JP2000348234A - 媒体鑑別システム - Google Patents

媒体鑑別システム

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JP2000348234A
JP2000348234A JP15448199A JP15448199A JP2000348234A JP 2000348234 A JP2000348234 A JP 2000348234A JP 15448199 A JP15448199 A JP 15448199A JP 15448199 A JP15448199 A JP 15448199A JP 2000348234 A JP2000348234 A JP 2000348234A
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Shiyouyo Senda
昌陽 仙田
Makoto Isobe
誠 礒部
Toshihiko Tazaki
俊彦 田崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱い媒体の真偽の鑑別において、大容量
の記憶部を必要とせず小型で安価であり、かつ様々な種
類の媒体の真偽を鑑別する。また、鑑別基準となる基準
画像データ及び鑑別プログラムの管理、及び装置の管理
を容易にする。 【解決手段】 取り扱い媒体の真偽判定用データの採取
を行う媒体鑑別システム用端末装置と、該媒体鑑別シス
テム用端末装置から転送された採取データの真偽判定を
行うホストコンピュータと、前記媒体鑑別システム用端
末装置の前記取り扱い媒体の真偽判定用データを前記ホ
ストコンピュータに転送する通信回線が備えられた媒体
鑑別システムにおいて、前記媒体鑑別システム用端末装
置に前記取り扱い媒体の概略真偽の判定を行う概略真偽
判定手段が備えられ、前記ホストコンピュータに前記取
り扱い媒体の詳細真偽の判定を行う詳細真偽判定手段が
備えられているシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、取り扱い媒体の真
偽判定を行う媒体鑑別システムに関し、特に、取り扱い
媒体の鑑別可能な媒体(例えば、紙幣等)の種類が多い
場合に、その取り扱い媒体の真偽判定を行う媒体鑑別シ
ステムに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙幣等の媒体の真偽を鑑別する媒
体鑑別装置として、例えば、特開平9−7024号公報
に開示されたようなものがある。前記特開平9−702
4号公報に開示された紙幣識別装置では、センサ部によ
り取得した紙幣の光学的及び磁気的画像データを画像メ
モリに格納し、前記画像メモリに格納された光学的もし
くは磁気的画像データを順次読み出し、基準画像メモリ
に記憶されている前記紙幣の識別基準となる基準画像デ
ータと比較し、前記紙幣の真偽判定を行っている。
【0003】これらの紙幣識別装置では、紙幣の識別基
準となる基準画像データ、及び真偽識別を行うためのア
ルゴリズム(識別プログラム)は、前記紙幣識別装置内
に設けられたメモリ等の記憶部に予め記憶されている。
近年、金融ビッグバンにより日本国内においても外貨の
取り扱いが増加するものと予想され、各金融機関におい
ても外貨預金等のサービスが始められている。また、一
般の小売店等においても外貨取り扱いの必要性に迫ら
れ、普段あまり扱わないような外貨をも取り扱わなけれ
ばならないようになってきており、前記紙幣識別装置を
導入する機会が増加すると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、前記紙幣識別装置内に設けられた記憶部
に識別基準となる基準画像データ及び識別プログラムを
記憶させておく必要があるため、外貨取り扱いの増加に
伴い取り扱う紙幣の種類が増加すると、それぞれの紙幣
に対応した基準画像データ及び識別プログラムを記憶し
ておくには大容量の記憶部(メモリ)が必要になり、装
置が大型化し、高価になるという問題があった。
【0005】また、取り扱い可能な紙幣の変更や追加を
行う場合、個々の紙幣識別装置毎に、記憶部に記憶され
ている基準画像データ及び識別プログラムの変更を行っ
たり、新しい基準画像データ及び識別プログラムの追加
を行うため、基準画像データ及び識別プログラムの管
理、及び装置の管理が難しいという問題があった。
【0006】本発明の目的は、取り扱い媒体の真偽の鑑
別において、大容量の記憶部を必要とせず小型で安価で
あり、かつ様々な種類の媒体の真偽を鑑別することが可
能な技術を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、取り扱い媒体の真偽
の鑑別において、鑑別基準となる基準画像データ及び鑑
別プログラムの管理、及び装置の管理を容易にすること
が可能な技術を提供することにある。本発明の前記なら
びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び
添付図面によって明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 (1)取り扱い媒体の真偽判定用情報の採取を行う端末
装置と、該端末装置から転送された採取情報の真偽判定
を行うホストコンピュータと、前記端末装置の前記取り
扱い媒体の真偽判定用情報を前記ホストコンピュータに
転送する通信回線が備えられた媒体鑑別システムにおい
て、前記端末装置に前記取り扱い媒体の概略真偽の判定
を行う概略真偽判定手段が備えられ、前記ホストコンピ
ュータに前記取り扱い媒体の詳細真偽の判定を行う詳細
真偽判定手段が備えられているシステムである。
【0009】(2)取り扱い媒体の真偽判定用情報の採
取を行う端末装置と、該端末装置から転送された採取情
報の真偽判定を行うホストコンピュータと、前記端末装
置の前記取り扱い媒体の真偽判定用情報を前記ホストコ
ンピュータに転送する通信回線が備えられた媒体鑑別シ
ステムにおいて、前記端末装置に特定の取り扱い媒体の
みの真偽判定を行う第1の真偽判定手段が備えられ、そ
の他の取り扱い媒体の採取情報は前記ホストコンピュー
タに転送され、前記ホストコンピュータが前記その他の
取り扱い媒体の真偽判定を行う第2の真偽判定手段が、
前記ホストコンピュータに備えられているシステムであ
る。
【0010】(3)前記手段(1)又は(2)の媒体鑑
別システムにおいて、前記ホストコンピュータにより管
理されている媒体鑑別アルゴリズムを利用時に前記端末
装置に転送される手段がホストコンピュータに備えら
れ、様々な媒体の真偽判定が可能であるシステムであ
る。
【0011】(4)前記手段(3)の媒体鑑別システム
において、前記端末装置で採取された取り扱い媒体の情
報によりホストコンピュータから前記取り扱い媒体の真
偽判定に必要な媒体鑑別アルゴリズムを前記端末装置に
転送する手段がホストコンピュータに備えられ、転送さ
れた媒体鑑別アルゴリズムにより様々な媒体の真偽判定
を行う手段が前記端末装置に備えられているシステムで
ある。
【0012】(5)投入された取り扱い媒体の真偽判定
用情報の採取を行う媒体情報取得手段と、該取り扱い媒
体の概略真偽判定を行う概略真偽判定手段と、該概略真
偽判定で取引が実行できないと判断した場合、当該取り
扱い媒体についての詳細真偽の判定を行うホストコンピ
ュータに対し、前記真偽判定用情報を送信すると共に、
前記ホストコンピュータから判定結果を受信し、当該取
り扱い媒体についての取引を実行する制御手段とを備え
た自動取引装置である。
【0013】(6)投入された取り扱い媒体の真偽判定
用情報の採取を行う媒体情報取得手段と、該媒体情報取
得手段により取得された情報を取り込み、該情報による
判定の結果から取り扱い媒体を真正なものと判断したと
き、当該取り扱い媒体についての取引処理を実行し、真
正でないと判断したとき、当該取り扱い媒体を利用者に
返却する取引処理を行う制御処理手段とを備えた自動取
引装置において、前記制御処理手段は、前記情報が自己
の当該制御処理手段で判定が可能かどうかを判断し、自
己の処理が不可能な場合には、当該取り扱い媒体につい
ての鑑定が可能なホストコンピュータに対し、前記情報
を該ホストコンピュータに送信すると共に、当該ホスト
コンピュータから判定結果を受信し、当該取り扱い媒体
についての取引を実行する制御手段とを備えたものであ
る。
【0014】(7)前記取り扱い媒体は紙幣、債券、金
券等の紙葉類である。
【0015】以下、本発明について、図面を参照して実
施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。なお、実
施例を説明するための全図において、同一機能を有する
ものは、同一符号をつけ、その繰り返しの説明は省略す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による取り扱う媒体は、紙
幣、債券、金券等であってもよいが、本発明の実施形態
の説明を簡単にするため、日本円を含む世界各国の紙幣
である紙幣鑑別システムに特定した実施例で説明する。
【0017】(実施形態1)図1は、本発明による実施
形態1の紙幣鑑別システムの概略構成を示す模式図であ
る。本実施形態1の紙幣鑑別システムは、図1に示すよ
うに、紙幣鑑別システム用端末装置(以下、端末と称す
る)1が通信回線網3を介してホストコンピュータ2と
接続されており、前記端末1と前記ホストコンピュータ
2の間で、紙幣に関する情報をやり取りする。
【0018】また、前記端末1の紙幣入出部13に挿入
された紙幣の真偽を鑑別する紙幣鑑別用のアルゴリズム
(媒体鑑別アルゴリズム)及び鑑別用の基準データは、
前記ホストコンピュータ2に記憶されている。前記端末
1は、その顧客操作部18で取り扱う紙幣の種類を選択
する。前記紙幣入出部13に挿入された紙幣の鑑別用デ
ータを前記端末1で採取した後、前記紙幣の種類情報及
び鑑別用データを通信回線網3を介して前記ホストコン
ピュータ2に送信する。前記ホストコンピュータ2内で
鑑別を行うか、あるいは前記端末1から前記紙幣の種類
情報のみをホストコンピュータ2に送信し、該当する紙
幣の鑑別アルゴリズムを前記端末1に転送し、前記端末
1で鑑別を行う。
【0019】なお、前記図1では、前記ホストコンピュ
ータ2に接続されている前記端末1を1台しか示してい
ないが、複数の端末が同様に通信回線網3でつながれて
おり、1台のホストコンピュータ2で複数の端末を管理
している。
【0020】図2は、本実施形態1の紙幣鑑別システム
の機能構成を示す図であり、図3は前記端末1における
紙幣情報(データ)の流れの概略構成を示す模式図であ
る。前記端末1は、図2に示すように、前記端末1の動
作を制御する制御プログラムを記憶した主記憶部12、
紙幣の挿入及び返却を行う紙幣入出部13、挿入された
紙幣を搬送し、前記端末1に格納あるいは返却する搬送
機構部14、挿入された紙幣を一時格納しておく第1の
紙幣一時スタッカ(紙幣一時スタッカ1)15A、第2
の紙幣一時スタッカ(紙幣一時スタッカ2)15B、リ
ジェクト紙幣スタッカ16、鑑別により真券と判定され
た紙幣を種類別に格納する紙幣格納部17、利用案内や
挿入する紙幣の種類指定等を行う顧客操作部18、挿入
された紙幣の鑑別用データを採取する鑑別センサ部1
9、前記鑑別センサ部19での鑑別用データの採取を制
御する鑑別制御部20、紙幣の外形や厚みに関する概略
的なデータが記憶された鑑別記憶部21、通信回線網3
を介したホストコンピュータ2との回線の接続を制御
し、採取した前記鑑別用データの送信及び鑑別結果の受
信を行う回線制御部22、及び前記主記憶部12に記憶
された制御プログラムに基づき端末1の動作制御を行う
主制御部11により構成されている。
【0021】前記ホストコンピュータ2は、前記通信回
線網3を介した前記端末1との回線の接続を制御し、前
記端末1からの鑑別用データの受信及び前記端末1への
鑑別結果の送信を行う回線制御部33、前記端末1で取
り扱いが可能な紙幣の真偽鑑別用のアルゴリズム及び鑑
別用の基準データならびに前記ホストコンピュータ2の
動作を制御する制御プログラムを記憶した主記憶部3
2、及び前記主記憶部32に記憶された鑑別アルゴリズ
ムにより、前記端末1で採取した鑑別用データから紙幣
の真偽判定を行うホストコンピュータ主制御部31によ
り構成されている。
【0022】また、前記顧客操作部18は、タッチパネ
ル式の画面で、操作案内の表示以外にも、画面上に表示
された選択項目部分に、指や専用のペンで触れることに
より希望の操作が行えるようになっている。
【0023】また、前記端末1の紙幣入出部13より挿
入された紙幣は、図3に示すように、前記搬送機構部1
4により前記端末1内に搬送され、途中に設けられた前
記鑑別センサ部19により、鑑別用データを採取すると
同時に、前記鑑別記憶部21に記憶されているデータに
基づき前記搬送された紙幣の外形、厚さなどの概略的な
鑑別を行う。この概略的な鑑別した後、前記概略的な鑑
別の結果に従い、前記搬送機構部14により前記第1の
紙幣一時スタッカ15A、第2の紙幣一時スタッカ15
B、リジェクト紙幣スタッカ16のいずれかに一時格納
される。
【0024】前記紙幣入出部13に挿入された紙幣全て
を前記第1の紙幣一時スタッカ15A、第2の紙幣一時
スタッカ15B、リジェクト紙幣スタッカ16のいずれ
かに格納したら、前記ホストコンピュータ2からの鑑別
結果を受信するまで待機し、鑑別結果受信後、前記第1
媒体一時スタッカ15A、第2の紙幣一時スタッカ15
B、リジェクト紙幣スタッカ16のそれぞれに一時格納
している紙幣を、前記受信した鑑別結果に従い、前記搬
送機構部14により紙幣格納部17へ格納、あるいは紙
幣入出部13に返却する。
【0025】また、前記紙幣格納部17は、複数の紙幣
スタッカにより構成されており、前記搬送機構部14に
より前記紙幣格納部17に格納されるときに、格納する
紙幣を金額や国別等で種類分けして格納できるようにな
っている。
【0026】以下、本実施形態1の紙幣鑑別システムに
よる紙幣の鑑別方法について説明する。図4は、本実施
形態1の紙幣鑑別システムの処理手順を示すフロー図で
ある。
【0027】本実施形態1の紙幣鑑別システムは、前述
したように、前記端末1の鑑別記憶部21に予め記憶さ
れているデータは、挿入された紙幣の外形、厚さ等の概
略的な鑑別をするためのデータのみで、前記紙幣鑑別シ
ステムにより取り扱い可能な紙幣の鑑別用のアルゴリズ
ム及び基準データは全て前記ホストコンピュータ2に記
憶されている。
【0028】また、前記鑑別記憶部21には、概略的な
鑑別をするためのデータを予め記憶しておく領域の他
に、挿入された紙幣の鑑別用のデータや、前記ホストコ
ンピュータ2からの鑑別結果を一時的に記憶しておく領
域も設けられている。
【0029】また、本実施形態1の紙幣鑑別システムで
は、前記端末1で採取した鑑別用のデータ(鑑別デー
タ)及び紙幣の種類情報を前記通信回線網3を介して前
記ホストコンピュータ2に送信し、すべての紙幣の鑑別
を前記ホストコンピュータ2で行う。
【0030】以下、図4を用いて本実施形態1の紙幣鑑
別システムによる紙幣鑑別方法を説明する。まず、利用
者が、金融機関や一般の小売店に設置された前記端末1
の顧客操作部18に表示される取り扱い紙幣選択画面の
項目の中から、取り扱いを希望する紙幣を選択する(ス
テップ101)。
【0031】次に、主制御部11において、前記ステッ
プ101で利用者が選択した項目により、取り扱いを希
望する紙幣の種類を認識し、前記主記憶部12に記憶さ
れているデータを用いて、希望した紙幣が取り扱いが可
能であるか否かを判断する(ステップ102)。
【0032】前記ステップ102で取り扱い不可と判定
された場合は、前記顧客操作部18に取り扱い不可の案
内を表示する(ステップ103)。
【0033】図5乃至図8は顧客操作部18に表示され
る案内画面の例を示した図である。例えば、図5に示す
ように、顧客操作部18に、数種類の利用頻度の高い国
の紙幣の選択項目41と、その他の項目42が紙幣選択
画面18Aを表示しておき、選択項目41の紙幣を選択
した場合はそのまま次のステップへ進む。
【0034】希望する紙幣が紙幣選択画面18A上の選
択項目41にない場合は、その他の項目42を選択する
と、図6に示すように、前記顧客操作部18の表示画面
が国名指定画面18Bに切り替わり、50音キー43で
希望する紙幣の国名、通貨等を入力する。
【0035】例えば、ドイツの紙幣を希望する場合は、
図5に示した紙幣選択画面18Aの選択項目41には表
示されていないので、その他の項目42を選択し、図6
に示した国名指定画面18Bにより50音キー43を用
いて入力表示部44で確認しながら「ドイツマルク」と
入力し、入力が完了したら決定キー45に触れる。
【0036】前記紙幣選択画面18Aあるいは国名指定
画面18Bにより、取り扱い希望の紙幣の選択が終わる
と、顧客操作部18の画面上は、図7に示すような、選
択確認画面18Cに切り替わり、取り扱い紙幣の確認を
行い、よければ「はい」の選択キー46Aを押圧して次
のステップへ進み、間違えていれば「いいえ」の選択キ
ー46Bを押圧して、前記紙幣選択画面18A、国名指
定画面18Bに戻り入力をやり直す。
【0037】前記選択確認画面18Cで「はい」のキー
46Aを押圧した場合、前記ステップ102の判断が行
われ、取り扱いが可能であればステップ104へ進み、
不可であれば、前記ステップ103へ進み、図8に示し
たような不可案内画面18Dを前記顧客操作部18に表
示する。
【0038】前記ステップ102で取り扱いが可能と判
断された場合は、前記顧客操作部18に表示される紙幣
挿入の案内に従い、紙幣入出部13より紙幣を挿入する
と、挿入された紙幣は、主制御部11の制御信号を受け
た搬送機構部14により前記端末1内に1枚ずつ搬送さ
れる(ステップ104)。
【0039】前記搬送機構部14により搬送される紙幣
は、前記鑑別制御部20により制御される鑑別センサ部
19において紙幣鑑別用のデータ(鑑別用データ)を採
取する(ステップ105)。
【0040】次に、前記主制御部11において、採取さ
れた鑑別用データと前記鑑別記憶部21に記憶された紙
幣の外形、厚みに関するデータを比較して、挿入された
紙幣が正規の形状であるかの概略的な鑑別をする(ステ
ップ106)。
【0041】前記ステップ106で、挿入された紙幣の
外形、厚みに異常がないと鑑別された紙幣は、前記搬送
機構部14により第1の紙幣一時スタッカ15Aに搬
送、一時格納し(ステップ107)、異常があると鑑別
された紙幣は、前記搬送機構部14によりリジェクト紙
幣スタッカ16に搬送、一時格納される(ステップ10
8)。
【0042】また、前記ステップ107で第1の紙幣一
時スタッカ15Aに一時格納された紙幣の鑑別データ
は、前記鑑別記憶部21の指定領域に一時記憶される。
【0043】次に、挿入された全紙幣について鑑別用デ
ータを採取し、概略的な鑑別を行ったかを確認し、全紙
幣について行っていればステップ110に進み、行って
いない紙幣があればステップ104に戻り、前記紙幣入
出部13に残っている紙幣の鑑別データの採取、及び概
略的な鑑別を繰り返す(ステップ109)。
【0044】前記紙幣入出部13に挿入されたすべての
紙幣の鑑別データの採取、及び概略的な鑑別が終了した
ら、前記鑑別記憶部21の指定領域に一時記憶されてい
る鑑別データ、すなわち前記第1の紙幣一時スタッカ1
5Aの紙幣の鑑別用データ、及び紙幣の種類情報を回線
制御部22により前記通信回線網3を介してホストコン
ピュータ2へ送信する(ステップ110)。
【0045】前記ステップ110で鑑別データ及び紙幣
の種類情報を前記ホストコンピュータ2へ送信した後、
前記ホストコンピュータ2で行われる鑑別処理が終了
し、鑑別結果を受信するまで、前記端末1は鑑別結果待
ちの状態になり、前記顧客操作部18の画面上に鑑別中
の表示をする(ステップ111)。
【0046】前記端末1から送信された鑑別データ及び
紙幣の種類情報は、前記通信回線網3を介してホストコ
ンピュータ2の回線制御部33により受信される(ステ
ップ112)。
【0047】前記ホストコンピュータ2の回線制御部3
3により鑑別データおよび紙幣の種類情報を受信する
と、ホストコンピュータ2の主制御部31は、主記憶部
32の各記憶エリアに記憶された様々な紙幣の鑑別アル
ゴリズム及び基準データの中から受信した紙幣の種類情
報に該当する鑑別アルゴリズム及び基準データを読み出
し、前記受信した鑑別データから挿入された紙幣の真偽
を鑑別する(ステップ113)。
【0048】前記ステップ113による真偽鑑別が終了
したら、真偽鑑別結果(鑑別結果)を前記回線制御部3
3により、前記通信回線網3を介して前記端末1へと返
す(ステップ114)。
【0049】前記回線制御部22により、前記ホストコ
ンピュータ2から鑑別結果を受信(ステップ115)し
た前記端末1では、受信した鑑別結果を前記鑑別記憶部
21の指定領域に一時記憶し、前記鑑別結果から前記第
1の紙幣一時スタッカ15Aに一時格納されている紙幣
がすべて真券であったかを確認(ステップ116)し、
全て真券と鑑別されているときは、前記顧客操作部18
に一部紙幣の返却の確認案内画面を表示し、前記リジェ
クト紙幣スタッカ16に一時格納されていた紙幣を前記
搬送機構部14により前記紙幣入出部13に返却する
(ステップ117)。
【0050】図9は、本実施形態1の顧客操作部18の
確認案内画面を示す図である。リジェクト紙幣スタッカ
16に一時格納されている紙幣を返却する際は、図9に
示すような、紙幣確認画面18Eを前記顧客操作部18
に表示し、挿入した紙幣の一部を返却することを案内す
る。
【0051】前記ステップ117でリジェクト紙幣スタ
ッカ16に一時格納されていた紙幣を返却した後、前記
顧客操作部18に入金の確認案内画面を表示し、前記第
1の紙幣一時スタッカ15Aに一時格納されていた紙幣
を前記搬送機構部14により紙幣格納部17へ搬送、格
納する(ステップ118)。
【0052】前記紙幣格納部17は、各種の紙幣をその
国毎及び金額毎に分けて格納できるように複数の紙幣格
納スタッカからなり、前記鑑別記憶部21の指定領域に
一時格納された鑑別結果を基に、前記主制御部11で前
記搬送機構部14の動作を制御し、前記第1の紙幣一時
スタッカ15Aから搬送されてくる紙幣を種類別に前記
各紙幣スタッカに振り分けて格納する。
【0053】一方、前記ホストコンピュータ2による鑑
別結果に、真券と鑑別されなかったデータが1つでもあ
った場合には、前記顧客操作部18に紙幣返却の確認案
内画面を表示し、前記リジェクト紙幣スタッカ16及び
第1の紙幣一時スタッカ15Aに一時格納されている全
ての紙幣を前記搬送機構部14により前記紙幣入出部1
3に返却し、前記顧客操作部18に案内画面を表示す
る。
【0054】図10は顧客操作部18の確認案内画面を
示す図である。挿入した全ての紙幣を返却する場合は、
図10に示すような返却案内画面18Fを表示し、すべ
ての紙幣が返却されたことを案内する。
【0055】前記ステップ118における紙幣の格納、
あるいは前記ステップ119における紙幣の返却が終了
したら、前記鑑別記憶部21の指定領域に一時記憶して
いる鑑別データ及び鑑別結果は消去され、前記顧客操作
部18に紙幣選択画面18Aが表示され、次の利用者が
利用できるようになる。
【0056】以上説明したように、紙幣鑑別システム用
端末装置により、紙幣の鑑別データを採取し、前記鑑別
データ及び紙幣の種類情報を、通信回線網を利用して、
様々な紙幣の鑑別アルゴリズム及び真偽鑑別用の基準デ
ータを記憶したホストコンピュータへ送信し、紙幣の鑑
別をホストコンピュータで行い、鑑別結果を再び前記紙
幣鑑別システム用端末装置に戻すことにより、前記紙幣
鑑別システム用端末装置内の記憶部に、種々の鑑別アル
ゴリズム及び基準データを記憶させなくてよいので、多
種の鑑別アルゴリズムを記憶するための大容量の記憶部
を必要とせず紙幣鑑別システム用端末装置の大型化を防
ぐことができる。
【0057】また、紙幣の鑑別アルゴリズム及び基準デ
ータはホストコンピュータに記憶し、一括管理されてい
るため、鑑別アルゴリズム及び基準データの変更、追加
等のメンテナンスが容易になる。
【0058】また、通信回線網により接続された複数台
の紙幣鑑別システム用端末装置の主記憶部に記憶された
制御プログラム、及び概略的な判定に用いるデータの変
更、追加等を、前記ホストコンピュータにより管理でき
るので、前記紙幣鑑別システム用端末装置の管理を容易
に行うことができる。
【0059】また、前記鑑別アルゴリズム及び基準デー
タをホストコンピュータに記憶し、一括管理すること
で、鑑別アルゴリズム及び基準データへのアクセスの制
限を行えるため、紙幣偽造等の悪用防止が可能になる。
【0060】また、前記実施形態1では、利用者が、前
記顧客操作部18により取り扱いを希望する紙幣の種類
を選択するようになっていたが、これに限らず、前記図
4に示したステップ101からステップ103までの処
理を省略し、前記端末1内で採取した鑑別データに基づ
き、前記端末1の主制御部11により挿入された紙幣の
種類を自動的に判断した後、前記顧客操作部18に挿入
された紙幣の種類情報を表示して利用者に確認させるよ
うにすると、取り扱いを希望する紙幣の種類(国名)が
複数ある場合に、1種類ずつ選択しながら操作を繰り返
す必要がなく、一度に処理ができるので処理効率が向上
する。
【0061】また、この時、前記ステップ106での概
略的な鑑別は、種々の取り扱い可能な紙幣のデータの中
に、挿入された紙幣の外形、厚さなどに該当するものが
あるかを鑑別する。
【0062】なお、挿入された紙幣の種類を前記端末1
で自動的に判別する場合、前記ステップ118では、前
記搬送機構部14により前記第1の紙幣一時スタッカ1
5Aに格納された紙幣を前記紙幣格納部17に格納する
前に、前記顧客操作部18に選択案内画面を表示して、
利用者が取り扱いを希望した紙幣のみを前記紙幣格納部
17に格納し、取り扱いを希望しない紙幣は前記紙幣入
出部13に返却する。
【0063】また、前記実施形態1では、挿入された紙
幣の外形、厚みなどのデータを用いて、前記端末1内で
概略的な鑑別を行ったが、前記ステップ106での概略
的な鑑別を省略して、すべての紙幣を順番に前記第1の
紙幣一時スタッカ15Aに格納しておき、すべての紙幣
の鑑別データを前記ホストコンピュータ2に送信し、す
べての紙幣の鑑別を前記ホストコンピュータ2により行
うようにしてもよく、この場合、前記ホストコンピュー
タ2での鑑別結果に基づき、格納された順番に真券であ
れば前記紙幣格納部17に格納し、真券でなければ前記
紙幣入出部13に返却するようにしてもよい。
【0064】(実施形態2)前記実施形態1では、前記
紙幣鑑別システムで取り扱い可能な紙幣の鑑別アルゴリ
ズム及び鑑別基準データは、全て前記ホストコンピュー
タ2の主記憶部32に記憶されているため、処理を行う
ごとにホストコンピュータ2とそれぞれの端末1との間
でデータの送受信を行わなければならず、利用者の多い
ときなどには前記通信回線網3が込み合い、鑑別処理に
要する時間が長くなってしまう。
【0065】そこで、本発明による実施形態2の紙幣鑑
別システムでは、前記端末1の鑑別記憶部21に、取り
扱い可能な紙幣の外形、厚さ等のデータとともに、1種
あるいは少数種類の特に利用頻度が高い紙幣(特定紙
幣)の鑑別アルゴリズムと真偽鑑別用の基準データも予
め記憶しておく。
【0066】取り扱い希望の紙幣として前記特定紙幣を
選択した場合は、前記端末1内で鑑別し、前記特定紙幣
以外を選択した場合は、前記実施形態1と同様に鑑別用
データ等を前記ホストコンピュータ2に送信し、ホスト
コンピュータ2内で鑑別を行う。
【0067】前記端末1の鑑別記憶部21には、前記紙
幣の外形、厚さなどのデータ、及び特定紙幣の鑑別アル
ゴリズムと基準データを予め記憶しておく領域の他に、
挿入された紙幣の鑑別データや鑑別結果を一時記憶して
おく領域も設けられている。
【0068】図11及び図12は、本実施形態2の紙幣
鑑別システムの処理手順を示すフロー図である。以下、
図11及び図12を用いて本実施形態2の紙幣鑑別シス
テムの処理手順を説明する。本実施形態2の紙幣鑑別シ
ステムでは、特定紙幣に日本円の紙幣を例にとり、前記
端末1の鑑別記憶部21には、取り扱い可能な紙幣の外
形、厚さ等のデータとともに、日本円の紙幣の鑑別用ア
ルゴリズム及び鑑別基準データが予め記憶されているも
のとする。
【0069】まず、図11に示した処理手順から始ま
り、利用者は、前記端末1の顧客操作部18に表示され
る、前記図5及び図6に示したような、紙幣選択画面1
8A及び国名指定画面18Bにより、取り扱いを希望す
る紙幣の種類を選択する(ステップ201)。
【0070】次に、前記主制御部11により選択した紙
幣の種類を認識し、前記主記憶部12に記憶されている
データから、選択した紙幣が取り扱い可能であるか判断
し(ステップ202)、取り扱いできない場合はステッ
プ203へ移り、前記図8に示したような不可案内画面
18Dを前記顧客操作部18に表示する。
【0071】選択した紙幣が取り扱い可能であれば、前
記紙幣入出部13に紙幣を挿入する。前記紙幣入出部1
3に紙幣を挿入した後、選択した取り扱い紙幣が前記特
定紙幣の日本円の紙幣であるか判断し(ステップ20
4)、日本円の紙幣である場合は、前記主制御部11か
らの命令を受けた前記搬送機構部14により、挿入され
た紙幣を1枚ずつ搬送していく(ステップ205)。
【0072】前記搬送機構部14により搬送された紙幣
は、前記鑑別制御部20により制御される鑑別センサ部
19で鑑別用データを採取する(ステップ206)。
【0073】前記鑑別用データを採取した後、前記主記
憶部11により、前記鑑別記憶部21に記憶された日本
円の紙幣の鑑別用アルゴリズム及び基準データを用いて
搬送された紙幣の真偽鑑別を行う(ステップ207)。
【0074】前記ステップ207による真偽鑑別の結果
により、搬送された紙幣が日本円の真券であるか判断し
(ステップ208)、真券である場合は、前記搬送機構
部14により第1の紙幣一時スタッカ15Aに搬送、一
時格納する(ステップ209)。
【0075】また、前記ステップ208により、真券で
ないと判断された紙幣は、外形、厚さ等のデータから、
日本円以外の取り扱い可能な外国紙幣のデータのなかに
該当するものがあるか概略的な鑑別を行う(ステップ2
13)。
【0076】前記ステップ213により、日本円の真券
でもなく、取り扱い可能な外国紙幣にも該当しない紙幣
は、前記搬送機構部14により前記リジェクト紙幣スタ
ッカ16へ搬送、一時格納する(ステップ214)。
【0077】また、前記ステップ213により、日本円
の真券ではないが、取り扱い可能な外国紙幣に該当する
紙幣であると判断された場合、前記ステップ206で採
取した鑑別データを前記鑑別記憶部21の指定領域に一
時記憶し(ステップ215)、その紙幣を前記搬送機構
部14により紙幣一時スタッカ2(15B)へ搬送、一
時格納する(ステップ216)。
【0078】前記搬送機構部14により、紙幣を前記第
1の紙幣一時スタッカ15A、前記第2の紙幣一時スタ
ッカ15B、前記リジェクト紙幣スタッカ16のいずれ
かに搬送、一時格納した後、前記紙幣入出部13に挿入
されたすべての紙幣について鑑別を行ったかを確認し
(ステップ210)、鑑別を行っていない紙幣が残って
いれば前記ステップ205に戻り、順次残りの紙幣の鑑
別を行う。
【0079】全紙幣の鑑別が終了していれば、鑑別結果
から挿入された紙幣がすべて日本円の真券であったかを
確認し(ステップ217)、全て真券であった場合は図
12に示すステップ229へ移る(ステップ218)。
【0080】前記鑑別結果により、挿入された紙幣の中
に日本円の真券ではない紙幣が含まれていた場合は、前
記日本円の真券ではない紙幣の中に日本円以外の取り扱
い可能な外国紙幣があるか、すなわち前記第2の紙幣一
時スタッカ15Bに格納された紙幣があるかを確認し、
なければ図12のステップ229へ移る(ステップ21
8)。
【0081】また、前記ステップ219により、前記日
本円の真券ではないが日本円以外の取り扱い可能な外国
紙幣が含まれている場合、すなわち前記第2の紙幣一時
スタッカ15Bに一時格納されている紙幣がある、すな
わち前記第2の紙幣一時スタッカ15Bに格納されてい
る紙幣がある場合は、前記ステップ215で前記鑑別記
憶部21の指定領域に一時記憶(保管)した鑑別データ
及びその紙幣の種類情報を通信回線網3を介してホスト
コンピュータ2へ送信する(ステップ220)。
【0082】一方、利用者が選択した紙幣が前記ステッ
プ204で日本円の紙幣でない場合は、前記実施形態1
と同様に、前記紙幣入出部13に挿入された紙幣を1枚
ずつ、前記搬送機構部14により搬送(ステップ21
1)し、前記搬送機構部14の途中に設けられた鑑別セ
ンサ部19により、鑑別データを採取した後(ステップ
212)、前記ステップ213で外形、厚さなどの概略
的な判定をし、選択された外国紙幣に当てはまる紙幣
は、前記ステップ215で鑑別データを前記鑑別記憶部
21の指定領域に一時記憶(保管)し、前記ステップ2
16でその紙幣を前記搬送機構部14により、第2の紙
幣一時スタッカ15Bに搬送して一時格納し、当てはま
らないものは前記ステップ214でその紙幣を前記搬送
機構部14によりリジェクト紙幣スタッカ16へ搬送し
て一時格納する。
【0083】その後、前記ステップ210により、挿入
された全ての紙幣の鑑別データを採取したかを確認し、
鑑別データを採取していない紙幣が残っていれば、前記
ステップ205に戻り、前記紙幣入出部13に残ってい
る紙幣の鑑別データを順次採取し、全て終了していれ
ば、前記ステップ217、ステップ219を経て、前記
ステップ215で前記鑑別記憶部21の指定領域に一時
記憶(保管)した鑑別データ、及び紙幣の種類情報をホ
ストコンピュータ2に送信する(ステップ220)。
【0084】もし、前記鑑別記憶部21の指定領域に一
時記憶(保管)される鑑別データがない、すなわち挿入
された全ての紙幣が前記リジェクト紙幣スタッカ16に
一時格納された場合は、図12のステップ229へ移る
(ステップ218)。
【0085】以上で図11に示した処理は終了し、続け
て図12に示した処理が行われる。前記図11に示した
処理手順に従い、利用者が、日本円を選択したか、ある
いはそれ以外の紙幣を選択したかによらず、前記ステッ
プ215において、前記鑑別記憶部21の指定領域に鑑
別データが一時記憶(保管)され、前記ステップ216
で前記搬送機構部14により、前記第2の紙幣一時スタ
ッカ15Bに搬送して一時格納された紙幣がある場合
は、前記ステップ220において、前記保管された鑑別
データ及び紙幣の種類情報を、前記端末1の回線制御部
22から通信回線網3を介してホストコンピュータ2へ
送信する。
【0086】前記ステップ220により鑑別用データ及
び紙幣の種類情報を送信した後、前記端末1はホストコ
ンピュータ2での鑑別結果待ちの状態になり、前記顧客
操作部18の画面上に鑑別中の案内表示する(ステップ
221)。
【0087】前記端末1から、通信回線網3を介して送
られてきた鑑別用データ及び紙幣の種類情報はホストコ
ンピュータ2の回線制御部33で受信(ステップ22
2)され、ホストコンピュータ2の主制御部31におい
て、受信した紙幣の種類情報を基にホストコンピュータ
2の主記憶部32に記憶された種々の鑑別アルゴリズム
及び基準データの中から該当するものを読み出し、鑑別
用データの鑑別を行う(ステップ223)。
【0088】前記ステップ223による鑑別が終了した
ら、鑑別結果を再び通信回線網3を介して前記端末1に
返送する(ステップ224)。
【0089】前記ホストコンピュータ2からの鑑別結果
を受信(ステップ225)したら、受信した鑑別結果を
前記鑑別記憶部21の指定領域に一時記憶し、その鑑別
結果を基に、前記第2の紙幣一時スタッカ15Bに格納
された紙幣が全て真券であったか確認する(ステップ2
26)。
【0090】前記ステップ226で全て真券であったと
判定された場合、前記搬送機構部14により第2の紙幣
一時スタッカ15Bに格納された紙幣を前記第1の紙幣
一時スタッカ15Aへ搬送して一時格納する(ステップ
227)。ここで、利用者が選択した紙幣が特定紙幣の
日本円紙幣であった場合、前記第1の紙幣一時スタッカ
15Aには、前記ステップ208で日本円の真券と鑑別
された紙幣と、日本円の真券ではないが前記ホストコン
ピュータ2により日本円以外の取り扱い可能な外国紙幣
の真券と鑑別された紙幣が混ざって格納されることにな
る。
【0091】また、前記ステップ226で真券でないも
のが含まれていたと判定された場合は、前記搬送機構部
14により前記第2の紙幣一時スタッカ15Bに格納さ
れている紙幣を前記リジェクト紙幣スタッカ16に搬送
し、一時格納する(ステップ228)。
【0092】前記ステップ227あるいはステップ22
8により、挿入された全ての紙幣が前記第1の紙幣一時
スタッカ15A、リジェクト紙幣スタッカ16のいずれ
かに格納された後、前記リジェクト紙幣スタッカ16に
格納された紙幣の返却(ステップ229)、及び第1の
紙幣一時スタッカ15Aに格納された紙幣の格納(ステ
ップ230)を行う。
【0093】まず、取り扱い希望紙幣として特定紙幣の
日本円を選択し、全て真券であり、前記図11のステッ
プ218からステップ229へ移ってきた場合は、挿入
された紙幣全てが前記第1の紙幣一時スタッカ15Aに
格納され、前記リジェクト紙幣スタッカ16に格納され
ている紙幣はないので、前記ステップ229をとばし
て、前記ステップ230において、前記顧客操作部18
に入金の確認案内画面を表示し、前記鑑別記憶部21に
一時記憶(保管)されている鑑別結果に基づき、前記端
末1の主制御部11により前記搬送機構部14の動作を
制御し、前記第1の紙幣一時スタッカ15Aに格納され
ている真券を金額別に振り分けて紙幣格納部17に格納
する。
【0094】また、取り扱い希望紙幣として特定紙幣の
日本円を選択したが、挿入した紙幣の中に、日本円の真
券でない紙幣で、かつ日本円以外の取り扱い可能な外国
紙幣にも該当しない紙幣があり、前記図11のステップ
218から前記ステップ229へ移ってきた場合、前記
リジェクト紙幣スタッカ16に格納された紙幣は取り扱
い不可の紙幣であるため、前記ステップ229で、前記
顧客操作部18に取り扱い不可の確認案内画面を表示
し、前記搬送機構部14により前記紙幣入出部13に返
却した後、前記ステップ230で、前記顧客操作部18
に入金の案内確認画面を表示し、前記搬送機構部14に
より前記第1の紙幣一時スタッカ15Aに格納された日
本円の真券を金額別に振り分けながら前記紙幣格納部1
7に格納する。
【0095】次に、取り扱い希望紙幣として特定紙幣の
日本円を選択したが、挿入した紙幣の中に、日本円以外
の取り扱い可能な外国紙幣の真券が混ざっていた場合、
前記ステップ229で、前記顧客操作部18に取り扱い
不可の案内画面を表示し、前記搬送機構部14により前
記リジェクト紙幣スタッカ16に格納されている紙幣を
前記紙幣入出部13に返却した後、前記ステップ230
で、前記顧客操作部18に挿入した紙幣の中に含まれて
いた日本円以外の取り扱い可能な外国紙幣も取り扱うか
の選択案内画面を表示し、利用者が前記外国紙幣も同時
に扱うと選択した場合は、前記搬送機構部14により前
記第1の紙幣一時スタッカ15Aに格納されている日本
円の真券及び外国紙幣の真券をその種類毎に振り分けな
がら前記紙幣格納部17に格納する。
【0096】また、前記ステップ230で、利用者が前
記外国紙幣は取り扱わないと選択した場合は、前記搬送
機構部14により前記第1の紙幣一時スタッカ15Aに
格納されている日本円の紙幣及び外国紙幣を種類別に振
り分けながら、日本円の紙幣は前記紙幣格納部17に格
納し、前記外国紙幣は前記紙幣入出部13に返却し、前
記顧客操作部18に日本円の紙幣の入金及び外国紙幣の
返却の確認案内画面を表示する。
【0097】また、取り扱い希望紙幣として日本円以外
の外国紙幣を選択した場合は、前記実施形態1のときと
同様で、前記ステップ229で、前記顧客操作部18に
取り扱い不可の案内画面を表示し、前記搬送機構部14
により前記リジェクト紙幣スタッカ16に格納されてい
る紙幣を返却した後、前記顧客操作部18に入金の確認
案内画面を表示し、前記搬送機構部14により前記第1
の紙幣一時スタッカ15Aに格納された紙幣を種類毎に
振り分けながら前記紙幣格納部17に格納する。
【0098】最後に、取り扱い希望紙幣として特定紙幣
以外の外国紙幣を選択したが、選択ミスなどにより、前
記ステップ213での概略的な判定で、挿入された紙幣
がすべて前記リジェクト紙幣スタッカ16に格納され、
前記図11のステップ218からステップ229へ移っ
てきた場合は、前記顧客操作部18に取り扱い不可の確
認案内画面を表示し、前記リジェクト紙幣スタッカ16
に格納されているすべての紙幣を返却する。
【0099】以上説明したように、本実施形態2によれ
ば、端末1の記憶部に、1種あるいは少数種類の特に利
用頻度の高い紙幣等の鑑別アルゴリズム及び鑑別用の基
準データを記憶しておき、利用者が特定の紙幣を選択し
た場合は、前記紙幣鑑別用端末装置の中で鑑別処理を行
い、特定紙幣以外を選択した場合、あるいは特定紙幣を
選択したが特定紙幣以外の種類の紙幣が混ざっていた場
合などは、鑑別データをホストコンピュータ2へ送信
し、紙幣の鑑別をホストコンピュータ2で行い、鑑別結
果を再び前記端末1に戻すことにより、利用者が多く通
信回線網3が込み合っている場合でも、利用頻度が高い
紙幣は前記端末1内で鑑別でき、処理時間が長くなるこ
とを防げる。
【0100】また、大部分の紙幣の鑑別アルゴリズム及
び真偽判定の基準データはホストコンピュータ2に記
憶、一括管理されており、複数台の前記端末1内に記憶
されている特定紙幣の鑑別アルゴリズム及び基準データ
も前記ホストコンピュータ2により一括管理されている
ので、鑑別アルゴリズム及び基準データの変更、追加等
のメンテナンスが容易になる。
【0101】また、通信回線網3により接続された複数
台の端末1の主記憶部12に記憶された制御プログラム
及び概略的な判定に用いるデータの変更、追加等を、前
記ホストコンピュータ2により管理できるので、前記端
末1の管理を容易に行うことができる。
【0102】また、前記鑑別アルゴリズム及び基準デー
タをホストコンピュータ2に記憶し、一括管理すること
で、鑑別アルゴリズム及び基準データへのアクセスの制
限を行えるため、紙幣偽造等の悪用防止が可能になる。
【0103】図13は、前記実施形態2の変形例を示す
フロー図である。前記実施形態2でも、利用者が、前記
顧客操作部18により取り扱いを希望する紙幣の種類を
選択するようになっていたが、これに限らず、図13に
示したように、前記搬送機構部14により前記紙幣入出
部13に挿入された紙幣を1枚ずつ前記端末1内に搬送
し(ステップ231)、前記鑑別センサ部19におい
て、搬送された紙幣の鑑別データを採取した後(ステッ
プ232)、まず、前記端末1内で採取した鑑別データ
に基づき、挿入された紙幣が特定紙幣の日本円であるか
自動的に判定し(ステップ233)、日本円であると判
定された場合は、前記ステップ207で日本円の真券か
鑑別し、その後は前記図11に示した手順で処理を進
め、前記ステップ233で日本円と鑑別されなかった場
合は、前記図11のステップ213へ移り処理を進めて
いくようにすると、取り扱いを希望紙幣の種類(国名)
が日本円(特定紙幣)以外で、かつ複数種類ある場合
に、1種類ずつ選択しながら操作を繰り返す必要がな
く、一度に処理ができるので処理効率が向上する。
【0104】(実施形態3)前記実施形態1及び2で
は、前記端末1において、採取した紙幣の鑑別データ及
び紙幣の種類情報を通信回線網3を介してホストコンピ
ュータ2に送信し、前記ホストコンピュータ2で真偽鑑
別を行ったが、本実施形態3では、前記ホストコンピュ
ータ2には紙幣の種類情報のみを送信し、前記ホストコ
ンピュータ2に記憶されている複数の鑑別アルゴリズム
及び鑑別用の基準データの中から該当する紙幣の鑑別ア
ルゴリズム及び基準データを受信し、前記端末1内で鑑
別処理を行う。
【0105】図14は、本発明による実施形態3の紙幣
鑑別システムの処理手順を示すフロー図である。本実施
形態3の紙幣鑑別システムでは、前記端末1内の鑑別記
憶部21に予め記憶されているデータはなく、利用者の
選択内容に応じた鑑別プログラム及び基準データや、紙
幣の鑑別データ、鑑別結果等を一時記憶するようになっ
ている。以下、図14を用いて本実施形態3の紙幣鑑別
システムの紙幣鑑別方法を説明する。
【0106】まず、利用者は、前記実施形態1及び2と
同様に、前記顧客操作部18に表示された紙幣選択画面
18A、国名指定画面18B等により取り扱い希望の紙
幣の種類を選択し(ステップ301)、選択された紙幣
が取り扱い可能であるか判定し(ステップ302)、取
り扱い不可であれば前記顧客操作部18に不可案内画面
18Dを表示する(ステップ303)。
【0107】前記ステップ302で取り扱いが可能と判
定された場合は、利用者が選択した紙幣の種類情報を、
前記端末1の回線制御部22より通信回線網3を介して
前記ホストコンピュータ2に送信し、選択された紙幣の
鑑別アルゴリズム及び基準データの送信要求をする(ス
テップ304)。
【0108】前記ステップ304により鑑別アルゴリズ
ム及び基準データの送信要求をした後、前記端末1は要
求した鑑別アルゴリズム及び基準データの送信待ちにな
り、前記顧客操作部18に案内画面を表示する(ステッ
プ305)。
【0109】前記ステップ304で送信された紙幣の種
類情報は、前記ホストコンピュータ2の回線制御部33
で受信され(ステップ306)、ホストコンピュータ主
制御部31により受信された紙幣情報に該当する紙幣の
鑑別アルゴリズム及び基準データを前記ホストコンピュ
ータ2の主記憶部32の中から検索する(ステップ30
7)。
【0110】前記ステップ307で検索し、読み出され
た鑑別アルゴリズム及び基準データは、前記回線制御部
33から通信回線網3を介して前記端末1に送信する
(ステップ308)。
【0111】前記ホストコンピュータ2より前記端末1
の回線制御部22に送信された鑑別用アルゴリズム及び
基準データは前記端末1の主制御部11により前記鑑別
記憶部21の指定領域に一時記憶される(ステップ30
9)。
【0112】次に、前記顧客操作部18に案内画面を表
示し、利用者が前記紙幣入出部13に紙幣を挿入する
と、前記搬送機構部14により挿入された紙幣を1枚ず
つ搬送する(ステップ310)。
【0113】前記搬送機構部14の途中に設けられた、
前記鑑別制御部20により制御される鑑別センサ部19
により前記搬送された紙幣の鑑別データを採取し(ステ
ップ311)、前記鑑別記憶部21に一時記憶された鑑
別アルゴリズム及び基準データを用いて前記搬送された
紙幣の真偽鑑別を行う(ステップ312)。
【0114】前記ステップ312での鑑別結果に基づ
き、前記搬送された紙幣が真券であるかを判定し(ステ
ップ313)、真券であれば前記搬送機構部14により
第1の紙幣一時媒体スタッカ15Aに搬送、一時格納し
(ステップ314)、真券でなければリジェクト紙幣ス
タッカ16に搬送、一時格納する(ステップ315)。
【0115】また、この時、真券と鑑別された紙幣の鑑
別結果は、順次前記鑑別記憶部21の指定領域に一時記
憶される。
【0116】前記搬送された紙幣についての真偽鑑別が
終了したら、前記紙幣入出部13に挿入されたすべての
紙幣の真偽鑑別が終了したか確認し(ステップ31
6)、鑑別を行っていない紙幣が残っていれば前記ステ
ップ310に戻り残りの紙幣の真偽鑑別を順次行う。
【0117】前記紙幣入出部13に挿入された全ての紙
幣の真偽鑑別が終了していれば、前記顧客操作部18に
返却の確認案内画面を表示し、前記搬送機構部14によ
り前記リジェクト紙幣スタッカ16に格納された紙幣を
前記紙幣入出部13に返却した後(ステップ317)、
前記顧客操作部18に入金の確認案内画面を表示し、前
記鑑別記憶部21の指定領域に一時記憶された鑑別結果
に基づき、前記主制御部11により前記搬送機構部14
の動作を制御し、前記第1の紙幣一時スタッカ15Aに
格納された紙幣を種類別に振り分けながら前記紙幣格納
部17に格納する。
【0118】また、すべての処理が終了した後、前記鑑
別記憶部21のそれぞれの指定領域に一時記憶されてい
る鑑別アルゴリズム及び基準データ、鑑別データ、鑑別
結果は消去される。
【0119】以上説明したように、本実施形態3によれ
ば、利用者が選択した紙幣の種類情報を、前記通信回線
網3を利用して、様々な紙幣の鑑別アルゴリズム及び鑑
別用の基準データを前記ホストコンピュータ2へ送信
し、前記ホストコンピュータ2から、選択した紙幣の鑑
別用アルゴリズム及び基準データを前記端末1に送信す
ることにより、前記端末1内の記憶部には、利用者が選
択した紙幣の鑑別アルゴリズムのみを記憶しておけばよ
いので、多種の鑑別アルゴリズムを記憶するための大容
量の記憶部を必要とせず端末1の大型化を防ぐことがで
きる。
【0120】また、紙幣の鑑別アルゴリズム及び真偽判
定の基準データは前記ホストコンピュータ2に記憶し、
一括管理されているため、鑑別アルゴリズム及び基準デ
ータの変更、追加等のメンテナンスが容易になる。
【0121】また、通信回線網3により接続された複数
台の端末1の主記憶部12に記憶された制御プログラム
を前記ホストコンピュータ2により管理できるので、前
記端末1の管理を容易に行うことができる。
【0122】また、前記鑑別アルゴリズム及び基準デー
タを前記ホストコンピュータ2に記憶し、一括管理する
ことで、鑑別アルゴリズム及び基準データへのアクセス
の制限を行えるため、紙幣偽造等の悪用防止が可能にな
る。
【0123】また、前記実施形態3では、利用者が、前
記顧客操作部18により取り扱いを希望する紙幣の種類
を選択するようになっていたが、これに限らず、前記図
14に示したステップ301からステップ303までの
処理を省略し、前記ステップ310及び311の処理を
先に行い、前記端末1内で採取した鑑別データに基づき
前記端末1の主制御部11により挿入された紙幣の種類
を自動的に判断し、前記顧客操作部18に挿入された紙
幣の種類情報を表示して利用者に確認させた後、前記ス
テップ304で必要な鑑別用アルゴリズム及び基準デー
タの送信要求をするようにすると、取り扱いを希望する
紙幣の種類(国名)が複数ある場合に、1種類ずつ選択
しながら操作を繰り返す必要がなく、一度に処理ができ
るので処理効率が向上する。
【0124】なお、挿入された紙幣の種類を前記端末1
で自動的に判別する場合、前記ステップ318では、前
記搬送機構部14により前記第1の紙幣一時スタッカ1
5Aに格納された紙幣を前記紙幣格納部17に格納する
前に、前記顧客操作部18に選択案内画面を表示して、
利用者が取り扱いを希望した紙幣のみを前記紙幣格納部
17に格納し、取り扱いを希望しない紙幣は前記紙幣入
出部13に返却する。
【0125】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 (1)媒体鑑別システム用端末装置と通信回線網を利用
して接続されたホストコンピュータに、多種の媒体の鑑
別用アルゴリズム及び鑑別用の基準データを記憶ておく
ことにより、前記媒体鑑別システム用端末装置内に、多
種の前記鑑別用アルゴリズム及び基準データを記憶する
大容量の記憶部を設けることなく、多種の媒体の鑑別が
行えるので、媒体鑑別システムの大型化を防げる。
【0126】(2)媒体の鑑別アルゴリズム及び真偽判
定の基準データはホストコンピュータに記憶、一括管理
されているので、鑑別用アルゴリズム及び基準データの
変更、追加等のメンテナンスが容易になる。
【0127】(3)通信回線網により接続された複数台
の媒体鑑別システム用端末装置の主記憶部に記憶された
制御プログラム、及び鑑別記憶部に記憶されている媒体
の概略的な鑑別を行うためのデータを前記ホストコンピ
ュータにより管理できるので、前記媒体鑑別システム用
端末装置の管理を容易に行うことができる。
【0128】(4)前記媒体鑑別アルゴリズム及び基準
データをホストコンピュータに記憶し、一括管理するこ
とで、媒体鑑別アルゴリズム及び基準データへのアクセ
スの制限を行えるため、媒体偽造等の悪用防止が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態1の紙幣鑑別システムの
概略構成を示す模式図である。
【図2】本実施形態1の紙幣鑑別システムの機能構成を
示すブロック図である。
【図3】本実施形態1の端末の紙幣情報の流れを示す模
式図である。
【図4】本実施形態1の紙幣鑑別システムの処理手順を
示すフロー図である。
【図5】本実施形態1の顧客操作部の案内表示例を示す
図である。
【図6】本実施形態1の顧客操作部の案内表示例を示す
図である。
【図7】本実施形態1の顧客操作部の案内表示例を示す
図である。
【図8】本実施形態1の顧客操作部の案内表示例を示す
図である。
【図9】本実施形態1の顧客操作部の案内表示例を示す
図である。
【図10】本実施形態1の顧客操作部の案内表示例を示
す図である。
【図11】本発明による実施形態2の紙幣鑑別システム
の処理手順を示すフロー図である。
【図12】本実施形態2の紙幣鑑別システムの処理手順
を示すフロー図である。
【図13】本実施形態2の処理手順の変形例を示すフロ
ー図である。
【図14】本発明による実施形態3の紙幣鑑別システム
の処理手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…紙幣鑑別システム用端末装置、2…ホストコンピュ
ータ、3…通信回線網、11…主制御部、12…主記憶
部、13…紙幣入出部、14…搬送機構部、15A…第
1の紙幣一時スタッカ、15B…第2の紙幣一時スタッ
カ、16…リジェクト紙幣スタッカ、17…紙幣格納
部、18…顧客操作部、19…鑑別センサ部、20…鑑
別制御部、21…鑑別記憶部、22…回線制御部、31
…ホストコンピュータ主制御部、32…主記憶部、33
…回線制御部、18A…紙幣選択画面、18B…国名指
定画面、18C…選択確認画面、18D…不可案内画
面、18E…紙幣確認画面、18F…返却案内画面、4
1…選択項目、42…その他の項目、43…50音キ
ー、44…入力表示部、45…決定キー、46A,46
B…選択キー。
フロントページの続き (72)発明者 田崎 俊彦 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 3E041 AA02 AA03 BB01 BB07 CB10 5B055 BB03 BB19 EE01 EE12 GG01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り扱い媒体の真偽判定用情報の採取を
    行う採取手段を有する端末装置と、該端末装置から転送
    された採取情報の真偽判定を行うホストコンピュータ
    と、前記端末装置の前記取り扱い媒体の真偽判定用情報
    を前記ホストコンピュータに転送する通信回線が備えら
    れた媒体鑑別システムにおいて、前記端末装置に前記取
    り扱い媒体の概略真偽の判定を行う概略真偽判定手段が
    備えられ、前記ホストコンピュータに前記取り扱い媒体
    の詳細真偽の判定を行う詳細真偽判定手段が備えられて
    いることを特徴とする媒体鑑別システム。
  2. 【請求項2】 取り扱い媒体の真偽判定用情報の採取を
    行う採取手段を有する端末装置と、該端末装置から転送
    された採取情報の真偽判定を行うホストコンピュータ
    と、前記端末装置の前記取り扱い媒体の真偽判定用情報
    を前記ホストコンピュータに転送する通信回線が備えら
    れた媒体鑑別システムにおいて、前記端末装置に特定の
    取り扱い媒体のみの真偽判定を行う第1の真偽判定手段
    が備えられ、その他の取り扱い媒体の採取情報は前記ホ
    ストコンピュータに転送され、前記ホストコンピュータ
    が前記その他の取り扱い媒体の真偽判定を行う第2の真
    偽判定手段が、前記ホストコンピュータに備えられてい
    ることを特徴とする媒体鑑別システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載される媒体鑑別シ
    ステムにおいて、前記ホストコンピュータにより管理さ
    れている媒体鑑別アルゴリズムを利用時に前記端末装置
    に転送される手段が前記ホストコンピュータに備えら
    れ、様々な媒体の真偽判定が可能であることを特徴とす
    る媒体鑑別システム。
  4. 【請求項4】 投入された取り扱い媒体の真偽判定用情
    報の採取を行う媒体情報取得手段と、該取り扱い媒体の
    概略真偽判定を行う概略真偽判定手段と、該概略真偽判
    定で取引が実行できないと判断した場合、当該取り扱い
    媒体についての詳細真偽の判定を行うホストコンピュー
    タに対し、前記真偽判定用情報を送信すると共に、前記
    ホストコンピュータから判定結果を受信し、当該取り扱
    い媒体についての取引を実行する制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 投入された取り扱い媒体の真偽判定用情
    報の採取を行う媒体情報取得手段と、該媒体情報取得手
    段により取得された情報を取り込み、該情報による判定
    の結果から取り扱い媒体を真正なものと判断したとき、
    当該取り扱い媒体についての取引処理を実行し、真正で
    ないと判断したとき、当該取り扱い媒体を利用者に返却
    する取引処理を行う制御処理手段とを備えた自動取引装
    置において、前記制御処理手段は、前記情報が自己の当
    該制御処理手段で判定が可能かどうかを判断し、自己の
    処理が不可能な場合には、当該取り扱い媒体についての
    鑑定が可能なホストコンピュータに対し、前記情報を該
    ホストコンピュータに送信すると共に、当該ホストコン
    ピュータから判定結果を受信し、当該取り扱い媒体につ
    いての取引を実行する制御手段とを備えたことを特徴と
    する自動取引装置。
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