように前記錠本体に支持されるとともに、前記「主係
止位置」に向かって付勢された主係止体と、前記主係止
体が前記「主係止位置」にあるときは変形状態にある一
方、加熱されて前記変形状態から記憶している形状に戻
って行くと、前記主係止体を前記「主係止解除位置」に
向かって移動させるように前記主係止体に連係された主
形状記憶合金とを有してなるものである。
【0009】この錠装置においては、ロック体が「解錠
位置」にあるときは、主係止体は主係止部に嵌合してお
らず、ロック体を拘束していないので、解錠状態とな
る。
【0010】次に、ロック体が「解錠位置」から「施錠
位置」に移動されると、ロック体が「主係止位置」に向
かって付勢されている主係止体が「主係止位置」に移動
し、ロック体の主係止部に嵌合し、ロック体を錠本体に
対し固定する。これにより、ロック体は「施錠位置」に
固定されるので、施錠状態となる。
【0011】次に、正規な解錠行為が行われたとき、電
流等により主形状記憶合金が加熱されるようにしておけ
ば、正規な解錠行為を行うと、主形状記憶合金が所定温
度範囲まで加熱され、主形状記憶合金が記憶している形
状に戻って行き、主係止体を「主係止解除位置」に移動
させ、主係止部から離脱させる。これにより、「解錠位
置」に向かって付勢されているロック体は「解錠位置」
に移動され、解錠状態になる。
【0012】次に、再びロック体が「解錠位置」から
「施錠位置」に移動されると、ロック体が受け部に嵌合
されるとともに、主係止体が「主係止位置」に移動して
主係止部に嵌合し、ロック体を「施錠位置」において錠
本体に対し固定する。これにより、ロック体は再び施錠
状態となる。
【0013】本発明の錠装置は、ソレノイドやモータを
用いず、形状記憶合金をアクチュエータとしているの
で、装置を小型化することができる。
【0014】また、形状記憶合金をアクチュエータとし
ているので、低電圧で動作させることができ、商用電源
を用いず、乾電池で動作させることも可能である。
【0015】請求項2の本発明による錠装置は、さら
に、前記ロック体に設けられた補助係止部と、前記ロッ
ク体が前記「施錠位置」にあるとき、前記補助係止部に
嵌合して前記ロック体を前記錠本体に対し固定すること
となる「補助係止位置」と前記補助係止部から離脱する
こととなる「補助係止解除位置」との間を移動可能なよ
うに前記錠本体に支持されるとともに、前記「補助係止
解除位置」に向かって付勢された補助係止体と、前記補
助係止体が前記「補助係止解除位置」にあるときは変形
状態にある一方、加熱されて前記変形状態から記憶して
いる形状に戻って行くと、前記補助係止体を前記「補助
係止位置」に移動させるように前記補助係止体に連係さ
れた補助形状記憶合金とを有している。
【0016】この錠装置においては、施錠状態にあると
きに、万一、不正に解錠しようとする者がライター、バ
ーナー等により錠装置の外部から主形状記憶合金を加熱
すると、正規な解錠行為を行った場合と同様に、主形状
記憶合金が記憶している形状に戻って行き、主係止体が
主係止部から離脱する。しかしながら、このとき、補助
形状記憶合金も所定温度範囲まで加熱され、記憶形状
(元の形状)に戻って行き、補助係止体を「補助係止位
置」に移動させ、補助係止部に嵌合させる。このため、
前記のように主係止体が主係止部から離脱しても、ロッ
ク体は「施錠位置」に固定されたままとなり、施錠状態
が維持され、不正な解錠が防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。
【0018】
【実施例】図1〜3は、本発明の一実施例を示してい
る。この実施例において、受け側物体1には穴からなる
受け部2が設けられている。錠本体3は、前記受け側物
体1に対して相対的に所定方向に動くことができる錠本
体側物体(図示せず)に固定されている(なお、前記錠
本体側物体は図上左右方向には動くことができないよう
になっている)。前記錠本体3には、ロック体スライド
溝4が設けられており、このロック体スライド溝4には
ロック体5が、該ロック体5の一端部が受け部2に深く
嵌合することとなる「施錠位置」(図2および3の位
置)と該ロック体5が受け部から完全に離脱することと
なる位置との間を移動可能なように、直線方向(図上の
左右方向)に移動可能に嵌合されている。前記ロック体
5の一端部と錠本体3との間には、圧縮コイルばねから
なる第一のロック体付勢手段6が介装され、前記ロック
体5の他端部と錠本体3との間には、圧縮コイルばねか
らなる第二のロック体付勢手段7が介装されている。前
記第一のロック体付勢手段6はロック体5を図上右方、
第二のロック体付勢手段7はロック体5を図上左方にそ
れぞれ付勢しており、これによってロック体5は、第一
および第二のロック体付勢手段6,7により、受け部2
に浅く嵌合することとなる「解錠位置」(図1の位置)
に向かって付勢されている。
【0019】前記錠本体3には、ノブ8が軸9を中心と
して回動可能に支持されている。前記ノブ8に固定され
たレバー10には、長穴11が設けられており、この長
穴11にはロック体5に固定されたピン12が相対的に
回転可能かつ該長穴11の長さ方向に移動可能に嵌合さ
れている。これにより軸9を中心としてノブ8を時計方
向または反時計方向に回動させると、ロック体5が図上
右方または左方に移動するようになっている。
【0020】前記ロック体5の上部には、それぞれ穴か
らなる主係止部13および補助係止部14が設けられて
いる。前記錠本体3には、主係止体スライド溝15およ
び補助係止体スライド溝16が設けられている。前記主
係止体スライド溝15には、主係止体17が、図2およ
び3のようにロック体5が前記「施錠位置」にあると
き、主係止部13に嵌合してロック体5を錠本体3に対
し固定することとなる「主係止位置」(図2の位置)と
主係止部13から離脱することとなる「主係止解除位
置」(図3の位置)との間を移動可能なように直線方向
(図上、上下方向)に移動可能に嵌合されている。前記
錠本体3と主係止体17との間には、圧縮コイルばねか
らなる主係止体付勢手段18が介装されており、この付
勢手段18は主係止体17を「主係止位置」に向かって
(すなわち、図上、下方に)付勢している。前記錠本体
3と主係止体17との間には、コイル状に巻かれた主形
状記憶合金19が介装されている。前記主形状記憶合金
19は、図1および3に示されるような短い形状を記憶
している。前記主形状記憶合金19の両端はスイッチ手
段20を介して電池からなる電源25に接続されてい
る。前記スイッチ手段20は、所定の正規な解錠行為を
行うと閉じられるようになっている。
【0021】前記補助係止体スライド溝16には、補助
係止体21が、図2および3のようにロック体5が「施
錠位置」にあるとき、補助係止部14に嵌合してロック
体5を錠本体3に対し固定することとなる「補助係止位
置」(図3の位置)と補助係止部14から離脱すること
となる「補助係止解除位置」(図2の位置)との間を移
動可能なように直線方向(図上、上下方向)に移動可能
に嵌合されている。前記錠本体3と補助係止体21との
間には、引張コイルばねからなる補助係止体付勢手段2
2が介装されており、この付勢手段22は補助係止体2
1を「補助係止解除位置」に向かって(すなわち、図
上、上方)に付勢している。前記錠本体3と補助係止体
21との間には、コイル状に巻かれた補助形状記憶合金
23が介装されている。前記補助形状記憶合金23は図
3に示されるような短い形状を記憶している。前記補助
形状記憶合金23はなるべく主形状記憶合金19の近傍
に設置することが好ましい。前記主形状記憶合金19お
よび補助形状記憶合金23は、錠本体3および図示しな
いカバー内に収容されており、外部には露出されていな
い。
【0022】次に、本実施例の作動を説明する。
【0023】図1のようにロック体5が「解錠位置」に
あるときは、ロック体5は受け部2に浅く嵌合している
ので、受け側物体1と錠本体3ひいては錠本体3が取り
付けられている前記錠本体側物体とは、互いに相対的に
所定方向に動くことができない。しかし、主係止部13
および補助係止部14はそれぞれ主係止体スライド溝1
5および補助係止体スライド溝16からずれた位置にあ
り、主係止体17および補助係止体21はそれぞれ主係
止部13および補助係止部14には嵌合していない状態
で、それらの先端をロック体5に当接している。このた
め、主係止体17はロック体5を拘束しておらず、解錠
状態になっており、ロック体5は図上左右のいずれの方
向にも移動可能となっている。したがって、ロック体付
勢手段7に抗してノブ8を図上時計方向に回動させる
と、ロック体5は図1の「解錠位置」よりさらに図上右
方に移動し、ロック体5が受け部2から離脱するので、
受け側物体1と錠本体3ひいては錠本体3が取り付けら
れている前記錠本体側物体は、互いに相対的に所定方向
に動くことができるようになる。
【0024】次に、ロック体付勢手段6に抗して、ノブ
8が図上反時計方向に回動され、図2のようにロック体
5を「解錠位置」から「施錠位置」に移動すると、ロッ
ク体5の一端部が受け部2に深く嵌合されるとともに、
主係止部13および補助係止部14の位置と主係止体ス
ライド溝15および補助係止体スライド溝16の位置と
が合致し、主係止体付勢手段18の付勢力により主係止
体17が「主係止位置」に移動し、主係止部13に嵌合
し、ロック体5を錠本体3に対し固定するとともに、コ
イル状の主形状記憶合金19をマクロ的に見て伸び変形
させる(参考までに言うと、この場合、真の意味では、
主形状記憶合金19の各部は曲げおよびねじり変形して
いる)。これにより、ロック体5は「施錠位置」に固定
され、ノブ8も動かせなくなり、施錠状態となる。勿
論、この場合、受け側物体1と錠本体3ひいては錠本体
3が取り付けられている前記錠本体側物体とは、互いに
相対的に所定方向に動くことができない。なお、この通
常の施錠状態では、補助係止体21は補助係止体付勢手
段22により「補助係止解除位置」に引き上げられてい
て、補助係止部14に嵌合されていない。
【0025】次に、所定の正規な解錠行為を行うと、ス
イッチ手段20が閉じられ、電源25からスイッチ手段
20を介して主形状記憶合金19に電流が流され、ジュ
ール熱により主形状記憶合金19が所定温度範囲まで加
熱され、主形状記憶合金19が記憶している形状に戻っ
て短くなるので、主係止体17は主係止体付勢手段18
に抗して「主係止解除位置」に引き上げられ、主係止部
13から離脱する。この結果、ロック体5は第一および
第二のロック体付勢手段6,7の付勢力により図1の
「解錠位置」に移動され、再び解錠状態になる。
【0026】次に、再び図2のようにロック体5が「解
錠位置」から「施錠位置」に移動されると、ロック体5
が受け部2に嵌合されるとともに、主係止体17が「主
係止位置」に移動し、主係止部13に嵌合し、ロック体
5を錠本体3に対し固定する。これにより、ロック体5
は再び施錠状態となる。
【0027】この錠装置は、ソレノイドやモータを用い
ず、形状記憶合金をアクチュエータとしているので、装
置を小型化することができる。
【0028】また、形状記憶合金をアクチュエータとし
ているので、低電圧で動作させることができる。したが
って、本実施例のように商用電源を用いず、乾電池で動
作させることも可能である(ただし、勿論、商用電源を
用いてもよい)。
【0029】また、図2に示される施錠状態にあるとき
に、万一、不正に解錠しようとする者がライター、バー
ナー等により外部から錠本体3および前記カバーを介し
て主形状記憶合金19を加熱すると、正規な解錠行為を
行った場合と同様に、主形状記憶合金19が記憶してい
る形状に戻り、主係止体17が主係止部13から離脱す
る。しかしながら、この場合、補助形状記憶合金23も
所定温度範囲まで加熱され、記憶している形状に戻り、
補助係止体21を補助係止体付勢手段22に抗して「補
助係止位置」に移動させ、補助係止部14に嵌合させ
る。このため、前記のように主係止体17が主係止部1
3から離脱しても、ロック体5は「施錠位置」に固定さ
れたままで、施錠状態が維持され、不正な解錠が防止さ
れる。
【0030】なお、前記実施例においては、受け部2、
主係止部13および補助係止部14がそれぞれ穴により
構成されているが、本発明においては、受け部、主係止
部および補助係止部は、それぞれロック体、主係止体お
よび補助係止体に嵌合されて、穴と同等の機能を果たす
凹部または切り欠き等の要素から構成されていてもよ
い。
【0031】また、前記実施例においては、ロック体
5、主係止体17および補助係止体21を直線方向に移
動するようにしているが、本発明においては、ロック
体、主係止体および補助係止体をそれぞれ直線方向では
なく、回転方向等に移動するようにしてもよい。
【0032】また、前記実施例においては、ロック体付
勢手段6,7、主係止体付勢手段18および補助係止体
付勢手段22をばねにより構成しているが、本発明にお
いては、ゴム、磁石等のばね以外の要素によりこれらの
付勢手段を構成してもよいし、ロック体、主係止体およ
び補助係止体がそれぞれ重力で付勢されるようにしても
よい。
【0033】また、前記実施例においては、ロック体5
が「解錠位置」にあるとき、ロック体5はまだ受け部2
に浅く嵌合しており、「解錠位置」を越えてさらに図上
右方に移動されたとき、初めて受け部2から離脱するよ
うになっているが、本発明においては、ロック体が「解
錠位置」にあるとき、ロック体が受け部から離脱するよ
うになっていてもよい。そして、この場合は、ロツク体
は「施錠位置」と「解錠位置」との間のみを移動可能で
あってもよい。
【0034】また、前記実施例においては、形状記憶合
金はコイル状とされており、曲げおよびねじり変形から
形状回復を行うようになっている(前述のように、マク
ロ的に見ると伸び変形するが、真の意味では、主形状記
憶合金19の各部は曲げおよびねじり変形する)が、本
発明においては、主形状記憶合金が伸び変形や圧縮変
形、またはこれらの変形と曲げ変形または(および)ね
じり変形との組み合わせから形状回復するようにしても
よい。なお、主形状記憶合金を線材状とし、かつ伸び変
形および曲げ変形から形状回復させる場合(例えば、真
直ぐな形状を記憶している線材状の形状記憶合金をプー
リーに巻き掛けて使用するような場合)は、曲げ変形に
対する形状回復力は小さいので、使用状況によっては、
加熱されたとき、曲げ変形したまま、長さに関してのみ
記憶している形状に戻る(すなわち、曲げ変形したまま
縮んで記憶している長さに戻る)場合もあるが、本明細
書においては、このような場合も記憶している形状に戻
るという概念に含めるものとする。
【0035】また、前記実施例においては、正規な解錠
行為を行うと、主形状記憶合金19に電流が流されるこ
ととにより、該主形状記憶合金19が加熱されるように
なっているが、本発明においては、正規な解錠行為を行
うと、レーザー等の電流以外の手段により主形状記憶合
金が加熱されるようにしてもよい。
【0036】また、前記実施例においては、解錠状態で
は、受け部2が設けられている受け側物体1は錠本体3
に対して動くことができる構成となっているが、本発明
においては、南京錠等と同様に錠本体自体が受け側物体
を構成するようにしたり、受け側物体が錠本体に対して
固定されている構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、(イ)装置を小
型化することができる、(ロ)低電圧で動作させること
ができ、乾電池で動作させることも可能である、(ハ)
万一、不正に解錠しようとする者がライター、バーナー
等により主形状記憶合金を加熱しても、不正な解錠を防
止できる、等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】解錠状態における本発明による錠装置の一実施
例を示す断面図である。
【図2】施錠状態における前記実施例を示す断面図であ
る。
【図3】不正加熱状態における前記実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
3 錠本体 5 ロック体 6 第一のロック体付勢手段 7 第二のロック体付勢手段 13 主係止部 14 補助係止部 17 主係止体 18 主係止体付勢手段 19 主形状記憶合金 20 スイッチ手段 21 補助係止体 22 補助係止体付勢手段 23 補助形状記憶合金 25 電源

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠本体と、少なくとも「施錠位置」と
    「解錠位置」との間を移動可能なように前記錠本体に支
    持されるとともに、前記「解錠位置」に向かって付勢さ
    れたロック体と、このロック体に設けられた主係止部
    と、前記ロック体が前記「施錠位置」にあるとき、前記
    主係止部に嵌合して前記ロック体を前記錠本体に対し固
    定することとなる「主係止位置」と前記主係止部から離
    脱することとなる「主係止解除位置」との間を移動可能
    なように前記錠本体に支持されるとともに、前記「主係
    止位置」に向かって付勢された主係止体と、前記主係止
    体が前記「主係止位置」にあるときは変形状態にある一
    方、加熱されて前記変形状態から記憶している形状に戻
    って行くと、前記主係止体を前記「主係止解除位置」に
    向かって移動させるように前記主係止体に連係された主
    形状記憶合金とを有してなる錠装置。
  2. 【請求項2】 錠本体と、少なくとも「施錠位置」と
    「解錠位置」との間を移動可能なように前記錠本体に支
    持されるとともに、前記「解錠位置」に向かって付勢さ
    れたロック体と、このロック体に設けられた主係止部お
    よび補助係止部と、前記ロック体が前記「施錠位置」に
    あるとき、前記主係止部に嵌合して前記ロック体を前記
    錠本体に対し固定することとなる「主係止位置」と前記
    主係止部から離脱することとなる「主係止解除位置」と
    の間を移動可能なように前記錠本体に支持されるととも
    に、前記「主係止位置」に向かって付勢された主係止体
    と、前記ロック体が前記「施錠位置」にあるとき、前記
    補助係止部に嵌合して前記ロック体を前記錠本体に対し
    固定することとなる「補助係止位置」と前記補助係止部
    から離脱することとなる「補助係止解除位置」との間を
    移動可能なように前記錠本体に支持されるとともに、前
    記「補助係止解除位置」に向かって付勢された補助係止
    体と、前記主係止体が前記「主係止位置」にあるときは
    変形状態にある一方、加熱されて前記変形状態から記憶
    している形状に戻って行くと、前記主係止体を前記「主
    係止解除位置」に向かって移動させるように前記主係止
    体に連係された主形状記憶合金と、前記補助係止体が前
    記「補助係止解除位置」にあるときは変形状態にある一
    方、加熱されて前記変形状態から記憶している形状に戻
    って行くと、前記補助係止体を前記「補助係止位置」に
    移動させるように前記補助係止体に連係された補助形状
    記憶合金とを有してなる錠装置。
  3. 【請求項3】 前記補助係止部は、穴、凹部または切り
    欠きからなる請求項2記載の錠装置。
  4. 【請求項4】 前記補助係止体を前記「補助係止解除位
    置」に向かって付勢する補助係止体付勢手段を有する請
    求項2または3記載の錠装置。
  5. 【請求項5】 前記主係止部は、穴、凹部または切り欠
    きからなる請求項1,2,3または4記載の錠装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック体を前記「解錠位置」に向か
    って付勢するロック体付勢手段を有する請求項1,2,
    3,4または5記載の錠装置。
  7. 【請求項7】 前記主係止体を前記「主係止解除位置」
    に向かって付勢する主係止体付勢手段を有する請求項
    1,2,3,4,5または6記載の錠装置。
  8. 【請求項8】 所定の正規な解錠行為が行われたとき、
    前記主形状記憶合金に電流を流す手段を有する請求項
    1,2,3,4,5,6または7記載の錠装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192032A1 (en) * 2013-05-27 2014-12-04 Cisa S.P.A. Electric lock

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