JP2000347078A - 下水管路内敷設光ファイバーケーブル分岐部の構造 - Google Patents

下水管路内敷設光ファイバーケーブル分岐部の構造

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JP2000347078A
JP2000347078A JP11159673A JP15967399A JP2000347078A JP 2000347078 A JP2000347078 A JP 2000347078A JP 11159673 A JP11159673 A JP 11159673A JP 15967399 A JP15967399 A JP 15967399A JP 2000347078 A JP2000347078 A JP 2000347078A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber cable
pipe line
sewage pipe
branch box
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JP11159673A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tahara
正弘 太原
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水管路内と気密に遮断された分岐管路が設
けられた、配線工事、点検、維持管理等が安全且つ快適
に実施し得る下水管路内敷設光ファイバーケーブル分岐
部の構造を提供する。 【解決手段】 下水管路用マンホール側壁面に設けられ
た第一分岐ボックス内に、下水管路内に敷設された光フ
ァイバーケーブルを下水管路内と気密に遮断して誘導
し、更に、上記第一分岐ボックスから光ファイバーケー
ブル保護管でマンホール外に延長して設けられた第二分
岐ボックスに光ファイバーケーブルを延長し、該第二分
岐ボックス内において、光ファイバーケーブルを分岐し
てなることを特徴とする下水管路内敷設光ファイバーケ
ーブル分岐部の構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管路内敷設光
ファイバーケーブル分岐部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】情報伝送の媒体として光を用いる光通信
技術が誕生し、大容量の情報の超高速光通信や長距離無
中継通信を可能にする等の優れた機能が期待されてい
る。しかしながら、これらの通信網を既存都市内に構築
するには、在来の電信・電話、電気、ガス、水道等のユ
ーティリティラインと輻湊し、敷設場所を新規に設ける
ことは難しいものであったが、そこで見出されたのが平
時、大空間を有し、各家庭にまでネットワークが構築さ
れている下水管路内であった。
【0003】しかしながら、光ファイバーケーブルを敷
設すべき下水管路は、下水管路の点検、維持管理にのみ
対応する構造となっており、一部改修されているとはい
え、光ファイバーケーブルを敷設し、その点検、維持管
理をするためには、足場の悪さ、悪臭、大雨等の気象条
件によっては下水流量の変化も大きく、作業性や作業環
境が極めて悪いものである。
【0004】光通信技術の普及によって、各家庭への光
ファイバーケーブルネットワークが構築される段階で
は、現状の下水管路そのままでは、光ファイバーケーブ
ルの分岐配線工事をするにしても、分岐配線された光フ
ァイバーケーブルネットワークの点検、維持管理をする
にしても光ファイバーケーブルラインとして利用するこ
とは上述する理由から極めて難しい問題点を提起するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑みなされたものであって、その目的とするところは、
下水管路内と気密に遮断された分岐管路が設けられた、
配線工事、点検、維持管理等が安全且つ快適に実施し得
る下水管路内敷設光ファイバーケーブル分岐部の構造を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の下水管路内敷設
光ファイバーケーブル分岐部の構造は、下水管路用マン
ホール側壁面に設けられた第一分岐ボックスに、下水管
路内に敷設された光ファイバーケーブルを下水管路内と
気密に遮断して誘導し、更に、上記第一分岐ボックスか
ら光ファイバーケーブル保護管でマンホール外に延長し
て設けられた第二分岐ボックスに光ファイバーケーブル
を延長し、該第二分岐ボックス内において、光ファイバ
ーケーブルを分岐してなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0008】本発明の下水管路内敷設光ファイバーケー
ブル分岐部の構造は、図1に示されるように、下水管1
路内上壁面に固定されて配線されている光ファイバーケ
ーブル2を、需要家である各家庭や企業、各種団体等に
分岐するに際して、既設の下水管路用マンホール3を利
用し、必要な設備を付設してなるものである。尚、31
は、上記下水管路用マンホール3の点検口に設けられた
鉄製の蓋であり、図1左下の矢印は下水の存在とその流
下方向を示すものである。
【0009】上記第一分岐ボックス4は、下水管路用マ
ンホール3側壁面を外壁とする分岐ボックスであるが、
これに限定されるものではなく、その他、下水管路用マ
ンホール3側壁面を内壁とする分岐ボックスであっても
よく、既成の分岐ボックスをマンホール側壁面に取り付
けた構造であってもよい。上記第一分岐ボックス4の設
置位置は、下水管路用マンホール3側壁の上方であるこ
とが、配線作業や以降の点検、保守管理の容易さ等の点
で好ましい。かかる観点から、第一分岐ボックス4の設
置位置は、下水管路用マンホール3側壁の上方斜壁もし
くは直壁に設けられる。
【0010】第一分岐ボックス4には、誘導される光フ
ァイバーケーブル2の下水管路用マンホール3内側の誘
導入口41と下水管路用マンホール外側の誘導出口42
を有し、光ファイバーケーブル2を挿通した後、少なく
とも誘導入口41における光ファイバーケーブル2との
隙間は、気密に遮断され、下水管路の悪臭等が第一分岐
ボックス4以降の光ファイバーケーブル保護管5管路に
流入することが防止されている。又、第一分岐ボックス
4内に、光ファイバーケーブル2の分岐のための設備が
設けられていてもよく、分岐配線工事以降の点検、保守
管理が可能な作業スペースが確保されている。
【0011】上記誘導入口41における気密遮断の手段
は、特に限定されるものではなく、例えば、シリコーン
シーラント等のコーキング材43を上記隙間に充填する
方法等が挙げられる。又、誘導出口42における光ファ
イバーケーブルとの隙間にも、同様の気密遮断の手段が
講ぜられ、第一分岐ボックス4内には、防臭剤や防湿剤
等が用いられてもよい。
【0012】上記第二分岐ボックス6は、上記第一分岐
ボックス4が設けられている下水管路用マンホール3の
外方に光ファイバーケーブル保護管5で延長して設けら
れるものである。通常、下水管1路は、公共道路下に埋
設されるものであるので、第一分岐ボックス4は、概ね
公共道路の車道A下にあり、前述する悪臭や足場の悪さ
の他、道路上を走行する車両等によって、下水管1路内
にマンホール3から出入りするだけでも大変危険や困難
を伴い、その作業の都度、車両などの通行を制限して行
われる。よって、第二分岐ボックス6の設置位置は、特
に限定されるものではないが、例えば、上記道路Aに平
行する歩道Bや、官民境界の民有地側の配線作業、点
検、保守管理等が安全に実施し得る場所が選定される。
【0013】第二分岐ボックス6の構造は、光ファイバ
ーケーブル2の分岐すべき需要家数に対応して光ファイ
バーケーブル2を確実に分岐用部材で分岐して装備され
得るものであれば特に限定されるものではなく、例え
ば、既存の分岐ボックスから適宜選択使用できる。
【0014】第二分岐ボックス6の設置位置は、交通そ
の他の公益権を阻害するものでなければ特に限定される
ものではなく、例えば、図1に示されるように、マンホ
ール7を設け、地中に埋設して設けられた点検口タイプ
のものであってもよく、地上に露出して設けられてもよ
く、台上に載置固定されたものであってもよく、更に、
ポール上に懸架して設けられたものであってもよい。
尚、図中、71は、マンホール7の点検口に設けられた
鉄製の蓋であり、72、73及び74は、各々、上記第
二分岐ボックス6の光ファイバーケーブル2の分岐に対
応するマンホール7より分岐する光ファイバーケーブル
保護管である。
【0015】いずれの場合にあっても、第二分岐ボック
ス6は、分岐を含む配線作業や点検、保守管理が容易に
なし得る作業スペースが確保されるように、高さ、深さ
及び幅等の分岐ボックスの大きさが設定されている。上
記点検口タイプの場合、マンホールの深さは、60cm
以内が好適に用いられる。
【0016】第一分岐ボックス4、第二分岐ボックス6
及びこれらの間の光ファイバーケーブル保護管5は、光
ファイバーケーブル2が敷設されている下水管1路同
様、外部からの雨水等が浸入しない水密構造とすること
が好ましい。上記光ファイバーケーブル保護管5は、防
食性に優れたものであてば特に限定されるものではない
が、例えば、塩化ビニル樹脂管やポリエチレン管等の合
成樹脂管、塗装鋼管、塩化ビニル樹脂被覆鋼管等の金属
管、コンクリート系管、陶管又はこれらの複合管等が挙
げられる。
【0017】上記光ファイバーケーブル保護管5の口径
は、分岐すべき需要家数に対応して設定されるものであ
って、特に限定されるものではないが、下水管路用マン
ホール3の設置間隔からすれば、内径50mm程度のも
のが好適に用いられる。
【0018】
【発明の効果】本発明の下水管路内敷設光ファイバーケ
ーブル分岐部の構造は、上述のように構成され、下水管
路内の環境と遮断され、これより延長された場所に分岐
ボックスを設置してなるものであるので、配線工事、点
検、維持管理等の為に一々、交通規制をする煩わしさも
なく、その作業も安全且つ快適に実施し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下水管路内敷設光ファイバーケーブル
分岐部の構造の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 下水管 2 光ファイバーケーブル 3 下水管路用マンホール 31 下水管路用マンホールの蓋 4 第一分岐ボックス 41 誘導入口 42 誘導出口 43 コーキング材 5、72、73、74 光ファイバーケーブル保護管 6 第二分岐ボックス 7 第二分岐ボックス用マンホール 71 第二分岐ボックス用マンホールの蓋 A 車道 B 歩道

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水管路用マンホール側壁面に設けられ
    た第一分岐ボックス内に、下水管路内に敷設された光フ
    ァイバーケーブルを下水管路内と気密に遮断して誘導
    し、更に、上記第一分岐ボックスから光ファイバーケー
    ブル保護管でマンホール外に延長して設けられた第二分
    岐ボックスに光ファイバーケーブルを延長し、該第二分
    岐ボックス内において、光ファイバーケーブルを分岐し
    てなることを特徴とする下水管路内敷設光ファイバーケ
    ーブル分岐部の構造。
JP11159673A 1999-06-07 1999-06-07 下水管路内敷設光ファイバーケーブル分岐部の構造 Pending JP2000347078A (ja)

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