JP2000348244A - プリペイドカードの債務情報管理システム - Google Patents

プリペイドカードの債務情報管理システム

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JP2000348244A
JP2000348244A JP15876099A JP15876099A JP2000348244A JP 2000348244 A JP2000348244 A JP 2000348244A JP 15876099 A JP15876099 A JP 15876099A JP 15876099 A JP15876099 A JP 15876099A JP 2000348244 A JP2000348244 A JP 2000348244A
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隆之 鎌田
Toshiyuki Hayashida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の店で共通使用可能なプリペイドカード
の債務情報を低廉かつ安全に管理する。 【解決手段】 プリペイドカードによる消費額を示す消
費額情報を取得し、これを集中管理する集中管理装置を
店内に設ける。この集中管理装置には、他店カードによ
る自店での累積消費額A1を管理するための累積他店消
費額ファイルと、累積消費額A1と所定のしきい額B1と
の関係が、B1≧A1を満たしているかどうかのチェック
を行うチェック手段とを備えさせる。このようなチェッ
クを行うことにより、他店カードが流入することにより
生じ得る債務超過を有効に回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の店で共通使
用可能なプリペイドカードの債務情報管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、チャージまたはリサイクル発
券を行うことによって、情報記録カードに現金情報を入
金するプリペイドカード方式が知られている。この方式
では、入金されるたびにカードに金額価値が付与され
る。この金額価値は、カード発行会社からみれば債権に
あたり、利用者がこのカードを利用して店内で消費を行
えば、この消費が債務にあたる。
【0003】例えば、図8に示すように、カード発行会
社がサービス提供者(店)にカード媒体を販売し若しく
は使用料を徴収してカードを渡し、最終利用者(客)が
店内でカードを購入し、またはカードへ入金を行う第三
者型発行のカードシステムでは、客がカードで消費を行
うと、カード発行会社に債務が発生したことになり、サ
ービス提供者への支払義務が生じることになる。
【0004】このカードシステムは、図9に示すよう
に、店内に設置された券売機,入金機,ユニット,中継
装置等と、センタ(カード発行会社)とを主体にして構
成されている。ちなみに、券売機はカードを発券する装
置,入金機はカードに入金情報を記録する装置,ユニッ
トはカードに記録された情報を読み書きする読書装置,
中継装置は店内の決済情報を集中管理する装置であり、
センタは全チェーン店の決済情報を総合管理する。
【0005】ユニットでカードを使用すると、この消費
情報は中継装置に集められ、さらにセンタへと送信され
る。他方、券売機/入金機でカードが発券/入金される
と、この債権情報は中継装置に集められ、さらにセンタ
へと送信される。カード発行会社は、発券/入金額に相
当する債権(債券情報)と消費額に相当する債務(債務
情報)を基に決済を行う。
【0006】しかるに、カード発行会社からみると、カ
ードの発券/入金時に「店内で債権がたつ」ことにな
る。すなわち、「店内で債権がたつ」ということは、
「債権が店内にある」ということを意味する。
【0007】このように債権情報が店内にあると、店員
や客による不正行為や機器故障等による債権情報消失の
可能性があり、安全上好ましくない。また、発券/入金
時にその都度センタに債権情報を送信し、債権を確定す
るといった方式をとっても、通信回数が多量に発生する
など、コスト面から好ましくない。
【0008】ここで、債権情報を低廉かつ安全に確定さ
せるには、次の対策が考えられる。まず、店がカード発
行会社に、ある一定期間の使用額に当たる金額のカード
使用権(電子マネーの価値)を発注する。例えば、1週
間分の使用額として5000万円分のカード使用権を発
注する。すると、カード発行会社は、店から発注を受け
たカード使用権の上限額,在庫分の使用額,消費状況等
をチェックし、その結果がOKであれば、注文を受けた
分の使用額情報を含むカード使用権情報を店に送信す
る。
【0009】店にカード使用権情報が届くと、店ではカ
ードの発券/入金が可能となる。そして、店では、発券
/入金が行われる毎にカード使用権情報から金額情報を
減らし、それが無くなれば、再び、カード発行会社にカ
ード使用権を発注する。また、残りが少なくなった時点
で、次のカード使用権の発注を行うこともでき、その残
りは、その店の在庫となる。このように、債権情報を安
全に確定させるようにしても、債務にあたる消費情報
は、依然として店内にあるため、これも安全に確定させ
る必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本来、債権
は債務よりも大きくなるはずである。さもなければ、債
務が債権を上回り、カード会社は、債務超過に陥ってし
まうからである(但し、不正カードが使用されたとき
は、債務が債権を上回る可能性がある)。
【0011】この債務超過を回避するには、券売機/入
金機からの券売額/入金額が、読書装置の消費額よりも
多い状態であるか否かをチェックする必要がある。そこ
で、図10に示すように、中継装置で券売額と入金額と
の総和が消費額の総和よりも大きいか否かをチェックす
る方式が考えられる。この方式では、まず、債権に当た
るカード使用権が券売額と入金額の総和よりも大きいか
否かをチェックし、次に、債務に当たる消費額の総和が
券売額と入金額の総和よりも小さいかどうかをチェック
する。
【0012】しかし、カードの共通使用をサービスの一
つとしている場合には、他店からカードが流入する可能
性もあれば、自店で発券/入金したカードが他店へ流出
する可能性もある。従って、上記の方法だけでは、他店
から流入したカードが自店で消費されたときに債権を上
回る可能性があり、かかる場合に問題が生じる。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、複数の店で共通使用可能
なプリペイドカードの債務情報を低廉かつ安全に管理す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明では、以下の手段を採用した。すなわち、本
発明に係るシステムは、プリペイドカードによる消費額
を示す消費額情報を取得し、これを集中管理する集中管
理装置を備え、前記集中管理装置は、他店カードによる
自店での累積消費額A1を管理するための累積他店消費
額ファイルと、前記累積消費額A1と所定のしきい額B1
との関係が、B1≧A1を満たしているかどうかのチェッ
クを行うチェック手段とを備えることを特徴とする。
【0015】この構成では、仮に他店からの流入カード
が自店で使用されることがあっても、その流入カードに
よる累積消費額A1と所定のしきい額B1との関係を集中
管理装置で管理していることから、流入カードが自店で
使用されることによって生じ得る債務超過を有効に回避
できるようになる。しきい額B1は、例えば、自店カー
ドによる自店での累積消費額を基に算定する。
【0016】また、本発明に係るシステムは、プリペイ
ドカードの券売額を示す券売額情報,プリペイドカード
への入金額を示す入金額情報,及びプリペイドカードに
よる消費額を示す消費額情報を取得し、これらを集中管
理する集中管理装置を備え、前記集中管理装置は、自店
カードによる自店での累積消費額C1を管理するための
累積自店消費額ファイルと、自店カードによる他店での
累積消費額D1を管理するための累積自店カードの他店
消費額ファイルと、自店での総券売額E1,自店での総
入金額F1,前記累積消費額C1,及び前記累積消費額D
1の関係が、E1+F1≧C1+D1を満たしているかどう
かのチェックを行うチェック手段とを備えることを特徴
とする。
【0017】この構成では、他店からの流入カードによ
る自店での消費額情報に加えて、自店カードによる他店
での消費額情報も集中管理装置で管理するようにしてい
る。このため、仮に自店カードが他店で使用されたり、
他店からの流入カードが自店で使用されることがあって
も、債務情報を正確にチェックすることが可能になり、
カード流出入により生じ得る債務超過をより有効に回避
することができるようになる。
【0018】さらに、本発明は、券売額情報,入金額情
報,消費額情報を各店から取得し、これらを店毎に一括
管理する総合管理手段を設け、この総合管理手段に、自
店カードによる自店での累積消費額C2を店毎に管理す
るための累積自店消費額ファイルと、自店カードによる
他店での累積消費額D2を店毎に管理するための累積自
店カードの他店消費額ファイルと、自店での総券売額E
2,自店での総入金額F2,前記累積消費額C2,及び前
記累積消費額D2の関係が、E2+F2≧C2+D2を満た
しているかどうかのチェックを店毎に行うチェック手段
とを備えさせる構成としても構わない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、第一の実施
の形態に係るプリペイドカードの債務情報確定システム
を備えた決済システムの概略構成図であり、同図に示す
券売機,入金機,読書装置,および中継装置は、サービ
ス施設(店)に設置されている。サービス施設は、物品
の販売(物販)や遊興サービスなどを提供するデパー
ト,スーパー,小売店,飲食店あるいは遊興施設等の大
衆にサービスを提供する施設である。
【0020】券売機は、店の利用者にICカード,磁気
カード,光カード,光磁気カード等のプリペイドカード
を有料で発券する装置であり、現金が挿入されると、挿
入金額に相当する券面のプリペイドカードを発券する。
入金機は、プリペイドカードに現金情報をチャージする
装置であり、プリペイドカードおよび現金を挿入する
と、そのプリペイドカードは、挿入時残高に挿入金額を
加算した金額までの使用が可能となる。
【0021】読書装置は、物販や遊興サービスの提供装
置に付設されていて、利用者がプリペイドカードを用い
て物販やサービスの提供を受けた際に、その対価をカー
ド残高から相殺する装置である。中継装置(集中管理装
置)は、券売機,入金機および読書装置と接続され、こ
れら装置とプリペイドカードとの間で送受信されるカー
ド情報を集中管理したり、プリペイドカードの現金情報
を決済する機能を備えている。また、中継装置は、セン
タに接続され、各店に設置された中継装置の決済情報
は、センタで一括管理されるようになっている。
【0022】この中継装置の構成について、図3を参照
しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、
自店カードとは、自店で発券したプリペイドカードをい
い、他店カードとは、他店で発券したプリペイドカード
のことをいう。また、他店カードであっても、自店でリ
サイクル発券または残高0円で入金されたものについて
は、自店カードとして扱うものとする。
【0023】中継装置は、自店カードによる自店での累
積消費額を管理するための累積自店消費額ファイルと、
他店カードによる自店での累積消費額を管理するための
累積他店消費額ファイルと、これら消費額情報の更新処
理等を行う処理部と、券売機,入金機,読書装置,およ
びセンタと通信を行うための通信インターフェース(以
下、単に通信IFという。)とを備えている。
【0024】処理部は、カード情報取得部,更新処理
部,チェック部(チェック手段),及びカード情報通知
部を備えている。カード情報取得部は、券売額情報,入
金額情報,消費額情報等を、通信IFを介して、券売
機,入金機,および読書装置から取得する処理を行う。
【0025】更新処理部は、読書装置からの通知により
取得した固有コードから自店カードであるか他店カード
であるかの判断を行い、自店カードである場合には、固
有コードとともに取得した消費額を累積自店消費額ファ
イルで管理している累積消費額に加算し、他店カードで
ある場合には、累積他店消費額ファイルで管理している
累積消費額に加算して、各ファイルの更新処理を行う。
【0026】チェック部は、累積他店消費額ファイルで
管理している累積他店消費額A1と、例えば累積自店消
費額ファイルで管理している累積自店消費額の10%に
設定されるしきい額B1との関係が、B1≧A1を満たし
ているかどうかのチェック処理を行う。カード情報通知
部は、券売機,入金機,および読書装置より集信したカ
ード情報をセンタへと通知する処理を行う。
【0027】しかして、本実施形態に係るプリペイドカ
ードの債務情報確定システムは、上記各装置からなる決
済システムのうち、読書装置および中継装置を主体にし
て構成されている。以下、本システムの動作概要につい
て説明する。
【0028】中継装置は、自店カードについては、自店
での券売額と入金額の総和と、自店カードによる自店で
の累積消費額とをチェックする(図2)。このため、中
継装置は、自店カードの固有コード、もしくは発券/入
金時に自店カードに書き込む店コードを管理している。
また、中継装置は、読書装置からカードの固有コード/
店コードを受信すると、それが自店カードであるか他店
カードであるかを識別する。
【0029】このカードが自店カードであれば、そのカ
ードによる消費額をそれまでの自店カードによる累積消
費額に加算し、累積自店消費額ファイルを更新する。そ
して、この累積自店消費額と、券売額と入金額の総和と
をチェックする。これらは、図2に示すように、券売額
と入金額の総和≧累積自店消費額となっているはずであ
る。
【0030】他方、中継装置は、読書装置から受信した
固有コード(または店コード)を識別した結果が他店カ
ードである場合には、そのカードによる消費額をそれま
での他店カードによる累積消費額に加算し、累積他店消
費額ファイルを更新する。しかる後、しきい額≧累積他
店消費額を満たしているかどうかのチェックを行う。
【0031】本システムでは、このようなチェックを行
うことにより、他店カードが自店で使用されることによ
って生じ得る債務超過を有効に回避することが可能とな
る。なお、上記しきい額は、例えば、累積自店消費額の
10%に設定される。
【0032】次に、本システムの読書装置,中継装置間
で行われる処理について、図4を参照しながら説明す
る。同図に示すように、読書装置にカードが挿入される
と(ステップS11。以下、「ステップ」は省略す
る。)、読書装置は、挿入カードから固有コード(もし
くは店コード)を読み取る(S12)。
【0033】そして、カードから物販や遊興サービスに
対する対価が消費されると(S13)、読書装置は消費
額および固有コードを中継装置へと送信する(S1
4)。これらの情報を受信した中継装置は、読書装置に
挿入されたカードが自店カードであるか他店カードであ
るかを固有コードを基に識別する(S21)。
【0034】その結果、挿入カードが自店カードであれ
ば、受信した消費額をそれまでの累積自店消費額に加算
し、累積自店消費額ファイルを更新する(S22)。他
方、識別結果が他店カードであれば、受信した消費額を
それまで累積他店消費額に加算し、累積他店消費額ファ
イルを更新する(S23)。中継装置は、さらに累積他
店消費額がしきい額以下であるかどうかのチェックを行
う(S24)。
【0035】以上説明したように、本システムによれ
ば、自店カードによる自店での累積消費額を管理するこ
とによって、不正カードが使用されたことによる債務超
過を回避するだけでなく、他店カードによる自店での累
積消費額をも管理することによって、他店カードが流入
することにより生じ得る債務超過を有効に回避すること
ができる。
【0036】なお、本実施形態では、自店カードである
か他店カードであるかの識別を中継装置で行うようにし
ているが、読書装置で店コードを読み取った場合には、
これらを読書装置で識別することも可能である。
【0037】次に、本発明の第二の実施の形態について
説明するが、以下、先に説明した第一の実施形態との相
違点を中心に説明する。本実施形態の中継装置(集中管
理装置)は、図5および図6に示すように、上記累積自
店消費額ファイルおよび累積他店消費額ファイルの他
に、自店カードによる他店での累積消費額を管理するた
めの累積自店カードの他店消費額ファイルも備えてい
る。
【0038】カード情報取得部は、券売機,入金機,及
び読書装置からの券売額情報,入金額情報,消費額情報
の取得に加え、センタからの通知により、他店の中継装
置の累積他店消費額ファイルで管理されている自店カー
ドによる他店での消費額情報を取得する処理も行う。更
新処理部は、累積自店消費額ファイル及び累積他店消費
額ファイルの更新に加え、累積自店カードの他店消費額
ファイルの更新処理も行う。
【0039】チェック部(チェック手段)は、自店での
総券売額E1,自店での総入金額F1,自店カードによる
自店での累積消費額C1,及び自店カードによる他店で
の累積消費額D1の関係が、E1+F1≧C1+D1を満た
しているかどうかのチェック処理を行う。カード情報通
知部は、券売機,入金機,および読書装置より集信した
カード情報の通知に加え、累積他店消費額ファイルで管
理している消費額情報をセンタへと通知する処理も行
う。
【0040】また、中継装置と通信回線を介して接続さ
れたセンタは、各店の決済情報を一括管理するだけでな
く、ある店の中継装置からその店における他店カードで
の累積他店消費額情報を受信するとともに、この累積他
店消費額を当該他店(カード流入元の店)へと送信する
機能も備えている。
【0041】例えば、A店の読書装置でB店カードが消
費された場合、A店の中継装置はその消費額をそれまで
の累積他店消費額に加算するとともに、その消費額をセ
ンタへと送信する。すると、カード流入元であるB店の
中継装置は、センタがA店より受信したB店カードによ
るA店での消費額を累積自店カードの他店消費額に加算
する。同様に、A店の中継装置は、B店で使用されたA
店カードの消費情報もA店の累積自店カードの他店消費
額に加算する。
【0042】次に、本システムの読書装置,中継装置,
およびセンタ間で行われる処理について、図7を参照し
ながら説明する。同図に示すように、読書装置にカード
が挿入されると(S31)、読書装置は、挿入カードの
固有コード(もしくは店コード)を読み取る(S3
2)。そして、カードから物販や遊興サービスに対する
対価が消費されると(S33)、読書装置は消費額およ
び固有コードを中継装置へと送信する(S34)。
【0043】他方、中継装置では、券売機/入金機から
券売額/入金額が送信されると(S41)、その都度、
総券売額/総入金額を更新している(S42)。また、
中継装置は、読書装置から受信した固有コードを基に読
書装置に挿入されたカードが自店カードであるか他店カ
ードであるかを識別する(S43)。
【0044】その結果、挿入カードが他店カードであれ
ば、受信した消費額をそれまでの累積他店消費額に加算
し、累積他店消費額ファイルを更新する(S44)。し
かる後、この累積他店消費額をセンタへと送信する(S
45)。他方、識別結果が自店カードであれば、受信し
た消費額をそれまでの累積自店消費額に加算し、累積自
店消費額ファイルを更新する(S46)。
【0045】中継装置は、センタから累積自店カードの
他店消費額を受信すると(S47)、受信した消費額を
それまでの累積自店カードの他店消費額に加算し、累積
自店カードの他店消費額ファイルを更新する(S4
8)。そして、自店での総券売額E1,自店での総入金
額F1,自店カードによる自店での累積消費額C1,及び
自店カードによる他店での累積消費額D1の関係が、E1
+F1≧C1+D1を満たしているかどうかのチェックを
行う(S49)。
【0046】以上説明したように、本実施形態に係るプ
リペイドカードの債務情報管理システムでは、他店カー
ドによる自店での消費情報に加えて、自店カードによる
他店での消費額情報をも管理するようにしているため、
仮に自店カードが他店で使用されたり、逆に他店カード
が自店で使用されることがあっても、債務情報のチェッ
クを正確に行い得て、カードの流出入により生じ得る債
務超過をより有効に防止することが可能になる。
【0047】また、共通カードシステムにおいて、自店
カードによる自店での消費額だけでなく、自店カードに
よる他店での消費額をも取得して債務情報のチェックを
行うようにしたことから、カードの不正発行(デッドコ
ピー)等が行われているか否かもチェックすることがで
きる。
【0048】なお、本実施形態では、中継装置によって
店毎に累積自店消費額ファイル,累積自店カードの他店
消費額ファイル,および累積他店消費額ファイルを集中
管理するようにしているが、これらのファイルをセンタ
(総合管理手段)が有するデータベースで一括管理する
ようにしても構わない。
【0049】この場合、センタは、各店から券売額,入
金額および消費額を受信すると、店コードによって店毎
に管理している累積自店消費額ファイル,累積自店カー
ドの他店消費額ファイル,および累積他店消費額ファイ
ルを更新する。そして、A店の債務情報を管理する場合
には、A店カードによるA店およびB店での累積消費額
の総和が、A店の券売額と入金額の総和以下であるかど
うかをセンタでチェックする。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下の効果を得ることができる。 (a)他店カードによる累積消費額を集中管理装置で管
理するようにしているため、他店カードが流入すること
により生じ得る債務超過を有効に回避することができ
る。
【0051】(b)また、他店カードによる自店での消
費情報に加えて、自店カードによる他店での消費情報も
集中管理装置または総合管理手段で管理するようにして
いるため、自店のみならず他店での債務情報を正確にチ
ェックし得て、カードの流出入により生じ得る債務超過
をより有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリペイドカードによる決済システムの一例
を示す全体構成図である。
【図2】 本発明に係るプリペイドカードの債務情報管
理システムの第一の実施の形態を示す図である。
【図3】 図2に示す中継装置のブロック図である。
【図4】 読書装置と中継装置との間で行われる処理の
流れを示すフローチャートである。
【図5】 本発明に係るプリペイドカードの債務情報管
理システムの第二の実施の形態を示す図である。
【図6】 図5に示す中継装置のブロック図である。
【図7】 読書装置,中継装置,センタ間で行われる処
理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 第三者型発行のプリペイドカードによるカー
ドシステムの全体構成図である。
【図9】 図6に示すカードシステムの機器構成を示す
全体構成図である。
【図10】 債務情報管理システムの一検討例を示す全
体構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 隆之 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 林田 敏之 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 3E040 AA03 BA13 CA20 DA10 3E044 BA06 DD10 5B049 AA05 BB11 BB17 BB55 CC16 CC39 DD04 EE01 EE25 GG04 GG07 9A001 BB02 BB03 BB04 GG01 JJ57 JJ67 KK57 KK60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の店で共通使用可能なプリペイドカ
    ードの債務情報を管理するシステムであって、 プリペイドカードによる消費額を示す消費額情報を取得
    し、これを集中管理する集中管理装置を備え、 前記集中管理装置は、他店カードによる自店での累積消
    費額A1を管理するための累積他店消費額ファイルと、 前記累積消費額A1と所定のしきい額B1との関係が、B
    1≧A1を満たしているかどうかのチェックを行うチェッ
    ク手段とを備えることを特徴とするプリペイドカードの
    債務情報確定システム。
  2. 【請求項2】 複数の店で共通使用可能なプリペイドカ
    ードの債務情報を管理するシステムであって、 プリペイドカードの券売額を示す券売額情報,プリペイ
    ドカードへの入金額を示す入金額情報,及びプリペイド
    カードによる消費額を示す消費額情報を取得し、これら
    を集中管理する集中管理装置を備え、 前記集中管理装置は、自店カードによる自店での累積消
    費額C1を管理するための累積自店消費額ファイルと、 自店カードによる他店での累積消費額D1を管理するた
    めの累積自店カードの他店消費額ファイルと、 自店での総券売額E1,自店での総入金額F1,前記累積
    消費額C1,及び前記累積消費額D1の関係が、E1+F1
    ≧C1+D1を満たしているかどうかのチェックを行うチ
    ェック手段とを備えることを特徴とするプリペイドカー
    ドの債務情報確定システム。
  3. 【請求項3】 複数の店で共通使用可能なプリペイドカ
    ードの債務情報を管理するシステムであって、 プリペイドカードの券売額を示す券売額情報,プリペイ
    ドカードへの入金額を示す入金額情報,及びプリペイド
    カードによる消費額を示す消費額情報を各店から取得
    し、これらを店毎に一括管理する総合管理手段を備え、 前記総合管理手段は、自店カードによる自店での累積消
    費額C2を店毎に管理するための累積自店消費額ファイ
    ルと、 自店カードによる他店での累積消費額D2を店毎に管理
    するための累積自店カードの他店消費額ファイルと、 自店での総券売額E2,自店での総入金額F2,前記累積
    消費額C2,及び前記累積消費額D2の関係が、E2+F
    2≧C2+D2を満たしているかどうかのチェックを店毎
    に行うチェック手段とを備えることを特徴とするプリペ
    イドカードの債務情報確定システム。
  4. 【請求項4】 プリペイドカードによる消費額を示す消
    費額情報を取得し、これを集中管理する装置であって、 他店カードによる自店での累積消費額A2を管理するた
    めの累積他店消費額ファイルと、 前記累積消費額A2と所定のしきい額B2との関係が、B
    2≧A2を満たしているかどうかのチェックを行うチェッ
    ク手段とを備えることを特徴とする集中管理装置。
  5. 【請求項5】 プリペイドカードの券売額を示す券売額
    情報,プリペイドカードへの入金額を示す入金額情報,
    及びプリペイドカードによる消費額を示す消費額情報を
    取得し、これらを集中管理する装置であって、 自店カードによる自店での累積消費額C3を管理するた
    めの累積自店消費額ファイルと、 自店カードによる他店での累積消費額D3を管理するた
    めの累積自店カードの他店消費額ファイルと、 自店での総券売額E3,自店での総入金額F3,前記累積
    消費額C3,及び前記累積消費額D3の関係が、E3+F3
    ≧C3+D3を満たしているかどうかのチェックを行うチ
    ェック手段とを備えることを特徴とする集中管理装置。
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